JP2003046408A - 複合高周波部品及び移動体通信装置 - Google Patents

複合高周波部品及び移動体通信装置

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JP2003046408A
JP2003046408A JP2001234977A JP2001234977A JP2003046408A JP 2003046408 A JP2003046408 A JP 2003046408A JP 2001234977 A JP2001234977 A JP 2001234977A JP 2001234977 A JP2001234977 A JP 2001234977A JP 2003046408 A JP2003046408 A JP 2003046408A
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reception
section
high frequency
circuit
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JP2001234977A
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Onori Kato
大典 加藤
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Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイオードなどの能動スイッチ部品の数を少
なくした高周波回路及び複合高周波部品を提供すること 【解決手段】 高周波回路9が形成され、GSMとDC
Sに対応する複合高周波部品1は、高周波スイッチ部1
0と第1,第2ダイプレクサ部20,30とを備える。
高周波スイッチ部10は、2つのダイオード12,15
を、第1,第2制御端子VC1,VC2でオンオフさせ
て、送信と受信を切り替える。複合高周波部品1では、
第1,第2ダイオード12,15は、セラミック多層基
板2の主面2B上に搭載され、高周波スイッチ部10及
び第1,第2ダイプレクサ部20,30は一体に構成さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体通信システ
ムなどの通信装置に用いる高周波回路、これを1つの部
品で実現した複合高周波部品、及びそれを用いた移動体
通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、移動体通信装置として、複数の高
周波帯域、例えば1.8GHz帯を使用したDCS(Dig
ital Cellular System)と900MHz帯を使用したG
SM(Global System for Mobile communications)の2
つの通信システムで動作が可能なデュアルバンド携帯電
話器が知られている。さらには、例えばPCS(Persona
lCommunication Services)など、他の通信システムも加
え、3つの通信システムで動作が可能なトリプルバンド
携帯電話器も提案されている。
【0003】このような携帯電話器、例えばデュアルバ
ンド携帯電話器では、共用するアンテナANTと送信信
号用あるいは受信信号用の増幅器などからなる送信部や
受信部との間に、例えば、図3の回路図に示す高周波回
路100を設ける。この高周波回路100は、アンテナ
ANTと、GSM通信システムにおける送信部TX1、
受信部RX1、及びDCS通信システムにおける送信部
TX2、受信部RX2との間に介在し、2つの送信部T
X1,TX2からそれぞれ出力される送信信号を結合し
てアンテナANTから送出し、あるいはアンテナANT
で受信した受信信号を周波数に応じて2つの受信部RX
1,RX2のいずれかに分離して送出する。
【0004】この高周波回路100は、複数の機能ブロ
ックに分けられる。即ち、アンテナANTに接続される
ダイプレクサ部110、第1及び第2の高周波スイッチ
部120,130、第1及び第2のローパスフィルタ部
140,150を備える。ダイプレクサ部110は、コ
ンデンサ111,113とコイル112とからなるロー
パスフィルタと、コンデンサ114,115,117と
コイル116とからなるハイパスフィルタとを備えてお
り、送信の際にはDCSあるいはGSMの送信信号を結
合し、受信の際にはDCSあるいはGSMの受信信号を
分配する。具体的には、第1の高周波スイッチ部120
からのGSM送信信号をアンテナANTに送出し、アン
テナANTからのGSM受信信号を第1の高周波スイッ
チ部120に送出する。一方、第2の高周波スイッチ部
130からのDCS送信信号をアンテナANTに送出
し、アンテナANTからのDCS受信信号を第2の高周
波スイッチ130に送出する。
【0005】第1の高周波スイッチ部120では、GS
Mの送信部TX1側と受信部RX1側とを切り換える。
具体的には、制御端子V1Pからコイル123を通じて
ダイオード122のアノード側に正の電位を与え、制御
端子V1Mから抵抗127を通じてダイオード125の
カソード側に接地電位あるいは負の電位を与えると、2
つのダイオード122,125はオン状態(低インピー
ダンス)となる。従って、第1のローパスフィルタ部1
40を通じて送信部TX1から送られたGSMの送信信
号は、ダイオード122、コンデンサ121を通じてダ
イプレクサ部110へ送ることができる。一方、ダイオ
ード125がオン状態となっているため、1/4λ線路
124の一端124Pが接地状態となるから、ダイプレ
クサ部110側の他端124Qは位相反転して開放状態
となる。従って、ダイプレクサ部110側やダイオード
122側からは受信部RX1が切り離された状態に見え
受信信号を送出できなくなる。
【0006】これに対し、制御端子V1Pを接地電位あ
るいは負の電位とし、制御端子V1Mを正の電位あるい
は接地電位とすると、2つのダイオード122,125
ともオフ状態(高インピーダンス)となり、送信部TX
1から送られたGSMの送信信号は、ダイオード122
で遮断されてダイプレクサ部110へ送れなくなる。一
方、ダイオード125がオフ状態となっているため、1
/4λ線路124を通じてダイプレクサ部110側から
受信部RX1へGSMの受信信号を送ることができる。
このように第1の高周波スイッチ部120では、GSM
通信システムにおける送信信号と受信信号との切替を行
っている。
【0007】同様に、第2の高周波スイッチ部130で
は、DCSの送信部TX2側と受信部RX2側とを切り
換える。具体的には、制御端子V2Pに正の電位を、制
御端子V2Mに接地電位あるいは負の電位を与えて、2
つのダイオード132,135をオン状態とすること
で、第2のローパスフィルタ部150を通じて送信部T
X2から送られたDCSの送信信号をダイプレクサ部1
10へ送る。このとき、ダイプレクサ部110側やダイ
オード132側からは受信部RX2が切り離された状態
に見え受信信号を送出できない。これに対し、制御端子
V1Pを接地電位あるいは負の電位とし、制御端子V2
Mを接地電位あるいは正の電位とすると、送信部TX2
から送られたDCSの送信信号は、ダイオード122で
遮断される一方、ダイプレクサ部110側から受信部R
X2へDCSの受信信号を送ることができる。
【0008】なお、第1のローパスフィルタ部140
は、GSMの送信信号を通過させ、2次高調波及び3次
高調波を減衰させる。また、第2のローパスフィルタ部
150は、DCSの送信信号を通過させ、2次高調波や
3次高調波を減衰させる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この高
周波回路の高周波スイッチ部には、ダイオードなどの高
価な能動スイッチ部品を用いる必要がある。また、この
ような高周波回路を多層基板とチップ部品とからなる複
合高周波部品として構成するに当たって、コンデンサや
コイルなどは、チップ部品として多層基板の主面に搭載
できるほか、セラミックなどからなる多層基板内に組み
入れることができる。しかし、ダイオードなどの能動ス
イッチ部品は、必ず別途チップ部品として多層基板の主
面などに搭載する必要があるから、高周波スイッチ部の
数が多くなると、ダイオードなどの能動スイッチ部品の
数が増え、これらを搭載する主面に占める面積割合が大
きくなり、他のチップ部品搭載の障害となることもあ
る。
【0010】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
ものであって、ダイオードなどの能動スイッチ部品の数
を少なくした高周波回路及び複合高周波部品を提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】しかして
その解決手段は、互いに異なる高周波帯域を用いる複数
の通信システムに対応し、各々の上記通信システムの送
信部からの送信信号を結合してアンテナ側に送り、上記
アンテナ側からの受信信号を分離して対応する上記通信
システムの受信部に送る高周波回路であって、送信の際
には上記送信信号を上記アンテナ側に送り、受信の際に
は上記受信信号を上記受信部側に送るように、送信と受
信とを切り替え可能に構成された高周波スイッチ部と、
各々の上記通信システムの送信部からの上記送信信号を
結合して上記高周波スイッチ部に送る結合回路部と、上
記高周波スイッチ部からの上記受信信号を分離して対応
する上記通信システムの受信部に送る分離回路部と、を
備える高周波回路である。
【0012】本発明の高周波回路では、ダイオードなど
の能動スイッチ部品を必要とする高周波スイッチ部が1
つで済むので、例えば上記した従来技術などに比して、
ダイオードなどの高価な能動スイッチ部品の数を少なく
することができる。また、1つの通信システムについて
見ると、送信信号と受信信号とが、高周波スイッチ部で
切り替えられる。このため、前述の従来技術の如く、最
初に周波数帯によって通信システム毎に信号を分離し、
その後、送信信号と受信信号とをスイッチで切り替える
場合と異なり、送信信号と受信信号との間の分離が良好
となり、送信信号の一部が受信部に漏れて自己の音声が
聞こえる漏話が生じにくくなる。
【0013】他の解決手段は、各々の上記通信システム
の送信部からの送信信号を結合してアンテナ側に送り、
上記アンテナ側からの受信信号を分離して対応する上記
通信システムの受信部に送る複合高周波部品であって、
送信の際には上記送信信号を上記アンテナ側に送り、受
信の際には上記受信信号を上記受信部側に送るように、
送信と受信とを切り替え可能に構成された高周波スイッ
チ部と、各々の上記通信システムの送信部からの上記送
信信号を結合して上記高周波スイッチ部に送る結合回路
部と、上記高周波スイッチ部からの上記受信信号を分離
して対応する上記通信システムの受信部に送る分離回路
部と、を備え、上記高周波スイッチ部は、少なくとも2
つの独立した能動スイッチ部品を含む回路素子からな
り、上記高周波スイッチ部、結合回路部、及び分離回路
部を構成する各回路素子のうち、その一部の回路素子
は、セラミックからなる絶縁層と導体層とを積層してな
るセラミック多層基板の内部に形成され、上記能動スイ
ッチ部品を含む残りの回路素子は、上記セラミック多層
基板の主面上に搭載されて、上記高周波スイッチ部、結
合回路部、及び分離回路部が一体に構成されてなる複合
高周波部品である。
【0014】本発明の複合高周波部品では、ダイオード
などの能動スイッチ部品を必要とする高周波スイッチ部
が1つで済むので、例えば上記した従来技術などに比し
て、ダイオードなどの高価な能動スイッチ部品の数を少
なくすることができる。また、セラミック多層配線基板
の主面に搭載すべきダイオードなどの能動スイッチ部品
の数を少なくすることができるから、他のチップ部品を
容易に搭載することができる。あるいは、セラミック多
層配線基板の寸法をより小さくすることができる。
【0015】また、1つの通信システムについて見る
と、送信信号と受信信号とが、高周波スイッチ部で切り
替えられる。このため、前述の従来技術の如く、最初に
周波数帯によって通信システム毎に信号を分離し、その
後、送信信号と受信信号とをスイッチで切り替える場合
と異なり、送信信号と受信信号との間の分離が良好とな
り、送信信号の一部が受信部に漏れて自己の音声が聞こ
える漏話が生じにくくなる。
【0016】さらに他の解決手段は、互いに異なる高周
波帯域を用いる複数の通信システムに対応し、アンテナ
端子と、複数の送信入力端子と、複数の受信出力端子と
を有し、各々の上記通信システムの送信部からの上記送
信入力端子に入力された送信信号を結合して、上記アン
テナ端子からアンテナ側に出力し、上記アンテナ側から
上記アンテナ端子に入力された受信信号を分離して、上
記受信出力端子から対応する上記通信システムの受信部
に出力する複合高周波部品であって、送信の際には上記
送信信号を上記アンテナ端子から出力し、受信の際には
上記受信信号を上記受信出力端子側に送るように、上記
送信と受信とを切り替え可能に構成された高周波スイッ
チ部と、各々の上記送信入力端子からの送信信号を結合
して上記高周波スイッチ部に送る結合回路部と、上記高
周波スイッチ部からの上記受信信号を分離して、対応す
る上記受信出力端子に送る分離回路部と、を備え、上記
高周波スイッチ部は、自己の一端側で上記アンテナ端子
と接続する第1コンデンサと、上記第1コンデンサの他
端と上記結合回路部との間に介在する第1ダイオード
と、上記第1コンデンサの他端と上記分離回路部との間
に介在する第2ダイオードと、第1制御端子及び第2制
御端子に入力された制御信号により、上記第1ダイオー
ド及び第2ダイオードをオンまたはオフさせる制御回路
部と、を含み、上記高周波スイッチ部、結合回路部、及
び分離回路部を構成する各回路素子のうち、その一部の
回路素子は、セラミックからなる絶縁層と導体層とを積
層してなるセラミック多層基板の内部に形成され、上記
第1ダイオード及び第2ダイオードを含む残りの回路素
子は、上記セラミック多層基板の主面上に搭載されて、
上記高周波スイッチ部、結合回路部、及び分離回路部が
一体に構成されてなる複合高周波部品である。
【0017】本発明の複合高周波部品は、高周波スイッ
チ部を2つのダイオードを用いて構成している。このた
め、ダイオードを4ヶ用いている前記従来技術などに比
して、高価なダイオードの数を減らすことができる。ま
たこのため、基板に搭載する部品の中では、比較的大面
積のダイオードによって、基板主面を大きく占められ、
他の部品の搭載が困難になったり、他の部品を搭載する
ために大きな基板とすることが防止できる。また高価な
ダイオードの数を少なくして、安価な複合高周波部品と
なし得る。さらに、3つ以上の通信システムに対応する
場合でも、ダイオードの数を増やす必要が無い。
【0018】また、1つの通信システムについて見る
と、送信信号と受信信号とが、高周波スイッチ部で切り
替えられる。このため、前述の従来技術の如く、最初に
周波数帯によって通信システム毎に信号を分離し、その
後、送信信号と受信信号とをスイッチで切り替える場合
と異なり、送信信号が受信部に漏れるには、オフ状態と
なった第2ダイオードを経由する必要があるため、送信
信号と受信信号との間の分離が良好となり、送信信号の
一部が受信部に漏れて自己の音声が聞こえる漏話が生じ
にくくなる。
【0019】なお、高周波スイッチ部における第1,第
2ダイオードの向き、即ち、第1コンデンサ側をアノー
ド側とするかカソード側とするかは、各ダイオードの制
御のために、どのような電位の制御電圧(正電圧、負電
圧)を印加するかによって適宜選択すればよい。
【0020】さらに他の解決手段は、互いに異なる高周
波帯域を用いる複数の通信システムに対応し、アンテナ
端子と、複数の送信入力端子と、複数の受信出力端子と
を有し、各々の上記通信システムの送信部からの上記送
信入力端子に入力された送信信号を結合して、上記アン
テナ端子からアンテナ側に出力し、上記アンテナ側から
上記アンテナ端子に入力された受信信号を分離して、上
記受信出力端子から対応する上記通信システムの受信部
に出力する複合高周波部品であって、送信の際には上記
送信信号を上記アンテナ端子から出力し、受信の際には
上記受信信号を上記受信出力端子側に送るように、上記
送信と受信とを切り替え可能に構成された高周波スイッ
チ部と、各々の上記送信入力端子からの上記送信信号を
結合して上記高周波スイッチ部に送る結合回路部と、上
記高周波スイッチ部からの上記受信信号を分離して、対
応する上記受信出力端子に送る分離回路部と、を備え、
上記高周波スイッチ部は、自己の一端側で上記アンテナ
端子と接続する第1コンデンサと、上記第1コンデンサ
の他端にカソード側が接続され、アノード側から上記結
合回路部からの上記送信信号を入力される第1ダイオー
ドと、上記第1コンデンサの他端にカソード側が接続さ
れ、アノード側から上記分離回路部へ上記受信信号を出
力する第2ダイオードと、自己の一端側で上記第1ダイ
オードのアノードに接続し他端側で第1制御端子に接続
する第1チョークコイルと、自己の一端側で上記第2ダ
イオードのアノードに接続し他端側で第2制御端子に接
続する第2チョークコイルと、自己の一端側で上記第1
コンデンサの他端に接続し他端側で接地端子に接続する
第3チョークコイルと、を含み、上記高周波スイッチ
部、結合回路部、及び分離回路部を構成する各回路素子
のうち、その一部の回路素子は、セラミックからなる絶
縁層と導体層とを積層してなるセラミック多層基板の内
部に形成され、上記第1ダイオード及び第2ダイオード
を含む残りの回路素子は、上記セラミック多層基板の主
面上に搭載されて、上記高周波スイッチ部、結合回路
部、及び分離回路部が一体に構成されてなる複合高周波
部品である。
【0021】本発明の複合高周波部品では、高周波スイ
ッチ部を2つのダイオードを用いて構成している。この
ため、ダイオードを4ヶ用いる前記従来技術などに比し
て、高価なダイオードの数を減らすことができ、安価な
複合高周波部品となし得る。またこのため、基板に搭載
する部品の中では、比較的大面積のダイオードによっ
て、基板主面を大きく占められ、他の部品の搭載が困難
になったり、他の部品を搭載するために大きな基板とす
ることが防止できる。さらに、3つ以上の通信システム
に対応する場合でも、ダイオードの数を増やす必要が無
い。
【0022】また、1つの通信システムについて見る
と、送信信号と受信信号とが、高周波スイッチ部で切り
替えられる。このため、前述の従来技術の如く、最初に
周波数帯によって通信システム毎に信号を分離し、その
後、送信信号と受信信号とをスイッチで切り替える場合
と異なり、送信信号が受信部に漏れるには、オフ状態と
なった第2ダイオードを経由する必要があるため、送信
信号と受信信号との間の分離が良好となり、送信信号の
一部が受信部に漏れて自己の音声が聞こえる漏話が生じ
にくくなる。
【0023】また、第1ダイオードは、第1コンデンサ
の他端にカソード側が接続され、しかも、第1コンデン
サの他端は第3チョークを通じて接地されているので、
第1制御端子に正の電位を印加することで第1ダイオー
ドをオン状態として、送信信号を結合回路部からアンテ
ナ端子に送ることができる。同様に、第2ダイオード
も、第1コンデンサの他端にカソード側が接続されてい
るので、第2制御端子に正の電位を印加することで第2
ダイオードをオン状態として、受信信号をアンテナ端子
から分離回路部に送ることができる。従って、第1,第
2制御端子により容易に制御できる。なお、必要に応じ
て、第1ダイオードと第1制御端子との間及び第2ダイ
オードと第2制御端子との間、あるいは第3チョークコ
イルと接地端子との間に電流制限抵抗を介在させるのが
好ましい。
【0024】さらに、互いに異なる高周波帯域を用いる
複数の通信システムに対応する移動体通信装置であっ
て、上記いずれかに記載の複合高周波部品を用いた移動
体通信装置とすると良い。
【0025】本発明では、移動体通信装置に上記の複合
高周波部品を用いている。このため、送信信号と受信信
号との間の分離が良好となり、送信信号の一部が受信部
に漏れて自己の音声が聞こえる漏話が生じにくい。ま
た、小型化で安価な複合高周波部品を用いるので、小型
で安価な移動体通信装置となし得る。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を、図1,図2
を参照して説明する。図1に示す複合高周波部品1に
は、図2に示す高周波回路9が形成されている。具体的
には、ガラスセラミックを絶縁層とし、Agを導電層と
するセラミック多層基板2の図示しない内部に形成され
た回路素子と、その主面2B上に搭載されたダイオード
チップ3,4及びチップ抵抗5により、高周波回路9が
構成されている。このセラミック多層基板2は、略直方
体形状であり、その主面2Bには上述のチップ部品3,
4,5が搭載されている。また、その4つの側面2S
1,2S2,2S3,2S4には、図中下方が半円筒状
の凹部とされ、その内側面には導体層とされたキャステ
レーション6がそれぞれ複数個形成されている。複合高
周波部品1は、このキャステレーション6により、裏面
2C側で他の基板上に搭載接続することができる。な
お、キャステレーション6は、次述する高周波回路9に
おけるアンテナ端子TA、送信入力端子T1,T2、受
信出力端子R1,R2、制御端子VC1,VC2、接地
端子TGなどに対応する。
【0027】この複合高周波部品1に形成されている高
周波回路9について図2を参照して説明する。この高周
波回路9は、複数の機能ブロックに分けられる。即ち、
アンテナANTに接続される高周波スイッチ部10、第
1ダイプレクサ部20及び第2ダイプレクサ部30、第
1ローパスフィルタ部40及び第2ローパスフィルタ部
50を備える。
【0028】高周波スイッチ部10は、送信の際には第
1ダイプレクサ部20からの送信信号をアンテナ端子T
Aから出力し、受信の際には受信信号を第2ダイプレク
サ部30に送るように、送信と受信とを切り替え可能に
構成されている。具体的には、コンデンサ11の一端が
アンテナ端子TAでアンテナANTに接続する。このコ
ンデンサ11の他端11Cには、第1ダイオード12、
コンデンサ13を介して第1ダイプレクサ部20が接続
している。また、第2ダイオード15、コンデンサ16
を介して第2ダイプレクサ部30が接続している。さら
に、コンデンサ11の他端11Cと接地電位とされる接
地端子TGとの間には、チョークコイル18と電流制限
抵抗19が直列に挿入されている。
【0029】第1ダイオード12は、そのアノード12
ANを第1のダイプレクサ部20側(具体的にはコンデ
ンサ13側)に、カソード12CAをコンデンサ11の
他端11C側にして配置されており、アノード12AN
には、チョークコイル14を介して第1制御端子VC1
が接続している。また同様に、第2ダイオード15も、
そのアノード15ANを第2ダイプレクサ部30側(具
体的にはコンデンサ16側)に、カソード15CAをコ
ンデンサ11の他端11C側にして配置されており、ア
ノード15ANには、チョークコイル17を介して第2
制御端子VC2が接続している。このように、高周波ス
イッチ部10には、第1,第2ダイオード12,15及
びコンデンサ13,16のみならず、第1,第2制御端
子VC1,VC2や接地端子TGとの間にチョークコイ
ル14,17,18及び電流制限抵抗19にからなる制
御回路部を有している。
【0030】高周波スイッチ部10がこのような構成を
有しているので、例えば、第1制御端子VC1を正の電
位に、第2制御端子VC2を接地電位あるいは負の電位
とした場合には、第1ダイオード12はオン状態(低イ
ンピーダンス)、第2ダイオード15はオフ状態(高イ
ンピーダンス)となり、第1ダイプレクサ部20から送
られた送信信号をコンデンサ13,第1ダイオード1
2、コンデンサ11を通じてアンテナANTに送出する
ことができる。またこれとは逆に、第2制御端子VC2
を正の電位に、第1制御端子VC1を接地電位あるいは
負の電位とした場合には、第2ダイオード15はオン状
態(低インピーダンス)、第1ダイオード12はオフ状
態(高インピーダンス)となるから、アンテナANTで
受信した受信信号をコンデンサ11,第2ダイオード1
5、コンデンサ16を通じて第2ダイプレクサ部30に
送出することができる。
【0031】なお、電流制限抵抗19により、第1,第
2制御端子VC1,VC2と接地端子TGとの間に流れ
る電流を制限することができる。電流制限抵抗として
は、接地端子TGとコンデンサ11の他端11Cとの間
に介在させるほか、第1ダイオード12のアノード12
ANと第1制御端子VC1との間や、第2ダイオード1
5のアノード15ANと第2制御端子VC2との間など
に設けることもできる。
【0032】次いで、第1ダイプレクサ部20について
説明する。この第1ダイプレクサ部20は、コンデンサ
21,23とコイル22とからなるローパスフィルタ
と、コンデンサ24,25,27とコイル26とからな
るハイパスフィルタとを備えている。さらに具体的に
は、このローパスフィルタは、コンデンサ21とコイル
22とが並列に配置され、これよりも第1ローパスフィ
ルタ40側でコンデンサ23により接地された構成を有
している。また、ハイパスフィルタは、T型フィルタで
あり、2つの直列接続されたコンデンサ24,25の間
と接地電位との間をコイル26とコンデンサ27の直列
回路が介在した構成を有している。この第1ダイプレク
サ部20では、送信の際にGSMとDCSの送信信号を
結合して、上述の高周波スイッチ部10に送出する。具
体的には、第1送信入力端子T1及び第1ローパスフィ
ルタ部40を通じて送信部TX1から送られたGSMの
送信信号と、第2送信入力端子T2及び第2ローパスフ
ィルタ部50を通じて送信部TX2から送られたDCS
の送信信号とが、この第1ダイプレクサ部20で結合さ
れて、高周波スイッチ部10に送られる。
【0033】なお、第1ローパスフィルタ部40は、G
SMの送信信号を通過させ、2次高調波及び3次高調波
を減衰させる。また、第2ローパスフィルタ部50は、
DCSの送信信号を通過させ、2次高調波や3次高調波
を減衰させるものである。具体的には、第1ローパスフ
ィルタ40はπ型フィルタであって、コンデンサ42と
コイル43の並列回路の前後をそれぞれコンデンサ4
1,44を介して接地する構成を有している。また同様
に、第2ローパスフィルタ50もπ型フィルタであり、
コンデンサ52とコイル53の並列回路の前後をそれぞ
れコンデンサ51,54を介して接地している。
【0034】一方、第2ダイプレクサ部30も上述の第
1ダイプレクサ部20と同様の構成を有している。即
ち、コンデンサ31,33とコイル32とからなるロー
パスフィルタと、コンデンサ34,35,37とコイル
36とからなるハイパスフィルタとを備えている。さら
に具体的には、このローパスフィルタは、コンデンサ3
1とコイル32とが並列に配置され、これよりも第1受
信出力端子R1側(GSMの受信部RX1側)でコンデ
ンサ33により接地された構成を有している。また、ハ
イパスフィルタは、T型フィルタであり、2つの直列接
続されたコンデンサ34,35の間と接地電位との間を
コイル36とコンデンサ37の直列回路が介在した構成
を有している。この第2ダイプレクサ部30では、受信
の際に上述の高周波スイッチ部10から送られた受信信
号を、GSMに対応する比較的低周波の受信信号と、D
CSに対応する比較的高周波の受信信号とに分離し、第
1受信出力端子R1を通じてGSMの受信部RX1に、
あるいは第2受信出力端子R2を通じてDCSの受信部
RX2に送出する。
【0035】以上に説明したように、この高周波回路9
では、能動スイッチ部品として、2つのダイオード1
2,15を用いている。従って、4つのダイオード12
2,124,132,134を用いた前述の高周波回路
100(図3参照)よりも少数のダイオードで、同様に
2つの通信システム(GSMとDCS)に対応して、各
送信部TX1,TX2からそれぞれの送信信号をアンテ
ナANTに送出し、あるいはアンテナANTから受信信
号を分離して各受信部RX1,RX2に送ることができ
る。このため、高価なダイオードの使用数量を削減で
き、複合高周波部品1をより安価に製造することができ
る。
【0036】さらに、この高周波回路9では、前述の高
周波回路100(図3参照)よりも送信部と受信部の分
離が良好になる。具体的に説明すると、例えばGSMの
送信部TX1からの送信信号は、第1ローパスフィルタ
部40、第1ダイプレクサ部20のうちのコンデンサ2
1,23及びコイル22からなるローパスフィルタ、及
び高周波スイッチ部10のうちコンデンサ13及びオン
状態の第1ダイオード12を通じてアンテナANTに送
出される。この送信信号がGSMの受信部RX1に漏れ
るには、さらに、高周波スイッチ部10のうちオフ状態
となった第2ダイオード15及びコンデンサ16、及
び、第2ダイプレクサ部30のうちのコンデンサ31,
33及びコイル32からなるローパスフィルタを経由す
る必要がある。
【0037】これに対し、前述した従来の高周波回路1
00では、GSMの送信部TX1から送信された送信信
号は、第1のローパスフィルタ140、第1の高周波ス
イッチ120のうちオン状態のダイオード122を通る
と、1/4λ線路124を通れば、GSMの受信部RX
1に漏れる。このように、本実施形態の高周波回路9で
は、送信信号が受信部RX1,RX2に漏れるには、オ
フ状態となって高インピーダンスであるダイオード15
を経由する必要があるため、送信部TX1,TX2と受
信部RX1,RX2の分離が良好となり、漏話を低減す
ることができる。
【0038】また、本実施形態においては、この第1,
第2ダイオード12,15及び電流制限抵抗19とし
て、チップ部品3,4,5を用い、これらをセラミック
多層基板2の主面2B搭載している。ここで、上述した
ように、使用するダイオードの数を減らすことができて
いるので、主面2Bへ搭載するチップ部品の数を減らす
ことができる。従って、他の回路素子をチップ部品で実
現し、主面2Bに搭載したい場合にも、容易に搭載する
ことができ、逆に主面2Bに多数のチップ部品を搭載す
るために、主面2Bの面積、従って、セラミック多層基
板2(複合高周波部品1)の寸法が大きくなることを防
止できる。
【0039】以上において、本発明を実施形態に即して
説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるもので
はなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適
用できることはいうまでもない。例えば、上記実施形態
では、第2ローパスフィルタ30と受信出力端子R1,
R2(受信部RX1,RX2)とを直接接続したが、S
AWフィルタなどのフィルタを介在させても良い。ま
た、上記実施形態では、コンデンサ11の他端11C側
がカソードとなるように第1,第2ダイオード12,1
5を配置した。しかし、第1、第2制御端子VC1,V
C2に印加する制御信号の電位を適宜選択することによ
り、他端11C側がアノードとなるように第1ダイオー
ド12あるいは第2ダイオード15を配置しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる複合高周波部品の形
態を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施形態にかかる高周波回路の機能ブ
ロック及び回路図を示す説明図である。
【図3】従来技術にかかる高周波回路の機能ブロック及
び回路図を示す説明図である。
【符号の説明】
1 複合高周波部品 2 セラミック層基板 2B 主面 3,4,5 チップ部品 9 高周波回路 10 高周波スイッチ部 11 コンデンサ(第1コンデンサ) 12,15 ダイオード(能動スイッチ部品) 14 チョークコイル(第1チョークコイル) 17 チョークコイル(第2チョークコイル) 18 チョークコイル(第3チョークコイル) 19 電流制限抵抗 20 第1ダイプレクサ部(結合回路部) 30 第2ダイプレクサ部(分離回路部) 40,50 ローパスフィルタ TA アンテナ端子 T1,T2 送信入力端子 R1,R2 受信出力端子

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに異なる高周波帯域を用いる複数の通
    信システムに対応し、 各々の上記通信システムの送信部からの送信信号を結合
    してアンテナ側に送り、 上記アンテナ側からの受信信号を分離して対応する上記
    通信システムの受信部に送る高周波回路であって、 送信の際には上記送信信号を上記アンテナ側に送り、受
    信の際には上記受信信号を上記受信部側に送るように、
    送信と受信とを切り替え可能に構成された高周波スイッ
    チ部と、 各々の上記通信システムの送信部からの上記送信信号を
    結合して上記高周波スイッチ部に送る結合回路部と、 上記高周波スイッチ部からの上記受信信号を分離して対
    応する上記通信システムの受信部に送る分離回路部と、
    を備える高周波回路。
  2. 【請求項2】互いに異なる高周波帯域を用いる複数の通
    信システムに対応し、 各々の上記通信システムの送信部からの送信信号を結合
    してアンテナ側に送り、 上記アンテナ側からの受信信号を分離して対応する上記
    通信システムの受信部に送る複合高周波部品であって、 送信の際には上記送信信号を上記アンテナ側に送り、受
    信の際には上記受信信号を上記受信部側に送るように、
    送信と受信とを切り替え可能に構成された高周波スイッ
    チ部と、 各々の上記通信システムの送信部からの上記送信信号を
    結合して上記高周波スイッチ部に送る結合回路部と、 上記高周波スイッチ部からの上記受信信号を分離して対
    応する上記通信システムの受信部に送る分離回路部と、
    を備え、 上記高周波スイッチ部は、少なくとも2つの独立した能
    動スイッチ部品を含む回路素子からなり、 上記高周波スイッチ部、結合回路部、及び分離回路部を
    構成する各回路素子のうち、 その一部の回路素子は、セラミックからなる絶縁層と導
    体層とを積層してなるセラミック多層基板の内部に形成
    され、 上記能動スイッチ部品を含む残りの回路素子は、上記セ
    ラミック多層基板の主面上に搭載されて、 上記高周波スイッチ部、結合回路部、及び分離回路部が
    一体に構成されてなる複合高周波部品。
  3. 【請求項3】互いに異なる高周波帯域を用いる複数の通
    信システムに対応し、 アンテナ端子と、複数の送信入力端子と、複数の受信出
    力端子とを有し、 各々の上記通信システムの送信部からの上記送信入力端
    子に入力された送信信号を結合して、上記アンテナ端子
    からアンテナ側に出力し、 上記アンテナ側から上記アンテナ端子に入力された受信
    信号を分離して、上記受信出力端子から対応する上記通
    信システムの受信部に出力する複合高周波部品であっ
    て、 送信の際には上記送信信号を上記アンテナ端子から出力
    し、受信の際には上記受信信号を上記受信出力端子側に
    送るように、上記送信と受信とを切り替え可能に構成さ
    れた高周波スイッチ部と、 各々の上記送信入力端子からの送信信号を結合して上記
    高周波スイッチ部に送る結合回路部と、 上記高周波スイッチ部からの上記受信信号を分離して、
    対応する上記受信出力端子に送る分離回路部と、 を備え、 上記高周波スイッチ部は、 自己の一端側で上記アンテナ端子と接続する第1コンデ
    ンサと、 上記第1コンデンサの他端と上記結合回路部との間に介
    在する第1ダイオードと、 上記第1コンデンサの他端と上記分離回路部との間に介
    在する第2ダイオードと、 第1制御端子及び第2制御端子に入力された制御信号に
    より、上記第1ダイオード及び第2ダイオードをオンま
    たはオフさせる制御回路部と、 を含み、 上記高周波スイッチ部、結合回路部、及び分離回路部を
    構成する各回路素子のうち、 その一部の回路素子は、セラミックからなる絶縁層と導
    体層とを積層してなるセラミック多層基板の内部に形成
    され、 上記第1ダイオード及び第2ダイオードを含む残りの回
    路素子は、上記セラミック多層基板の主面上に搭載され
    て、 上記高周波スイッチ部、結合回路部、及び分離回路部が
    一体に構成されてなる複合高周波部品。
  4. 【請求項4】互いに異なる高周波帯域を用いる複数の通
    信システムに対応し、 アンテナ端子と、複数の送信入力端子と、複数の受信出
    力端子とを有し、 各々の上記通信システムの送信部からの上記送信入力端
    子に入力された送信信号を結合して、上記アンテナ端子
    からアンテナ側に出力し、 上記アンテナ側から上記アンテナ端子に入力された受信
    信号を分離して、上記受信出力端子から対応する上記通
    信システムの受信部に出力する複合高周波部品であっ
    て、 送信の際には上記送信信号を上記アンテナ端子から出力
    し、受信の際には上記受信信号を上記受信出力端子側に
    送るように、上記送信と受信とを切り替え可能に構成さ
    れた高周波スイッチ部と、 各々の上記送信入力端子からの上記送信信号を結合して
    上記高周波スイッチ部に送る結合回路部と、 上記高周波スイッチ部からの上記受信信号を分離して、
    対応する上記受信出力端子に送る分離回路部と、を備
    え、 上記高周波スイッチ部は、 自己の一端側で上記アンテナ端子と接続する第1コンデ
    ンサと、 上記第1コンデンサの他端にカソード側が接続され、ア
    ノード側から上記結合回路部からの上記送信信号を入力
    される第1ダイオードと、 上記第1コンデンサの他端にカソード側が接続され、ア
    ノード側から上記分離回路部へ上記受信信号を出力する
    第2ダイオードと、 自己の一端側で上記第1ダイオードのアノードに接続し
    他端側で第1制御端子に接続する第1チョークコイル
    と、 自己の一端側で上記第2ダイオードのアノードに接続し
    他端側で第2制御端子に接続する第2チョークコイル
    と、 自己の一端側で上記第1コンデンサの他端に接続し他端
    側で接地端子に接続する第3チョークコイルと、 を含み、 上記高周波スイッチ部、結合回路部、及び分離回路部を
    構成する各回路素子のうち、 その一部の回路素子は、セラミックからなる絶縁層と導
    体層とを積層してなるセラミック多層基板の内部に形成
    され、 上記第1ダイオード及び第2ダイオードを含む残りの回
    路素子は、上記セラミック多層基板の主面上に搭載され
    て、 上記高周波スイッチ部、結合回路部、及び分離回路部が
    一体に構成されてなる複合高周波部品。
  5. 【請求項5】互いに異なる高周波帯域を用いる複数の通
    信システムに対応する移動体通信装置であって、 請求項2〜請求項4のいずれかに記載の複合高周波部品
    を用いた移動体通信装置。
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