JP2003040237A - 食品収納容器 - Google Patents

食品収納容器

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JP2003040237A JP2001227878A JP2001227878A JP2003040237A JP 2003040237 A JP2003040237 A JP 2003040237A JP 2001227878 A JP2001227878 A JP 2001227878A JP 2001227878 A JP2001227878 A JP 2001227878A JP 2003040237 A JP2003040237 A JP 2003040237A
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Shuichi Kawasaki
秀一 川嵜
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、収納凹部に食品を収納した状態
で手で持っても、仕切堰から屈曲することがなく、ま
た、食品を収納してからラッピングする際に、容器が仕
切りの部分から折曲がることがなく、しかも安価な食品
容器を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明の食品収納容器は、少なくとも一
の仕切堰が対峙する開口周縁部の間を横断するように設
けられた食品収納容器において、該仕切堰の両端を結ぶ
方向に対して直交する方向と平行になるように該仕切堰
の上端面を実質的に横断して突起部が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は異なる食品を別々に
収納するための複数の収納凹部を有する食品収納容器に
関する。
【0002】
【従来の技術】異なる食品(例えば流動性惣菜類と米
飯、惣菜類と麺類等)を別々に収納するための複数の収
納凹部を有する食品収納容器は従来から知られている
(例えば、実開平1−179818号公報参照)。しか
し、該公報に開示されている食品収納容器は、各収納凹
部に食品を入れて手で持った場合、収容物の重さにより
仕切堰から屈曲する不具合があった。
【0003】また、機械梱包の場合、各収納凹部に食品
を入れ蓋をしてからラッピングする際、容器の両サイド
に力を加えてフィルムを巻き付けると、容器が仕切りの
部分から折曲がってしまう等の不具合もあった。これら
の不具合に対してシートの厚みを厚くすることによって
解決する方法は考えられるが、容器を積み重ねた際、嵩
張ることやコストが高くなるので好ましい解決方法では
ない。
【0004】又、実開平6−14016号公報には、収
納部の間に存在する仕切り部分の端部に外方に延びる舌
片を形成し、該舌片を裏側に折り曲げて前記収納部の間
に介在せしめる容器の考案が開示されている。かかる構
成を採用することによっても前記不具合を解決すること
はできる。しかし、該容器を熱成形するには、容器から
出っ張っている舌片を成形するために容器本体どうしの
間隔を広くする必要がある。従って、舌片が設けられて
いない同形状の容器と比較すると、熱成形時に同じ面積
から少ない成形品しか得ることができず、スクラップが
多量に発生するものである。また、舌片を裏側に折り曲
げて前記収納部の間に介在せしめるためその手間がかか
るもので好ましい構成ではない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解決するためになされたものであって、収納凹部に食
品を収納した状態で手で持っても、仕切堰から屈曲する
ことがなく、また、食品を収納してからラッピングする
際に、容器が仕切りの部分から折曲がることがなく、し
かも安価な食品容器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、 (1)少なくとも一の仕切堰が対峙する開口周縁部の間
を横断するように設けられた食品収納容器において、該
仕切堰の両端を結ぶ方向に対して直交する方向と平行に
なるように該仕切堰の上端面を実質的に横断して突起部
が設けられていることを特徴とする食品収納容器。 (2)該突起部が容器の開口周縁部近傍の仕切堰の上端
面に設けられていることを特徴とする前記(1)記載の
食品収納容器、 (3)該突起部が、仕切堰の上端面に形成された凹部の
底面に設けられていることを特徴とする前記(1)又は
(2)記載の食品収納容器、を要旨とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の食品収納容器の一
実施態様を示す図1乃至図4に基づき、本発明を詳細に
説明する。
【0008】本発明の食品収納容器(以下、単に食品容
器という)は、図1及び図2に示すように、食品容器の
開口周縁部の間を横断する仕切堰3と部分的な仕切堰4
等により複数の収納凹部2に区画されている。本発明の
食品容器1は、このように複数の収納凹部2が設けられ
ているので、麺や各種の具材を別々に収納したり、御飯
や各種の惣菜を別々に収納したりするのに好適な容器で
ある。但し、本発明の食品容器1においては、収納凹部
2cのように、開口周縁部7等に囲まれているが、仕切
堰3、4によっては区画されていない、単なる窪み部分
として収納凹部を形成してもよい。尚、図1は本発明の
食品容器1の平面図、図2は食品容器1の斜視図であ
る。又、図1、図2において、2は収納凹部の総称を、
2a〜2gは個々の収納凹部をそれぞれ示す。
【0009】又、各収納凹部2は仕切堰3、4により区
画されているので、各収納凹部2内の食品が容器の移動
中等に一方から他方に入り込むなどの不都合が効果的に
防止される。
【0010】収納凹部2の数は収納しようとする食品の
種類、数等に応じ任意に選定される。更に、食品容器1
全体の形状及び収納凹部2の形状も任意に選定される。
例えば、カレーなどの食品を収納する収納凹部の底部に
傾斜を設け(図示はしない。)、ソースが傾斜部に溜ま
るようにして他の収納凹部2に入りにくくするなどの構
成を採用することができる。
【0011】本発明の食品容器1を構成する素材は、従
来から用いられている合成樹脂シートや合成樹脂発泡シ
ートを任意に使用することができ、例えば、芳香族ポリ
エステル系樹脂、脂肪族ポリエステル系樹脂、ポリカー
ボネート系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ゴム分が配合さ
れたポリスチレン系樹脂、耐熱性ポリスチレン系樹脂、
ポリプロピレン系樹脂が挙げられる。これらの樹脂から
なるシートは熱成形が可能で剛性にも優れていることか
ら、本発明において用いる合成樹脂として好ましいもの
である。
【0012】上記各種の樹脂の中でも、電子レンジを用
いて加熱する用途に使用する場合は、熱成形が容易で、
安価であると共に耐熱性や耐油等に優れているという点
から、ポリプロピレン系樹脂や耐熱性ポリスチレン系樹
脂を用いることが好ましい。
【0013】また、電子レンジを用いて加熱しない用途
に使用する場合は、安価であると共に熱成形が容易であ
るという点で、ポリスチレン系樹脂、ゴム分が配合され
たポリスチレン系樹脂を用いることが好ましい。
【0014】更に、食品容器1の剛性や燃焼性を向上さ
せるために、前記樹脂に無機充填剤を添加することが好
ましい。無機充填剤としては、例えば、タルク、炭酸カ
ルシウム、カオリン、マイカ、アルミナ、炭酸マグネシ
ウム、水酸化マグネシウム、硫酸マグネシウム等が挙げ
られる。無機充填剤の添加量は樹脂100重量部当たり
5乃至100重量部とするのが好ましい。添加量が少な
いと剛性を向上させるという効果が不充分となり、添加
量が多いと熱成形の際支障をきたす虞がある。
【0015】食品容器1の厚さは、食品容器1の強度の
点と容器を積み重ねて保管する点から非発泡の合成樹脂
シートの場合では0.3乃至1.0mmが好ましく、発
泡合成樹脂シートの場合では0.5乃至4mmが好まし
い。
【0016】本発明の食品容器1を構成する合成樹脂シ
ートは通常は単層で構成されるが、リサイクル原料の再
利用、表裏の色彩の変化等を考慮して、多層構造のもの
とすることができる。又、各層が異なる合成樹脂樹脂か
らなる多層シートとすることにより、機能性を付加する
こともできる。
【0017】本発明の食品容器1は、以上説明した合成
樹脂シート及び合成樹脂発泡シート等を用いて、従来公
知の真空成形や圧空成形によって熱成形することにより
製造することができる。
【0018】本発明の食品容器1においては、少なくと
も一の仕切堰3が対峙する開口周縁部5と開口周縁部6
の間を横断するように設けられている。かかる仕切堰3
が設けられていると、図1や図2で示すような大きな収
納凹部2aを容易に形成することができる。該大きな収
納凹部2aはそばやうどん等の麺類や、御飯類等の主食
を収納するのに好適なものである。
【0019】本発明の食品容器1における仕切堰3の幅
は特に制限はないが、通常は幅1〜30mmが好まし
く、1〜20mmがさらに好ましい。上端面の幅が1m
m未満の場合は強度が弱くなる虞があり、30mmを超
えると収納部2が狭くなる虞がある。但し、仕切堰3が
開口周縁部5、6と接合する部分は、幅広に形成して強
度を持たせることが好ましく、後述するように、突起部
が設けられる部分の幅も幅広に形成することが好まし
い。なお、仕切堰の幅とは、該横断する仕切堰の両端を
結ぶ方向に対して直交する方向の上端面の最大寸法をい
う。
【0020】仕切堰3の高さは特に制限はないが、仕切
堰3の上端面が食品容器1における開口周縁部の上端面
と同じか開口周縁部の上端面より1〜15mm低く構成
されていることが好ましい。仕切堰3が高すぎると見栄
えが悪く、食品を収納する際に邪魔になる等扱いにくく
なる虞があり、低すぎると各収納凹部2内の食品が一方
から他方に入り込むなどの不具合が生じる虞がある。
【0021】本明細書において、仕切堰が対峙する開口
周縁部の間を横断する態様は特に限定されず、直線的に
横断する場合や、図1、2に例示する場合のように一部
が曲線状に形成されている場合や、開口周縁部の間を斜
めに横断する場合を含む。又、横断する仕切堰の数も限
定されず、収納する食品や数、食品容器の用途や目的に
応じて、複数の横断する仕切堰を設けることができる。
【0022】本発明の食品容器1においては、仕切堰3
以外にも部分的な仕切堰4が設けられていることが好ま
しく、該部分的な仕切堰4により複数の収納凹部2が形
成される。該部分的な仕切堰4の数や形状に制限はな
く、目的とする複数の収納凹部2の形状に対応して直線
状のものや曲線状のものが適宜設けられる。又、部分的
な仕切堰4が設けられる場所にも制限はなく、例えば、
4a、4b及び4cのような仕切堰4を設けたり、収納
凹部2eと収納凹部2fを分ける部分的な仕切堰4dの
ように設けてもよい。尚、図1、図2において、4は部
分的な仕切堰の総称を、4a〜4cは個々の部分的な仕
切堰をそれぞれ示す。
【0023】部分的な仕切堰4の上端面の幅や高さに制
限はないが、前記した仕切堰3と同様である。
【0024】本発明の食品容器1においては、図3に示
すように、少なくとも一の仕切堰3が対峙する開口周縁
部5,6の間を横断するように設けられた食品収納容器
1において、該仕切堰3の両端を結ぶ方向に対して直交
する方向と平行になるように該仕切堰3の上端面11を
実質的に横断して突起部13が設けられている。かかる
突起部13が設けられていると、食品を収納した食品容
器1を手で持ったり、蓋をしてラッピングする際に、食
品容器1が横断する仕切堰3から折れ曲がることを効果
的に防ぐことができる。尚、本明細書において、仕切堰
の上端面を実質的に横断して突起部が設けられていると
は、仕切堰の上端面を完全には横断してはいないが、横
断している突起部と同様に仕切堰から折れ曲がることを
防ぐ効果を有する突起部を含む意味である。
【0025】本発明の食品容器1においては、上から見
た突起部13の形状は仕切堰3を補強することさえでき
れば、四角形や円形等のいかなる形状にすることもでき
る。具体的には、四角形として、正方形、長方形台形、
平行四辺形が挙げられ、さらにこれらの図形の角や辺が
丸みをおびた略矩形のものが挙げられる。又、円形とし
ては、円形、楕円形等が挙げられる。これらの中でも仕
切堰の上端面を直線的に横断する四角形であることが、
構造が単純で十分な補強効果が得られる観点から好まし
く、図1、図2に示すような台形がより好ましい。
【0026】該突起部13の高さに制限はないが、通常
は0.5〜5mmに形成することが好ましく、1〜3m
mに形成することがより好ましい。高さが0.5mm未
満の場合は、補強効果が不十分になる虞があり、一方、
5mmを超える場合は、補強効果の向上がそれ程期待で
きないと共に熱成形が困難になる虞がある。なお、該突
起部13の高さとは、高さが一定でない場合は最大寸法
をいう。
【0027】該突起部13の幅に制限はないが、通常
は、仕切堰3の幅と同じかそれ以下であることが省スペ
ースで補強効果が発揮される観点から好ましい。さら
に、1〜30mmに形成することが好ましく、1〜20
mmに形成することがより好ましい。より省スペースで
補強する効果が発揮される観点から1〜10mmが特に
好ましい。幅が1mm未満の場合は、補強効果が不十分
になる虞があり、30mmを超える場合は効果の向上が
期待できない。
【0028】なお、本明細書における前記突起部の幅と
は、該仕切堰の両端を結ぶ方向の最大寸法を示す個所の
突起部の幅である。前記突起部の長さとは、該仕切堰の
両端を結ぶ方向に対して直交する方向の最大寸法を示す
個所の突起部の長さである。
【0029】該突起部13の長さに制限はないが、通常
は、仕切堰3の幅と同じであることが仕切堰3の補強効
果が発揮される観点から好ましい。さらに、1〜30m
mに形成することが好ましく、1〜20mmに形成する
ことがより好ましい。長さが1mm未満の場合は、補強
効果が不十分になる虞があり、30mmを超える場合
は、得られる効果の割には収納凹部2が狭くなる虞があ
る。
【0030】本発明の食品容器1における突起部13
は、仕切堰が対峙する開口周縁部の間を横断する仕切堰
3の開口周縁部5、6近傍の上端面に設けられているこ
とが好ましい。食品容器1が仕切堰3から折れ曲がる場
合は、仕切堰3の開口周縁部5、6近傍に応力が集中す
るので、かかる位置に突起部13が設けられていると、
食品容器1が折れ曲がることを効果的に防ぐことができ
る。かかる観点から、突起部13は開口周縁部5近傍と
開口周縁部6近傍の両方に設けられていることが好まし
い。但し、本発明においては仕切堰3の中央部付近に設
けてもよい。本明細書でいう開口周縁部近傍とは、仕切
堰3と開口周縁部との交点から30mm以内を意味す
る。
【0031】本発明の突起部13は、仕切堰が対峙する
開口周縁部の間を横断する仕切堰3の上端面11に設け
られている。突起部13が仕切堰3の側面部に設けられ
ていても、補強効果は期待できない。突起部13は、図
3に示すように、仕切堰3の上端面11形成された凹部
14の底面15に設けられていることが単純な構造でよ
り補強効果が高い観点から好ましい。さらに、凹部の深
さと突起部の高さが同じであることが応力に対する方向
性が少なく、成形しやすい観点から好ましい。かかる構
造の突起部13は、食品容器1を熱成形する際、容易に
形成することができる。尚、図3は図1にIII−III線に
沿う断面図である。
【0032】尚、対峙する開口周縁部の間を横断する複
数の仕切堰が設けられる場合は、仕切堰から折れ曲がら
ないように各横断する仕切堰ごとに二つ以上の突起部が
形成されていることが好ましい。
【0033】前記食品容器1は、図4に一例を示すよう
に、該食品容器1と該容器の上面に嵌合する蓋体22と
からなる蓋付食品収納容器21として構成とすることが
好ましい。食品容器1が嵌合する蓋体22によって覆わ
れていると、密閉性が向上し食品を埃、虫等から効果的
に保護できると共に、嵌合する蓋体22は食品容器1に
容易に被せることができる。又、食品容器1の仕切堰3
には、前述したように突起部13が設けられており、容
易には折れ曲がることがないので、食品を収納し更に蓋
体で覆われた蓋付食品容器21を取り扱う際に、蓋体2
2が外れたり容器が折れるなどのトラブルが効果的に防
止される。
【0034】上記蓋体22と食品容器1との嵌合は、内
嵌合でも外嵌合でも、内嵌合と外嵌合を組合せてもよ
い。具体的には、図3に示すように、食品容器1の開口
周縁部の周縁の内側に段部23と垂直部24を設け、開
口周縁部の上端面25を平坦部として形成し、図示はし
ないが、蓋体22の周縁が垂直部24と擦り合うように
嵌め込めば内嵌合となる。又、食品容器1の開口周縁部
の周縁の外側に下側に延びるスカート部26を設け、開
口周縁部の上端面25を平坦部として形成し、図示はし
ないが、蓋体22の周縁の内側がスカート部26と擦り
合うように嵌めれば外嵌合となる。又、段部23と垂直
部24を設け、開口周縁部の上端面25を平坦部として
形成し、更にスカート部26を設けて各々の対応する面
が擦り合うように嵌め込めば内嵌合と外嵌合を組合せた
ものとなる。
【0035】図4に示す態様においては、食品容器1全
体を一の蓋体22で覆っているが、仕切堰3を境に異な
る蓋体で食品容器1を覆ったり(図示はしない。)、各
収納凹部2ごとに異なる蓋体(図示はしない。)で覆っ
てもよい。このように蓋体を構成することにより、例え
ば、惣菜類と米飯とを別々の収納凹部に収納した容器を
電子レンジで加熱した場合、惣菜類からの水蒸気が米飯
に入り込むことが防止できる。
【0036】蓋体22を構成する素材は、従来から用い
られている合成樹脂シートが任意に使用でき、透明なも
のが収納されている食品を外部から見ることができるの
で好ましい。電子レンジで加熱する場合は耐熱性の点か
ら、ポリエチレンフタレート等の芳香族ポリエステル樹
脂が好ましく用いられる。電子レンジで加熱しない場合
は、2軸延伸ポリスチレンなどのポリスチレン系樹脂等
の透明シートが好ましく用いられる。尚、蓋体22は、
従来公知の真空成形や圧空成形によって熱成形すること
により製造することができる。
【0037】蓋体22においては、蓋体22を食品容器
1から取外し易くするために、蓋体22にタブを付けて
もよい。この場合、ラッピング工程でフィルムが切れな
いよう、タブは蓋付食品収納容器21から外側に飛び出
ない形状とすることが望ましい。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の食品収納
容器は仕切堰により複数の収納凹部に区画されているの
で、麺や各種の具材を別々に収納したり、御飯や各種の
惣菜を別々に収納したりするのに好適な容器である。
【0039】本発明の食品収納容器においては、少なく
とも一の仕切堰が対峙する開口周縁部の間を横断するよ
うに設けられた食品収納容器において、該仕切堰の両端
を結ぶ方向に対して直交する方向と平行になるように該
仕切堰の上端面を実質的に横断して突起部が設けられて
いるので、食品を収納した容器を手で持ったり、蓋をし
てラッピングする際に、容器が仕切堰の部分から折れ曲
がることを効果的に防ぐことができる。又、シートの厚
みを厚くしないでも、仕切堰は十分な剛性を有するので
容器をコンパクトに積み重ねることができる。
【0040】本発明の食品収納容器においては、該突起
部が容器の開口周縁部近傍の仕切堰の上端面に設けられ
ている構成を採用すると、食品収納容器が仕切堰から折
れ曲がることをより効果的に防ぐことができる。
【0041】本発明の食品収納容器においては、該突起
部が、仕切堰の上端面に形成された凹部の底面に設けら
れているという構成を採用すると、構造が単純で熱成形
が容易な上により優れた補強効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の食品収納容器の一例を示す平面図であ
る。
【図2】本発明の食品収納容器の一例を示す斜視図であ
る。
【図3】図1のIII−III線に沿う突起部部分の断面図で
ある。
【図4】本発明の食品収納容器を使用した蓋付食品収納
容器の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 食品容器 2 収納凹部 3 仕切堰 4 部分的な仕切堰 5 開口周縁部 6 開口周縁部 11 仕切堰の上端面 13 突起部 14 凹部 15 凹部の底面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一の仕切堰が対峙する開口周
    縁部の間を横断するように設けられた食品収納容器にお
    いて、該仕切堰の両端を結ぶ方向に対して直交する方向
    と平行になるように該仕切堰の上端面を実質的に横断し
    て突起部が設けられていることを特徴とする食品収納容
    器。
  2. 【請求項2】 該突起部が容器の開口周縁部近傍の上端
    面に設けられていることを特徴とする請求項1記載の食
    品収納容器。
  3. 【請求項3】 該突起部が、仕切堰の上端面に形成され
    た凹部の底面に設けられていることを特徴とする請求項
    1又は2記載の食品収納容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006321539A (ja) * 2005-05-19 2006-11-30 Fp Corp 包装用容器とその蓋及び電子レンジ加熱用包装用容器
JP2007217033A (ja) * 2006-02-17 2007-08-30 House Foods Corp 固形食品用包装容器

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