JP2021123392A - 包装用容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】蓋体の上面にほこりなどが溜まりにくくするとともに潰れにくい剛性をも有する蓋体を備えた包装用容器を提供する。【解決手段】包装用容器1は、容器本体4に蓋体2を被せた状態で段積み可能であり、蓋体2は、容器本体4の本体底面部41を載せ置き可能な平面状の天面部21と、天面部21の周縁の一部又は全部を***させ、載せ置いた容器本体4のズレを防止する***部24とを備え、***部24は、蓋体内側の内面部24aと、頂部側の頂面部24bと、蓋体外側の外面部24cとからなり、内面部24aは、天面部21から上昇する滑らかな傾斜面とし、頂面部24b及び外面部24cは、表面が蓋体2の内外方向に延びる細長突条25を複数並列させた凹凸面26としたことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、陳列する際に段積みしやすくした包装用容器に関する。
コンビニエンスストアなどの小売店では、弁当などが、プラスチック製の容器に収容され、段積みした状態で陳列されていることがよく見かけられる。段積みすれば、上段の容器はずれ落ちるおそれがあるため、ずれにくいように工夫が施された容器が開発されている。
例えば、下記特許文献1には、容器本体と蓋体とを備え、容器本体の底面部に形成された凸部を受け入れるための凹部が蓋体の天面部に形成され、容器本体の凸部が蓋体の凹部に入り込むようにして多段に積み重ねることが可能な包装用容器において、蓋体は透明であり、蓋体の凹部は平坦面とされ、蓋体の凹部の周縁に、蓋体内に突出する凸条からなる屈曲部が形成され、前記屈曲部は凸条のうち外側に位置する外側壁部を備え、この外側壁部は、容器が前記多段に積み重ねられた状態にて上の容器の凸部が当接することで、当該状態における上の容器が下の容器に対して横ずれしないようにされることを特徴とする包装用容器が開示されている。この容器は、多段に積み重ねて陳列しても蓋体が潰れにくいという効果も有するものである。
特許第5254707号公報
上記特許文献1に開示された容器は、上段に載せた容器が横ずれしない工夫がなされているが、蓋体を潰れにくくするために屈曲部が形成されており、この屈曲部は、上記特許文献1の図3などに示されているように上面側から凹ませた凹状に形成されているので、内部にほこりなどが溜まるおそれがあった。この屈曲部から溜まったほこりなどを取り除こうとしても内部に入り込んで取り出しにくく、衛生面上での問題が生じるおそれがあった。
そこで、本発明の目的は、蓋体の上面にほこりなどが溜まりにくくするとともに段積みしても潰れにくい剛性を有する蓋体を備えた包装用容器を提供することにある。
本発明の包装用容器の一形態は、容器本体に蓋体を被せた状態で段積み可能な包装用容器であって、蓋体は、容器本体の本体底面部を載せ置き可能な平面状の天面部と、天面部の周縁の一部又は全部を***させ、載せ置いた容器本体のズレを防止する***部とを備え、***部は、蓋体内側の内面部と、頂部側の頂面部と、蓋体外側の外面部とからなり、内面部は、天面部から上昇する表面が滑らかな傾斜面とし、頂面部及び外面部の全部又は一部は、表面が蓋体の内外方向に延びる細長凹溝又は細長突条を複数並列させた凹凸面としたことを特徴とする。
上記形態の包装用容器は、***部を設けたことにより、上段に載る容器のずれを防止するだけでなく、内面部を表面が滑らかな傾斜面としてあるため、ほこりなどが溜まりにくく積もったとしても簡単に拭取ることができる。
また、***部の頂面部及び外面部には、細長凹溝又は細長突条からなる凹凸面を設けてあるため、蓋体の剛性が高まり、他の容器を載せても潰れにくくなるとともに、頂面部及び外面部が蛇腹状になっているため、適度に蓋体周方向に変形し、上段の容器がずれ動いても衝撃を吸収することができる。
上記形態の包装用容器において、天面部を平面視矩形状とし、***部を天面部の周縁の少なくとも各隅部付近に備えることが好ましい。
天面部を平面視矩形状とした場合は、***部を各隅部に設けることにより、天面部に載せた容器本体の底面部を囲み、載せた容器がずれにくくなる。
また、天面部が平面視矩形状の包装用容器において、蓋体を透明乃至半透明とし、凹凸面を蓋体の各隅部付近のみに備えることが好ましい。さらに、蓋体の少なくとも一つの隅部付近に蓋体外側に突き出す平面状の摘み部を備えることが好ましい。
蓋体を透明乃至半透明にすることにより、内部の収容物を視認しやすくなるが、凹凸面を設けることにより視認性を妨げるため凹凸面を各隅部付近にのみ備えることで、凹凸面の間から収容物をクリアに見ることができる。さらに、凹凸面を形成した隅部付近に摘み部を設けることにより、凹凸面付近は剛性が高まるため、開封する際に蓋体が変形しにくく開けやすくなる。
上記形態の包装用容器において、外面部を下方に延長し、蓋体の周壁部を形成するようにすることが好ましい。
このように周壁部を設け、蓋体を高さのある形状としても凹凸面により周壁部の剛性を高め、天面部に他の容器を載せても潰れにくくなる。
上記形態の包装用容器において、細長凹溝又は細長突条の幅を0.5mm〜3mmの範囲内にすることが好ましい。
このように細長凹溝又は細長突条をこの範囲の細幅にすることにより、適度に蓋体が周方向に変形しやすくなり、上段の容器がずれ動いても衝撃を吸収することができる。
上記形態の包装用容器において、容器本体と蓋体との間に中皿を有する構成とし、その中皿を非透明にし、蓋体を透明乃至半透明にするとともに蓋体外側に突き出す平面状の摘み部を備えた構成とし、摘み部が、平面視において、中皿の外縁よりも内側に配されることが好ましい。
このようにすることにより、蓋体を透明乃至半透明にしてもその下側にある中皿が非透明であるため、摘み部の外縁が見えやすくなり、摘み部の位置を確認しやすくなる。
上記中皿を備えた形態の包装用容器において、中皿は、中皿底面部と、その周囲に設けた中皿周壁部と、を備え、中皿周壁部から中皿底面部に連なる凹溝状の流路部を複数設けることが好ましい。
このようにすることにより、中皿の収容物から滲出した水分や油分が流路部を流れて中皿底面部側に流れやすくなるとともに、流路部がリブのような働きをして中皿の強度を高めることができる。
本発明の一実施形態の包装用容器を示し、蓋体、中皿及び容器本体を分離した状態を示した斜視図である。 図1の包装用容器を分離した状態での側面図である。 図1の蓋体を示した平面図である。 図1の蓋体に設けた***部付近を縦方向に切断した状態を示した部分拡大端面図である。 図1の蓋体の一隅部付近を示した部分拡大斜視図である。 図1の蓋体に設けた凹凸面付近を横方向に切断した状態を示した部分拡大端面図である。 図1の中皿を示した平面図である。 図1の包装用容器において容器本体に中皿及び蓋体を閉じた状態で一隅部付近を示した部分拡大平面図である。 図1の容器本体を示した平面図である。
以下、本発明の包装用容器の一実施形態を図面に基づいて説明する。
本発明の一実施形態の包装用容器1は、図1又は図2に示すように、蓋体2と中皿3と容器本体4とを備え、容器本体4に中皿3を嵌合させ、さらに、中皿3に蓋体2を嵌合させて中皿3及び容器本体4を覆うことができるようにしたものである。
本実施形態では、中皿3を有する構成としてあるが、中皿3を有さず容器本体4に蓋体2を直接嵌合できる構成としてもよい。また、中皿3は容器本体4に嵌合する構成であるが、これに限定されるものではなく、中皿3は容器本体4の後述する本体フランジ部43に単に上から載置されて嵌合しない構成であってもよく、その他乗せ蓋のような構成にするもの等、容器本体4と蓋体2の間に位置するものであればよい。
本実施形態では、包装用容器1を、平面視正方形状としてあるが、これに限定されるものではなく、ひし形や長方形状などの平面視矩形状、平面視円形乃至長円状、六角形や八角形などの平面視多角形状などいずれの形状としてもよい。
包装用容器1は、例えば、食料品などを収容物として収容することができる。食料品としては、特に限定するものではないが、かつ丼・親子丼・天丼などの丼物やうどん・ラーメンなどの麺類が好ましく、例えば、かつ丼を収容する場合は容器本体4にご飯、中皿3に卵で綴じたカツからなる具材を収容することができる。また、うどんを収容する場合は容器本体4にうどん麺、中皿3にエビ天ぷらなどの具材を収容することができる。
蓋体2、中皿3及び容器本体4は、特に限定するものではないが、合成樹脂シートを熱成形して製造することができる。合成樹脂シートは、非発泡樹脂シート、発泡樹脂シートのいずれでもよいが、蓋体2及び中皿3は合成樹脂シート、容器本体4は発泡樹脂シートが好ましい。
非発泡樹脂シートの場合には、厚みが0.1mm〜2.0mmの範囲内、特に0.2mm〜1.2mmの範囲内のシートを用いるのが好ましい。
発泡樹脂シートの場合には、厚みが0.3mm〜3.0mmの範囲内、特に0.5mm〜2.5mmの範囲内のシートを用いるのが好ましい。また、発泡樹脂シートの場合には、発泡倍率を1.05倍〜20.0倍、特に1.5倍〜15.0倍にするのが好ましい。
非発泡樹脂シートとしては、例えば、ポリエチレン系樹脂シート・ポリプロピレン系樹脂シートなどのポリオレフィン系樹脂シート、ポリスチレン系樹脂シート、ポリエチレンテレフタレート系樹脂シート・耐熱性を付与した変性ポリエチレンテレフタレート系樹脂シートなどのポリエステル系樹脂シートなどの熱可塑性樹脂シートを用いることができる。また、電子レンジの加熱に耐え得るもの、例えば、耐熱性ポリスチレン系樹脂シート、ポリプロピレン系樹脂シート、耐熱性を付与した変性ポリエチレンテレフタレート系樹脂シートを用いてもよい。
発泡樹脂シートとしては、例えば、発泡ポリオレフィン系樹脂シート、発泡ポリスチレン系樹脂シート、発泡ポリエチレンテレフタレートなどの発泡ポリエステル系樹脂シートを用いることができる。
合成樹脂シートを積層した積層シートを用いることもでき、積層シートとしては、例えば、非発泡樹脂シート又は発泡樹脂シートに樹脂フィルムを熱ラミネートした積層シート、共押出法による積層シート、押出ラミネート法による積層シートなどを挙げることができる。
熱成形としては、真空成形、圧空成形、真空圧空成形、熱板成形などを挙げることができる。
蓋体2、中皿3及び容器本体4は、黒色や白色などの有色でもよいが、内部が視認できるように透明乃至半透明であることが好ましく、特に、蓋体3は透明乃至半透明が好ましく、中皿3は黒色などの非透明が好ましい。また、蓋体2、中皿3及び容器本体4の表面に、文字、絵柄などの印刷や刻印を施してもよく、補強のためのリブを設けることや滑り止めのためのシボ加工を施してもよい。
蓋体2は、図1〜図3に示すように、中皿3に内嵌合させ、覆うことができるようにしてある。
蓋体2は、平面状の天面部21と、その周縁部に設けた***部24と、天面部21の周縁部から下方に傾斜する傾斜面状の周壁部22と、周壁部22の下縁部を上方に折り返し中皿3に嵌合できるようにした被嵌合部23とを備えてなる。
天面部21は、平面視丸隅正方形状のほぼ水平面として形成してあり、その上面に容器本体4の本体底面部41を載せ置きできる。天面部21の周縁部には、上方に***させた***部24が設けてある。***部24を設けることにより、天面部21に載せ置いた容器本体4の本体底面部41を囲い、段積みした際に上段の容器1が横ずれすることを防ぐことができる。
***部24は、本実施形態では、図3に示すように、対向する二辺側に設けてあり、図4に示すように、断面視において円弧乃至湾曲状に形成してある。***部24は、天面部21の周縁の全部又は一部に設けてあればよく、例えば、天面部21の周縁全周に渡り設けることや蓋体2の各隅部付近にのみ設けることもでき、載せた容器1のズレを防止する観点から少なくとも各隅部付近に設けておくことが好ましい。
***部24は、図4又は図5に示すように、蓋体2の内側に位置する内面部24aと、上側(頂部側)に位置する頂面部24bと、蓋体2の外側に位置する外面部24cとからなる。
内面部24aは、天面部21から徐々に上昇するように連続させ、凹凸のない滑らかな傾斜面として形成してある。傾斜面は、傾斜平面や湾曲凹面などにすることができる。なお、ここでいう滑らかとは、特に限定するものではないが、算術平均粗さ(Ra)が100μm以下である。
頂面部24b及び外面部24cは、図5又は図6に示すように、表面を蓋体2の内外方向に延びる細長突条25を複数並列させた凹凸面26としてある。本実施形態では細長突条25としてあるが、細長凹溝を設けて凹凸面26を形成してもよい。
細長突条25は、図6に示すように、幅Wを0.5mm〜3mmの範囲内、特に1mm〜2.5mmの範囲内にするのが好ましい。また、高さHを10μm〜1mmの範囲内、特に200μm〜800μmの範囲内にするのが好ましい。各細長突条25の間隔Dは、特に限定するものではないが、0.5mm〜3mmにするのが好ましい。
なお、***部24において、内面部24aと頂面部24bとの境界及び頂面部24bと外面部24cとの境界は明確に表れるものではないが、断面における変曲点付近にするのが好ましい。
凹凸面26は、***部24を設けた部分の全部に設けてもよいが一部に設けてもよく、蓋体2の各隅部付近に設けておくのが好ましい。蓋体2を透明乃至半透明にした場合に凹凸面26を設けると内部の収容物の視認性を妨げるため、凹凸面26を***部24を設けた部分の一部に設けるのが好ましい。
周壁部22は、図4に示すように、外面部24cを下方に延長するように、外面部24cと面一に連なる傾斜面として形成してある。周壁部22は、本実施形態では傾斜面としてあるが、凸湾曲面や垂下面としてもよい。
周壁部22の一部又は全部は、頂面部24b及び外面部24cに設けた細長突条25に連なる凹凸面26にしてある。頂面部24b、外面部24c及び周壁部22に凹凸面26を設けることにより、強度を高めて容器1を段積みした場合に潰れにくくすることができる。
周壁部22及び***部24の高さ(周壁部22の下縁部から***部24の頂部までの垂直方向の長さ)は、特に限定するものではないが、10mm〜60mm、特に20mm〜50mmが好ましい。
被嵌合部23は、図1又は図2に示すように、周壁部22の下縁部を折り返して形成してあり、その外側面を逆テーパ状にして中皿3に内嵌合できるようにしてある。
被嵌合部23の上縁部には、外側に若干幅で張り出すフランジ部27が設けてあり、蓋体2の各隅部の位置には蓋体外側に突き出す平面状の摘み部28が設けてある。
摘み部28は、図3に示すように、平面視において、2つの山が連なる形状をなし、その根元は蓋体内側にやや抉る湾曲状の湾曲凹部29としてある。湾曲凹部29を設けることにより、摘み部28を摘んで開蓋する際に、湾曲凹部29付近に応力が集中するのを避けることができ、蓋体2が破断するのを防止することができる。
中皿3は、図1,図2又は図7に示すように、浅底の角鉢状に形成し、容器本体4に外嵌合させ、容器本体4を覆うことができるようにしてある。
中皿3は、平面視丸隅正方形状の中皿底面部31と、その周囲を囲う中皿周壁部32と、中皿周壁部32の上縁部から中皿外側に階段状に拡がる中皿フランジ部33とを備えてなる。
中皿底面部31の周囲には、一段凹ませて堀状に形成した貯留部31aが設けてあり、収容した収容物から滲出した油分や水分を貯めることができるようにしてある。
中皿底面部31の表面には、図7に示すように、平面視において、くの字状を呈する線状凸部31bが適宜位置に形成してあり、収容した収容物がこの上に載り、滲出した油分や水分に触れにくくしてある。線状凸部31bには横断する切り通し部31cが間隔をおいて設けてあり、収容物から滲出した油分や水分が中皿底面部31上に溜まらずに流れやすいようにしてある。
中皿周壁部32は、中皿底面部31の周縁から立ち上がる垂直面或いは傾斜面として形成してあり、その上側を逆テーパ状にした嵌合部32aとして蓋体2の被嵌合部23を嵌合できるようにしてある。
中皿周壁部32の表面には、中皿周壁部32から中皿底面部31に渡る凹溝状の流路部32bが複数設けてあり、収容物から滲出した油分や水分が中皿底面部31側に流れるようにしてある。流路部32bの終端は貯留部31a内に設けてあり、油分や水分が貯留部31aに貯まりやすいようにしてある。
中皿フランジ部33は、中皿周壁部32の上縁部から中皿外側に向かい階段状に拡がるように形成してあり、最外側の垂下面33aに容器内側に突出する突起部を設け、容器本体4に外嵌合できるようにしてある。
中皿フランジ部33の一対の隅部付近には、外側に舌片状に延びる摘み部33bが形成してある。
中皿フランジ部33の他の一対の隅部付近には、中皿周壁部32の上縁部付近から垂下面33aに向かい下る傾斜面状の傾斜面部33cが形成してある。傾斜面部33cを設けることにより、中皿3を持ち上げた際に中皿3を撓みにくくすることができる。
中皿3に蓋体2を嵌合した際に、図8に示すように、蓋体2の摘み部28の外縁が、平面視において、中皿3の外縁よりも内側になるように形成するのが好ましい。このようにすることにより、例えば、蓋体2を透明乃至半透明にした場合、中皿3を黒色などの非透明としておけば、摘み部28が透明乃至半透明であっても外縁が視認しやすくなり、開封作業がしやすくなる。
容器本体4は、図1、図2又は図9に示すように、深底の角鉢状としてあり、平面視丸隅正方形状の本体底面部41と、その周縁部から本体外側に広がりながら傾斜面状に立ち上がる本体周壁部42とを備える。
本体底面部41は、***部24の内側に納まる大きさにし、略隙間なく納まる大きさにすることが好ましい。
本体周壁部42の上縁部には、本体外側に張り出す平面状の本体フランジ部43が全周に渡り設けてある。本体フランジ部43の外縁端部が中皿3の垂下面33aの内側に納まり、突起部が係止して中皿3が容器本体4に外嵌合できるようにしてある。
包装用容器1は、例えば、容器本体4にご飯を収容し、容器本体4に中皿3を嵌合させて被せ、その中皿3に天ぷらなどの具材を収容した後、中皿3に蓋体2を嵌合させて使用することができる。この包装用容器1の蓋体2の天面部21に他の包装用容器1の容器本体4の本体底面部41を載せ置くことにより、段積みすることができる。
包装用容器1は、***部24を設けてあるため、天面部21に載せた他の包装用容器1の容器本体4が***部24により囲われてずれることを防止することができる。***部24の内面部24aを滑らかな面としてあるため、ほこりなどが溜まりにくく積もったとしても簡単に拭取ることができる。また、***部24の頂面部24b、外面部24c及び周壁部22を、凹凸面26としてあるため、蓋体2の剛性が高まり、他の容器1を載せても潰れにくくなるとともに、凹凸面26が蛇腹状になっているため、適度に蓋体周方向に変形し、載せ置いた容器1がずれ動いても衝撃を吸収することができ、段積み状態が崩れにくくなる。
さらに、段積み状態の際、載置される本体底面部41に付着した汚れが天面部21や***部24における内面部24aに付着することを抑制し、仮に汚れが付着したとしても簡単に拭取ることができる。
包装用容器1は、蓋体2の天面部21を平面視矩形状とし、***部24を天面部21の周縁の少なくとも各隅部付近に備えることにより、天面部21に載せた他の包装用容器1がズレにくくなる。平面視矩形状の包装用容器1は、蓋体2を透明乃至半透明とし、凹凸面26を蓋体2の各隅部付近のみに備えることにより、凹凸面26の間から内部の収容物をクリアに見ることができる。凹凸面26を形成した隅部付近に摘み部28を備えることにより、凹凸面26付近は剛性が高まるため、開封する際に蓋体2が変形しにくく開けやすくなる。
包装用容器1は、細長突条25(又は細長凹溝)の幅を0.5mm〜3mmの範囲内にすることにより、適度に蓋体が周方向に変形し、天面部21に載せた容器1がずれ動いても衝撃を吸収することができる。
包装用容器1は、蓋体2と容器本体4との間に中皿3を有する構成とし、蓋体2に摘み部28を備え、摘み部28が、平面視において、中皿3の外縁よりも内側に配されることにより、蓋体2を透明乃至半透明にし、中皿3を非透明にすることで、摘み部28の外縁が見えやすくなり、摘み部28の位置を確認しやすくなる。
中皿3は、中皿周壁部32から中皿底面部31に連なる流路部32bを設けることにより、収容物から滲出した水分や油分が中皿底面部31側に流れやすくなり貯留部31aに貯めやすくなり、また、流路部32bがリブのような働きをして中皿3の強度を高めることができる。
上記実施形態の構成態様は、本発明を限定するものとして挙げたものではなく、技術目的を共通にする限り変更は可能であり、本発明はそのような変更を含むものである。
1包装用容器
2蓋体
21天面部
22周壁部
23被嵌合部
24***部
24a内面部
24b頂面部
24c外面部
25細長突条
26凹凸面
27フランジ部
28摘み部
29湾曲凹部
3中皿
31中皿底面部
31a貯留部
31b線状凸部
31c切り通し部
32中皿周壁部
32a嵌合部
32b流路部
33中皿フランジ部
33a垂下面
33b摘み部
33c傾斜面部
4容器本体
41本体底面部
42本体周壁部
43本体フランジ部

Claims (8)

  1. 容器本体に蓋体を被せた状態で段積み可能な包装用容器であって、
    該蓋体は、該容器本体の本体底面部を載せ置き可能な平面状の天面部と、該天面部の周縁の一部又は全部を***させ、載せ置いた容器本体のズレを防止する***部とを備え、
    該***部は、蓋体内側の内面部と、頂部側の頂面部と、蓋体外側の外面部とからなり、該内面部は、該天面部から上昇する表面が滑らかな傾斜面とし、該頂面部及び該外面部は、表面が蓋体の内外方向に延びる細長凹溝又は細長突条を複数並列させた凹凸面とした、包装用容器。
  2. 前記天面部を平面視矩形状とし、前記***部を前記天面部の周縁の少なくとも各隅部付近に備えた請求項1に記載の包装用容器。
  3. 前記蓋体を透明乃至半透明とし、前記凹凸面を前記蓋体の各隅部付近のみに備えた請求項2に記載の包装用容器。
  4. 前記蓋体の少なくとも一つの隅部付近に蓋体外側に突き出す平面状の摘み部を備えた請求項3に記載の包装用容器。
  5. 前記外面部を下方に延長し、前記蓋体の周壁部を形成するようにした請求項1〜4のいずれかに記載の包装用容器。
  6. 前記細長凹溝又は前記細長突条の幅を0.5mm〜3mmの範囲内にした請求項1〜5のいずれかに記載の包装用容器。
  7. 前記容器本体と前記蓋体との間に中皿を有する構成としてあり、その中皿を非透明にし、前記蓋体を透明乃至半透明にするとともに蓋体外側に突き出す平面状の摘み部を備えた構成とし、該摘み部が、平面視において、該中皿の外縁よりも内側に配された請求項1〜6のいずれかに記載の包装用容器。
  8. 前記中皿は、中皿底面部と、その周囲に設けた中皿周壁部とを備えた構成とし、該中皿周壁部から該中皿底面部に連なる凹溝状の流路部を複数設けた請求項7に記載の包装用容器。
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