JP2003035982A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003035982A
JP2003035982A JP2001222908A JP2001222908A JP2003035982A JP 2003035982 A JP2003035982 A JP 2003035982A JP 2001222908 A JP2001222908 A JP 2001222908A JP 2001222908 A JP2001222908 A JP 2001222908A JP 2003035982 A JP2003035982 A JP 2003035982A
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image
motor
driven system
image forming
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JP2001222908A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kusuda
宏 楠田
Yukitaka Mutou
幸貴 武藤
Tomokazu Maki
知一 真木
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Gear Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成装置において、モータの負荷を低減
するとともに感光体ドラムおよび現像ローラの長寿命化
を図ることを目的とする。 【解決手段】 駆動力を発生するモータ24と、モータ
24で駆動され、静電潜像が形成される感光体ドラムお
よびこの静電潜像を顕像化して当該感光体ドラム上にト
ナー像を形成する現像ローラからなる第1の被駆動系
と、モータ24で駆動され、第1の被駆動系以外で構成
される第2の被駆動系と、画像形成時にはモータ24か
らの駆動力を第1の被駆動系に伝達し、画像形成時以外
はモータ24から第1の被駆動系への駆動力を遮断する
クラッチ部25とを有する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の画
像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式を採用した画像形成
装置においては、像担持体である感光体を帯電器により
帯電し、帯電された感光体に画像情報に応じた光照射を
行って潜像を形成し、この潜像を現像手段によって現像
し、現像されたトナー像を記録媒体に転写して画像を形
成することが行われている。
【0003】一方、画像のカラー化に伴って、上述の各
画像形成プロセスが実行される画像形成ステーションを
複数備え、シアン像、マゼンタ像、イエロー像、好まし
くはブラック像の各色トナー像をそれぞれの感光体に形
成し、各感光体の転写位置において無端状の中間転写体
にこれらのトナー像を重ね合わせて転写することにより
フルカラー画像を形成するタンデム方式のカラー画像形
成装置も提案されている。
【0004】このようなタンデム方式のカラー画像形成
装置は各色ごとにそれぞれの画像形成部を有するため、
高速化に有利である。
【0005】ここで、従来の画像形成装置では、イエロ
ー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の感光体駆動用
ならびに各色の現像手段駆動用、中間転写体駆動用、転
写ローラ駆動用、定着ローラ駆動用、給紙ローラ駆動
用、搬送ローラ駆動用、トナー供給用など、被駆動体そ
れぞれについて個別にモータが設けられている。
【0006】したがって、たとえば感光体の駆動用だけ
で4個のモータが用いられることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような前述のよう
な従来の技術においては、被駆動体の数分だけモータが
必要になって装置が大型化するのみならず、装置のコス
トがアップしてしまう。
【0008】ここで、複数の被駆動体を1個のモータで
同時駆動すればこのような装置の大型化やコストアップ
の問題はなくなる。
【0009】しかしながら、このような構成では、感光
体や現像手段は定着動作のウォームアップから用紙排紙
まで、つまり画像形成時以外にも回転することになるの
で、モータに高い負荷がかかったままで消費電力が大き
くなるのみならず、回転に比例して感光体や現像手段の
寿命が短くなってしまう。
【0010】そこで、本発明は、モータの負荷を低減す
ることのできる画像形成装置を提供することを目的とす
る。
【0011】また、本発明は、感光体および現像手段の
長寿命化を図ることのできる画像形成装置を提供するこ
とを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明の画像形成装置は、駆動力を発生するモータ
と、モータで駆動され、静電潜像が形成される感光体お
よび静電潜像を顕像化して当該感光体上にトナー像を形
成する現像手段からなる第1の被駆動系と、モータで駆
動され、第1の被駆動系以外で構成される第2の被駆動
系と、画像形成時にはモータからの駆動力を第1の被駆
動系に伝達し、画像形成時以外はモータから第1の被駆
動系への駆動力を遮断するクラッチ部とを有する構成と
したものである。
【0013】これにより、感光体および現像手段は画像
形成時のみ駆動されることになるので、画像形成時以外
におけるモータの負荷を低減することが可能になる。
【0014】また、このように感光体および現像手段が
画像形成時のみ駆動されることにより、感光体および現
像手段の長寿命化を図ることが可能になる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、駆動力を発生するモータと、モータで駆動され、静
電潜像が形成される感光体および静電潜像を顕像化して
当該感光体上にトナー像を形成する現像手段からなる第
1の被駆動系と、モータで駆動され、第1の被駆動系以
外で構成される第2の被駆動系と、画像形成時にはモー
タからの駆動力を第1の被駆動系に伝達し、画像形成時
以外はモータから第1の被駆動系への駆動力を遮断する
クラッチ部とを有する画像形成装置であり、画像形成時
以外におけるモータの負荷を低減することが可能になる
という作用を有する。また、感光体および現像手段の長
寿命化を図ることが可能になるという作用を有する。
【0016】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1記載の発明において、第1の被駆動系は、ブラックの
トナー像に対応した静電潜像が形成される感光体および
当該感光体上にブラックのトナー像を形成する現像手段
である画像形成装置であり、画像形成時以外におけるモ
ータの負荷を低減することが可能になるという作用を有
する。また、感光体および現像手段の長寿命化を図るこ
とが可能になるという作用を有する。
【0017】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
1または2記載の発明において、クラッチ部は、回転軸
の周りを公転する遊星歯車を備えるとともにモータから
の駆動力が入力される入力歯車が形成された第1の歯車
部と、回転軸の同軸上に回転自在に取り付けられ、モー
タからの駆動力を感光体に伝達する出力歯車を備えると
ともに第1の歯車部の遊星歯車と噛み合って遊星歯車を
自転させる太陽歯車が形成された第2の歯車部と、回転
軸の同軸上に回転自在に取り付けられ、遊星歯車と噛み
合う内歯歯車を備えるとともに係止部が形成された第3
の歯車部と、係止部と係合して第3の歯車部の回転を停
止させるロック部と、ロック部を係止部と係合するロッ
ク位置ならびに係止部との係合を解除する解除位置とに
変位させる駆動部とを有し、ロック部が係止部と係合し
たときには第3の歯車部の回転が停止して第1の歯車部
により第2の歯車部が回転し、ロック部が係止部と係合
していないときには感光体の駆動負荷により第2の歯車
部の回転が停止して第1の歯車部により第3の歯車部が
回転する画像形成装置であり、電磁クラッチやばねクラ
ッチを用いた場合に比べて機構がコンパクトになるとと
もに装置のコストダウンを図ることが可能になるという
作用を有する。
【0018】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図5を用いて説明する。なお、これらの図面におい
て同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複
した説明は省略されている。
【0019】図1は本発明の一実施の形態による画像形
成装置の構成を示す説明図、図2は図1の画像形成装置
における被駆動系、伝達系およびクラッチ部を示す概念
図、図3は本実施の形態の画像形成装置に用いられたク
ラッチ部の要部を示す斜視図、図4は本実施の形態の画
像形成装置においてモータからの駆動力が第1の被駆動
系に伝達されるときにおけるクラッチ部の状態を示す説
明図、図5は本実施の形態の画像形成装置においてモー
タから第1の被駆動系への駆動力が遮断されたときにお
けるクラッチ部の状態を示す説明図である。
【0020】図1に示すように、本実施の形態の画像形
成装置は、4つの画像形成ステーションPa,Pb,P
c,Pdが配置されており、各画像形成ステーションP
a,Pb,Pc,Pdは、周方向に回転する感光体ドラ
ム(感光体)1a,1b,1c,1dを像担持体として
有している。この感光体ドラム1a,1b,1c,1d
は、その回転中心軸が相互に平行になるように一列に配
置されている。
【0021】感光体ドラム1a,1b,1c,1dの周
囲には、各感光体ドラム1a,1b,1c,1dの表面
を一様に所定の電位に帯電させる帯電手段3a,3b,
3c,3d、帯電された感光体ドラム1a,1b,1
c,1d上に特定色の画像データに対応した露光光線4
K,4C,4M,4Yを照射して静電潜像を形成する露
光手段4、感光体ドラム1a,1b,1c,1d上に形
成された静電潜像を顕像化してトナー像を形成する現像
ローラ(現像手段)5a,5b,5c,5d、駆動ロー
ラ9aおよび従動ローラ9bに調帯支持されて感光体ド
ラム1a,1b,1c,1d上に顕像化された各色トナ
ー像が相互に重ね合わせ転写されてカラートナー像が形
成される無端状の中間転写ベルト(中間転写体)8、こ
の中間転写ベルト8にトナー像を転写する転写手段6
a,6b,6c,6d、感光体ドラム1a,1b,1
c,1dから中間転写ベルト8にトナー像を転写した後
に感光体ドラム1a,1b,1c,1dに残っている残
留トナーを除去するクリーニング手段7a,7b,7
c,7dがそれぞれ配置されている。
【0022】ここで、感光体ドラム1a,1b,1c,
1dに当接可能に設けられた中間転写ベルト8は、図示
する場合においては、駆動ローラ9aにより矢印A方向
へ回動する。なお、画像形成ステーションPa,Pb,
Pc,Pdでは、それぞれブラック画像、シアン画像、
マゼンタ画像、イエロー画像が形成される。そして、感
光体ドラム1a,1b,1c,1dに形成された各色の
単色画像が中間転写ベルト8上に順次重ね転写されてフ
ルカラー画像が形成される。ここで、画像はイエロー画
像、マゼンタ画像、シアン画像、ブラック画像の順に形
成され、したがって、中間転写ベルト8上には最初にイ
エロー画像が転写され、このイエロー画像に対してマゼ
ンタ画像、シアン画像、ブラック画像が順次重ね転写さ
れる。
【0023】装置の下部には、印字用紙などのシート材
11が収納された給紙カセット12が設けられている。
そして、シート材11は、給紙ローラ10により給紙カ
セット12から1枚ずつ用紙搬送路に送り出される。
【0024】用紙搬送路上には、中間転写ベルト8の外
周面と所定量にわたって接触し、この中間転写ベルト8
上に形成されたカラー画像をシート材11に転写するシ
ート材転写ローラ13、シート材11上に転写されたカ
ラー画像をローラの狭持回転に伴う圧力と熱とによって
シート材11に定着する定着器14が配置されている。
【0025】このような構成の画像形成装置において、
先ず画像形成ステーションPdの帯電手段3dおよび露
光手段4により感光体ドラム1d上に画像情報のイエロ
ー成分色の潜像が形成される。この潜像はイエロートナ
ーを有する現像ローラ5dによりイエロートナー像とし
て可視像化され、転写手段6dにより中間転写ベルト8
上にイエロートナー像として転写される。
【0026】一方、イエロートナー像が中間転写ベルト
8に転写されている間に、画像形成ステーションPcで
はマゼンタ成分色の潜像が形成され、続いて現像ローラ
5cでマゼンタトナーによるマゼンタトナー像が顕像化
される。そして、先の画像ステーションPdでイエロー
トナー像の転写が終了した中間転写ベルト8にマゼンタ
トナー像が画像ステーションPcの転写手段6cにて転
写され、イエロートナー像と重ね合わされる。
【0027】以下、シアントナー像、ブラックトナー像
についても同様にして画像形成が行われ、中間転写ベル
ト8に4色のトナー像の重ね合わせが終了すると、給紙
ローラ10により給紙カセット12から給紙されたシー
ト材11上にシート材転写ローラ13によって4色のト
ナー像が一括転写される。そして、転写されたトナー像
は定着器14でシート材11に加熱定着され、このシー
ト材11上にフルカラー画像が形成される。
【0028】なお、転写が終了したそれぞれの感光体ド
ラム1a,1b,1c,1dはクリーニング手段7a,
7b,7c,7dで残留トナーが除去され、引き続き行
われる次の像形成に備えられる。
【0029】このような画像形成装置において、図2に
示すように、感光体ドラム1a,1b,1c,1dの同
軸上には感光体駆動ギア15a,15b,15c,15
dが、現像ローラ5a,5b,5c,5dの同軸上には
現像ローラ駆動ギア16a,16b,16c,16d
が、それぞれ取り付けられている。さらに、駆動ローラ
9aの同軸上には駆動ローラ駆動ギア17が、シート材
転写ローラ13の同軸上には転写ローラ駆動ギアが、給
紙ローラ10の同軸上には給紙ローラ駆動ギア19が、
搬送ローラの同軸上には搬送ローラ駆動ギアが、定着器
14の加圧ローラの同軸上には加圧ローラ駆動ギア21
が、そして現像ローラ5a,5b,5c,5dにトナー
を供給するトナー供給ローラの同軸上にはトナー供給ロ
ーラ駆動ギア22が、それぞれ取り付けられている。そ
して、駆動力を発生するモータ23,24が設けられて
いる。
【0030】ここで、ブラックのトナー像に対応した静
電潜像が形成される感光体ドラム1aおよびこれに対応
する現像ローラ5aという被駆動体で第1の被駆動系が
構成されている。また、駆動ローラ9a、シート材転写
ローラ13、給紙ローラ10、搬送ローラ、加圧ローラ
およびトナー供給ローラという被駆動体で第2の被駆動
系が構成されている。さらに、ブラック以外のトナー像
に対応した静電潜像が形成される感光体ドラム1b,1
c,1dおよびこれらに対応する現像ローラ5b,5
c,5dという被駆動体で第3の被駆動系が構成されて
いる。
【0031】そして、モータ24により、第1の被駆動
系である感光体ドラム1aおよび現像ローラ5aと、第
2の被駆動系である駆動ローラ9aやシート材転写ロー
ラ13などが駆動される。また、モータ23により、第
3の被駆動系であるブラック以外のトナー像に対応した
静電潜像が形成される感光体ドラム1b,1c,1dお
よびこれらに対応する現像ローラ5b,5c,5dが駆
動される。
【0032】なお、第2の被駆動系を構成する部材は本
実施の形態に示すものに限定されるものではない。つま
り、第2の被駆動系には、感光体ドラムおよび現像ロー
ラ以外であれば、ここに示す以外の他の種々の被駆動体
を含むことができ、また、ここに示す被駆動体の一部ま
たは全部を含まないことができる。
【0033】また、本実施の形態では、ブラックのトナ
ー像に対応した静電潜像が形成される感光体ドラム1a
およびこれに対応する現像ローラ5aで第1の被駆動系
が形成されているが、ブラック以外のトナー像に対応し
た静電潜像が形成される感光体ドラム1b,1c,1d
および現像ローラ5b,5c,5dの一部または全部を
含むことが、あるいはブラック以外のトナー像に対応し
た静電潜像が形成される感光体ドラム1b,1c,1d
および現像ローラ5b,5c,5dの一部または全部で
形成することができる。
【0034】さらに、本実施の形態においては、ブラッ
ク以外のトナー像に対応した静電潜像が形成される感光
体ドラム1b,1c,1dおよび現像ローラ5b,5
c,5dと、ブラックのトナー像に対応した静電潜像が
形成される感光体ドラム1aおよび現像ローラ5aとは
それぞれ別個のモータ23,24で駆動されているが、
同一のモータで駆動するようにしてもよい。
【0035】図示するように、モータ23,24の駆動
力を第1の被駆動系、第2の被駆動系および第3の被駆
動系に伝達するために伝達系26が配置されている。
【0036】そして、伝達系26上には、帯電、露光、
現像、転写という一連のプロセスからなる画像形成時に
はモータ24からの駆動力を第1の被駆動系に伝達し、
画像形成時以外はモータ24から第1の被駆動系への駆
動力を遮断するクラッチ部25が配置されている。
【0037】これは、第2の被駆動系を構成する用紙搬
送系などは動き始める前(定着のウォームアップ)から
用紙排紙まで常に回す必要があるのに対し、第1の被駆
動系である感光体ドラム1aおよび定着ローラ5aに関
しては、データ書き込みから転写までの限られた時間し
か回す必要はない。そこで、クラッチ部25により、画
像形成時にのみモータ24からの駆動力を第1の被駆動
系に伝達するようにしたものである。
【0038】これにより、感光体ドラム1aおよび現像
ローラ5aは画像形成時のみ駆動されることになるの
で、画像形成時以外におけるモータ24の負荷を低減す
ることが可能になって、消費電力の低減を図ることがで
きる。
【0039】また、このように感光体ドラム1aおよび
現像ローラ5aが画像形成時のみ駆動されることによ
り、感光体ドラム1aおよび現像ローラ5aの長寿命化
を図ることが可能になる。
【0040】ここで、図3に示すように、クラッチ部2
5は、回転軸27aの周りを公転する遊星歯車27bを
備えるとともにモータ24からの駆動力が入力される入
力歯車27cが形成された第1の歯車部27と、回転軸
27aの同軸上に回転自在に取り付けられ、モータ24
からの駆動力を感光体ドラム1aに伝達する出力歯車2
8aを備えるとともに遊星歯車27bと噛み合って遊星
歯車27bを自転させる太陽歯車28bが形成された第
2の歯車部28と、回転軸27aの同軸上に回転自在に
取り付けられ、遊星歯車27bと噛み合う内歯歯車29
aを備えるとともに係止部29bが形成された第3の歯
車部29とを有している。さらに、図4および図5に示
すように、係止部29bと係合して第3の歯車部29の
回転を停止させるロック部30と、ロック部30を係止
部29bと係合するロック位置ならびに係止部29bと
の係合を解除する解除位置とに変位させるソレノイド
(駆動部)31とを有している。
【0041】ロック部30には、このロック部30をロ
ック位置方向に付勢するばね部材32が取り付けられて
いる(図4参照)。そして、ソレノイド31が通電され
ると、プランジャ31aがばね力に抗して移動し、ロッ
ク部30が解除位置へ変位する(図5参照)。
【0042】このようなクラッチ部25では、図4に示
すように、ロック部30が係止部29bと係合したとき
には第3の歯車部29の回転が停止して第1の歯車部2
7により第2の歯車部28が回転する。したがって、画
像形成時にばね部材32によりロック部30をロック位
置に保持しておけば、モータ24からの駆動力が感光体
ドラム1aと現像ローラ5aとからなる第1の被駆動系
に伝達される。
【0043】また、図5に示すように、ロック部30が
係止部29bと係合していないときには感光体ドラム1
aの駆動負荷により第2の歯車部28の回転が停止して
第1の歯車部27により第3の歯車部29が回転する。
したがって、画像形成時以外にはソレノイド31を通電
してロック部30を解除位置へ保持しておけば、モータ
24から第1の被駆動系への駆動力が遮断される。
【0044】なお、クラッチ部25としては上記構成に
限定されるものではなく、たとえば電磁クラッチ、ある
いはばねクラッチとソレノイド31の組み合わせなど、
種々の形態のものを用いることができる。
【0045】但し、本実施の形態のクラッチ部25によ
れば、電磁クラッチやばねクラッチを用いた場合に比べ
て機構がコンパクトになるとともに装置のコストダウン
を図ることができる。
【0046】ここで、本実施の形態における伝達系26
を構成するギヤやベルトの配列は一例に過ぎず、他の種
々の配列を採用することができる。したがって、図2、
図4および図5においてクラッチ部25はモータ24の
ギアおよび伝達系26と噛み合っているが、ともに伝達
系26あるいは直接感光体駆動ギア15aと噛み合って
いてもよい。また、伝達系26に用いられるギアは平歯
車に限定されず、はすば歯車、やまば歯車、あるいは径
の異なる2つの歯車が同軸上に配置された同軸歯車な
ど、種々の歯車を必要に応じて適宜用いることができ
る。さらに、本実施の形態では、現像ローラ駆動ギア1
6a,16b,16c,16dと感光体駆動ギア15
a,15b,15c,15dとが直接噛み合うことによ
り両者がギア結合されているが、他のギアを介してギア
結合されていてもよい。
【0047】そして、以上の説明では、本発明をカラー
タイプの画像形成装置に適用した場合を説明したが、モ
ノクロタイプの画像形成装置についても適用することも
可能である。
【0048】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、感光体
および現像手段は画像形成時のみ駆動されることになる
ので、画像形成時以外におけるモータの負荷を低減する
ことが可能になるという有効な効果が得られる。
【0049】これにより、消費電力の低減を図ることが
可能になるという有効な効果が得られる。
【0050】また、このように感光体および現像手段が
画像形成時のみ駆動されることにより、感光体および現
像手段の長寿命化を図ることが可能になるという有効な
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による画像形成装置の構
成を示す説明図
【図2】図1の画像形成装置における被駆動系、伝達系
およびクラッチ部を示す概念図
【図3】本実施の形態の画像形成装置に用いられたクラ
ッチ部の要部を示す斜視図
【図4】本実施の形態の画像形成装置においてモータか
らの駆動力が第1の被駆動系に伝達されるときにおける
クラッチ部の状態を示す説明図
【図5】本実施の形態の画像形成装置においてモータか
ら第1の被駆動系への駆動力が遮断されたときにおける
クラッチ部の状態を示す説明図
【符号の説明】
1a 感光体ドラム(感光体) 5a 現像ローラ(現像手段) 24 モータ 25 クラッチ部 27 第1の歯車部 27a 回転軸 27b 遊星歯車 27c 入力歯車 28 第2の歯車部 28a 出力歯車 28b 太陽歯車 29 第3の歯車部 29a 内歯歯車 29b 係止部 30 ロック部 31 ソレノイド(駆動部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 真木 知一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2H035 CA05 CA07 CD14 CG01 CG03 2H071 CA01 CA02 CA05 DA08 DA15 DA27 3J009 DA16 DA17 EA04 EA05 EA11 EA21 EA35 ED06 FA17 FA18

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動力を発生するモータと、 前記モータで駆動され、静電潜像が形成される感光体お
    よび前記静電潜像を顕像化して当該感光体上にトナー像
    を形成する現像手段からなる第1の被駆動系と、 前記モータで駆動され、前記第1の被駆動系以外で構成
    される第2の被駆動系と、 画像形成時には前記モータからの駆動力を前記第1の被
    駆動系に伝達し、画像形成時以外は前記モータから前記
    第1の被駆動系への駆動力を遮断するクラッチ部とを有
    することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記第1の被駆動系は、ブラックのトナー
    像に対応した静電潜像が形成される感光体および当該感
    光体上にブラックのトナー像を形成する現像手段である
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記クラッチ部は、 回転軸の周りを公転する遊星歯車を備えるとともにモー
    タからの駆動力が入力される入力歯車が形成された第1
    の歯車部と、 前記回転軸の同軸上に回転自在に取り付けられ、前記モ
    ータからの駆動力を感光体に伝達する出力歯車を備える
    とともに前記第1の歯車部の前記遊星歯車と噛み合って
    前記遊星歯車を自転させる太陽歯車が形成された第2の
    歯車部と、 前記回転軸の同軸上に回転自在に取り付けられ、前記遊
    星歯車と噛み合う内歯歯車を備えるとともに係止部が形
    成された第3の歯車部と、 前記係止部と係合して前記第3の歯車部の回転を停止さ
    せるロック部と、 前記ロック部を前記係止部と係合するロック位置ならび
    に前記係止部との係合を解除する解除位置とに変位させ
    る駆動部とを有し、 前記ロック部が前記係止部と係合したときには前記第3
    の歯車部の回転が停止して前記第1の歯車部により前記
    第2の歯車部が回転し、前記ロック部が前記係止部と係
    合していないときには前記感光体の駆動負荷により前記
    第2の歯車部の回転が停止して前記第1の歯車部により
    前記第3の歯車部が回転することを特徴とする請求項1
    または2記載の画像形成装置。
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