JP2003034322A - 塗装金属板及びそれを用いた絞りしごき缶 - Google Patents

塗装金属板及びそれを用いた絞りしごき缶

Info

Publication number
JP2003034322A
JP2003034322A JP2002094107A JP2002094107A JP2003034322A JP 2003034322 A JP2003034322 A JP 2003034322A JP 2002094107 A JP2002094107 A JP 2002094107A JP 2002094107 A JP2002094107 A JP 2002094107A JP 2003034322 A JP2003034322 A JP 2003034322A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wax
coating
metal plate
coated metal
resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002094107A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3872998B2 (ja
Inventor
Ryotaro Hayashi
良太郎 林
Hideki Masuda
秀樹 増田
Hideki Yoshihara
秀樹 吉原
Takashi Inomata
敬司 猪股
Atsushi Shioda
淳 塩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kansai Paint Co Ltd filed Critical Kansai Paint Co Ltd
Priority to JP2002094107A priority Critical patent/JP3872998B2/ja
Publication of JP2003034322A publication Critical patent/JP2003034322A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3872998B2 publication Critical patent/JP3872998B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 塗装皮膜の金属への密着性が優れ、強靭で加
工性がよく、絞りしごき加工にも耐えうる絞りしごき缶
用塗装金属板を得ること。 【解決手段】 両面塗装金属板であって、加工後に缶内
面側となる皮膜の乾燥塗布量が90〜400mg/10
0cm2、ガラス転移温度が50〜120℃であり、か
つ60℃の試験条件において、鉛筆硬度H以上、伸び率
200〜600%及び動摩擦係数0.03〜0.25の
範囲内にあるものであり、加工後に缶外面側となる皮膜
の乾燥塗布量が15〜150mg/100cm2、ガラ
ス転移温度が50〜120℃であり、かつ60℃の試験
条件において、鉛筆硬度H以上にあるものである絞りし
ごき缶用塗装金属板。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、缶用の両面塗装金
属板に関するものであり、特に絞りしごき加工(DI加
工、Draw and Ironing)のような高速で厳しい加工に
耐えうる塗装金属板に関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】食缶などに使用される2
ピース缶はその製造方法によって、しごきによるつや出
し工程が入る絞りしごき缶(DI缶:Draw and Irone
d Can)と、しごきが入らない絞り缶(DR缶:Drawn
Can)、再絞り缶(DRD缶:Drawn and Redrawn
Can)、DTR缶(Drawn Thin Redraw Can)等があ
る。この内DI缶はその美粧性と薄肉軽量性からビー
ル、炭酸飲料などの陽圧の飲料缶に多用されている。し
かしながらDI缶の製造にはクーラントを大量に使用
し、脱脂、水洗、表面処理を施した後、内面をスプレー
塗装して焼付け乾燥させる必要があり、洗浄による大量
の排水の問題やスプレーダストの問題など環境への負荷
も大きいものであった。
【0003】かかる問題を解決するため、あらかじめ有
機皮膜で被覆した被覆鋼板を用いて製缶加工することで
クーラントなしで製缶でき、後の内面スプレー塗装も行
なわない提案が種々なされている。その多くは熱可塑性
の固体フィルムを鋼板にラミネートするというものであ
る。
【0004】例えば、2軸延伸した熱可塑性フィルムを
直接、あるいは接着剤を介して、金属板に熱ラミネート
する方法であり、特開昭56−10451号公報、特開
昭57−65463号公報等には熱可塑性フィルムとし
てポリエステルフィルムを使用した例が開示されてい
る。また、熱可塑性樹脂をフィルム状に加工してから金
属板上にラミネートする方法に替わり、樹脂を熱溶融さ
せ、金属板上に直接押出しラミネートする方法が特開昭
51−17988号公報等に開示されている。
【0005】しかしながら、一旦樹脂をフィルム化する
ため、ハンドリング上ある程度膜を厚くせざるをえず、
また、加熱溶融、冷却を繰り返すため従来の塗装方法に
比較し経済性に劣るという問題がある。
【0006】一方、ラミネート鋼板ではなく、あらかじ
め塗料が塗装されたプレコート鋼板を使用することも検
討されてはいるが、絞りしごき加工という厳しい加工が
入るため、それに耐えうる皮膜が得られないという問題
がある。
【0007】例えば、後加工する方法として特許第25
08799号公報に熱硬化性樹脂を用いた方法が開示さ
れているが、しごきを加えないことが前提条件であり、
絞りしごき加工に耐えることは困難である。
【0008】本発明の目的は、上記問題を解決し、塗装
皮膜の金属への密着性が優れ、強靭で加工性がよく、絞
りしごき加工にも耐えうる絞りしごき缶用塗装金属板を
得ることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するため鋭意検討した結果、加工後に缶内面側と
なる皮膜に連続絞りしごき加工による60℃近い発熱に
も十分耐える強靭さ(硬度)と伸び率とすべり性(動摩
擦係数)を維持できるものを、又、加工後に缶外面側と
なる皮膜には60℃においても十分な硬度を維持できる
ものを金属板の両面に形成させることにより、絞りしご
き加工にも耐えうる缶用塗装金属板が得られることを見
出し、本発明を完成するに至った。
【0010】かくして本発明によれば、両面塗装金属板
であって、加工後に缶内面側となる皮膜の乾燥塗布量が
90〜400mg/100cm2、ガラス転移温度が5
0〜120℃であり、かつ60℃の試験条件において、
鉛筆硬度H以上、伸び率200〜600%及び動摩擦係
数0.03〜0.25の範囲内にあるものであり、加工
後に缶外面側となる皮膜の乾燥塗布量が15〜150m
g/100cm2、ガラス転移温度が50〜120℃で
あり、かつ60℃の試験条件において、鉛筆硬度H以上
にあるものである絞りしごき缶用塗装金属板が提供され
る。
【0011】また、本発明は、上記絞りしごき缶用塗装
金属板を絞りしごき加工して得られる絞りしごき缶が提
供される。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の塗装金属板は、絞りしご
き缶に用いられる金属板の両面に塗料が塗装されたもの
であり、加工後に缶内面側となる面には、乾燥塗布量9
0〜400、好ましくは100〜200mg/100c
m2、また、加工後に缶外面側となる面には、乾燥塗布
量が15〜150、好ましくは30〜100mg/10
0cm2である皮膜が形成されたものである。金属板の
両面に塗装される塗料の種類は同じであっても、異なっ
ていてもよいが、通常、缶内面用と缶外面用とでは求め
られる性能が異なるため、使用する塗料の種類としても
異なっている方が適している。
【0013】まず、缶内面用と缶外面用とで用いられる
塗料について説明する。
【0014】缶内面用塗料 缶内面用塗料には従来エポキシ系の塗料が用いられてき
た。エポキシ系の塗料は硬度が高く、金属との密着性が
よいが、加工性が劣る欠点がある。
【0015】本用途に適した塗料について検討を重ねた
結果、それから得られる皮膜のガラス転移温度が50〜
120℃、好ましくは60〜100℃であり、かつ60
℃の試験条件において、鉛筆硬度H以上、伸び率200
〜600%、好ましくは250〜500%及び動摩擦係
数0.03〜0.25、好ましくは0.05〜0.15
の範囲内にあることが適していることが明らかとなっ
た。特に、連続絞りしごき製缶作業においては成形時の
発熱により60℃程度まで作業温度が上昇することか
ら、60℃における皮膜物性の制御の重要性が示された
ものと推測される。なお、従来のエポキシ系塗料は、ガ
ラス転移温度が70〜120℃程度、60℃において、
鉛筆硬度はF〜2H、伸び率10〜150%程度、及び
動摩擦係数は0.3〜0.5程度である。
【0016】かかる物性を制御できる樹脂系としてポリ
エステル系樹脂、エポキシ系樹脂、アクリル系樹脂、ウ
レタン系樹脂などの樹脂とレゾール型フェノール樹脂、
アミノ樹脂などの硬化剤とを組み合わせたものを使用す
ることができるが、中でも特にポリエステル樹脂/レゾ
ール型フェノール樹脂の系が上記皮膜の特性を調整する
ためには適しており、ポリエステル樹脂としてはエポキ
シ変性、ウレタン変性などの変性ポリエステル樹脂も好
適に使用できる。エポキシ樹脂については、上記の特性
から、ポリエステル系塗料の硬度調整などに一部使用す
る程度が適している。
【0017】さらにポリエステル樹脂については、数平
均分子量が10,000〜80,000、特に15,0
00〜50,000、水酸基価が1〜20、特に2〜1
2mgKOH/gのものが硬度と加工性のバランスを取
るために適している。
【0018】上記ポリエステル樹脂は、酸成分とアルコ
ール成分とを直接エステル化又はエステル交換反応によ
って合成されるものである。
【0019】上記水酸基含有ポリエステル樹脂を構成す
る酸成分としては、例えば無水フタル酸、イソフタル
酸、テレフタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサ
ヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロイソフタル酸、ヘキ
サヒドロテレフタル酸、コハク酸、フマル酸、アジピン
酸、セバシン酸、無水マレイン酸などから選ばれる1種
以上の二塩基酸及びこれらの酸の低級アルキルエステル
化物が主として用いられ、必要に応じて安息香酸、クロ
トン酸、p−t−ブチル安息香酸などの一塩基酸、無水
トリメリット酸、メチルシクロヘキセントリカルボン
酸、無水ピロメリット酸などの3価以上の多塩基酸など
が併用される。
【0020】また、上記ポリエステル樹脂を構成するア
ルコール成分としては、例えばエチレングリコール、ジ
エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−
ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチ
ルグリコール、2−メチル−1,3−プロパンジオー
ル、3−メチルペンタンジオール、1,4−ヘキサンジ
オール、1,6−ヘキサンジオール、1,4−ジメチロ
ールシクロヘキサンなどの二価アルコールが主に用いら
れ、さらに必要に応じてグリセリン、トリメチロールエ
タン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール
などの3価以上の多価アルコールを併用することができ
る。これらのアルコール成分は単独で、あるいは2種以
上を混合して使用することができる。
【0021】上記酸成分と上記アルコール成分とを常法
により直接エステル化法又はエステル交換法により合成
するに際し、カルボキシル基が水酸基に対して過剰とな
る条件下で反応を行なえば、カルボキシル基を主体に含
有するポリエステル樹脂が得られ、水酸基がカルボキシ
ル基に対して過剰となる条件下で反応を行なえば、水酸
基を主体に含有するポリエステル樹脂が得られる。さら
にこの水酸基を主体に含有するポリエステル樹脂に酸無
水物を付加反応させることにより、単独樹脂中の水酸基
とカルボキシル基の量を調製することが可能となる。こ
の水酸基を主体に含有するポリエステル樹脂に反応させ
る酸無水物としては、無水フタル酸、無水コハク酸、無
水マレイン酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、無水トリメ
リット酸などを挙げることができる。
【0022】上記方法において、直接エステル化法又は
エステル交換法による反応は、加圧又は減圧操作、ある
いは不活性ガスを流入させて反応を促進させることもで
きる。さらに反応の際にジ−n−ブチル錫オキサイドな
どの有機金属触媒などをエステル化触媒として使用する
ことができる。
【0023】上記水酸基含有ポリエステル樹脂は、オイ
ルフリーポリエステル樹脂、油変性アルキド樹脂、また
は、これらの樹脂の変性物、例えばウレタン変性ポリエ
ステル樹脂、ウレタン変性アルキド樹脂、エポキシ変性
ポリエステル樹脂、エポキシ変性アルキド樹脂などのい
ずれであってもよいが、なかでもオイルフリーポリエス
テル樹脂であることが好適である。
【0024】上記レゾール型フェノール樹脂としては、
フェノール成分とホルムアルデヒド類とを反応触媒の存
在下で加熱して縮合反応させてメチロール基を導入して
得られるメチロール化フェノール樹脂のメチロール基の
一部をアルコールでアルキルエーテル化してなるもので
ある。
【0025】レゾール型フェノール樹脂架橋剤の製造に
おいては、出発原料である上記フェノール成分として、
2官能性フェノール化合物、3官能性フェノール化合
物、4官能性以上のフェノール化合物などを使用するこ
とができる。
【0026】レゾール型フェノール樹脂架橋剤の製造に
用いられる2官能性フェノール化合物としては、o−ク
レゾール、p−クレゾール、p−tert−ブチルフェノー
ル、p−エチルフェノール、2,3−キシレノール、
2,5−キシレノールなどの2官能性フェノールなどを
挙げることができ、3官能性フェノール化合物として
は、フェノール、m−クレゾール、m−エチルフェノー
ル、3,5−キシレノール、m−メトキシフェノールな
どが挙げられ、4官能性フェノール化合物としては、ビ
スフェノールA、ビスフェノールFなどを挙げることが
できる。これらのフェノール化合物は1種で、又は2種
以上混合して使用することができる。
【0027】レゾール型フェノール樹脂の製造に用いら
れるホルムアルデヒド類としては、ホルムアルデヒド、
パラホルムアルデヒド又はトリオキサンなどが挙げら
れ、1種で、又は2種以上混合して使用することができ
る。
【0028】メチロール化フェノール樹脂のメチロール
基の一部をアルキルエーテル化するのに用いられるアル
コールとしては、炭素原子数1〜8個、好ましくは1〜
4個の1価アルコールを好適に使用することができる。
好適な1価アルコールとしてはメタノール、エタノー
ル、n−プロパノール、n−ブタノール、イソブタノー
ルなどを挙げることができる。
【0029】レゾール型フェノール樹脂は、水酸基含有
ポリエステル樹脂(A)との反応性などの点からベンゼ
ン核1核当りアルコキシメチル基を平均して0.5個以
上、好ましくは0.6〜3.0個有するものが適してい
る。
【0030】缶内面用塗料から得られる皮膜の動摩擦係
数を調整するためには、上記樹脂と硬化剤以外にワック
スが好適に使用できる。
【0031】ポリエステル樹脂とレゾール型フェノール
樹脂との配合比率については、ポリエステル樹脂/レゾ
ール型フェノール樹脂=80/20〜98/2、好まし
くは90/10〜97/3の範囲内が硬化性と加工性の
バランスの観点から適している。
【0032】添加するワックスとしては、例えば、植物
系ワックス、動物系ワックス、鉱物系ワックス、石油系
ワックス、脂肪酸エステル系ワックスなどが挙げられる
が、中でも60℃において液状のワックスが好適に用い
られる。
【0033】缶内面側の塗装に用いられる塗料に60℃
において液状のワックスを用いることによって、動摩擦
係数の調整以外に、DI加工時に膜の連続性、被覆性が
損なわれ難いなどの効果があり缶内面用として適したも
のとなる。60℃において液状のワックスの具体例とし
ては、植物系ワックス、動物系ワックス、鉱物系ワック
ス、脂肪酸エステル系ワックスなどが挙げられる。
【0034】上記、植物系ワックスとしてはカルナウバ
ワックス、綿ワックス、木ロウ等があり、動物系ワック
スとしてはラノリンワックス、ゲイロウ、蜜ろう等があ
り、石油系ワックスとしてはパラフィン系ワックス、マ
イクロクリスタリンワックス、ペトロラタム等があり、
鉱物系ワックスとしてはオゾケライト、モンタンワック
ス等が挙げられる。
【0035】上記脂肪酸エステル系ワックスとしては、
脂肪酸蔗糖エステルポリグリセリンエーテルと脂肪酸と
のエステル化物が挙げられる。
【0036】ワックスの添加量としては、塗料中の樹脂
100重量部に対し、0.1〜10、好ましくは1〜5
重量部の範囲内が適している。
【0037】缶外面用塗料 本考案の缶外面用塗料は、加工後、その上に印刷、ツヤ
ニス掛けされるため、上記缶内面用塗料ほど加工後の塗
膜連続性は求められない。従って、缶外面用塗料として
は、それから得られる皮膜のガラス転移温度が50〜1
20℃、好ましくは60〜100℃であり、かつ60℃
の試験条件において、鉛筆硬度H以上にあることが適し
ており、ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂、アクリ
ル系樹脂、ウレタン系樹脂などの樹脂とレゾール型フェ
ノール樹脂、アミノ樹脂などの硬化剤とを組み合わせた
ものを使用することができるが、中でも特にポリエステ
ル樹脂/アミノ樹脂の系が塗料の発色もなく、上記皮膜
の特性を調整するためには適している。硬化剤であるレ
ゾール型フェノール樹脂は、塗膜の焼付硬化時に黄変す
る傾向があるため缶外面用塗料に使用するには注意を要
するが、例えばアルミ顔料を使用したシルバー色に黄変
を利用して着色しゴールド色とする使用方法、レゾール
型フェノール樹脂の耐食性に優れる点を利用してアミノ
樹脂と併用する使用方法などには適している。
【0038】上記ポリエステル樹脂としてはエポキシ変
性、ウレタン変性などの変性ポリエステル樹脂も好適に
使用できる。また、エポキシ樹脂をポリエステル系塗料
の硬度、密着性などの改良のために一部用いることも効
果的である。
【0039】さらにポリエステル樹脂については、数平
均分子量が10,000〜80,000、特に15,0
00〜50,000、水酸基価が1〜20、特に2〜1
2mgKOH/gのものが硬度と加工性のバランスを取
るために適している。
【0040】上記ポリエステル樹脂としては缶内面用塗
料の説明において挙げたものを使用することができる。
【0041】硬化剤であるアミノ樹脂としてはメラミ
ン、尿素、ベンゾグアナミン、アセトグアナミン、ステ
ログアナミン、スピログアナミン、ジシアンジアミド等
のアミノ成分とアルデヒドとの反応によって得られるメ
チロール化アミノ樹脂が挙げられる。アルデヒドとして
は、ホルムアルデヒド、パラホルムアルデヒド、アセト
アルデヒド、ベンズアルデヒド等が挙げられる。また、
このメチロール化メラミン樹脂を1種又は2種以上のア
ルコールによってエーテル化したものも上記アミノ樹脂
に包含される。エーテル化に用いられるアルコールとし
ては、例えば、メチルアルコール、エチルアルコール、
n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n
−ブチルアルコール、イソブチルアルコール、2−エチ
ルブタノール、2−エチルヘキサノール等の1価アルコ
ールが挙げられる。これらのうち、なかでもメチロール
化メラミン樹脂のメチロール基の少なくとも一部をC1
〜4の1価アルコールでエーテル化してなるメラミン樹
脂が好適である。
【0042】上記メラミン樹脂の具体例としては、例え
ばサイメル300、同303、同325、同327、同
350、同730、同736、同738(以上、いずれ
も三井サイテック社製)、メラン522、同523(以
上、いずれも日立化成社製)、ニカラックMS001、
同MX430、同MX650(以上、いずれも三和ケミ
カル社製)、スミマールM−55、同M−100、同M
−40S(以上、いずれも住友化学社製)、レジミン7
40、同747(以上、いずれもモンサント社製)など
のメチルエーテル化メラミン樹脂;ユーバン20SE、
同225(以上、いずれも三井化学社製)、スーパーベ
ッカミンJ820−60、同L−117−60、同L−
109−65、同47−508−60、同L−118−
60、同G821−60(以上、いずれも大日本インキ
化学工業社製)などのブチルエーテル化メラミン樹脂;
サイメル202、同232、同266、同XV−51
4、同1130(以上、いずれも三井サイテック社
製)、ニカラックMX45、同MX500、同MX60
0、同MS35、同MS95(以上、いずれも三和ケミ
カル社製)、レジミン753、同755(以上、いずれ
もモンサント社製)、スミマールM−66B(住友化学
社製)などのメチルエーテルとブチルエーテルとの混合
エーテル化メラミン樹脂などを挙げることができる。こ
れらのメラミン樹脂は単独で又は2種以上組合せて使用
することができる。
【0043】ポリエステル樹脂とアミノ樹脂との配合比
率は、ポリエステル樹脂/アミノ樹脂=80/20〜9
8/2、好ましくは90/10〜97/3の範囲内が硬
化性と加工性のバランスの観点から好ましい。
【0044】缶外面用塗料から得られる皮膜の傷つき防
止のためには、上記樹脂と硬化剤以外にワックスを添加
することが効果的である。
【0045】添加するワックスとしては、例えば、植物
系ワックス、動物系ワックス、鉱物系ワックス、石油系
ワックス、脂肪酸エステル系ワックス、フッソ系ワック
スなどが挙げられるが、中でも60℃において固体状の
ワックスが好適に用いられる。
【0046】缶外面側の塗装に用いられる塗料に60℃
において固体状のワックスを用いることによって、しご
き加工によるワックス切れを起こさずに、塗膜の傷つき
を防止できる効果がある。60℃において固体状のワッ
クスの具体例としては、ポリテトラフルオロエチレンワ
ックス、ポリエチレンワックス、酸化ポリエチレンワッ
クスなどが挙げられる。さらに、60℃において固体状
のワックスと60℃において液状のワックスとを併用す
ることも効果的である。
【0047】ワックスの添加量としては、塗料中の樹脂
100重量部に対し、0.5〜30、好ましくは1〜1
0重量部の範囲内が適している。
【0048】また、外面用塗料の硬度、密着性などの改
良の目的でポリエステル樹脂とアミノ樹脂との系にエポ
キシ樹脂を添加することが好ましい。エポキシ樹脂とし
ては、ビスフェノール型エポキシ樹脂、ノボラック型エ
ポキシ樹脂;これらのエポキシ樹脂中のエポキシ基又は
水酸基に各種変性剤が反応せしめられた変性エポキシ樹
脂を挙げることができるが、密着性付与の観点からは、
低分子量、低粘度であることが望ましく、具体例として
は、エピコート828、同834、同1001、同15
4(以上、いずれも油化シェルエポキシ社製)、アラル
ダイトAER250、同280、ECN−1273、E
PN−1179(以上、いずれも旭化成エポキシ社
製)、エポトートYD−127、同YD−134、同Y
DF−170、同YDCN−702(以上、いずれも東
都化成社製)などを挙げることができる。
【0049】水酸基含有高分子ポリエステル樹脂とメラ
ミン樹脂の系においてエポキシ樹脂の添加量としては、
水酸基含有高分子ポリエステル樹脂とメラミン樹脂の合
計量100重量部に対し、0.1〜20重量部、好まし
くは1〜10重量部の範囲内が適している。
【0050】上記缶内面用及び缶外面用塗料には硬化反
応を促進するため酸触媒を必要に応じて添加することが
できる。例えば、パラトルエンスルホン酸、ドデシルベ
ンゼンスルホン酸、ジノニルナフタレンスルホン酸、ジ
ノニルナフタレンジスルホン酸、燐酸などの酸触媒又は
これらの酸のアミン中和物などを具体例として挙げるこ
とができる。なかでも上記スルホン酸化合物又はスルホ
ン酸化合物のアミン中和物が好適である。
【0051】酸触媒の配合量は、得られる塗膜の物性な
どの点から、酸量(例えば、スルホン酸化合物のアミン
中和物の場合は、この中和物からアミンを除去した残り
のスルホン酸化合物量)として基体樹脂と硬化剤の合計
量100重量部に基づいて、0.1〜5重量部、好まし
くは0.2〜2重量部の範囲内であることが好適であ
る。
【0052】また、上記缶内面用及び缶外面用塗料に
は、塗装性の観点などから、通常、溶剤が配合される。
さらに、必要に応じて、塗膜の改質を目的に、その他の
樹脂を配合することができ、また、さらに着色顔料、光
輝性顔料、体質顔料等の顔料;凝集防止剤、レベリング
剤、消泡剤等の塗料用添加剤などを配合することもでき
る。
【0053】上記溶剤としては、上記樹脂、硬化剤及び
必要に応じて使用されるその他の樹脂などの各成分を溶
解ないし分散できるものが使用でき、具体的には、例え
ば、トルエン、キシレン、高沸点石油系炭化水素などの
炭化水素系溶剤、メチルエチルケトン、メチルイソブチ
ルケトン、シクロヘキサノン、イソホロンなどのケトン
系溶剤、酢酸エチル、酢酸ブチル、エチレングリコール
モノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコール
モノエチルエーテルアセテートなどのエステル系溶剤、
メタノール、エタノール、ブタノールなどのアルコール
系溶剤、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチ
レングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコ
ールモノブチルエーテルなどのエーテルアルコール系溶
剤などを挙げることができ、これらは単独で、あるいは
2種以上を混合して使用することができる。
【0054】上記顔料は主に缶の意匠性向上のため缶外
面用塗料に配合されるものであり、例えば、チタン白顔
料を配合してホワイトコートとして使用したり、アルミ
顔料、パール顔料などの光輝性顔料を配合して金属感や
高級感を出すなどの目的に使用される。
【0055】塗装金属板の製造方法 次に本発明の塗装金属板の製造方法について説明する。
【0056】本発明の塗装金属板は、金属板の両面にロ
ールコータ塗装、スプレー塗装等の公知の塗装方法によ
って上記缶内面用及び缶外面用塗料を塗装し、焼き付け
ることによって絞りしごき缶用塗装鋼板として適した塗
膜を形成することができる。なお両面塗装に当たって
は、先に外面側を塗装乾燥してから、内面側を塗装焼付
した方が缶内面の衛生性の観点からは好ましい。
【0057】塗膜の焼付け条件は、通常、金属板の最高
到達温度が、約90〜300℃の温度となる条件で約5
秒〜約30分間程度である。
【0058】上記塗装金属板の素材としては、DI缶用
素材として従来から用いられている各種の表面処理鋼板
やアルミニウム板、アルミニウム合金板などを好適に使
用することができる。
【0059】
【実施例】以下、実施例及び比較例を挙げて、本発明を
より具体的に説明する。なお、以下、「部」及び「%」
はいずれも重量基準によるものとする。
【0060】ポリエステル樹脂溶液の合成 合成例1 テレフタル酸49.8部、イソフタル酸49.8部、ヘ
キサヒドロテレフタル酸34.4部、アジピン酸28.
5部、ネオペンチルグリコール99.8部、トリメチロ
ールプロパン6.8部及び重縮合触媒を仕込み、加熱、
撹拌し、生成する水を除去しながらエステル化反応を行
い、数平均分子量24,000、水酸基価10mgKOH/
g、酸価1.0mgKOH/g、Tg点60℃の樹脂を得た。得
られた樹脂をメチルエチルケトン/シクロヘキサノン=
50/50の混合溶剤にて希釈して固形分30%のポリ
エステル樹脂溶液A−1を得た。
【0061】合成例2 フタル酸37.7部、イソフタル酸66.4部、ヘキサ
ヒドロフタル酸46.2部、トリメリット酸6.7部、
エチレングリコール12.4部、ネオペンチルグリコー
ル78.8部、トリメチロールプロパン6.8部及び重
縮合触媒を仕込み、加熱、撹拌し、生成する水を除去し
ながらエステル化反応を行い、数平均分子量15,00
0、水酸基価5.0mgKOH/g 、酸価2.0mgKOH/g、T
g点80℃の樹脂を得た。得られた樹脂をメチルエチル
ケトン/シクロヘキサノン=50/50の混合溶剤にて
希釈し固形分30%のポリエステル樹脂溶液A−2を得
た。
【0062】合成例3(比較例用) 東洋紡績社製のポリエステル樹脂「バイロン103」
(数平均分子量22,000、水酸基価5mgKOH/g、酸
価2mgKOH/g以下、Tg点45℃)をメチルエチルケト
ン/シクロヘキサノン=50/50の混合溶剤にて希釈
し固形分30%のポリエステル樹脂溶液A−3を得た。
【0063】合成例4(比較例用) ユニチカ社製のポリエステル樹脂「ユニチカ エリーテ
ルUE−3300」(数平均分子量8,000、水酸基
価18mgKOH/g、酸価1mgKOH/g以下、Tg点45℃)を
メチルエチルケトン/シクロヘキサノン=50/50の
混合溶剤にて希釈し固形分30%のポリエステル樹脂溶
液A−4を得た。
【0064】内面用及び外面用塗料の製造 製造例1〜15 下記表1に示す配合にて内面用塗料及び外面用塗料を作
成した。なお、製造例10〜15は比較例用に作成した
ものである。
【0065】表1における配合は固形分重量で示した。
【0066】
【表1】
【0067】塗装金属板の作成 実施例1〜10及び比較例1〜9 上記製造例で得られた内面用塗料と外面用塗料を用い、
後記表3に示す組み合わせにて各塗装金属板を作成し
た。該塗装金属板において、素材はりん酸クロメート処
理を施された厚さ0.28mmの#3004アルミニウ
ム材を使用し、まず、外面用塗料を表3に示す各乾燥塗
布量になるようバーコーターにて塗装し100℃で60
秒間焼付け乾燥を行った後、素材の反対側に内面用塗料
を表3に示す各乾燥塗布量になるようバーコーターにて
塗装し、素材最高到達温度が270℃になる条件で20
秒間焼付けを行なうことにより作成した。
【0068】各内面用塗料及び各外面用塗料から得られ
る塗膜の性能、および上記方法で得られた各塗装金属板
について下記の試験方法に従って試験を行った。試験結
果を後記表3に示す。
【0069】試験方法 Tg(℃):バーコーターを用いて、各内面用及び外面
用塗料を乾燥後の塗着量が180mg/100cm2と
なるようにブリキ板に塗装し、素材最高到達温度が27
0℃になる条件で20秒間焼付けを行った。得られた塗
板を5mm×5mmの大きさに切り、MAC SCIE
NCE社製 TMA−4000装置を用いて、針入法
(荷重1g)でTMA曲線を測定し、変曲点前後の接線
の交点をTgとして評価した。
【0070】60℃伸び率:バーコーターを用いて、各
内面用及び外面用塗料を乾燥後の塗着量が180mg/
100cm2となるようにブリキ板に塗装し、素材最高
到達温度が270℃になる条件で20秒間焼付けを行っ
た。この塗膜を水銀アマルガム法ではがし、フリーフィ
ルムを得た。このフィルムを5mm幅で30mm長さに
切り、上下5mmをつかみ代として、島津製作所社製
オートグラフAGS−H装置を用いて60℃雰囲気下、
引張り速度500mm/minで破断までの伸び率を測
定した。
【0071】60℃鉛筆硬度:各塗装金属板を60℃に
設定した加熱板の上に乗せ、表面温度計で試料表面が6
0℃になったのを確認してから、JIS K−5400
8.4.2(1990)に準拠して鉛筆引っ掻き試験
を行った。評価は破れ法で行った。
【0072】60℃動摩擦係数:東洋精機社製 FRI
CTION TESTER TR−2装置の加熱板を6
0℃に設定し、その上に各塗装金属板を乗せる。表面温
度計で試料表面が60℃になったのを確認してから、荷
重2Kg,引張り速度1000mm/minの条件で動
摩擦係数を測定した。動摩擦係数が小さいほど潤滑性は
良好である。
【0073】60℃加圧粘着性:各塗装金属板を5cm
×5cmの大きさに切り、塗装面に所定の紙(クレシア
社製 Kleenex Facial Tissue
s)をかぶせ、60℃の雰囲気中、30Kg/cm2で
24時間加圧した後取り出し、室温に戻してから紙をは
がし、その状態を評価した。 ○ :剥がすことができる △ :剥がせるが、塗膜に紙の繊維が残る × :剥がすことができない。
【0074】D&I成形加工性:各塗装金属板をエリク
セン社製 金属薄板深絞り試験機142型を使用し、ブ
ランク径82mmから以下の表に示す5段階の処理を順次
行ない、最終的に絞り率=約37%、しごき率=約60
%の絞りしごき加工を施した後、製缶性、外観及び被覆
性を評価した。
【0075】
【表2】
【0076】[製缶性] 10缶成形加工したうちの成形
加工できた率から以下の基準で評価した。 ◎ :成功率100%。 ○ :成功率90%以上、100%未満。 △ :成功率50%以上、90%未満。 × :成功率50%未満。 [外観] 成形できたものについて、加工部の状態を目視
で評価し、塗膜に異常が認められないものを○とした。 [被覆性] 2規定塩酸溶液95部に硫酸銅5部を加えて
溶解し、さらにアセトン100部を混合して試験液を作
成した。この試験液に加工した缶を60秒間浸漬した
後、水洗して缶を切り開き、内面の腐食の程度を目視評
価した。 ○ :腐食が認められない。 ○△:缶上部の最もしごき加工を受ける部位に一部腐食
が認められる。 △ :缶中部以上のしごき加工部ほぼ全面に腐食が認め
られる。 × :明らかな塗膜欠陥があり、大きく腐食が起こって
いる。
【0077】
【表3】
【0078】
【発明の効果】本発明の両面塗装金属板は塗膜の強度と
スベリ性が適度に保たれたものであり、絞りしごき加工
のような厳しい加工に十分耐えることができ、DI缶用
のプレコート鋼板として特に適したものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09D 5/00 C09D 161/10 161/10 161/20 161/20 167/00 167/00 191/06 191/06 B65D 1/00 B (72)発明者 猪股 敬司 神奈川県平塚市東八幡4丁目17番1号 関 西ペイント株式会社内 (72)発明者 塩田 淳 神奈川県平塚市東八幡4丁目17番1号 関 西ペイント株式会社内 Fターム(参考) 3E033 AA06 BA08 EA10 FA01 4D075 AE24 BB92Z CA02 CA03 CA09 CA13 CA18 CA33 CB03 CB04 CB13 DA19 DA20 DB01 DB02 DB07 DC42 EA07 EA43 EB22 EB32 EB33 EB35 EB38 EB52 EC11 EC33 4F100 AB01A AH02B AH02H AJ11B AJ11C AJ11H AK03C AK03H AK05C AK17C AK17H AK33B AK33C AK35C AK36 AK41B AK41C AK53C AL05B BA03 BA10B BA10C CA13C CA19B CA19C GB16 JA05B JA05C JA07B JA07C JA13B JA13C JK08B JK12B JK12C JK16B JN24C JN24H YY00B YY00C 4J038 BA212 DA062 DA132 DB002 DD001 DD041 GA03 KA08 MA13 MA14 NA01 NA11 PC08

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両面塗装金属板であって、加工後に缶内
    面側となる皮膜の乾燥塗布量が90〜400mg/10
    0cm2、ガラス転移温度が50〜120℃であり、か
    つ60℃の試験条件において、鉛筆硬度H以上、伸び率
    200〜600%及び動摩擦係数0.03〜0.25の
    範囲内にあるものであり、加工後に缶外面側となる皮膜
    の乾燥塗布量が15〜150mg/100cm2、ガラ
    ス転移温度が50〜120℃であり、かつ60℃の試験
    条件において、鉛筆硬度H以上にあるものである絞りし
    ごき缶用塗装金属板。
  2. 【請求項2】 加工後に缶内面側となる皮膜の形成に使
    用する塗料が、数平均分子量10,000〜80,00
    0の水酸基含有高分子ポリエステル樹脂とレゾール型フ
    ェノール樹脂とを含有するものであり、加工後に缶外面
    側となる皮膜の形成に使用する塗料が数平均分子量1
    0,000〜80,000の水酸基含有高分子ポリエス
    テル樹脂とアミノ樹脂及び/又はレゾール型フェノール
    樹脂とを含有するものである請求項1に記載の塗装金属
    板。
  3. 【請求項3】 上記加工後に缶外面側となる皮膜の形成
    に使用する塗料が、さらにエポキシ樹脂を含有するもの
    である請求項1又は2に記載の塗装金属板。
  4. 【請求項4】 加工後に缶内面側となる皮膜の形成に使
    用する塗料が60℃において液状となるワックスを含有
    し、また、加工後に缶外面側となる皮膜の形成に使用す
    る塗料が60℃において固形状であるワックスを含有し
    てなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に
    記載の塗装金属板。
  5. 【請求項5】 上記60℃において液状のワックスが脂
    肪酸エステル系ワックス、ラノリン系ワックス、モンタ
    ンワックス、マイクロクリスタリンワックス及びカルナ
    バワックスから選ばれる少なくとも1種であり、60℃
    において固形であるワックスがフッ素系ワックス及びポ
    リオレフィン系ワックスから選ばれる少なくとも1種で
    ある請求項1〜4のいずれか1項に記載の塗装金属板。
  6. 【請求項6】 加工後に缶外面側となる皮膜が光輝性顔
    料を含有するものである請求項1〜5のいずれか1項に
    記載の塗装金属板。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項に記載の塗
    装金属板を絞りしごき加工して得られる絞りしごき缶。
JP2002094107A 2001-04-09 2002-03-29 塗装金属板及びそれを用いた絞りしごき缶 Expired - Fee Related JP3872998B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002094107A JP3872998B2 (ja) 2001-04-09 2002-03-29 塗装金属板及びそれを用いた絞りしごき缶

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001-110470 2001-04-09
JP2001110470 2001-04-09
JP2002094107A JP3872998B2 (ja) 2001-04-09 2002-03-29 塗装金属板及びそれを用いた絞りしごき缶

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003034322A true JP2003034322A (ja) 2003-02-04
JP3872998B2 JP3872998B2 (ja) 2007-01-24

Family

ID=26613325

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002094107A Expired - Fee Related JP3872998B2 (ja) 2001-04-09 2002-03-29 塗装金属板及びそれを用いた絞りしごき缶

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3872998B2 (ja)

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004339384A (ja) * 2003-05-16 2004-12-02 Toyo Ink Mfg Co Ltd 接着剤及び該接着剤を用いてなるプラスチックフィルムラミネート鋼板
JP2008056350A (ja) * 2006-08-03 2008-03-13 Showa Aluminum Kan Kk 開栓性に優れたボトル缶およびその製造方法
JP2008056846A (ja) * 2006-09-01 2008-03-13 Dainippon Toryo Co Ltd 塗料組成物
JPWO2007013232A1 (ja) * 2005-07-28 2009-02-05 新日本製鐵株式会社 プレコート金属板及びその製造方法
JP2009035297A (ja) * 2007-08-01 2009-02-19 Showa Aluminum Kan Kk マット調金属缶
KR100888664B1 (ko) * 2006-06-16 2009-03-13 간사이 페인트 가부시키가이샤 캔용 양면도장 강판
WO2009147835A1 (ja) 2008-06-03 2009-12-10 東洋鋼鈑株式会社 光輝性に優れた絞りしごき缶を提供可能な樹脂被覆鋼板及びその製造方法
WO2010146755A1 (ja) 2009-06-17 2010-12-23 東洋鋼鈑株式会社 絞りしごき成形缶用複合Al材
KR101047828B1 (ko) * 2003-03-26 2011-07-08 간사이 페인트 가부시키가이샤 외관 광택 안정성이 우수한 메탈릭 외관 금속대
WO2014069082A1 (ja) 2012-10-31 2014-05-08 東洋鋼鈑株式会社 絞りしごき缶用樹脂被覆金属板、絞りしごき缶および絞りしごき缶の製造方法
EP2554277A4 (en) * 2010-03-26 2014-06-18 Toyo Kohan Co Ltd REINFORCED AI PLATE FOR A DRAWN AND IRON REINFORCED TIN WITH EXCELLENT SHINE, AND METHOD FOR PRODUCING THE TEN AND IRON REINFORCED TIN
KR20190118625A (ko) * 2017-03-22 2019-10-18 토요 세이칸 가부시키가이샤 금속제 보틀 캔 및 그 제조 방법
CN111876048A (zh) * 2020-07-21 2020-11-03 福建华杰电气科技有限公司 一种新的用于钣金表面喷涂的塑粉
CN113286706A (zh) * 2018-11-13 2021-08-20 东洋制罐集团控股株式会社 涂料组合物和具有由该涂料组合物形成的涂膜的涂装金属基体
WO2021230210A1 (ja) * 2020-05-12 2021-11-18 東洋製罐グループホールディングス株式会社 絞りしごき缶及び絞りしごき缶用塗装金属板
WO2022158593A1 (ja) * 2021-01-25 2022-07-28 東洋製罐グループホールディングス株式会社 絞りしごき缶の製造方法及び絞りしごき缶
CN115103766A (zh) * 2020-02-20 2022-09-23 东洋纺株式会社 层叠薄膜

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20220001417A1 (en) 2018-11-13 2022-01-06 Toyo Seikan Group Holdings, Ltd. Coated metal sheet and drawn-ironed can
US20230061883A1 (en) 2020-02-03 2023-03-02 Toyo Seikan Group Holdings, Ltd. Coating composition, coated metal sheet, and drawn and ironed can and manufacturing method of same
WO2023013631A1 (ja) 2021-08-02 2023-02-09 東洋製罐グループホールディングス株式会社 シームレス缶及び塗装金属板
EP4382445A1 (en) 2021-08-02 2024-06-12 Toyo Seikan Group Holdings, Ltd. Seamless can and coated metal plate

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6397316A (ja) * 1986-10-13 1988-04-28 Nkk Corp Di缶用表面処理鋼板
JPH0411974A (ja) * 1990-05-02 1992-01-16 Daiwa Can Co Ltd 絞りしごき缶の被覆方法
JPH0549541A (ja) * 1991-08-21 1993-03-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd フツ素樹脂積層物とその製造法及び容器
JPH08217934A (ja) * 1994-12-14 1996-08-27 Du Pont Mitsui Polychem Co Ltd 熱可塑性樹脂組成物及びその用途
JP2001219680A (ja) * 2000-02-09 2001-08-14 Mitsubishi Paper Mills Ltd 隠蔽葉書

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6397316A (ja) * 1986-10-13 1988-04-28 Nkk Corp Di缶用表面処理鋼板
JPH0411974A (ja) * 1990-05-02 1992-01-16 Daiwa Can Co Ltd 絞りしごき缶の被覆方法
JPH0549541A (ja) * 1991-08-21 1993-03-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd フツ素樹脂積層物とその製造法及び容器
JPH08217934A (ja) * 1994-12-14 1996-08-27 Du Pont Mitsui Polychem Co Ltd 熱可塑性樹脂組成物及びその用途
JP2001219680A (ja) * 2000-02-09 2001-08-14 Mitsubishi Paper Mills Ltd 隠蔽葉書

Cited By (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101047828B1 (ko) * 2003-03-26 2011-07-08 간사이 페인트 가부시키가이샤 외관 광택 안정성이 우수한 메탈릭 외관 금속대
JP2004339384A (ja) * 2003-05-16 2004-12-02 Toyo Ink Mfg Co Ltd 接着剤及び該接着剤を用いてなるプラスチックフィルムラミネート鋼板
JP4529378B2 (ja) * 2003-05-16 2010-08-25 東洋インキ製造株式会社 接着剤及び該接着剤を用いてなるプラスチックフィルムラミネート鋼板
JPWO2007013232A1 (ja) * 2005-07-28 2009-02-05 新日本製鐵株式会社 プレコート金属板及びその製造方法
JP4808717B2 (ja) * 2005-07-28 2011-11-02 新日本製鐵株式会社 プレコート金属板及びその製造方法
KR100888664B1 (ko) * 2006-06-16 2009-03-13 간사이 페인트 가부시키가이샤 캔용 양면도장 강판
JP2008056350A (ja) * 2006-08-03 2008-03-13 Showa Aluminum Kan Kk 開栓性に優れたボトル缶およびその製造方法
JP2008056846A (ja) * 2006-09-01 2008-03-13 Dainippon Toryo Co Ltd 塗料組成物
JP2009035297A (ja) * 2007-08-01 2009-02-19 Showa Aluminum Kan Kk マット調金属缶
CN102015285B (zh) * 2008-06-03 2013-10-23 东洋钢钣株式会社 可提供优异光辉性的拉伸罐的树脂被覆钢板及其制造方法
EP2292425A1 (en) * 2008-06-03 2011-03-09 Toyo Kohan Co., Ltd. Resin covered steel sheet, which can provide drawn and ironed cans having excellent luster, and method for manufacturing the resin covered steel sheet
EP2292425A4 (en) * 2008-06-03 2013-11-13 Toyo Kohan Co Ltd RESIN-COATED STEEL SHEET CAPABLE OF SUPPLYING STRETCH METAL BOXES AND BITS HAVING EXCELLENT GLOSS, AND METHOD FOR MANUFACTURING THE RESIN-COATED STEEL SHEET
JP5462159B2 (ja) * 2008-06-03 2014-04-02 東洋鋼鈑株式会社 光輝性に優れた絞りしごき缶を提供可能な樹脂被覆鋼板及びその製造方法
WO2009147835A1 (ja) 2008-06-03 2009-12-10 東洋鋼鈑株式会社 光輝性に優れた絞りしごき缶を提供可能な樹脂被覆鋼板及びその製造方法
WO2010146755A1 (ja) 2009-06-17 2010-12-23 東洋鋼鈑株式会社 絞りしごき成形缶用複合Al材
US10086586B2 (en) 2009-06-17 2018-10-02 Toyo Kohan Co., Ltd. Composite Al material for drawn and ironed can
JP5530436B2 (ja) * 2009-06-17 2014-06-25 東洋鋼鈑株式会社 絞りしごき成形缶用複合Al材、及び絞りしごき成形缶の製造方法
US9662699B2 (en) 2010-03-26 2017-05-30 Toyo Kohan Co., Ltd. Resin-coated A1 plate for drawn and ironed can with excellent luster and method for producing drawn and ironed can
EP2554277A4 (en) * 2010-03-26 2014-06-18 Toyo Kohan Co Ltd REINFORCED AI PLATE FOR A DRAWN AND IRON REINFORCED TIN WITH EXCELLENT SHINE, AND METHOD FOR PRODUCING THE TEN AND IRON REINFORCED TIN
JP2014088205A (ja) * 2012-10-31 2014-05-15 Toyo Kohan Co Ltd 絞りしごき缶用樹脂被覆金属板、絞りしごき缶および絞りしごき缶の製造方法
WO2014069082A1 (ja) 2012-10-31 2014-05-08 東洋鋼鈑株式会社 絞りしごき缶用樹脂被覆金属板、絞りしごき缶および絞りしごき缶の製造方法
CN104755379A (zh) * 2012-10-31 2015-07-01 东洋钢钣株式会社 拉深减薄罐用树脂包覆金属板、拉深减薄罐以及拉深减薄罐的制造方法
KR20190118625A (ko) * 2017-03-22 2019-10-18 토요 세이칸 가부시키가이샤 금속제 보틀 캔 및 그 제조 방법
KR102325160B1 (ko) 2017-03-22 2021-11-11 토요 세이칸 가부시키가이샤 금속제 보틀 캔 및 그 제조 방법
CN113286706A (zh) * 2018-11-13 2021-08-20 东洋制罐集团控股株式会社 涂料组合物和具有由该涂料组合物形成的涂膜的涂装金属基体
CN115103766A (zh) * 2020-02-20 2022-09-23 东洋纺株式会社 层叠薄膜
CN115103766B (zh) * 2020-02-20 2023-12-15 东洋纺株式会社 层叠薄膜
WO2021230210A1 (ja) * 2020-05-12 2021-11-18 東洋製罐グループホールディングス株式会社 絞りしごき缶及び絞りしごき缶用塗装金属板
CN111876048A (zh) * 2020-07-21 2020-11-03 福建华杰电气科技有限公司 一种新的用于钣金表面喷涂的塑粉
JPWO2022158593A1 (ja) * 2021-01-25 2022-07-28
WO2022158593A1 (ja) * 2021-01-25 2022-07-28 東洋製罐グループホールディングス株式会社 絞りしごき缶の製造方法及び絞りしごき缶
JP7235180B2 (ja) 2021-01-25 2023-03-08 東洋製罐グループホールディングス株式会社 絞りしごき缶の製造方法及び絞りしごき缶
CN116056808A (zh) * 2021-01-25 2023-05-02 东洋制罐集团控股株式会社 拉深减薄罐的制造方法以及拉深减薄罐
CN116056808B (zh) * 2021-01-25 2024-03-15 东洋制罐集团控股株式会社 拉深减薄罐的制造方法以及拉深减薄罐

Also Published As

Publication number Publication date
JP3872998B2 (ja) 2007-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003034322A (ja) 塗装金属板及びそれを用いた絞りしごき缶
JP2000511575A (ja) ポリエステル組成物および押出被覆でのその使用
JP4091266B2 (ja) 絞りしごき加工性にすぐれた潤滑鋼板
JP7388140B2 (ja) 塗料組成物及び該塗料組成物から成る塗膜を有する塗装金属基体
JP2009161710A (ja) ラミネートフィルム用表刷りマットインキ組成物
JP2008018713A (ja) 缶用両面塗装鋼板
JP6257385B2 (ja) 塗料組成物
JP6188235B2 (ja) 塗料組成物及び塗装金属缶
JP2003089746A (ja) 水系樹脂組成物、これを含む水系塗料、その塗料を用いた塗膜、その塗膜を用いた金属板および缶
JP2007224122A (ja) 絞り加工缶用外面塗料および絞り加工缶の外面の塗装方法
JP5247121B2 (ja) 看板用または内装板用の塗膜形成方法および多層複合板
JP5252794B2 (ja) 塗料組成物
JP6242000B2 (ja) 塗料組成物及び金属缶
JP3771312B2 (ja) 塗料組成物
JP2003246006A (ja) 缶用塗装金属板
JP2011230311A (ja) 樹脂被覆アルミニウム合金板
JPH09249850A (ja) 塗料組成物
JP4201904B2 (ja) 成形加工性に優れた1コートプレコート鋼板及びその製造方法
WO2021230210A1 (ja) 絞りしごき缶及び絞りしごき缶用塗装金属板
PT96507B (pt) Processo para a preparacao de massas de revestimento
WO2017159732A1 (ja) コーティング用樹脂組成物
JP4131109B2 (ja) 塗料組成物
JP3468283B2 (ja) 成形加工性に優れた1コートプレコート鋼板及びその製造方法
JP2006088515A (ja) 塗装金属板およびそれを用いた絞りしごき缶
JP2002097409A (ja) 塗料組成物

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060929

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061023

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3872998

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101027

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101027

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101027

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111027

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111027

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121027

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121027

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121027

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131027

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees