JP2003025604A - インクタンク - Google Patents

インクタンク

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インク保持部材の過度の変形を押さえ、安定
的にインク供給を行う。 【解決手段】 第1のインク保持部材50は、インクジ
ェットヘッド32のインク受入管34Bの当接方向と略
平行な押圧方向(矢印A)の押圧力に対して変形しやす
いようにウレタンの発泡方向をインク受入管34B当接
方向に略垂直(矢印B)配置され、第2のインク保持部
材51はインク受入管34Bとの当接方向と略平行な押
圧方向の押圧力に対して変形しにくいように、ウレタン
の発泡方向がインク受入管34B当接方向に対して略平
行方向(矢印C)となるように配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録装置に搭載された記録ヘッドに対して着脱自在に構成
されるインクタンクに関し、特にインクジェットヘッド
のインク供給管との当接方向のインクタンク寸法に対し
て、前記当接方向と略垂直方向のインクタンク寸法の小
さい、所謂インクジェットヘッドへの当接方向に対する
アスペクト比の高いインクタンクにおいて、インクタン
ク内に収納されるインク吸収体の構成を規定すること
で、外的要因によって内部構造が不具合を発生すること
を抑制し、安定したインク供給性能を発揮することが可
能な、新規、かつ改良されたインクタンクに関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録の分野において、装
置の小型化、メンテナンスのフリーの観点からインクジ
ェットヘッドとインクタンクとを一体とした構成で、イ
ンクジェット記録装置の装着部(走査キャリッジ)に対
して着脱自在としたインクジェットカートリッジが用い
られることが知られている。このインクジェットカート
リッジには、たとえばインクジェットヘッドとインクタ
ンクとを常時一体化した構成を採用するものと、インク
ジェットヘッドとインクタンクとを着脱可能とし、使用
に際して一体化する構成を採用するものとが知られてい
る。
【0003】上記インクカートリッジに用いられるイン
クタンクは、記録に供されない状態では外部にインクを
漏らすことがないようにインクを安定的に保持し、ま
た、記録時には安定してインクジェットヘッドにインク
を供給することを可能にすることが要求され、この要求
を満足する目的でインクタンクにはインクジェットヘッ
ドに供給されるインクの流れに対する背圧、いわゆる負
圧を発生するための構成が備えられる。
【0004】インクタンクにおける負圧発生のための一
般的な構成例として、例えば特開昭62−264728
号、特開平8−230207号公報に示すようなウレタ
ンフォーム等の多孔質体を負圧発生部材(インク吸収
体)としてインクタンク内に収納し、この多孔質体の毛
管力を不圧発生源として利用するものがある。この構成
に用いられるインクタンクは通常インクを貯蔵するイン
ク吸収体を収容したインク収容部と、インク吸収体から
インクジェットヘッドへインクを供給するためのインク
供給口と、記録中のインク供給を円滑にするためにイン
ク収容部に対して大気を取り込む大気連通口とを含む構
成とされる。
【0005】そして、インクジェットへッドに対してイ
ンクを安定的に供給するために、インクタンクのインク
供給口及びその周辺のインク保持力が、その他の領域に
比べて高くなるようにインクタンク内部にインク吸収体
を収納し、常にインク供給口付近にインクが集まりやす
い状況を構成するのが一般的である。
【0006】例えば、毛管力を高める方法として特開平
8−230207には、図7(a)に示すように、イン
クタンク210の筐体211内に収容するインク保持部
材(インク吸収体)をインクジェットヘッド232への
インク供給口付近にインクを集めるための第1のインク
保持部材250と、インク保持を目的とした第2のイン
ク保持部材251との二部材を収納し、第1のインク保
持部材250のインク保持力(毛管力)を第2のインク
保持部材251の毛管力以上にすることで、第1のイン
ク保持部材250に常にインクを保持させてインクの安
定供給を行う方式が一般的に知られている。例えば、第
2のインク保持部材251に、ウレタンインク吸収体、
第1のインク保持部材250に繊維束からなるインク保
持部材を用いる構成が知られている。
【0007】繊維束から構成される第1のインク保持部
材250はインクの供給の方向に沿って配された繊維の
束によって構成されており、図7(b)に示すように、
インクタンク210をインクジェットヘッド232に取
り付けた場合、インクジェットヘッド232側のインク
受入管234Bと第1のインク保持部材250とをしっ
かりと当接させるために、第1インク保持部材250が
第2のインク保持部材251側に向かって摺動し、第2
のインク保持部材251を圧縮するように押し込む形態
を取る。
【0008】上述の形態において、繊維束からなる第1
のインク保持部材250は繊維を高圧縮して構成してい
るため、ウレタンからなる第2のインク保持部材251
よりも、硬く変形しにくい。そのため、インク受入管2
34Bがインクタンクの供給口から挿入した分、第1の
インク保持部材250が摺動し、その摺動分を第2のイ
ンク保持部材251の変形で吸収し、かつ、その第2の
インク保持部材251の復元力が利用されてインク受入
管234B、第1インク保持部材250、第2インク保
持部材251の間の安定した当接が達成される構成をと
る。
【0009】ところで、インクタンクの外形状は、イン
クジェット記録装置内に収納保持されることから、イン
クジェット記録装置側の要求として決定される場合があ
る。そのため、縦横比のバランスが取れたインクタンク
だけでなく、例えば縦長のインクタンクが要求された
り、横長や、薄型などのインクタンクが要求されたりす
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このようなインクタン
クは、インクジェットヘッドに対して着脱されるため、
操作者の取り扱い上で、例えば、インクタンクを落下さ
せてしまうなど急激な外的衝撃がインクタンクに加わる
ような事態を被る場合がある。
【0011】大きな外的衝撃が加わった場合、インクタ
ンク内で大きな容積を占有する第2のインク保持部材2
51がインクタンク内部で移動、変形してしまう場合が
ある。わずかな変形であればインク保持部材の弾性によ
って復元可能であるが、変形の状態によっては復元せ
ず、変形箇所においてインク保持力が高まり、その部位
にインク残りが生じインク消費効率の低下を招きかねな
い。また、インク漏れを引き起こしたりするおそれもあ
る。
【0012】特に、近年インクジェット記録装置による
記録頻度の上昇に伴いインクタンク内に含浸保持させる
インク量も増加の傾向にある。このように、インク保持
部材の保持するインク量が増えれば増えるほど落下時に
インク保持部材にかかる衝撃は大きくなり、上述の不都
合が発生しやすい環境になる。
【0013】外的要因によってインクタンク内部に収納
された第2インク保持部材に生じる変形の課題は、さま
ざまな外形状のインクタンクの中でも、特にインクジェ
ットヘッドのインク供給管との当接方向のインクタンク
寸法に対して、前記当接方向と略垂直方向のインクタン
ク寸法の小さい、所謂インクジェットヘッドへの当接方
向に対するアスペクト比が高いインクタンクにおいて
は、第2のインク保持部材の変形が他の構成のインクタ
ンク比べ、衝撃によって変形しやすい傾向にある。
【0014】なお、最近では第2インク保持部材として
ウレタンに変わりエコロジー、リサイクル性の視点から
熱可塑性樹脂が用いられたインクタンクも提案されてい
る。樹脂材料からなるインク保持部材では反発弾性がウ
レタンに比べて小さいため、インクを多量に保持するイ
ンク保持部材の場合、落下時の衝撃によって移動、座屈
してしまうと形状を復元しにくくなるが、この場合にも
前記インクジェットヘッドへの当接方向に対するアスペ
クト比が高いインクタンクにおいては、第2のインク保
持部材の変形が他の構成のインクタンクに比べ変形しや
すい傾向にあることは同様である。
【0015】そこで本発明は、インクジェットヘッドの
インク供給管との当接方向のインクタンク寸法に対し
て、前記当接方向と略垂直方向のインクタンク寸法の小
さい、所謂インクジェットヘッドへの当接方向に対する
アスペクト比が大きなインクタンクが外部衝撃を被った
場合であっても、インク保持部材の変形をできるだけ押
さえることを可能とし、かつ、インクジェットヘッドと
の装着状態を良好にし、安定的にインク供給を行うこと
のできるインクタンクを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明のインクタンクは、インクジェットヘッドに対し
て着脱可能に構成され、前記インクジェットヘッドに供
給されるインクを貯留するインクジェットヘッドのイン
ク供給管との当接方向のインクタンク寸法に対して、前
記当接方向と略垂直方向のインクタンク寸法の小さい、
インクジェットヘッドへの当接方向に対するアスペクト
比の高いインクタンクであって、前記インクジェットヘ
ッドが備えるインク供給管が連結されるインク供給口
と、前記インクタンク内部を大気に連通させる大気連通
部と、前記インクジェットヘッドに供給されるインクを
保持するためのインク保持部材と、を備えており、前記
インク保持部材は、インク保持部材を構成する構造体が
方向成分を有して構成されており、前記インク供給口部
分に配置され、インク供給口が配された側面に沿った方
向に前記構造体の方向成分を配した第1インク保持部材
と、前記第1インク保持部材と接続され、インクタンク
内部の主たる領域に配置され、インク供給口が配置され
た側面に向かう方向に前記構造体の方向成分を配した第
2インク保持部材と、を有しており、前記第1インク保
持部材は前記第2インク保持部材に対して相対的にイン
クの保持力が高いことを特徴とする。
【0017】ここで、前記第1、第2インク保持部材
は、ともに発泡体であることは好ましい構成である。ま
た、前記第1、第2インク保持部材は、ともに繊維の集
合体であることは好ましい構成である。前記繊維の集合
体は、熱可塑性樹脂からなることは好ましい構成であ
る。
【0018】前記繊維の集合体は、ポリオレフィン系の
樹脂からなることは好ましい構成である。前記インクタ
ンクを構成する外筐体の構成材料が、ポリオレフィン系
の樹脂からなることは好ましい構成である。前記第1、
第2インク保持部材は、一方が発泡体、他方が繊維の集
合体の組み合わせであることは好ましい構成である。前
記第1のインク保持部材を構成する前記繊維体の繊維径
が、前記第2のインク保持部材を構成する前記繊維体の
繊維径以下であることは好ましい構成である。
【0019】この構成によれば、前述のようなインクジ
ェットヘッドへの当接方向に対するアスペクト比の高い
インクタンクに関して、収納されるインク保持部材の発
泡方向あるいは繊維方向を、インクタンク高さ方向に沿
った形で収納することで、落下などの外的衝撃が加わっ
た場合、特に供給口側を下にして落下したような場合で
あっても外的衝撃方向に対して発泡方向あるいは繊維方
向が沿っているためインク保持部材の強度が高くでき、
第2インク保持部材は変形などが生じにくく、落下に伴
う各種の不都合が発生しにくい。
【0020】また、インク受入口からの押圧力を受ける
ことで、第1のインク保持部材が変形しやすい方向性を
有しているため、第2のインク保持部材への過度な押圧
力が加わることなく変形を抑える構成であるため、イン
クがインク保持部材内に安定的に保持され、かつ、イン
ク供給時に不用意なインク残りや、環境変化時のインク
漏れ、さらには落下時に筐体内での第2のインク保持部
材のズレによるインク供給不良等を防止することができ
る。
【0021】また、本発明は、インクジェット記録装置
に用いられる、インクを保持するためのインク保持部材
が筐体内に収納されたインクタンクであって、前記イン
ク保持部材が、少なくとも、インクを吐出するインクジ
ェットヘッドにインクを供給するためのインク供給口部
に配置され、前記インクジェットヘッドのインク受入口
と当接することで前記インクタンク内のインクを前記イ
ンクジェットヘッドへ供給するインク流路を形成する第
1のインク保持部材と、前記第1のインク保持部材と接
し、前記第1のインク保持部材に対してインクを供給す
る、少なくとも前記インク受入口と前記第1のインク保
持部材とを接続した状態における前記第1のインク保持
部材よりも保持液体に対する液体保持力が弱い第2のイ
ンク保持部材とを有するインクタンクにおいて、前記イ
ンク保持部材が、外部から印加される押庄力に対して変
形しやすい方向と、前記変形しやすい方向よりも変形し
にくい方向とを含む方向性を有し、前記第1のインク保
持部材は、前記第1のインク保持部材の前記変形しやす
い方向が、前記第1のインク保持部材と前記インク受入
口との当接方向と略平行な押圧力の押圧方向に対して略
平行となるように配置され、前記第2のインク保持部材
は、前記第2のインク保持部材の前記変形しにくい方向
が、前記押圧方向に対して略平行となるように配置され
ていることを特徴とする。
【0022】上記の通り構成された本発明のインクタン
クは、第1のインク保持部材が押圧方向に対して変形し
やすく、一方、第2のインク保持部材が押圧方向に対し
て変形しにくい構成となっている。このため、インクジ
ェットヘッドのインク受入口と第1のインク保持部材と
を接続した状態、すなわち、第1のインク保持部材がイ
ンク受入口と第2のインク保持部材とに挟まれた状態で
インク受入口からの押圧力を受けることで、第1のイン
ク保持部材が大きく変形し、第2のインク保持部材の変
形は抑えられる。
【0023】また、本発明のインクタンクは、筐体内に
充填された状態のインク保持部材は、第1のインク保持
部材よりも第2のインク保持部材のほうが液体保持力で
ある毛管力が弱くてもよい。
【0024】さらに、本発明のインクタンクのインク保
持部材は、少なくとも1つが繊維体からなるものであっ
てもよい。
【0025】また、本発明のインクタンクは、第1のイ
ンク保持部材を構成する繊維体の繊維径が、第2のイン
ク保持部材を構成する繊維体の繊維径以下であってもよ
い。
【0026】さらに、本発明のインクタンクは、繊維体
が、熱可塑性樹脂からなるものであってもよいし、イン
ク保持部材が、ポリオレフィン系の樹脂からなるもので
あってもよいし、筐体の構成材料が、ポリオレフィン系
の樹脂からなるものであってもよい。
【0027】本発明のインクタンクは、インクジェット
記録装置に用いられる、インクを保持するための、繊維
塊からなるインク保持部材が筐体内に収納されたインク
タンクであって、前記インク保持部材が、少なくとも、
インクを吐出するインクジェットヘッドにインクを供給
するためのインク供給口部に配置され、前記インクジェ
ットヘッドのインク受入口と当接することで前記インク
タンク内のインクを前記インクジェットヘッドへ供給す
るインク流路を形成する第1のインク保持部材と、前記
第1のインク保持部材と接し、前記第1のインク保持部
材に対してインクを供給する、少なくとも前記インク受
入口と前記第1のインク保持部材とを接続した状態にお
ける前記第1のインク保持部材よりも保持液体に対する
液体保持力が弱い第2のインク保持部材とを有するイン
クタンクにおいて、前記第1のインク保持部材は、主た
る繊維方向が前記第1のインク保持部材と前記インク受
入口との当接方向と略平行な押圧力の押圧方向に対して
略垂直となるように配置され、前記第2のインク保持部
材は、主たる繊維方向が前記押圧方向に対して略平行と
なるように配置されていることを特徴とする。
【0028】上記の通り構成された本発明のインクタン
クは、繊維塊からなる第1のインク保持部材の主たる繊
維方向が押圧方向に対して垂直に配置されることで第1
のインク保持部材は繊維塊としての押圧方向に対する剛
性は小さいので変形しやすく、一方、第2のインク保持
部材は、第2のインク保持部材の主たる繊維方向が押圧
方向に対して平行に配置されることで、繊維塊としての
押庄方向に対する剛性は第1のインク保持部材に比べて
高く、よって第1のインク保持部材に比べて変形しにく
い。このため、インクジェットヘッドのインク受入口と
第1のインク保持部材とを接続した状態、すなわち、第
1のインク保持部材がインク受入口と第2のインク保持
部材とに挟まれた状態でインク受入口からの押圧力を受
けることで、第1のインク保持部材が大きく変形し、第
2のインク保持部材の変形は抑えられる。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明が適用可能なインクジェッ
トカートリッジについて図1〜図4を参照して説明す
る。
【0030】図1は、本発明が適用可能なインクジェッ
トカートリッジの正面図である。図1に示すようにイン
クジェットカートリッジ30は、インクを吐出するイン
クジェットヘッド32が一体に設けられたホルダ31
と、このホルダ31に着脱自在に保持されるブラックイ
ンクタンク10およびカラーインクタンク20とを有す
る。ブラックインクタンク10およびカラーインクタン
ク20は、それぞれインクジェットヘッド32に供給す
るインクを収容するものであり、ブラックインクタンク
10はブラックインクを収容し、カラーインクタンク2
0は、イエロー、シアン、およびマゼンタの3色のイン
クを収容している。
【0031】インクジェットヘッド32は、使用状態に
おけるホルダ31の底部に位置しており、ブラックイン
クタンク10およびカラーインクタンク20から供給さ
れる各色のインクに対応して、不図示のブラックインク
用の吐出口群と、イエローインク用の吐出口群と、シア
ンインク用の吐出口群と、マゼンタインク用の吐出口群
とを有する。ホルダ31の、ブラックインクタンク10
との接続部およびカラーインクタンク20との接続部に
は、それぞれインクの色に対応した不図示のインク受入
管が突出して設けられている。各インク受入管は、それ
ぞれインク供給路を介して、対応する吐出口群と接続さ
れている。
【0032】ホルダ31にブラックインクタンク10を
装着することで、ブラックインクタンク10内のブラッ
クインクは、インク受入管およびインク供給路を経由し
てブラックインク用の吐出口群へ供給される。同様に、
ホルダにカラーインクタンク20を装着することで、カ
ラーインクタンク内の各色のインクは、それぞれインク
受入管およびインク供給路を経由して、対応する色用の
吐出口群へ供給される。
【0033】なお、各インク受入管の先端には、インク
受入管の中へ異物が侵入するのを防止するためにそれぞ
れフィルタが取り付けられている。
【0034】図2は、図1に示すブラックインクタンク
を下方からみた分解斜視図であり、図3は、ブラックイ
ンクタンクを示す図であり、図3(a)はその上面図、
図3(b)は一部を破断した側面図、図3(c)は底面
図である。なお、図3(a)では、蓋部材およびインク
吸収体を取り除いた状態で示している。
【0035】ブラックインクタンク10は、ブラックイ
ンク用のインク収容部16を構成する上端が開口部とな
った筐体11と、筐体11の上端開口部を塞ぎ、大気連
通口(不図示)が形成された蓋部材12と、蓋部材12
の大気連通口を覆って取り付けられ、大気連通口からの
インク漏れが外部へ至らないようにするためのバッファ
用の空間が内部に設けられた上部部材13とを有する。
上部部材13には、蓋部材12の大気連通口とは異なる
位置に大気開放口(不図示)が形成されるとともに、ホ
ルダ31(図1参照)への着脱を行う際に利用される摘
み部(不図示)が設けられている。図3(b)に示され
るようにブラック用インクタンクは、底面の幅に対して
高さが高く構成されたアスペクト比の高い外形のインク
タンクである。
【0036】筐体11の底部には、ブラックインクタン
ク10をホルダ31に装着した際にホルダ31のブラッ
クインク用のインク受入管と対向する位置に、インク供
給口14が形成されている。インク供給口14の周囲に
は、ブラックインクタンク10からインク受入管を通じ
て供給されるインクがホルダ31内へ漏れるのを防止す
るためのリブ15が形成されている。
【0037】インク収容部16内には、ブラックインク
を含浸保持する第1のインク保持部材50および第2の
インク保持部材51が装填されている。第1のインク保
持部材50は、第2のインク保持部材51とブラックイ
ンクタンク10の底壁との間で、第2のインク保持部材
51に密着し、かつインク供給口14を内側から塞ぐよ
うに設けられている。
【0038】第1のインク保持部材50および第2のイ
ンク保持部材51はともにインクを含浸保持するもので
あるが、第1のインク保持部材50のインク保持力(毛
管力)は第2のインク保持部材51のインク保持力より
も高くなっている。これによって、第2のインク保持部
材51に保持されているインクが第1のインク保持部材
50に効果的に導かれ、第2のインク保持部材51に保
持されたインクの消費効率が向上する。
【0039】第1、第2のインク保持部材50、51
は、ともにウレタンからなるインク保持部材が好適であ
る。ここで、ウレタンは例えば実開平5−692号に示
されるように、発泡に対して方向を有していることが知
られており、発泡方向の剛性が、発泡方向に対して略垂
直な方向の剛性より高いため、発泡方向にかかる力に対
して変形しにくい特性を有する。
【0040】ここで、図5(a)に示すように、第1の
インク保持部材50はインクジェットヘッド32のイン
ク受入管34Bの当接方向に略平行な押圧方向(矢印
A)の押圧力に対して変形しやすいようにウレタンの発
泡方向をインク受入管34Bの押圧方向に略垂直(矢印
B)に配置し、第2のインク保持部材51はインク受入
管34Bとの当接方向に略平行な押圧方向(矢印A)の
押圧力に対して変形しにくいように、ウレタンの発泡方
向がインク受入管34Bの押圧方向に対して略平行方向
(矢印c)となるように配置した。
【0041】言い換えると、第2のインク保持部材51
は、インク供給口14が配された底面に向かう方向に発
泡方向成分が揃っている発泡体であり、第1のインク保
持部材50はインク供給口14が配された底面に平行な
方向に発泡方向成分が配列されている発泡体とされてい
る。
【0042】また、第1のインク保持部材50がブラッ
クインクタンク10内部で移動しないように固定するた
めに第2のインク保持部材51は筐体11よりも多少大
きめに構成し、一方、第1のインク保持部材50はイン
ク受入管34Bとの当接時に速やかに変形摺動するよう
に筐体11に対しやや小さめに構成した。そのため、第
2のインク保持部材51に第1のインク保持部材50が
多少圧縮される構成となり、第1のインク保持部材50
にインクが安定的に保持される構成になっている。
【0043】このように収納するインク保持部材の発泡
方向を上述のようにすることにより、落下などの外的衝
撃が加わった場合、特に供給口側を下にして落下したよ
うな場合であっても発泡方向を考慮すると、特に影響を
受けやすい第2インク保持部材51の強度を高くできる
ため、主としてインクを保持する機能を発揮する第2イ
ンク保持部材は変形などが生じにくく、落下に伴う各種
の不都合が発生しにくい。
【0044】ブラックインクタンク10をホルダ31に
装着することで、インク受入管はインク供給口14内の
第1のインク保持部材50に当接し、第1のインク保持
部材50に保持されているインクが、インク受入管およ
びインク供給路を経てインクジェットヘッド32の吐出
口群に供給される。
【0045】次に、カラーインクタンク20について図
4を参照して説明する。図4は、図1に示すカラーイン
クタンクを示す図であり、図4(a)はその上面図、図
4(b)は一部を破断した側面図、図4(c)は底面図
である。なお、図4(a)では、蓋部材およびインク吸
収体を取り除いた状態で示している。
【0046】カラーインクタンク20も、基本的にはブ
ラックインクタンク10と同様の構成であり、インクを
収容する筐体21と、大気連通口(不図示)が形成され
た蓋部材22と、蓋部材22に取り付けられた上部部材
23とを有する。
【0047】筐体21の内部は、平面視略T字状に配置
された仕切壁21a、21bにより、ホルダ31のイン
ク受入管の位置に対応した3つの領域に区画されてい
る。これら3つの領域は、それぞれイエローインク用の
インク収容部26Y、シアンインク用のインク収容部2
6C、およびマゼンタインク用のインク収容部26Mと
なっている。蓋部材22の大気連通口は、これら各イン
ク収容部26Y、26C、26Mごとに設けられてい
る。
【0048】筐体21の底部には、カラーインクタンク
20がホルダ31に装着された際にカラーインク用の各
インク受入管に対向する位置に、インク供給口24Y、
24C、24Mが形成されており、また、それらの周囲
にはインク漏れ防止用のリブ25Y、25C、25Mが
形成されている。
【0049】また、各インク収容部26Y、26C、2
6Mの内部には、所定の色のインクを含浸保持する第1
のインク保持部材50Y、50C、50Mおよび第2の
インク保持部材51Y、51C、51Mが設けられてい
るが、これらの構成および各インク収容部26Y、26
C、26Mからのインクの供給動作はブラックインクタ
ンク10と同様であるので、その詳細な説明は省略す
る。カラーインクタンクにおいても各インク収容部26
Y、26C、26Mは底面の幅に対して高さが高く構成
されたアスペクト比の高い外形のインク収容部の構成で
ある。アスペクト比の高いインクタンクに対して、収納
するインク保持部材の発泡方向をブラックインクタンク
の説明で行ったように配置することにより、落下などの
外的衝撃が加わった場合、特に供給口側を下にして落下
したような場合であっても発泡方向を考慮すると、特に
影響を受けやすい第2インク保持部材51の強度を高く
できるため、主としてインクを保持する機能を発揮する
第2インク保持部材は変形などが生じにくく、落下に伴
う各種の不都合が発生しにくい。
【0050】次に、インクジェットヘッドとインクタン
クを接続した際の第1および第2のインク保持部材の関
係を、図5に示すインクタンクの側断面図を用いて説明
する。なお、以下の説明では、簡単のため、特に、ブラ
ックインクタンク10を例として説明するが、カラーイ
ンクタンクにおいても同等に説明できる。
【0051】ブラックインクタンク10内には、ブラッ
クインクタンク10と、インクジェットヘッド32とが
接合されていない図5(a)の状態から、図5(b)に
示すブラックインクタンク10と、インクジェットヘッ
ド32とが接合された状態とすることで、インク受入管
34Bが第1のインク保持部材50を押圧する状態とな
る。
【0052】すなわち、この押圧状態では、インク受入
管34Bがインク供給口14内に進入してくることで、
第1のインク保持部材50を第2のインク保持部材51
の方へと押し込む力が第1のインク保持部材50に対し
て印加されることとなる。これに対して、第1のインク
保持部材50は、インク受入管34Bの当接方向に略平
行な押圧方向(矢印A)の押圧力に対して変形しやすい
ようにウレタンの発泡方向がインク受入管34Bの押圧
方向に略垂直(矢印B)に配置されているため(言い換
えると、ウレタンはインク供給口が配された底面に平行
な方向の発泡方向を有して配置されているため)、矢印
D方向に積極的に縮む。
【0053】これにより、インク供給口14内へのイン
ク受入管34Bの進入量を第1のインク保持部材50が
吸収するので、第2のインク保持部材51の不用意な変
形を押さえつつ第1のインク保持部材50をインク受入
管34Bに対して当接させることができる。この際に、
第1のインク保持部材50は、インク受入管34Bと第
2のインク保持部材51とが当接していない通常状態
(図5(a)の状態)に対し、さらに圧縮されることに
なりインク保持力が高まり、よりインクを安定的に保持
することができるようになる。
【0054】以上説明したようにインクジェットヘッド
のインク供給管との当接方向のインクタンク寸法に対し
て、前記当接方向と略垂直方向のインクタンク寸法の小
さい、所謂インクジェットヘッドへの当接方向に対する
アスペクト比の高いインクタンクに対して発泡方向を有
したウレタンなどのインク保持部材を図5に示すような
関係で収納することによって、インクタンク内の第2の
インク保持部材51の不必要な変形を抑えっっ、インク
ジェットヘッド32とインクタンクとを接続できる。こ
のため、インクタンク内のインクはインク保持部材内に
安定的に保持され、かつ、インク供給時に不用意なイン
ク残りや、環境変化時のインク漏れ、さらには落下時に
筐体11内での第2のインク保持部材51のズレによる
インク供給不良等を防止することができる。
【0055】なお、本実施形態においては、ウレタンか
らなる第1および第2のインク保持部材50、51を用
いて説明したが、第1および第2のインク保持部材5
0、51の材料はウレタンにのみ限定されるものではな
い。
【0056】また、保持するインクはインクジェット記
録装置で一般的に用いられるBk、Y、M、Cインクに
限定されるものでもない。 (第2の実施形態)本実施形態のインクタンクは、第1
のインク保持部材150および第2のインク保持部材1
51が、ポリオレフィン系の樹脂材料からなる繊維で構
成されているとともに、筐体111も同様にポリオレフ
ィン樹脂で構成されている以外は、第1の実施形態で説
明した構成と同様にインクジェットヘッドのインク供給
管との当接方向のインクタンク寸法に対して、前記当接
方向と略垂直方向のインクタンク寸法の小さい、所謂イ
ンクジェットヘッドへの当接方向に対するアスペクト比
の高いインクタンクが用いられており、詳細の説明は省
略する。
【0057】なお、本実施形態では、第1のインク保持
部材150のインク保持力(毛管力)を、第2のインク
保持部材151のインク保持力以上とすることが好まし
く、この場合、第1のインク保持部材150に第2のイ
ンク保持部材151よりも繊維径の細い繊維を用いると
インク保持力を高めつつインク供給時の流抵抗成分を抑
えることができるという点で望ましい。
【0058】第1のインク保持部材150は、図6
(a)に示すように、インク受入管134Bの当接方向
に略平行な押圧方向(矢印A’)の押圧力に対して変形
しやすいように、主たる繊維方向をインク受入管134
Bの押圧方向に略垂直方向(矢印B’)に配置し、第2
のインク保持部材151はインク受入管134Bの当接
方向に略平行な押圧方向の押圧力に対して変形しにくい
ように主たる繊維方向をインク受入管134Bとの押圧
方向に対して略平行方向(矢印C)に配置した。
【0059】言い換えると、第2のインク保持部材15
1は、インク供給口114が配された底面に向かう方向
に繊維の配列方向が概ね揃っている織維集合体であり、
第1のインク保持部材150はインク供給口114が配
された底面に平行な方向に繊維が概ね配列されている繊
維集合体とされている。
【0060】ブラックインクタンク110は、図6
(b)に示すように、ブラックインクタンク110と、
インクジェットヘッド132とを接合する際、インク供
給口114内へのインク受入管134Bの進入によるイ
ンク受入管134Bの進入量を、第1のインク保持部材
150が矢印D,方向に積極的に縮むことで吸収するの
で、第2のインク保持部材151の不用意な変形を押さ
えつつ第2のインク保持部材151をインク受入管13
4Bに対して当接させることができる。
【0061】方向性を有した繊維を利用して構成された
インク保持部材を収納したブラックインクタンクは、底
面の幅に対してインク供給管との当接方向である高さ方
向が高く構成されたアスペクト比の高い外形のインクタ
ンク構成である。本インクタンクに対して、収納する繊
維で構成されるインク保持部材の繊維の配列方向を図6
に示されるようにすることにより、落下などの外的衝撃
が加わった場合、特に供給口側を下にして落下したよう
な場合であっても繊維の配列方向を考慮すると、特に影
響を受けやすい第2インク保持部材51の強度を高くで
きるため、主としてインクを保持する機能を発揮する第
2インク保持部材は変形などが生じにくく、落下に伴う
各種の不都合が発生しにくい。
【0062】このように、本実施形態のインクタンク
も、第1の実施形態と同様に、インクタンク内の第2の
インク保持部材151の不必要な変形を抑えつつ、イン
クジェットヘッド132とインクタンクとを接続でき
る。このため、インクタンク内のインクはインク保持部
材内に安定的に保持され、かつ、インク供給時に不用意
なインク残りや、環境変化時のインク漏れ、さらには落
下時に筐体111内での第2のインク保持部材151の
ズレによるインク供給不良等を防止することができる。
【0063】第1のインク保持部材を構成する繊維体の
繊維径が、第2のインク保持部材を構成する前記繊維体
の繊維径以下にすることで、第1のインク保持部材の毛
管力を第2のインク保持部材の毛管力よりも大きくする
ことができる。
【0064】また、繊維体は、熱可塑性樹脂からなり、
特にポリオレフィン系の樹脂からなるものである。イン
クタンクの筐体の構成材料もポリオレフィン系の樹脂か
らなるものとする。
【0065】このように、本実施形態のインクタンク
は、筐体111が、第1のインク保持部材150および
第2のインク保持部材151と同系統の樹脂材料で構成
されているため、リサイクル性、リユース性を大幅に向
上させることができ、エコロジーなインクタンクを提供
できる。
【0066】以上ブラックインクタンクを例に説明した
が、カラーインクタンクに関しても同様に説明できる。
【0067】また、以上の実施形態では、第1のインク
保持部材と第2のインク保持部材とは、発泡体同士、繊
維集合体同士の組み合わせであったが、第1のインク保
持部材と第2のインク保持部材とは異なる構造体の組み
合わせ、すなわち発泡体と繊維集合体とを組み合わせて
構成してよく、例えば第1のインク保持部材を繊維集合
体、第2のインク保持部材を発泡体といった組み合わ
せ、あるいはこの逆の組み合わせであっても構造体の方
向性の観点が満足されるものであれば本発明の範疇であ
る。
【0068】さらには、本発明においてインク供給管と
の当接方向が略重力方向である例について説明したが、
インクジェットヘッドのインク供給管との当接方向のイ
ンクタンク寸法に対して、前記当接方向と略垂直方向の
インクタンク寸法の小さい、所謂インクジェットヘッド
への当接方向に対するアスペクト比が高い形態であれ
ば、当然の事ながらインクタンクの長手方向が水平方向
等であってもよい。
【0069】次に、第2の実施形態で説明した、第1の
インク保持部材および第2のインク保持部材が、ポリオ
レフィン系の樹脂材料からなる繊維塊で構成されている
インクタンクの構造体を用い、第1のインク保持部材の
特性を変化させて第1の実施例〜第4の実施例をおこな
った。この実施例によってインク供給特性の評価結果に
関して説明する。なお、以下の説明で用いる符号は、第
2の実施形態で用いた符号を用いる。
【0070】本実施例では、圧損成分、供給不良になる
気泡の巻き込みの有無、およびインク使いきり効率を表
1に示す、第1のインク保持部材150の密度をパラメ
ータとして評価した。
【0071】
【表1】
【0072】表1に示す4種類のインクタンクを、それ
ぞれホルダに装着し、フィルタを介してホルダ先端のイ
ンク流路からチューブポンプを用いて5.0g/min
の流速で強制的にインクを排出し、その際の庄損成分な
らびに、供給不良になり気泡を巻きこむことが無いかを
検討した。
【0073】この評価結果を表2に示す。
【0074】
【表2】 インクと水の比重をほぼ同じと考えて計測。
【0075】以上から、吸収体の過度な変形を回避した
上で、インク供給時の流抵抗成分を下げ、インク供給性
を向上できるという本発明の効果を確認できた。
【0076】しかし、本発明の効果をさらに高めるため
に、第1のインク保持部材150の密度を過度に下げた
第4の実施例においては、高速でインク排出を行った場
合、インク使いきりの途中で記録画像がかすれる現象が
発生した。解析の結果、ヘッド内部に滞在した気泡によ
るものであることが分かった。これは、第2のインク保
持部材151から第1のインク保持部材150へのイン
クの移動よりも、第1のインク保持部材150の周囲の
空間からのエアーの巻きこみのほうが容易になり、泡を
巻きこんでしまうことで適正なインク供給を妨げてしま
ったと考えられる。
【0077】したがって、第1のインク保持部材150
と第2のインク保持部材151の変形方向を規定するこ
とにより本発明の効果を得ることができるが、本発明を
採用するにあたっては、第1および第2のインク保持部
材の密度、繊維径、材質等はプリンタの諸特性等を考慮
し、適宜選択するのが好ましい。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
インクジェットヘッドのインク供給管との当接方向のイ
ンクタンク寸法に対して、前記当接方向と略垂直方向の
インクタンク寸法の小さい、所謂インクジェットヘッド
への当接方向に対するアスペクト比の高いインクタンク
に関して、収納されるインク保持部材の発泡方向あるい
は繊維方向を、インクタンク高さ方向に沿った形で収納
することで、落下などの外的衝撃が加わった場合、特に
供給口側を下にして落下したような場合であっても外的
衝撃方向に対して発泡方向あるいは繊維方向が沿ってい
るためインク保持部材の強度が高くでき、第2インク保
持部材は変形などが生じにくく、落下に伴う各種の不都
合が発生しにくい。
【0079】また、インク受入口からの押圧力を受ける
ことで、第1のインク保持部材が変形しやすい方向性を
有しているため、第2のインク保持部材への過度な押圧
力が加わることなく変形を抑える構成であるため、イン
クがインク保持部材内に安定的に保持され、かつ、イン
ク供給時に不用意なインク残りや、環境変化時のインク
漏れ、さらには落下時に筐体内での第2のインク保持部
材のズレによるインク供給不良等を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のインクジェットカー
トリッジの正面図である。
【図2】図1に示すブラックインクタンクを下方からみ
た分解斜視図である。
【図3】図1に示すブラックインクタンクの上面図、一
部破断側面図、および底面図である。
【図4】カラーインクタンクの上面図、一部破断側面
図、および底面図である。
【図5】本発明の第1の実施形態のブラックインクタン
クに、インクジェットヘッドが接合された際の、第1お
よび第2のインク保持部材の状態を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施形態のブラックインクタン
クに、インクジェットヘッドが接合された際の、第1お
よび第2のインク保持部材の状態を示す図である。
【図7】従来のインクタンクの構成の一例を示す模式的
な側断面図、および、インクタンクに、インクジェット
ヘッドが接合された際の、第1および第2のインク保持
部材の状態を示す模式図である。
【符号の説明】
1 大気連通口 10、110 ブラックインクタンク 11、21、111 筐体 12、22 蓋部材 13、23 上部部材 13a 摘み部 14、24Y、114 インク供給口 15、25Y、25C、25M リブ 16、26Y、26C、26M インク収容部 20 カラーインクタンク 21a 仕切壁 30 インクジェットカートリッジ 31 ホルダ 32、132 インクジェットヘッド 33B、33Y、33C、33M 吐出口群 34B、34Y、134B インク受入管 35B、35Y インク供給路 36B フィルタ 50、70Y、70C、70M、150 第1のイン
ク保持部材 51、71Y、71C、71M、151 第2のイン
ク保持部材

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェットヘッドに対して着脱可能
    に構成され、前記インクジェットヘッドに供給されるイ
    ンクを貯留するインクタンクであって、インクジェット
    ヘッドのインク供給管との当接方向のインクタンク寸法
    に対して、前記当接方向と略垂直方向のインクタンク寸
    法の小さい、所謂インクジェットヘッドへの当接方向に
    対するアスペクト比の高いインクタンクにおいて、 前記インクジェットヘッドが備えるインク供給管が連結
    されるインク供給口と、 前記インクタンク内部を大気に連通させる大気連通部
    と、 前記インクジェットヘッドに供給されるインクを保持す
    るためのインク保持部材と、を備えており、 前記インク保持部材は、インク保持部材を構成する構造
    体が方向成分を有して構成されており、 前記インク供給口部分に配置され、インク供給口が配さ
    れた側面に沿った方向に前記構造体の方向成分を配した
    第1インク保持部材と、 前記第1インク保持部材と接続され、インクタンク内部
    の主たる領域に配置され、インク供給口が配置された側
    面に向かう方向に前記構造体の方向成分を配した第2イ
    ンク保持部材と、を有しており、 前記第1インク保持部材は前記第2インク保持部材に対
    して相対的にインクの保持力が高いことを特徴とするイ
    ンクタンク。
  2. 【請求項2】 前記第1、第2インク保持部材は、とも
    に発泡体であることを特徴とする請求項1に記載のイン
    クタンク。
  3. 【請求項3】 前記第1、第2インク保持部材は、とも
    に繊維の集合体であることを特徴とする請求項1に記載
    のインクタンク。
  4. 【請求項4】 前記第1のインク保持部材を構成する前
    記繊維体の織維径が、前記第2のインク保持部材を構成
    する前記繊維体の繊維径以下である請求項3に記載のイ
    ンクタンク。
  5. 【請求項5】 前記第1、第2インク保持部材は、一方
    が発泡体、他方が織維の集合体の組み合わせであること
    を特徴とする請求項1に記載のインクタンク。
  6. 【請求項6】 前記繊維の集合体は、熱可塑性樹脂から
    なる請求項3〜5のいずれか1項に記載のインクタン
    ク。
  7. 【請求項7】 前記繊維の集合体は、ポリオレフィン系
    の樹脂からなる請求項3〜5のいずれか1項に記載のイ
    ンクタンク。
  8. 【請求項8】 前記インクタンクを構成する外筐体の構
    成材料が、ポリオレフィン系の樹脂からなる請求項1〜
    7のいずれか1項に記載のインクタンク。
  9. 【請求項9】 インクジェットヘッドに対して着脱可能
    に構成され、前記インクジェットヘッドに供給されるイ
    ンクを保持するためのインク保持部材が筐体内に収納さ
    れたインクタンクにおいて、 前記筐体内に収納されたインク保持部材は、インクを吐
    出するインクジェットヘッドにインクを供給するための
    インク供給口部に配置され、前記インクジェットヘッド
    のインク受入口と当接することで前記インクタンク内の
    インクを前記インクジェットヘッドへ供給するインク流
    路を形成する第1のインク保持部材と、 前記第1のインク保持部材と接し、前記第1のインク保
    持部材に対してインクを供給する、少なくとも前記イン
    ク受入口と前記第1のインク保持部材とを接続した状態
    における前記第1のインク保持部材よりも保持液体に対
    する液体保持力が相対的に弱い第2のインク保持部材
    と、を備え、 前記第1及び第2インク保持部材は方向性を有するもの
    であり、 前記第1のインク保持部材は、前記第1のインク保持部
    材の前記変形しやすい方向が、前記第1のインク保持部
    材と前記インク受入口との当接方向と略平行な押圧力の
    押圧方向に対して略直行する方向となるように配置さ
    れ、 前記第2のインク保持部材は、前記第2のインク保持部
    材の前記変形しにくい方向が、前記押圧方向に対して略
    平行となるように配置されていることを特徴とするイン
    クタンク。
  10. 【請求項10】 前記筐体内に充填された状態の前記イ
    ンク保持部材は、前記第1のインク保持部材よりも前記
    第2のインク保持部材のほうが前記液体保持力である毛
    管力が弱い請求項9に記載のインクタンク。
  11. 【請求項11】 前記インク保持部材は、少なくとも1
    つが繊維体からなるものである請求項9または10に記
    載のインクタンク。
  12. 【請求項12】 前記第1のインク保持部材を構成する
    前記繊維体の繊維径が、前記第2のインク保持部材を構
    成する前記繊維体の繊維径以下である請求項11に記載
    のインクタンク。
  13. 【請求項13】 前記繊維体は、熱可塑性樹脂からなる
    請求項11または12に記載のインクタンク。
  14. 【請求項14】 前記インク保持部材が、ポリオレフィ
    ン系の樹脂からなる請求項9〜13のいずれか1項に記
    載のインクタンク。
  15. 【請求項15】 前記筐体の構成材料が、ポリオレフィ
    ン系の樹脂からなる請求項9〜14のいずれか1項に記
    載のインクタンク。
  16. 【請求項16】 インクジェット記録装置に用いられ
    る、インクを保持するための、繊維塊からなるインク保
    持部材が筐体内に収納されたインクタンクであって、前
    記インク保持部材が、少なくとも、インクを吐出するイ
    ンクジェットヘッドにインクを供給するためのインク供
    給口部に配置され、前記インクジェットヘッドのインク
    受入口と当接することで前記インクタンク内のインクを
    前記インクジェットヘッドへ供給するインク流路を形成
    する第1のインク保持部材と、前記第1のインク保持部
    材と接し、前記第1のインク保持部材に対してインクを
    供給する、少なくとも前記インク受入口と前記第1のイ
    ンク保持部材とを接続した状態における前記第1のイン
    ク保持部材よりも保持液体に対する液体保持力が弱い第
    2のインク保持部材とを有するインクタンクにおいて、 前記第1のインク保持部材は、主たる繊維方向が前記第
    1のインク保持部材と前記インク受入口との当接方向と
    略平行な押圧力の押圧方向に対して略垂直となるように
    配置され、前記第2のインク保持部材は、主たる繊維方
    向が前記押圧方向に対して略平行となるように配置され
    ていることを特徴とするインクタンク。
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