JP2003014450A - 車両の操舵角推定装置 - Google Patents

車両の操舵角推定装置

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JP2003014450A
JP2003014450A JP2001194491A JP2001194491A JP2003014450A JP 2003014450 A JP2003014450 A JP 2003014450A JP 2001194491 A JP2001194491 A JP 2001194491A JP 2001194491 A JP2001194491 A JP 2001194491A JP 2003014450 A JP2003014450 A JP 2003014450A
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speed ratio
vehicle
rotation
rotation speed
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Ryuzo Sakakiyama
隆三 榊山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】少ない演算量で、誤差の少ない操舵角を検出す
る。 【解決手段】速度検出部2は、回転センサ1a〜1dか
らの出力に基づいて、左右輪のそれぞれの回転速度を検
出する。速度比演算部3は、検出された左輪の回転速度
と右輪の回転速度との回転速度比を算出する。そして、
操舵角演算部5は、予め設定された回転速度比と操舵角
との関係、典型的には一次関数的な関係に従い、算出さ
れた回転速度比に対応する操舵角を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、左右輪の回転状態
をそれぞれ検出する一対の回転センサを用いて、車両の
操舵角を推定する車両の操舵角推定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開2000−25476号公報または
特開平9−178464号公報には、操舵角センサや左
右の車輪速度差から操舵状態を検出し、その状態に基づ
いて、四輪駆動車のデファレンシャル差動制限制御を行
う技術が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者は
高価な操舵角センサを別途設ける必要があるため、装置
のコスト上昇を招くという不都合がある。また、後者は
時間間隔と位相差による算出等の制御が複雑になるとい
う不都合がある。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、少ない演算量で、誤差の少ない
操舵角を検出することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに、本発明は、左右輪の回転状態をそれぞれ検出する
一対の回転センサを用いて、車両の操舵角を推定する車
両の操舵角推定装置を提供する。この装置は、一対の回
転センサからの出力に基づいて、左右輪のそれぞれの回
転速度を検出するとともに、検出された左輪の回転速度
と右輪の回転速度との回転速度比を算出する。そして、
予め設定された回転速度比と操舵角との関係、典型的に
は一次関数的な関係に従い、算出された回転速度比に対
応する操舵角を算出する。
【0006】また、上記構成を有する操舵角推定装置を
四輪駆動車に搭載する場合、駆動前輪側に一対の回転セ
ンサを設けるとともに、駆動後輪側にも一対の回転セン
サを設け、前後左右輪のそれぞれの回転速度を検出す
る。そして、駆動スリップによる悪影響を避けるため
に、前後輪の内、駆動トルク配分が少ない方の回転速度
比に基づいて、操舵角を算出することが好ましい。
【0007】また、4つの車輪の回転速度の関係より定
常走行状態であるか否かを判定してもよい。定常走行状
態でないと判定した場合には、回転速度比から算出され
る操舵角を適用することなく、操舵角を所定の角度に強
制的に設定することが好ましい。
【0008】また、停止または極低速の状態を判定して
もよい。この場合、従前に算出された操舵角を保持して
おき、停止状態または極低速状態のいずれかに該当する
場合には、回転速度比から算出される操舵角を適用する
ことなく、今回の操舵角として従前の操舵角をそのまま
適用することが好ましい。また、上記極低速以下の状態
判定に加えて、パワーステアリング作動検出スイッチが
オンになったか否かを判定してもよい。極低速以下の状
態でパワーステアリング作動検出スイッチがオンになっ
た場合には、操舵角の下限値が設定される。従前の操舵
角が下限値以上の場合には、その操舵角が設定される。
【0009】さらに、中高速走行時における回転速度比
の平均値を算出してもよい。この場合、この平均値で回
転速度比を補正し、補正された回転速度比を用いて操舵
角を算出することが好ましい。これにより、タイヤの減
り具合等の影響を低減することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、四輪駆動車用の操舵角推
定装置の機能的なブロック構成図である。右前輪回転セ
ンサ1aは右前輪に設けられており、左前輪回転センサ
1bは左前輪に設けられている。また、右後輪回転セン
サ1cは右後輪に設けられており、左後輪回転センサ1
dは左後輪に設けられている。これらの回転センサ1a
〜1dは、例えば電磁ピックアップを用いることがで
き、それぞれが4つの車輪の回転状態を独立に検出す
る。本実施形態では、ABS(アンチロックブレーキシ
ステム)用の車輪速センサを回転センサ1a〜1dとし
て共用し、省センサ化を図っている。なお、二輪駆動車
の場合には、スリップ等の影響が少ない非駆動側の左右
輪にのみ、一対の回転センサを設ければよい。回転セン
サ1a〜1dから出力される信号は、図2(a)に示す
ように正弦波であるが、その周波数は車輪の回転速度に
比例して大きくなる。
【0011】速度検出部2は、回転センサ1a〜1dの
出力信号に基づいて、それぞれの車輪の回転速度VFR,
VFL,VRR,VRLを検出する。ここで、"V"の添字"FR"
は右前輪,"FL"は左前輪,"RR"は右後輪,"RL"は左後輪
をそれぞれ示している。なお、以下の説明において、そ
れぞれの車輪の回転速度を総称する場合には、添字を付
することなく単に"V"と表す(後述する周期T,周波数
fについても同様)。
【0012】各車輪の回転速度Vを検出するために、速
度検出部2は、各回転センサ1a〜1dからの正弦波を
波形処理し、図2(b)に示すようなステップ信号(正
弦波と同周期)に変換した上で、それぞれの周期Tを求
める。周期Tと回転速度Vとは下式の関係にあるため、
周期Tより回転速度Vを一義的に特定することができ
る。検出された各車輪の回転速度Vは、所定のサイクル
(例えば10ms毎)で出力される。
【数1】T=1/f=aV (aは定数)
【0013】速度検出部2以降の各ブロックは、回転速
度Vをベースとした演算処理を行う。ただし、上記数式
1の関係より、回転速度Vの代わりに、周波数fまたは
周期Tを用いて演算を行ってもよい。これらの変数f,
Tは、回転速度Vから一義的に算出される変数だからで
ある。
【0014】速度比演算部3は、速度検出部2から出力
された回転速度Vに基づいて、左輪と右輪との回転速度
比RVを算出する。その際、駆動スリップによる影響を
低減するために、回転速度比RVは、前後の駆動輪の
内、駆動トルクが少ない方の左右輪より算出する。すな
わち、後輪側よりも前輪側の方が駆動トルクが少ない場
合には、下式に従い、右前輪の回転数VFRと左前輪の回
転数VFLとに基づいて、回転速度比RVを算出する。
【数2】RV=VFR/VFL
【0015】これに対して、前輪側よりも後輪側の方が
駆動トルクが少ない場合には、下式に従い、右後輪の回
転数VRRと左後輪の回転数VRLとに基づいて、回転速度
比RVを算出する。
【数3】RV=VRR/VRL
【0016】なお、周期Tの比より回転速度比を算出し
てもよい(RVが逆数になる)。
【0017】回転速度比RVは、左右輪の回転速度が同
一の場合、すなわち、直進走行時においては理論的には
1.0になる。車両が右旋回する場合、回転速度比RVは
1.0よりも大きくなり、旋回半径が小さいほど大きな値
となる。また、車両が左旋回する場合、回転速度比RV
は1.0よりも小さくなり、その旋回半径が小さいほど小
さな値となる。つまり、左右旋回のいずれの場合であっ
ても、旋回半径が小さくなる程、基準値1.0からのオフ
セット量が大きくなる。なお、二輪駆動車の場合、回転
速度比RVは、非駆動側の左右輪より算出する。
【0018】速度比補正手段4は、速度比算出部3にお
いて算出された回転速度比RVを補正し、補正された回
転速度比RV’(以下、「補正回転速度比RV’」また
は単に「回転速度比RV’」という)を操舵角演算部5
に対して出力する。詳細については後述するが、この補
正によって、タイヤの減り具合等に起因した回転速度比
RVの誤差が取り除かれる。
【0019】操舵角演算部5は、回転速度比RV’に基
づいて、車両の操舵角θを算出する。図3は、車両旋回
時における車輪C〜Fのトレースモデルを示す図であ
る。ステアリング機構に関する一般的な理論であるアッ
カーマン・シャントの理論を適用する。ここで、車両軸
間距離をL、両軸のキングピン間距離をK、内輪舵取り
角をα、外輪舵取り角をβとすると、舵取り角と旋回中
心との関係は下式のようになる。
【数4】FO/CF = cot α EO/DE = cot β CF=DE ∴FO/EO = cot α/cot β (1)
【0020】FO,EOは、それぞれ内外輪の回転半径
であるが、単位時間当たりの移動量で考えると、式(1)
の左辺は速度比といえる。一方、式(1)の右辺はそれぞ
れ舵取り角であり、ステアリング操舵角θによって一義
的に決まる値である。換言すると、式(1)は、内外輪の
速度比が求まれば、予め設定された関係式より操舵角を
一義的に算出できることを示している。図4は、回転速
度比と操舵角との関係を示しており、比較的単純な一次
関数的な関係を有している。
【0021】操舵角演算部5は、回転速度比RV’と操
舵角θとの間における一次関数的な関係に従い、入力し
た回転速度比RV’に対応する操舵角θを出力する。両
変数RV’,θ間の関係は、シミュレーション或いは実
験等を通じて作成された、操舵角算出マップ或いは一次
関数式により予め設定されている。操舵角算出マップを
用いる場合、コンピュータ内におけるROMの一連のア
ドレスに両変数RV’,θの対応関係をメモリしてお
く。操舵角演算部5で算出された操舵角θは、四輪のト
ルク配分制御、パワーステアリングの操舵力の制御、或
いは車両の運動制御等を含む各種制御に用いることがで
きる。
【0022】なお、操舵角演算部5は、所定のサイクル
(例えば10ms毎)で操舵角θを出力するが、後述する
理由により、適切に算出された従前の1サンプルを保持
している。
【0023】ところで、車両直進時において、回転速度
比RVは理論的には1.0となる。しかしながら、タイヤ
の減り具合は車輪毎に微妙に異なるため、左右の車輪の
回転半径は必ずしも一致しない。そのため、実際には直
進時であっても、回転速度比RVが理論値1.0から僅か
にズレていることが多い。そこで、平均速度演算部6に
おいて、回転速度比RVの統計的な平均化処理を行い平
均回転速度比RVaveを求めるとともに、速度比補正部
4において、この速度比RVaveを用いて回転速度比R
Vを補正している。
【0024】具体的には、平均速度比演算部6は、中高
速(例えば60km/h以上)の条件下において、速度比演
算部4で算出された回転速度比RVを所定のサンプル数
(例えば1000個)保持する。そして、図5に示すよう
に、保持されたサンプル群の出現度数の分布を求め、最
も頻出頻度が高い回転速度比RV(≒1.0)を平均回転
速度比RVaveとする。経験則上、中高速の走行時では
直進状態が大半なため、統計的な見地から、最頻出現度
数となる回転速度比RVの値を直進時の値RVaveとみ
なすことができる。
【0025】速度比補正部4は、下式に従い、平均回転
速度比RVaveに基づき回転速度比RVを補正する。そ
して、操舵角演算部5は、補正回転速度比RV’を用い
て、操舵角θを算出する。左右輪の回転半径の影響を取
り除くことで、精度の高い操舵角θを算出することがで
きる。
【数5】RV:RV’=1.0:RVave(≒1.0) ∴ RV’=RV/RVave
【0026】また、悪路走行時、段差通過時、スリップ
時、或いは急ブレーキ時といった定常走行状態でない場
合には、たとえ直線路を走行中であっても車輪の回転速
度Vが変動するため、操舵角θを適切に算出することが
困難になる。そこで、定常状態判定部7と操舵角強制設
定部8とを追加し、操舵角θを適切に算出し得る定常走
行状態にあるか否かをモニタリングするとともに、定常
走行状態でない場合には所定の操舵角に強制的に設定す
る。
【0027】具体的には、定常状態判定部7は、下記の
条件3つのをすべて満たすならば定常走行状態(操舵角
θを適切に算出し得る状態)と判断し、一つでも満たさ
ないならば非定常走行状態(操舵角θを適切に算出する
のか困難な状態)と判断する。 (定常走行状態の判定条件) (1)4つの車輪の回転速度Vが転舵走行中の関係(前
外輪速>後外輪速>前内輪速>後内輪速)を満足するこ
と (2)前左右輪の回転速度比(Vfr/Vfl)が1.0より
も大きいならば、後左右輪の回転速度比(Vrr/Vrl)
も1.0よりも大きいこと。前左右輪の回転速度比(Vfr
/Vfl)が1.0以下ならば、後左右輪の回転速度比(Vr
r/Vrl)も1.0以下であること (3)前左右輪の回転速度比(Vfr/Vfl)と後左右輪
の回転速度比(Vrr/Vrl)との差の絶対値|(Vfr/
Vfl)−(Vrr/Vrl)|が所定の判定しきい値(例え
ば0.1)以下であること
【0028】定常状態判定部7は、定常走行でない状態
を検出した場合には、操舵角強制設定部8に対してその
旨を通知する。これを受けて、操舵角強制設定部8は、
操舵角θを所定角θ1に強制的に設定するように、操舵
角演算部5に指示する。操舵角演算部5は、回転速度比
RV’より特定される操舵角θの代わりに、所定角θ1
を強制的に設定・出力する。なお、所定角θ1の値は、
操舵角θを用いる後段の制御内容に応じて設定するが、
直進として処理する方が安全性が高い制御では0°に設
定することが好ましい。
【0029】さらに、上述した回転速度比RVを適切に
算出できない停止時または極低速時においても、操舵角
θを適切に算出することが困難になる。そこで、停止/
極低速判定部9、パワーステアリング作動検出スイッチ
10のオン/オフを検出する作動状態検出部11、およ
び据切判定部12とを追加し、停止時または極低速時に
は、所定の操舵角に強制的に設定する。
【0030】具体的には、まず、停止/極低速判定部9
は、速度検出部2からの回転速度Vをモニタリングし
て、回転速度比RVを算出できない状態、すなわち、停
止または極低速(例えば2km/h以下)であるか否かを判
断する。そして、このような極低速以下の状態になった
場合、この判定部9は据切判定部12を介して、その旨
を操舵角強制設定部8に通知する。これを受けた操舵角
強制設定部8は、ステアリングを据え切っている場合を
除いて、操舵角演算部5に保持されている従前の操舵角
θn-1を今回の操舵角θnとして出力するように、操舵角
演算部5に指示する。操舵角演算部5は、回転速度比R
V’より特定される操舵角θnの代わりに、従前の操舵
角θn-1を出力する。
【0031】一方、据切判定部12は、パワーステアリ
ングが据え切られた状態、すなわち、極低速以下の状態
でパワーステアリングが切られたか否かを判断する。パ
ワーステアリングの作動状態は、作動状態検出部11に
おいてパワーステアリング作動検出スイッチ10のオン
/オフをモニタリングすることによって可能となる。す
なわち、パワーステアリングの転舵が所定角度以上にな
ると、パワーステアリング作動油圧を検出するパワース
テアリング作動検出スイッチ10がオンになる。作動状
態検出部11がこのオン状態を検出すると据切判定部1
2に対してその旨を通知する。据切判定部12は、極低
速以下の状態でパワーステアリング作動検出スイッチ1
0がオンになった場合には据え切りと判定し、操舵角θ
の下限値θ2を設定するように操舵角強制設定部8に指
示する。そして、操舵角強制設定部8からの指示を受け
て、操舵角演算部5は、回転速度比RV’より特定され
る操舵角θの値が下限値θ2よりも小さいならば下限値
θ2を出力し、下限値θ2以上の場合には操舵角θをその
まま出力する。なお、下限値θ2は、操舵角θを用いる
後段の制御内容に応じて設定するが、トランスファート
ルクの差動制限を弱める方向の制御を行う場合には180
°(大舵角)に設定することが好ましい。
【0032】本実施形態では、左右車輪の回転速度比R
V’と操舵角θとの間における一次関数的な関係より、
回転速度比RVを入力として操舵角θを一義的に算出す
る。したがって、比較的少ない演算量で、誤差の少ない
操舵角θを算出することができ、応答性にも優れてい
る。
【0033】また、本実施形態では、高価な操舵角セン
サを新たに追加する必要がなく、既存のABS用車輪速
センサを利用してシステムを構築できる。したがって、
本実施形態に係るシステムを安価に実現できる。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、少ない演算量で操舵角
を検出することができ、推定される操舵角の誤差が少な
く、かつ、操舵角推定の応答性にも優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る操舵角推定装置の機能的なブ
ロック構成図
【図2】回転センサの出力信号の処理を示す図
【図3】車両旋回時における車輪のトレースモデルを示
す図
【図4】回転速度比と操舵角との関係を示す説明図
【図5】平均速度の算出方法を示す図
【符号の説明】
1a〜1d 回転センサ、 2 速度検出部、 3 速度比演算部、 4 速度比補正部、 5 操舵角演算部、 6 平均速度比演算部、 7 定常状態判定部、 8 操舵角強制設定部、 9 停止/極低速判定部、 10 パワーステアリング作動検出スイッチ、 11 作動状態検出部、 12 据切判定部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右輪の回転状態をそれぞれ検出する一対
    の回転センサを用いて、車両の操舵角を推定する車両の
    操舵角推定装置において、 一対の回転センサからの出力に基づいて、左右輪のそれ
    ぞれの回転速度を検出する速度検出手段と、 前記速度検出手段により検出された左輪の回転速度と右
    輪の回転速度との回転速度比を算出する速度比演算手段
    と、 前記速度比演算手段により算出された回転速度比に基づ
    いて、車両の操舵角を算出する操舵角演算手段とを有す
    ることを特徴とする車両の操舵角推定装置。
  2. 【請求項2】前記操舵角演算手段は、回転速度比と操舵
    角との間における一次関数的な関係に従い、前記速度比
    演算手段によって算出された回転速度比から操舵角を算
    出することを特徴とする請求項1に記載された車両の操
    舵角推定装置。
  3. 【請求項3】駆動前輪側に一対の回転センサが設けられ
    ているとともに、駆動後輪側に一対の回転センサが設け
    られている四輪駆動車用の操舵角推定装置であって、 前記速度検出手段は、前後左右輪のそれぞれの回転速度
    を検出し、 前記速度比演算手段は、前後輪の内、駆動トルク配分が
    少ない方の前記回転速度比に基づいて、車両の操舵角を
    算出することを特徴とする請求項1または2に記載され
    た車両の操舵角推定装置。
  4. 【請求項4】4つの車輪の回転速度の関係より定常走行
    状態であるか否かを判定する第1の判定手段をさらに有
    し、 前記第1の判定手段は、定常走行状態でないと判断した
    場合、前記操舵角演算手段に対して、操舵角を所定の角
    度に強制的に設定するよう指示することを特徴とする請
    求項3に記載された車両の操舵角推定装置。
  5. 【請求項5】停止または極低速の状態を判定する第2の
    判定手段をさらに有し、 前記操舵角演算手段は、従前に算出された操舵角を保持
    しており、 前記第2の判定手段は、停止状態または極低速状態のい
    ずれかに該当する場合、前記操舵角演算手段に対して、
    操舵角を従前の操舵角に強制的に設定するよう指示する
    ことを特徴とする請求項3に記載された車両の操舵角推
    定装置。
  6. 【請求項6】前記第2の判定手段は、パワーステアリン
    グ作動検出スイッチがオンになった場合、前記操舵角演
    算手段に対して、操舵角の下限値を設定するように指示
    することを特徴とする請求項5に記載された車両の操舵
    角推定装置。
  7. 【請求項7】中高速走行時における回転速度比の平均値
    を算出する平均速度比演算手段をさらに有し、 前記操舵角演算手段は、前記平均速度比演算手段により
    算出された回転速度の平均値によって補正された回転速
    度比を用いて、操舵角を算出することを特徴とする請求
    項1または2に記載された車両の操舵角推定装置。
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