JP2003013819A - 燃料供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 サブタンク内の燃料液面の高さを保持すると
ともに、サブタンク内の燃料が少ないときにもフィルタ
の液膜切れを防止する燃料供給装置を提供する。 【解決手段】 サブタンク３０のカバー３２からタンク
ケース３１の内底面３１ａに向け内底面３１ａの近傍ま
で延びる円筒部材４０がカバー３２と一体に成形されて
いる。円筒部材４０の内底面３１ａ側端部のジェットポ
ンプ６０と反対側には、導入管３４から導入される燃料
を受け止める燃料受け部４１が形成されている。燃料受
け部４１の上方に、サクションフィルタ５２側に開口す
るスリット状の開口部が燃料受け部４１に続いて形成さ
れている。ジェットポンプ６０から導入管３４を通り内
底面３１ａに沿ってタンクケース３１内に流入し燃料受
け部４１に衝突した燃料は、燃料受け部４１の上方に位
置する開口部から隔壁３６を越え、サクションフィルタ
５２の上側に向け横方向に向きを変えて流出する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ジェットポンプか
らサブタンク内に供給された燃料を吸入し吐出する燃料
供給装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】燃料タンク内に設置したサブタンク内に
燃料ポンプを収容し、燃料タンクの液面が低下しても燃
料ポンプで吸入可能な程度にサブタンク内の液面を保持
する燃料供給装置が知られている。このような燃料供給
装置では、エンジン等からのリターン燃料をジェットポ
ンプに供給し、ジェットポンプのジェットノズルから燃
料を噴射するときに生じる大気圧よりも低い吸引圧によ
り燃料タンク内の燃料を吸い込み、噴射燃料とともに燃
料タンク内の燃料をサブタンク内に供給している。ジェ
ットポンプが燃料タンクからサブタンクに供給する燃料
により、サブタンク内の燃料液面は燃料タンク内の燃料
液面よりも高くなる。したがって、燃料タンクの燃料残
量が少なくなったときにも、燃料ポンプはサブタンク内
の燃料を確実に吸入し吐出できる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】設置位置等の条件によ
り燃料タンクを扁平にすることがある。燃料タンクが扁
平になると、燃料タンク内に設置されるサブタンクも扁
平になりサブタンクの深さが浅くなる。

【０００４】サブタンクが浅くなると、サブタンクの容
量を確保するためにサブタンク内の底面積が大きくな
る。サブタンク内の底面積が大きくなると、燃料ポンプ
がサブタンク内の燃料を吸入するときに燃料中の異物を
取り除くサクションフィルタがサブタンクの内側底部に
広がる面積も大きくなる。サブタンク内の燃料が少ない
状態で車両が旋回走行や急斜面走行を行うと、サクショ
ンフィルタの一部がサブタンク内の燃料から露出し、サ
クションフィルタの表面に燃料の液膜切れが生じる。す
ると、燃料ポンプはサクションフィルタを通しサブタン
ク内の燃料と一緒に空気を吸入するので、燃料ポンプの
吸引能力および加圧能力が低下し燃料吐出量が減少する
という問題がある。本発明の目的は、サブタンク内の燃
料液面の高さを保持するとともに、サブタンク内の燃料
が少ないときにもフィルタの液膜切れを防止する燃料供
給装置を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明の請求項１記載の
燃料供給装置によると、燃料流れ変更部材は、ジェット
ポンプからサブタンクの内底面に沿って供給される燃料
流れの方向を上方向から横方向に変えるので、ジェット
ポンプからサブタンクに供給される燃料流れの勢いが弱
くなる。サブタンクの外に燃料が流出することを防止す
るので、サブタンク内の燃料液面の高さを保持できる。

【０００６】また、内底面から上方向に向かう燃料がフ
ィルタの上側に向け横方向に流れ方向を変えるので、サ
ブタンク内の燃料量が少ないときにも燃料中から露出し
ているフィルタに上方から燃料が降りかかり、フィルタ
表面に液膜切れが生じることを防止する。これにより、
サブタンク内の燃料量が少なくなっても、燃料ポンプが
確実に燃料を吸入し吐出できる。

【０００７】本発明の請求項２記載の燃料供給装置によ
ると、ジェットポンプからサブタンクに供給される燃料
流れが燃料受け部に衝突し、導入部を経由して開口部か
ら燃料が流出するので、燃料流れの方向を容易に転換で
きる。また、燃料流れ変更部材を筒部材で構成するの
で、燃料受け部、導入部および開口部を有する燃料流れ
変更部材を容易に製造できる。

【０００８】本発明の請求項３または５記載の燃料供給
装置によると、サブタンク内に流入した燃料が燃料流れ
変更部材以外の方向に向かうことを隔壁が防止する。し
たがって、燃料流れ変更部材に向けて燃料が集中して流
れ、フィルタに向けて燃料が効率よく降りかかる。さら
に請求項３記載の燃料供給装置によると、燃料は隔壁を
越えて容易にフィルタの上側に向けて流出する。簡単な
構成でフィルタの表面に燃料が降りかかり、フィルタの
表面を濡らすことができる。

【０００９】本発明の請求項４記載の燃料供給装置によ
ると、第１斜面と離れて第２斜面が設置されているの
で、第１斜面に沿って流れてから第２斜面に衝突した燃
料がフィルタに向け広く散乱する。したがって、燃料か
ら露出しているフィルタ表面を燃料で均一に濡らすこと
ができる。

【００１０】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を示す
複数の実施例を図に基づいて説明する。 （第１実施例）本発明の第１実施例による燃料供給装置
を図１、図２および図３に示す。樹脂で成形された図示
しない燃料タンクの上壁に燃料供給装置１のフランジ部
材１０が取付けられ、燃料供給装置１の他の部品は燃料
タンク内に収容されている。フランジ部材１０と後述す
るサブタンク３０とは樹脂製であり、金属製の支柱２０
と結合している。支柱２０の一端はフランジ部材１０に
形成されている図示しない有底筒部に挿入され、支柱２
０の他端はサブタンク３０のタンクケース３１に支持さ
れたステー３３の筒部３３ａに挿入されている。サブタ
ンク３０は支柱２０に対し支柱２０の長手方向に移動可
能である。コイルスプリング２１は、サブタンク３０が
フランジ部材１０から離れる方向、つまり燃料タンクの
底に向けてサブタンク３０を付勢している。これによ
り、燃料タンクに燃料供給装置１を取り付けた状態で
は、サブタンク３０の底部は燃料タンクの内底面に押し
付けられている。このような構成により、樹脂製の燃料
タンクが温度変化による内圧の変化や燃料量の変化で膨
張および収縮しても、コイルスプリング２１の付勢力に
よりサブタンク３０の底部は燃料タンクの内底面に常に
押し付けられている。

【００１１】フランジ部材１０にはさらに、吐出管１
１、リターン管１２、電気コネクタ１３が樹脂で一体成
形されている。吐出管１１、リターン管１２、電気コネ
クタ１３は別部品としてフランジ部材１０に組付けられ
ていてもよい。吐出管１１は、サブタンク３０内に収容
されている燃料ポンプ５０から吐出された燃料を燃料タ
ンクの外部に吐出する管である。吐出管１１は、カバー
３２に形成された穴３２ａを通る蛇腹管５５で燃料ポン
プ５０と接続されている。リターン管１２はエンジン側
からの余剰燃料を燃料タンク内にリターンするための管
であり、後述するジェットポンプ６０と蛇腹管５６で接
続されている。電気コネクタ１３は、燃料ポンプ５０に
駆動電流を供給するとともに、図示しない液面計の検出
信号を出力するためのものである。電気コネクタ１３と
燃料ポンプ５０の電気部および液面計とはリード線５７
で接続されている。

【００１２】サブタンク３０はタンクケース３１および
カバー３２を有している。タンクケース３１とカバー３
２とはスナップフィット等で結合している。サブタンク
３０は密封されておらず、カバー３２の上方の一部が開
口している。導入管３４は、ジェットポンプ６０から供
給される燃料をタンクケース３１内に導入する。導入管
３４の燃料出口にタンクケース３１内からジェットポン
プ６０側に燃料が逆流することを防止する逆止弁部材３
５が取り付けられている。また、導入管３４からタンク
ケース３１内に流入する燃料をサクションフィルタ５２
と仕切る隔壁３６がタンクケース３１と一体成形されて
いる。隔壁３６の高さは、ジェットポンプ６０側が高
く、導入管３４から後述する円筒部材４０に向けて次第
に低くなっている。

【００１３】カバー３２からタンクケース３１の内底面
３１ａに向け内底面３１ａの近傍まで延びる燃料流れ変
更部材としての円筒部材４０が、内底面３１ａと直交し
てカバー３２と一体に成形されている。円筒部材４０の
カバー３２側はカバー３２により閉塞されている。円筒
部材４０の内底面３１ａ側端部のジェットポンプ６０と
反対側には、内底面３１ａに向けて延び、導入管３４か
ら導入される燃料を受け止める燃料受け部４１が形成さ
れている。燃料受け部４１の上方に、サクションフィル
タ５２側に開口するスリット状の開口部４３が燃料受け
部４１に続いて形成されている。燃料受け部４１は下端
を切り欠いた樹脂製のパイプで形成されている。燃料受
け部４１の下端面４１ａは、内底面３１ａとの間に僅か
な隙間を形成し、図３に一点鎖線で示す導入管３４の中
心位置３４ａより下方に位置している。

【００１４】燃料ポンプ５０はサブタンク３０内に横向
きに収容されており、燃料吸入管５１を通しサクション
フィルタ５２からサブタンク３０内の燃料を吸入する。
サクションフィルタ５２はタンクケース３１の内側底部
に内底面３１ａに広がって設置されている。サクション
フィルタ５２の設置位置は、導入管３４から流入する燃
料流れの方向からずれている。

【００１５】ジェットポンプ６０は、リターン管１２か
ら蛇腹管５６を通って戻されたリターン燃料をジェット
ノズル６１から噴射する。ジェットポンプ６０は、噴射
燃料により生じる大気圧よりも低い吸引圧により燃料タ
ンク内の燃料を吸い込み、導入管３４を通ってタンクケ
ース３１の内底面３１ａに沿って円筒部材４０に向けて
燃料を供給する。

【００１６】次に、燃料供給装置１の作動について説明
する。エンジンが駆動され、電気コネクタ１３から燃料
ポンプ５０に駆動電流が供給されると、燃料ポンプ５０
はサブタンク３０内の燃料をサクションフィルタ５２を
通して吸入し、サクションフィルタ５２で異物を除去し
てから吐出管１１を経てエンジン側に燃料を吐出する。

【００１７】エンジン側からリターン管１２を経て蛇腹
管５６に戻された燃料がジェットポンプ６０を通過しサ
ブタンク３０内に向けて噴射されると、発生する吸引圧
により燃料タンク内の燃料が吸い上げられる。このジェ
ットポンプ６０の噴射圧により、燃料タンク内の燃料は
導入管３４から内底面３１ａに沿いサブタンク３０内に
流入する。導入管３４からサブタンク３０内に流入する
燃料とサクションフィルタ５２とが隔壁３６により仕切
られているので、流入燃料は内底面３１ａに沿い円筒部
材に４０に向けて流入する。

【００１８】円筒部材４０に向かう燃料の一部は、燃料
受け部４１の下端面４１ａと内底面３１ａとの間を通り
導入管３４からみて円筒部材４０の向こう側に流出す
る。すなわち、車両組立後にはじめてサブタンク３０内
に燃料を注入するとき、燃料が下端面４１ａと内底面３
１ａとの間を通りサクションフィルタ５２まで達するよ
うにしている。導入管３４の中心位置３４ａは下端面４
１ａよりも上方にあるので、導入管３４から円筒部材４
０に向かう残りの燃料は円筒部材４０の燃料受け部４１
に衝突し、燃料流れの勢いが弱まる。燃料受け部４１に
衝突し勢いの弱まった燃料は円筒部材４０内を上昇しよ
うとするが、円筒部材４０内の上部まで上方向に移動せ
ず燃料受け部４１の上方に位置する導入部４２を経由し
開口部４３まで移動してから隔壁３６を越え、サクショ
ンフィルタ５２の上側に向け横方向に向きを変えて円筒
部材４０から流出する。開口部４３の上部は隔壁３６の
上端よりも上方に位置しているので、開口部４３から流
出した燃料は確実に隔壁３６を越え、サクションフィル
タ５２に降りかかる。

【００１９】ジェットポンプ６０から供給される燃料が
円筒部材４０の開口部４３からサブタンク３０内に供給
されるので、サブタンク３０内の液面はサブタンク３０
の外部に対して持ち上がり、所定の高さに保持される。
したがって、燃料タンク内の液面が低下した状態で旋回
走行や急斜面走行をすることによりジェットポンプ６０
周囲に燃料が存在しなくなっても、燃料ポンプ５０は燃
料の吸入不良を起こすことなくサブタンク３０内の燃料
を吸入できるので、エンジンに燃料を継続して供給する
ことができる。

【００２０】本実施例のように深さの浅いサブタンク３
０であっても、ジェットポンプ６０から供給された燃料
が燃料受け部４１に衝突し燃料流れの勢いが弱まるの
で、タンクケース３１を越え、穴３２ａから燃料がサブ
タンク３０の外に流出することを防止する。また、タン
クケース３１内の燃料が少なくサクションフィルタ５２
の一部が燃料から露出している状態では、開口部４３か
らサクションフィルタ５２に向けて燃料が降りかかりサ
クションフィルタ５２の表面が濡れるので、サクション
フィルタ５２の表面に燃料の液膜切れが生じない。燃料
ポンプ５０がサクションフィルタ５２を通して燃料と一
緒に空気を吸入しないので、燃料ポンプ５０は所望量の
燃料を吸入し吐出できる。

【００２１】（第２実施例）本発明の第２実施例を図４
に示す。第２実施例の燃料流れ変更部材である円筒部材
７０は、燃料受け部７１と開口部７３とが連続していな
い。開口部７３の上部は隔壁３６の上端よりも上方に位
置している。燃料受け部７１に衝突した燃料は燃料受け
部７１の上方に位置している導入部７２から開口部７３
に導かれる。その他の構成は第１実施例と実質的に同一
である。

【００２２】（第３実施例）本発明の第３実施例を図５
および図６に示す。サブタンク８０は、タンクケース８
１とカバー８５とを有している。タンクケース８１は、
導入管３４からタンクケ−ス８１の内底面８１ａに沿っ
て流れる燃料流れの方向に内底面３１ａから斜め上方向
に向かう第１斜面８２を有している。

【００２３】カバー８５は、第１斜面８２に沿って内底
面８１ａから斜め上方に向けて流れた燃料が向かう位置
に燃料流れの向きをサクションフィルタ５２に向け横方
向に変える第２斜面８６を有している。第１斜面８２お
よび第２斜面８６は燃料流れ変更部材の一部である。

【００２４】第１斜面８２と第２斜面８６とは離れてい
るので、タンクケース８１内の燃料が少ない状態におい
て、第１斜面８２に案内され斜め上方に向かう燃料は第
２斜面８６に衝突する。第２斜面８６に衝突した燃料
は、サクションフィルタ５２の上側に向け広がりながら
放出されるので、タンクケース８１内の燃料から露出し
ているサクションフィルタ５２の表面が確実に燃料で濡
れる。

【００２５】以上説明した本発明の上記複数の実施例で
は、ジェットポンプ６０からサブタンク内に供給された
燃料流れの方向が、燃料流れ変更部材により上方向から
横方向に変わる。したがって、ジェットポンプ６０から
勢いよくサブタンク内に流入した燃料がサブタンクから
サブタンクの外に流出することを防止する。したがっ
て、サブタンク内に十分量の燃料を保持できる。

【００２６】また、サブタンク内の燃料量が少なくなり
サクションフィルタ５２が燃料から露出している状態に
おいて、サクションフィルタ５２の上側に向け横方向に
流れる燃料によりサクションフィルタ５２の表面が濡れ
サクションフィルタ５２の表面に燃料の液膜が形成され
る。したがって、サブタンク内の燃料量が少ない状態に
おいても、燃料ポンプ５０はサクションフィルタ５２を
通し空気を吸入しないので、必要な燃料量を吸入し吐出
できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１実施例による燃料供給装置を示す
正面図である。

【図２】円筒部材だけを開口部位置で断面にし、図１に
おいてサブタンクのカバーを外した状態におけるII方向
矢視図である。

【図３】図２のIII −III 線断面図である。

【図４】図３と同じ断面位置における本発明の第２実施
例による燃料供給装置示す断面図である。

【図５】図３と同じ断面位置における本発明の第３実施
例による燃料供給装置示す断面図である。

【図６】図５のVI−VI線断面図である。

【符号の説明】 １ 燃料供給装置 １０ フランジ部材 ２０ 支柱 ３０、８０ サブタンク ３１、８１ タンクケース（サブタンク） ３２、８５ カバー（サブタンク） ３６ 隔壁 ４０、７０ 円筒部材（燃料流れ変更部材） ４１、７１ 燃料受け部 ４２、７２ 導入部 ４３、７３ 開口部 ５０ 燃料ポンプ ５２ サクションフィルタ ６０ ジェットポンプ ６１ ジェットノズル ８２ 第１斜面（燃料流れ変更部材） ８６ 第２斜面（燃料流れ変更部材）

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 燃料タンク内に収容されるサブタンク
   と、 ジェットノズルから燃料を噴射するときに発生する吸引
   圧により前記燃料タンク内の燃料を吸い込み、前記サブ
   タンクの内底面に沿って前記サブタンク内に燃料を供給
   するジェットポンプと、 前記サブタンク内に収容され、前記サブタンク内の燃料
   を吸入および吐出する燃料ポンプと、 前記サブタンクの内側底部に設置され、前記燃料ポンプ
   が吸入する前記サブタンク内の燃料中の異物を除去する
   フィルタと、 前記ジェットポンプから前記内底面に沿って供給される
   燃料流れの方向を上方向に変え、前記内底面から上方向
   に向かう燃料流れの方向を前記フィルタの上側に向け横
   方向に変える燃料流れ変更部材と、 を備えることを特徴とする燃料供給装置。
2. 【請求項２】 前記燃料流れ変更部材は前記内底面にほ
   ぼ直交して設置され前記内底面側端部が開口している筒
   部材であり、前記筒部材は、前記内底面側端部の反ジェ
   ットポンプ側に前記内底面に向けて延び前記ジェットポ
   ンプから供給される燃料が衝突する燃料受け部と、前記
   燃料受け部の上方近傍に前記燃料受け部に衝突し上方向
   に向きを変えた燃料が前記フィルタの上側に向け前記筒
   部材内から横方向に流出する開口部と、前記燃料受け部
   から前記開口部へ燃料を移動する導入部とを有している
   ことを特徴とする請求項１記載の燃料供給装置。
3. 【請求項３】 前記ジェットポンプから前記サブタンク
   内に流入する燃料を前記フィルタから仕切り前記燃料流
   れ変更部材に案内する隔壁を備え、前記開口部は前記隔
   壁の上端より上方向に形成されていることを特徴とする
   請求項２記載の燃料供給装置。
4. 【請求項４】 前記燃料流れ変更部材は、前記ジェット
   ポンプから供給される燃料流れの方向に向け前記内底面
   から斜め上方に向かう第１斜面と、前記第１斜面と離れ
   て設置され前記第１斜面により斜め上方に変えられた燃
   料流れの方向を前記フィルタの上側に向け横方向に変え
   る第２斜面とを有していることを特徴とする請求項１記
   載の燃料供給装置。
5. 【請求項５】 前記ジェットポンプから前記サブタンク
   内に流入する燃料を前記フィルタから仕切り前記燃料流
   れ変更部材に案内する隔壁を備えることを特徴とする請
   求項１、２または４記載の燃料供給装置。