JP2008155890A - 燃料タンク構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】サブカップを備えた燃料タンク構造において、燃料と共に水をエンジンに圧送せずかつサブカップ内に水を滞留させない燃料タンク構造を提供すること。
【解決手段】燃料ポンプ6とフィルタ5とをサブカップ14内に配置し、該サブカップ14の底部周辺に設けたジェットポンプ3により燃料をサブカップ14内に強制的に供給する燃料タンク構造において、ジェットポンプ3の吸い込み口3bに撥水フィルタ2を備えた、ことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、サブカップ内に燃料ポンプを備える車両用の燃料タンク構造に関し、特に、サブカップ内に強制的に燃料を供給する燃料タンク構造に関する。
燃料タンク内に設けたサブカップ内の燃料の液面を上昇させることで自動車の旋回走行等により遠心作用等を受けて燃料が偏ってもサブカップ内の燃料ポンプの吸込みに支障を来さないように所要量の燃料を常時貯溜する燃料タンク構造が知られている(例えば、特許文献1参照。)。図3(a)は、従来の燃料タンク構造の一例を示す。燃料タンク103は旋回槽117(サブカップに相当)を備え、旋回槽117は上部としてのアッパキャップ119と下部としてのチャンバボディ121との分割構造に形成されている。ジェットポンプ123はチャンバボディ121に設けられた導入口125に先端を向け、先端からの噴流によってその周囲の燃料を引き込み旋回槽117に貯留させる。そして、旋回槽本体117内の燃料は燃料ポンプ105によってインジェクタに圧送される。
ところで、燃料タンク103には結露水や注入口等から水が侵入するものであり、燃料タンク103内に混入する水は燃料とともに燃料ポンプ105により汲上げられ、エンジン及びその吸気系に入り燃料と共に燃焼されるが、燃焼効率の低下や場合によっては不点火を生じるなど好ましいものではない。
そこで、燃料ポンプ105の吸入口に撥水性のサクションフィルタを設けた燃料タンク構造が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。図3(b)は従来の燃料タンク構造の一例を示す。図3(b)の燃料タンクは、燃料ポンプ105の吸入口にサクションフィルタ200が取付られている。このサクションフィルタ200は、撥水性の材料により構成されているため、燃料に混入する水、異物等を取除くことができる。
特開平9−20151号公報 特開平9−10503号公報
しかしながら、サブカップを備える燃料タンク構造において燃料ポンプ105の吸入口に撥水性のサクションフィルタ200を設けるとサブカップ内に大量の水が滞留するという問題が起こる。すなわち、燃料タンク内に発生する水分は燃料と共にジェットポンプ123によりサブカップ内に強制的に供給されるが、撥水性のサクションフィルタ200が水分を除去して燃料を吸入するため、サブカップ内には燃料タンク内に発生する全ての水が集中してしまう。
本発明は、上記課題に鑑み、サブカップを備えた燃料タンク構造において、燃料と共に水をエンジンに圧送せずかつサブカップ内に水を滞留させない燃料タンク構造を提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明は、燃料ポンプとフィルタとをサブカップ内に配置し、該サブカップの底部周辺に設けたジェットポンプにより燃料をサブカップ内に強制的に供給する燃料タンク構造において、ジェットポンプの吸い込み口に撥水フィルタを備えた、ことを特徴とする。
本発明によれば、撥水フィルタにより燃料タンクの底部に滞留する水を除去するのでサブカップを燃料のみで満たすことができ、エンジンに水が混入した燃料を圧送することを防止できる。
サブカップを備えた燃料タンク構造において、燃料と共に水をエンジンに圧送せずかつサブカップ内に水を滞留させない燃料タンク構造を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、燃料タンク1からエンジン13に燃料を供給する燃料供給システム10の概略構成図を示す。燃料タンク1は、サブカップ14に燃料を供給するジェットポンプ3の吸い込み口3bに撥水フィルタ2を備えることで、サブカップ14に水が混入することを防止する。
燃料タンク1は天部が開口したサブカップ14を、底部を共有又は一体に固着するように有する。サブカップ14は平面視、筒状の形状を有しポンプモジュール15を周囲から遮蔽している。
ポンプモジュール15は、燃料の吸入側から順にサクションフィルタ5、燃料ポンプ6、燃料フィルタ7及びプレッシャレギュレータ8を有し、ポンプモジュール15の吐出側になるプレッシャレギュレータ8にはエンジン13へ延設されたデリバリパイプ9が接続されている。
サクションフィルタ5によりサブカップ14内の埃やゴミなどの異物が排除された燃料は燃料ポンプ6に吸入され、さらに、燃料フィルタ7により水分と異物が除去され、プレッシャレギュレータ8により調圧され、デリバリパイプ9を介し気筒毎に配設されたインジェクタ12に圧送される。
エンジンECU11は、燃料ポンプ6の作動及びインジェクタ12の開閉を制御するマイコンであり、例えば、エンジン回転数に応じて基本燃料噴射量を算出し基本噴射量に基づきインジェクタ12の開弁時間を決定し、また、センダゲージにより燃料残量を検出してコンビネーションメータに燃料残量を表示させる。
プレッシャレギュレータ8にはインジェクタ12に圧送されなかった燃料を燃料タンク1内に戻すパイプ4が介設されていて、パイプ4の吐出口はジェットポンプ3の流入口3aに接続されている。
ジェットポンプ3は、サブカップ14の底部近くに設けられた連通孔に、流出口3cをサブカップ14の内側に向けて取り付けられ、ジェットポンプ3の吸い込み口3bは撥水フィルタ2と後述するような形態で連結されている。
プレッシャレギュレータ8からパイプ4を介して流入口3aに燃料が流入するとジェットポンプ3の内部で生じる燃料の高速な流れによって吸い込み口3bに負圧が生じ、撥水フィルタ2により水が除去された燃料が吸い込み口3bから吸引され、流出口3cからサブカップ14内に燃料が流出される。
燃料ポンプ6はエンジン13が作動している間は常に作動しているため、パイプ4から流出される燃料によりジェットポンプ3も常に駆動され、ジェットポンプ3の吸い込み口3bから常に燃料が吸引されサブカップ14の内側に燃料が押し込まれる。
したがって、燃料残量がサブカップ14の高さ以上であれば、サブカップ14の開口部から燃料がサブカップ14内に燃料が流入すると共に、ジェットポンプ3の流出口3cから燃料が流入する。燃料残量が少なくなってサブカップ14の高さよりも液面が低くなると、ジェットポンプ3の流出口3cのみからサブカップ14内へ流入するようになるが、燃料タンク1の燃料残量が少なくなった状態で旋回走行しても、サブカップ14内には十分な燃料が確保され、燃料ポンプ6の吸込みに支障を来さないようになっている。
続いて、撥水フィルタ2の構造と撥水フィルタ2とジェットポンプ3の取り付けについて詳細に説明する。図2は、撥水フィルタ2とジェットポンプ3の断面図の一例を示す。撥水フィルタ2はフィルタ部20と接合部40とが一体に接続されて構成される。
フィルタ部20は、ポリプロピレン等の撥水性を有する繊維からなる濾布により構成されており、燃料タンク1の上側に位置する上側濾布21と、燃料タンク1の底側に位置する下側濾布22とから構成される。上側濾布21と下側濾布22は、それぞれ1枚の短冊状の濾布からなりその中央部の骨材23を上下から包込むようにして骨材23の外縁に沿って湾曲され、骨材23の周囲を覆っている。
なお、濾布はポリプロピレンなくてもよく、テフロン(登録商標)(フッ素)やテフロン(登録商標)コーティングした素材等、水との接触角が90度以上のいわゆるぬれ性の悪い材料による濾布であればよい。
骨材23は、フィルタ部20の長手方向に平行に配設された2本のベース部23aとベース部23aから垂直に形成された複数の逆U字形状の支え部23bとから構成されている。骨材23が上側濾布21と下側濾布22との間に収容されることでフィルタ部20内に空間部が形成され、上側濾布21と下側濾布22によって濾過された燃料が満たされる。
上側濾布21と下側濾布22とは、フィルタ部20の端部24に示すように上側濾布21と下側濾布22との重畳部において所定の幅で溶着され一体となる。ここで、上側濾布21及び下側濾布22を畳織りまたは綾織りによって構成することで、上側濾布21及び下側濾布22に毛細管現象を生じさせることができ、フィルタ部20に燃料が浸透し易くなる。
なお、図2の撥水フィルタ2の形状は一例であって、燃料タンク1の形状や大きさに応じて自由に設計できるものである。例えば、上側濾布21と下側濾布22を一体に角形の筒状に構成してもよいし、燃料タンク1の底面により広く配置してもよい。
接合部40は樹脂により形成されていて、骨材23の支え部23bと一体に形成されている。骨材23の端部は開口した吸入部42を形成し、ジェットポンプ3との嵌合部41と吸入部42を嵌め合わせることで一体に構成される。そして、吸入部42と嵌合部41とを嵌め合わせる際に、上側濾布21と下側濾布22を、吸入部42と嵌合部41の間に差し込むことで、フィルタ部20と接合部40とが固定される。
嵌合部41はジェットポンプ3の吸い込み口3bよりも若干開口した開口部41aを有し、接合部40は、円筒状のジェットポンプ3の吸い込み口3bに開口部41aを嵌合させるか、スナップフィット又は圧入により連結されている。
ジェットポンプ3は、パイプ4が接続された流入口3aから長手方向に流線を変えるように延設された、下流方向に向けて流通路が狭くなるテーパ状の内筒31を有する。内筒31の周囲は、徐々に先端部3eと同程度に狭くなるテーパ状の形状を有し、先端部3eと同軸の流通路3dを有すると共に、流通路3dの下流側は流通路が徐々に広くなる逆テーパ状の形状となっていてその端部に流出口3cを有する。なお、流出口3cはサブカップ14の内側になる。
ここで、撥水フィルタ2の高さH2とジェットポンプ3の高さH3は、
H2>H3
であることが好適となる。撥水フィルタ2の高さをジェットポンプ3の吸い込み3bの高さよりも高くすることで、燃料タンク1の底部に水が滞留して凍結した場合でも、上側濾布21から燃料を取り込みサブカップ14に流出させることができる。
燃料ポンプ6の作動によりサブカップ14内の燃料がジェットポンプ3の流入口3aに流入されることで、先端部3eから高速な燃料が噴出してその高速な燃料の流れによって生じる負圧により、吸い込み口3bから燃料が吸引され、流出口3cからサブカップ14に押し込まれる。
以上の構造により、本実施形態の燃料タンク1は、水を除去して燃料のみをサブカップ14に流入させることができる。撥水フィルタ2は、撥水性を有する濾布により構成されていたため、上側濾布21又は下側濾布22の外部から浸入した水は大きな接触角を持って濾布と接するため内部に侵入することが困難になる。このため、撥水フィルタ2は燃料を優先的に内部の空間に侵入させることができる。ジェットポンプ3は撥水フィルタ2内の燃料をサブカップ14内に押し込むので、水分が除去された燃料のみをサブカップ14に流入させることができる。したがって、エンジン13に燃料と共に水を圧送することがなく、かつ、サブカップ14内に水を滞留させることもない。
なお、選択的に除去された水は徐々に燃料タンク1の底面に滞留するが、燃料タンク1の底面積は十分な広さがあるため、水が徐々に滞留しても例えば撥水フィルタ2の全高を覆うことは考えにくく、気温によっては燃料に溶解するのでいずれは燃料と共にエンジン13により燃焼され、燃料タンク1の底部の水は解消される。
燃料タンクからエンジンに燃料を供給する燃料供給システムの概略構成図である。 撥水フィルタとジェットポンプの断面図の一例を示す図である。 従来の燃料タンク構造の一例を示す図である。
符号の説明
1 燃料タンク
2 撥水フィルタ
3 ジェットポンプ
4 パイプ
5 サクションフィルタ
6 燃料ポンプ
7 燃料フィルタ
8 プレッシャレギュレータ
9 デリバリパイプ
10 燃料供給システム
11 エンジンECU
12 インジェクタ
13 エンジン
14 サブカップ
15 ポンプモジュール


Claims (1)

  1. 燃料ポンプとフィルタとをサブカップ内に配置し、該サブカップの底部周辺に設けたジェットポンプにより燃料をサブカップ内に強制的に供給する燃料タンク構造において、
    前記ジェットポンプの吸い込み口に撥水フィルタを備えた、
    ことを特徴とする燃料タンク構造。
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