JP2003002948A - コンクリート構造物の補修・補強用エポキシ樹脂組成物、およびそれを用いてなる補修・補強方法 - Google Patents

コンクリート構造物の補修・補強用エポキシ樹脂組成物、およびそれを用いてなる補修・補強方法

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JP2003002948A
JP2003002948A JP2001186016A JP2001186016A JP2003002948A JP 2003002948 A JP2003002948 A JP 2003002948A JP 2001186016 A JP2001186016 A JP 2001186016A JP 2001186016 A JP2001186016 A JP 2001186016A JP 2003002948 A JP2003002948 A JP 2003002948A
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epoxy resin
reinforcing
repairing
resin composition
concrete structure
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Shinji Kawachi
真二 河内
Hiroki Ooseto
浩樹 大背戸
Mariko Matsuda
満理子 松田
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、コンクリート構造物などの補修・補
強材料として、低温硬化性に優れ、常温下でも短時間に
硬化する優れたコンクリート構造物の補修・補強用エポ
キシ樹脂組成物およびそれを用いた補修・補強方法を提
供せんとするものである。 【解決手段】本発明のコンクリート構造物の補修・補強
用エポキシ樹脂組成物は、少なくとも次の構成要素
[A]および[B]を含有する室温で液状の主剤と、室
温で液状の硬化剤とから構成され、かつ、該主剤および
該硬化剤から選ばれた少なくとも一方に粒子状揺変性付
与剤が配合されていることを特徴とするものである。 [A]液状ビスフェノール型エポキシ樹脂 [B]炭素数3〜18の脂肪族ポリオールから導かれ、
分子当たり平均して0.5以上のアルコール性水酸基お
よび2以上のエポキシ基を有するエポキシ樹脂

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、構造物、特にコン
クリート構造物を補修・補強するに当たって好適に用い
られる低温硬化性に優れたコンクリート構造物の補修・
補強用エポキシ樹脂組成物およびそれを用いてなる補修
・補強方法に関する。
【0002】
【従来の技術】土木、建築分野における橋脚、道路橋床
板、トンネル、煙突、管路、鋼管などの既存構造物に
は、経年による劣化、地震などの外力による損傷を受け
ているものが多く、補修のための現場施工が必要とされ
ているものが多い。一方、これら構造物に対して、より
規模の大きな地震を想定して耐震基準の見直しが進めら
れたことを背景として、構造物の強度を増強するための
耐震補強への要望も近年益々高まりつつある。
【0003】補強繊維とマトリックス樹脂を用いて構造
物を補修・補強する施工方法の具体例としては、特開昭
63−35967号公報の、強化繊維プラスチック部材
と液状樹脂組成物で被補修・補強箇所を被覆して後、樹
脂を硬化させ補修・補強する施工方法と、特開平3−2
24901号公報、特開平3−224966号公報、被
補修・補強箇所の表面に、未硬化の樹脂組成物を含浸さ
せた強化繊維を被覆して後、樹脂を硬化させ補修・補強
する施工方法が代表的なものである。
【0004】しかしながら、これまで使用されてきたエ
ポキシ樹脂では、低温硬化性が十分ではなかったり、常
温下でも硬化に要する時間が長く工期を長くする原因と
なっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
技術の背景に鑑み、コンクリート構造物などの補修・補
強材料として、低温硬化性に優れ、常温下でも短時間に
硬化する優れたコンクリート構造物の補修・補強用エポ
キシ樹脂組成物およびそれを用いた補修・補強方法を提
供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる課題を
解決するために、次のような手段を採用するものであ
る。すなわち、本発明のコンクリート構造物の補修・補
強用エポキシ樹脂組成物は、少なくとも次の構成要素
[A]および[B]を含有する室温で液状の主剤と、室
温で液状の硬化剤とから構成され、かつ、該主剤および
該硬化剤から選ばれた少なくとも一方に粒子状揺変性付
与剤が配合されていることを特徴とするものである。
【0007】[A]液状ビスフェノール型エポキシ樹脂 [B]炭素数3〜18の脂肪族ポリオールから導かれ、
分子当たり平均して0.5以上のアルコール性水酸基お
よび2以上のエポキシ基を有するエポキシ樹脂また、本
発明のコンクリート構造体の補修・補強方法は、かかる
コンクリート構造物の補修・補強用エポキシ樹脂組成物
を、含浸せしめた補強用繊維基材を、コンクリート構造
体の表面に貼り付けるか、または、コンクリート構造物
の補修・補強用エポキシ樹脂組成物を介して、FRP板
または鋼板をコンクリート構造物の表面に貼り付ける
か、あるいは、コンクリート構造物のヒビ割れ部分に注
入するかした後、硬化せしめることを特徴とするもので
ある。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、前記課題、つまり低温
硬化性に優れ、常温下でも短時間に硬化する優れたコン
クリート構造物の補修・補強用エポキシ樹脂組成物につ
いて、鋭意検討し、室温で液状の特定な2種のエポキシ
樹脂主剤と、室温で液状の硬化剤という特定な組み合わ
せであって、かつ、これらのいずれかに粒子状揺変性付
与剤を配合してみたところ、かかる課題を一挙に解決す
ることを究明したものである。
【0009】本発明における主剤の構成要素[A]であ
る液状ビスフェノール型エポキシ樹脂とは、25℃で流
動性があるビスフェノール型エポキシ樹脂を意味する。
また特に限定されるものではないが、粘度は25℃で5
00ポイズ以下であることが好ましい。粘度が500ポ
イズを越える場合、容器からの取り出しや計量といった
作業性が悪くなることがあるので好ましくない。かかる
液状ビスフェノール型エポキシ樹脂は、単独でも複数種
混合して使用してもよい。尚、配合量は特に限定される
ものではないが、主剤中に30〜90重量%であるのが
好ましい。
【0010】かかる液状ビスフェノール型エポキシ樹脂
としては、ビスフェノールA型エポキシ樹脂およびビス
フェノールF型エポキシ樹脂が好ましく、例えば、ビス
フェノールA型として“エピコート”825、“エピコ
ート”828、“エピコート”834(油化シェルエポ
キシ(株)製)や“エポトート”YD−128(東都化
成(株)製)、“エピクロン”840、“エピクロン”
850(大日本インキ化学工業(株)製)、“スミエポ
キシ”ELA128(住友化学(株)製)、DER33
1(ダウケミカル社製)等、市販されているものを使用
することができる。またビスフェノールF型としては、
例えば“エピコート”806、“エピコート”807
(油化シェルエポキシ(株)製)、“エピクロン”83
0(大日本インキ化学工業(株)製)等を使用すること
ができる。
【0011】本発明の主剤における構成要素[B]の炭
素数3〜18のポリオールから導かれ、分子当たり平均
して0.5以上のアルコール性水酸基および2以上のエ
ポキシ基を有するエポキシ樹脂は、分子内に存在するア
ルコール性水酸基がエポキシ樹脂の硬化反応を促進させ
る効果を持つことから、反応性制御のために配合される
ものである。
【0012】かかる構成要素[B]のエポキシ樹脂とし
ては、ソルビトールポリグリシジルエーテル、グリセリ
ンポリグリシジルエーテル、ジグリセリンポリグリシジ
ルエーテル、ポリグリセリンポリグリシジルエーテル、
ソルビタンポリグリシジルエーテル、トリメチロールプ
ロパンポリグリシジルエーテル、ペンタエリスリトール
ポリグリシジルエーテルを使用することができる。これ
らの中でも、ソルビトールポリグリシジルエーテル、グ
リセリンポリグリシジルエーテルが特に好ましく用いら
れる。
【0013】ソルビトールポリグリシジルエーテルとし
ては、例えば、“エリシス”GE−60(CVCスペシ
ャリティケミカルズ社製)、“デナコール”EX−61
1やEX−614B(ナガセ化成工業(株)製)など、
市販されているものを使用することができる。
【0014】また、グリセリントリグリシジルエーテル
としては、“デナコール”EX−313やEX−314
(ナガセ化成工業(株)製)、SR−GLG(坂本薬品
工業(株)製)、“エリシス”GE−36(CVCスペ
シャリティケミカルズ社製)など、市販されているもの
を使用することができる。
【0015】かかる構成要素[B]は、主剤中に好まし
くは0.5〜30重量%、より好ましくは1〜20重量
%、特に好ましくは2〜15重量%配合される。配合量
が0.5重量より少ない場合、反応性促進効果が十分得
られないため好ましくなく、30重量%より多い場合
は、硬化反応が促進されすぎて、可使時間が短くなるお
それがあるので好ましくない。
【0016】本発明のエポキシ樹脂組成物における主剤
には、構成要素[A]、構成要素[B]以外のエポキシ
樹脂を適宜配合することができる。かかるエポキシ樹脂
としては、特に限定はされないが、好ましく配合される
固形ビスフェノール型エポキシ樹脂、ブチルグリシジル
エーテル、2−エチルヘキシルグリシジルエーテル、フ
ェニルグリシジルエーテル、クレジルグリシジルエーテ
ル、p−sec−ブチルグリシジルエーテル、p−te
rt−ブチルグリシジルエーテル、(ポリ)エチレング
リコールジグリシジルエーテル、(ポリ)プロピレング
リコールジグリシジルエーテル、1,6−ヘキサンジオ
ールジグリシジルエーテル、シクロヘキサンジメタノー
ルジグリシジルエーテル、ネオペンチルグリコールジグ
リシジルエーテル、ポリオキシアルキレングリコールジ
グリシジルエーテル、ジグリシジルアニリン、ジグリシ
ジルトルイジンなどを使用することができる。
【0017】本発明のエポキシ樹脂組成物における硬化
剤は、主剤を硬化させうる成分(以下、硬化性成分と称
す)からなり、室温で液状であって流動性を保つもので
ある。硬化性成分として室温で液状のものを用いること
により硬化剤を液状のものとすることができる。このよ
うな硬化性成分は、硬化剤中に好ましくは50〜100
重量%、より好ましくは70〜100重量%、特に好ま
しくは80〜100重量%配合される。
【0018】硬化性成分としては、アミン化合物、酸無
水物化合物、メルカプタン化合物が用いられる。低温硬
化性については、メルカプタン化合物が最もすぐれる
が、入手しやすい市販品を用いる場合は、硬化物物性、
例えば弾性率や耐熱性を高くすることが容易ではない。
次に硬化性のよい硬化性成分は、アミン化合物である。
アミン化合物を硬化性成分として用いると、弾性率や耐
熱性の優れた硬化物を得やすい。本発明のエポキシ樹脂
組成物は、構成要素[B]の配合により、アミン化合物
を用いても十分な硬化性が得られるため、硬化性成分と
してはアミン化合物が特に好ましい。
【0019】硬化性成分は、単独の成分であっても、複
数の成分の混合物でも良いが、室温で液状であるものを
用いる。
【0020】本発明において、硬化性成分として好適に
用いられるアミン化合物とは、脂肪族アミン、芳香族ア
ミン、イミン、塩基性窒素を含む複素環化合物などの有
機化合物を挙げることができるが、特に脂肪族ポリアミ
ンが適している。具体的には、下記のようなアミン化合
物が挙げられる。例えば、エチレンジアミン、1,2−
プロパンジアミン、1,3−プロパンジアミン、1,4
−ジアミノブタン、ヘキサメチレンジアミン、2,5−
ジメチル−2,5−ヘキサンジアミン、2,2,4−ト
リメチルヘキサメチレンジアミン、ジエチレントリアミ
ン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミ
ン、ペンタエチレンヘキサミン、4−アミノメチルオク
タメチレンジアミン、3,3’−イミノビス(プロピル
アミン)、3,3’−メチルイミノビス(プロピルアミ
ン)、ビス(3−アミノプロピル)エーテル、1,2−
ビス(3−アミノプロピルオキシ)エタン、メンセンジ
アミン、イソホロンジアミン、ビスアミノメチルノルボ
ルナン、ビス(4−アミノシクロヘキシル)メタン、ビ
ス(4−アミノ−3−メチルシクロヘキシル)メタン、
1,3−ジアミノシクロヘキサン、3,9−ビス(3−
アミノプロピル)−2,4,8,10−テトラオキサス
ピロ[5,5]ウンデカンである。芳香環を持つアミン
でも、m−キシリレンジアミン、テトラクロロ−p−キ
シリレンジアミンなどは好ましく用いることができる。
【0021】また、硬化性成分としては、重合脂肪酸
(リノール酸などの不飽和脂肪酸の二量体を主成分とす
る多価脂肪酸混合物)とエチレンジアミン、ジエチレン
トリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレン
ペンタミン、ペンタエチレンヘキサミンなどのポリアミ
ンの反応から得られるいわゆるポリアミドアミンやポリ
エチレングリコール、ポリプロピレングリコールなどの
ポリエーテルの両末端にアミノアルキル基を導入した化
合物、ポリジメチルシロキサンやポリメチルフェニルシ
ロキサンなどのシリコーン化合物の両末端にアミノアル
キル基を導入した化合物も好適に用いることができる。
さらに、前記アミン化合物をエポキシ樹脂やアクリロニ
トリルなどと付加反応やマンニッヒ反応により変性した
変性アミンも硬化性成分として用いることができる。
【0022】本発明における硬化剤には、固形状のアミ
ン化合物が分散されていてもよく、また、アミン以外の
硬化性成分、例えばメルカプタン化合物などが溶解ある
いは分散されていても良い。
【0023】好ましく用いられるメルカプタン化合物と
しては、トリメチロールプロパントリス(3-メルカプロ
ピオネート)、ペンタエリスリトールテトラキス(3-メ
ルカプトプロピオネート)、ジペンタエリスリトールヘ
キサキス(3-メルカプトプロピオネート)などを用いる
ことができる。
【0024】硬化性成分としてアミン化合物を用いる場
合、硬化促進剤として、フェノール化合物を硬化剤に配
合しても良い。フェノール化合物としては、ジイソプロ
ピルフェノール、ノニルフェノールなどが好ましく用い
られる。
【0025】本発明において、硬化剤には、その他の成
分として、可塑剤、染料、有機顔料や無機充填材、高分
子化合物、酸化防止剤、紫外線吸収剤、カップリング
剤、界面活性剤などを適宜配合することもできる。
【0026】本発明において、主剤と硬化剤のいずれか
あるいは両方に、揺変性を付与するために粒子状揺変性
付与剤を配合する。ここでいう、揺変性とは、剪断応力
を加えることにより見掛け粘度が低下し、静置して時間
を置くと元の見掛け粘度に戻る現象を意味するものであ
る。主剤と硬化剤のいずれか一方にだけ粒子状揺変性付
与剤を配合する場合、配合量が多いと、配合した主剤も
しくは硬化剤の流動性が損なわれ、調合が困難になる場
合がある。このような場合は、主剤と硬化剤の両方に粒
子状揺変性付与剤を配合するようにすると、それぞれの
配合量が少なくてすむため、主剤や硬化剤の流動性が損
なわれる恐れがないので、好ましい。配合される粒子状
揺変性付与剤としては、各種の無機粒子が用いられる。
具体的にはシリカ、アルミナ、アルミニウムとケイ素の
混合酸化物、酸化チタン、軽質炭酸カルシウム、スメク
タイト系粘土鉱物(モンモリロナイト、バイデライト、
ベントナイト、ヘクトライト、サポナイトなど)、セピ
オライト、カーボンブラックなどが使用される。
【0027】これらの内では、少量の配合で大きな揺変
性付与効果を与えるため、シリカ粒子が好ましく用いら
れる。シリカ粒子としては、溶融法により得られるシリ
カ粒子(フューズドシリカ)、ケイ素の気相反応により
得られるシリカ粒子、ゾルゲル法により得られるシリカ
粒子、燃焼加水分解法により得られるシリカ粒子(フュ
ームドシリカ)などを用いることができる。また、液相
反応により得られるシリカが液体分散媒に分散したコロ
イドであるシリカゾルを用いることもできる。シリカゾ
ルを用いる場合は、他成分とシリカゾルを混合した後、
分散媒を熱や真空で除去する方法で主剤や硬化剤を調製
する。これらの内では、フュームドシリカが、揺変性付
与効果が特に大きいため、特に好ましく用いられる。
【0028】かかるシリカ粒子の平均一次粒子径は、5
〜200nmであることが好ましく、一次粒子径が5〜
40nmであることがさらに好ましい。
【0029】また、表面をシリコーンオイルやシランカ
ップリング剤で処理したシリカ粒子も好ましく用いられ
る。
【0030】シリカ粒子の市販品としては、フュームド
シリカの“アエロジル”(日本アエロジル社)、ケイ素
の気相反応により得られるシリカ粒子である“アドマフ
ァイン”(アドマテックス社)、フューズドシリカの
“デンカ溶融シリカ”(電気化学工業)などを使用する
ことができる。シリカゾルとしては、“スノーテック
ス”(日産化学)などを使用することができる。
【0031】本発明において、主剤に粒子状揺変性付与
剤を配合する場合その配合量は主剤中に0.5から5重
量%であるのが好ましい。0.5より少ない場合は十分
な揺変性が得られたいため、天井面や垂直面に塗布した
ときに垂れ落ちを起こすことがあり、5重量%より多い
場合は主剤の粘度が高くなり取り扱い性が悪くなりがち
である。
【0032】本発明において、硬化剤に粒子状揺変性付
与剤を配合する場合その配合量は、硬化剤中に1〜20
重量%が好ましい。1重量%より少ない場合は硬化剤を
主剤と混合したときの揺変性付与効果が得られにくく、
20重量%より多い場合は硬化剤の粘度が高くなり取り
扱い性が悪くなりがちである。
【0033】粒子状揺変性付与剤は、単独でも複数の品
種を組み合わせてもよい。例えば、シリカ粒子とアルミ
ナ粒子の組み合わせなどが用いられうる。
【0034】また、主剤に配合する粒子状揺変性付与剤
と硬化剤に配合する粒子状揺変性付与剤は、同じであっ
ても良く、異なっていても良い。主剤と硬化剤は主成分
が異なるため、分散性や粘度の点から異なる粒子状揺変
性付与剤を配合することが好ましい場合がある。
【0035】本発明において、主剤と硬化剤を混合して
得られる樹脂組成物の揺変性の尺度としては、25℃に
おけるはカッソン降伏値が5Pa以上であることが好ま
しく、10Pa以上であることがより好ましく、15P
a以上であることがさらに好ましい。カッソン降伏値が
5Pa以下の場合、エポキシ樹脂組成物を垂直面や天井
面に塗布したときに樹脂の垂れ落ちが発生し易いため好
ましくない。
【0036】なお、ここにいうカッソン降伏値とは、ニ
ュートン流体の中に固体粒子を分散させた懸濁液のレオ
ロジー特性を理論的に扱う式として著名な、カッソン
(Casson)方程式(式1)中で使用される特性値
をいう。
【0037】 τ0.5=τy 0.5+η∞0.5×γ0.5・・・・(1) ここで、τ:剪断応力(Pa)、γ:剪断速度
(s-1)、η∞:カッソン粘度(Pa・s)、τy:カ
ッソン降伏値(Pa)である。
【0038】より詳しくは、カッソン降伏値とはエポキ
シ樹脂組成物の流動性を開始させるために必要な最小の
剪断応力を意味する。
【0039】また、本発明において、主剤と硬化剤を混
合して得られる樹脂組成物の反応性の尺度として、JI
S K5400に基づいて、塗膜状にした樹脂組成物が
指で触れたときに指紋が転写する程度まで硬化するのに
要した時間である指触乾燥時間が、10℃において12
時間以内であることが好ましく、より好ましくは11時
間以内であるのがよい。指触乾燥時間が12時間を超え
る場合、樹脂組成物を塗布した後、次の日に硬化してい
ないため作業を進めることができず、結果的に施工期間
が長くなるため好ましくない。
【0040】本発明のコンクリート構造物の補修・補強
用エポキシ樹脂組成物は二液混合型樹脂組成物に好適に
用いることができ、前記コンクリート構造物の補修・補
強用エポキシ樹脂組成物を実際の施工に使用する際に
は、主にエポキシ樹脂より成る主剤と硬化剤成分より成
る硬化剤を、使用する1時間前以後、好ましくは40分
前以後、より好ましくは30分前以後に混合して使用す
る。本方法により、本発明の樹脂組成物が本来持つ良好
なレオロジー特性をより際だたせることが可能となる。
【0041】ここで、前記粒子状揺変性付与剤を配合す
る場合、主剤および硬化剤に予め、三本ロールやホモミ
キサーなどを用いて分散させて配合しておくことが好ま
しい。作業前にエポキシ樹脂と硬化性化合物、および粒
子状揺変性付与剤を同時に配合することもできるが、こ
の場合、粒子状揺変性付与剤が分散しきらず、硬化後の
硬化物の物性を低下させるので好ましくない。
【0042】本発明のコンクリート構造物の補修・補強
用エポキシ樹脂組成物は、次のようなコンクリート構造
体を補修・補強する用途に好適に用いられる。
【0043】例えば、コンクリート構造体の表面に、前
記主剤と硬化剤を混合して得られるエポキシ樹脂組成物
を塗布し、その上に、強化繊維の一方向シート、クロス
などのシート状補強用繊維基材を貼り付け、更にその上
に前記エポキシ樹脂組成物を塗布した後、含浸ローラー
がけして補強繊維基材に樹脂含浸し、必要に応じてこれ
を繰り返した後に、エポキシ樹脂組成物を硬化させる、
いわゆるハンドレイアップ法によりコンクリート構造体
を補修・補強する方法である。
【0044】また、補強用繊維基材として、強化繊維の
ストランドを用い、それに前記コンクリート構造物の補
修・補強用エポキシ樹脂組成物を含浸しながら柱等のコ
ンクリート構造体の表面にスパイラル状に巻き付けて後
に、エポキシ樹脂組成物を硬化させる、いわゆるフィラ
メントワインディング法によりコンクリート構造体を補
修・補強することもできる。
【0045】ここで用いる強化繊維としては、例えば炭
素繊維、芳香族ポリアミド繊維、ガラス繊維、ボロン繊
維、アルミナ繊維、ステンレス繊維およびシリコーンカ
ーバイド繊維があげられるが、これらの繊維を2種以上
混合して用いても構わない。本発明においては、特に軽
量で強度および弾性率に優れるため、炭素繊維が好まし
く用いられる。
【0046】また、繊維強化プラスチック板や鋼板をコ
ンクリート構造物の表面に貼り付ける際の組成物とし
て、前記コンクリート構造物の補修・補強用エポキシ樹
脂組成物を介して貼り付け、その後硬化させることによ
り、コンクリート構造体を補修・補強することもでき
る。
【0047】または、前記コンクリート構造物の補修・
補強用エポキシ樹脂組成物を、コンクリート構造体のヒ
ビ割れ部分に注入して後、前記樹脂組成物を硬化せしめ
てコンクリート構造体を補修・補強することもできる。
【0048】
【実施例】以下、実施例により、本発明をさらに詳細に
説明する。なお、実施例中、エポキシ樹脂組成物のカッ
ソン降伏値、および可使時間は次の方法で行った。 (1)混合物のカッソン降伏値 E型粘度計(東機産業(株)製)を用い、10℃に調整
して次の手順で測定した。 (a)回転数を20回転/分で1分間剪断を与える。 (b)回転数を5回転/分に減少し、2分間剪断を与え
る。 (c)(b)と同様に、回転数を2.5回転/分、1.
0回転/分、0.5回転/分と回転数を減少させ、各2
分間ずつ剪断を与える。
【0049】上記(b)、(c)項で得られた剪断速度
γに対する剪断応力τの測定データについて、前記(式
1)に基づき、剪断速度γの0.5乗に対する剪断応力
τの0.5乗の1次直線回帰を行い、得られた1次式の
傾きの2乗をカッソン粘度とし、切片の2乗をカッソン
降伏値として求めた。なお、ここでの相関係数について
は、全ての実施例、比較例において0.99以上であ
り、良好な相関性を示していた。 (2)指触乾燥時間 JIS K5400に基づいて、10℃の雰囲気下で測
定する。主剤と硬化剤を混合して得られたエポキシ樹脂
組成物で目付200g/m2の樹脂フィルムを作製した
後、所定温度で放置し、軽く触れてもべた付かず指紋の
残る程度になるまでに要した時間を指触乾燥時間とし
た。
【0050】(実施例1)液状ビスフェノールA型エポ
キシ樹脂“エピコート”828(ジャパンエポキシレジ
ン(株)製)865gおよびグリセリントリグリシジル
エーテル“デナコール”EX−313(ナガセ化成工業
(株)製)96gを混合し、得られた混合物にシリカ粒
子“アエロジル”#380(日本アエロジル(株)製)
38gを添加後、ホモミキサーで30分間攪拌して主剤
1000gを得た。
【0051】ビスアミノメチルノルボルナン(三井東圧
(株)製)203gにシリカ粒子“アエロジル”#38
0(日本アエロジル(株)製)12gを添加し、ホモミ
キサーで30分間攪拌して硬化剤215gを得た。
【0052】得られた主剤1000gと硬化剤215g
を混合して得られた混合物のカッソン降伏値は19Pa
であり、指触乾燥時間は11時間であった。
【0053】(実施例2)液状ビスフェノールF型エポ
キシ樹脂“エピコート”807(ジャパンエポキシレジ
ン(株)製)865gおよびソルビトールポリグリシジ
ルエーテル“デナコール”EX−614B(ナガセ化成
工業(株)製)96gを混合し、得られた混合物にシリ
カ粒子“アエロジル”#380(日本アエロジル(株)
製)38gを添加後、ホモミキサーで30分間攪拌して
主剤1000gを得た。
【0054】ビスアミノメチルノルボルナン変性物“ハ
ードナー”PH−816(PTIジャパン(株)製)5
65gにシリカ粒子“アエロジル”R805(日本アエ
ロジル(株)製)34gを添加し、ホモミキサーで30
分間攪拌して硬化剤599gを得た。
【0055】得られた主剤1000gと硬化剤599g
を混合して得られた混合物のカッソン降伏値は20Pa
であり、指触乾燥時間は8時間であった。
【0056】(実施例3)液状ビスフェノールF型エポ
キシ樹脂“エピコート”807(ジャパンエポキシレジ
ン(株)製)476g、ネオペンチルグリコールジグリ
シジルエーテル“ヘロキシ”68(ジャパンエポキシレ
ジン(株)製)381gおよびグリセリントリグリシジ
ルエーテル“デナコール”EX−313(ナガセ化成工
業(株)製)95gを混合し、得られた混合物にシリカ
粒子“アエロジル”R812(日本アエロジル(株)
製)48gを添加後、ホモミキサーで30分間攪拌して
主剤1000gを得た。
【0057】ビスアミノメチルノルボルナン(三井東圧
(株)製)81g、ビスアミノメチルノルボルナン変性
物“ハードナー”PH−816(PTIジャパン(株)
製)248gおよびイソホロンジアミン(ヒュルスジャ
パン(株)製)73gを混合し、得られた混合物にシリ
カ粒子“アエロジル”#380(日本アエロジル(株)
製)22gおよび“アエロジル”R805(日本アエロ
ジル(株)製)9gを添加し、ホモミキサーで30分間
攪拌して硬化剤433gを得た。
【0058】得られた主剤1000gと硬化剤433g
を混合して得られた混合物のカッソン降伏値は25Pa
であり、指触乾燥時間は11時間であった。
【0059】(比較例1)液状ビスフェノールA型エポ
キシ樹脂“エピコート”828(ジャパンエポキシレジ
ン(株)製)980gにシリカ粒子“アエロジル”#3
80(日本アエロジル(株)製)20gを添加後、ホモ
ミキサーで30分間攪拌して主剤1000gを得た。
【0060】ビスアミノメチルノルボルナン(三井東圧
(株)製)200gを硬化剤とした。
【0061】得られた主剤1000gと硬化剤200g
を混合して得られた混合物のカッソン降伏値は5Paで
あり、指触乾燥時間は17時間であった。
【0062】(比較例2)液状ビスフェノールF型エポ
キシ樹脂“エピコート”807(ジャパンエポキシレジ
ン(株)製)962gにシリカ粒子“アエロジル”#3
80(日本アエロジル(株)製)38gを添加後、ホモ
ミキサーで30分間攪拌して主剤1000gを得た。
【0063】ビスアミノメチルノルボルナン変性物“ハ
ードナー”PH−816(PTIジャパン(株)製)5
66gにシリカ粒子“アエロジル”R805(日本アエ
ロジル(株)製)34gを添加し、ホモミキサーで30
分間攪拌して硬化剤600gを得た。
【0064】得られた主剤1000gと硬化剤600g
を混合して得られた混合物のカッソン降伏値は21Pa
であり、指触乾燥時間は14時間であった。
【0065】(比較例3)液状ビスフェノールF型エポ
キシ樹脂“エピコート”807(ジャパンエポキシレジ
ン(株)製)571gおよびネオペンチルグリコールジ
グリシジルエーテル“ヘロキシ”68(ジャパンエポキ
シレジン(株)製)381gを混合し、得られた混合物
にシリカ粒子“アエロジル”R812(日本アエロジル
(株)製)48gを添加後、ホモミキサーで30分間攪
拌して主剤1000gを得た。
【0066】ビスアミノメチルノルボルナン(三井東圧
(株)製)79g、ビスアミノメチルノルボルナン変性
物“ハードナー”PH−816(PTIジャパン(株)
製)244gおよびイソホロンジアミン(ヒュルスジャ
パン(株)製)72gを混合し、得られた混合物にシリ
カ粒子“アエロジル”#380(日本アエロジル(株)
製)22gおよび“アエロジル”R805(日本アエロ
ジル(株)製)10gを添加し、ホモミキサーで30分
間攪拌して硬化剤427gを得た。
【0067】得られた主剤1000gと硬化剤427g
を混合して得られた混合物のカッソン降伏値は26Pa
であり、指触乾燥時間は15時間であった。
【0068】
【発明の効果】本発明によれば、常温でも構造物、特に
コンクリート構造物を迅速に補修・補強することができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E01D 19/12 E01D 19/12 Fターム(参考) 2D059 AA03 AA14 GG02 GG40 GG55 2E176 AA01 BB14 BB29 4J036 AA05 AB02 AB03 AB08 AB09 AD08 DC02 DC03 DC06 DC07 DC09 DC10 DD02 FA03 FA05 FA06 JA14 KA01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも次の構成要素[A]および
    [B]を含有する室温で液状の主剤と、室温で液状の硬
    化剤とから構成され、かつ、該主剤および該硬化剤から
    選ばれた少なくとも一方に粒子状揺変性付与剤が配合さ
    れていることを特徴とするコンクリート構造物の補修・
    補強用エポキシ樹脂組成物。 [A]液状ビスフェノール型エポキシ樹脂 [B]炭素数3〜18の脂肪族ポリオールから導かれ、
    分子当たり平均して0.5以上のアルコール性水酸基お
    よび2以上のエポキシ基を有するエポキシ樹脂
  2. 【請求項2】前記構成要素[B]が、ソルビトールポリ
    グリシジルエーテルおよびグリセリンポリグリシジルエ
    ーテルから選ばれた少なくとも1種であることを特徴と
    する請求項1記載のコンクリート構造物の補修・補強用
    エポキシ樹脂組成物。
  3. 【請求項3】前記構成要素[B]の配合量が、前記主剤
    中に0.5〜30重量%であることを特徴とする請求項
    1または2記載のコンクリート構造物の補修・補強用エ
    ポキシ樹脂組成物。
  4. 【請求項4】前記主剤が、粒子状揺変性付与剤を0.5
    〜5重量%含有するものであることを特徴とする請求項
    1〜3のいずれかに記載のコンクリート構造物の補修・
    補強用エポキシ樹脂組成物。
  5. 【請求項5】前記硬化剤が、ポリアミンからなることを
    特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のコンクリー
    ト構造物の補修・補強用エポキシ樹脂組成物。
  6. 【請求項6】前記硬化剤が、粒子状揺変性付与剤を1〜
    20重量%含有するものであることを特徴とする請求項
    1〜5のいずれかに記載のコンクリート構造物の補修・
    補強用エポキシ樹脂組成物。
  7. 【請求項7】前記粒子状揺変性付与剤が、平均一次粒子
    径が5〜200nmのシリカ粒子であることを特徴とす
    る請求項1〜6のいずれかに記載のコンクリート構造物
    の補修・補強用エポキシ樹脂組成物。
  8. 【請求項8】請求項1〜7のいずれかに記載のコンクリ
    ート構造物の補修・補強用エポキシ樹脂組成物を含浸せ
    しめた補強用繊維基材を、コンクリート構造体の表面に
    貼り付けた後、硬化せしめることを特徴とするコンクリ
    ート構造体の補修・補強方法。
  9. 【請求項9】請求項1〜7のいずれかに記載のコンクリ
    ート構造物の補修・補強用エポキシ樹脂組成物を介し
    て、FRP板または鋼板をコンクリート構造物の表面に
    貼り付けた後、硬化せしめることを特徴とするコンクリ
    ート構造体の補修・補強方法。
  10. 【請求項10】請求項1〜7のいずれかに記載のコンク
    リート構造物の補修・補強用エポキシ樹脂組成物を、コ
    ンクリート構造物のヒビ割れ部分に注入した後、硬化せ
    しめることを特徴とするコンクリート構造体の補修・補
    強方法。
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