JP2002527605A - 改良アルキルベンゼンスルホネートを含有した洗濯洗剤 - Google Patents

改良アルキルベンゼンスルホネートを含有した洗濯洗剤

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JP2002527605A JP2000577263A JP2000577263A JP2002527605A JP 2002527605 A JP2002527605 A JP 2002527605A JP 2000577263 A JP2000577263 A JP 2000577263A JP 2000577263 A JP2000577263 A JP 2000577263A JP 2002527605 A JP2002527605 A JP 2002527605A
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ジェフリー、ジョン、シーベル
ローランド、ジョージ、セバーソン
トーマス、アンソニー、クライプ
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Procter and Gamble Co
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    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D1/00Detergent compositions based essentially on surface-active compounds; Use of these compounds as a detergent
    • C11D1/02Anionic compounds
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Abstract

(57)【要約】 改良アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤混合物は、特定の分岐および非分岐アルキルベンゼンスルホネート化合物の混合物を含んでおり、160〜275の2/3‐フェニルインデックスで更に特徴づけられる。これらの混合物を含有した洗剤およびクリーニング製品もクレームされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】
本発明は、組成パラメーター、特に2/3‐フェニルインデックスおよび2‐
メチル‐2‐フェニルインデックスをコントロールすることにより、洗濯および
クリーニング製品に合わせた、分岐を有する特定タイプのアルキルベンゼンスル
ホネート界面活性剤混合物、並びにこれらの界面活性剤混合物を含有した改善さ
れた洗剤およびクリーニング製品、その界面活性剤混合物用のアルキルベンゼン
前駆体、その前駆体および界面活性剤混合物の製造方法に関する。本組成物は特
に布帛洗濯に有用である。
【0002】
【発明の背景】
歴史的に、高度に分岐したアルキルベンゼンスルホネート界面活性剤、例えば
“ABS”または“TPBS”として知られるテトラプロピレンをベースにした
ものが、洗剤に用いられた。しかしながら、これらは非常に乏しい生分解性であ
ることがわかった。長期間にわたり、アルキルベンゼンスルホネートの製造方法
を改善して、それらを事実上できるだけ直鎖状にする、即ち頭字語で“LAS”
と称されるものにすることが行われてきた。直鎖アルキルベンゼンスルホネート
界面活性剤製造の主要技術の圧倒的部分がこの目的に向けられている。現在用い
られているすべての関連した大規模な商業的アルキルベンゼンスルホネートプロ
セスは、直鎖アルキルベンゼンスルホネートに向けられている。しかしながら、
直鎖アルキルベンゼンスルホネートに制限がないわけではなく、例えば、それら
は硬水クリーニングおよび/または冷水クリーニング性質向けに改善されるなら
ばなお望ましい。それらは、例えば非リン酸ビルダーで処方されたときおよび/
または硬水エリアで用いられたときに、良いクリーニング結果を出せないことが
多々ある。
【0003】 アルキルベンゼンスルホネートの制限の結果として、消費者クリーニング処方
物は、優れたアルキルベンゼンスルホネートであれば要されるよりも、高レベル
の共界面活性剤(cosurfactant)、ビルダーおよび他の添加物を含有することを多
々要した。
【0004】 アルキルベンゼンスルホネート洗剤の技術は、これら組成物のほぼすべての面
で有益および否定的なことを双方開示する文献に満ちている。更に、特に耐硬度
性の分野で、使用時条件下におけるLAS操作のメカニズムに関する間違った開
示およびテクニカルな誤認があると考えられている。このように多くの文献は全
体としてその技術を低下させており、反復実験なしに無益なものから有用な開示
を選択することを難しくしている。更に技術水準を理解する上で、生分解性の理
解のみならず、硬度の存在下におけるLASの操作の基本的メカニズムでも、直
鎖LASの未解決問題を解決しうる手法について明瞭性の欠如のみならず、ある
範囲の誤認もあることが、認識されるべきである。
【0005】 しかも、現在の商業的な本質的に直鎖のアルキルベンゼンスルホネート界面活
性剤は特徴づけて分析する上で比較的簡単な組成物であるが、分岐および直鎖双
方のアルキルベンゼンスルホネート界面活性剤を含有した組成物は複雑である。
一般的に、このような組成物は高度に多様性であり、脂肪族鎖にいくつかの位置
で1以上の異なる種類の分岐を含有することができる。非常に多数の、例えば数
百の別々な化学種が、このような混合物で可能である。したがって、それらが布
帛を洗剤組成物で良く洗えて、同時に生分解性のままであるように、このような
組成物を改善することが望まれているならば、実験は重荷である。業者の知識は
この努力を導く上で重要である。
【0006】 アルキルベンゼンスルホネート製造で現在未解決の別な問題は、現行のLAB
供給原料を更に有効に用いることである。性能の観点および経済性の観点の双方
から、ある望ましいタイプの分岐炭化水素をうまく利用することが高度に望まれ
るであろう。
【0007】 このように、アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤混合物で、特に優れた
クリーニング、耐硬度性、満足すべき生分解性およびコストの利点のうち1以上
を呈するものに関して、更に改善すべき実質的に未達成のニーズがある。
【0008】
【背景技術】
US5,659,099;US5,393,718;US5,256,392
;US5,227,558;US5,139,759;US5,164,169
;US5,116,794;US4,840,929;US5,744,673
;US5,522,984;US5,811,623;US5,777,187
;WO9,729,064;WO9,747,573;WO9,729,063
;US5,026,933;US4,990,718;US4,301,316
;US4,301,317;US4,855,527;US4,870,038
;US2,477,382;EP466,558、1/15/92;EP469
,940、2/5/92;FR2,697,246、4/29/94;SU79
3,972、1/7/81;US2,564,072;US3,196,174
;US3,238,249;US3,355,484;US3,442,964
;US3,492,364;US4,959,491;WO88/07030、
9/25/90;US4,962,256;US5,196,624;US5,
196,625;EP364,012B、2/15/90;US3,312,7
45;US3,341,614;US3,442,965;US3,674,8
85;US4,447,664;US4,533,651;US4,587,3
74;US4,996,386;US5,210,060;US5,510,3
06;WO95/17961、7/6/95;WO95/18084;US5,
510,306;US5,087,788;US4,301,316;US4,
301,317;US4,855,527;US4,870,038;US5,
026,933;US5,625,105およびUS4,973,788。アル
キルベンゼンスルホネート界面活性剤の製法が最近発表されている。297の文
献レファレンスを含んだ”Surfactant Science”series,Marcel Dekker,New Yor
k,1996,Vol.56、特に”Alkylarylsulfonates: History,Manufacture,Analysis a
nd Environmental Properties”と題する第2章,pages 39-108参照。界面活性剤
関連分析法は”Surfactant Science”series,Vol.73,Marcel Dekker,New York,1
998および”Surfactant Science”series,Vol.40,Marcel Dekker,New York,1992
で記載されている。そこで挙げられた文献も全体として組み込まれる。1997
年7月21日付で出願された同時係属US特許出願60/053,319、代理
人事件No.6766P;1997年7月21日付で出願された60/053,
318、代理人事件No.6767P;1997年7月21日付で出願された6
0/053,321、代理人事件No.6768P;1997年7月21日付で
出願された60/053,209、代理人事件No.6769P;1997年7
月21日付で出願された60/053,328、代理人事件No.6770P;
1997年7月21日付で出願された60/053,186、代理人事件No.
6771Pおよびそこで引用された技術も参照。
【0009】
【発明の要旨】
上記利点のうち1以上、および複数であっても呈する、あるアルキルベンゼン
スルホネート界面活性剤混合物、以下“改良アルキルベンゼンスルホネート界面
活性剤混合物”が存在することが、意外にもわかった。これら混合物の発見は、
背景のところで記載されたような重大な問題を解決する。
【0010】 こうして、本発明の第一態様によると、新規な改良アルキルベンゼンスルホネ
ート界面活性剤混合物が提供される。この新規な界面活性剤混合物は: (a)約15〜約99重量%、好ましくは約15〜約60%、更に好ましくは
約20〜約40%の下記式(I)を有する分岐アルキルベンゼンスルホネートの
混合物:
【化3】 (上記式中Lは炭素および水素からなる非環式脂肪族部分であり、そのLは2つ
のメチル末端を有して、そのLはA、RおよびR以外の置換基を有しない;
分岐アルキルベンゼンスルホネートの混合物は、式(I)のアニオンの分子量が
異なる、2種以上、好ましくは少くとも3種、場合によりそれ以上の分岐アルキ
ルベンゼンスルホネートを含有している;分岐アルキルベンゼンスルホネートの
混合物は、9〜15、好ましくは10〜14のR、LおよびR中における炭
素原子の総数;炭素原子約10.0〜約14.0、好ましくは約11.0〜約1
3.0、更に好ましくは約11.5〜約12.5の平均脂肪族炭素分、即ちAを
除いてR、LおよびRをベースにした数を有している;Mはカチオンまたは
カチオン混合物であり、好ましくはH、Na、K、Ca、Mgおよびそれらの混
合物から選択され、更に好ましくはH、Na、Kおよびそれらの混合物から選択
され、更に一層好ましくはH、Naおよびそれらの混合物から選択され、原子価
q、典型的には1〜2、好ましくは1を有する;aおよびbは、分岐アルキルベ
ンゼンスルホネートが電気的中性であるように選択される整数であり、aは典型
的には1〜2、好ましくは1であり、bは1である;RはC‐Cアルキル
、好ましくはC‐Cアルキル、更に好ましくはメチルである;RはHおよ
びC‐Cアルキル、好ましくはHおよびC‐Cアルキル、更に好ましく
はHおよびメチル、更に好ましくはHおよびメチルから選択される;但し分岐ア
ルキルベンゼンスルホネートの少くとも約0.5、更に好ましくは0.7、更に
好ましくは0.9〜1.0モルフラクションにおいて、RはHである;Aはベ
ンゼン部分であり、典型的にはAは部分‐C‐である;式(I)のSO 部分はL部分に対してパラ位に存在するが、但し一部の割合、通常約5重量%以
下、好ましくは0〜5%においてSO部分はLに対してオルト位である);お
よび (b)約1〜約85重量%、好ましくは約40〜約85%、更に好ましくは約
60〜約80%の下記式(II)を有する非分岐アルキルベンゼンスルホネートの
混合物:
【化4】 (上記式中a、b、M、Aおよびqは前記のとおりである;Yは炭素および水素
からなる2つのメチル末端を有した非置換直鎖脂肪族部分であり、上記式中その
Yは9〜15、好ましくは10〜14の炭素原子の総数を有し、Yは炭素原子約
10.0〜約14.0、好ましくは約11.0〜約13.0、更に好ましくは1
1.5〜12.5の平均脂肪族炭素分を有する)を含み、好ましくはそれらから
本質的になる;上記において改良アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤混合
物は約160〜約275、好ましくは約170〜約265、更に好ましくは約1
80〜約255の2/3‐フェニルインデックスで更に特徴づけられる;しかも
、好ましくは、上記において改良アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤混合
物は約0.3未満、好ましくは約0.2未満、更に好ましくは約0.1未満、更
に一層好ましくは0〜0.05の2‐メチル‐2‐フェニルインデックスを有し
ている。
【0011】 本発明の第二態様によると、新規な界面活性剤混合物が提供される。この新規
な界面活性剤混合物は: (I)β‐ゼオライト触媒の存在下でベンゼンをアルキル化混合物でアルキル
化し; (II)(I)の生成物をスルホン化し;および 場合により、但し非常に好ましくは (III)(II)の生成物を中和する ステップからなるプロセスの生成物を含有しており、好ましくはそれらから本質
的になる; 上記においてアルキル化混合物は: (a)約1〜約99.9重量%の分岐C‐C20、好ましくはC‐C15 、更に好ましくはC10‐C14モノオレフィン類(その分岐モノオレフィン類
は式RLRの分岐パラフィン類を脱水素して形成された分岐モノオレフィン
類の場合と同一の構造を有している;ここでLは炭素および水素からなる非環式
脂肪族部分であり、2つの末端メチルを有する;RはC‐Cアルキルであ
る;RはHおよびC‐Cアルキルから選択される)および (b)約0.1〜約85重量%のC‐C20、好ましくはC‐C15、更
に好ましくはC10‐C14直鎖脂肪族オレフィン類を含んでいる; 上記においてアルキル化混合物はC‐C20範囲で少くとも2つの異なる炭素
数を有する上記の分岐C‐C20モノオレフィン類を含有しており、炭素原子
約9.0〜約15.0、好ましくは約10.0〜約14.0、更に好ましくは約
11.0〜約13.0、更に一層好ましくは約11.5〜約12.5の平均炭素
分を有している;上記において成分(a)および(b)は少くとも約15:85
の重量比で存在している。
【0012】 本発明の第三態様によると、新規な界面活性剤混合物が提供される。この新規
な界面活性剤混合物は、順序として: (I)β‐ゼオライト触媒の存在下でベンゼンをアルキル化混合物でアルキル
化し; (II)(I)の生成物をスルホン化し;および (III)(II)の生成物を中和する ステップからなるプロセスの生成物から本質的になる; 上記においてアルキル化混合物は: (a)(i)C‐C20(好ましくはC‐C15、更に好ましくはC10 ‐C14)内部モノオレフィン類RLR(Lは炭素および水素からなる非環
式オレフィン部分であり、2つの末端メチルを有する); (ii)C‐C20(好ましくはC‐C15、更に好ましくはC10‐C 14 )α‐モノオレフィン類RAR(Aは炭素および水素からなる非環式α
‐オレフィン部分であり、1つの末端メチルおよび1つの末端オレフィンメチレ
ンを有する); (iii)C‐C20(好ましくはC‐C15、更に好ましくはC10‐C
14)ビニリデンモノオレフィン類RBR(Bは炭素および水素からなる非
環式ビニリデンオレフィン部分であり、2つの末端メチルおよび1つの内部オレ
フィンメチレンを有する); (iv)C‐C20(好ましくはC‐C15、更に好ましくはC10‐C 14 )一級アルコール類RQR(Qは炭素、水素および酸素からなる非環式
脂肪族一級末端アルコール部分であり、1つの末端メチルを有する); (v)C‐C20(好ましくはC‐C15、更に好ましくはC10‐C 14 )一級アルコール類RZR(Zは炭素、水素および酸素からなる非環式
脂肪族一級非末端アルコール部分であり、2つの末端メチルを有する);および (vi)それらの混合物 から選択される分岐アルキル化剤約1〜約99.9重量%((i)〜(vi)のい
ずれにおいても、RはC‐Cアルキルであり、RはHおよびC‐C アルキルから選択される)並びに (b)C‐C20(好ましくはC‐C15、更に好ましくはC10‐C )直鎖脂肪族オレフィン類、C‐C20(好ましくはC‐C15、更に好
ましくはC10‐C14)直鎖脂肪族アルコール類およびそれらの混合物から選
択されるC‐C20(好ましくはC‐C15、更に好ましくはC10‐C )直鎖アルキル化剤約0.1〜約85重量%を含んでいる; 上記においてアルキル化混合物はC‐C20(好ましくはC‐C15、更に
好ましくはC10‐C14)範囲で少くとも2つの異なる炭素数を有する分岐ア
ルキル化剤を含有しており、炭素原子約9.0〜約15.0(好ましくは約10
.0〜約14.0、更に好ましくは約11.0〜約13.0、更に一層好ましく
は約11.5〜約12.5の平均炭素分を有している;上記において成分(a)
および(b)は少くとも約15:85の重量比で存在している(好ましくは直鎖
成分(b)を分岐成分(a)よりも多く、例えば51重量%以上の(b)および
49%以下の(a)、更に好ましくは55〜85重量%の(b)および15〜4
5%の(a)、更に一層好ましくは60〜80重量%の(b)および20〜40
%の(a)を有している;これらの重量%からはそのプロセスで存在しうるいか
なる他の物質、例えば希薄な炭化水素も除外する)。
【0013】 本発明の第四態様によると、新規な界面活性剤混合物が提供される。この新規
な界面活性剤混合物は: (a)約160〜約275、好ましくは約170〜約265、更に好ましくは
約180〜約255の2/3‐フェニルインデックスを有する直鎖アルキルベン
ゼンスルホネート界面活性剤混合物約0.1〜約50重量%、好ましくは約0.
5〜約40%、更に好ましくは約1〜35%; (b)界面活性剤以外の慣用的なクリーニング添加物約0.1〜約99.9重
量%、好ましくは約5〜約98%、更に好ましくは約50%〜約95%;および (c)直鎖アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤混合物以外の界面活性剤
0〜約50重量%、一部の好ましい態様では0%、その他では好ましくは約0.
1〜約30%、更に典型的には約0.2%〜約10% を含み、好ましくはそれらから本質的になる; 但し、洗剤組成物が直鎖アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤混合物のアル
キルベンゼンスルホネート以外にいずれか他のアルキルベンゼンスルホネートを
含有しているときには、直鎖アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤混合物お
よび他のアルキルベンゼンスルホネートは、混合物として、約160〜約275
、好ましくは約170〜約265、更に好ましくは約180〜約255の2/3
‐フェニルインデックスを有している。
【0014】 本発明は、態様一、二および三の界面活性剤混合物並びに慣用的な洗剤添加物
を含有した洗剤組成物にも関する。本発明はこれらの組成物を用いてクリーニン
グする方法にも関する。 好ましいクリーニング組成物態様は、後で記載される特定のクリーニング添加
物も含有している。
【0015】 ここですべてのパーセンテージ、比率および割合は、別記されないかぎり重量
による。すべての温度は別記されないかぎり摂氏度(℃)である。引用されたす
べての文献は、関連箇所で、参考のためここに組み込まれる。
【0016】
【発明の具体的な説明】
本発明は新規な界面活性剤組成物に関する。新規な界面活性剤系を含有した新
規なクリーニング組成物およびそのクリーニング組成物を用いたクリーニング方
法にも関する。
【0017】 第一態様によると、1つの好ましい界面活性剤混合物は分岐アルキルベンゼン
スルホネートおよび非分岐アルキルベンゼンスルホネートの混合物からなり、そ
の場合に改良アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤混合物の2‐メチル‐2
‐フェニルインデックスは約0.05未満である;分岐および非分岐アルキルベ
ンゼンスルホネートの混合物において、平均脂肪族炭素分が約11.5〜約12
.5炭素原子である;Rはメチルである;RはHおよびメチルから選択され
るが、但し分岐アルキルベンゼンスルホネートの少くとも約0.7モルフラクシ
ョンにおいて、RはHである;R、LおよびR中における炭素原子の総数
は10〜14である;更に、非分岐アルキルベンゼンスルホネートの混合物にお
いて、Yは炭素原子10〜14の炭素原子総数を有し、非分岐アルキルベンゼン
スルホネートの平均脂肪族炭素分は約11.5〜約12.5炭素原子である;M
はH、Naおよびそれらの混合物から選択される一価カチオンまたはカチオン混
合物である。
【0018】 第二態様によると、1つの好ましいアルキル化混合物は: (a)(i)C‐C14内部モノオレフィン類RLR(Lは炭素および
水素からなる非環式オレフィン部分であり、2つの末端メチルを有する); (ii)C‐C14α‐モノオレフィン類RAR(Aは炭素および水素
からなる非環式α‐オレフィン部分であり、1つの末端メチルおよび1つの末端
オレフィンメチレンを有する);および (iii)それらの混合物 から選択される分岐アルキル化剤約0.5〜約47.5重量%((i)〜(iii)
のいずれにおいても、上記Rはメチルであり、上記RはHまたはメチルであ
る;但し、上記モノオレフィン類の全体のうち少くとも約0.7モルフラクショ
ンにおいて、RはHである); (b)約0.1〜約25重量%のC‐C14直鎖脂肪族オレフィン類;およ
び (c)パラフィン類および不活性非パラフィン溶媒から選択されるキャリア物
質約50〜約98.9重量% を含んでいる;上記のアルキル化混合物は上記の上記C‐C14範囲で少くと
も2つの異なる炭素数を有する上記の分岐アルキル化剤を含有しており、炭素原
子約11.5〜約12.5の平均炭素分を有している;上記の成分(a)および
(b)が約20:80〜約49:51の重量比で存在している。
【0019】 好ましくは、本発明による界面活性剤混合物は、約0.3未満、更に好ましく
は約0.2未満、更に一層好ましくは約0.1未満、更に一層好ましくは0〜0
.05の2‐メチル‐2‐フェニルインデックスも有している。
【0020】定義: メチル末端 “メチル末端”および/または“末端メチル”という用語は、アル
キル部分における末端炭素原子である炭素原子を意味し、即ち式(I)および式
(II)のLおよび/またはYは各々3つの水素原子に常に結合されている。即ち
、それらはCH基を形成する。これを更に詳しく説明すると、下記構造がアル
キルベンゼンスルホネートで2つの末端メチル基を示している。
【化5】
【0021】 ここで“AB”という用語は、それ以上の条件なしで用いられているとき、ス
ルホン化で“ABS”を形成する、いわゆる“ハード”または非生分解性タイプ
の“アルキルベンゼン”に関する略称である。ここで“LAB”という用語は、
スルホン化で直鎖アルキルベンゼンスルホネートまたは“LAS”を形成する、
市販でより生分解性タイプの“直鎖アルキルベンゼン”に関する略称である。こ
こで“MLAS”という用語は、本発明の改良アルキルベンゼンスルホネート混
合物の略称である。
【0022】不純物: 本界面活性剤混合物は、三分岐不純物、ジアルキルテトラリン不純物お
よびそれらの混合物から選択される不純物を実質的に含まないことが好ましい。
“実質的に含まない”とは、このような不純物の量が組成物のクリーニング有効
性にポジティブまたはネガティブに働くには不十分であることを意味する。典型
的には、約5%未満、好ましくは約1%未満、更に好ましくは約0.1%以下の
不純物であり、即ち典型的にはいかなる不純物も実際上検出されない。
【0023】例示構造 本発明の改良アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤混合物および得られる
洗剤組成物で考えられる複雑さについて更に詳しく説明するために、下記構造(
a)〜(v)が式(I)の多くの好ましい化合物のうち一部として例示されてい
る。これらは組成物のバルクを構築する上で可能な好ましい構造は数百あるにす
ぎないが、これは本発明の制限としてうけとるべきではない。
【化6】
【0024】 構造(w)および(x)は、本発明の改良アルキルベンゼンスルホネート界面
活性剤混合物および得られる洗剤組成物に、上記好ましいタイプの構造よりも低
いレベルで存在しうる、式(I)のさほど好ましくない化合物について、非制限
的な例示である。
【化7】
【0025】 構造(y)、(z)および(aa)は、好ましくはないが、本発明の改良アルキ
ルベンゼンスルホネート界面活性剤混合物および得られる洗剤組成物に存在しう
る、広義では式(I)に属する化合物について、非制限的な例示である。
【化8】 構造(bb)は式(I)に属さない三分岐構造の例示であるが、不純物として存在
しうる。
【0026】 好ましくは、分岐アルキルベンゼンスルホネートは分岐アルキルベンゼンをス
ルホン化した生成物であり、その分岐アルキルベンゼンはフッ素添加または非フ
ッ素添加のβ‐ゼオライト触媒の存在下でベンゼンを分岐オレフィンでアルキル
化して製造されるが、更に好ましくはβ‐ゼオライト触媒は酸性β‐ゼオライト
触媒である。好ましい酸性β‐ゼオライト触媒はHF処理焼成β‐ゼオライト触
媒である。
【0027】 概して、本改良アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤混合物は: (I)ベンゼンをアルキル化混合物でアルキル化する; (II)(I)の生成物をスルホン化する;および (場合により、但し非常に好ましくは) (III)(II)の生成物を中和する ステップにより製造することができる。
【0028】 ここで開示されたような適切なアルキル化触媒およびプロセス条件が用いられ
るならば、ステップ(I)の生成物は本発明による改良アルキルベンゼン混合物
である。スルホン化がLAS製造から通常知られている再適用しうる条件下で行
われるならば(例えば、ここで引用されている文献レファレンス参照)、ステッ
プ(II)の生成物は本発明による改良アルキルベンゼンスルホン酸混合物である
。中和ステップ(III)がここで通常開示されたように行われるならば、ステップ(
III)の生成物は本発明による改良アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤混合
物である。中和が不完全なこともあるため、すべての割合、例えば重量で約10
00:1〜1:1000にある、酸および中和形の本改良アルキルベンゼンスル
ホネート系の混合物が、本発明の一部である。全体的にみて、最重要なのはステ
ップ(I)である。
【0029】 そのため、ステップ(I)において、そのアルキル化は約125〜約230℃
、好ましくは約175〜約215℃の温度および約50〜約1000psig、好ま
しくは約100〜約250psigの圧力で行われることが更に好ましい。このアル
キル化反応の時間は様々であるが、しかしながらこのアルキル化の時間は約0.
01〜約18時間、更に好ましくはできるだけ速やかに、更に典型的には約0.
1〜約5時間、または約0.1〜約3時間であることが、更に好ましい。
【0030】 一般的に、比較的低い温度(例えば、約175〜約215℃)と上記範囲のう
ち中間の反応時間(1〜約8時間)との使用を一緒に行うことが、ステップ(I
)では好ましいとわかっている。
【0031】 更に、ここでのアルキル化“ステップ”(I)は、規定範囲内において異なる
条件下で2以上の反応器を操作した方が有用となるように“段階分け”すること
が考えられる。このような複数の反応器を操作することにより、好ましくない方
の2‐メチル‐2‐フェニルインデックスの物質を最初に形成してから、驚くこ
とに、このような物質を好ましい方の2‐メチル‐2‐フェニルインデックスの
物質に変換することが可能である。
【0032】 本発明の一部として意外な発見は、0.1未満の2‐メチル‐2‐フェニルイ
ンデックスで特徴づけられるように、ベンゼンと分岐オレフィン類とのβ‐ゼオ
ライト触媒反応において低レベルの四級アルキルベンゼンで済むことである。
【0033】アルキル化触媒 本発明では特に規定されたアルキル化触媒を用いる。このような触媒は、後で
詳細に規定される中度酸性中間孔ゼオライトからなる。特に好ましいアルキル化
触媒は、少くとも部分的に脱アルミニウム化された酸性非フッ素添加または少く
とも部分的に脱アルミニウム化された酸性フッ素添加β‐ゼオライトからなる。
【0034】 多くのアルキル化触媒は不適切であると容易にわかる。不適切なアルキル化触
媒には、DETALプロセス触媒、塩化アルミニウム、HFおよびその他多くがあ
る。。確かに、洗剤直鎖アルキルベンゼンスルホネートの商業的生産に際してア
ルキル化で現在用いられているアルキル化触媒は適さない。
【0035】 逆に、ここで適切なアルキル化触媒は形状選択的な中度酸性アルキル化触媒か
ら選択され、好ましくはゼオライトである。更に詳しくは、アルキル化ステップ
Iでこのような触媒におけるゼオライトは、好ましくは、少くとも部分的に酸性
形で、ZSM‐4、ZSM‐20およびβ‐ゼオライトからなる群より選択され
、更に好ましくはβ‐ゼオライトである。更に好ましくは、ステップI(アルキ
ル化ステップ)におけるゼオライトは実質的に酸性形であり、慣用的な結合剤を
含有した触媒ペレット中に含有され、更に上記の触媒ペレットは少くとも約1%
、更に好ましくは少くとも5%、更に典型的には50〜約90%の上記ゼオライ
トを含有しており、上記のゼオライトは好ましくはβ‐ゼオライトである。更に
一般的には、適切なアルキル化触媒は、触媒ペレット、凝集物または複合物を形
成するために用いられる結合剤または他の物質を含有していない、典型的には少
くとも部分的な結晶、更に好ましくは実質的に結晶である。更に、その触媒は典
型的には少くとも部分的に酸性のβ‐ゼオライトである。この触媒は、請求項で
ステップIとして特定されたアルキル化ステップに有用である。
【0036】 本アルキル化プロセスで有用なゼオライトを特徴づける最大孔径は、例えばβ
‐ゼオライトの場合で6〜8Åの範囲である。いかなる場合でも、本プロセスの
アルキル化ステップで触媒として用いられるゼオライトは、XおよびYゼオライ
トのような大きな孔径のゼオライトと、比較的小さな孔径のゼオライト、例えば
モルデナイト、オフレタイト、HZSM‐12およびHZSM‐5との中間で主
要孔径寸法を有していることが、理解されるべきである。実際にZSM‐5が試
みられ、本発明で使用不可とわかった。あるゼオライトの孔径寸法および結晶構
造は、Structure Commission of the International Zeorite Association (197
8およびそれ以降の版)により発行されて、Polycrystal Book Service,Pittsburg
h,Paから配布されている、W.M.Meier and D.H.OlsonによるATLAS OF ZEOLITE ST
RUCTURE TYPESで明記されている。
【0037】 本プロセスのアルキル化ステップで有用なゼオライトは、アルカリまたはアル
カリ土類金属以外のイオンで占められるそのカチオン部位を通常少くとも10%
有している。典型的だが、非制限的な代替イオンにはアンモニウム、水素、希土
類、亜鉛、銅およびアルミニウムがある。このグループの中で特に好ましいもの
は、アンモニウム、水素、希土類またはそれらの組合せである。好ましい態様に
おいて、ゼオライトは、元々存在するアルカリ金属またはその他のイオンを水素
イオン前駆体、例えば焼成で水素形を生じるアンモニウムイオンで通常置き換え
て、主に水素形に変換される。この変換は、好都合には、周知のイオン交換技術
を利用して、ゼオライトとアンモニウム塩溶液、例えば塩化アンモニウムとの接
触により行われる。ある好ましい態様において、置換の程度は少くとも50%の
カチオン部位が水素イオンで占められたゼオライト物質を作れるような程度であ
る。
【0038】 ゼオライトは、アルミナ抽出(脱アルミニウム)および1種以上の金属成分、
特にIIB、III、IV、VI、VIIおよびVIII族の金属との組合せを含めて、様々な化
学処理に付してもよい。ゼオライトは、一部の場合に、望ましくは、空気、水素
または不活性ガス、例えば窒素またはヘリウム中でのスチーミングまたは焼成を
含めた熱処理に付すことも考えられる。
【0039】 適切な改質処理では、約250〜1000℃の温度で約5〜約100%スチー
ムを含有した雰囲気との接触によるゼオライトのスチーミングを行う。スチーミ
ングは約0.25〜約100時間にわたり続け、大気圧下から数百気圧までの圧
力下で行える。
【0040】 本プロセスの望ましいアルキル化ステップを行う上で、他の物質、例えばその
プロセスで用いられる温度および他の条件に耐えうる結合剤またはマトリックス
中へ上記の中間孔径結晶ゼオライトを配合することが有用かもしれない。このよ
うなマトリックス物質には、合成または天然物質並びに無機物質、例えばクレー
、シリカおよび/または金属酸化物がある。マトリックス物質はシリカおよび金
属酸化物の混合物を含有したゲルの形をとることができる。後者は天然でも、あ
るいはゲルまたはゼラチン状沈殿物の形でもよい。ゼオライトと複合化しうる天
然クレーにはモンモリロナイトおよびカオリンファミリーのものがあり、そのフ
ァミリーにはDixie、McNamee-GeorgiaおよびFloridaクレーまたはその他として
通常知られるサブベントナイトおよびカオリンがあり、主なミネラル成分はハロ
イサイト、カオリナイト、ディッカイト、ナクライトまたはアナウキサイトであ
る。このようなクレーは、初めに採掘されたままの状態で用いられるか、あるい
は焼成、酸処理または化学的改質に最初に付される。
【0041】 上記物質に加えて、ここで用いられる中間孔径ゼオライトは、アルミナ、シリ
カ‐アルミナ、シリカ‐マグネシア、シリカ‐ジルコニア、シリカ‐トリア、シ
リカ‐ベリリアおよびシリカ‐チタニア、並びに三元組合せ、例えばシリカ‐ア
ルミナ‐トリア、シリカ‐アルミナ‐ジルコニア、シリカ‐アルミナ‐マグネシ
アおよびシリカ‐マグネシア‐ジルコニアのような孔質マトリックス物質と混合
してもよい。そのマトリックスはコゲル(cogel)の形をとってもよい。微細ゼオ
ライトおよび無機酸化物ゲルマトリックスの相対的割合は広い範囲で変わり、ゼ
オライト分はその複合体の約1〜約99重量%の範囲、更に一般的には約5〜約
80重量%の範囲である。
【0042】 本アルキル化ステップで有用なゼオライトのグループは少くとも10:1、好
ましくは少くとも20:1のシリカ:アルミナ比を有している。この明細書で言
及されているシリカ:アルミナ比は構造または骨組比率、即ちSiOおよびA
lO四面体の比率である。この比率は、様々な物理的および化学的方法で求め
られるシリカ:アルミナ比から変動することがある。例えば、グロス化学的分析
ではゼオライトで酸性部位にカチオンの形で存在するアルミニウムを含むことが
ある。同様に、その比率がアンモニア脱着の熱重量分析(TGA)により求めら
れるならば、カチオン性アルミニウムが酸性部位でアンモニウムイオンの交換を
妨げると、低いアンモニア滴定値が得られる。これらの不均衡は、ゼオライト構
造をもたないイオン性アルミニウムの存在をもたらす、下記の脱アルミニウム法
のようなある処理が用いられたときに、特に厄介である。したがって、骨組シリ
カ:アルミナ比が正確に求められることを保証するために、相応の注意が払われ
るべきである。
【0043】 ゼオライトが有機カチオンの存在下で製造されたとき、結晶間の自由空間が形
成溶液からの有機カチオンで占められることもあるため、それらは触媒として不
活性である。それらは不活性雰囲気中540℃で1時間にわたり加熱することに
より、例えばアンモニウム塩と塩基交換してから、空気中540℃で焼成するこ
とにより活性化しうる。形成溶液中有機カチオンの存在はゼオライトの形成にと
り絶対的に必要というわけではないかもしれないが、この特別なタイプのゼオラ
イトの形成には有利であるらしい。一部の天然ゼオライトは、時には、塩基交換
、スチーミング、アルミナ抽出および焼成のような様々な活性化操作および他の
処理により、望ましいタイプのゼオライトに変換してもよい。ゼオライトは、好
ましくは、乾燥水素形で、実質的に約1.6g/cm3以下でない結晶骨組密度を有
している。公知構造の乾燥密度は、例えばW.M.Meierによるゼオライト構造に関
する論文、”Proceedings of the Conference on Molecular Sieves,London,Apr
il 1967”,the Society of Chemical Industry,London,1968発行の第19頁で示
されているように、1000立法Å当たりのケイ素+アルミニウム原子の数から
計算してもよい。結晶骨組密度の説明に関しては、この論文が参考にされる。結
晶骨組密度の説明は、一部の典型的なゼオライトに関する値と一緒に、ここで引
用されるUS特許4,016,218で示されている。アルカリ金属形で合成さ
れるとき、ゼオライトは、アンモニウムイオン交換による結果としてアンモニウ
ム形の中間形成、および水素形を生じるためのアンモニウム形の焼成を通常介し
て、都合よく水素形に変換される。水素形のゼオライトはその反応をうまく触媒
するが、ゼオライトは部分的にアルカリ金属形でもよいことがわかった。
【0044】 好ましいゼオライト触媒には、β‐ゼオライト、HZSM‐4、HZSM‐2
0およびHZSM‐38がある。最も好ましい触媒は酸性β‐ゼオライトである
。ここで使用に適したβ‐ゼオライトはUS3,308,069で開示されてお
りそこではこのゼオライトの詳細およびその製法が参考にされる。
【0045】 酸性形のβ‐ゼオライト触媒はZeochemからもZeocat PB/Hとして市販されてい
る。使用に適した他のβ‐ゼオライト触媒はUOP Chemical CatalystsおよびZ
eolyst Internationalからも供給されている。
【0046】 最も一般的には、アルキル化触媒が1)ここで記載された上記の分岐オレフィ
ン類をその触媒の最小孔径中へ収容して、2)ベンゼンを上記の分岐オレフィン
類で、および/または混合物を非分岐オレフィン類で選択的にアルキル化して、
ここで規定された2/3‐Phインデックス値をもたらせるほど十分な選択性が
あるのであれば、いかなるアルキル化触媒もここでは用いてよい。
【0047】 1つの好ましい様式において、ヒドロトロープまたはヒドロトロープ前駆体は
、ステップ(I)後、ステップ(II)中または後およびステップ(III)の前、あ
るいはステップ(III)中または後に加えられる。ヒドロトロープは、いずれか適
切なヒドロトロープ、典型的にはトルエン、クメン、キシレン、ナフタレンまた
はそれら混合物のスルホン酸またはスルホン酸ナトリウム塩から選択される。ヒ
ドロトロープ前駆体はいずれか適切なヒドロトロープ前駆体、典型的にはトルエ
ン、クメン、キシレン、ナフタレンまたはそれらの混合物から選択される。
【0048】スルホン化および後処理または中和(ステップII/III) 好ましくは、スルホン化ステップ(II)は、好ましくは硫酸、三酸化イオウ、
空気と一緒またはそれなしの三酸化イオウ、クロロスルホン酸、発煙硝酸および
それらの混合物からなる群より選択されるスルホン化剤を用いて行われる。更に
、ステップ(I)の生成物をスルホン化剤接触させる前に、モノアルキルベンゼ
ン以外の成分を除去しておくことが、ステップ(II)では好ましい。
【0049】 一般的に、本プロセスにおける改良アルキルベンゼンのスルホン化は、”Dete
rgent Manufacture Including Zeolite Builders and other New Materials”,E
d.Sittig,Noyes Data Corp.,1979および”Surfactant Scirnce”series,Marcel
Dekker,New York,1996,Vol.56、特に”Alkylarylsulfonates: History,Manufact
ure,Analysis and Environmental Properties”と題する第2章,pages 39-108(
297の文献レファレンスを含む)で記載されたものを含めて、いかなる周知の
スルホン化系を用いて行ってもよい。この操作から、スルホン化のみならず、脱
水、アルキル化、アルキルベンゼン蒸留なども含めて様々なプロセスおよびプロ
セスステップを記載した多くの文献へアクセスすることができる。ここで有用な
よくあるスルホン化系には、硫酸、クロロスルホン酸、発煙硝酸、三酸化イオウ
などがある。三酸化イオウ/空気が特に好ましい。適切な空気/三酸化イオウ混
合物を用いるスルホン化の詳細は、ChemithonのUS3,427,342で示さ
れている。スルホン化プロセスは”Sulfonation Technology in the Detergent
Industry”,W.H.de Groot,Kluwer Academic Publishers,Boston,1991で更に詳し
く記載されている。
【0050】 いかなる慣用的な後処理ステップも本プロセスで用いうる。慣例では、スルホ
ン化後にいずれか適切なアルカリで中和する。その中和ステップは、ナトリウム
、カリウム、アンモニウム、マグネシウムおよび置換アンモニウムアルカリ、お
よびそれらの混合物から選択されるアルカリを用いて行える。カリウムは溶解に
役立ち、マグネシウムは軟水性能を促進し、置換アンモニウムは本界面活性剤の
特質を生かしたバリエーションを処方する上で役立つ。本発明には、本プロセス
で製造されるような改良アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤のこれら派生
形、および消費製品組成物でのそれらの使用も包含している。
【0051】 一方、本界面活性剤の酸形を酸性クリーニング製品に直接加えるか、またはク
リーニング成分と混合してから、中和してもよい。
【0052】 好ましくは、中和ステップ(III)は塩基性塩を用いて行われる。好ましくは、
その塩基性塩はアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、置換アンモニ
ウムおよびそれらの混合物からなる群より選択されるカチオン、並びにヒドロキ
シド、オキシド、カーボネート、シリケート、ホスフェートおよびそれらの混合
物から選択されるアニオンを有している。更に好ましくは、塩基性塩は水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸化ア
ンモニウムおよびそれらの混合物からなる群より選択される。
【0053】 本プロセスにはバリエーションがあり、例えば慣用的なステップを前記ステッ
プ(I)、(II)および(III)の前に、それらと平行して、またはそれらの後で
加えることができる。これは、特に、ヒドロトロープまたはそれらの前駆体を用
いる場合である。
【0054】製造例 例1 4‐メチル‐4‐ノナノール、5‐メチル‐5‐デカノール、6‐メチル‐6‐
ウンデカノールおよび6‐メチル‐6‐ドデカノールの混合物 (分岐オレフィン類向け出発物質) 2‐ペンタノン4.65g、2‐ヘキサノン20.7g、2‐ヘプタノン51
.0g、2‐オクタノン36.7gおよびジエチルエーテル72.6gの混合物
を滴下漏斗に加える。次いでそのケトン混合物を、還流冷却器を備えて、ジエチ
ルエーテル中2.0M n‐ペンチルマグネシウムブロミド600mlおよび追
加ジエチルエーテル400mlを含有した、窒素雰囲気攪拌三首2L丸底フラス
コに、2.25時間かけて滴下する。添加終了後に、反応混合液を20℃で更に
2.5時間攪拌する。次いで反応混合液を攪拌しながら砕氷1kgに加える。こ
の混合液に30%硫酸溶液393.3gを加える。水性酸層を排出させ、残りの
エーテル層を水750mlで2回洗浄する。次いでエーテル層を真空下で蒸発さ
せて、4‐メチル‐4‐ノナノール、5‐メチル‐5‐デカノール、6‐メチル
‐6‐ウンデカノールおよび6‐メチル‐6‐ドデカノールの混合物176.1
gを得る。
【0055】例2 ランダムな分岐を有する実質的モノメチル分岐オレフィン混合物 (本発明による改良アルキルベンゼンを製造するためのアルキル化剤) a)例1のモノメチル分岐アルコール混合物のサンプル174.9gを、Dean
Starkトラップおよび還流冷却器を備えた窒素雰囲気攪拌三首丸底500mlフ
ラスコに、形状選択的ゼオライト触媒(酸性モルデナイト触媒ZeocatTMFM-8/25H
)35.8gと一緒に加える。次いで混合しながら、その混合液を約110〜1
55℃に加熱し、水および一部のオレフィンをDean Starkトラップに4〜5時間
かけて集める。例1のアルコール混合物から実質的非ランダム化メチル分岐オレ
フィン混合物への変換はここで完了しており、反応混合液を20℃に冷却する。
フラスコに残る実質的非ランダム化メチル分岐オレフィン混合物を濾過して、触
媒を除去する。固形フィルターケークをヘキサン100mlずつで2回洗浄する
。ヘキサン濾液を真空下で蒸発させ、得られた生成物を第一濾液と合わせて、実
質的非ランダム化メチル分岐オレフィン混合物148.2gを得る。
【0056】 b)例2aのオレフィン混合物を形状選択的ゼオライト触媒(酸性モルデナイ
ト触媒ZeocatTMFM-8/25H)36gと合わせ、下記変更を加えて例2aに従い反応
させる。反応温度を約1〜2時間にわたり190〜200℃に上昇させて、オレ
フィン混合物中で特定の分岐位置をランダム化させる。反応混合液を20℃に冷
却する。フラスコに残るランダムな分岐を有した実質的モノメチル分岐オレフィ
ン混合物を濾過して、触媒を除去する。固形フィルターケークをヘキサン100
mlずつで2回洗浄する。ヘキサン濾液を真空下で蒸発させ、得られた生成物を
第一濾液と合わせて、ランダムな分岐を有する実質的モノメチル分岐オレフィン
混合物147.5gを得る。
【0057】例3 約200の2/3‐フェニルインデックスおよび約0.005の2‐メチル‐2
‐フェニルインデックスを有する実質的モノメチル分岐アルキルベンゼン混合物
(本発明による改良アルキルベンゼン混合物) 例2のランダムな分岐を有する実質的モノメチル分岐オレフィン混合物147
gおよび形状選択的ゼオライト触媒(酸性β‐ゼオライト触媒ZeocatTMPB/H)3
6gを2ガロンステンレススチール製攪拌オートクレーブに加える。容器中の残
留オレフィンおよび触媒をn‐ヘキサン300mlで洗浄してオートクレーブ中
に入れ、そのオートクレーブを密封する。オートクレーブセルの外部から、(別
な容器に含有されて、その別なオートクレーブセル内に別なポンプシステムで加
えられる)ベンゼン2000gをそのオートクレーブに加える。オートクレーブ
を250psig Nで2回パージし、その後60psig Nに付す。混合液を攪拌
し、約200℃で約4〜6時間加熱する。オートクレーブを一夜かけて約20℃
に冷却する。オートクレーブからベンゼン冷却器および回収タンクへ通じるバル
ブを開ける。オートクレーブを約120℃に加熱しながら、ベンゼンを連続的に
集める。反応器が120℃に達すると、ベンゼンはもう回収されなくなる。次い
で反応器を40℃に冷却し、n‐ヘキサン750gをオートクレーブ中に混合し
ながらポンプ導入する。次いでオートクレーブをあけて、反応混合液を取り出す
。反応混合液を濾過して触媒を除去し、n‐ヘキサンを真空下で除去する。次い
で生成物を高真空下(1〜5mmHg)で蒸留する。約200の2/3‐フェニルイ
ンデックスおよび約0.005の2‐メチル‐2‐フェニルインデックスを有す
る実質的モノメチル分岐アルキルベンゼン混合物(167g)を76〜130℃
で集める。
【0058】例4 約200の2/3‐フェニルインデックスおよび 約0.005の2‐メチル‐2‐フェニルインデックスを有する 実質的モノメチル分岐アルキルベンゼンスルホン酸混合物 (本発明による改良アルキルベンゼンスルホン酸混合物) 例3の生成物を、溶媒として塩化メチレンを用いて、モル当量のクロロスルホ
ン酸でスルホン化する。塩化メチレンを除去して約200の2/3‐フェニルイ
ンデックスおよび約0.005の2‐メチル‐2‐フェニルインデックスを有す
る実質的モノメチル分岐アルキルベンゼンスルホン酸混合物210gを得る。
【0059】例5 約200の2/3‐フェニルインデックスおよび 約0.005の2‐メチル‐2‐フェニルインデックスを有する 実質的モノメチル分岐アルキルベンゼンスルホネート、ナトリウム塩混合物 (本発明による改良アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤混合物) 例4の生成物をメタノール中モル当量のナトリウムメトキシドで中和し、メタ
ノールを蒸発させて、約200の2/3‐フェニルインデックスおよび約0.0
05の2‐メチル‐2‐フェニルインデックスを有する実質的モノメチル分岐ア
ルキルベンゼンスルホネート、ナトリウム塩混合物225gを得る。
【0060】例6 約200の2/3‐フェニルインデックスおよび 約0.02の2‐メチル‐2‐フェニルインデックスを有する 実質的直鎖アルキルベンゼン混合物 (改良アルキルベンゼンの成分として用いられるアルキルベンゼン混合物) 約200の2/3‐フェニルインデックスおよび約0.02の2‐メチル‐2
‐フェニルインデックスを有する実質的直鎖アルキルベンゼンの様々な鎖長の混
合物を、形状選択的ゼオライト触媒(酸性β‐ゼオライト触媒ZeocatTMPB/H)を
用いて製造する。Neodene(R)10 15.1g、Neodene(R)1112 136.6g、Ne
odene(R)12 89.5gおよび1‐トリデセン109.1gの混合物を、2ガロ
ンステンレススチール製攪拌オートクレーブに、形状選択的触媒(酸性β‐ゼオ
ライト触媒ZeocatTMPB/H)70gと一緒に加える。NeodeneはShell Chemical Co
mpanyからのオレフィン類の商品名である。容器中の残留オレフィンおよび触媒
をn‐ヘキサン200mlで洗浄してオートクレーブ中に入れ、そのオートクレ
ーブを密封する。オートクレーブセルの外部から、(別な容器に含有されて、そ
の別なオートクレーブセル内に別なポンプシステムで加えられる)ベンゼン25
00gをそのオートクレーブに加える。オートクレーブを250psig Nで2
回パージし、その後60psig Nに付す。混合液を攪拌し、170〜175℃
で約18時間加熱し、その後70〜80℃に冷却する。オートクレーブからベン
ゼン冷却器および回収タンクへ通じるバルブを開ける。オートクレーブを約12
0℃に加熱しながら、ベンゼンを回収タンクへ連続的に集める。反応器が120
℃に達すると、ベンゼンはもう回収されなくなる。次いで反応器を40℃に冷却
し、n‐ヘキサン1kgをオートクレーブ中に混合しながらポンプ導入する。次
いでオートクレーブをあけて、反応混合液を取り出す。反応混合液を濾過して触
媒を除去し、n‐ヘキサンを低真空下で蒸発させる。次いで生成物を高真空下(
1〜5mmHg)で蒸留する。約200の2/3‐フェニルインデックスおよび約0
.02の2‐メチル‐2‐フェニルインデックスを有する実質的直鎖アルキルベ
ンゼン混合物(426.2g)を85〜150℃で集める。
【0061】例7 約200の2/3‐フェニルインデックスおよび 約0.02の2‐メチル‐2‐フェニルインデックスを有する 実質的直鎖アルキルベンゼンスルホン酸混合物 (本発明による改良アルキルベンゼンスルホン酸の成分として 用いられるアルキルベンゼンスルホン酸混合物) 例6の生成物422.45gを、溶媒として塩化メチレンを用いて、モル当量
のクロロスルホン酸でスルホン化する。塩化メチレンを除去して約200の2/
3‐フェニルインデックスおよび約0.02の2‐メチル‐2‐フェニルインデ
ックスを有する実質的直鎖アルキルベンゼンスルホン酸混合物574gを得る。
【0062】例8 約200の2/3‐フェニルインデックスおよび 約0.02の2‐メチル‐2‐フェニルインデックスを有する 実質的直鎖アルキルベンゼンスルホン酸混合物 (本発明による改良アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤混合物の 成分として用いられるアルキルベンゼンスルホネート界面活性剤混合物) 例7の実質的直鎖アルキルベンゼンスルホン酸混合物をメタノール中モル当量
のナトリウムメトキシドで中和し、メタノールを蒸発させて、約200の2/3
‐フェニルインデックスおよび約0.02の2‐メチル‐2‐フェニルインデッ
クスを有する実質的直鎖アルキルベンゼンスルホネート、ナトリウム塩混合物6
13gを得る。
【0063】例9 6,10‐ジメチル‐2‐ウンデカノール (分岐オレフィン類向け出発物質) ガラスオートクレーブライナーにゲラニルアセトン299g、炭素担持5%ル
テニウム3.8gおよびメタノール150mlを加える。ガラスライナーを3L
ステンレススチールロッキングオートクレーブ内で密封し、オートクレーブを2
50psig Nで1回、250psig Hで1回でパージし、その後1000psig
に付す。混合しながら、反応混合液を加熱する。約75℃で反応が始まり
、Hを消費しはじめ、170〜180℃まで発熱する。10〜15分間で、温
度は100〜110℃に降下し、圧力が500psigに降下する。オートクレーブ
をHで1000psigに上昇させ、100〜110℃で更に1時間40分にわた
り混合したところ、その反応で更に160psig Hを消費したが、それ以上の
消費は観察されない。オートクレーブを40℃に冷却して、反応混合液を取
り出し、濾過して触媒を除去し、真空下でメタノールの蒸発により濃縮させて、
6,10‐ジメチル‐2‐ウンデカノール297.75gを得る。
【0064】例10 5,7‐ジメチル‐2‐デカノール (分岐オレフィン類向け出発物質) ガラスオートクレーブライナーに5,7‐ジメチル‐3,5,9‐デカトリエ
ン‐2‐オン249g、炭素担持5%ルテニウム2.2gおよびメタノール20
0mlを加える。ガラスライナーを3Lステンレススチールロッキングオートク
レーブ内で密封し、オートクレーブを250psig Nで1回、250psig H で1回でパージし、その後500psig Hに付す。混合しながら、反応混合液
を加熱する。約75℃で反応が始まり、Hを消費しはじめ、170℃まで発熱
する。10分間で、温度は115〜120℃に降下し、圧力が270psigに降下
する。オートクレーブをHで1000psigに上昇させ、110〜115℃で更
に7時間15分にわたり混合し、その後30℃に冷却する。反応混合液をオート
クレーブから取り出し、濾過して触媒を除去し、真空下でメタノールの蒸発によ
り濃縮させて、5,7‐ジメチル‐2‐デカノール225.8gを得る。
【0065】例11 4,8‐ジメチル‐2‐ノナノール (分岐オレフィン類向け出発物質) シトラール671.2gおよびジエチルエーテル185.6gの混合物を滴下
漏斗に加える。次いでそのシトラール混合物を、還流冷却器を備えて、3.0M
メチルマグネシウムブロミド溶液1.6Lおよび追加ジエチルエーテル740m
lを含有した、窒素雰囲気攪拌5L三首丸底フラスコに、5時間かけて滴下する
。反応フラスコを氷水浴に入れて、発熱、それに続くエーテル還流をコントロー
ルする。添加終了後に、氷水浴を取り除き、反応液を20〜25℃で更に2時間
混合してから、反応混合液をよく混合しながら砕氷3.5kgに加える。この混
合液に30%硫酸溶液1570gを加える。水性酸層を排出させ、残りのエーテ
ル層を水2Lで2回洗浄する。エーテル層を真空下でエーテルの蒸発により濃縮
させて、4,8‐ジメチル‐3,7‐ノナジエン‐2‐オール720.6gを得
る。ガラスオートクレーブライナーに4,8‐ジメチル‐3,7‐ノナジエン‐
2‐オール249.8g、活性炭素担持5%パラジウム5.8gおよびn‐ヘキ
サン200mlを加える。ガラスライナーを3Lステンレススチールロッキング
オートクレーブ内で密封し、オートクレーブを250psig Nで2回、250p
sig Hで1回でパージし、その後100psig Hに付す。混合時に反応が始
まり、Hを消費しはじめ、75℃まで発熱する。オートクレーブを80℃に加
熱し、Hで500psigに上昇させ、3時間混合し、その後30℃に冷却する。
反応混合液をオートクレーブから取り出し、濾過して触媒を除去し、真空下でn
‐ヘキサンの蒸発により濃縮させて、4,8‐ジメチル‐2‐ノナノール242
gを得る。
【0066】例12 ランダムな分岐を有する実質的ジメチル分岐オレフィン混合物 (本発明による改良アルキルベンゼンを製造するための アルキル化剤である分岐オレフィン混合物) 温度計、メカニカルスターラーおよび還流冷却器付きDean Starkトラップを備
えた窒素雰囲気2L三首丸底フラスコに、4,8‐ジメチル‐2‐ノナノール(
例11)225g、5,7‐ジメチル‐2‐デカノール(例10)450g、6
,10‐ジメチル‐2‐ウンデカノール(例9)225gおよび形状選択的ゼオ
ライト触媒(酸性モルデナイト触媒ZeocatTMFM-8/25H)180gを加える。混合
しながら、その混合液を加熱(135〜160℃)して、水および一部のオレフ
ィンを追い出し、Dean Starkトラップに適度な速度で集める。数時間後に、水回
収速度は遅くなり、温度が180〜195℃に上昇したところで、反応液を更に
2〜4時間混合する。フラスコに残るジメチル分岐オレフィン混合物を濾過して
、触媒を除去する。触媒フィルターケークをヘキサン500mlでスラリー化し
て、真空濾過する。触媒フィルターケークをヘキサン100mlで2回洗浄し、
濾液を真空下でヘキサンの蒸発により濃縮する。得られた生成物を第一濾液と合
わせて、ランダムな分岐を有するジメチル分岐オレフィン混合物820gを得る
【0067】例13 ランダムな分岐、約200の2/3‐フェニルインデックスおよび 約0.04の2‐メチル‐2‐フェニルインデックスを有する 実質的ジメチル分岐アルキルベンゼン混合物 (本発明による改良アルキルベンゼン混合物) 例12のジメチル分岐オレフィン混合物820gおよび形状選択的ゼオライト
触媒(酸性β‐ゼオライト触媒ZeocatTMPB/H)160gを2ガロンステンレスス
チール製攪拌オートクレーブに加え、そのオートクレーブを密封する。オートク
レーブを80psig Nで2回パージし、その後60psig Nに付す。オートク
レーブセルの外部から、(別な容器に含有されて、その別なオートクレーブセル
内に別なポンプシステムで加えられる)ベンゼン3000gをそのオートクレー
ブに加える。混合液を攪拌し、約205℃に約8時間加熱する。オートクレーブ
を一夜かけて約30℃に冷却する。オートクレーブからベンゼン冷却器および回
収タンクへ通じるバルブを開ける。オートクレーブを約120℃に加熱しながら
、ベンゼンを連続的に集める。反応器が120℃に達してベンゼンがもう回収さ
れなくなると、反応器を40℃に冷却する。次いでオートクレーブをあけて、反
応混合液を取り出す。反応混合液を濾過して触媒を除去し、混合液を真空吸引し
て、いかなる残留痕跡量のベンゼンも除去する。生成物を真空下(1〜5mmHg)
で蒸留する。ランダムな分岐、約200の2/3‐フェニルインデックスおよび
約0.04の2‐メチル‐2‐フェニルインデックスを有するジメチル分岐アル
キルベンゼン混合物を88〜160℃で集める。
【0068】例14 ランダムな分岐、約200の2/3‐フェニルインデックスおよび 約0.04の2‐メチル‐2‐フェニルインデックスを有する 実質的ジメチル分岐アルキルベンゼンスルホン酸混合物 (本発明による改良アルキルベンゼンスルホン酸混合物) 例13のジメチル分岐アルキルベンゼン生成物を、溶媒として塩化メチレンを
用いて、モル当量のクロロスルホン酸でスルホン化すると、HClが副産物とし
て発生する。得られたスルホン酸生成物を真空下で塩化メチレンの蒸発により濃
縮する。得られるスルホン酸生成物は、約200の2/3‐フェニルインデック
スおよび約0.04の2‐メチル‐2‐フェニルインデックスを有している。
【0069】例15 ランダムな分岐、約200の2/3‐フェニルインデックスおよび 約0.04の2‐メチル‐2‐フェニルインデックスを有する 実質的ジメチル分岐アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩混合物 (本発明による改良アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤混合物) 例14のジメチル分岐アルキルベンゼンスルホン酸混合物をメタノール中モル
当量のナトリウムメトキシドで中和して、メタノールを蒸発させて、ランダムな
分岐、約200の2/3‐フェニルインデックスおよび約0.04の2‐メチル
‐2‐フェニルインデックスを有する固体ジメチル分岐アルキルベンゼンスルホ
ネートナトリウム塩混合物を得る。
【0070】例16 約200の2/3‐フェニルインデックスおよび約0.01の2‐メチル‐2‐
フェニルインデックスを有する直鎖および分岐アルキルベンゼンの混合物 (本発明による改良アルキルベンゼン混合物) 改良アルキルベンゼン混合物を、例3の生成物147.5gおよび例6の生成
物63.2gを混合して調製する。得られる改良アルキルベンゼン混合物は、約
200の2/3‐フェニルインデックスおよび約0.01の2‐メチル‐2‐フ
ェニルインデックスを有している。
【0071】例17 約200の2/3‐フェニルインデックスおよび 約0.01の2‐メチル‐2‐フェニルインデックスを有する 直鎖および分岐アルキルベンゼンスルホン酸および塩 (本発明による改良アルキルベンゼンスルホネート混合物および塩混合物) a)本発明の改良アルキルベンゼンスルホン酸混合物 例で得られる改良アルキルベンゼン混合物を、溶媒として塩化メチレンを用い
て、モル当量のクロロスルホン酸でスルホン化すると、HClが副産物として発
生する。得られたスルホン酸生成物を真空下で塩化メチレンの蒸発により濃縮す
る。得られる改良アルキルベンゼンスルホン酸生成物は、約200の2/3‐フ
ェニルインデックスおよび約0.01の2‐メチル‐2‐フェニルインデックス
を有している。 b)本発明の改良アルキルベンゼンスルホネート、ナトリウム塩混合物 例17a)の生成物をメタノール中モル当量のナトリウムメトキシドで中和し
て、メタノールを蒸発させて、約200の2/3‐フェニルインデックスおよび
約0.01の2‐メチル‐2‐フェニルインデックスを有する本発明の改良アル
キルベンゼンスルホネート、ナトリウム塩混合物を得る。
【0072】混合アルキルベンゼン/アルキルベンゼンスルホネート/アルキルベンゼンスル
ホン酸系の組成パラメーター(2/3‐フェニルインデックス、2‐メチル‐2
‐フェニルインデックス)を求めるための方法 慣用的直鎖アルキルベンゼンおよび/または高度分岐アルキルベンゼンスルホ
ネート(TPBS、ABS)の組成パラメーターを求めることは、当業界で周知
である。例えば、Surfactant Science series,Volume 40,Chapter 7およびSurfa
ctant Science series,Volume 73,Chapter 7参照。典型的には、これは、アルキ
ルベンゼンについてはGCおよび/またはGCマススペクトル測定、およびアル
キルベンゼンスルホネートまたはスルホン酸についてはHPLCにより行う; C NMRも常用される。他の慣例は脱スルホン化である。脱スルホン化はス
ルホネートまたはスルホン酸をこのような方法で扱いやすいアルキルベンゼンへ
変換することから、こうしてGCおよび/またはGCマススペクトル測定を行う
ことができる。
【0073】 一般的に、本発明は、アルキルベンゼンの独特で比較的複雑な混合物、並びに
アルキルベンゼンスルホネートおよび/またはアルキルベンゼンスルホン酸の同
様に複雑な界面活性剤混合物を提供する。このような組成物の組成パラメーター
は、業界公知の方法のバリエーションおよび組合せを用いて求めることができる
【0074】 用いられる方法の順序は、下記のように特徴づけられる組成物に応じる: 特徴づけられる組成物 方法の順序(コンマで分けた方法を順次行い、 他は平行して行える) アルキルベンゼン混合物 GC,NMR1 NMR2 不純物入りアルキルベンゼン GC,DIS,GC,NMR1 NMR2 混合物 アルキルベンゼン オプション1:HPLC,NMR3 NMR4 スルホン酸混合物 オプション2:HPLC,DE,NMR1 NMR2 アルキルベンゼン オプション1:HPLC,AC,NMR3 NMR4 スルホネート塩混合物 オプション2:HPLC,DE,NMR1 NMR2 不純物入りアルキルベンゼン オプション1:HPLC,HPLC-P,HPLC,NMR3 NMR4 スルホン酸混合物 オプション2:HPLC,DE,DIS,GC,NMR1 NMR2 不純物入りアルキルベンゼン オプション1:HPLC,HPLC-P,HPLC,AC,NMR3 NMR4 スルホネート塩混合物 オプション2:HPLC,DE,DIS,GC,NMR1 NMR2 典型的には、その物質がジアルキルベンゼン、オレフィン、パラフィン、ヒド
ロトロープ、ジアルキルベンゼンスルホネートなどのような不純物を約10%以
上で含有しているときが好ましい。 下記すべてのNMR法では、内部標準としてCHClを用いる。
【0075】GC 装置: −スプリット/スプリットレスインジェクターおよびFIDを備えたHewlett Pa
ckard Gas Chromatograph HP5890 Series II −J&W ScientificキャピラリーカラムDB‐1HT,30メートル,0.25m
m id,0.1μmフィルム厚cat#1221131 −Restek Red lite Septa 11mm cat#22306 −carbofrit cat#20799-209.5のRestek 4mm Gooseneckはめ込みスリーブ −はめ込みライナーHewlett Packard cat#5180-4182用のOリング −J.T.Baker HPLCグレード塩化メチレンcat#9315-33または相当物 −クリンプトップ付き2ml GCオートサンプラーバイアルまたは相当物
【0076】 サンプル調製: −2ml GCオートサンプラーバイアル中にサンプル4〜5mgを秤量して入
れる。 −J.T.Baker HPLCグレード塩化メチレンcat#9315-33 1mlをGCバイアルに加
え、クリンパーツール パート#HP8710-0979を用いて11mmクリンプバイアル
テフロン処理クロージャー(キャップ)パート#HP5181-1210で密封し、よく混ぜ
る。 −そのサンプルはこのときGCに注入する用意ができている。
【0077】 GCパラメーター: キャリアガス:水素 カラムヘッド圧力:9psi フロー:カラムフロー@1ml/min スプリットベント@〜3ml/min セプタムパージ@1ml/min 注入:HP7673オートサンプラー,10μLシリンジ,1μL注入 インジェクター温度:350℃ 検出器温度:400℃ オーブン温度プログラム:初め70℃で1min保持 1℃/minの割合 最後に180℃で10min保持
【0078】 この方法に必要な標準は2‐フェニルオクタンおよび2‐フェニルペンタデカ
ンであって、各々98%以上の純度まで新たに蒸留する。上記条件を用いて双方
の標準をランして、各標準の保持時間を求める。これは保持時間範囲を定めるた
めであって、本発明の関係でいかなるアルキルベンゼンまたはアルキルベンゼン
混合物(例えば、試験サンプル)も特徴づけるために用いうる保持時間範囲であ
る。組成パラメーターを求めようとする試験サンプルを次にランする。全GCエ
リアパーセントの90%以上が2標準で定められた保持時間範囲内にあれば、試
験サンプルはGC試験に合格である。GC試験に合格したサンプルは、NMR1
およびNMR2試験法に直接用いうる。GC試験に合格しなかったサンプルは、
その試験サンプルがGC試験に合格するまで、蒸留で更に精製されねばならない
【0079】脱スルホン化(DE) 脱スルホン化法は、”The Analysis of Detergents and Deterent Products”
,G.F.Longman,pages 197-199で記載された標準法である。この標準法のその他2
つの有用な記載は、Surfactant Scirnce series,T.M.Schmitt編集,volume 40,pa
ge 230-231,”Analysis of Surfactants”およびSurfactant Scirnce series,vo
lume 73,page 272,”Anionic Surfactants”,John Cross編集でみられる。これ
は、分岐および非分岐アルキルベンゼンスルホン酸および/または混合物(改良
アルキルベンゼンスルホン酸および/または塩混合物)の評価に関して、ここで
記載されたHPLC法の代替法である。その方法は、ここで記載されたGCおよ
びNMR法のNMR1およびNMR2で分析しうる分岐および非分岐アルキルベ
ンゼン混合物へ、そのスルホン酸および/または塩混合物を変換する手段をもた
らす。
【0080】HPLC S.R.Ward,Anal.Chem.,1989,61,2534;D.J.Piertrzyk and S.Chen,Univ.Iowa,Dep
t.of Chemistry装置 適切なHPLC系 Waters Division of Milliporeまたは相当物 HeスパージのHPLCポンプおよびWater,model 600または相当物 温度コントロール オートサンプラー/インジェクター Waters 717または相当物 オートサンプラー48ポジショントレー Watersまたは相当物 UV検出器 Waters PDA996または相当物 蛍光検出器 Waters 740または相当物 データシステム/インテグレーター Waters 860または相当物 オートサンプラーバイアルおよびキャップ 4mlキャパシティ, Millipore #78514および#78515 HPLCカラム,X2 Supelcosil LC18,5μm, 4.6mm×25cm,Supelcosil #58298 カラムはめ込みフィルター Rheodyne 0.5μm×3mm Rheodyne #7335 LC溶離液膜フィルター 0.45μm膜装備のMillipore SJHV M47 10 使捨てフィルター漏斗 天秤 Sartoriusまたは相当物;精度±0.0001g 真空 ポンプおよびフィルター装備 Sample Clarification Kit,Waters #WAT085113
【0081】試薬 C8LAS標準物質 p‐2‐オクチルベンゼンスルホン酸ナトリウム C15LAS標準物質 p‐2‐ペンタデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム
【0082】操作 A.HPLC移動相の調製 1.移動相A a)塩化ナトリウム11.690gを秤量して、2000mlメスフラスコ
に移す。HPLCグレード水200mlに溶解させる。 b)アセトニトリル800mlを加えて、混合する。溶液が室温に達したら
、所定容量に希釈する。こうして100mM NaCl/40%ACNの溶液を
調製する。 c)LC溶離液膜フィルターで濾過して、使用前に脱気する。 2.移動相B‐HPLCグレード水中60%アセトニトリル2000mlを調
製する。LC溶離液膜フィルターで濾過して、使用前に脱気する。
【0083】 B.C8およびC15内部標準溶液 1.2‐フェニルオクチルベンゼンスルホネート0.050gおよび2‐フェ
ニルペンタデカンスルホネート標準0.050gを秤量して、定量的に100m
lメスフラスコに移す。 2.ACN30mlで溶解させ、HPLCグレード水で所定容量に希釈する。
こうして混合標準の約1500ppm溶液を調製する。
【0084】 C.サンプル溶液 1.洗浄液‐標準液250μLを1mlオートサンプラーバイアルに移し、洗
浄液750μLを加える。ふたをして、オートサンプラートレーに入れる。 2.アルキルベンゼンスルホン酸またはアルキルベンゼンスルホネート‐アル
キルベンゼンスルホン酸または塩0.10gを秤量し、定量的に100mlメス
フラスコに移す。ACN30mlで溶解させ、HPLCグレード水で所定容量に
希釈する。標準液250μLを1mlオートサンプラーバイアルに移し、サンプ
ル液750μLを加える。ふたをして、オートサンプラートレーに入れる。溶液
が過度に濁ったら、0.45μm膜で濾過してから、オートサンプラーバイアル
に移す。ふたをして、オートサンプラートレーに入れる。
【0085】 D.HPLC系 1.移動相でHPLCポンプの用意をする。カラムおよびカラムはめ込みフィ
ルターを装備させて、溶離液で平衡化させる(0.3ml/minで少くとも1時間)
。 2.下記HPLC条件を用いてサンプルをランする: 移動相A 100mM NaCl/40%ACN 移動相B 40%HO/60%ACN 時間0min 100%移動相A 0%移動相B 時間75min 5%移動相A 95%移動相B 時間98min 5%移動相A 95%移動相B 時間110min 100%移動相A 0%移動相B 時間120min 100%移動相A 0%移動相B 注記:5〜10分間の勾配延長時間が、HPLC系のむだ容量に応じて必要とな
ることがある。 流速 1.2ml/min 温度 25℃ Heスパージ率 50ml/hr UV検出器 225nm 蛍光検出器 λ=225nm,λ=295nm,感度10× ラン時間 120min 注入容量 10μL 反復注入数 2 データ速度 0.45MB/Hr 分離度 4.8nm 3.カラムは100%水、その後100%アセトニトリルで洗浄して、80/
20ACN/水に貯蔵すべきである。
【0086】 2‐フェニルオクチルベンゼンスルホネートのHPLC溶出時間は、本発明の
アルキルベンゼンスルホン酸/塩混合物に関するHPLC分析の下限を定め、2
‐フェニルペンタデカンスルホネート標準の溶出時間はその上限を定める。アル
キルベンゼンスルホン酸/塩混合物の90%が上記標準の範囲内で保持時間を有
しているならば、サンプルは方法NMR3およびNMR4で更に調べることがで
きる。 アルキルベンゼンスルホン酸/塩混合物が標準で定められた保持制限外に成分
の10%以上を有しているならば、その混合物は方法HPLC‐PまたはDE、
DIS法で更に精製すべきである。
【0087】HPLCプレパラティブ(HPLC‐P) 実質的不純物(10%以上)を含有したアルキルベンゼンスルホン酸および/
または塩をプレパラティブHPLCにより精製する。例えばSurfactant Science
Series,Volume 40,Chapter 7およびSurfactant Science Series,Volume 73,Cha
pter 7参照。これは当業者にとりルーチンである。十分な量がNMR3およびN
MR4の要件を満たすように精製されるべきである。
【0088】Mega Bond Elut Sep Pak(HPLC‐P)を用いたプレパラティブLC法 実質的不純物(10%以上)を含有したアルキルベンゼンスルホン酸および/
または塩はLC法(ここではHPLC‐Pとも称される)により精製してもよい
。この操作は実際にはHPLCカラムプレプ精製よりも好ましい。500mgも
の多くの未精製MLAS塩をMega Bond Elut Sep Pak10g(60ml)に担
持させ、最良のクロマトグラフィーで精製MLAS塩を単離して、2時間以内に
凍結乾燥の用意を行える。改良アルキルベンゼンスルホネート塩のサンプル10
0mgをBond Elut Sep Pak5g(20ml)に担持させて、同時間内で用意す
ることもできる。
【0089】 A.計測 HPLC:Waters Model 600E勾配ポンプ,Model 717 Autosampler,Water’s Mil
lennium PDA,Millenium Data Manager(v.2.15) Mega Bond Elut:C18結合相,Varian 5gまたは10g,PN:1225-6023,1225-6031 アダプター付き HPLCカラム:Supelcosil LC-18(X2),250×4.6mm,5mm;#58298 化学天秤:Mettler Model AE240,サンプルを±0.01mgまで秤量可能
【0090】 B.付属品 測容器具:ガラス,10ml メスシリンダー:1L HPLCオートサンプラーバイアル:テフロン(登録商標)カップおよびガラス 低容量インサート付き4mlガラスバイアル、および1、2および5ml容量を 正確に計れるピペット
【0091】 C.試薬および化学物質 水(DI‐HO):Millipore,Milli-Q system製の蒸留脱イオン水または相当
物 アセトニトリル(CHCN):Baker製のHPLCグレードまたは相当物 塩化ナトリウム:Crystal Baker Analyzed製または相当物
【0092】 D.HPLC条件 水相調製: A:1Lメスシリンダー中に含有されたDI‐HO 600mlに、塩化ナ
トリウム5.845を加える。よく混合して、ACN400mlを加える。よく
混合する。 B.1Lメスシリンダー中に含有されたDI‐HO 400mlに、ACN
600mlを加えて、よく混合する。 リザーバーA:含塩60/40HO/ACNおよびリザーバーB:40/60
O/ACN ラン条件:勾配:100%Aで75min.5%A/95%Bで98min.5%A/
95%Bで110min.100%Aで125min. カラム温度 定温ではない(即ち室温) HPLC流速 1.2ml/min 注入容量 10ml ラン時間 125min UV検出 225nm 濃度 >4mg/ml
【0093】 Sep Pak平衡(Bond Elut,5g) 1.〜40滴/minの割合で、10ccシリンジで正圧をかけることにより、
25/75HO/ACN含有溶液10mlをSep Pakに通す。Sep Pakを乾燥さ
せない。 2.1と同様に70/30HO/ACN含有溶液10ml(×3)を直ちに
通す。Sep Pakを乾燥させない。Sep Pakのヘッドで溶液のレベル(〜1mm)を
維持する。 3.Sep Pakはこのときサンプル担持の用意ができている。
【0094】 MLASサンプル担持/分離および単離 4.<200mgのサンプルを1ドラムバイアル中に秤量して、70/30H O/ACN2mlを加える。超音波処理して、よく混合する。 5.サンプルをBond Elutに担持させ、10ccシリンジから正圧をかけて、
分離を始める。70/30溶液1ml(×2)ずつでバイアルをすすぎ、Sep Pa
kに担持させる。Sep Pakのヘッドで〜1mmの溶液を維持する。 6.〜40滴/minの割合で10ccシリンジから正圧をかけてBond Elutに7
0/30 10mlを通す。 7.これを3mlおよび4mlで繰返し、不純物に関心があるならば溶出液を
集める。
【0095】 MLAS単離および回収 1.10ccシリンジから正圧をかけて25/75HO/ACN含有溶液1
0mlを通し、溶出液を集める。これを別の10mlおよび再び5mlで繰返す
。単離されたMLASはこのとき凍結乾燥およびその後の特徴づけの用意ができ
ている。 2.ACNが除去されるまで回転蒸発させ、残留HOを凍結乾燥する。サン
プルはこのときクロマトグラフィーの用意ができている。 注記:Mega Bond Elut Sep Pak(10gバージョン)を用いると、サンプル50
0mgまでSep Pakに担持させることができ、溶液容量の調整で、その溶出液は
2時間以内に凍結乾燥の用意ができる。
【0096】 Sep Pak平衡(Bond Elut,10g) 1.〜40滴/minの割合で、実験室空気または調節シリンジ空気を用いて、
25/75HO/ACN含有溶液20mlをSep Pakに通す。Sep Pak中で溶液
を十分に動かせないため、シリンジから正圧をかけることはできない。Sep Pak
を乾燥させない。 2.1と同様に70/30HO/ACN含有溶液20ml(×2)および別
の10mlを直ちに通す。Sep Pakを乾燥させない。Sep Pakのヘッドで溶液のレ
ベル(〜1mm)を維持する。 3.Sep Pakはこのときサンプル担持の用意ができている。
【0097】 MLASサンプル担持/分離および単離 1.<500mgのサンプルを2ドラムバイアル中に秤量して、70/30H O/ACN5mlを加える。超音波処理して、よく混合する。 2.サンプルをBond Elutに担持させ、空気源から正圧をかけて、分離を始め
る。70/30溶液2ml(×2)ずつでバイアルをすすぎ、Sep Pakに担持さ
せる。Sep Pakのヘッドで〜1mmの溶液を維持する。 3.〜40滴/minの割合で空気源から正圧をかけてBond Elutに70/30
20mlを通す。これを6mlおよび8mlで繰返し、不純物に関心があるなら
ば溶出液を集める。
【0098】 MLAS単離および回収 1.空気源から正圧をかけて25/75HO/ACN含有溶液20mlを通
し、溶出液を集める。 2.これを別の20mlおよび再び10mlで繰返す。この単離されたフラク
ションは純粋なMLASを含有している。 3.単離されたMLASは、このとき、凍結乾燥およびその後の特徴づけの用
意ができている。 4.ACNが除去されるまで回転蒸発させ、残留HOを凍結乾燥する。サン
プルはこのときクロマトグラフィーの用意ができている。 注記:有機改質剤濃度の調整が、最適な分離および単離のためには必要かもしれ
ない。
【0099】蒸留(DIS) 24/40ジョイント付き5L三首丸底フラスコに磁気攪拌棒を装備させる。
数個のボイリングチップ(Henger Granules,catalog #136-C)をフラスコに加え
る。24/40ジョイント付き91/2インチ長vigreux冷却器をフラスコの中
央首におく。水冷式冷却器を、目盛付き温度計を装備したvigreux冷却器の上に
接続する。真空レシービングフラスコを冷却器の末尾に接続する。ガラスストッ
パーは5Lフラスコの片側のアームに、目盛付き温度計は他方におく。フラスコ
およびvigreux冷却器をアルミニウムホイルでラップする。5Lフラスコに、G
C法で調べると10%以上の不純物を含有しているアルキルベンゼン混合物22
70gを加える。真空ポンプから続いている真空ラインをレシービングフラスコ
に接続する。5Lフラスコ中のアルキルベンゼン混合物を攪拌して、真空をその
システムに適用する。最大真空(ゲージで少くとも1インチのHg圧力またはそ
れ以下)に達したら、アルキルベンゼン混合物を電気ヒーティングマントルで加
熱する。留出液を2フラクションで集める。フラクションAは、vigreuxカラム
上の目盛付き温度計で測定して、約25〜約90℃で集める。フラクションBは
、vigreuxカラム上の目盛付き温度計で測定して、約90〜約155℃で集める
。フラクションAおよびポット残留物(高沸点)は捨てる。フラクションBが対
象のアルキルベンゼン混合物(1881g)を含有している。十分量のアルキル
ベンゼン混合物がNMR法のNMR1およびNMR2による評価で蒸留後に残る
のであれば、その方法の規模が実施者のニーズに従い決められる。
【0100】酸性化(AC) アルキルベンゼンスルホン酸の塩は、HClまたは硫酸入り溶媒中での反応の
ような常法、またはAmberlyst 15のような酸性樹脂の使用により酸性化する。酸
性化は当業者にとりルーチンである。酸性化後にすべての溶媒、特に水分を除去
すると、サンプルは無水および無溶媒になる。
【0101】NMR1 アルキルベンゼン混合物の13C NMR 2/3‐フェニルインデックス アルキルベンゼン混合物のサンプル400mgを、レファレンスとして1%v/v
TMSを含有した無水重水素化クロロホルム1mlに溶解して、標準NMRチュ
ーブに入れる。13C NMRは、20秒リサイクル時間、40°13Cパルス
幅およびゲート化異核デカップリングを用いて、300MHz NMRスペクト
ロメーターでそのサンプルについてランする。少くとも2000スキャンを記録
する。約145.00〜約150.00ppmの13C NMRスペクトル領域
を積分する。アルキルベンゼン混合物の2/3‐フェニルインデックスは下記式
で規定される: 2/3‐フェニルインデックス=(約147.65〜約148.05ppmの積
分値)/(約145.70〜約146.15ppmの積分値)×100
【0102】NMR2 13 C NMR 2‐メチル‐2‐フェニルインデックス 無水アルキルベンゼン混合物のサンプル400mgを、レファレンスとして1
%v/vTMSを含有した無水重水素化クロロホルム1mlに溶解して、標準NM
Rチューブに入れる。13C NMRは、20秒リサイクル時間、40°13
パルス幅およびゲート化異核デカップリングを用いて、300MHz NMRス
ペクトロメーターでそのサンプルについてランする。少くとも2000スキャン
を記録する。約145.00〜約150.00ppmの13C NMRスペクト
ル領域を積分する。アルキルベンゼン混合物の2‐メチル‐2‐フェニルインデ
ックスは下記式で規定される: 2‐メチル‐2‐フェニルインデックス=(約149.35〜約149.80p
pmの積分値)/(約145.00〜約150.00ppmの積分値)
【0103】NMR3 アルキルベンゼンスルホン酸混合物の13C NMR 2/3‐フェニルインデ
ックス 無水アルキルベンゼンスルホン酸混合物のサンプル400mgを、レファレン
スとして1%v/vTMSを含有した無水重水素化クロロホルム1mlに溶解して
、標準NMRチューブに入れる。13C NMRは、20秒リサイクル時間、4
0°13Cパルス幅およびゲート化異核デカップリングを用いて、300MHz
NMRスペクトロメーターでそのサンプルについてランする。少くとも200
0スキャンを記録する。約152.50〜約156.90ppmの13C NM
Rスペクトル領域を積分する。アルキルベンゼンスルホン酸混合物の2/3‐フ
ェニルインデックスは下記式で規定される: 2/3‐フェニルインデックス=(約154.40〜約154.80ppmの積
分値)/(約152.70〜約153.15ppmの積分値)×100
【0104】NMR4 アルキルベンゼンスルホン酸混合物の13C NMR 2‐メチル‐2‐フェニ
ルインデックス 無水アルキルベンゼンスルホン酸混合物のサンプル400mgを、レファレン
スとして1%v/vTMSを含有した無水重水素化クロロホルム1mlに溶解して
、標準NMRチューブに入れる。13C NMRは、20秒リサイクル時間、4
0°13Cパルス幅およびゲート化異核デカップリングを用いて、300MHz
NMRスペクトロメーターでそのサンプルについてランする。少くとも200
0スキャンを記録する。約152.50〜約156.90ppmの13C NM
Rスペクトル領域を積分する。アルキルベンゼンスルホン酸混合物の2‐メチル
‐2‐フェニルインデックスは下記式で規定される: 2‐メチル‐2‐フェニルインデックス=(約156.40〜約156.65p
pmの積分値)/(約152.50〜約156.90ppmの積分値)
【0105】クリーニング組成物 本発明の界面活性剤混合物はクリーニング組成物中に配合できる。これらの組
成物はいかなる慣用的形態、即ち液体、粉末、凝集物、ペースト、錠剤、バー、
ゲルまたは顆粒の形態をとることができる。本発明の界面活性剤混合物は様々な
クリーニング組成物中に配合できる。最も簡単なものは、それを慣用的なクリー
ニング添加物と組み合わせたものである。このような組成物は: (a)約0.1〜約95%、好ましくは0.5〜約50%、更に好ましくは約
1〜約30%の界面活性剤混合物;および (b)約0.00001〜約99.9%、好ましくは1.0〜約98%、更に
好ましくは約5〜約95%の慣用的なクリーニング添加物 を含んでいる。
【0106】 1つの好ましい態様において、組成物は追加の界面活性剤を含有してもよい。
このような組成物は: (a)改良アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤混合物約0.1〜約95
重量%、好ましくは約0.5〜約50%、更に好ましくは約1〜約35%; (b)界面活性剤以外の慣用的なクリーニング添加物約0.00001〜約9
9.9%、好ましくは約5〜約98%、更に好ましくは約50%〜約95%;お
よび (c)改良アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤混合物以外の界面活性剤
(好ましくはカチオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、およびアルキルベ
ンゼンスルホネート以外のアニオン性界面活性剤からなる群より選択される1種
以上の界面活性剤;更に好ましくはカチオン性界面活性剤が存在している;その
カチオン性界面活性剤は約0.2〜約5%のレベルで存在する)0〜約50重量
%、好ましくは約0.1〜約50%、更に好ましくは約0.1〜約35%、好ま
しくは約1%〜約15%、好ましくは約0.2%〜約10% を含んでよい;但し、洗剤組成物が上記改良アルキルベンゼンスルホネート界面
活性剤混合物のアルキルベンゼンスルホネート以外の他のアルキルベンゼンスル
ホネートを含有しているとき、上記の改良アルキルベンゼンスルホネート界面活
性剤混合物および上記他のアルキルベンゼンスルホネートは、混合物として、約
160〜約275、好ましくは約170〜約265、更に好ましくは約180〜
約255の全体2/3‐フェニルインデックスを有している。
【0107】 上記の全体2/3‐フェニルインデックスは、上記の洗剤組成物へ加えられる
上記の改良アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤混合物および上記他のアル
キルベンゼンスルホネートのブレンドで、ここで規定されるように2/3‐フェ
ニルインデックスを測定することにより求められ、そのブレンドは、測定目的の
ために、洗剤組成物の上記成分のうち他のものにまだ触れていない上記改良アル
キルベンゼンスルホネート界面活性剤混合物および上記他のアルキルベンゼンス
ルホネートのアリコート(一部)から調製される;但し、更には、上記の洗剤組
成物が上記の改良アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤混合物以外にいずれ
かのアルキルベンゼンスルホネート界面活性剤(例えば、洗剤組成物中へのブレ
ンドの結果として、1種以上の市販、特に直鎖、典型的には直鎖C10‐C14 のアルキルベンゼンスルホネート界面活性剤)を含有しているとき、上記の洗剤
組成物は約0.3未満、好ましくは0〜0.2、更に好ましくは約0.1以下、
更に一層好ましくは約0.05以下の全体2‐メチル‐2‐フェニルインデック
スで更に特徴づけられ、その全体2‐メチル‐2‐フェニルインデックスは、上
記の洗剤組成物へ加えられる上記の改良アルキルベンゼンスルホネート界面活性
剤混合物および他のアルキルベンゼンスルホネートのブレンドで、ここで規定さ
れるように2‐メチル‐2‐フェニルインデックスを測定することにより求めら
れ、そのブレンドは、測定目的のために、洗剤組成物の上記成分のうち他のもの
にまだ触れていない上記改良アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤混合物お
よび上記他のアルキルベンゼンスルホネートのアリコートから調製される。
【0108】 これらの但し書きはやや例外的かもしれないが、しかしながらそれらは本発明
の精神および範囲と調和しており、合成または洗剤組成物への処方に際して、改
良アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤と慣用的な直鎖アルキルベンゼンス
ルホネート界面活性剤とのブレンドのような、全体的クリーニング性能の点でい
くつかの経済的だがさほど好ましくないアプローチも含んでいる。更に、洗剤分
析者には周知のように、いくつかの洗剤添加物(例えばある遷移金属ブリーチ触
媒および時には水さえも含めた常磁性物質)は、後で記載されるようなアルキル
ベンゼンスルホネート界面活性剤混合物のパラメーターを求めるための方法を妨
げうる。そのため可能なときにはいつでも、分析は乾燥物質で行い、その後でそ
れらを洗剤組成物に混合すべきである。
【0109】 一方、本発明の洗剤組成物は、本発明の界面活性剤混合物以外のアルキルベン
ゼンスルホネート界面活性剤を含まなくてもよい。このような組成物は: (a)改良アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤混合物約1〜約50重量
%、好ましくは約1〜約35%; (b)界面活性剤以外の慣用的なクリーニング添加物約0.00001〜約9
9.9%、好ましくは約5〜約98%、更に好ましくは約50%〜約95%;お
よび (c)アルキルベンゼンスルホネート以外の界面活性剤(好ましくはカチオン
性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、およびアルキルベンゼンスルホネート以
外のアニオン性界面活性剤からなる群より選択される1種以上の界面活性剤;更
に好ましくはカチオン性界面活性剤が約0.2〜約5%のレベルで存在する)0
.1〜約50重量%、好ましくは約0.1〜約35%、更に典型的には約1%〜
約15%;および (d)0.1〜約95%の水 を含むか、好ましくはそれらから本質的になる。
【0110】 約1〜約50重量%、好ましくは約2〜約30%の改良アルキルベンゼンスル
ホネート界面活性剤混合物; (b)蛍光増白剤、色素、フォトブリーチ、疎水性ブリーチアクチベーター、
遷移金属ブリーチ触媒およびそれらの混合物からなる群より選択されるもの、好
ましくはこのグループのうち少くとも2種、更に好ましくは蛍光増白剤を含めて
このグループのうち少くとも2種約0.000001〜約10重量%、好ましく
は約0.01〜約2%; (c)カチオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤
およびアミンオキシド界面活性剤からなる群より選択される界面活性剤約0.1
〜約40重量%、好ましくは約30%以下(更に好ましくは、少くとも1種のカ
チオン性界面活性剤が約0.1〜約5重量%のレベルで存在し、好ましくは直鎖
および分岐、置換および非置換C‐C16アルキルアンモニウム塩から選択さ
れ、または少くとも1種のノニオン性界面活性剤が約0.5〜約25重量%のレ
ベルで存在するか、または少くとも1種のアルキルサルフェート界面活性剤また
はアルキル(ポリアルコキシ)サルフェート界面活性剤が約0.5〜約25重量
%のレベルで存在する);および (d)(a)〜(c)以外の慣用的クリーニング添加物約10〜約99% を含む洗剤組成物もここに含まれる; 但し、上記の洗剤組成物が上記の改良アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤
混合物以外にいずれかのアルキルベンゼンスルホネート界面活性剤、例えば、洗
剤組成物中へのブレンドの結果として、1種以上の市販、特に直鎖、典型的には
直鎖C10‐C14のアルキルベンゼンスルホネート界面活性剤(これらは75
〜160の2/3‐フェニルインデックスを有している)を含有しているとき、
上記の洗剤組成物は少くとも約160、好ましくは少くとも約170、更に好ま
しくは少くとも約180、更に一層好ましくは少くとも約200の全体2/3‐
フェニルインデックスで更に特徴づけられ、その全体2/3‐フェニルインデッ
クスは、上記の洗剤組成物へ加えられる上記の改良アルキルベンゼンスルホネー
ト界面活性剤混合物および上記いずれか他のアルキルベンゼンスルホネートのブ
レンドで、ここで規定されたように2/3‐フェニルインデックスを測定するこ
とにより求められ、そのブレンドは、測定目的のために、上記の改良アルキルベ
ンゼンスルホネート界面活性剤混合物および洗剤組成物の上記成分のうちいずれ
にもまだ示されていない上記他のアルキルベンゼンスルホネートの一部から調製
される;但し、更には、上記の洗剤組成物が上記の改良アルキルベンゼンスルホ
ネート界面活性剤混合物以外にいずれかのアルキルベンゼンスルホネート界面活
性剤(例えば、洗剤組成物中へのブレンドの結果として、1種以上の市販、特に
直鎖、典型的には直鎖C10‐C14のアルキルベンゼンスルホネート界面活性
剤)を含有しているとき、上記の洗剤組成物は約0.3未満、好ましくは0〜0
.2、更に好ましくは約0.1以下、更に一層好ましくは約0.05以下の全体
2‐メチル‐2‐フェニルインデックスで更に特徴づけられ、その全体2‐メチ
ル‐2‐フェニルインデックスは、上記の洗剤組成物へ加えられる上記の改良ア
ルキルベンゼンスルホネート界面活性剤混合物およびいずれか他のアルキルベン
ゼンスルホネートのブレンドで、ここで規定されたように2‐メチル‐2‐フェ
ニルインデックスを測定することにより求められ、そのブレンドは、測定目的の
ために、上記の改良アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤混合物および洗剤
組成物の上記成分のうちいずれにもまだ示されていない上記他のアルキルベンゼ
ンスルホネートの一部から調製される。
【0111】 本発明の一態様において、洗剤組成物は改良アルキルベンゼンスルホネート界
面活性剤混合物以外のアルキルベンゼンスルホネート界面活性剤を実質的に含ま
ない。即ち、改良アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤混合物以外のアルキ
ルベンゼンスルホネート界面活性剤が洗剤組成物に加えられないのである。
【0112】 本発明のもう1つの態様において、洗剤組成物は、追加界面活性剤として、少
くとも約0.1%、好ましくは約10%以下、更に好ましくは約5%以下、更に
一層好ましくは約1%以下の市販C10‐C14直鎖アルキルベンゼンスルホネ
ート界面活性剤を含有してもよい。市販C10‐C14直鎖アルキルベンゼンス
ルホネート界面活性剤は75〜160の2/3‐フェニルインデックスを有する
ことが、更に好ましい。
【0113】 本発明のもう1つの態様において、洗剤組成物は、追加界面活性剤として、少
くとも約0.1%、好ましくは約10%以下、更に好ましくは約5%以下、更に
一層好ましくは約1%以下の市販高度分岐アルキルベンゼンスルホネート界面活
性剤を含有してもよい。例えば、TPBSまたはテトラプロピルベンゼンスルホ
ネート。
【0114】 本発明には、通常の目的にとりさほど好ましくないが時には有用な態様、例え
ば有用なヒドロトロープ前駆体および/またはヒドロトロープ、例えばC‐C アルキルベンゼン、更に典型的にはトルエン類、クメン類、キシレン類、ナフ
タレン類またはこのような物質のスルホン化誘導体、少量のいずれか他の物質、
例えば三分岐アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤、ジアルキルベンゼンお
よびそれらの誘導体、ジアルキルテトラリン、湿潤剤、加工助剤などの添加も含
む。ヒドロトロープを除いて、このような物質を含有させることは、本発明では
慣例でないことが理解されるであろう。同様に、このような物質は、それらが分
析法を妨げるならば、分析目的で用いられる組成物のサンプル中に含有させない
ことも理解されるであろう。
【0115】 本発明洗剤組成物の多くのバリエーションが有用である。このようなバリエー
ションには以下がある: −上記の改良アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤混合物以外のアルキルベ
ンゼンスルホネート界面活性剤を実質的に含まない洗剤組成物; −上記成分(c)として、少くとも約0.1%、好ましくは約10%以下、更に
好ましくは約5%以下、更に一層好ましくは約1%以下の市販C10‐C14
鎖アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤を含有した洗剤組成物; −上記成分(c)として、少くとも約0.1%、好ましくは約10%以下、更に
好ましくは約5%以下、更に一層好ましくは約1%以下の市販高度分岐アルキル
ベンゼンスルホネート界面活性剤(例えば、TPBSまたはテトラプロピレンベ
ンゼンスルホネート)を含有した洗剤組成物; −上記成分(c)として、上記洗剤組成物の約0.5〜約25重量%のレベルで
ノニオン性界面活性剤を含有した洗剤組成物〔そのノニオン性界面活性剤は、直
鎖C10‐C16アルキル、中間鎖C‐C分岐C10‐C16アルキル、gu
erbet分岐C10‐C16アルキルおよびそれらの混合物から選択される疎水基
、並びにキャップまたは未キャップ形で1‐15エトキシレート、1‐15プロ
ポキシレート、1‐15ブトキシレートおよびそれらの混合物から選択される親
水基を有する、キャップまたは未キャップ形のポリアルコキシル化アルコールで
ある(未キャップのときには末端一級‐OH部分も存在し、キャップ時には‐O
R形の末端部分も存在しており、ここでRはC‐Cヒドロカルビル部分であ
って、場合により一級または、好ましくは存在するとき、二級アルコールを有し
ている)〕; −上記成分(c)として、上記洗剤組成物の約0.5〜約25重量%のレベルで
アルキルサルフェート界面活性剤を含有した洗剤組成物(そのアルキルサルフェ
ート界面活性剤は、直鎖C10‐C18アルキル、中間鎖C‐C分岐C10 ‐C18アルキル、guerbet分岐C10‐C18アルキルおよびそれらの混合物
から選択される疎水基、並びにNa、Kおよびそれらの混合物から選択されるカ
チオンを有している); −上記成分(c)として、上記洗剤組成物の約0.5〜約25重量%のレベルで
アルキル(ポリアルコキシ)サルフェート界面活性剤を含有した洗剤組成物(そ
のアルキル(ポリアルコキシ)サルフェート界面活性剤は、直鎖C10‐C16 アルキル、中間鎖C‐C分岐C10‐C16アルキル、guerbet分岐C10
‐C16アルキルおよびそれらの混合物から選択される疎水基、キャップまたは
未キャップ形で1‐15ポリエトキシサルフェート、1‐15ポリプロポキシサ
ルフェート、1‐15ポリブトキシサルフェート、1‐15混合ポリ(エトキシ
/プロポキシ/ブトキシ)サルフェートおよびそれらの混合物から選択される(
ポリアルコキシ)サルフェート親水基、並びにNa、Kおよびそれらの混合物か
ら選択されるカチオンを有している); −重質液体洗剤の形態を有する洗剤組成物; −合成洗剤洗濯バーの形態を有する洗剤組成物; −重質顆粒の形態を有する洗剤組成物; −重質顆粒の形態を有する洗剤組成物(上記の慣用的クリーニング添加物(d)
には洗剤組成物の約10〜約50重量%の非リン酸ビルダーを含む); −重質顆粒の形態を有する洗剤組成物(上記の慣用的クリーニング添加物(d)
には洗剤組成物の約10〜約50重量%のリン酸ビルダーを含む); −重質顆粒の形態を有する洗剤組成物(上記の慣用的クリーニング添加物(d)
には、上記のリン酸ビルダーとして、トリポリリン酸ナトリウムからなる群より
選択されるメンバーを含む)。
【0116】 洗剤組成物は、直鎖C10‐C16アルキル、中間鎖C‐C分岐C10
16アルキル、guerbet分岐C10‐C16アルキルおよびそれらの混合物か
ら選択される疎水基、キャップまたは未キャップ形で1‐15ポリエトキシサル
フェート、1‐15ポリプロポキシサルフェート、1‐15ポリブトキシサルフ
ェート、1‐15混合ポリ(エトキシ/プロポキシ/ブトキシ)サルフェートお
よびそれらの混合物から選択される(ポリアルコキシ)サルフェート親水基、並
びにNa、Kおよびそれらの混合物から選択されるカチオンを有している、アル
キル(ポリアルコキシ)サルフェート界面活性剤を含有していることが好ましい
【0117】 洗剤組成物がノニオン性界面活性剤を含有しているとき、それは、直鎖C10 ‐C16アルキル、中間鎖C‐C分岐C10‐C16アルキル、guerbet分
岐C10‐C16アルキルおよびそれらの混合物から選択される疎水基、並びに
キャップまたは未キャップ形で1‐15エトキシレート、1‐15プロポキシレ
ート、1‐15ブトキシレートおよびそれらの混合物から選択される親水基を有
した、キャップまたは未キャップ形のポリアルコキシル化アルコールであること
が好ましい。未キャップのときには末端一級‐OH部分も存在し、キャップ時に
は‐OR形の末端部分も存在しており、ここでRはC‐Cヒドロカルビル部
分であって、場合により一級または、好ましくは存在するとき、二級アルコール
を有している。
【0118】 洗剤組成物は、直鎖C10‐C16アルキル、中間鎖C‐C分岐C10
16アルキル、guerbet分岐C10‐C16アルキルおよびそれらの混合物か
ら選択される疎水基、並びにNa、Kおよびそれらの混合物から選択されるカチ
オンを有したアルキルサルフェート界面活性剤を含有していることが好ましい。
【0119】 本発明の一態様において、洗剤組成物は: (i)500〜700の2/3‐フェニルインデックスを有する分岐および直
鎖アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤の混合物を、75〜160の2/3
‐フェニルインデックスを有するアルキルベンゼンスルホネート界面活性剤混合
物と混合し;および (ii)500〜700の2/3‐フェニルインデックスを有する分岐および直
鎖アルキルベンゼンの混合物を、75〜160の2/3‐フェニルインデックス
を有するアルキルベンゼン混合物と混合して、そのブレンドをスルホン化する;
ことから選択されるステップからなるプロセスで製造される。
【0120】 好ましくは、慣用的なクリーニング剤添加物は、ビルダー、洗浄酵素、漂白系
、本界面活性剤混合物以外の界面活性剤(典型的にはアニオン性、カチオン性お
よびノニオン性界面活性剤から選択され、存在するときには、好ましくはカチオ
ン性界面活性剤を含む)、増白剤、少くとも部分的に水溶性または水分散性のポ
リマー、研磨剤、殺菌剤、色あせ防止剤、色素、溶媒、ヒドロトロープ、香料、
増粘剤、酸化防止剤、加工助剤、起泡増進剤、起泡抑制剤、緩衝剤、抗真菌剤、
カビ抑制剤、防虫剤、腐蝕防止助剤、キラントおよびそれらの混合物からなる群
より選択される。更に好ましくは、慣用的なクリーニング添加物は: i)好ましくは、置換、例えばモノアルコキシル化またはポリアルコキシル化
、および非置換C‐C16アルキルアンモニウム塩、更に好ましくはC10
14アルキルトリメチル‐またはC10‐C14アルキルジメチル‐アンモニ
ウム塩、非常に好ましくはエトキシ部分を窒素に結合させたC10‐C14ジメ
チルエトキシアンモニウム塩から選択されるカチオン性界面活性剤(水溶性塩、
例えばクロリドが適切である)約0.1〜約10%; ii)ブリーチ系、例えばペルボレートまたはペルカーボネート塩とブリーチア
クチベーター、ブリーチ触媒、有機ブリーチ増強剤またはそれら組合せとの混合
物(好ましくは、NOBSのような疎水性ブリーチアクチベーターおよび/また
はTAEDのような親水性ブリーチアクチベーターを含む)約0.0001〜約
25%; iii)好ましくはプロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、セルラーゼ、エンドグ
ルカナーゼ、オキシダーゼおよびそれらの混合物から選択される洗浄酵素約0.
001〜約20%; iv)汚れ放出ポリマー約0.001〜約10%;および v)無機ビルダー、例えばトリポリリン酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、ゼオ
ライトA、ゼオライトP、最大アルミニウムゼオライトPなど、好ましくは有機
ポリカルボキシレートポリマーで補充された非リン酸ビルダー約5〜約45% のうち1種以上からなる。
【0121】 本発明の界面活性剤組成物は、粉末、液体、顆粒、ゲル、ペースト、錠剤、ポ
ーチ、バー、二重コンパートメント容器でデリバリーされるタイプ、スプレーま
たはフォーム洗剤、および他の均質または多相消費クリーニング製品形態を含め
た、様々な消費クリーニング製品組成物で用いられる。それらは手で使用または
適用でき、および/または単位毎のまたは自由に変えうる使用量で、または自動
分配手段により適用でき、または洗濯機または皿洗い機のような器具で有用であ
り、あるいは例えば公共施設でのパーソナルクレンジング、ボトル洗浄、手術器
具クリーニングまたは電気部品クリーニングを含めた施設クリーニング関係で使
用できる。それらは様々なpH、例えば約2〜約12またはそれ以上を有して、
それらはドレイン未閉鎖のような用法下で非常に高いアルカリリザーブを含めて
様々なアルカリリザーブを有することができ、その場合には何十gものNaOH
相当物が100gの処方当たりで存在しており、1〜10gのNaOH相当およ
びマイルドまたは低アルカリ範囲の液体ハンドクリーナーから、酸性硬質表面ク
リーナーのような酸性側に至るまで適用しうる。高起泡性および低起泡性双方の
洗剤タイプが含まれる。
【0122】 消費製品クリーニング組成物は”Surfactant Science Series”,Marcel Dekke
r,New York,Volumes 1-67およびそれ以降で記載されている。特に液体組成物は
、参考のためここに組み込まれるVolume 67,”Liquid Detergents”,Ed.Kuo-Yan
n Lai,1997,ISBN 0-8247-9391-9で詳細に記載されている。更に古典的な処方、
特に顆粒タイプは、参考のためここに組み込まれる”Detergent Manufacture in
cluding Zeolite Builders and Other New Materials”,Ed.M.Sittig,Noyes Dat
a Corporation,1979で記載されている。Kirk Othmer’s Encyclopedia of Chemi
cal Technologyも参照。
【0123】 本消費製品クリーニング組成物には以下があるが、それらに限定されない: 軽質液体洗剤(LDL):これらの組成物には、界面活性力改善マグネシウム
イオン(例えばWO97/00930A;GB2,292,562A;US5,
376,310;US5,269,974;US5,230,823;US4,
923,623;US4,681,704;US4,316,824;US4,
133,779参照)および/または有機ジアミンおよび/または様々な泡安定
剤および/または泡増強剤、例えばアミンオキシド(例えばUS4,133,7
79参照)および/または界面活性剤、皮膚軟化剤および/またはプロテアーゼ
を含めた酵素タイプの皮膚感調整剤;および/または抗菌剤を有するLDL組成
物がある;より広範な特許リストはSurfactant Science Series,Vol.67,paes 24
0-248でみられる。
【0124】 重質液体洗剤(HDL):これらの組成物には、いわゆる“構築”または多相
(例えばUS4,452,717;US4,526,709;US4,530,
780;US4,618,446;US4,793,943;US4,659,
497;US4,871,467;US4,891,147;US5,006,
273;US5,021,195;US5,147,576;US5,160,
655参照)および“非構築”または等方性双方の液体タイプがあり、一般的に
水性または非水性(例えばEP738,778A;WO97/00937A;W
O97/00936A;EP752,466A;DE19623623A;WO
96/10073A;WO96/10072A;US4,647,393;US
4,648,983;US4,655,954;US4,661,280;EP
225,654;US4,690,771;US4,744,916;US4,
753,750;US4,950,424;US5,004,556;US5,
102,574;WO94/23009参照)があり、ブリーチ入り(例えばU
S4,470,919;US5,250,212;EP564,250;US5
,264,143;US5,275,753;US5,288,746;WO9
4/11483;EP598,170;EP598,973;EP619,36
8;US5,431,848;US5,445,756参照)および/または酵
素入り(例えばUS3,944,470;US4,111,855;US4,2
61,868;US4,287,082;US4,305,837;US4,4
04,115;US4,462,922;US4,529,5225;US4,
537,706;US4,537,707;US4,670,179;US4,
842,758;US4,900,475;US4,908,150;US5,
082,585;US5,156,773;WO92/19709;EP583
,534;EP583,535;EP583,536;WO94/04542;
US5,269,960;EP633,311;US5,422,030;US
5,431,842;US5,442,100参照)でもまたはブリーチおよび
/または酵素なしでもよい。重質液体洗剤に関する他の特許はSurfactant Scien
ce Series,Vol.67,paes 309-324で表示または掲載されている。
【0125】 重質顆粒洗剤(HDG):これらの組成物には、いわゆる“コンパクト”また
は凝集またはそれ以外の非スプレードライ、並びにいわゆる“綿毛状”または“
高密度化”スプレードライ顆粒またはスプレードライタイプの双方がある。リン
酸および非リン酸双方のタイプがある。このような洗剤はより一般的なアニオン
性界面活性剤ベースタイプを含有しても、あるいは一般的にノニオン性界面活性
剤がゼオライトまたは他の孔質性無機塩のような吸収剤中または上に担持されて
いる、いわゆる“高ノニオン性界面活性剤”タイプでもよい。HDGの製造は、
例えばEP753,571A;WO96/38531A;US5,576,28
5;US5,573,697;WO96/34082A;US5,569,64
5;EP739,977A;US5,565,422;EP737,739A;
WO96/27655A;US5,554,587;WO96/25482A;
WO96/23048A;WO96/22352A;EP709,449A;W
O96/09370A;US5,496,487;US5,489,392およ
びEP694,608Aで開示されている。
【0126】 “ソフタージェント”(softergent)(STW):これらの組成物には、様々な
顆粒または液体(例えばEP753,569A;US4,140,641;US
4,639,321;US4,751,008;EP315,126;US4,
844,821;US4,844,824;US4,873,001;US4,
911,852;US5,017,296;EP422,787参照)ソフトニ
ング・スルー・ザ・ウォッシュ(softening-through-the wash)タイプの製品があ
り、一般的には有機(例えば四級)または無機(例えばクレー)柔軟剤を有する
ことができる。
【0127】 硬質表面クリーナー(HSC):これらの組成物には、クリームクレンザーお
よび液体多目的クリーナーのような多目的クリーナー;ガラスおよびタイルクリ
ーナーおよびブリーチスプレークリーナーを含めたスプレー多目的クリーナー;
カビ除去、ブリーチ含有、抗菌、酸性、中性および塩基性タイプを含めた浴室ク
リーナーがある。例えばEP743,280A、EP743,279A参照。酸
性クリーナーにはWO96/34938Aのものがある。
【0128】 バー石鹸(BS&HW):これらの組成物には、パーソナルクレンジングバー
並びにいわゆる洗濯バー(例えばWO96/35772A参照)、例えば合成洗
剤および石鹸ベースタイプおよび柔軟剤入りタイプ(例えばUS5,500,1
37またはWO96/01889A参照)の双方がある;このような組成物には
、プロッディング(plodding)のような一般的石鹸製造技術および/または成型、
孔質担体への界面活性剤の吸収などのような非慣用的技術により製造されるもの
がある。他のバー石鹸(例えばBR9502668;WO96/04361A;
WO96/04360A;US5,540,852参照)も含まれる。他の手洗
い洗剤には、GB2,292,155AおよびWO96/01306Aで記載さ
れたようなものがある。
【0129】 シャンプー&コンディショナー(S&C):(例えばWO96/37594A
;WO96/17917A;WO96/17590A;WO96/17591A
参照)。このような組成物には一般的に単純なシャンプーおよびいわゆる“ツー
・イン・ワン”(two-in-one)または“コンディショナー入り”タイプがある。
【0130】 液体石鹸(LS):これらの組成物には、いわゆる“抗菌”および慣用的タイ
プ、並びにスキンコンディショナー入りまたはなしのものがあり、ポンプディス
ペンサーで、および施設で用いられる壁掛け装置のような他の手段で使用に適し
たタイプもある。
【0131】 布帛柔軟剤(FS):これらの組成物には、慣用的液体および液体濃縮物タイ
プ(例えばEP754,749A;WO96/21715A;US5,531,
910;EP705,900A;US5,500,138参照)並びに乾燥機添
加または基材担持タイプ(例えばUS5,562,847;US5,559,0
88;EP704,522A参照)の双方がある。他の布帛柔軟剤には固形品が
ある(例えばUS5,505,866参照)。
【0132】 特殊目的クリーナー(SPC)、例えばホームドライクリーニングシステム(
例えばWO96/30583A;WO96/30472A;WO96/3047
1A;US5,547,476;WO96/37652A参照);洗濯用のブリ
ーチ前処理製品(例えばEP751,210A参照);布帛ケア前処理製品(例
えばEP752,469A参照);液体繊細布帛洗剤タイプ、特に高起泡性品種
;皿洗い用すすぎ助剤;塩素タイプおよび酸素ブリーチタイプ双方を含めた液体
ブリーチ、および消毒剤、マウスウォッシュ、義歯クリーナー(例えばWO96
/19563A;WO96/19562A参照);カーまたはカーペットクリー
ナーまたはシャンプー(例えばEP751,213A;WO96/15308A
参照)、ヘアリンス、シャワーゲル、フォームバスおよびパーソナルケアクリー
ナー(例えばWO96/37595A;WO96/37592A;WO96/3
7591A;WO96/37589A;WO96/37588A;GB2,29
7,975A;GB2,297,762A;GB2,297,761A;WO9
6/17916A;WO96/12468A参照)および金属クリーナー;並び
にクリーニング補助物、例えばブリーチ添加物および“ステイン‐スティック”
(stain-stick)または他の前処理タイプ、例えば特殊フォームタイプクリーナー
(例えばEP753,560A;EP753,559A;EP753,558A
;EP753,557A;EP753,556A参照)および日あせ防止トリー
トメント(例えばWO96/03486A;WO96/03481A;WO96
/03369A参照)も含まれる。持続性香料入り洗剤(例えばUS5,500
,154;WO96/02490参照)も次第に人気がでている。
【0133】洗濯またはクリーニング添加物質および方法: 一般的に、洗濯またはクリーニング添加物とは、最少必須成分(ここでは必須
の改良アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤混合物)のみを含有した組成物
を、洗濯または他の消費製品クリーニング目的に有用な組成物へ変換するために
必要な物質のことである。好ましい態様において、洗濯またはクリーニング添加
物は、洗濯またはクリーニング製品、特に家庭環境で消費者による直接使用向け
の洗濯またはクリーニング製品を絶対的な意味で特徴づけていると、当業者であ
れば容易に認識しうる。 これら追加成分の性質そのもの、およびその配合レベルは、組成物の物理的形
態、およびそれが用いられるクリーニング操作の性質に依存している。
【0134】 好ましくは、添加成分は、ブリーチと併用されるならば、それと良好な安定性
を有しているべきである。ある好ましい洗剤組成物では、法律で要求されている
ように、無ホウ素および/または無リン酸にすべきである。添加物のレベルは、
組成物の約0.00001〜約99.9重量%である。全体組成物の使用レベル
は意図された用途に応じて様々であり、例えば溶液中数ppmから、クリーニン
グされる表面へニートクリーニング組成物のいわゆる“直接適用”までにおよぶ
【0135】 一般的な添加物には、本発明の組成物の必須成分の一部として既に前記された
物質を除いて、ビルダー、界面活性剤、酵素、ポリマー、ブリーチ、ブリーチア
クチベーター、触媒物質などがある。他の添加物には、後で詳細に記載されるよ
うな、起泡増強剤、起泡抑制剤(消泡剤)など、多様な活性成分または特殊物質
、例えば分散剤ポリマー(例えば、BASF Corp.またはRohm & Haas)、カラ
ースペクル(color speckle)、シルバーケア、色あせ防止および/または腐食防
止剤、色素、フィラー、殺菌剤、アルカリ源、ヒドロトロープ、酸化防止剤、酵
素安定剤、プロ香料、香料、溶解剤、キャリア、加工助剤、顔料、および液体処
方の場合には溶媒がある。
【0136】 典型的には、洗濯洗剤、洗濯洗剤添加物、硬質表面クリーナー、合成および石
鹸ベース洗濯バー、布帛柔軟剤および布帛処理液、全種類の固形および処理製品
のような洗濯またはクリーニング組成物は数種の添加物を必要とするが、ブリー
チ添加物のようなある単純な処方製品では、例えばここで記載されたような酸素
漂白剤および界面活性剤のみを要することがある。適切な洗濯またはクリーニン
グ添加物質の詳細なリストは、1997年7月21日付で出願されて、Procter
& Gambleに譲渡された、US仮特許出願60/053,318でみられる。
【0137】 洗浄界面活性剤‐本組成物は、望ましくは、必須界面活性剤混合物との共界面
活性剤として用いられる、洗浄界面活性剤を含有している。本発明は界面活性剤
関連であるため、本発明の洗剤組成物の好ましい態様の記載においては、界面活
性剤物質が非界面活性剤添加物とは切り離して記載および説明されている。洗浄
界面活性剤は、1975年12月30日付LaughlinらのUS3,929,678
および1981年3月31日付MurphyのUS4,259,217;シリーズ"Sur
factant Science",Marcel Dekker,Inc.,New York and Basel;"Handbook of Sur
factants",M.R.Porter,Chapman and Hall,2nd Ed.,1994;"Surfactants in Cons
umer Products",Ed.J.Falbe,Springer-Verlag,1987;Procter & Gambleと他の洗
剤および消費製品製造業者とに譲渡された多数の洗剤関連特許明細書で詳しく記
載されている。
【0138】 ここでの洗浄界面活性剤には、テクスタイル洗濯でクリーニング剤として使用
上知られた、アニオン性、ノニオン性、双極性または両性タイプの界面活性剤が
あるが、完全なフォームフリー、または完全な不溶性の界面活性剤は含まない(
これらは任意添加物として用いてもよい)。本目的にとり任意と考えられるタイ
プの界面活性剤の例には、クリーニング界面活性剤と比較して少ないが、例えば
ジオクタデシルジメチルアンモニウムクロリドのような通常の布帛柔軟剤物質が
ある。
【0139】 更に詳しくは、典型的には約1〜約55重量%のレベルで、ここで有用な洗浄
界面活性剤には、適切には、(1)様々なHFまたは固体HF、例えばDETAL
(UOP)プロセスのような公知のプロセスにより製造されるか、他のルイス酸
触媒、例えばAlClを用いて製造されるか、酸性シリカ/アルミナを用いて
製造されるか、または塩素化炭化水素から製造される、ハード(ABS、TPB
S)または直鎖タイプを含めた慣用的なアルキルベンゼンスルホネート;(2)
α‐オレフィンスルホネートと脂肪酸および脂肪エステルから誘導されるスルホ
ネートとを含めた、オレフィンスルホネート;(3)ジエステルおよび半エステ
ルタイプ、並びにスルホサクシナメートおよび他のスルホネート/カルボキシレ
ート界面活性剤タイプ、例えばエトキシル化アルコールおよびアルカノールアミ
ドから誘導されるスルホサクシネートを含めた、アルキルまたはアルケニルスル
ホサクシネート;(4)重亜硫酸塩をα‐オレフィンに付加させた生成物を含め
た、パラフィンまたはアルカンスルホネート‐およびアルキルまたはアルケニル
カルボキシスルホネート‐タイプ;(5)アルキルナフタレンスルホネート;(
6)アルキルイセチオネートおよびアルコキシプロパンスルホネート、並びに脂
肪イセチオネートエステル、エトキシル化イセチオネートの脂肪エステルおよび
他のエステルスルホネート、例えば3‐ヒドロキシプロパンスルホネートのエス
テルまたはAVANEL Sタイプ;(7)特にヒドロトロープ性にとり有用なベンゼ
ン、クメン、トルエン、キシレンおよびナフタレンスルホネート;(8)アルキ
ルエーテルスルホネート;(9)アルキルアミドスルホネート;(10)α‐ス
ルホ脂肪酸塩またはエステル、および内部スルホ脂肪酸エステル;(11)アル
キルグリセリルスルホネート;(12)リグニンスルホネート;(13)重アル
キレートスルホネートとして時々知られる石油スルホネート;(14)ジフェニ
ルオキシドジスルホネート;(15)直鎖または分岐アルキルサルフェートまた
はアルケニルサルフェート;(16)アルキルまたはアルキルフェノールアルコ
キシレートサルフェート、およびアルキルエーテルサルフェートとして時々知ら
れる対応したポリアルコキシレート、並びにアルケニルアルコキシサルフェート
またはアルケニルポリアルコキシサルフェート;(17)アルキルアミドサルフ
ェートまたはアルケニルアミドサルフェート、例えば硫酸化アルカノールアミド
、それらのアルコキシレートおよびポリアルコキシレート;(18)硫酸化油、
硫酸化アルキルグリセリド、硫酸化アルキルポリグリコシドまたは硫酸化糖誘導
界面活性剤;(19)アルキルアルコキシカルボキシレートおよびアルキルポリ
アルコキシカルボキシレート、例えばガラクツロン酸塩;(20)アルキルエス
テルカルボキシレートおよびアルケニルエステルカルボキシレート;(21)ア
ルキルまたはアルケニルカルボキシレート、特に常用石鹸およびα,ω‐ジカル
ボキシレート、例えばアルキル‐およびアルケニルサクシネート;(22)アル
キルまたはアルケニルアミドアルコキシ‐およびポリアルコキシ‐カルボキシレ
ート;(23)アルキルおよびアルケニルアミドカルボキシレート界面活性剤タ
イプ、例えばサルコシネート、タウリド、グリシネート、アミドプロピオネート
およびイミノプロピオネート;(24)脂肪酸シアナミドと時々称されるアミド
石鹸;(25)アルキルポリアミノカルボキシレート;(26)リンベース界面
活性剤、例えばアルキルまたはアルケニルホスフェートエステル、アルキルエー
テルホスフェート、例えばそれらのアルコキシル化誘導体、ホスファチジン酸塩
、アルキルホスホン酸塩、アルキルジ(ポリオキシアルキレンアルカノール)ホ
スフェート、両性ホスフェート、例えばレシチン類;ホスフェート/カルボキシ
レート、ホスフェート/サルフェートおよびホスフェート/スルホネートタイプ
;(27)Pluronic-およびTetronic-タイプノニオン性界面活性剤;(28)い
わゆるEO/POブロックポリマー、例えばジブロックおよびトリブロックEP
EおよびPEPタイプ;(29)脂肪酸ポリグリコールエステル;(30)キャ
ップ化および非キャップ化アルキルまたはアルキルフェノールエトキシレート、
プロポキシレートおよびブトキシレート、例えば脂肪アルコールポリエチレング
リコールエーテル;(31)特に、粘度調整界面活性剤として有用な、または他
の界面活性剤の未反応成分として存在する、脂肪アルコール;(32)N‐アル
キルポリヒドロキシ脂肪酸アミド、特にアルキルN‐アルキルグルカミド;(3
3)単もしくは多糖またはソルビタンから誘導されるノニオン性界面活性剤、特
にアルキルポリグリコシド、並びにスクロース脂肪酸エステル;(34)エチレ
ングリコール‐、プロピレングリコール‐、グリセロール‐およびポリグリセリ
ル‐エステルおよびそれらのアルコキシレート、特にグリセロールエーテルおよ
び脂肪酸/グリセロールモノエステルおよびジエステル;(35)アルドビオナ
ミド界面活性剤;(36)アルキルスクシンイミドノニオン性界面活性剤タイプ
;(37)アセチレン系アルコール界面活性剤、例えばSURFYNOLS;(38)ア
ルカノールアミド界面活性剤およびそれらのアルコキシル化誘導体、例えば脂肪
酸アルカノールアミドおよび脂肪酸アルカノールアミドポリグリコールエーテル
;(39)アルキルピロリドン類;(40)アルキルアミンオキシド、例えばア
ルコキシル化またはポリアルコキシル化アミンオキシド、および糖から誘導され
るアミンオキシド;(41)アルキルホスフィンオキシド;(42)スルホキシ
ド界面活性剤;(43)両性スルホネート類、特にスルホベタイン;(44)ベ
タインタイプ両性類、例えばアミノカルボキシレート誘導タイプ;(45)両性
サルフェート類、例えばアルキルアンモニオポリエトキシサルフェート;(46
)脂肪および石油誘導アルキルアミンおよびアミン塩;(47)アルキルイミダ
ゾリン類;(48)アルキルアミドアミン類およびそれらのアルコキシレートお
よびポリアルコキシレート誘導体;および(49)慣用的なカチオン性界面活性
剤、例えば水溶性アルキルトリメチルアンモニウム塩がある。更に、(50)ア
ルキルアミドアミンオキシド、カルボキシレートおよび四級塩;(51)前記の
より慣用的な非糖タイプの後でモデル化された糖誘導界面活性剤;(52)フル
オロ界面活性剤;(53)バイオ界面活性剤;(54)有機ケイ素またはフルオ
ロカーボン界面活性剤;(55)前記ジフェニルオキシドジスルホネート以外の
ジェミニ(gemini)界面活性剤、例えばグルコースから誘導されるもの;(56)
ポリマー界面活性剤、例えばアンホポリカルボキシグリシネート;および(57
)ボラフォーム(bolaform)界面活性剤、即ち水性または非水性クリーニング用に
知られた界面活性剤のような、それほど一般的でない界面活性剤タイプも含まれ
る。
【0140】 上記いずれの洗浄界面活性剤においても、疎水鎖長は典型的には一般的範囲C ‐C20であり、特に洗濯が冷水で行われる場合には、範囲C‐C18の鎖
長が多々好ましい。慣例的な目的における鎖長の選択およびアルコキシル化の程
度は、標準テキストで示されている。洗浄界面活性剤が塩であるとき、H(即ち
、酸形または部分的酸形の潜在的に酸性の界面活性剤も用いてよい)、Na、K
、Mg、アンモニウムまたはアルカノールアンモニウム、またはカチオンの組合
せを含めて、いかなる適合カチオンも存在してよい。異なる電荷を有した洗浄界
面活性剤の混合物、特にアニオン性/カチオン性、アニオン性/ノニオン性、ア
ニオン性/ノニオン性/カチオン性、アニオン性/ノニオン性/両性、ノニオン
性/カチオン性およびノニオン性/両性混合物が通常好ましい。更に、いかなる
単一の洗浄界面活性剤も、異なる鎖長、不飽和または分岐度、アルコキシル化(
特に、エトキシル化)度、疎水基におけるエーテル酸素原子のような置換基の挿
入、またはそれらいずれかの組合せを有する、類似した洗浄界面活性剤の混合物
により、冷水洗浄で望ましい結果を多々出すために入れ替えてよい。
【0141】 上記洗浄界面活性剤の中で好ましいものは、酸、ナトリウムおよびアンモニウ
ムC‐C20アルキルベンゼンスルホネート、特にナトリウム直鎖二級アルキ
ルC10‐C15ベンゼンスルホネート(一部の地域ではABSも用いてよい)
(1);オレフィンスルホネート塩(2)、即ちオレフィン、特にC10‐C α‐オレフィンを三酸化イオウと反応させてから、反応生成物を中和して加水
分解することにより作られる物質;ナトリウムおよびアンモニウムC‐C12 ジアルキルスルホサクシネート(3);アルカンモノスルホネート(4)、例え
ばC‐C20α‐オレフィンを重亜硫酸ナトリウムと反応させて誘導されるも
の、およびパラフィンをSOおよびClと反応させてから、塩基で加水分解
して、ランダムなスルホネートを形成させて誘導されるもの;α‐スルホ脂肪酸
塩またはエステル(10);ナトリウムアルキルグリセリルスルホネート(11
)、特に獣脂またはココナツ油から誘導される高級アルコールおよび石油から誘
導される合成アルコールのエーテル;一級または二級、飽和または不飽和、分岐
または非分岐のアルキルまたはアルケニルサルフェート(15)である。このよ
うな化合物は、分岐しているとき、ランダムでもまたは規則的でもよい。二級の
とき、それらは式CH(CH(CHOSO )CHまたはCH (CH(CHOSO )CHCHを有していることが好まし
く、ここでxおよび(y+1)は少くとも7、好ましくは少くとも9の整数であ
り、Mは水溶性カチオン、好ましくはナトリウムである。不飽和のとき、硫酸オ
レイルのようなサルフェートが好ましいが、ナトリウムおよびアンモニウムアル
キルサルフェート、特に、例えば獣脂またはココナツ油から得られたC‐C アルコールを硫酸化して生成されたものも有用である;アルキルまたはアルケ
ニルエーテルサルフェート(16)、特に約0.5モル以上、好ましくは0.5
〜8モルのエトキシル化を有したエトキシサルフェート;アルキルエーテルカル
ボキシレート(19)、特にEO1‐5エトキシカルボキシレート;石鹸または
脂肪酸(21)、好ましくはより水溶性のタイプ;アミノ酸タイプ界面活性剤(
23)、例えばサルコシネート、特にオレイルサルコシネート;ホスフェートエ
ステル(26);アルキルまたはアルキルフェノールエトキシレート、プロポキ
シレートおよびブトキシレート(30)、特にエトキシレート“AE”、例えば
いわゆる狭いピークのアルキルエトキシレートおよびC‐C12アルキルフェ
ノールアルコキシレート、並びに脂肪族一級または二級直鎖または分岐C‐C 18 アルコールとエチレンオキシド、通常2〜30EOとの生成物;N‐アルキ
ルポリヒドロキシ脂肪酸アミド、特にC12‐C18N‐メチルグルカミド(3
2)(WO9206154参照)およびN‐アルコキシポリヒドロキシ脂肪酸ア
ミド、例えば1010‐C18N‐(3‐メトキシプロピル)グルカミド(N‐
プロピル〜N‐ヘキシルC12‐C18グルカミドは低起泡性向けに用いうる)
;アルキルポリグリコシド(33);アミンオキシド(40)、好ましくはアル
キルジメチルアミンN‐オキシドおよびそれらの二水和物;スルホベタインまた
は“スルタイン”(43);ベタイン(44);およびジェミニ界面活性剤も好
ましい。
【0142】 本発明で使用に適したカチオン性界面活性剤は、長鎖ヒドロカルビル基を有す
るものである。このようなカチオン性共界面活性剤の例には、アンモニウム共界
面活性剤、例えばアルキルトリメチルアンモニウムハロゲナイド、および下記式
を有する共界面活性剤がある: 〔R(OR〕〔R(OR 上記式中Rはアルキル鎖中に8〜18の炭素原子を有するアルキルまたはアル
キルベンジル基である;各Rは‐CHCH‐、‐CHCH(CH)‐
、‐CHCH(CHOH)‐、‐CHCHCH‐およびそれらの混合
物からなる群より選択される;各RはC‐Cアルキル、C‐Cヒドロ
キシアルキル、2つのR基を連結して形成されたベンジル環構造、‐CH
HOH‐CHOHCORCHOHCHOH(Rは約1000以下の分子量
を有するヘキソースまたはヘキソースポリマーである)、およびyが0でないと
き水素からなる群より選択される;RはRと同様であるか、またはR+R の炭素原子の総数が約18以下となるアルキル鎖である;各yは0〜約10で
あって、y値の合計は0〜約15である;Xはいずれか適合しうるアニオンであ
る。
【0143】 他の適切なカチオン性界面活性剤の例は下記文献で記載されており、そのすべ
てが参考のためそれら全体でここに組み込まれる:M.C.Publishing Co.,McCutch
eon's,Detergents & Emulsifiers (North American edition,1997);Schwartz,e
t al.,Surface Active Agents,Their Chemistry and Technology,New York: Int
erscience Publishers,1949;US特許3,155,591、US特許3,92
9,678、US特許3,959,461、US特許4,387,090および
US特許4,228,044
【0144】 適切なカチオン性界面活性剤の例は下記一般式に相当するものである:
【化9】 上記式中R、R、RおよびRは、独立して炭素原子1〜約22の脂肪族
基、あるいは約22以内の炭素原子を有する芳香族、アルコキシ、ポリオキシア
ルキレン、アルキルアミド、ヒドロキシアルキル、アリールまたはアルキルアリ
ール基から選択される;Xはハロゲン(例えば、クロリド、ブロミド)、酢酸、
クエン酸、乳酸、グリコール酸、リン酸、硝酸、硫酸およびアルキル硫酸基から
選択されるような塩形成アニオンである。脂肪族基は、炭素および水素原子に加
えて、エーテル結合および他の基、例えばアミノ基を含むことができる。それよ
り長い鎖の脂肪族基、例えば炭素約12以上のものは、飽和でもまたは不飽和で
もよい。R、R、RおよびRが独立してC‐約C22アルキルから選
択される場合が好ましい。特に好ましいものは、2つの長鎖アルキルおよび2つ
の短鎖アルキルを有するカチオン性物質、または1つの長鎖アルキルおよび3つ
の短鎖アルキルを有するものである。前文で記載された化合物における長鎖アル
キルは約12〜約22の炭素原子、好ましくは約16〜約22の炭素原子を有し
、前文で記載された化合物における短鎖アルキルは1〜約3の炭素原子、好まし
くは1〜約2の炭素原子を有する。
【0145】 ここでのカチオン性洗浄界面活性剤の適切なレベルは約0.1〜約20%、好
ましくは約1〜約15%であるが、それよりかなり高いレベル、例えば約30%
以上でも、特にノニオン性:カチオン性(即ち、限定またはアニオン性フリー)
処方では有用かもしれない。しかしながら、高度に好ましい組成物はカチオン性
界面活性剤を低レベル、例えば約0.1〜約5%、好ましくは約2%以下で、本
発明の改良アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤混合物と組み合わせる。
【0146】 もう1つのタイプの有用な界面活性剤はいわゆるジアニオン系である。これら
は界面活性剤分子に少くとも2つのアニオン基を存在させた界面活性剤である。
一部の適切なジアニオン性界面活性剤は、すべて1996年6月28日付で出願
された同時係属USSN60/020,503(事件No.6160P)、60
/020,772(事件No.6161P)、60/020,928(事件No
.6158P)、60/020,832(事件No.6159P)および60/
020,773(事件No.6162P)、並びに1996年8月8日付で出願
された60/023,539(事件No.6192P)、60/023,493
(事件No.6194P)、60/023,540(事件No.6193P)お
よび60/023,527(事件No.6195P)で更に記載されており、そ
れらの開示は参考のためここに組み込まれる。
【0147】 加えて、好ましくは、界面活性剤は分岐アルキルサルフェート、分岐アルキル
アルコキシレートまたは分岐アルキルアルコキシレートサルフェートであっても
よい。これらの界面活性剤は、1997年10月14日付の60/061,97
1、代理人事件No.6881P;1997年10月14日付の60/061,
975、代理人事件No.6882P;1997年10月14日付の60/06
2,086、代理人事件No.6883P;1997年10月14日付の60/
061,916、代理人事件No.6884P;1997年10月14日付の6
0/061,970、代理人事件No.6885P;1997年10月14日付
の60/062,407、代理人事件No.6886Pで更に記載されている。
他の適切な中間鎖分岐界面活性剤は、US特許出願60/032,035(事件
No.6401P)、60/031,845(事件No.6402P)、60/
031,916(事件No.6403P)、60/031,917(事件No.
6404P)、60/031,761(事件No.6405P)、60/031
,762(事件No.6406P)および60/031,844(事件No.6
409P)でみられる。これらの分岐界面活性剤と慣用的な直鎖界面活性剤との
混合物も、本組成物で使用に適している。
【0148】 ここでアニオン性洗浄界面活性剤の適切なレベルは、洗剤組成物の約1〜約5
0重量%またはそれ以上、好ましくは約2〜約30%、更に一層好ましくは約5
〜約20%の範囲内である。 ここでノニオン性洗浄界面活性剤の適切なレベルは、約1〜約40%、好まし
くは約2〜約30%、更に好ましくは約5〜約20%である。 組合せとしてアニオン性:ノニオン性界面活性剤の望ましい重量比は、1.0
:9.0〜1.0:0.25、好ましくは1.0:1.5〜1.0:0.4であ
る。 組合せとしてアニオン性:カチオン性界面活性剤の望ましい重量比は、50:
1〜5:1、更に好ましくは35:1〜15:1である。 ここでカチオン性洗浄界面活性剤の適切なレベルは約0.1〜約20%、好ま
しくは約1〜約15%であるが、それよりかなり高いレベル、例えば約30%以
上でも、ノニオン性:カチオン性(即ち、限定またはアニオン性フリー)処方で
は特に有用かもしれない。 両性または双極性洗浄界面活性剤は、存在するとき、洗剤組成物の約0.1〜
約20重量%範囲のレベルで通常有用である。しばしば、レベルは、特に両性類
がコスト高であるとき、約5%以下に制限される。
【0149】洗浄酵素 ‐酵素は、好ましくは、基材からタンパク質ベース、炭水化物ベースま
たはトリグリセリドベース汚れの除去、布帛洗濯中に遊離染料移動の防止、およ
び布帛再生を含めた、様々な目的のために、本洗剤組成物中に含有される。ここ
で有用な洗剤における最近の酵素に関する開示には、ブリーチ/アミラーゼ/プ
ロテアーゼ組合せ(EP755,999A、EP756,001A、EP756
,000A)、コンドロイチナーゼ(EP747,469A)、プロテアーゼ変
種(WO96/28566A、WO96/28557A、WO96/28556
A、WO96/25489A)、キシラナーゼ(EP709,452A)、ケラ
チナーゼ(EP747,470A)、リパーゼ(GB2,297,979A、W
O96/16153A、WO96/12004A、EP698,659A、WO
96/16154A)、セルラーゼ(GB2,294,269A、WO96/2
7649A、GB2,303,147A)、ターミナーゼ(WO96/2855
8A)がある。更に一般的には、適切な酵素には、植物、動物、細菌、真菌およ
び酵母起源のようなあらゆる適切な起源のプロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ
、セルラーゼ、ペルオキシダーゼ、キシラナーゼ、ケラチナーゼ、コンドロイチ
ナーゼ、ターミナーゼ、クチナーゼおよびそれらの混合物がある。好ましい選択
は、至適なpH活性および/または安定性、熱安定性、および活性洗剤、ビルダ
ーなどに対する安定性のようなファクターにより決められる。この点において、
細菌アミラーゼおよびプロテアーゼ、および真菌セルラーゼのような細菌または
真菌酵素が好ましい。適切な酵素は、US特許5,677,272、5,679
,630、5,703,027、5,703,034、5,705,464、5
,707,950、5,707,951、5,710,115、5,710,1
16、5,710,118、5,710,119および5,721,202でも
記載されている。
【0150】 ここで用いられる“洗浄酵素”とは、洗濯、硬質表面クリーニングまたはパー
ソナルケア洗剤組成物でクリーニング、しみ抜きまたは他の有益な効果を有する
酵素を意味する。好ましい洗浄酵素は、プロテアーゼ、アミラーゼおよびリパー
ゼのようなヒドロラーゼである。洗濯目的に好ましい酵素にはプロテアーゼ、セ
ルラーゼ、リパーゼおよびペルオキシダーゼがあるが、それらに限定されない。
高度に好ましいものは、現行市販タイプと、連続的改良で一層ブリーチ適合性で
あるもののブリーチ不活化感受性を残存程度でしか有しない改善されたタイプと
の双方を含めた、アミラーゼおよび/またはプロテアーゼである。
【0151】 酵素は“クリーニング有効量”を供するために十分なレベルで洗剤または洗剤
添加組成物中に通常配合される。“クリーニング有効量”という用語は、布帛、
皿類などのような基材でクリーニング、しみ抜き、汚れ除去、ホワイトニング、
脱臭またはフレッシュさ改善効果を生じうる量に関する。現行製品の実用上、典
型的な量は洗剤組成物1g当たり重量で約5mg以内、更に典型的には0.01
〜3mgの活性酵素である。換言すれば、本組成物は典型的には0.001〜5
重量%、好ましくは0.01〜1%の市販酵素製品を含む。プロテアーゼ酵素は
、組成物1g当たり0.005〜0.1Anson単位(AU)の活性を供するため
に十分なレベルで、このような製品中に通常存在する。ある洗剤では、非触媒活
性物質の総量を最少にして、それによりしみ付き/皮膜化または他の最終結果を
改善するために、製品の活性酵素含有率を増加させることが望ましい。それより
高い活性レベルでも高濃縮洗剤処方では望ましいことがある。
【0152】 プロテアーゼの適切な例は、B.subtilisおよびB.licheniformisの特定株から
得られるズブチリシンである。1つの適切なプロテアーゼはBacillusの株から得
られ、8〜12のpH範囲で最大活性を有して、デンマークのNovo Industies A
/S、以下“Novo”からESPERASEとして開発および販売されている。この酵素お
よび類似酵素の製品はNovoのGB1,243,784で記載されている。他の適
切なプロテアーゼには、NovoのALCALASEおよびSAVINASE、オランダのIntern
ational Bio-Synthetics,Inc.のMAXATASE、1985年1月9日付でEP13
0,756Aで開示されたようなプロテアーゼA、1987年4月28日付でE
P303,761Aおよび1985年1月9日付でEP130,756Aで開示
されたようなプロテアーゼBがある。NovoのWO9318140Aで記載された
Bacillus sp.NCIMB 40338からの高pHプロテアーゼも参照。プロテアーゼ、1
種以上の他の酵素および可逆性プロテアーゼインヒビターを含有した酵素洗剤は
、NovoのWO9203529Aで記載されている。他の好ましいプロテアーゼに
は、Procter & GambleのWO9510591Aのものがある。所望であれば、Pr
octer & GambleのWO9507791で記載されているような、減少した吸着性
および増加した加水分解性を有するプロテアーゼも市販されている。ここで適し
た洗剤向けの組換えトリプシン様プロテアーゼは、NovoのWO9425583で
記載されている。
【0153】 更に詳しくは、“プロテアーゼD”と称される特に好ましいプロテアーゼは、
天然でみられないアミノ酸配列を有したカルボニルヒドロラーゼ変種であり、Ge
nencor Internationalにより1995年4月20日付で公開されたWO95/1
0615で記載されたように、好ましくはBacillus amyloliquefaciensズブチリ
シンの番号付けに従い+99、+101、+103、+104、+107、+1
23、+27、+105、+109、+126、+128、+135、+156
、+166、+195、+197、+204、+206、+210、+216、
+217、+218、+222、+260、+265および/または+274か
らなる群より選択されるものに相当する1以上のアミノ酸残基位置と組合せて、
上記カルボニルヒドロラーゼで+76位に相当する位置で、複数のアミノ酸残基
の代わりに異なるアミノ酸を用いることにより、前駆カルボニルヒドロラーゼか
ら誘導される。
【0154】 有用なプロテアーゼは、PCT文献:The Procter & Gamble Companyにより1
995年11月9日付で公開されたWO95/30010;The Procter & Gamb
le Companyにより1995年11月9日付で公開されたWO95/30011;
The Procter & Gamble Companyにより1995年11月9日付で公開されたWO
95/29979でも記載されている。
【0155】 ここで適したアミラーゼには、例えば、NovoのGB1,296,839で記載
されたα‐アミラーゼ;RAPIDASE,International Bio-Synthetics,Inc.およ
びTERMAMYL,Novoがある。NovoのFUNGAMYLが特に有用である。改善された安
定性、例えば酸化安定性向けの酵素の工学処理が知られている。例えば、J.Biol
ogical Chem.,Vol.260,No.11,June 1985,pp.6518-6521参照。本組成物のある好
ましい態様では、1993年度に市販されているTERMAMYLのレファレンスに対
して測定されるような、洗剤で改善された安定性、特に改善された酸化安定性を
有するアミラーゼを用いることができる。これらの好ましいアミラーゼは、上記
レファレンスアミラーゼに対して測定すると、例えばpH9〜10の緩衝液中で
過酸化水素/テトラアセチルエチレンジアミンに対する酸化安定性;例えば約6
0℃のような通常の洗浄温度における熱安定性;または例えば約8〜約11のp
Hにおけるアルカリ安定性のうち1以上で測定しうる改善によって最小限で特徴
付けられる、“安定性向上”アミラーゼであるという特徴を共有している。安定
性はいずれかの業界開示技術試験を用いて測定することができる。例えば、WO
94/02597で開示された文献参照。安定性向上アミラーゼはNovoまたはGe
nencor Internationalから得られる。ここで高度に好ましいアミラーゼの1つの
クラスは、1つ、2つまたは多数のアミラーゼ株が直接の前駆体であるかどうか
にかかわらず、1種以上のBacillusアミラーゼ、特にBacillus α‐アミラーゼ
から部位特異的変異誘発を用いて誘導されるという共通性を有している。上記レ
ファレンスアミラーゼに対して酸化安定性が向上したアミラーゼは、特に漂白、
更に好ましくは塩素漂白とは区別されるような酸素漂白の洗剤組成物で使用上好
ましい。このような好ましいアミラーゼには、(a)B.licheniformis α‐アミ
ラーゼの197位に位置するメチオニン残基の置換がアラニンまたはトレオニン
、好ましくはトレオニンを用いて行われた、TERMAMYLとして知られる変異体で
更に示されるような、1994年2月3日付Novoの前記WO94/02597に
よるアミラーゼ、あるいはB.amyloliquefaciens、B.subtilisまたはB.stearothe
rmophilusのような類似親アミラーゼの相同的位置変種;(b)C.Matchinsonに
より207th American Chemical Society National Meeting,March 13-17,1994で
発表された"Oxidatively Resistant alpha-Amylases"と題する論文でGenencor I
nternationalにより記載されたような安定性向上アミラーゼがある。そこでは、
自動皿洗い洗剤中のブリーチはα‐アミラーゼを不活化するが、改善された酸化
安定性アミラーゼがB.licheniformis NCIB8061からGenencorにより作ら
れたことが記載されている。メチオニン(Met)が最も修飾しやすい残基とし
て特定されていた。Metは8、15、197、256、304、366および
438位で1度に1つ置換されて特定の変異体になるが、特に重要なものはM1
97LおよびM197Tであり、M197T変種が最も安定な発現変種である。
安定性はCASCADEおよびSUNLIGHTで測定された。(c)ここで特に好ましい
アミラーゼには、WO95/10603Aで記載されたような、直接親に追加修
飾を有したアミラーゼ変種があり、DURAMYLとして譲受人Novoから市販されて
いる。他の特に好ましい酸化安定性向上アミラーゼには、Genencor Internation
alのWO94/18314およびNovoのWO94/02597で記載されたもの
がある。例えば市販アミラーゼの既知キメラ、ハイブリッドまたは単純変異親形
から部位特異的変異誘発により誘導されるような、他のいかなる酸化安定性向上
アミラーゼも用いてよい。他の好ましい酵素修飾も行いうる。NovoのWO95/
09909A参照。
【0156】 他のアミラーゼ酵素には、WO95/26397およびNovo Nodisk PCT/
DK96/00056による同時係属出願で記載されたものがある。本発明の洗
剤組成物用として具体的なアミラーゼ酵素には、Phadebasα‐アミラーゼ活性
アッセイにより測定すると、25〜55℃の温度範囲および8〜10範囲のpH
値でTermamylの比活性より少くとも25%高い比活性を有することで特徴付け
られるα‐アミラーゼがある(このようなPhadebasα‐アミラーゼ活性アッセ
イは、WO95/26397の第9〜10頁で記載されている)。その文献のS
EQ IDリストで示されたアミノ酸配列と少くとも80%相同性であるα‐ア
ミラーゼも、ここに含まれる。これらの酵素は、好ましくは全組成物の0.00
018〜0.060重量%の純粋酵素レベル、更に好ましくは全組成物の0.0
0024〜0.048重量%の純粋酵素レベルで、洗濯洗剤組成物中に配合され
る。
【0157】 ここで用いうるセルラーゼは、細菌および真菌双方のタイプを含み、好ましく
は5〜9.5の至適pHを有している。1984年3月6日付Barbesgoardらの
US特許4,435,307では、Humicola insolensもしくはHumicola株DS
M1800またはAeromonas属に属するセルラーゼ212産生真菌からの適切な
真菌セルラーゼ、および海洋軟体動物Dolabella Auricula Solanderの肝膵から
抽出されるセルラーゼについて開示している。適切なセルラーゼは、GB‐A‐
2,075,028、GB‐A‐2,095,275およびDE‐OS‐2,2
47,832でも開示されている。CAREZYMEおよびCELLUZYME(Novo)が特
に有用である。NovoのWO91/17243も参照。
【0158】 洗剤用に適したリパーゼ酵素には、GB1,372,034で開示された、Ps
eudomonas stutzeri ATCC19.154のようなPseudomonas属の微生物によ
り産生されるものがある。1978年2月24日付で公開された日本特許出願5
3/20487のリパーゼも参照。このリパーゼは、商品名Lipase P“Amano”
または“amano-P”として、日本、名古屋のAmano Pharmaceutical Co.Ltd.から
市販されている。他の適切な市販リパーゼには、Amano-CES、即ちChromobacter
viscosum、例えば日本、田方の東洋醸造社からのChromobacter viscosum var.li
polyticum NRRLB 3673由来のリパーゼ;USAのU.S.Biochemical Corp.および
オランダのDisoynth Co.からのChromobacter viscosumリパーゼ;Pseudomonas g
ladioli由来リパーゼがある。Humicola lanuginosaに由来してNovoから市販され
ているLIPOLASE酵素(EP341,947も参照)がここで使用上好ましいリ
パーゼである。ペルオキシダーゼ酵素に対して安定化されたリパーゼおよびアミ
ラーゼ変種は、NovoのWO94/14951Aで記載されている。WO92/0
5249およびRD94/359044も参照。
【0159】 ここで使用に適したクチナーゼ酵素は、GenencorのWO88/09367Aで
記載されている。
【0160】 ペルオキシダーゼ酵素は、“溶液漂白”のために、あるいは洗浄中に基材から
落ちた染料または顔料が洗浄液中に存在する他の基材へ移動することを防ぐため
に、酸素源、例えばペルカーボネート、ペルボレート、過酸化水素などと組合せ
て用いられる。公知のペルオキシダーゼには、ホースラディッシュペルオキシダ
ーゼ、リグニナーゼ、クロロまたはブロモペルオキシダーゼのようなハロペルオ
キシダーゼがある。ペルオキシダーゼ含有洗剤組成物は、1989年10月19
日付NovoのWO89/099813AおよびNovoのWO89/09813Aで開
示されている。
【0161】 様々な酵素物質および合成洗剤組成物中へのそれらの配合手段も、Genencor I
nternationalのWO93/07263AおよびWO93/07260A、Novoの
WO89/08694Aと、1971年1月5日付McCartyらのUS3,553
,139でも開示されている。酵素は、1978年7月18日付PlaceらのUS
4,101,457および1985年3月26日付HughesのUS4,507,2
19でも更に開示されている。液体洗剤処方物で有用な酵素物質およびこのよう
な処方物中へのそれらの配合は、1981年4月14日付HoraらのUS4,26
1,868で開示されている。洗剤で有用な酵素は様々な技術で安定化させうる
。酵素安定化技術は、1971年8月17日付GedgeらのUS3,600,31
9、1986年10月29日付VenegasのEP199,405およびEP200
,586で開示および例示されている。酵素安定化系も、例えばUS3,519
,570で記載されている。プロテアーゼ、キシラナーゼおよびセルラーゼを出
す有用なBacillus sp.AC13は、NovoのWO94/01532Aで記載されて
いる。
【0162】ビルダー ‐洗剤ビルダーは、例えば、洗浄水中でミネラル、特にCaおよび/ま
たはMg硬度のコントロールを助けるか、または表面から粒子汚れの除去および
/または懸濁を助けて、ときにはアルカリおよび/または緩衝作用をもたらすた
めに、本組成物中に含有させることが好ましい。固形処方物において、ビルダー
は界面活性剤向け吸収剤としてときには働く。一方、ある組成物は、意図した使
用に応じて、有機でもまたは無機であっても、完全に水溶性のビルダーで処方す
ることができる。
【0163】 適切なシリケートビルダーには、水溶性および水和固体タイプ、鎖、層または
三次元構造を有したもの、並びに非晶質固体シリケート、または例えば特に非構
築液体洗剤向けの他のタイプがある。アルカリ金属シリケート、特に1.6:1
〜3.2:1範囲のSiO:NaO比を有する液体および固体物、例えば商
品名BRITESIL、例えばBRITESIL H2OでPQ Corp.から販売されている固体水和
2‐レシオ シリケート;積層シリケート、例えば1987年5月12日付H.P.
RieckのUS4,664,839で記載されたものが好ましい。ときには“SK
S‐6”と略記されるNaSKS‐6はHoechstにより販売されている結晶積層
アルミニウムフリーδ‐NaSiO形態のシリケートであり、特に顆粒洗濯
組成物で好ましい。ドイツDE‐A‐3,417,649およびDE‐A‐3,
742,043の製造方法参照。他の積層シリケート、例えば一般式NaMSi 2x+1・yHO(Mはナトリウムまたは水素であり、xは1.9〜4、好ま
しくは2の数であり、yは0〜20、好ましくは0の数である)を有したものも
ここで使用でき、または代用しうる。Hoechstによる積層シリケートには、α、
βおよびγ積層シリケート形としてNaSKS‐5、NaSKS‐7およびNa
SKS‐11もある。顆粒でクリスプニング(crispening)剤として、ブリーチ用
の安定剤として、および起泡コントロール系の成分として作用しうる、マグネシ
ウムシリケートのような他のシリケートも有用である。
【0164】 1995年6月27日付SakaguchiらのUS5,427,711で記載された
ような、無水形で下記一般式:xMO・ySiO・zM′O(MはNaおよ
び/またはKであり、M′はCaおよび/またはMgである;y/xは0.5〜
2.0およびz/xは0.005〜1.0である)により表わされる鎖構造およ
び組成を有した合成結晶イオン交換物質またはその水和物も、ここで使用に適し
ている。
【0165】 ゼオライトのようなアルミノシリケートビルダーも顆粒洗剤で特に有用である
が、液体、ペーストまたはゲルで配合してよい。実験式:〔M(AlO (SiO〕・xHO(zおよびvは少くとも6の整数であり、Mはアル
カリ金属、好ましくはNaおよび/またはKであり、z対vのモル比は1.0〜
0.5の範囲であり、xは15〜264の整数である)を有したものが、本目的
に適している。アルミノシリケートは結晶でもまたは非晶質でもよく、天然でも
または合成で誘導してもよい。アルミノシリケートの製造方法は、1976年1
0月12日付KrummelらのUS3,985,669で開示されている。好ましい
合成結晶アルミノシリケートイオン交換物質は、ゼオライトA、ゼオライトP(
B)、ゼオライトXおよび、どの程度ゼオライトPと異なっていても、いわゆる
ゼオライトMAPとして市販されている。クリノプチロライト(clinoptilolite
)を含めた天然タイプも用いてよい。ゼオライトAは式:Na12〔(AlO12(SiO12〕・xHO(xは20〜30、特に27である)を有
する。脱水ゼオライト(x=0〜10)も用いてよい。好ましくは、アルミノシ
リケートは直径0.1〜10ミクロンの粒径を有する。
【0166】 洗剤ビルダーも、前記のシリケートおよびアルミノシリケートの代わりにまた
はそれらに加えて、例えば、洗浄水中でミネラル、特にCaおよび/またはMg
硬度の調整を助けるか、あるいは表面から粒状汚れの除去を助けるために、本組
成物中に場合により含有させうる。ビルダーは、硬度イオンと可溶性または不溶
性錯体を形成する、イオン交換による、クリーニングされる物体の表面よりも硬
度イオンの付着しやすい表面を供するといった、様々なメカニズムにより機能す
ることができる。ビルダーのレベルは組成物の最終用途および物理的形態に応じ
て広く変わる。ビルダー入り洗剤は、典型的には少くとも約1%のビルダーを含
む。液体処方物は、典型的には約5〜約50%、更に典型的には約5〜約35%
のビルダーを含む。顆粒処方物は、典型的には洗剤組成物の約10〜約80重量
%、更に典型的には15〜50%のビルダーを含む。それ以下または以上のレベ
ルのビルダーが除外されるわけではない。例えば、ある洗剤添加物または高界面
活性剤処方ではビルダーを含めなくてよい。
【0167】 ここで適切なビルダーは、ホスフェートおよびポリホスフェート、特にナトリ
ウム塩;炭酸またはセスキ炭酸ナトリウム以外の炭酸塩、重炭酸塩、セスキ炭酸
塩および炭酸ミネラル;酸、ナトリウム、カリウムまたはアルカノールアンモニ
ウム塩形の有機モノ、ジ、トリおよびテトラカルボキシレート、特に水溶性非界
面活性剤カルボキシレート、並びに、脂肪族および芳香族タイプを含めた、オリ
ゴマーまたは水溶性低分子量ポリマーカルボキシレート;およびフィチン酸から
なる群より選択できる。これらは、例えばpH緩衝目的のためボレートにより、
あるいは安定な界面活性剤および/またはビルダー含有洗剤組成物の工学処理に
とり重要なサルフェート、特に硫酸ナトリウムおよび他のフィラーまたはキャリ
アにより補ってもよい。
【0168】 ときには“ビルダー系”と称されるビルダー混合物が用いられ、典型的には2
種以上の慣用的なビルダーを含んでおり、場合によりキラント、pH緩衝剤また
はフィラーで補われるが、これら後者の物質はここで物質の量を記載していると
き通常別々に扱われる。本洗剤中の界面活性剤およびビルダーの相対量について
、好ましいビルダー系は約60:1〜約1:80の界面活性剤対ビルダーの重量
比で典型的に処方される。ある好ましい洗濯洗剤は、0.90:1.0〜4.0
:1.0、更に好ましくは0.95:1.0〜3.0:1.0の範囲で上記比率
を有する。
【0169】 法律で認められる場合に多々好ましいP含有洗剤ビルダーには、トリポリホス
フェート、ピロホスフェート、ガラス質ポリマーメタホスフェートで例示される
ポリホスフェート、およびホスホネートのアルカリ金属、アンモニウムおよびア
ルカノールアンモニウム塩があるが、それらに限定されない。
【0170】 適切なカーボネートビルダーには、1973年11月15日付で公開されたド
イツ特許出願2,321,001で開示されたようなアルカリ土類およびアルカ
リ金属カーボネートがあるが、重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、セスキ炭酸
ナトリウムおよびトロナのような他のカーボネートミネラル、あるいは炭酸ナト
リウムおよび炭酸カルシウムのいずれか好都合な複合塩、例えば無水のときに組
成2NaCO・CaCOを有するもの、更にはホウカイ石、アラレ石およ
びバテライトを含めた炭酸カルシウム、特に緻密なホウカイ石と比較して高い表
面積を有する形も、例えば種晶としてまたは合成洗剤バー用として有用である。
【0171】 クリーニング組成物向けにここで記載されたような、適切な“有機洗剤ビルダ
ー”には、水溶性非界面活性剤ジカルボキシレートおよびトリカルボキシレート
を含めたポリカルボキシレート化合物がある。更に典型的には、ビルダーポリカ
ルボキシレートは、多数のカルボキシレート基、好ましくは少くとも3つのカル
ボキシレートを有している。カルボキシレートビルダーは酸、部分的中性、中性
または過剰塩基の形で処方できる。塩形のときには、ナトリウム、カリウムおよ
びリチウムのようなアルカリ金属、またはアルカノールアンモニウム塩が好まし
い。ポリカルボキシレートビルダーには、オキシジサクシネートのようなエーテ
ルポリカルボキシレート(1964年4月7日付BergのUS3,128,287
および1972年1月18日付LambertiらのUS3,635,830参照);1
987年5月5日付BushらのUS4,663,071の“TMS/TDS”ビル
ダー;US特許3,923,679、3,835,163、4,158,635
、4,120,874および4,102,903で記載されたような、環式およ
び脂環式化合物を含めた他のエーテルカルボキシレートがある。
【0172】 他の適切な有機洗剤ビルダーは、エーテルヒドロキシポリカルボキシレート;
無水マレイン酸とエチレンまたはビニルメチルエーテルとのコポリマー;1,3
,5‐トリヒドロキシベンゼン‐2,4,6‐トリスルホン酸;カルボキシメチ
ルオキシコハク酸;エチレンジアミン四酢酸およびニトリロ三酢酸のようなポリ
酢酸の様々なアルカリ金属、アンモニウムおよび置換アンモニウム塩;メリット
酸、コハク酸、ポリマレイン酸、ベンゼン‐1,3,5‐トリカルボン酸、カル
ボキシメチルオキシコハク酸およびそれらの可溶性塩である。
【0173】 シトレート、例えばクエン酸およびその可溶性塩は、再生源からの利用性およ
び生分解性のために、例えば重質液体洗剤にとり重要なカルボキシレートビルダ
ーである。シトレートは、特にゼオライトおよび/または積層シリケートと組合
せて、顆粒組成物でも用いうる。オキシジサクシネートもこのような組成物およ
び組合せで特に有用である。
【0174】 認められている場合、特に手で洗濯する操作に用いられるバーの処方では、ナ
トリウムトリポリホスフェート、ナトリウムピロホスフェートおよびナトリウム
オルトホスフェートのようなアルカリ金属ホスフェートが用いうる。エタン‐1
‐ヒドロキシ‐1,1‐ジホスホネートおよび他の公知ホスホネートのようなホ
スホネートビルダー、例えばUS3,159,581、3,213,030、3
,422,021、3,400,148および3,422,137のものも使用
でき、望ましいスケール防止性を有している。
【0175】 ある洗浄界面活性剤またはそれらの短鎖ホモログもビルダー作用を有している
。明確な処方上の目的からみて、それらが界面活性剤能力を有しているとき、こ
れらの物質は洗浄界面活性剤として判断される。ビルダー機能にとり好ましいタ
イプは、1986年1月28日付BushのUS4,566,984で開示された3
,3‐ジカルボキシ‐4‐オキサ‐1,6‐ヘキサンジオエート類および関連化
合物により例示される。コハク酸ビルダーには、C‐C20アルキルおよびア
ルケニルコハク酸、およびその塩がある。サクシネートビルダーには、ラウリル
サクシネート、ミリスチルサクシネート、パルミチルサクシネート、2‐ドデセ
ニルサクシネート(好ましい)、2‐ペンタデセニルサクシネート等もある。ラ
ウリルサクシネートは、1986年11月5日付で公開された欧州特許出願86
200690.5/0,200,263で記載されている。脂肪酸、例えばC ‐C18モノカルボン酸も、単独で、あるいは追加ビルダー活性を付与するた
めに前記ビルダー、特にシトレートおよび/またはサクシネートビルダーと組合
せて、界面活性剤/ビルダー物質として組成物中に配合できる。他の適切なポリ
カルボキシレートは、1979年3月13日付CrutchfieldらのUS4,144
,226および1967年3月7日付DiehlのUS3,308,067で開示さ
れている。DiehlのUS3,723,322も参照。
【0176】 用いうる無機ビルダー物質の他のタイプは、式(MCa(CO (xおよびiは1〜15の整数であり、yは1〜10の整数であり、zは2〜2
5の整数であり、Mはカチオンである)を有しており、そのうち少くとも1種
は水溶性であって、その式が中性または“バランスのとれた”電荷を有するよう
に、式Σ1-15(xにMの原子価を乗じる)+2y=2zが満たされる。
これらのビルダーはここでは“ミネラルビルダー”と称され、これらビルダーの
例、それらの使用および製法はUS特許5,707,959でみられる。無機ビ
ルダーの他の適切なクラスはマグネシオシリケートである(WO97/0179
参照)。
【0177】酸素漂白剤: 本発明のクリーニング組成物は、好ましくは、慣用的な添加物質の一部または
全部として、“酸素漂白剤”を含有してもよい。本発明で有用な酸素漂白剤は、
洗濯、硬質表面クリーニング、自動皿洗いまたは義歯クリーニング目的で知られ
た、いかなる酸化剤であってもよい。酸素ブリーチまたはその混合物が好ましい
が、他のオキシダントブリーチ、例えば酵素過酸化水素発生系、または次亜ハロ
ゲン酸塩、例えば次亜塩素酸塩のような塩素ブリーチも用いてよい。一般的に、
酸素漂白“系”は、酸素漂白に寄与する2種以上の物質、通常ペルボレートのよ
うな酸素ブリーチ源、更には空気からの酸素、および触媒および/またはブリー
チアクチベーターを含有している。
【0178】 ペルオキシゲンタイプの一般的な酸素ブリーチには、過酸化水素、無機ペルオ
キソヒドレート、有機ペルオキソヒドレート、および有機ペルオキシ酸、例えば
親水性および疎水性モノまたはジペルオキシ酸がある。これらには、ペルオキシ
カルボン酸、ペルオキシイミド酸、アミドペルオキシカルボン酸またはそれらの
塩、例えばカルシウム、マグネシウムまたは混合カチオン塩がある。様々な種類
の過酸が遊離形で、並びに、過酸化水素源と組み合わせたときにペルヒドロライ
ズ(perhydrolyze)して対応する過酸を放出する“ブリーチアクチベーター”また
は“ブリーチプロモーター”として知られる前駆体として、双方で用いることが
できる。
【0179】 Naのような無機ペルオキシド、KOのようなスーパーオキシド、ク
メンヒドロペルオキシドおよびt‐ブチルヒドロペルオキシドのような有機ヒド
ロペルオキシド、および無機ペルオキソ酸およびそれらの塩、例えばペルオキソ
硫酸塩、特にペルオキソ二硫酸、更に好ましくはペルオキソ一硫酸のカリウム塩
、例えばDuPontからOXONEとして販売されている市販トリプル塩形、およびAkzo
のCUROXまたはDegussaのCAROATのような相当する市販形も、酸素ブリーチとして
ここでは有用である。過酸化ジベンゾイルのようなある有機ペルオキシドは、主
要な酸素ブリーチとしてよりもむしろ、特に添加物として有用である。
【0180】 混合酸素ブリーチ系は、いずれかの酸素ブリーチと公知のブリーチアクチベー
ター、有機触媒、酵素触媒およびそれらの組合せとの混合物のように通常有用で
あり、しかもこのような混合物は当業界で周知のタイプの増白剤、フォトブリー
チおよび転染阻止剤を更に含有してもよい。
【0181】 前記のような好ましい酸素ブリーチには、ペルオキシヒドレートまたはペルオ
キソヒドレートとしてときには知られる、ペルオキソヒドレートがある。これら
は有機であるか、または更に一般的には、過酸化水素を容易に放出しうる無機塩
である。ペルオキソヒドレートは“過酸化水素源”物質の最も一般的な例であっ
て、ペルボレート、ペルカーボネート、ペルホスフェートおよびペルシリケート
がある。適切なペルオキソヒドレートには炭酸ナトリウムペルオキシヒドレート
および相当する市販“ペルカーボネート”ブリーチがあり、いわゆる過ホウ酸ナ
トリウム水和物、“四水和物”および“一水和物”が好ましいが、ピロリン酸ナ
トリウムペルオキシヒドレートも使用できる。多くのこのようなペルオキソヒド
レートはシリケートおよび/またはボレートおよび/またはロウ状物質および/
または界面活性剤のようなコーティングにより施された形態で市販されているか
、あるいは貯蔵安定性を改善するコンパクト球体のような粒子幾何学的形態を有
している。有機ペルオキソヒドレートとしては、尿素ペルオキシヒドレートもこ
こでは有用である。
【0182】 ペルカーボネートブリーチには、例えば、約500〜約1000マイクロメー
ターの範囲内で平均粒径を有した乾燥粒子があり、その粒子の約10重量%以下
は約200マイクロメーターより小さく、上記粒子の約10重量%以下は約12
50マイクロメーターより大きい。ペルカーボネートおよびペルボレートは、例
えばFMC、SolvayおよびTokai Denkaから広く市販されている。
【0183】 酸素ブリーチとしてここで有用な有機過カルボン酸には、Interoxから市販さ
れているモノペルオキシフタル酸マグネシウム六水和物、m‐クロロ過安息香酸
およびその塩、4‐ノニルアミノ‐4‐オキソペルオキシ酪酸およびジペルオキ
シドデカン二酸、およびそれらの塩がある。このようなブリーチは、US4,4
83,781、1985年6月3日付で出願されたBurnsらのUS特許出願74
0,446、1985年2月20日付で公開されたEP‐A133,354、お
よびUS4,412,934で開示されている。ここで用いうる有機過カルボン
酸には1、2またはそれ以上のペルオキシ基を有したものがあり、脂肪族でもま
たは芳香族でもよい。高度に好ましい酸素ブリーチには、US4,634,55
1で記載されたような6‐ノニルアミノ‐6‐オキソペルオキシカプロン酸(N
APAA)もある。
【0184】 無機ペルオキソヒドレート、有機ペルオキソヒドレートおよび有機ペルオキシ
酸、例えば親水性および疎水性モノまたはジペルオキシ酸、ペルオキシカルボン
酸、ペルオキシイミド酸、アミドペルオキシカルボン酸またはそれらの塩、例え
ばカルシウム、マグネシウムまたは混合カチオン塩を含めた有用な酸素ブリーチ
の広範囲で詳細なリストは、US特許5,622,646および5,686,0
14でみられる。
【0185】 ここで他の有用な過酸およびブリーチアクチベーターは、イミド過酸およびイ
ミドブリーチアクチベーターのファミリーに属する。これらには、フタロイルイ
ミドペルオキシカプロン酸、関連アリールイミド置換およびアシルオキシ窒素誘
導体がある。このような化合物のリスト、製法、並びに顆粒および液体双方を含
めた洗濯組成物中へのそれらの配合については、US5,487,818、US
5,470,988、US5,466,825、US5,419,846、US
5,415,796、US5,391,324、US5,328,634、US
5,310,934、US5,279,757、US5,246,620、US
5,245,075、US5,294,362、US5,423,998、US
5,208,340、US5,132,431およびUS5,087,385参
照。
【0186】 有用なジペルオキシ酸には、例えば、1,12‐ジペルオキシドデカン二酸(
DPDA)、1,9‐ジペルオキシアゼライン酸、ジペルオキシブラシル酸、ジ
ペルオキシセバシン酸、ジペルオキシイソフタル酸、2‐デシルジペルオキシブ
タン‐1,4‐二酸および4,4′‐スルホニルビスペルオキシ安息香酸がある
【0187】 更に一般的には、酸素ブリーチ、特に過酸、およびブリーチアクチベーターに
関連してここで用いられている“親水性”および“疎水性”という用語は、第一
に、所定の酸素ブリーチが溶液中の遊離染料の漂白を有効に行って、布帛灰色化
および変色を防ぎ、および/またはティー、ワインおよびグレープジュースのよ
うな親水性のしみを除くかどうかに基づいており、その場合にそれは“親水性”
と称される。酸素ブリーチまたはブリーチアクチベーターが、黒ずんだ、べたべ
たする、カロチノイドまたは他の疎水性の汚れで、有意のしみ抜き、白さ改善ま
たはクリーニング効果を有するときには、それは“疎水性”と称される。その用
語は、過酸化水素源と併用された過酸またはブリーチアクチベーターに言及する
ときにもあてはまる。酸素ブリーチ系の親水性能に関する現行の商業的なベンチ
マークは、親水性漂白のベンチマークとしてTAEDまたは過酢酸である。NO
BSまたはNAPAAは、疎水性漂白について対応するベンチマークである。こ
こではブリーチアクチベーターにもおよぶ、過酸を含めた酸素ブリーチに関する
“親水性”、“疎水性”および“ヒドロトロピック”という用語は、文献ではそ
れよりやや狭く用いられている。特に、Kirk Othmer's Encyclopedia of Chemic
al Technology,Vol.4,p.284-285参照。この文献は、ベースとなる基準として、
クロマトグラフィー保持時間および臨界ミセル濃度について示しており、本発明
で用いうる疎水性、親水性およびヒドロトロピック酸素ブリーチおよびブリーチ
アクチベーターの好ましいサブクラスを特定するおよび/または特徴づける上で
有用である。
【0188】ブリーチアクチベーター ここで有用なブリーチアクチベーターにはアミド、イミド、エステルおよび無
水物がある。構造R‐C(O)‐Lとして脱離基に共有結合された、通常少くと
も1つの置換または非置換アシル部分が存在している。1つの好ましい使用様式
において、ブリーチアクチベーターは、単一製品で、ペルボレートまたはペルカ
ーボネートのような過酸化水素源と組み合わされる。好都合なことに、単一製品
ではブリーチアクチベーターに相当する過カルボン酸を水溶液中その場で(即ち
、洗浄プロセス中に)生成する。その製品自体は含水した、例えば粉末でもよい
が、但し貯蔵安定性が認められる量および流動度で水がコントロールされねばな
らない。一方、製品は無水固体または液体でもよい。もう1つの様式において、
ブリーチアクチベーターまたは酸素ブリーチはステイン・スティックのような前
処理製品中に配合され、汚れた前処理済みの基材は、例えば過酸化水素源での別
な処理に付すことができる。上記ブリーチアクチベーター構造RC(O)Lに関
して、過酸形成アシル部分RC(O)‐に結合している脱離基の原子は、最も典
型的にはOまたはNである。ブリーチアクチベーターは、非荷電、正荷電または
負荷電の過酸形成部分および/または非荷電、正荷電または負荷電の脱離基を有
することができる。1以上の過酸形成部分または脱離基が存在できる。例えば、
US5,595,967、US5,561,235、US5,560,862、
またはUS5,534,179のビス(ペルオキシカーボニック)系参照。適切
なブリーチアクチベーターの混合物も用いてよい。ブリーチアクチベーターは、
脱離基または過酸形成部分において電子供与または電子放出部分で置換して、そ
れらの反応性を変化させ、特定のpHまたは洗浄条件にそれらを多少なりとも適
合させることができる。例えば、NOのような電子求引基は、マイルドなpH
(例えば、約7.5〜約9.5)洗浄条件下で使用向けのブリーチアクチベータ
ーの効力を改善する。 適切なブリーチアクチベーターおよび適切な脱離基の広範囲で詳細な開示、並
びに適切なアクチベーターを決める方法は、US特許5,686,014および
5,622,646でみられる。
【0189】 カチオン性ブリーチアクチベーターには、カチオン性ペルオキシイミド酸、ペ
ルオキシ炭酸またはペルオキシカルボン酸を洗浄液にデリバリーする四級カルバ
メート‐、四級カーボネート‐、四級エステル‐および四級アミド‐タイプがあ
る。類似しているが、非カチオン性のブリーチアクチベーターは、四級誘導体が
望まれないときに利用しうる。更に詳しくは、カチオン性アクチベーターには、
WO96/06915、US4,751,015および4,397,757、E
P‐A‐284292、EP‐A‐331,229およびEP‐A‐03520
の四級アンモニウム置換アクチベーターがある。EP‐A‐303,520、欧
州特許明細書458,396および464,880で開示されたようなカチオン
性ニトリル類も有用である。他のニトリルタイプはUS5,591,378で記
載されたような電子求引性置換基を有している。
【0190】 他のブリーチアクチベーターの開示には、GB836,988、864,79
8、907,356、1,003,310および1,519,351、ドイツ特
許3,337,921、EP‐A‐0185522、EP‐A‐0174132
、EP‐A‐0120591、US特許1,246,339、3,332,88
2、4,128,494、4,412,934および4,675,393があり
、アルカノイルアミノ酸のフェノールスルホネートエステルはUS5,523,
434で開示されている。適切なブリーチアクチベーターにはアセチル化ジアミ
ンタイプがあり、性質上親水性でもまたは疎水性でもよい。
【0191】 上記クラスのブリーチ前駆体の中で好ましいクラスには、アシルフェノールス
ルホネート、アシルアルキルフェノールスルホネートまたはアシルオキシベンゼ
ンスルホネート(OBS脱離基)を含めたエステル類;アシルアミド類;および
カチオン性ニトリル類を含めた四級アンモニウム置換ペルオキシ酸前駆体がある
【0192】 好ましいブリーチアクチベーターには、N,N,N′,N′‐テトラアセチル
エチレンジアミン(TAED)またはその関連物、例えばトリアセチルまたは他
の非対称誘導体がある。TAEDおよびアセチル化炭水化物、例えばグルコース
ペンタアセテートおよびテトラアセチルキシロースが好ましい親水性ブリーチア
クチベーターである。用途に応じて、液体のアセチルトリエチルシトレートもフ
ェニルベンゾエートのような有用性を有している。
【0193】 好ましい疎水性ブリーチアクチベーターには、ノナノイルオキシベンゼンスル
ホン酸ナトリウム(NOBSまたはSNOBS)、N‐(アルカノイル)アミノ
アルカノイルオキシベンゼンスルホネート、例えばUS特許5,534,642
およびEPA0,355,384A1で記載されたような4‐〔N‐(ノナノイ
ル)アミノヘキサノイルオキシ〕ベンゼンスルホネート(NACA‐OBS)、
後で詳細に記載される置換アミドタイプ、例えばNAPAAに関連したアクチベ
ーター、および、例えば1991年10月29日付で発行されて、Hoechst Akti
engesellschaft,Frankfurt,Germanyに譲渡されたUS特許5,061,807お
よび日本公開特許出願(公開)4‐28799で記載されたような、あるイミド
過酸ブリーチに関連したアクチベーターがある。
【0194】 ここで過酸およびブリーチアクチベーターのもう1つのグループは、非環式イ
ミドペルオキシカルボン酸およびその塩(US特許5,415,796)、環式
イミドペルオキシカルボン酸およびその塩(US特許5,061,807、5,
132,431、5,654,269、5,246,620、5,419,86
4および5,438,147)から誘導されるものである。
【0195】 他の適切なブリーチアクチベーターには、4‐ベンゾイルオキシベンゼンスル
ホン酸ナトリウム(SBOBS)、1‐メチル‐2‐ベンゾイルオキシベンゼン
‐4‐スルホン酸ナトリウム、4‐メチル‐3‐ベンゾイルオキシ安息香酸ナト
リウム(SPCC)、トリメチルアンモニウムトルイルオキシベンゼンスルホネ
ートまたは3,5,5‐トリメチルヘキサノイルオキシベンゼンスルホン酸ナト
リウム(STHOBS)がある。
【0196】 ブリーチアクチベーターは組成物の20重量%以内、好ましくは0.1〜10
%の量で用いられるが、それより高いレベル、40%以上でも、例えば高濃縮ブ
リーチ添加製品形態または器具自動投入向け形態のときには許容される。
【0197】 ここで有用な高度に好ましいブリーチアクチベーターはアミド置換されており
、これらアクチベーターの広範囲で詳細な開示は、US特許5,686,014
および5,622,646でみられる。
【0198】 US4,966,723で開示された他の有用なアクチベーターは、1,2位
に部分‐C(O)OC(R)=N‐が縮合されたC環のような、ベンゾ
オキサジンタイプである。ベンゾオキサジンタイプの高度に好ましいアクチベー
ターは以下である:
【化10】
【0199】 アクチベーターおよび用途そのものに応じて、良好な漂白結果は、約6〜約1
3、好ましくは約9.0〜約10.5の使用時pHを有する漂白系から得られる
。典型的には、例えば、電子求引部分を有するアクチベーターはほぼ中性または
中性近辺のpH範囲で用いられる。アルカリおよび緩衝剤が、このようなpHに
するために用いられる。
【0200】 アシルラクタムアクチベーター、特にアシルカプロラクタム(例えば、WO9
4/28102A参照)およびアシルバレロラクタム(例えば、US5,503
,639参照)がここでは非常に有用である。過ホウ酸ナトリウム中に吸着され
たベンゾイルカプロラクタムを含めて、アシルカプロラクタムについて開示する
US4,545,784も参照。本発明のある好ましい態様では、NOBS、ラ
クタムアクチベーター、イミドアクチベーターまたはアミド官能性アクチベータ
ー、特に疎水性の誘導体は、典型的には1:5〜5:1、好ましくは約1:1範
囲の疎水性アクチベーター:TAEDの重量比で、TAEDのような親水性アク
チベーターと組み合わせることが望ましい。他の適切なラクタムアクチベーター
はα修飾されている;1996年7月25日付のWO96/22350A1参照
。ラクタムアクチベーター、特に疎水性のタイプは、典型的には1:5〜5:1
、好ましくは約1:1範囲のアミド誘導またはカプロラクタムアクチベーター:
TAEDの重量比で、TAEDと併用されることが望ましい。US5,552,
556で開示された環式アミジン脱離基を有するブリーチアクチベーターも参照
【0201】 ここで有用な追加アクチベーターの非制限例は、US4,915,854、U
S4,412,934およびUS4,634,551でみられる。疎水性アクチ
ベーターのノナノイルオキシベンゼンスルホネート(NOBS)および親水性テ
トラアセチルエチレンジアミン(TAED)アクチベーターが典型的であり、そ
の混合物も用いうる。 ここで有用な追加アクチベーターには、参考のためここに組み込まれるUS5
,545,349のものがある。
【0202】遷移金属ブリーチ触媒: 所望であれば、漂白化合物はマンガン化合物により触媒できる。このような化
合物は当業界で周知であり、例えばUS特許5,246,621、US特許5,
244,594、US特許5,194,416、US特許5,114,606;
欧州特許出願公開549,271A1、549,272A1、544,440A
2、544,490A1;およびPCT出願PCT/IB/98/00298(
代理人事件No.6527X)、PCT/IB/98/00299(代理人事件
No.6537)、PCT/IB/98/00300(代理人事件No.652
5XL&)およびPCT/IB/98/00302(代理人事件No.6524
L#)で開示されたマンガンベース触媒がある。これら触媒の好ましい例には、
MnIV (u‐O)(1,4,7‐トリメチル‐1,4,7‐トリアザシクロ
ノナン)(PF、MnIII (u‐O)(u‐OAc)(1,4,
7‐トリメチル‐1,4,7‐トリアザシクロノナン)(ClO、Mn IV (u‐O)(1,4,7‐トリアザシクロノナン)(ClO、M
IIIMnIV (u‐O)(u‐OAc)(1,4,7‐トリメチル‐1,
4,7‐トリアザシクロノナン)(ClO、MnIV(1,4,7‐トリ
メチル‐1,4,7‐トリアザシクロノナン)(OCH(PF)および
それらの混合物がある。他の金属ベースブリーチ触媒には、US特許4,430
,243、5,114,611、5,622,646および5,686,014
で開示されたものがある。漂白性を高める上でマンガンと様々な錯体配位子との
併用も下記US特許明細書で報告されている:4,728,455、5,284
,944、5,246,612、5,256,779、5,280,117、5
,274,147、5,153,161および5,227,084
【0203】 ここで有用なコバルトブリーチ触媒は公知であって、例えばM.L.Tobe,"Base H
ydrolysis of Transition-Metal Complexes",Adv.Inorg.Bioinorg.Mech.(1983),
2,pages 1-94で記載されている。ここで有用な最も好ましいコバルト触媒は、式
〔Co(NHOAc〕Tを有するコバルトペンタアミンアセテート塩(
“OAc”はアセテート部分を表わし、“T”はアニオンである)、特にコバ
ルトペンタアミンアセテートクロリド〔Co(NHOAc〕Cl、並び
に〔Co(NHOAc〕(OAc)、〔Co(NHOAc〕(P
、〔Co(NHOAc〕(SO)、〔Co(NHOAc
〕(BFおよび〔Co(NHOAc〕(NO(以下“PAC
”)である。これらのコバルト触媒は、例えばTobeの論文およびそこで引用され
た参考文献、および1989年3月7日付で発行されたDiakunらのUS特許4,
810,410で開示されたような、公知の操作により容易に製造される。
【0204】 本組成物は、適切には、ブリーチ触媒として、大多環式硬質配位子の遷移金属
錯体のクラスも含有してよい。“大多環式硬質配位子”という語句はときには“
MRL”と略記される。1つの有用なMRLは〔MnByclamCl2〕であり、こ
こでBcyclam"とは(5,12‐ジメチル‐1,5,8,12‐テトラアザビシク
ロ〔6.6.2〕ヘキサデカン)である。PCT出願PCT/IB/98/00
298(代理人事件No.6527X)、PCT/IB/98/00299(代
理人事件No.6537)、PCT/IB/98/00300(代理人事件No
.6525XL&)およびPCT/IB/98/00302(代理人事件No.
6524L#)参照。用いられる量は、触媒有効量、適切には約1ppb以上、
例えば約99.9%以内、更に典型的には約0.001ppm以上、好ましくは
約0.05〜約500ppmである(“ppb”とは重量で部/十億を表わし、
“ppm”とは重量で部/百万を表わす)。
【0205】 実際上、制限ではなくて、本組成物およびクリーニングプロセスでは、少くと
も0.01ppm程度の活性ブリーチ触媒種を水性洗浄媒体に供するように調整
でき、好ましくは約0.01〜約25ppm、更に好ましくは約0.05〜約1
0ppm、最も好ましくは約0.1〜約5ppmのブリーチ触媒種を洗浄液に供
する。自動洗浄プロセスの洗浄液でこのようなレベルを得るために、典型的な本
組成物はクリーニング組成物の約0.0005〜約0.2重量%、更に好ましく
は約0.004〜約0.08%でブリーチ触媒、特にマンガンまたはコバルト触
媒を含む。
【0206】 過酸化水素の酵素源 前記ブリーチアクチベーターとは異なる系統として、もう1つの適切な過酸化
水素発生系は、C‐CアルカノールオキシダーゼおよびC‐Cアルカノ
ールの組合せ、特にメタノールオキシダーゼ(MOX)およびエタノールの組合
せである。このような組合せはWO94/03003で開示されている。漂白に
関連した他の酵素物質、例えばペルオキシダーゼ、ハロペルオキシダーゼ、オキ
シダーゼ、スーパーオキシドジスムターゼ、カタラーゼおよびそれらのエンハン
サー、または更に一般的にはインヒビターも、本組成物で任意成分として用いて
よい。
【0207】酸素移入剤および前駆体 いかなる公知の有機ブリーチ触媒、酸素移入剤またはその前駆体もここで有用
である。これらには、その化合物自体および/またはそれらの前駆体、例えばジ
オキシラン類の発生に適したケトン類、および/またはジオキシラン前駆体また
はジオキシラン類のヘテロ原子含有アナログ、例えばスルホンイミンR
=NSO(1991年に公開されたEP446982A参照)およびスル
ホニルオキサジリジン類(1991年に公開されたEP446981A参照)が
ある。このような物質の好ましい例には、その場でジオキシラン類を発生させる
ためにモノペルオキシサルフェートと特に併用される親水性または疎水性ケトン
類、および/またはUS5,576,282およびそこで引用された文献に記載
されたイミン類がある。このような酸素移入剤または前駆体と好ましくは併用さ
れる酸素ブリーチには、過カルボン酸および塩、過炭酸および塩、ペルオキシモ
ノ硫酸および塩、およびそれらの混合物がある。US5,360,568、US
5,360,569、US5,370,826およびUS5,442,066も
参照。
【0208】 酸素ブリーチ系および/またはそれらの前駆体は、湿気、空気(酸素および/
または二酸化炭素)および微量金属(特に、遷移金属のサビまたは単純塩または
コロイドオキシド)の存在下で貯蔵中、および光に曝されたときに分解しやすい
が、安定性は通常の金属イオン封鎖剤(キラント)および/またはポリマー分散
剤および/または少量の酸化防止剤をブリーチ系または製品に加えることにより
改善できる。例えば、US5,545,349参照。酸化防止剤は、酵素から界
面活性剤におよぶ洗剤成分によく加えられる。それらの存在はオキシダントブリ
ーチの使用と必ずしも合わないわけではなく、例えば、相バリヤの導入は酵素と
、一方では酸化防止剤、および他方では酸素ブリーチとの、見掛け上不適合な組
合せを安定化させるために用いられる。周知の物質が酸化防止剤として用いうる
が、例えばUS特許5686014、5622646、5055218、485
3143、4539130および4483778参照。好ましい酸化防止剤は3
,5‐ジ-tert-ブチル‐4‐ヒドロキシトルエン、2,5‐ジ-tert-ブチルヒド
ロキノンおよびDL‐α‐トコフェロールである。
【0209】ポリマー汚れ放出剤 ‐本発明による組成物は、1種以上の汚れ放出剤を場合によ
り含んでもよい。ポリマー汚れ放出剤は、ポリエステルおよびナイロンのような
疎水性繊維の表面を親水化させる親水性セグメントと、疎水性繊維上に付いて、
洗濯サイクルの終了までそれに付着し続け、こうして親水性セグメントのアンカ
ーとして働く疎水性セグメントとを双方有することで特徴づけられる。これによ
り、汚れ放出剤での処理後に生じる汚れを、後の洗浄操作でより容易に洗い落と
すことができる。 利用されるならば、汚れ放出剤は組成物の通常約0.01〜約10重量%、好
ましくは約0.1〜約5%、更に好ましくは約0.2〜約3%である。
【0210】 以下では、すべて参考のためここに含まれるが、本発明で我々に適した汚れ放
出ポリマーについて記載している。1997年11月25日付で発行されたGoss
elinkらのUS5,691,298、1997年2月4日付で発行されたPanらの
US5,599,782、1995年5月16日付で発行されたGosselinkらの
US5,415,807、1993年1月26日付で発行されたMorrallらのU
S5,182,043、1990年9月11日付で発行されたGosselinkらのU
S4,956,447、1990年12月11日付で発行されたMaldonadoらの
US4,976,879、1990年11月6日付で発行されたScheibelらのU
S4,968,451、1990年5月15日付で発行されたBorcher,Sr.らの
US4,925,577、1989年8月29日付で発行されたGosselinkのU
S4,861,512、1989年10月31日付で発行されたMaldonadoらの
US4,877,896、1987年10月27日付で発行されたGosselinkら
のUS4,702,857、1987年12月8日付で発行されたGosselinkら
のUS4,711,730、1988年1月26日付で発行されたGosselinkの
US4,721,580、1976年12月28日付で発行されたNicolらのU
S4,000,093、1976年5月25日付で発行されたHayesのUS3,
959,230、1975年7月8日付で発行されたBasadurのUS3,893
,929、および1987年4月22日付で公開されたKudらの欧州特許出願0
,219,048
【0211】 別の適切な汚れ放出剤は、VoillandらのUS4,201,824、Lagasseら
のUS4,240,918、TungらのUS4,525,524、RuppertらのU
S4,579,681、US4,220,918、US4,787,989、1
988年Rhone-Poulenc ChemieのEP279,134A、BASF(1991)
のEP457,205A、1974年Unilever N.V.のDE2,335,044
で記載されており、すべて参考のためここに組み込まれる。
【0212】土汚れ除去/再付着防止剤 ‐本発明の組成物は、土汚れ除去および再付着防止性
を有する水溶性エトキシル化アミンも場合により含有することができる。これら
の化合物を含有した顆粒洗剤組成物は、典型的には約0.01〜約10.0重量
%の水溶性エトキシル化アミンを含有する;液体洗剤組成物は典型的には約0.
01〜約5%を含有する。
【0213】 好ましい汚れ除去および再付着防止剤は、エトキシル化テトラエチレンペンタ
ミンである。例示されるエトキシル化アミンは、1986年7月1日付で発行さ
れたVanderMeerのUS特許4,597,898で更に記載されている。好ましい
土汚れ除去‐再付着防止剤のもう1つのグループは、1984年6月27日付で
公開されたOhおよびGosselinkの欧州特許出願111,965で開示されたカチ
オン性化合物である。用いうる他の土汚れ除去/再付着防止剤には、1984年
6月27日付で公開されたGosselinkの欧州特許出願111,984で開示され
たエトキシル化アミンポリマー;1984年7月4日付で公開されたGosselink
の欧州特許出願112,592で開示された双極性イオンポリマー;1985年
10月22日付で発行されたConnorのUS特許4,548,744で開示された
アミンオキシドがある。当業界で公知の他の土汚れ除去および/または再付着防
止剤もここで利用してよい。1990年1月2日付で発行されたVanderMeerのU
S特許4,891,160および1995年11月30日付で公開されたWO9
5/32272参照。もう1つのタイプの好ましい再付着防止剤には、カルボキ
シメチルセルロース(CMC)物質がある。これらの物質は当業界で周知である
【0214】ポリマー分散剤 ‐ポリマー分散剤は、特にゼオライトおよび/または積層シリケ
ートビルダーの存在下において、本組成物中約0.1〜約7重量%のレベルで有
利に利用することができる。適切なポリマー分散剤にはポリマーポリカルボキシ
レートおよびポリエチレングリコールがあるが、当業界で知られるその他のもの
も使用できる。理論に制限されることなく、ポリマー分散剤は、他のビルダー(
低分子量ポリカルボキシレートを含む)と併用されたときに、結晶成長阻止、粒
状汚れ放出、解膠および再付着防止により、全体的な洗剤ビルダー性能を高める
と考えられる。
【0215】 ポリマーポリカルボキシレート物質は、適切な不飽和モノマーを、好ましくは
それらの酸形で、重合または共重合させることにより製造できる。重合して適切
なポリマーポリカルボキシレートを形成しうる不飽和モノマー酸には、アクリル
酸、マレイン酸(または無水マレイン酸)、フマル酸、イタコン酸、アコニチン
酸、メサコン酸、シトラコン酸およびメチレンマロン酸がある。ビニルメチルエ
ーテル、スチレン、エチレン等のような、カルボキシレート基を含まないモノマ
ーセグメントの、本ポリマーポリカルボキシレート中における存在は、このよう
なセグメントが約40重量%以下で占めているならば適切である。
【0216】 特に適切なポリマーポリカルボキシレートはアクリル酸から誘導できる。ここ
で有用なこのようなアクリル酸ベースポリマーは、重合アクリル酸の水溶性塩で
ある。酸形をしたこのようなポリマーの平均分子量は、好ましくは約2000〜
10,000、更に好ましくは約4000〜7000、最も好ましくは約400
0〜5000の範囲内である。このようなアクリル酸ポリマーの水溶性塩には、
例えばアルカリ金属、アンモニウムおよび置換アンモニウム塩がある。このタイ
プの可溶性ポリマーは公知物質である。洗剤組成物中におけるこのタイプのポリ
アクリレートの使用は、例えば1967年3月7日付で発行されたDiehlのUS
特許3,308,067で開示されている。
【0217】 アクリル酸/マレイン酸ベースコポリマーも、分散/再付着防止剤の好ましい
成分として用いてよい。このような物質には、アクリル酸およびマレイン酸のコ
ポリマーの水溶性塩がある。酸形をしたこのようなコポリマーの平均分子量は、
好ましくは約2000〜100,000、更に好ましくは約5000〜75,0
00、最も好ましくは約7000〜65,000の範囲内である。このようなコ
ポリマーにおけるアクリレート対マレエートセグメントの比率は、通常約30:
1〜約1:1、更に好ましくは約10:1〜2:1の範囲内である。このような
アクリル酸/マレイン酸コポリマーの水溶性塩には、例えばアルカリ金属、アン
モニウムおよび置換アンモニウム塩がある。このタイプの可溶性アクリレート/
マレエートコポリマーは、1982年12月15日付で公開された欧州特許出願
66915で記載された公知物質であり、1986年9月3日付で公開されたE
P193,360でもヒドロキシプロピルアクリレートを含むこのようなポリマ
ーについて記載している。更に他の有用な分散剤には、マレイン酸/アクリル酸
/ビニルアルコールターポリマーがある。このような物質も、例えばアクリル酸
/マレイン酸/ビニルアルコールの45/45/10ターポリマーを含めて、E
P193,360で開示されている。
【0218】 含有させうるもう1つのポリマー物質はポリエチレングリコール(PEG)で
ある。PEGは分散剤性能を示し、しかも土汚れ除去‐再付着防止剤として作用
しうる。これらの目的のために典型的な分子量範囲は、約500〜約100,0
00、好ましくは約1000〜約50,000、更に好ましくは約1500〜約
10,000の範囲内である。 ポリアスパルテートおよびポリグルタメート分散剤も、特にゼオライトビルダ
ーと組合せて用いることができる。ポリアスパルテートのような分散剤は、好ま
しくは約10,000の分子量(平均)を有する。 生分解性、改善されたブリーチ安定性またはクリーニング目的でより望ましい
他のポリマータイプには、あらゆる種類の水処理、テクスタイル処理または洗剤
適用向けにRohm & Haas、BASF Corp.、日本触媒およびその他から販売され
ているものを含めて、様々なターポリマーおよび疎水性修飾コポリマーがある。
【0219】増白剤 ‐当業界で知られるいかなる蛍光増白剤、あるいは他の増白またはホワイ
トニング剤も、それらが布帛洗浄または処理用にデザインされているとき、典型
的には約0.01〜約1.2重量%のレベルで本洗剤組成物中に配合できる。 本組成物で有用な蛍光増白剤の具体例は、1988年12月13日付で発行さ
れたWixonのUS特許4,790,856で開示されたものである。これらの増
白剤には、VeronaからのPHORWHITEシリーズの増白剤がある。この文献で開示さ
れた他の増白剤には、Ciba-Geigy市販のTinopal UNPA、Tinopal CBSおよ
びTinopal 5BM;Arctic White CCおよび Arctic White CWD、2‐(4
‐スチリルフェニル)‐2H‐ナフト〔1,2‐d〕トリアゾール類;4,4′
‐ビス(1,2,3‐トリアゾール‐2‐イル)スチルベン類;4,4′‐ビス
(スチリル)ビスフェニル類;アミノクマリン類がある。これら増白剤の具体例
には、4‐メチル‐7‐ジエチルアミノクマリン、1,2‐ビス(ベンゾイミダ
ゾール‐2‐イル)エチレン、1,3‐ジフェニルピラゾリン類、2,5‐ビス
(ベンゾオキサゾール‐2‐イル)チオフェン、2‐スチリルナフト〔1,2‐
d〕オキサゾールおよび2‐(スチルベン‐4‐イル)‐2H‐ナフト〔1,2
‐d〕トリアゾールがある。1972年2月29日付で発行されたHamiltonのU
S特許3,646,015も参照。
【0220】ポリマー転染阻止剤 ‐本発明の組成物は、クリーニングプロセス中にある布帛か
ら他への染料の移動を阻止するために有効な1種以上の物質を含有してもよい。
通常、このような転染阻止剤には、ポリビニルピロリドンポリマー、ポリアミン
N‐オキシドポリマー、N‐ビニルピロリドンおよびN‐ビニルイミダゾールの
コポリマー、マンガンフタロシアニン、ペルオキシダーゼおよびそれらの混合物
がある。用いられるならば、これらの剤は典型的には組成物の約0.01〜約1
0重量%、好ましくは約0.01〜約5%、更に好ましくは約0.05〜約2%
である。FredjのUS5,633,255参照
【0221】キレート化剤 ‐本洗剤組成物は、1種以上のキレート化剤、特に外来の遷移金属
向けキレート化剤も場合により含有してよい。洗浄水中で通常みられるものには
、水溶性、コロイド性または粒状形の鉄および/またはマンガンがあり、酸化物
または水酸化物として混入したり、または腐植物質のような土に混じってみられ
る。好ましいキラントは、このような遷移金属を有効に抑制するもの、特に布帛
へのこのような遷移金属またはそれら化合物の付着を抑制するもの、および/ま
たは、洗浄媒体および/または布帛または硬質表面の界面で望ましくないレドッ
クス反応を抑制するものである。このようなキレート化剤には、低分子量を有す
るもの、並びに、典型的には、遷移金属に配位しうるOまたはNのようなドナー
ヘテロ原子を少くとも1つ、好ましくは2以上有したポリマータイプがある。一
般的なキレート化剤は、アミノカルボキシレート、アミノホスホネート、多官能
性置換芳香族キレート化剤およびそれらの混合物からなる群より選択できる。
【0222】 利用されるならば、キレート化剤は本洗剤組成物の通常約0.001〜約15
重量%である。更に好ましくは、利用されるならば、キレート化剤はこのような
組成物の約0.01〜約3.0重量%である。
【0223】起泡抑制剤 ‐泡の形成を減少または抑制する化合物も、意図した使用、特に洗浄
器具で洗濯物の洗浄に必要とされるとき、本発明の組成物中に配合することがで
きる。手洗い向けにデザインされるような他の組成物は高度に起泡性であること
が望ましく、このような成分を省略してもよい。起泡抑制は、US4,489,
455および4,489,574で記載されたような、いわゆる“高濃度クリー
ニングプロセス”、およびフロントローディング(front loading)ヨーロッパス
タイル洗濯機で特に重要である。 様々な物質が起泡抑制剤として使用でき、当業者に周知である。例えば、Kirk
Othmer Encyclopedia of Chemical Technology,Third Edition,Volume 7,pages
430-447(Wiley,1979)参照。
【0224】 本組成物は0〜約10%の起泡抑制剤を通常含む。起泡抑制剤として利用され
るとき、モノカルボン脂肪酸およびその塩は典型的には洗剤組成物の約5重量%
以内、好ましくは約0.5〜約3%の量で存在するが、それより多い量で用いて
もよい。好ましくは約0.01〜約1%、更に好ましくは約0.25〜約0.5
%のシリコーン起泡抑制剤が用いられる。これらの重量%値には、ポリオルガノ
シロキサンと併用されるあらゆるシリカと、利用しうるあらゆる起泡抑制剤添加
物質とを含めている。モノステアリルホスフェート起泡抑制剤は組成物の約0.
1〜約2重量%の範囲内の量で通常利用される。炭化水素起泡抑制剤は典型的に
は約0.01〜約5.0%範囲の量で利用されるが、それより高いレベルでも使
用できる。アルコール起泡抑制剤は、典型的には最終組成物の0.2〜3重量%
で用いられる。
【0225】アルコキシル化ポリカルボキシレート ‐ポリアクリレートから製造されるような
アルコキシル化ポリカルボキシレートは、追加の油脂除去性能を発揮させるため
にここでは有用である。このような物質は、参考のためここに組み込まれるWO
91/08281およびPCT90/01815の4頁目以降に記載されている
。化学的に、これらの物質は7〜8つのアクリレート単位毎に1つのエトキシ側
鎖を有したポリアクリレートからなる。側鎖は式‐(CHCHO)(CH CHからなり、ここでmは2〜3、nは6〜12である。その側鎖はポ
リアクリレート“主鎖”にエステル結合されて、“コーム”ポリマータイプの構
造を形成している。分子量は様々であるが、典型的には約2000〜約50,0
00の範囲内である。このようなアルコキシル化ポリカルボキシレートは、本組
成物の約0.05〜約10重量%である。
【0226】布帛柔軟剤 ‐様々なスルー・ザ・ウォッシュ布帛柔軟剤、特に1977年12月
13日付で発行されたStormおよびNirschlのUS特許4,062,647の微細
スメクタイトクレー、および当業界で知られる他の柔軟剤クレーは、布帛クリー
ニングと共に布帛柔軟効果を発揮させるために、典型的には本組成物中約0.5
〜約10重量%のレベルで場合により用いることができる。クレー柔軟剤は、例
えば1983年3月1日付で発行されたCrispらのUS特許4,375,416
および1981年9月22日付で発行されたHarrisらのUS特許4,291,0
71で開示されたようなアミンおよびカチオン性柔軟剤と併用できる。更に、洗
濯クリーニング方法において、生分解性タイプを含めた公知の布帛柔軟剤は、前
処理、主洗浄、後洗浄および乾燥機添加方式で用いることができる。
【0227】香料 ‐本組成物およびプロセスで有用な香料および香料成分には、アルデヒド、
ケトン、エステルなどを含めた様々な天然および合成化学成分があるが、それら
に限定されない。オレンジ油、レモン油、ローズエキス、ラベンダー、ジャコウ
、パチョリ、バルサムエッセンス、ビャクダン油、パイン油、セダーなどのよう
な成分の複合混合物からなる、様々な天然エキスおよびエッセンスも含まれる。
最終香料は典型的には本洗剤組成物の約0.01〜約2重量%であり、個別の香
料成分は最終香料組成物の約0.0001〜約90%である。
【0228】他の成分 ‐他の活性成分、キャリア、ヒドロトロープ、加工助剤、染料または顔
料、液体処方用の溶媒、バー組成物用の固形フィラー等を含めた、洗剤組成物で
有用な様々な他の成分を、本組成物中に含有させることができる。高起泡性が望
まれるならば、C10‐C16アルカノールアミドのような起泡増強剤も、典型
的には1〜10%レベルで組成物中に配合できる。C10‐C14モノエタノー
ルおよびジエタノールアミドがこのような起泡増強剤の典型的クラスの例である
。このような起泡増強剤と高起泡性添加界面活性剤、例えば前記のアミンオキシ
ド、ベタインおよびスルタインとの併用も有利である。所望であれば、MgCl 、MgSO、CaCl、CaSOなどのような水溶性マグネシウムおよ
び/またはカルシウム塩が、特に液体皿洗い目的で、追加の起泡性を発揮して、
油脂除去性能を高めるために、典型的には0.1〜2%のレベルで添加できる。
【0229】 本組成物で用いられる様々な洗浄成分は、場合により、上記成分を孔質疎水性
担体に吸収させてから、その担体を疎水性コーティングでコートすることにより
、更に安定化させることができる。好ましくは、洗浄成分は孔質性担体中に吸収
される前に界面活性剤と混合される。使用時に、洗浄成分は担体から水性洗浄液
中に放出され、そこでそれは意図された洗浄機能を発揮する。
【0230】 液体洗剤組成物は、キャリアとして水および他の溶媒を含有することができる
。メタノール、エタノール、プロパノールおよびイソプロパノールで例示される
低分子量一級または二級アルコールが適切である。一価アルコールが界面活性剤
を溶解させる上で好ましいが、2〜約6の炭素原子および2〜約6のヒドロキシ
基を有するようなポリオール(例えば、1,3‐プロパンジオール、エチレング
リコール、グリセリンおよび1,2‐プロパンジオール)も使用できる。組成物
は5〜90%、典型的には10〜50%のこのようなキャリアを含有してよい。
【0231】 本洗剤組成物は、水性クリーニング操作で使用中に、洗浄水が約6.5〜約1
1、好ましくは約7.0〜10.5、更に好ましくは約7.0〜約9.5のpH
を有するように処方されることが好ましい。液体皿洗い製品の処方物は、好まし
くは約6.8〜約9.0のpHを有する。洗濯製品は、典型的にはpH9〜11
である。勧められる使用レベルでpHをコントロールするための技術には、緩衝
剤、アルカリ、酸などの使用があり、当業者に周知である。
【0232】組成物の形態 本発明による組成物は、顆粒、ゲル、錠剤、バーおよび液体形態を含めて、様
々な物理的形態をとることができる。組成物には、汚れた布帛洗濯物の入った機
械ドラムに置かれた分配装置により洗濯機に加えられるように調整された、いわ
ゆる濃縮顆粒洗剤組成物もある。
【0233】 本発明による顆粒組成物の諸成分の平均粒径は、好ましくは、粒子の5%以下
が直径1.7mmより大きく、粒子の5%以下が直径0.15mm未満となるよ
うにすべきである。 ここで規定されたような平均粒径という用語は、一連のTylerシーブで組成物
のサンプルをいくつかのフラクション(典型的には5つのフラクション)に篩分
けして計算される。こうして得られた重量フラクションがシーブの孔サイズに対
してプロットされる。平均粒径は、サンプルの50重量%が通過する孔サイズと
みなされる。
【0234】 本発明によるある好ましい顆粒洗剤組成物は市場によくある高密度タイプであ
り、これらは典型的には少くとも600g/L、更に好ましくは650〜120
0g/Lの嵩密度を有している。
【0235】高密度洗剤組成物プロセス 様々な手段および装置が、本発明による高密度(即ち、約550グラム/リッ
トルまたは“g/L”より大きい、好ましくは約650より大きい)、高溶解度
、易流動性の顆粒洗剤組成物を製造するために利用できる。当分野で現行の商慣
行では、約500g/L未満の密度を多々有する顆粒洗濯洗剤を製造するために
、スプレードライタワーを用いる。この操作では、最終洗剤組成物中における様
々な熱安定性成分の水性スラリーが、約175〜約225℃の温度で慣用的技術
を用いてスプレードライタワーに通過させると、均一顆粒に形成される。しかし
ながら、スプレードライがここで全体プロセスの一部として用いられるならば、
後で記載されるような追加または代替プロセスステップが、現行コンパクト低使
用量洗剤製品に要求される密度のレベル(即ち、>650g/L)を得るために
用いられねばならない。
【0236】 例えば、タワーからのスプレードライ顆粒は、水またはノニオン性界面活性剤
のような液体を顆粒の孔中に入れ、および/またはそれらを1以上の高速ミキサ
ー/高密度機(densifier)に付すことにより、更に高密度化させることができる
。このプロセスに適した高速ミキサー/高密度機は商品名“Lodige CB30”また
は“Lodige CB30 Recycler”で販売されている装置であり、中心回転シャフトを
有して、その上にミキシング/カッティングブレードを付けた、静止円筒形ミキ
シングドラムからなる。使用時に、洗剤組成物の諸成分はドラム中に導入されて
、シャフト/ブレードアセンブリーが十分なミキシング/高密度化を行うために
100〜2500rpm範囲の速度で回転される。1992年9月22日付で発
行されたJacobsらのUS特許5,149,455および1996年10月15日
付で発行されたDel GrecoらのUS特許5,565,422参照。高速ミキサー
/高密度機で好ましい滞留時間は約1〜60秒間である。他のこのような装置に
は、商品名“Shugi Granulator”および商品名“Drais K-TTP 80”で販売されて
いる装置がある。
【0237】 スプレードライ顆粒を更に高密度化させるために使用できるもう1つのプロセ
スステップでは、中速ミキサー/高密度機でスプレードライ顆粒を処理する。商
品名“Lodige KM”(シリーズ300または600)または“Lodige Ploughsh
are”ミキサー/高密度機で販売されているような装置も、このプロセスステッ
プに適している。このような装置は典型的には40〜160rpmで操作される
。中速ミキサー/高密度機における洗剤成分の滞留時間は約0.1〜12分間で
あって、簡便には定常状態ミキサー/高密度機重量を処理量(例えばKg/hr)で
割ることにより求められる。他の有用な装置には商品名“Drais K-T 160”で市
販されている装置がある。中速ミキサー/高密度機(例えば、Lodige KM)を
用いるこのプロセスステップは、望ましい密度を得るために、それだけで用いて
も、または前記の高速ミキサー/高密度機(例えば、Lodige CB)と連続的に
用いてもよい。ここで有用な他のタイプの顆粒製造装置には、1942年12月
29日付G.L.HellerのUS特許2,306,898で開示された装置がある。
【0238】 高速ミキサー/高密度機に次いで低速ミキサー/高密度機を用いることがより
適切であるが、逆の連続的なミキサー/高密度機の順序でもよい。ミキサー/高
密度機での滞留時間、その装置の操作温度、顆粒の温度および/または組成、液
体結合剤および流動助剤のような添加成分の使用を含めた様々なパラメーターの
うち1つまたはそれらの組合せが、本発明のプロセスでスプレードライ顆粒の高
密度化を最良に行うために使用できる。例えば、1992年7月28日付で発行
されたAppelらのUS特許5,133,924、1987年1月20日付で発行
されたDelwelらのUS特許4,637,891、1988年2月23日付で発行
されたKruseらのUS特許4,726,908および1992年11月3日付で
発行されたBortolottiらのUS特許5,160,657のプロセス参照。
【0239】 特に感熱性または高揮発性の洗剤成分が最終洗剤組成物中に配合される状況下
では、スプレードライタワーを含まないプロセスが好ましい。業者は、市販のミ
キシング装置中に出発洗剤成分を連続またはバッチ式で直接供給することにより
、スプレードライステップを省略することができる。1つの特に好ましい態様で
は、高密度洗剤凝集物を形成するために、高速ミキサー/高密度機(例えば、Lo
dige CB)、その後中速ミキサー/高密度機(例えば、Lodige KM)中に界面
活性剤ペーストおよび無水物質を入れる。1994年11月22日付で発行され
たCapeciらのUS特許5,366,652および1996年1月23日付で発行
されたCapeciらのUS特許5,486,303参照。場合により、このようなプ
ロセスにおける出発洗剤成分の液体/固体比は、より易流動性でパリパリした高
密度凝集物を得るように選択できる。1996年10月15日付で発行されたCa
peciらのUS特許5,565,137参照。
【0240】 場合により、そのプロセスではそのプロセスで生じた過小粒子の1以上のリサ
イクル流も使い、更なる凝集またはビルドアップのためにミキサー/高密度機に
フィードバックされる。このプロセスで生じた過大粒子は、粉砕装置に送ってか
ら、ミキシング/高密度化装置にフィードバックしてもよい。これらの追加リサ
イクルプロセスステップは出発洗剤成分のビルドアップ凝集を促進させ、均一な
分布の望ましい粒径(400〜700ミクロン)および密度(>550g/L)
を有する最終組成物を生じる。1996年5月14日付で発行されたCapeciらの
US特許5,516,448および1996年2月6日付で発行されたCapeciら
のUS特許5,489,392参照。スプレードライタワーの使用を要しない他
の適切なプロセスは、1989年5月9日付で発行されたBollierらのUS特許
4,828,721、1992年4月28日付で発行されたBeerseらのUS特許
5,108,646および1993年1月12日付で発行されたJolicoeurのU
S特許5,178,798で記載されている。
【0241】 更にもう1つの態様において、本発明の高密度洗剤組成物は流動層ミキサーを
用いて製造する。このプロセスでは、最終組成物の様々な成分が水性スラリー(
典型的には固形分80%)中で混合され、流動層中にスプレーされて、最終洗剤
顆粒を形成する。流動層前に、このプロセスでは、前記のLodige CBミキサー
/高密度機またはShugi市販の“Flexomix 160”ミキサー/高密度機を用いてス
ラリーを混合するステップを場合により含むことができる。商品名“Escher Wys
s”で市販されているタイプの流動層または移動層が、このようなプロセスに使
用できる。
【0242】 ここで使用できるもう1つの適切なプロセスでは、一部または全部中和された
アニオン性界面活性剤塩および他の出発洗剤成分を含有した粒子を形成するため
に、アニオン性界面活性剤の液体酸前駆体、アルカリ無機物質(例えば、炭酸ナ
トリウム)および場合により他の洗剤成分を高速ミキサー/高密度機に供給する
。場合により、高速ミキサー/高密度機中の内容物は更なるミキシングのために
中速ミキサー/高密度機(例えば、Lodige KM)に送ってから、最終高密度洗
剤組成物を得る。1992年11月17日付で発行されたAppelらのUS特許5
,164,108参照。
【0243】 場合により、本発明による高密度洗剤組成物は、慣用的なまたは高密度化され
たスプレードライ洗剤顆粒を、ここで記載されたプロセスの1つまたは組合せに
より得られた洗剤凝集物と、様々な割合(例えば、60:40重量比の顆粒対凝
集物)で混ぜることにより製造できる。1996年10月29日付で発行された
DinniwellらのUS特許5,569,645参照。酵素、香料、増白剤などのよ
うな追加添加成分も、ここで記載されたプロセスにより得られた凝集物、顆粒ま
たはそれらの混合物でスプレーまたは混合することができる。
【0244】洗濯洗浄法 機械洗濯法では、典型的には、本発明による機械洗濯洗剤組成物の有効量を溶
解または分散させた洗濯機中の洗浄水溶液で汚れた洗濯物を処理する。洗剤組成
物の有効量とは、慣用的な機械洗濯法で通常用いられる典型的な製品使用量およ
び洗浄液容量として、5〜65L容量の洗浄液に溶解または分散された製品40
〜300gを意味する。
【0245】 記載されたように、界面活性剤は、クリーニング性能について少くとも方向性
をもった改善を行うために有効なレベルで、好ましくは他の洗浄界面活性剤と組
み合わせて、洗剤組成物で用いられる。布帛洗濯組成物の関係で、このような“
使用レベル”は、汚れおよびしみのタイプおよび程度だけでなく、洗浄水温度、
洗浄水の容量および洗濯機のタイプにも依存して変動する。
【0246】 好ましい使用面では、分配装置が洗浄方法で用いられる。分配装置は洗剤製品
で満たされ、洗浄サイクルの開始前に洗濯機のドラム中に直接製品を導入するた
めに用いられる。その容量キャパシティは、洗浄方法に通常用いられるような、
十分な洗剤製品を含有させうるような程度にすべきである。
【0247】 洗濯機に洗濯物が入れられると、洗剤製品を含有した分配装置がドラム内に置
かれる。洗濯機の洗浄サイクルの開始時に、水がドラム中に導入されて、ドラム
が周期的に回転する。分配装置のデザインは、それが乾燥洗剤製品を含有できな
がら、ドラムが回転するとその撹拌に応答して、しかも洗浄水との接触の結果と
して、洗浄サイクル中にこの製品の放出を行えるようなものにすべきである。
【0248】 一方、分配装置はバッグまたはポーチのようなフレキシブルな容器でもよい。
そのバッグは、欧州公開特許出願0018678で開示されたように、内容物を
貯留するように水不透過性保護物質でコートされた繊維構造であってもよい。代
わりに、それは、欧州公開特許出願0011500、0011501、0011
502および0011968で開示されたように、非水溶性合成ポリマー物質か
ら形成して、水性媒体中で破裂するようにデザインされたエッジシールまたはク
ロージャーを備えてもよい。便利な形態の水にもろいクロージャーは、ポリエチ
レンまたはポリプロピレンのような水不透過性ポリマーフィルムから形成して、
一端に沿って水溶性接着剤でシールしたポーチからなる。
【0249】洗剤組成物例 これらの例では、下記略号が、先のプロセス例のいずれかに従い製造された改
良アルキルベンゼンスルホネート、ナトリウム塩形またはカリウム塩形に関して
用いられている:MLAS 下記略号がクリーニング製品添加物質に関して用いられている: Cxyアミンオキシド 所定鎖長CxyのアルキルジメチルアミンN‐オキシド RN(O)Me(非メチルアルキル部分Rの平均総炭素範囲は 10+x〜10+yである) アミラーゼ NOVO Industries A/Sから商品名Termamyl 60Tで 販売されている60KNU/g活性のデンプン分解酵素 一方、そのアミラーゼはFungamyl、Duramyl、BAN、WO95 /26397およびNovo Nordiskの同時係属出願PCT/DK/96 /00056で記載されたα‐アミラーゼ酵素から選択される; APA C‐C10アミドプロピルジメチルアミン Cxyベタイン 平均総炭素範囲10+x〜10+yのアルキル部分を有する アルキルジメチルベタイン 重炭酸塩 粒径分布400〜1200μmの無水重炭酸ナトリウム ホウ砂 Naテトラボレートデカヒドレート BPP ブトキシ‐プロピキシ‐プロパノール 増白剤1 4,4′‐ビス(2‐スルホスチリル)ビフェニル二ナトリウム 増白剤2 4,4′‐ビス(4‐アニリノ‐6‐モルホリノ‐1,3,5‐ トリアジン‐2‐イル)アミノ)スチルベン‐2,2′‐ ジスルホン酸二ナトリウム CaCl 塩化カルシウム 炭酸塩 無水NaCO、200〜900μm セルラーゼ セルロース分解酵素,1000CEVU/g,NOVO、Carezyme シトレート クエン酸三ナトリウム二水和物,86.4%,425〜850μm クエン酸 無水クエン酸 CMC ナトリウムカルボキシメチルセルロース CxyAS 特定された、平均総炭素範囲10+x〜10+yのアルキル部分を 有するアルキルサルフェート,Na塩または他の塩 CxyEz 平均総炭素範囲10+x〜10+yのアルキル部分および 平均zモルのエチレンオキシドを有する市販直鎖または 分岐アルコールエトキシレート(中間鎖メチル分岐を有しない) CxyEzS 平均総炭素範囲10+x〜10+yのアルキル部分および 平均zモルのエチレンオキシドを有するアルキルエトキシレート サルフェート,Na塩(または特定された他の塩) ジアミン アルキルジアミン、例えば1,3‐プロパンジアミン,Dytek EP, Dytek A(DuPont);またはジメチルアミノプロピルアミン、 1,6‐ヘキサンジアミン、1,3‐プロパンジアミン、 2‐メチル‐1,5‐ペンタンジアミン、1,3‐ペンタンジアミ ン、1‐メチルジアミノプロパン、1,3‐シクロヘキサンジアミ ン、1,2‐シクロヘキサンジアミンから選択される ジメチコン 粘度350cSのSE‐76ジメチコンガム(G.E.Silicones Div.) /ジメチコン流体の40(ガム)/60(流体)wtブレンド DTPA ジエチレントリアミン五酢酸 DTPMP ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホネート),Monsanto (Dequest 2060) エンドラーゼ エンドグルナーゼ酵素,活性3000CEVU/g,NOVO EtOH エタノール 脂肪酸(C12/18):C12‐C18脂肪酸 脂肪酸(C12/14):C12‐C14脂肪酸 脂肪酸(C14/18):C14‐C18脂肪酸 脂肪酸(RPS):菜種脂肪酸 脂肪酸(TPK):トップド(topped)パーム核脂肪酸 ホルメート ホルメート(ナトリウム) HEDP 1,1‐ヒドロキシエタンジホスホン酸 ヒドロトロープ トルエンスルホン酸、ナフタレンスルホン酸、クメンスルホン 酸、キシレンスルホン酸のナトリウム、カリウム、マグネシウム、 カルシウム、アンモニウムまたは水溶性置換アンモニウム塩から 選択される Isofol 12 X12(平均)Guerbetアルコール(Condea) Isofol 16 C16(平均)Guerbetアルコール(Condea) LAS 直鎖アルキルベンゼンスルホネート(例えば、C11.8、 NaまたはK塩) リパーゼ 脂肪分解酵素,100kLU/g,NOVO,Lipolase 一方リパーゼはAmano-P、M1 Lipase、Lipomax、D96L (USSN08/341,826で記載されたような Humicola lanuginose由来天然リパーゼの脂肪分解酵素変種)および Humicola lanuginosa株DSM4106から選択される LMFAA C12-14アルキルN‐メチルグルカミド MA/AA コポリマー1:4マレイン/アクリル酸,Na塩, 平均MW70,000 MBAxEy 中間鎖分岐一級アルキルエトキシレート(平均総炭素=x; 平均EO=y) MBAxEyS 中間鎖分岐または改良一級アルキルエトキシレート サルフェート,Na塩(平均総炭素=x;平均EO=y) MBAyS 中間鎖分岐一級アルキルサルフェート,Na塩(平均総炭素=y) MEA モノエタノールアミン CxyMES 平均総炭素範囲10+x〜10+yのアルキル部分を有する アルキルメチルエステルサルフェート,Na塩 MgCl 塩化マグネシウム MnCAT EP544,440Aのような大環式マンガンブリーチ触媒; または好ましくは〔Mn(Bcyclam)Cl〕(Bcyclam=5,12‐ジメ チル‐1,5,8,12‐テトラアザビシクロ〔6.6.2〕ヘキサデカ ン)または適合性架橋テトラアザマクロサイクルを用いる NaDCC ナトリウムジクロロイソシアヌレート NaOH 水酸化ナトリウム CxyNaPS 平均総炭素範囲10+x〜10+yのアルキル部分を有する パラフィンスルホネート,Na塩 NaSKS‐6 式δ‐NaSiの結晶積層シリケート NaTS トルエンスルホン酸ナトリウム NOBS ノナノイルオキシベンゼンスルホネート、ナトリウム塩 LOBS C12オキシベンゼンスルホネート、ナトリウム塩 PAA ポリアクリル酸(MW=4500) PAE エトキシル化テトラエチレンペンタアミン PAEC メチル四級エトキシル化ジヘキシレントリアミン PB1 実験式NaBO・Hの無水過ホウ酸ナトリウムブリーチ PEG ポリエチレングリコール(MW=4600) ペルカーボネート 実験式2NaCO・3Hの過炭酸ナトリウム PG プロパンジオール フォトブリーチ デキストリン可溶性ポリマー中に封入された スルホン化亜鉛フタロシアニン PIE 水溶性エトキシル化ポリエチレンイミン プロテアーゼ タンパク質分解酵素,4KNPU/g,Novo,Savinase 一方、プロテアーゼはMaxatase、Maxacal、Maxapem 15、 ズブチリシンBPNおよびズブチリシンBPN′、プロテアーゼ B、プロテアーゼA、プロテアーゼD、Primase、Durazym、 Opticlean、OptimaseおよびAlcalaseから選択される QAS R(CH(COH)(R=C‐C18) x+z=3,x=0〜3,z=0〜3,y=1〜15 CxySAS 平均総炭素範囲10+x〜10+yのアルキル部分を有する 二級アルキルサルフェート,Na塩 シリケート 非晶質ケイ酸ナトリウム(SiO:NaO;2.0比) シリコーン消泡剤 ポリジメチルシロキサン泡調整剤+分散剤としての シロキサンオキシアルキレンコポリマー;泡調整剤:分散剤比= 10:1〜100:1;またはヒュームドシリカおよび 高粘度ポリジメチルシロキサン(場合により化学的に修飾されている) の組合せ 溶媒 非水性溶媒、例えばヘキシレングリコール プロピレングリコールも参照 SRP1 オキシエチレンオキシおよびテレフタロイル主鎖を有する スルホベンゾイル末端キャップ化エステル SRP2 スルホン化エトキシル化テレフタレートポリマー SRP3 メチルキャップ化エトキシル化テレフタレートポリマー STPP 無水トリポリリン酸ナトリウム サルフェート 無水硫酸ナトリウム TAED テトラアセチルエチレンジアミン TFA C16-18アルキルN‐メチルグルカミド ゼオライトA 水和ナトリウムアルミノシリケート, Na12(AlOSiO12・27HO;0.1〜10 μm ゼオライトMAP ゼオライト(最大アルミニウムP)洗剤グレード (Crosfield) “その他”と多々称されている典型的成分には、香料、色素、pHトリムなど
がある。 下記例は本発明の例示であって、その範囲を制限したりまたは限定するような
意味ではない。用いられているすべての部、パーセンテージおよび比率は、別記
されないかぎり、重量%で表示されている。
【0250】例18 下記の洗濯洗剤組成物A〜Fを本発明に従い調製する: A B C D E F MLAS 22 16.5 11 1-5.5 10-25 5-35 下記いずれかの組合せ: 0 1-5.5 11 16.5 0-5 0〜10 C45AS C45E1S又はC23E3S LAS C26SAS C47NaPS C48MES MBA16.5S MBA15.5E2S QAS 0-2 0-2 0-2 0-2 0-4 0 C23E6.5又はC45E7 1.5 1.5 1.5 1.5 0-4 0-4 ゼオライトA 27.8 0 27.8 27.8 20-30 0 ゼオライトMAP 0 27.8 0 0 0 0 STPP 0 0 0 0 0 5-65 PAA 2.3 2.3 2.3 2.3 0-5 0-5 炭酸塩 27.3 27.3 27.3 27.3 20-30 0-30 シリケート 0.6 0.6 0.6 0.6 0-2 0-6 PB1 1.0 1.0 0-10 0-10 0-10 0-20 NOBS 0-1 0-1 0-1 0.1 0.5-3 0-5 LOBS 0 0 0-3 0 0 0 TAED 0 0 0 2 0 0-5 MnCAT 0 0 0 0 2ppm 0-1 プロテアーゼ 0-0.5 0-0.5 0-0.5 0-0.5 0-0.5 0-1 セルラーゼ 0-0.3 0-0.3 0-0.3 0-0.3 0-0.5 0-1 アミラーゼ 0-0.5 0-0.5 0-0.5 0-0.5 0-1 0-1 SRP1又はSRP2 0.4 0.4 0.4 0.4 0-1 0-5 増白剤1又は2 0.2 0.2 0.2 0.2 0-0.3 0-5 PEG 1.6 1.6 1.6 1.6 0-2 0-3 シリコーン消泡剤 0.42 0.42 0.42 0.42 0〜0.5 0-1 サルフェート、水、 100% 100% 100% 100% 100% 100% その他 まで まで まで まで まで まで 密度(g/L) 400- 600- 600- 600- 600- 450- 700 700 700 700 700 750
【0251】 例19 汚れた布帛の手洗いに適した下記の洗濯洗剤組成物G〜Jを本発明に従い調製
する: G H I J MLAS 18 22 18 22 STPP 20 40 22 28 炭酸塩 15 8 20 15 シリケート 15 10 15 10 プロテアーゼ 0 0 0.3 0.3 ペルボレート 0 0 0 10 塩化ナトリウム 25 15 20 10 増白剤 0〜0.3 0.2 0.2 0.2 水分&その他 残 部
【0252】 例20 クリーニング製品組成物 下記の液体洗濯洗剤組成物K〜Oを本発明に従い調製する。略号は先の例で用
いられたとおりである。 K L M N O MLAS 1-7 7-12 12-17 17-22 1-35 下記いずれかの組合せ: 15-21 10-15 5-10 0-5 0-25 C25E1.8-2.5S MBA15.5E1.8S MBA15.5S C25AS(直鎖〜高2‐アルキル) C47NaPS C26SAS LAS C26MES LMFAA 0-3.5 0-3.5 0-3.5 0-3.5 0-8 C23E9又はC23E6.5 0-2 0-2 0-2 0-2 0-8 APA 0-0.5 0-0.5 0-0.5 0-0.5 0-2 クエン酸 5 5 5 5 0-8 脂肪酸(TPK又はC12/14) 2 2 2 2 0-14 EtOH 4 4 4 4 0-8 PG 6 6 6 6 0-10 MEA 1 1 1 1 0-3 NaOH 3 3 3 3 0-7 ヒドロトロープ又はNaTS 2.3 2.3 2.3 2.3 0-4 ホルメート 0.1 0.1 0.1 0.1 0-1 ホウ砂 2.5 2.5 2.5 2.5 0-5 プロテアーゼ 0.9 0.9 0.9 0.9 0-1.3 リパーゼ 0.06 0.06 0.06 0.06 0-0.3 アミラーゼ 0.15 0.15 0.15 0.15 0-0.4 セルラーゼ 0.05 0.05 0.05 0.05 0-0.2 PAE 0-0.6 0-0.6 0-0.6 0-0.6 0-2.5 PIE 1.2 1.2 1.2 1.2 0-2.5 PAEC 0-0.4 0-0.4 0-0.4 0-0.4 0-2 SRP2 0.2 0.2 0.2 0.2 0-0.5 増白剤1又は2 0.15 0.15 0.15 0.15 0-0.5 シリコーン消泡剤 0.12 0.12 0.12 0.12 0-0.3 ヒュームドシリカ 0.0015 0.0015 0.0015 0.0015 0-0.003 香料 0.3 0.3 0.3 0.3 0-0.6 色素 0.0013 0.0013 0.0013 0.0013 0-0.003 水分/その他 残部 残部 残部 残部 残部 製品pH(DI水中10%) 7.7 7.7 7.7 7.7 6-9.5
【0253】 例21 ブリーチ含有非水性液体洗濯洗剤組成物の非制限例P〜Qを下記のように調製
する。 P Q 成 分 wt% レンジ(%wt)液相 MLAS 15 1‐35 LAS 12 0‐35 C24E5 14 10‐20 溶媒又はヘキシレングリコール 27 20‐30 香料 0.4 0‐1固相 プロテアーゼ 0.4 0‐1 シトレート 4 3‐6 PB1 3.5 2‐7 NOBS 8 2‐12 炭酸塩 14 5‐20 DTPA 1 0‐1.5 増白剤1 0.4 0‐0.6 シリコーン消泡剤 0.1 0‐0.3 その他 残 部 残 部 得られた無水重質液体洗濯洗剤は、標準布帛洗濯操作で用いられたときに、優
れたしみおよび汚れ除去性能を発揮する。
【0254】 例22 下記例R〜Vは、シャンプー処方物について本発明を更に示している。 成 分 R S T U V アンモニウムC24E2S 5 3 2 10 8 アンモニウムC24AS 5 5 4 5 8 MLAS 0.6 1 4 5 7 コカミドMEA 0 0.68 0.68 0.8 0 PEG14,000モルwt. 0.1 0.35 0.5 0.1 0 ココアミドプロピルベタイン 2.5 2.5 0 0 1.5 セチルアルコール 0.42 0.42 0.42 0.5 0.5 ステアリルアルコール 0.18 0.18 0.18 0.2 0.18 エチレングリコールジステアレート 1.5 1.5 1.5 1.5 1.5 ジメチコン 1.75 1.75 1.75 1.75 2.0 香料 0.45 0.45 0.45 0.45 0.45 水およびその他 残部 残部 残部 残部 残部
【0255】例23 約200の2/3‐フェニルインデックスおよび約0.02の2‐メチル‐2‐
フェニルインデックスを有する直鎖および分岐アルキルベンゼン混合物 (本発明によるアルキルベンゼン混合物) 例2の実質的モノメチル分岐オレフィン混合物110.25g、非分岐オレフ
ィン混合物(2:9:20:18のデセン:ウンデセン:ドデセン:トリデセン
比)36.75gおよび形状選択的ゼオライト触媒(酸性β‐ゼオライト触媒Ze
ocatTMPB/H)36gを2ガロンステンレススチール製攪拌オートクレーブに加え
る。容器中の残留オレフィンおよび触媒をn‐ヘキサン300mlで洗浄してオ
ートクレーブ中に入れ、そのオートクレーブを密封する。オートクレーブセルの
外部から、(別な容器に含有されて、その別なオートクレーブセル内に別なポン
プシステムで加えられる)ベンゼン2000gをそのオートクレーブに加える。
オートクレーブを250psig Nで2回パージし、その後60psig Nに付す
。混合液を攪拌し、約200℃に約4〜5時間加熱する。オートクレーブを一夜
かけて約20℃に冷却する。オートクレーブからベンゼン冷却器および回収タン
クへ通じるバルブを開ける。オートクレーブを約120℃に加熱しながら、ベン
ゼンを連続的に集める。反応器が120℃に達すると、ベンゼンはもう回収され
なくなる。次いで反応器を40℃に冷却し、n‐ヘキサン750gをオートクレ
ーブ中に混合しながらポンプ導入する。次いでオートクレーブをあけて、反応混
合液を取り出す。反応混合液を濾過して触媒を除去し、n‐ヘキサンを真空下で
除去する。生成物を真空下(1〜5mmHg)で蒸留する。約200の2/3‐フェ
ニルインデックスおよび約0.02の2‐メチル‐2‐フェニルインデックスを
有する改良アルキルベンゼン混合物(167g)を76〜130℃で集める。
【0256】例24 約200の2/3‐フェニルインデックスおよび 約0.02の2‐メチル‐2‐フェニルインデックスを有する 本発明による改良アルキルベンゼンスルホン酸混合物 (分岐および非分岐アルキルベンゼンスルホン酸混合物) 例23の改良アルキルベンゼン混合物を、溶媒として塩化メチレンを用いて、
モル当量のクロロスルホン酸でスルホン化する。塩化メチレンを除去して約20
0の2/3‐フェニルインデックスおよび約0.02の2‐メチル‐2‐フェニ
ルインデックスを有する改良アルキルベンゼンスルホン酸混合物210gを得る
【0257】例25 約200の2/3‐フェニルインデックスおよび 約0.02の2‐メチル‐2‐フェニルインデックスを有する 本発明による改良アルキルベンゼンスルホネート、ナトリウム塩混合物 (分岐および非分岐アルキルベンゼンスルホネート、ナトリウム塩混合物) 例24の改良アルキルベンゼンスルホン酸をメタノール中モル当量のナトリウ
ムメトキシドで中和し、メタノールを蒸発させて、約200の2/3‐フェニル
インデックスおよび約0.02の2‐メチル‐2‐フェニルインデックスを有す
る改良アルキルベンゼンスルホネート、ナトリウム塩混合物225gを得る。
【0258】例26 MLASを例25の生成物に代えて、例17〜22と同様の洗剤組成物を調製
する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C11D 1/62 C11D 1/62 1/72 1/72 1/75 1/75 3/06 3/06 3/395 3/395 3/40 3/40 11/04 11/04 17/06 17/06 17/08 17/08 // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US ,UZ,VN,YU,ZA,ZW (71)出願人 ONE PROCTER & GANBL E PLAZA,CINCINNATI, OHIO,UNITED STATES OF AMERICA (72)発明者 ジェフリー、ジョン、シーベル アメリカ合衆国オハイオ州、ラブランド、 マイアミ、トレイルズ、ドライブ、6651 (72)発明者 ローランド、ジョージ、セバーソン アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナチ、 アンバーウッド、コート、10184 (72)発明者 トーマス、アンソニー、クライプ アメリカ合衆国オハイオ州、ラブランド、 スリー、チムニーズ、レイン、599 (72)発明者 ジェイムズ、チャールズ、テオフィール、 ロジャー、バーケット‐セント、ローレン ト アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナチ、 ギデオン、レイン、11477 Fターム(参考) 4H003 AB03 AB14 AB18 AB19 AB27 AB28 AB31 AC03 AC08 AC15 AD04 AE02 AE04 BA01 BA09 BA12 BA15 CA16 DA01 DA02 EA09 EA12 EA15 EA16 EA18 EA19 EA21 EA24 EA28 EA29 EB04 EB08 EB09 EB13 EB14 EB19 EB22 EB24 EB25 EB26 EB28 EB30 EB36 EB38 EB42 EB46 EC01 EC02 EC03 ED02 ED28 EE05 EE09 EE10 FA03 FA09 FA26 FA36 FA43 4H006 AA02 AA03 AB68 AC21 AC61 BA71 BB12 4H039 CA19 CF10

Claims (42)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)15〜99重量%の下記式(I)を有する分岐アルキルベンゼンスルホ
    ネートの混合物: 【化1】 (上記式中Lは炭素および水素からなる非環式脂肪族部分であり、そのLは2つ
    のメチル末端を有して、そのLはA、RおよびR以外の置換基を有しない;
    分岐アルキルベンゼンスルホネートの上記混合物は、上記式(I)のアニオンの
    分子量が異なる上記分岐アルキルベンゼンスルホネートを2種以上含有している
    ;分岐アルキルベンゼンスルホネートの上記混合物は、9〜15のR、Lおよ
    びR中における炭素原子の総数、および炭素原子10.0〜14.0の平均脂
    肪族炭素分を有している;Mは原子価qを有するカチオンまたはカチオン混合物
    である;aおよびbは、上記の分岐アルキルベンゼンスルホネートが電気的中性
    であるように選択される整数である;RはC‐Cアルキルである;R
    HおよびC‐Cアルキルから選択される;Aはベンゼン部分である);およ
    び (b)1〜85重量%の下記式(II)を有する非分岐アルキルベンゼンスルホ
    ネートの混合物: 【化2】 (上記式中a、b、M、Aおよびqは前記のとおりである;Yは炭素および水素
    からなる2つのメチル末端を有した非置換直鎖脂肪族部分であり、上記式中Yは
    9〜15の炭素原子の総数を有し、上記のYは炭素原子10.0〜14.0の平
    均脂肪族炭素分を有する)を含んでなる、改良アルキルベンゼンスルホネート界
    面活性剤混合物であって、 160〜275の2/3‐フェニルインデックスで更に特徴づけられる、改
    良アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤混合物。
  2. 【請求項2】 MがH、Na、Kおよびそれらの混合物から選択される;a=1、b=1、q
    =1;改良アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤混合物が0.3未満の2‐
    メチル‐2‐フェニルインデックスを有している、請求項1に記載の改良アルキ
    ルベンゼンスルホネート界面活性剤混合物。
  3. 【請求項3】 2‐メチル‐2‐フェニルインデックスが0〜0.1である、請求項1または
    2に記載の改良アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤混合物。
  4. 【請求項4】 β‐ゼオライトを触媒として用いるプロセスの生成物である、請求項1〜3の
    いずれか一項に記載の改良アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤混合物。
  5. 【請求項5】 触媒が少くとも部分的に酸性形態である、請求項1〜4のいずれか一項に記載
    の改良アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤混合物。
  6. 【請求項6】 (a)請求項1〜5のいずれか一項に記載された改良アルキルベンゼンスルホ
    ネート界面活性剤混合物0.1〜95重量%; (b)界面活性剤以外の慣用的なクリーニング添加物0.00001〜99.
    9重量%;および (c)上記改良アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤混合物以外の界面活
    性剤0〜50重量% を含んだ洗剤組成物であって、 上記の洗剤組成物が上記改良アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤混合物
    のアルキルベンゼンスルホネート以外の他のアルキルベンゼンスルホネートを含
    有しているとき、上記の改良アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤混合物お
    よび上記他のアルキルベンゼンスルホネートは、混合物として、160〜275
    の全体2/3‐フェニルインデックスを有している、洗剤組成物。
  7. 【請求項7】 (a)請求項1〜5のいずれか一項に記載された改良アルキルベンゼンスルホ
    ネート界面活性剤混合物1〜50重量%; (b)界面活性剤以外の慣用的なクリーニング添加物0.00001〜99.
    9重量%; (c)アルキルベンゼンスルホネート以外の界面活性剤0.1〜50重量%;
    および (d)水0.1〜95% から本質的になる洗剤組成物。
  8. 【請求項8】 (a)請求項1〜5のいずれか一項に記載された改良アルキルベンゼンスルホ
    ネート界面活性剤混合物0.1〜95重量%;および (b)界面活性剤以外の慣用的なクリーニング添加物0.00001〜99.
    9重量% から本質的になる洗剤組成物。
  9. 【請求項9】 (a)請求項1〜5のいずれか一項に記載された改良アルキルベンゼンスルホ
    ネート界面活性剤混合物1〜50重量%; (b)蛍光増白剤、色素、フォトブリーチ、疎水性ブリーチアクチベーターお
    よび遷移金属ブリーチ触媒からなる群より選択されるメンバー0.000001
    〜10重量%; (c)カチオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤
    およびアミンオキシド界面活性剤からなる群より選択される界面活性剤0.1〜
    40重量%;および (d)慣用的クリーニング添加物10〜99重量% を含む洗剤組成物であって、 上記の洗剤組成物が上記の改良アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤混合
    物以外の他のアルキルベンゼンスルホネート界面活性剤を含有しているとき、上
    記の洗剤組成物は少くとも160の全体2/3‐フェニルインデックスで更に特
    徴づけられ、その全体2/3‐フェニルインデックスは、上記の洗剤組成物へ加
    えられる上記の改良アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤混合物および上記
    他のアルキルベンゼンスルホネートのブレンドで、ここで規定されるように2/
    3‐フェニルインデックスを測定することにより求められ、そのブレンドは、測
    定目的のために、洗剤組成物の上記成分の他のものにまだ触れていない上記改良
    アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤混合物および上記他のアルキルベンゼ
    ンスルホネートのアリコートから調製され; 更には、上記の洗剤組成物が上記の改良アルキルベンゼンスルホネート界面活
    性剤混合物以外の他のアルキルベンゼンスルホネート界面活性剤を含有している
    とき、上記の洗剤組成物は0.3未満の全体2‐メチル‐2‐フェニルインデッ
    クスで更に特徴づけられ、その全体2‐メチル‐2‐フェニルインデックスは、
    上記の洗剤組成物へ加えられる上記の改良アルキルベンゼンスルホネート界面活
    性剤混合物および他のアルキルベンゼンスルホネートのブレンドで、ここで規定
    されるように2‐メチル‐2‐フェニルインデックスを測定することにより求め
    られ、そのブレンドは、測定目的のために、洗剤組成物の上記成分のうち他のも
    のにまだ触れていない上記改良アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤混合物
    および上記他のアルキルベンゼンスルホネートのアリコートから調製される、洗
    剤組成物。
  10. 【請求項10】 分岐アルキルベンゼンスルホネートおよび非分岐アルキルベンゼンスルホネー
    トの混合物から本質的になり、改良アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤混
    合物の2‐メチル‐2‐フェニルインデックスが0.05未満である;分岐およ
    び非分岐アルキルベンゼンスルホネートの上記混合物において、平均脂肪族炭素
    分が炭素原子11.5〜12.5である;Rがメチルである;RがHおよび
    メチルから選択されるが、但し上記分岐アルキルベンゼンスルホネートの少くと
    も約0.7モルフラクションにおいて、RがHである;R、LおよびR
    における炭素原子の総数が10〜14である;更に、非分岐アルキルベンゼンス
    ルホネートの混合物において、Yが炭素原子10〜14の炭素原子総数を有し、
    上記非分岐アルキルベンゼンスルホネートの平均脂肪族炭素分が炭素原子11.
    5〜12.5であり、MがH、Naおよびそれらの混合物から選択される一価カ
    チオンまたはカチオン混合物である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の改良
    アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤混合物。
  11. 【請求項11】 (I)β‐ゼオライト触媒の存在下でベンゼンをアルキル化混合物でアルキル
    化し; (II)(I)の生成物をスルホン化し;および (III)(II)の生成物を中和する ステップからなるプロセスの生成物を含有した改良アルキルベンゼンスルホネー
    ト界面活性剤混合物であって、 上記のアルキル化混合物は: (a)1〜99.9重量%の分岐C‐C20モノオレフィン類、ここで、そ
    の分岐モノオレフィン類はRLRの分岐パラフィン類を脱水素して形成され
    た分岐モノオレフィン類の場合と同一の構造を有している(Lは炭素および水素
    からなる非環式脂肪族部分であり、2つの末端メチルを有する;RはC‐C アルキルである;RはHおよびC‐Cアルキルから選択される)および (b)0.1〜85重量%のC‐C20直鎖脂肪族オレフィン類を含み; 上記のアルキル化混合物は上記のC‐C20範囲で少くとも2つの異なる炭
    素数を有する上記の分岐C‐C20モノオレフィン類を含有して、炭素原子9
    .0〜15.0の平均炭素分を有しており;上記の成分(a)および(b)は少
    くとも15:85の重量比で存在している、改良アルキルベンゼンスルホネート
    界面活性剤混合物。
  12. 【請求項12】 順序として (I)β‐ゼオライト触媒の存在下でベンゼンをアルキル化混合物でアルキル
    化し; (II)(I)の生成物をスルホン化し;および (III)(II)の生成物を中和する ステップからなるプロセスの生成物から本質的になる改良アルキルベンゼンスル
    ホネート界面活性剤混合物であって、 上記のアルキル化混合物は: (a)(i)C‐C20内部モノオレフィン類RLR(Lは炭素および
    水素からなる非環式オレフィン部分であり、2つの末端メチルを有する); (ii)C‐C20α‐モノオレフィン類RAR(Aは炭素および水素
    からなる非環式α‐オレフィン部分であり、1つの末端メチルおよび1つの末端
    オレフィンメチレンを有する); (iii)C‐C20ビニリデンモノオレフィン類RBR(Bは炭素およ
    び水素からなる非環式ビニリデンオレフィン部分であり、2つの末端メチルおよ
    び1つの内部オレフィンメチレンを有する); (iv)C‐C20一級アルコール類RQR(Qは炭素、水素および酸
    素からなる非環式脂肪族一級末端アルコール部分であり、1つの末端メチルを有
    する); (v)C‐C20一級アルコール類RZR(Zは炭素、水素および酸
    素からなる非環式脂肪族一級非末端アルコール部分であり、2つの末端メチルを
    有する);および (vi)それらの混合物 から選択される分岐アルキル化剤0.5〜99.9重量%((i)〜(vi)のい
    ずれにおいても、RはC‐Cアルキルであり、RはHおよびC‐C アルキルから選択される);並びに (b)C‐C20直鎖脂肪族オレフィン類、C‐C20直鎖脂肪族アルコ
    ール類およびそれらの混合物から選択されるC‐C20直鎖アルキル化剤0.
    1〜85重量%を含み; 上記のアルキル化混合物は上記のC‐C20範囲で少くとも2つの異なる炭
    素数を有する上記の分岐アルキル化剤を含有しており、炭素原子9.0〜15.
    0の平均炭素分を有しており;上記の成分(a)および(b)は少くとも15:
    85の重量比で存在している、改良アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤混
    合物。
  13. 【請求項13】 アルキル化混合物が: (a)(i)C‐C14内部モノオレフィン類RLR(Lは炭素および
    水素からなる非環式オレフィン部分であり、2つの末端メチルを有する); (ii)C‐C14α‐モノオレフィン類RAR(Aは炭素および水素
    からなる非環式α‐オレフィン部分であり、1つの末端メチルおよび1つの末端
    オレフィンメチレンを有する);および (iii)それらの混合物 から選択される分岐アルキル化剤1.0〜47.5重量%((i)〜(iii)のい
    ずれにおいても、Rはメチルであり、RはHまたはメチルであるが、但し上
    記モノオレフィン類の全体のうち少くとも0.7モルフラクションにおいて、R はHである); (b)C‐C14直鎖脂肪族オレフィン類0.1〜25重量%;並びに (c)パラフィン類および不活性非パラフィン溶媒から選択されるキャリア物
    質50〜98.9重量% から本質的になり; そのアルキル化混合物が上記のC‐C14範囲で少くとも2つの異なる炭素
    数を有する上記の分岐アルキル化剤を含有して、炭素原子11.5〜12.5の
    平均炭素分を有しており;上記の成分(a)および(b)が20:80〜49:
    51の重量比で存在している、請求項11または12に記載の改良アルキルベン
    ゼンスルホネート界面活性剤混合物。
  14. 【請求項14】 ステップ(I)においてアルキル化触媒が酸性β‐ゼオライト触媒であり、ス
    テップ(II)がステップ(I)の生成物をスルホン化剤と接触させる前にモノア
    ルキルベンゼン以外の成分の除去することを含んでなる、請求項11〜13のい
    ずれか一項に記載の改良アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤混合物。
  15. 【請求項15】 酸性β‐ゼオライト触媒がHF処理焼成β‐ゼオライト触媒である、請求項1
    1〜14のいずれか一項に記載の改良アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤
    混合物。
  16. 【請求項16】 ヒドロトロープ、ヒドロトロープ前駆体またはそれらの混合物がステップ(I
    )の後で加えられる、請求項11〜15のいずれか一項に記載の改良アルキルベ
    ンゼンスルホネート界面活性剤混合物。
  17. 【請求項17】 ヒドロトロープ、ヒドロトロープ前駆体またはそれらの混合物がステップ(II
    )中または後およびステップ(III)前に加えられる、請求項11〜16のいずれ
    か一項に記載の改良アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤混合物。
  18. 【請求項18】 ヒドロトロープがステップ(III)中または後に加えられる、請求項11〜17
    のいずれか一項に記載の改良アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤混合物。
  19. 【請求項19】 ステップ(I)において、アルキル化が125〜230℃の温度および50〜
    1000psigの圧力で行われれる、請求項11〜18のいずれか一項に記載の改
    良アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤混合物。
  20. 【請求項20】 ステップ(I)において、アルキル化が175〜215℃の温度、100〜2
    50psigの圧力で0.01〜18時間かけて行われる、請求項11〜19のいず
    れか一項に記載の改良アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤混合物。
  21. 【請求項21】 ステップ(III)が塩基性塩を用いて行われ、その塩基性塩がアルカリ金属、ア
    ルカリ土類金属、アンモニウム、置換アンモニウムおよびそれらの混合物からな
    る群より選択されるカチオン、並びにヒドロキシド、オキシド、カーボネート、
    シリケート、ホスフェートおよびそれらの混合物から選択されるアニオンを有し
    ている、請求項11〜20のいずれか一項に記載の改良アルキルベンゼンスルホ
    ネート界面活性剤混合物。
  22. 【請求項22】 塩基性塩が水酸化ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、水酸化カリウム、ケイ酸カ
    リウム、水酸化マグネシウム、水酸化アンモニウムおよびそれらの混合物からな
    る群より選択される、請求項11〜21のいずれか一項に記載の改良アルキルベ
    ンゼンスルホネート界面活性剤混合物。
  23. 【請求項23】 ステップ(II)が三酸化イオウ、三酸化イオウ/空気混合物、および硫酸から
    なる群より選択されるスルホン化剤を用いて行われる、請求項11〜22のいず
    れか一項に記載の改良アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤混合物。
  24. 【請求項24】 (a)請求項11〜23のいずれか一項に記載された改良アルキルベンゼンス
    ルホネート界面活性剤混合物0.1〜95重量%;および (b)慣用的なクリーニング添加物0.00001〜99.9重量% を含む洗剤組成物。
  25. 【請求項25】 慣用的なクリーニング剤添加物が、ビルダー、洗浄酵素、漂白系、ステップ(I
    II)の生成物以外の界面活性剤、増白剤、少くとも部分的に水溶性または水分散
    性のポリマー、多糖類、研磨剤、殺菌剤、色あせ防止剤、色素、溶媒、ヒドロト
    ロープ、香料、増粘剤、酸化防止剤、加工助剤、起泡増進剤、起泡抑制剤、緩衝
    剤、抗真菌剤、カビ抑制剤、防虫剤、腐蝕防止助剤、キラントおよびそれらの混
    合物からなる群より選択される、請求項6〜9および24のいずれか一項に記載
    の洗剤組成物。
  26. 【請求項26】 洗剤組成物が、液体、粉末、凝集物、ペースト、錠剤、バー、ゲルまたは顆粒
    の形態である、請求項6〜9および24〜25のいずれか一項に記載の洗剤組成
    物。
  27. 【請求項27】 請求項6〜9および24〜26のいずれか一項に記載された洗剤組成物で布帛
    を処理することからなる方法。
  28. 【請求項28】 (a)160〜275の2/3‐フェニルインデックスを有する直鎖アルキル
    ベンゼンスルホネート界面活性剤混合物0.1〜50重量%; (b)界面活性剤以外の慣用的なクリーニング添加物0.1〜99.9重量%
    ;および (c)上記の直鎖アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤混合物以外の界面
    活性剤0〜50重量% を含む洗剤組成物であって、 上記の洗剤組成物が上記直鎖アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤混合物
    のアルキルベンゼンスルホネート以外にいずれか他のアルキルベンゼンスルホネ
    ートを含有しているとき、上記の直鎖アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤
    混合物および上記他のアルキルベンゼンスルホネートは、混合物として、160
    〜275の全体2/3‐フェニルインデックスを有している、洗剤組成物。
  29. 【請求項29】 (a)請求項1〜5のいずれか一項に記載された改良アルキルベンゼンスルホ
    ネート界面活性剤混合物1〜50重量%、ここで、その改良アルキルベンゼンス
    ルホネート界面活性剤混合物は0.3未満の2‐メチル‐2‐フェニルインデッ
    クスを有している; (b)蛍光増白剤、色素、フォトブリーチ、疎水性ブリーチアクチベーターお
    よび遷移金属ブリーチ触媒からなる群より選択されるメンバー0.000001
    〜10重量%; (c)カチオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤
    およびアミンオキシド界面活性剤からなる群より選択される界面活性剤0.1〜
    40重量%;および (d)慣用的クリーニング添加物10〜99重量% を含む洗剤組成物であって、 上記の洗剤組成物が上記の直鎖アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤混合
    物以外の他のアルキルベンゼンスルホネート界面活性剤を含有しているとき、上
    記の洗剤組成物は少くとも160の全体2/3‐フェニルインデックスで更に特
    徴づけられ、その全体2/3‐フェニルインデックスは、上記の洗剤組成物へ加
    えられる上記の直鎖アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤混合物および上記
    の他のアルキルベンゼンスルホネートのブレンドで、ここで規定されるように2
    /3‐フェニルインデックスを測定することにより求められ、そのブレンドは、
    測定目的のために、洗剤組成物の上記成分のうち他のものにまだ触れていない上
    記直鎖アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤混合物および上記他のアルキル
    ベンゼンスルホネートのアリコートから調製され; 更には、上記の洗剤組成物が上記の直鎖アルキルベンゼンスルホネート界面活
    性剤混合物以外の他のアルキルベンゼンスルホネート界面活性剤を含有している
    とき、上記の洗剤組成物は0.3未満の全体2‐メチル‐2‐フェニルインデッ
    クスで更に特徴づけられ、その全体2‐メチル‐2‐フェニルインデックスは、
    上記の洗剤組成物へ加えられる上記の直鎖アルキルベンゼンスルホネート界面活
    性剤混合物および他のアルキルベンゼンスルホネートのブレンドで、ここで規定
    されたように2‐メチル‐2‐フェニルインデックスを測定することにより求め
    られ、そのブレンドは、測定目的のために、洗剤組成物の上記成分のうち他のも
    のにまだ触れていない上記直鎖アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤混合物
    および 上記他のアルキルベンゼンスルホネートのアリコートから調製される、
    洗剤組成物。
  30. 【請求項30】 カチオン性界面活性剤が、直鎖および分岐、置換および非置換C‐C16
    ルキルアンモニウム塩から選択される、請求項29に記載の洗剤組成物。
  31. 【請求項31】 直鎖アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤混合物以外のアルキルベンゼン
    スルホネート界面活性剤を実質的に含まない、請求項29に記載の洗剤組成物。
  32. 【請求項32】 成分(c)として、75〜160の2/3‐フェニルインデックスを有する市
    販C10‐C14直鎖アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤を少くとも0.
    1%含有している、請求項29に記載の洗剤組成物。
  33. 【請求項33】 成分(c)として、少くとも0.1%の市販高度分岐アルキルベンゼンスルホ
    ネート界面活性剤を含有している、請求項29に記載の洗剤組成物。
  34. 【請求項34】 成分(c)として、洗剤組成物の0.5〜25重量%のレベルでノニオン性界
    面活性剤を含有しており、そのノニオン性界面活性剤が、直鎖C10‐C16
    ルキル、中間鎖C‐C分岐C10‐C16アルキル、guerbet分岐C10
    16アルキルおよびそれらの混合物から選択される疎水基、およびキャップま
    たは未キャップ形で1‐15エトキシレート、1‐15プロポキシレート、1‐
    15ブトキシレートおよびそれらの混合物から選択される親水基を有する、キャ
    ップまたは未キャップ形のポリアルコキシル化アルコールである、請求項29に
    記載の洗剤組成物。
  35. 【請求項35】 成分(c)として、洗剤組成物の0.5〜25重量%のレベルでアルキルサル
    フェート界面活性剤を含有しており、そのアルキルサルフェート界面活性剤が、
    直鎖C10‐C16アルキル、中間鎖C‐C分岐C10‐C18アルキル、
    guerbet分岐C10‐C16アルキルおよびそれらの混合物から選択される疎水
    基、並びにNa、Kおよびそれらの混合物から選択されるカチオンを有している
    、請求項29に記載の洗剤組成物。
  36. 【請求項36】 成分(c)として、洗剤組成物の0.5〜25重量%のレベルでアルキル(ポ
    リアルコキシ)サルフェート界面活性剤を含有しており、そのアルキル(ポリア
    ルコキシ)サルフェート界面活性剤が、直鎖C10‐C16アルキル、中間鎖C ‐C分岐C10‐C16アルキル、guerbet分岐C10‐C16アルキルお
    よびそれらの混合物から選択される疎水基、キャップまたは未キャップ形で1‐
    15ポリエトキシサルフェート、1‐15ポリプロポキシサルフェート、1‐1
    5ポリブトキシサルフェート、1‐15混合ポリ(エトキシ/プロポキシ/ブト
    キシ)サルフェートおよびそれらの混合物から選択される(ポリアルコキシ)サ
    ルフェート親水基、並びにNa、Kおよびそれらの混合物から選択されるカチオ
    ンを有している、請求項29に記載の洗剤組成物。
  37. 【請求項37】 重質液体洗剤の形態を有している、請求項29〜35のいずれか一項に記載の
    洗剤組成物。
  38. 【請求項38】 合成洗剤洗濯バーの形態を有している、請求項29〜35のいずれか一項に記
    載の洗剤組成物。
  39. 【請求項39】 重質顆粒の形態を有しており、慣用的クリーニング添加物(d)が洗剤組成物
    の10〜50重量%の非リン酸ビルダーを含んでいる、請求項29〜35のいず
    れか一項に記載の洗剤組成物。
  40. 【請求項40】 重質顆粒の形態を有しており、慣用的クリーニング添加物(d)が洗剤組成物
    の10〜50重量%のリン酸ビルダーを含んでいる、請求項29〜35のいずれ
    か一項に記載の洗剤組成物。
  41. 【請求項41】 重質顆粒の形態を有しており、慣用的クリーニング添加物(d)が、リン酸ビ
    ルダーとして、トリポリリン酸ナトリウムを含んでいる、請求項29〜35のい
    ずれか一項に記載の洗剤組成物。
  42. 【請求項42】 改良アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤混合物が: (i)500〜700の2/3‐フェニルインデックスを有する分岐および直
    鎖アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤の混合物を、75〜160の2/3
    ‐フェニルインデックスを有するアルキルベンゼンスルホネート界面活性剤混合
    物と混合する;および (ii)500〜700の2/3‐フェニルインデックスを有する分岐および直
    鎖アルキルベンゼンの混合物を、75〜160の2/3‐フェニルインデックス
    を有するアルキルベンゼン混合物と混合して、そのブレンドをスルホン化する;
    ことから選択されるステップからなるプロセスで製造されるものである、請求項
    1〜5のいずれか一項に記載の洗剤組成物。
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