JP2002521736A - ゴーストの減少による複写の質を強化するための静電トナー組成物およびその製造方法 - Google Patents

ゴーストの減少による複写の質を強化するための静電トナー組成物およびその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴースト像を避けることが可能な静電現像剤を提供すること。 【解決手段】 1)画像形成粒子を含むトナー成分と、2)無機酸化物または有機粒子をジメチルシクロポリシロキサンによる疎水性処理に供することにより得られた粒子の混合物を含む静電現像剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レーザープリンターおよび/または普通紙複写機のいずれにも有用
な静電トナーに関する。
【0002】
【従来の技術】
電子写真における静電現像に使用される現像方法およびそれに組合されるトナ
ーが知られており、それには、例えば、画像形成粒子と、これより大きいキャリ
ア粒子とを用いる二成分現像方法と、磁性または非磁性画像形成粒子のみを含む
、または少量の添加粒子を伴う一成分現像方法とがある。そのような現像方法は
、Kirk−Othmer著、「エンサイクロペディア オフ ケミカル テクノロジー」、
第4版、9:261−275(1994)に記載されている。
【0003】 トナーによる電子写真法を用いる画像形成装置は、よく知られている。電子写
真法を用いる画像形成装置では、画像は一般に、以下のプロセスによりコピー紙
シート上に形成される。
【0004】 画像保持体として役立つ光導電体を均一に帯電した後、帯電した光導電体の表
面に画像を露光する。露光中の静電荷の減衰は、潜像を形成する。次いで、トナ
ーにより現像することにより、静電潜像を可視化し、トナー画像を形成する。ト
ナー画像は、コピー紙シート上に転写される。
【0005】 近年、レーザプリンター、LEDプリンター等が開発されており、そのような
プリンターでは、画像走査部および画像出力部が相互に分離されている。これら
の装置では、反転現像法、即ちトナーは、画像露光の部分の電荷が減衰された部
分に付着させられる方法が採用される(これに対し、通常の現像法では、電荷が
残留する部分にトナーが接着させられる。)。
【0006】 非画像領域への画像形成粒子の転写は、通常、トナーカートリッジアセンブリ
ーの一部である磁性スリーブローラとの接触中に形成された、“メモリーイメー
ジ”であり、いわゆる”ゴースト”のような、画像品質の点から不所望な現象を
生じさせる。ゴーストは、紙のような転写材料に静電的に転写される潜像保持部
材上の、現像された画像形成パターンとして説明される。これらの画像は可視化
され、形成された画像は、トナーの付着により形成された背景よりも明るい、ま
たはトナーの付着により形成された背景よりも暗いものであり得る。“ゴースト
”像が背景よりも明るい場合には、“負のゴースト像”として知られている。“
ゴースト”像が背景よりも暗い場合には、“正のゴースト像”として知られてい
る。
【0007】 もし、ゴースト像(負または正のタイプ)が転写材料(紙)上に数回繰り返さ
れるならば、このことは、光導電体ドラムに“メモリー欠陥”を生じさせる原因
となる。しかし、もしゴースト像が転写材料(紙)上に一回だけ現れるならば、
この状態は、電荷を保持することが出来ず、従って“メモリー”パターンを確立
し得ない磁性スリーブローラと組合せられ得る。その成分がこの不所望な画像形
成問題に最も大きく貢献することを決定することは、しばしばゴーストとの間の
距離を測定することを可能とする。しかし、実際の静電プリンターまたはコピー
マシーンの特性、またはトナーの“流動性”、摩擦帯電特性、および指数的メモ
リー崩壊時間は、すべてゴースト現象に関係している。
【0008】 オルガノシランおよびシロキサンは、電子写真の分野において様々な目的で、
従来技術に開示されている。
【0009】 米国特許第5,604,039号は、ゲル化により不溶性または不所望な生成
物を生成することなく、高温において使用することが出来る改良された離型剤を
開示している。ここに開示された発明は、フェーノール官能化されていないポリ
(オルガノシロキサン)流体とフェーノール官能化されたポリ(オルガノシロキ
サン)流体との混合物を提供する。この流体は、トナー像を受像体(紙)に融着
するための融着部材の表面に塗布される。オクタメチルシクロテトラシロキサン
(OCTS)が、出発物質としてそこに開示されている。
【0010】 米国特許第5,463,453号は、A)石油系およびシリコン系オイルから
なるキャリア液体、およびB)着色剤とバインダー樹脂からなり、キャリア液体
に分散されたトナー粒子を用いる、湿式現像ユニットを開示している。
【0011】 米国特許第5,233,008号は、メラミン−硬化ポリウレタンコーティン
グを含む外層を備えた、増加した耐溶媒性および耐熱性を有する、トナー溶融部
材を開示している。ポリウレタンは、OCTSを含む様々な出発物質の組み合わ
せから得られる。
【0012】 米国特許第5,464,722号および第5,447,815号は、トナーの
製造、および疎水性シリカ微粉末のようなトナー添加剤を処理するためのシリコ
ーンオイルおよびワニスの使用を開示している。
【0013】 しかし、上述のどの従来技術も、ゴースト像に対し、OCTSのようなジメチ
ルシクロポリシロキサンを使用することを開示しても、示唆してもいない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、磁性スリーブローラアセンブリーと組み合せられ得る、ゴースト像
を避けるために特に配合された、トナー組成物を記載する。これらのゴースト像
が現れる現象の原因は、十分には理解されていないが、これは不所望な現象であ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】
所定の平均粒子サイズを有し、所定の表面処理を施された、有機樹脂様粒子、
またはシリカのような無機粒子からなるトナーを用いることにより、画像形成粒
子の非画像領域への転写なしに、高解像力での、電子写真プロセスで形成された
不必要なゴースト像のない、高画像密度のクリアな画像および改良された静電記
録等を許容する現像が、達成される。本発明は、低湿度条件においてさえ、これ
らの知見に基づき達成された。
【0016】 特定の表面処理は、オクタメチルシクロテトラシロキサン(OCTS)のよう
な、ジメチルシクロポリシロキサンのみによる、または他の有機シリコン化合物
との組み合わせによる処理を含む。同様に、本発明は、ジメチルシクロポリシロ
キサンのみにより表面処理された粒子、または他の有機シリコン化合物で表面処
理された粒子との組み合わせを含む。
【0017】 本発明は、(1)画像形成粒子を含むトナー成分、および(2)無機酸化物ま
たは有機粒子にジメチルシクロポリシロキサンによる疎水性処理を施すことによ
り得られた粒子の混合物を含む静電現像剤である。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明は、トナー成分、およびジメチルシクロポリシロキサン、好ましくはO
CTSにより疎水性処理を施された有機または無機酸化物粒子を含む静電現像剤
である。上記疎水性処理は、“ゴースト像”として知られている不所望な現象を
現象または除去するための有効な手段として示されている。
【0019】 ジメチルシクロポリシロキサンは、下記の式を有する。
【0020】
【化2】
【0021】 式中、aは3〜6の数である。好ましくは4、即ち、この化合物はOCTSで
あり、これは下記の構造式を有する。
【0022】
【化3】
【0023】 トナー成分は、磁性および非磁性一成分トナー、および二成分トナー現像剤の
ような、従来公知の任意のものでよい。これらのトナーでは、トナーの平均粒子
サイズは、最も好ましくは約6〜12μmである。二成分現像剤では、キャリア
粒子は一般にトナー粒子サイズよりもかなり大きい粒子サイズを有しており、一
般にトナー組成物の重量の90%を越える量、存在している。
【0024】 転写電子写真法における鍵となる工程は、帯電工程、現像工程、および転写工
程である。露光工程では、光は帯電した感光体表面を打撃し、感光層内に形成さ
れた移動キャリアは、表面電荷を中和する。このように、表面の電荷は、光導電
層の露光領域において、反対の極性に帯電した金属基体に移動する。現像工程で
は、電荷を保持する熱可塑性顔料粉末(トナー)は、トナー粒子が感光体上の電
荷像領域に向けられるように、感光体に近接させられる。転写工程では、紙シー
ト(非画像領域)がトナーが付された感光体と物理的に接触させられ、紙の裏側
に電荷を印加することにより、トナーは紙に転写され、それによって画像が転写
される。
【0025】 本発明に使用された現像剤は、画像形成粒子、および好ましくはOCTSで疎
水性処理に供された他の粒子を含み、更に画像を改良するため、画像形成粒子以
下の粒子サイズを有する有機または無機粒子をも含んでもよい。
【0026】 本発明における画像形成粒子として、磁性粉末およびバインダーを含む磁性ト
ナーが通常使用される。加えて、磁性粉末のないトナーを用いることが出来る。
トナーは、ニーダーおよび/または押出し機により、必要に応じて着色剤、帯電
制御剤等とともに混練および分散し、冷却後に粉砕し、次いでサイズごとに分級
することにより得られた、通常4〜20μm、好ましくは5〜15μm、より好
ましくは5〜12μm、そして最も好ましくは6〜12μmの平均粒子サイズを
有する粉末である。特定の範囲の平均粒子サイズは、50容量%を超える粒子が
その範囲内の粒子サイズを有することを意味し、d50としても知られている。
【0027】 様々な公知のトナー構成成分を用いることが出来る。加えて、“重合された”
トナーを用いる可能性が存在し、それによってモノマーとともにすべての成分が
通常、ある時、即ち最終重合前に混合される。
【0028】 “非重合”または通常のトナーの場合、トナーのためのバインダー樹脂は、公
知の熱可塑性樹脂を含む広範囲の材料から選ばれ得る。例えば、ポリスチレン、
ポリクロロスチレン、ポリ−α−メチルスチレン、スチレン−クロロスチレンポ
リマー、スチレン−プロピレンコポリマー、スチレン−ブタジエンコポリマー、
スチレン−ビニルクロライドコポリマー、スチレン−ビニルアセテートコポリマ
ー、スチレン−マレイン酸コポリマー、スチレン−アクリレートコポリマー、ス
チレン−コポリマー(例えば、スチレン−メチルアクリレートコポリマー、スチ
レン−エチルアクリレートコポリマー、スチレン−ブチルアクリレートコポリマ
ー、スチレン−オクチルアクリレートコポリマー、およびスチレン−フェニルア
クリレートコポリマー)、スチレン−メタクリレートコポリマー(例えば、スチ
レン−メチルメタクリレートコポリマー、スチレン−エチルメタクリレートコポ
リマー、スチレン−ブチルメタクリレートコポリマー、およびスチレン−フェニ
ルメタクリレートコポリマー)、スチレン−メチルa−クロロアクリレートコポ
リマー、およびスチレン−アクリロニトリルアクリレートコポリマーのようなス
チレン樹脂(ホモポリマーまたはスチレン若しくは置換されたスチレンを含むコ
ポリマー)、ビニルクロライド樹脂、樹脂変性マレイン酸樹脂、フェノール樹脂
、エポキシ樹脂、飽和または不飽和ポリエステル樹脂、低分子量ポリエチレン、
低分子量ポリプロピレン、アイオノマー樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン樹
脂、ケトン樹脂、エチレン−エチルエチルアクリレートコポリマー、キシレン樹
脂、およびポリブチルブチラール樹脂を挙げることが出来る。好ましい樹脂とし
ては、スチレン樹脂、および飽和または不飽和ポリエステル樹脂がある。更に、
上述の樹脂は、単独に限らず、2種またはそれ以上の組み合わせとして用いるこ
とが出来る。
【0029】 本発明のトナーのための磁性粉末は、オフィスビジネス機、平紙コピー機、プ
リンターのための作業環境温度(0〜60℃)でフェリ磁性を含む強磁性を示す
強磁性材料を含む。例えば、マグネタイト(Fe)、マグヘマイト(
γ−Fe)、マグネタイトとマグヘマイトの複合体、フェライト(M Fe3ーX 、MはMn、Fe、Co、Ni、Cu、Mg、Zn、C
d、またはその混合結晶材料)のようなスピネルフェライト、BaO・6Fe のような六方晶フェライト、YFe12のようなガーネット
型酸化物、CrOのようなルチル型酸化物、Fe、Mn、Ni、Coおよび
Crのような金属、および他の強磁性合金から選択された、約0〜60℃の温度
範囲で強磁性またはフェリ磁性を示す磁性粉末を挙げることが出来る。これらの
中で、3μm以下、より好ましくは約0.05〜1μmの平均粒子サイズを有す
る、マグネタイト、マグヘマイト、またはマグネタイトおよびマグヘマイトの複
合体の粉末が、性能およびコストの点から好ましい。上述の磁性粉末は、単独に
限らず、2種またはそれ以上の組み合わせで用いることが出来る。
【0030】 一成分磁性トナーの一製造例として、転写材料の定着特性を考慮にいれると、
バインダー樹脂と磁性粉末の混合重量比を、1:3〜7:1の範囲内に選択する
ことが出来る。
【0031】 トナーに使用される着色剤として、カーボンブラック、ランプブラック、ウル
トラマリン、ニグロシン染料、アニリンブルー、フタロシアニンブルー、フタロ
シアニングリーン、ハンザイエローG、ローダミン型染料および顔料、クロムイ
エロー、キナクリドン、ベンジジンイエロー、ローズベンガル、トリアリルメタ
ン染料、モノアゾおよびジスアゾ染料および顔料のような公知の線量および顔料
を、単独でまたは混合物で用いることが出来る。トナーへの着色剤の添加量は、
バインダー樹脂100重量部に対し、好ましくは0.1〜30重量部、より好ま
しくは0.5〜10重量部である。その量が過剰では、定着特性が低く、望まし
からぬ傾向を示す。
【0032】 帯電制御剤の例は、文献、例えば米国特許第4,957,840号によりよく
知られており、ニグロシン、および脂肪酸金属塩により変性されたその変性体;
トリブチルベンジル−アンモニウム−1−ヒドロキシ−4−ナフトスルホン酸塩
、およびテトラブチルアンモニウムテトラフルオロボーレートのような第4級ア
ンモニウム塩;ジブチル錫オキシド、ジオクチル錫オキシド、およびジシクロヘ
キシル錫オキシドのようなジ有機錫オキソド;およびジブチル錫ボーレート、ジ
オクチル錫ボーレート、およびジシクロヘキシル錫ボーレートのようなジ有機錫
ボーレートがある。これらの正帯電制御剤は、単独で、またはその2種またはそ
れ以上の混合物として使用され得る。これらの中で、ニグロシン型帯電制御剤ま
たは第4級アンモニウム塩型帯電制御剤が、特に好ましく使用され得る。
【0033】 他の型の帯電制御剤として、下記式により表されるアミノ基を有するモノマー
のホモポリマーを用いることが出来る。
【0034】
【化4】
【0035】 式中、Rは、HまたはCHを示し、RおよびRは、置換また
は非置換のアルキル基(好ましくはC−C);またはアミノ基を有する
モノマーと、上述のスチレン、アクリレートまたはメタクリレートのような他の
重合可能なモノマーとのコポリマーを示す。この場合、正帯電制御剤はまた、バ
インダーの機能を有する。
【0036】 一方、負の帯電制御剤を本発明に用いることが出来る。その例として、有機金
属錯体またはキレート化合物を用いることが出来る。特に、アルミニウムアセチ
ルアセトネート、鉄(II)アセチルアセトネート、および3,5−ジ−第3ブチ
ルサリチル酸クロムを好ましく用いることが出来る。これらの中で、サリチル酸
型錯体または金属塩を特に好ましく用いることが出来る。
【0037】 上述の帯電制御剤は、粉体の形で用いるのが好ましい。そのような場合、その
数平均粒子サイズは、好ましくは4ミクロンまたはそれ以下、より好ましくは3
ミクロンまたはそれ以下である。
【0038】 内部添加の場合、そのような帯電制御剤は、バインダー樹脂100重量部あた
り、0.1〜20重量部、より好ましくは0.2〜10重量部の量で用いるのが
好ましい。
【0039】 トナーの帯電は、バインダー樹脂または染料および顔料それ自体により制御さ
れ、必要ならば色再現性の点で問題を生じない帯電制御剤もまた使用され得る。
帯電制御剤として、ニグロシン染料第4級アンモニウム塩のような塩基性電子付
与物質が正の帯電制御剤として使用され、一方、金属キレートまたは金属染料を
、適切に選定された負の帯電制御剤として用いることが出来る。
【0040】 帯電制御剤の追加量は、バインダー樹脂の帯電性、着色剤の添加量、分散方法
、および他の添加剤の帯電性を含む製造方法の条件を考慮して、決定され得る。
その量は、好ましくは、バインダー100重量部に対し、0.1〜10重量部で
ある。
【0041】 帯電制御剤または樹脂は、バインダー樹脂との混合で用いられ得る。
【0042】 本発明に用いられるトナーは、バインダー樹脂成分100重量部に対し、好ま
しくは0.1〜20重量部、より好ましくは0.5〜10重量部の低分子量ワッ
クスを含むのがよい。本発明の磁性トナーに含まれる低分子量ワックスは、以下
の物質を含み得る。即ち、脂肪族炭化水素樹脂、芳香族族炭化水素樹脂、塩素化
パラフィンおよびパラフィンワックス、低分子量ポリプロピレンのような脂肪族
炭化水素ワックス、酸化されたポリエチレンワックスのような炭化水素ワックス
;これらのブロックコポリマー;カルナバワックス、サオゾール(saozol
e)、モノテート(monotate)ワックス;および脱臭されたカルナバワ
ックスのような、脂肪酸を部分的にまたは全体を脱臭することにより得られたワ
ックスである。
【0043】 パルミチン酸、ステアリン酸およびモンタン酸のような直鎖飽和脂肪酸、ブラ
シジン酸、エレオステアリン酸、パリナリン(parinnaric)酸;ステ
アリルアルコール、アラルキルアルコール、ベヘニルアルコール、カルナウビル
アルコール、セリルアルコールおよびメリシルアルコールのような飽和アルコー
ル;ソルビトールのような多価アルコール;リノール酸アミド、オレイン酸アミ
ド、およびラウリン酸アミドのような脂肪酸アミド;メチレンビスステアリン酸
アミド、エチレンビスカプリン酸アミド、エチレンビスラウリン酸アミド、およ
びヘキサメチレンビスステアリン酸アミドのような飽和脂肪酸ビスアミド;エチ
レンビスオレイン酸アミド、ヘキサメチレンビスオレイン酸アミド、N,N’−
ビスジ−オレイルアジピン酸アミド、N,N’−ビスジ−オレイルセバシン酸ア
ミドのような不飽和脂肪酸アミド;キシレンビスステアリン酸アミド、およびN
,N’−ジステアリルイソフタル酸アミドのような芳香族ビスアミド;ステアリ
ン酸カルシウム、ラウリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグ
ネシウム、脂肪族炭化水素ワックスにスッチレンおよびアクリル酸のようなビニ
ルモノマーをグラフト重合することにより得られたワックス、ベヘン酸モノグリ
セリドのような脂肪酸を多価アルコールで部分的にエステル化した生成物;およ
び植物油脂の水素化により得られた、水酸基を有するメチルエステル化合物もあ
る。
【0044】 加えて、熱特性および物理特性等を調整するために、トナーに様々な種類の可
塑剤および離型剤のような補助剤を添加してもよい。その添加量は、トナー10
0重量部に対し、0.1〜10重量部が好ましい。
【0045】 本発明により疎水化処理された有機粒子は、好ましくは樹脂状物質である。そ
のような樹脂状物質の例は、これらに限定されないが、ポリスチレン、ポリ(メ
タ)アクリル樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリカーボネート樹
脂、ポリエステル樹脂、ポリ(スルフィンさん)樹脂、ポリエステル樹脂、エポ
キシ樹脂、ポリブチラール樹脂、ユリア樹脂、ウレタン/ユリア樹脂、シリコー
ン樹脂、ポリエチレン樹脂、テフロン(登録商標)樹脂等(フルオロポリマー樹 脂)のような熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、その混合物、そのブロックコポリマ ー、そのグラフトコポリマー、そのブレンド等により例示される。
【0046】 本発明により疎水性処理された無機酸化物粒子は、好ましくは、SiO
Al、W、ZrO、SeO、TiO、ZnO、お
よびMgOからなる群から選ばれるのが好ましい。SiOが最も好ましい。
【0047】 疎水性処理された粒子は、好ましくは1m/g以上、より好ましくは30
/g以上、更により好ましくは100m/g以上のBET測定値を有
するのが好ましい。
【0048】 OCTSのようなシクロポリシロキサンによる粒子表面の疎水性処理では、
ポリジメチルシロキサンまたはポリメチルフェニルシロキサンまたはアルキル変
性シリコーンまたは弗素化シリコーンを用いるような、シラン/シロキサンのよ
うな有機シリコン処理が実施される。そのような処理の例は、米国特許第5,6
86,054号に記載されており、これは本明細書の一部をなす。この文献では
、採用される有機シリコン化合物は、好ましくは下記式のオルガノシランである
【0049】 R SiX4−n 式中、Rは、同一かまたは異なっており、任意にハロゲン化された、一価の
、1〜18の炭素原子を有する炭化水素ラジカルであり、Xは、同一かまたは異
なっており、ハロゲン、好ましくは塩素、またはOH、OR、O(CH ORであり、Rは、同一かまたは異なっており、1〜8の炭素原子を有
する一価の炭化水素ラジカルであり、nは1または2、好ましくは2であり、X
は1,2または3、好ましくは1である。 および/または下記式のオルガノシロキサンである。
【0050】 (R XSi1/2(R SiO2/2(RRSiO2/2(SiX R 式中、Rは上述した通り、Rは上述した通り、Rは、Rとは異なる、
同一かまたは異なっており、任意にハロゲン化された、一価の、1〜18の炭素
原子を有する炭化水素ラジカルであり、Xは、上述した通りであり、好ましくは
OHであり、aは0、1、2または3、好ましくは2であり、bは0、1、2ま
たは3、好ましくは1であり、A+Bの合計は3に等しく、xは0または1〜2
00の整数、好ましくは10〜50であり、yは0または1〜200の整数、x
対yは好ましくは少なくとも5対1、x+yの合計は0または1〜200の整数
、好ましくは10〜50であり、zは0または1であり、x+yの合計が0であ
るならば、zは0より大きく、zは好ましくは1である。
【0051】 表面処理の簡単な方法として、例えばOCTSは、粒子の比表面積または疎水
性の程度に応じて、ヘンシェルミキサー、スプレー、または液体またはガスの物
理化学反応により、または米国特許第5,686,054号に記載されているよう
な好ましい方法により、通常、有機または無機酸化物微粉体100重量部に対し
、0.01〜100重量部の範囲から適切に選択された比で混合される。OCT
Sは、直接使用され、またはトルエン、キシレン、またはトリクロロエチレンの
ような溶媒に溶解され、次いで、得られた溶液は粒子と混合され得る。
【0052】 本発明の疎水性処理では、OCTSまたは他のジメチルシクロポリシロキサン
がシリコーン処理としてのみ用いることが出来、または粒子をシクロポリシロキ
サンと他のシリコン化合物の混合物で被覆するために、1種またはそれ以上の他
の有機シリコン化合物と組合せて用いることが出来る。加えて、疎水性処理とし
てのみのシクロポリシロキサンで処理された粒子は、1種またはそれ以上の他の
有機シリコン化合物と混合することが出来る。
【0053】 そのため、OCTS処理に加えて、またはその代わりに、日本特許出願公開第
63−139367号(1988年)に開示されているように(例えば、疎水性
シリカエアロジルR972、Degussa社製)、ジメチルジクロロシラン(
DNDS)、トリメチルクロロシラン(TMS)、ヘキサメチルジシリザン(H
MDS)のような有機シリコン化合物を用いて、他の粒子が他の疎水性処理に供
される。
【0054】 上述の疎水性処理に供された有機または無機酸化物粒子は、任意の量で使用す
ることが出来、好ましくはゴースト減少有効量で使用することが出来る。この量
は、画像形成粒子100重量部に対し、より好ましくは約0.01〜5重量部、
更に好ましくは0.05〜3重量部の範囲内である。
【0055】 例えば、本発明のOCTSで処理された無機酸化物は、Degussa社から
市販されているOCTS−処理されたフュームドシリカのエアロジルライン、特
にエアロジルR104およびR106である。エアロジルR104およびR10
6は、エアロジル200およびエアロジル300をOCTSで後処理して疎水性
にすることにより得られる。エアロジル200およびエアロジル300は、それ
ぞれ、200+−25m/gのBET並びに12mmの平均一次粒子サイズ、
および300±30m/gのBET並びに7mmの平均一次粒子サイズを有す
る疎水性フュームドシリカである。エアロジルR104およびR106のBET
は、それぞれ150+−25m/gおよび250+−30m/gである。
【0056】 本発明の現像方法およびトナーが使用される、電子写真、静電記録等では、画
像形成粒子は、非画像領域に転写されず、はっきりした画像が形成され、画像形
成粒子の不必要な消費が抑制され、それによって大きな差異行上の利点が得られ
る。更に、本発明は、ゴーストと説明された現象を除去するものである。
【0057】 本発明について一般的に説明したが、例示のみの目的で提供され、特に断らな
い限り限定することを意図しない、所定の実施例を参照することにより、更に理
解が得られ得る。これらの実施例は、以下に説明する通常のプロセス手段により
トナーを製造することを説明するが、それに限定するものではない。
【実施例】
すべての実施例および比較例は、“ジャンピング現像システム”技術を用いた
、一般に市販されているレーザービームプリンター装置による画像形成テストに
供された。常温−常湿(N,N=70°F、50%RH)および常温−低湿(N
,L=70°F、15%RH)の2つの条件下で評価が実施された。後者の条件
は、2つの条件のうち、より厳しい条件である。低湿は、上述したように温度お
よび湿度が充分に制御された環境室を用いることにより得られた。表1および2
に示す結果は、以下に示すテストおよび測定に基づいている。
【0058】 トナーの製造のための最も一般的なプロセスは、(1)予備混合、(2)混練
、(3)粉砕または分級、(4)後添加、および(5)篩別の工程を含む。本発
明は、特に、工程(4)、即ち適切なトナーおよびプリントの品質を確保するた
めに、特別な添加物を後添加することに関する。以下の実施例は、トナー製造プ
ロセスにおけるこの工程に特有のものである。それぞれの実施例および比較例で
は、画像形成粒子は同一であり、添加剤が異なるだけである。篩別工程(5)の
後、それぞれの実施例および比較例について、ゴースト、画像密度(ID)、背
景、ボイド、オフセット等を、上述の温度および湿度条件下で試験した。各例の
トナーは、6−12μmの粒子サイズを有していた。
【0059】 実施例1 スチレン−ブチルアクリレートコポリマー(2形態、H/L=2/8、Mw=
22.1×10)100重量部;マグネタイト(os=0.85emu/g、
Hc=99Oe、平均粒子サイズ=200nm)85重量部; ポリプロピレンワックス(Mn:7000)4重量部;およびクロム系有機金
属錯体1重量部;その詳細は上述されている−は、混合機内でよく混合され、ツ
インスクリュー押出機により溶融−混練された。
【0060】 混練された生成物は、冷却され、ハンマーミルであらく破砕され、ジェット気
流を用いて粉砕および分級され、そして分級され、それによって8.0ミクロン
の体積−平均粒子サイズを有する分級された粉体が得られる。微粉体の体積ベー
スの分布は、100ミクロンの孔を有するCoulterカウンターモデルマル
チサイザーにより測定された。次いで、上記微粉体の100重量部が、ヘンシェ
ルミキサーにより、200m/gのBET価を有するOCTSで処理された0
.5重量部のR104と混合された。得られた混合物は、100メッシュのスク
リーンを通され、それによってスクリーンを通過した粉体が評価され、実施例1
としてラベルを付された。
【0061】 画像密度の測定は、Macbeth社から市販されているRD918密度計に
より測定された。1.30より大きく、好ましくは1.40より大きいI.D.
価の密度計の光メーターが、透過または反射光を測定することにより光密度を決
定する。この場合、所定の画像パタ−ンから光が反射され、初期の検量のために
使用された“対照”からの、所定の“ホワイト”および黒いベタの矩形画像の双
方から反射された光の光密度と比較される。 画像密度は、目的物、通常はテキストまたは複写された写真画像の電子写真手段
による複写からの非画像領域に堆積したトナーの実際の密度として説明すること
が出来る。その画質は、ボールドネス(boldness)または暗さ、および
ぼやけまたは他の欠陥により判定される。
【0062】 実施例2 実施例1に示したのと同一の画像形成粒子組成物であり、上述の微粉体100
重量部が、ヘンシェルミキサーにより、200m/gのBET価を有するR1
04OCTS処理シリカの1.0重量部と混合された。得られた混合物は、10
0メッシュのスクリーンを通され、それによってスクリーンを通過した粉体が評
価され、実施例2としてラベルを付された。
【0063】 実施例3 実施例1に示したのと同一の画像形成粒子組成物であり、上述の微粉体100
重量部が、ヘンシェルミキサーにより、300m/gのBET価を有するR1
06OCTS処理シリカの0.5重量部と混合された。得られた混合物は、10
0メッシュのスクリーンを通され、それによってスクリーンを通過した粉体が評
価され、実施例3としてラベルを付された。
【0064】 比較例1 実施例1に示したのと同一の画像形成粒子組成物であり、上述の微粉体100
重量部が、ヘンシェルミキサーにより、200m/gのBET価を有するRY
200シリコーンオイル(非環式シリコーン)の0.5重量部と混合された。得
られた混合物は、100メッシュのスクリーンを通され、それによってスクリー
ンを通過した粉体が評価され、比較例1としてラベルを付された。
【0065】 比較例2 実施例1に示したのと同一の画像形成粒子組成物であり、上述の微粉体100
重量部が、ヘンシェルミキサーにより、130m/gのBET価を有するUS
204シリコーンオイル(非環式シリコーン)の0.5重量部と混合された。得
られた混合物は、100メッシュのスクリーンを通され、それによってスクリー
ンを通過した粉体が評価され、比較例2としてラベルを付された。
【0066】 比較例3 実施例1に示したのと同一の画像形成粒子組成物であり、上述の微粉体100
重量部が、ヘンシェルミキサーにより、300m/gのBET価を有するR8
12シリコーンオイル(Degussa)ヘキサメチルジシリザン(HMDS)
の0.5重量部と混合された。得られた混合物は、100メッシュのスクリーン
を通され、それによってスクリーンを通過した粉体が評価され、比較例3として
ラベルを付された。
【0067】 比較例4 実施例1に示したのと同一の画像形成粒子組成物であり、上述の微粉体100
重量部が、シリコーンオイルと300m/gのBET価を有するHMDSシリ
カでダブル処理されたHDKH1018(Clariant)の0.5重量部と
混合された。得られた混合物は、100メッシュのスクリーンを通され、それに
よってスクリーンを通過した粉体が評価され、比較例4としてラベルを付された
【0068】 表1は、その結果を示す。
【0069】
【表1】
【0070】 表1において、 O=最良のケース △=中間のケース X=最悪のケース 表1では、コピーの画質を検討する際に、当業者による視覚によりゴーストが
評価された。0〜−5のスケールでは、0は、絶対的に最良のケースであり、−
5は絶対的に最悪のケースであり、上述の検討が実施された。一般に、“O”の
スコアは0〜−1を含み、△は−2〜−3を含み、Xは−4〜−5を含む。
【0071】 ミキサーのサイズおよび回転速度は、通常、それぞれ5−20リットルおよび
1000−3000rpmであった。温度および湿度の両方が十分に制御された
環境室を用いて、低湿が得られた。温度は+/−5°Fに制御され、湿度は+/
−3%RHに制御された。
【0072】 以下の表2は、ゴーストの減少および画質に対するそれぞれの効果に関して実
行された実験について見られた一般的傾向を示している。
【0073】
【表2】
【0074】 N/N=常温および常湿条件(室内条件) N/L=常温および低湿条件(ゴーストについてより厳しい) O=最良のケース △=中間のケース X=最悪のケース 以上の明細書における数値範囲および属のどの説明も、すべて本発明の範囲内
の可能な値およびサブ範囲、およびすべて可能な属内の種および亜属の説明を固
有に含んでいる。
【0075】 明らかに、以上の説明に照らし、本発明の多くの修正および変形が可能である
。従って、請求の範囲の範囲内で、本発明が、本明細書に特に記載されたものを
越えて実施されることも可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 9/08 331 (72)発明者 オガタ、ケンゾー アメリカ合衆国、バージニア州 23452 バージニア・ビーチ、プリンス・フィリッ プ・ドライブ 621 (72)発明者 アサジマ、ケンイチ アメリカ合衆国、バージニア州 23455 バージニア・ビーチ、ダルウッド・ミュー ズ 1704 (72)発明者 チャン、シャウ−ピン アメリカ合衆国、バージニア州 23320 チェサピーク、ノーウッド・アーチ 902 Fターム(参考) 2H005 AA01 AA08 CA08 CA26 CB07 CB13 DA02 EA05 EA10 FA01 FA06

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成粒子を含むトナー成分(1)と、無機酸化物または有機粒子をジメチ
    ルシクロポリシロキサンによる疎水性処理に供することにより得られた粒子(2
    )の混合物を含む静電現像剤。
  2. 【請求項2】 前記成分(2)はゴースト減少有効量で存在する請求項1に記載の静電現像剤
  3. 【請求項3】 前記トナー成分は、一成分トナーまたは二成分トナーである請求項2に記載の
    静電現像剤。
  4. 【請求項4】 前記ジメチルシクロポリシロキサンは、下記式を有する請求項2に記載の静電
    現像剤。 【化1】 式中、aは3〜6の数である。
  5. 【請求項5】 前記ジメチルシクロポリシロキサンは、オクタメチルシクロテトラシロキサン
    である請求項2に記載の静電現像剤。
  6. 【請求項6】 前記成分(2)の粒子は、SiO、Al、W、Zr
    、SeO、TiO、ZnO、およびMgOからなる群から選ばれた無
    機酸化物を含む請求項2に記載の静電現像剤。
  7. 【請求項7】 前記無機酸化物はSiOである請求項6に記載の静電現像剤。
  8. 【請求項8】 前記成分(2)の粒子は、SiOを含む請求項5に記載の静電現像剤。
  9. 【請求項9】 前記トナー成分は一成分トナーである請求項2に記載の静電現像剤。
  10. 【請求項10】 前記画像形成粒子は、磁性粉末およびバインダ−樹脂を含む請求項2に記載の
    静電現像剤。
  11. 【請求項11】 前記バインダ−樹脂と磁性粉末の重量比は、1:3〜7:1である請求項10
    に記載の静電現像剤。
  12. 【請求項12】 スチレン樹脂、飽和ポリエステル樹脂、および不飽和ポリエステル樹脂からな
    る群から選ばれる請求項10に記載の静電現像剤。
  13. 【請求項13】 前記画像形成粒子は、静電現像中、負の帯電を示す請求項2に記載の静電現像
    剤。
  14. 【請求項14】 前記トナーは、5〜12μmの平均粒子サイズを有する請求項2に記載の静電
    現像剤。
  15. 【請求項15】 前記成分(2)は、成分(1)の100重量部あたり、約0.01〜5重量部
    で存在する請求項2に記載の静電現像剤。
  16. 【請求項16】 前記成分(2)は、成分(1)の100重量部あたり、約0.05〜3重量部
    で存在する請求項2に記載の静電現像剤。
  17. 【請求項17】 前記成分(2)は、1m/g以上のBTE比表面積を有する請求項2に記
    載の静電現像剤。
  18. 【請求項18】 前記成分(2)は、30m/g以上のBTE比表面積を有する請求項2に
    記載の静電現像剤。
  19. 【請求項19】 前記成分(2)は、100m/g以上のBTE比表面積を有する請求項2
    に記載の静電現像剤。
  20. 【請求項20】 前記疎水性処理は、他の有機シリコン化合物と組合されずに、ジメチルシクロ
    ポリシロキサンにより行われる請求項2に記載の静電現像剤。
  21. 【請求項21】 前記疎水性処理は、1種またはそれ以上の非環式有機シリコン化合物と組合せ
    て、ジメチルシクロポリシロキサンにより行われる請求項2に記載の静電現像剤
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