JP2002504190A - 樹脂に吸収された金属イオンの分離、及び、交換器及び電気分解槽を含む写真廃水再循環装置 - Google Patents

樹脂に吸収された金属イオンの分離、及び、交換器及び電気分解槽を含む写真廃水再循環装置

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、分離すべき金属イオンを錯化する少なくとも1つの有機又は鉱物配位子を含む溶離剤又は溶離剤の混合物を含む極性溶媒を装荷したカチオン樹脂を懸濁又は浸出すること、析出で少なくとも1つの金属を回収するよう、電解質を形成する装荷溶離溶液中で一定又は不定の直流電流を循環させること、最後に、別の金属で造られた1つ以上の陰極を設けることにより必要に応じて最後の段階を繰返すこと、陰極電位と陽極/陰極電位差とを回収すべき新しい種類の金属に応じた新しい値に再調整することからなる、樹脂に吸収された金属イオンの分離方法に関する。本発明は又、処理すべき廃浴のタンク(3)と処理済廃浴タンク(4)と再生溶液タンク(5)と電気分解槽(6)とに接続された交換器(2,2')を有する写真廃浴を処理/再循環する装置に関する。

Description

【発明の詳細な説明】樹脂に吸収された金属イオンの分離、及び、交換器及び電気分解槽を含む写真廃 水再循環装置 本発明は、特に工業廃水、特に写真現像により生じる廃水の処理及び再循環の 分野における、樹脂タイプの支持体に吸収された金属を回収する方法に関し、イ オン交換樹脂に吸収された金属を分離及び回収する方法及び前記種類の廃水の少 なくともいくらかを前記分離方法を用いて処理及び再循環する装置に関する。 現在、金属イオン又は金属イオン混合物により飽和したカチオン樹脂は、一般 に以下の方法の一つにより再生されている。 −クロマトグラフ効果を持つ又はクロマトグラフ効果を持たない酸又はキレート 剤による溶離 −電気分解槽での再生 −静電界の影響下で、樹脂繊維によりイオンを濃食塩水受入区画へ汲み上げるこ と さて、前記の方法はいずれも濃金属塩溶液を生じる。それらはかなりの設備コ ストを要する高価な処理を行った結果、通例は、互いに及び他の構成要素と混合 されるか、又はオプションとして単金属である。 更に、前記の方法では、金属取得は通常の酸化還元電位が−1.2ボルト以上 のものに限られている。 更に又、これらの廃水を処理するものとして種々の技術が現在公知であり、最 も一般に使われるものには、沈殿、浸炭、イオン交換、電気分解、限外濾過、逆 浸透があり、いずれも他の方法とは無関係に、処理すべき廃水、特に銀を装荷し た漂白/定着浴に直接適用される。 沈殿法は、式 により、硫化ナトリウム又は硫化カリウムを用いて銀イオンを沈殿することを含 む。 この方法は浴を決定的に破壊し、硫化銀を生じる。硫化銀は銀冶金で再生利用 しなければならない。これは、反応式 により、銀が溶融鉛に置換される際に「火吹法(cupellation)」を行うことによ り達成される。 この鉛は、「パティンソン法(Pattinson process)」として一般に知られてい る非常に手が掛かる複雑な熱プロセスにより回収される。この方法は非常に毒性 があり、環境汚染を生じるため問題がある。 浸炭に関しては、以下の通り、鉄を含む溶液中での銀の正電位の置換を含む。 この方法は脱銀すべき溶液を鉄又は鋼やすり屑を含むカートリッジに通すこと により行われ、主に銀含有量の低いフィルム洗浄水を脱銀するのに用いられる。 鉄と混合した低品質の銀が得られ、処理済廃水は鉄イオンを装荷している。 イオン交換法は、以下の通り、二チオ硫酸銀(silver dithiosulphate)イオ ンを塩化イオンに交換することにより、浴中に存在する二チオ硫酸銀錯体を強塩 基性のイオン交換樹脂に定着させることを含む。 次いで、銀はチオ硫酸ナトリウム又は塩化ナトリウム溶液で溶離され、 この溶離液は電気分解脱銀装置で再循環することができる。 この方法はフィルム洗浄液の処理、又は電気分解により予め脱銀され銀含有量 の低い廃水の脱銀仕上げに特に適している。 現在行われているこの方法の主な欠点は、 −処理済廃水の残留銀含有量は、現像作業場の作業状況によってばらつきの大き いことが多く、法規で定められた廃棄物中の濃度最高レベルを必ずしも保証でき るわけではない、 −廃水は、最初の銀含有量に比例した塩化物を装荷される、 −鉄(III)EDTA(エチレンジアミン四酢酸)又はヘキサシアノ鉄(II)酸 塩等の鉄錯体を含む、カラー写真プロセスから生じる廃水も定着され、次第に樹 脂を害する、 −使用済アニオン樹脂は回収又は再使用ができない、 −銀はチオ硫酸塩に関して脱錯化されず、処理済浴は再使用可能な組成を有して いない、 点である。 電気分解法は、定着廃浴又は漂白・定着廃浴中に含まれる銀を、これらの浴の 直接電気分解により以下の通り析出することを含む。 この電気分解法は以下に述べる種々の変更や応用で行うことができる。 1)再生を伴う定着浴又は漂白・定着浴の電気分解が、1.3ボルトに限定し た電圧下で最少含有量1g/lへの部分脱銀を行うことを含む。これらの適度な 電気分解状態では、析出銀は良質であり、電流効率は略100%で、浴は分解せ ず、写真プロセスの不可逆反応により消費した試剤を補う「再生化」物を加えた 後に再循環される。 浴量は再生が起こるにつれて増加し、脱汚染剤により処理すべき、部分脱銀さ れた浴は周期的に取り除かれる。 更に、漂白・定着浴の場合には、カラー写真プロセスにおいて鉄(III)ED TA錯体が存在することにより、電極での副反応が電流効率を低下させる。 最善の場合でも、浴回収率は60%を越えることはあり得ない。平均して銀が 2.5g/lである入口平均含有量と、プロセス自体により1g/lに限定され る出口平均含有量との割合により決まるからである。 浴の直接電気分解というこの方法の最後の展開は、最少残留含有量0.5g/ l(初期含有量の20%もの量)での脱銀となり、廃物グラファイトビーズを生 じ、白黒写真浴の処理のみに適している。 2)破壊することになる定着浴又は漂白浴の電気分解は、約1.8ボルトの激 しい電気分解による高度の脱銀(1〜10mg/l)となる。これらの激しい状 態はチオ硫酸塩の分解による硫化銀の沈殿を引き起こす。沈殿したAg2Sは凝 集後に濾過すべきであり、又チオ硫酸塩の分解も悪臭を持つ毒性のH2Sの放出 を引き起こす。更に、Ag2Sは上記沈殿法により再び処理しなければならない 。 3)洗浄水の電気分解脱銀は、特殊な装置で電気分解することを含み、特殊な 装置は陰極が活性表面積が非常に大きいステンレス鋼泡(stainless steel foam )又は振動グラファイトビーズ積重物(stack)からなり、陽極がチタンで造ら れる。処理した水の銀含有量が1mg/lより少なくなるこれらの装置は、前記 の如く処理した定着浴又は漂白・定着浴の脱銀を仕上げるために脱汚染装置でも 用いられる(この場合、従来の電気分解による第1の脱銀作業は経済的理由から 含有量100mg/lに限定される)。 この方法は、銀被覆グラファイトビーズを生じるので、今度はこれらを 処理しなければならないという欠点を有している。 限外濾過及び逆浸透は、除去すべき物質によって多孔度を選択する半透膜を含 むモジュールを用いる膜タイプの方法である。これはかなり高い作動圧を要し、 すすぎ水等の装荷の少ない水にしか適さない。更に、これらを用いるには非常に 大規模で高価な技術手段を必要とする。 従って、本発明の第1の目的は、装荷廃水又は電気プラスチック浴の処理後等 に、特に例えばカチオン樹脂を飽和する種々の金属(金、銅、銀等)を選択的に 溶離し且つ順次回収して、電気陰性度又は電気陽性度を増加させるとともに、特 に重金属水酸化物タイプの残渣を生じないようにした、現在公知の方法の欠点や 制限を持たない、イオン交換樹脂に吸収された金属の分離及び再生方法を設計す ることである。 本発明の更なる目的は、低装荷廃水でも高装荷廃水でも等しく充分に処理する ことができ、処理した廃水に相当する量の、写真現像で再使用できる再生溶液を 生じさせ、銀の略全量を回収し、最少量又は略零量の最終廃水のみをリジェクト するようにした、現在の方法の欠点や限定を持たない、写真の現像により生じる 廃水の少なくともいくらかを、廃水中に存在する銀の回収により処理及び再循環 する方法及び装置を提供することである。 更に、本発明による方法では、限られた設備費しか必要とせず、処理に要する 活性物質は繰り返し再使用できる。 この目的のために、本発明は第1に、分離すべき金属イオンを錯化し得る少な くとも1つの有機又は鉱物配位子を含んだ溶離剤又は溶離剤の混合物を含む極性 溶媒を装荷した好ましくはカチオン樹脂を懸濁又は浸出すること、析出で回収す べき金属イオンの金属と同一の金属で造られた少なくとも1つの陰極と所与の物 理化学的条件下で不活性である物質により造られた少なくとも1つの陽極との間 に電解質を形成する、金属錯体を装荷し た溶離溶液又は樹脂と溶離溶液との装荷混合物中で一定又は不定の直流電流を循 環させるとともに、析出の活性相において、析出すべき金属イオンの酸化還元電 位より僅かに低い値の電位に陰極を維持すること、最後に、別の金属で造られた 1つ以上の陰極を設けることにより必要に応じて最後の段階を繰返し、陰極電位 と陽極/陰極電位差とを回収すべき新しい種類の金属に応じた新しい値に再調整 することを含むことを特徴とする、イオン交換樹脂に吸収された金属イオンの分 離方法に関するものである。 本発明は第2に、当該廃水、特に写真浴及び/又はフィルム洗浄水を、銀に関 して選択的で前記廃水中に存在する錯体とは異なる新しい錯体の形で定着させ得 るカチオンイオン交換樹脂に通過させること、次いで、銀を樹脂から銀を分離で き錯化により銀を結合できる配位子を含む再生溶液中で銀を溶離させることによ り前記樹脂を再生させること、最後に、再生に続いて又は再生と同時に装荷再生 溶液の電気分解を行って銀を金属の形で回収するようにしたことを含むことを特 徴とする、写真現像所や作業場により、特に定着又は漂白・定着後の写真廃浴か ら廃棄される廃水の少なくともいくらかを処理及び再循環する方法に関するもの である。 最後に、本発明は、処理すべき廃浴のタンクと処理済浴タンクと再生溶液タン クと少なくとも1つのボルタメータとに、遮断部材を備えた相応する管を介して 夫々接続された少なくとも1つの交換器と、必要であれば、適宜液体の活性移送 手段とで主に構成され、前記部材と移送手段の全てが中央制御ユニットにより監 視・制御されることを特徴とする、特に前記処理及び再循環方法を行うことを意 図した、定着浴又は漂白・定着浴の、及びオプションとして写真洗浄水の、処理 及び再循環装置にも関するものである。 本発明は、非限定的な例として与えられ添付の概略図に関して説明され る、好適な実施の形態に関する以下の記述により更によく理解できる。 図1は2つのイオン交換器を有する本発明の装置のブロック図、 図2は1つのイオン交換器を有する本発明の装置のブロック図、 図3は図1及び2で示した装置のボルタメータ形成部の(蓋を取り外した後の )平面図である。 本発明によれば、イオン交換樹脂に吸収された金属イオンの分離方法は、分離 すべき金属イオンを錯化し得る少なくとも1つの有機又は鉱物配位子を含んだ溶 離剤又は溶離剤の混合物を含む極性溶媒を装荷した好ましくはカチオン樹脂を懸 濁又は浸出すること、析出で回収すべき金属イオンの金属と同一の金属で造られ た少なくとも1つの陰極と所与の物理化学的条件下で不活性である物質により造 られた少なくとも1つの陽極との間に電解質を形成する、金属錯体を装荷した溶 離溶液又は樹脂と溶離溶液との装荷混合物中で一定又は不定の直流電流を循環さ せるとともに、析出の活性相において、析出すべき金属イオンの酸化還元電位よ り僅かに低い値の電位に陰極を維持すること、最後に、別の金属で造られた1つ 以上の陰極を設けることにより必要に応じて最後の段階を繰返し、陰極電位と陽 極/陰極電位差とを回収すべき新しい種類の金属に応じた新しい値に再調整する ことを含む。 従って、イオン及び/又は金属錯体を装荷された液体の処理に使用された同一 の樹脂に定着した複数の相異なる金属を順次回収することが可能である。 処理・再生されるカチオン樹脂又はアニオン樹脂は、再生溶離溶液と混合可能 な半液体物質の形をとってもよいし、処理すべき廃水又は浴が浸出により通過す る固体基質に固着した物質の何れの形をとってもよい。 本発明の第1の特徴によれば、金属が析出する活性電気分解相において、 陽極と陰極との間の一定電位差が、金属錯体を装荷した溶離溶液により又は樹脂 と装荷溶離溶液との混合物により形成される電解質の伝導限界値に近い値になり 、印加された電流は、二重交流が整流された、正方形、三角形、長方形又はパル ス直流形を有する。 前記したこれらの変調電流形によって、電気分解の進度を、溶離に関連した反 応の進度に合わせることができ、従ってプロセスがより経済的になり、電気分解 での錯化剤又は配位子の分解が避けられる。 使用される極性溶媒は24〜120の誘電定数を有するのが有利であり、好ま しくはカチオン樹脂が弱酸性又は強酸性樹脂とゼオライトとから成る群から選択 される種類の樹脂で構成され、前記分離及び回収方法が、−30℃〜300℃の 温度で、好ましくは20℃〜200℃、最適には20℃〜90℃で行われる。 本発明の好適な実施の形態によれば、電極に印加される電流が、時間を関数と して振幅変調されて断続電気分解に終結し、該断続電気分解は、陰極に印加され る電位が樹脂・溶離溶液混合物で形成される電解質を含むボルタメータの平衡電 位よりも僅かに高くなる金属析出停止相と、陰極電位が回収すべき金属イオンを 含む電気分解されるべき錯体の見かけ拡散レベルの値に対応する値に、好ましく は、前記レベルの略中央値又は終点値になる析出活性相との交番で構成され、二 相の持続期間及び持続期間の比は、電気分解が溶離反応と同期するように決めら れる。 この電気分解方法、即ち、変調電流を持つ電気分解方法により、析出金属の表 面状態が非常に良好となり、高い電流効率がもたらされ、電解質の分解がほとん ど全く起こらなくなる。 溶離/再生及び電気分解作業は、特に前記の変調電流を用いた電気分解により 同時に、又は溶離完了後に開始する電気分解により順次行うことが できる。 前記方法により、特に、金属分離の高度の選択性、析出金属の非常に良好な表 面状態、この析出物の非常に高い純度及び非常に良好な表面状態、高い電流効率 、電解質の略完全な非分解性、及び目下考慮している処理に使用される装置の効 率に関した最適な使用がもたらされる。 従って本発明による分離方法の選択性は、4つのパラメータ又は因子に働きか けることにより調整できる。即ち樹脂の性質・特徴及び溶離剤又は溶離剤混合物 の性質・特徴、ボルタメータの膜の特徴、電位及び電気分解電流の特徴、及びそ れらの径時的発達である。 本発明は、写真現像所や作業場により、特にコダックのRA4という名で知ら れる種類の、特に定着又は漂白・定着後の写真廃浴から廃棄される廃水の少なく ともいくらかを処理及び再循環する方法にも関するものである。 この銀を金属の形で回収する処理及び再循環方法は、前記廃水、特に写真浴及 び/又はフィルム洗浄水を、銀に関して選択的で前記廃水中に存在する錯体とは 異なる新しい錯体の形で定着させ得るカチオンイオン交換樹脂に通過させること 、次いで銀を樹脂から分離でき錯化により銀を結合できる配位子を含む再生溶液 中で銀を溶離させることにより前記樹脂を再生させること、最後に、再生に続い て又は再生と同時に再生溶液の電気分解を行って銀を金属の形で回収するように したことを本質的に含む。 再生/溶離及び電気分解作業は、例えば前記分離方法に関して前述したように 、有利に行うことができる。 一方では、固体定着に有利な条件で前記樹脂が働くよう脱銀作業時のカチオン 樹脂による銀イオンの定着を最適化し、他方では、前記樹脂からの銀イオンの遊 離及び樹脂再生作業時の溶離溶液による銀イオンの錯化を最 適化するためには、銀は塩基性媒体中の樹脂により定着し、該樹脂を酸性媒体中 で再生するのが有利である。樹脂/銀錯体はアルカリ媒体中では安定又は非常に 安定であり、酸性媒体中では僅かに安定である。 この目的のためには、浴の又は処理済水のpHを、一方では、イオン交換樹脂 を通過する前に、例えばNH4OH等の塩基を加えることにより8〜10、好ま しくは約9に調整し、他方では、イオン交換樹脂通過後及び再循環前に、再循環 すべき廃水又は浴の構成要素に影響を与えず、且つ回収すべき金属を還元しない H2SO4、HCl、CH3COOH等の鉱酸又は有機酸を加えることにより処理 前の初期値に調整してもよい。 本発明の好適な実施の形態によれば、使用される樹脂は、1,3−ジフェニル −2−チオ尿素、2−メルカプトベンズイミダゾール又はp−ジメチル−アミノ ベンジリデンローダミン基等、チオール機能、強酸性機能、電子ドナーとしての 窒素又は硫黄原子を含む機能を担時する高分子基質により形成される弱酸性カチ オン樹脂である。 塩基基質はマクロ多孔構造を有していてもよく、ジビニルベンジン(DVB) 架橋ポリスチレンから形成してもよい。 或いは、前記樹脂は、ジチオカルバミン酸塩基を担時するm−アミノフェニル ポリマーに基づいた基質によって形成してもよい。 しかしながら、使用するカチオン樹脂は銀イオンのみを非常に選択的に定着す べきであり、処理すべき浴又は水の、他の構成要素と著しく反応すべきでない。 例えば、使用するカチオン樹脂はROHM & HAAS社より市販されている商品名Ima c TMR又はImac GT73により知られる種類のものであってもよい。 添付図面の図1及び2に示すように、再生溶液を用いた廃浴又は洗浄水 の脱銀作業及び樹脂の再生作業は、同一のコンテナ2,2’の前記樹脂での順次 浸出により行われる。 カチオン樹脂の働きを最適化するためには、カチオン樹脂はpH8〜10の強 塩基、好ましくはpH約9のNH4OHにより予め中和するのが有利であり、こ の塩基は樹脂通過前の廃浴のpH調製にも使用される。しかしながら、使用する 塩基は、より一般には、NaOH、KOH、アミン類(例えばエタノールアミン )、置換アミノ化塩基(例えば水酸化テトラブチルアンモニウム)、強有機塩基(例 えばリジン)、更にはピリニジン含有塩基(例えばピリジン)等の鉱物又は有機塩 基で構成することができる。 本発明の特徴によれば、再生相時の、再生溶液のpHが最大でも4又はそれ以 下であってよく、この溶液は前記再生溶液中の配位子又は錯化剤と反応しない酸 を含み、金属の形での銀を溶解しない。 例えば、濃縮した(32%)HCl、希釈(0.1N)又は32%のH2SO4 等の鉱酸を使用することができる。しかしながら、形成される錯体の溶解度を促 進するよう充分なpKaを有する有機酸(例えば酢酸)又は限定した鉱酸と有機 酸との混合物を使用することも可能である。 再生溶液に含まれる錯化剤又は配位子は、酸性媒体中で1つ以上の錯体を形成 し、それらのうちの銀の構造が銀/樹脂錯体の構造よりも安定である、銀との鉱 物又は有機配位子で構成することができる。 使用される錯化剤又は配位子、又は錯化剤又は配位子の混合物は、銀イオンを 選択的に定着すべきであり、再生相で交換器中に存在する他の化合物や物質と反 応すべきでなく、又はほとんど僅かにしか反応しないべきである。 好ましくは、再生溶液中の配位子又は錯化剤がチオ尿素とチアミンとHClと から成る群から選択され、配位子分子又は錯化剤の濃度は約4より も高い比率(配位子分子/銀分子)が得られるようにする。 HClを配位子として使用すれば、配位子が樹脂再生時に同時に酸として作用 するということが注目される。 一般に、配位子又は錯化剤は金属(銀)に対し大きく超過して使用すべきであ る。なぜなら、分子中に僅かの配位子(例えば1金属原子につき2つ)しか含ま ない錯体が最初に形成されるからである。これらの化学体の溶解度は使用する再 生溶液中でかなり低いものの、分子中により多くの配位子(例えば1金属原子に つき4つの配位子)を含む錯体が形成されることにより、錯化剤よりも容易に溶 解することが実際上わかっている。 再生溶液の実際の例としては、再生剤と樹脂との体積比が4対1の体積比で、 30〜35%、好ましくは約32(重量)%のH2SO4、及び10〜20%、好 ましくは約15(重量/体積)%のチオ尿素を含む再生溶液がある。 再生及び電気分解作業は、最高反応速度及び最適効率を得るためには、30℃ 〜50℃、好ましくは30℃〜40℃の温度で行われる。 更に、電気分解は、pH0〜5、好ましくは0〜1でで行うのが好ましく、空 気に敏感な配位子又は錯化剤を使用する場合には、保護雰囲気で層流又は乱流を 激しく撹拌して行いつつ、電気分解電流の変動を監視して所定のしきい値以下へ の降下が記録されたら、電気分解を停止させるようにする(いわゆる定電位電解 法)。 廃棄物が略零になるように、又は少なくとも汚染しない廃棄物となるようにす るため、脱銀作業により生じた洗浄又はすすぎ水及び脱銀作業を受けたフィルム 洗浄水は、過酸化水素を加えることによってpHを12以上まで増加させ、それ から濾過し、最後にpHを約7に再確立することにより処理し得る。 過酸化水素等の物質は、好ましくは、水のpHを5〜7の範囲に調整した後で 待機時間をおいてから加えられる。 従って、脱銀作業により生じる廃水は、次の処理サイクルの当初にイオン交換 樹脂を通過することにより第1相で完全に脱銀され、次いで(水酸化鉄の形で存 在する鉄を沈殿するために)NaOHを加えることによってpHを12より高く し、濾過し、HClを加えることによりpH約7まで戻した後で下水管を通って 排出される。従って、鉄/EDTA錯体は破壊され、プロセスの繰返しにより蓄 積し得る硫酸塩と酢酸塩も同時に一部排除される。 フィルム洗浄水に関しては、pH値を調整した後及び樹脂を予め中和した後に 脱銀作業を受ける。 この洗浄水中に存在する銀の略全量が定着され、含有量は0.04ppmより も少なく、前記水を下水管に入れることができる。 COD(化学的酸素要求量)が高く生物分解し得ない鉄/EDTA錯体を含む 水の廃棄を避けるため、前記の脱銀作業に続いて、脱銀作業より生じる洗浄及び すすぎ水についての前記補助処理を行うことができる。これは鉄の沈殿に先立ち 、過酸化水素、ペルオキソ二硫酸ナトリウム等の酸化剤をCODに対し理論量加 えること、及び前記水を30℃〜90℃の温度に加熱することによって行う。 又、フィルム洗浄水の廃棄を避けるため且つそれを完全に再循環させるため、 前記処理に続いて、前記処理済水をアニオン交換器に、その後カチオン交換器に 通過させた後でフィルム洗浄に再使用することも可能である。 所望の鉱化状態を維持するため、水道本管から未処理水道水を計量加えること が望ましい。更に、アニオン交換器及びカチオン交換器を形成するコンテナを孤 立させることにより、前記洗浄水が含むカロリーの大部分を 回収することも可能である(再循環回路に熱交換器を設けることにより約70%) 。 同様に、再生後の樹脂及び及び対応するコンテナをすすぎ又は洗浄した水は、 真空蒸化処理されて、装荷樹脂通過後の溶離状態での銀含有再生溶液濃度と略等 しい銀濃度を有する残留溶液を得、次いで該残留溶液は電気分解により処理され る。蒸化濃縮相で得られる蒸留水はすすぎ・洗浄水貯蔵タンクに再注入され、前 記コンテナ(交換器2,2’及び電気分解タンク6)の洗浄に再使用される。 最後に、本発明は又、特に前記し添付図面の図1、2で示した処理及び再循環 方法を行うよう意図した、定着浴又は漂白・定着浴の、及びオプションとして写 真洗浄水の、処理及び再循環装置に関するものである。 この装置1は、処理すべき廃浴のタンク3と処理済浴タンク4と再生溶液タン ク5と少なくとも1つのボルタメータ6とに、遮断部材を備えた対応する管を介 して夫々接続された少なくとも1つのカラム交換器2,2’と、必要であれば適 宜液体の活性移送手段とで主に構成され、前記部材と移送手段の全てが中央制御 ユニット7により監視・制御されることを特徴としている。 添付図面では、種々のコンテナ2,2’,2”,3,4,5,6,8,8’, 9には夫々低レベル及び高レベル検出器が設けられ、オプションとして、前記コ ンテナの充填且つコンテナ間の液体の移送を確実に行うようにした中間レベル検 出器が設けられていることがわかる。 添付図面の図1及び2に示された本発明の特徴によれば、廃浴タンク3は対応 するコンテナ8から塩基を送給され、処理済浴タンク4は対応するコンテナ9か ら酸を送給される。遮断部材の作動、及び、必要であれば、塩基又は酸のタンク 3,4への供給を監視する移送手段の作動が、前記タ ンク3,4のpHを連続的に記録する1つ以上のpH調整モジュール10,10 ’により制御される。 又、添付図面の図1及び2に示されるように、交換器2,2’はすすぎ又は洗 浄水タンク2”にも接続され、廃浴タンク3、処理済浴タンク4、再生溶液タン ク5及びボルタメータ6には閉ループ再循環回路11が設けられている。 更に、樹脂を予め中和するのに用いられる塩基を貯蔵する追加のタンク8’を 設けることもできる。 樹脂の再生及び電気分解を2つの別個の連続する段階において行う場合、銀飽 和再生溶液用に補助貯蔵タンク(図示せず)を加えることができる。従って、電 気分解時にこの補充タンクとボルタメータ6との間に閉ループ回路が確立され、 溶解した銀がすべて抽出されるまで、再生された再生溶液(銀を含まない)が活 性再生溶液貯蔵タンク5に送られる。 更に、装置1全体を枠に配し、枠が保持タンクをも形成し、前記装置の種々の 機能的構成要素を含む区画された保護ボックスで構成されるようにしてもよい。 本発明による処理及び再循環方法の3段階の経過を、添付の図1又は2を参照 してより正確に以下に記述する。 廃浴又は回収されたフィルム洗浄水は、第1段階では、タンク3に貯蔵され、 コンテナ8から発する塩基を加えることによりpHがアルカリ値に調整される。 鉄(III)/EDTA錯体は、再循環回路11を備えたタンク3,4内で発生 する乱流により促進される空気との接触により再酸化される。 廃浴又は処理すべき水が交換器2,2’でイオン交換樹脂を通過する際に、電 気化学的センサが、樹脂又は交換器出口で銀が初めて少量出現する のを検出して樹脂の浸出を停止させ、タンク2’から流出するすすぎ水で樹脂の 洗浄を開始する。 このすすぎは前記したような水処理であるために生物分解し得ない物質の廃棄 は事実上必要とせず、プロセスは事実上一定量で働くことができる。前記プロセ スの上流・下流のpH調整や亜硫酸塩及びチオ硫酸塩の損失補填では、廃浴に対 し約6パーセントしか再生浴は増量しない。 樹脂のすすぎ後、再生及び溶離溶液が交換器2,2’に送られ、該溶液は、前 記樹脂を浸出により通過する間に、定着した銀イオンを前記樹脂から遊離させる 。 添付図面の図1と図2とを比べるとわかるように、装置1は、想定した作業形 態に応じ、1つの交換器2を有していても2つの交換器2,2’を有していても よい。 交換器が1つの場合、樹脂の再生と銀を装荷された再生溶液の電気分解とは時 間的に離れている。 この場合、酸及び錯化剤中で高濃縮された再生溶液は、前記交換器2に格納し た樹脂に定着した銀をすべて溶離するのに充分な量が交換器2を循環される。 従って、溶離のピークが非常に真直ぐである「前線クロマトグラフィー(front chromotography)」が交換器2で創られる。銀が前記交換器2に注入される溶離 剤の波の前線を一直線上に流出するからである。(実際には銀の前線が交換器の 全長を次第に通過するのが観察される)。 銀がすべて溶離されると、再生溶液を補助貯蔵タンク(図示せず)に送るとと もに前記の如く進んで行く。 次いで、交換器2は水で洗浄して樹脂からの銀錯体の残余、酸及び過剰錯化剤 を除去し、次いでこの洗浄水を上記の通り処理して、樹脂は新たな 廃浴・フィルム洗浄水脱銀作業のために再調整される。 この作業形態では交換器2を非常に急速に再使用することができ、電気分解は 別個に、同期を必要とせずに行うことができ、設備費は単一の交換器に限られる 。 2つの交換器2,2’(図1)の場合、樹脂の再生と電気分解による銀の回収作 業とが同時に行われ、再生溶液は交換器2,2’とボルタメータ6との間を循環 し、溶離の際に銀が析出する。電気分解の時間―アンペア(chronoamperometric) パラメータを監視することによりこれらの作業の最後が検知されるが、その際に は、種々のコンテナが前記の如く洗浄される。 2つの交換器を持つ第2の実施の形態には、連続的に作業する装置1を設ける という利点があり、交換器の一方を常に脱銀相に、他方を再生相にすることがで きる。 更に、電気分解を行う時間がより多くあり、高濃度の酸及び錯化剤を含む再生 溶液を必要としない。 更に、電気分解が中断されることがないため、より良質の析出金属が得られる 。 電気分解を行うボルタメータ6は、例えば、電解質の種々の構成要素に抗性を 持つ材料、好ましくは化学的に不活性なプラスチック、で造られたタンクで構成 され陰極12及び陽極13が交互に配される。 ボルタメータの前記陰極12は銀の薄板で、陽極13はグラファイト板で構成 するのが有利であり、前記交互の電極は互いに約3〜15mm、好ましくは約8 mm離間され、カチオン型イオン交換膜である隔膜14により各対の対向する電 極の範囲内を分離され、陽極13を含む区画は強酸性溶液で満たされている。 この直前に挙げた構成により、錯化剤の分解と電解質を形成する再生溶液中に 溶解した錯体の分解(陽極への静電泳動による)、ひいては、過度のエネルギー消 費、劣質の金属析出、錯化剤の過剰消費及びボルタメータ6の汚れが避けられる 。 電気分解を行う物理的条件に関し、電気分解を、10℃〜60°、好ましくは 30℃〜40℃の温度で、電気分解初期の電流密度を0.05〜3A/dm2、 好ましくは0.2〜0.5A/dm2とし、電解質のpHを0〜5、好ましくは 0〜1とし、前記電解質を層流及び乱流撹拌するのが有利であることに注目すべ きである。 隔膜14により形成される陽極区画は、好ましくは32%の硫酸で満たすこと ができ、他方、陰極区画は銀を装荷した再生溶液を含む。 本発明の更なる特徴によれば、装置1を別々の位置の2つの局部的部分に分け ることができる。即ち第1の脱銀装置を写真所又は現像所に据え付け、第2の再 生・電気分解装置を専門の下請け会社に据え付けることが可能である。 この据付構成により写真家又は現像業者による設備投資、処理及びメンテナン スが限定され、大量処理により再生コストが削減できる。この高度な技術作業に は高度な技術者も必要となる。 本発明によれば、写真浴及びフィルム洗浄水をほとんど無駄なく処理及び再生 する方法及び装置を実施することが可能である。収率は現存の方法よりもはるか に高く、銀の場合は回収率が約100%、チオ硫酸塩の場合は約94%、硫酸塩 の場合は約100%、鉄(III)EDTA錯体の場合は約90%である。 本発明による方法でこれらの結果が得られるのは、特に、活性化合物(特に樹 脂及び再生溶液)及び用いる作業形態を特定して選択すること、及び プロセスの各段階(脱銀、再生、電気分解)に高度の選択性が存在することによ るものである。 繰り返しテストで、使用する樹脂の定着能力(作業能力及び総合能力)は10 回の連続脱銀サイクル後も事実上影響を受けないことがわかった。 更に、本発明の方法により10回の再生を受けたRA4型の漂白/定着浴で行 われた光度測定テストから、この浴が基準を満たし、径時的に安定した高品質の 写真現像を行うことができるのが示された。 本発明は、記述され添付図面に図示された実施例に限定されるものではないこ とは明らかである。 本発明の保護の範囲を逸脱することなく、特に種々の構成要素の組成に関し修 正を行うことが可能であり、技術的に同等なものに置き換えることにより修正を 行うことも可能である。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年7月13日(1999.7.13) 【補正内容】請求の範囲 1. 分離すべき金属イオンを錯化し得る少なくとも1つの有機又は鉱物配位子 を含んだ溶離剤又は溶離剤の混合物を含む極性溶媒を装荷した好ましくはカチオ ン樹脂を懸濁又は浸出すること、析出で回収すべき金属イオンの金属と同一の金 属で造られた少なくとも1つの陰極と所与の物理化学的条件下で不活性である物 質により造られた少なくとも1つの陽極との間に電解質を形成する、金属錯体を 装荷した溶離溶液又は樹脂と溶離溶液との装荷混合物中で一定又は不定の直流電 流を循環させるとともに、析出の活性相において、析出すべき金属イオンの酸化 還元電位より僅かに低い値の電位に陰極を維持すること、最後に、別の金属で造 られた1つ以上の陰極を設けることにより最後の段階を繰返し、陰極電位と陽極 /陰極電位差とを回収すべき新しい種類の金属に応じた新しい値に再調整するこ とを含み、電極に印加される電流が、時間を関数として振幅変調されて断続電気 分解に終結し、該断続電気分解は、陰極に印加される電位が樹脂・溶離溶液混合 物で形成される電解質を含むボルタメータの平衡電位よりも僅かに高くなる析出 金属停止相と、陰極電位が回収すべき金属イオンを含む電気分解されるべき錯体 の見かけ拡散レベルの値に対応する値になる析出活性相との交番で構成され、二 相の持続期間及び持続期間の比が溶離反応と同 期するように決められることを特徴とする、イオン交換樹脂に吸収された金属イ オン分離方法。 2. 陽極と陰極との間の一定電位差が、金属錯体を装荷した溶離溶液により又 は樹脂と装荷溶離溶液との混合物より形成される電解質の伝導限界値に近い値で あり、印加された電流は、二重交流が整流された、正方形、三角形、長方形又は パルス直流形を有することを特徴とする、請求項1による方法。 3. 使用される極性溶媒は24〜120の誘電定数を有し、カチオン樹脂が弱 酸性又は強酸性樹脂とゼオライトとから成る群から選択される種類の樹脂であり 、前記方法が、−30℃〜300℃の温度で、好ましくは20℃〜200℃で行 われることを特徴とする、請求項1又は2の何れかによる方法。 4. 析出活性相において、陰極電位が回収すべき金属イオンを含む電気分解さ れるべき錯体の見かけ拡散レベルの略中央値又は終点値になることを特徴とする 、請求項2又は3の何れかによる方法。 5. 当該廃水、特に写真浴及び/又はフィルム洗浄水を、銀に関して選択的で 前記廃水中の錯体とは異なる新しい錯体の形で定着させ得るカチオンイオン交換 樹脂に通過させること、次いで、銀を樹脂から分離でき錯化 により銀を結合できる配位子を含む再生溶液中で銀を溶離させることにより前記 樹脂を再生させること、最後に、再生に続いて又は再生と同時に再生溶液の電気 分解を行って銀を金属の形で回収するようにしたことを含むことを特徴とする、 写真現像所や作業場により、特に定着又は漂白・定着後の写真廃浴から廃棄され る廃水の少なくともいくらかを処理及び再循環する方法。 6. 樹脂による銀の定着が塩基性媒体中で行われ、前記樹脂の再生が酸性媒体 中で行われ、樹脂/銀錯体はアルカリ媒体中で安定であり、酸性媒体中ではわず かに安定であることを特徴とする、請求項5による方法。 7. 浴の又は処理済水のpHが、一方では、イオン交換樹脂を通過する前に、 例えばNH4OH等の塩基を加えることにより8〜10、好ましくは約9に調整 し、他方では、イオン交換樹脂通過後及び再循環前に、再循環すべき廃水又は浴 の構成要素に影響を与えず、且つ回収すべき金属を還元しないH2SO4、HCl 又はCH3COOH等の鉱酸又は有機酸を加えることにより、処理前の初期値に 調整することを特徴とする、請求項5又は6の何れかによる方法。 8. 使用される樹脂が、1,3−ジフェニル−2−チオ尿素、2−メルカプト ベンズイミダゾール又はパラジメチル−アミノベンジリデンローダ ミン等、チオール機能、強酸性機能、電子ドナーとしての窒素及び硫黄原子を含 む機能を担時する高分子基質により形成される弱酸性カチオン樹脂であることを 特徴とする、請求項5乃至7の何れかによる方法。 9. 塩基基質はマクロ多孔構造を有することができ、ジビニルベンジン(DV B)架橋ポリスチレンから形成されることを特徴とする、請求項8による方法。 10. 樹脂が、ジチオカルバミン酸塩基を含むm−アミノフェニルポリマーに 基づいた基質によって形成されることを特徴とする、請求項8による方法。 11. 樹脂が、pH8〜10の強塩基、好ましくはpH約9のNH4OHによ り予め中和されることを特徴とする、請求項5乃至10の何れかによる方法。 12. 再生溶液を用いた廃浴又は洗浄水の脱銀作業及び樹脂の再生作業が、同 一のコンテナの前記樹脂での順次浸出により行われることを特徴とする、請求項 5乃至11の何れかによる方法。 13. 再生相時に、再生溶液のpHが最大でも4又はそれ以下であり、この溶 液が前記再生溶液中の配位子又は錯化剤と反応しない酸を含むことを特徴とする 請求項5乃至12の何れかによる方法。 14. 再生溶液中の配位子又は錯化剤がチオ尿素とチアミンとHClとから成 る群から選択され、配位子分子又は錯化剤の濃度は約4よりも高い 比率(配位子分子/銀分子)が得られることを特徴とする、請求項5乃至13の 何れかによる方法。 15. 再生及び電気分解作業が、30℃〜50℃、好ましくは30℃〜40℃ の温度で行われることを特徴とする請求項5乃至13の何れかによる方法。 16. 電気分解は、pH0〜5、好ましくは0〜1で行うのが好ましく、空気 に敏感な配位子又は錯化剤を使用する場合には、保護雰囲気で乱流を激しく撹拌 して行いつつ、電気分解電流の変動を監視して所定のしきい値以下への降下が記 録されたら電気分解を停止させるようにすることを特徴とする、請求項5による 方法。 17. 脱銀作業により生じた洗浄水及び脱銀作業を受けたフィルム洗浄水が、 例えば過酸化水素を加えることによってpHを12以上まで増加させ、それから 濾過し、最後にpHを約7に再確立することにより処理することを特徴とする、 請求項5乃至16の何れかによる方法。 18. 再生後の樹脂及び対応するコンテナをすすぎ又は洗浄した水は、真空浄 化処理されて、装荷樹脂通過後の溶離状態での銀含有再生溶液濃度と略等しい銀 濃度を有する残留溶液を得、次いで該残留溶液は電気分解により処理され、蒸化 濃縮相で得られる蒸留水はすすぎ・洗浄水貯蔵タンク に再注入されることを特徴とする請求項5乃至16の何れかによる方法。 19. 処理すべき廃浴のタンク(3)と処理済浴タンク(4)と再生溶液タン ク(5)と少なくとも1つのボルタメータ(6)とに、遮断部材を備えた対応す る管を介して夫々接続された少なくとも1つの交換器(2,2')と、必要であ れば適宜液体の活性移送手段とで主に構成され、前記部材と移送手段の全てが中 央制御ユニット(7)により監視・制御されることを特徴とする、定着浴又は漂 白・定着浴の、及びオプションとして写真洗浄水の、特に請求項5乃至17の何 れかによる方法を行うための処理及び再循環装置。 20. 廃浴タンク(3)は対応するコンテナ(8)から塩基を送給され、処理 済浴タンク(4)は対応するコンテナ(9)から酸を送給され、遮断部材の作動 、及び、必要であれば、塩基又は酸のタンク(3,4)への供給を監視する移送 手段の作動が、前記タンク(3,4)のpHを連続的に記録する、1つ以上のp H調整各モジュール(10,10')により制御されることを特徴とする請求項 19による装置。 21. 交換器(2,2')は、すすぎ又は洗浄水タンクにも接続され、廃浴タ ンク(3)、処理済浴(4)、再生溶液タンク(5)及びボルタメータ(6)には閉ル ープ再循環回路(11)が設けられていることを特徴とする請求項19又は20 の何れかによる装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 分離すべき金属イオンを錯化し得る少なくとも1つの有機又は鉱物配位子 を含んだ溶離剤又は溶離剤の混合物を含む極性溶媒を装荷した好ましくはカチオ ン樹脂を懸濁又は浸出すること、析出で回収すべき金属イオンの金属と同一の金 属で造られた少なくとも1つの陰極と所与の物理化学的条件下で不活性である物 質により造られた少なくとも1つの陽極との間に電解質を形成する、金属錯体を 装荷した溶離溶液又は樹脂と溶離溶液との装荷混合物中で一定又は不定の直流電 流を循環させるとともに、析出の活性相において、析出すべき金属イオンの酸化 還元電位より僅かに低い値の電位に陰極を維持すること、最後に、別の金属で造 られた1つ以上の陰極を設けることにより必要に応じて最後の段階を繰返し、陰 極電位と陽極/陰極電位差とを回収すべき新しい種類の金属に応じた新しい値に 再調整することを含むことを特徴とする、イオン交換樹脂に吸収された金属イオ ン分離方法。 2. 陽極と陰極との間の一定電位差が、金属錯体を装荷した溶離溶液により又 は樹脂と装荷溶離溶液との混合物より形成される電解質の伝導限界値に近い値で あり、印加された電流は、二重交流が整流された、正方形、三角形、長方形又は パルス直流形を有することを特徴とする、請求項1による方法。 3. 使用される極性溶媒は24〜120の誘電定数を有し、カチオン樹脂が弱 酸性又は強酸性樹脂とゼオライトとから成る群から選択される種類の樹脂であり 、前記方法が、−30℃〜300℃の温度で、好ましくは20℃〜200℃で行 われることを特徴とする、請求項1又は2の何れかによる方法。 4. 電極に印加される電流が、時間を関数として振幅変調されて断続電気分解 に終結し、該断続電気分解は、陰極に印加される電位が樹脂・溶離溶液混合物で 形成される電解質を含むボルタメータの平衡電位よりも僅かに高くなる金属析出 停止相と、陰極電位が回収すべき金属イオンを含む電気分解されるべき錯体の見 かけ拡散レベルの値に対応する値になる析出活性相との交番で構成され、二相の 持続期間及び持続期間の比は、電気分解が溶離反応と同期するように決められる ことを特徴とする、請求項2又は3の何れかによる方法。 5. 当該廃水、特に写真浴及び/又はフィルム洗浄水を、銀に関して選択的で 前記廃水中の錯体とは異なる新しい錯体の形で定着させ得るカチオンイオン交換 樹脂に通過させること、次いで、銀を樹脂から分離でき錯化により銀を結合でき る配位子を含む再生溶液中で銀を溶離させることにより前記樹脂を再生させるこ と、最後に、再生に続いて又は再生と同時に再生溶液の電気分解を行って銀を金 属の形で回収するようにしたことを含むことを特徴とする、写真現像所や作業場 により、特に定着又は漂白・定着後の写真廃浴から廃棄される廃水の少なくとも いくらかを処理及び再循環する方法。 6. 樹脂による銀の定着が塩基性媒体中で行われ、前記樹脂の再生が酸性媒体 中で行われ、樹脂/銀錯体はアルカリ媒体中で安定であり、酸性媒体中では僅か に安定であることを特徴とする、請求項5による方法。 7. 浴の又は処理済水のpHが、一方では、イオン交換樹脂を通過する前に、 例えばNH4OH等の塩基を加えることにより8〜10、好ましくは約9に調整 し、他方では、イオン交換樹脂通過後及び再循環前に、再循環すべき廃水又は浴 の構成要素に影響を与えず、且つ回収すべき金属を還元しないH2SO4、HCl 又はCH3COOH等の鉱酸又は有機酸を加えるこ とにより、処理前の初期値に調整することを特徴とする、請求項5又は6の何れ かによる方法。 8. 使用される樹脂が、1,3−ジフェニル−2−チオ尿素、2−メルカプト ベンズイミダゾール又はパラジメチル−アミノベンジリデンローダミン等、チオ ール機能、強酸性機能、電子ドナーとしての窒素及び硫黄原子を含む機能を担時 する高分子基質により形成される弱酸性カチオン樹脂であることを特徴とする、 請求項5乃至7の何れかによる方法。 9. 塩基基質はマクロ多孔構造を有することができ、ジビニルベンジン(DV B)架橋ポリスチレンから形成されることを特徴とする、請求項8による方法。 10. 樹脂が、ジチオカルバミン酸塩基を含むm−アミノフェニルポリマーに 基づいた基質によって形成されることを特徴とする、請求項8による方法。 11. 樹脂が、pH8〜10の強塩基、好ましくはpH約9のNH4OHによ り予め中和されることを特徴とする、請求項5乃至10の何れかによる方法。 12. 再生溶液を用いた廃浴又は洗浄水の脱銀作業及び樹脂の再生作業が、同 一のコンテナの前記樹脂での順次浸出により行われることを特徴とする、請求項 5乃至11の何れかによる方法。 13. 再生相時に、再生溶液のpHが最大でも4又はそれ以下であり、この溶 液が前記再生溶液中の配位子又は錯化剤と反応しない酸を含むことを特徴とする 請求項5乃至12の何れかによる方法。 14. 再生溶液中の配位子又は錯化剤がチオ尿素とチアミンとHClとから成 る群から選択され、配位子分子又は錯化剤の濃度は約4よりも高い比率(配位子 分子/銀分子)が得られることを特徴とする、請求項5乃至 13の何れかによる方法。 15. 再生及び電気分解作業が、30℃〜50℃、好ましくは30℃〜40℃ の温度で行われることを特徴とする請求項5乃至13の何れかによる方法。 16. 電気分解は、pH0〜5、好ましくは0〜1で行うのが好ましく、空気 に敏感な配位子又は錯化剤を使用する場合には、保護雰囲気で乱流を激しく撹拌 して行いつつ、電気分解電流の変動を監視して所定のしきい値以下への降下が記 録されたら電気分解を停止させるようにすることを特徴とする、請求項5による 方法。 17. 脱銀作業により生じた洗浄水及び脱銀作業を受けたフィルム洗浄水が、 例えば過酸化水素を加えることによってpHを12以上まで上昇させ、それから 濾過し、最後にpHを約7に再確立することにより処理することを特徴とする、 請求項5乃至16の何れかによる方法。 18. 再生後の樹脂及び対応するコンテナをすすぎ又は洗浄した水は、真空浄 化処理されて、装荷樹脂通過後の溶離状態での銀含有再生溶液濃度と略等しい銀 濃度を有する残留溶液を得、次いで該残留溶液は電気分解により処理され、蒸化 濃縮相で得られる蒸留水はすすぎ・洗浄水貯蔵タンクに再注入されることを特徴 とする請求項5乃至16の何れかによる方法。 19. 処理すべき廃浴のタンク(3)と処理済浴タンク(4)と再生溶液タン ク(5)と少なくとも1つのボルタメータ(6)とに、遮断部材を備えた対応す る管を介して夫々接続された少なくとも1つの交換器(2,2')と、必要であ れば適宜液体の活性移送手段とで主に構成され、前記部材と移送手段の全てが中 央制御ユニット(7)により監視・制御されることを特徴とする、定着浴又は漂 白・定着浴の、及びオプションとして写真洗浄水の、特に請求項5乃至17の何 れかによる方法を行うための処理及 び再循環装置。 20. 廃浴タンク(3)は対応するコンテナ(8)から塩基を送給され、処理 済浴タンク(4)は対応するコンテナ(9)から酸を送給され、遮断部材の作動 、及び、必要であれば、塩基又は酸のタンク(3,4)への供給を監視する移送 手段の作動が、前記タンク(3,4)のpHを連続的に記録する、1つ以上のp H調整各モジュール(10,10’)により制御されることを特徴とする請求項 19による装置。 21. 交換器(2,2’)は、すすぎ又は洗浄水タンクにも接続され、廃浴タ ンク(3)、処理済浴(4)、再生溶液タンク(5)及びボルタメータ(6)には閉 ループ再循環回路(11)が設けられていることを特徴とする請求項19又は2 0の何れかによる装置。 22. ボルタメータの陰極(12)が銀の薄板で、陽極13がグラファイト板 で構成され、前記交互の電極が互いに約3〜15mm、好ましくは約8mm離間 され、カチオン型イオン交換膜である隔膜(14)により各対の対向する電極の 範囲内を分離され、陽極(13)を含む区画が強酸性溶液で満たされていること を特徴とする請求項19乃至21の何れかによる装置。
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