JP2002502873A - 化合物 - Google Patents

化合物

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JP2002502873A
JP2002502873A JP2000531165A JP2000531165A JP2002502873A JP 2002502873 A JP2002502873 A JP 2002502873A JP 2000531165 A JP2000531165 A JP 2000531165A JP 2000531165 A JP2000531165 A JP 2000531165A JP 2002502873 A JP2002502873 A JP 2002502873A
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バーカー,アンドリュー・ジョン
ケットル,ジェイソン・グラント
フォール,アラン・ウェリントン
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アストラゼネカ ユーケイ リミテッド
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Abstract

(57)【要約】 単球化学誘引物質プロテイン−1の阻害薬である式(I)の化合物またはその医薬的に許容できる塩、エステルもしくはアミド[式中、AとBは、置換されていてもよいアルキレン鎖を形成し、これによりそれらが結合している炭素原子と共に環を形成し;Xは、CH2またはSO2であり;R1は、置換されていてもよいアリール環またはヘテロアリール環であり;R2は、特定した有機基、たとえばカルボキシであり;そしてR3は、水素、または特定した有機基である]を、医薬的に許容できる担体と共に含む医薬組成物。式(I)の特定の化合物は新規であり、新規化合物として特許請求される。 【化13】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、CCR2受容体(MCP−1受容体としても知られる)に対する拮
抗により作用し、特に単球化学誘引物質プロテイン−1(MCP−1)を阻害す
る抗炎症性および免疫調節性化合物を含む、医薬組成物に関する。これらの化合
物は二環式部分を含む。本発明はさらに、これらの組成物に使用するための新規
化合物、それらの製造方法、それらの製造に有用な中間体、および療法薬として
のそれらの使用に関する。
【0002】 MCP−1は、白血球の走化性および活性化を仲介するケモカインファミリー
の炎症前タンパク質の一員である。MCP−1はC−Cケモカインであり、これ
は知られているうちで最も有効かつ選択的な、T細胞および単球の化学誘引物質
および活性化物質のひとつである。MCP−1は、リウマチ様関節炎、糸球体腎
炎、肺線維症、再狭窄(国際特許出願公開第WO94/09128号)、肺胞炎
(Jones et al.,1992,J.Immunol.,149,21
47)および喘息を含めた多数の炎症性疾患の病態生理に関与することが示唆さ
れている。それらの病理にMCP−1が関与すると考えられる他の疾患領域は、
アテローム性硬化症(たとえばKoch et al.,1992,J.Cli
n.Invest.,90,772−779)、乾癬(Deleuran et
al.,1996,J.Dermatological Science,1
3,228−236)、皮膚の遅延型過敏反応、炎症性腸疾患(Grimm e
t al.,1996,J.Leukocyte Biol.,59,804−
812)、多発性硬化症および脳外傷(Berman et al.,1996
,J.Immunol.,156,3017−3023)である。CCR2アン
タゴニストは、発作、再潅流障害、虚血、心筋梗塞および移植片拒絶の処置にも
有用となりうる。
【0003】 MCP−1はCCR2受容体を介して作用する。MCP−2およびMCP−3
も、少なくとも一部はこの受容体を介して作用する。したがって本明細書中で”
MCP−1の阻害または拮抗”または”MCP−1仲介作用”という場合、これ
にはMCP−2および/またはMCP−3仲介作用を含めた他のサイトカイン仲
介作用の阻害または拮抗も含まれる(これらのサイトカインがMCP−1を介し
て作用する場合)。
【0004】 J.Chem.Soc.Perkin Trans I(1995)1131
−1136には、生物学的活性インドール化合物の製造における中間体である多
数の二環式化合物が示されている。
【0005】 欧州特許出願公開第A−189690号には特に特定のシクロアルカノピロー
ル誘導体が眼内圧上昇の治療に有用な可能性があると開示され、一方、国際特許
出願公開第WO9730704号には関連化合物を筋水腫の治療または予防に使
用できると示唆されている。
【0006】 本発明者らは、二環式部分を含む一群の化合物がCCR2受容体アンタゴニス
トであることを見出した。さらに、それらはRANTES誘導による走化性を阻
害すると思われる。RANTES(egulated upon ctiv
ation,ormal −cell xpressed and
creted)は、MCP−1と同じファミリーに属する他のケモカインであり
、類似の生物学的プロフィルをもつが、CCR1受容体を介して作用する。その
結果、これらの化合物はこれらの物質が仲介する疾患、特に炎症性疾患の処置に
使用できる。
【0007】 したがって本発明は、単球化学誘引物質プロテイン−1の阻害薬である式(I
)の化合物
【0008】
【化5】
【0009】 またはその医薬的に許容できる塩、エステルもしくはアミド [式中、 AとBは、置換されていてもよいアルキレン鎖を形成し、これによりそれらが
結合している炭素原子と共に環を形成し; Xは、CH2またはSO2であり; R1は、置換されていてもよいアリール環またはヘテロアリール環であり; R2は、カルボキシ、シアノ、−C(O)CH2OH、−CONHR4、−SO2 NHR5、テトラゾール−5−イル、SO3H、または式(VI)の基
【0010】
【化6】
【0011】 であり; これらにおいて、R4は、水素、アルキル、アリール、シアノ、ヒドロキシ、− SO29から選択され、ここでR9はアルキル、アリール、ヘテロアリールまた はハロアルキルであり、あるいはR4は基−(CHR10r−COOHであり、こ
こでrは1〜3の整数であり、各R10基は独立して水素またはアルキルから選択
され;R5は、アルキル、置換されていてもよいアリール、たとえば置換されて いてもよいフェニル、または置換されていてもよいヘテロアリール、たとえば5
員もしくは6員ヘテロアリール基、または基COR6であり、ここでR6は水素、
アルキル、アリール、ヘテロアリールまたはハロアルキルであり;R7およびR8 は、独立して水素またはアルキル、特にC1-4アルキルから選択され;そして R3は、水素、官能基、置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよ いアルケニル、置換されていてもよいアルキニル、置換されていてもよいアリー
ル、置換されていてもよいヘテロサイクリル、置換されていてもよいアルコキシ
、置換されていてもよいアラルキル、置換されていてもよいアラルキルオキシ、
置換されていてもよいシクロアルキルである] を、医薬的に許容できる担体と共に含む医薬組成物を提供する。
【0012】 適切には、これらの組成物は式(I)の化合物、またはその塩もしくはインビ
ボ加水分解性エステルを含む。 これらの化合物の例は、A、B、X、R1およびR3が前記に定義したものであ
り、R2は前記に定義したものであるが、R4は、シアノ、ヒドロキシ、−SO29から選択され、ここでR9はアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはハロ
アルキルであり、あるいはR4は基−(CHR10r−COOHであり、ここでr
は1〜3の整数であり、各R10基は独立して水素またはアルキルから選択され;
5は、置換されていてもよいフェニル、または置換されていてもよいヘテロア リール基、または基COR6であり、ここでR6はアルキル、アリール、ヘテロア
リールまたはハロアルキルであり;R7およびR8は、独立して水素またはアルキ
ル、特にC1-4アルキルから選択される化合物である。
【0013】 式(I)の化合物は単球化学誘引物質プロテイン−1の阻害薬であるので、炎
症性疾患の処置に使用できる。したがって本発明はさらに、炎症性疾患の処置に
使用するための式(I)の化合物を提供する。
【0014】 さらに他の態様において本発明は、炎症性疾患を処置するための医薬の製造に
おける、式(I)の化合物の使用を提供する。 本明細書中で’アルキル’という用語を単独で、または接尾辞として用いる場
合、これには直鎖構造、分枝鎖構造が含まれる。これらの基は最高10個、好ま
しくは最高6個、より好ましくは最高4個の炭素原子を含むことができる。同様
に”アルケニル”および”アルキニル”という用語は、たとえば2〜10個、好
ましくは2〜6個の炭素原子を含む不飽和の直鎖または分枝鎖構造を表す。環式
部分、たとえばシクロアルキル、シクロアルケニルおよびシクロアルキニルは性
質は類似するが、少なくとも3個の炭素原子をもつ。”アルコキシ”などの用語
は、当技術分野で理解されるようにアルキル基を含む。
【0015】 ”ハロ”という用語には、フルオロ、クロロ、ブロモおよびヨードが含まれる
。アリール基という語には、芳香族炭素環式基、たとえばフェニルおよびナフチ
ルが含まれる。”ヘテロサイクリル”という用語には、芳香族または非芳香族の
環であって、たとえば4〜20個、適切には5〜8個の環原子を含み、それらの
うち少なくとも1つは異種原子、たとえば酸素、硫黄または窒素であるものが含
まれる。そのような基の例には、フリル、チエニル、ピロリル、ピロリジニル、
イミダゾリル、トリアゾリル、チアゾリル、テトラゾリル、オキサゾリル、イソ
オキサゾリル、ピラゾリル、ピリジル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリダジニ
ル、トリアジニル、キノリニル、イソキノリニル、キノキサリニル、ベンゾチア
ゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチエニルまたはベンゾフリルが含まれる。
【0016】 ”ヘテロアリール”は、芳香族性をもつ上記の基を表す。”アラルキル”とい
う用語は、アリール置換アルキル基、たとえばベンジルを表す。 本明細書中で用いる他の表現には、”炭化水素基”が含まれ、これは炭素原子
および水素原子を含むいかなる構造も表す。たとえばこれらはアルキル、アルケ
ニル、アルキニル、アリール、ヘテロサイクリル、アルコキシ、アラルキル、シ
クロアルキル、シクロアルケニルまたはシクロアルキニルであってよい。
【0017】 ”官能基”という用語は、反応性置換基を表す。それらは電子供与基または電
子吸引基を含むことができる。そのような基の例には、ハロ、シアノ、ニトロ、
オキソ、=CR1112、C(O)n11、OR11、S(O)m11、NR1213
C(O)NR1213、OC(O)NR1213、=NOR11、−CHNOR11、−
NR12C(O)n11、−NR11COR1213、−N=CR1213、S(O)m
1213または−NR12S(O)m11が含まれる。これらにおいて、R11、R1 2 およびR13は独立して水素または置換されていてもよい炭化水素基から選択さ れ、あるいはR12とR13は一緒に、置換されていてもよい環を形成し、これはさ
らに異種原子、たとえばS(O)m、酸素および窒素を含んでもよく、nは1ま たは2の整数であり、mは0または1〜3の整数である。2本の結合が利用でき
る条件下でのみ、官能基が二重結合を形成してもよいことを理解すべきである。
したがってR3は、たとえばオキソまたは基=CR1112もしくは=NOR11で はあり得ない。官能基がS(O)mNR1213または−NR12S(O)m11を含
む場合、mは一般に1〜3の整数である。R12とR13が一緒に、置換されていて
もよい環を形成している場合、この環には前記に定義した非芳香族複素環が含ま
れるのは確実であろう。
【0018】 炭化水素基R11、R12およびR13に適した任意置換基には、ハロ、ペルハロア
ルキル、たとえばトリフルオロメチル、メルカプト、ヒドロキシ、カルボキシ、
アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、ア
ルコキシアルコキシ、アリールオキシ(アリール基はハロ、ニトロまたはヒドロ
キシで置換されていてもよい)、シアノ、ニトロ、アミノ、モノ−もしくはジ−
アルキルアミノ、オキシイミノ(たとえばヒドロキシイミノまたはアルコキシイ
ミノ)またはS(O)my(mは前記に定義したものであり、Ryはアルキルで ある)が含まれる。
【0019】 適切には、AとBは3〜6個の炭素原子を含むアルキレン鎖を形成し、その結
果それらが結合している炭素原子と共に5〜8原子の環が形成される。A−B鎖
に適した置換基には、前記に定義した官能基または置換されていてもよい炭化水
素基または置換されていてもよい複素環式基が含まれる。これらの炭化水素基ま
たは複素環式基に適した置換基には、R11、R12およびR13に関して前記に挙げ
たものが含まれる。
【0020】 A−B鎖の置換基の具体例には、オキソ;=NOR11(R11は前記に定義した
ものである)、特にオキシム、=NOH;置換されていてもよいアルキル、たと
えばアラルキル、カルボキシアルキルまたはそのアミド誘導体;アルコキシ;ア
リールオキシ;アラルキルオキシ;またはアルキル、アリールもしくはアラルキ
ルで置換されていてもよいアミノ基が含まれる。A−B鎖に適した具体的官能基
は、補助式(IV)の基である。
【0021】
【化7】
【0022】 A−B鎖の置換基の具体例は、=NOR11基である。 A−B環上にあってもよい置換基の例には、カルボキシもしくはそのアルキル
エステル、特にt−ブチルエステル、オキソ、=NOHまたは=NOR*が含ま れ、ここでR*はメチル、ベンジル、カルボキシベンジル、メトキシカルボニル ベンジル、3−(カルボキシ)プロピルまたはそのエステル、たとえばエチルエ
ステル、4−カルボキシブチルまたはそのエステル、たとえばエチルエステル、
およびカルボキシメチルである。
【0023】 R1は、適切にはアリール単環である。 適切には、R1は置換されていてもよいフェニル、ピリジル、ナフチル、フリ ルまたはチエニル環である。
【0024】 式(I)においてR1に適した任意置換基には、R11、R12およびR13に関し て前記に挙げたある種のもの(アリールオキシまたはヘテロアリールオキシ以外
)、およびアルキル、アルケニル、アルキニルが含まれる。
【0025】 R1の置換基の例には、トリフルオロメチル、C1-4アルキル、ハロ、トリフル
オロメトキシ、C1-4アルコキシ、C1-4アルカノイル、C1-4アルカノイルオキ シ、ニトロ、カルボキシ、カルバモイル、C1-4アルコキシカルボニル、C1-4
ルキルスルファニル、C1-4アルキルスルフィニル、C1-4アルキルスルホニル、
スルホンアミド、カルバモイルC1-4アルキル、N−(C1-4アルキル)カルバモ
イルC1-4アルキル、N−(C1-4アルキル)2カルバモイルC1-4アルキル、ヒド
ロキシC1-4アルキルまたはC1-4アルコキシC1-4アルキルが含まれる。
【0026】 R1の任意置換基は、特にハロ、ハロアルキル(ペルハロアルキル、たとえば トリフルオロメチルを含む)、カルボキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アル
ケニルオキシ、アルキニルオキシ、ヒドロキシアルコキシ、アルコキシアルコキ
シ、アルカノイル、アルカノイルオキシ、シアノ、ニトロ、アミノ、モノ−もし
くはジ−アルキルアミノ、スルホンアミドまたはS(O)mx(mは前記に定義
したものであり、Rxは炭化水素である)から選択される。適切な置換基は、た とえばトリフルオロメチル、C1-4アルキル、ハロ、トリフルオロメトキシ、C1 -4 アルコキシ、C1-4アルカノイル、C1-4アルカノイルオキシ、ニトロ、カルボ
キシ、C1-4アルコキシカルボニル、C1-4アルキルスルファニル、C1-4アルキ ルスルフィニル、C1-4アルキルスルホニル、スルホンアミド、ヒドロキシC1-4 アルキルまたはC1-4アルコキシC1-4アルキルである。
【0027】 さらに、あるいは、2つのそのような置換基が一緒になって、R1環上の隣接 炭素原子に結合した式−O(CH21-4O−の二価の基を形成していてもよい。 R1に好ましい置換基は、1以上の非極性置換基、たとえばハロである。
【0028】 特に、R1は1以上のハロ基、殊に塩素で置換されている。R1基の具体例は、
3,4−ジクロロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、3−フルオロ−4−
クロロフェニル、3−クロロ−4−フルオロフェニルまたは2,3−ジクロロピ
リド−5−イルである。
【0029】 好ましくは、R1は3,4−ジクロロフェニルである。 R2は適切には基SO2NH2以外のものである。 基R2の例には、カルボキシ;シアノ;テトラゾール−5−イル;SO3H;−
CONHR4が含まれ、ここでR4はシアノ、ヒドロキシ、−SO29(R9はア ルキル、たとえばC1-4アルキル、アリール、たとえばフェニル、ヘテロアリー ルまたはトリフルオロメチルである)から選択されるか、またはR4は基−(C HR10r−COOHであり、ここでrは1〜3の整数であり、各R10基は独立 して水素またはアルキル、たとえばC1-4アルキルから選択される;あるいはR2 は基−SO2NHR5(R5は置換されていてもよいフェニルまたは置換されてい てもよい5員もしくは6員ヘテロアリール基である)または基COR6(R6はア
ルキル、たとえばC1-4アルキル、アリール、たとえばフェニル、ヘテロアリー ルまたはトリフルオロメチルである)であるか、あるいはR2は式(VI)の基
【0030】
【化8】
【0031】 であり、式中のR7およびR8は、独立して水素またはアルキル、特にC1-4アル キルから選択される。 好ましくは、R2はカルボキシまたはその医薬的に許容できる塩もしくはエス テル、たとえばC1-4アルキルエステル、特にカルボキシまたはその医薬的に許 容できる塩、殊にカルボキシである。
【0032】 R3が置換されていてもよいアルキル、アルケニルまたはアルキニル基である 場合、あるいはR3がアルキル部分を含む基である場合、適切な任意置換基には ハロ、ペルハロアルキル、たとえばトリフルオロメチル、メルカプト、ヒドロキ
シ、カルボキシ、アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、アルケニルオキシ、アル
キニルオキシ、アルコキシアルコキシ、アリールオキシ(アリール基はハロ、ニ
トロまたはヒドロキシで置換されていてもよい)、シアノ、ニトロ、アミノ、モ
ノ−もしくはジ−アルキルアミノ、オキシイミノ(たとえばヒドロキシイミノま
たはアルコキシイミノ)またはS(O)my(mは前記に定義したものであり、
yはアルキルである)が含まれる。
【0033】 R3がアリール、アラルキル、アリールオキシ、シクロアルキルまたはヘテロ サイクリル基である場合、適切な置換基には前記にR1に関して挙げたものが含 まれる。
【0034】 適切な基R3には、水素、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、メチル、シア ノ、トリフルオロメチル、ヒドロキシメチル、カルボキシアルキル、アルコキシ
アルキル、たとえばC1-4アルコキシメチル、メトキシ、ベンジルオキシ、カル ボキシアルコキシ、たとえばカルボキシメトキシ、メチルスルファニル、メチル
スルフィニル、メチルスルホニルまたはカルボキシC3-6シクロアルキル、−( CHR23r−NR2425(rは0〜2、好ましくは1または2であり、各R23 は独立して水素またはアルキル、特にC1-4アルキルであり、R24およびR25は 独立してHおよびC1-4アルキルから選択されるか、またはR24とR25はそれら が結合している窒素と一緒に5員もしくは6員環を形成し、これらはさらにO、
N、S、S(O)もしくはSO2から選択される異種原子1個を含んでいてもよ い)が含まれる。適切には、R24とR25は一緒に複素環、たとえばモルホリノま
たはピペラジニルを形成している。
【0035】 他のそのような基R3には、置換されていてもよいアリール基、たとえば置換 されていてもよいフェニル基が含まれる。フェニル基R3に適した置換基には、 塩素、フッ素、メチル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、アミノま
たはホルミルから選択される1以上の基が含まれる。
【0036】 R3は前記のような一連の置換基を含むことができるが、それは好ましくは水 素、または小さな置換基、たとえばC1-4アルキル、特にメチル、ハロまたはト リフルオロメチル、最も好ましくは水素である。
【0037】 適切には、XはCH2である。 好ましい一群の式(I)の化合物は、式(III)の化合物である:
【0038】
【化9】
【0039】 式中、R1、R2、R3およびXは式(I)に関して定義したものであり、Yは基 (CR1819sであり、R14、R15、R16、R17ならびに各R18および各R19 は独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル
、アルキニル、シクロアルキニルまたは官能基から選択され、sは1〜4の整数
である。特に、R14、R15、R16、R17ならびに各R18および各R19は独立して
、水素、アルキル、アルケニル、アルキニルまたは官能基から選択される。
【0040】 R14、R15、R16、R17ならびに各R18および各R19に適した基には、水素;
トリフルオロメチル;たとえばアリールで置換されていてもよいC1-4アルキル 、そのカルボキシまたはアミド誘導体;ハロ;ヒドロキシ;C1-4アルコキシ; C1-4アルカノイル;C1-4アルカノイルオキシ;アミノ;シアノ;C1-4アルキ ルアミノ;ジ(C1-4アルキル)アミノ;C1-4アルカノイルアミノ;ニトロ;カ
ルバモイル;C1-4アルコキシカルボニル;チオール;C1-4アルキルスルファニ
ル;C1-4アルキルスルフィニル;C1-4アルキルスルホニル;スルホンアミド;
アルキルスルホンアミド;アリールスルホンアミド;カルバモイルC1-4アルキ ル;N−(C1-4アルキル)カルバモイルC1-4アルキル;N−(C1-4アルキル )2カルバモイル−C1-4アルキル;ヒドロキシC1-4アルキル;C1-4アルコキシ
1-4アルキル;モルホリノ;チオモルホリノ;オキシチオモルホリノ;ピロリ ジニル;カルボキシC1-4アルキルアミノ;R20;NHR21;および−OR21が 含まれ、ここでR20およびR21は独立して、置換されていてもよいフェニルまた
は置換されていてもよい5員または6員ヘテロアリール環から選択される。ある
いはR14とR15、R16とR17、および/またはR18とR19は一緒にオキソ基また
は基=NOR22を形成し、ここでR22は水素または置換されていてもよい炭化水
素基、たとえば官能基などで置換されたC1-4アルキルまたはアリールであり; ただし同一炭素原子に結合しているR14とR15、またはR16とR17、またはR18 とR19が両方ともヒドロキシ、C1-4アルコキシ、アミノ、シアノ、ニトロまた はチオールであることはない。
【0041】 R20およびR21に適した任意置換基には、前記にR1に関して挙げたものが含 まれる。 そのような化合物の例は、R16およびR17が水素である化合物である。
【0042】 他の例には、R14またはR15のうち少なくとも一方が水素以外のものである化
合物が含まれる。好ましい例は、R14およびR15が一緒にオキソ基を形成してい
る化合物である。他の好ましい例は、R14およびR15が一緒に=NOHまたはN
OR22を形成している化合物であり、ここでR22は前記にR*に関して定義した 意味をもつ。
【0043】 さらに他の例は、すべての基R18およびR19が水素というわけでなく、たとえ
ばR14およびR15を保有する炭素原子に近接する基、たとえば隣接する基は水素
以外のものである化合物である。
【0044】 より好ましくは、R16、R17、R18およびR19はすべて水素である。 最も好ましくは、sは1または2である。 式(I)の好ましいサブグループの化合物は、式(III)の化合物またはそ
の医薬的に許容できる塩であり、式中、R2はカルボキシまたはそのインビボ加 水分解性エステル、XおよびR1は前記に式(I)に関して定義したものであり 、R3は水素またはC1-4アルキルであり、sは式(III)に関して定義したも
のであり、R14およびR15は水素、=O、=NOH、=NOR*から選択され、 ここでR*は前記に定義したものであり、R16、R17、R18およびR19はすべて 水素である。
【0045】 式(I)の化合物の適切な医薬的に許容できる塩類には、酸付加塩、たとえば
メタンスルホン酸塩、フマル酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、クエン酸塩、マレイ
ン酸塩、ならびにリン酸および硫酸と形成される塩類が含まれる。他の態様にお
いて、適切な塩類は塩基塩、たとえばアルカリ金属(たとえばナトリウム)塩、
アルカリ土類金属(カルシウムまたはマグネシウム)塩、有機アミン、たとえば
トリエチルアミン、モルホリン、N−メチルピペリジン、N−エチルピペリジン
、プロカイン、ジベンジルアミン、N,N−ジベンジルエチルアミンまたはアミ
ノ酸(たとえばリシン)の塩である。荷電した官能基の数およびカチオンまたは
アニオンの原子価に応じて、1より多いカチオンまたはアニオンがありうる。好
ましい医薬的に許容できる塩はナトリウム塩である。
【0046】 カルボキシ基またはヒドロキシ基を含む式(I)の化合物のインビボ加水分解
性エステルは、たとえばヒトまたは動物の体内で加水分解されて親の酸またはア
ルコールを生成する、医薬的に許容できるエステルである。
【0047】 カルボキシに適した医薬的に許容できるエステルには、C1-6アルキルエステ ルなどのアルキルエステル、たとえばエチルエステル、C1-6アルコキシメチル エステル、たとえばメトキシメチルエステル、C1-6アルカノイルオキシメチル エステル、たとえばピバロイルオキシメチルエステル、フタリジルエステル、C 3-8 シクロアルコキシ−カルボニルオキシC1-6アルキルエステル、たとえば1−
シクロヘキシルカルボニルオキシエチルエステル;1,3−ジオキソレン−2−
オニルメチルエステル、たとえば5−メチル−1,3−ジオキソレン−2−オニ
ルメチルエステル、およびC1-6アルコキシカルボニルオキシエチルエステル、 たとえば1−メトキシカルボニルオキシエチルが含まれ、これらは本発明化合物
中のいかなるカルボキシ基においても形成できる。
【0048】 式(I)の化合物の適切な医薬的に許容できるエステルは、ヒドロキシ基を含
む式(I)の化合物のインビボ加水分解性エステルであり、無機エステル、たと
えばリン酸エステルおよびα−アシルオキシアルキルエーテルならびに関連化合
物を含み、これらはエステルのインビボ加水分解の結果、分解して親ヒドロキシ
基を生じる。α−アシルオキシアルキルエーテルの例には、アセトキシメトキシ
および2,2−ジメチルプロピオニルオキシメトキシが含まれる。ヒドロキシに
対するインビボ加水分解性エステル形成基には、特にアルカノイル、ベンゾイル
、フェニルアセチルおよび置換ベンゾイル、ならびにフェニルアセチル、アルコ
キシカルボニル(アルキルカーボネートエステルを生じる)、ジアルキルカルバ
モイルおよびN−(ジアルキルアミノエチル)−N−アルキルカルバモイル(カ
ルバメートを生じる)、ジアルキルアミノアセチルおよびカルボキシアセチルが
含まれる。
【0049】 インビボ加水分解性でないエステルは、式(I)の化合物を製造する際の中間
体として有用であり、したがってこれらは本発明の他の態様をなす。 アミドの適切なものには、たとえばN−C1-6アルキルおよびN,N−ジ−( C1-6アルキル)アミド、たとえばN−メチル、N−エチル、N−プロピル、N ,N−ジメチル、N−エチル−N−メチルまたはN,N−ジエチルアミドが含ま
れる。
【0050】 式(I)の化合物の例を下記の表I〜IIIに示す。
【0051】
【表1】
【0052】
【表2】
【0053】
【表3】
【0054】 *は異性体形の混合物を示す +はZ異性体を示す ▲はE異性体を示す
【0055】
【表4】
【0056】 式(I)の特定の化合物は新規であり、これらは本発明の他の態様をなす。し
たがって本発明はさらに、Aが−(CH23−であり、XがCH2であり、R2
カルボキシまたはそのエステルもしくはアミドであり、かつR3が水素である場 合、R1が非置換フェニル以外のものである、前記に定義した式(I)の化合物 またはその医薬的に許容できる塩もしくはインビボ加水分解性エステルを提供す
る。
【0057】 具体的な好ましい群の新規化合物には、前記に医薬組成物に関して記載したも
のが含まれる。 ある種の式(I)の化合物はジアステレオ異性体として存在する可能性があり
、および/またはキラル中心をもつ可能性がある。本発明は式(I)の化合物の
そのような光学異性体およびジアステレオ異性体のすべて、ならびにこれらを含
有する医薬組成物を包含すると解すべきである。
【0058】 本発明はさらに、式(I)の化合物のすべての互変異性体およびこれらを含有
する医薬組成物に関する。 式(I)の特定の化合物は溶媒和した形および溶媒和していない形、たとえば
水和した形で存在する可能性があることも理解すべきである。本発明はそのよう
な溶媒和した形のものすべて、およびこれらを含有する医薬組成物を包含すると
解すべきである。
【0059】 式(I)の化合物は、式(VII)の化合物
【0060】
【化10】
【0061】 (式中、A、B、R2およびR3は式(I)に関して定義したものである)を式(
VIII)の化合物 R1−X−Z VIII (式中、R1およびXは式(I)に関して定義したものであり、Zは脱離基であ る)と反応させ、次いで所望により下記の1以上の工程を実施する: (i)基R2を異なるこうした基に変換する; (ii)基A−Bにおいて置換基を導入するか、または変化させる; (iii)基R3を異なるこうした基に変換する ことにより製造するのが適切である。
【0062】 Zに適した脱離基には、ハライド、たとえばクロリド、ブロミドまたはヨージ
ド、およびメシラートまたはトシラートが含まれる。この反応は、有機溶媒、た
とえばジメチルホルムアミド(DMF)、テトラヒドロフラン(THF)または
DCM中で、塩基、たとえば水素化ナトリウム、水酸化ナトリウム、炭酸カリウ
ムの存在下に行うのが適切である。所望により適切な相間移動触媒の存在下で反
応を行う。当技術分野で理解されているように特定の溶媒はある種の塩基とのみ
適合性であるので、塩基と溶媒の選択はある程度相互依存性である。たとえば水
素化ナトリウムは好ましくはジメチルホルムアミドまたはテトラヒドロフランと
共に用いることができ、水酸化ナトリウムは好ましくはジクロロメタンおよび相
間移動触媒と共に用いられる。
【0063】 この反応は中程度の温度、たとえば0〜50℃、簡便にはほぼ周囲温度で実施
できる。 好ましくは、式VIIの化合物においてR2はエステル基であり、これは次い で常法により酸もしくはアミドまたは他のエステルもしくは塩に変換できる。た
とえばXが基SO2であり、R2がカルボキシのメチルエステルである場合、それ
を乾燥ピリジンまたはDMF中でヨウ化リチウムとの反応により対応するカルボ
ン酸に変換できる。
【0064】 式(VII)の化合物は既知化合物であるか、または既知化合物から常法によ
り製造できる。 たとえば、式(VII)の化合物は式(IX)の化合物
【0065】
【化11】
【0066】 [式中、R3は式(I)に関して定義したものであり、R28はカルボキシエステ ル、たとえばアルキルエステルであり、R30は還元条件下で除去できる基、たと
えば−NH(C65)である]を式(X)の環状ケトン
【0067】
【化12】
【0068】 (式中、Qはたとえば炭素原子5〜8個のシクロアルキル環を形成する)と反応
させることにより製造できる。 この反応は、有機溶媒、たとえば有機酸(たとえば酢酸およびプロピオン酸)
中で、塩基、たとえば酢酸ナトリウム、および還元剤、たとえば亜鉛の存在下に
行うのが適切である。
【0069】 式(VIII)、(IX)および(X)の化合物は既知化合物であるか、また
は既知化合物から常法により製造できる。 あるいは、式(I)においてAとBが6員環を形成している場合、これらの化
合物は対応する芳香族化合物、たとえば適切に置換されたインドールの水素化に
より製造できる。それらの化合物は当技術分野で既知であるか、または常法によ
り得ることができる。水素化は有機溶媒、たとえば酢酸中で、触媒、たとえば白
金の存在下に実施できる。
【0070】 A−Bにより形成された環上の置換基は、導入される個々の置換基の性質に応
じて、前記で概説した合成中に、または当業者に自明の各種方法で導入できる。
あるいは、ある置換基を通常の化学的方法で異なる置換基に変換できる。たとえ
ば、オキソ置換基は式H2N−OR7のオキシムとの反応により=NOR7基に置 換できる。あるいは、還元アミノ化によりオキソ置換基はアミンに変換されるで
あろう。アミンは、たとえば酸ハロゲン化物との反応によりアミドに変換できる
。アルキルまたは置換アルキルを導入するためには、ウィティッヒ反応を採用で
きる。他の可能性は当業者に自明であろう。
【0071】 本明細書に定めるある種の中間体は新規であり、本発明の他の態様として提供
される。 本発明の他の態様によれば、ヒトまたは動物の身体を療法により処置する方法
に使用するための、本明細書に定義した式(I)の化合物またはその医薬的に許
容できる塩もしくはインビボ加水分解性エステルが提供される。特に、これらの
化合物は炎症性疾患の処置方法に用いられる。
【0072】 本発明の他の態様によれば、MCP−1仲介作用に拮抗する処置を必要とする
温血動物、たとえばヒトにおいて、MCP−1仲介作用に拮抗する方法であって
、その動物に有効量の式(I)の化合物またはその医薬的に許容できる塩もしく
はインビボ加水分解性エステルを投与することを含む方法が提供される。
【0073】 本発明は、医薬として使用するための、本明細書に定義した式(I)の化合物
またはその医薬的に許容できる塩もしくはインビボ加水分解性エステルをも提供
する。
【0074】 本発明化合物は、経口用(たとえば錠剤、トローチ、硬もしくは軟カプセル剤
、水性もしくは油性懸濁液剤、乳剤、分散性の散剤もしくは顆粒剤、シロップ剤
またはエリキシル剤)、局所用(たとえばクリーム剤、軟膏剤、ゲル剤、または
水性もしくは油性の液剤もしくは懸濁液剤)、吸入投与用(たとえば微粉砕した
散剤または液体エアゾル剤)、吹入投与用(たとえば微粉砕した散剤)または非
経口投与用(たとえば、静脈内、皮下、筋肉内または筋肉内投与用の無菌の水性
もしくは油性液剤として、または直腸投与用の坐剤として)に適した剤形であっ
てよい。
【0075】 本発明の組成物は、当技術分野で周知の常法により、慣用される医薬用賦形剤
を用いて得ることができる。したがって、経口用組成物はたとえば1種類以上の
着色剤、甘味料、着香剤および/または保存薬を含有することができる。
【0076】 錠剤配合物に適した医薬的に許容できる賦形剤には、たとえば下記のものが含
まれる:不活性希釈剤、たとえば乳糖、炭酸ナトリウム、リン酸カルシウムまた
は炭酸カルシウム;造粒剤および崩壊剤、たとえばコーンスターチまたはアルギ
ン酸;結合剤、たとえばデンプン;滑沢剤、たとえばステアリン酸マグネシウム
、ステアリン酸またはタルク;保存薬、たとえばp−ヒドロキシ安息香酸エチル
またはプロピル;ならびに酸化防止剤、たとえばアスコルビン酸。錠剤配合物を
コーティングしなくてもよく、あるいはそれらの崩壊およびその後の消化管内で
の有効成分の吸収を調節するために、またはそれらの安定性および/または外観
を改善するためにコーティングしてもよく、いずれの場合も慣用されるコーティ
ング剤および当技術分野で周知の方法が用いられる。
【0077】 経口用組成物は、有効成分を不活性固体希釈剤、たとえば炭酸カルシウム、リ
ン酸カルシウムまたはカオリンと混合した硬ゼラチンカプセル剤の形、あるいは
有効成分を水または油、たとえばラッカセイ油、流動パラフィンもしくはオリー
ブ油と混合した軟カプセル剤であってよい。
【0078】 水性懸濁液剤は一般に、微粉末状の有効成分を下記のものと共に含有する:1
種類以上の沈殿防止剤、たとえばカルボキシメチルセルロースナトリウム、メチ
ルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、アルギン酸ナトリウム、
ポリビニルピロリドン、トラガカントゴムおよびアラビアゴム;分散剤または湿
潤剤、たとえばレシチン、またはアルキレンオキシドと脂肪酸の縮合物(たとえ
ばポリオキシエチレンステアレート)、またはエチレンオキシドと長鎖脂肪アル
コールの縮合物、たとえばヘプタデカエチレンオキシセタノール、またはエチレ
ンオキシドと脂肪酸およびヘキシトールから誘導された部分エステルとの縮合物
、たとえばポリオキシエチレンソルビトールモノオレエート、またはエチレンオ
キシドと長鎖脂肪アルコールの縮合物、たとえばヘプタデカエチレンオキシセタ
ノール、またはエチレンオキシドと脂肪酸およびヘキシトールから誘導された部
分エステルとの縮合物、たとえばポリオキシエチレンソルビトールモノオレエー
ト、またはエチレンオキシドと脂肪酸および無水ヘキシトールから誘導された部
分エステルとの縮合物、たとえばポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート
。水性懸濁液剤は、1種類以上の保存薬(たとえばp−ヒドロキシ安息香酸エチ
ルまたはプロピル)、酸化防止剤(たとえばアスコルビン酸)、着色剤、着香剤
および/または甘味料(たとえばショ糖、サッカリンまたはアスパルテーム)を
含有してもよい。
【0079】 油性懸濁液剤は、有効成分を植物油(たとえばラッカセイ油、オリーブ油、ゴ
マ油またはヤシ油)または鉱油(たとえば流動パラフィン)中に懸濁することに
より調製できる。油性懸濁液剤は、増粘剤、たとえば蜜ろう、固形パラフィン(
hard paraffin)またはセチルアルコールを含有してもよい。風味
の良い経口製剤を得るために、前記の甘味料、および着香剤を添加してもよい。
これらの組成物は、酸化防止剤、たとえばアスコルビン酸の添加により防腐でき
る。
【0080】 水の添加により水性懸濁液剤を調製するのに適した分散性の散剤および顆粒剤
は一般に、有効成分を分散剤または湿潤剤、沈殿防止剤、および1種類以上の保
存薬と共に含有する。適切な分散剤または湿潤剤および沈殿防止剤は、たとえば
既に前記に述べたものである。他の賦形剤、たとえば甘味料、着香剤および着色
剤が存在してもよい。
【0081】 本発明の医薬組成物は、水中油型乳剤の形であってもよい。油相は植物油、た
とえばオリーブ油もしくはラッカセイ油、または鉱油、たとえば流動パラフィン
、あるいはこれらのいずれかの混合物であってよい。適切な乳化剤は、たとえば
下記のものである:天然ゴム、たとえばアラビアゴムまたはトラガカントゴム、
天然ホスファチド、たとえばダイズレシチン、脂肪酸と無水ヘキシトールから誘
導されたエステルまたは部分エステル(たとえばソルビタンモノオレエート)お
よびそれらの部分エステルとエチレンオキシドの縮合物、たとえばポリオキシエ
チレンソルビタンモノオレエート。乳剤は甘味料、着香剤および保存薬を含有し
てもよい。
【0082】 シロップ剤およびエリキシル剤には、甘味料、たとえばグリセロール、プロピ
レングリコール、ソルビトール、アスパルテームまたはショ糖を配合してもよく
、粘滑剤、保存薬、着香剤および/または着色剤が含有されてもよい。
【0083】 医薬組成物は、無菌の注射用水性または油性懸濁液剤の形であってよい。これ
らは既知の方法で、前記の適切な分散剤または湿潤剤および沈殿防止剤1種類以
上を用いて調製できる。無菌注射用製剤は、無毒性の非経口用として許容できる
希釈剤または溶媒中における無菌の注射用液剤または懸濁液剤、たとえば1,3
−ブタンジオール中の液剤であってもよい。
【0084】 坐剤配合物は、有効成分を、常温では固体であるが直腸温度では液体であり、
したがって直腸内では融解して薬物を放出する適切な非刺激性賦形剤と混合する
ことにより調製できる。適切な賦形剤には、たとえばカカオ脂およびポリエチレ
ングリコールが含まれる。
【0085】 局所配合物、たとえばクリーム剤、軟膏剤、ゲル剤、および水性または油性の
液剤または懸濁液剤は一般に、有効成分に慣用される局所用として許容できるビ
ヒクルまたは希釈剤を当技術分野で周知の常法で配合することにより得ることが
できる。
【0086】 吹入れにより投与するための組成物は、たとえば30μまたはそれよりはるか
に小さい平均直径の粒子を含有する微粉砕した粉末の形であってよい。この粉末
自体は、単独の、または1種類以上の生理学的に許容できる担体(たとえば乳糖
)で希釈した有効成分を含む。次いで吹入用散剤を、たとえば既知薬剤ナトリウ
ムクロモグリケート(sodium cromoglycate)の吹入れに用
いるターボ吸入器(turbo−inhaler device)により使用す
るために、1〜50mgの有効成分を収容するカプセル内に保持させることが好
都合である。
【0087】 吸入により投与するための組成物は、微細に分割した固体または液滴を含有す
るエアロゾルとして有効成分を計量分配するように調整した慣用される加圧エア
ロゾル剤の形であってよい。慣用されるエアロゾル噴射剤、たとえば揮発性フッ
素化炭化水素または炭化水素を使用でき、エアロゾル器具は計量された量の有効
成分を分配するように調整するのが好都合である。
【0088】 製剤に関する詳細な情報については、Comprehensive Medi
cinal Chemistry(Corwin Hansch;編集部長)、
パーガモン・プレス、1990、第5巻、25.2章を参照されたい。
【0089】 1種類以上の賦形剤と組み合わせて単一剤形を製造する有効成分の量は、処置
される宿主および個々の投与経路に応じて必然的に異なるであろう。たとえばヒ
トに経口投与するための製剤は、一般にたとえば0.5mg〜2gの有効薬剤を
適切かつ好都合な量(全組成物の約5〜約98重量%であってよい)の賦形剤と
配合したものを含有するであろう。単位剤形は一般に約1〜約500mgの有効
成分を含有するであろう。投与経路および投与方式に関する詳細な情報について
は、Comprehensive Medicinal Chemistry(
Corwin Hansch;編集部長)、パーガモン・プレス、1990、第
5巻、25.3章を参照されたい。
【0090】 治療または予防のための式Iの化合物の投与量は当然、その状態の性質および
程度、動物または患者の年齢または性別、および投与経路に応じて、周知の投薬
原理に従って変更されるであろう。前記のように式Iの化合物は、専らまたは一
部がラットのファルネシル化の影響による疾患または医学的状態の処置に有用で
ある。
【0091】 式Iの化合物を治療または予防のために用いる際には、一般にたとえば0.5
〜75mg/kg体重の1日量が受容されるように、所望により分割量で投与さ
れる。一般に、非経口経路を採用する場合、低い方の用量を投与する。たとえば
静脈内投与のためには、一般にたとえば0.5〜30mg/kg体重の量を用い
る。同様に吸入による投与については、たとえば0.5〜25mg/kg体重の
量を用いる。しかし経口投与が好ましい。
【0092】 本発明を以下の実施例により説明するが、これらにより限定されることはない
。実施例においては、別途記載しない限り下記の一般法を採用した。 N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)は4Åのモレキュラーシーブで乾燥
された。無水テトラヒドロフラン(THF)はアルドリッチのシュアシール(S
URESEAL、商標)ボトルから得られた。他の市販試薬および溶媒は、別途
記載しない限り、それ以上精製することなく用いられた。有機溶媒抽出物は無水
MgSO4により乾燥された。1H、13Cおよび19F NMRは、別途記載しない
限り、ブルーカー(Bruker)WM200、WM250、WM300または
WM400計測器により、内標準としてMe4SiまたはCCl3Fを適宜含むM
2SO−d6を用いて記録された。化学シフトはd(ppm)によるものであり
、ピーク多重度は以下のように表示される:s,一重線;d,二重線;dd,二
重線の二重線;t,三重線;dt,三重線の二重線;q,四重線;m,多重線;
br,幅広い。質量スペクトルはVG 12−12四重極、VG 70−250 SE、VG ZAB 2−SEまたはVG改良AEI/クラトス(Krato
s)MS9分光計により記録された。TLC分析にはメルク社プレコートTLC
プレート(シリカゲル60F254、d=0.25mm)を用いた。フラッシュ
クロマトグラフィーは、シリカ(メルクキーゼルゲル:Art.9385)上で
行われた。融点測定はコフラーブロック(Kofler block)により、
またはビュッヒ(Buechi)融点測定装置で行われ、未補正である。温度は
すべて摂氏による。製造例1 2,3−ジオキソ−4,4,4−トリフルオロブタン酸エチル−2−フェニルヒ ドラゾン 亜硝酸ナトリウム(2.57g)を濃HCl(6.5ml)および水(10m
l)中のアニリン(3.22g)に、0℃で15分かけて少量ずつ添加した。得
られた溶液を水(3oml)中の2,3−ジオキソ−4,4,4−トリフルオロ
ブタン酸エチル(6.31g)および酢酸ナトリウム(6g)に0℃で滴加して
、生成物を赤色固体として沈殿させ、これを濾過し、真空乾燥させた(7.15
g,72%)。この粗製ヒドラゾンをさらに精製せずに用いた。製造例2 3−メチル−1,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロシクロヘプタ[b]ピロー ル−2−カルボン酸エチル 酢酸(50ml)中の2,3−ジオキソブタン酸エチル−2−フェニルヒドラ
ゾン(20.9g)(T.D.Lash et al.,J.Org.Chem
.,1992,57,4809−4820)を、酢酸(100ml)中における
酢酸ナトリウム(10g)およびシクロヘプタノン(10g)の撹拌溶液に60
℃で30分かけて滴加した。添加中、亜鉛末(30g)を少量ずつ添加した。反
応物を80℃でさらに1時間撹拌し、次いで氷水(500g)に注入した。得ら
れた固体沈殿を濾過し、エタノールから再結晶して、生成物を白色針状晶(2.
77g,14%)として得た;
【0093】
【数1】
【0094】製造例3 3−トリフルオロメチル−4,5,6,7−テトラヒドロインドール−2−カル ボン酸エチル 製造例2に記載した方法を、適切なフェニルヒドラゾンおよびシクロアルカノ
ンを用いて繰り返し、表題化合物を10%の収率で得た;
【0095】
【数2】
【0096】製造例4 4,5,6,7−テトラヒドロインドール−2−カルボン酸エチル 酢酸(20ml)中のインドール−2−カルボン酸エチル(0.5g)および
酸化白金(IV)(0.1g)を、水素雰囲気下に周囲温度で16時間撹拌した
。次いで反応物をセライトのパッドで濾過し、水酸化ナトリウム水溶液(2N)
の添加により塩基性にした。生じた沈殿を濾過し、真空乾燥して、生成物を白色
固体(0.17g,33%)として得た;
【0097】
【数3】
【0098】製造例5 4,5,6,7−テトラヒドロインドール−2−カルボン酸メチル 製造例4に記載した方法を、適切なインドール−2−カルボン酸エステルを用
いて繰り返し、表題化合物を35%の収率で得た;
【0099】
【数4】
【0100】実施例1 1−(3,4−ジクロロベンジル)−1,4,5,6−テトラヒドロシクロペン タ[b]ピロール−2−カルボン酸エチル(表Iの化合物1) 水素化ナトリウム(25mg,60%)をシクロペンタ[b]ピロール−2−
カルボン酸エチル(96mg)(T.Aubert et al.,J.Che
m.Soc.Perkin Trans.1,1989,1369)の溶液に添
加し、反応物を30分間撹拌した。3,4−ジクロロベンジルブロミド(154
mg)を添加し、さらに2時間撹拌を続けた。水の添加により反応を停止し、エ
ーテルで抽出した。有機抽出液を合わせて乾燥させ(MgSO4)、濃縮し、残 留物をカラムクロマトグラフィーにより、イソヘキサン−5%酢酸エチルを溶出
剤として用いて精製し、生成物を白色結晶質固体(0.15g,83%)として
得た;
【0101】
【数5】
【0102】実施例2 実施例1に記載した方法を、適切なピロールおよびハロゲン化ベンジルまたは
塩化アリールスルホニルを用いて繰り返した。こうして下記の化合物を得た。実施例2a 1−(3,4−ジクロロベンジル)−3−メチル−4−オキソ−4,5,6,7 −テトラヒドロインドール−2−カルボン酸エチル(表IIの化合物No.6) この化合物は、3−メチル−4−オキソ−4,5,6,7−テトラヒドロイン
ドール−2−カルボン酸エチル(T.Lash et al.,前掲)から35
%の収率で製造された;
【0103】
【数6】
【0104】実施例2b 1−(3,4−ジクロロベンジル)−3−メチル−1,4,5,6,7,8−ヘ キサヒドロシクロペンタ[b]ピロール−2−カルボン酸エチル(表IIIの化 合物No.38) この化合物は30%の収率で製造された;
【0105】
【数7】
【0106】 この化合物を脱エステル化すると表IIIの化合物No.39が得られる。実施例2c 1−(3,4−ジクロロベンジル)−4,5,6,7−テトラヒドロインドール −2−カルボン酸エチル(表IIの化合物No.8) この化合物は63%の収率で製造された;
【0107】
【数8】
【0108】実施例2d 1−(3,4−ジクロロベンゼンスルホニル)−4,5,6,7−テトラヒドロ インドール−2−カルボン酸メチル(表IIの化合物No.10) この化合物は19%の収率で製造された;M/z(+)387(M+).実施例3 1−(3,4−ジクロロベンジル)−1,4,5,6−テトラヒドロシクロペン タ[b]ピロール−2−カルボン酸(表Iの化合物No.2) 水酸化ナトリウム(3N,2ml)を、THF(5ml)およびメタノール(
5ml)中における実施例1からの(3,4−ジクロロベンジル)シクロペンタ
[b]ピロール−2−カルボン酸エチル(0.13g)の撹拌溶液に添加した。
周囲温度で16時間撹拌を続け、真空濃縮し、残留物を水に溶解した。酢酸を滴
加すると生成物が白色固体として沈殿し、これを濾過し、乾燥させた(70mg
,59%);
【0109】
【数9】
【0110】 分析:C1513Cl2NO2実測値C,57.8%;H,4.1%;N,4.4%
;理論値C,58.1%;H,4.2%;N,4.5%.実施例4 実施例3に記載した方法を、適切なピロール−2−カルボン酸エステルを用い
て繰り返した。こうして下記の化合物を得た。実施例4a 1−(3,4−ジクロロベンジル)−3−メチル−4−オキソ−4,5,6,7 −テトラヒドロインドール−2−カルボン酸(表IIの化合物No.7) この化合物は、実施例2aのエステルを用いて46%の収率で製造された;
【0111】
【数10】
【0112】実施例4b 1−(3,4−ジクロロベンジル)−4,5,6,7−テトラヒドロインドール −2−カルボン酸(表IIの化合物No.9) この化合物は、実施例2cのエステルから72%の収率で得られた;
【0113】
【数11】
【0114】 分析:C1615Cl2NO2実測値C,59.1%;H,4.8%;N,4.2%
;理論値C,59.3%;H,4.7%;N,4.3%.実施例5 1−(3,4−ジクロロベンゼンスルホニル)−4,5,6,7−テトラヒドロ インドール−2−カルボン酸(表IIの化合物No.11) 前記実施例2dからの1−(3,4−ジクロロベンゼンスルホニル)−4,5
,6,7−テトラヒドロインドール−2−カルボン酸エチル(66mg)および
ヨウ化リチウム(228mg)をピリジン(5ml)に溶解し、5時間加熱還流
し、冷却し、次いで真空濃縮した。残留物を2N HClとエーテルの間で分配
した。有機抽出液を合わせて乾燥させ(MgSO4)、濃縮し、残留物をエーテ ルで摩砕処理すると、生成物が白色結晶質固体として得られ、これを濾過および
乾燥させた(18mg,28%);
【0115】
【数12】
【0116】実施例6 1−(3,4−ジクロロベンジル)−4−オキソ−4,5,6,7−テトラヒド ロインドール−2−カルボニトリル(表IIの化合物12) DMF(100ml)中の4−オキソ−4,5,6,7−テトラヒドロインド
ール−2−カルボニトリル(5.5g)(Estep,K.G.,Synthe
tic Communications,1995,25,507−514)を
、3,4−ジクロロベンジルクロリド(5.86g)、ヨウ化カリウム(触媒)
および炭酸カリウム(5.5g)と共に、反応が完了するまで一夜撹拌した。混
合物を氷に注ぎ、水と塩化メチレンの間で分配した。有機相をブラインで洗浄し
、乾燥させ(MgSO4)、溶媒を真空下に除去すると淡黄色固体が得られた。 エーテルで摩砕処理して、表題化合物を白色固体(8.71g,91%)として
得た;
【0117】
【数13】
【0118】実施例7 1−(3,4−ジクロロベンジル)−4−オキソ−4,5,6,7−テトラヒド ロインドール−2−カルボン酸(表IIの化合物13) 1−(3,4−ジクロロベンジル)−4−オキソ−4,5,6,7−テトラヒ
ドロインドール−2−カルボニトリル(3.8g)をn−ブタノール(40ml
)中、固体水酸化ナトリウム上(12.8g)で3日間、加熱還流した。反応物
をHCl(濃)で中和すると淡色の沈殿が生じた。この沈殿を濾過し、水で洗浄
し、真空乾燥させて、表題化合物を淡灰色固体(3.38g,84%)として得
た;
【0119】
【数14】
【0120】実施例8 1−(3,4−ジクロロベンジル)−4−オキソ−4,5,6,7−テトラヒド ロインドール−2−カルボン酸ベンジル(表IIの化合物14) 1−(3,4−ジクロロベンジル)−4−オキソ−4,5,6,7−テトラヒ
ドロインドール−2−カルボン酸(1.32g)および臭化ベンジル(0.68
g)を、DMF(10ml)中、炭酸カリウム(0.48g)上で18時間撹拌
した。DMFを真空下に除去し、残留物を酢酸エチル(50ml)に溶解した。
有機溶液を2M HClで洗浄し、MgSO4で乾燥させた。溶媒を真空下に除 去して、表題化合物を淡色固体(1.63g,97%)として得た;
【0121】
【数15】
【0122】実施例9 1−(3,4−ジクロロベンジル)−5−ホルミル−4−オキソ−4,5,6, 7−テトラヒドロインドール−2−カルボン酸ベンジル(表IIの化合物15) 乾燥THF(20ml)中のベンジルアルコール(1.29g)に水素化ナト
リウム(0.48g)を添加し、水素の発生が止むまで反応物を撹拌した。TH
F中の1−(3,4−ジクロロベンジル)−4−オキソ−4,5,6,7−テト
ラヒドロインドール−2−カルボン酸ベンジル(1.28g)、次いでギ酸ベン
ジル(1.62g)を添加し、反応物をさらに2時間撹拌した。終了後、反応物
を2M HClに注入し、酢酸エチル(100mlで2回)で抽出した。有機層
を乾燥させ(MgSO4)、真空濃縮した。残留ベンジルアルコールを減圧下で 油から留去すると橙色のガムが得られ、これをカラムクロマトグラフィーにより
、20%酢酸エチル:ヘキサンを溶離剤として用いて精製し、表題化合物を淡白
色固体(1.15g,84%)として得た;
【0123】
【数16】
【0124】実施例10 5−ジアゾ−1−(3,4−ジクロロベンジル)−4−オキソ−4,5,6,7 −テトラヒドロインドール−2−カルボン酸ベンジル(表IIの化合物16) トリエチルアミン(0.36ml)を、1−(3,4−ジクロロベンジル)−
5−ホルミル−4−オキソ−4,5,6,7−テトラヒドロインドール−2−カ
ルボン酸ベンジル(0.5g)およびp−アセトアミドベンゼンスルホニルアジ
ド(305mg)の溶液に室温で滴加し、18時間撹拌すると褐色の溶液が得ら
れた。溶媒を真空下に除去して褐色の油を得た。カラムクロマトグラフィーによ
り、イソヘキサン:20%酢酸エチルを溶離剤として用いて精製し、表題化合物
を淡黄色固体(0.31g,62%)として得た;
【0125】
【数17】
【0126】実施例11 4−t−ブトキシカルボニル−1−(3,4−ジクロロベンジル)シクロペンタ [b]ピロール−2−カルボン酸ベンジル(表Iの化合物No.3) 5−ジアゾ−1−(3,4−ジクロロベンジル)−4−オキソ−4,5,6,
7−テトラヒドロインドール−2−カルボン酸ベンジル(0.3g)およびt−
ブタノール(1ml)をコリジン(10ml)中で180℃に30分間加熱し、
室温に冷却し、ジエチルエーテルに注入した。有機層を2M HCl(100m
l)で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、真空濃縮して、表題化合物を橙色固体 (0.32g,97%)として得た;
【0127】
【数18】
【0128】実施例12 4−カルボキシ−1−(3,4−ジクロロベンジル)シクロペンタ[b]ピロー ル−2−カルボン酸ベンジル(表Iの化合物No.4) 4−t−ブトキシカルボニル−1−(3,4−ジクロロベンジル)シクロペン
タ[b]ピロール−2−カルボン酸(10ml)を塩化メチレン(10ml)に
溶解し、TFA(3ml)を添加した。24時間撹拌を続け、溶媒を真空下に除
去して、淡色の油を得た。この油を放置すると徐々に凝固して、表題生成物(0
.61g,98%)が得られた;
【0129】
【数19】
【0130】実施例13 1−(3,4−ジクロロベンジル)シクロペンタ[b]ピロール−2,4−ジカ ルボン酸(表Iの化合物No.5) 4−カルボキシ−1−(3,4−ジクロロベンジル)シクロペンタ[b]ピロ
ール−2−カルボン酸ベンジル(0.1g)を酢酸エチル(5ml)に溶解した
。カーボン上パラジウム(5%Pd,10mg)を添加し、反応が完了するまで
4時間、反応物を水素雰囲気(1.1気圧)に暴露した。水素を排気し、得られ
た溶液をセライトで濾過して触媒を除去した。反応物を真空濃縮すると粗生成物
が得られ、これを最小量の2M NaOHに溶解し、水(1ml)で希釈し、次
いで希HCl水溶液の添加により沈殿させた。固体を採集し、乾燥させて、表題
生成物を淡クリーム色固体(32mg,41%)として得た;
【0131】
【数20】
【0132】実施例14 1−(3,4−ジクロロベンジル)−3−メチル−4−オキソ−4,5,6,7 −テトラヒドロインドール−2−カルボン酸エチルZ−O−メチルオキシム(表 IIの化合物17) 塩酸メトキシルアミン(44mg)を、エタノール(10ml)中における1
−(3,4−ジクロロベンジル)−3−エチル−4−オキソ−4,5,6,7−
テトラヒドロインドール−2−カルボン酸エチル(0.15g)およびピリジン
(0.2ml)の混合物に周囲温度で添加し、反応物を18時間撹拌した。反応
物を2N塩酸と酢酸エチルの間で分配した。有機抽出液を合わせて乾燥させ、濃
縮して、生成物を透明なガム(0.13g,80%)として得た;
【0133】
【数21】
【0134】実施例15 実施例14に記載した方法を、適切なヒドロキシルアミンおよびケトンを用い
て繰り返した。こうして下記の化合物を得た。1−(3,4−ジクロロベンジル)−3−メチル−4−オキソ−4,5,6,7 −テトラヒドロインドール−2−カルボン酸エチルZ−O−ベンジルオキシム( 表IIの化合物18) 収率83%;
【0135】
【数22】
【0136】1−(3,4−ジクロロベンジル)−3−メチル−4−オキソ−4,5,6,7 −テトラヒドロインドール−2−カルボン酸エチルZ−O−カルボキシメチルオ キシム(表IIの化合物19)
【0137】
【数23】
【0138】1−(3,4−ジクロロベンジル)−4−オキソ−4,5,6,7−テトラヒド ロインドール−2−カルボン酸ベンジルE−オキシムおよび1−(3,4−ジク ロロベンジル)−4−オキソ−4,5,6,7−テトラヒドロインドール−2− カルボン酸ベンジルZ−オキシム(表IIの化合物20) 収率22%(E−異性体);
【0139】
【数24】
【0140】 および収率26%(Z−異性体);
【0141】
【数25】
【0142】1−(3,4−ジクロロベンジル)−3−メチル−4−オキソ−4,5,6,7 −テトラヒドロインドール−2−カルボン酸エチルZ−オキシム(表IIの化合 物21) 収率68%;
【0143】
【数26】
【0144】1−(3,4−ジクロロベンジル)−4−オキソ−4,5,6,7−テトラヒド ロインドール−2−カルボン酸ベンジルE−O−ベンジルオキシム(表IIの化 合物22) 収率58%;
【0145】
【数27】
【0146】実施例16 1−(3,4−ジクロロベンジル)−3−メチル−4−オキソ−4,5,6,7 −テトラヒドロインドール−2−カルボン酸エチルZ−O−エトキシカルボニル ブチルオキシム(表IIの化合物23) ジメチルホルムアミド(2ml)中における1−(3,4−ジクロロベンジル
)−3−メチル−4−オキソ−4,5,6,7−テトラヒドロインドール−2−
カルボン酸エチルZ−オキシム(0.2g)の溶液を、ジメチルホルムアミド(
1ml)中における水素化ナトリウム(0.025g,油中60%分散液)の懸
濁液に添加し、反応物を15分間撹拌した。5−ブロモ吉草酸エチル(0.15
ml)を添加し、反応物を周囲温度で18時間撹拌した。反応物を水に注入し、
酢酸エチルで抽出した。有機抽出液を合わせて乾燥させ、真空濃縮し、残留物を
カラムクロマトグラフィーにより、イソヘキサンからイソヘキサン:20%酢酸
エチルまでを溶離剤として用いて精製し、生成物を透明なガム(0.25g,9
4%)として得た;
【0147】
【数28】
【0148】実施例17 実施例16に記載した方法を、適切なハロゲン化アルキルを用いて繰り返した
。こうして下記の化合物を得た。1−(3,4−ジクロロベンジル)−3−メチル−4−オキソ−4,5,6,7 −テトラヒドロインドール−2−カルボン酸エチルZ−O−4’−メトキシカル ボニルベンジルオキシム(表IIの化合物24) 収率84%;
【0149】
【数29】
【0150】1−(3,4−ジクロロベンジル)−3−メチル−4−オキソ−4,5,6,7 −テトラヒドロインドール−2−カルボン酸エチルZ−O−3’−メトキシカル ボニルベンジルオキシム(表IIの化合物25) 収率41%;
【0151】
【数30】
【0152】1−(3,4−ジクロロベンジル)−3−メチル−4−オキソ−4,5,6,7 −テトラヒドロインドール−2−カルボン酸エチルZ−O−エトキシカルボニル プロピルオキシム(表IIの化合物26) 収率39%;
【0153】
【数31】
【0154】実施例18 実施例3に記載した方法を、適切な4,5,6,7−テトラヒドロインドール
−2−カルボン酸エステルを用いて繰り返した。下記の化合物を得た。1−(3,4−ジクロロベンジル)−3−メチル−4−オキソ−4,5,6,7 −テトラヒドロインドール−2−カルボン酸Z−O−メチルオキシム(表IIの 化合物27) 収率48%;
【0155】
【数32】
【0156】1−(3,4−ジクロロベンジル)−3−メチル−4−オキソ−4,5,6,7 −テトラヒドロインドール−2−カルボン酸Z−O−ベンジルオキシム(表II の化合物28) 収率49%;
【0157】
【数33】
【0158】1−(3,4−ジクロロベンジル)−3−メチル−4−オキソ−4,5,6,7 −テトラヒドロインドール−2−カルボン酸Z−O−カルボキシメチルオキシム (表IIの化合物29) 収率78%;
【0159】
【数34】
【0160】1−(3,4−ジクロロベンジル)−3−メチル−4−オキソ−4,5,6,7 −テトラヒドロインドール−2−カルボン酸Z−オキシム(表IIの化合物30
【0161】
【数35】
【0162】1−(3,4−ジクロロベンジル)−4−オキソ−4,5,6,7−テトラヒド ロインドール−2−カルボン酸Z−O−カルボキシメチルオキシム(表IIの化 合物31) 収率75%;
【0163】
【数36】
【0164】1−(3,4−ジクロロベンジル)−4−オキソ−4,5,6,7−テトラヒド ロインドール−2−カルボン酸E−O−カルボキシメチルオキシム(表IIの化 合物32) 収率51%;
【0165】
【数37】
【0166】1−(3,4−ジクロロベンジル)−4−オキソ−4,5,6,7−テトラヒド ロインドール−2−カルボン酸E−O−ベンジルオキシム(表IIの化合物33 収率21%;
【0167】
【数38】
【0168】1−(3,4−ジクロロベンジル)−3−メチル−4−オキソ−4,5,6,7 −テトラヒドロインドール−2−カルボン酸Z−O−3’−カルボキシベンジル オキシム(表IIの化合物34) 収率46%;
【0169】
【数39】
【0170】1−(3,4−ジクロロベンジル)−3−メチル−4−オキソ−4,5,6,7 −テトラヒドロインドール−2−カルボン酸Z−O−カルボキシプロピルオキシ ム(表IIの化合物35) 収率72%;
【0171】
【数40】
【0172】1−(3,4−ジクロロベンジル)−3−メチル−4−オキソ−4,5,6,7 −テトラヒドロインドール−2−カルボン酸Z−O−4’−カルボキシベンジル オキシム(表IIの化合物36) 収率70%;
【0173】
【数41】
【0174】1−(3,4−ジクロロベンジル)−3−メチル−4−オキソ−4,5,6,7 −テトラヒドロインドール−2−カルボン酸Z−O−カルボキシブチルオキシム (表IIの化合物37) 収率55%;
【0175】
【数42】
【0176】実施例19 hMCP−1アンタゴニストに関する生物学的アッセイ a)hMCP−1受容体結合アッセイi)hMCP−1受容体のクローニングおよび発現 MCP−1受容体B(CCR2B)cDNAを、THP−1細胞RNAから、
公表されたMCP−1受容体配列(Charo et al.,1994,Pr
oc.Natl.Acad.Sci.USA,91,2752)に基づく適切な
オリゴヌクレオチドプライマーを用いるPCRによりクローニングした。得られ
たPCR生成物をベクターPCR−II(商標)(インビトロジェン、カリフォ
ルニア州サンディエゴ)にクローニングした。エラーの無いCCR2B cDN
AをHindIII−NotIフラグメントとして真核細胞発現ベクターpCD
NA3(インビトロジェン)にサブクローニングして、それぞれpCDNA3/
CC−CKR2AおよびpCDNA3/CCR2Bを作成した。
【0177】 線状pCDNA3/CCR2B DNAをリン酸カルシウム沈殿法(Wigl
er et al.,1979,Cell,16,777)によりCHO−K1
細胞にトランスフェクションした。細胞をトランスフェクションした24時間後
に、硫酸ジェネティシン(Geneticin Sulfate)(G418、
ギブコBRL)1mg/mlの添加により、トランスフェクションした細胞を選
択した。RNAの調製およびノーザンブロッティングを先の記載に従って実施し
た(Needham et al.,1995,Prot.Express.P
urific.,6,134)。CHO−K1クローン7(CHO−CCR2B
)が最高のMCP−1受容体B発現体として同定された。ii)膜フラグメントの調製 10%ウシ胎仔血清、2mMグルタミン、1×非必須アミノ酸、1×ヒポキサ
ンチンおよびチミジン補足剤、ならびにペニシリン−ストレプトマイシン(50
μgストレプトマイシン/ml、ギブコBRL)を補足したDMEM中で、CH
O−CCR2B細胞を増殖させた。先の記載に従って細胞溶解/分画遠心法によ
り膜フラグメントを調製した(Siciliano et al.,1990,
J.Biol.Chem.,265,19658)。タンパク質濃度は、BCA
タンパク質アッセイ法(パース、イリノイ州ロックフォード)により、製造業者
の指示に従って評価された。iii)アッセイ 125I MCP−1をBoltonおよびHunter結合法(Bolton et al.,1973,Biochem.J.,133,529;アマシャ
ム・インターナショナル社)により調製した。平衡結合アッセイ法はErnst
et al.,1994,J.Immunol.,152,3541の方法で
行われた。要約すると、種々の量の125I標識MCP−1を、結合用緩衝液10 0ml中の精製CHO−CCR2B細胞膜10mgに添加した。室温で1時間の
インキュベーション後、結合反応混合物を濾過し、プレート洗浄器(パッカード
、ハーベスター・フィルターメイト(商標)196)で5回洗浄した。シンチレ
ーション液(25μl、マイクロシント(Microscint、商標)−20
、水性試料用の高性能液体シンチレーション計数カクテル)を各ウェルに添加し
、プレートをプレートシーラーで覆い、計数した(パッカード、トップ・カウン
ト(Top Count、商標))。前記に従って100pMの125I標識MC P−1を用いて種々の濃度の非標識MCP−1の存在下で、低温競合試験を行っ
た。反応中に200倍モル過剰の非標識MCP−1を含有させることにより、非
特異的結合を測定した。
【0178】 CHO−CCR2B細胞から調製した膜フラグメントを用いるリガンド結合試
験は、CCR2Bが濃度0.2pmol/mg(膜タンパク質)の濃度で存在し
、MCP−1を選択的に高親和性で結合することを示した(IC50=110pM
、Kd=120pM)。これらの膜への結合は完全に可逆的であり、室温で45 分後に平衡に達し、MCP−1を100〜500pMの濃度で用いた場合、MC
P−1結合とCHO−CCR2B細胞膜濃度との間に直線関係があった。
【0179】 DMSO(5μl)に溶解した被験化合物を、ある濃度範囲(0.1〜200
μM)にわたって8点用量応答曲線を用いて100pMの標識MCP−1と競合
試験し、IC50濃度を計算した。
【0180】 本発明の被験化合物は、本明細書に記載したhMCP−1受容体結合アッセイ
において5μM未満のIC50値を有していた。たとえば実施例4aの化合物は0
.4μMのIC50値を有していた。 b)THP−1細胞におけるMCP−1仲介カルシウムフラックス 10%ウシ胎仔血清、2mMグルタミンおよびペニシリン−ストレプトマイシ
ン(50μgストレプトマイシン/ml、ギブコBRL)を補足した合成細胞培
養培地RPMI 1640中で、ヒト単球系THP−1を増殖させた。THP−
1細胞をHBSS(Ca2+およびMg2+を欠如)+1mg/mlのBSA中で洗
浄し、同緩衝液に3×106細胞/mlの密度で再懸濁した。次いで細胞に1m M FURA−2/AMを37℃で30分間負荷し、HBSS中で2回洗浄し、
1×106細胞/mlで再懸濁した。マグネチックスターラーバー、ならびに1 mg/mlのBSA、1mMのMgCl2および2mMのCaCl2を含有する予
め加温した(37℃)HBSS 2.1mlを入れた5mlのディスポーザブル
キュベットに、THP−1細胞懸濁液(0.9ml)を添加した。キュベットを
蛍光分光光度計(パーキン・エルマー、コネチカット州ノーウォーク)に装入し
、撹拌しながら37℃で4分間プレインキュベートした。蛍光を70秒間にわた
って記録し、10秒後にキュベットにhMCP−1を添加することにより細胞を
刺激した。340nmおよび380nmで交互に励起することにより[Ca2+
iを測定し、次いで510nmで蛍光発光強度を測定した。340nmおよび3
80nmで励起した後に発光する蛍光の強度比(R)を計算して表示し、下記の
方程式に従って細胞質[Ca2+]推定値を求めた: [Ca2+]i=Kd (R−R min (Sf2/Sb2) (Rmax−R) 式中、FURA−2Ca2+複合体についての37℃におけるKdを224nmと した。Rmaxは10mMイオノマイシン添加後に測定した最大蛍光比であり、Rm in は5mM EGTAを含有する無Ca2+溶液をその後添加することにより測定
した最小比である。Sf2/Sb2は、それぞれRminおよびRmaxにおいて測定
した380nm励起における蛍光値の比率である。
【0181】 THP−1細胞をhMCP−1で刺激すると、速やかな一過性の[Ca2+]i
上昇が特異的にかつ用量依存性で誘導された。用量応答曲線はほぼ2nmのEC 50 を示した。DMSO(10μl)に溶解した被験化合物をリガンド添加の10
秒前に細胞懸濁液に添加し、一過性[Ca2+]i上昇の低下を測定することによ
り、カルシウム放出阻害についてアッセイした。hMCP−1の代わりに被験化
合物を添加することにより、アゴニズムの欠如も調べた。 c)hMCP−1仲介による走化性およびRANTESのアッセイ ヒト単球系THP−1、または赤血球沈降後に9.6%(w/v)ナトリウム
メトリゾエート(sodium metrizoate)および5.6%(w/
v)多糖類、密度1.077g/ml(リンホプレプ(Lymphoprep、
商標)、ニコメド(Nycomed))での密度勾配遠心により精製した新鮮な
ヒト血液から得た末梢血混合単球を用いて、インビトロ走化性アッセイを行った
。ポリカーボネート膜を通る細胞移動を、通過するものをコールター計数により
直接に測定するか、またはミトコンドリア呼吸鎖によるテトラゾリウム塩開裂を
測定する比色生存度アッセイを用いて間接的に測定した(Scudiero,D
.A.et al.,1988,Cancer Res.,48,4827−4
833)。
【0182】 化学誘引物質を96ウェルのマイクロタイタープレートに導入した。これは、
製造業者の説明書に従い、無PVPの5μm孔径ポリカーボネート接着剤組立て
フィルターメンブラン(ニュートロプローブ(NeutroProbe)MBシ
リーズ、米国マリーランド州20818、キャビン・ジョーン)を備えた走化性
チャンバーの下側ウェルを形成する。化学誘引物質は、細胞培養合成培地RPM
I 1640(ギブコ)、または2mMグルタミンおよび0.5%BSAを補足
したもの、あるいはフェノールレッドを含まないCa2+およびMg2+含有HBS
S(ギブコ)プラス0.1%BSAで、適宜希釈された。各希釈液を真空下で3
0分間脱泡してチャンバーの下側ウェルに装入し(400μl)、上側チャンバ
ーの各ウェル内でTHP−1細胞(100μlのRPMI1640+0.5%B
SA中、5×105)をインキュベートした。走化性阻害のために、化学誘引物 質を各ケモカインについて予め測定した一定の最大下の濃度(MCP−1につい
ては1nM、RANTESについては2nM)に維持し、種々の濃度でDMSO
に溶解した被験化合物(最終DMSO中濃度<0.05%v/v)と共に下側ウ
ェルに添加した。5%CO2下に37℃で2時間、チャンバーをインキュベート した。上側ウェルから培地を取り除き、次いで200μlの生理的食塩水で洗浄
した後、チャンバーを開き、メンブラン表面を拭いて乾かし、この96ウェルプ
レートを600gで5分間遠心分離して、細胞を採集した。上清(150μl)
を吸引し、10μlの細胞増殖試薬WST−1、{4−[3−(4−ヨードフェ
ニル)−2−(4−ニトロフェニル)−2H−5−テトラゾリオ]−1,3−フ
ェニルジスルホナート}および電子結合試薬(ベーリンガー・マンハイム、カタ
ログno.1644 807)をウェルに添加した。プレートを37℃で3時間
インキュベートし、マイクロタイタープレート読取り器により450nmで可溶
性ホルマザン生成物の吸光度を読取った。このデータをスプレッドシートに入力
し、化学誘引物質不存在下でのランダム移動について補正し、平均吸光度値、平
均値の標準誤差、および有意性試験値を計算した。hMCP−1は、特徴的な二
相応答を伴う濃度依存性の細胞移動を誘導した(最大0.5〜1.0nm)。
【0183】 前記アッセイ法の別形態においては、最終点検出を補助するために蛍光標識細
胞を使用できる。この場合、用いるTHP−1細胞を5mMカルセインAM(グ
リシン、N,N’−[[3’,6’−ビス(アセチルオキシ)−3−オキソスピ
ロ[イソベンゾフラン−1(3H),9’−[9H]キサンテン]−2’,7’
−ジイル]ビス(メチレン)]ビス[N−[2−[(アセチルオキシ)メトキシ
]−2−オキソエチル]]−ビス[(アセチルオキシ)メチル]エステル;モレ
キュラー・プローブズ)の存在下に暗所で45分間インキュベートすることによ
り蛍光標識する。細胞を遠心分離により採集し、Ca2+、Mg2+および0.1%
BSAを含むHBSS(フェノールレッドを含まない)に再懸濁する。50ml
(2×105細胞)の細胞懸濁液を各ウェル上のフィルターに乗せ、このユニッ トを5%CO2下に37℃で2時間インキュベートする。インキュベーション終 了後、リン酸緩衝食塩水によりフィルター上面から細胞を洗い落とし、フィルタ
ーをプレートから取り出し、励起波長485nm、発光波長538nmで蛍光を
読取ることにより(fmax、モレキュラー・デバイシズ)、フィルターの下面
または下側ウェルに付着した細胞の数を推定する。このデータをスプレッドシー
トに入力し、化学誘引物質不存在下でのランダム移動について補正し、平均蛍光
値、平均値の標準誤差、阻害率%、および化合物のIC50を試験下および有意性
試験下で計算することができる。
【0184】 本発明の被験化合物については、有効用量で生理学的に許容できない毒性はみ
られなかった。実施例19 医薬組成物 以下の実施例は、ヒトにおいて治療または予防に使用するための、本明細書に
定義する本発明の医薬剤形(有効成分を”化合物X”と呼ぶ)について説明する
ものであって、限定ではない。 (a)錠剤I mg/錠 化合物X 100 乳糖、欧州薬局方 182.75 クロスカルメロースナトリウム 12.0 (Croscarmellose sodium) トウモロコシデンプンペースト 2.25 (5%w/vペースト) ステアリン酸マグネシウム 3.0 (b)錠剤II mg/錠 化合物X 50 乳糖、欧州薬局方 223.75 クロスカルメロースナトリウム 6.0 トウモロコシデンプン 15.0 ポリビニルピロリドン(5%w/vペースト) 2.25 ステアリン酸マグネシウム 3.0 (c)錠剤III mg/錠 化合物X 1.0 乳糖、欧州薬局方 93.25 クロスカルメロースナトリウム 4.0 トウモロコシデンプンペースト 0.75 (5%w/vペースト) ステアリン酸マグネシウム 1.0 (d)カプセル剤 mg/カプセル 化合物X 10 乳糖、欧州薬局方 488.5 マグネシウム 1.5 (e)注射剤I (50mg/ml) 化合物X 5.0%w/v 1M水酸化ナトリウム水溶液 15.0%v/v 0.1M塩酸 pH7.6に調整 ポリエチレングリコール400 4.5%w/v 注射用水 100%になる量 (f)注射剤II (10mg/ml) 化合物X 1.0%w/v リン酸ナトリウム、英国薬局方 3.6%w/v 0.1M水酸化ナトリウム水溶液 15.0%v/v 注射用水 100%になる量 (g)注射剤III (1mg/ml、pH6に緩衝化) 化合物X 0.1%w/v リン酸ナトリウム、英国薬局方 2,26%w/v クエン酸 0.38%w/v ポリエチレングリコール400 3.5%w/v 注射用水 100%になる量 (h)エアゾル剤I mg/ml 化合物X 10.0 ソルビタントリオレエート 13.5 トリクロロフルオロメタン 910.0 ジクロロジフルオロメタン 490.0 (i)エアゾル剤II mg/ml 化合物X 0.2 ソルビタントリオレエート 0.27 トリクロロフルオロメタン 70.0 ジクロロジフルオロメタン 280.0 ジクロロテトラフルオロエタン 1094.0 (j)エアゾル剤III mg/ml 化合物X 2.5 ソルビタントリオレエート 3.38 トリクロロフルオロメタン 67.5 ジクロロジフルオロメタン 1086.0 ジクロロテトラフルオロエタン 191.6 (k)エアゾル剤IV mg/ml 化合物X 2.5 ダイズレシチン 2.7 トリクロロフルオロメタン 67.5 ジクロロジフルオロメタン 1086.0 ジクロロテトラフルオロエタン 191.6 (l)軟膏剤 ml 化合物X 40mg エタノール 300μl 水 300μl 1−ドデシルアザシクロヘプタン−2−オン 50μl プロピレングリコール 1mlになる量注釈: 上記製剤中の化合物Xは、本明細書の実施例1〜18に示した化合物、たとえ
ば実施例3、4、5、13および18の化合物を含むことができる。上記製剤は
、医薬の分野で周知の常法により得ることができる。錠剤(a)〜(c)は常法
により腸溶コーティングし、たとえば酢酸フタル酸セルロースのコーティングを
施すことができる。エアゾル剤配合物(h)〜(k)は、標準的な計量エアゾル
ディスペンサーと組み合わせて使用でき、沈殿防止剤ソルビタントリオレエート
およびダイズレシチンの代わりに他の沈殿防止剤、たとえばソルビタンモノオレ
エート、ソルビタンセスキオレエート、ポリソルベート80、ポリグリセロール
オレエートまたはオレイン酸を使用できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 37/02 A61P 37/02 43/00 111 43/00 111 C07D 209/52 C07D 209/52 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG, KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,L U,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO ,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG, SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,U G,US,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 フォール,アラン・ウェリントン イギリス国チェシャー エスケイ10・4テ ィージー,マックレスフィールド,オール ダーリー・パーク,ミアサイド Fターム(参考) 4C086 AA01 AA02 AA03 AA04 BC10 BC62 BC67 MA01 NA14 ZB07 ZB11 ZC42 4C204 BB01 CB02 CB05 CB06 DB25 DB27 EB02 FB10 FB32 GB01 GB15 GB21 GB28 GB32

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単球化学誘引物質プロテイン−1の阻害薬である式(I)の化
    合物 【化1】 またはその医薬的に許容できる塩、エステルもしくはアミド [式中、 AとBは、置換されていてもよいアルキレン鎖を形成し、これによりそれらが
    結合している炭素原子と共に環を形成し; Xは、CH2またはSO2であり; R1は、置換されていてもよいアリール環またはヘテロアリール環であり; R2は、カルボキシ、シアノ、−C(O)CH2OH、−CONHR4、−SO2 NHR5、テトラゾール−5−イル、SO3H、または式(VI)の基 【化2】 であり; これらにおいて、R4は、水素、アルキル、アリール、シアノ、ヒドロキシ、− SO29から選択され、ここでR9はアルキル、アリール、ヘテロアリールまた はハロアルキルであり、あるいはR4は基−(CHR10r−COOHであり、こ
    こでrは1〜3の整数であり、各R10基は独立して水素またはアルキルから選択
    され;R5は、水素、アルキル、置換されていてもよいアリール、たとえば置換 されていてもよいフェニル、または置換されていてもよいヘテロアリール、たと
    えば5員もしくは6員ヘテロアリール基、または基COR6であり、ここでR6
    水素、アルキル、アリール、ヘテロアリールまたはハロアルキルであり;R7お よびR8は、独立して水素またはアルキル、特にC1-4アルキルから選択され;そ
    して R3は、水素、官能基、置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよ いアルケニル、置換されていてもよいアルキニル、置換されていてもよいアリー
    ル、置換されていてもよいヘテロサイクリル、置換されていてもよいアルコキシ
    、置換されていてもよいアラルキル、置換されていてもよいアラルキルオキシ、
    置換されていてもよいシクロアルキルである] を、医薬的に許容できる担体と共に含む医薬組成物。
  2. 【請求項2】 式(I)の化合物が式(III)の化合物 【化3】 [式中、R1、R2、R3およびXは請求項1に定義したものであり、Yは基(C R1819sであり、R14、R15、R16、R17ならびに各R18および各R19は独 立して、水素、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、ア
    ルキニル、シクロアルキニルまたは官能基から選択され、sは1〜4の整数であ
    る]である、請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】 式(I)の化合物において、R14、R15、R16、R17ならびに
    各R18および各R19が独立して、水素;トリフルオロメチル;アリールで置換さ
    れていてもよいC1-4アルキル、そのカルボキシまたはアミド誘導体;ハロ;ヒ ドロキシ;C1-4アルコキシ;C1-4アルカノイル;C1-4アルカノイルオキシ; アミノ;シアノ;C1-4アルキルアミノ;ジ(C1-4アルキル)アミノ;C1-4ア ルカノイルアミノ;ニトロ;カルバモイル;C1-4アルコキシカルボニル;チオ ール;C1-4アルキルスルファニル;C1-4アルキルスルフィニル;C1-4アルキ ルスルホニル;スルホンアミド;アルキルスルホンアミド;アリールスルホンア
    ミド;カルバモイルC1-4アルキル;N−(C1-4アルキル)カルバモイルC1-4 アルキル;N−(C1-4アルキル)2カルバモイル−C1-4アルキル;ヒドロキシ C1-4アルキル;C1-4アルコキシC1-4アルキル;モルホリノ;チオモルホリノ ;オキシチオモルホリノ;ピロリジニル;カルボキシC1-4アルキルアミノ;R2 0 ;NHR21;および−OR21から選択され、ここでR20およびR21は独立して 、置換されていてもよいフェニルまたは置換されていてもよい5員または6員ヘ
    テロアリール環から選択され;あるいはR14とR15、R16とR17、および/また
    はR18とR19は一緒にオキソ基または基=NOR22を形成し、ここでR22は水素
    または置換されていてもよい炭化水素基であり;ただし同一炭素原子に結合して
    いるR14とR15、またはR16とR17、またはR18とR19が両方ともヒドロキシ、
    1-4アルコキシ、アミノ、シアノ、ニトロまたはチオールであることはない、 請求項2に記載の組成物。
  4. 【請求項4】 XがCH2である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の組成 物。
  5. 【請求項5】 R1が、置換されていてもよいフェニル、ナフチル、フリルま たはチエニル環である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の組成物。
  6. 【請求項6】 R2が、カルボキシまたはその医薬的に許容できる塩またはエ ステルである、請求項1〜5のいずれか1項に記載の組成物。
  7. 【請求項7】 式(I)の化合物が式(III)の化合物[式中、R2はカル ボキシであり、XおよびR1は請求項1に定義したものであり、R3は水素または
    1-4アルキルであり、sは請求項2に定義したものであり、R14およびR15は 水素、=O、=NOH、=NOR*から選択され、ここでR*はメチル、ベンジル
    、カルボキシベンジル、メトキシカルボニルベンジル、3−(カルボキシ)プロ
    ピルまたはそのエステル、たとえばエチルエステル、4−カルボキシブチルまた
    はそのエステル、たとえばエチルエステル、およびカルボキシメチルであり、R 16 、R17、R18およびR19はすべて水素である];またはその医薬的に許容でき
    る塩もしくはインビボ加水分解性エステルを含む、請求項2に記載の組成物。
  8. 【請求項8】 炎症性疾患の処置に使用するための、請求項1に記載の式(I
    )の化合物。
  9. 【請求項9】 Aが−(CH23−であり、XがCH2であり、R2がカルボキ
    シまたはそのエステルもしくはアミドであり、かつR3が水素である場合、R1
    非置換フェニル以外のものである、請求項1に記載の式(I)の化合物またはそ
    の医薬的に許容できる塩もしくはインビボ加水分解性エステル。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の化合物の製造方法であって、式(VII)
    の化合物 【化4】 (式中、A、B、R2およびR3は請求項1に定義したものである)を式(VII
    I)の化合物 R1−X−Z VIII (式中、R1およびXは請求項1に定義したものであり、Zは脱離基である)と 反応させ、次いで所望により下記の1以上の工程を実施する: (i)基R2を異なるこうした基に変換する; (ii)基A−Bにおいて置換基を導入するか、または変化させる; (iii)基R3を異なるこうした基に変換する ことを含む方法。
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