JP2002367885A - 電子線露光用マスクおよびそれを用いた電子線露光方法 - Google Patents
電子線露光用マスクおよびそれを用いた電子線露光方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電子線露光用マスクの交換回数を減らして露
光時間を短縮する。 【解決手段】 電子線露光用マスク10が、1または2
種類以上の露光領域、例えばホール層露光領域A、配線
層露光領域B、ゲート層露光領域Cの3種の露光領域
を、それぞれ2個以上有するように構成した。これによ
り、各露光領域を用いた露光する際は、露光領域を所定
の露光位置に移動させればよく、電子線露光用マスク1
0を電子線露光装置外に取り出して交換する必要がなく
なる。さらに、露光領域が1種類につき2個以上形成さ
れているので、使用している露光領域が汚れた場合に代
用することができ、電子線露光用マスク10の洗浄回数
が減り、交換回数を減らすことができる。したがって、
リソグラフィ工程での露光時間を短縮することができ
る。
光時間を短縮する。 【解決手段】 電子線露光用マスク10が、1または2
種類以上の露光領域、例えばホール層露光領域A、配線
層露光領域B、ゲート層露光領域Cの3種の露光領域
を、それぞれ2個以上有するように構成した。これによ
り、各露光領域を用いた露光する際は、露光領域を所定
の露光位置に移動させればよく、電子線露光用マスク1
0を電子線露光装置外に取り出して交換する必要がなく
なる。さらに、露光領域が1種類につき2個以上形成さ
れているので、使用している露光領域が汚れた場合に代
用することができ、電子線露光用マスク10の洗浄回数
が減り、交換回数を減らすことができる。したがって、
リソグラフィ工程での露光時間を短縮することができ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子線露光用マスク
に関し、特にウェハに転写すべき露光パターンが形成さ
れた露光領域が1枚に複数形成されている電子線露光用
マスクに関する。
に関し、特にウェハに転写すべき露光パターンが形成さ
れた露光領域が1枚に複数形成されている電子線露光用
マスクに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、半導体パターンをウェハに形成す
るリソグラフィ技術においては、いわゆるフォトマスク
と呼ばれる設計パターンの原版を、光を用いてウェハに
縮小露光する方式が主流となっている。縮小露光の際の
縮小率は1/5あるいは1/4であり、露光にはi線
(波長365nm)やDeepUV光(波長248nm,1
93nm)が採用されている。露光には将来的に157
nmといった露光波長も採用されると予想されている。
しかし、半導体素子のサイズは、このような光リソグラ
フィーの進展を上回るスピードで縮小しており、新たな
リソグラフィ技術の実用化が望まれている。
るリソグラフィ技術においては、いわゆるフォトマスク
と呼ばれる設計パターンの原版を、光を用いてウェハに
縮小露光する方式が主流となっている。縮小露光の際の
縮小率は1/5あるいは1/4であり、露光にはi線
(波長365nm)やDeepUV光(波長248nm,1
93nm)が採用されている。露光には将来的に157
nmといった露光波長も採用されると予想されている。
しかし、半導体素子のサイズは、このような光リソグラ
フィーの進展を上回るスピードで縮小しており、新たな
リソグラフィ技術の実用化が望まれている。
【0003】近年、より高解像度のリソグラフィ技術と
して、EPL(Electron beam projection lithograph
y)やLEEPL(low energy electron beam proximit
y projection lithography)などの電子線露光装置を用
いた電子線投影露光技術が開発され始めている。EPL
は設計パターンに対して4倍の大きさの電子線露光用マ
スクを用い、100kVという高い加速電圧で露光す
る。一方、LEEPLは電子線露光用マスクが設計パタ
ーンと等倍で、加速電圧は2kV程度と低い。
して、EPL(Electron beam projection lithograph
y)やLEEPL(low energy electron beam proximit
y projection lithography)などの電子線露光装置を用
いた電子線投影露光技術が開発され始めている。EPL
は設計パターンに対して4倍の大きさの電子線露光用マ
スクを用い、100kVという高い加速電圧で露光す
る。一方、LEEPLは電子線露光用マスクが設計パタ
ーンと等倍で、加速電圧は2kV程度と低い。
【0004】このような電子線投影露光では、電子線露
光用マスクとして、ウェハに転写すべき露光パターン
が、電子線露光用マスク基板に開口されて形成された、
ステンシルマスクが用いられている。
光用マスクとして、ウェハに転写すべき露光パターン
が、電子線露光用マスク基板に開口されて形成された、
ステンシルマスクが用いられている。
【0005】図4は転写パターンとそれを形成するため
の電子線露光用マスクの例を示す平面図であり、(a)
は転写パターン、(b)および(c)は相補マスクを示
す図である。
の電子線露光用マスクの例を示す平面図であり、(a)
は転写パターン、(b)および(c)は相補マスクを示
す図である。
【0006】電子線投影露光によって、図4(a)に示
すようなドーナツパターン100をウェハに転写する場
合には、このドーナツパターン100と同形の開口部を
有するステンシルマスクでは、中央のドットパターン1
00aをステンシルマスク内で保持することができな
い。したがって、図4(b)および図4(c)に示すよ
うに、互いに相補関係にある2枚の相補マスク101,
102に分割し、それぞれの相補マスク101,102
を用いて露光を行い、ウェハにドーナツパターン100
を形成する必要が生じる。
すようなドーナツパターン100をウェハに転写する場
合には、このドーナツパターン100と同形の開口部を
有するステンシルマスクでは、中央のドットパターン1
00aをステンシルマスク内で保持することができな
い。したがって、図4(b)および図4(c)に示すよ
うに、互いに相補関係にある2枚の相補マスク101,
102に分割し、それぞれの相補マスク101,102
を用いて露光を行い、ウェハにドーナツパターン100
を形成する必要が生じる。
【0007】ところで、半導体製造過程では、半導体素
子を形成する各層を成膜し、リソグラフィによってレジ
ストパターンを形成してエッチングを行うという基本プ
ロセスがある。このリソグラフィ工程においては、例え
ば、素子分離層用の電子線露光用マスクには素子分離層
を形成するための露光パターンが形成された露光領域の
み、あるいはゲート層用の電子線露光用マスクにはゲー
ト層を形成するための露光パターンが形成された露光領
域のみ、というように、1枚の電子線露光用マスクに、
ウェハ製造の個別工程における単一層形成のための露光
領域しか形成されていなかった。
子を形成する各層を成膜し、リソグラフィによってレジ
ストパターンを形成してエッチングを行うという基本プ
ロセスがある。このリソグラフィ工程においては、例え
ば、素子分離層用の電子線露光用マスクには素子分離層
を形成するための露光パターンが形成された露光領域の
み、あるいはゲート層用の電子線露光用マスクにはゲー
ト層を形成するための露光パターンが形成された露光領
域のみ、というように、1枚の電子線露光用マスクに、
ウェハ製造の個別工程における単一層形成のための露光
領域しか形成されていなかった。
【0008】図5はリソグラフィ工程で用いる従来の電
子線露光用マスクの例を示す平面図である。電子線露光
用マスク200には、その露光領域201内に、露光パ
ターン201a,201b,201c,201dが形成
されている。この4つの露光パターン201a,201
b,201c,201dのパターン形状は異なる場合も
あるが、その場合でも、全て同一の層を形成するための
露光パターンとなっている。
子線露光用マスクの例を示す平面図である。電子線露光
用マスク200には、その露光領域201内に、露光パ
ターン201a,201b,201c,201dが形成
されている。この4つの露光パターン201a,201
b,201c,201dのパターン形状は異なる場合も
あるが、その場合でも、全て同一の層を形成するための
露光パターンとなっている。
【0009】すなわち、従来は、リソグラフィ工程にお
いて、ウェハ製造の個別工程における各層形成ごとに、
その層を形成するための露光パターンが形成されている
露光領域を有する電子線露光用マスクに交換する必要が
あった。
いて、ウェハ製造の個別工程における各層形成ごとに、
その層を形成するための露光パターンが形成されている
露光領域を有する電子線露光用マスクに交換する必要が
あった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、現在の電子線
露光装置では、光露光の場合と違って、露光雰囲気が真
空であるため、電子線露光用マスクの交換に時間がかか
るという問題点があった。
露光装置では、光露光の場合と違って、露光雰囲気が真
空であるため、電子線露光用マスクの交換に時間がかか
るという問題点があった。
【0011】電子線露光装置の場合の露光時間は、電子
線照射時間、電子線ビーム調整時間、アライメント時
間、電子線露光用マスク搬送時間、ウェハ搬送時間な
ど、従来広く用いられて来た光露光装置に比べて時間が
かかり、スループットが低い。特に、少量多品種デバイ
スの製造においては、露光すべきウェハ枚数が少なく、
各層の形成に応じて頻繁に電子線露光用マスクを交換す
る必要があるので、電子線露光用マスクの交換や、電子
線露光用マスクのセット後の位置測定などによって露光
時間が長くなり、リソグラフィ工程のスループット低下
の大きな原因となっていた。
線照射時間、電子線ビーム調整時間、アライメント時
間、電子線露光用マスク搬送時間、ウェハ搬送時間な
ど、従来広く用いられて来た光露光装置に比べて時間が
かかり、スループットが低い。特に、少量多品種デバイ
スの製造においては、露光すべきウェハ枚数が少なく、
各層の形成に応じて頻繁に電子線露光用マスクを交換す
る必要があるので、電子線露光用マスクの交換や、電子
線露光用マスクのセット後の位置測定などによって露光
時間が長くなり、リソグラフィ工程のスループット低下
の大きな原因となっていた。
【0012】電子線露光用マスクとして相補マスクを用
いる場合についても、ウェハに露光パターンを転写する
際、相補関係にある露光パターンがそれぞれ形成されて
いる電子線露光用マスクを2枚用いるので、相補パター
ンの形成に電子線露光用マスクの交換が必要となり、露
光時間が余計にかかってしまう。
いる場合についても、ウェハに露光パターンを転写する
際、相補関係にある露光パターンがそれぞれ形成されて
いる電子線露光用マスクを2枚用いるので、相補パター
ンの形成に電子線露光用マスクの交換が必要となり、露
光時間が余計にかかってしまう。
【0013】また、電子線露光用マスクは、フォトマス
クのようにペリクルを用いることができない。そのた
め、電子線露光用マスクの汚れや異物の付着によって寿
命が短くなる可能性があり、電子線露光用マスクを頻繁
に洗浄する必要がある。したがって、電子線露光用マス
クを洗浄する場合にも、電子線露光用マスクの交換が必
要となり、露光時間が余計にかかることになる。
クのようにペリクルを用いることができない。そのた
め、電子線露光用マスクの汚れや異物の付着によって寿
命が短くなる可能性があり、電子線露光用マスクを頻繁
に洗浄する必要がある。したがって、電子線露光用マス
クを洗浄する場合にも、電子線露光用マスクの交換が必
要となり、露光時間が余計にかかることになる。
【0014】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、交換回数を減らして露光時間を短縮する電子
線露光用マスクを提供することを目的とする。
のであり、交換回数を減らして露光時間を短縮する電子
線露光用マスクを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ウェハ
に転写すべき露光パターンが形成された露光領域を有す
る電子線露光用マスクであって、1または2種類以上の
露光領域を、それぞれ2個以上有することを特徴とする
電子線露光用マスクが提供される。
に転写すべき露光パターンが形成された露光領域を有す
る電子線露光用マスクであって、1または2種類以上の
露光領域を、それぞれ2個以上有することを特徴とする
電子線露光用マスクが提供される。
【0016】上記構成によれば、電子線露光用マスク
が、1または2種類以上の露光領域をそれぞれ2個以上
有するので、各露光領域を用いた露光の際は、露光領域
を所定の露光位置に移動させればよく、電子線露光用マ
スクを電子線露光装置外に取り出して交換する必要がな
くなる。また、1種類の露光領域を2個以上有するの
で、使用している露光領域が汚れた場合に代用すること
ができ、電子線露光用マスクの洗浄回数が減る。
が、1または2種類以上の露光領域をそれぞれ2個以上
有するので、各露光領域を用いた露光の際は、露光領域
を所定の露光位置に移動させればよく、電子線露光用マ
スクを電子線露光装置外に取り出して交換する必要がな
くなる。また、1種類の露光領域を2個以上有するの
で、使用している露光領域が汚れた場合に代用すること
ができ、電子線露光用マスクの洗浄回数が減る。
【0017】また、本発明によれば、ウェハに転写すべ
き露光パターンが形成された露光領域を有する電子線露
光用マスクであって、一の露光パターンが形成された一
の露光領域と、他の露光パターンが形成された他の露光
領域と、を有することを特徴とする電子線露光用マスク
が提供される。
き露光パターンが形成された露光領域を有する電子線露
光用マスクであって、一の露光パターンが形成された一
の露光領域と、他の露光パターンが形成された他の露光
領域と、を有することを特徴とする電子線露光用マスク
が提供される。
【0018】上記構成によれば、電子線露光用マスク
が、一の露光領域と他の露光領域とを有するので、電子
線露光用マスクを電子線露光装置外に取り出すことな
く、異なる露光パターン、例えば、一の露光パターンと
他の露光パターンとが相補関係にある相補パターンなど
を露光することができ、電子線露光用マスクの交換回数
が減る。
が、一の露光領域と他の露光領域とを有するので、電子
線露光用マスクを電子線露光装置外に取り出すことな
く、異なる露光パターン、例えば、一の露光パターンと
他の露光パターンとが相補関係にある相補パターンなど
を露光することができ、電子線露光用マスクの交換回数
が減る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は第1の実施の形態に係る電
子線露光用マスクの平面図である。
を参照して説明する。図1は第1の実施の形態に係る電
子線露光用マスクの平面図である。
【0020】電子線露光用マスク10には、ウェハに転
写すべき露光パターンが形成された露光領域、例えば、
半導体製造過程のホール層に転写すべき露光パターンが
形成された露光領域であるホール層露光領域A、配線層
に転写すべき露光パターンが形成された露光領域である
配線層露光領域B、およびゲート層に転写すべき露光パ
ターンが形成された露光領域であるゲート層露光領域C
の3種類の露光領域が形成されている。これら各露光領
域は、1枚の電子線露光用マスク10に、それぞれ3個
ずつ形成されていて、合計9個の露光領域が形成されて
いる。
写すべき露光パターンが形成された露光領域、例えば、
半導体製造過程のホール層に転写すべき露光パターンが
形成された露光領域であるホール層露光領域A、配線層
に転写すべき露光パターンが形成された露光領域である
配線層露光領域B、およびゲート層に転写すべき露光パ
ターンが形成された露光領域であるゲート層露光領域C
の3種類の露光領域が形成されている。これら各露光領
域は、1枚の電子線露光用マスク10に、それぞれ3個
ずつ形成されていて、合計9個の露光領域が形成されて
いる。
【0021】上記の構成の電子線露光用マスク10を用
いて電子線露光する場合、通常はホール層露光領域A、
配線層露光領域B、およびゲート層露光領域Cの3個の
露光領域を使用する。残りの2個ずつの露光領域は、使
用している露光領域が汚れた際に交換する予備マスクと
して用いる。
いて電子線露光する場合、通常はホール層露光領域A、
配線層露光領域B、およびゲート層露光領域Cの3個の
露光領域を使用する。残りの2個ずつの露光領域は、使
用している露光領域が汚れた際に交換する予備マスクと
して用いる。
【0022】ここで、例えば10枚の露光用ウェハのう
ち、1枚目から3枚目にはホール層に転写すべき露光パ
ターンを露光し、4枚目から6枚目には配線層に転写す
べき露光パターンを露光し、7枚目から10枚目にはゲ
ート層に転写すべき露光パターンを露光するような場合
について説明する。
ち、1枚目から3枚目にはホール層に転写すべき露光パ
ターンを露光し、4枚目から6枚目には配線層に転写す
べき露光パターンを露光し、7枚目から10枚目にはゲ
ート層に転写すべき露光パターンを露光するような場合
について説明する。
【0023】この場合、本形態の電子線露光用マスク1
0によれば、ホール層への露光後で配線層への露光前、
および配線層への露光後でゲート層への露光前に、それ
ぞれマスク交換してから露光する従来の方法とは異な
り、電子線露光用マスク10を交換せずに、ウェハを連
続的に露光することが可能である。本形態の電子線露光
用マスク10を用いる場合、まず、10枚の露光用ウェ
ハのうち3枚目までのウェハはホール層露光領域Aを用
いて露光する。次いで、電子線露光用マスク10が固定
されているマスクステージを移動させ、ホール層露光領
域Aと配線層露光領域Bとの位置を変え、この配線層露
光領域Bを用いて4枚目から6枚目までのウェハを露光
する。ゲート層露光領域Cについても同様に、電子線露
光用マスク10が固定されているマスクステージを移動
させ、配線層露光領域Bとゲート層露光領域Cとの位置
を変え、このゲート層露光領域Cを用いて7枚目から1
0枚目のウェハを露光する。
0によれば、ホール層への露光後で配線層への露光前、
および配線層への露光後でゲート層への露光前に、それ
ぞれマスク交換してから露光する従来の方法とは異な
り、電子線露光用マスク10を交換せずに、ウェハを連
続的に露光することが可能である。本形態の電子線露光
用マスク10を用いる場合、まず、10枚の露光用ウェ
ハのうち3枚目までのウェハはホール層露光領域Aを用
いて露光する。次いで、電子線露光用マスク10が固定
されているマスクステージを移動させ、ホール層露光領
域Aと配線層露光領域Bとの位置を変え、この配線層露
光領域Bを用いて4枚目から6枚目までのウェハを露光
する。ゲート層露光領域Cについても同様に、電子線露
光用マスク10が固定されているマスクステージを移動
させ、配線層露光領域Bとゲート層露光領域Cとの位置
を変え、このゲート層露光領域Cを用いて7枚目から1
0枚目のウェハを露光する。
【0024】このように、本形態の電子線露光用マスク
10によれば、複数種の層を露光する場合、交換するの
はウェハのみであり、電子線露光用マスク10は、各層
の露光に応じて各露光領域の移動はするが、電子線露光
装置外に取り出して他と交換する必要がない。したがっ
て、露光時間を短縮することができる。
10によれば、複数種の層を露光する場合、交換するの
はウェハのみであり、電子線露光用マスク10は、各層
の露光に応じて各露光領域の移動はするが、電子線露光
装置外に取り出して他と交換する必要がない。したがっ
て、露光時間を短縮することができる。
【0025】なお、上記の説明で用いたホール層、配線
層、およびゲート層は単なる例であって、電子線露光用
マスク10に形成する露光領域としては、当然、これら
以外の層の露光パターンが形成された露光領域であって
もよい。また、電子線露光用マスク10に形成される露
光領域の露光パターンは、ホール層用、配線層用、およ
びゲート層用のように複数種であってもよいし、ホール
層用のみ、あるいは配線層用のみといった単一種であっ
てもよい。さらに、上記の説明では、各露光領域につい
て予備マスクを2個としたが、個数はこれに限定される
ものではない。
層、およびゲート層は単なる例であって、電子線露光用
マスク10に形成する露光領域としては、当然、これら
以外の層の露光パターンが形成された露光領域であって
もよい。また、電子線露光用マスク10に形成される露
光領域の露光パターンは、ホール層用、配線層用、およ
びゲート層用のように複数種であってもよいし、ホール
層用のみ、あるいは配線層用のみといった単一種であっ
てもよい。さらに、上記の説明では、各露光領域につい
て予備マスクを2個としたが、個数はこれに限定される
ものではない。
【0026】図2は第2の実施の形態に係る電子線露光
用マスクの平面図である。電子線露光用マスク20に
は、ウェハに転写すべき露光パターンが形成された露光
領域、例えば、半導体製造過程のホール層に転写すべき
露光パターンが形成された露光領域であるホール層露光
領域A1,A2,A3、配線層に転写すべき露光パター
ンが形成された露光領域である配線層露光領域B1,B
2,B3、およびゲート層に転写すべき露光パターンが
形成された露光領域であるゲート層露光領域C1,C
2,C3の、合計9個の露光領域が形成されている。こ
こで、ホール層露光領域A1,A2,A3には互いに同
形の露光パターンである同形露光パターンが形成されて
いる。同様に、配線層露光領域B1,B2,B3には同
形露光パターンが形成されていて、ゲート層露光領域C
1,C2,C3には同形露光パターンが形成されてい
る。
用マスクの平面図である。電子線露光用マスク20に
は、ウェハに転写すべき露光パターンが形成された露光
領域、例えば、半導体製造過程のホール層に転写すべき
露光パターンが形成された露光領域であるホール層露光
領域A1,A2,A3、配線層に転写すべき露光パター
ンが形成された露光領域である配線層露光領域B1,B
2,B3、およびゲート層に転写すべき露光パターンが
形成された露光領域であるゲート層露光領域C1,C
2,C3の、合計9個の露光領域が形成されている。こ
こで、ホール層露光領域A1,A2,A3には互いに同
形の露光パターンである同形露光パターンが形成されて
いる。同様に、配線層露光領域B1,B2,B3には同
形露光パターンが形成されていて、ゲート層露光領域C
1,C2,C3には同形露光パターンが形成されてい
る。
【0027】上記の構成の電子線露光用マスク20を用
いて行う電子線露光について、2重露光により転写パタ
ーンを形成する場合を例にして説明する。まず、ホール
層に転写すべき露光パターンを露光する場合、ホール層
露光領域A1を用いて、転写パターンの形成に必要な総
露光量の1/2の露光量で露光する。次いで、電子線露
光用マスク20が固定されているマスクステージを移動
させ、ホール層露光領域A2を、それまでホール層露光
領域A1が配置されていたホール層の露光位置に移動す
る。このホール層露光領域A2を用いて、転写パターン
の形成に必要な総露光量の1/2の露光量で露光する。
いて行う電子線露光について、2重露光により転写パタ
ーンを形成する場合を例にして説明する。まず、ホール
層に転写すべき露光パターンを露光する場合、ホール層
露光領域A1を用いて、転写パターンの形成に必要な総
露光量の1/2の露光量で露光する。次いで、電子線露
光用マスク20が固定されているマスクステージを移動
させ、ホール層露光領域A2を、それまでホール層露光
領域A1が配置されていたホール層の露光位置に移動す
る。このホール層露光領域A2を用いて、転写パターン
の形成に必要な総露光量の1/2の露光量で露光する。
【0028】続いて配線層に転写すべき露光パターンを
露光する場合、配線層露光領域B1を用いて、転写パタ
ーンの形成に必要な総露光量の1/2の露光量で露光
し、マスクステージを移動させ、配線層露光領域B2を
用いて、転写パターンの形成に必要な総露光量の1/2
の露光量で露光する。
露光する場合、配線層露光領域B1を用いて、転写パタ
ーンの形成に必要な総露光量の1/2の露光量で露光
し、マスクステージを移動させ、配線層露光領域B2を
用いて、転写パターンの形成に必要な総露光量の1/2
の露光量で露光する。
【0029】ゲート層に転写すべき露光パターンを露光
する場合も同様に、ゲート層露光領域C1を用いて、転
写パターンの形成に必要な総露光量の1/2の露光量で
露光し、マスクステージを移動させ、ゲート層露光領域
C2を用いて、転写パターンの形成に必要な総露光量の
1/2の露光量で露光する。
する場合も同様に、ゲート層露光領域C1を用いて、転
写パターンの形成に必要な総露光量の1/2の露光量で
露光し、マスクステージを移動させ、ゲート層露光領域
C2を用いて、転写パターンの形成に必要な総露光量の
1/2の露光量で露光する。
【0030】このように2重露光する場合には、ホール
層露光領域A3、配線層露光領域B3、ゲート層露光領
域C3は、それぞれ使用している露光領域が汚れた際に
交換する予備マスクとして用いる。
層露光領域A3、配線層露光領域B3、ゲート層露光領
域C3は、それぞれ使用している露光領域が汚れた際に
交換する予備マスクとして用いる。
【0031】また、本形態の電子線露光用マスク20を
用いて3重露光する場合には、ホール層露光領域A1,
A2,A3をそれぞれ転写パターンの形成に必要な総露
光量の1/3の露光量でそれぞれ露光する。配線層露光
領域B1,B2,B3、およびゲート層露光領域C1,
C2,C3についても同様に、総露光量の1/3の露光
量でそれぞれ露光する。
用いて3重露光する場合には、ホール層露光領域A1,
A2,A3をそれぞれ転写パターンの形成に必要な総露
光量の1/3の露光量でそれぞれ露光する。配線層露光
領域B1,B2,B3、およびゲート層露光領域C1,
C2,C3についても同様に、総露光量の1/3の露光
量でそれぞれ露光する。
【0032】このように、転写パターンを、電子線露光
用マスク20に形成された、例えばホール層露光領域A
1,A2,A3といった、同形露光パターンの異なる露
光領域を用いて多重露光するので、電子線露光用マスク
20を電子線露光装置外に取り出して他と交換する必要
がなく、露光時間を短縮することができる。さらに、同
形露光パターン同士の同じ位置に欠陥が生じている場合
はほとんどなく、異なる露光領域を用いて多重露光する
ことにより、欠陥転写性を低減することができる。
用マスク20に形成された、例えばホール層露光領域A
1,A2,A3といった、同形露光パターンの異なる露
光領域を用いて多重露光するので、電子線露光用マスク
20を電子線露光装置外に取り出して他と交換する必要
がなく、露光時間を短縮することができる。さらに、同
形露光パターン同士の同じ位置に欠陥が生じている場合
はほとんどなく、異なる露光領域を用いて多重露光する
ことにより、欠陥転写性を低減することができる。
【0033】なお、上記の説明で用いたホール層、配線
層、およびゲート層は単なる例であって、電子線露光用
マスク20に形成する露光領域としては、当然、これら
以外の層の露光パターンが形成された露光領域であって
もよい。また、電子線露光用マスク20に形成される露
光領域の露光パターンは、ホール層用、配線層用、およ
びゲート層用のように複数種であってもよいし、ホール
層用のみ、あるいは配線層用のみといった単一種であっ
てもよい。さらに、上記の説明では、露光回数を2また
は3回として露光領域を形成しているが、露光回数およ
び形成する露光領域の個数はこれに限定されるものでは
ない。
層、およびゲート層は単なる例であって、電子線露光用
マスク20に形成する露光領域としては、当然、これら
以外の層の露光パターンが形成された露光領域であって
もよい。また、電子線露光用マスク20に形成される露
光領域の露光パターンは、ホール層用、配線層用、およ
びゲート層用のように複数種であってもよいし、ホール
層用のみ、あるいは配線層用のみといった単一種であっ
てもよい。さらに、上記の説明では、露光回数を2また
は3回として露光領域を形成しているが、露光回数およ
び形成する露光領域の個数はこれに限定されるものでは
ない。
【0034】図3は第3の実施の形態に係る電子線露光
用マスクの平面図である。電子線露光用マスク30に
は、ウェハに転写すべき露光パターンが形成された露光
領域D1,D2がそれぞれ2個ずつ形成されていて、露
光領域D1の露光パターンと露光領域D2の露光パター
ンとは互いに相補関係にある相補パターンであって、こ
れら双方の露光領域D1,D2を用いて露光することに
より、目的の転写パターンが得られるように構成されて
いる。
用マスクの平面図である。電子線露光用マスク30に
は、ウェハに転写すべき露光パターンが形成された露光
領域D1,D2がそれぞれ2個ずつ形成されていて、露
光領域D1の露光パターンと露光領域D2の露光パター
ンとは互いに相補関係にある相補パターンであって、こ
れら双方の露光領域D1,D2を用いて露光することに
より、目的の転写パターンが得られるように構成されて
いる。
【0035】このような電子線露光用マスク30を用い
て電子線露光する場合、まず、露光領域D1を用いて露
光し、次いで、電子線露光用マスク30が固定されてい
るマスクステージを移動して、露光領域D1と露光領域
D2とを変え、露光領域D2を用いて露光する。
て電子線露光する場合、まず、露光領域D1を用いて露
光し、次いで、電子線露光用マスク30が固定されてい
るマスクステージを移動して、露光領域D1と露光領域
D2とを変え、露光領域D2を用いて露光する。
【0036】このように、互いに相補関係にある露光パ
ターンが形成されている露光領域D1,D2が、1枚の
電子線露光用マスク30に形成されているので、露光の
際、電子線露光用マスク30を電子線露光装置外に取り
出して他と交換することなく相補パターンを形成するこ
とができ、露光時間を短縮することができる。
ターンが形成されている露光領域D1,D2が、1枚の
電子線露光用マスク30に形成されているので、露光の
際、電子線露光用マスク30を電子線露光装置外に取り
出して他と交換することなく相補パターンを形成するこ
とができ、露光時間を短縮することができる。
【0037】露光領域D1,D2はそれぞれ2個ずつ形
成されているが、通常の露光には一組の露光領域D1,
D2を用い、残りの2個の露光領域D1,D2は、使用
している一組の露光領域D1,D2が汚れた際に交換す
る予備マスクとして用いることができる。
成されているが、通常の露光には一組の露光領域D1,
D2を用い、残りの2個の露光領域D1,D2は、使用
している一組の露光領域D1,D2が汚れた際に交換す
る予備マスクとして用いることができる。
【0038】また、露光領域D1,D2はそれぞれ2個
ずつ形成されているので、それぞれを転写パターンの形
成に必要な総露光量の1/2の露光量で多重露光するこ
とにより、欠陥転写性の低減を図ることができる。
ずつ形成されているので、それぞれを転写パターンの形
成に必要な総露光量の1/2の露光量で多重露光するこ
とにより、欠陥転写性の低減を図ることができる。
【0039】なお、上記の説明では、電子線露光用マス
ク30に露光領域D1,D2を2個ずつ形成した場合に
ついて述べたが、露光領域D1,D2のほかに、これと
異なる形状の他の相補パターンが形成された露光領域を
形成する構成としてもよい。また、電子線露光用マスク
30には合計4個の露光領域が形成されているが、形成
する露光領域の個数はこれに限定されるものではない。
ク30に露光領域D1,D2を2個ずつ形成した場合に
ついて述べたが、露光領域D1,D2のほかに、これと
異なる形状の他の相補パターンが形成された露光領域を
形成する構成としてもよい。また、電子線露光用マスク
30には合計4個の露光領域が形成されているが、形成
する露光領域の個数はこれに限定されるものではない。
【0040】さらに、上記の説明では、露光領域D1,
D2を、互いに相補関係にある露光パターンが形成され
ている構成としたが、例えば、ホール層用、配線層用、
ゲート層用といった層に転写すべき露光パターンを形成
してもよい。
D2を、互いに相補関係にある露光パターンが形成され
ている構成としたが、例えば、ホール層用、配線層用、
ゲート層用といった層に転写すべき露光パターンを形成
してもよい。
【0041】以上の説明において、露光を等倍露光で行
う場合、電子線露光用マスクに形成される露光領域の露
光パターンは、ウェハに形成される転写パターンと同サ
イズであるので、1/4倍露光あるいは1/5倍露光の
場合よりも、電子線露光用マスクに露光領域を多く形成
しておくことができ、露光時間短縮効果が大きくなる。
う場合、電子線露光用マスクに形成される露光領域の露
光パターンは、ウェハに形成される転写パターンと同サ
イズであるので、1/4倍露光あるいは1/5倍露光の
場合よりも、電子線露光用マスクに露光領域を多く形成
しておくことができ、露光時間短縮効果が大きくなる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、1枚の
電子線露光用マスクが、1または2種類以上の露光領域
をそれぞれ2個以上有するように構成にした。これによ
り、リソグラフィ工程において、電子線露光用マスクの
交換回数を減らすことができ、露光時間を短縮すること
ができる。
電子線露光用マスクが、1または2種類以上の露光領域
をそれぞれ2個以上有するように構成にした。これによ
り、リソグラフィ工程において、電子線露光用マスクの
交換回数を減らすことができ、露光時間を短縮すること
ができる。
【0043】また、1枚の電子線露光用マスクに、相補
関係にある露光パターンを形成することにより、電子線
露光用マスクを電子線露光装置外に取り出すことなく相
補パターンを形成することができ、露光時間を短縮する
ことができる。
関係にある露光パターンを形成することにより、電子線
露光用マスクを電子線露光装置外に取り出すことなく相
補パターンを形成することができ、露光時間を短縮する
ことができる。
【0044】1枚の電子線露光用マスクに形成された、
異なる露光領域を用い、電子線露光装置外に取り出すこ
となく多重露光することができ、交換回数を減らし、か
つ、転写パターンの欠陥を低減することができる。
異なる露光領域を用い、電子線露光装置外に取り出すこ
となく多重露光することができ、交換回数を減らし、か
つ、転写パターンの欠陥を低減することができる。
【0045】さらに、電子線露光用マスクの洗浄回数が
減るので、交換回数が減り、交換に伴う時間を省くこと
ができる。このような電子線露光用マスクにより、露光
に用いる電子線露光用マスクの枚数を削減できるので、
コスト低減、電子線露光用マスクの保管エリア低減など
を図ることができるようになる。
減るので、交換回数が減り、交換に伴う時間を省くこと
ができる。このような電子線露光用マスクにより、露光
に用いる電子線露光用マスクの枚数を削減できるので、
コスト低減、電子線露光用マスクの保管エリア低減など
を図ることができるようになる。
【図1】第1の実施の形態に係る電子線露光用マスクの
平面図である。
平面図である。
【図2】第2の実施の形態に係る電子線露光用マスクの
平面図である。
平面図である。
【図3】第3の実施の形態に係る電子線露光用マスクの
平面図である。
平面図である。
【図4】転写パターンとそれを形成するための電子線露
光用マスクの例を示す平面図であり、(a)は転写パタ
ーン、(b)および(c)は相補マスクを示す図であ
る。
光用マスクの例を示す平面図であり、(a)は転写パタ
ーン、(b)および(c)は相補マスクを示す図であ
る。
【図5】リソグラフィ工程で用いる従来の電子線露光用
マスクの例を示す平面図である。
マスクの例を示す平面図である。
10,20,30……電子線露光用マスク、A,A1,
A2,A3……ホール層露光領域、B,B1,B2,B
3……配線層露光領域、C,C1,C2,C3……ゲー
ト層露光領域、D1,D2……露光領域。
A2,A3……ホール層露光領域、B,B1,B2,B
3……配線層露光領域、C,C1,C2,C3……ゲー
ト層露光領域、D1,D2……露光領域。
Claims (6)
- 【請求項1】 ウェハに転写すべき露光パターンが形成
された露光領域を有する電子線露光用マスクであって、 1または2種類以上の前記露光領域を、それぞれ2個以
上有することを特徴とする電子線露光用マスク。 - 【請求項2】 ウェハに転写すべき露光パターンが形成
された露光領域を有する電子線露光用マスクであって、 一の露光パターンが形成された一の露光領域と、 他の露光パターンが形成された他の露光領域と、 を有することを特徴とする電子線露光用マスク。 - 【請求項3】 前記一の露光パターンと前記他の露光パ
ターンとは、相補関係にある相補パターンであることを
特徴とする請求項2記載の電子線露光用マスク。 - 【請求項4】 ウェハに転写すべき露光パターンが形成
された露光領域を有する電子線露光用マスクを用いた電
子線露光方法において、 ウェハに転写すべき一の露光パターンが形成された一の
露光領域を用いて露光し、 前記一の露光領域が形成されている電子線露光用マスク
に有って、他の露光パターンが形成されている他の露光
領域を用いて露光することを特徴とする電子線露光方
法。 - 【請求項5】 前記一の露光領域を用いて露光した後、 前記一の露光領域が形成されている前記電子線露光用マ
スクに有って、前記一の露光領域と同形露光パターンが
形成されている一の同形露光領域を用いて露光し、 前記他の露光領域を用いて露光し、 前記他の露光領域と同形露光パターンが形成されている
他の同形露光領域を用いて露光することを特徴とする請
求項4記載の電子線露光方法。 - 【請求項6】 前記一の露光パターンと前記他の露光パ
ターンとは、相補関係にある相補パターンであることを
特徴とする請求項4記載の電子線露光方法。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001169420A JP2002367885A (ja) | 2001-06-05 | 2001-06-05 | 電子線露光用マスクおよびそれを用いた電子線露光方法 |
US10/343,228 US6972165B2 (en) | 2001-06-05 | 2002-05-30 | Electron beam exposure mask and electron beam exposure method using the same |
KR10-2003-7001524A KR20030018066A (ko) | 2001-06-05 | 2002-05-30 | 전자선노광용 마스크 및 그것을 이용한 전자선노광방법 |
PCT/JP2002/005269 WO2002099856A1 (en) | 2001-06-05 | 2002-05-30 | Electron beam exposure-use mask and electron beam exposure method |
TW091111965A TW542944B (en) | 2001-06-05 | 2002-06-04 | Mask for electron beam exposure and electron beam exposure method using the same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001169420A JP2002367885A (ja) | 2001-06-05 | 2001-06-05 | 電子線露光用マスクおよびそれを用いた電子線露光方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002367885A true JP2002367885A (ja) | 2002-12-20 |
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ID=19011493
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001169420A Abandoned JP2002367885A (ja) | 2001-06-05 | 2001-06-05 | 電子線露光用マスクおよびそれを用いた電子線露光方法 |
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TW (1) | TW542944B (ja) |
WO (1) | WO2002099856A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100475031B1 (ko) * | 1998-03-12 | 2005-05-27 | 삼성전자주식회사 | 수명 연장이 가능한 전자선 직접 묘화 장비의 블록 마스크 및그 제조방법 |
Families Citing this family (3)
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---|---|---|---|---|
KR100589055B1 (ko) * | 2004-07-23 | 2006-06-12 | 삼성전자주식회사 | 노광 방법 및 이를 수행하기 위한 노광 장치 |
US20150146179A1 (en) * | 2013-11-25 | 2015-05-28 | Takao Utsumi | Low energy electron beam lithography |
JP6027150B2 (ja) | 2014-06-24 | 2016-11-16 | 内海 孝雄 | 低エネルギー電子ビームリソグラフィ |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5797941U (ja) * | 1980-12-05 | 1982-06-16 | ||
JPS5797941A (en) | 1980-12-11 | 1982-06-17 | Sony Corp | Rotary output generator |
JPH0732111B2 (ja) | 1985-06-10 | 1995-04-10 | 日本電信電話株式会社 | 荷電ビ−ム投影露光装置 |
US6180289B1 (en) * | 1997-07-23 | 2001-01-30 | Nikon Corporation | Projection-microlithography mask with separate mask substrates |
-
2001
- 2001-06-05 JP JP2001169420A patent/JP2002367885A/ja not_active Abandoned
-
2002
- 2002-05-30 US US10/343,228 patent/US6972165B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2002-05-30 WO PCT/JP2002/005269 patent/WO2002099856A1/ja active Application Filing
- 2002-05-30 KR KR10-2003-7001524A patent/KR20030018066A/ko not_active Application Discontinuation
- 2002-06-04 TW TW091111965A patent/TW542944B/zh not_active IP Right Cessation
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100475031B1 (ko) * | 1998-03-12 | 2005-05-27 | 삼성전자주식회사 | 수명 연장이 가능한 전자선 직접 묘화 장비의 블록 마스크 및그 제조방법 |
Also Published As
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US20040013949A1 (en) | 2004-01-22 |
KR20030018066A (ko) | 2003-03-04 |
TW542944B (en) | 2003-07-21 |
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Date | Code | Title | Description |
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