JP2002367833A - 積層チップインダクタ - Google Patents

積層チップインダクタ

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JP2002367833A
JP2002367833A JP2001178045A JP2001178045A JP2002367833A JP 2002367833 A JP2002367833 A JP 2002367833A JP 2001178045 A JP2001178045 A JP 2001178045A JP 2001178045 A JP2001178045 A JP 2001178045A JP 2002367833 A JP2002367833 A JP 2002367833A
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multilayer chip
pattern
terminal electrode
chip
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JP2001178045A
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Yasuo Suzuki
靖生 鈴木
Yoshinari Oba
佳成 大場
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FDK Corp
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FDK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部電極を、ディップ法を使用せずに簡便に
形成する。実装安定性が高く、密着性が高く、実装時の
半田付けの確認が容易にできるようにする。 【解決手段】 電気絶縁層と導体パターンが交互に積層
され導体パターンが順次接続されることで、電気絶縁体
中で積層方向に重畳したコイル20が形成され、コイル
の両端部がそれぞれ引出導体22を介して積層体チップ
24の外表面に引き出される。引出導体と同じ層で且つ
縁部が積層体チップ端面に露出するように引出導体と接
続した状態で形成された端子電極パターン26と、端子
電極パターンとは異なる層で且つ縁部が積層体チップ端
面に露出するようにコイルとは無接続の状態で形成され
た浮き電極パターン28を有する。積層体チップの両端
部に端子電極パターンと1層以上の浮き電極パターンと
を配列され、それらの露出部が外部電極30となってい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面実装可能な積
層構造のチップインダクタに関し、更に詳しく述べる
と、積層体チップの両端部に、内部コイルに接続されて
いる端子電極パターンを形成し、その線状の露出部を利
用することにより、ディップ工程無しに外部電極を形成
して外部回路に接続可能とした積層チップインダクタに
関するものである。この積層チップインダクタは、例え
ば携帯機器や移動体通信機器などの高周波回路で使用さ
れる。
【0002】
【従来の技術】積層チップインダクタは、例えば図8の
Aに示すように、電気絶縁層間に導体パターンを設け、
各導体パターンを順次接続することによって積層方向に
重畳したコイル(周回パターン)10を形成し、そのコ
イル10が電気絶縁体12内に埋設された状態となって
おり、コイル10の両端と、積層体チップ外表面に形成
した一対の外部電極14との間を引出導体16で接続し
た構造である。電気絶縁層を構成する材料としては、特
に良好な高周波特性が要求され、低インダクタンスの場
合、非磁性体セラミックス(代表的な例は誘電体セラミ
ックス)が用いられている。
【0003】積層構造を形成する代表的な方法として
は、セラミックスパターンと導体パターンを重ねてスク
リーン印刷する印刷積層法がある。この場合、コイルを
形成するには、例えば1/2ターン分の導体パターン
を、端部が重なるように順次印刷する方法が用いられて
いる。セラミックスパターンの上に、1/2ターン分の
導体パターンを印刷し、その片側の半面にセラミックス
パターンを印刷して隠し、露出している端部と繋がるよ
うに次の1/2ターン分の導体パターンを印刷し、反対
側の半面にセラミックスパターンを印刷して隠すという
工程を繰り返してコイルを形成する。このような印刷積
層法の他、導体パターンを形成したセラミックスシート
を積層一体化するシート積層法もある。シート積層法で
は、ビア穴を利用して上下の導体パターン間を接続す
る。
【0004】外部電極14は、図8のBに示すように、
積層体チップ18の両端部を包むように形成されてい
る。なお、符号19は積層体チップの向きを示すための
マーカである。積層チップインダクタは、回路基板上に
搭載され、外部電極14が回路基板の接続パッド部にリ
フロー法にて半田付けされる。
【0005】このような外部電極14を形成するには、
積層体チップ18の端部を導体ペースト(主に銀ペース
ト)中に浸けて塗膜を形成し、乾燥した後、600℃以
上で焼き付けるディップ法が採用されている。導体の電
気抵抗を下げるために、銀焼き付け膜の厚みは10μm
以上できるだけ厚くする必要があり、そのため銀の含有
率が高い高粘度の導体ペーストを用いている。導体ペー
ストは、銀などの導電性粒子と、セラミックチップとの
接着性を確保するためのガラス質粒子と、溶剤などから
なる。粘度の調整は、主として溶剤の量の調整によって
行われる。乾き易い揮発性の高い溶剤を用い、その溶剤
の量を少なくし、銀の含有量を多くして高粘度に調整さ
れた導体ペーストを用いることによって厚い導体ペース
ト膜を付着させている。
【0006】このようなディップ法による外部電極形成
では、粘度管理(粘度を一定に維持管理すること)が非
常に困難で、外部電極の幅や厚みにばらつきが生じ易
く、寸法不良や外観不良などの原因となり、歩留まりが
低下する問題がある。また、製造エリアの温度や湿度を
厳しく制御する必要があるため膨大な設備費用を必要と
し、作業工程が繁雑化し生産性が悪化するため、全体的
にコストアップの大きな原因となっている。
【0007】そこで、ディップ法を用いることなく外部
電極を形成する技術が幾つか提案されている。その一つ
に、積層方向の最上部(又は最下部)に、積層時に外部
電極パターンを印刷形成する技術がある(例えば特開平
11−265823号公報参照)。その他、焼成した積
層体チップの表面に帯状に導体ペーストを塗布し焼き付
ける技術もある(例えば特許第3058164号公報参
照)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】積層方向の最上部(又
は最下部)に積層時に外部電極パターンを印刷形成する
構成では、実装面のみに外部電極が形成されるために、
実装時に半田付けが確認できない問題が生じる。他方、
焼成した積層体チップの表面に帯状に導体ペーストを塗
布し焼き付ける構成は、外部電極のトータルの面積が小
さく、密着強度の点で不利であり、実装時の半田付けの
確認にも不適であった。
【0009】本発明の目的は、外部電極を、ディップ法
を使用せずに、簡便に形成できるような構造の積層チッ
プインダクタを提供することである。本発明の他の目的
は、実装安定性が高く、密着性が高く、実装時の半田付
けの確認が容易にできる外部電極を備えた積層チップイ
ンダクタを提供することである。本発明の更に他の目的
は、積層体チップにおける方向性が上下方向のみであ
り、左右を入れ替えても磁界の向きが変わらないように
して方向整列を容易に行えるようにした積層チップイン
ダクタを提供することである。本発明の他の目的は、コ
イルと外部電極との浮遊容量を低減し、高周波特性を改
善できる積層チップインダクタを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、電気絶縁層と
導体パターンが交互に積層され導体パターンが順次接続
されることで、電気絶縁体中で積層方向に重畳したコイ
ルが形成され、該コイルの両端がそれぞれ引出導体を介
して積層体チップ外表面に引き出されている積層チップ
インダクタにおいて、縁部が積層体チップ端面に露出す
るように引出導体に接続した状態で形成した端子電極パ
ターンを有し、積層体チップの対向する両端部に1層以
上の端子電極パターンが埋設状態で設けられ、その露出
部が外部電極となっていることを特徴とする積層チップ
インダクタである。引出導体がコイル軸方向と平行に引
き出される構造では、片側に複数ずつ端子電極パターン
を配設することも可能であり、特にそのような場合には
以下に述べる浮き電極パターンが無くても外部電極とし
て機能しうる。
【0011】また本発明は、電気絶縁層と導体パターン
が交互に積層され導体パターンが順次接続されること
で、電気絶縁体中で積層方向に重畳したコイルが形成さ
れ、コイルの両端がそれぞれ引出導体を介して積層体チ
ップ外表面に引き出されている積層チップインダクタに
おいて、引出導体と同じ層で且つ縁部が積層体チップ端
面に露出するように該引出導体に接続した状態で形成し
た端子電極パターンと、該端子電極パターンとは異なる
層で且つ縁部が積層体チップ端面に露出するように内部
コイルとは無接続の状態で形成された浮き電極パターン
とを有し、積層体チップの対向する両端部に端子電極パ
ターンと1層以上の浮き電極パターンとを配列され、そ
れらの露出部が外部電極となっていることを特徴とする
積層チップインダクタである。
【0012】ここで、積層体チップの積層方向の最下層
及び/又は最上層に浮き電極パターンを形成してもよ
い。それらの最下層及び/又は最上層の浮き電極パター
ンは、積層体チップの外表面に現れることになる。通
常、端子電極パターン及び浮き電極パターンの積層体チ
ップ外表面の露出部に、ニッケルメッキ及び半田濡れ性
の良好な材料のメッキ(半田メッキや錫メッキなど)を
施す。
【0013】端子電極パターン及び浮き電極パターンが
密に配列されている場合(例えば、50μm程度もしく
はそれ以下の間隔)には、積層体チップ外表面の露出部
に銅又は銀の導体メッキを行うと、離散した電極パター
ンの縁部(線状の露出部)を連続面化できる。その上に
ニッケルメッキ及び半田濡れ性の良好な材料のメッキを
施すことで従来同様の形状の外部電極を形成することも
できる。
【0014】通常、端子電極パターン及び浮き電極パタ
ーンは同じ形状とし、積層体チップの両端部に対称的に
配置するのが好ましい。また、端子電極パターン及び浮
き電極パターンは、積層体チップの端面全高(もしくは
全幅)にわたって延びるように形成し、且つ端面全体に
ほぼ均等間隔で縞状に配列する。
【0015】積層チップインダクタの構成としては、コ
イル軸方向を実装面に対して平行とし、コイル軸の両側
に端子電極パターン及び浮き電極パターンを配置し、端
子電極パターン及び浮き電極パターンの積層体チップ端
面における露出部を実装面に対して垂直方向とするのが
好ましい。露出部が上下方向を向くようにする(縦縞状
にする)と、実装時にリフロー半田が上りやすく良好な
接続が可能である。
【0016】端子電極パターン及び浮き電極パターンの
縁部は、通常、積層体チップにおける実装面の端部、端
面全長、上面の端部に露出するように形成する。その場
合、端子電極パターン及び浮き電極パターンの積層体チ
ップ上面における露出部長さを、それらの積層体チップ
実装面における露出部長さよりも短くするのがよい。
【0017】積層チップインダクタの他の構成として
は、コイル軸方向を実装面に対して垂直とし、コイル軸
の両側に端子電極パターン及び浮き電極パターンを配置
し、端子電極パターン及び浮き電極パターンの積層体チ
ップ端面における露出部を実装面に対して平行方向(横
縞状)としてもよい。
【0018】端子電極パターンに隣接して、該端子電極
パターンとほぼ同形の補助電極パターンを1層以上重ね
て形成すると、積層体チップ外表面の露出部を実質的に
厚くすることができる。
【0019】浮き電極パターンは、コイルパターンとは
異なる層に、コイルパターンに沿うような形状に形成す
るのが好ましい。それによって、コイルと外部電極との
浮遊容量を低減し、高周波特性を改善できる。
【0020】端子電極パターン及び浮き電極パターンの
相互の間隔は300μm以下とするのがよい。通常は2
00μm程度とする。従って、浮き電極パターンは、通
常、積層体チップの端面に合計4〜6本程度形成するこ
とになる。
【0021】本発明の積層チップインダクタでは、必要
に応じて、積層体チップ上面に、方向性を示すマーカを
形成する。
【0022】
【実施例】図1は本発明に係る積層チップインダクタの
一実施例を示す説明図である。Aはその内部構造を、B
はその外観を表している。積層チップインダクタは、非
磁性電気絶縁層と導体パターンが交互に積層され導体パ
ターンが順次接続されることで、電気絶縁体中で積層方
向に重畳したコイル20が形成され、該コイル20の両
端がそれぞれ引出導体22を介して積層体チップ24の
外表面に引き出されている。引出導体22と同じ層で且
つ縁部が積層体チップ端面に露出するように該引出導体
22と接続した状態で形成された端子電極パターン26
と、該端子電極パターン26とは異なる層で且つ縁部が
積層体チップ端面に露出するようにコイル20とは無接
続の状態で形成された浮き電極パターン28とを有す
る。積層体チップ24の対向する両端部に端子電極パタ
ーン26と複数の浮き電極パターン28とを配列し、そ
れらの露出部が外部電極30となっている。
【0023】コイル巻き回しの軸方向(従って積層方
向)を実装面(図1では上下面)に対して平行とし、そ
のコイル軸の両側(図1では左右)に端子電極パターン
及び浮き電極パターンを形成している。従って、端子電
極パターン及び浮き電極パターンの積層体チップ端面に
おける露出部は、実装面に対して垂直方向(図1では上
下方向:縦縞状)となる。コイル巻き回しの回数は、必
要なインダクタンス値に応じて適宜決定することにな
る。
【0024】ここでは、積層体チップの積層方向の最下
層及び/又は最上層に矩形状の浮き電極パターン32を
形成しており、その他の浮き電極パターン28は、端子
電極パターン26と同じコの字形をなしている。これら
の端子電極パターン及び浮き電極パターンは、積層体チ
ップの端面全長にわたって且つ端面全体にほぼ均等間隔
(例えば、200μm程度の間隔)で配列されていて、
両端部に対称的に配置されている。
【0025】従って、図1のBに示すように、端子電極
パターン及び浮き電極パターンの縁部(外部電極30)
は、積層体チップにおける実装面の端部、端面全長、上
面の端部に露出する。そして、端子電極パターン及び浮
き電極パターンの積層体チップ外表面の露出部に、ニッ
ケルメッキ及び半田濡れ性の良好な材料のメッキ(半田
メッキや錫メッキなど)を施す。
【0026】このような積層チップインダクタは、図2
に示すように、回路基板34上に搭載され、その外部電
極を回路基板の接続パッド部36に半田付け(リフロー
半田処理)することで表面実装される。半田を符号38
で示す。外部電極には内部コイルに接続されている端子
電極パターンもあるが、その他は内部コイルに接続され
ていない浮き電極パターンである。これら端子電極パタ
ーン及び浮き電極パターンは回路基板に対して垂直に
(即ち上下方向に)延びているため、半田38は下から
上がってきやすく、従来同様のリフロー半田付け工程で
実装でき、容易に半田付けの合否を確認できるし、十分
な結合強度も得られる。
【0027】このような構造の積層チップインダクタ
は、例えば図3のような工程を経ることで製造できる。
ここでは、誘電体をシート化し、その上に導体パターン
をスクリーン印刷し積層して圧着するシート積層法を採
用している。なお、分かり易くするために、以下の説明
の順序を示す番号は図3の工程番号と対応させてある。
【0028】非磁性電気絶縁体材料としては、ガラスを
添加して低温焼結化を可能とした誘電体セラミックスが
好ましい。例えば、硼珪酸ガラスとアルミナを混合した
誘電体材料粉末とバインダなどを用いて誘電体シートを
成形する。導体ペーストとしては、銀粒子とバインダな
どを混合した銀ペーストを使用する。銀に代えて銀パラ
ジウムを用いてもよい。印刷性の向上や生産時の取り扱
い性などを考慮して、分散剤や可塑剤などを適宜適量添
加する。
【0029】(1)まず、積層体チップ端面の矩形状の
浮き電極パターン40を形成する。これは、誘電体シー
ト42に浮き電極パターン40を印刷することで行う。
なお、この工程は無くてもよい。 (2)導体パターンの無い誘電体シート42を積層す
る。 (3)誘電体シート42の両側にコの字型の浮き電極パ
ターン44を印刷し積層する。上記(2)と(3)の工
程を必要回数、適当な順序で繰り返してもよい。 (4)導体パターンの無い誘電体シート42を積層す
る。 (5)誘電体シート42に、L型のコイルパターン46
と引出導体パターン48とコの字型の端子電極パターン
50とが連続した導体パターンを印刷し、積層する。 (6)誘電体シート42の両側にコの字型の浮き電極パ
ターン44を印刷し、コイルパターンを接続するために
ビア穴に導電材52を埋めたものを積層する。 (7)3/4ターン分のコの字型のコイルパターン54
を印刷した誘電体シート42を積層する。 (8)誘電体シート42の両側にコの字型の浮き電極パ
ターン44を印刷し、コイルパターンを接続するために
ビア穴に導電材52を埋めたものを積層する。 (9)3/4ターン分の逆U型のコイルパターン56を
印刷した誘電体シート42を積層する。 (10)誘電体シート42の両側にコの字型の浮き電極
パターン44を印刷し、コイルパターンを接続するため
にビア穴に導電材52を埋めたものを積層する。上記
(7)〜(10)までの工程を必要回数繰り返して、所
定のコイル巻数を得る。 (11)誘電体シート42に、コイルパターン58と引
出導体パターン48とコの字型の端子電極パターン50
とが連続した導体パターンを印刷し、積層する。 (12)導体パターンの無い誘電体シート42を積層す
る。 (13)誘電体シート42の両側にコの字型の浮き電極
パターン44を印刷し積層する。上記(12)と(1
3)の工程を必要回数、適当な順序で繰り返してもよ
い。浮き電極パターンの有るものと無いものを交互に、
あるいは数枚おきに重ねてもよい。 (14)導体パターンの無い誘電体シート42を積層す
る。 (15)積層体チップ端面の矩形状の浮き電極パターン
40を形成する。これは誘電体シート42に浮き電極パ
ターン40を印刷することで行う。なお、この工程も無
くてもよい。
【0030】積層圧着して一体化した後、焼成する。そ
の後、メッキ処理を行う。なお、上記の実施例では、説
明及び図面を分かり易くするために、積層チップインダ
クタを1個ずつ製造する場合(1つのチップ領域のみ)
の積層手順を示している。しかし、通常、このような積
層チップ部品の製造では、量産化のために、縦横に同じ
パターンが多数配列されるようにして印刷積層し、その
後、積層体ブロックを縦横に切断することで個々のチッ
プに分離する方式を採用する。従って本発明において
も、実際には、そのような多数個取り方式で印刷積層
し、圧着一体化後に縦横に切断することになる。
【0031】上記の実施例はシート積層法であるが、セ
ラミックスパターンと導体パターンを重ねてスクリーン
印刷する印刷積層法を用いてもよいことは言うまでもな
い。印刷積層法の場合には、従来同様、例えば1/2タ
ーン分の導体パターンを、端部が重なるように順次印刷
する方法でよい。セラミックスパターンの上に、1/2
ターン分の導体パターンを印刷し、その片側の半面にセ
ラミックスパターンを印刷して隠し、露出している端部
と繋がるように次の1/2ターン分の導体パターンを印
刷し、反対側の半面にセラミックスパターンを印刷して
隠すという工程を繰り返してコイルを形成する。このよ
うな印刷積層法の場合には、浮き電極パターンの部分に
誘電体ペーストを印刷しないように積層できるので有効
である。
【0032】上記実施例のような構造の積層チップイン
ダクタでは、コイル軸が実装面と平行で、外部電極は実
装面に垂直であるため、チップの左右を入れ替えても磁
界の方向は変わらない。そのため上面のみ確認できれば
よい。そこで、図4に示すように、積層体チップ上面に
マーカ60を付すことで、容易に方向整列ができる。マ
ーカは、外観検査時あるいは特性測定時などに速乾性の
インクで形成すればよい。その他の構成は図1と同様で
あってよいので、対応する部分に同一符号を付し、説明
は省略する。因みに、図8に示す従来構造では、チップ
の左右を入れ替えると磁界の方向が変わるため、積層体
チップ上面のどちらかに偏らせてマーカを形成する必要
があり、方向整列する場合に手間がかかっていた。
【0033】また、上記実施例のような構造の積層チッ
プインダクタでは、内部コイルの引出導体パターンが実
装面(積層体チップの下面)に接続されるようになって
おり(図3の(5)及び(11)参照)、導体パターン
によって実装面からの距離を制御できるためにインダク
タンス値のばらつきを小さくすることができる。因み
に、図8に示す従来構造では、引出導体の外部電極との
接続位置が積層工程で決まるために位置がばらつき、実
装面からの距離が変わるためにインダクタンス値のばら
つきが大きくなる。
【0034】更に上記の実施例では、浮き電極パターン
44は、四角枠状のコイルパターン54,56に沿うよ
うにコの字型にし、しかもコイルパターンとは異なる層
に形成している。これによって、コイルパターンと浮き
電極パターンの距離をできるだけ大きくしており、浮遊
容量を低減し、高周波特性を改善している。
【0035】上記の実施例では、外部電極を積層体チッ
プの端面全面ではなく、縞状に離散的に設けている。端
子電極パターン及び浮き電極パターンを密に配列すると
(例えば50μm程度以下の間隔)、端子電極パターン
及び浮き電極パターンの積層体チップ外表面の露出部に
銅又は銀の導体メッキを行うことで、離散した電極パタ
ーンの縁部を連続面化することができる。その上にニッ
ケルメッキ及び半田濡れ性の良好な材料のメッキを施す
と、従来同様の面状の外部電極を形成することもでき
る。
【0036】図5は本発明の他の実施例を示す説明図で
あり、Aは浮き電極パターンを、Bは積層体チップの上
面を、Cは積層体チップの下面(実装面)を表してい
る。ここでは、浮き電極パターン62をL型としてい
る。図示していないが、端子電極パターンも同様とす
る。これによって、端子電極パターン及び浮き電極パタ
ーンの積層体チップ上面における露出部長さL1 は、そ
れらの積層体チップ実装面における露出部長さL2 より
も短くなる。これによって、内部コイルと浮き電極パタ
ーンとの距離が大きくなり、浮遊容量を小さくできる。
上面の露出部は実装には関係ないので、短くても問題は
ない。場合によっては浮き電極パターンは上面に露出し
ない形状でもよい。これらの構成では、積層体チップの
上面と下面の区別がつくため、マーカは不要となる。勿
論、マーカを設けると、上下面の判別がより一層容易に
なる。
【0037】図6は、本発明の更に他の実施例を示す説
明図であり、Aは端子電極パターンの層を、Bは積層体
チップの外観を表している。端子電極パターン64に隣
接して、該端子電極パターン64とほぼ同形の補助電極
パターン66を1層以上重ねて形成する。ここでは、端
子電極パターン64の上下に1層ずつ補助電極パターン
66を重ねている。同様に、浮き電極パターンも複数層
重ねて形成することもできる。印刷積層法の場合には、
電極パターンの部分に誘電体を印刷しないようにして積
層できるので、Bに示すように、積層体チップ外表面の
露出部を厚くできる。シート積層法の場合でも、シート
厚が薄ければ、実質的に露出部が厚くなったのと等価の
状態となる。積層体チップ外表面の露出部が厚くなるこ
とではんだ付けの際の密着強度がより一層向上する。そ
の他の構成は図1と同様であってよいので、対応する部
分に同一符号を付し、説明は省略する。
【0038】図7は本発明の他の実施例を示す斜視図で
ある。この実施例では、積層方向を上下方向としてお
り、図8に示すものと同様、コイル軸方向は実装面に対
して垂直方向となる。コイル軸の両側に端子電極パター
ン及び浮き電極パターンを形成し、端子電極パターン及
び浮き電極パターンの積層体チップ端面における露出部
(外部電極70)は実装面に対して平行方向(横縞状)
となる。この構成では、実装時に半田が上がりにくいの
で、浮き電極パターンを密に(例えば50μm程度以下
に)形成する必要がある。また、この構成では、積層体
チップ72の左右を入れ替えると磁界の方向が変わるた
めに、マーカ74を積層体チップ上面のどちらか一方に
偏らせて形成することになる。
【0039】
【発明の効果】本発明は上記のように、印刷によって形
成した端子電極パターンあるいはそれと1層以上の浮き
電極パターンとで外部電極を形成するため、煩雑でコス
トがかかるディップ法を使用せずに、外部電極を簡便に
精度よく形成できる。また本発明では、両端面に電極が
現れているために、実装安定性が高く、密着性が高くな
り、実装時の半田付けの確認も容易に行うことができ
る。
【0040】更に本発明は、コイル軸方向を実装面に対
して平行とし、コイル軸の両側に端子電極パターン及び
浮き電極パターンを形成し、端子電極パターン及び浮き
電極パターンの積層体チップ端面における露出部を実装
面に対して垂直方向としたことにより、実装時に半田が
上がりやすく、チップ左右の方向性が無くなり、方向整
列が容易となる。
【0041】また本発明は、浮き電極パターンを、コイ
ルパターンと異なる層に設けたり、コイルパターンに沿
うような形状あるいは積層体チップ上面の部分が短い形
状とすることにより、内部コイルと外部電極との距離を
広げることができ、それによって浮遊容量を低減し高周
波特性を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る積層チップインダクタの一実施例
を示す説明図。
【図2】その回路基板への実装状態を示す説明図。
【図3】本発明に係る積層チップインダクタの製造工程
の一例を示す工程説明図。
【図4】本発明に係る積層チップインダクタの例を示す
外観図。
【図5】本発明の他の実施例を示す説明図。
【図6】本発明の更に他の実施例を示す説明図。
【図7】本発明の他の実施例の外観図。
【図8】従来技術の一例を示す説明図。
【符号の説明】
20 コイル 22 引出導体 24 積層体チップ 26 端子電極パターン 28 浮き電極パターン 30 外部電極

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気絶縁層と導体パターンが交互に積層
    され導体パターンが順次接続されることで、電気絶縁体
    中で積層方向に重畳したコイルが形成され、該コイルの
    両端がそれぞれ引出導体を介して積層体チップ外表面に
    引き出されている積層チップインダクタにおいて、 縁部が積層体チップ端面に露出するように引出導体に接
    続した状態で形成した端子電極パターンを有し、積層体
    チップの対向する両端部に1層以上の端子電極パターン
    が埋設状態で設けられ、その露出部が外部電極となって
    いることを特徴とする積層チップインダクタ。
  2. 【請求項2】 電気絶縁層と導体パターンが交互に積層
    され導体パターンが順次接続されることで、電気絶縁体
    中で積層方向に重畳したコイルが形成され、該コイルの
    両端がそれぞれ引出導体を介して積層体チップ外表面に
    引き出されている積層チップインダクタにおいて、 引出導体と同じ層で且つ縁部が積層体チップ端面に露出
    するように該引出導体に接続した状態で形成した端子電
    極パターンと、該端子電極パターンとは異なる層で且つ
    縁部が積層体チップ端面に露出するように内部コイルと
    は無接続の状態で形成された浮き電極パターンとを有
    し、積層体チップの対向する両端部に端子電極パターン
    と1層以上の浮き電極パターンとが配列され、それらの
    露出部が外部電極となっていることを特徴とする積層チ
    ップインダクタ。
  3. 【請求項3】 積層体チップの積層方向の最下層及び/
    又は最上層に浮き電極パターンを形成した請求項2記載
    の積層チップインダクタ。
  4. 【請求項4】 端子電極パターン及び浮き電極パターン
    の積層体チップ外表面の露出部に、ニッケルメッキ及び
    半田濡れ性の良好な材料のメッキが施されている請求項
    2又は3記載の積層チップインダクタ。
  5. 【請求項5】 端子電極パターン及び浮き電極パターン
    の積層体チップ外表面の露出部に、銅又は銀の導体メッ
    キを行い離散した電極パターンの縁部を連続面化し、そ
    の上にニッケルメッキ及び半田濡れ性の良好な材料のメ
    ッキが施されている請求項2乃至4のいずれかに記載の
    積層チップインダクタ。
  6. 【請求項6】 端子電極パターン及び浮き電極パターン
    が同じ形状で、両端部に対称的に配置されている請求項
    2乃至5のいずれかに記載の積層チップインダクタ。
  7. 【請求項7】 端子電極パターン及び浮き電極パターン
    が積層体チップの端面全長にわたって且つ端面全体にほ
    ぼ均等間隔で配列されている請求項2乃至6のいずれか
    に記載の積層チップインダクタ。
  8. 【請求項8】 コイル軸方向を実装面に対して平行と
    し、コイル軸の両側に端子電極パターン及び浮き電極パ
    ターンを配置し、端子電極パターン及び浮き電極パター
    ンの積層体チップ端面における露出部を実装面に対して
    垂直方向とした請求項2乃至7のいずれかに記載の積層
    チップインダクタ。
  9. 【請求項9】 端子電極パターン及び浮き電極パターン
    の縁部が、積層体チップにおける実装面の端部、端面全
    長、上面の端部に露出するように形成されている請求項
    8記載の積層チップインダクタ。
  10. 【請求項10】 端子電極パターン及び浮き電極パター
    ンの積層体チップ上面における露出部長さを、それらの
    積層体チップ実装面における露出部長さよりも短くした
    請求項9記載の積層チップインダクタ。
  11. 【請求項11】 コイル軸方向を実装面に対して垂直と
    し、コイル軸の両側に端子電極パターン及び浮き電極パ
    ターンを配置し、端子電極パターン及び浮き電極パター
    ンの積層体チップ端面における露出部を実装面に対して
    平行方向とした請求項2乃至7のいずれかに記載の積層
    チップインダクタ。
  12. 【請求項12】 端子電極パターンに隣接して、該端子
    電極パターンとほぼ同形の補助電極パターンを1層以上
    重ねて形成し、積層体チップ外表面の露出部を厚くした
    請求項1乃至11のいずれかに記載の積層チップインダ
    クタ。
  13. 【請求項13】 浮き電極パターンは、コイルパターン
    とは異なる層に、コイルパターンに沿うような形状に形
    成されている請求項2乃至12のいずれかに記載の積層
    チップインダクタ。
  14. 【請求項14】 端子電極パターン及び浮き電極パター
    ンの相互の間隔が300μm以下となっている請求項2
    乃至13のいずれかに記載の積層チップインダクタ。
  15. 【請求項15】 積層体チップ上面にマーカを形成した
    請求項1乃至14のいずれかに記載の積層チップインダ
    クタ。
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