JPH1167554A - 積層型コイル部品及びその製造方法 - Google Patents

積層型コイル部品及びその製造方法

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JPH1167554A
JPH1167554A JP9246196A JP24619697A JPH1167554A JP H1167554 A JPH1167554 A JP H1167554A JP 9246196 A JP9246196 A JP 9246196A JP 24619697 A JP24619697 A JP 24619697A JP H1167554 A JPH1167554 A JP H1167554A
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JP
Japan
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electrode layers
laminated
coil
electrode
coil component
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Application number
JP9246196A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Takeuchi
宏幸 竹内
Yoshiyuki Hatsuda
義幸 初田
Motoi Nishii
基 西井
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路基板への実装性を低下させることなく、
効率よく外部電極を形成することが可能な積層型コイル
部品及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 積層体26の積層方向Aの上下両面の少
なくとも周辺部の一部に配設された電極層(上下両面側
電極層)11a,11b及び、積層体26の積層方向A
と略平行な面に、所定の間隔をおいて露出させた、コイ
ル2と少なくとも一層が導通する複数の電極層(複数電
極層)13の露出部分13aにメッキ膜からなる外部電
極3a,3bを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インダクタやLC
複合部品などのコイル部品に関し、詳しくは、素子中に
積層型のコイルを配設してなる積層型インダクタや積層
型LC複合部品などの積層型コイル部品及びその製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】代表的な積層型コイル部品の一つに積層
型インダクタがある。この積層型インダクタは、例え
ば、図13,14に示すように、素子51中に積層型の
コイル52を配設するとともに、コイル52の両端部5
2a,52bが露出した、積層方向A(矢印で示す方
向)と平行で互いに対向する端面(側面)に、コイル5
2の両端部52a,52bと接続するように外部電極5
3a,53b(図13,14)を配設することにより形
成されている。
【0003】なお、このような積層型インダクタは、従
来、次のような方法により製造されている。まず、図1
0に示すように、セラミックグリーンシート61bの所
定の位置にバイアホール62を形成し、このバイアホー
ル62が形成された位置を含む所定の位置に、例えばA
gを主成分とするペーストを用いて内部電極(コイル5
2を構成する電極)63を形成(印刷)し、このセラミ
ックグリーンシート61bを所定枚数積み重ねるととも
に、コイル52構成する内部電極63が印刷されたセラ
ミックグリーンシート61bの上面側及び下面側に内部
電極が印刷されていないセラミックグリーンシート61
aを積み重ね、圧着することにより、軸心方向が積層方
向Aと平行なコイル52が内部に形成された積層体(未
焼成の素子)64(図10,12)を形成する。
【0004】これにより、各セラミックグリーンシート
61bの内部電極63がバイアホール62を介して接続
され、コイル52(図12,13)が形成される。ま
た、積層体64の内部に形成されたコイル52の両端部
52a,52bは、それぞれ、積層体64の側面(切断
端面)64a,64b(図12)に露出する。
【0005】なお、実際の製造工程では、複数の内部電
極(導体パターン)を印刷した面積の大きいセラミック
グリーンシート及び内部電極を印刷していないセラミッ
クグリーンシートを積層することにより、図11に示す
ような積層ブロック65を形成し、この積層ブロック6
5を切断線66,67に沿って積層方向Aの方向に切断
して個々の積層体64に分割する。
【0006】それから、この積層体64を焼成した後、
図12に示すように、焼成後の積層体64(素子51)
の、コイル52の両端部52a,52bが露出した切断
端面64a,64bに導電ペーストを塗布し、焼き付け
ることにより外部電極53a,53b(図13,14)
を形成する。なお、外部電極53a,53bの表面に
は、はんだ付き性を向上させるために、例えば、下層に
ニッケル、上層にスズ又ははんだからなる2層のメッキ
膜などが付与されることが多い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の積
層型インダクタの製造方法では、個々の素子を構成する
コイル52の両端部52a,52bが未焼成の積層ブロ
ック65(図11)の内部に位置しており、切断線6
6,67に沿って切断した後にはじめて、切断端面64
a,64b(図12)に露出することになるため、切断
工程の後で、切断端面64a,64bに外部電極形成用
の導電ペーストを付与する工程と、付与した導電ペース
トを焼き付ける工程が必要で、導電ペーストを付与する
ための治具が必要になるばかりでなく、製造工程が複雑
化してコストの増大を招くという問題点がある。また、
上記従来例では、外部電極53a,53bがコイル52
の端部52a,52bにのみ接続されているため、外部
電極53a,53bの素子51への固着力が低く、接続
信頼性が低いという問題点がある。
【0008】また、上記問題点は積層型インダクタの場
合に限られるものではなく、素子中に積層型のコイルを
配設してなる積層型LC複合部品などにも当てはまるも
のである。
【0009】本発明は、上記問題点を解決するものであ
り、回路基板への実装性を低下させることなく効率よく
外部電極を形成することが可能で、しかも接続信頼性に
優れた積層型コイル部品及びその製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明(請求項1)の積層型コイル部品は、絶縁体
を介して積層された複数の内部電極を接続することによ
り、絶縁体の内部に積層型のコイルが形成された積層体
の表面に外部電極を配設してなる積層型コイル部品にお
いて、積層体の積層方向上下両面側の少なくとも周辺部
の一部に配設された電極層(上下両面側電極層)及び、
積層体の積層方向と略平行な面に、所定の間隔をおいて
露出させた、前記コイルと少なくとも一層が導通する複
数の電極層(複数電極層)の露出部分にメッキ膜からな
る外部電極が形成されていることを特徴としている。
【0011】外部電極をメッキにより上下両面側電極層
及び複数電極層の露出部分に直接に形成することができ
るため、従来の積層型コイル部品のように、導電ペース
トを塗布した後、これを焼き付けるという複雑な工程
や、導電ペーストを塗布するための治具などを必要とす
ることなく、効率よく外部電極を形成することが可能に
なり、製造コストの低減を図ることが可能になる。さら
に、外部電極が複数箇所において電極(複数電極層)と
接続するため、外部電極の固着力が向上するとともに、
接続信頼性が向上する。
【0012】また、本発明(請求項2)の積層型コイル
部品は、前記上下両面側電極層と前記複数電極層の露出
部分に形成されたメッキ膜からなる外部電極が一体化し
て一つの連続した電極膜を形成していることを特徴とし
ている。
【0013】上下両面側電極層と複数電極層の露出部分
に形成されたメッキ膜からなる外部電極を一体化させて
一つの連続した電極膜を形成するようにした場合、外部
電極を積層体に確実に固着させることが可能になり、接
続信頼性をさらに向上させることが可能になる。
【0014】また、本発明(請求項3)の積層型コイル
部品は、前記複数電極層を構成する各電極層の間隔、及
び前記上下両面側電極層と前記上下両面側電極層に隣接
する前記複数電極層の間隔が70μm以下であることを
特徴としている。
【0015】これにより、メッキにより形成される外部
電極を、メッキ工程におけるメッキ膜の成長により一体
化させて全体として一つの連続した電極膜とすることが
可能になり、本発明をより実効あらしめることができ
る。
【0016】また、本発明(請求項4)の積層型コイル
部品は、複数の内部電極がバイアホールにより接続され
て、軸心が積層体の積層方向と略平行なコイルを形成し
ているとともに、積層体の、前記コイルの軸心方向の両
端側に近い位置に前記コイルと導通する外部電極が形成
されていることを特徴としている。
【0017】これにより、外部電極が横方向両端側にあ
る姿勢のときにコイルが横巻状態となる、いわゆるコイ
ル横巻タイプの積層型コイル部品を得ることが可能にな
り、設計の自由度を高めることが可能になる。
【0018】また、本発明(請求項5)の積層型コイル
部品は、複数の内部電極がバイアホールにより接続され
て、軸心が積層体の積層方向と略平行なコイルを形成し
ているとともに、積層体の積層方向に略平行で、かつ、
対向する面及びその近傍に前記コイルと導通する外部電
極が形成されていることを特徴としている。
【0019】本発明は、コイルの両端側の引出し位置を
選択することにより、コイルの軸心方向と直交する方向
の両端側に外部電極が配設された、いわゆるコイル縦巻
タイプの積層型コイル部品にも適用することが可能であ
る。
【0020】また、本発明(請求項6)の積層型コイル
部品は、前記積層型コイル部品が積層型インダクタであ
り、前記コイルがインダクタンス素子として機能するも
のであることを特徴としている。
【0021】本発明を積層型インダクタに適用した場
合、回路基板への実装性を低下させることなく効率よく
外部電極を形成することが可能で、しかも接続信頼性に
優れた積層型インダクタを得ることができる。
【0022】また、本発明(請求項7)の積層型コイル
部品の製造方法は、本発明の積層型コイル部品を製造す
る方法にかかるものであって、絶縁体の内部に、積層さ
れた複数の内部電極を接続してなる積層型のコイルが形
成されているとともに、積層方向上下両面の少なくとも
周辺部の一部に電極層(上下両面側電極層)が配設さ
れ、かつ、積層方向と略平行な面に、所定の間隔をおい
て、前記コイルと少なくとも一層が導通する複数の電極
層(複数電極層)が露出した積層体を形成し、この積層
体の、前記上下両面側電極層及び前記複数電極層の露出
部分に直接メッキを施すことにより、積層体の表面にメ
ッキ膜からなる外部電極を形成することを特徴としてい
る。
【0023】これにより、回路基板への実装性を低下さ
せることなく効率よく外部電極を形成することが可能
で、しかも接続信頼性に優れた積層型コイル部品を効率
よく製造することが可能になり本発明をより実効あらし
めることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を示し
て、その特徴とするところをさらに詳しく説明する。な
お、以下の発明の実施の形態においては、磁性体セラミ
ック中にコイルを配設してなる積層型インダクタ及びそ
の製造方法を例にとって説明する。
【0025】[実施形態1]図1はこの実施形態にかか
る積層型インダクタを構成する積層体の分解斜視図、図
2は外部電極を配設する前の積層体を示す斜視図、図3
は外部電極を形成した後の積層型インダクタ(完成品)
の斜視図、図4はこの実施形態にかかる積層型インダク
タの断面図である。
【0026】この実施形態の積層型インダクタは、図
3,図4に示すように、素子1(積層体26)中に積層
型のコイル2を配設するとともに、素子1の表面にコイ
ル2と導通する外部電極3a,3bを配設することによ
り形成されている。なお、外部電極3a,3bは、素子
1の積層方向Aと平行で互いに対向する側面の両端側
(図2の上部側及び下部側)に露出した、コイル2の両
端部2a,2b(図1,図3)と導通する複数の電極層
(複数電極層)13の露出部分13aと、素子1の上面
側及び下面側の電極層(上下両面側電極層)11a,1
1b(図1,図2)上に形成されている。
【0027】また、外部電極3a,3bは、上下両面側
電極層11a,11b及び、素子1の積層方向と略平行
で互いに対向する面に所定の間隔をおいて露出させた複
数電極層13の露出部分13a(図2)に電気メッキを
施すことにより形成されている。さらに、上下両面側電
極層11a,11bと複数電極層13の露出部分13a
に形成された外部電極3a,3bは、図3,図4に示す
ように、メッキ工程におけるメッキ膜の成長により一体
化して一つの連続した電極膜を形成している。なお、こ
の実施形態1の積層型インダクタは、外部電極3a,3
bが横方向両端側にある姿勢のときにコイル2が横巻状
態となる、いわゆるコイル横巻タイプの積層型コイル部
品である。
【0028】次に、この積層型インダクタの製造方法に
ついて説明する。まず、図1に示すように、所定の位置
にバイアホール22が形成され、かつ、バイアホール2
2が形成された位置を含む所定位置に、例えばAgを主
成分とする導電ペーストを印刷することにより内部電極
(導体パターン)12が配設されたセラミックグリーン
シート21bと、所定の位置にバイアホール22が形成
され、かつ、表裏両主面の全面に電極13(複数電極
層)が配設されたセラミックグリーンシート21aを用
意する。
【0029】なお、セラミックグリーンシートとして
は、ドクターブレード法や引き上げ法などの方法により
形成されたものを用いることが可能である。また、セラ
ミック材料としては、Ni−Zn系、Ni−Zn−Cu
系などの磁性体セラミックや、空心コイル用の非磁性体
セラミックのいずれをも用いることが可能である。
【0030】それから、内部電極(導体パターン)12
が配設されたセラミックグリーンシート21bを所定枚
数積層するとともに、その上下両面側に、両主面の全面
に電極(複数電極層)13が形成されたセラミックグリ
ーンシート21aを積層して圧着することにより、図2
に示すように、積層体26(未焼成の素子1)を形成す
る。
【0031】これにより、内部電極12がバイアホール
22により電気的に接続されて、積層方向と軸心方向が
平行なコイル2(図3,図4)が形成されるとともに、
グリーンシート21aに配設されている複数電極層13
もバイアホール22により電気的に接続される。
【0032】また、セラミックグリーンシート21aに
形成された複数電極層13の周辺部は、積層体26の四
方の側面、すなわち、積層方向に平行な端面に露出して
露出部分13aとなる。なお、実際の製造工程では、複
数の内部電極(導体パターン)を印刷した面積の大きい
セラミックグリーンシート及び両主面の全面に電極が形
成されたセラミックグリーンシートを積層することによ
り、図5に示すような積層ブロック27を形成し、この
積層ブロック27を切断線28,29に沿って積層方向
Aの方向に切断して個々の積層体26に分割する。
【0033】それから、この積層体26を焼成した後、
積層体26(素子1)(図2)の、上下両面側電極層1
1a,11b(すなわち複数電極層13の最上層及び最
下層)及び、積層体26の側面に露出した複数電極層1
3の露出部分13aに、電気メッキ法を施して、図3,
図4に示すように、メッキ膜からなる外部電極3a,3
bを形成する。この実施形態では、さらに、メッキ膜か
らなる外部電極3a,3bの表面に、はんだ付き性を向
上させるために、下層にニッケル、上層にスズ又ははん
だからなる2層のメッキ膜(図示せず)を付与した。
【0034】なお、この実施形態では、焼成後の積層体
26において、各複数電極層13の間の距離、及び上下
両面側電極層11a,11bと隣接する複数電極層13
の間隔が70μm以下になるようにしているので、複数
電極層13の露出部分に形成されるメッキ膜が、メッキ
工程で複数電極層13の厚み以上に成長して、図3,図
4に示すように、連続した電極膜となり、素子1の両端
側に一つの連続した電極膜からなる外部電極3a,3b
が形成される。
【0035】また、この実施形態の積層型インダクタに
おいては、外部電極3a,3bが電気メッキ法により形
成されているため、実装して使用する場合における回路
基板上の配線路などとのはんだ付き性や、はんだ耐熱性
に優れており、高い接続信頼性が得られる。また、上下
両面側電極層11a,11bに直接メッキ電極を形成す
るようにしているので、前述の従来の製造方法では必要
であった外部電極形成のための導電ペーストの塗布・焼
付けの工程が不要になり、製造工程を簡略化することが
できる。
【0036】また、外部電極3a,3bが、積層体26
(素子1)の、上下両面側電極層11a,11bの表面
のみではなく、積層体26(素子1)の側面に露出した
複数電極層13の露出部分13aの表面にも形成されて
いるため、回路基板上の配線路などとの固着力も大きく
なり、かつ、実装時のチップの立ち上がりを防止するこ
とができる。さらに、外部電極3a,3bが複数箇所に
おいて複数電極層13の露出部分13aと接合している
ため、外部電極3a,3bの素子1への固着力が向上
し、接続信頼性が向上する。
【0037】[実施形態2]上記実施形態1では、上下
両面側電極層11a,11bと、複数電極層13がいず
れもセラミックグリーンシート21aの全面に電極を付
与することにより形成されている場合について説明した
が、図6,図7に示すように、上下両面側電極層11
a,11b以外の複数電極層13については、中央部に
電極膜のない環状のパターンとすることも可能である。
なお、この実施形態2の積層型インダクタにおいては、
上下両面側電極層11a,11bが形成されたセラミッ
クグリーンシート21aの裏面側の周辺部にも電極11
c,11dが形成されている。
【0038】この実施形態2の積層型インダクタも、図
6に示すように、所定の内部電極12が配設されたセラ
ミックグリーンシート21bと、上下両面側電極層11
a,11b又は複数電極層13が形成されたセラミック
グリーンシート21aを積層、圧着し、各電極をバイア
ホール22により接続させる工程を経て、上記実施形態
1の場合と同様の方法により容易に製造することが可能
である。なお、図6,図7において、図1〜4と同一符
号を付した部分は同一又は相当部分を示している。
【0039】この実施形態2の積層型インダクタの場合
も、積層体26の側面には複数電極層13が露出するの
で、上下両面側電極層11a,11b及び複数電極層1
3の露出部分13aにメッキ膜からなる外部電極3a,
3bを形成して、実施形態1の場合と同様の効果を得る
ことができる。
【0040】さらに、この実施形態2の積層型インダク
タの場合、電極材料の使用量を減らしてコストの低減を
図ることが可能になる。
【0041】また、この実施形態2の場合においても、
はんだ付き性を向上させるために、外部電極3a,3b
の表面に、例えば、下層にニッケル、上層にスズ又はは
んだからなる2層のメッキ膜などを付与してもよいこと
はいうまでもない。
【0042】[実施形態3]また、図8及び図9は本発
明のさらに他の実施形態にかかる積層型インダクタの構
成を示す分解斜視図である。この実施形態3にかかる積
層型インダクタは、図8,図9に示すように、素子1
(積層体26)中に積層型のコイル2(図9)を配設す
るとともに、素子1の表面にコイル2と導通する外部電
極3a,3b(図9)を配設することにより形成されて
いる。なお、外部電極3a,3bは、素子1の積層方向
Aと平行な互いに対向する側面の上部から下部の全面に
わたって露出した、複数電極層13の露出部分13a
と、素子1の上面側及び下面側の電極層(上下両面側電
極層)11a,11b上に形成されている。
【0043】また、外部電極3a,3bは、複数電極層
13の露出部分13aと、上下両面側電極層11a,1
1b上に電気メッキを施すことにより形成されており、
メッキ工程におけるメッキ膜の成長により一体化して積
層体の上面側から下面側にまで達する一つの連続した電
極膜を形成している。なお、この実施形態3において
は、外部電極3a,3bが横方向両端側にある姿勢のと
きにコイル2が縦巻状態となる、いわゆるコイル縦巻タ
イプの積層型コイル部品が得られる。
【0044】この積層型インダクタも、図8に示すよう
に、内部電極が配設されず、上下両面側電極層11a,
11b(複数電極層13の最上層と最下層)が両端部に
形成されたセラミックグリーンシート31a、積層体2
6の側面に露出する複数電極層13が形成されたセラミ
ックグリーンシート31b(実質的に、上下両面側電極
層11a,11bが形成されたセラミックグリーンシー
ト31aと同じであってもよい)及びコイル2を構成す
る内部電極12と、積層体26の側面に露出する複数電
極層13が形成されたセラミックグリーンシート31c
を積層、圧着し、各電極をバイアホール22により接続
させる工程を経て、上記実施形態1の場合と同様の方法
により容易に製造することが可能である。
【0045】なお、図8,図9において、図1〜4と同
一符号を付した部分は同一又は相当部分を示している。
この実施形態の積層型インダクタの場合、積層体26の
側面の上部から下部の全体にわたって露出した複数電極
層13の露出部分13aに外部電極3a,3bを形成す
るようにしているので、実施形態1及び2の場合に比べ
てさらに固着力が大きく接続信頼性に優れた外部電極を
形成することが可能になる。
【0046】また、この実施形態3の場合においても、
はんだ付き性を向上させるために、外部電極3a,3b
の表面に、例えば、下層にニッケル、上層にスズ又はは
んだからなる2層のメッキ膜などを付与してもよいこと
はいうまでもない。
【0047】なお、上記の発明の実施の形態において
は、積層型インダクタ及びその製造方法を例にとって説
明したが、本発明は、積層型インダクタに限らず、素子
中に積層型のコイルを配設してなる積層型LC複合部品
などの種々の積層型コイル部品に適用することが可能で
ある。
【0048】なお、本発明は、上記の実施形態に限定さ
れるものではなく、コイルを構成する内部電極、上下両
面側電極及び複数電極層を構成する電極材料の種類や、
電極パターン、外部電極を形成する際のメッキ条件など
に関し、発明の要旨の範囲内において、種々の応用、変
形を加えることが可能である。
【0049】
【発明の効果】上述のように、本発明の請求項1の積層
型コイル部品は、外部電極をメッキにより上下両面側電
極層及び複数電極層の露出部分に直接に形成することが
できるため、従来の積層型コイル部品のように、導電ペ
ーストを塗布した後、これを焼き付けるという複雑な工
程や、導電ペーストを塗布するための治具などを必要と
することなく、効率よく外部電極を形成することが可能
になり、製造コストの低減を図ることができる。さら
に、外部電極が複数箇所において電極(複数電極層)と
接続するため、外部電極の固着力が向上するとともに、
接続信頼性が向上する。
【0050】また、請求項2の積層型コイル部品のよう
に、上下両面側電極層と複数電極層の露出部分に形成さ
れたメッキ膜からなる外部電極を一体化させて一つの連
続した電極膜を形成するようにした場合、外部電極を積
層体に確実に固着させることが可能になり、接続信頼性
をさらに向上させることができる。
【0051】また、請求項3の積層型コイル部品のよう
に、複数電極層を構成する各電極層の間隔、及び上下両
面側電極層と上下両面側電極層に隣接する複数電極層の
間隔を70μm以下とした場合、メッキにより形成され
る外部電極を、メッキ工程におけるメッキ膜の成長によ
り一体化させて全体として一つの連続した電極膜とする
ことが可能になり、本発明をより実効あらしめることが
できる。
【0052】また、請求項4の積層型コイル部品によれ
ば、外部電極が横方向両端側にある姿勢のときにコイル
が横巻状態となる、いわゆるコイル横巻タイプの積層型
コイル部品を得ることが可能になり、設計の自由度を高
めることが可能になる。
【0053】また、請求項5の積層型コイル部品によれ
ば、コイルの軸心方向と直交する方向の両端側に外部電
極が配設された、いわゆるコイル縦巻タイプの積層型コ
イル部品を得ることも可能である。
【0054】また、請求項6の積層型コイル部品のよう
に、本発明を積層型インダクタに適用した場合、回路基
板への実装性を低下させることなく、効率よく外部電極
を形成することが可能な積層型インダクタを得ることが
できる。
【0055】また、本発明(請求項7)の積層型コイル
部品の製造方法によれば、回路基板への実装性を低下さ
せることなく効率よく外部電極を形成することが可能
で、しかも、接続信頼性に優れた積層型コイル部品を効
率よく製造することが可能になり本発明をより実効あら
しめることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる積層型コイル部品
(積層型インダクタ)を構成する積層体の分解斜視図で
ある。
【図2】本発明の一実施形態にかかる積層型インダクタ
を製造する過程で形成された外部電極を配設する前の積
層体を示す斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態にかかる積層型インダクタ
を示す斜視図である。
【図4】本発明の一実施形態にかかる積層型インダクタ
の断面図である。
【図5】本発明の一実施形態にかかる積層型インダクタ
の製造方法の一工程を示す図である。
【図6】本発明の他の実施形態にかかる積層型コイル部
品(積層型インダクタ)を構成する積層体の分解斜視図
である。
【図7】本発明の他の実施形態にかかる積層型インダク
タの断面図である。
【図8】本発明のさらに他の実施形態にかかる積層型コ
イル部品(積層型インダクタ)を構成する積層体の分解
斜視図である。
【図9】本発明のさらに他の実施形態にかかる積層型イ
ンダクタの断面図である。
【図10】従来の積層型コイル部品(積層型インダク
タ)を構成する積層体の分解斜視図である。
【図11】従来の積層型インダクタの製造方法を示す図
である。
【図12】従来の積層型コイル部品を製造する過程で形
成された外部電極を配設する前の積層体を示す斜視図で
ある。
【図13】従来の積層型インダクタを示す斜視図であ
る。
【図14】従来の積層型インダクタの断面図である。
【符号の説明】
1 素子 2 コイル 2a,2b コイルの両端部 3a,3b 外部電極 11a,11b 上下両面側電極層 11c,11d 電極 12 内部電極 13 複数電極層 13a 複数電極層の露出部分 21a 上下両面側電極層・複数電極層が形
成されたセラミックグリーンシート 21b 内部電極が形成されたセラミックグ
リーンシート 22 バイアホール 27 積層ブロック 26 積層体 28,29 切断線 31a 上下両面側電極層が形成されたセラ
ミックグリーンシート 31b 複数電極層が形成されたセラミック
グリーンシート 31c 内部電極と複数電極層の両方が形成
されたセラミックグリーンシート A 積層方向

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁体を介して積層された複数の内部電極
    を接続することにより、絶縁体の内部に積層型のコイル
    が形成された積層体の表面に外部電極を配設してなる積
    層型コイル部品において、 積層体の積層方向上下両面側の少なくとも周辺部の一部
    に配設された電極層(上下両面側電極層)及び、積層体
    の積層方向と略平行な面に、所定の間隔をおいて露出さ
    せた、前記コイルと少なくとも一層が導通する複数の電
    極層(複数電極層)の露出部分にメッキ膜からなる外部
    電極が形成されていることを特徴とする積層型コイル部
    品。
  2. 【請求項2】前記上下両面側電極層と前記複数電極層の
    露出部分に形成されたメッキ膜からなる外部電極が一体
    化して一つの連続した電極膜を形成していることを特徴
    とする請求項1記載の積層型コイル部品。
  3. 【請求項3】前記複数電極層を構成する各電極層の間
    隔、及び前記上下両面側電極層と前記上下両面側電極層
    に隣接する前記複数電極層の間隔が70μm以下である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の積層型コイル
    部品。
  4. 【請求項4】複数の内部電極がバイアホールにより接続
    されて、軸心が積層体の積層方向と略平行なコイルを形
    成しているとともに、積層体の、前記コイルの軸心方向
    の両端側に近い位置に前記コイルと導通する外部電極が
    形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    かに記載の積層型コイル部品。
  5. 【請求項5】複数の内部電極がバイアホールにより接続
    されて、軸心が積層体の積層方向と略平行なコイルを形
    成しているとともに、積層体の積層方向に略平行で、か
    つ、対向する面及びその近傍に前記コイルと導通する外
    部電極が形成されていることを特徴とする請求項1〜3
    のいずれかに記載の積層型コイル部品。
  6. 【請求項6】前記積層型コイル部品が積層型インダクタ
    であり、前記コイルがインダクタンス素子として機能す
    るものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか
    に記載の積層型コイル部品。
  7. 【請求項7】絶縁体の内部に、積層された複数の内部電
    極を接続してなる積層型のコイルが形成されているとと
    もに、積層方向上下両面の少なくとも周辺部の一部に電
    極層(上下両面側電極層)が配設され、かつ、積層方向
    と略平行な面に、所定の間隔をおいて、前記コイルと少
    なくとも一層が導通する複数の電極層(複数電極層)が
    露出した積層体を形成し、この積層体の、前記上下両面
    側電極層及び前記複数電極層の露出部分に直接メ ッキを施すことにより、積層体の表面にメッキ膜からな
    る外部電極を形成することを特徴とする請求項1〜6の
    いずれかに記載の積層型コイル部品の製造方法。
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