JP2003332132A - 積層チップ部品及びその製造方法 - Google Patents

積層チップ部品及びその製造方法

Info

Publication number
JP2003332132A
JP2003332132A JP2002141599A JP2002141599A JP2003332132A JP 2003332132 A JP2003332132 A JP 2003332132A JP 2002141599 A JP2002141599 A JP 2002141599A JP 2002141599 A JP2002141599 A JP 2002141599A JP 2003332132 A JP2003332132 A JP 2003332132A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductor
insulating film
paste
conductive paste
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002141599A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Suzuki
靖生 鈴木
Yoshinari Oba
佳成 大場
Tatsuhiko Nawa
達彦 名和
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FDK Corp
Original Assignee
FDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FDK Corp filed Critical FDK Corp
Priority to JP2002141599A priority Critical patent/JP2003332132A/ja
Publication of JP2003332132A publication Critical patent/JP2003332132A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 上下層の導体パターンを接続するスルーホー
ルを不良なく安定に形成でき、適正な粘度の絶縁ペース
トにより該当層を平坦に形成できる積層チップ部品及び
その製造方法を提供すること 【解決手段】 絶縁膜層1と導体パターン2を適宜な順
に積層し、当該内部に導体パターン2が螺旋状に繋がっ
たコイルを内蔵するチップ本体3を形成し、その対向2
面に外部電極4,4を形成して積層インダクタ10とす
る。各層をなす絶縁膜層1は、適宜な粘度の絶縁ペース
トにより該当面の全域を均一に覆う状態に形成し、層間
の絶縁膜層1に、スルーホールである層間導体部5を設
けて上下層の導体パターン2を相互に接続する。層間導
体部5の形成には、粘度の高い導電ペーストにより下層
側に小片状の導体ベース50を設け、当該周囲に絶縁膜
層1を形成して穴部6とした後に、穴部6に粘度の低い
導電ペースト51を充填する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積層チップ部品及
びその製造方法に関するもので、より具体的には、チッ
プ本体内に導体パターンが層間で繋がった電極体を内蔵
する積層チップ部品の層間導体部分の改良に関する。
【0002】
【発明の背景】周知のように、積層チップ部品と呼ばれ
る電子部品は、面実装に使用するためリード端子を廃し
て小片形状に小型化しており、その一つにインダクタン
ス素子である積層インダクタがある。
【0003】積層インダクタは、セラミック等の絶縁膜
と導体パターンを適宜な順に積層することで当該内部に
導体パターンが螺旋状に繋がったコイルを内蔵する矩形
状のチップ本体を形成し、さらにそのチップ本体の対向
2面に、内蔵コイルの両端とそれぞれ接続する外部電極
を設けた構成になっている。
【0004】チップ本体(積層体)を形成する方法に
は、絶縁シートに導体パターンを形成して積み重ねてい
くシート積層法や、絶縁ペーストと導電ペーストとを交
互に塗り重ねていく印刷積層法などがあり、何れにして
も積層体の内部に、螺旋状に繋がったコイルパターン及
びそれの引き出しパターンを形成することになる。
【0005】上下層の導体パターンの接続には、当該面
をマスク層で部分的に覆って次層の導体パターンを引き
回す構成があるが、そのマスク層によって段差ができ、
積層がいびつになる問題がある。このため、各絶縁膜は
該当面の全域を均一に覆う形態とし、層間の絶縁膜層
に、いわゆるスルーホールを形成して、これにより上下
両パターンを電気的に接続する構成を採ることがある。
【0006】このスルーホールの形成は、シート積層法
によれば、絶縁シートにレーザや金型等により孔加工す
るので工程が複雑になり生産コストが高くなる問題があ
る。一方、印刷積層法では全ての工程がスクリーン版を
用いた単純な刷り出し塗り重ね作業でよく、簡単な工程
で生産が行えてコスト面で有利性がある。
【0007】例えば、図1は印刷積層法によるスルーホ
ールの形成を説明する断面図であり、スルーホールの形
成には、導体パターン2を形成した下層に対して(図1
(a))、ホール位置となる島部を有するパターンのス
クリーン版を用いて絶縁ペーストを塗り、所定の厚みに
絶縁膜層1を形成し、ホール位置にはくぼんだ穴部6を
得る(図1(b))。
【0008】この後、穴部6に導電ペースト7を充填
し、当該層を貫くスルーホール8を形成し(図1
(c))、スルーホール8上には、ファイン印刷により
次層の導体パターン2を形成する(図1(d))。
【0009】ところが、スルーホールの形成に印刷積層
法を適用することには、絶縁ペーストがにじむ問題があ
る。すなわち、穴部6の形成において、そのサイズが小
径化しているために周縁の絶縁ペーストが当該ホール位
置に流れ込んでにじむ不良が起きやすく、サイズが小さ
いのでにじみ込みの影響が大きく、図1(e)に示すよ
うに、穴部6が埋まってしまう不良を起こすことから小
さなスルーホールを安定に形成することが難しいという
問題がある。
【0010】これは、絶縁ペーストが持つ流動性のため
に、スクリーン版から刷り出した形状はそのままには保
持できなく、若干のダレを生じることなので、絶縁ペー
ストを粘度の高いものにして保形性をよくする対策が考
えられる。しかし、粘度の高い絶縁ペーストでは、今度
は充填が不完全になることがあり、該当面の凹凸を埋め
て平坦面を得ることが困難になる不良を起こすため、絶
縁ペーストにはある程度の流動性が必要であって粘度を
むやみに高くはできない。
【0011】本発明は、上記した背景に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、上記した問題を解決
し、上下層の導体パターンを接続するスルーホールを不
良なく安定に形成でき、適正な粘度の絶縁ペーストによ
り該当層を平坦に形成できる積層チップ部品及びその製
造方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明に係る積層チップ部品では、セラミック
等の絶縁膜と導体パターンを適宜な順に積層することで
当該内部に前記導体パターンが層間で繋がった電極体を
内蔵するチップ本体を備えて、当該チップ本体の外面に
は前記電極体と接続する外部電極を設ける積層チップ部
品において、前記絶縁膜層に当該層を貫いて上下層の導
体パターンを接続する層間導体部を有し、前記層間導体
部は、下層側に小片状の導体ベースを設け、当該周囲に
絶縁膜層を形成して穴部とした後に、前記穴部に導電ペ
ーストを充填するように構成した(第1の発明)。
【0013】また、前記層間導体部の形成には、粘度の
高い導電ペーストにより下層側に小片状の導体ベースを
設け、当該周囲に絶縁膜層を形成して穴部とした後に、
前記穴部に粘度の低い導電ペーストを充填するとよい。
【0014】また、前記絶縁膜層に当該層を貫いて上下
層の導体パターンを接続する層間導体部を有し、前記層
間導体部は、絶縁ペーストにより環状の枠部を設け、当
該枠部内に導電ペーストを充填するように構成しても良
い(第2の発明)。また、前記層間導体部の形成には、
粘度の高い絶縁ペーストにより環状の枠部を設け、当該
枠部内に導電ペーストを充填するとよい。上記した各構
成において、前記電極体は、前記チップ本体内で導体パ
ターンが螺旋状に繋がったコイルとすることができる。
【0015】したがって第1の発明では、スルーホール
となる層間導体部の形成において、小片状の導体ベース
を下層側にまず設けるので、当該周囲に絶縁膜層を形成
する際には下層側との接続が予め確保してあって、導体
ベースの高さを適切に設定することで穴部が埋まる不良
を防げる。このとき、導体ベースには粘度の高い導電ぺ
ーストを使用すればよく、形状を保持できる。また、穴
部に充填する導電ペーストは、粘度の低いものを使用す
ればよく、充填が不良になることを防止できる。そし
て、絶縁膜層を形成する絶縁ペーストは粘度の低い適正
なものを使用することができる。
【0016】また、第2の発明では、層間導体部の形成
において、絶縁ペーストにより環状の枠部を設けること
で、当該枠部が障壁になるので、絶縁膜層を形成する絶
縁ペーストが枠部内に流れ込むことはない。このとき、
枠部を形成する絶縁ペーストには粘度の高いものを使用
すればよく、形状を保持できる。また、枠部内に充填す
る導電ペーストは、粘度の低いものを使用すればよく、
充填が不良になることを防止できる。そして、絶縁膜層
を形成する絶縁ペーストは粘度の低い適正なものを使用
することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図2は、本発明の第1の実施の形
態を示している。本実施の形態では、積層チップ部品と
しての積層インダクタ10は、略矩形状に形成したチッ
プ本体3にコイルを内蔵するとともに、そのチップ本体
3の対向2面に、内蔵コイルの両端とそれぞれ接続する
外部電極4,4を設けた構成であり、外部電極4,4
は、内蔵コイルの軸線に沿う対向2面に形成し、いわゆ
る縦巻き型を採る。
【0018】チップ本体3は、セラミック等の絶縁膜か
らなる絶縁膜層1と導体パターン2を適宜な順に積層
し、これにより当該内部に導体パターン2が螺旋状に繋
がったコイルを形成し、積層を完了した後に所定温度で
焼結させる。
【0019】外部電極4,4は、ディッピングにより形
成する。つまり銀等の導電ペーストの中にチップ本体3
の該当部分を浸けることで形成し、外部電極4,4とし
ては電極面に隣接する4面にも導電膜が所定に覆い被さ
る状態に成膜し、隣接4面に回り込む周縁部40を有す
る形態となる。このため、隣接4面の何れの面が下にな
っても面実装することができ、取り付け姿勢には基本的
には制限がないが、縦巻き型では横倒しにするとコイル
軸も倒れて横に向くので、磁場の向きに関して基板上で
制限がある実装には注意を要する。
【0020】各層をなす絶縁膜層1は、該当面の全域を
均一に覆う状態に形成し、従来のような該当面を部分的
に覆うマスク層は設けない。そして、上下層の導体パタ
ーン2の接続には、層間の絶縁膜層1に、いわゆるスル
ーホールである層間導体部5を設け、これにより上下両
パターンを電気的に接続する構成である。
【0021】つまり、層間導体部5は、下層側に小片状
の導体ベース50を設け、当該周囲に絶縁膜層1を形成
して穴部6とした後に、穴部6に粘度の低い導電ペース
ト51を充填することにより形成し、当該層を貫いて上
下層の導体パターン2を接続する。
【0022】導体ベース50は、粘度の高い導電ペース
トにより形成し、形状,サイズは適宜に設定すればよい
が、高さは絶縁膜層1の厚さ設定や、これを形成する絶
縁ペーストの粘度等を考慮して設定し、当該層の形成時
に絶縁ペーストが導体ベース50上面に、いわゆるダレ
て流れ込まない設定にする。
【0023】(製造方法)積層体であるチップ本体3の
形成は印刷積層法では、セラミック材料からなる絶縁ペ
ーストと、導電材料からなる導電ペーストとを交互にス
クリーン印刷していくもので、それらペーストは1回刷
り出す(塗る)と例えば10μm厚になり、これを塗っ
ては乾燥させて積み重ねていく。チップ部品の製造で
は、ワークとしては生産性の面からチップ部品複数枚分
の大きさのワーク積層体を製作し、そのワーク積層体を
十分に乾燥させた後に各単体に切断して焼成する。
【0024】セラミック材料には、例えばガラスを添加
した低温焼結化した誘電体セラミックス(非磁性セラミ
ックス)を使用する。例えば、ホウケイ酸ガラスをアル
ミナに体積で70:30の比率に混合した誘電体材料を
使用し、これにビヒクルとしてエチルセルロースとテレ
ピネールと分散剤,可塑剤を混合したものを配合して混
練し、印刷用の絶縁ぺーストとすることができる。セラ
ミック材料としては、他にも例えばフェライト等の磁性
セラミックスを使用してもよい。また、バインダーもエ
チルセルロース以外でもよく、PVB,メチルセルロー
スやアクリル樹脂とすることができる。
【0025】導電ペーストには銀ペーストを使用し、上
述したビヒクルに混合する。また、導電ペーストは銀パ
ラジウムでもよい。そして、分散剤や可塑剤は、印刷性
の向上や生産時の取り扱いを考慮して適宜に添加する。
【0026】層間導体部5の形成は図3に示す工程手順
を採り、まず、所定パターンのスクリーン版を用いて粘
度の高い導電ペーストを塗って、下層の導体パターン2
上に導体ベース50を形成する(図3(a))。
【0027】次に、反転パターンのスクリーン版を用い
て絶縁ペーストを塗って導体ベース50の周りを埋め、
当該周囲に絶縁膜層1を形成し、導体ベース50の部分
にはくぼんだ穴部6を得る(図3(b))。
【0028】この後、穴部6に粘度の低い導電ペースト
51を充填し、当該層を貫く層間導体部5の形成を完了
する(図3(c))。そして、層間導体部5上には、フ
ァイン印刷により次層の導体パターン2を形成する(図
3(d))。
【0029】なお、層間導体部5を多層に積み重ねる形
成も容易であり、図4に示すように、次層の導体ベース
50を形成し(図4(a))、導体ベース50の周りを
埋めて当該周囲に絶縁膜層1を形成し(図4(b))、
穴部6に粘度の低い導電ペースト51を充填して次層の
層間導体部5の形成を完了する(図4(c))。
【0030】このように、スルーホールとなる層間導体
部5の形成において、小片状の導体ベース50を下層側
にまず設けるので、当該周囲に絶縁膜層1を形成する際
には下層側との接続が予め確保してあって、導体ベース
50の高さを適切に設定するので穴部6が埋まる不良を
防げる。このとき、導体ベース50には粘度の高い導電
ぺーストを使用するので、形状を保持できる。また、穴
部6に充填する導電ペースト51は、粘度の低いものを
使用するので充填が不良になることを防止できる。した
がって、上下層の導体パターン2を接続するスルーホー
ルを不良なく安定に形成できる。
【0031】また、絶縁膜層1を形成する絶縁ペースト
は粘度の低い適正なものを使用することができ、このた
め該当層を平坦に形成できる。そして、導電ペースト
は、適用部分に対応した特性のものをそれぞれ使用する
ことになり、つまり粘度の高い導電ペーストにより導体
ベース50を形成し、穴部6には粘度の低い導電ペース
ト51を充填し、さらに上下層の導体パターン2はファ
イン印刷用の導電ペーストを用いて形成するので、それ
ぞれ最適な導体部分を形成することができる。その結
果、高品位の積層チップ部品が得られる。
【0032】図5は、本発明の第2の実施の形態を示し
ている。この第2の実施の形態では、層間導体部5の形
成について、周囲の絶縁膜層1をなす絶縁ペーストに注
目しており、層間導体部5は、粘度の高い絶縁ペースト
により環状の枠部9を設け、当該枠部9内に導電ペース
トを充填する構成とする。
【0033】つまり本形態では、層間導体部5の形成は
図5に示す工程手順を採り、まず、所定パターンのスク
リーン版を用いて粘度の高い絶縁ペーストを塗って、下
層の導体パターン2上に環状の枠部9を形成する(図5
(a),(d))。
【0034】次に、反転パターンのスクリーン版を用い
て絶縁ペーストを塗って枠部9の周りを埋め、当該周囲
に絶縁膜層1を形成し、枠部9の部分にはくぼんだ穴部
6を得る(図5(b))。この後、穴部6に粘度の低い
導電ペースト51を充填し、当該層を貫く層間導体部5
の形成を完了する(図5(c),(e))。
【0035】そして、層間導体部5上には、ファイン印
刷により次層の導体パターンを形成する。
【0036】このように、粘度の高い絶縁ペーストによ
り環状の枠部9を設けるので、絶縁膜層1を形成する際
は当該枠部9が障壁になり、絶縁膜層1を形成する絶縁
ペーストが枠部9内に流れ込むことはない。このとき、
枠部9を形成する絶縁ペーストには粘度の高いものを使
用するので、形状を保持できる。また、枠部9内に充填
する導電ペースト51は、粘度の低いものを使用するの
で、充填が不良になることを防止できる。したがって第
1の実施の形態と同様に、上下層の導体パターン2を接
続するスルーホールを不良なく安定に形成できる。
【0037】また、絶縁膜層1を形成する絶縁ペースト
は粘度の低い適正なものを使用することができ、このた
め該当層を平坦に形成できる。そして、導電ペースト
は、適用部分に対応した特性のものをそれぞれ使用する
ことになり、それぞれ最適な導体部分を形成することが
できる。その結果、高品位の積層チップ部品が得られ
る。
【0038】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る積層チップ
部品では、スルーホールとなる層間導体部の形成におい
て、小片状の導体ベースを下層側にまず設けるので、当
該周囲に絶縁膜層を形成する際には下層側との接続が予
め確保してあって、導体ベースの高さを適切に設定する
ことで穴部が埋まる不良を防げる。このとき、導体ベー
スには粘度の高い導電ぺーストを使用するので形状を保
持でき、穴部に充填する導電ペーストは粘度の低いもの
を使用するので充填が不良になることを防止できる。
【0039】一方、粘度の高い絶縁ペーストにより環状
の枠部を設けるので、絶縁膜層を形成する際は当該枠部
が障壁になり、絶縁膜層を形成する絶縁ペーストが枠部
内に流れ込むことはない。このとき、枠部を形成する絶
縁ペーストには粘度の高いものを使用するので形状を保
持でき、枠部内に充填する導電ペーストは粘度の低いも
のを使用するので、充填が不良になることを防止でき
る。したがって、何れにしても上下層の導体パターンを
接続するスルーホールを不良なく安定に形成できる。
【0040】また、絶縁膜層を形成する絶縁ペーストは
粘度の低い適正なものを使用することができ、このため
該当層を平坦に形成できる。そして、導電ペーストは、
適用部分に対応した特性のものをそれぞれ使用すること
になり、それぞれ最適な導体部分を形成することができ
る。その結果、高品位の積層チップ部品が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】積層チップ部品の従来例の要部であり、上下層
の導体パターンを接続するスルーホール部分の製造工程
を順に示す断面図である。
【図2】第1の実施の形態を示す積層インダクタの側面
図である。
【図3】上下層の導体パターンを接続する層間導体部の
製造工程を順に示す断面図である。
【図4】層間導体部の製造工程を順に示す断面図であ
る。
【図5】層間導体部の他の形態を示し、その製造工程を
順に示す断面図(a)〜(c)及び平面図(d),
(e)である。
【符号の説明】
1 絶縁膜層 2 導体パターン 3 チップ本体 4 外部電極 5 層間導体部 6 穴部 7 導電ペースト 8 スルーホール 9 枠部 10 積層インダクタ 40 周縁部 50 導体ベース 51 導電ペースト
フロントページの続き (72)発明者 名和 達彦 東京都港区新橋5丁目36番11号 エフ・デ ィー・ケイ株式会社内 Fターム(参考) 5E062 DD04 5E070 AA01 AB02 CB13 CB17

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミック等の絶縁膜と導体パターンを
    適宜な順に積層することで当該内部に前記導体パターン
    が層間で繋がった電極体を内蔵するチップ本体を備え
    て、当該チップ本体の外面には前記電極体と接続する外
    部電極を設ける積層チップ部品において、 前記絶縁膜層に当該層を貫いて上下層の導体パターンを
    接続する層間導体部を有し、 前記層間導体部は、下層側に小片状の導体ベースを設
    け、当該周囲に絶縁膜層を形成して穴部とした後に、前
    記穴部に導電ペーストを充填する構成としたことを特徴
    とする積層チップ部品。
  2. 【請求項2】 セラミック等の絶縁膜と導体パターンを
    適宜な順に積層することで当該内部に前記導体パターン
    が層間で繋がった電極体を内蔵するチップ本体を備え
    て、当該チップ本体の外面には前記電極体と接続する外
    部電極を設ける積層チップ部品において、 前記絶縁膜層に当該層を貫いて上下層の導体パターンを
    接続する層間導体部を有し、前記層間導体部は、絶縁ペ
    ーストにより環状の枠部を設け、当該枠部内に導電ペー
    ストを充填する構成としたことを特徴とする積層チップ
    部品。
  3. 【請求項3】 前記層間導体部の形成には、粘度の高い
    導電ペーストにより下層側に小片状の導体ベースを設
    け、当該周囲に絶縁膜層を形成して穴部とした後に、前
    記穴部に粘度の低い導電ペーストを充填することを特徴
    とする請求項1に記載の積層チップ部品の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記層間導体部の形成には、粘度の高い
    絶縁ペーストにより環状の枠部を設け、当該枠部内に導
    電ペーストを充填することを特徴とする請求項2に記載
    の積層チップ部品の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記電極体は、前記チップ本体内で導体
    パターンが螺旋状に繋がったコイルであることを特徴と
    する請求項1から4のいずれか1項に記載の積層チップ
    部品。
JP2002141599A 2002-05-16 2002-05-16 積層チップ部品及びその製造方法 Withdrawn JP2003332132A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002141599A JP2003332132A (ja) 2002-05-16 2002-05-16 積層チップ部品及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002141599A JP2003332132A (ja) 2002-05-16 2002-05-16 積層チップ部品及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003332132A true JP2003332132A (ja) 2003-11-21

Family

ID=29702136

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002141599A Withdrawn JP2003332132A (ja) 2002-05-16 2002-05-16 積層チップ部品及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003332132A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108630406A (zh) * 2017-03-16 2018-10-09 三星电机株式会社 线圈电子组件及制造该线圈电子组件的方法
JP2019102754A (ja) * 2017-12-07 2019-06-24 株式会社村田製作所 コイル部品およびその製造方法
JP2019102755A (ja) * 2017-12-07 2019-06-24 株式会社村田製作所 コイル部品およびその製造方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108630406A (zh) * 2017-03-16 2018-10-09 三星电机株式会社 线圈电子组件及制造该线圈电子组件的方法
CN108630406B (zh) * 2017-03-16 2020-10-27 三星电机株式会社 线圈电子组件及制造该线圈电子组件的方法
JP2019102754A (ja) * 2017-12-07 2019-06-24 株式会社村田製作所 コイル部品およびその製造方法
JP2019102755A (ja) * 2017-12-07 2019-06-24 株式会社村田製作所 コイル部品およびその製造方法
US11562846B2 (en) 2017-12-07 2023-01-24 Murata Manufacturing Co., Ltd. Coil component and method for manufacturing the same
US11631527B2 (en) 2017-12-07 2023-04-18 Murata Manufacturing Co., Ltd. Coil component and method for manufacturing the same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6169470B1 (en) Coiled component and its production method
US10453617B2 (en) Composite electronic component and resistance element
US10299383B2 (en) Composite electronic component and resistance element
JP2002367833A (ja) 積層チップインダクタ
JPH1167554A (ja) 積層型コイル部品及びその製造方法
JPH11273950A (ja) 積層チップコイル部品
JPS63300593A (ja) セラミック複合基板
US6627021B2 (en) Method of manufacturing laminated ceramic electronic component and method of manufacturing laminated inductor
JP2003332132A (ja) 積層チップ部品及びその製造方法
JP2002057036A (ja) 積層複合電子部品及びその製造方法
JP2000091152A (ja) 積層電子部品とその製造方法
JP2003338410A (ja) 積層インダクタ
JPH09260144A (ja) コイル部品およびその製造方法
JP2010050390A (ja) 積層型コイル部品の製造方法
JP3684290B2 (ja) 積層電子部品とその製造方法
JP2003022913A (ja) チップ部品及びその製造方法
JP2006128224A (ja) 積層基板の製造方法及び積層基板
JPH05135949A (ja) 積層チツプインダクタおよびその製造方法
JP2003332131A (ja) 積層インダクタ
JPS6346566B2 (ja)
JP2002260926A (ja) 積層インダクタ及びその製造方法
JPH08236409A (ja) 積層複合部品およびその製造方法
JPH0555045A (ja) チツプインダクタおよびその製造方法
JP2002015918A (ja) 積層型電子部品
JP2004095991A (ja) 積層インダクタ及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050802