JP2002364693A - 回転ダンパ - Google Patents

回転ダンパ

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JP2002364693A
JP2002364693A JP2001168690A JP2001168690A JP2002364693A JP 2002364693 A JP2002364693 A JP 2002364693A JP 2001168690 A JP2001168690 A JP 2001168690A JP 2001168690 A JP2001168690 A JP 2001168690A JP 2002364693 A JP2002364693 A JP 2002364693A
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rotary damper
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    • F16F9/14Devices with one or more members, e.g. pistons, vanes, moving to and fro in chambers and using throttling effect
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が極めて簡単な弁体を備えたバックラッ
シュの無い回転ダンパを提供する。 【解決手段】 液体が充填される流体室を有するケーシ
ングと、流体室内に収容される回転部材と、回転部材の
外周面に形成された羽根と、羽根の第1側面側及び第2
側面側の間で流体移動を許容する流体通路と、流体通路
を開閉する弁体とを有し、該弁体は、前記流体通路を閉
塞可能位置に配設される弁部と、該弁部を前記流体通路
を閉じる方向に付勢するばね部とが一体に形成されてな
り、前記弁部は、前記回転部材の第1方向への回転時
に、前記羽根の第1側面側の流体の圧力により前記ばね
部の付勢力に抗して前記流体通路を開き、前記回転部材
の回転停止時に、前記ばね部の付勢力により前記流体通
路を瞬時に閉じ、第2方向への回転時には、前記ばね部
の付勢力と第2側面側の流体の圧力により前記流体通路
を閉塞している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば蓋、扉等の
開閉に際してこれにダンピング力を与える回転ダンパに
関する。
【0002】
【従来の技術】蓋、扉等の開閉に際してこれにダンピン
グ力を与える従来の回転ダンパとして、例えば、図20
に示すような特許第2581655号公報で提案された
ものが存在する。この回転ダンパ5の場合、回転部材が
反時計方向、例えば開蓋方向に回転する時は、該回転部
材5の外周面に形成された羽根16とケーシング2の内
周面との間に介在する弁体22が時計方向に移動して、
該弁体及び前記羽根の少なくとも一方に形成された切欠
101、102を介して前記弁体22と前記羽根16と
の間に流体が通過可能な流体通路が形成される。このた
め、開蓋時には流体抵抗がほとんど生じないので、発生
するトルクも低くなり、その結果、回転蓋はその自重に
相当する力を加える程度で開放できる。
【0003】一方、上記開蓋した状態の回転部材5が矢
印Dで示す時計方向、例えば閉蓋方向に回転する時は、
前記弁体22と前記羽根16との間に隙間が生じないた
め、開放された前記流体通路は遮断される。このため、
流体の移動が大幅に制限されて、高トルクが発生する。
【0004】しかしながら、上記の回転ダンパでは、前
記弁体22が前記羽根16に接して流体通路を遮断する
までの間に遊び103があるため、回転部材を閉蓋方向
に回転した時は、前記遊び103の区間を前記弁体22
が反時計方向に移動してダンパ作用を発揮する状態にな
るまでに一定の時間がかかり、その間中は高トルクが得
らず、ダンピング作用が働かない範囲があった。このダ
ンピング作用が働かない範囲ないし期間を「バックラッ
シュ」と呼んでいる。
【0005】このため、例えば、ピアノの鍵盤蓋を少し
開いた後手を離した場合、前記バックラッシュにより直
ちにはダンピング作用が働かないため、該蓋が急速に閉
じる危険があるという欠点があった。
【0006】従来の回転ダンパのこの欠点を解決すべく
本出願人は図21に示すような特許第2894596号
公報に記載するバックラッシュの無い回転ダンパを提案
した。この回転ダンパでは、前記羽根16は断面円形の
先端部を有し、該先端部に断面C字形の前記弁体22が
跨がって可動に装着されている。
【0007】この回転ダンパの場合、回転部材5が矢印
Dで示す時計方向、例えば開蓋方向に回転する時は、前
記弁体22は流体抵抗を受けて前記羽根16上を反時計
方向に回動するので、前記弁体22とケーシング2の内
周面との間に流体通路104が開かれる。そして、回転
部材5が反時計方向、例えば閉蓋方向に回転する時は、
前記弁体22は前記羽根16上を時計方向に回動するだ
けで前記流体通路104を閉鎖するので、比較的迅速に
ダンピング作用が得られる。
【0008】しかしながら、上記回転ダンパでは、回転
部材の回転により生じる流体抵抗だけで弁体を回動させ
る構造であるため、バックラッシュの範囲を縮小するに
は限界がある。
【0009】上記回転ダンパのバックラッシュを無くす
ために更に改良したものとして、図22に示すような、
弁体にばねを取付けることにより直ちに流体通路を塞い
で即座にダンピング作用が働くようにしたものが、特開
2000−120747号公報で提案されている。
【0010】この回転ダンパの場合、回転部材5の外周
面に突設され先端面に切欠102を有する羽根16と、
円弧部105と半径部106とを有する平面略L字状に
形成され、少なくとも前記羽根16の先端面を被覆する
弁体22との間に、該弁体22とは別体に形成されたば
ね部材107が設けられている。そして、該ばね部材1
07は、図22に示すような常態では、前記羽根16の
ダンピング力発揮方向側の側面108に沿って設けられ
る前記半径部106を該側面108に密着させる方向に
付勢し、前記回転部材5が矢印Aで示す反時計方向、即
ち空転方向に回転する場合には、粘性流体の圧力により
その後述する舌片110が該回転部材5の回転方向Aと
は逆方向(時計方向)に変形して、前記半径部106を
前記側面108から離間させるように構成されている。
【0011】前記羽根16と前記弁体22との間に配設
される前記ばね部材107は、具体的には、平面視で略
コ字状に形成された嵌合部109が羽根の前記切欠10
2に嵌め込まれ、外方に延びる舌片110が弁体22の
前記円弧部105に刻設された係合溝111に係合され
るように構成されている。そのため、該ばね部材107
はかなり複雑な構造である。
【0012】回転ダンパが小型化するに伴い、別体形成
された前記ばね部材107が取付けられる、前記羽根1
6と前記弁体22との間の個所はますます狭くなる。そ
のため、図22に示す特開2000−120747号公
報に開示された回転ダンパの組立て作業は容易ではな
く、また部品点数が増えるため製造コストの増大を招
く。
【0013】また、前記回転部材5が空転方向(矢印A
方向)に回転する場合には、前記ばね部材107は粘性
流体の抵抗を受けて反付勢方向(反矢印A方向)に大き
く変形するように構成されている。そのため、この回転
ダンパが長期間使用されると、複雑な構造の前記ばね部
材107はその構成部分109、110の種々の個所で
疲労破壊を招き易く、特に前記ばね部材107の舌片部
分110は弾性疲労を生じる恐れが大きい。従って、長
期間の使用により上記回転ダンパもバックラッシュを生
じる恐れがある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、上
述したような従来の回転ダンパが有する欠点を改良した
回転ダンパを提供することを課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の回転ダンパは、流体が充填される流体室を
有するケーシングと、該ケーシングに対して相対回転自
在に前記流体室内に収容される回転部材と、該回転部材
の外周面に軸方向に沿って前記流体室の内周面に向かっ
て突出するように形成された羽根と、該羽根の先端部な
いしその近傍において該羽根の第1側面側と第2側面側
との間で流体の移動を許容する流体通路と、前記羽根に
設けられ前記流体通路を開閉する弁体とを有し、該弁体
は、前記流体通路を閉塞可能位置に配設される弁部と、
該弁部を前記流体通路を閉じる方向に付勢するばね部と
が一体に形成されてなり、前記弁部は、前記回転部材の
第1方向への回転時に、前記羽根の前記第1側面側の流
体の圧力により前記ばね部の付勢力に抗して前記流体通
路を開き、前記回転部材の回転停止時に、前記ばね部の
付勢力により前記流体通路を瞬時に閉じ、第2方向への
回転時には、前記ばね部の付勢力と第2側面側の流体の
圧力により前記流体通路を閉塞しているようにした。
【0016】羽根に設けられ流体通路を開閉する弁体
は、前記流体通路を閉塞可能位置に配設される弁部と、
該弁部を前記流体通路を閉じる方向に付勢するばね部と
が一体に形成されてなるので、前記回転部材の第1方
向、即ちトルクを発生しない空転方向への回転を止める
と、ばね部の付勢力で該弁部は自動的に羽根の一側面に
押付けられる。そのため、開放された前記流体通路は瞬
時に閉塞される。従って、その後、回転部材が第2方
向、即ちトルクを発生するダンピング方向へ回転し始め
れば、前記流体室内で即座に高トルクが発生して、ダン
ピング作用が迅速に働く。
【0017】弁部とばね部が一体に形成されている上記
弁体は構造が簡単である。そのため、回転ダンパを小型
化した場合、前記羽根と流体室の内周面との間の隙間が
狭くなるときでも、ばね機能を有する弁体は容易に該隙
間に取付けることができる。従って、この回転ダンパの
組立て作業は容易であり、また部品点数の大幅な削減に
より製造コストを大幅に減少することができる。
【0018】請求項2では、前記弁体はばね性を有する
材料から成るので、弁体自体がより簡単な構造となり、
安価な回転ダンパが得られる。
【0019】請求項3では、前記ばね性を有する材料は
ゴムやプラスチック等の材料を使用した非金属ばねであ
るので、前記弁体は成形が容易であり、非磁性・耐食性
が優れている点で有利である。
【0020】請求項4では、前記ばね性を有する材料は
各種の鋼や銅合金などの材料から成る金属ばねであるの
で、ばねの付勢力が大きな弁体を容易に得ることができ
る。特に、ばね鋼の場合は、弾性係数が大きく、弾性・
疲れ・クリープの限度が高い点で有利である。ステンレ
ス鋼の場合は、耐熱性・耐食性が優れている点で有利で
ある。ばね用銅合金の場合は、非磁性・耐食性が優れて
いる点で有利である。
【0021】請求項5では、前記ばね性を有する材料は
板ばねであるので、前記弁部は流体の抵抗、即ち流体圧
力を大面積で受けることができる。そのため、第1方
向、即ち空転方向への回転時には流体通路が容易に開か
れて発生するトルクを短時間に容易に低くできる。
【0022】請求項6では、前記羽根は先端面に軸方向
に延びる溝を有し、該溝は対向する第1及び第2の壁面
と底面とを有し、前記弁体は前記溝内に嵌挿自在に形成
され、嵌挿時前記弁部は前記流体通路を遮断するように
横断して少なくとも一部が前記溝の第1壁面に接してお
り、前記ばね部は該弁部から延びる第1延長部分、該第
1延長部分から延びる屈曲部分及び該屈曲部分から延び
る第2延長部分から成り、該ばね部は、前記屈曲部分に
負荷を加えることにより前記弁部に対して前記流体通路
を閉じる方向に付勢力を発生するようにした。これによ
り、弁体は単一の素材で形成されているにもかかわら
ず、弁部を流体通路を閉じる方向に付勢するばね機能を
それ自体が有するように構成することができ、別のばね
部材を使用する必要がない。そのため、ばね機能を有す
る弁体は極めて簡単な構造にすることができ、該弁体を
取付ける個所は前記羽根の先端面に軸方向に延びる凹部
等の溝を設けるだけで形成できる。それゆえ、極めて簡
単な構造の前記弁体は、その両舌片、即ち弁部ないしば
ね部の第1延長部分と、ばね部の第2延長部分とを圧縮
して前記溝内に挿入するだけで、簡単な構造の前記溝に
容易に嵌挿できる。従って、回転ダンパの小型化に伴い
前記回転部材と前記流体室内周面との間を縮小化せざる
を得ない場合でも、この回転ダンパの組立作業は容易で
ある。
【0023】請求項7では、前記流体通路は前記羽根の
先端面と前記流体室の内周面との間に形成され、前記弁
部はその先端面が前記流体室内周面に当接するまで外方
に延伸している。これにより、前記回転部材の第1方
向、即ち空転方向への回転時に前記弁部が羽根の第1側
面側の流体圧力を受けることにより、羽根の前記溝の第
1壁面に密着している弁体が該壁面から離間して流体通
路が開かれ、回転が停止すると、離間した前記弁体は、
上記弁部ないしばね部の第1延長部分の大きな付勢力に
より即座に前記第1壁面に密着して前記流体通路を瞬時
に閉鎖する。従って、その後、回転部材が第2方向、即
ちトルクを発生するダンピング方向へ回転し始めれば、
前記流体室内で即座に高トルクが発生して、ダンピング
作用が迅速に働く。
【0024】請求項8では、前記弁部は前記羽根の先端
面と前記流体室内周面との間の、前記流体通路となる空
間を埋める膨出部を有する。これにより、前記回転部材
の第1方向、即ち空転方向への回転時に前記弁部が羽根
の第1側面側の流体圧力を確実に受けることができるの
で、前記溝の第1壁面に密着した弁体が該壁面から即座
に離間して流体通路が迅速に開かれる。
【0025】請求項9では、前記羽根の先端面は前記流
体室内周面に接し、前記流体通路は前記羽根の先端部に
画設されている。これにより、前記弁体はその弁部の範
囲で前記流体通路を閉塞する長さを有すれば足りるか
ら、前記弁体の寸法精度は低くても良い。
【0026】請求項10では、前記第2延長部分の端部
は、前記弁部が前記第1壁面から離れて前記流体通路を
開放したとき弁部の運動範囲を限定する。これにより、
前記弁部の運動範囲が大幅に制限されるので、前記ばね
部の反付勢力方向への変形も大幅に制限される。そのた
め、該ばね部はこの回転ダンパを長期間使用しても弾性
疲労を生じることはほとんど無い。
【0027】請求項11では、前記弁体は、前記弁部が
アペックスシール機能を有するように形成されている。
これにより、回転部材の第2方向、即ちダンピング方向
への回転時に、前記弁部と流体室内周面とが密着するの
で、この密着個所からの粘性流体の通流が極めて完全な
状態で制限される。従って、ダンピング方向に回転した
ときのダンピング力が強化される。ここで「アペックス
シール機能」とは、粘性流体の圧力を弁部の受圧面で受
けることにより、弁体が流体室内周面の方向に押圧さ
れ、該弁部の先端面が流体室内周面に押付けられる機能
を言う。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について添付
した図面に基づき説明する。図1〜図7は本発明の回転
ダンパの第1実施の形態、図8〜図13は第2実施の形
態、図14は第3実施の形態、図15及び図16は第4
実施の形態、図17〜図19は第5実施の形態をそれぞ
れ示す。
【0029】まず、本発明の回転ダンパの基本構成を示
す第1実施の形態について説明する。図1は本発明の第
1構成例の弁体を組込む回転部材及びこれから分解され
た該弁体の斜視図、図2(1)及び(2)は上記弁体の正面
図及び側面図、図3は第1構成例の羽根を備えた回転部
材の平面図、図4(1)は本発明の第1構成例の弁体と羽
根を有する回転ダンパの側面図、図4(2)は図4(1)の
A-A’線に沿う縦断面図、図4(3)は図4(2)のB-
B’線に沿う縦断面図、図5は上記第1実施の形態の回
転ダンパの要部拡大縦断面図、図6は本発明の第1構成
例の弁体の変更例を組込んだ回転ダンパの縦断面図、図
7(1)及び(2)は該弁体の正面図及び側面図をそれぞれ
示す。
【0030】図4に示すように、この回転ダンパ1は、
粘性の高いシリコンオイル等の流体4が充填封入される
ケーシング2の流体室3内に回転部材5の基部6が組込
まれ、回転部材5の軸部7が該流体室3外に突出する構
造を有する。該軸部7は、回転蓋や回転扉などの軸体に
連結される。
【0031】ケーシング2の一方の端部8は閉塞されて
流体室3の一方の側壁を成す。該端部8の流体室3側の
中央部に軸受凹部9が形成されている。ケーシング2の
他方の端部10は開口されている。該開口端部10は、
流体室3の他方の側壁を成す圧力隔壁11とOリング1
2とを介してエンドキャップ13が嵌合固定されて封止
されている。
【0032】回転部材5の基部6は該基部の自由端に形
成された凸部6’により前記軸受凹部9に挿入されて軸
承されている。回転部材5の軸部7は圧力隔壁11及び
エンドキャップ13の中央部にそれぞれ形成された軸受
開口14及び15に軸承されている。そのため、回転部
材5はケーシング2に対して相対回転自在にされてい
る。
【0033】図4(3)に示すように、本発明の第1構成
例の羽根16は、前記回転部材5の基部6の外周面に軸
方向に沿って前記流体室3の内周面17に向かって突出
するように形成されている。図1及び図3に示すよう
に、該羽根16は、先端面に軸方向に延びる溝18を有
している。該溝18は、対向する第1壁面19と第2壁
面20、及び底面21を有する。
【0034】本発明の第1構成例の弁体22は、図2に
示すように、弁部23とばね部24がばね性を有する単
一の素材で一体に形成されて成り、且つ、前記溝18内
に嵌挿自在に形成されている。この実施形態の場合、前
記弁体22はプラスチックで一体成形されているので、
成形が容易である点で有利である。プラスチック製弁体
は非磁性・耐食性の点で特に優れている。前記弁体22
は、前記羽根16の後述する第1側面35と第2側面3
6との間で粘性流体の移動を許容する流体通路を開閉す
る役割を有する。
【0035】プラスチック製弁体22の前記ばね部24
は、図2に示すように、前記弁部23から下方に延びた
第1延長部分25と、該延長部分の端部で曲げられた湾
曲部分26と、該湾曲部分の端部で上方に延びた第2延
長部分27とから成る。前記プラスチック製弁体22の
湾曲部分26は弾性力を有するため、該弁体22の両舌
片の一方を形成する前記弁部23又はばね部24の前記
第1延長部分25と、他方を形成するばね部24の前記
第2延長部分27とを圧縮して変形させて前記溝18内
に容易に挿入できる。
【0036】前記弁体22は、そのばね部24の前記湾
曲部分26が前記溝18の底面21近傍で負荷が加えら
れた状態で湾曲されている。そのため、前記ばね部24
は、前記弁部23ないし前記第1延長部分25により前
記溝18の第1壁面19を押圧し、前記第2延長部分2
7により前記溝18の第2壁面20を押圧する。これに
より、該ばね部24は、前記弁部23に対し後述する第
1の流体通路を閉じる方向に付勢力を発生する。
【0037】前記溝18内に嵌挿された第1構成例の前
記弁体22は、図5に示すように、その弁部23の先端
面が前記流体室3の内周面17に接するように形成され
ている。回転部材5が第1方向、即ち空転方向(図5に
おいて反時計方向)に回転した際、弁体22の弁部23
は、羽根16の第1側面35側から粘性流体による圧力
を受けて溝18の第1壁面19から離間する。この状態
において、前記第1の流体通路、弁体22と溝18の第
1壁面19との隙間、及び後述する第2の流体通路によ
って、羽根16の第1側面35側と第2側面36側との
間で流体の移動を許容する流体通路が形成されることに
なる。回転部材5が第2方向、即ちダンピング方向(図
5において時計方向)に回転すると、前記ばね部24の
付勢力と前記第2側面36側の流体圧力とにより第1の
流体通路が閉じられることによって、前記第1側面35
側と前記第2側面36側との間で流体移動を許容する前
記流体通路が閉塞される。
【0038】羽根16の軸方向に延びる、前記溝18の
両側壁28,29は、その先端面に切欠30,31をそ
れぞれ有する。一方、前記弁体22もそのばね部24の
前記第1延長部分25と前記第2延長部分27の自由端
面とにそれぞれ切欠32,33を有する。前記第1壁面
19を有する前記一方の第1側壁28の先端面の切欠3
0ないし該先端面と流体室内周面17との間と、前記第
1延長部分25の切欠32とにより、粘性流体4が通流
するための第1の流体通路が形成される。前記第2壁面
20を有する前記他方の第2側壁29の先端面の切欠3
1ないし該先端面と流体室内周面17との間と、前記第
2延長部分27の自由端面の切欠33とにより、粘性流
体4が通流するための第2の流体通路が形成される。
【0039】第1構成例の弁体22の変更例は、図6及
び図7に示すように、第1構成例の弁体22(図2及び
図5を参照。)の前記第2延長部分27よりも短い第2
延長部分27’を有する。この変更例の弁体22が前記
溝18内に嵌挿された場合、第1構成例の弁体22と同
様に、該弁体22のばね部24の湾曲部分26が前記溝
18の底面21近傍で負荷が加えられた状態で湾曲され
ている。そのため、前記ばね部24は、前記弁部23な
いし前記第1延長部分25により前記溝18の第1壁面
19を押圧し、前記第2延長部分27’により前記溝1
8の第2壁面20を押圧する。これにより、前記ばね部
24は前記弁部23に対し前記第1流体通路を閉じる方
向に付勢力を発生する。短い第2延長部分27’の弁体
22の場合、回転部材5の反時計方向への回転時に、該
弁体22の弁部23が前記第2側壁29の先端部に衝突
するまで変形される。この場合、前記第2流体通路は前
記切欠31により形成される。それゆえ、この変更例の
弁体22は、前記第2延長部分27’の自由端面には切
欠33に相当する切欠を設ける必要が無い。
【0040】次に、本発明の回転ダンパの第2実施の形
態について説明する。図8は本発明の第2構成例の弁体
を組込む回転部材及びこれから分解された該弁体の斜視
図、図9(1)及び(2)は上記弁体の正面図及び側面図、
図10は図9(1)のA-A’線に沿う拡大縦断面図、図
11は上記第2構成例の弁体を第1構成例の羽根の前記
溝内に嵌挿した状態を示す縦断面図、図12は第2構成
例の弁体を組込んだ回転部材が反時計方向に回転した時
の該弁体の作用を示す縦断面図、図13は第2構成例の
弁体を組込んだ回転部材が時計方向に回転した時の該弁
体の作用を示す縦断面図をそれぞれ示す。
【0041】本発明の第2構成例の弁体22は、図8〜
図11に示すように、その弁部23に膨出部34を有す
るように形成されている。該膨出部34は、前記羽根1
6の前記第1側壁28の先端面と前記流体室内周面17
との空間を隙間なく埋めるように形成されている。該弁
体22のばね部24の構造は、上述した第1構成例の弁
体22及びその変更例のばね部24と同一の構造である
ので、該第1構成例と同一の構成部分には同一の符合を
付す。
【0042】図12に示すように、回転部材5が反時計
方向(矢印A方向)に回転すると、前記膨出部34を有
するは前記弁部23は、前記羽根16の第1側面35側
の流体室3に充填されている粘性流体4の抵抗を受けて
前記第1壁面19方向へのばね部24の付勢力に抗して
時計方向(図12の回転部材4の矢印A方向とは反対方
向)に、前記膨出部34とは反対側の弁部の部分がばね
部24の第2延長部分27の先端部に衝突するまで変形
される。即ち、回転部材5の矢印A方向への回転時に、
前記膨出部34が前記第1側面35側に充填された粘性
流体4の抵抗を直接的に確実に受圧し、かつ前記膨出部
34を除く前記弁部23が矢印B方向に通流する粘性流
体4の抵抗を羽根16の前記第1側壁28の先端面の切
欠30を介して確実に受圧するので、前記弁部23は時
計方向(図12の回転部材4の矢印A方向とは反対方
向)に迅速に変形される。
【0043】前記弁部23の上述した変形に伴い、切欠
32を有し溝18の前記第1壁面19に密着したばね部
24の前記第1延長部分25も該壁面19から即座に離
間する。これにより、前記両切欠30、32により形成
される前記第1流体通路が迅速に開かれる。前記第1側
面35側の粘性流体4は開放した該第1流体通路を通流
し、さらに、前記第2延長部分27の切欠33と第2側
壁29の切欠31とにより形成される前記第2流体通路
を矢印C方向に通流して、前記羽根16の第2側面36
側の流体室3に流れ込む。液体室3に充填された前記粘
性流体4は、回転部材5が反時計方向に回転している
間、即ち空転方向に回転中は、開いた前記弁体22を介
して流体室3の前記第1側面35側から前記第2側面3
6側にスムースに移動する。このため、空転方向に回転
中は、ダンピング作用が働かない状態となる。
【0044】回転部材5が反時計方向への回転を停止す
ると、前記第1壁面19方向へのばね部24の付勢力の
作用により、変形した前記弁部23は先端面に切欠30
を有する前記第1壁面19の方に即座に復元して、図1
3に示すように、該第1壁面19に密着する。これによ
り、前記弁体22が閉じられ、開放した前記第1流体通
路は瞬時に閉塞される。そのため、空転方向への回転を
止めた途端に直ちにダンピング作用が働く準備ができ、
トルクを発生するダンピング方向に回転させたときには
直ちにダンピング作用が働く、バックラッシュの無い回
転ダンパが得られる。図13に示すように、回転部材5
を時計方向(矢印D方向)に回転する時、即ちダンピン
グ方向への回転時には、上記の如く、トルク発生開始時
に前記弁体22は既に閉じており、なお且つ前記弁体2
2は、弁部23の反第1壁面19側の受圧面37が前記
第2側面36側の粘性流体4の大きな抵抗を受けて回転
する。そのため、前記流体室3内で即座に高トルクが発
生して、ダンピング効果が迅速に発揮される。
【0045】次に、本発明の回転ダンパの第3実施の形
態について説明する。図14は本発明の第3構成例の弁
体を第2構成例の羽根の前記溝内に嵌挿した状態を縦断
面図で示す。この実施形態では、前記羽根16の第1側
壁28は、その先端面が前記流体室3の内周面17に接
し、かつその先端部に前記第1流体通路の一部をなす孔
38が設けられるように形成されている。本発明の第3
構成例の弁体22は、図14に示すように、その弁部2
3が前記孔38を閉塞可能な位置に配設されるように形
成されていれば足りる。そのため、第3構成例の弁体2
2は、図5に示す前記第1構成例の弁体22及び図6に
示すその変更例の弁体22の弁部23及び第2延長部分
27、27’と同一に形成しても良く、また弁部23の
先端面が流体室3の内周面17に接しないように形成し
ても良い。従って、この実施形態の弁体22は、高い寸
法精度が要求されることなく形成できる。
【0046】次に、本発明の回転ダンパの第4実施の形
態について説明する。図15(1)は本発明の第4構成例
の弁体の縦断面図、図15(2)は該弁体を第1構成例
の羽根の前記溝内に嵌挿した状態を示す回転ダンパの縦
断面図、図16(1)は本発明の第5構成例の弁体の縦断
面図、図16(2)は該弁体を第1構成例の羽根の前記
溝内に嵌挿した状態を示す回転ダンパの縦断面図をそれ
ぞれ示す。
【0047】図15(1)に示す本発明の第4構成例の弁
体22は、図10に示す前記第2構成例の弁体22の前
記ばね部24の自由端近傍に、即ち前記第2延長部分2
7の先端近辺に、弁部23に対向する方向に突設するス
トッパ39を有する。これにより、図15(2)に示す
ように、前記弁部23の運動範囲が大幅に制限されるの
で、前記ばね部24の第1延長部分25の反付勢力方向
への変形も制限される。そのため、該ばね部24はこの
回転ダンパを長期間使用しても弾性疲労を生じることは
ほとんど無い。
【0048】図16(1)に示す弁体22は、図10に
示す前記第2構成例の弁体22の前記ばね部24の自由
端部、即ち第2延長部分27の先端部に一体形成され弁
部23の反対方向に湾曲した第3延長部分40を有する
ことを特徴とする。該第3延長部分40は、上記弁体2
2を前記溝18内に嵌挿して回転ダンパを組立てる際
に、前記第2側壁29に設けられた孔41の中に径方向
に遊びをもって緩挿される。これにより、前記弁体22
は組立て時に前記溝18から抜出るのが防止される。
【0049】なお、上述の弁体22の第1〜第5構成例
の場合、前記弁体22を板ばねにすると、前記弁部23
が流体の抵抗を大面積で受圧できるので、開蓋方向への
回転時には流体通路が容易に開放される点で有利であ
る。
【0050】図17〜図19は、本発明の弁体が有する
アペックスシール機能について説明する図である。
【0051】図17に示す通り、弁部23の前記受圧面
37が前記第1延長部分25に対して内側に傾斜した形
状を有する。回転部材5が時計方向に回転すると、該傾
斜受圧面37は、前記第2側面36側に充填された粘性
流体4の内圧Pを矢印で示すように垂直方向に受ける。
該内圧Pは分力P1と分力P2に分解される。該分力P2
は前記弁体22を前記流体室3の内周面17の方向に押
上げて、前記弁部23の先端面を該内周面17に押付け
る作用をする。これにより、前記弁部23と前記流体室
内周面17が完全にシールされる、いわゆるアペックス
シール機能が発揮される。
【0052】図18に示す弁体22は、アペックスシー
ル機能を有する弁体の第1変形例である。前記弁体22
の前記第1延長部分25に形成された前記切欠32によ
って、 前記弁部23の下面に大平面部23’を形成し
(これは、その幅A1を大きくすることによって大平面
部としているが、他の方法によって大平面部としても良
い。)、且つ、弁体22の前記第2延長部分27に形成
された前記切欠33によって、前記第2延長部分27上
面に小平面部27''を形成する(これは、その幅A2を
小さくすることによって小平面部としているが、他の方
法によって小平面部としても良い。)。回転部材5を時
計方向に回転させると、前記弁体22の図18中右側の
粘性流体による内圧は該弁体22の全ての部分に等しく
かかるため、前記弁部23下面の大平面部23’にかか
る流体室内周面17方向への押圧力と、前記第2延長部
分27上面の小平面部27''にかかる流体室内周面17
方向とは逆方向の押圧力との差によって、弁体22は流
体室内周面17方向へ押上げられ、前記弁部23と前記
流体室内周面17が完全にシールされる。これは本件第
1変形例においては、上記大平面部23’と上記 小平
面部27''との差による影響、即ちA1×大平面部2
3’の奥行き×内圧P−A2×小平面部27''の奥行き
×内圧Pによる影響によってなされる。
【0053】図19に示す弁体22は、アペックスシー
ル機能を有する弁体の第2変形例である。羽根16に形
成した溝18の第1壁面19を、図19に示す如く、左
側に傾斜せしめ、該壁面19に弁体22の第1延長部分
25の図19中左側側面を対抗接触せしめ、且つ第1延
長部分25の図19中右側側面を、図19に示す如く、
略垂直状態に形成した。これにより、前記した如く、前
記弁体22の図19中右側の粘性流体による内圧は該弁
体22の全ての部分に等しくかかるため、その内圧は第
1延長部分25の図19中上記右側側面にも同様にかか
る。その内圧Pは、図19に示す通り、上記溝18の第
1壁面19に垂直な分力P1と、前記第1壁面19に水
平な分力P2に分解される。該分力P2は前記弁体22を
前記流体室3の内周面17の方向に押上げて、前記弁部
23の先端面を該内周面17に押付ける作用をする。こ
れにより、前記弁部23と前記流体室内周面17が完全
にシールされることになる。
【0054】上述したアペックスシール機能の説明にお
いては、弁体22を流体室内周面17方向に押圧する力
として、比較的影響力の大きな力について説明した。し
かし、実際には、弁体22の全ての面に対する粘性流体
の圧力が総合して影響し、結果として、その差が、弁体
22を流体室内周面17方向へ押し付ける力として作用
する。
【0055】
【発明の効果】以上のように、本発明のバックラッシュ
の無い回転ダンパは、流体通路を開閉する弁体が弁部と
ばね部とが一体形成してなるので、該弁体の部品点数が
大幅に削減されて構造が極めて簡単になり、回転ダンパ
の小型化に伴う極めて狭い隙間にもばね機能を有する前
記弁体を容易に取付けることが可能となるので、製造コ
ストが大幅に減少できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態の回転ダンパを示す斜
視図。
【図2】図1の第1構成例の弁体を示し、(1)はその正
面図、(2)はその側面図。
【図3】図1の第1構成例の羽根を備えた回転部材の平
面図。
【図4】本発明の第1実施の形態の回転ダンパを示し、
(1)はその側面図、(2)は(1)のA−A’線に沿う縦断
面図、(3)は(2)のB−B’線に沿う縦断面図。
【図5】本発明の第1実施の形態の回転ダンパの要部拡
大縦断面図。
【図6】図1の第1構成例の弁体の変更例を組込んだ回
転ダンパの縦断面図。
【図7】図1の第1構成例の弁体の変更例を示し、
(1)はその正面図、(2)はその側面図。
【図8】本発明の第2実施の形態の回転ダンパを示す斜
視図。
【図9】図8の第2構成例の弁体を示し、(1)はその正
面図、(2)はその側面図。
【図10】図9(1)のA−A’線に沿う拡大縦断面図。
【図11】図9の第2構成例の弁体を羽根の溝内に嵌挿
した状態を示す縦断面図。
【図12】本発明の第2実施の形態の回転ダンパの回転
部材を反時計方向に回転した時の第2構成例の弁体の作
用を示す縦断面図。
【図13】本発明の第2実施の形態の回転ダンパの回転
部材を時計方向に回転した時の第2構成例の弁体の作用
を示す縦断面図。
【図14】本発明の第3実施の形態の回転ダンパの第3
構成例の弁体を羽根の溝内に嵌挿した状態を示す縦断面
図。
【図15】本発明の第4実施の形態の回転ダンパの第4
構成例の弁体を示し、(1)はその縦断面図、(2)は
(1)の弁体を羽根の溝内に嵌挿した状態を示す縦断面
図。
【図16】本発明の第4実施の形態の回転ダンパの第5
構成例の弁体を示し、(1)はその縦断面図、(2)は
(1)の弁体を羽根の溝内に嵌挿した状態を示す縦断面
図。
【図17】本発明のアペックスシール機能を有する弁体
の構成例を示す一部拡大概略縦断面図。
【図18】本発明のアペックスシール機能を有する弁体
の第1変更例を示す一部拡大概略縦断面図。
【図19】本発明のアペックスシール機能を有する弁体
の第2変更例を示す一部拡大概略縦断面図。
【図20】従来の回転ダンパを示す縦断面図。
【図21】従来の回転ダンパを示す縦断面図。
【図22】従来の回転ダンパを示す縦断面図。
【符号の説明】
1・・回転ダンパ、2…ケーシング、3…流体室、4…
粘性流体、5…回転部材、6…基部、7…軸部、8…ケ
ーシングの端部、9…軸受凹部、10…ケーシングの開
口端部、11…圧力隔壁、12…Oリング、13…エン
ドキャップ、14、15…軸受開口、16…羽根、17
…流体室内周面、18…溝、19…第1壁面、20…第
2壁面、21…底面、22…弁体、23…弁部、23’
…弁部下面の大平面部、24…ばね部、25…第1延長
部分、26…湾曲部分、27、27’…第2延長部分、
27''…第2延長部分上面の小平面部、28…第1側
壁、29…第2側壁、30〜33…切欠、34…膨出
部、35…第1側面、36…第2側面、37…受圧面、
38…孔、39…ストッパ、40…第3延長部分、41
…孔。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体が充填される流体室を有するケーシ
    ングと、該ケーシングに対して相対回転自在に前記流体
    室内に収容される回転部材と、該回転部材の外周面に軸
    方向に沿って前記流体室の内周面に向かって突出するよ
    うに形成された羽根と、該羽根の先端部ないしその近傍
    において該羽根の第1側面側と第2側面側との間で流体
    の移動を許容する流体通路と、前記羽根に設けられ前記
    流体通路を開閉する弁体とを有し、該弁体は、前記流体
    通路を閉塞可能位置に配設される弁部と、該弁部を前記
    流体通路を閉じる方向に付勢するばね部とが一体に形成
    されてなり、前記弁部は、前記回転部材の第1方向への
    回転時に、前記羽根の前記第1側面側の流体の圧力によ
    り前記ばね部の付勢力に抗して前記流体通路を開き、前
    記回転部材の回転停止時に、前記ばね部の付勢力により
    前記流体通路を瞬時に閉じ、第2方向への回転時には、
    前記ばね部の付勢力と第2側面側の流体の圧力により前
    記流体通路を閉塞していることを特徴とする回転ダン
    パ。
  2. 【請求項2】 前記弁体はばね性を有する材料から成る
    ことを特徴とする請求項1に記載の回転ダンパ。
  3. 【請求項3】 前記ばね性を有する材料は非金属ばねで
    あることを特徴とする請求項2に記載の回転ダンパ。
  4. 【請求項4】 前記ばね性を有する材料は金属ばねであ
    ることを特徴とする請求項2に記載の回転ダンパ。
  5. 【請求項5】 前記ばね性を有する材料は板ばねである
    ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載
    の回転ダンパ。
  6. 【請求項6】 前記羽根は先端面に軸方向に延びる溝を
    有し、該溝は対向する第1及び第2の壁面と底面とを有
    する請求項1に記載された回転ダンパにおいて、前記弁
    体は前記溝内に嵌挿自在に形成され、嵌挿時前記弁部は
    前記流体通路を遮断するように横断して少なくとも一部
    が前記溝の第1壁面に接しており、前記ばね部は該弁部
    から延びる第1延長部分、該第1延長部分から伸びる屈
    曲部分及び該屈曲部分から伸びる第2延長部分から成
    り、該ばね部は、前記屈曲部分に負荷を加えることによ
    り前記弁部に対して前記流体通路を閉じる方向に付勢力
    を発生するようにしたことを特徴とする回転ダンパ。
  7. 【請求項7】 前記流体通路は前記羽根の先端面と前記
    流体室の内周面との間に形成され、前記弁部はその先端
    面が前記流体室内周面に当接するまで外方に延伸してい
    ることを特徴とする請求項6に記載の回転ダンパ。
  8. 【請求項8】 前記弁部は前記羽根の先端面と前記流体
    室内周面との間の、前記流体通路となる空間を埋める膨
    出部を有することを特徴とする請求項7に記載の回転ダ
    ンパ。
  9. 【請求項9】 前記羽根の先端面は前記流体室内周面に
    接し、前記流体通路は前記羽根の先端部に画設されてい
    ることを特徴とする請求項6に記載の回転ダンパ。
  10. 【請求項10】 前記第2延長部分の端部は、前記弁部
    が前記第1壁面から離れて前記流体通路を開放したとき
    弁部の運動範囲を限定することを特徴とする請求項6に
    記載の回転ダンパ。
  11. 【請求項11】 前記弁体は、前記弁部がアペックスシ
    ール機能を有するように形成されていることを特徴とす
    る請求項1乃至10のいずれか一項に記載の回転ダン
    パ。
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