JP2002359399A - 発光素子の製造方法及び発光素子 - Google Patents
発光素子の製造方法及び発光素子Info
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Abstract
ことができる発光素子の製造方法、及び発光素子を提供
する。 【解決手段】 本発明の発光素子の製造方法において
は、第1導電型の第一主表面12と第2導電型の第二主
表面13とを有する半導体ウェーハ200の第一主表面
に、メサエッチング用のマスク20a’を形成するマス
ク形成工程と、メサエッチング処理によりメサ部10を
形成するメサエッチング工程と、メサエッチング用のマ
スク20a’をパターニングして電極20aにする電極
形成工程と、メサ部10に沿って半導体ウェーハ200
を切断するウェーハ切断工程と、少なくともメサ部10
および側面部11に粗面加工を施す粗面加工工程とをこ
の順に行う。
Description
法及び発光素子に関するものである。
によりp−n接合が形成され、そのp−n接合界面近傍
で起こるキャリアの再結合を発光源として利用した半導
体発光素子は、明るさ不足がしばしば問題となる。素子
の光度を向上させるには、発光層部に注入されたキャリ
アの再結合が効率よく行われればよく、そのための材料
および構造の検討・改善がなされてきた。しかしなが
ら、長年にわたる進歩の結果、発光層部の材料および構
造の改善に基づく光電変換効率は、理論上の限界に次第
に近づきつつある。従って、一層高い光度の素子を得よ
うとした場合、素子からの光取り出し効率が極めて重要
なものとなる。
は、例えば特開2000−196141号公報に、素子
の外周面に微細な凹凸を形成するという技術が開示され
ている。この技術によると、発光層部内から漏出しよう
とする光が、自身の表面での全反射により内側に戻って
しまう現象が緩和され、光取り出し効率を向上させるこ
とができる。
ては、個々の素子に分離される予定の半導体ウェーハに
おいて、それぞれの素子に対応する電極を形成したのち
に、ダイヤモンドカッター等の切削刃を用いてp−n接
合に至るまでハーフダイスを行うことにより、個々の素
子について電気特性および発光特性をウェーハの時点で
調べることができる。このハーフダイス方式は、ハーフ
ダイスによって半導体ウェーハに導入された歪を除去す
るためのエッチング処理を行う必要があり、また、ダイ
シング工程も煩雑であるので好ましくない。
れたものであり、素子の高光度化を図りつつも工程の煩
雑さを減じた発光素子の製造方法、及び発光素子を提供
することを目的とする。
により素子の高光度化を図りつつも、工程の煩雑さを減
ずることのできる製造方法を本発明者らが検討した結
果、以下に示す発光素子の製造方法を発明するに至っ
た。すなわち、本発明の発光素子の製造方法は、第1導
電型の第一主表面と、第2導電型の第二主表面と、側面
部と、前記第一主表面および側面部に隣接して形成され
たメサ部とを有する発光素子の製造方法において、第1
導電型の第一主表面と第2導電型の第二主表面とを有す
る半導体ウェーハの第一主表面に、メサエッチング用の
マスクを形成するマスク形成工程と、メサエッチング処
理によりメサ部を形成するメサエッチング工程と、メサ
エッチング用のマスクをパターニングして電極にする電
極形成工程と、メサ部に沿って半導体ウェーハを切断す
るウェーハ切断工程と、少なくともメサ部および側面部
に粗面加工を施す粗面加工工程とをこの順に行うことを
特徴とする。
り、素子分離用溝(以下、メサ溝という)をメサエッチ
ングにより形成した後、該メサエッチング用のマスクを
パターニングすることにより電力供給のための電極とし
てそのまま利用できる。ハーフダイスを行う代わりに、
メサエッチングを行ってp−n接合に至るメサ溝を形成
するので、ハーフダイスを行う場合と全く同様に、分離
されるべき個々の素子の特性を容易に検査できる。煩雑
なハーフダイシング工程を行わずに済み、加工歪除去の
ためのエッチングも必要ない。すなわち、工程が簡略化
され加工コストを低減することが可能である。特性検査
終了後、メサ溝に沿ってウェーハの切断を行うと、一方
の電極側が台地形状を有するいわゆるメサ型の素子が得
られる。
またはAuを主体とする合金を好適に使用できる。Au
またはAuを主体とする合金は、ウェーハをエッチング
するためのエッチング液に侵され難く、これをマスクと
して使用すれば、メサエッチングを行う際にマスクが剥
がれて必要な部分までエッチングされてしまうといった
不具合が生じない。すなわち、有機物のレジストでマス
クする場合と比較してメサ溝を精度良く形成することが
できる(図7(a)および(b)参照)。メサ溝が精度
良く形成されることにより、電気特性および発光特性等
の検査も正確に行うことができ、個々の素子に切断する
際のダイシング装置における画像認識も正確に行われる
ので、素子の製造が一層スムーズに行える。そして、ウ
ェーハを切断した後に粗面加工を施せば、少なくとも側
面部およびメサ部に粗面が形成され、高光度化の図られ
た本発明の発光素子が得られる。
面の電極部を除く部分にも粗面加工を施すことが好まし
く、さらに、第一主表面の反対側の面である第二主表面
は研磨加工が施された平滑面とすることが好ましい。素
子内部から漏出しようとする光は、あらゆる方向に進む
が、通常、素子の裏面は光取り出し面とはされないの
で、裏面に到達した光は、むしろ全反射して側面部等に
導かれた方がよい。
発明の発光素子は、第1導電型の第一主表面と、第2導
電型の第二主表面と、側面部と、第一主表面および側面
部に隣接して形成されたメサ部とを有する発光素子にお
いて、少なくともメサ部および側面部に粗面加工が施さ
れていることを特徴とする。
よびメサ部に粗面加工が施されて微細な凹凸が形成され
ている。メサ部を形成することにより、光を素子外部に
効率よく導けるようになり、さらに、そのメサ部にも粗
面加工が施されているので、表面で光が全反射する確率
も低い。
してそのまま使用する発光素子の製造方法は以下の通り
とすることもできる。その製造方法は、第1導電型の第
一主表面と、第2導電型の第二主表面と、側面部と、前
記第一主表面および側面部に隣接して形成されたメサ部
とを有する発光素子の製造方法において、第1導電型の
第一主表面と第2導電型の第二主表面とを有する半導体
ウェーハの第一主表面に、メサエッチング用のマスクを
形成するマスク形成工程と、メサエッチング処理により
メサ部を形成するメサエッチング工程と、メサ部に粗面
加工を施す粗面加工工程と、メサエッチング用のマスク
をパターニングして電極にする電極形成工程と、メサ部
に沿って半導体ウェーハを切断するウェーハ切断工程と
をこの順に行うことを特徴とする。
チングにより形成した後、該メサエッチング用のマスク
をパターニングすることにより電力供給のための電極と
してそのまま利用できるばかりでなく、メサ溝を形成し
た直後の工程において粗面加工を施すので、メサ部にの
み選択的に粗面を形成することが可能となる。両主表面
はエッチングされることはないので、粗面加工を施すと
却って光の強度が低下してしまう恐れがある半導体ウェ
ーハを用い、発光素子を製造する場合に有効である。
発明の発光素子は、第1導電型の第一主表面と、第2導
電型の第二主表面と、側面部と、前記第一主表面および
側面部に隣接して形成されたメサ部とを有する発光素子
において、メサ部には粗面加工が施され、メサ部を除く
外周面は該メサ部における外周面よりも凹凸の小さい面
とされていることを特徴とする。
子の外周面にあえて粗面加工を施さない場合であって
も、少なくともメサ部にだけは粗面が形成されているた
め、全く粗面加工が施されていないものと比べると、高
い光度を得ることができる。
法、及び発光素子について、添付の図面を参照しつつ説
明する。図1は、本発明の発光素子の概略を示す断面図
である。まず図1に示す発光素子100は、異なる導電
型の半導体単結晶が積層した構造とされ、積層厚み方向
における両端は第1導電型の第一主表面(以下、上面と
いう)12と、第2導電型の第二主表面(以下、裏面と
いう)13とされ、そのそれぞれに電極を有する。例え
ば、第2導電型を示す裏面13がn型半導体単結晶1に
より形成され、その上にp型半導体単結晶2が積層して
第1導電型を示す上面12が形成される。そして、n型
半導体単結晶1とp型半導体単結晶2との界面にp−n
接合が形成される。上面12および裏面13のそれぞれ
には、電極20aおよび20bが形成されている。上面
12に隣接する部位は、裏面13に近づくにつれて積層
厚み方向と垂直な方向の断面積を増加させる形のメサ部
10とされている。メサ部10は、凹曲面状の外周面を
有する。発光素子100の側面部11は積層厚み方向に
対して概ね垂直とされ、裏面13およびメサ部10に隣
接する形とされている。なお、メサ部10は上面12か
らp−n接合を完全に含む領域まで形成されている。
除く上面12とメサ部10および側面部11は、湿式エ
ッチングにより粗面加工が施された、微細な凹凸を有す
る粗面とされている。これにより、発光素子100とそ
の周囲との界面において、p−n接合近傍で発せられた
光が全反射してしまう確率を低減することができ、ひい
ては光取り出し効率を向上させることができる。
AsP系発光素子においては、GaPの屈折率nが約
3.3、GaAsの屈折率nが約3.8であることか
ら、それらの混晶であるGaAsPの屈折率nは約3.
3〜約3.8であることが分かる。互いに屈折率の異な
るある媒体から他の媒体へと光が入射するとき、それら
の屈折率の差に応じて媒体同士の界面にて光が全反射さ
れる条件が決まる。
光がちょうど全反射される出射角=90°となるときの
臨界角度θcは、入射側の媒体の屈折率をn1、出射側
の媒体の屈折率をn2として、 θc=sin−1(n2/n1)‥‥ と表される。もし、出射側の媒体が空気であるならば、
屈折率は近似的に真空の屈折率(=1)に等しいとみな
すことができるので、これを用いれば、 θc=sin−1(1/n1)‥‥ と表すことができる。
GaAsP混晶の場合、全反射の臨界角度θc=約15
°〜約18°となる。θcよりも小さい角度、すなわち
界面に対して垂直に近い角度で到達した光のみが空気中
に放出される。θcよりも大きな角度で界面に到達した
光は、結晶内部に全反射していずれは吸収されてしま
う。
凸を有する粗面とされていると、θcよりも大きな角度
で界面に到達した光に対しても、図6(b)に示すよう
に、局所的にはθcよりも小さい角度を有する凸面が存
在するので、光は空気中に透過することができる。
100を構成する材料、組成および構造等を考慮して、
光の取り出し効率が最も良好となるように最適化するこ
とができる。すなわち、素子を構成する材料の屈折率と
素子の発光波長とを考慮して、凹凸が緩やかすぎず、微
細でありすぎないようにエッチング条件を変化させれば
よく、例えば特開2000−196141号公報に記載
されている方法が適用できる。
グ等の研磨加工が施された平滑面とするのがよい。通
常、裏面13はフレーム等に固定されて光が漏出できな
いので、裏面13に到達した光は、むしろ全反射されて
他の面に導かれたほうがよいからである。すなわち、こ
の裏面13はなるべく凹凸のない平滑面であることが望
ましい。
うにして製造できる。例えばGaP単結晶基板上にGa
AsP単結晶層をエピタキシャル成長させたエピタキシ
ャルウェーハを加工して、メサ形状をなす本発明の発光
素子100を得ることができるので、これを一実施形態
として以下の説明を記載する。
を記載する。まず、主表面の面方位が(100)である
n型GaP単結晶基板30上に、n型GaPエピタキシ
ャル層31、混晶率xが変化するn型GaAs1−xP
x混晶率変化層32、窒素を添加したn型GaAs
1−xPx混晶率一定層33を順次積層したのちに、n
型GaAs1−xPx混晶率一定層33の表面よりZn
を拡散させて、n型GaAs1−xPx混晶率一定層3
3の一部をp型に反転させてp型GaAs1−xP x混
晶率一定層34を形成し、その混晶率一定層33と34
との境界にp−n接合を有するGaAsPエピタキシャ
ルウェーハ200を得る(ウェーハ作製工程)。n型
GaAs1−xPx混晶率変化層32は、n型GaPエ
ピタキシャル層31からn型GaAs1−xPx混晶率
一定層33にかけて混晶の組成が徐々に変化しており、
格子不整合による歪を緩和している。
ング、ポリッシング等の研磨加工を施したのち、真空蒸
着法等の方法によりAu、Au−Ge−Ni合金、Au
−Si合金、Au−Si−Ni合金等による金属被膜を
形成する。この金属被膜を、例えばエッチング液KI−
I2水溶液を用いたフォトエッチングにより所望の形状
に加工したのち、ウェーハ200とのオーム性接触を得
るためにArガス等の不活性雰囲気中、概ね400℃〜
600℃の温度にて熱処理を行い裏面電極20bを得る
(裏面電極形成工程)。熱処理条件は、半導体および
金属の種類によって異なるので状況に応じて最適化する
とよい。
は、図1で示したメサ部10となるべきメサ溝をウェー
ハ200の時点で形成し、そのメサ溝の内周面に沿って
ウェーハを切断すれば得られる。メサ溝を形成するため
に、有機物のレジストでマスクしてエッチングを試みる
と、図7(b)の模式図に示すようにメサエッチングが
進行するにつれ、マスク20rが徐々に削られてしまう
ので、メサ溝を精度良く形成することが難しい。メサ溝
50がシャープに形成されていない場合、電気特性およ
び発光特性を正確に調べることができないばかりか、最
終的にダイシングを行って素子を分離する際にダイシン
グ位置を定めるための画像認識が正確に行えない、光度
が低下する等の不具合が生ずる。
は、AuまたはAuを主体とする合金をメサエッチング
用のマスクとして使用するので、レジストをマスクとし
て使用する場合と比べると、マスクがエッチング処理時
に剥離する頻度は非常に低い。ゆえに、図7(a)に示
すように精度良くエッチングされたメサ溝を形成するこ
とができる。
ク20a’は、裏面電極20bを形成したときと同様の
方法により得ることができる(マスク形成工程)。メ
サエッチング用マスク20a’を形成後、例えば85v
ol%リン酸水溶液と30vol%過酸化水素水とを
1:1の体積比にて混合したエッチング液を用いて上面
12をエッチングすると、凹状のメサ溝50が形成され
る(メサエッチング工程)。なお、裏面13が接触面
となるようにウェーハ200を予め半導体用粘着テープ
に貼着させる、あるいは裏面13に耐酸性のワックスを
塗布して、ウェーハ200の裏面13をエッチング液か
ら保護するとよい。
形となっているため、このままでは光が漏出できない。
そこで、ウェーハの上面12が露出するように、このマ
スク20a’の周縁部を除去する形にパターニングした
のち、エッチング処理により該周縁部を除去し、最適な
大きさおよび形状の上面電極20aを得る(電極形成
工程)。その後、ウェーハとオーム性接触を得るため
に、裏面電極20b形成のときと同様の熱処理を行う。
凹状のメサ溝50に沿って、すなわち溝の最も深くなる
位置に切削刃が当接するようにしてウェーハ200を切
断する(ウェーハ切断工程)。
えばI2を1部に対し、硝酸を40部〜80部、フッ化
水素を40部〜300部、酢酸を400部〜2000部
のモル組成比で水溶液中に含むエッチング液を用いて粗
面加工を施す(、粗面加工工程)。粗面加工により
素子100の上面電極20a部を除く上面12と、メサ
部10および側面部11に微細な凹凸(粗面)が形成さ
れる。裏面13は、粘着テープに保護されているので粗
面は形成されない。以上説明した順序にて各工程を行う
ことにより、本発明の発光素子100を得ることができ
る。
サエッチング用のマスクと電極とを兼用した形の本発明
の発光素子の製造方法によれば、図4に示すような、メ
サ部10にのみ粗面加工が施され、メサ部10を除く外
周面は該メサ部10における外周面よりも凹凸の小さい
面とされた発光素子100’を得ることもできる。通
常、光の取り出し効率を向上させるための粗面加工は、
これまで述べてきた通り、光の取り出し面すべてに対し
て行われることが望ましい。一方、光の取り出し効率を
向上させるためにp型単結晶2自体が数μmの非常に薄
い層で構成され、p−n接合が素子の主表面からごく近
い領域に形成されることがある。このような場合、上面
12に粗面加工を施すとp型層の多くが削り取られてし
まい、逆に発光効率を低下させてしまう恐れがある。そ
こで、メサ部10にのみ粗面加工が施された発光素子1
00’を例示できる。以下に、この図4に示す発光素子
100’の製造方法を図5の工程説明図に基づいて説明
する。
から、メサ部50を形成するメサエッチング工程まで
は、図2の工程説明図で述べた通りである。異なるの
は、メサエッチング用のマスク20a’をパターニング
して周縁部を除去して電極とする以前に、ウェーハ20
0の主面に対して粗面加工(粗面加工工程)を施す点
である。このような工程順序により得られるウェーハ2
00’は、メサ溝50のみに微細な凹凸(粗面)を有す
る。その後、フォトエッチングを行い、表面電極20a
を形成する(電極形成工程)。あとは、ウェーハ20
0’をメサ溝50に沿って切断する(、ウェーハ切
断工程)ことにより、図4に示した発光素子100’が
得られる。
た発光素子100あるいは100’をリードフレーム7
0に固定するとともに、ワイヤーボンディングして、周
囲をエポキシコートすることによりシングルランプLE
D101が得られる。
積層させた形態のGaAsPエピタキシャルウェーハを
公知の気相エピタキシャル成長方法により、発光波長が
618nmとなるように混晶比を調整して作製した。こ
のGaAsPエピタキシャルウェーハを使用し、本発明
の発光素子の製造方法により、電極20a,20bと裏
面13以外の素子外周面に粗面加工が施され、裏面13
に研磨加工が施された本発明のメサ型の発光素子100
を得た。素子のサイズは、結晶の積層方向に射影して測
定される値で、0.29×0.29mm□とした。得ら
れた発光素子をリードフレーム70上に銀ペーストで固
定するとともに、金細線でボンディングして、周囲を透
明エポキシ樹脂でモールドしてシングルランプLED
(発光ダイオード)を作製した。作製した発光ダイオー
ドに対して20mAの直流電流を流し、その光度を測定
したとき、5.669mcdの光度が得られた。
のではなく、要旨を逸脱しない範囲にて種々の態様で実
施できることはいうまでもない。また、図面は、理解の
ための模式的な図であることを断っておく。
明図。
程説明図。
図。
Claims (7)
- 【請求項1】 第1導電型の第一主表面と、第2導電型
の第二主表面と、側面部と、前記第一主表面および前記
側面部に隣接して形成されたメサ部とを有する発光素子
の製造方法において、 第1導電型の第一主表面と第2導電型の第二主表面とを
有する半導体ウェーハの前記第一主表面に、メサエッチ
ング用のマスクを形成するマスク形成工程と、メサエッ
チング処理によりメサ部を形成するメサエッチング工程
と、前記メサエッチング用のマスクをパターニングして
電極にする電極形成工程と、前記メサ部に沿って前記半
導体ウェーハを切断するウェーハ切断工程と、少なくと
も前記メサ部および前記側面部に粗面加工を施す粗面加
工工程とをこの順に行うことを特徴とする発光素子の製
造方法。 - 【請求項2】 第1導電型の第一主表面と、第2導電型
の第二主表面と、側面部と、前記第一主表面および前記
側面部に隣接して形成されたメサ部とを有する発光素子
の製造方法において、 第1導電型の第一主表面と第2導電型の第二主表面とを
有する半導体ウェーハの前記第一主表面に、メサエッチ
ング用のマスクを形成するマスク形成工程と、メサエッ
チング処理によりメサ部を形成するメサエッチング工程
と、前記メサ部に粗面加工を施す粗面加工工程と、前記
メサエッチング用のマスクをパターニングして電極にす
る電極形成工程と、前記メサ部に沿って前記半導体ウェ
ーハを切断するウェーハ切断工程とをこの順に行うこと
を特徴とする発光素子の製造方法。 - 【請求項3】 前記メサエッチング用のマスクは、Au
またはAuを主体とする合金からなることを特徴とする
請求項1または2記載の発光素子の製造方法。 - 【請求項4】 第1導電型の第一主表面と、第2導電型
の第二主表面と、側面部と、前記第一主表面および前記
側面部に隣接して形成されたメサ部とを有する発光素子
において、少なくとも前記メサ部および前記側面部に粗
面加工が施されていることを特徴とする発光素子。 - 【請求項5】 第1導電型の第一主表面と、第2導電型
の第二主表面と、側面部と、前記第一主表面および前記
側面部に隣接して形成されたメサ部とを有する発光素子
において、前記メサ部には粗面加工が施され、前記メサ
部を除く外周面は該メサ部における外周面よりも凹凸の
小さい面とされていることを特徴とする発光素子。 - 【請求項6】 前記第一主表面には電極が形成され、該
電極部を除く前記第一主表面に粗面加工が施されている
ことを特徴とする請求項4記載の発光素子。 - 【請求項7】 前記第二主表面には研磨加工が施されて
いることを特徴とする請求項4ないし6のいずれかに記
載の発光素子。
Priority Applications (1)
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