JP2002358866A - ヒューズボックス - Google Patents

ヒューズボックス

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JP2002358866A
JP2002358866A JP2001164806A JP2001164806A JP2002358866A JP 2002358866 A JP2002358866 A JP 2002358866A JP 2001164806 A JP2001164806 A JP 2001164806A JP 2001164806 A JP2001164806 A JP 2001164806A JP 2002358866 A JP2002358866 A JP 2002358866A
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H85/00Protective devices in which the current flows through a part of fusible material and this current is interrupted by displacement of the fusible material when this current becomes excessive
    • H01H85/02Details
    • H01H85/04Fuses, i.e. expendable parts of the protective device, e.g. cartridges
    • H01H85/05Component parts thereof
    • H01H85/055Fusible members
    • H01H2085/0555Input terminal connected to a plurality of output terminals, e.g. multielectrode

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  • Connection Or Junction Boxes (AREA)
  • Fuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶断したヒューズ素子の屑が飛散することを
規制する。 【解決手段】 ヒューズ装置10の樹脂モールド部21
の表裏両面には、各ヒューズ素子19の間に位置して上
下方向を向いたリブ26,26Aが形成される。ボック
ス30内の挿入空間31の対向した壁面には、間に嵌入
溝36が切り欠き形成された仕切壁34が形成され、リ
ブ26が嵌入溝36内に嵌入可能とされる。突出高さの
大きいリブ26Aの先端は、縦向きのガイド溝37に嵌
められる。ヒューズ素子19が溶断すると、その屑が飛
散するおそれがあるが、隣り合うヒューズ素子19の間
は、リブ26,26Aと仕切壁34からなるいわば保護
壁で完全に仕切られているから、ヒューズ素子19の屑
が他のヒューズ素子19に向けて飛散することが規制さ
れ、他のヒューズ素子19が不必要に溶断することが防
止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入出力端子部とヒ
ューズ素子とが一体形成されたヒューズ装置をボックス
内に収容してなるヒューズボックスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばバッテリに直付けされるヒ
ューズボックスとしては、特開2000−195408
号公報に記載されたものが知られている。このものは、
複数枚の板ヒューズと、各板ヒューズの装着部を区画し
て設けた合成樹脂製のボックスとを備えており、このボ
ックスには、バッテリ側に接続される入力端子が各装着
部の一側に臨んで予め組み付けられた構造となってい
る。そして、各板ヒューズがボックスにおける対応する
装着部に装着されてそれぞれの一端が入力端子にねじ止
めされる一方、各板ヒューズの他端に、電線の端末に圧
着されたLA端子がそれぞれねじ止めされるようになっ
ている。この従来のものは、特に板ヒューズが単品とし
て備えられていて、個々に組み付けねばならない等、組
付作業が面倒である嫌いがあった。
【0003】そこで本願出願人は、主に組付性を改善す
るために、入出力端子部とヒューズ素子とが一体形成さ
れたヒューズ装置を提案した。具体的には、1枚のバス
バーをプレス加工することによって、入力端子部と、タ
ブ状をなす複数の出力端子部と、入力端子部と各出力端
子部とを繋ぐ複数のヒューズ素子とを一体的に形成し、
各ヒューズ素子を露出させつつそれらのヒューズ素子の
周辺に樹脂モールド部を形成した構造となっている。そ
して、このヒューズ装置がボックス内に収容され、入力
端子部がバッテリ側に接続されるとともに、各出力端子
部に、電線の端末に固着された相手端子が嵌合接続され
て使用されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように先に提案
したものでは、ある出力端子部に接続された回路に対し
て規定以上の電流が流れると、対応するヒューズ素子が
溶断するように機能するのであるが、ヒューズ素子が溶
断した場合にその屑が飛散し、他のヒューズ素子に付着
して他のヒューズ素子を不必要に溶断する場合があり、
さらなる改良が切望されていた。本発明は上記のような
事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、
溶断したヒューズ素子の屑が飛散することを規制すると
ころにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、入力端子部と、タ
ブ状をなして並設された複数の出力端子部と、前記入力
端子部と前記各出力端子部とを繋ぐ複数のヒューズ素子
とが導電性金属板により一体形成されるとともに、前記
各ヒューズ素子を露出させつつそれらのヒューズ素子の
周辺に樹脂モールド部を形成してなるヒューズ装置と、
前記ヒューズ装置の出力端子部と接続される相手端子が
嵌合可能なコネクタ部を一側に備えて前記ヒューズ装置
を他側から挿入可能なボックスとを備え、 前記出力端
子部を前記コネクタ部に臨ませるとともに、前記入力端
子部を他側から突出させた状態で、前記ヒューズ装置が
前記ボックス内に収容されたヒューズボックスにおい
て、前記ヒューズ装置における樹脂モールド部の表面
と、これと対向するボックスの内面との間には、隣り合
う前記ヒューズ素子の間を仕切る保護壁が、前記ヒュー
ズ装置の挿入方向に沿って形成されている構成としたと
ころに特徴を有する。請求項2の発明は、請求項1に記
載のものにおいて、前記保護壁が、前記樹脂モールド部
の表面と前記ボックスの内面とのいずれか一方に形成さ
れたリブと、このリブを摺動可能に嵌合すべく他方に形
成された溝によって構成されているところに特徴を有す
る。
【0006】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明>ヒューズ素
子が溶断すると、ヒューズ素子の屑が飛散するおそれが
あるが、隣り合うヒューズ素子の間は保護壁で仕切られ
ているから、ヒューズ素子の屑が他のヒューズ素子に向
けて飛散することが規制され、他のヒューズ素子が不必
要に溶断することが防止される。また保護壁を形成する
ことで、ボックスの壁面や樹脂モールド部の補強が図ら
れる。 <請求項2の発明>リブと溝との嵌合を、ヒューズ装置
をボックス内に挿入する際のガイドとして利用すること
ができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
ないし図13に基づいて説明する。この実施形態では、
自動車のバッテリBに装着されるヒューズボックスFB
に適用した場合を例示している。このヒューズボックス
FBは大まかには、図1に示すように、ヒューズ装置1
0とこれを収容するボックス30とから構成されてい
る。ヒューズ装置10は、図2及び図3に示すように、
導電性に優れた金属板をプレス加工してなるバスバー1
1を備えている。バスバー11には、バッテリBの給電
用ポストP(図13参照)と接続される入力端子部12
と、タブ状をなす図示5本の出力端子部17と、入力端
子部12と各出力端子部17とを繋ぐヒューズ素子19
とが一体的に形成されている。
【0008】詳細には、入力端子部12は、ほぼ全幅に
わたる基部13の幅方向の一側(図1の右奥側)から端
子片14が直角曲げされて突設されており、この端子片
14は、補強用に伏コ字形断面に形成されているととも
に、その先端側には取付孔15が開口されている。出力
端子部17は上記のように5本設けられているが、大容
量側の大出力端子部17Lが3本と、小容量側の小出力
端子部17Sが2本備えられている。なお以下では、出
力端子部を総称する場合には符号「17」を、大小に区
別する場合には符号「17L,17S」を付して説明す
る。大出力端子部17Lは小出力端子部17Sと比較す
ると、幅が若干広く、かつ突出長さが大きく形成されて
いる。これらの出力端子部17は、3本の大出力端子部
17Lが幅方向の中央部に、2本の小出力端子部17S
が幅方向の両端に配され、所定間隔を開けて並んで形成
されている。
【0009】ヒューズ素子19は、出力端子部17と同
数の5個備えられており、溶断しやすいように細い線状
をなして略S字形に屈曲した形状に形成されている。各
ヒューズ素子19は、その一端が出力端子部17の基端
における幅方向の一側(図3の右側)に接続され、他端
が入力端子部12における基部13の端縁の左斜め上に
対向する位置に接続されている。これにより上記したよ
うに、各出力端子部17の基端側が、ヒューズ素子19
を介して個別に入力端子部12と接続されている。な
お、大出力端子部17L側のヒューズ素子19の方が、
小出力端子部17S側のそれよりも若干大きめに形成さ
れている。
【0010】上記したバスバー11において、図4ない
し図6に示すように、出力端子部17の基端側から、入
力端子部12における基部13から端子片14の付け根
部分にわたる領域には、このバスバー11を表裏両面か
ら挟むようにして樹脂モールド部21が形成されてい
る。ただし、各ヒューズ素子19と対応する部分には窓
孔22が形成され、ヒューズ素子19が表裏両面で外部
に露出した状態とされている。この樹脂モールド部21
は、バスバー11が成形金型にセットされて型閉じさ
れ、金型内に形成された成形孔に溶融樹脂を流入してそ
れを固化させることによって形成されるようになってい
る。
【0011】ここで、上記した各出力端子部17におけ
る樹脂モールド部21に埋設される基端には、補強用孔
24と位置決め用孔25とがそれぞれ開口されている。
詳細には補強用孔24は、幅方向の一側(図3の右側)
における樹脂モールド部21の形成領域の端部(図3の
鎖線X参照)に寄った位置に形成されている。一方の位
置決め用孔25は、型閉じした場合に成形孔の内面に突
設された位置決めピン(図示せず)が嵌合可能となって
おり、幅方向の他側(図3の左側)におけるヒューズ素
子19に寄った位置に形成されている。言い換えると、
補強用孔24と位置決め用孔25とは、上下に分かれ、
かつ間に十分な連続した幅領域を確保すべく斜めに配さ
れている。
【0012】従って、上記のようにバスバー11が成形
金型にセットされて型閉じされると、位置決めピンが位
置決め用孔25に嵌合し、係る状態で成形孔内に溶融樹
脂が流入される。位置決め用孔25に位置決めピンが嵌
合されていることで、出力端子部17が合成樹脂の流入
圧を受けて振れることが防止される。特に、剛性に劣る
ヒューズ素子19の近くで振れ止め機能が発揮されるか
ら、出力端子部17の振れ止めがより有効に行われる。
また、成形孔に流入した溶融樹脂の一部が補強用孔24
内に流入し、その中で固化された状態で取り出される
(図4参照)。
【0013】次に、ボックス30について説明する。ボ
ックス30は合成樹脂材によって、図7ないし図9にも
示すように、扁平な縦向きの箱形に形成されている。こ
のボックス30内の上部側には、上記したヒューズ装置
10のうちの樹脂モールド部21が形成された部分まで
が挿入可能な挿入空間31が形成されているとともに、
下部側には、ヒューズ装置10の各出力端子部17と接
続される相手の雌側端子金具が嵌合されるコネクタ部3
2が形成されている。雌側端子金具は、図示はしない
が、角筒形の接続部内に出力端子部17と接触する接触
舌片を収容した公知の構造であって、電線の端末に圧着
されている。
【0014】ヒューズ装置10における樹脂モールド部
21の表裏両面には、図4ないし図6に示すように、各
ヒューズ素子19の間と、両端の2個のヒューズ素子1
9の外側に対応する位置において、上下方向を向いたリ
ブ26が形成されている。これらのリブ26のうち、表
側における中央部の2本のリブ26Aは、他のリブ26
に比べて突出高さが少し大きく取られている。一方、ボ
ックス30内の上部側の挿入空間31は、図7及び図9
に示すように、仕切壁34により、出力端子部17と対
応して5個の収容室35に区分されている。各仕切壁3
4の幅方向の中央部には、縦方向の嵌入溝36が上面に
開口して切り欠き形成されており、上記したヒューズ装
置10のリブ26が、各仕切壁34の嵌入溝36内に嵌
入可能とされている。ただし、上記した突出高さの大き
いリブ26Aと突き合わされる嵌入溝36の側縁には、
それらのリブ26Aの突出端を摺動可能に嵌めるチャン
ネル形をなすガイド溝37が形成されている。また、両
端の収容室35の側壁には、ヒューズ装置10における
両端のリブ26をそれぞれ嵌めて摺動案内する縦向きの
ガイドレール38が形成されている。
【0015】ボックス30における左右の側壁の上端部
には、図1に示すように、両側にスリットが入れられる
ことでロック片40が立ち上がり形成されており、各ロ
ック片40はその突出端側の内面に係止鈎41が形成さ
れ、その突出端側が内外に撓み変形可能となっている。
一方、ヒューズ装置10の樹脂モールド部21の左右の
側面における上端部には、ロック片40の係止鈎41の
下面側に係止される突起27が形成されている。なお、
突起27の下面と、係止鈎41の上面とは、それぞれガ
イド用にテーパ面となっている。また、ボックス30に
おける後壁の上縁には、図1の右側の位置において、ヒ
ューズ装置10の樹脂モールド部21のうちの端子片1
4の付け根部分の回りに形成された部分を嵌めて逃がす
逃がし凹部43が形成されている。
【0016】上記したコネクタ部32は、上部側の5個
の収容室35と対応して5個の収容筒部45が並べて設
けられることで形成されている。各収容筒部45の天井
面(収容室35の底面)には、ヒューズ装置10におけ
る各出力端子部17を挿通可能とする挿通溝46が形成
されている。各収容筒部45のうち、中央の3個の収容
筒部45が、両端の2個の収容筒部45よりも長い突出
長さで形成されている。各収容筒部45には、上記のよ
うに雌側端子金具が下面側から挿入可能とされ、収容筒
部45の内壁には、雌側端子金具を抜け止め状に係止す
るためのランス47が形成されている。
【0017】また、ボックス30の表面側には、図1及
び図12に示すように、ヒューズ装置10が収容された
場合におけるヒューズ素子19の並設領域と対応する位
置において、検査部50が形成されている。この検査部
50は、例えば二色成形により、透明または半透明樹脂
によって形成されている。この検査部50を通すことに
より、ボックス30内に収容されたヒューズ装置10に
おけるヒューズ素子19の並設部分を外部から目視でき
るようになっている。
【0018】本実施形態は上記のような構造であって、
続いてその作用について説明する。ヒューズボックスF
Bを組み付けるに当たっては、まずボックス30のコネ
クタ部32に対して、電線の端末に圧着された雌側端子
金具が挿入される。この場合、中央の3個の突出長の大
きい収容筒部45には大型の雌側端子金具が、両端の突
出長の小さい収容筒部45には小型の雌側端子金具が挿
入され、それぞれランス47によって抜け止め状態に収
容される。
【0019】次に、図1の矢線に示すように、ボックス
30の挿入空間31に対してヒューズ装置10が上方か
ら挿入される。具体的には、ヒューズ装置10の樹脂モ
ールド部21における左右両端のリブ26が、挿入空間
31の左右の内面に設けられたガイドレール38に嵌ま
り、また、同樹脂モールド部21の表面側に設けられた
突出高さの大きい2本のリブ26Aが、挿入空間31の
内面に設けられた対応するガイド溝37に嵌まって差し
込まれる。ヒューズ装置10はガイド溝37並びにガイ
ドレール38で案内され、各出力端子部17が対応する
収容室35内に真直に挿入される。
【0020】挿入が進むと、まずヒューズ装置10にお
ける中央の3本の大出力端子部17Lが、収容室35の
底面の挿通溝46を貫通してその下方の収容筒部45内
に突入し、既に収容されている大型の雌側端子金具の接
続部に対して次第に嵌合され、続いて両端の2本の小出
力端子部17Sが、同じく収容室35の底面の挿通溝4
6を貫通してその下方の収容筒部45内に突入し、小型
の雌側端子金具の接続部に次第に嵌合される。
【0021】このとき出力端子部17には、相手の雌側
端子金具と嵌合する際の抵抗を受けて、樹脂モールド部
21内に押し込まれる方向の力が作用するが、出力端子
部17の基端に開口された補強用孔24内に合成樹脂材
が入り込んで固化した状態にあるから、これが係止部と
して機能し、出力端子部17が押し込まれたり、それに
付随してその奥側にあるヒューズ素子19が変形するこ
とが防止される。特に出力端子部17における樹脂モー
ルド部21に入って直ぐの場所で係止機能が発揮される
から、出力端子部17の押し込み規制がより有効に行わ
れる。
【0022】また上記のように、ヒューズ装置10がボ
ックス30内に挿入されるときに、まず大出力端子部1
7Lが嵌合抵抗を受け、続いて小出力端子部17Sを加
えて両出力端子部17が嵌合抵抗を受けるのであるが、
大出力端子部17Lが幅方向の中央部に、小出力端子部
17Sが幅方向の両端部といったように、幅方向の中心
を挟んで左右対称に配置されているから、ヒューズ装置
10を挿入する際に、幅方向の一側に偏ることなく全幅
にわたってバランス良く抵抗を受けることになり、その
結果、ヒューズ装置10は軸線が傾いたりすることなく
真直に挿入される。
【0023】ヒューズ装置10の挿入が終盤になると、
樹脂モールド部21の左右の面の上端部に設けられた両
突起27が、係止鈎41に当たることで両ロック片40
を開くように撓み変形させ、樹脂モールド部21が挿入
空間31の底面に当たるまで挿入されると、突起27が
係止鈎41を通過することで、図10に示すように、ロ
ック片40が復元変形して係止鈎41が突起27の上面
に係止し、ヒューズ装置10がボックス30内に抜け止
め状態に収容される。
【0024】このとき各出力端子部17は、対応する雌
側端子金具と正規に接続される。また、図11に示すよ
うに、ボックス30に設けられた仕切壁34の嵌入溝3
6に、ヒューズ装置10の表裏のリブ26が突き合わさ
れるように嵌入される。なお、表面側の中央の2本のリ
ブ26Aはガイド溝37に嵌められる。これにより、ヒ
ューズ装置10に設けられた5個のヒューズ素子19の
間が、完全に仕切られた状態となる。さらに、これらの
ヒューズ素子19は、図12に示すように、ボックス3
0の表面に設けられた検査部50の内側に対応した状態
となる。
【0025】上記のようにヒューズボックスFBが組み
付けられたら、図13に示すように、ボックス30の上
面にカバー60の本体61が被せられる。それととも
に、ヒューズボックスFBがバッテリBの側面に沿って
縦向きに配されつつ、ヒューズ装置10の入力端子部1
2における端子片14の取付孔15が、バッテリポスト
Pに取り付けられたバッテリ端子63の取付ボルト64
に嵌合されてナット65を締め付けることで接続され、
バッテリ端子63の回りが開閉蓋62によって覆われた
状態で使用に供される。
【0026】そして、ある出力端子部17に接続された
回路に対して規定以上の電流が流れると、対応するヒュ
ーズ素子19が溶断するように機能する。ここで、ヒュ
ーズ素子19が溶断すると、ヒューズ素子19の屑が飛
散するおそれがあるが、隣り合うヒューズ素子19の間
は、リブ26と仕切壁34からなるいわば保護壁で完全
に仕切られているから、ヒューズ素子19の屑が他のヒ
ューズ素子19に向けて飛散することが規制され、他の
ヒューズ素子19が不必要に溶断することが防止され
る。また、ボックス30の表面の検査部50を覗くこと
で、いちいちヒューズ装置10をボックス30から取り
出さなくても、どのヒューズ素子19が溶断したかを簡
単に確認することができる。
【0027】以上説明したように本実施形態によれば、
所定の回路に対して規定以上の電流が流れる等で対応す
るヒューズ素子19が溶断すると、そのヒューズ素子1
9の屑が飛散するおそれがあるが、隣り合うヒューズ素
子19の間は、リブ26,26Aと仕切壁34からなる
いわば保護壁で完全に仕切られているから、ヒューズ素
子19の屑が他のヒューズ素子19に向けて飛散するこ
とが規制され、他のヒューズ素子19が不必要に溶断す
ることが防止される。特にヒューズ装置10の表面側で
は、中央の2本のリブ26Aの突出端が、ボックス30
側のガイド溝37に嵌合された構造となっているから、
ガイド溝37で案内されてヒューズ装置10がスムーズ
に挿入される。また、比較的薄肉のボックス30の壁面
に仕切壁34が立てられているのであるから、ボックス
30を補強することにも有効である。
【0028】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)保護壁を構成する構造として、以下のような変形
例が採用できる。図14に示す第1変形例では、ヒュー
ズ装置10の樹脂モールド部21に背の高いリブ26B
が立てられて、リブ26Bの突出端がボックス30の対
向壁面に直接に当接して仕切るようになっている。
【0029】(2)図15に示す第2変形例では、ヒュ
ーズ装置10側のリブ26Cと、ボックス30側の仕切
壁36Aの端縁とが突き合わされるのではなく、先端同
士が重なった状態で配されている。 (3)図16に示す第3変形例では、ボックス30側の
仕切壁36Bの端縁が内方にさらに突出され、その端縁
が、ヒューズ装置10の樹脂モールド部21に形成され
た縦溝52に摺動可能に嵌合されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るヒューズボックスの
分解斜視図
【図2】バスバーの斜視図
【図3】同正面図
【図4】ヒューズ装置の一部切欠正面図
【図5】同側面図
【図6】同平面図
【図7】ボックスの正面から見た断面図
【図8】同側面から見た断面図
【図9】同平面図
【図10】ヒューズボックスの正面から見た断面図
【図11】同平面から見た断面図
【図12】同正面図
【図13】ヒューズボックスをバッテリに取り付けた状
態の一部切欠側面図
【図14】保護壁の第1変形例を示す部分平面図
【図15】同第2変形例を示す部分平面図
【図16】同第3変形例を示す部分平面図
【符号の説明】
10…ヒューズ装置 11…バスバー(導電性金属板) 12…入力端子部 17,17L,17S…出力端子部 19…ヒューズ素子 21…樹脂モールド部 22…窓孔 26,26A…リブ(保護壁) 30…ボックス 31…挿入空間 32…コネクタ部 34…仕切壁(保護壁) 36…嵌入溝 37…ガイド溝 26B…リブ 26C…リブ 36A…仕切壁 36B…仕切壁 52…縦溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力端子部と、タブ状をなして並設され
    た複数の出力端子部と、前記入力端子部と前記各出力端
    子部とを繋ぐ複数のヒューズ素子とが導電性金属板によ
    り一体形成されるとともに、前記各ヒューズ素子を露出
    させつつそれらのヒューズ素子の周辺に樹脂モールド部
    を形成してなるヒューズ装置と、 前記ヒューズ装置の出力端子部と接続される相手端子が
    嵌合可能なコネクタ部を一側に備えて前記ヒューズ装置
    を他側から挿入可能なボックスとを備え、 前記出力端子部を前記コネクタ部に臨ませるとともに、
    前記入力端子部を他側から突出させた状態で、前記ヒュ
    ーズ装置が前記ボックス内に収容されたヒューズボック
    スにおいて、 前記ヒューズ装置における樹脂モールド部の表面と、こ
    れと対向するボックスの内面との間には、隣り合う前記
    ヒューズ素子の間を仕切る保護壁が、前記ヒューズ装置
    の挿入方向に沿って形成されていることを特徴とするヒ
    ューズボックス。
  2. 【請求項2】 前記保護壁が、前記樹脂モールド部の表
    面と前記ボックスの内面とのいずれか一方に形成された
    リブと、このリブを摺動可能に嵌合すべく他方に形成さ
    れた溝によって構成されていることを特徴とする請求項
    1記載のヒューズボックス。
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