JPH05274995A - ヒュージブルリンク - Google Patents
ヒュージブルリンクInfo
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- JPH05274995A JPH05274995A JP4097353A JP9735392A JPH05274995A JP H05274995 A JPH05274995 A JP H05274995A JP 4097353 A JP4097353 A JP 4097353A JP 9735392 A JP9735392 A JP 9735392A JP H05274995 A JPH05274995 A JP H05274995A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- housing
- connecting plate
- fuse element
- fusible link
- fusible
- Prior art date
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- Granted
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H85/00—Protective devices in which the current flows through a part of fusible material and this current is interrupted by displacement of the fusible material when this current becomes excessive
- H01H85/02—Details
- H01H85/04—Fuses, i.e. expendable parts of the protective device, e.g. cartridges
- H01H85/05—Component parts thereof
- H01H85/143—Electrical contacts; Fastening fusible members to such contacts
- H01H85/147—Parallel-side contacts
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H85/00—Protective devices in which the current flows through a part of fusible material and this current is interrupted by displacement of the fusible material when this current becomes excessive
- H01H85/02—Details
- H01H85/04—Fuses, i.e. expendable parts of the protective device, e.g. cartridges
- H01H85/041—Fuses, i.e. expendable parts of the protective device, e.g. cartridges characterised by the type
- H01H85/0411—Miniature fuses
- H01H85/0415—Miniature fuses cartridge type
- H01H85/0417—Miniature fuses cartridge type with parallel side contacts
Landscapes
- Fuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ヒューズエレメントの不用な発熱によるハウ
ジングの変形および変色を解消すると同時に、ハウジン
グに保持されるヒューズエレメントの固着を完全にす
る。 【構成】 接続板(14)は両端を折曲して設けられたリブ
(17)に弾性係止片(18)と突起(19)とを有し、ハウジング
(11)は、前記接続板が挿入される接続板挿入孔(23)の内
壁に前記係止片が係止する接続板抜止め段部(25)と前記
抜止め突片が衝合する接続板抜止め突縁(26)とを有して
おり、接続板を前記接続板挿入孔に貫通させた際に各部
がそれぞれ係合する。
ジングの変形および変色を解消すると同時に、ハウジン
グに保持されるヒューズエレメントの固着を完全にす
る。 【構成】 接続板(14)は両端を折曲して設けられたリブ
(17)に弾性係止片(18)と突起(19)とを有し、ハウジング
(11)は、前記接続板が挿入される接続板挿入孔(23)の内
壁に前記係止片が係止する接続板抜止め段部(25)と前記
抜止め突片が衝合する接続板抜止め突縁(26)とを有して
おり、接続板を前記接続板挿入孔に貫通させた際に各部
がそれぞれ係合する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はヒュージブルリンクに関
し、特に車両などにおける電源回路保護用のカートリッ
ジタイプのヒュージブルリンクに関する。
し、特に車両などにおける電源回路保護用のカートリッ
ジタイプのヒュージブルリンクに関する。
【０００２】
【従来技術】自動車などの車両における電源は、通常搭
載されたバッテリーから供給されるようになっており、
各電装品や配線などにおける短絡事故などから電源を保
護するために各種のヒューズが設けられている。そし
て、比較的大電流を必要とする回路におけるヒューズ
は、接続箇所の接触抵抗を少なくしかつ取付を確実なも
のとするために、外部端子に対してその接続端子板をボ
ルトおよびナットを用いてねじ止めするカートリッジタ
イプのヒュージブルリンクが多用されている。
載されたバッテリーから供給されるようになっており、
各電装品や配線などにおける短絡事故などから電源を保
護するために各種のヒューズが設けられている。そし
て、比較的大電流を必要とする回路におけるヒューズ
は、接続箇所の接触抵抗を少なくしかつ取付を確実なも
のとするために、外部端子に対してその接続端子板をボ
ルトおよびナットを用いてねじ止めするカートリッジタ
イプのヒュージブルリンクが多用されている。
【０００３】図７は従来構造のヒュージブルリンクを例
示しており、図８はこのヒュージブルリンクに適用され
るヒューズエレメントを示している（実開昭６３−８２
３４７号）。すなわち、このヒュージブルリンク１は、
図８に示したヒューズエレメント２がハウジング３内に
組み込まれると同時に、該ヒューズエレメント２を構成
する接続板４をハウジング外部へ突出させて設けられて
いる。
示しており、図８はこのヒュージブルリンクに適用され
るヒューズエレメントを示している（実開昭６３−８２
３４７号）。すなわち、このヒュージブルリンク１は、
図８に示したヒューズエレメント２がハウジング３内に
組み込まれると同時に、該ヒューズエレメント２を構成
する接続板４をハウジング外部へ突出させて設けられて
いる。
【０００４】処で、前記ヒューズエレメント２の前記ハ
ウジング３への係合は、例えば一対の接続板４を有する
Ｕ字形状のヒューズエレメント２の該接続板４のそれぞ
れの板面の一部を切起こして形成される２つの弾性係止
片６，７と、前記弾性係止片６，７と対応しハウジング
３内壁に形成される、図９に示した突条８とにより行わ
れ、前記ヒューズエレメント２をハウジング３内へ組み
込んだ際に前記係止片６，７が前記突状の側壁を挟持す
るようにして達せられていた。
ウジング３への係合は、例えば一対の接続板４を有する
Ｕ字形状のヒューズエレメント２の該接続板４のそれぞ
れの板面の一部を切起こして形成される２つの弾性係止
片６，７と、前記弾性係止片６，７と対応しハウジング
３内壁に形成される、図９に示した突条８とにより行わ
れ、前記ヒューズエレメント２をハウジング３内へ組み
込んだ際に前記係止片６，７が前記突状の側壁を挟持す
るようにして達せられていた。
【０００５】そして、このような係合方法は、前記係止
片６，７の一方の係止片６が、図７に示す前記接続板４
のＩ方向への抜けを阻止すると共に、他方の係止片７が
前記接続板４のＪ方向への抜けを阻止することができた
ため、ヒューズエレメント２は好適に前記ハウジング３
に固着された。
片６，７の一方の係止片６が、図７に示す前記接続板４
のＩ方向への抜けを阻止すると共に、他方の係止片７が
前記接続板４のＪ方向への抜けを阻止することができた
ため、ヒューズエレメント２は好適に前記ハウジング３
に固着された。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構造では、接続板は板面が弾性係止片を形成するため
切り開かれるため、図８に示すとおり、この弾性係止片
における接続板のｘ−ｘ断面積が、非弾性係止片領域で
あるｙ−ｙ断面積より小さく構成され、従って、この弾
性係止片が形成される領域の電流密度を上げることとな
った。このため、鎖線の楕円部ｂで示す弾性係止爪領域
は、過電流が流れると発熱しかつ可溶部からの発熱とに
より高温になされた。このような接続板の高温化は該接
続板を収容するハウジングにも影響を与え、前記接続板
の楕円部ｂと対応する図７のｄ部においてハウジングの
変形および変色を生じた。特にハウジングが変形する
と、ヒューズエレメントの新品との交換、ヒュージブル
リンクのヒュージブルリンク取付箱からの脱却などが困
難になり、作業性を著しく悪化させた。
来構造では、接続板は板面が弾性係止片を形成するため
切り開かれるため、図８に示すとおり、この弾性係止片
における接続板のｘ−ｘ断面積が、非弾性係止片領域で
あるｙ−ｙ断面積より小さく構成され、従って、この弾
性係止片が形成される領域の電流密度を上げることとな
った。このため、鎖線の楕円部ｂで示す弾性係止爪領域
は、過電流が流れると発熱しかつ可溶部からの発熱とに
より高温になされた。このような接続板の高温化は該接
続板を収容するハウジングにも影響を与え、前記接続板
の楕円部ｂと対応する図７のｄ部においてハウジングの
変形および変色を生じた。特にハウジングが変形する
と、ヒューズエレメントの新品との交換、ヒュージブル
リンクのヒュージブルリンク取付箱からの脱却などが困
難になり、作業性を著しく悪化させた。
【０００７】また、ヒューズエレメントは、上記の従来
構造では、接続板の板面に設けられた２つの弾性係止片
によりハウジングに２箇所保持されていたが、既述した
図８の突条に沿った動きに対して必ずしも充分でなく、
ハウジングに対し所謂ガタつきが大きかった。本発明
は、上記事情に鑑みなされたものであり、過電流が流れ
た際に接続板のハウジングに対する係合部での発熱が少
なく、従ってハウジングへの影響が少なくハウジングに
変形や変色を生じさせないヒュージブルリンクを提供す
ることを目的とする。
構造では、接続板の板面に設けられた２つの弾性係止片
によりハウジングに２箇所保持されていたが、既述した
図８の突条に沿った動きに対して必ずしも充分でなく、
ハウジングに対し所謂ガタつきが大きかった。本発明
は、上記事情に鑑みなされたものであり、過電流が流れ
た際に接続板のハウジングに対する係合部での発熱が少
なく、従ってハウジングへの影響が少なくハウジングに
変形や変色を生じさせないヒュージブルリンクを提供す
ることを目的とする。
【０００８】また、本発明の他の目的は、ハウジングに
よるヒューズエレメントの保持力を向上するヒュージブ
ルリンクを提供することにある。
よるヒューズエレメントの保持力を向上するヒュージブ
ルリンクを提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、電
気絶縁性のハウジングと、該ハウジング内に配置される
可溶部と、該可溶部の両端にそれぞれ連設され前記ハウ
ジングの底部に設けられた接続板挿入孔を貫通して平行
に突設される一対の接続板とからなるヒュージブルリン
クにおいて、前記ハウジング内に設けられる係合部に係
合して前記接続板をハウジング内に係止するため該接続
板を挿入方向に位置規制する突起および抜け止めの弾性
係止片が、該接続板の両側縁部に設けられていることを
特徴とするヒュージブルリンクにより達成される。
気絶縁性のハウジングと、該ハウジング内に配置される
可溶部と、該可溶部の両端にそれぞれ連設され前記ハウ
ジングの底部に設けられた接続板挿入孔を貫通して平行
に突設される一対の接続板とからなるヒュージブルリン
クにおいて、前記ハウジング内に設けられる係合部に係
合して前記接続板をハウジング内に係止するため該接続
板を挿入方向に位置規制する突起および抜け止めの弾性
係止片が、該接続板の両側縁部に設けられていることを
特徴とするヒュージブルリンクにより達成される。
【００１０】
【作用】ヒューズエレメントは、ハウジングとの係合手
段を接続板の両側縁部に形成し、電流路となる接続板の
板面を開口させた係合手段を排除して該接続板の断面積
を減少させていないので、電流密度の増加による不用な
発熱を阻止できる。また、ヒューズエレメントはハウジ
ングとの係合手段を、２枚の接続板の各両側縁部に形成
しハウジングとの間で４箇所支持されて接続板挿入方向
に対しいずれの直角方向にも位置規制されるので、ハウ
ジングに対するガタ付きを解消できる。
段を接続板の両側縁部に形成し、電流路となる接続板の
板面を開口させた係合手段を排除して該接続板の断面積
を減少させていないので、電流密度の増加による不用な
発熱を阻止できる。また、ヒューズエレメントはハウジ
ングとの係合手段を、２枚の接続板の各両側縁部に形成
しハウジングとの間で４箇所支持されて接続板挿入方向
に対しいずれの直角方向にも位置規制されるので、ハウ
ジングに対するガタ付きを解消できる。
【００１１】
【実施例】以下、本発明によるヒュージブルリンクの実
施例を図面に基づいて詳説する。図１は、本発明の１実
施例を示すヒュージブルリンクの分解斜視図である。図
において、このヒュージブルリンク１０は、電気絶縁性
のハウジング１１と該ハウジング１１内に収容されるヒ
ューズエレメント１２および該ヒューズエレメント１２
を収容したハウジング１１に嵌着される透明プラスチッ
ク樹脂製のカバー１３とから構成されている。
施例を図面に基づいて詳説する。図１は、本発明の１実
施例を示すヒュージブルリンクの分解斜視図である。図
において、このヒュージブルリンク１０は、電気絶縁性
のハウジング１１と該ハウジング１１内に収容されるヒ
ューズエレメント１２および該ヒューズエレメント１２
を収容したハウジング１１に嵌着される透明プラスチッ
ク樹脂製のカバー１３とから構成されている。
【００１２】前記ヒューズエレメント１２は図２に示す
ように、略平板状からなる２枚の接続板１４が狭幅な湾
曲部１５を介して可溶部１６の両端にそれぞれ連設さ
れ、前記可溶部１６を頂部として湾曲されたＵ字形状に
よって構成されており、前記接続板１４はハウジング底
部から平行に突出される。前記接続板１４は低融点金属
により製作され、互いに対面する板面のそれぞれ両側縁
部が僅かに内面側に折曲されてリブ１７を形成すると共
に、各リブ１７の前記可溶部側の端部に、該接続板１４
がハウジング１１内に挿入された際に抜け止め部材とし
て作用する弾性係止片１８と挿入方向の位置規制部材と
して作用する突起１９とを有している。また前記接続板
１３は、ハウジング底部から突出される先端寄りの板面
に、導通ケーブル接続用のボルトを貫入するための透孔
２０が設けられている。
ように、略平板状からなる２枚の接続板１４が狭幅な湾
曲部１５を介して可溶部１６の両端にそれぞれ連設さ
れ、前記可溶部１６を頂部として湾曲されたＵ字形状に
よって構成されており、前記接続板１４はハウジング底
部から平行に突出される。前記接続板１４は低融点金属
により製作され、互いに対面する板面のそれぞれ両側縁
部が僅かに内面側に折曲されてリブ１７を形成すると共
に、各リブ１７の前記可溶部側の端部に、該接続板１４
がハウジング１１内に挿入された際に抜け止め部材とし
て作用する弾性係止片１８と挿入方向の位置規制部材と
して作用する突起１９とを有している。また前記接続板
１３は、ハウジング底部から突出される先端寄りの板面
に、導通ケーブル接続用のボルトを貫入するための透孔
２０が設けられている。
【００１３】前記弾性係止片１８は、前記可溶部側の先
端が開放された自由端として形成される共に同一板面上
に形成された弾性係止片１８とその自由端を互いに近接
させる方向に傾斜させており、前記接続板１４がハウジ
ング内へ組み込まれる際に該ハウジングの内壁と当接し
て弾性変形するように設けられている。一方、前記突起
１９は、前記弾性係止片１８の基部において前記リブ１
６の一部が対向する接続板側に突出した形状として設け
られている。
端が開放された自由端として形成される共に同一板面上
に形成された弾性係止片１８とその自由端を互いに近接
させる方向に傾斜させており、前記接続板１４がハウジ
ング内へ組み込まれる際に該ハウジングの内壁と当接し
て弾性変形するように設けられている。一方、前記突起
１９は、前記弾性係止片１８の基部において前記リブ１
６の一部が対向する接続板側に突出した形状として設け
られている。
【００１４】図３は前記ハウジング１１を一部破断して
示したもので、このハウジング１１は、耐熱樹脂を射出
成形して設けられ、ハウジング高の略１／２の深さを占
める上半部において前記可溶部１６を収容するため開口
が長方形の空間２１を形成すると共に、前記接続板１４
が貫通される一対の接続板挿入孔２３が前記空間２１を
画成するハウジングの底部２２に穿設されている。前記
ハウジング１１は、前記接続板挿入孔２３と連続する前
記底部２２の領域が傾斜面２４に形成される共に、前記
傾斜面２４と対応した前記接続板挿入孔２３の内壁に、
挿入される接続板１４の係合部として作用する接続板抜
止め段部２５および前記接続板１４が導出される底部開
口端に接続板抜止め突縁２６とを形成している。また前
記ハウジング１１は、前記ヒューズエレメント１２を収
容するため開口した空間２１の長手方向の外周縁に一組
のカバー係止用突起２７を突出させている。
示したもので、このハウジング１１は、耐熱樹脂を射出
成形して設けられ、ハウジング高の略１／２の深さを占
める上半部において前記可溶部１６を収容するため開口
が長方形の空間２１を形成すると共に、前記接続板１４
が貫通される一対の接続板挿入孔２３が前記空間２１を
画成するハウジングの底部２２に穿設されている。前記
ハウジング１１は、前記接続板挿入孔２３と連続する前
記底部２２の領域が傾斜面２４に形成される共に、前記
傾斜面２４と対応した前記接続板挿入孔２３の内壁に、
挿入される接続板１４の係合部として作用する接続板抜
止め段部２５および前記接続板１４が導出される底部開
口端に接続板抜止め突縁２６とを形成している。また前
記ハウジング１１は、前記ヒューズエレメント１２を収
容するため開口した空間２１の長手方向の外周縁に一組
のカバー係止用突起２７を突出させている。
【００１５】図１に戻って、前記カバー１２は射出成形
により形成され、前記ハウジング１１に嵌着された際に
前記空間２１を覆う略長方形の蓋部２８と該蓋部の周壁
２９において前記カバー係止用突起２７が挿入されて該
突起と係合される係止環３０とからなる。次に、上記の
ように構成した各構成部材をもって組立られる本発明の
ヒュージブルリンクについて説明する。
により形成され、前記ハウジング１１に嵌着された際に
前記空間２１を覆う略長方形の蓋部２８と該蓋部の周壁
２９において前記カバー係止用突起２７が挿入されて該
突起と係合される係止環３０とからなる。次に、上記の
ように構成した各構成部材をもって組立られる本発明の
ヒュージブルリンクについて説明する。
【００１６】図４は、ハウジング内にヒューズエレメン
トを収容した状態のヒュージブルリンクの縦断面を図３
に示すハウジングのＡ−Ａ線断面に対応して示したもの
で、図５はヒュージブルリンクの底面図である。図４、
図５に示すように、ヒューズエレメント１２は、可溶部
１６がハウジング１１の空間２１内に収容されると同時
に、接続板１４がその先端部をハウジング底部２２の傾
斜面２４を利用して接続板挿入孔２３に案内され底部開
口端より突出させている様子を示している。
トを収容した状態のヒュージブルリンクの縦断面を図３
に示すハウジングのＡ−Ａ線断面に対応して示したもの
で、図５はヒュージブルリンクの底面図である。図４、
図５に示すように、ヒューズエレメント１２は、可溶部
１６がハウジング１１の空間２１内に収容されると同時
に、接続板１４がその先端部をハウジング底部２２の傾
斜面２４を利用して接続板挿入孔２３に案内され底部開
口端より突出させている様子を示している。
【００１７】ヒューズエレメント１２はハウジング内へ
の組込み工程中、前記弾性係止片１８が前記接続板挿入
孔２３の内壁面に当接して弾性変形されながら、前記突
起１９を底部開口端の接続板抜止め突縁２６に衝合し所
定位置に係止されると、これと同時に前記弾性係止片１
８がまた前記接続板抜止め段部２５と係合される。すな
わち、ヒューズエレメント１２は前記弾性係止片１８が
前記接続板抜止め段部２５と係合して抜け止めされ、突
起１９が接続板抜止め突縁２６と衝合して挿入方向に位
置規制されることにより、ハウジングからの脱落が阻止
されて該ハウジングに強固に固着される。
の組込み工程中、前記弾性係止片１８が前記接続板挿入
孔２３の内壁面に当接して弾性変形されながら、前記突
起１９を底部開口端の接続板抜止め突縁２６に衝合し所
定位置に係止されると、これと同時に前記弾性係止片１
８がまた前記接続板抜止め段部２５と係合される。すな
わち、ヒューズエレメント１２は前記弾性係止片１８が
前記接続板抜止め段部２５と係合して抜け止めされ、突
起１９が接続板抜止め突縁２６と衝合して挿入方向に位
置規制されることにより、ハウジングからの脱落が阻止
されて該ハウジングに強固に固着される。
【００１８】ヒュージブルリンク１０は、このあと前記
カバー係止用突起２７を前記カバー１３の係止環３０に
挿入するようにしてハウジング１１にカバー１３を嵌着
して一体化させた後、図示しないヒュージブルリンク取
付箱に取付られ、前記透孔２０を介して導通ケーブルが
接続される。以上のように構成したヒュージブルリンク
１０は、定常電流値を超す過電流がヒューズエレメント
１２に流れて可溶部１６が溶断した場合、新品のヒュー
ジブルリンク１０と交換して使用される。
カバー係止用突起２７を前記カバー１３の係止環３０に
挿入するようにしてハウジング１１にカバー１３を嵌着
して一体化させた後、図示しないヒュージブルリンク取
付箱に取付られ、前記透孔２０を介して導通ケーブルが
接続される。以上のように構成したヒュージブルリンク
１０は、定常電流値を超す過電流がヒューズエレメント
１２に流れて可溶部１６が溶断した場合、新品のヒュー
ジブルリンク１０と交換して使用される。
【００１９】図６は、本発明に適用されるヒユーズエレ
メントの他の実施例を示している。このヒューズエレメ
ント３２は、図２に示した先の実施例と同様、略平板状
からなる２枚の接続板３４が狭幅な湾曲部３５を介して
可溶部３６の両端にそれぞれ連設され、前記可溶部１６
を頂部として湾曲されたＵ字形状によって構成されてい
る。
メントの他の実施例を示している。このヒューズエレメ
ント３２は、図２に示した先の実施例と同様、略平板状
からなる２枚の接続板３４が狭幅な湾曲部３５を介して
可溶部３６の両端にそれぞれ連設され、前記可溶部１６
を頂部として湾曲されたＵ字形状によって構成されてい
る。
【００２０】前記接続板３４はそれぞれ両側縁部の前記
可溶部側の端部に、該接続板３４がハウジング内に挿入
された際に抜け止め部材として作用する弾性係止片３８
と挿入方向の位置規制部材として作用する突起３９とを
有している。また前記接続板３３は、ハウジング底部か
ら突出される先端寄りの板面に、導通ケーブル接続用の
ボルトを貫入するための透孔４０が同様に設けられてい
る。
可溶部側の端部に、該接続板３４がハウジング内に挿入
された際に抜け止め部材として作用する弾性係止片３８
と挿入方向の位置規制部材として作用する突起３９とを
有している。また前記接続板３３は、ハウジング底部か
ら突出される先端寄りの板面に、導通ケーブル接続用の
ボルトを貫入するための透孔４０が同様に設けられてい
る。
【００２１】前記弾性係止片３８は、前記可溶部側の先
端が開放された自由端として形成される共に互いに対面
する接続板に向かってその自由端を傾斜させており、前
記接続板３４がハウジング内へ組み込まれる際に該ハウ
ジングの内壁と当接して弾性変形するように設けられて
いる。一方、前記突起３９は、前記弾性係止片３８の基
部において前記接続板３４の一部を外方へ突出させて設
けられている。なお、図示しないハウジングは、その接
続板挿入孔の内壁に、前記弾性係止片３８および前記突
起３９が係合される係合部が、先の実施例において図３
に示したものと同様の形態で設けられている。
端が開放された自由端として形成される共に互いに対面
する接続板に向かってその自由端を傾斜させており、前
記接続板３４がハウジング内へ組み込まれる際に該ハウ
ジングの内壁と当接して弾性変形するように設けられて
いる。一方、前記突起３９は、前記弾性係止片３８の基
部において前記接続板３４の一部を外方へ突出させて設
けられている。なお、図示しないハウジングは、その接
続板挿入孔の内壁に、前記弾性係止片３８および前記突
起３９が係合される係合部が、先の実施例において図３
に示したものと同様の形態で設けられている。
【００２２】また、本発明は、上記各実施例に示した弾
性係止片がその傾斜方向を記載したものに限定されるも
のでなく、その自由端が記載したものとは逆方向に傾斜
されたものであってもよいことは当然である。
性係止片がその傾斜方向を記載したものに限定されるも
のでなく、その自由端が記載したものとは逆方向に傾斜
されたものであってもよいことは当然である。
【００２３】
【発明の効果】以上記載したとおり、本発明によれば、
ヒューズエレメントとハウジングとの係合においてヒュ
ーズエレメントに設けられる係合手段が接続板の両端に
設けられたリブに形成されているので、従来構造のよう
に接続板の断面積を減少させて電流密度を上昇させるこ
とがなく、従って、所定温度以上の発熱が阻止されてハ
ウジングへの影響が低減でき、ハウジングの変形、変色
が解消できる。
ヒューズエレメントとハウジングとの係合においてヒュ
ーズエレメントに設けられる係合手段が接続板の両端に
設けられたリブに形成されているので、従来構造のよう
に接続板の断面積を減少させて電流密度を上昇させるこ
とがなく、従って、所定温度以上の発熱が阻止されてハ
ウジングへの影響が低減でき、ハウジングの変形、変色
が解消できる。
【００２４】また、ヒューズエレメントの係合手段は、
４つのリブにそれぞれ設けられた弾性係止片および突起
と、ハウジングに設けられた接続板抜止め段部および接
続板抜止め突縁とによる４箇所支持で達成されているの
で、ヒューズエレメントとハウジングとの間にガタ付き
を生じないで強固に固着できる。
４つのリブにそれぞれ設けられた弾性係止片および突起
と、ハウジングに設けられた接続板抜止め段部および接
続板抜止め突縁とによる４箇所支持で達成されているの
で、ヒューズエレメントとハウジングとの間にガタ付き
を生じないで強固に固着できる。
【図１】本発明の１実施例によるヒュージブルリンクの
分解斜視図である。
分解斜視図である。
【図２】図１のヒューズエレメントの斜視図である。
【図３】図１に示すハウジングの一部を切欠いた斜視図
である。
である。
【図４】ヒュージブルリンクの縦断面図である。
【図５】ヒュージブルリンクの底面図である。
【図６】本発明の他の実施例によるヒューズエレメント
の斜視図である。
の斜視図である。
【図７】従来のヒュージブルリンクの斜視図である。
【図８】図７のヒュージブルリンクに適用されるヒュー
ズエレメントの斜視図である。
ズエレメントの斜視図である。
【図９】従来構造のヒューズエレメントとハウジングと
の係合を説明する部分断面図である。
の係合を説明する部分断面図である。
１０ ヒュージブルリンク １１ ハウジング １２，３２ ヒューズエレメント １３ カバー １４，３４ 接続板 １５，３５ 湾曲部 １６，３６ 可溶部 １７ リブ １８，３８ 弾性係止片 １９，３９ 突起 ２０，４０ 透孔 ２１ ロック用突起 ２１ 空間 ２２ 底部 ２３ 接続板挿入孔 ２４ 傾斜面 ２５ 接続板抜止め段部 ２６ 接続板抜止め突縁 ２７ カバー係止用突起 ２８ 蓋部 ２９ 周壁 ３０ 係止環
Claims (1)
- 【請求項１】 電気絶縁性のハウジングと、該ハウジン
グ内に配置される可溶部と、該可溶部の両端にそれぞれ
連設され前記ハウジングの底部に設けられた接続板挿入
孔を貫通して平行に突設される一対の接続板とからなる
ヒュージブルリンクにおいて、前記ハウジング内に設け
られる係合部に係合して前記接続板をハウジング内に係
止するため該接続板を挿入方向に位置規制する突起およ
び抜け止めの弾性係止片が、該接続板の両側縁部に設け
られていることを特徴とするヒュージブルリンク。
Priority Applications (4)
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|---|---|---|---|
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| JP2715354B2 JP2715354B2 (ja) | 1998-02-18 |
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ID=14190131
Family Applications (1)
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