JP2002354905A - 農業用作業車 - Google Patents

農業用作業車

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JP2002354905A
JP2002354905A JP2001163889A JP2001163889A JP2002354905A JP 2002354905 A JP2002354905 A JP 2002354905A JP 2001163889 A JP2001163889 A JP 2001163889A JP 2001163889 A JP2001163889 A JP 2001163889A JP 2002354905 A JP2002354905 A JP 2002354905A
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Japan
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tilling
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tillage
vehicle body
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Application number
JP2001163889A
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English (en)
Inventor
Fumio Ishibashi
文雄 石橋
Yuji Yamaguchi
雄司 山口
Takayuki Shiromizu
崇之 白水
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
Yanmar Co Ltd
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Publication date
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  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
  • Guiding Agricultural Machines (AREA)
  • Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロータリ作業機による残耕などの発生
のない良好な耕耘作業を容易に可能とさせる。 【解決手段】 車体の方位を検出する方位センサ29
と、車体の走行位置を認識するGPS受信装置20とを
備え、これら方位センサ29とGPS受信装置20とに
基づいて車体を自律走行させるようにした農業用作業車
において、車体に装備させるロータリ作業機12の下げ
動作を記憶する作業機昇降位置センサ28aを設け、作
業機12の目標耕耘開始位置と下げ動作の終了位置を一
致させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はGPS(全地域測位
システム)衛星からの電波を受信するGPS受信装置を
備え、例えば圃場内における作業車の走行位置を認識し
て自律走行させる農業用作業車に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、車体旋回後に直
進経路で自律耕耘作業を行う場合、直進経路入口の耕耘
開始位置より一定時間(距離)手前でロータリ作業機の
下降を開始させ、耕耘開始位置とロータリ作業機の下降
終了位置とを一致させるとき、残耕のない適正な耕耘作
業を可能とさせている。しかし乍ら農業用作業車の走行
速度やロータリ作業機の下げ速度や耕耘深さなどが変化
したときには、耕耘開始位置にロータリ作業機が一致し
なくなり残耕が発生するなどの不都合があった。
【0003】また、隣接耕耘作業で圃場が硬い場合の車
体旋回時には、車輪のスリップにより旋回半径が大きく
なり隣接する次工程の開始位置では車体が斜め状態に入
るなどして、車体と経路の方向が一致するまでの走行距
離間に残耕が発生するどの不都合があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】したがって本発明は、車
体の方位を検出する方位センサと、車体の走行位置を認
識するGPS受信装置とを備え、これら方位センサとG
PS受信装置とに基づいて車体を自律走行させるように
した農業用作業車において、車体に装備させるロータリ
作業機の下げ動作を記憶する作業機昇降位置センサを設
け、作業機の目標耕耘開始位置と下げ動作の終了位置を
一致させるように設けて、ロータリ作業機の下げ時間と
作業中の現在車速とで算出されるロータリ下げ動作距離
だけ耕耘開始位置より手前でロータリ作業機の下降を開
始させて、残耕のない良好な耕耘作業を開始させて、耕
耘作業能率を向上させるものである。
【0005】また、隣接耕耘作業の1工程終了後に車体
を一定距離空走行させる空走手段を自律制御機構に設け
て、例えば硬い圃場で車輪のスリップにより車体の旋回
半径が大きくなる場合でも、1工程終了後に空走距離を
導入させることによって車体の旋回終了位置と耕耘開始
位置とを一致させ、残耕のない適正な耕耘作業を可能と
させるものである。
【0006】さらに、耕耘開始時の残耕発生時に車体を
後進させて耕耘開始位置より再耕耘する残耕防止手段を
自律制御機構に設けて、自律耕耘作業中の車体旋回時に
例え残耕が発生する場合でも確実に再度耕耘を行って、
この耕耘作業の能率向上化を図るものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳述する。図1は全体の側面図、図2は同平面図
を示し、図中1は農業用作業車であるトラクタであり、
エンジン2を内設させるボンネット3両側に左右の前輪
4・4を装設させ、前記ボンネット3後部に丸形操向ハ
ンドル5を設け、該ハンドル5後方に運転席6を設置さ
せ、運転席6両側外方に左右の後輪7・7を装設させ、
運転席6前側のステップ8に左右ブレーキペダル9・9
及びクラッチペダル10を配設させ、作業者が運転席6
に座乗して走行移動させると共に、トラクタ機体後方に
3点リンク機構11を介し耕耘ロータリ作業機12を昇
降自在に装設させて耕耘作業を行うように構成してい
る。
【0008】また、走行主変速レバー13と、作業機1
2を昇降させる昇降レバー14とを運転席6の右側に配
設すると共に、走行副変速レバー15と、作業機12の
出力を変速するPTO変速レバー16を運転席6の左側
に配設させている。
【0009】さらに、四角箱形の運転キャビン17内の
正面右側上部にタッチパネル式液晶ディスプレイである
モニタ18を配設させ、マイクロコンピュータで形成す
る管理コントローラ19を運転キャビン17に内設さ
せ、GPS(全地球測位システム)衛星からの電波を受
信するカーナビ用GPS受信機20と、前記モニタ18
とを管理コントローラ19に接続させると共に、自律走
行用(RTK)GPS受信機20Aと、無線操縦用の自
律走行開始及び停止スイッチなど有する無線発信機から
の信号を受信する無線受信機21と管理コントローラ1
9に接続させ、トラクタ1を自律走行させる自律制御機
構である自律コントローラ22に着脱自在な配線コネク
タ23を介して管理コントローラ19に接続させてい
る。なおモニタ18の取付位置は各種レバー位置、道路
の走行状況などに応じ自在とさせるものであり、モニタ
18・管理及び自律コントローラ19・22は別体或い
は一体の何れでも良い。
【0010】また、前記トラクタ1のエンジン2回転数
をアクセルの設定回転数に自動的に調節する電子ガバナ
などのエンジン制御機構24と、前記トラクタ1の走行
速度を自動制御する油圧無段変速装置などの変速機構2
5と、前記トラクタ1の走行進路を自動的に変更する油
圧操向装置などの操向機構26と、トラクタ1を片ブレ
ーキ状態として左右旋回させる左右ブレーキ機構27
と、前記トラクタ1が方向転換するときロータリ作業機
12を自動的に上昇及び下降させる油圧昇降シリンダな
どの昇降機構28とを自律走行コントローラ12に接続
させると共に、トラクタ1の方位を検出する地磁気方位
センサ29と、トラクタ1の前後傾斜を検出するピッチ
ングセンサ30と、トラクタ1の左右傾斜を検出するロ
ーリングセンサ31と、操向ハンドル5のハンドル軸の
回転などより操舵角(ハンドル切れ角)を検出する操舵
角センサ32と、ミッションケース副変速出力軸の回転
より前輪の回転を検出する車輪回転センサ33と、前記
作業機12の上下高さ位置を検出する作業機昇降位置セ
ンサ28aとを自律走行コントローラ22に接続させて
いる。
【0011】そして、前記GPS受信機20のアンテナ
20aを前後方向の車体中心ライン上で左右後輪7・7
間の鉛直線上に固定させるもので、車体の振動も比較的
少なく車体各部位置の算出が容易な左右後輪7・7間
で、エンジン2及びミッションケースなどの電波を乱す
外乱の影響の最も少なく防振性も良好な運転キャビン1
7の後部上面にアンテナ20aを受信精度良好に配置さ
せるている。また、方位センサ29やピッチングセンサ
30などをキャビン17上部のキャビンルーフ34内に
配置させるもので、前輪中央位置をGPS受信機20と
方位センサ29の出力を用いて内部演算するように構成
している。なお自律走行用受信機20AのアンテナもG
PS受信機20のアンテナ20aと略同一位置に設ける
ものである。
【0012】図4に示す如く、前記モニタ18にナビゲ
ーションシステムの情報など画面表示させるもので、メ
インスイッチの操作でメニュー画面35を表示させて、
メニュー画面35上の営農情報ボタン36を操作すると
き、図5(1)2の如く、表示圃場の所有者及び面積及
び作物及び前年実績(収穫量及び農薬及び肥料)などを
記録している圃場経営情報37や特定の圃場内部の土壌
分析データを記録した土壌地図38などを、またインタ
ーネットボタン39を操作するとき、図6(1)の如く
ホームページ及び天気情報及びJA情報などインターネ
ット情報40を、またカーナビボタン41を操作すると
き、図6(2)の如く目的とする圃場の場所などを表示
する地図情報42を、また自律走行ボタン43を操作す
るとき、図6(3)に示す如く自律走行を行う圃場の領
域や経路など表示する自律走行情報44を、またサービ
スコールボタン45を操作するときトラクタ1及び作業
機12の取扱説明などサービス情報を画面表示するよう
に構成している。
【0013】そして図7に示す如く、このトラクタによ
る耕耘作業時にあっては、作業を行う圃場までカーナビ
使用時にはカーナビによるモニタ18画面の道路案内に
よって車体を走行させ、圃場到達時には前回の作業内容
や走行軌跡など圃場情報をモニタ18に画面表示させ、
作業開始時には今回の作業内容や走行軌跡など作業情報
をコントローラ22に入力させ、自動或いは手動での耕
耘作業を行うと共に、作業後は作業情報や耕耘経路を記
録する。
【0014】また、図8に示す如く、自動耕耘作業にあ
って初回時GPS信号に基づいた圃場の領域や方位の設
定を行う一方、2回以降のときには初回時に設定された
圃場の領域や方位を呼び出し、目的とする圃場領域を決
定し、この領域内を新たな耕耘経路で走行させるときに
は経路を自動計算し、過去の経路で走行するときには過
去の経路を選択して認識し、耕耘条件の手動設定後に耕
耘作業を開始するもので、作業開始後は計算された或い
は過去の経路に沿って車体を自律走行させながら耕耘作
業が行われるものである。
【0015】図9に示す如く、自律走行制御にあっては
GPS受信機20のGPS信号及び無線受信機21の操
作スイッチ信号、モニタ18のコマンド信号、各センサ
29〜33の出力信号が一定時間s毎にコントローラ2
2に入力されることによって、一定時間s毎のトラクタ
1の現在位置が正確に認識され、経路に正確に沿わせた
トラクタ1の自律走行処理や、トラクタ1を走行移動さ
せての圃場領域設定及び経路生成処理などが行われるも
ので、この作業中作業状態に応じ作業機12の昇降装置
に昇降指令や、モニタ18にトラクタ1の位置情報など
の信号を出力させて各種の出力処理を行うものである。
【0016】図10、図11に示す如く、前記トラクタ
1を目的とする圃場まで移動させてモニタ18をX−Y
座標で表示する圃場設定画面に切換え、オペレータ操作
で車体が圃場端に到達する毎に圃場端に作業機12を合
わせて画面内のセットボタン46を押すことによって、
実際の圃場領域が認識領域Aとして座標上に設定記憶さ
れるもので、本実施例の場合例えば長方形の圃場領域に
あって4つの角部に到達する毎に1〜4のセットボタン
46を押すことによって、4つの圃場端を4つの認識領
域地点A1・A2・A3・A4として認識する圃場情報
が記憶され、画面座標にはこれら各地点A1・A2・A
3・A4を直線で結んだ長方形が近似の認識領域Aとし
て自動計算されて表示されると共に、座標に表示される
車体方位αの自動設定が行われる。(X軸方向の方位セ
ンサ29の出力をαa、方位αのときの出力αbとする
とα=αb−αa)
【0017】そしてこの圃場領域A設定後にあっては、
図12に示す如く耕耘経路を計算して、モニタ18に生
成経路Bとして画面表示させ、オペレータが適正と判断
したときには、設定された圃場領域A・方位α及び経路
Bを記録(記憶)し、不適正と判断したときには修正を
加える。
【0018】また、経路Bに沿った自律走行を行うもの
で、自律走行時における直進制御は図13、図14に示
す如く、直線目標経路B1に沿って車体の走行中、車体
前側の前輪4・4中央位置である中心部47及び車体後
側のGPS受信機20のアンテナ20a設置位置である
GPS位置計測点48と目標経路B1とが距離(位置偏
差)L1・L2離れて、前輪4・4の任意操舵角θ1状
態にあるときには、車体前側の中心部47より一定距離
D前方の目標経路B1上に目標点49を設定して、中心
部47と目標点49を結ぶ直線C1と前記中心部47を
通る経路B1と平行な直線F1との間の前目標方位α2
(α2=Arctan(L1/D))を算出させ、経路
B1に対する車体の方位α1と操舵角θ1と目標方位θ
2とで目標操舵角θ(θ=α1+θ1+α2)を算出さ
せ、またGPS位置計測点48より一定距離D前方の
目標経路B1上に後目標点50を設定し、計測点48と
後目標点50を結ぶ直線C2と前記計測点48を通る経
路B1と平行な直線F2との間の目標方位β(β=Ar
ctan(L2/D))を算出させ、前輪4の目標操
舵角θに基づく操舵制御値と、計測点48の目標方位β
に基づくPI制御の比例及び積分値でもって操向機構2
6の油圧操向バルブ26aの指令値T(T=Kpθ+
Kpβ+Ki∫β)(Kp,Kp,Kiは比例定
数)を算出させ、指令値Tに基づくバルブ26aの駆動
制御によって経路B1に機体をスムーズに沿わせた直進
の自律走行を行うように構成している。
【0019】このように、図14のブロック線図に示す
如く、前記GPS位置計測点48と目標経路B1との間
の誤差のPI制御を行うことによって、計測点(GPS
出力位置)48を方位センサの誤差なく直接的に計測し
て、経路追従性能を向上させると共に、積分I動作の効
果で車輪スリップなどによる定常偏差も低減させて、経
路B1に正確に追従させることができる。
【0020】上記からも明らかなように、前輪中央位置
を車体の目標経路B1に追従させる目標操舵角θに基づ
く自律走行手段51と、GPS受信装置20の設置位置
を目標経路B1に追従させるPI制御に基づく自律走行
補正手段52とを設けることによって、方位センサ29
の出力に基づく直進制御にオフセット誤差が生じても、
GPS受信装置20の出力に基づくPI(比例・積分)
制御でもって経路追従性能を向上させると共に、従来の
方位センサ29に基づく経路追従性能を確保して、ステ
アリング操作の安定性や操作性を向上させることができ
る。
【0021】また図15にも示す如く、前記目標点49
を車体前側の左右離間距離L1の大小変化によって切換
えるもので、距離L1が一定値より大となる距離L3の
とき、車体前側の中心部47と目標点49a間の直進距
離D1を小、距離L1が一定値より小となる距離L4の
とき、車体前側の中心部47と目標点49b間の直進距
離D2を大に切換えて、車体前側の距離L3・L4の大
小変化に応じ目標操舵角θも大小に変更して速やかに収
束させて直進制御の精度を向上させるように構成してい
る。
【0022】また図16、図17に示す如く、車体旋回
時には円旋回目標経路B2に沿う自律旋回制御を行うも
ので、車体前側の前輪4・4中心部47を制御基準位置
に設け、目標経路B2の旋回中心50と中心部47とを
結ぶ直線Eと、経路B2との交点aを通る車体の接線ベ
クトルbに対し、中心部47の位置偏差dと方位偏差α
3を算出して、これら偏差d・α3に基づいて油圧操向
バルブ26aの指令値t(t=K3d+K4α3)(K
3,K4は定数)を算出させ、指令値tに基づくバルブ
26aの駆動制御によって、円旋回経路B2に機体をス
ムーズに沿わせた旋回制御を行うように構成している。
【0023】また、図12に示す如く耕耘作業にあって
は、初回に走行する経路Bの1工程のエンジン回転数や
走行速度を走行条件として記憶し、以後の作業はこの走
行条件を自動的に保って耕耘作業を行うもので、前輪4
・4の操舵角や農作業機12の上昇するときには同期し
てエンジン回転数N1を作業時の回転数Nより低下(N
1<N)させ、作業途中の中断時或いは作業前にはアイ
ドリング状態とさせるなどして回転数N2をさらに低下
させて動力ロスのない効果的なエンジン2の駆動を可能
とさせるように構成している。さらに耕耘作業中にあっ
ては、前輪回転センサ33の検出でもって前輪4の移動
距離を算出させ、GPSデータに基づく実際の移動距離
と回転センサ33に基づく移動距離とでスリップ率を算
出させるもので、スリップ率が一定以上に大のときには
警報装置など作動させてオペレータに報知させるように
構成している。
【0024】なお前記方位センサ29は前輪4・4中心
部47位置やキャビンルーフ34内或いはキャビンルー
フ34上面の何れに設置しても良く、キャビンルーフ3
4内に設けた場合車体駆動部などより遠隔させて、振動
や塵埃より保護させることができると共に磁場(金属)
より遠隔させることができる。
【0025】図19、図20に示す如く、前記経路Bに
追従させて行う自律耕耘作業にあっては、耕耘作業前に
ロータリ作業機12の昇降動作を行って、作業機昇降セ
ンサ28aで作業機12の上げ位置、下げ位置(耕
深)、下げ時間を予めコントローラ22に記憶して作業
を開始し、作業中は回転センサ33で前輪4の回転を検
出して現在の車速を順次算出させ、下げ時間と車速とか
ら現在作業の作業機12の下げ動作距離H(H=下げ時
間×現在の車速)を算出させ、図20(1)に示す如く
隣接耕耘で旋回後の耕耘開始時には、耕耘開始位置H0
より距離H手前で作業機12の下げ動作を開始して、作
業機12の下げ動作の終了と耕耘開始位置を一致させ
る。
【0026】また図20(2)に示す如く、自動耕耘作
業中も作業機12の下げ動作距離Hを常に計測し、車輪
のスリップなどの影響による誤差H1などで距離Hが変
化するとき、変化後の下げ動作距離H2(H2=H+H
1)に更新して、作業内容やオペレータ設定による諸条
件が変化した場合でも作業機12の下降終了と耕耘開始
位置とを一致させて、残耕などの発生のない適正な耕耘
作業を可能とさせている。
【0027】また図21、図22に示す如く、前記耕耘
開始位置H0において、作業機12の下げ動作距離Hで
は直進経路B上に一定距離H3分の残耕が発生する場
合、図23に示す如き作業機12の下げ動作と時間の関
係線図より下げ動作時間h1の増加値h2を推論し、下
げ動作時間h1+h2に基づく下げ動作距離H4を次回
からの下げ動作距離として記憶更新し、作業機12の下
げ動作を中止させ車体の走行を停止させて、下げ動作距
離H4だけ車体を後進させ、再び車体を前進させ耕耘開
始位置H0まで走行させるときロータリ作業機12も下
げ終了位置とさせて、再耕耘を開始させ残耕の発生を解
消させるものである。
【0028】図24乃至図27に示すものは、隣接耕耘
時の1工程終了後に空走を導入させる構成を示すもの
で、図25に示す如く隣接耕耘の旋回作業にあって圃場
が硬い場合で車輪のスリップにより車体の旋回半径が大
きくなるような場合には、隣接の耕耘開始位置で車体が
斜めに入り残耕Zが発生する。このため1工程終了の旋
回開始位置Z1のライン上に旋回後の次工程の耕耘開始
位置H0を設け、該開始位置H0を残耕確認位置として
用い、直進経路B1の耕耘巾Z3より残耕確認位置H0
で車体中央位置が耕耘ラップ巾以上離れた状態となると
き残耕Z発生と判断し、作業機12の下げ動作を中止
し、隣接耕耘の耕耘巾Z3内に車体が入るまで走行を継
続して停止させ、残耕確認位置H0から走行が停止する
までの走行直進距離Z4を次工程の空走距離Z4として
コントローラ22に記憶し、記憶後は図27に示す如く
車体を残耕確認位置H0まで後進させて作業機12によ
る再耕耘を開始させて残耕の発生を解消させるもので、
空走距離Z4は旋回時毎に更新させて圃場の変化状態に
良好に対応させるものである。
【0029】そして初回以降の旋回時にあっては、図2
6(1)に示す如く初回に学習した空走距離Z4を図2
6(2)に示す如く1工程の直進経路B1の終了位置に
この空走距離Z4導入させ、直進経路B1の終了位置よ
り距離Z4だけ延長した地点を旋回開始位置Z1とさせ
て、車体旋回後の残耕確認位置H0では耕耘巾Z3内に
車体を入る状態とさせて残耕のない適正な耕耘を旋回終
了と同時に行うものである。
【0030】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、車体の方位を検出する方位センサ29と、車体の走
行位置を認識するGPS受信装置20とを備え、これら
方位センサ29とGPS受信装置20とに基づいて車体
を自律走行させるようにした農業用作業車において、車
体に装備させるロータリ作業機12の下げ動作を記憶す
る作業機昇降位置センサ28aを設け、作業機12の目
標耕耘開始位置と下げ動作の終了位置を一致させるもの
であるから、ロータリ作業機12の下げ時間と作業中の
現在車速とで算出される作業機下げ動作距離Hだけ耕耘
開始位置H0より手前でロータリ作業機12の下降を開
始させて、残耕のない良好な耕耘作業を開始させて、耕
耘作業能率を向上させることができるものである。
【0031】また、隣接耕耘作業の1工程終了後に車体
を一定距離Z4空走行させる空走手段を自律制御機構2
2に設けたものであるから、例えば硬い圃場で車輪のス
リップにより車体の旋回半径が大きくなる場合でも、1
工程終了後に空走距離Z4を導入させるだけの簡単な手
段で車体の旋回終了位置Z1と耕耘開始位置H0とを一
致させ、残耕Zのない適正な耕耘作業を可能とさせるこ
とができるものである。
【0032】さらに、耕耘開始時の残耕発生時に車体を
後進させて耕耘開始位置H0より再耕耘する残耕防止手
段を自律制御機構22に設けたものであるから、自律耕
耘作業中の車体旋回時に例え残耕が発生する場合でも確
実に再度耕耘を行って、この耕耘作業の能率向上化を図
ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の側面図。
【図2】全体の平面図。
【図3】自律走行の制御回路図。
【図4】モニタのナビゲーションシステムのメニュー画
面の説明図。
【図5】モニタのナビゲーションシステム画面の説明
図。
【図6】モニタのナビゲーションシステム画面の説明
図。
【図7】GPSデータに基づくトラクタ作業のフローチ
ャート。
【図8】GPSデータに基づく自動耕耘作業のフローチ
ャート。
【図9】GPSデータに基づく自律走行のフローチャー
ト。
【図10】GPSデータに基づく経路生成のフローチャ
ート。
【図11】GPSデータに基づく領域設定の説明図。
【図12】GPSデータに基づく経路生成の説明図。
【図13】直進制御の説明図。
【図14】直進制御のブロック線図。
【図15】目標点の設定説明図。
【図16】旋回制御のフローチャート。
【図17】旋回制御の説明図。
【図18】エンジン制御のフローチャート。
【図19】ロータリ作業機の下げ制御のフローチャー
ト。
【図20】ロータリ作業機の旋回説明図。
【図21】残耕制御のフローチャート。
【図22】ロータリ作業機の下げ動作線図。
【図23】ロータリ作業機の再耕耘状態を示す説明図。
【図24】空走制御のフローチャート。
【図25】旋回半径が大のときの残耕発生説明図。
【図26】空走距離の説明図。
【図27】再耕耘説明図。
【符号の説明】
12 作業機 20 GPS受信機(GPS受信装置) 22 コントローラ(自律制御機構) 28a 作業機昇降位置センサ 29 地磁気方位センサ H 作業機下げ動作距離
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B62D 113:00 B62D 113:00 (72)発明者 山口 雄司 大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマーディ ーゼル株式会社内 (72)発明者 白水 崇之 大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマーディ ーゼル株式会社内 Fターム(参考) 2B043 AA04 AB15 BA02 BA09 BB03 DB21 2B304 KA13 LA02 LA06 LB05 LB15 MA04 MD02 QA01 QA12 QB12 QB30 QC03 QC14 RA28 3D032 CC20 DA03 DA24 DA40 DA87 DA88 DC31 DD02 EA01 EB04 EC35 GG12 5H301 AA03 AA10 BB01 CC03 CC06 CC09 DD06 DD17 FF11 GG12 GG16 HH01 HH10 MM07

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の方位を検出する方位センサと、車
    体の走行位置を認識するGPS受信装置とを備え、これ
    ら方位センサとGPS受信装置とに基づいて車体を自律
    走行させるようにした農業用作業車において、車体に装
    備させるロータリ作業機の下げ動作を記憶する作業機昇
    降位置センサを設け、作業機の目標耕耘開始位置と下げ
    動作の終了位置を一致させるように設けたことを特徴と
    する農業用作業車。
  2. 【請求項2】 隣接耕耘作業の1工程終了後に車体を一
    定距離空走行させる空走手段を自律制御機構に設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載の農業用作業車。
  3. 【請求項3】 耕耘開始時の残耕発生時に車体を後進さ
    せて耕耘開始位置より再耕耘する残耕防止手段を自律制
    御機構に設けたことを特徴とする請求項1記載の農業用
    作業車。
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