JP2002354844A - 回生電力貯蔵・放出機能と高調波抑制機能とを備えたインバータ装置 - Google Patents

回生電力貯蔵・放出機能と高調波抑制機能とを備えたインバータ装置

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JP2002354844A
JP2002354844A JP2001156604A JP2001156604A JP2002354844A JP 2002354844 A JP2002354844 A JP 2002354844A JP 2001156604 A JP2001156604 A JP 2001156604A JP 2001156604 A JP2001156604 A JP 2001156604A JP 2002354844 A JP2002354844 A JP 2002354844A
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Tetsuo Yamada
哲夫 山田
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Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 省エネルギ及びEMIノイズの低減を図る。 【解決手段】 第1インバータ部31aは、電力回生機
能として電気二重層キャパシタを用いた昇降圧チョッパ
回路32を備え、このチョッパ回路32は、トランジス
タ32a、ダイオード32b、直流リアクトル32c及
び電気二重層キャパシタ32dから構成され、このチョ
ッパ回路32は、昇降圧チョッパ制御回路33からのPW
M出力により電気二重層キャパシタ32dの充電、放電
を制御する。高調波抑制用インバータ部41は、インバ
ータ自体が駆動対象とするモータ42を駆動する機能
と、第1インバータ部31a〜第Nインバータ部31N
が発生する高調波分を抑制する機能とを有し、この高調
波抑制用インバータ部41は、PWM順変換部11を有す
る電源回生形インバータ装置で構成され、第1インバー
タ部31aで発生する電源高調波の抑制及び力率調整が
行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数のモータを
複数のインバータ部で各々駆動するインバータ装置にお
いて、1台のインバータ部にはモータ駆動機能とともに
他のインバータ部で発生する高調波を抑制する高調波抑
制機能を持たせ、残りの他のインバータ部は順変換部を
ダイオード整流器で構成し、電力回生時には回生電力を
貯蔵し、駆動時にはその貯蔵電力を放出する構成した回
生電力貯蔵・放出機能と高調波抑制機能とを備えたイン
バータ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は、現在広く用いられている電圧形
インバータ装置の主回路構成図で、図2において、21
はダイオード整流器から構成される順変換部、22は電
解コンデンサ、23は逆変換部、24は抵抗Rとトラン
ジスタTR1からなる回生電力放電用抵抗回路、25は
モータ、26は電源である。図2に示すように構成され
たインバータ装置は汎用インバータ等の低コストタイプ
に主に用いられていて、回生電力は抵抗Rにより消費さ
せる手段を講じている。
【0003】図3は、PWM順変換部を有する電力回生形
インバータ装置の回路構成図で、このインバータ装置
は、PWM順変換部により電源電圧と同相の正弦波電流に
制御することにより、高調波抑制と高力率制御及び電力
回生機能を有している。
【0004】図3において、電力回生形インバータ部1
0は、順変換部11と、電解コンデンサ12と、逆変換
部13とを備え、電源26とはEMIフィルタ27、交
流リアクトル14を通して電力授受を行い、順変換部1
1は、コンデンサ12の直流電圧を一定に保持するよう
PWM制御することで、順逆両方向変換、即ち電力回生も
可能にする。
【0005】EMIフィルタ27は、高次ノイズ除去用
のものであり、また、低次フィルタ15は、PWM制御に
よるキャリア周波数ノイズ除去用のものである。順変換
部11の制御回路16は、コンデンサ12の両端の直流
電圧と電源26の同期信号を検出し、ドライブ回路17
を介して順変換部11のPWM制御を行う。18は、逆変
換部13の制御回路で、この制御回路18の出力はドラ
イブ回路19を介して逆変換部13に供給され、逆変換
部13をPWM制御する。なお、28はトランス、29は
変流器CTである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した図2に示した
インバータ装置では、順変換部21がダイオード整流器
で構成されているために、電源入力電流は高調波成分を
多量に含有し、力率が悪い問題がある。また、回生電力
は抵抗Rで消費させる手段を採用しているため、効率を
悪化させる問題がある。
【0007】次に図3に示すインバータ装置10では、
PWM順変換部11により電力回生機能を有しているが、
順変換部11はPWM制御を行っているために、主回路素
子のスイッチングに起因する電源側へのEMIノイズが
問題となる。このため、インバータ装置10の入力側に
は入力容量に対応する高次ノイズ除去用のEMIフィル
タ27及びキャリア周波数ノイズ除去用の低次フィルタ
15を挿入する手段を採用している。そのために、イン
バータ装置全体として高価なものとなってしまう。
【0008】これを解消するために、複数のモータを複
数のインバータ部で駆動するインバータ装置を、図2に
示すインバータ装置に適用すると、インバータ装置全体
の効率及び力率の低下を引き起こす問題がある。
【0009】また、図3に示すインバータ装置10に適
用すると、EMIノイズの発生と装置が高コストなると
いう問題も発生する。
【0010】この発明は上記の事情に鑑みてなされたも
ので、電力回生時には電気二重層キャパシタにて回生電
力を貯蔵し、駆動時にはその貯蔵電力を放出するように
構成したことにより、省エネルギ及びEMIノイズの低
減を図る回生電力貯蔵・放出機能と高調波抑制機能とを
備えたインバータ装置を提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を達成するために、第1発明は、ダイオード整流器で構
成され、交流電力を直流電力に変換する第1順変換部
と、この第1順変換部からの直流電力が供給され、負荷
に交流電力を供給する第1逆変換部と、この第1逆変換
部をPWM制御する第1制御回路と、前記第1逆変換部か
らの電力回生時には回生電力を電気二重層キャパシタに
貯蔵し、負荷駆動時には電気二重層キャパシタの貯蔵電
力を放出制御する昇降圧チョッパ回路と、この昇降圧チ
ョッパ回路を制御し、回生電力を電気二重層キャパシタ
に貯蔵したり、貯蔵電力を放出したりする昇降圧チョッ
パ制御回路とを備えた複数のインバータ部と、自己消弧
素子から構成され、PWM制御により電力回生可能で交流
電力を直流電力に変換する第2順変換部と、この第2順
変換部からの直流電力が供給され、負荷に交流電力を供
給する第2逆変換部と、この第2逆変換部をPWM制御す
る第2制御回路と、前記複数のインバータ部が発生する
高調波分を抑制するために前記第2順変換部を制御する
制御信号発生部とを備えた高調波抑制インバータ部とか
らなることを特徴とするものである。
【0012】第2発明は、昇降圧チョッパ制御回路は、
直流電圧指令値と第1順変換部の出力側に接続された電
解コンデンサの両端の直流電圧検出値とを加算し、この
加算出力が直流電圧指令値になるように演算するAVR
制御部と、このAVR制御部の出力を電流指令値とし
て、この電流指令値と電気二重層キャパシタに流れる電
流値を加算し、この加算出力が電流指令値になるように
制御するACR制御部と、このACR制御部で得られた
電流をPWM演算して、昇降圧チョッパ回路のスイッチン
グ素子を制御するPWM演算部とからなることを特徴とす
るものである。
【0013】第3発明は、制御信号発生部は、複数のイ
ンバータ部(第1インバータ31a〜第Nインバータ3
1Nの入力電流)の交流系統の負荷電流と相電圧から瞬
時実電力と瞬時虚電力とを求める瞬時電力演算部と、こ
の演算部により求められた瞬時電力から高調波成分を求
める交流分演算部と、前記瞬時電力演算部によって求め
られた瞬時虚電力に基本波無効電力指令を加算して力率
を調整する手段と、第2逆変換部の直流電圧と直流電流
から負荷の実電力を求める手段と、この実電力を前記瞬
時実電力の高調波成分に加算した成分と前記瞬時虚電力
に基本波無効電力指令を加算した成分とから前記第2順
変換部の電流指令を求める電流指令演算部と、この演算
部で得られた電流指令を2相/3相の電流指令に変換し
て、第2順変換部の実電流と比較し、第2順変換部のPW
M信号を得るPWM制御回路とからなることを特徴とするも
のである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1はこの発明の実施の形態を示
す回路構成図で、図2及び図3と同一部分には同一符号
を付して述べる。
【0015】図1において、第1インバータ部31a〜
第Nインバータ部31Nは、電力回生機能として電気二
重層キャパシタを用いた昇降圧チョッパ回路(以下チョ
ッパ部と称す)32を備えたものである。このチョッパ
部32は、トランジスタ32a、ダイオード32b、直
流リアクトル32c及び電気二重層キャパシタ32dか
ら構成され、このチョッパ部32は、昇降圧チョッパ制
御回路33からのPWM出力により電気二重層キャパシタ
32dの充電、放電を制御する。
【0016】昇降圧チョッパ制御回路33は、直流電圧
指令値Edl*と電解コンデンサ22の両端の直流電圧検
出値Edlとを加算する加算器33aと、この加算器33
aの出力が直流電圧指令値になるように演算するAVR
制御部33bと、このAVR制御部33bの出力を電流
指令値IB*としてチョッパ部32に設けられた変流器
32eで検出した電流検出値IBを加算器33cで加算
し、加算器33cの出力が電流指令値になるように制御
するACR制御部33dと、このACR制御部33dで
得られた電流をPWM演算して、チョッパ部32のIGBT等
のスイッチング素子を制御するPWM演算部33eとから
構成される。
【0017】なお、34は逆変換部23を制御するため
のインバータ制御回路、35aは第1インバータ部31
aで制御される第1モータである。
【0018】上記のように構成された第1インバータ部
31aでは、チョッパ部32の電気二重層キャパシタ3
2dにより、第1モータ35aの回生電力モードでは、
降圧チョッパ動作により電気二重層キャパシタ32dに
回生電力を貯蔵し、第1モータ35aの駆動モードでは
昇圧チョッパ動作により電気二重層キャパシタ32dに
貯蔵された電力を放出することにより、電力回生形イン
バータ装置と同様な電力回生機能を持たせている。
【0019】上記のように構成された第1インバータ部
31a〜第Nインバータ部31Nの昇降圧制御回路33
は、電力回生機能を有する電気二重層キャパシタ32d
を用いた昇降圧チョッパ部32を制御する。ここでは、
直流電圧指令値Edl*になるようにAVR制御部33b
で電圧制御を行い、マイナーループとして電流制御ルー
プを備えている。従って、モータ駆動時には、電気二重
層キャパシタ32dから電力を供給し、電気二重層キャ
パシタ32dの貯蔵電力が不足しているときには、その
不足分は順変換部21から供給される。
【0020】第1インバータ部31aでは、EMIノイ
ズを低減するために、順変換部21には、ダイオード整
流器を用いたコンデンサインプット形の整流回路を採用
しているが、この整流回路の採用により第1インバータ
部31aの入力電源側の電流高調波の増加と力率低下の
弊害を招くことになる。この弊害を解消するために、後
述する高調波抑制用インバータ装置41を採用した。
【0021】高調波抑制用インバータ装置41は、イン
バータ自体が駆動対象とするモータ42を駆動する機能
と、第1インバータ部31a〜第Nインバータ部31N
が発生する高調波分を抑制する機能とを有する構成とな
っている。そのために、高調波抑制用インバータ部41
は、後述するアクティブフィルタを有する制御信号発生
部51で制御されるPWM順変換部11を有する電力回生
形インバータ装置で構成され、第1インバータ部31a
〜第Nインバータ部31Nで発生する電源高調波の抑制
及び力率調整が行われる。
【0022】なお、高調波抑制用インバータ部41の順
変換部の容量は、自分の担当する負荷モータ42の駆動
容量と第1インバータ部31a〜第Nインバータ部31
Nが発生する高調波分の補償容量(第1インバータ部3
1a〜第Nインバータ部31Nの総容量の5〜10%程
度)を加算した容量となる。
【0023】上記のように高調波抑制用インバータ部4
1のみをPWM順変換部11を有する電力回生形インバー
タ装置で構成するので、インバータ装置全体で見れば電
源側に与えるEMIノイズが低減できる。また、EMI
ノイズ対策を実施するときには、高調波抑制用インバー
タ部41のみを対策すればよいので、インバータ装置全
体で見れば小容量の高次ノイズ対策用のEMIフィルタ
及び小容量のキャリア周波数ノイズ除去用の低次フィル
タを高調波抑制用インバータ部41に挿入すれば良いこ
とになる。これによりインバータ装置全体を安価に製作
することができる。
【0024】次にアクティブフィルタを有する制御信号
発生部51について述べる。52は3相/2相変換部
で、この変換部52には、第1インバータ部31a〜第
Nインバータ部31Nの駆動電源の3相入力電流ILR
LS,ILTが入力され、この電流を(1)式により直交
α、β座標上の2相電流Iα、Iβに変換する。
【0025】
【数1】
【0026】53は電源検出トランス28により検出し
た電源電圧ER,ES,ETが入力される3相/2相変換
部で、この変換部53で電源電圧ER,ES,ET
(2)式により直交α、β座標上の2相電圧Eα、Eβ
に変換する。
【0027】
【数2】
【0028】上述の2相電流Iα、Iβと2相電圧E
α、Eβとは、直交α、β座標上の瞬時ベクトルとして
取り扱え、瞬時電力は、Eα、IαとEβ、Iβのスカ
ラ積で表される。従って、2相電流、電圧は瞬時電力演
算部54に入力され、演算部54で、次式(3)により
2相電圧と電流のスカラ積の和として瞬時実電力Pと瞬
時虚電力Qが求められる。
【0029】
【数3】
【0030】ところで、瞬時実電力P、瞬時虚電力Qを
直流分(基本波成分に相当する)と交流分(高調波成分
に相当する)に分離すると次の(4)式のように表すこ
とができる。(4)式において、交流分は高調波瞬時電
力を表しており、高調波の補償対象分となる。
【0031】
【数4】
【0032】55は交流分演算部で、この交流分演算部
55はローパスフィルタ(LPF)と加算器によってハイ
パスフィルタ機能を持ち、瞬時実電力Pから高調波瞬時
実電力Ph(4式の交流分Pに相当する)を求める。ま
た、基本波無効電力をも補償するには、全ての瞬時虚電
力Q(基本波に起因するものと、高調波に起因するもの
との加算)が高調波補償対象となる。そのため、瞬時虚
電力において、(4)式の直流分Qと交流分Qを分離す
る必要がなくなり、補償対象抽出のためのフィルタは不
要となる。それ故、図1では、瞬時実電力部分のみフィ
ルタを用いた構成となっている。
【0033】また、電流指令部56においては、瞬時虚
電力Qに基本波成分の無効電力指令(電流指令部56に
破線で示す直流分Q*)を補償対象として加算すれば、
任意の進み電流・遅れ電流指令を与えることができる。
これにより力率「1」制御が可能となる。
【0034】上述のようにして、補償対象となる高調波
に起因する高調波瞬時実電力Phと全瞬時虚電力Qhが
求まったので、電流指令演算部57にて次式(5)から
実電力Ph、虚電力Qhと2相電圧Eα、Eβから直交
α、β座標上の2相電流指令Iα*,Iβ*が求まる。
【0035】
【数5】
【0036】次に(6)式に示すように2相/3相変換
部58にて3相瞬時電流指令ICR*,ICS*,ICT*に
変換し、順変換部11の実電流ICR,ICS,ICTと比較
して、その比較結果をPWM制御回路59に入力する。
PWM制御回路59は入力された比較結果により順変換
部11のPWMドライブ信号をドライブ回路60から出
力する。ドライブ回路60から出力されたドライブ信号
により順変換部11の自己消弧素子(IGBT素子など)を
スイッチング制御することにより、複数のインバータ部
(第1インバータ31a〜第Nインバータ31N)の高
調波電流成分の補償を行う。
【0037】
【数6】
【0038】ここで、瞬時実電力Phには逆変換部13
がモータ42に供給する実電力PLを加算して電流指令
演算部57に供給する。この実電力PLはコンデンサ1
2の両端の直流電圧Edhと、直流電流Idhを乗算するこ
とで直流負荷を算出し、必要に応じてフィルタ(LP
F)による一次遅れを持って実電力演算部61によって
求める。
【0039】また、瞬時実電力Phには順変換部11の
スイッチングロス等のロス分を補償するためにロス電力
Rを加算している。このロス電力PRは直流電圧指令E
dh*と、直流電圧検出値Edhを突き合わせて電圧制御回
路62から求めている。
【0040】なお、63は逆変換部13を制御するイン
バータ制御回路である。
【0041】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
第1インバータ部〜第Nインバータ部の電力回生機能と
しては、電気二重層キャパシタを用いた昇降圧チョッパ
部を採用し、モータの回生電力モードでは電気二重層キ
ャパシタに回生電力を貯蔵し、モータの駆動モードでは
貯蔵された電力を放出することにより、電力回生形イン
バータと同様な回生機能を持たせることが可能となる。
【0042】また、この発明によれば、EMIノイズ対
策としては、第1インバータ部〜第Nインバータ部の順
変換部は、ダイオード整流器を用いたコンデンサインプ
ット形の整流回路を採用し、これによる入力電源側の高
調波電流の増加と力率低下の対策として、高調波抑制イ
ンバータ部の順変換部はPWM順変換部で構成し、第1
インバータ部〜第Nインバータ部の入力電源側の高調波
抑制機能及び力率調整機能を高調波抑制インバータ部に
付加して、インバータ装置全体から見ると小容量のPW
M順変換部で高調波抑制が可能となる。従って、インバ
ータ装置として電源側に与えるEMIノイズが低減でき
る。
【0043】さらに、EMIノイズ対策を実施するに
は、高調波抑制インバータ部のみを対策すればよいの
で、小容量の高次ノイズ対策用のEMIフィルタ及び小
容量のキャリア周波数ノイズ除去用の低次フィルタを挿
入すればよい。これにより、システム全体として小型化
を図ることができ、もって従来の電力回生形インバータ
装置よりも経済的に有利になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示す回路構成図。
【図2】電圧形インバータ装置の主回路構成図。
【図3】PWM順変換部を有する電力回生形インバータ装
置の回路構成図。
【符号の説明】
11…PWM順変換部 12、22…電解コンデンサ 13、23…逆変換部 21…ダイオード整流器からなる順変換部 31a〜31N…第1インバータ部〜第Nインバータ部 32…昇降圧チョッパ回路 32d…電気二重層キャパシタ 33…昇降圧チョッパ制御回路 35a、42…モータ 41…高調波抑制インバータ装置 51…アクティブフィルタを有する制御信号発生部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02M 7/48 H02M 7/48 Y // H02P 7/67 H02P 7/67 E Fターム(参考) 5H006 AA01 AA02 BB01 BB05 CA01 CB01 CB08 DC02 DC05 5H007 AA01 AA08 BB01 BB06 CA01 CB02 CB05 CC07 CC12 DC02 DC05 EA02 5H572 BB01 BB05 DD01 FF05 HA08 HB09 HC07 LL22 LL24

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイオード整流器で構成され、交流電力
    を直流電力に変換する第1順変換部と、この第1順変換
    部からの直流電力が供給され、負荷に交流電力を供給す
    る第1逆変換部と、この第1逆変換部をPWM制御する第
    1制御回路と、前記第1逆変換部からの電力回生時には
    回生電力を電気二重層キャパシタに貯蔵し、負荷駆動時
    には電気二重層キャパシタの貯蔵電力を放出制御する昇
    降圧チョッパ回路と、この昇降圧チョッパ回路を制御
    し、回生電力を電気二重層キャパシタに貯蔵したり、貯
    蔵電力を放出したりする昇降圧チョッパ制御回路とを備
    えた複数のインバータ部と、 自己消弧素子から構成され、PWM制御により電力回生可
    能で交流電力を直流電力に変換する第2順変換部と、こ
    の第2順変換部からの直流電力が供給され、負荷に交流
    電力を供給する第2逆変換部と、この第2逆変換部をPW
    M制御する第2制御回路と、前記複数のインバータ部が
    発生する高調波分を抑制するために前記第2順変換部を
    制御する制御信号発生部とを備えた高調波抑制インバー
    タ部とからなることを特徴とする回生電力貯蔵・放出機
    能と高調波抑制機能とを備えたインバータ装置。
  2. 【請求項2】 昇降圧チョッパ制御回路は、直流電圧指
    令値と第1順変換部の出力側に接続された電解コンデン
    サの両端の直流電圧検出値とを加算し、この加算出力が
    直流電圧指令値になるように演算するAVR制御部と、
    このAVR制御部の出力を電流指令値として、この電流
    指令値と電気二重層キャパシタに流れる電流値を加算
    し、この加算出力が電流指令値になるように制御するA
    CR制御部と、このACR制御部で得られた電流をPWM
    演算して、昇降圧チョッパ回路のスイッチング素子を制
    御するPWM演算部とからなることを特徴とする請求項1
    記載の回生電力貯蔵・放出機能と高調波抑制機能とを備
    えたインバータ装置。
  3. 【請求項3】 制御信号発生部は、複数のインバータ部
    の交流系統の負荷電流と相電圧から瞬時実電力と瞬時虚
    電力とを求める瞬時電力演算部と、この演算部により求
    められた瞬時電力から高調波成分を求める交流分演算部
    と、前記瞬時電力演算部によって求められた瞬時虚電力
    に基本波無効電力指令を加算して力率を調整する手段
    と、第2逆変換部の直流電圧と直流電流から負荷の実電
    力を求める手段と、この実電力を前記瞬時実電力の高調
    波成分に加算した成分と前記瞬時虚電力に基本波無効電
    力指令を加算した成分とから前記第2順変換部の電流指
    令を求める電流指令演算部と、この演算部で得られた電
    流指令を2相/3相の電流指令に変換して、第2順変換
    部の実電流と比較し、第2順変換部のPWM信号を得るPWM
    制御回路とからなることを特徴とする請求項1記載の回
    生電力貯蔵・放出機能と高調波抑制機能とを備えたイン
    バータ装置。
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