JP2002346571A - 排水の消毒方法及び装置 - Google Patents

排水の消毒方法及び装置

Info

Publication number
JP2002346571A
JP2002346571A JP2001151224A JP2001151224A JP2002346571A JP 2002346571 A JP2002346571 A JP 2002346571A JP 2001151224 A JP2001151224 A JP 2001151224A JP 2001151224 A JP2001151224 A JP 2001151224A JP 2002346571 A JP2002346571 A JP 2002346571A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disinfectant
halogen
liquid
treated
concentration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001151224A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4011305B2 (ja
Inventor
Yuichi Fuchu
裕一 府中
Sakae Komita
栄 小三田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ebara Corp filed Critical Ebara Corp
Priority to JP2001151224A priority Critical patent/JP4011305B2/ja
Publication of JP2002346571A publication Critical patent/JP2002346571A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4011305B2 publication Critical patent/JP4011305B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、排水の水質変動に応じて、適正な
消毒効果を発揮させ且つ残留ハロゲンを発生させないよ
うな消毒剤の適正量を求め、この最少必要量の消毒剤を
被処理液中に添加する消毒方法及び装置を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 本発明に係る方法は、被処理液をハロゲ
ン系消毒剤で消毒する方法であって、ハロゲン系消毒剤
添加後の有効ハロゲン濃度の減少程度を検知することに
よってハロゲン系消毒剤の添加量を制御することを特徴
とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大腸菌などを含む
排水の消毒方法及び装置に関し、特に、ハロゲン系消毒
剤を用いる排水の消毒方法及び装置に関する。本発明に
よって処理することのできる排水としては、下水、雨天
時下水、地表を流下した雨水などを挙げることができ
る。本発明は、特に、アンモニアを含む雨天時下水など
の排水をハロゲン系消毒剤を用いて消毒する方法及び装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】公衆衛生学的観点から、下水、雨水など
を含む排水中の病原菌を処理するために、塩素系消毒剤
に代表されるハロゲン系消毒剤が古くから用いられてい
る。これらの消毒剤の使用量は少ない方が環境や人類に
与える影響が少なく、好ましいことは言うまでもない。
しかしながらこれまでは、安全対策上の見地から、病原
菌の十分な消毒効果を達成・維持するために、本来必要
である消毒剤有効成分濃度を越える過剰な消毒剤を用い
てきたのが実情である。
【0003】しかし、公共水域に放流される消毒処理後
の排水中の残留ハロゲン濃度が高すぎる場合には、公共
水域及びその周辺に生育する水棲生物や動植物などの生
態系に悪影響を及ぼすことが明らかになるにつれ、適正
な消毒剤濃度を排水に添加することが必要であるとの認
識を有するに至った。
【0004】ところで、排水中の病原菌数は、排水が、
家庭排水であるか、産業排水であるか、農業排水である
か、若しくは家庭排水、産業排水、農業排水の含有割合
などの発生原因や降雨量の多少など、種々の原因により
変動するので、適正な消毒剤投入濃度を決定することは
困難である。特に、合流式下水道(家庭汚水及び産業排
水と雨水とを同一管に捕集して下水処理場へ送る方式)
や、分流式下水道(家庭汚水及び産業排水と雨水とを個
別の管に捕集して家庭汚水及び産業排水を下水処理場へ
送る方式)における雨天時越流水(雨天時下水)は、非
常に短時間で水質が激しく変動するので、適正な消毒剤
濃度を決定することが非常に困難である。すなわち、雨
天時下水の水質は、降雨の状況により瞬時に大きく変動
し、汚水濃度が高く且つ還元性の有機物濃度及び/又は
無機物濃度が高い場合と、雨水による希釈が進んで汚水
濃度が低下し且つ還元性の有機物濃度及び/又は無機物
濃度が低下した場合では、消毒剤の必要量が大きく異な
り、水質変動に応じた適切な最少量の消毒剤の添加を行
うことが困難である、という問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、排
水の水質変動に応じて、適正な消毒効果を発揮し且つ残
留ハロゲンを発生させないような消毒剤の適正量を求
め、この最少必要量の消毒剤を被処理液中に添加する消
毒方法及び装置を提供することを目的とする。特に、本
発明は、被処理水がアンモニアを含む雨天時下水などの
排水の場合であっても、殺菌活性を損なうことなく、最
少必要量の消毒剤で被処理水を消毒することができる上
述の方法及び装置を提供することを目的とする。なお、
雨天時下水とは、雨天時などに下水道設備の処理能力を
超える降雨があった場合に、下水道処理設備或いは中継
基地であるポンプ所や雨水吐き口から、処理なしに又は
簡易処理だけで公共水域に排出する下水をいう。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、被処理
液をハロゲン系消毒剤で消毒する方法であって、ハロゲ
ン系消毒剤添加後の有効ハロゲン濃度の減少程度を検知
することによってハロゲン系消毒剤の添加量を制御する
ことを特徴とする消毒方法が提供される。
【0007】以下、本発明の技術思想を具体例に基づい
て説明する。以下の説明は、一具体例を挙げて説明して
いるもので、本発明はこの記載に限定されるものではな
い。まず、既設の下水処理施設において、降雨時の種々
の時点における合流式下水道越流水を採水してビーカに
とり、消毒剤としてBCDMHを用い、消毒剤添加量を3ppm
(=mg/L)としてビーカに加えて、90秒間消毒処理を行
った。降雨開始後の経過時間と消毒処理後の処理水中の
大腸菌群数との関係を求めた。結果を図2に示す。
【0008】図2から、降雨後30分経過(A時点)で
は消毒処理後の大腸菌群数が9000CFU/mL、降雨後4
5分経過(B時点)では消毒処理後の大腸菌群数が47
00CFU/mLであり、いずれも消毒目標値(水質汚濁防止
法に定める放流基準値:3000CFU/mL以下)を満足し
ない。降雨後1時間30分経過(C時点)で消毒後の大
腸菌群数は10CFU/mL未満となり、消毒目標値以下にな
ったことが分かる。これは、降雨の継続に従って雨天時
下水の性状が変化することにより、同じ消毒剤添加量
(3ppm)であっても消毒効果が異なり、消毒剤過剰又
は消毒剤過小の状態が生じることを示している。即ち、
降雨開始直後は、下水中の大腸菌群が高い濃度で流出す
るため、これを十分に消毒処理するためには多量の消毒
剤が必要となるが、降雨開始からある程度時間が経過し
た時点では、雨水によって汚水が希釈されて排水中の大
腸菌群数が減少するため、消毒処理に必要な消毒剤の量
が少なくなる。
【0009】次に、降雨開始から0.5時間経過後(図
2のA点)の合流式下水道越流水を採水したものをビー
カにとり、BCDMHを種々の添加率で加えて90秒間消毒
処理を行い、処理水中の大腸菌群数を計測した。結果を
図3に示す。BCDMH添加率が2ppmでは、消毒処理後の大
腸菌群数は104CFU/mL以上であり、消毒目標値である
3000CFU/mLを満足しない。処理水中の消毒処理後の
大腸菌群数は、BCDMH添加率が4ppmでは3000CFU/mL
を僅かに超える程度となり、BCDMH添加率が6ppmでは1
00CFU/mL以下となり、消毒目標値を大きく下回った。
以上のことから、この時点の下水道越流水の消毒には、
4.2〜4.3ppm程度の添加率でBCDMHを加えることが
必要なことが分かる。
【0010】更に、降雨開始から45分経過後(図2の
B点)及び1.5時間経過後(図2のC点)についても
同様に、BCDMH添加率と、90秒消毒処理後の大腸菌群
数との関係を調べ、結果を図4及び図5に示した。これ
らの図より、B点(降雨45分経過後)では、下水道越
流水の消毒に必要なBCDMH添加率は3.5〜3.6ppm程
度、C点(降雨1.5時間経過後)では、下水道越流水
の消毒に必要なBCDMH添加率は1.6〜1.7ppm程度で
あることが分かる。
【0011】次に、図2でのA点(降雨後30分経
過)、B点(降雨後45分経過)及びC点(降雨後1.
5時間経過)での合流式下水道越流水を採水したものを
ビーカにとり、BCDMHを図2の実験と同じ添加率3ppmで
加え、BCDMH添加後の経過時間と処理水中の残留ハロゲ
ン濃度との関係を調べた。結果を図6に示す。A点(降
雨後30分経過)では、消毒剤添加直後ですでに残留ハ
ロゲン濃度は0.1mg/L asCl2未満であり、図2の結果
と併せて考えると、BCDMH添加率3ppmでは被処理液の消
毒効果は充分でないといえる。B点(降雨後45分経
過)では、消毒剤添加後約20秒で残留ハロゲン濃度が
約0.1mg/L as Cl2であり、100秒でほぼ0mg/L as
Cl2に近いことがわかる。図2の結果(消毒時間90秒
で大腸菌群数が4700CFU/mL)と併せて考えると、B
時点での消毒剤添加量3ppmは、必要量よりも未だ若干
少ないといえる。また、C時点では、消毒剤添加後約2
0秒では残留ハロゲン濃度が0.3mg/L as Cl2強と高
く、約150秒まで徐々に低下するが、約150秒以降
は約0.1mg/L as Cl2強で安定(消毒作用の飽和)し
ている。これより、C時点(降雨後1.5時間)での消
毒剤の添加量3ppmは過剰で、消毒処理後に残留ハロゲ
ンが残存してしまったことがわかる。
【0012】これらの結果を踏まえて、当該下水処理施
設の雨天時下水の処理においては、消毒剤処理後の残留
ハロゲン濃度を、消毒目標値を確実に達成するための多
少の余裕を見て、図6でのB線とC線のほぼ中間地点に
設定すればよい。即ち、図6から、BCDMH添加後20秒
の時点で残留ハロゲン濃度を0.2mg/L as Cl2に設定
すればよい。実際の消毒処理に当たっては、定期的に排
水のサンプルを採り、所定濃度の消毒剤を入れて残留ハ
ロゲン濃度の減少程度を測定する。これが上記で設定し
た設定値(上記の場合には消毒剤添加後20秒で残留ハ
ロゲン濃度0.2mg/L as Cl2)よりも高い場合には、
排水への消毒剤の投入量を排水サンプルに投入した濃度
よりも低い値に調整し、逆に残留ハロゲン濃度の減少程
度が設定値よりも低い場合には消毒剤投入量を排水サン
プルに投入した濃度よりも高い値に調整する。この作業
を定期的に繰り返して、排水への消毒剤の投入量を経時
的に制御することにより、消毒剤投入量を、充分な消毒
効果が得られ且つ残留ハロゲンが生じない最適値に維持
することが可能になる。なお、サンプルに投入する消毒
剤の濃度は、その時点で排水中にに実際に投入している
濃度とすることが好ましい。このようにすれば、消毒剤
投入濃度の大きな変動を防ぐことができ、より緻密な制
御が可能となるからである。また、サンプルにおいて測
定された残留ハロゲン濃度の減少程度と設定値との差か
ら、実際に排水中に投入する濃度をどの程度増減させれ
ばよいかについては、当業者が経験的に決定することが
できる。
【0013】なお、図2、図6の曲線は、対象となる下
水処理設備が同じであれば、多少の変動はあるがほぼ同
様の傾向を示す。したがって、処理対象の下水処理設備
において、図2、図6のようなグラフを作成して残留ハ
ロゲン濃度の減少程度の目標値を設定すれば、以降の降
雨時には、この設定値に基づいて雨天時下水に対する消
毒剤添加量の制御を行うことができる。
【0014】次に、本発明の好ましい消毒装置の実施形
態を合流式下水処理設備に適用した場合を例にして、本
発明の消毒方法の好ましい実施形態を説明する。合流式
下水処理設備は、一般に、一般家庭、事務所、公共施設
などの汚水排出源から排出される汚水や雨水を集めて流
す下水道管渠、集めた下水を処理場まで送るための中継
基地となるポンプ所、送られてきた下水を浄化して河川
や海などの放流水域に放流する下水処理場などにより構
成されている。下水処理場では、雨天時越流水を沈砂池
で一次処理した後、公共水域に放流している。
【0015】図1に、本発明の消毒装置の概略説明図を
示す。この消毒装置は、被処理液(雨天時越流水)導入
ライン2と、消毒槽(沈砂池)3と、被処理液にハロゲ
ン系消毒剤を導入するための消毒剤導入手段4とを備え
る。消毒剤導入手段4は、消毒槽3の上流のライン2中
に導入してもよいし、或いは消毒槽3に直接投入しても
よい。また、被処理液導入ライン2の途中に、試験用の
被処理液サンプルを採取するための分取ライン12が接
続されている。分取ライン12には、揚水ポンプ16が
接続されている。
【0016】本発明による消毒方法を実施するために
は、まず、準備段階として、処理対象となる下水処理設
備において、降雨時に、降雨開始から種々の時間が経過
した後の複数の越流水サンプルを採取して、これに適当
量の消毒剤を加えて消毒後の大腸菌群数を測定すること
によって、降雨後の経過時間と消毒後の大腸菌群数との
関係(図2のグラフ)と、消毒剤添加後の経過時間と被
処理水の残留ハロゲン濃度との関係(図6のグラフ)を
作成して、これらの関係から、目標とすべき残留ハロゲ
ン減少程度の値を設定しておく。例えば、図2及び図6
に示す関係が得られた場合には、上記に説明したよう
に、消毒剤添加後20秒で残留ハロゲン濃度0.2mg/L
as Cl2という目標値が設定される。
【0017】雨天時越流水の消毒は、消毒剤導入手段4
から適当量の消毒剤を投入して、消毒槽3で処理するこ
とによって行うが、本発明方法においては、消毒剤を添
加する前の被処理液を、周期的にライン12よりサンプ
リングする。サンプリングされた被処理液は、モニタリ
ング槽13に収容され、ここで所定量の濃度の消毒剤1
4が添加され、撹拌機(図示せず)によって混合撹拌さ
れる。モニタリング槽に加える消毒剤の濃度は、緻密な
濃度制御を可能にするためには、その時点で消毒剤導入
手段4によって被処理液中に実際に供給されている消毒
剤の濃度とすることが好ましい。モニタリング槽13に
は、被処理液中の残留ハロゲン濃度を測定する測定器1
5が接続されており、消毒剤添加後の残留ハロゲン濃度
の数値を継時的に測定する。この目的で用いることので
きる残留ハロゲン濃度測定器としては、例えば、ポーラ
ログラフ方式による遊離塩素計(例えば、東亜ディーケ
ーケー(株)製造の製品名CLM−37又はCLM−2
2)などを挙げることができる。測定された残留ハロゲ
ン濃度値は記録計18によって記録される。そして、当
該下水処理設備に関して、予め設定されている目標値
と、モニタリング槽13において測定された値とを比較
する。例えば、当該下水処理設備に関して図2及び図6
のグラフが得られている場合には、設定値は消毒剤添加
後20秒で残留ハロゲン濃度が0.2mg/L as Cl2とい
う値であるので、モニタリング槽13で消毒剤が添加さ
れた被処理水サンプルの、消毒剤添加後20秒における
残留ハロゲン濃度を測定する。そして、この値が設定値
である0.2mg/L as Cl2よりも高い場合には、消毒剤
導入手段4から投入する消毒剤の濃度を減少させ、逆に
0.2mg/L as Cl2よりも低い場合には、消毒剤導入手
段4から投入する消毒剤の濃度を増加させる。この消毒
剤投入濃度の制御は、予め設定した残留ハロゲン濃度減
少程度の目標値を入力したコンピュータ(図示せず)
に、残留ハロゲン濃度測定器15での測定値を通信ライ
ン4を通してインプットし、設定値と測定値との比較結
果に応じて投入消毒剤量を制御する自動制御装置(図示
せず)を用いることにより、自動的に行うことができ
る。残留ハロゲン濃度減少程度の測定が完了した被処理
水サンプルは、戻しライン17を介して被処理液導入ラ
イン2に戻し、被処理液と共に消毒槽3に導入する。消
毒槽3では、消毒剤が加えられた被処理液が短い場合に
は1分以内、長い場合には10分以内滞留されて、消毒
剤との反応が進められる。消毒処理が行われた被処理水
は、ポンプ6により揚水されて、排水路7を介して、公
共水域8に放流される。
【0018】なお、被処理液サンプルは、消毒剤投入位
置よりも上流から採取することが好ましい。消毒剤投入
位置よりも下流からサンプルを採取する、即ち消毒剤が
添加されている被処理液をサンプルとして採取すると、
消毒途中のある時点での残留ハロゲン濃度を測定するこ
とになるが、図6に示したように、残留ハロゲン濃度は
消毒剤添加後の経過時間に極めて敏感に依存して変化す
るので、これでは適切な制御はできないからである。
【0019】本発明によれば、上記のモニタリング操作
を、定期的、例えば1分〜60分毎、好ましくは5分〜
20分毎に行い、その結果に応じて消毒剤の添加濃度を
調整する。これによって、特に時間の経過によってその
性状が大きく変動する雨天時越流水の消毒処理に際し
て、充分な消毒効果を与えると共に、残留ハロゲンを公
共用水域に放出することのない、適切な消毒剤添加濃度
を維持することが可能になる。
【0020】なお、雨天時越流水などの排水の消毒にお
いては、消毒剤の添加量は、消毒剤の種類や排水の性状
などによっても変化するが、一般に1〜10mg/L(pp
m)、好ましくは2〜6mg/Lであり、本発明においても、
この範囲内で消毒剤添加量を制御することが好ましい。
【0021】本発明により消毒することができる被処理
液としては、下水、雨水を含む下水、及び地表を流下し
た雨水等を含む排水などを挙げることができる。特に、
アンモニアを含む排水、具体的には雨天時越流水などが
特に好ましい。
【0022】本発明方法において用いることのできる消
毒剤としては、下水や排水の消毒に用いることのできる
任意のハロゲン系消毒剤を用いることができる。しかし
ながら、雨天時越流水などに見られるように、処理すべ
き排水(被処理水)がアンモニアを含む場合には、塩素
系消毒剤中の塩素とアンモニアとが反応して、クロラミ
ンを形成し、殺菌力を低下させるので、アンモニアを含
まない被処理水に対する場合よりも多量の塩素系消毒剤
が必要であり、クロラミンの残留性が高いため、残留塩
素濃度も高くなる、という問題があった。この問題を解
決するためには、消毒剤として、本発明者らが先に提案
した臭素系又はヨウ素系の消毒剤を用いることが特に好
ましい。
【0023】本発明において特に好適に用いることので
きる臭素系又はヨウ素系消毒剤としては、例えば、ヒダ
ントイン類、シアヌール酸類、イソチアゾロン類、ε−
カプロラクタム類、フタールイミド類、ピロリドン類、
アクリドン類、ウラシル類、スクシンイミド類、バルビ
ツール類、クレアチニン類、ジオキソピペラジン類、ウ
ラゾール類、グリシン無水物類、ω−ヘプタラクタム
類、マレイン酸ヒドラジド類、マレイン酸イミド類、オ
クタラクタム類、オキシインドール類などを好ましく挙
げることができる。これらの構造式を下記に示す。
【0024】
【化1】
【0025】ヒダントイン類(hydantoins)は、例えば、
式IIで示される。上式IIにおいて、X1及びX2は、それ
ぞれ、同一又は異なって、独立して、塩素原子、臭素原
子又はヨウ素原子であり、ただし、X1及びX2の何れか
は、臭素原子又はヨウ素原子であり;R1及びR2は、そ
れぞれ、同一又は異なって、独立して、水素原子又は炭
素数10以下の低級アルキル基であり、好ましくは、水
素原子又は炭素数6以下の低級アルキル基であり、更に
好ましくは、水素原子又は炭素数3以下の低級アルキル
基である。ヒダントイン類としては、例えば、1−ブロ
モ−3−クロロ−5,5−ジメチルヒダントイン(上式
Iで示される化合物:BCDMH)が挙げられる。ブロ
モクロロジメチルヒダントインは、高い安定性を有し、
直射日光を避ければ数年間、活性を維持することができ
る。BCDMHは固体であり、解離することによって次
亜臭素酸イオンが生成し、高い消毒効果を発揮する。
【0026】シアヌール酸類(cyanuric acids)は、例え
ば、上式IIIで示される。式III中、R1、R2及びR
3は、それぞれ、同一又は異なって、独立して、塩素原
子、臭素原子、ヨウ素原子、水酸基、水素原子又は炭素
数10以下の低級アルキル基であり、但し、R1、R2
びR3の少なくとも一つは、臭素原子又はヨウ素原子で
ある。低級アルキル基は、炭素数6以下が更に好まし
く、炭素数3以下が更に好ましい。
【0027】イソチアゾロン類(isothiazolon)は、例え
ば、上式IVで示される。式IV中、Xは、臭素原子又はヨ
ウ素原子であり;R1及びR2は、それぞれ、同一又は異
なって、独立して、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、
水素原子又は炭素数10以下の低級アルキル基である。
低級アルキル基は、炭素数6以下が更に好ましく、炭素
数3以下が更に好ましい。例えば、5−クロロ−2−メ
チル−4−イソチアゾリン−3−オンが好ましい。
【0028】ε−カプロラクタム類(ε-caprolactam
s)は、例えば、上式Vで示される。式V中、Xは、臭素
原子又はヨウ素原子である。フタールイミド類(phthali
mides)は、例えば、上式VIで示される。式VI中、Xは、
臭素原子又はヨウ素原子である。
【0029】ピロリドン類(pyrrolidones)は、例えば、
上式VIIで示される。式VII中、Xは、臭素原子又はヨウ
素原子である。アクリドン類(acrydones)は、例えば、
上式VIIIで示される。式VIII中、Xは、臭素原子又はヨ
ウ素原子である。
【0030】ウラシル類(uracils)は、例えば、上式IX
で示される。式IX中、X1及びX2は、それぞれ、同一又
は異なって、独立して、塩素原子、臭素原子又はヨウ素
原子であり、ただし、X1及びX2の何れかは、臭素原子
又はヨウ素原子であり;R1は、水素原子、炭素数10
以下の低級アルキル基、アミノ基又はニトロ基である。
低級アルキル基は、炭素数6以下であることが好まし
く、炭素数3以下であることが更に好ましい。R2及び
3は、それぞれ、同一又は異なって、独立して、水素
原子又は炭素数10以下の低級アルキル基であり、好ま
しくは、水素原子又は炭素数6以下の低級アルキル基で
あり、更に好ましくは、水素原子又は炭素数3以下の低
級アルキル基である。
【0031】スクシンイミド類(succinimides)は、例え
ば、上式Xで示される。式X中、Xは、臭素原子又はヨウ
素原子である。
【0032】
【化2】
【0033】バルビツール酸類(barbituric acids)は、
例えば、上式XIで示される。式XI中、X1及びX2は、そ
れぞれ、同一又は異なって、独立して、塩素原子、臭素
原子又はヨウ素原子であり、ただし、X1及びX2の何れ
かは、臭素原子又はヨウ素原子であり;R1及びR2は、
それぞれ、同一又は異なって、独立して、水素原子又は
炭素数10以下の低級アルキル基であり、好ましくは、
水素原子又は炭素数6以下の低級アルキル基であり、更
に好ましくは、水素原子又は炭素数3以下の低級アルキ
ル基である。
【0034】クレアチニン類(creatinines)は、例え
ば、上式XIIで示される。式XII中、Xは、臭素原子又は
ヨウ素原子であり;Rは、水素原子又は炭素数10以下
の低級アルキル基であり、好ましくは、水素原子又は炭
素数6以下の低級アルキル基であり、更に好ましくは、
水素原子又は炭素数3以下の低級アルキル基である。
【0035】ジオキソピペラジン類(dioxopiperazines)
は、例えば、上式XIIIで示される。式XIII中、X1及び
2は、それぞれ、同一又は異なって、独立して、塩素
原子、臭素原子又はヨウ素原子であり、ただし、X1
びX2の何れかは、臭素原子又はヨウ素原子である。
【0036】ウラゾール類(urazoles)は、例えば、上式
XIVで示される。式XIV中、R1、R2及びR3は、それぞ
れ、同一又は異なって、独立して、塩素原子、臭素原
子、ヨウ素原子、水素原子又は炭素数10以下の低級ア
ルキル基であり、ただし、R1、R2及びR3の何れか
は、臭素原子又はヨウ素原子である。低級アルキル基
は、炭素数6以下が好ましく、炭素数3以下が更に好ま
しい。
【0037】グリシン無水物類(glycine anhydrides)
は、例えば、上式XVで示される。式XV中、X1及びX
2は、それぞれ、同一又は異なって、独立して、塩素原
子、臭素原子、ヨウ素原子、水素原子又は炭素数10以
下の低級アルキル基であり、X1及びX2の何れかは、臭
素原子又はヨウ素原子である。低級アルキル基は、炭素
数6以下が好ましく、炭素数3以下が更に好ましい。
【0038】ω−ヘプタラクタム類(ω−heptalactam
s)は、例えば、上式XVIで示される。式XVI中、Xは、
臭素原子又はヨウ素原子である。マレイン酸ヒドラジド
類(maleic acid hydrazides)は、例えば、上式XVIIで示
される。式XVII中、X1及びX2は、それぞれ、同一又は
異なって、独立して、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原
子であり、ただし、X1及びX2の何れかは、臭素原子又
はヨウ素原子である。
【0039】マレイン酸イミド類(maleimides)は、例え
ば、上式XVIIIで示される。式XVIII中、Xは、臭素原子
又はヨウ素原子である。
【0040】
【化3】
【0041】オクタラクタム類(octalactams)は、例え
ば、上式XIXで示される。式XIX中、Xは、臭素原子又は
ヨウ素原子である。オキシインドール類(oxindoles)
は、例えば、上式XXで示される。式XX中、Xは、臭素原
子又はヨウ素原子である。
【0042】本発明で用いることができる消毒剤は、上
記式(I)〜(XX)に示されるように、窒素原子又は硫
黄原子を含む、4〜10員複素環を含むことが好まし
く、5〜9員複素環を含むことが更に好ましい。複素環
は、1〜4個のヘテロ原子を含むことが好ましく、1〜
3個のヘテロ原子を含むことが更に好ましい。ヘテロ原
子は、窒素原子又は硫黄原子である。
【0043】複素環の環骨格には、式−N(X)−で示さ
れる基(Xは、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子であ
り、好ましくは、臭素原子又はヨウ素原子であり、更に
好ましくは、臭素原子である。)を含むことが好まし
い。
【0044】
【化4】
【0045】上式XXIで示されるように、複素環Aの環
骨格には、式−N(X)−C(=O)−で示される基(式
中、Xは臭素原子又はヨウ素原子を含む。)を含むこと
が更に好ましい。この構造の場合には、特に、次亜ハロ
ゲン酸を生成し易いからである。
【0046】複素環は、上記式VI、VIII、XXで示される
ように、他の環、例えば、ベンゼン環のような芳香族環
と縮合していてもよい。本発明の方法においては、消毒
剤としては、1−ブロモ−3−クロロ−5,5−ジメチ
ルヒダントイン(BCDMH)を特に好ましく用いるこ
とができる。
【0047】本発明においては、上記消毒剤を液体状態
で排水に添加することが好ましい。固体の消毒剤を排水
に直接添加すると、溶解していない固体が排水と共に放
流され、公共用水域で水棲生物に悪影響を与えるおそれ
があるので好ましくない。したがって、上述に記載の消
毒剤が室温で固体の場合には、これを水又は排水の一部
に十分に溶解して消毒水とした後に、排水に加えること
が好ましい。
【0048】
【実施例】実施例1 図2〜図6を作成した下水処理施設における雨天時越流
水について、本発明方法による消毒処理を実施した。消
毒装置は、図1に示す構成の装置を用いた。消毒剤とし
ては、BCDMHを用いた。消毒剤導入手段4からの消毒剤
の投入による消毒処理を行いながら、10分に1回の頻
度でサンプリングライン12から被処理液のサンプルを
採取してモニタリング槽13に導入し、所定濃度の消毒
剤14を加えた。ここで加える消毒剤14の濃度は、そ
の時点において消毒剤導入手段4から被処理液中に投入
されている消毒剤濃度とした。なお、消毒処理開始時の
消毒剤濃度は5mg/Lとした。モニタリング槽内の被処理
液サンプルにBCDMHを添加した20秒後の時点での被処理
液サンプル中の残留ハロゲン濃度を測定器15によって
測定し、測定値が0.2 mg/L as Cl2よりも高い場合には
消毒剤導入手段4から加える消毒剤の濃度を減少させ、
測定値が0.2mg/L as Cl2よりも低い場合には消毒剤
導入手段4から加える消毒剤の濃度を増加させた。この
ように10分毎に消毒剤投入濃度の調整を行いながら消
毒処理を継続し、15分ごとに排出液中の大腸菌群数を
計測した。結果を図7に示す。この結果から、消毒剤添
加量が時間と共に変化し、一方、被処理後の排水中の大
腸菌群数は消毒目標値(3000CFU/mL)以下で維持で
きていたことが分かる。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、雨天時越流水など大腸
菌群数が激変する被処理液に対するハロゲン系消毒剤の
添加量を短時間に調節可能で、十分な消毒効果を得なが
ら過剰添加を抑え、公共水域への過剰なハロゲン系消毒
剤の放出を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の消毒装置の概略説明図であ
る。
【図2】図2は、下水処理設備における雨天時越流水に
対して所定量のハロゲン系消毒剤を添加した際の、降雨
後経過時間と消毒後大腸菌群数の関係とを示すグラフで
ある。
【図3】図3は、降雨後0.5時間経過後(図2のA
点)での雨天時下水に対して種々の濃度のハロゲン系消
毒剤を添加した場合の、消毒後の大腸菌群数を示すグラ
フである。
【図4】図4は、降雨後45分経過後(図2のB点)で
の雨天時下水に対して種々の濃度のハロゲン系消毒剤を
添加した場合の、消毒後の大腸菌群数を示すグラフであ
る。
【図5】図5は、降雨後1.5時間経過後(図2のC
点)での雨天時下水に対して種々の濃度のハロゲン系消
毒剤を添加した場合の、消毒後の大腸菌群数を示すグラ
フである。
【図6】図6は、種々の降雨後経過時間における雨天時
越流水に対してハロゲン系消毒剤を添加した場合の、消
毒剤添加後経過時間と被処理液中の残留ハロゲン濃度と
の関係を示すグラフである。
【図7】本発明方法にしたがって、消毒剤の添加量を制
御して雨天時越流水に対して消毒処理を行った実施例に
おいて、消毒剤添加量と大腸菌群数の変化を降雨後の経
過時間に対して実測した結果を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 1/50 C02F 1/50 532H 540 540B ZAB ZAB

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理液をハロゲン系消毒剤で消毒する
    方法であって、ハロゲン系消毒剤添加後の有効ハロゲン
    濃度の減少程度を検知することによってハロゲン系消毒
    剤の添加量を制御することを特徴とする消毒方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の消毒方法であって、有
    効ハロゲン濃度の減少程度の検知は、被処理液をサンプ
    リングして;サンプリングした被処理液に、所定量のハ
    ロゲン系消毒剤を添加し;ハロゲン系消毒剤添加後の被
    処理液サンプル中の有効ハロゲン濃度の減少程度を検知
    する;ことによって行うことを特徴とする消毒方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の消毒方法であって、ハ
    ロゲン系消毒剤添加後の被処理液サンプル中の有効ハロ
    ゲン濃度の減少程度を、予め設定されている目標値と比
    較し、その比較結果によって被処理液に対する消毒剤の
    添加量を増減することを特徴とする方法。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3に記載の消毒方法であっ
    て、サンプリングした被処理液に加えるハロゲン系消毒
    剤の濃度を、その時点で被処理液の実際の消毒処理のた
    めに加えている消毒剤の濃度とすることを特徴とする方
    法。
  5. 【請求項5】 下水処理設備における雨天時下水の消毒
    方法であって、当該下水処理設備において、予め、雨天
    時の降雨開始から種々の時間が経過した時点での越流水
    をサンプルとして採り、これに所定量の濃度のハロゲン
    系消毒剤を加えて、降雨後経過時間と消毒後の大腸菌群
    数との関係、及び消毒剤添加後の経過時間とサンプル水
    中の残留ハロゲン濃度との関係を求め、これらの結果か
    ら、有効な殺菌が行われ且つ残留ハロゲンを生成させな
    い消毒処理を行うのに適切な、消毒剤添加後の越流水サ
    ンプル中の有効ハロゲン濃度の減少程度の目標値を設定
    しておき、実際の消毒処理にあたって、定期的に雨天時
    越流水のサンプルを採取して、採取した越流水サンプル
    に所定濃度の消毒剤を添加し、消毒剤添加後の越流水サ
    ンプル中の有効ハロゲン濃度の減少程度を、上記で設定
    した目標値と比較することにより、越流水に対する消毒
    剤の添加量を増減することを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】 被処理液をハロゲン系消毒剤で消毒する
    ための装置であって、 被処理液をハロゲン系消毒剤と反応させて消毒するため
    の消毒槽と;該消毒槽に被処理液を導入するための被処
    理液導入ラインと;該被処理液にハロゲン系消毒剤を導
    入するための消毒剤導入手段と;被処理液のサンプルを
    採取するための分取ラインと;サンプリングされた被処
    理液サンプルに消毒剤を添加するための消毒剤供給手段
    と;消毒剤が添加された被処理液サンプルの有効ハロゲ
    ン濃度を測定する有効ハロゲン濃度測定装置と;を備え
    てなり、更に、有効ハロゲン濃度測定装置によって測定
    された、消毒剤添加後の被処理液サンプル中の有効ハロ
    ゲン濃度の減少程度に応じて、消毒剤導入手段によって
    被処理液中に加えられるハロゲン系消毒剤の添加量を制
    御する消毒剤添加量制御手段を備えることを特徴とする
    装置。
JP2001151224A 2001-05-21 2001-05-21 排水の消毒方法及び装置 Expired - Lifetime JP4011305B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001151224A JP4011305B2 (ja) 2001-05-21 2001-05-21 排水の消毒方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001151224A JP4011305B2 (ja) 2001-05-21 2001-05-21 排水の消毒方法及び装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002346571A true JP2002346571A (ja) 2002-12-03
JP4011305B2 JP4011305B2 (ja) 2007-11-21

Family

ID=18996112

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001151224A Expired - Lifetime JP4011305B2 (ja) 2001-05-21 2001-05-21 排水の消毒方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4011305B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006054351A1 (ja) * 2004-11-19 2006-05-26 Ebara Corporation 下水道システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006054351A1 (ja) * 2004-11-19 2006-05-26 Ebara Corporation 下水道システム
WO2006054373A1 (ja) * 2004-11-19 2006-05-26 Ebara Corporation 下水処理装置及び方法
JPWO2006054373A1 (ja) * 2004-11-19 2008-05-29 株式会社荏原製作所 下水処理装置及び方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4011305B2 (ja) 2007-11-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6423234B1 (en) Air and water purification using continuous breakpoint halogenation
US20050249631A1 (en) Method and apparatus for ozone disinfection of water supply pipelines
US20060108270A1 (en) Sewage treatment apparatus and method thereof
US20170313604A1 (en) Wastewater Treatment Method
JP4439825B2 (ja) 下水道設備の水質制御装置
JP4011305B2 (ja) 排水の消毒方法及び装置
JP3668071B2 (ja) 排水を消毒する方法及び装置
JP6513151B2 (ja) アンモニア性窒素含有排水の消毒方法及び消毒剤
WO2006054373A1 (ja) 下水処理装置及び方法
JP4628132B2 (ja) 排水を消毒する方法及び装置
JP6970698B2 (ja) アンモニア性窒素含有排水の消毒方法
JP3884638B2 (ja) 合流式下水道における雨天時下水の消毒処理方法及び装置
US20060108294A1 (en) Sewer system
US6562244B1 (en) Method and apparatus for disinfecting drainage
JP4029719B2 (ja) 排水の消毒方法及びその装置
JP2005138109A (ja) 排水を消毒する方法及び装置
JP4643365B2 (ja) 下水の消毒システム
JP2003128506A (ja) 消毒液及びそれを用いた排水の消毒方法並びに装置
JP3857071B2 (ja) 排水の消毒方法
JP3908918B2 (ja) 排水の消毒方法及び装置
JP6490761B2 (ja) アンモニア性窒素含有排水の消毒方法
Ragazzo et al. The Use of Hyproform Disinfection system in wastewater treatment: batch and full scale trials
JP6949922B2 (ja) アンモニア性窒素含有排水から大腸菌または大腸菌群を低減させる消毒装置及び消毒方法
CA2428058A1 (en) Air and water purification using continuous breakpoint halogenation and peroxygenation
JP2003062580A (ja) 下水の消毒方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050427

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070514

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070713

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070807

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070905

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4011305

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100914

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100914

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110914

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120914

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130914

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term