JP2002337740A - 車体前部構造 - Google Patents

車体前部構造

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JP2002337740A
JP2002337740A JP2001147737A JP2001147737A JP2002337740A JP 2002337740 A JP2002337740 A JP 2002337740A JP 2001147737 A JP2001147737 A JP 2001147737A JP 2001147737 A JP2001147737 A JP 2001147737A JP 2002337740 A JP2002337740 A JP 2002337740A
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JP
Japan
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front pillar
width direction
dash panel
vehicle
vehicle width
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JP2001147737A
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Hiroshi Tamakoshi
浩史 玉腰
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フロントピラーとダッシュパネルとの結合強
度を向上し且つ溶接品質がフロントピラーの立て付け精
度の影響を受け難くする。 【解決手段】 フロントピラー16の車幅方向内側壁部
16Aには、車幅方向に所定幅Wを有する棚形状の接合
部24が形成されている。この接合部24には、ダッシ
ュパネル10の車幅方向外側縁部10Dが、ダッシュパ
ネル10側からレーザ溶接等の片側溶接にて連続溶接さ
れている。また、フロントピラー16の接合部24は、
フロントピラー16の車幅方向内側壁部16Aにおける
ダッシュパネル10の車幅方向外側縁部10Dが当接す
る部位に車体上下方向に沿って形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車体前部構造に係
り、特に、フロントピラーにダッシュパネルを溶接する
自動車等の車両の車体前部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フロントピラーにダッシュパネル
を溶接する自動車等の車両の車体前部構造においては、
その一例が特開平6−156321号公報に示されてい
る。
【0003】図4に示される如く、この車体前部構造で
は、自動車のエンジンルームと室内との間に断面略コ字
状の開口部を有するダッシュパネル100が設けられて
おり、ダッシュパネル100は上板102と後方縦壁部
104と底板106とから構成されている。また、ダッ
シュパネル100の両端部には、略コ字状にフランジ1
00Aが形成されており、これらのフランジ100Aが
フロントピラー110に溶接されている。このため、ダ
ッシュパネル100とフロントピラー110との接合長
が長くなり、両者間の車体剛性が向上するようになって
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな自動車の車体前部構造においては、図5に示される
如く、ダッシュパネル100のフランジ100Aが、ダ
ッシュパネル100の車幅方向両端縁部100Bを略L
字状に屈曲された構成になっており、このフランジ10
0Bを、フロントピラー110における車幅方向内側壁
部110Aに車幅方向内側から突き当て状態で接合させ
ている。
【0005】この結果、フロントピラー110が車幅方
向外方に倒れ込む荷重(図5の矢印F)や、フロントピ
ラー110が捩じれる荷重(図5の矢印M)が、フロン
トピラー110に作用した場合には、ダッシュパネル1
00のフランジ100Aとフロントピラー110の車幅
方向内側壁部110Aとの溶接部Pが剥離方向(図5の
矢印S方向)の力を受ける。このため、溶接部Pが剥離
し易く結合強度が低い。また、溶接部Pの間隔がフロン
トピラー110の車幅方向における立て付け精度に影響
されるため、溶接品質を安定させるためには、フロント
ピラー110の立て付け精度の高上が必要になる。
【0006】本発明は上記事実を考慮し、フロントピラ
ーとダッシュパネルとの結合強度が向上し且つ溶接品質
がフロントピラーの立て付け精度の影響を受け難い車体
前部構造を得ることが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、フロントピラーにダッシュパネルを溶接した車体前
部構造において、前記フロントピラーの車幅方向内側壁
部に車体上下方向に沿って形成され車幅方向に所定幅を
有する接合部を有し、該フロントピラーの接合部に前記
ダッシュパネルの車幅方向に延びる車幅方向外側縁部を
溶接したことを特徴とする。
【0008】従って、フロントピラーが車幅方向外方に
倒れ込む荷重や、フロントピラーが捩じれる荷重が、フ
ロントピラーに作用した場合には、ダッシュパネルの車
幅方向外側縁部と、フロントピラーの車幅方向内側壁部
に車体上下方向に沿って形成され車幅方向に所定幅を有
する接合部との溶接部が剪断方向となる車幅方向の力を
受ける。このため、フロントピラーとダッシュパネルと
の結合強度が向上する。また、溶接部の間隔が、フロン
トピラーに対するダッシュパネルの車両前後方向の位置
で調整可能となる。この結果、溶接品質がフロントピラ
ーの立て付け精度の影響を受け難くなるため、溶接品質
が安定する。
【0009】請求項2記載の本発明は、請求項1に記載
の車体前部構造において、前記溶接が連続溶接であるこ
とを特徴とする。
【0010】従って、請求項1に記載の内容に加えて、
ダッシュパネルの車幅方向外側縁部と、フロントピラー
の車幅方向内側壁部に車体上下方向に沿って形成され車
幅方向に所定幅を有する接合部との溶接部を連続溶接で
密閉することができるため、溶接部から車室内への音、
水等の侵入を防止することができる。この結果、従来、
溶接部に沿って行っていたシーラ塗布等の防水加工を省
くことができるため、コストダウンが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明における車体前部構造の第
1実施形態を図1〜図3に従って説明する。
【0012】なお、図中矢印FRは車両前方方向を、矢
印UPは車両上方方向を、矢印INは車幅内側方向を示
す。
【0013】図3に示される如く、本実施形態における
自動車車体においては、ダッシュパネル10が、車室内
12とエンジンルーム14との間に配設されており、ダ
ッシュパネル10における車幅方向両端部が、左右のフ
ロントピラー16にそれぞれ溶接されている。
【0014】図2に示される如く、ダッシュパネル10
の上部10Aは、開口部を車両前方へ向けた断面コ字状
とされており、ダッシュパネル10の下部10Bは、車
両斜め下側後方へ向けて湾曲されている。また、ダッシ
ュパネル10の上下方向中間部10Cは、略車体上下方
向に延びる縦壁部となっている。
【0015】フロントピラー16は、フロントピラー1
6の車体外側を構成するフロントピラーアウタパネル1
8と、フロントピラー16の車体内側を構成するフロン
トピラーインナパネル20とで閉断面構造とされてい
る。
【0016】図1に示される如く、フロントピラー16
の車幅方向内側壁部16Aには、車幅方向に所定幅Wを
有する棚形状の接合部24が形成されている。この接合
部24には、ダッシュパネル10の車幅方向外側縁部1
0Dが、ダッシュパネル10側からレーザ溶接等の片側
溶接にて連続溶接(線溶接)されている。
【0017】なお、フロントピラー16の接合部24
は、ダッシュパネル10の車幅方向外側縁部10Dが当
接する図2に斜線で示される部位に車体上下方向に沿っ
て形成されている。
【0018】次に、本実施形態の作用を説明する。
【0019】本実施形態では、フロントピラー16が車
幅方向外方に倒れ込む荷重(図1の矢印F1)や、フロ
ントピラー16が捩じれる荷重(図1の矢印M1)が、
フロントピラー16に作用した場合には、ダッシュパネ
ル10の車幅方向外側縁部10Dとフロントピラー16
の接合部24との溶接部Pが剪断方向(図1の矢印S1
方向)の力を受ける。このため、図5に示されるよう
に、溶接部Pに剥離方向の力を受ける従来技術に比べ
て、溶接部Pの結合強度が向上する。
【0020】また、本実施形態では、溶接部Pの間隔、
即ち、フロントピラー16の接合部24とダッシュパネ
ル10の車幅方向外側縁部10Dとの間隔Lが、フロン
トピラー16に対するダッシュパネル10の車両前後方
向の位置で調整可能となる。この結果、溶接部Pの溶接
品質がフロントピラー16の立て付け精度、即ち、フロ
ントピラー16の車幅方向における位置のばらつきの影
響を受け難いため、溶接品質が安定する。
【0021】また、本実施形態では、フロントピラー1
6の接合部24とダッシュパネル10の車幅方向外側縁
部10Dとの溶接部Pを、レーザ溶接によって連続溶接
し密閉することができる。この結果、溶接部Pから車室
内12への音、水等の侵入を防止することができる。こ
のため、従来、溶接部Pに沿って行っていたシーラ塗布
等の防水加工を省くことができるので、コストダウンが
可能となる。
【0022】以上に於いては、本発明を特定の実施形態
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。例えば、上記実施形態では、フロントピラー16
の接合部24とダッシュパネル10の車幅方向外側縁部
10Dとをレーザ溶接したが、レーザ溶接以外の溶接と
しても良い。
【0023】また、フロントピラー16及びダッシュパ
ネル10の形状は上記実施形態の形状に限定されない。
【0024】
【発明の効果】請求項1記載の本発明は、フロントピラ
ーにダッシュパネルを溶接した車体前部構造において、
フロントピラーの車幅方向内側壁部に車体上下方向に沿
って形成され車幅方向に所定幅を有する接合部を有し、
フロントピラーの接合部にダッシュパネルの車幅方向に
延びる車幅方向外側縁部を溶接したため、フロントピラ
ーとダッシュパネルとの結合強度が向上し且つ溶接品質
がフロントピラーの立て付け精度の影響を受け難いとい
う優れた効果を有する。
【0025】請求項2記載の本発明は、請求項1に記載
の車体前部構造において、溶接が連続溶接であるため、
請求項1に記載の効果に加えて、従来、溶接部に沿って
行っていたシーラ塗布等の防水加工を省くことができる
という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図3の1−1線の沿った拡大断面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る車体前部構造を示す
車体斜め前方内側から見た分解斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る車体前部構造が適用
された車体を示す車体斜め後方内側から見た斜視図であ
る。
【図4】従来技術に係る車体前部構造が適用された車体
を示す車体斜め後方内側から見た斜視図である。
【図5】従来技術に係る車体前部構造を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
10 ダッシュパネル 10D ダッシュパネルの車幅方向外側縁部 16 フロントピラー 16A フロントピラーの車幅方向内側壁部 24 フロントピラーの接合部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロントピラーにダッシュパネルを溶接
    した車体前部構造において、 前記フロントピラーの車幅方向内側壁部に車体上下方向
    に沿って形成され車幅方向に所定幅を有する接合部を有
    し、 該フロントピラーの接合部に前記ダッシュパネルの車幅
    方向に延びる車幅方向外側縁部を溶接したことを特徴と
    する車体前部構造。
  2. 【請求項2】 前記溶接が連続溶接であることを特徴と
    する請求項1に記載の車体前部構造。
JP2001147737A 2001-05-17 2001-05-17 車体前部構造 Withdrawn JP2002337740A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008195237A (ja) * 2007-02-13 2008-08-28 Honda Motor Co Ltd 車両用車体板材の構造
WO2010073303A1 (ja) 2008-12-22 2010-07-01 トヨタ自動車株式会社 車体前部構造

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