JP2002337619A - 車 両 - Google Patents

車 両

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JP2002337619A
JP2002337619A JP2001145377A JP2001145377A JP2002337619A JP 2002337619 A JP2002337619 A JP 2002337619A JP 2001145377 A JP2001145377 A JP 2001145377A JP 2001145377 A JP2001145377 A JP 2001145377A JP 2002337619 A JP2002337619 A JP 2002337619A
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JP
Japan
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vehicle
seat
seats
door
mode
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Application number
JP2001145377A
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English (en)
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Kikuko Yamawa
紀久子 山和
D Humphreys Simon
ディー ハンフリーズ サイモン
Kouta Nezu
孝太 根津
Norihiro Matsubara
範裕 松原
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートの回転や通信など乗員が車室内でより
快適に過ごすための各種の機能を提供する。 【解決手段】 ドライブモードでは、シート10を前方
に向ける。ドア12が開き乗員が乗降するウェルカム・
フェアウェルモードでは、開閉するドア12の方へシー
トが向く。このときテーブル14は収納位置に格納す
る。そして、コミュニケーションモードでは、4つのシ
ートが車両の中心に向く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車室内にシートを
有し、単なる走行以外に各種の機能を有する車両に関す
る。
【0002】
【従来の技術】車両は、人や荷物を乗せて走行し、目的
地まで移動することを基本的な目的としている。しか
し、車両における走行をより快適なものとするために、
各種の機能を搭載されるようになってきている。例え
ば、オーディオ機器などは、ほとんどの車両において搭
載されているが、その他にも乗員が車両内でエンジョイ
できるようにするために、各種の装置が搭載されるよう
になってきている。
【0003】例えば、特開平11−342799号公報
には、車両乗員間での会話を支援するために各ヘッドレ
ストにマイクとスピーカを内蔵するものが開示されてい
る。また、特開平2−213374号公報には、車両乗
員間でTVゲームを行える端末を各シートに設置したも
のが示されている。さらに、車両に通信端末を設け、電
子メールを送受信することや、シートをドアの開閉に基
づいて回転させることなども提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来よ
り、車両内において、乗員がより快適に過ごせるよう
に、各種の提案がなされている。
【0005】しかし、車両に対する要求はより高度にな
っており、さらに多機能の車両が望まれている。
【0006】本発明は、上記課題に鑑みなされたもので
あり、シートの回転や通信など乗員が車室内でより快適
に過ごすための各種の機能を有する車両を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る車両は、車
室内の少なくとも前後方向に配置され、それぞれが回転
可能なシートを複数有し、各シートは、各シートが前方
を向くドライブモードと、前方のシートが後方を向き、
シートが対面するコミニュケーションモードと、各シー
トが、開閉されるドアの方に向けて回転されるウェルカ
ム・フェアウェルモードと、に設定可能であることを特
徴とする。
【0008】このように、シート位置として予め定めら
れた3つのモードがあるため、それぞれのモードに合わ
せたシート位置で、ユーザがそのときの要望に応じて適
切なシート位置を選択することができる。
【0009】また、本発明に係る車両は、車室内に設け
られ、それぞれが回転可能な複数のシートと、この複数
のシートのそれぞれに設けられ、収納位置と使用位置と
に移動可能なテーブルと、乗員が乗り降りする際に、シ
ートを開閉されるドアの方向に向けて回転させるシート
回動制御手段と、を有し、シート回動制御手段は、テー
ブルが収納位置にあるときにのみ、シートをドアの方向
に回転させることを特徴とする。
【0010】このように、収容可能なテーブルを有する
ことで、乗員がテーブルを利用して各種の作業を行うこ
とができる。また、乗員の乗り降りの際には、シートを
ドア方向に向けることで、乗り降りが行いやすくなる。
一方、このテーブルは、乗員の乗り降りの際には、邪魔
になる。テーブルが収納位置にあるときのみ、シートを
ドアに向けて回転することで、乗員の乗り降りの際にテ
ーブルが邪魔になることをさけることができる。
【0011】本発明に係る車両は、車室内に設けられ、
それぞれが回転可能な複数のシートと、この複数のシー
トのそれぞれに対応して設けられ、収納位置と使用位置
とに移動可能なテーブルと、を有し、シートを対面位置
に回転した際に、前記テーブルを使用位置としたときに
は、複数のテーブル同士が近接して位置することを特徴
とする。
【0012】シートを対面位置にしたときに、テーブル
が近づくことで、複数のテーブルをあわせて利用するこ
ともできる。
【0013】また、前記テーブルの収納位置はシート内
部またはシート脇にあり、前記テーブルの使用位置はシ
ート前方の所定高さにあることが好適である。
【0014】また、前記シートが少なくとも前2つ後ろ
2つの合計4つあり、前後のシートが対面する場合、少
なくとも4つのシートはほぼ車両中心方向を向くことが
好適である。これによって、4人が比較的均等になり、
隣接している人の顔も見やすくなる。
【0015】また、前記少なくとも4つのシートは、車
両中心について点対称とならない方向を向くことが好適
である。これによって、4人の脚先の方向が若干異なる
ことになり、邪魔になりにくくなる。
【0016】また、本発明に係る車両は、車室内に設け
られた複数のシートと、この複数のシートのそれぞれに
対応して設けられ、情報をやりとりする通信手段と、各
シートにおける情報の流れを表示する経路表示手段と、
を有することを特徴とする。
【0017】このように、情報の流れが表示されるた
め、ユーザはそれを視覚的に捉えることができる。そこ
で、車両自体が何をしているかという理解ができ、乗員
と車両のより親密な関係が得やすくなる。
【0018】また、前記経路表示手段は、車室内の床に
設けられたイルミネーションラインであることが好適で
ある。
【0019】また、前記シートに対応してテーブルがそ
れぞれ設けられており、このテーブルに情報を表示する
表示手段が設けられていることが好適である。テーブル
に表示手段があることで、電子メールなどを各テーブル
を利用して見ることができる。
【0020】また、本発明は、車室内に配置され複数の
メディアの再生が可能な再生装置を有する車両であっ
て、前記再生装置は、車室内の少なくとも2つの位置に
移動可能であることを特徴とする。このように、再生装
置の位置を変更できることで、車室内の複数のユーザが
容易に利用することができる。
【0021】また、車室内に配置され複数のメディアの
再生が可能な再生装置を有する車両であって、前記再生
装置は、再生するメディアが異なり、互いに分離可能な
再生部を2以上有しているとともに、各再生部は独立し
て対応するメディアの再生が可能であることを特徴とす
る。このように、再生部が独立しているため、ユーザの
好みにより、適宜再生部を選択することができる。
【0022】また、前記再生装置は車室内に回転可能に
支持され、メディアの装填、排出の方向が変更可能であ
ることが好適である。これによって、周囲のユーザが容
易に再生装置を利用することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面に基づいて説明する。
【0024】「全体構成」図1は、一実施形態の構成を
示す模式図である。このように、前2つ後ろ2つの合計
4つのシート10が設けられている。右ハンドル車であ
れば、右前がドライバシートである。そして、これら4
つのシート10は、それぞれ独立して回転可能になって
いる。すなわち、各シート10の下部にはモータMが配
置され、これによって各シート10が回転する。
【0025】また、ドア12は、車両の両側に設けられ
ており、前後に向けて両開きするスライドドアである。
ドア12のオープンによって前後シート10のユーザと
も同一のドア12から乗降する。各ドア12に対応し
て、モータMが設けられており、これらモータMによっ
て各ドア12が電動で開閉される。
【0026】また、各シート10の前方所定高さには、
テーブル14が設けられている。このテーブル14は、
折り畳み収納可能になっている。この例では、収納位置
が各シートの脇下部である。収納位置と、使用位置の移
動は手動でもよいが、自動が好ましい。
【0027】また、各シートには、着座センサ16が設
けられており、乗員がいるかどうか(着座)をこの着座
センサ16により検出する。着座センサ16には、感圧
センサなどが利用できる。
【0028】さらに、車両には、コントローラ20が搭
載されており、各種の制御を行う。シート10の回転
や、ドア12の開閉等は他のECU(電子制御ユニッ
ト)により制御することが好適であるが、これらECU
とコントローラが通信を行い、各種制御を行うことが好
適である。
【0029】また、コントローラ20には、メインディ
スプレイ22が接続されており、各種の表示をここに行
う。また、ディスプレイ22の前面にタッチパネルを構
成するなどして、各種の入力を行うことが好適である。
【0030】さらに、コントローラ20には、通信部2
4が接続されている。この通信部によって、無線通信、
移動体電話など通信が可能となっている。
【0031】「シートの回転」上述のように、各シート
10が独立して回転する。特に、本実施形態では、ウェ
ルカム・フェアウェルモード、ドライブモード、コミュ
ニケーションモードの3モードを有しており、これらモ
ードに従って、シート10の回転停止位置(定位置)が
定められている。なお、各モードにおいて、シート10
は予め設定した位置において停止して、その状態にロッ
クされる。なお、少なくとも停車中においては、各シー
ト10は、ユーザのスイッチ(図示せず)操作などに応
じて自由に回転調整可能になっている。
【0032】「ウェルカム・フェアウェルモード」ウェ
ルカムモードまたはフェアウェルモードは、乗員(ドラ
イバを含むユーザ)の車両への乗降の際に利用されるモ
ードである。このモードでは、車両への乗降をしやすく
するという身体的ケアのためと、本来生物的意思のない
車両に、擬人的に「歓迎する」あるいは「見送る」とい
った動作を行わせユーザに情緒的喜びを喚起するため
に、シート10を開閉されるドア12に向けて回転す
る。
【0033】まず、車両が駐車または停車中であって、
車両内が無人かつエンジン停止状態という条件下で、ド
アが開く際には、これに連動して車室内のシート10が
ユーザが進入してくる方向に自動的に回転して、そこで
ロックされる。図2には、両側ドア12が開いたときの
ウェルカムモードのシート10位置を示してある。この
ように、乗り込もうとするユーザが見たときに、ユーザ
を迎え入れるように見える位置にまで、シート10が自
動的に回転する。
【0034】なお、左右ドア12の片側のみが開かれた
場合に、その開かれたドア12に向けて4つのシート1
0が回転するようにしてもよく、また遠い方のシートに
ついては、ユーザのスイッチ(例えば、リモコン)操作
があった場合に回転するようにしてもよい。なお、無人
か否かは、着座センサ16により、検出する。
【0035】次に、車両が停止し、車両内にユーザが乗
っており、かつエンジン停止状態という条件下で、ドア
12が開くとき、その動きに連動してシート10が回転
する。すなわち、ドア12のオープンに連動し、シート
10が、ユーザが出ていく方向(乗車時と同じ角度)に
回転制御され、そこで停止する。
【0036】ここで、このウェルカム・フェアウェルモ
ードは、ドア12開閉の指令に基づいて行われることが
好適である。すなわち、車両が駐車または停車中であっ
て、車両内が無人かつエンジン停止状態という条件下
で、ユーザによる外部からのドアレバーやドアボタンの
操作に基づいて、ドア12を開くときに、この動作に連
動して上述のようなシート10の回転制御を行う。これ
によって、ドア12が開いたときに、内部のシート10
がドアの外に向けて回転する。そこで、ユーザに車両が
自分を歓迎しているような感じを与えることができる。
【0037】なお、ウェルカムモードにおけるドアの開
閉は、外部からのドア操作に限らず、キーレスエントリ
の送信機からの信号や、各種の個人認証(例えば、所定
の画像や指紋の認証など)が完了したことの信号などに
よっても行われるとよい。この場合、これらの信号をト
リガとして、シートを回転させることが好適である。ま
た、個人認証として、携帯電話機などを利用することも
でき、この場合携帯電話機の通信機能を利用して遠隔操
作が可能である。
【0038】また、車室内に、乗員がいる場合に、外部
からの操作によってドア12が開かれた場合には、その
ドア12に対応するシート10で乗員がいないシート1
0について開いたドア12に向けて回転させてもよい。
【0039】一方、フェアウェルモードにおいては、乗
員が着座しているシートのみをオープンしたドアに向け
て回転することも好適である。
【0040】「ドライブモード」ドライブモードでは、
車両の走行を前提として、図3に示すように、シート1
0をすべて前方に向ける。
【0041】例えば、ウェルカムモードにおいて、シー
ト10が開いたドア12に向いた状態からユーザが乗り
込み着座し、スイッチを押すなどの起動操作がなされた
場合には各シート12は、車両の進行方向である正面に
向いて回転しそこで制止する。ここで、着座後所定時間
を経過してもスイッチの操作がない場合には、音声によ
る回転警告などを発した後自動的に回転することも好適
である。また、走行を開始する場合には、着座のないシ
ートについても前方に向けて回転することが好ましい。
【0042】また、車両の走行状態では、各種スイッチ
が操作された場合にも、ドライブモードにロックし、シ
ート10の回転は行われないように制御される。さら
に、少なくとも、ドライバのシート10が前方を向いて
いない場合には、走行できないようにロックする。
【0043】「コミュニケーションモード」コミュニケ
ーションモードでは、図4に示すように、基本的にシー
ト10が全シート10の中心に向けて回転制御される。
これによって、各シートが真ん中に向けて対座(対面)
するような位置になり、車室内にいるユーザ同士がコミ
ュニケーションを取りやすい空間になる。
【0044】車両が駐車中や停車中であって、車両内の
ユーザが動作起動スイッチを押した場合には、車両内の
すべてのシート10が自動的に車両中央に向かって回転
する。動作起動スイッチは、すべてのシート10に設け
られており、どのユーザが操作してもよい。また、すべ
てのシートではなく、特定のシート10のみを回転させ
る起動スイッチを設けることも好適である。
【0045】また、このコミュニケーションモードに
は、ウェルカム・フェアウェルモード、ドライブモード
のいずれからでも、モード変更が可能である。特に、ウ
ェルカム・フェアウェルモードにおいて、ドア12がオ
ープンされている状態でもコミュニケーションモードに
変更できるようにすることが好適である。
【0046】さらに、コミュニケーションモードのシー
ト10状態から、車両内のユーザによる動作起動操作に
より、車室内のすべてのシート10が車両の進行方向
(前方)に向くドライブモードに戻ることができる。な
お、このドライブモードのシート10位置への移動も左
右ドアがクローズ、オープンのいずれでも可能になって
いる。
【0047】本実施形態のコミュニケーションモードで
は、前後のシート10は、完全な対面ではなく、車両の
中心を向いている。これによって、乗員らはいずれの隣
の人も視線に入れやすく、より親密度を持って会話など
が楽しめる。また、シート10の位置調整は、自動で行
われるため、スイッチ操作だけでシートを回転すること
ができる。
【0048】さらに、図4に示すように、シート10の
それぞれの向いている方向は、すべてが中心を向いてい
るのではなく、いくつかのシートは中心から若干ずれた
方向を向いている。この例では、右前のドライバシート
は、中心を向いているが、その他のシートは、中心から
若干外れた方向を向いている。すなわち、左前のシート
は、中心より左側、左後ろのシートは中心より左側、右
後ろのシートは、中心より右側を向いている。これによ
って、乗員がシートからまっすぐ脚を伸ばした場合にそ
の方向がシート毎に異なり、脚がぶつかりにくくするこ
とができる。
【0049】「テーブル」また、本実施形態において、
図1に示すように、各シート10には、テーブル14が
設けられている。このテーブル14は、シートの脇に取
り出し可能に収容されている。この収容形態は、どのよ
うな形態でもよいが、図5に示すように、先端にテーブ
ル14を取り付けた腕の基部を回転可能とするととも
に、テーブル14を90°まで折り曲げ可能とするとよ
い。これによって、テーブル14をシート10脇下部か
ら前方に向けて回動して停止させることができる。ま
た、テーブルの本体も2つ折れになっており、これを広
げて1つのテーブル14の形態としている。なお、テー
ブル14の収容、取り出しは関節部にモータを内蔵する
ことなどによって、自動化することができる。
【0050】このテーブル14は、コミュニケーション
モードにおいて、すべてが車両の中心部に位置し、1つ
のテーブルを形成することが好適である。すなわち、図
6に示すように、4つのテーブル14をすべてをシート
前方の使用位置にセットした場合には、4つのテーブル
14がすべて中心付近に位置する。これによって、これ
ら4つのテーブルをあわせて1つのテーブルとして利用
することができ、その使い勝手を向上することができ
る。なお、図において、軸14aは、2つ折りのテーブ
ル本体を広げる際の回転軸である。
【0051】この例では、テーブル14を2つ折りとし
ているが、単なる平板としてもよいし、3つ折り以上に
することもできる。
【0052】なお、テーブル14の移動機構としては、
各種のものが採用でき、6軸のロボットハンドなどでも
よい。
【0053】また、これらテーブル14は、ドライバー
のシート10を除いて、ドライブモードでも使用可能と
することが好ましい。これによって、ドライブ中もテー
ブル14を利用して、各種操作を行うことができる。
【0054】一方、ウェルカム・フェアウェルモードに
おいては、ユーザの乗降の邪魔になるテーブル14は収
納しておくべきである。そこで、シート10の回転前に
テーブル14を自動的に収納することが好適である。ま
た、自動格納できない場合には、収納するように音声に
よる警告を発することも好適である。
【0055】「情報フロー」本実施形態においては、テ
ーブル14に通信機能が設けられている。なお、テーブ
ル14でなく、シート10に通信機能を設け、操作も操
作ボタンなどのシート側部に設けてもよい。
【0056】図7に例えば、テーブル14にタッチパネ
ル付きディスプレイ30が設けられており、ユーザは各
種操作入力を行うとともに、各種情報を見ることができ
る。例えば、電子メールのやりとりなども、テーブル1
4により行うことができる。さらに、ナビゲーション装
置の操作、オーディオやエアコンの操作なども、このテ
ーブル14を利用して行えることが好適である。
【0057】また、各テーブル14は、車室内前部のイ
ンパネ部に設けられたコントローラ20にも接続されて
いる。このコントローラ20は、通信部24を利用して
外部との無線通信を行ったり、また車両内の各種機器を
制御する。
【0058】そこで、各テーブル14から外部との通信
の場合には、コントローラ20経由で行われる。また、
各種車載機器の制御もこのボディーECU経由で行われ
る。
【0059】また、本実施形態においては、各テーブル
14とコントローラ20を結ぶイルミネーションライン
32が設けられている。このイルミネーションライン3
2は、例えば床に埋め込まれたLEDで構成され、各テ
ーブル14とインパネ(メインディスプレイ22)を結
んでいる。
【0060】そして、このイルミネーションライン32
が各テーブル14操作に伴う情報の伝達や、コントロー
ラ20から各テーブル14への情報の伝達を模擬する。
すなわち、テーブル14を操作して、外部に電子メール
を送信した場合には、そのテーブル14からコントロー
ラ20(インパネ)に向けてLEDが順番に付き情報の
流れを視覚的に表現する。すなわち、テーブル14側か
らインパネに向けて表示場所が移動することで、方向を
示す。また、この表示点滅は1回でもよいが数回以上行
うことが好ましい。そして、インパネから外部に向けた
表示も点灯し、外部に向けて情報が発信された状態を表
現する。
【0061】一方、外部から電子メールが来た場合に
は、この反対方向の流れの表示が行われる。また、内部
のテーブル同士の通信であれば、該当するテーブル14
同士のイルミネーションライン32に表示が行われる。
さらに、各種機器の操作についても同様の表示を行うこ
とが好適である。
【0062】このように、情報の流れを視覚的にわかり
やすく表現することで、車両が人とともに動作している
という感覚を得ることができる。
【0063】「エージェントタワー」さらに、車室内に
は、エージェントタワー40が設けられている。このエ
ージェントタワーは、車室内の中央を前後方向に移動可
能であり、インパネ付近と、車室内中心部の2カ所が定
位置になっている。図示は省略したが図7におけるメイ
ンのディスプレイ22に近接した位置と、イルミネーシ
ョンライン32において、サークルが描かれる車両中心
部の2つの位置が定位置となっている。
【0064】エージェントタワー40の移動は、スイッ
チ操作などにより自動的に行うことが好適であるが、ユ
ーザが手に持って移動する形式とすることもできる。
【0065】このエージェントタワー40は、CD、D
VD、カセット、各種メディア(記録媒体)の再生装置
としての機能を搭載している。そして、このエージェン
トタワー40は、図8に示すように、基本的に独立した
複数の再生部(プレーヤ)40a、40b、40cを積
み重ねた形であり、そのジョイント部が一定形状である
ため、ユーザの好みに従って好きなプレーヤを積み重ね
て構成することができる。
【0066】なお、中心部において、信号の伝達が行え
るようになっている。この信号伝達は、端子を接続する
形式でもよいが、電波、赤外線通信でもよい。特に、エ
ージェントタワー40においては、独立したプレーヤ4
0a,40b,40cが取り外し可能になっている。そ
こで、他のプレーヤへの信号の伝達も行う。なお、電源
は、各プレーヤにバッテリを内蔵してもよいが、通常は
車両からの電力供給を受ける。この電力供給は、いかな
る手段によってもよいが、通常は電源ラインを各プレー
ヤの中心部に設けておき、各プレーヤを接続したとき
に、電源ラインの接続を可能とするとよい。また、最上
端には、図示したようなディスプレイのついた操作部な
どを配置することが好適である。そして、この最上端の
装置は、その上端に信号や、電源ラインの接続部を有し
ない構造にするとよい。
【0067】また、このエージェントタワー40は、回
転可能であり、メディアを装填または排出する装填・排
出口が360°、どの方向でも向く。このため、どのユ
ーザからも容易に利用可能になっている。さらに、ディ
スプレイ42が固定されており、このディスプレイに操
作状態が入力でき、ディスプレイ42の前面に設けられ
たタッチパネルから所定の操作入力が行える。また、こ
のディスプレイ42によって、エージェントタワー40
の向きを認識することができる。なお、図においては、
ディスプレイ42には、顔が表示されている。また、エ
ージェントタワー40は、ナビゲーションの操作などに
も利用でき、さらにディスプレイ42は、車両の状態等
を表示することもできる。
【0068】また、このエージェントタワー40は、コ
ミュニケーションモードにおいて、4つのテーブルの中
央に突出する形式が好ましい。このような位置に設定す
ることで、各ユーザからの利用が非常に容易になる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
シート位置として予め定められた3つのモードがあるた
め、それぞれのモードに合わせたシート位置で、ユーザ
がそのときの要望に応じて適切なシート位置を選択する
ことができる。
【0070】また、収容可能なテーブルを有すること
で、乗員がテーブルを利用して各種の作業を行うことが
できる。また、乗員の乗り降りの際には、シートをドア
方向に向けることで、乗り降りが行いやすくなる。一
方、このテーブルは、乗員の乗り降りの際には、邪魔に
なる。テーブルが収納位置にあるときのみ、シートをド
アに向けて回転することで、乗員の乗り降りの際にテー
ブルが邪魔になることをさけることができる。
【0071】また、シートを対面位置にしたときに、テ
ーブルが近づくことで、複数のテーブルをあわせて利用
することもできる。
【0072】また、少なくとも4つのシートがほぼ車両
中心方向を向くことで、4人が比較的均等になり、隣接
している人の顔も見やすくなる。
【0073】また、少なくとも4つのシートは、車両中
心について点対称とならない方向を向くことで、4人の
脚先の方向が若干異なることになり、邪魔になりにくく
なる。
【0074】また、情報の流れを表示することで、ユー
ザはそれを視覚的に捉えることができる。そこで、車両
自体が何をしているかという理解ができ、乗員と車両の
より親密な関係が得やすくなる。
【0075】また、テーブルに表示手段があることで、
電子メールなどを各テーブルを利用して見ることができ
る。
【0076】また、複数のメディアの再生が可能な再生
装置の位置を変更可能にすることで、車室内の複数のユ
ーザが容易に利用することができる。
【0077】また、複数のメディアの再生が可能な再生
装置の再生するメディアが異なる再生部を独立して形成
しているので、ユーザの好みにより、適宜再生部を選択
することができる。
【0078】また、再生装置を回転可能に支持し、メデ
ィアの装填、排出の方向を変更可能とすることで、周囲
のユーザが容易に再生装置を利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の全体構成を示す模式図である。
【図2】 ウェルカム・フェアウェルモードのシート位
置を示す図である。
【図3】 ドライブモードのシート位置を示す図であ
る。
【図4】 コミュニケーションモードのシート位置を示
す図である。
【図5】 テーブルの取り出しを示す図である。
【図6】 テーブル位置の他の例を示す図である。
【図7】 イルミネーションラインを示す図である。
【図8】 エージェントタワーの外観を示す図である。
【符号の説明】
10 シート、12 ドア、14 テーブル、16 着
座センサ、20 コントローラ、22 ディスプレイ、
24 通信部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 根津 孝太 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 松原 範裕 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 3B087 AA02 BA07 3D020 BA02 BA04 BA06 BB01 BC03 BC10 BC11 BD05

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内の少なくとも前後方向に配置さ
    れ、それぞれが回転可能なシートを複数有し、 各シートは、 各シートが前方を向くドライブモードと、 前方のシートが後方を向き、シートが対面するコミニュ
    ケーションモードと、 各シートが、開閉されるドアの方に向けて回転されるウ
    ェルカム・フェアウェルモードと、 に設定可能である車両。
  2. 【請求項2】 車室内に設けられ、それぞれが回転可能
    な複数のシートと、 この複数のシートのそれぞれに設けられ、収納位置と使
    用位置とに移動可能なテーブルと、 乗員が乗り降りする際に、シートを開閉されるドアの方
    向に向けて回転させるシート回動制御手段と、 を有し、 シート回動制御手段は、テーブルが収納位置にあるとき
    にのみ、シートをドアの方向に回転させる車両。
  3. 【請求項3】 車室内に設けられ、それぞれが回転可能
    な複数のシートと、 この複数のシートのそれぞれに対応して設けられ、収納
    位置と使用位置とに移動可能なテーブルと、 を有し、 シートを対面位置に回転した際に、前記テーブルを使用
    位置としたときには、複数のテーブル同士が近接して位
    置する車両。
  4. 【請求項4】 請求項2または3に記載の車両におい
    て、 前記テーブルの収納位置はシート内部またはシート脇に
    あり、前記テーブルの使用位置はシート前方の所定高さ
    にある車両。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1つに記載の車
    両において、 前記シートが少なくとも前2つ後ろ2つの合計4つあ
    り、前後のシートが対面する場合、少なくとも4つのシ
    ートはほぼ車両中心方向を向く車両。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の車両において、 前記少なくとも4つのシートは、車両中心について点対
    称とならない方向を向く車両。
  7. 【請求項7】 車室内に設けられた複数のシートと、 この複数のシートのそれぞれに対応して設けられ、情報
    をやりとりする通信手段と、 各シートにおける情報の流れを表示する経路表示手段
    と、を有する車両。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の車両において、 前記経路表示手段は、車室内の床に設けられたイルミネ
    ーションラインである車両。
  9. 【請求項9】 請求項7または8に記載の車両におい
    て、 前記シートに対応してテーブルがそれぞれ設けられてお
    り、このテーブルに情報を表示する表示手段が設けられ
    ている車両。
  10. 【請求項10】 車室内に配置され複数のメディアの再
    生が可能な再生装置を有する車両であって、 前記再生装置は、 車室内の少なくとも2つの位置に移動可能である車両。
  11. 【請求項11】 車室内に配置され複数のメディアの再
    生が可能な再生装置を有する車両であって、 前記再生装置は、 再生するメディアが異なり、互いに分離可能な再生部を
    2以上有しているとともに、各再生部は独立して対応す
    るメディアの再生が可能である車両。
  12. 【請求項12】 請求項10または11に記載の車両に
    おいて、 前記再生装置は車室内に回転可能に支持され、メディア
    の装填、排出の方向が変更可能である車両。
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