JP2002313100A - 強誘電体メモリ及びそのテスト方法 - Google Patents

強誘電体メモリ及びそのテスト方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】疲労特性を短時間に評価する事が出来る強誘電
体メモリ及びそのテスト方法を提供することを目的とし
ている。 【解決手段】TC並列ユニット直列接続型強誘電体メモ
リにおいて、ワード線WL<0>〜WL<7>のうち選
択されるメモリセルM0に接続されたワード線WL<0
>の電位を下降させ、非選択のメモリセルに接続された
ワード線WL<1>〜WL<7>の電位を上昇させた状
態で、プレート線PL<0>、PL<1>の電位を上昇
させ、一定値を保った後下降させる。この動作を一回乃
至複数回繰り返した後に、メモリセルM0のデータを読
み出す事により、強誘電体キャパシタC0の分極量の減
衰を調べる事を特徴としている。非選択セルにディスタ
ーブをかける事なく繰り返し高速にパルスを加えて分極
反転をさせるので、純粋な疲労特性を短時間に評価出来
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、強誘電体メモリ
及びそのテスト方法に関し、特にセルトランジスタ
(T)のソース、ドレイン間にキャパシタ(C)の両端
をそれぞれ接続し、これをユニットセルとし、このユニ
ットセルを複数直列に接続したTC並列ユニット直列接
続型強誘電体メモリに適用されるものである。
【0002】
【従来の技術】近年、強誘電体メモリの開発が急ピッチ
で行われている。このメモリは不揮発性でありながら同
じ不揮発性デバイスであるフラッシュメモリ(Flash Me
mory)に比べて書き換え回数が多い、書き込み時間が短
い、また低電圧/低消費電力動作が可能であるといった
利点がある。一方、このデバイスをDRAMと比較した
場合、フォールデッド(Folded)ビット線構成をとるた
めに8F(Fはデザインルールの最小線幅)以下には
できない事や、容量の重いプレート線を駆動するため
に、動作速度がDRAMよりは遅いという問題があっ
た。
【0003】そこで、これらの問題を解決するために、
VLSI Circuit Sympo.1997 pp.83-84“High-Density Cha
in Ferroelectric Random Access Memory(CFRAM)”及び
ISSCC Tech.Dig.Papers,pp.102-103,Feb.1999“A Sub-4
0ns Random-Access Chain FRAM Architecture with 7ns
Cell-Plate-Line Drive”にて「TC並列ユニット直列
接続型強誘電体メモリ」が提案されている。これらの報
告によれば、セルサイズは1/2、ビット線容量は1/
4となるので、従来から知られているFeRAMに比べ
て高速化と高集積化が図れるとある。
【0004】しかしながら、上記TC並列ユニット直列
接続型強誘電体メモリは、下表1に示すような動作を行
った時には、各メモリセルキャパシタの両端に電位差、
即ちディスターブ(Disturb)が発生し、蓄積分極量を
減少させるという問題があった。
【0005】
【表1】
【0006】図14は、この問題に対し、本発明者等に
よる先願(特開2000−339973号公報)によっ
て解決策が示される以前のTC並列ユニット直列接続型
強誘電体メモリを示す概略構成図である。この図14で
は、メモリセルアレイ及び周辺回路の一部を抽出して示
している。
【0007】即ち、図14において、メモリセル領域に
は、メモリセルユニットが行列状に配列されている。こ
のメモリセルユニットは、強誘電体キャパシタの両電極
をそれぞれエンハンスメント型(Eタイプ)のNチャネ
ル型MISトランジスタのソース及びドレインに接続し
てなるメモリセルを複数個直列に接続してなる。
【0008】本例では、例えば8個のメモリセルM0〜
M7、BM0〜BM7が直列に接続されたメモリセルユ
ニットを代表的に示しており、前記セルM0〜M7のト
ランジスタをTr0〜Tr7、キャパシタをC0〜C
7、セルBM0〜BM7のトランジスタをBTr0〜B
Tr7、キャパシタをBC0〜BC7で示している。
【0009】前記各トランジスタTr0〜Tr7、BT
r0〜BTr7のゲートは、対応してワード線WL<0
>〜WL<7>に接続されている。また、上記メモリセ
ルユニットの一端はプレート線PL<0>あるいはPL
<1>に接続されており、他端はブロック選択用のMI
Sトランジスタ(ブロックセレクタ)QB0あるいはQ
B1を介してビット線BLあるいはこれに相補的なビッ
ト線BBLに接続されている。
【0010】更に、前記ビット線対BL、BBLには、
センスアンプ領域10が接続されている。このセンスア
ンプ領域10には、イコライズ回路EQ、フリップフロ
ップタイプのセンスアンプSA、カラム選択ゲートCG
等が設けられている。
【0011】なお、前記ブロック選択用のMISトラン
ジスタQB0、QB1は、対応してブロック選択信号V
(BS<0>)、V(BS<1>)により制御され、前
記イコライズ回路EQはイコライズ制御信号V(BEQ
L)により制御され、前記センスアンプSAはセンスア
ンプ活性化制御信号V(SEN)、V(BSEP)によ
り制御され、前記カラム選択ゲートCGはカラム選択信
号V(CSL)により制御される。
【0012】図15のタイミングチャートは、上記図1
4によって示された構成において、2トランジスタ−2
キャパシタ(2T2C)でシングルプレートパルス(Si
nglePlate Pulse)方式をとり、ワード線としてはWL
<0>を選択してメモリセルM0を選択し、データ
“0”を読んだ後、データ“1”をチップ外部から書き
込む従来例としての動作を示す。
【0013】具体的に見て行くと、まず、イコライズ制
御信号V(BEQL)を下げてビット線対BL、BBL
のイコライズ(Equalize)を解除した後、ワード線WL
<0>の駆動電位V(WL<0>)を低下させて0番目
のワード線を選択する(動作の最後には、このワード線
駆動電位V(WL<0>)を上昇させる)。続いて、プ
レート線PL<0>、PL<1>を昇圧してプレート線
電位V(PL0,PL1)を上昇させ、ビット線対B
L、BBLにメモリセルの分極を電荷の形で読み出す。
次に、センスアンプ活性化制御信号V(SEN)をハイ
レベル、V(BSEP)をロウレベルとしてセンスアン
プSAを活性化し、ビット線対BL、BBLに発生した
電位差を比較増幅する。この時、メモリセルM0にスト
ア(Store)されている分極データは、プレート線PL
<0>からセンスアンプSA方向、即ち“0”なので、
比較増幅の結果、ノードN<1>からN<7>まではプ
レート線の昇圧電位だが、ノードN<0>は0Vとな
る。この後、センスアンプSAが活性化されたままの状
態でカラム選択線CSLが選択され、データ線対DQ、
BDQからDQゲートQGを通じて“1”データが書き
込まれる。すると、ワード線の昇圧電位が低い場合、図
16に示す様に、ノードN<1>からN<7>までは大
きくブート(Boot)されるとともに ノードN<7>とノードN<6>の間 ノードN<6>とノードN<5>の間 ノードN<5>とノードN<4>の間 ノードN<4>とノードN<3>の間 ノードN<3>とノードN<2>の間 ノードN<2>とノードN<1>の間 にはそれぞれ電位差が発生する。以下に理由を説明す
る。
【0014】プレート線の昇圧電位から更にセンスアン
プSAによってブートされるので、基板バイアス効果に
よるしきい値の上昇によってセルトランスファゲート
(CellTransfer Gate)Tr0〜Tr7がオフする。一
旦オフになった状態で更にセンスアンプSAによって増
幅されるので、オフした後に増幅された分はセンスアン
プSAとオフしたセルトランスファゲートの間に連なる
容量成分で容量分割されるため、結果として各セルトラ
ンスファゲートの両端に電位差が発生し、蓄積分極量が
減少するディスターブとなる。
【0015】図16の波形図によれば、特にノードN<
2>とN<1>との間に大きな電位差(ディスターブ)
がかかることが分かる。この時、非選択メモリセルM1
にストアされている分極の向きがプレート線PL<1>
からセンスアンプSA向き、即ち“0”の場合は、この
蓄積分極を減らす電場がかかる事になる。以上のような
動作以外にも、下表2及び下表3の様な場合にディスタ
ーブがかかる事が上記先願(特開2000−33997
3号公報)で詳述されている。
【0016】
【表2】
【0017】
【表3】 上記のような問題に対して、先願では以下に述べるよう
な対策を提案した。
【0018】図17は、上記問題を解決するための「T
C並列ユニット直列接続型強誘電体メモリ」の概略構成
を示す回路図である。図18はシングルプレートパルス
方式でのリード及びチップ外部からの書き込みの一連の
動作を示すタイミングチャート、及びこの動作の際にお
ける図17のメモリセル領域に示した各ノードの電位の
詳細な推移を示す波形図である。
【0019】ここでは2トランジスタ−2キャパシタ方
式でワード線WL<0>を選択する場合を考える。今、
ワード線によって選択されるセルのうち、ビット線BL
側のセルM0にはプレート線PL<0>からビット線B
L向きの分極、即ち“0”、ビット線BBL側のセルB
M0にはビット線BBLからプレート線PL<1>向き
の分極、即ち“1”が書き込まれているとする。ここで
はメモリセルM0からデータ“0”を読み出し、続いて
チップ外部よりデータ“1”を書き込む例を見て行く。
【0020】図18を参照しながら以下に上記回路の動
作について具体的に説明する。まず、イコライズ制御信
号V(BEQL)をロウレベルに低下させてビット線対
BL、BBLのイコライズを解除し、ビット線にデータ
を読み出す準備をする。次に、ワード線WL<0>をハ
イレベル(VPP)からロウレベル(0V)に低下させ
てセルの両端に電位差をかける準備をする。続いて、ブ
ロック選択信号V(BS<0>)、V(BS<1>)を
ロウレベル(0V)からハイレベル(VPP)に上昇さ
せ、プレート線(PL<0>、PL<1>)をロウレベ
ルからハイレベルに上昇させる事によってビット線対B
L、BBLにデータを読み出す。
【0021】次に、分離制御信号φtをハイレベル(V
PP)からロウレベル(0V)にすることにより、φt
ゲート(分離用トランジスタ)QSをオフしてビット線
対BL、BBLをメモリセルアレイ領域とセンスアンプ
領域とで切り離し、センスアンプ活性化制御信号V(S
AN)をハイレベル、V(BSAP)をロウレベルとし
てセンス増幅する。この切り離しが行われているうちに
カラム選択線CSLの電位V(CSL)を立ち上げ、デ
ータのチップ外への読み出しやチップ外からの書き込み
を行う。
【0022】一方、φtゲートQSをオフした後にビッ
ト線対BL、BBLを0Vにイコライズする事で、まず
は2つのメモリセルM0とBM0の両方に“0”デー
タ、即ちプレート線からビット線向きの分極を書き込
む。続いて、プレート線電位V(PL<0>)、V(P
L<0>)を0Vにし、イコライズを解除して再びビッ
ト線対BL、BBLをフローティング(Floating)にし
た後に、φtゲートQSをオンする事でビット線対B
L、BBLにセンスアンプSAにてラッチ(Latch)さ
れているデータを書き込む。この時、センスアンプ領域
10中のビット線BL側がハイレベルであればビット線
からプレート線向きの分極が改めて書き込まれる事にな
るが、ロウレベルであれば最初に書き込まれたプレート
線からビット線向きのデータがそのまま書かれ続けられ
る事になる。本例では、メモリセルM0にはビット線か
らプレート線向きの分極が書かれ、BM0にはプレート
線からビット線向きのデータがそのまま書かれ続けられ
る事になる。従って、プレート線とビット線の両方がハ
イレベルになる事はなく、前述した様な問題は発生しな
い。また、φtゲートQSをオフした後にセンス増幅す
る事によってセル容量の不均衡(Imbalance)が見えな
くなるという効果もある。
【0023】上記の説明は2トランジスタ−2キャパシ
タの場合を示したが、1トランジスタ−1キャパシタ
(1T1C)動作の場合もプレート線PL<0>あるい
はPL<1>、ブロック選択信号V(BS<0>)ある
いはV(BS<1>)を活性化し、参照電位を別途作る
事で容易に実現出来る。表2及び表3の動作に対しても
先願では対策が詳述されている。
【0024】しかしながら、上記先願によって示された
「TC並列ユニット直列接続型強誘電体メモリ」にも以
下に述べるような幾つかの改良の余地があった。
【0025】(その1)セルの強誘電体キャパシタに対
する疲労(Fatigue)試験のために、上述したように読
み出し/逆データ書き込み動作を繰り返すのでは、セン
スアンプ及びφtゲートの制御等に時間がかかり、短時
間に評価が出来ない。
【0026】(その2)非選択セルに一回乃至複数回か
かるディスターブによる分極量の減少を試験する場合
も、φtゲートをオンのまま上記読み出し/逆データ書
き込み動作を繰り返すのでは、センスアンプの制御等に
時間がかかり、短時間に評価が出来ない。
【0027】(その3)動作開始時にワード線WL<0
>の電位を下降させ、動作終了時に上昇させるが、ワー
ド線WL<0>と非選択セルM1またはBM1のプレー
ト線に近い側の電極とのカップリング(Coupling)によ
り、非選択セルM1またはBM1の強誘電体キャパシタ
には、図18中にΔCで示すように、動作開始時にプレ
ート線からビット線向きの電場が生じ、また、ΔDで示
すように、動作終了時にビット線からプレート線向きの
電場が生じる。非選択セルM1、BM1にはそれぞれ予
めプレート線からビット線向きの分極、ビット線からプ
レート線向きの分極が書かれているとすると、セルBM
1には動作開始時に、M1には動作時にディスターブが
かかり分極量の減少が起こる可能性がある。
【0028】しかも、上記読み出し書き込み動作を一回
乃至複数回行っていたのでは、ワード線WL<0>の電
位の下降/上昇による隣接セルM1またはBM1へのデ
ィスターブを短時間に評価することが出来ない。
【0029】(その4)ワード線WL<0>を選択する
場合を考える。図18は、ワード線WL<0>を選択し
た場合の図17に対応するタイミングチャート及び波形
図である。セルBM1には予めビット線からプレート線
向きの分極、即ち“1”が書き込まれているとする。上
記読み出し動作時においてワード線WL<0>の電位を
下降させた後、プレート線PL<0>、PL<1>をロ
ウレベルからハイレベルに上昇させる際に、セルトラン
ジスタBTr1のオン抵抗及びセルBM1からBM7ま
での容量成分の存在により、セルBM1の強誘電体キャ
パシタの両電極間に電位差が発生し、予め書き込まれて
いたビット線からプレート線向きの分極、即ち“1”に
対するディスターブが発生し、これを減少させる可能性
がある。
【0030】また、上記読み出し書き込み動作を一回乃
至複数回行っていたのでは、プレート線PL<0>、P
L<1>をロウレベルからハイレベルへと上昇させる際
に加わるセルBM1へのディスターブによる分極量の減
少を短時間に評価が出来ない。
【0031】(その5)ワード線WL<7>を選択する
場合を考える。セルM6にはプレート線からビット線向
きの分極、即ち“0”が書き込まれているとする。上記
読み出し動作時においてワード線WL<7>を下降させ
た後、ビット線をロウレベルからハイレベルに上昇させ
る際に、セルトランジスタTr6のオン抵抗及びセルM
0からM6までの容量成分の存在により、セルM6の強
誘電体キャパシタの両電極間に電位差が発生し、予め書
き込まれていたプレート線からビット線向きの分極、即
ち“0”に対するディスターブが発生し、これを減少さ
せる可能性がある(図18のΔA、ΔB参照)。
【0032】しかも、上記読み出し書き込み動作を一回
乃至複数回行っていたのでは前記ビット線をロウレベル
からハイレベルと上昇させる際に加わるセルM6へのデ
ィスターブによる分極量の減少を短時間に評価すること
が出来ない。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の強
誘電体メモリ及びそのテスト方法は、センスアンプやφ
tゲートの制御等に時間がかかり、短時間に評価が出来
ないという問題があった。
【0034】また、プレート線をロウレベルからハイレ
ベルへと上昇させる際に加わるセルへのディスターブに
よる分極量の減少を短時間に評価が出来ないという問題
があった。
【0035】更に、ビット線をロウレベルからハイレベ
ルと上昇させる際に加わるセルへのディスターブによる
分極量の減少を短時間に評価が出来ないという問題があ
った。
【0036】この発明は上記のような事情に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、非選択セルにデ
ィスターブをかける事なく繰り返し高速にパルスを加え
て分極反転をさせ、純粋な疲労特性を短時間に評価する
事が出来る強誘電体メモリ及びそのテスト方法を提供す
ることにある。
【0037】また、この発明の目的は、非選択セルに繰
り返し高速にディスターブをかけ、分極量の減衰を短時
間に評価する事が出来る強誘電体メモリ及びそのテスト
方法を提供することにある。
【0038】この発明の更に他の目的は、ワード線の立
ち上げと下降を高速に行う事で、ワード線と隣接セルキ
ャパシタの電極とのカップリングに起因する非選択セル
に対するディスターブを高速にかけ、分極量の減衰を短
時間に評価する事が出来る強誘電体メモリ及びそのテス
ト方法を提供することにある。
【0039】この発明の別の目的は、プレート線または
ビット線を高速に駆動し、非選択セルのトランジスタの
オン抵抗及び容量成分の存在に起因するディスターブを
高速に繰り返しかけ、これを短時間に評価する事が出来
る強誘電体メモリ及びそのテスト方法を提供することに
ある。
【0040】
【課題を解決するための手段】この発明に係る強誘電体
メモリの第1のテスト方法は、強誘電体キャパシタの両
電極をそれぞれ第1のMISトランジスタのソースとド
レインに接続し、この第1のMISトランジスタのゲー
トはワード線に接続してなるメモリセル複数個を直列に
接続し、この直列接続の一方の端はプレート線に、他方
の端はブロック選択用の第2のMISトランジスタを介
してビット線に接続する構成を有し、前記ビット線とこ
れと相補的なビット線の電位とを比較増幅するセンスア
ンプを備えた強誘電体メモリのテスト方法であって、前
記ワード線のうち選択されるメモリセルに接続されたワ
ード線の電位を下降させ、非選択のメモリセルに接続さ
れたワード線の電位を上昇させた状態で、前記プレート
線の電位を上昇させる第1のステップと、前記プレート
線の電位を、一定値を保った後下降させる第2のステッ
プと、前記第1及び第2のステップの動作を一回乃至複
数回繰り返した後に、前記メモリセルのデータを読み出
す事により、前記強誘電体キャパシタの分極量の減衰を
調べる第3のステップとを具備し、前記プレート線の電
位が下降した後に、前記ビット線の電位が上昇するまで
の時間をτPB、前記ビット線の電位が下降した後に、
前記プレート線の電位が上昇するまでの時間をτBPと
すると、τPB>0且つτBP>0である事を特徴とし
ている。
【0041】また、この発明に係る強誘電体メモリの第
2のテスト方法は、強誘電体キャパシタの両電極をそれ
ぞれ第1のMISトランジスタのソースとドレインに接
続し、この第1のMISトランジスタのゲートはワード
線に接続してなるメモリセル複数個を直列に接続し、こ
の直列接続の一方の端はプレート線に、他方の端はブロ
ック選択用の第2のMISトランジスタを介してビット
線に接続する構成を有し、前記ビット線とこれと相補的
なビット線の電位とを比較増幅するセンスアンプを備え
た強誘電体メモリのテスト方法であって、前記ワード線
のうち選択されるメモリセルに接続されたワード線の電
位を下降させ、非選択のメモリセルに接続されたワード
線の電位を上昇させた状態で、前記プレート線の電位を
上昇させる第1のステップと、前記プレート線の電位
を、一定値を保った後下降させる第2のステップと、前
記第1及び第2のステップの動作を一回乃至複数回繰り
返した後に、前記メモリセルのデータを読み出す事によ
り、前記強誘電体キャパシタの分極量の減衰を調べる第
3のステップとを具備し、前記プレート線の電位と前記
ビット線の電位がともにハイレベルを保っている時間を
τBOTHとすると、τBOTH>0である事を特徴と
している。
【0042】更に、この発明に係る強誘電体メモリの第
3のテスト方法は、強誘電体キャパシタの両電極をそれ
ぞれ第1のMISトランジスタのソースとドレインに接
続し、この第1のMISトランジスタのゲートはワード
線に接続してなるメモリセル複数個を直列に接続し、こ
の直列接続の一方の端はプレート線に、他方の端はブロ
ック選択用の第2のMISトランジスタを介してビット
線に接続する構成を有し、前記ビット線とこれと相補的
なビット線の電位とを比較増幅するセンスアンプを備え
た強誘電体メモリのテスト方法であって、前記ワード線
の選択/非選択動作を一回乃至複数回繰り返した後に、
前記メモリセルのデータを読み出す事により、前記強誘
電体キャパシタの分極量の減衰を調べる事を特徴として
いる。
【0043】この発明に係る強誘電体メモリの第4のテ
スト方法は、強誘電体キャパシタの両電極をそれぞれ第
1のMISトランジスタのソースとドレインに接続し、
この第1のMISトランジスタのゲートはワード線に接
続してなるメモリセル複数個を直列に接続し、この直列
接続の一方の端はプレート線に、他方の端はブロック選
択用の第2のMISトランジスタを介してビット線に接
続する構成を有し、前記ビット線とこれと相補的なビッ
ト線の電位とを比較増幅するセンスアンプを備えた強誘
電体メモリのテスト方法であって、前記ワード線を選択
後、前記ビット線の電位を一定に保った状態で前記プレ
ート線の電位の上昇/下降動作を一回乃至複数回行った
後に、前記メモリセルのデータを読み出す事により、前
記強誘電体キャパシタの分極量の減衰を調べる事を特徴
としている。
【0044】また、この発明に係る強誘電体メモリの第
5のテスト方法は、強誘電体キャパシタの両電極をそれ
ぞれ第1のMISトランジスタのソースとドレインに接
続し、この第1のMISトランジスタのゲートはワード
線に接続してなるメモリセル複数個を直列に接続し、こ
の直列接続の一方の端はプレート線に、他方の端はブロ
ック選択用の第2のMISトランジスタを介してビット
線に接続する構成を有し、前記ビット線とこれと相補的
なビット線の電位とを比較増幅するセンスアンプを備え
た強誘電体メモリのテスト方法であって、前記ワード線
を選択後、前記プレート線の電位を一定に保った状態で
前記ビット線の電位の上昇/下降動作を一回乃至複数回
行った後に、前記メモリセルのデータを読み出す事によ
り、前記強誘電体キャパシタの分極量の減衰を調べ事を
特徴としている。
【0045】この発明の強誘電体メモリは、強誘電体キ
ャパシタの両電極をそれぞれ第1のMISトランジスタ
のソース及びドレインに接続してなるメモリセルを複数
個直列に接続したメモリセルユニットと、前記メモリセ
ルユニットの各第1のMISトランジスタのゲートにそ
れぞれ対応して接続された複数本のワード線と、前記メ
モリセルユニットの一端に接続されたプレート線と、通
常動作時に前記プレート線に固定電位を印加し、テスト
モード時にパルス駆動するプレートドライバと、前記メ
モリセルユニットの他端にブロック選択用スイッチ素子
を介して接続された第1のビット線と、前記第1のビッ
ト線及びこれと相補的な第2のビット線の電位差を比較
増幅するセンスアンプと、通常動作時に前記第1及び第
2のビット線に固定電位を印加し、テストモード時にパ
ルス駆動するビット線ドライバと、前記ブロック選択用
スイッチ素子とセンスアンプとの間に挿入された第2の
MISトランジスタとを具備する事を特徴としている。
【0046】上記第1のテスト方法によれば、プレート
線とビット線が共にハイレベルとなり、第1のMISト
ランジスタ(セルトランスファゲート)が基板バイアス
効果によるしきい値の上昇によってオフして両端に電位
差が発生し、非選択セルの分極を弱める電場となるディ
スターブの発生を低減することが出来るため、純粋に分
極反転によるセルキャパシタの強誘電体薄膜の疲労特性
を評価出来る。
【0047】上記第2のテスト方法によれば、非選択セ
ルにディスターブをかける事で、ディスターブによる分
極量の減少を評価出来る。
【0048】上記第3のテスト方法によれば、動作の最
後に選択セルのワード線を選択する事による隣接するセ
ルにかかるディスターブの影響を評価出来る。
【0049】上記第4のテスト方法によれば、読み出し
時にプレート線を駆動した際に、非選択セルトランジス
タのオン抵抗及び容量成分の存在に起因するディスター
ブの影響を評価出来る。
【0050】上記第5のテスト方法によれば、選択セル
に対する“1”データの再書き込み時に、ビット線電位
がハイレベルで、プレート線の電位をロウレベルに落と
した際に、非選択セルトランジスタのオン抵抗及び容量
成分の存在に起因するディスターブの影響を評価出来
る。
【0051】上記構成の強誘電体メモリによれば、非選
択セルにディスターブをかける事なく繰り返し高速にパ
ルスを加えて分極反転をさせ、純粋な疲労特性を短時間
に評価する事が出来る。
【0052】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。 [第1の実施の形態]図1は、この発明の第1の実施の
形態に係る強誘電体メモリについて説明するためのもの
で、「TC並列ユニット直列接続型強誘電体メモリ」の
概略構成を示し、特にメモリセルアレイ及び周辺回路の
一部を抽出して示している。この図1に示す回路は、メ
モリセルアレイ領域とセンスアンプ領域の間にφtゲー
ト(φtクロッキングゲート:Clocking Gate)を設け
た従来の回路に、テストモード用のプレートドライバ
(Plate Driver:PLDRV)とビット線ドライバ(Bi
tLine Driver:VBLDRV)を付加した構成になって
いる。図2はこの発明の第1の実施の形態に係る強誘電
体メモリのテスト方法について説明するためのもので、
テストモードの一連の動作を示すタイミングチャートで
ある。図3及び図4はそれぞれ、上記テストモード動作
の際の、図1のメモリセル領域に示した各ノードの電位
の詳細な推移を示す波形図である。
【0053】図1において、メモリセル領域にはメモリ
セルユニットが行列状に配列されている。このメモリセ
ルユニットは、強誘電体キャパシタの両電極をそれぞれ
EタイプのNチャネル型MISトランジスタ(例えばN
チャネル型MOSトランジスタ)のソース及びドレイン
に接続してなるメモリセルを複数個直列に接続してな
る。
【0054】ここでは、例えば8個のセルM0〜M7あ
るいはBM0〜BM7からなる2個のメモリセルユニッ
トを代表的に示しており、セルM0〜M7のトランジス
タ及びキャパシタをTr0〜Tr7及びC0〜C7、セ
ルBM0〜BM7のトランジスタ及びキャパシタをBT
r0〜BTr7及びBC0〜BC7で示している。
【0055】前記各トランジスタTr0〜Tr7、BT
r0〜BTr7のゲートは、対応してワード線WL<0
>〜WL<7>に接続されており、上記メモリセルユニ
ットの一端はプレート線PL<0>、PL<1>のうち
の1本に接続されており、他端はブロック選択用のMI
Sトランジスタ(ブロックセレクタ)QB0あるいはQ
B1を介して相補的な一対のビット線BL、BBLのう
ちの1本に接続されている。
【0056】前記ワード線WL<0>〜WL<7>は、
アドレス信号に基づいてワード線選択回路(図示せず)
により1本のワード線が選択されてワード線駆動電位V
(WL<0>)〜V(WL<7>)が供給される。
【0057】また、前記プレート線PL<0>、PL<
1>には、テストモード用のプレートドライバ13とカ
ウンタ14が接続されている。上記プレートドライバ1
3は、通常動作時にはアドレス信号に基づいてプレート
線選択回路(図示せず)によりプレート線PL<0>、
PL<1>を駆動する。一方、テストモード時には、テ
スト信号TSTがカウンタ14に供給され、このカウン
タ14の計数値に基づいてプレートドライバ13に供給
されるプレート線駆動信号(PLDRV信号:図2参
照)が制御され、テストモード時のPLDRV信号のパ
ルス幅とパルス数が設定される。
【0058】また、前記ブロック選択用のMISトラン
ジスタQB0、QB1は、対応してブロック選択信号V
(BS<0>)、V(BS<1>)により制御される。
【0059】更に、前記ビット線対BL、BBLには、
センスアンプ領域10が接続されている。このセンスア
ンプ領域10には、ビット線対BL、BBLをイコライ
ズするためのイコライズ回路EQと、ビット線対BL、
BBLの電位を比較増幅するセンスアンプSAと、カラ
ム選択ゲートCGが含まれている。
【0060】前記イコライズ回路EQとセンスアンプS
Aとの間には、前記ビット線対BL、BBLにそれぞれ
直列にNMISトランジスタ(φtゲート)QSが挿入
され、このトランジスタQSのゲートに印加される分離
制御信号φtによってイコライズ回路EQとセンスアン
プSAとの選択的な接続/切り離しが行われる。
【0061】前記イコライズ回路EQは、ビット線ドラ
イバ11の出力ノードとビット線対BL、BBLとの間
にそれぞれ接続されたNMISトランジスタQNと、上
記ビット線対BL、BBL間に接続されたNMISトラ
ンジスタQEとを有し、イコライズ制御信号V(BEQ
L)により制御される。上記ビット線ドライバ11に
は、ビット線駆動信号(VBLDRV信号:図2参照)
とカウンタ12の出力信号が供給される。上記カウンタ
12にはテスト信号TSTが供給され、このカウンタ1
2の出力信号で上記ビット線ドライバ11の動作が制御
される。このビット線ドライバ11の出力は、通常動作
時には接地電位VSSに設定される。一方、テストモー
ド時には、カウンタ12の計数値がビット線ドライバ1
1に供給されて、VBLDRV信号のパルス幅とパルス
数が設定される。
【0062】前記センスアンプSAは、ビット線対B
L、BBLに一対のセンスノードが接続され、センスア
ンプ活性化信号V(SEN)により活性/非活性状態が
制御されるNチャネル型MISトランジスタ部(NMI
S部)と、ビット線対BL、BBLに一対のセンスノー
ドが接続され、センスアンプ活性化信号V(BSEP)
により活性/非活性状態が制御されるPチャネル型MI
Sトランジスタ部(PMIS部)とからなる。
【0063】上記NMIS部は、従来と同様に、ビット
線対BL、BBLに対応して各ドレインが接続され、且
つこれらビット線対BBL、BLに対応して各ゲートが
接続された2個のNMISトランジスタと、この2個の
NMISトランジスタの各ソースとセンスアンプSAの
低電位(“L”)側電位VSSとの間に共通に接続さ
れ、ゲートにセンスアンプ活性化信号V(SEN)が印
加される1個のNMISトランジスタとからなる。
【0064】前記PMIS部は、従来と同様に、ビット
線対BL、BBLに対応して各ドレインが接続され、ビ
ット線対BBL、BLに対応して各ゲートが接続された
2個のPMISトランジスタと、これら2個のPMIS
トランジスタの各ソースとセンスアンプの高電位
(“H”)側電位VSAHとの間に共通に接続され、ゲ
ートにセンスアンプ活性化信号V(BSEP)が印加さ
れる1個のPMISトランジスタとからなる。
【0065】前記カラム選択ゲートCGは、従来と同様
に、複数のカラム(即ち、複数のビット線対BL、BB
L)に対して共通に設けられたデータ線対DQ、BDQ
との間にそれぞれ接続されたNMISトランジスタQG
からなり、所望のカラムのビット線対BL、BBLを選
択するためのカラム選択線CSLによりスイッチ制御さ
れ、対応するカラムのセンスアンプSAにより比較増幅
した後のビット線対BL、BBLのデータをデータ線対
DQ、BDQに転送する、またはチップ外部より入力さ
れたデータを所望のビット線対BL、BBLに書き込む
ためのものである。
【0066】次に、図2乃至図4を参照しながらメモリ
セルM0及びBM0の分極を繰り返し反転させて、セル
キャパシタにおける強誘電体薄膜の純粋な疲労による分
極量の減少を調べる動作を具体的に説明する。ここで
は、ワード線WL<0>を選択する場合を考える。この
ワード線WL<0>によって選択されるセルのうち、ビ
ット線BL側のセルM0にはプレート線PL<0>から
ビット線BL向きの分極、即ち“0”、ビット線BBL
側のセルBM0にはビット線BBLからプレート線PL
<1>向きの分極、即ち“1”が書き込まれているとす
る。ブロック選択信号V(BS<0>)、V(BS<1
>)及びイコライズ制御信号V(BEQL)は共にハイ
レベルとなっている。また、ビット線対BL、BBLは
VBLDRV信号により0Vにイコライズされている。
【0067】次に、ワード線WL<0>をハイレベルか
らロウレベルに落としてセルの両端に電位差をかける準
備をする。続いて、PLDRV信号をロウレベルからハ
イレベル、ハイレベルからロウレベルと変化させる。続
いて、プレート線PL<1>を0VにしたままVBLD
RV信号をロウレベルからハイレベル、ハイレベルから
ロウレベルと変化させる。
【0068】この際、図2に示すように、上記プレート
線PL<0>の電位が下降した後に、ビット線BLの電
位が上昇するまでの時間をτPB、上記ビット線の電位
が下降した後に、プレート線の電位が上昇するまでの時
間をτBPとすると、τPB>0且つτBP>0であ
る。
【0069】また、上記テストモード動作時における図
1のメモリセル領域に示した各ノードの電位の詳細な推
移を図3及び図4に示す。図3は図2における時刻t0
からt1までの推移であり、図4は図2における時刻t
1からt2までの推移である。
【0070】上記のような構成並びにテスト方法によれ
ば、プレート線PL<0>、PL<1>とビット線B
L、BBLが共にハイレベルとならないため、セルトラ
ンスファゲートTr0〜Tr7、BTr0〜BTr7が
基板バイアス効果によるしきい値の上昇によってオフし
て両端に電位差が発生し、非選択セルの分極を弱める電
場となるディスターブの発生をおさえる事が出来る。ま
た、上記動作を繰り返し行った後、セルM0及びBM0
を1T1C動作によって読み出す事によって純粋に強誘
電体薄膜の疲労の効果を短時間に評価する事が出来る。
【0071】[第2の実施の形態]図5は、この発明の
第2の実施の形態に係る強誘電体メモリ及びそのテスト
方法について説明するためのもので、テストモードとし
ての一連の動作を示すタイミングチャートである。図6
は本実施の形態におけるテストモード動作の際の、図1
のメモリセル領域に示した各ノードの電位の詳細な推移
を示す波形図である。図5と図6を参照しながらメモリ
セルM1の強誘電体キャパシタに対するディスターブに
よる分極量の減少を調べる動作を具体的に説明する。
【0072】ここでは、ワード線WL<0>を選択する
場合を考える。このワード線WL<0>によって選択さ
れるセルM0の隣接セルM1にはプレート線PL<0>
からビット線BL向きの分極、即ち“0”が書き込まれ
ているとする。ブロック選択信号V(BS<0>)、V
(BS<1>)及びイコライズ制御信号V(BEQL)
はハイレベルとなっている。また、ビット線対BL、B
BLはVBLDRV信号より0Vにイコライズされてい
る。
【0073】次に、ワード線WL<0>をハイレベルか
らロウレベルに落としてセルの両端に電位差がかかる準
備をする。続いて、PLDRV信号とVBLDRV信号
を図5に示すようにハイレベルの部分がオーバーラップ
する様に動作させる。即ち、プレート線PL<0>の電
位を上昇させた後にビット線BLの電位を上昇させ、ビ
ット線BLの電位を下降させた後にプレート線PL<0
>の電位を下降させる。よって、上記プレート線PL<
0>の電位と上記ビット線BLの電位がともにハイレベ
ルを保っている時間をτBOTHとすると、τBOTH
>0である。
【0074】上記のようなテスト方法では、プレート線
PL<0>とビット線BLが共にハイレベルとなるた
め、セルトランスファゲートTr0〜Tr7が基板バイ
アス効果によるしきい値の上昇によってオフして両端に
電位差が発生し、非選択セルM1の分極を弱める電場と
なるディスターブの発生を高速に起こす事が出来る。上
記動作を繰り返し行った後、セルM1を1T1C動作に
よって読み出す事によってセルの強誘電体キャパシタに
対するディスターブによる分極量の減少を短時間に評価
する事が出来る。
【0075】[第3の実施の形態]図7は、この発明の
第3の実施の形態に係る強誘電体メモリ及びそのテスト
方法について説明するためのもので、テストモードとし
ての一連の動作を示すタイミングチャートである。図8
は本実施の形態におけるテストモード動作の際の、図1
のメモリセル領域に示した各ノードの電位の詳細な推移
を示す。図7と図8を参照しながらメモリセルBM6の
強誘電体キャパシタに対するディスターブによる分極量
の減少を調べる本実施の形態の動作を具体的に説明す
る。
【0076】ここでは、ワード線WL<7>を選択する
場合を考える。このワード線WL<7>によって選択さ
れるセルBM7の隣接セルBM6にはビット線BBLか
らプレート線PL<1>向きの分極、即ち“1”が書き
込まれているとする。ブロック選択信号V(BS<0
>)、V(BS<1>)及びイコライズ制御信号V(B
EQL)はハイレベルとなっている。プレート線対PL
<0>、PL<1>はPLDRV信号より0Vにされて
いる。
【0077】次に、ワード線WL<0>をハイレベルか
らロウレベルに落としてセルの両端に電位差がかかる準
備をする。続いて、PLDRV信号とVBLDRV信号
を図7に示すようにハイレベルの部分がオーバーラップ
する様に動作させる。即ち、ビット線BBLの電位を上
昇させた後にプレート線PL<1>の電位を上昇させ、
プレート線PL<1>の電位を下降させた後にビット線
BBLの電位を下降させる。よって、上記プレート線P
L<1>の電位と上記ビット線BBLの電位がともにハ
イレベルを保っている時間をτBOTHとすると、τB
OTH>0である。
【0078】上記のようなテスト方法によれば、プレー
ト線PL<1>とビット線BBLが共にハイレベルとな
るため、セルトランスファゲートBTr0〜BTr7が
基板バイアス効果によるしきい値の上昇によってオフし
て両端に電位差が発生し、非選択セルBM6の分極を弱
める電場となるディスターブの発生を高速に起こす事が
出来る。上記動作を繰り返し行った後、セルBM6を1
T1C動作によって読み出す事によってセルの強誘電体
キャパシタに対するディスターブによる分極量の減少を
短時間に評価する事が出来る。
【0079】[第4の実施の形態]図9は、この発明の
第4の実施の形態に係る強誘電体メモリ及びそのテスト
方法について説明するためのもので、テストモードとし
ての一連の動作を示すタイミングチャート及び図1のメ
モリセル領域に示した各ノードの電位の詳細な推移を示
す波形図である。ここでは、ワード線WL<0>を選択
する場合を考える。このワード線WL<0>に隣接する
セルM1及びBM1にはそれぞれプレート線からビット
線向きの分極、即ち“0”及びビット線からプレート線
向きの分極、即ち“1”が書き込まれているとする。
【0080】図9を参照しながらワード線WL<0>を
繰り返しオン/オフ(選択/非選択)させ、メモリセル
M1及びBM1の分極に対してディスターブを起こし、
その効果を調べる本実施の形態の動作を具体的に説明す
る。ブロック選択信号V(BS<0>)、V(BS<1
>)はハイレベル、イコライズ制御信号V(BEQL)
もハイレベルとなっている。ビット線対及びプレート線
対はそれぞれVBLDRV信号とPLDRV信号より0
Vにされている。
【0081】次に、ワード線WL<0>をロウレベルか
らハイレベル、ハイレベルからロウレベルと一回乃至複
数回動作させる。上記ワード線WL<0>と非選択メモ
リセルM1及びBM1のビット線BL側の電極とのカッ
プリングにより前記セルの強誘電体薄膜電極間に電位差
が発生し、非選択セルの分極を弱める電場となるディス
ターブの発生を高速に起こす事が出来る。また、上記動
作を一回乃至複数回行った後セルM1及びBM1を読み
出す事によってディスターブによる分極量の減少を短時
間に評価する事が出来る。
【0082】[第5の実施の形態]図10は、この発明
の第5の実施の形態に係る強誘電体メモリ及びそのテス
ト方法について説明するためのもので、テストモードと
しての一連の動作を示すタイミングチャートである。図
11は本実施の形態におけるテストモード動作の際の、
図1のメモリセル領域に示した各ノードの電位の詳細な
推移を示す波形図である。ここでは、ワード線WL<0
>を選択する場合を考える。セルBM7にはビット線B
BLからプレート線PL<1>向きの分極、即ち“1”
が書き込まれているとする。
【0083】図10及び図11を参照しながらPLDR
V信号をロウレベルからハイレベル、ハイレベルからロ
ウレベルと変化させ、メモリセルBM7の分極に対して
ディスターブを起こし、その効果を調べる本実施の形態
の動作を具体的に説明する。ブロック選択信号V(BS
<0>)、V(BS<1>)及びイコライズ制御信号V
(BEQL)はハイレベルとなっている。ビット線対B
L、BBLはVBLDRV信号より0Vにイコライズさ
れている。
【0084】次に、ワード線WL<0>をハイレベルか
らロウレベルに落としてセルBM0の両端に電位差をか
ける準備をする。続いて、PLDRV信号をロウレベル
からハイレベル、ハイレベルからロウレベルと一回乃至
複数回動作させる。セルBM0からBM6までのオン抵
抗及び容量成分の存在により、セルBM7の強誘電体キ
ャパシタ電極間に電位差を発生させ、ひいては分極に対
するディスターブの発生を高速に起こす事が出来る。ま
た、上記動作を一回乃至複数回行った後セルBM7を1
T1C動作によって読み出す事によってセルのディスタ
ーブの発生による分極量の減少を短時間に評価する事が
出来る。
【0085】[第6の実施の形態]図12は、この発明
の第6の実施の形態に係る強誘電体メモリ及びそのテス
ト方法について説明するためのもので、テストモードと
しての一連の動作を示すタイミングチャートである。図
13は本実施の形態におけるテストモード動作の際の、
図1のメモリセル領域に示した各ノードの電位の詳細な
推移を示す波形図である。ここでは、ワード線WL<7
>を選択する場合を考える。セルM0にはプレート線P
L<0>からビット線BL向きの分極、即ち“0”が書
き込まれているとする。
【0086】図12及び図13を参照しながらVBLD
RV信号をロウレベルからハイレベル、ハイレベルから
ロウレベルと動作させ、メモリセルM0の分極に対して
ディスターブを起こし、その効果を調べる本実施の形態
の動作を具体的に説明する。ブロック選択信号V(BS
<0>)、V(BS<1>)及びイコライズ制御信号V
(BEQL)はハイレベルとなっている。ビット線対B
L、BBLはVBLDRV信号より0Vにイコライズさ
れている。次に、ワード線WL<7>をハイレベルから
ロウレベルに落としてセルM7の両端に電位差をかける
準備をする。続いて、VBLDRV信号をロウレベルか
らハイレベル、ハイレベルからロウレベルと一回乃至複
数回動作させる。セルM1からM7までのオン抵抗及び
容量成分の存在により、セルM0の強誘電体キャパシタ
両電極間に電位差を発生させ、ひいては分極に対するデ
ィスターブの発生を高速に起こす事が出来る。また、上
記動作を一回乃至複数回行った後セルM0を1T1C動
作によって読み出す事によってセルのディスターブの発
生による分極量の減少を高速に評価する事が出来る。
【0087】なお、上記第1乃至第6の実施の形態で
は、テストモード用のプレートドライバ13とビット線
ドライバ11にそれぞれカウンタ14、12を設け、テ
ストモード時にこれらカウンタ14、12でプレートド
ライバ13とビット線ドライバ11を制御するようにし
たが、同様な機能を有する論理回路を設けても良いのは
勿論である。
【0088】また、カウンタ14、12をテスト信号T
STで制御するようにしたが、異なる信号で独立に制御
するようにしても良い。
【0089】更に、テストモード用のプレートドライバ
13とビット線ドライバ11を設けるのではなく、テス
タから同様な信号を供給すれば、これらの回路は不要に
なる。
【0090】以上第1乃至第6の実施の形態を用いてこ
の発明の説明を行ったが、この発明は上記各実施の形態
に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸
脱しない範囲で種々に変形することが可能である。ま
た、上記各実施の形態には種々の段階の発明が含まれて
おり、開示される複数の構成要件の適宜な組み合わせに
より種々の発明が抽出され得る。例えば各実施の形態に
示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除され
ても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題の
少なくとも1つが解決でき、発明の効果の欄で述べられ
ている効果の少なくとも1つが得られる場合には、この
構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、非選択セルにディスターブをかける事なく繰り返し
高速にパルスを加えて分極反転をさせ、純粋な疲労特性
を短時間に評価する事が出来る強誘電体メモリ及びその
テスト方法が得られる。
【0092】また、非選択セルに繰り返し高速にディス
ターブをかけ、分極量の減衰を短時間に評価する事が出
来る強誘電体メモリ及びそのテスト方法が得られる。
【0093】更に、ワード線の立ち上げと下降を高速に
行う事で、ワード線と隣接セルキャパシタの電極とのカ
ップリングに起因する非選択セルに対するディスターブ
を高速にかけ、分極量の減衰を短時間に評価する事が出
来る強誘電体メモリ及びそのテスト方法が得られる。
【0094】更にまた、プレート線またはビット線を高
速に駆動し、非選択セルのトランジスタのオン抵抗及び
容量成分の存在に起因するディスターブを高速に繰り返
しかけ、これを短時間に評価する事が出来る強誘電体メ
モリ及びそのテスト方法が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態に係る強誘電体メ
モリ及びそのテスト方法について説明するためのもの
で、TC並列ユニット直列接続型強誘電体メモリの概略
構成を示す回路図。
【図2】図1に示した回路のテストモードにおける一連
の動作を示すタイミングチャート。
【図3】図1のメモリセル領域に示した各ノードの、図
2における時刻t0からt1までの電位の詳細な推移を
示す波形図。
【図4】図1のメモリセル領域に示した各ノードの、図
2における時刻t1からt2までの電位の詳細な推移を
示す波形図。
【図5】この発明の第2の実施の形態に係る強誘電体メ
モリ及びそのテスト方法について説明するためのもの
で、テストモードとしての一連の動作を示すタイミング
チャート。
【図6】図1のメモリセル領域に示したノードN<0>
からN<7>の、図5における時刻t3からt4までの
電位の詳細な推移を示す波形図。
【図7】この発明の第3の実施の形態に係る強誘電体メ
モリ及びそのテスト方法について説明するためのもの
で、テストモードとしての一連の動作を示すタイミング
チャート。
【図8】図1のメモリセル領域に示したノードBN<0
>からBN<7>の、図7における時刻t5からt6ま
での電位の詳細な推移を示す波形図。
【図9】この発明の第4の実施の形態に係る強誘電体メ
モリ及びそのテスト方法について説明するためのもの
で、テストモードとしての一連の動作を示すタイミング
チャート及び図1のメモリセル領域に示した各ノードの
電位の詳細な推移を示す波形図。
【図10】この発明の第5の実施の形態に係る強誘電体
メモリ及びそのテスト方法について説明するためのもの
で、テストモードとしての一連の動作を示すタイミング
チャート。
【図11】図1のメモリセル領域に示したノードBN<
0>からBN<7>の、図10における時刻t7からt
8までの電位の詳細な推移を示す波形図。
【図12】この発明の第6の実施の形態に係る強誘電体
メモリ及びそのテスト方法について説明するためのもの
で、テストモードとしての一連の動作を示すタイミング
チャート。
【図13】図1のメモリセル領域に示したノードN<0
>からN<7>の、図12における時刻t9からt10
までの電位の詳細な推移を示す波形図。
【図14】従来の強誘電体メモリ及びそのテスト方法に
ついて説明するためのもので、TC並列ユニット直列接
続型強誘電体メモリの概略構成を示す回路図。
【図15】図14によって示された構成において、2ト
ランジスタ−2キャパシタでシングルプレートパルス方
式をとり、ワード線としてはWL<0>を選択してメモ
リセルM0を選択し、データ“0”を読んだ後、データ
“1”をチップ外部から書き込む従来例としての動作を
示すタイミングチャート。
【図16】図15の動作において、メモリセル領域の各
ノードの電位の推移を詳細に示す波形図。
【図17】従来の強誘電体メモリ及びそのテスト方法に
ついて説明するためのもので、メモリセルアレイ領域と
センスアンプ領域の間にφtクロッキングゲートを設け
る事でディスターブを解決したTC並列ユニット直列接
続型強誘電体メモリの概略構成を示す回路図。
【図18】図17の構成でシングルプレートパルス動作
をとる場合、ワード線としてWL<0>を選択し、メモ
リセルM0から“0”データを読み出した後にチップ外
部から“1”を書き込む場合の主要ノードのタイミング
チャート及び各ノードの電位の詳細な推移を示す波形
図。
【符号の説明】
M0〜M7、BM0〜BM7…メモリセル、 Tr0〜Tr7、BTr0〜BTr7…セルトランジス
タ、 C0〜C7…セルキャパシタ、 N<0>〜N<7>、BN<0>〜BN<7>…ノー
ド、 WL<0>〜WL<7>…ワード線、 BL、BBL…ビット線、 PL<0>、PL<1>…プレート線、 QB0、QB1…ブロック選択用のMISトランジス
タ、 10…センスアンプ領域、 EQ…イコライズ回路、 SA…センスアンプ、 CG…カラム選択ゲート、 QS…φtゲート(分離用トランジスタ)、 V(BS<0>)、V(BS<1>)…ブロック選択信
号、 V(BEQL)…イコライズ制御信号、 V(SEN)、V(BSEP)…センスアンプ活性化制
御信号、 V(CSL)…カラム選択信号、 V(WL<0>)…ワード線駆動電位、 V(PL0,PL1)…プレート線電位。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高島 大三郎 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝マイクロエレクトロニクスセン ター内 (72)発明者 大脇 幸人 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝マイクロエレクトロニクスセン ター内 (72)発明者 穂谷 克彦 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝マイクロエレクトロニクスセン ター内 (72)発明者 渡辺 健 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 Fターム(参考) 2G132 AA08 AD01 AD02 AK07 AL09 5L106 AA01 DD03 DD12 GG07

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 強誘電体キャパシタの両電極をそれぞれ
    第1のMISトランジスタのソースとドレインに接続
    し、この第1のMISトランジスタのゲートはワード線
    に接続してなるメモリセル複数個を直列に接続し、この
    直列接続の一方の端はプレート線に、他方の端はブロッ
    ク選択用の第2のMISトランジスタを介してビット線
    に接続する構成を有し、前記ビット線とこれと相補的な
    ビット線の電位とを比較増幅するセンスアンプを備えた
    強誘電体メモリのテスト方法であって、 前記ワード線のうち選択されるメモリセルに接続された
    ワード線の電位を下降させ、非選択のメモリセルに接続
    されたワード線の電位を上昇させた状態で、前記プレー
    ト線の電位を上昇させる第1のステップと、 前記プレート線の電位を、一定値を保った後下降させる
    第2のステップと、 前記第1及び第2のステップの動作を一回乃至複数回繰
    り返した後に、前記メモリセルのデータを読み出す事に
    より、前記強誘電体キャパシタの分極量の減衰を調べる
    第3のステップとを具備し、 前記プレート線の電位が下降した後に、前記ビット線の
    電位が上昇するまでの時間をτPB、前記ビット線の電
    位が下降した後に、前記プレート線の電位が上昇するま
    での時間をτBPとすると、τPB>0且つτBP>0
    である事を特徴とする強誘電体メモリのテスト方法。
  2. 【請求項2】 強誘電体キャパシタの両電極をそれぞれ
    第1のMISトランジスタのソースとドレインに接続
    し、この第1のMISトランジスタのゲートはワード線
    に接続してなるメモリセル複数個を直列に接続し、この
    直列接続の一方の端はプレート線に、他方の端はブロッ
    ク選択用の第2のMISトランジスタを介してビット線
    に接続する構成を有し、前記ビット線とこれと相補的な
    ビット線の電位とを比較増幅するセンスアンプを備えた
    強誘電体メモリのテスト方法であって、 前記ワード線のうち選択されるメモリセルに接続された
    ワード線の電位を下降させ、非選択のメモリセルに接続
    されたワード線の電位を上昇させた状態で、前記プレー
    ト線の電位を上昇させる第1のステップと、 前記プレート線の電位を、一定値を保った後下降させる
    第2のステップと、 前記第1及び第2のステップの動作を一回乃至複数回繰
    り返した後に、前記メモリセルのデータを読み出す事に
    より、前記強誘電体キャパシタの分極量の減衰を調べる
    第3のステップとを具備し、 前記プレート線の電位と前記ビット線の電位がともにハ
    イレベルを保っている時間をτBOTHとすると、τB
    OTH>0である事を特徴とする強誘電体メモリのテス
    ト方法。
  3. 【請求項3】 前記プレート線の電位を上昇させた後に
    前記ビット線の電位を上昇させ、前記ビット線の電位を
    下降させた後に前記プレート線の電位を下降させるか、
    前記ビット線の電位を上昇させた後に前記プレート線の
    電位を上昇させ、前記プレート線の電位を下降させた後
    に前記ビット線の電位を下降させる事を特徴とする請求
    項2記載の強誘電体メモリのテスト方法。
  4. 【請求項4】 強誘電体キャパシタの両電極をそれぞれ
    第1のMISトランジスタのソースとドレインに接続
    し、この第1のMISトランジスタのゲートはワード線
    に接続してなるメモリセル複数個を直列に接続し、この
    直列接続の一方の端はプレート線に、他方の端はブロッ
    ク選択用の第2のMISトランジスタを介してビット線
    に接続する構成を有し、前記ビット線とこれと相補的な
    ビット線の電位とを比較増幅するセンスアンプを備えた
    強誘電体メモリのテスト方法であって、 前記ワード線の選択/非選択動作を一回乃至複数回繰り
    返した後に、前記メモリセルのデータを読み出す事によ
    り、前記強誘電体キャパシタの分極量の減衰を調べる事
    を特徴とする強誘電体メモリのテスト方法。
  5. 【請求項5】 読み出しの対象となる前記メモリセルに
    は、プレート線からビット線に向かう分極が予め書き込
    まれている事を特徴とする請求項4記載の強誘電体メモ
    リのテスト方法。
  6. 【請求項6】 前記選択されるワード線は、前記プレー
    ト線から最も遠いか、または前記ビット線から最も遠い
    事を特徴とする請求項4記載の強誘電体メモリのテスト
    方法。
  7. 【請求項7】 前記読み出しの対象となるメモリセル
    は、前記選択されるワード線に接続されているメモリセ
    ルに隣接している事を特徴とする請求項4記載の強誘電
    体メモリのテスト方法。
  8. 【請求項8】 強誘電体キャパシタの両電極をそれぞれ
    第1のMISトランジスタのソースとドレインに接続
    し、この第1のMISトランジスタのゲートはワード線
    に接続してなるメモリセル複数個を直列に接続し、この
    直列接続の一方の端はプレート線に、他方の端はブロッ
    ク選択用の第2のMISトランジスタを介してビット線
    に接続する構成を有し、前記ビット線とこれと相補的な
    ビット線の電位とを比較増幅するセンスアンプを備えた
    強誘電体メモリのテスト方法であって、 前記ワード線を選択後、前記ビット線の電位を一定に保
    った状態で前記プレート線の電位の上昇/下降動作を一
    回乃至複数回行った後に、前記メモリセルのデータを読
    み出す事により、前記強誘電体キャパシタの分極量の減
    衰を調べる事を特徴とする強誘電体メモリのテスト方
    法。
  9. 【請求項9】 前記ビット線の電位は、0V一定に保た
    れている事を特徴とする請求項8記載の強誘電体メモリ
    のテスト方法。
  10. 【請求項10】 前記読み出しの対象となるメモリセル
    には、前記ビット線から前記プレート線に向かう分極が
    予め書き込まれている事を特徴とする請求項8記載の強
    誘電体メモリのテスト方法。
  11. 【請求項11】 前記選択されるワード線は、前記プレ
    ート線から最も遠い事を特徴とする請求項8記載の強誘
    電体メモリのテスト方法。
  12. 【請求項12】 前記読み出しの対象となるメモリセル
    は、前記選択されたワード線に接続されたメモリセルに
    隣接している事を特徴とする請求項8記載の強誘電体メ
    モリのテスト方法。
  13. 【請求項13】 強誘電体キャパシタの両電極をそれぞ
    れ第1のMISトランジスタのソースとドレインに接続
    し、この第1のMISトランジスタのゲートはワード線
    に接続してなるメモリセル複数個を直列に接続し、この
    直列接続の一方の端はプレート線に、他方の端はブロッ
    ク選択用の第2のMISトランジスタを介してビット線
    に接続する構成を有し、前記ビット線とこれと相補的な
    ビット線の電位とを比較増幅するセンスアンプを備えた
    強誘電体メモリのテスト方法であって、 前記ワード線を選択後、前記プレート線の電位を一定に
    保った状態で前記ビット線の電位の上昇/下降動作を一
    回乃至複数回行った後に、前記メモリセルのデータを読
    み出す事により、前記強誘電体キャパシタの分極量の減
    衰を調べ事を特徴とする強誘電体メモリのテスト方法。
  14. 【請求項14】 前記プレート線の電位は、0V一定に
    保たれている事を特徴とする請求項13記載のテスト方
    法。
  15. 【請求項15】 読み出しの対象となる前記メモリセル
    には、前記プレート線から前記ビット線に向かう分極が
    予め書き込まれている事を特徴とする請求項13記載の
    強誘電体メモリのテスト方法。
  16. 【請求項16】 前記選択されるワード線は、前記ビッ
    ト線から最も遠い事を特徴とする請求項13記載の強誘
    電体メモリのテスト方法。
  17. 【請求項17】 読み出しの対象となる前記メモリセル
    は、前記選択されるワード線に接続されたメモリセルに
    隣接している事を特徴とする請求項13記載の強誘電体
    メモリのテスト方法。
  18. 【請求項18】 強誘電体キャパシタの両電極をそれぞ
    れ第1のMISトランジスタのソース及びドレインに接
    続してなるメモリセルを複数個直列に接続したメモリセ
    ルユニットと、 前記メモリセルユニットの各第1のMISトランジスタ
    のゲートにそれぞれ対応して接続された複数本のワード
    線と、 前記メモリセルユニットの一端に接続されたプレート線
    と、 通常動作時に前記プレート線に固定電位を印加し、テス
    トモード時にパルス駆動するプレートドライバと、 前記メモリセルユニットの他端にブロック選択用スイッ
    チ素子を介して接続された第1のビット線と、 前記第1のビット線及びこれと相補的な第2のビット線
    の電位差を比較増幅するセンスアンプと、 通常動作時に前記第1及び第2のビット線に固定電位を
    印加し、テストモード時にパルス駆動するビット線ドラ
    イバと、 前記ブロック選択用スイッチ素子とセンスアンプとの間
    に挿入された第2のMISトランジスタとを具備する事
    を特徴とする強誘電体メモリ。
  19. 【請求項19】 テスト信号に応答して前記プレートド
    ライバを制御する第1のカウンタと、前記テスト信号に
    応答して前記ビット線ドライバを制御する第2のカウン
    タとを更に具備し、前記第1のカウンタと前記第2のカ
    ウンタの計数値に基づいて前記テストモード時のパルス
    幅とパルス数が設定される事を特徴とする請求項18記
    載の強誘電体メモリ。
  20. 【請求項20】 前記プレートドライバ及び前記ビット
    線ドライバはそれぞれ、テスタからの制御信号により制
    御される事を特徴とする請求項18記載の強誘電体メモ
    リ。
  21. 【請求項21】 テスト信号に応答して前記プレートド
    ライバを制御する第1の論理回路と、前記テスト信号に
    応答して前記ビット線ドライバを制御する第2の論理回
    路とを更に具備し、前記第1の論理回路と前記第2の論
    理回路の論理演算結果に基づいて前記テストモード時の
    パルス幅とパルス数が設定される事を特徴とする請求項
    18記載の強誘電体メモリ。
  22. 【請求項22】 前記プレートドライバと前記ビット線
    ドライバはそれぞれ、共通のテスト信号に応答して動作
    する事を特徴とする請求項18記載の強誘電体メモリ。
  23. 【請求項23】 前記プレートドライバと前記ビット線
    ドライバはそれぞれ、独立して動作する事を特徴とする
    請求項18記載の強誘電体メモリ。
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