JP3319437B2 - 強誘電体メモリおよびそのアクセス方法 - Google Patents

強誘電体メモリおよびそのアクセス方法

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JP3319437B2
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  • Computer Hardware Design (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、強誘電体の分極反
転を利用した強誘電体メモリおよびそのアクセス方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年大容量の強誘電体メモリに関する研
究が盛んに行われている。強誘電体メモリは、高速アク
セスが可能で、かつ不揮発性であることから、ファイル
のストレージやレジューム機能を持つ携帯用コンピュー
タの主記憶装置などへの利用が期待されている。
【0003】強誘電体キャパシタを用いて高密度にデー
タを蓄積する初期の試みは、直交する二つの駆動配線
(ビット線およびワード線)の交点に単にキャパシタの
みを配置する単純マトリクス型と呼ばれる構成を用いた
ものであった。
【0004】図5は、単純マトリクス型強誘電体メモリ
の構成例を示す回路図である。この単純マトリクス型強
誘電体メモリ1は、複数(図5では20個)の強誘電体
キャパシタFC1〜FC20を4×5のマトリクス状に
配列したメモリセルアレイ2、ロウデコーダ3、および
センスアンプ/カラムデコーダ4により構成されてい
る。
【0005】メモリセルアレイ1では、同一行に配置さ
れた強誘電体キャパシタFC1〜FC5,FC6〜FC
10,FC11〜FC15,FC16〜FC20の一方
の電極が同一のワード線WL1,WL2,WL3,WL
4にそれぞれ接続され、同一列に配置されたFC1,F
C6,FC11,FC16の他方の電極がビット線BL
1に、FC2,FC7,FC12,FC17の他方の電
極がビット線BL2にFC3,FC8,FC13,FC
18の他方の電極がビット線BL3に、FC4,FC
9,FC14,FC19の他方の電極がビット線BL4
に、FC5,FC10,FC15,FC20の他方の電
極がビット線BL5にそれぞれ接続されている。そし
て、ワード線WL1〜WL4はロウデコーダ3に接続さ
れ、ビット線BL1〜BL5はセンスアンプ/カラムデ
コーダ4に接続されている。
【0006】強誘電体キャパシタは、ヒステリシス特性
を有しており、このヒステリシス特性を利用してデータ
の記憶および読み出しを行う。
【0007】以下、強誘電体キャパシタのヒステリシス
特性について図6に関連付けて説明する。図6におい
て、(a)がヒステリシス特性、(b)および(c)は
互いに逆相の第1のデータ(以下データ’1’)、およ
び第2のデータ(以下データ’0’)が書き込まれたキ
ャパシタの状態を示している。
【0008】強誘電体メモリは、図6(a)に示すヒス
テリシス特性において、強誘電体キャパシタにプラス側
の電圧を印加(図中C)して+Qrの残留分極電荷が残
った状態(図中A)をデータ’1’、マイナス側の電圧
を印加(図中D)して−Qrの残留分極が残った状態
(図中B)をデータ’0’として、不揮発性のメモリと
して利用する。
【0009】すなわち強誘電体メモリにおいては、デー
タの記億には強誘電体膜の分極を用い、キャパシタを構
成する両電極間に電界を加えてデータの読み出しを行
う。分極と反対方向に電界を与えた場合、分極状態が反
転し、その際放出される電荷は分極と同方向に電界を与
えた場合より大きくなるので、その差を検出することで
データを読み出せる。
【0010】たとえば、図5においてメモリセルMC1
の記録データを読み出す場合、ビット線BL1とワード
線WL1との間に所定の電位差を与える。これにより、
強誘電体キャパシタFC1に蓄積された電荷がビット線
BL1に放出され、放出された電荷をセンスアンプ/カ
ラムデコーダ4のセンスアンプで検出する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】この単純マトリクス型
強誘電体メモリの場合、基本的にメモリセルにトランジ
スタを必要としないため、極小のメモリセルサイズを実
現できる。しかし、この構成では、以下に示すようなデ
ィスターブという問題がある。
【0012】たとえばメモリセルMC1(強誘電体キャ
パシタFC1)にデータ’1’を書きこむ場合、ワード
線WL1に0Vを印加し、ビット線BL1に電源電圧V
CCを印加する。この際、たとえば非選択のワード線WL
2〜WL4の電位はVcc/2に固定されるが、たとえ
ば非選択のメモリセルMC2(強誘電体キャパシタFC
6)にデータ’0’が書き込まれていた場合、強誘電体
キャパシタFC6はデータが破壊する方向に、Vcc/
2の電圧印加、いわゆるディスターブを受けることにな
る。したがって、単純マトリクス型強誘電体メモリにお
いては、非選択の状態が長く続いたキャパシタのデータ
は徐々に劣化し、最後は消失してしまう。そのためデー
タの保持が保証できず、実用に適さなかった。
【0013】これに対しUSP4873664において
S.Sheffeieldらは、ビット線とキャパシタ
電極の間にパストランジスタを配置することでこの問題
を解決した。
【0014】その実現の方法として、1個のパストラン
ジスタと1個の強誘電体キャパシタにより1メモリセル
を構成して1ビットを記憶する方法(1トランジスタ+
1キャパシタ型セル)を採用した強誘電体メモリを図7
に示す。
【0015】図7は、1トランジスタ+1キャパシタ型
セルを有する折り返しビット線型強誘電体メモリの構成
例を示す回路図である。
【0016】この強誘電体メモリ5は、複数(図7では
8個)のメモリセルMC01〜MC08をマトリクス状
に配列したメモリセルアレイ6と、ロウデコーダ7、プ
レートデコーダ8、およびセンスアンプ(S/A)9−
1,9−2により構成されている。各メモリセルMC0
1(〜MC08)は、それぞれ1個のパストランジスタ
TR01(〜TR08)および強誘電体キャパシタFC
01(〜FC08)により構成されている。なお、パス
トランジスタTR01〜TR08は、たとえばnチャネ
ルMOSトランジスタにより構成される。
【0017】そして、同一列に配列されたメモリセルM
C01,MC03を構成する強誘電体キャパシタFC0
1,FC03の一方の電極がパストランジスタTR0
1,TR03を介してビット線BL01に接続されてい
る。同様に、メモリセルMC02,MC04を構成する
強誘電体キャパシタFC02,FC04の一方の電極が
パストランジスタTR02,TR04を介してビット線
BL03に接続され、メモリセルMC05,MC07を
構成する強誘電体キャパシタFC05,FC07の一方
の電極がパストランジスタTR05,TR07を介して
ビット線BL02に接続され、メモリセルMC06,M
C08を構成する強誘電体キャパシタFC06,FC0
8の一方の電極がパストランジスタTR06,TR08
を介してビット線BL04に接続されている。
【0018】また、メモリセルMC01,MC02を構
成する強誘電体キャパシタFC01,FC02の他方の
電極が共通のプレート線PL01に接続されている。同
様に、メモリセルMC03MC06を構成する強誘電
体キャパシタFC03〜FC06の他方の電極が共通の
プレート線PL02に接続され、メモリセルMC07,
MC08を構成する強誘電体キャパシタFC07,FC
08の他方の電極が共通のプレート線PL03に接続さ
れている。
【0019】そして、同一行に配列されたメモリセルM
C01,MC02を構成するパストランジスタTR0
1,TR02のゲート電極が共通のワード線WL01に
接続されている。同様に、同一行に配列されたメモリセ
ルMC03,MC04を構成するパストランジスタTR
03,TR04のゲート電極が共通のワード線WL02
に接続され、同一行に配列されたメモリセルMC05,
MC06を構成するパストランジスタTR05,TR0
6のゲート電極が共通のワード線WL03に接続され、
同一行に配列されたメモリセルMC07,MC08を構
成するパストランジスタTR07,TR08のゲート電
極が共通のワード線WL04に接続されている。
【0020】この1トランジスタ+1キャパシタ型セル
の読み出しおよび書き込み動作は、選択されたメモリセ
ルが接続されているワード線にたとえば電源電圧VCC
α(αはパストランジスタのしきい値電圧Vth以上の
電圧、たとえば1V)を印加してパストランジスタTR
を導通状態に保持して行う。
【0021】たとえばメモリセルMC01に対してデー
タの書き込みを行う場合は、ビット線BL01に0Vを
印加し、ワード線WL01に電源電圧VCC+1Vを印加
する。これにより、パストランジスタTR01が導通状
態となり、強誘電体キャパシタFC01の一方の電極に
0Vが印加される。このとき、プレート線PL01は0
Vに保持される。その後、プレート線PL01に電源電
圧VCCを印加し、続いて0Vを印加する。すなわち、ワ
ード線WL01が電源電圧VCCレベルに保持されている
期間に、プレート線PL01に対して0V→VCC→0V
のパルスを印加する。これにより、強誘電体キャパシタ
FC01において分極が起こり、他方の電極(プレート
線側)から一方の電極(ビット線側)に向かう分極状態
となり、書き込みが終了する。
【0022】また、メモリセルMC01のデータを読み
出す時は、ビット線BL01〜BL04に0Vを印加
し、その後オープンとする。このときもワード線WL0
1に電源電圧VCC+1Vを印加する。次に、プレート線
PL01の電位を0Vから電源電圧VCCレベルまで立ち
上げると、強誘電体の分極状態に応じた量の電荷がビッ
ト線BL01,BL3に放出される。たとえば強誘電体
キャパシタFC01の分極状態が他方の電極(プレート
線側)から一方の電極(ビット線側)に向かう状態にあ
る場合には、分極反転しない。一方、強誘電体キャパシ
タFC01の分極状態が一方の電極(ビット線側)から
他方の電極(プレート線側)に向かう状態にある場合に
は、分極反転する。そして、分極反転する場合には、分
極反転しない場合に比べて分極の変化に伴う電荷量の移
動が大きい。したがって、分極反転した場合のビット線
BL01の電位V1の方が、分極反転しない場合のビッ
ト線BL01の電位V2より大きくなる。このビット線
の電位V1またはV2を、センスアンプにおいてたとえ
ば図示しないダミーセルによる基準電位Vref (V1>
Vref >V2)との大小に応じたレベル、すなわちVCC
または0Vにラッチすることにより読み出しを行う。そ
して、最後に再びプレート線PL01に0Vを印加する
ことにより、分極反転してしまった強誘電体キャパシタ
を元の分極状態に戻す。これにより、読み出しの一連の
動作が完了する。
【0023】しかしながら、この1トランジスタ+1キ
ャパシタ型セルを採用した強誘電体メモリでは、ディス
ターブ回数をゼロにすることが可能であるが、1ビット
の記憶に少なくとも1つ以上のトランジスタを使用する
ため、セル面積が大きくなり、チップサイズの低減が難
しいという問題があった。
【0024】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、極小のセルサイズを保ちつつ、
データ破壊のない、安定したアクセスを保証できる強誘
電体メモリおよびそのアクセス方法を提供することにあ
る。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の強誘電体メモリは、第1のビット線と、第
2のビット線と、第1のワード線と、第2のワード線
と、複数のプレート線と、第1のノード電極と、上記第
1のビット線と上記第1のノード電極との間に接続さ
れ、上記第1のワード線に印加される電圧に応じて導通
状態または非導通状態に保持される第1のパストランジ
スタと、上記第1のノード電極に一方の電極が共通に接
続され、他方の電極がそれぞれ異なるプレート線に接続
された複数の強誘電体キャパシタとを有する第1のセル
ストリングと、第2のノード電極と、上記第2のビット
線と上記第2のノード電極との間に接続され、上記第2
のワード線に印加される電圧に応じて導通状態または非
導通状態に保持される第2のパストランジスタと、上記
第2のノード電極に一方の電極が共通に接続され、他方
の電極がそれぞれ異なるプレート線に接続された複数の
強誘電体キャパシタとを有する第2のセルストリング
を有し、上記第1のセルストリングの複数の強誘電体キ
ャパシタと第2のセルストリングの複数の強誘電体キャ
パシタはそれぞれ対をなして上記プレート線を共有し、
さらに、上記第1のワードおよび第2のワード線を選択
して、第1のセルストリングの複数の強誘電体キャパシ
タと第2のセルストリングの複数の強誘電体キャパシタ
に記憶されている全データに対して連続かつ一括的に読
み出しと再書き込みを行う手段とを有する。また、本発
明の強誘電体メモリは、第1のビット線と、第2のビッ
ト線と、第1のワード線と、第2のワード線と、複数の
プレート線と、第1のノード電極と、上記第1のビット
線と上記第1のノード電極との間に接続され、上記第1
のワード線に印加される電圧に応じて導通状態または非
導通状態に保持される第1のパストランジスタと、上記
第1のノード電極に一方の電極が共通に接続され、他方
の電極がそれぞれ異なるプレート線に接続された複数の
強誘電体キャパシタとを有する第1のセルストリング
と、第2のノード電極と、上記第2のビット線と上記第
2のノード電極との間に接続され、上記第2のワード線
に印加される電圧に応じて導通状態または非導通状態に
保持される第2のパストランジスタと、上記第2のノー
ド電極に一方の電極が共通に接続され、他方の電極がそ
れぞれ異な るプレート線に接続された複数の強誘電体キ
ャパシタとを有する第2のセルストリングと、上記第1
のビット線および第2のビット線が共通に接続されたセ
ンスアンプとを有し、上記第1のセルストリングの複数
の強誘電体キャパシタと第2のセルストリングの複数の
強誘電体キャパシタはそれぞれ対をなして上記プレート
線を共有している。
【0026】また、本発明では、上記第1のワード線と
第2のワード線を独立に選択して、上記第1のパストラ
ンジスタと第2のパストランジスタを独立に導通状態ま
たは非導通状態に保持させ、パストランジスタが導通状
態にあるセルストリングの複数の強誘電体キャパシタの
それぞれに対して独立にアクセス可能の手段を有する。
【0027】また、本発明では、上記第2のビット線に
参照電位を与え、上記第2のワード線が選択された場合
には、上記第1のビット線に参照電位を与える手段を有
する。
【0028】また、本発明では、データ読み出しの時に
上記第1のワード線が選択されると、第1のセルストリ
ングの各強誘電体キャパシタに記憶された全データに対
して連続かつ一括に読み出しと再書き込みを行い、さら
に引き続き上記第2のワード線を選択して、第2のセル
ストリングの各強誘電体キャパシタに記憶された全デー
タに対して連続かつ一括に読み出しと再書き込みを行
い、データ読み出しの時に上記第2のワード線が選択さ
れると、第2のセルストリングの各強誘電体キャパシタ
に記憶された全データに対して連続かつ一括に読み出し
と再書き込みを行い、さらに引き続き上記第1のワード
線を選択して、第1のセルストリングの各強誘電体キャ
パシタに記憶された全データに対して連続かつ一括に読
み出しと再書き込みを行う手段を有する。
【0029】また、本発明では、上記第1のワード線と
第2のワード線を同時に選択して、上記第1のパストラ
ンジスタと第2のパストランジスタを並列に導通状態に
保持させ、各プレート線を電極として共有する上記第1
および第2のセルストリング内の一対の強誘電体キャパ
シタに1ビットを記憶する手段を有する。
【0030】また、本発明では、データ読み出し時に、
上記第1および第2のワード線が選択されると、上記第
1および第2のセルストリングの各強誘電体キャパシタ
対に記憶された全データに対して連続かつ一括に読み出
しと再書き込みを行う手段を有する。
【0031】また、本発明では、各強誘電体キャパシタ
がビット線の上層に形成されている。
【0032】また、本発明は、第1の動作モードと第2
の動作モードで動作が可能な強誘電体メモリであって、
第1のビット線と、第2のビット線と、第1のワード線
と、第2のワード線と、複数のプレート線と、第1のノ
ード電極と、上記第1のビット線と上記第1のノード電
極との間に接続され、上記第1のワード線に印加される
電圧に応じて導通状態または非導通状態に保持される第
1のパストランジスタと、上記第1のノード電極に一方
の電極が共通に接続され、他方の電極がそれぞれ異なる
プレート線に接続された複数の強誘電体キャパシタとを
有する第1のセルストリングと、第2のノード電極と、
上記第2のビット線と上記第2のノード電極との間に接
続され、上記第2のワード線に印加される電圧に応じて
導通状態または非導通状態に保持される第2のパストラ
ンジスタと、上記第2のノード電極に一方の電極が共通
に接続され、他方の電極がそれぞれ異なるプレート線に
接続された複数の強誘電体キャパシタとを有する第2の
セルストリングと、上記第1の動作モード時には、上記
第1のワード線と第2のワード線を独立に選択して、上
記第1のパストランジスタと第2のパストランジスタを
独立に導通状態または非導通状態に保持させ、パストラ
ンジスタが導通状態にあるセルストリングの複数の強誘
電体キャパシタのそれぞれに対して独立にアクセスして
1つの強誘電体キャパシタに1ビットを記憶し、上記第
2の動作モード時には、上記第1のワード線と第2のワ
ード線を同時に選択して、上記第1のパストランジスタ
と第2のパストランジスタを並列に導通状態に保持さ
せ、各プレート線を電極として共有する上記第1および
第2のセルストリング内の一対の強誘電体キャパシタに
1ビットを記憶するモード手段とを有する。
【0033】また、本発明は、第1のビット線と、第2
のビット線と、第1のワード線と、第2のワード線と、
複数のプレート線と、第1のノード電極と、上記第1の
ビット線と上記第1のノード電極との間に接続され、上
記第1のワード線に印加される電圧に応じて導通状態ま
たは非導通状態に保持される第1のパストランジスタ
と、上記第1のノード電極に一方の電極が共通に接続さ
れ、他方の電極がそれぞれ異なるプレート線に接続され
た複数の強誘電体キャパシタとを有する第1のセルスト
リングと、第2のノード電極と、上記第2のビット線と
上記第2のノード電極との間に接続され、上記第2のワ
ード線に印加される電圧に応じて導通状態または非導通
状態に保持される第2のパストランジスタと、上記第2
のノード電極に一方の電極が共通に接続され、他方の電
極がそれぞれ異なるプレート線に接続された複数の強誘
電体キャパシタとを有する第2のセルストリングとを有
する強誘電体メモリのアクセス方法であって、上記第1
のワード線と第2のワード線を独立に選択し、データ読
み出しの時に、上記第1のワード線が選択した場合に
は、第1のセルストリングの各強誘電体キャパシタに記
憶された全データに対して連続かつ一括に読み出しと再
書き込みを行い、さらに引き続き上記第2のワード線を
選択して、第2のセルストリングの各強誘電体キャパシ
タに記憶された全データに対して連続かつ一括に読み出
しと再書き込みを行い、データ読み出しの時に上記第2
のワード線が選択した場合には、第2のセルストリング
の各強誘電体キャパシタに記憶された全データに対して
連続かつ一括に読み出しと再書き込みを行い、さらに引
き続き上記第1のワード線を選択して、第1のセルスト
リングの各強誘電体キャパシタに記憶された全データに
対して連続かつ一括に読み出しと再書き込みを行う。
【0034】また、本発明は、第1のビット線と、第2
のビット線と、第1のワード線と、第2のワード線と、
複数のプレート線と、第1のノード電極と、上記第1の
ビット線と上記第1のノード電極との間に接続され、上
記第1のワード線に印加される電圧に応じて導通状態ま
たは非導通状態に保持される第1のパストランジスタ
と、上記第1のノード電極に一方の電極が共通に接続さ
れ、他方の電極がそれぞれ異なるプレート線に接続され
た複数の強誘電体キャパシタとを有する第1のセルスト
リングと、第2のノード電極と、上記第2のビット線と
上記第2のノード電極との間に接続され、上記第2のワ
ード線に印加される電圧に応じて導通状態または非導通
状態に保持される第2のパストランジスタと、上記第2
のノード電極に一方の電極が共通に接続され、他方の電
極がそれぞれ異なるプレート線に接続された複数の強誘
電体キャパシタとを有する第2のセルストリングとを有
し、各プレート線を電極として共有する上記第1および
第2のセルストリング内の一対の強誘電体キャパシタに
1ビットを記憶する強誘電体メモリのアクセス方法であ
って、データ読み出し時に、上記第1および第2のワー
ド線を同時に選択し、上記第1および第2のセルストリ
ングの各強誘電体キャパシタ対に記憶された全データに
対して連続かつ一括に読み出しと再書き込みを行う。
【0035】本発明によれば、メモリ素子は、単純マト
リクス型のアレイをパストランジスタで細かいユニット
単位に分割した構造を持ちながらも、パストランジスタ
を介してビット線と接続される各ノード電極には、一つ
ではなく複数の強誘電体キャパシタが接続されている。
さらに、ノードまたはプレート線を共有する複数の強誘
電体キャパシタのデータアクセスは一括で連続的に行わ
れる。また、アクセスされたデータは再書き込みされ
る。
【0036】また、本発明によれば、パストランジスタ
で選択されず、選択プレート線を共有していない非選択
セルストリング内の強誘電体キャパシタはディスターブ
を受けない。さらに、セルストリング内の強誘電体キャ
パシタは連続して一括でアクセスされる。このため、そ
のアクセス時には必ず再書き込みがなされ、それまでの
データ劣化はリフレッシュされて元の状態に回復する。
これにより、どの強誘電体キャパシタがいかなる形でア
クセスされても、個々の強誘電体キャパシタが受けるデ
ィスターブ回数の上限を一定かつ非常に小さく制限でき
る。したがって分割頻度を適切に設定することにより、
極小のセルサイズを保ちつつ、デ一タ破壊のない、安定
したアクセスを保証できる。
【0037】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る折り返しビ
ット線型強誘電体メモリの一実施形態を示す回路図であ
る。本実施形態に係る強誘電体メモリ10は、上述する
ように、第1の動作モードと第2の動作モードで動作可
能で、たとえば図示しない制御系回路に対する指示によ
り動作モードが切り換えられるように構成される。
【0038】この強誘電体メモリ10は、図1に示すよ
うに、メモリセルアレイ11、ロウデコーダ12、プレ
ートデコーダ13、センスアンプ(S/A)群14、カ
ラムデコーダ15により構成されている。
【0039】メモリセルアレイ11は、それぞれメモリ
セルを構成する複数(本実施形態では16個)の強誘電
体キャパシタFC101〜FC116がマトリクス状に
配列されている。そして、メモリセルを構成する16個
の強誘電体キャパシタは、ひとつのセルユニットUTに
分割されている。なお、図1では図面の簡単化のため一
つのセルユニットのみを示しているが、メモリセルアレ
イ11は、複数のセルユニットをマトリクス状に配列し
て構成される。
【0040】セルユニットUTは、4列のセルストリン
グCST11〜CST14に分割されている。
【0041】セルストリングCST11は、nチャネル
MOSトランジスタからなるパストランジスタTR10
1、および同一列に配列された強誘電体キャパシタFC
101,FC102,FC103,FC104により構
成される。
【0042】セルストリングCST11においては、パ
ストランジスタTR101を介してビット線BL11に
接続されている一つのノード電極ND11に複数(本実
施形態では4個)のメモリセルとしての強誘電体キャパ
シタFC101,FC102,FC103,FC104
の一方の電極が共通に接続されている。各強誘電体キャ
パシタFC101,FC102,FC103,FC10
4の他方の電極はそれぞれ異なるプレート線PL11,
PL12,PL13,PL14に接続されており、メモ
リセルとしての各強誘電体キャパシタFC101,FC
102,FC103,FC104のそれぞれに対して独
立にデータの書き込みができるように構成されている。
なお、ノード電極ND11を共有する複数の強誘電体キ
ャパシタFC101,FC102,FC103,FC1
04のデータアクセスは一括で連続的に行われる。ま
た、アクセスされたデータはセンスアンプで増幅されて
再書き込みされる。
【0043】セルストリングCST12は、nチャネル
MOSトランジスタからなるパストランジスタTR10
2、および同一列に配列された強誘電体キャパシタFC
105,FC106,FC107,FC108により構
成される。
【0044】セルストリングCST12においては、パ
ストランジスタTR102を介してビット線BL12に
接続されている一つのノード電極ND12にメモリセル
としての強誘電体キャパシタFC105,FC106,
FC107,FC108の一方の電極が共通に接続され
ている。各強誘電体キャパシタFC105,FC10
6,FC107,FC108の他方の電極はそれぞれ異
なるプレート線PL11,PL12,PL13,PL1
4に接続されており、メモリセルとしての各強誘電体キ
ャパシタFC105,FC106,FC107,FC1
08のそれぞれに対して独立にデータの書き込みができ
るように構成されている。なお、ノード電極ND12を
共有する複数の強誘電体キャパシタFC105,FC1
06,FC107,FC108のデータアクセスは一括
で連続的に行われる。また、アクセスされたデータはセ
ンスアンプで増幅されて再書き込みされる。
【0045】セルストリングCST13は、nチャネル
MOSトランジスタからなるパストランジスタTR10
3、および同一列に配列された強誘電体キャパシタFC
109,FC110,FC111,FC112により構
成される。
【0046】セルストリングCST13においては、パ
ストランジスタTR103を介してビット線BL13に
接続されている一つのノード電極ND13にメモリセル
としての強誘電体キャパシタFC109,FC110,
FC111,FC112の一方の電極が共通に接続され
ている。各強誘電体キャパシタFC109,FC11
0,FC111,FC112の他方の電極はそれぞれ異
なるプレート線PL11,PL12,PL13,PL1
4に接続されており、メモリセルとしての各強誘電体キ
ャパシタFC109,FC110,FC111,FC1
12のそれぞれに対して独立にデータが書き込みができ
るように構成されている。なお、ノード電極ND13を
共有する複数の強誘電体キャパシタFC109,FC1
10,FC111,FC112のデータアクセスは一括
で連続的に行われる。また、アクセスされたデータはセ
ンスアンプで増幅されて再書き込みされる。
【0047】セルストリングCST14は、nチャネル
MOSトランジスタからなるパストランジスタTR10
4、および同一列に配列された強誘電体キャパシタFC
113,FC114,FC115,FC116により構
成される。
【0048】セルストリングCST14においては、パ
ストランジスタTR104を介してビット線BL14に
接続されている一つのノード電極ND14にメモリセル
としての強誘電体キャパシタFC113,FC114,
FC115,FC116の一方の電極が共通に接続され
ている。各強誘電体キャパシタFC113,FC11
4,FC115,FC116の他方の電極はそれぞれ異
なるプレート線PL11,PL12,PL13,PL1
4に接続されており、メモリセルとしての各強誘電体キ
ャパシタFC113,FC114,FC115,FC1
16のそれぞれに対して独立にデータが書き込みができ
るように構成されている。なお、ノード電極ND14を
共有する複数の強誘電体キャパシタFC113,FC1
14,FC115,FC116のデータアクセスは一括
で連続的に行われる。また、アクセスされたデータはセ
ンスアンプで増幅されて再書き込みされる。
【0049】そして、セルストリングCST11,CS
T13を構成するパストランジスタTR101,TR1
03のゲート電極が共通の第1の1ワード線WL11に
接続され、セルストリングCST12,CST14を構
成するパストランジスタTR102,TR104のゲー
ト電極が共通の第2のワード線WL12に接続されてい
る。
【0050】ロウデコーダ12は、アドレス指定された
ワード線、図1の例ではWL11またはWL12に、た
とえば電源電圧VCC+α(αはパストランジスタのしき
い値電圧Vth以上の電圧、たとえば1V)を印加し
て、セルユニット単位でパストランジスタを導通状態に
保持させる。そして、ロウデコーダ12は、図示しない
制御系回路のモード信号MDを受けて、第1の動作モー
ド時には、第1のワードWL11と第2のワード線WL
12を独立に駆動し、第2の動作モード時には、第1の
ワードWL11と第2のワード線WL12を同時に駆動
する。
【0051】プレートデコーダ13は、データアクセス
時にアドレス指定されたプレート線PL11〜PL14
にアドレス指定されたメモリセルとしての強誘電体キャ
パシタにデータを書き込み、または読み出し、かつ再書
き込みが行えるような所定電圧0V,VCCを印加し、非
選択のプレート線には所定電圧VCC/2を印加する。な
お、前述したように、メモリセルアレイ11に対するア
クセスは、セルユニット単位(ワード線単位)で選択が
行われ、セルストリング内の一つのノードに接続されて
いる複数(本実施形態では4個)の強誘電体キャパシタ
に対して一括で連続的に行われることから、4本のプレ
ート線PL11〜PL14はそれぞれ連続的にアドレス
指定される。
【0052】センスアンプ群14は、ビット線BL11
およびBL12が接続されたセンスアンプ141と、ビ
ット線BL13およびBL14が接続されたセンスアン
プ142を有している。各センスアンプ141,142
は、書き込み時あるいは読み出し時に、ビット線BL1
1〜BL14に読み出されたデータをラッチして増幅
し、再書き込み(リフレッシュ動作)を行う。
【0053】カラムデコーダ15は、アドレス指定に応
じてセンスアンプ141、142の選択やセンスアンプ
にラッチされた読み出しデータの出力、書き込みデータ
の対応するセンスアンプへの供給等を行う。
【0054】なお、前述したように、本実施形態に係る
強誘電体メモリ10は、第1の動作モードと第2の動作
モードで動作可能で、たとえば図示しない制御系回路に
対する指示により動作モードが切り換えられる。第1の
動作モードでは第1のワード線WL11と第2のワード
線WL12独立に動作させ、各強誘電体キャパシタ一
個について1ビットを記憶する。第2の動作モードでは
第1のワード線WL11と第2のワード線WL12を同
時に動作させ、各プレート線を電極として共有する一対
のキャパシタ、すなわち第1のセルストリングCST1
1(またはCST13)の強誘電体キャパシタの一つと
第2のセルストリングCST12(またはCST14)
内のキャパシタの一つで1ビットを記憶する。ただし、
第1の動作モードで動作する場合には、第1のワード線
WL11が選択されると、ビット線BL12(またはB
L14)に図示しないダミーセルにより参照電位が与え
られ、第2のワード線WL12が選択されると、ビット
線BL11(またはBL13)に図示しないダミーセル
により参照電位が与えられる。
【0055】次に、上記構成による読み出しおよび書き
込みを、第1の動作モードの場合と第2の動作モードの
場合とにわけ、読み出し動作を中心にして説明する。な
おここでは、ワード線WL11とプレート線PL11が
選択され、ビット線BL11がカラムとして選択された
場合、すなわちセルユニットUT1のセルストリングC
ST11の強誘電体キャパシタFC101をアクセスす
る場合を例に説明する。
【0056】まず、第1の動作モードにおける読み出し
動作について説明する。
【0057】第1の動作モードの読み出し動作 初期状態では、プレート線PL11〜PL14とビット
線BL11はVCC/2に固定されている。この状態で、
ロウデコーダ12により選択されたワード線WL11に
CC+αが印加されてセルストリングCST11および
CST13が選択される。これにより、パストランジス
タTP101,TR103が導通状態となり、ノード電
極ND11がビット線BL11に接続され、ノード電極
ND13がビット線BL13に接続される。次に、選択
されたプレート線PL11の電位がVCC/2から0Vに
切り換えられ、少なくともビット線BL11,BL12
が0Vにイコライズされた後、浮遊状態にされる。
【0058】次に、選択プレート線PL11の電位が0
Vから電源電圧VCCレベルに立ち上げられる。このと
き、非選択のプレート線PL12〜PL14の電位はV
CC/2に固定される。このとき、選択プレート線PL1
1に接続されている強誘電体キャパシタFC101がノ
ード電極ND11側からプレート線PL11側に分極し
ていれば(データ’1’)、元の分極と反対方向に電源
電圧VCCが印加されることになる。その結果、強誘電体
キャパシタFC101の分極状態が反転し、反転電荷が
ビット線BL11に放出される。一方、強誘電体キャパ
シタFC101がプレート線PL11側からノード電極
ND11側に分極していれば(データ’0’)、分極方
向と同方向の電圧が印加されているため、反転電流が流
れない。
【0059】したがって、ビット線BL11の電位上昇
は、強誘電体キャパシタFC101にデータ’1’が記
憶されている場合には大きく、データ’0’が記憶され
ている場合には小さくなる。一方、ビット線BL11と
対をなすビット線BL12に対しては、図示しないダミ
ーセルにより、データ’1’の場合の電位上昇とデー
タ’0’の場合の電位上昇の中間の電位上昇が発生され
る。換言すれば、データ’1’の場合の電位上昇とデー
タ’0’の場合の電位上昇の中間の電位の参照電位がビ
ット線BL12に与えられる。
【0060】ここで、センスアンプ141が活性化さ
れ、ビット線BL11とビット線BL12の電位差が検
出されて読み出しが行われるとともに、信号が増幅され
る。これにより、強誘電体キャパシタFC101にデー
タ’1’が記憶されていた場合には、ビット線BL11
はVCCに、ビット線BL12は0Vに駆動される。一
方、強誘電体キャパシタFC101にデータ’0’が記
憶されていた場合には、ビット線BL11は0Vに、ビ
ット線BL12はVCCに駆動される。
【0061】以上の読み出し動作において、データ’
1’が強誘電体キャパシタFC101に記憶されていた
場合には、一旦記憶データは破壊されていることから、
さらにプレート線PL11がVCCから0Vに切り換えら
れる。これにより、データのビット線BL11への読み
出し時に、分極反転した強誘電体キャパシタFC101
は再度分極反転し、元のデータが再書き込みされる。す
なわち、上述のセンスアンプ141によるビット線BL
11,BL12の駆動と、プレート線PL11のVCC
ら0Vへの切り換えにより、データ’1’,’0’共に
CCの印加電圧による再書き込みが行われ、読み出し前
の完全な状態に復帰する。
【0062】以上のように、選択プレート線PL11を
駆動することで、強誘電体キャパシタFC101のデー
タがセンスアンプ141に読み出され、増幅されて再書
き込みされる。そして、選択カラムのセンスアンプ14
1のデータのみが図示しないI/O線に送られて出力さ
れる。
【0063】ところで、以上の読み出し工程において、
ノード電極ND11の電位は、0V〜Vccの間で変動
する。したがって、VCC/2に固定された非選択のプレ
ート線PL12〜PL14に接続された非選択の強誘電
体キャパシタFC102,FC103,FC104に対
しても(±1/2)VCCが印加されることになる。さら
に、非選択のノード電極ND12に接続された強誘電体
キャパシタFC105も、プレート線PL11の駆動に
よりディスターブを受ける。この場合のディスターブ量
は浮遊状態のノードND12の電位変動によって決まる
が、強誘電体キャパシタFC106,FC107,FC
108が電位が固定されたプレート線PL12,PL1
3,PL14との間で寄生容量を形成しているので、そ
の変動量はほぼ(1/4)x(±1/2)Vcc=(±
1/8)Vccとなる。また、ノード電極ND12とプ
レート線PL11間の電位差は(±3/8)Vccであ
る。したがって、強誘電体キャパシタFC105は(3
/8)Vccの、強誘電体キャパシタFC106,FC
107,FC108は(1/8)Vccのディスターブ
を受けることになる。すなわち,選択キャパシタとノー
ド電極またはプレート線を共有する非選択キャパシタ
は、いずれも(1/8)Vcc〜(1/2)Vccのデ
ィスターブを受けることになり、各キャパシタに蓄積さ
れたデータは僅かづつ劣化する。
【0064】そこで、選択した強誘電体キャパシタFC
101の読み出しを終えたら以下の動作が行われる。す
なわち、選択プレート線PL11が電源電圧VCCからV
CC/2に戻され、今度はプレート線PL12をVCC/2
から0Vに切り換えて、再度ビット線BL11,BL1
2が0Vにイコライズされて、浮遊状態とされる。そし
て、上述した強誘電体FC101の読み出し動作と同様
の動作を行って、すなわち、プレート線PL12の電位
が0Vから電源電圧VCCレベルに立ち上げられる。この
とき、非選択のプレート線PL11,PL13,PL1
4の電位はVCC/2に固定される。この状態で、ビット
線BL11,BL12に記憶データに応じた電荷の放出
が行われ、そして、センスアンプ141が活性化され
て、強誘電体キャパシタFC102のデータがセンスア
ンプに読み出され、さらに再書き込みが行われる。
【0065】以下、順次プレート線PL13,PL14
に対してもプレート線PL12と同様の操作が行われ
て、ノード電極ND11を共有する全ての強誘電体キャ
パシタに対してデータの再書き込みが行われる。
【0066】以上のセルストリングCST11の強誘電
体キャパシタFC101〜FC104に対する連続かつ
一括に読み出しおよび再書き込みが行われた後、第1の
ワード線WL11への印加電圧が電源電圧VCC+αから
0Vに切り換えられ、今度は第2のワード線WL12へ
の印加電圧が0Vから電源電圧VCC+αに切り換えられ
る。すなわち、セルストリングCST11の強誘電体キ
ャパシタFC101〜FC104に対する連続かつ一括
に読み出しおよび再書き込みを行った後、セルストリン
グCST12のノード電極ND12を共有する4つの強
誘電体キャパシタFC105〜FC108について、読
み出しおよび再書き込み動作が行われる。これた強誘電
体キャパシタFC105〜FC108について、読み出
しおよび再書き込み動作は、上述した強誘電体キャパシ
タFC102〜FC104の場合と同様に行われること
から、ここではその詳細な説明は省略する。
【0067】これにより、強誘電体キャパシタFC10
読み出しでディスターブを受ける全ての強誘電体キャパ
シタFC102〜FC103,FC105〜FC108
が一回づつ再書き込み(リフレッシュ)されたことにな
る。
【0068】同様に、たとえば反対側のビット線BL1
2の中ほどにある強誘電体キャパシタFC106が選択
された場合には、まずワード線WL12が選択されてパ
ストランジスタTR102が導通状態に保持され、プレ
ート線PL12が駆動されて、所望の所望のデータが読
み出される。そして、その後プレート線PL13,PL
14,PL11を順次駆動して強誘電体キャパシタFC
107,FC108,FC105のリフレッシュ動作が
行われる。
【0069】続いて、ワード線WL12を非選択状態に
し(0V駆動)、ワード線WL11を選択して、パスト
ランジスタTR102非導通状態に切り換え、パストラ
ンジスタTR101が導通状態に保持される。そして、
プレート線PL12,PL13,PL14,PL11が
順次駆動されて強誘電体キャパシタFC102,FC1
03,FC104,FC101のリフレッシュ動作が行
われる。
【0070】なお、これらの制御は、まず選択ビットの
ロウアドレスから選択ワード線、および最初に駆動する
プレート線を決定し、さらに2ビットのカウンタを用い
て順次駆動するプレート線アドレスを発生することで容
易に実現できる。以上のようなステップで読み出しを行
えば、ノード電極、またはプレート線を共有する非選択
の強誘電体キャパシタはデイスターブを受けるものの、
同じアクセス工程でかならず一度再書き込み(リフレッ
シュ)が行われるので、その都度データ劣化から回復す
る。したがって、データ劣化の度合いはリフレッシュか
ら次のリフレッシュまでのディスターブ回数に限定され
る。
【0071】第1の動作モードの書き込み動作 たとえば、強誘電体FC101に対してデータを書き込
む場合は、第1のワード線WL11、およびプレート線
PL11は上述した読み出し動作の場合と同様の駆動を
行いつつ、ビット線BL11,BL12はセンスアンプ
141を介して所望のデータをストアするよう強制駆動
される。この場合にもノード電極、プレート線を共有す
る非選択セルが同様のディスターブを受けるので、読み
出しの場合と同じく、それらを順次連続してアクセス
し、再書き込みすれば良い。なお、データを各強誘電体
キャパシタ単位で書きこむ場合、非選択の強誘電体キャ
パシタについてはセンスアンプを強制駆動せず、読み出
しと再書き込みのみを行う。
【0072】具体的には、ロウデコーダ12により制御
系からアドレス指定され選択されたワード線WL11に
対して電源電圧VCC+αが印加される。これにより、セ
ルストリングCST11が選択され、パストランジスタ
TR101が導通状態に保持される。一方、非選択のワ
ード線WL12の電位は0Vに保持され、セルストリン
グCST12のパストランジスタTR102は非導通状
態に保持される。
【0073】この状態で、プレートデコーダ13により
制御系からアドレス指定され選択されたプレート線PL
11に対して、非選択のプレート線に印加されるVCC
2に代えて0Vが印加され、続いて電源電圧VCCが印加
される。また、非選択のプレート線PL12〜PL14
には、プレートデコーダ13によりVCC/2が印加され
る。このとき、選択ビット線BL11は、カラムデコー
ダ15を通して0Vにイコライズされた後、浮遊状態に
される。
【0074】これにより、強誘電体キャパシタFC10
1からパストランジスタTR101を介して記憶データ
に応じた電荷がビット線BL11に放出される。このと
き、データ’1’が書き込まれた強誘電体キャパシタか
らはデータ’0’が書き込まれた強誘電体キャパシタよ
り多くの電荷が放出される。この電荷量に基づくデータ
が、ビット線BL11を介してセンスアンプ141で感
知され(読み出され)、増幅される。読み出されたデー
タはセンスアンプ141にラッチされる。このとき、別
途、選択カラムのセンスアンプ141のみに所望のデー
タが書き込まれ、必要に応じてセンスアンプ141の状
態が反転される。
【0075】ここで、センスアンプ141に所望のデー
タとして、たとえばデータ’0’が書き込まれた場合、
センスアンプ141によりビット線BL11が0Vにド
ライブされる。このとき、プレート線PL11の電位
は、電源電圧VCCレベルに保持されている。したがっ
て、セルストリングCST11の選択された強誘電体キ
ャパシタFC101は、他方の電極(プレート線)側か
ら一方の電極(ノード電極)側に向かう分極状態とな
り、強誘電体キャパシタFC101にはデータ’0’が
書き込まれる。そして、選択プレート線PL11の電位
が0Vに切り換えられても分極反転は起こらずデータ’
0’の記録状態が保持される。
【0076】一方、センスアンプ141に所望のデータ
として、データ’1’が書き込まれた場合、センスアン
プ141によりビット線BL11がVCCにドライブされ
る。このとき、プレート線PL11の電位は、電源電圧
CCレベルに保持されている。したがって、この場合に
は書き込みは行われない。そして、選択プレート線PL
11の電位が0Vに切り換えられる。これにより、一方
の電極(ノード電極)側から他方の電極(プレート線)
側に向かう分極状態となり、強誘電体キャパシタFC1
01にはデータ’1’が書き込まれる。
【0077】以上のように選択された強誘電体キャパシ
タFC101に接続されたプレート線PL11を用いた
書き込みを行った後、選択プレート線PL11が電源電
圧VCCからVCC/2に戻され、今度はプレート線PL1
2をVCC/2から0Vに切り換えて、再度ビット線BL
11,BL12が0Vにイコライズされて、浮遊状態と
される。そして、上述した強誘電体FC101の読み出
し動作と同様の動作を行って、すなわち、プレート線P
L12の電位が0Vから電源電圧VCCレベルに立ち上げ
られる。このとき、非選択のプレート線PL11,PL
13,PL14の電位はVCC/2に固定される。この状
態で、ビット線BL11,BL12に記憶データに応じ
た電荷の放出が行われ、そして、センスアンプ141が
活性化されて、強誘電体キャパシタFC102のデータ
がセンスアンプに読み出され、さらに再書き込みが行わ
れる。
【0078】以下、順次プレート線PL13,PL14
に対してもプレート線PL12と同様の操作が行われ
て、ノード電極ND11を共有する全ての強誘電体キャ
パシタに対してデータの再書き込みが行われる。
【0079】以上のセルストリングCST11の強誘電
体キャパシタFC101〜FC104に対する連続かつ
一括に読み出しおよび再書き込みが行われた後、第1の
ワード線WL11への印加電圧が電源電圧VCC+αから
0Vに切り換えられ、今度は第2のワード線WL12へ
の印加電圧が0Vから電源電圧VCC+αに切り換えられ
る。すなわち、セルストリングCST11の強誘電体キ
ャパシタFC101〜FC104に対する連続かつ一括
に読み出しおよび再書き込みを行った後、セルストリン
グCST12のノード電極ND12を共有する4つの強
誘電体キャパシタFC105〜FC108について、読
み出しおよび再書き込み動作が行われる。これた強誘電
体キャパシタFC105〜FC108について、読み出
しおよび再書き込み動作は、上述した強誘電体キャパシ
タFC102〜FC104の場合と同様に行われる。
【0080】これにより、強誘電体キャパシタFC10
読み出しでディスターブを受ける全ての強誘電体キャパ
シタFC102〜FC103,FC105〜FC108
が一回づつ再書き込み(リフレッシュ)されたことにな
る。
【0081】次に、第2の動作モードにおける読み出し
動作を説明する。
【0082】この第2の動作モードにおいては、2つの
強誘電体キャパシタを用いて、相補的に1ビットを記憶
する。図1の構成の場合、たとえば、データはそれぞれ
強誘電体キャパシタFC101とFC105、FC10
2とFC106、FC103とFC107、FC104
とFC108、並びに、FC109とFC113、FC
110とFC114、FC111とFC115、FC1
12とFC116を対として、その分極方向により相補
的に1ビットづつが記憶される。
【0083】第2の動作モードの読み出し動作 なお、ここでは、強誘電体キャパシタFC101はノー
ド電極ND11側からプレート線PL11側に向かう方
向に、強誘電体キャパシタFC105はプレート線PL
11側からノード電極ND12側に向かう方向に分極
し、その相補的な情報でデータが記憶されているとす
る。
【0084】初期状態では、プレート線PL11〜PL
14とビット線BL11〜BL14はVCC/2に固定さ
れている。ここで、ワード線WL11およびワード線W
L12が同時に選択されて電源電圧VCC+αが印加され
る。これにより、セルストリングCST11,CST1
2のパストランジスタTR101,TR102が導通状
態に保持され、ノード電極ND11,ND12がビット
線BL11,BL12に接続される。なお、この場合、
実際にはセルストリングCST13,CST14のパス
トランジスタTR103,TR104も導通状態に保持
され、ノード電極ND13,ND14もビット線BL1
3,BL14に接続されるが、以下では、セルストリン
グCST11,CST12のみに注目して説明する。
【0085】次に、選択されたプレート線PL11の電
位がVCC/2から0Vに切り換えられ、少なくともビッ
ト線BL11,BL12が0Vにイコライズされた後、
浮遊状態にされる。
【0086】次に、プレートデコーダ13により選択プ
レート線PL11の電位が0Vから電源電圧VCCレベル
に立ち上げられる。このとき、非選択のプレート線PL
12〜PL14の電位はVCC/2に固定される。これに
より、強誘電体キャパシタFC101には元の分極と反
対方向に電源電圧VCCが印加されてその分極状態が反転
し、反転電荷が放出される。一方、強誘電体キャパシタ
FC105には分極方向と同方向の電圧が印加されるた
め、分極は反転しない。したがって、反転電荷の分だけ
ビット線BL11の電位はビット線BL12の電位より
僅かに高くなる。
【0087】ここで、センスアンプ141が活性化さ
れ、ビット線BL11とBL12の電位差が増幅されて
読み出されるとともに、ビット線BL11がVCCに、ビ
ット線BL12が0Vに駆動される。さらに、プレート
線PL11の電位が電源電圧VCCから0Vに切り換えら
れる。これにより、分極反転した強誘電体キャパシタ
(1)は再度分極し、元のデータが再書き込みされる。
【0088】本第2の動作モードにおいても、読み出し
工程における共有のノード電極ND11,ND12の電
位変動により、電位が(1/2)Vccに固定された非
選択のプレート線PL12〜PL14に接続された非選
択の強誘電体キャパシタFC102〜FC104,FC
106〜FC108に対して(士1/2)Vccが印加
される。そこで、対をなす選択された強誘電体キャパシ
タFC101,FC105の読み出しを終えたら、選択
プレート線PL11の電位がVCC/2に戻され、今度は
プレート線PL12の電位がVCC/2から0Vに切り換
えられて、再度ビット線BL11,BL12が0Vにイ
コライズして、浮遊状態とされる。そして、上述した強
誘電体FC101の読み出し動作と同様の動作を行っ
て、すなわち、プレート線PL12の電位が0Vから電
源電圧VCCレベルに立ち上げられる。このとき、非選択
のプレート線PL11,PL13,PL14の電位はV
CC/2に固定される。今度は対をなす強誘電体キャパシ
タFC102,FC106のデータがセンスアンプ14
1に読み出され、再書き込みされる。
【0089】以下、順次プレート線PL13,PL14
に対してもプレート線PL12と同様の操作が行われ
て、ノード電極ND11およびND12を共有する全て
の強誘電体キャパシタに対してデータの再書き込みが行
われる。
【0090】このようにして、本第2の動作モードにお
いても、ノード電極を共有する非選択の強誘電体キャパ
シタはディスターブを受けるものの、同じアクセス工程
でかならず一度再書き込みが行われるのでその都度デー
タ劣化から回復する。したがって、データ劣化の度合い
は再書き込みから次の再書き込みまでのディスターブ回
数に限定される。本実施形態の場合、ディスターブの上
限は6回である。
【0091】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、メモリセルアレイ11を複数のセルユニットUTに
分割し、かつ、各セルユニットを4列のセルストリング
CST11〜CST14に分割し、各セルストリングC
ST11〜CST14においては、パストランジスタを
介してビット線に接続されるノードND11〜ND14
に対してそれぞれ複数の強誘電体キャパシタの一方の電
極を接続するとともに、他方の電極をそれぞれ異なるプ
レート線PL11〜PL14に接続して各セルストリン
グ内の複数の強誘電体キャパシタに対して独立にアクセ
ス可能にし、セルストリングの所望のメモリセルとして
の強誘電体キャパシタをアクセスする場合、セルストリ
ングで選択し、選択された強誘電体キャパシタに対して
アクセス(書き込みまたは読み出し)するとともに、選
択された強誘電体キャパシタと同一の選択プレート線に
接続されたセルストリングの強誘電体キャパシタに対し
てもアクセスして再書き込みし、さらに非選択のプレー
ト線に接続された強誘電体キャパシタに対しても一括し
て連続でアクセスして再書き込みするようにしたので、
面積的オーバーヘッドを最小に抑えつつ、読み出し、書
きこみがどのような順序で行われてもディスターブ回数
は一定以内に制限することができる。したがって、デー
タ消失を伴うことなく信頼性の高いアクセスが可能とな
る利点がある。
【0092】また、本実施形態では、同一のチップで、
強誘電体キャパシタ1個に記憶する第1の動作モードと
強誘電体キャパシタ2個に記憶する第2の動作モードを
兼備するように構成したが、これに限定されることな
く、本発明が、強誘電体キャパシタ1個で1ビットを記
憶する第1の動作モードでのみ動作する構成、あるい
は、強誘電体キャパシタ2個で1ビットを記憶する第2
の動作モードでのみ動作する構成にすることが可能であ
ることはいうまでもない。ただし、第1の動作モードで
は記憶容量を大きくとれるものの、参照電位が必要とな
り、動作マージンが小さく製造歩留まりを得にくい。一
方、第2の動作モードでは製造歩留まりを得やすいが記
憶容量が小さい。したがて、これらを兼備することで、
テスト工程や製品出荷に柔軟性を得ることができる。た
とえば、まず製品を第2の動作モードでテストして、パ
スしたものを再度第1の動作モードでテストし、製品を
2通りに選別することも可能になる等の利点がある。
【0093】また、本実施形態によれば、パストランジ
スタを介してビット線に接続されるノードND11〜N
D14に対してそれぞれ複数の強誘電体キャパシタの一
方の電極を接続するように構成したが、さらに、この強
誘電体キャパシタをスタック型とすることで、パストラ
ンジスタ上にも強誘電体キャパシタを形成でき、単純マ
トリックス型とほぼ同様のセル面積が実現できる。以下
にこの利点について、図2および図3に関連付けて説明
する。
【0094】図2は、本発明に係る強誘電体メモリの強
誘電体キャパシタをスタック型とした場合の一セルスト
リング部を示す図であって、図2(A)はレイアウトを
示す平面図、図2(B)は断面図である。なお、図2に
おいては、ハッチングは省略している。またここでは、
セルストリングCST11を例に説明する。
【0095】図2において、101は半導体基板、10
2は素子分離領域、103はドレイン・ソース領域、1
04はゲート酸化膜、105はポリシリコンあるいはポ
リサイドからなるゲート電極(ワード線)、106はノ
ード電極ND11を構成する4つの強誘電体キャパシタ
の共通下部電極、107は強誘電体キャパシタ絶縁体、
108a,108b,108c,108dはプレート線
PL11,PL12,PL13,PL14を構成する上
部電極、109は層間絶縁膜、110はビット線BL1
1を構成するアルミニウム配線層をそれぞれ示してい
る。
【0096】図2に示すように、本強誘電体キャパシタ
10は、共通のノード電極ND11に接続される強誘電
体キャパシタFC101〜FC104の一方の電極を共
通に下部電極106として構成し、この下部電極上10
6に強誘電体キャパシタ絶縁体107を形成し、強誘電
体キャパシタ絶縁体107上に所定間隔をおいて上部電
極108a,108b,108c,108dを形成し
て、スタック型の強誘電体キャパシタを構成している。
そして、強誘電体キャパシタはパストランジスタの上層
に形成されている。下部電極106は、コンタクトCN
T101によりドレイン・ソース領域103に接続さ
れ、トランジスタTRの領域を介して、さらにコンタク
トCNT102を介してビット線BL11としてのアル
ミニウム配線層110に接続されている。なお、強誘電
体キャパシタ絶縁体107は、ヒステリシス特性を有す
る強誘電体材料、たとえばPbZrTiO3 ,BiSr
2 ,Ta2 9 等により構成される。
【0097】この例のように、強誘電体キャパシタをス
タック型にすることで、トランジスタTRの上にもキャ
パシタを形成でき、単純マトリックス型とほぼ同様のセ
ル面積が実現できる。
【0098】一方、図3は、従来の1トランジスタ+1
キャパシタ型セルの構造を示す図であって、図3(A)
はレイアウトを示す平面図、図3(B)は断面図であ
る。なお、図3においても、ハッチングは省略してい
る。
【0099】図3において、201は半導体基板、20
2は素子分離領域、203はドレイン・ソース領域、2
04はゲート酸化膜、205はポリシリコンあるいはポ
リサイドからなるゲート電極(ワード線)、206a,
206bはノード電極を構成する強誘電体キャパシタの
下部電極、207は強誘電体キャパシタ絶縁体、208
a,208bはプレート線PL11,PL12を構成す
る上部電極、209は層間絶縁膜、210はビット線B
L11を構成するアルミニウム配線層をそれぞれ示して
いる。
【0100】図3に示すように、従来の構造では、ノー
ド電極を共有していないことから、2ビットに一つのビ
ット線コンタクト領域CNT202と素子分離領域20
2、ビット毎のトランジスタ領域TRとノードコンタク
ト領域CNT201a,CNT201bをそれぞれ基板
上に確保する必要がある。
【0101】図2と図3を比較して明らかなように、本
発明の構成を用いれば、ビットあたりの占有面積は従来
の約1/2にまで大幅に縮小できる。しかもビット線コ
ンタクトやノードコンタクトとゲート電極との合わせ余
裕を十分に取ることができ、製造工程のマージン確保も
容易である。
【0102】また、図4は、本発明に係る強誘電体メモ
リの強誘電体キャパシタをスタック型とした場合の一セ
ルストリング部の他の構成例を示す図であって、図4
(A)はレイアウトを示す平面図、図4(B)は断面図
である。なお、図4においても、ハッチングは省略して
いる。
【0103】この例では、拡散層103を斜めにしてビ
ット線BL11の横から共有ノードND11と拡散層1
03のコンタクトを取ることで、各強誘電体キャパシタ
をビット線の上層に形成している。これにより、ビット
線方向に隣接するノード(ND11,ND13またはN
D14)間の距離を詰めることができ、メモリセル面積
をさらに縮小できる。
【0104】以上説明にした実施形態においては、同一
ノードに強誘電体キャパシタが4つ接続された場合につ
いて述べたが、強誘電体キャパシタは2つ以上であれば
何個接続されていても良い。一般に、同一ノードに接続
される強誘電体キャパシタの数が多いほど記憶密度は高
くなるが、ディスターブ回数が増えるのでデータが劣化
しやすくなる。また、データ読み出し時にビット線電位
が僅かに変動するので、同一ノードに接続されたキャパ
シタ数が多いとそこから変動分の電荷が放出されてノイ
ズになる。したがって、同一ノードに接続されるキャパ
シタ数は8個以下、すなわち2個から8個の間が望まし
い。
【0105】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
面積的オーバーヘッドを最小に抑えつつ、効果的にディ
スターブ回数を制限し、その上限を少ない回数に確定す
ることによってデータ破壊のない、安定したアクセスを
保証できる利点がある。また、本発明によれば、特性が
安定な相補型2キャパシタ/ビットの記憶方式でDRA
M並の、1キャパシタ/ビットの記憶方式でDRAMの
2倍の記憶密度が実現でき、ひいては大容量でかつ信頼
性の高い強誘電体メモリが安価に実現できる利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る強誘電体メモリの一実施形態を示
す回路図である。
【図2】本発明に係る強誘電体メモリの強誘電体キャパ
シタをスタック型とした場合の一セルストリング部を示
す図であって、(A)はレイアウトを示す平面図、
(B)は断面図である。
【図3】従来の1トランジスタ+1キャパシタ型セルの
構造を示す図であって、(A)はレイアウトを示す平面
図、(B)は断面図である。
【図4】本発明に係る強誘電体メモリの強誘電体キャパ
シタをスタック型とした場合の一セルストリング部の他
の構成例を示す図であって、(A)はレイアウトを示す
平面図、(B)は断面図である。
【図5】単純マトリクス型強誘電体メモリの構成例を示
す回路図である。
【図6】以下、強誘電体キャパシタのヒステリシス特
性、および互いに逆相のデータが書き込まれたキャパシ
タの状態を示す図である。
【図7】1トランジスタ+1キャパシタ型セルを有する
折り返しビット線型強誘電体メモリの構成例を示す回路
図である。
【符号の説明】
10…強誘電体キャパシタ、11…メモリセルアレイ、
12…ロウデコーダ、13…プレートデコーダ、14…
センスアンプ(S/A)群、141,142…センスア
ンプ、15…カラムデコーダ、FC101〜FC110
…強誘電体キャパシタ、UT…セルユニット、CST1
1〜CST14…セルストリング、WL11,WL12
…ワード線、BL11〜BL14…ビット線,PL11
〜PL14…プレート線、ND11〜ND14…ノード
電極、101…半導体基板、102…素子分離領域、1
03…ドレイン・ソース領域、104…ゲート酸化膜、
105…ゲート電極(ワード線)、106…共通下部電
極、107…強誘電体キャパシタ絶縁体、108a,1
08b,108c,108d…上部電極、109…層間
絶縁膜、110…ビット線BL11を構成するアルミニ
ウム配線層。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 27/105 G11C 11/22 G11C 14/00 JICSTファイル(JOIS)

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のビット線と、 第2のビット線と、 第1のワード線と、 第2のワード線と、 複数のプレート線と、 第1のノード電極と、上記第1のビット線と上記第1の
    ノード電極との間に接続され、上記第1のワード線に印
    加される電圧に応じて導通状態または非導通状態に保持
    される第1のパストランジスタと、上記第1のノード電
    極に一方の電極が共通に接続され、他方の電極がそれぞ
    れ異なるプレート線に接続された複数の強誘電体キャパ
    シタとを有する第1のセルストリングと、 第2のノード電極と、上記第2のビット線と上記第2の
    ノード電極との間に接続され、上記第2のワード線に印
    加される電圧に応じて導通状態または非導通状態に保持
    される第2のパストランジスタと、上記第2のノード電
    極に一方の電極が共通に接続され、他方の電極がそれぞ
    れ異なるプレート線に接続された複数の強誘電体キャパ
    シタとを有する第2のセルストリングとを有し、 上記第1のセルストリングの複数の強誘電体キャパシタ
    と第2のセルストリングの複数の強誘電体キャパシタは
    それぞれ対をなして上記プレート線を共有し、さらに、 上記第1のワードおよび第2のワード線を選択して、第
    1のセルストリングの複数の強誘電体キャパシタと第2
    のセルストリングの複数の強誘電体キャパシタに記憶さ
    れている全データに対して連続かつ一括的に読み出しと
    再書き込みを行う手段 を有する強誘電体メモリ。
  2. 【請求項2】 上記第1のワード線と第2のワード線を
    独立に選択して、上記第1のパストランジスタと第2の
    パストランジスタを独立に導通状態または非導通状態に
    保持させ、パストランジスタが導通状態にあるセルスト
    リングの複数の強誘電体キャパシタのそれぞれに対して
    独立にアクセス可能の手段を有する請求項1記載の強誘
    電体メモリ。
  3. 【請求項3】 上記第1のワード線が選択された場合に
    は、上記第2のビット線に参照電位を与え、上記第2の
    ワード線が選択された場合には、上記第1のビット線に
    参照電位を与える手段を有する請求項2記載の強誘電体
    メモリ。
  4. 【請求項4】 データ読み出しの時に上記第1のワード
    線が選択されると、第1のセルストリングの各強誘電体
    キャパシタに記憶された全データに対して連続かつ一括
    に読み出しと再書き込みを行い、さらに引き続き上記第
    2のワード線を選択して、第2のセルストリングの各強
    誘電体キャパシタに記憶された全データに対して連続か
    つ一括に読み出しと再書き込みを行い、 データ読み出しの時に上記第2のワード線が選択される
    と、第2のセルストリングの各強誘電体キャパシタに記
    憶された全データに対して連続かつ一括に読み出しと再
    書き込みを行い、さらに引き続き上記第1のワード線を
    選択して、第1のセルストリングの各強誘電体キャパシ
    タに記憶された全データに対して連続かつ一括に読み出
    しと再書き込みを行う手段を有する請求項3記載の強誘
    電体メモリ。
  5. 【請求項5】 上記第1のワード線と第2のワード線を
    同時に選択して、上記第1のパストランジスタと第2の
    パストランジスタを並列に導通状態に保持させ、各プレ
    ート線を電極として共有する上記第1および第2のセル
    ストリング内の一対の強誘電体キャパシタに1ビットを
    記憶する手段を有する請求項1記載の強誘電体メモリ。
  6. 【請求項6】 データ読み出し時に、上記第1および第
    2のワード線が選択されると、上記第1および第2のセ
    ルストリングの各強誘電体キャパシタ対に記憶された全
    データに対して連続かつ一括に読み出しと再書き込みを
    行う手段を有する請求項5記載の強誘電体メモリ。
  7. 【請求項7】 各強誘電体キャパシタがビット線の上層
    に形成されている請求項1記載の強誘電体メモリ。
  8. 【請求項8】 第1の動作モードと第2の動作モードで
    動作が可能な強誘電体メモリであって、 第1のビット線と、 第2のビット線と、 第1のワード線と、 第2のワード線と、 複数のプレート線と、 第1のノード電極と、上記第1のビット線と上記第1の
    ノード電極との間に接続され、上記第1のワード線に印
    加される電圧に応じて導通状態または非導通状態に保持
    される第1のパストランジスタと、上記第1のノード電
    極に一方の電極が共通に接続され、他方の電極がそれぞ
    れ異なるプレート線に接続された複数の強誘電体キャパ
    シタとを有する第1のセルストリングと、 第2のノード電極と、上記第2のビット線と上記第2の
    ノード電極との間に接続され、上記第2のワード線に印
    加される電圧に応じて導通状態または非導通状態に保持
    される第2のパストランジスタと、上記第2のノード電
    極に一方の電極が共通に接続され、他方の電極がそれぞ
    れ異なるプレート線に接続された複数の強誘電体キャパ
    シタとを有する第2のセルストリングと、 上記第1の動作モード時には、上記第1のワード線と第
    2のワード線を独立に選択して、上記第1のパストラン
    ジスタと第2のパストランジスタを独立に導通状態また
    は非導通状態に保持させ、パストランジスタが導通状態
    にあるセルストリングの複数の強誘電体キャパシタのそ
    れぞれに対して独立にアクセスして1つの強誘電体キャ
    パシタに1ビットを記憶し、上記第2の動作モード時に
    は、上記第1のワード線と第2のワード線を同時に選択
    して、上記第1のパストランジスタと第2のパストラン
    ジスタを並列に導通状態に保持させ、各プレート線を電
    極として共有する上記第1および第2のセルストリング
    内の一対の強誘電体キャパシタに1ビットを記憶するモ
    ード手段とを有する強誘電体メモリ。
  9. 【請求項9】 上記モード手段は、第1の動作モード時
    に、上記第1のワード線が選択された場合には、上記第
    2のビット線に参照電位を与え、上記第2のワード線が
    選択された場合には、上記第1のビット線に参照電位を
    与える請求項8記載の強誘電体メモリ。
  10. 【請求項10】 データ読み出しの時に上記第1のワー
    ド線が選択されると、第1のセルストリングの各強誘電
    体キャパシタに記憶された全データに対して連続かつ一
    括に読み出しと再書き込みを行い、さらに引き続き上記
    第2のワード線を選択して、第2のセルストリングの各
    強誘電体キャパシタに記憶された全データに対して連続
    かつ一括に読み出しと再書き込みを行い、 データ読み出しの時に上記第2のワード線が選択される
    と、第2のセルストリングの各強誘電体キャパシタに記
    憶された全データに対して連続かつ一括に読み出しと再
    書き込みを行い、さらに引き続き上記第1のワード線を
    選択して、第1のセルストリングの各強誘電体キャパシ
    タに記憶された全データに対して連続かつ一括に読み出
    しと再書き込みを行う手段を有する請求項9記載の強誘
    電体メモリ。
  11. 【請求項11】 上記モード手段は、第2の動作モード
    時のデータ読み出し時に、上記第1および第2のワード
    線が選択されると、上記第1および第2のセルストリン
    グの各強誘電体キャパシタ対に記憶された全データに対
    して連続かつ一括に読み出しと再書き込みを行う手段を
    有する請求項8記載の強誘電体メモリ。
  12. 【請求項12】 第1のビット線と、第2のビット線
    と、第1のワード線と、第2のワード線と、複数のプレ
    ート線と、第1のノード電極と、上記第1のビット線と
    上記第1のノード電極との間に接続され、上記第1のワ
    ード線に印加される電圧に応じて導通状態または非導通
    状態に保持される第1のパストランジスタと、上記第1
    のノード電極に一方の電極が共通に接続され、他方の電
    極がそれぞれ異なるプレート線に接続された複数の強誘
    電体キャパシタとを有する第1のセルストリングと、第
    2のノード電極と、上記第2のビット線と上記第2のノ
    ード電極との間に接続され、上記第2のワード線に印加
    される電圧に応じて導通状態または非導通状態に保持さ
    れる第2のパストランジスタと、上記第2のノード電極
    に一方の電極が共通に接続され、他方の電極がそれぞれ
    異なるプレート線に接続された複数の強誘電体キャパシ
    タとを有する第2のセルストリングとを有する強誘電体
    メモリのアクセス方法であって、 上記第1のワード線と第2のワード線を独立に選択し、 データ読み出しの時に、上記第1のワード線が選択した
    場合には、第1のセルストリングの各強誘電体キャパシ
    タに記憶された全データに対して連続かつ一括に読み出
    しと再書き込みを行い、さらに引き続き上記第2のワー
    ド線を選択して、第2のセルストリングの各強誘電体キ
    ャパシタに記憶された全データに対して連続かつ一括に
    読み出しと再書き込みを行い、 データ読み出しの時に上記第2のワード線が選択した場
    合には、第2のセルストリングの各強誘電体キャパシタ
    に記憶された全データに対して連続かつ一括に読み出し
    と再書き込みを行い、さらに引き続き上記第1のワード
    線を選択して、第1のセルストリングの各強誘電体キャ
    パシタに記憶された全データに対して連続かつ一括に読
    み出しと再書き込みを行う強誘電体メモリのアクセス方
    法。
  13. 【請求項13】 第1のビット線と、第2のビット線
    と、第1のワード線と、第2のワード線と、複数のプレ
    ート線と、第1のノード電極と、上記第1のビット線と
    上記第1のノード電極との間に接続され、上記第1のワ
    ード線に印加される電圧に応じて導通状態または非導通
    状態に保持される第1のパストランジスタと、上記第1
    のノード電極に一方の電極が共通に接続され、他方の電
    極がそれぞれ異なるプレート線に接続された複数の強誘
    電体キャパシタとを有する第1のセルストリングと、第
    2のノード電極と、上記第2のビット線と上記第2のノ
    ード電極との間に接続され、上記第2のワード線に印加
    される電圧に応じて導通状態または非導通状態に保持さ
    れる第2のパストランジスタと、上記第2のノード電極
    に一方の電極が共通に接続され、他方の電極がそれぞれ
    異なるプレート線に接続された複数の強誘電体キャパシ
    タとを有する第2のセルストリングとを有し、各プレー
    ト線を電極として共有する上記第1および第2のセルス
    トリング内の一対の強誘電体キャパシタに1ビットを記
    憶する強誘電体メモリのアクセス方法であって、 データ読み出し時に、上記第1および第2のワード線を
    同時に選択し、上記第1および第2のセルストリングの
    各強誘電体キャパシタ対に記憶された全データに対して
    連続かつ一括に読み出しと再書き込みを行う強誘電体メ
    モリのアクセス方法。
  14. 【請求項14】 第1のビット線と、 第2のビット線と、 第1のワード線と、 第2のワード線と、 複数のプレート線と、 第1のノード電極と、上記第1のビット線と上記第1の
    ノード電極との間に接続され、上記第1のワード線に印
    加される電圧に応じて導通状態または非導通状態に保持
    される第1のパストランジスタと、上記第1のノード電
    極に一方の電極が共通に接続され、他方の電極がそれぞ
    れ異なるプレート線に接続された複数の強誘電体キャパ
    シタとを有する第1のセルストリングと、 第2のノード電極と、上記第2のビット線と上記第2の
    ノード電極との間に接続され、上記第2のワード線に印
    加される電圧に応じて導通状態または非導通状態に保持
    される第2のパストランジスタと、上記第2のノード電
    極に一方の電極が共通に接続され、他方の電極がそれぞ
    れ異なるプレート線に接続された複数の強誘電体キャパ
    シタとを有する第2のセルストリングと、 上記第1のビット線および第2のビット線が共通に接続
    されたセンスアンプとを有し、 上記第1のセルストリングの複数の強誘電体キャパシタ
    と第2のセルストリングの複数の強誘電体キャパシタは
    それぞれ対をなして上記プレート線を共有している強誘
    電体メモリ。
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