JP2002310305A - 密封装置 - Google Patents
密封装置Info
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- JP2002310305A JP2002310305A JP2001110768A JP2001110768A JP2002310305A JP 2002310305 A JP2002310305 A JP 2002310305A JP 2001110768 A JP2001110768 A JP 2001110768A JP 2001110768 A JP2001110768 A JP 2001110768A JP 2002310305 A JP2002310305 A JP 2002310305A
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Abstract
ム密封装置を提供する。 【解決手段】ハウジング円筒面に嵌合されるゴム状弾性
体で形成された円筒状の外周部と、軸をシールする内周
部とを有した密封装置において、外周部先端側に外径が
ハウジング円筒面の内径よりも小径に設定された環状段
部6を設け、前記環状段部に突ハウジング内径よりも大
径の突起部8を円周状複数箇所設ける。
Description
るものである。更に詳しくは、組付けが容易でかつ組付
け精度に優れた外周がゴムで形成されたオイルシール等
の密封装置に関するものである。
いる密封装置においては、その外周面は円筒面とされ、
外径寸法はハウジングとの密封性を保つためハウジング
の内径よりも大径に形成されている。
装置をハウジング円筒面に組付ける際、ハウジング円筒
面が水平でない場所など、組付ける場所によっては、密
封装置をハウジング側に保持できないことがあった。こ
のような場合、圧入治具に密封装置を保持させた後、ハ
ウジング円筒面に圧入するという方法をとっているが、
ハウジングと圧入治具に保持された密封装置とのセンタ
リングを正確に行わないと、斜め組み込みやかじりが発
生する虞がある。
部先端側にハウジング円筒面より僅かに大径の環状段部
6を設けることで、ハウジング円筒面に密封装置を手で
挿入して位置決め保持した後、密封装置の基端側に圧入
治具を押し当て加圧して密封装置の嵌合部をハウジング
円筒面の正規の位置に嵌合させるものもあるが、この場
合、環状段部6はハウジング内周面と円周状均一に接触
するため、嵌合代δの変化に対する嵌合力の変化の割合
が大きくなる。(図6参照)すなわち嵌合代δが少しで
も大きくなると、嵌合力が高まってしまい、これに伴い
挿入抵抗が大きくなり手で挿入できなくなる虞があっ
た。また嵌合代δが小さい場合は、十分な弾性保持がで
きない虞があり斜め組み込みによるかじりが発生する虞
があった。このためハウジング円筒面の内径や密封装置
の環状段部の外径の寸法管理を厳しく管理する必要が生
じていた。
筒面に圧入することができる密封装置を提供することを
目的とする。
め、本発明は、ハウジング円筒面に嵌合されるゴム状弾
性体で形成された円筒状の外周部と、軸をシールする内
周部とを有した密封装置において、外周部先端側に外径
がハウジング円筒面の内径よりも小径に設定された環状
段部を設け、前記環状段部にハウジング内径よりも大径
の突起部を円周状複数箇所設けたことを特徴としてい
る。
外周部先端側にハウジング円筒面よりも小径に設定され
た環状段部を形成し、前記環状段部に突起部を円周状複
数箇所設けることで、手で圧入できる程度の挿入抵抗を
有し、挿入後は、ある程度の嵌合力をもってハウジング
円筒面に密封装置を保持することができる。また、突起
部の嵌合代δの変化に対する嵌合力の変化の割合が小さ
いのでハウジング内径と突起部に多少の寸法誤差があっ
ても、ハウジング円筒面に保持できなかったり、手で圧
入できない等の問題が防止できるとともに、ガタがある
状態でハウジング円筒面に保持されることもないので、
密封装置のセンタリングを精度良く行うことができ、斜
め組み込みによるかじりが防止される。また、圧入治具
側に密封装置を保持する構造も不要となる。
一実施例について説明する。
において、密封装置は断面L字状の補強環4を有し、前
記密封装置の内周面には軸をシールする主リップ1と、
主リップと反対側に設けられ塵、埃等の侵入を防ぐダス
トリップ3を有しており、主リップ1の外周側には、ガ
ータスプリング2が設けられている。そして、前記密封
装置の外周面にはハウジング円筒面をシールするために
ゴム部材で覆われている外周部を有している。
ハウジング円筒面に嵌合する嵌合部7が形成されてい
る。上記嵌合部は、所定の嵌合代をもたせるため、その
外径はハウジング円筒面の内径より大径に形成されてい
る。そして、密封装置の外周部先端側(密封側)には、
ハウジング円筒面よりも小径に形成された環状段部6が
形成され、前記環状段部6には、嵌合部7とほぼ同一の
径を有する断面略円形状の突起部8が円周上等間隔に設
けられている。
する密封装置をハウジング円筒面に嵌合させる場合、ま
ず密封装置外周部先端側(密封側)に設けられた環状段
部6の部分をハウジング円筒面に手で挿入し、ハウジン
グ円筒面に位置決め保持させる。(図2参照)この時、
ハウジング内周面と当接するのは、突起部8のみであ
り、ハウジング円筒面と密封装置との接触面積が少なく
なる。また、環状段部が突起部の変形を吸収するので、
嵌合代δが多少大きくなっても、嵌合力にあまり変化が
無いため、手で挿入できなくなる虞がなくなる。また、
嵌合代δに対して嵌合力の変化が少ないため突起部の径
はハウジング内径よりも十分大きく設定することができ
るため、挿入後の保持力が十分確保することができ、密
封装置をハウジング円筒面に安定的に精度良く位置決め
保持することができる。
位置決め保持された密封装置の基端側に圧入治具を押し
当て、加圧し密封装置をハウジング円筒面の正規の位置
に嵌合させる。(図1参照)これにより、油圧などハウ
ジングの内側から密封装置に圧力が加わっても、容易に
ハウジング円筒面から脱落することがなくなるととも
に、密封装置外周部5とハウジング円筒面との密封性を
確保する。
の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明
の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能であ
る。本実施形態において、突起部は、略円形状の突起と
しているが、ハウジング内に手で容易に押しこむことが
でき、しかも圧入後はガタついたり容易に脱落したりし
ない程度に設定すれば良く、例えば、図4に示すような
断面三角形状等、形状、外径、本数等は種々変形可能で
ある。
の外周部先端側をハウジング円筒面よりも小径の環状段
部とし、前記環状段部に突起を形成することによって、
密封装置をハウジング円筒面に手で容易に挿入すること
ができ、挿入後は、突起部の弾性復元力によって密封装
置を安定的に精度良く位置決め保持することができる。
また、突起部は嵌合代の変化に対する嵌合力の変化の割
合が小さいので、密封装置の寸法管理をラフにすること
ができる。また、圧入治具側に密封装置を保持する構造
が不要となる。
位置に嵌合された状態を示す部分断面図
め保持された状態を示す部分断面図
図
Claims (1)
- 【請求項1】 ハウジング円筒面に嵌合されるゴム様弾
性体で形成された円筒状の外周部と、軸をシールする内
周部とを有した密封装置において、外周部先端側に、外
径がハウジング円筒面の内径よりも小径に設定された環
状段部を設け、前記環状段部にハウジング内径よりも大
径の突起部を円周状複数箇所設けることを特徴とする密
封装置
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001110768A JP4610772B2 (ja) | 2001-04-10 | 2001-04-10 | 密封装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001110768A JP4610772B2 (ja) | 2001-04-10 | 2001-04-10 | 密封装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002310305A true JP2002310305A (ja) | 2002-10-23 |
JP4610772B2 JP4610772B2 (ja) | 2011-01-12 |
Family
ID=18962472
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001110768A Expired - Fee Related JP4610772B2 (ja) | 2001-04-10 | 2001-04-10 | 密封装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4610772B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006071058A (ja) * | 2004-09-06 | 2006-03-16 | Nok Corp | 密封装置 |
JP2009127778A (ja) * | 2007-11-26 | 2009-06-11 | Jtekt Corp | 車両用ハブユニット |
JP2010038186A (ja) * | 2008-07-31 | 2010-02-18 | Toyota Motor Corp | 密封装置 |
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JPH061935U (ja) * | 1992-06-09 | 1994-01-14 | エヌオーケー株式会社 | オイルシール |
-
2001
- 2001-04-10 JP JP2001110768A patent/JP4610772B2/ja not_active Expired - Fee Related
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EP2513529A4 (en) * | 2009-12-18 | 2013-11-06 | Skf Usa Inc | ACTUATOR SEALING WITH SMOKE |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4610772B2 (ja) | 2011-01-12 |
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