JP2002307268A - 測定装置を用いた工作物の偏心円筒部の加工方法及び加工装置 - Google Patents

測定装置を用いた工作物の偏心円筒部の加工方法及び加工装置

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JP2002307268A
JP2002307268A JP2001121117A JP2001121117A JP2002307268A JP 2002307268 A JP2002307268 A JP 2002307268A JP 2001121117 A JP2001121117 A JP 2001121117A JP 2001121117 A JP2001121117 A JP 2001121117A JP 2002307268 A JP2002307268 A JP 2002307268A
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cylindrical portion
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eccentric cylindrical
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Masahiro Ido
雅裕 井土
Kikutoshi Okada
紀久利 岡田
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Toyoda Koki KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 補正加工データを作成しなくても、汎用の
測定装置により偏心円筒部を高精度かつ安価に測定する
ことにより、工作物の偏心円筒部を高精度に加工するこ
とができる加工方法及び加工装置を提供することであ
る。 【解決手段】 工作物の軸線から偏心した偏心円筒部を
加工装置の主軸回転により遊星運動させて、加工工具を
主軸軸線に向かって遊星運動に同期して進退移動させる
とともに切込み送りして偏心円筒部を円筒状に加工す
る。そして、加工途中において、偏心円筒部を所定角度
位置に割出して停止し、測定装置を後退位置から所定角
度位置に停止された偏心円筒部を測定する測定位置に移
動させて偏心円筒部の直径を測定し、測定された直径と
目標直径との径差に応じて仕上加工を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作物の偏心円筒
部をその軸心回りに遊星運動させ、該遊星運動に同期し
て加工工具を進退運動させ、該加工工具により加工され
た偏心円筒部を測定装置により測定して偏心円筒部を高
精度に加工する加工方法及び加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内熱機関や圧縮機などに使用されるクラ
ンクシャフトの偏心部であるピン(以下、クランクピン
という。)の加工は、クランクシャフトを加工装置の主
軸軸線回りに回転させてクランクピンを遊星運動させ、
工具である砥石車をその遊星運動に同期して進退運動さ
せるとともに切込み送りして行なわれている。この加工
方法の特徴は、クランクシャフトを主軸軸線回りに回転
させるので、個々の形状に応じた専用のチャック等を使
用する必要がなく、汎用的に加工ができることである。
即ち、加工装置を制御する数値制御装置に種類の異なる
クランクシャフトの加工データを予め登録しておくこと
により、多品種のクランクシャフトのクランクピンの加
工にフレキシブルに対応することができる。
【0003】この加工方法及び加工装置を応用した従来
技術として、クランクピンを理論加工データに基づいて
試加工し、機械上に設置された測定装置を用いてクラン
クピン径を測定し、この測定値に基づいて粗研削及び仕
上研削等の理論加工データの誤差を補正する補正加工デ
ータを作成し、その補正加工データに基づいて正規の加
工を実行する方法及び装置が特開2000−21853
1公報に掲載されている。この加工装置に使われる測定
装置は、先端に取付けられたVブロックをクランクピン
に接触させると同時に、Vブロックの谷間から進退自在
に取付けられたプローブがクランクピンに常時接触し
て、プローブの前後進量を電気的に検出して、クランク
ピン直径を測定する半径測定式のものである。更に、こ
の測定装置は加工中に測定が可能であり、測定ヘッドで
あるVブロックがクランクピンの遊星運動に同期して上
下前後方向に運動できるリンク機構を備えている。この
測定装置は、加工中に工具である砥石車の早送り前進工
程、粗研削送り工程、仕上げ研削送り工程等の複数の連
続した工具の送り速度の異なる加工工程の切り替え点
を、クランクピン径の実測値より判別して数値制御装置
にフィードバックすることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記、
従来の測定装置は、測定ヘッドにVブロックを用いて半
径を測定するものであり、直径を直接高精度に測定をす
ることが困難であるとともに、クランクピンの遊星運動
に同期して進退移動することのできるリンク機構を備え
た専用装置であるため、測定装置自体が高価なものにな
る問題があった。
【0005】本発明は係る従来の不具合を解消するため
になされたのもで、汎用の測定装置により偏心円筒部を
高精度かつ安価に測定することにより、工作物の偏心円
筒部を高精度に加工することができる加工方法及び加工
装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明の構成上の特徴は、加工装置
の主軸により主軸軸線回りに回転される工作物の前記主
軸軸線から偏心した偏心円筒部の遊星運動に同期して加
工工具を前記主軸軸線に向かって進退運動させるととも
に切込み送りして前記偏心円筒部を円筒状に加工する方
法において、前記偏心円筒部を加工途中に所定角度位置
に割出し停止し、測定装置を後退位置から前記所定角度
位置に停止された偏心円筒部を測定する測定位置に移動
させて前記偏心円筒部の直径を測定することである。
【0007】請求項2に係る発明の構成上の特徴は、加
工装置の主軸により主軸軸線回りに回転される工作物の
前記主軸軸線から偏心した偏心円筒部の遊星運動に同期
して加工工具を前記主軸軸線に向かって進退運動させる
とともに切込み送りして前記偏心円筒部を円筒状に加工
する方法において、前記偏心円筒部を加工途中に所定角
度位置に停止し、測定装置を後退位置から前記所定角度
位置に割出し停止された偏心円筒部を測定する測定位置
に移動させて前記偏心円筒部の加工途中の直径を測定
し、該測定された加工途中の直径と目標直径との径差に
応じて仕上加工を行なうことである。
【0008】請求項3に係る発明の構成上の特徴は、加
工装置の主軸により主軸軸線回りに回転される工作物の
前記主軸軸線から偏心した偏心円筒部の遊星運動に同期
して加工工具を前記主軸軸線に向かって進退運動させる
とともに切込み送りして前記偏心円筒部を円筒状に加工
する加工装置において、所定角度位置に停止された前記
偏心円筒部を測定する測定位置と後退位置との間で位置
決め移動可能な測定装置を備えたことである。
【0009】請求項4に係る発明の構成上の特徴は、加
工装置の主軸により主軸軸線回りに回転される工作物の
前記主軸軸線から偏心した偏心円筒部の遊星運動に同期
して加工工具を前記主軸軸線に向かって進退運動させる
とともに切込み送りして前記偏心円筒部を円筒状に加工
する加工装置において、前記偏心円筒部を加工途中に所
定角度位置に割出し停止させる手段と、後退位置から測
定位置に位置決め移動されて所定角度位置に停止された
加工途中の偏心円筒部を測定する測定装置と、該測定さ
れた加工途中の直径と目標直径との径差に応じて仕上加
工を行なう手段とを備えたことである。
【0010】請求項5に係る発明の構成上の特徴は、請
求項3又は4に記載の加工装置において、偏心円筒部の
偏心量を工作物の種類別に登録する登録手段と、加工さ
れる工作物の種類を判別する判別手段と、前記判別手段
により判別された工作物の種類に対応する前記偏心量を
前記登録手段から検索する検索手段と、検索された偏心
量に応じて前記測定装置を後退位置から測定位置に位置
決め移動することである。
【0011】請求項6に係る発明の構成上の特徴は、請
求項3又は4に記載の加工装置において、偏心円筒部の
偏心量及び複数の偏心円筒部の工作物軸線に対する位相
角度を工作物の種類別に登録する登録手段と、加工され
る工作物の種類を判別する判別手段と、前記判別手段に
より判別された工作物の種類に対応する前記偏心量及び
複数の偏心円筒部の工作物軸線に対する位相角度を前記
登録手段から検索する検索手段と、加工中の偏心円筒部
を検索された位相角度に基づいて前記所定角度位置に割
出し位置決めする手段と、検索された偏心量に応じて前
記測定装置を後退位置から測定位置に位置決め移動する
ことである。
【0012】請求項7に係る発明の構成上の特徴は、請
求項3〜6のいずれかに記載の加工装置において、前記
測定装置が、測定ヘッドを任意の測定位置に位置決め移
動可能なサーボモータ駆動式の送り機構を備えたことで
ある。
【0013】請求項8に係る発明の構成上の特徴は、請
求項3〜6のいずれかに記載の加工装置において、前記
測定装置が、測定ヘッドを複数の測定位置に位置決め移
動可能なシリンダ駆動式の送り機構を備えたことであ
る。
【0014】請求項9に係る発明の構成上の特徴は、請
求項3〜8のいずれかに記載の加工装置において、前記
所定角度位置が前記主軸軸線を含む水平面上で前記工具
の反対側となる角度位置であることである。
【0015】請求項10に係る発明の構成上の特徴は、
請求項3〜9のいずれかに記載の加工装置において、前
記工作物がクランクシャフトで、偏心円筒部であるクラ
ンクピンを加工工具としての回転砥石車により研削加工
することである。
【0016】
【発明の作用・効果】上記のように構成した請求項1に
係る発明においては、工作物の軸線から偏心した偏心円
筒部を加工装置の主軸回転により遊星運動させ、加工工
具を主軸軸線に向かって遊星運動に同期して進退運動さ
せるとともに切込み送りして偏心円筒部を円筒状に加工
する。そして、加工途中において、偏心円筒部を所定角
度位置に割出して停止し、測定装置を後退位置から所定
角度位置に停止された偏心円筒部を測定する測定位置に
移動させて偏心円筒部の直径を測定するので、偏心円筒
部の遊星運動に同期して測定装置が進退する必要がな
く、汎用の測定装置により偏心円筒部を高精度かつ安価
に測定することができる。
【0017】上記のように構成した請求項2に係る発明
においては、工作物の軸線から偏心した偏心円筒部を加
工装置の主軸回転により遊星運動させ、加工工具を主軸
軸線に向かって遊星運動に同期して進退運動させるとと
もに切込み送りして偏心円筒部を円筒状に加工する。そ
して、加工途中において、偏心円筒部を所定角度位置に
停止し、測定装置を後退位置から所定角度位置に割出し
て停止された偏心円筒部を測定する測定位置に移動させ
て偏心円筒部の加工途中の直径を測定し、測定された加
工途中の直径と目標直径との径差に応じて仕上加工を行
なうので、上記の請求項1に係る発明における効果に加
えて、加工途中の偏心円筒部の直径を直接測定すること
により偏心円筒部を高精度に加工することができる。
【0018】上記のように構成した請求項3に係る発明
においては、工作物の軸線から偏心した偏心円筒部を加
工装置の主軸回転により遊星運動させ、加工工具を主軸
軸線に向かって遊星運動に同期して進退運動させるとと
もに切込み送りして偏心円筒部を円筒状に加工する。そ
して、所定角度位置に停止された偏心円筒部を測定する
測定位置と後退位置との間で位置決め移動可能な測定装
置により偏心円筒部の直径を測定するようにしたので、
偏心円筒部の遊星運動に同期して測定装置が進退する必
要がなく、汎用の測定装置により偏心円筒部を高精度か
つ安価に測定することができる。
【0019】上記のように構成した請求項4に係る発明
においては、工作物の軸線から偏心した偏心円筒部を加
工装置の主軸回転により遊星運動させ、加工工具を主軸
軸線に向かって遊星運動に同期して進退運動させるとと
もに切込み送りして偏心円筒部を円筒状に加工する。そ
して、偏心円筒部を加工途中に所定角度位置に割出して
停止させ、後退位置から測定位置に位置決め移動されて
所定角度位置に停止された加工途中の偏心円筒部を測定
する。測定された加工途中の直径と目標直径との径差に
応じて仕上加工を行なうので、上記の請求項3に係る発
明における効果に加え、加工物のたわみによる加工途中
の偏心円筒部の直径のバラツキを除去して偏心円筒部を
高精度に加工することができる。
【0020】上記のように構成した請求項5に係る発明
においては、偏心円筒部の偏心量を工作物の種類別に登
録する登録手段及び加工される工作物の種類を判別する
判別手段を有する。その判別手段に基づき判別された工
作物の種類に対応する偏心量を登録手段から検索する検
索手段を有するとともに、検索された偏心量に応じて測
定装置が後退位置から測定位置に位置決め移動して偏心
円筒初部の直径を測定するようにしたので、上記の請求
項3に係る発明における効果に加え、偏心円筒部の偏心
量が工作物の種類により異なる場合でも、測定ヘッドを
測定位置に容易に位置決め移動することができる。
【0021】上記のように構成した請求項6に係る発明
においては、偏心円筒部の偏心量及び複数の偏心円筒部
の工作物軸線に対する位相角度を工作物の種類別に登録
する登録手段及び加工される工作物の種類を判別する判
別手段を有する。その判別手段により判別された工作物
の種類に対応する偏心量、複数の偏心円筒部の工作物軸
線に対する位相角度を登録手段から検索する検索手段及
び加工中の偏心円筒部を検索された位相角度に基づいて
前記所定角度位置に割出し位置決めする手段を有し、検
索された偏心量に応じて前記測定装置を後退位置から測
定位置に位置決め移動するので、上記の請求項3に係る
発明おける効果に加え、偏心円筒部の偏心量及び偏心円
筒部の位相角度が工作物の種類により異なる場合でも、
測定ヘッドを測定位置に容易に位置決め移動することが
できる。
【0022】上記のように構成した請求項7に係る発明
においては、測定装置が測定ヘッドを任意の測定位置に
位置決め移動可能なサーボモータ駆動式の送り機構を備
えたので、測定ヘッドを任意の位置に前後進させること
ができ、工作物の種類により異なる偏心円筒部の偏心量
に応じて、測定ヘッドを任意の測定位置に位置決め移動
することができる。
【0023】上記のように構成した請求項8に係る発明
においては、測定装置が測定ヘッドを複数の測定位置に
位置決め移動可能なシリンダ駆動式の送り機構を備えた
ので、測定ヘッドを安価で簡単な機構で複数の位置に前
後進させることができ、工作物の種類により異なる偏心
円筒部の偏心量に応じて、測定ヘッドを複数の測定位置
に位置決め移動することができる。
【0024】上記のように構成した請求項9に係る発明
においては、所定角度位置が主軸軸線を含む水平面上で
工具の反対側となる角度位置であるので、測定装置を工
具と干渉することなく、安全に測定位置に移動させるこ
とができる。
【0025】上記のように構成した請求項10に係る発
明においては、工作物がクランクシャフトで偏心円筒部
がクランクピンであり、加工工具である回転砥石車によ
り研削加工するので、剛性の異なる種々のクランクシャ
フトのピンを汎用の測定装置により高精度かつ安価に測
定して高精度に研削加工することができる。
【0026】
【実施の形態】以下に本発明の実施形態を図面に基づい
て説明する。図1は、本発明に係る工作物の偏心円筒部
であるクランクシャフトWのクランクピンCPの加工方
法を実現するための加工装置の概略平面図及びその制御
系統図である。20は加工装置であるクランクピン研削
装置であり、ベッド1上に一対のガイドレール3,3が
加工装置のZ軸方向である横長手方向に延在しており、
テーブル2がガイドレール3,3上に摺動自在に載置さ
れている。テーブル2上には、主軸台7が左側に配置さ
れ、主軸17が取付けられている。主軸17はサーボモ
ータ9の出力軸と連結しており、サーボモータ9に取付
けられているロータリーエンコーダ18により制御回転
されるようになっている。主軸17には図略のチャック
等が取付けられており、クランクシャフトWの一端のジ
ャーナル部を回転方向に位相決めして把持するようにな
っている。主軸台7と対向する右側には心押台8が配置
されている。心押台8は、クランクシャフトWの他端の
ジャーナル部をセンタ19により回転可能に支持するよ
うになっている。これらの構成により、主軸17の回転
軸軸線とクランクシャフトWのジャーナル部の軸線が一
致するので、クランクシャフトWは主軸17の軸線回り
に制御回転されてクランクピンCPを遊星運動させる。
【0027】一対のガイドレール3,3間にはテーブル
2をZ軸方向に移動させるボールネジ4が配置され、ボ
ールネジ4の左端部はベッド1の左端面に取付けられた
サーボモータ5の出力軸に連結されている。サーボモー
タ5にはボールネジ4の回転角度を検出するためのロー
タリーエンコーダ6が取付けられている。これらの構成
により、テーブル2をZ軸方向に制御しながら摺動移動
させることができ、クランクシャフトWが有する複数の
クランクピンCPを砥石車15に整列させることができ
る。
【0028】加工装置のZ軸方向と水平面上で直交する
方向がX軸方向であり、ベッド1上にX軸方向に延在す
る一対のガイドレール11,11が配置され、砥石車1
5を有する砥石台10が、ガイドレール11,11上に
摺動可能に載置されている。一対のガイドレール11,
11間には砥石台10をX軸方向に移動させるボールネ
ジ12が配置され、ボールネジ12の後端部はベッド1
の後端面に取付けられたサーボモータ13の出力軸と連
結している。サーボモータ13には回転角度を検出する
ためのロータリーエンコーダ14が取付けられている。
これらの構成により、砥石台10をクランクシャフトW
の軸線に直交するX軸方向に制御しながら進退移動させ
ることができるので、クランクピンCPの遊星運動に同
期して進退移動させることがでる。更に、砥石台10に
装架されている砥石車15は、図略のモータにより回転
駆動されるようになっている。
【0029】16は本発明に係る測定装置であり、クラ
ンクピン研削装置20のベッド1の前端面に、砥石車1
5と対向する位置に設置されている。図2に示すよう
に、測定装置16は連結部52によりベッド1に取付け
られ固定されている。測定ヘッド41は所定厚みの略長
方形状であり、後述する上側の接触子44及び下側の可
動接触子45がクランクピンCPを測定する側に砥石車
15と対向して取付けられ、その反対側には、後述のヒ
ンジピン42を介してヘッドサポート43が取付けられ
ている。ヘッドサポート43はガイド部49に摺動可能
に載置されているヘッドスライド46に装架されてい
る。ヘッドスライド46の底部には、駆動ナット59が
取付けられており、ボールネジ50と係合している。ボ
ールネジ50はサーボモータ47の出力軸と連結してお
り、ボールネジ50の回転駆動によりヘッドスライド4
6をX軸方向に移動するようになっている。サーボモー
タ47にはロータリーエンコーダ48が取付けられてお
り、ヘッドスライド46の移動位置を制御できるように
なっている。
【0030】図3に示すように、測定ヘッド41の上側
に取付けられた接触子44は固定式で先端に接触パッド
57が取付けられており、クランクピンCPを測定する
ときの基準となっている。下側に取付けられた可動接触
子45には先端に接触パッド58が取付けられており、
計測するクランクピン径に応じて広がるようになってい
る。接触子44と可動接触子45の間隔は測定するクラ
ンクピン径よりやや狭く設定されている。可動接触子4
5の略中央部には十字バネ54が取付けられており、十
字バネ54を支点として可動接触子45が測定中に外側
に広がるように回動することができる。測定ヘッド41
内には差動トランス55が取付けられており、差動トラ
ンス55のプローブ56が進退自在に可動接触子45に
接触している。差動トランス55は、プローブ56の前
進後退量を電気的に検出して電気信号として後述の数値
制御装置30へ出力するようになっている。可動接触子
45は、接触パッド58が接触パッド57に接近する方
向に回動するように引張りバネ52により付勢されてお
り、測定をしていないアイドル状態のときには可動接触
子45はプローブ56と対向して設けられたストップ部
材53に当接して回動を制限されている。測定ヘッド4
1はヘッドサポート43にヒンジピン42を介して回動
可能に連結され、板バネ51により中立位置に弾力的に
保持されている。測定時に測定ヘッド41が板バネ51
の撥力に抗して回動することにより接触子44がクラン
クピンCPの上部に適当な接触圧で当接され、可動接触
子45が引張りバネ52の撥力によりクランクピンCP
の下部に接触される。
【0031】30は数値制御装置であり、加工動作プロ
グラム31及びクランクピン直径測定・微研削送り量算
出プログラム71等がプログラムされているとともに、
クランクピン研削装置20の各動作に対しクランクピン
CPの偏心量及び複数のクランクピンCPの主軸軸線に
対する位相角度をクランクシャフトWの種類別に登録す
る登録手段32、研削されるクランクシャフトWの種類
を判別する判別手段33、その判別手段33により判別
されたクランクシャフトWの種類に対応する偏心量及び
複数のクランクピンCPの主軸軸線に対する位相角度を
前述の登録手段32から検索する検索手段34等の機能
を有している。図6は登録手段32に使用されるデータ
テーブルであり、クランクシャフトWの種類♯1〜♯n
毎に、測定ヘッド41の前進位置を決定する各クランク
ピンCPの各偏心量S1〜Sn及び各位相角度P1〜P
n(0度=時計の9時の位置、120度=5時の位置、
180度=3時の位置、240度=1時の位置)が予め
登録されている。
【0032】数値制御装置30は、加工動作プログラム
31及びクランクピン直径測定・微研削送り量算出プロ
グラム71に従い、登録された加工データに基づいてC
PU35によりインターフェイス37を介して主軸サー
ボモータ制御回路22、砥石台サーボモータ制御回路2
3及びテーブルサーボモータ制御回路21に加工指令を
出力するように構成されている。テーブル2、砥石台1
0、及び主軸17等の動作を制御する夫々のサーボモー
タ5,9,13に取付けられたロータリーエンコーダ
6,14,18は、インターフェース37を介して数値
制御装置30に各動作の制御状況をフィードバックでき
るようになっている。
【0033】主軸17のチャックにより把持されるクラ
ンクシャフトWのジャーナル部には、クランクシャフト
Wの回転基準位置にキー溝等が形成されている。このキ
ー溝の中心線とジャーナル部の軸線とを結ぶ線分を基準
線分とし、クランクピンCPの軸線とジャーナル部軸線
とを結ぶ線分と基準線分とのなす角度をこのクランクピ
ンCPの主軸軸線に対する位相角度という。主軸17の
チャックにはジャーナル部に形成されたキー溝と係合す
るキーが設けられ、キー溝をキーに係合させてジャーナ
ル部をチャックに把持することにより、クランクシャフ
トWを主軸17に対して回転方向に位置決めしてクラン
プすることができる。これにより、主軸17がサーボモ
ータ9により各クランクピンCPの位相角度位置に応じ
て割出し回転されると、各クランクピンCPが測定装置
16により測定される所定角度位置に割出し位置決めさ
れる。
【0034】上記のように構成した実施形態において、
先ず、数値制御装置30及びクランクピン研削装置20
を稼動させる。次にオペレータが、研削するクランクシ
ャフトWのジャーナル部の一端に形成されているキー溝
部と主軸17のチャックに形成されているキーと係合さ
せて挿入し、チャックによりそのジャーナル部を把持さ
せてクランクピンCPの位相角度を位置決め可能とする
とともに、ジャーナル部の他端の軸心を心押台8のセン
タ19により回転可能に支持させる。オペレータが、研
削するクランクシャフトWの種類をキーボード等の入出
力装置36から入力してから、図4に示す加工動作プロ
グラム31をスタートさせる。入力されたクランクシャ
フトWの種類は数値制御装置30の判別手段33により
判別され、この判別されたクランクシャフトWの種類に
対応する偏心量及び複数のクランクピンCPの主軸軸線
に対する位相角度が登録手段32に登録されているデー
タから検索手段34によって検索される(ステップ6
2)。
【0035】検索されたクランクシャフトWのデータに
基づいて、数値制御装置30のCPU35は、インター
フェイス37を介して主軸サーボモータ制御回路22、
砥石台サーボモータ制御回路23及びテーブルサーボモ
ータ制御回路21に移動指令を出力する。これにより、
先ず、サーボモータ5によりボールネジ4が回転駆動さ
れて、テーブル2が最初のクランクピンCPを砥石車1
5と対向する位置に割出しする(ステップ63)。サー
ボモータ9により主軸17が回転駆動されて、主軸17
のチャックに把持されているクランクシャフトWが主軸
軸心回りに回転され、クランクピンCPが遊星運動され
る。サーボモータ13が回転駆動されて、砥石台10が
ボールネジ12を介してクランクピンCPの遊星運動に
同期して進退移動され、主軸17と砥石台10とはクラ
ンクピンCPを砥石車15により円筒状に研削加工する
ための創成運動を行う。
【0036】次に図7に示すように、検索されたクラン
クシャフトWの加工データに基づいて、砥石台10を創
成運動のための進退運動に加えて、早送り速度、粗研削
送り速度、精研削送り速度でX軸方向に前進させ、クラ
ンクピンCPを砥石車15により粗研削及び精研削をす
る(ステップ64)。クランクピンCPの精研削が終了
すると、砥石台10及び砥石車15が所定位置まで後退
し、主軸17が回転方向の原位置に停止する。そして、
クランクピンCPの直径測定及び微研削送り量の算出が
行われる(ステップ65)。
【0037】ステップ65では、図5に示すように、ク
ランクピン直径測定・微研削送り量算出プログラム71
がスタートする。クランクシャフトWの種類がキーボー
ド36等から入力された番号から判別手段33により判
別される(ステップ73)。判別された種類のクランク
シャフトWの複数のクランクピンCPの主軸軸線に対す
る位相角度が検索手段34により登録手段32から検索
される。この検索された位相角度に基づいて、主軸17
をサーボモータにより割出し回転し、最初のクランクピ
ンCPを時計の9時の位置である所定角度位置に割出し
位置決めする(ステップ74)。同じく、登録手段32
に登録されているクランクピンCPの偏心量を検索手段
34により検索して測定位置を設定する(ステップ7
5)。
【0038】測定装置16のサーボモータ47をロータ
リーエンコーダ48の検出信号をフィードバックしなが
ら回転駆動して、ボールネジ50を介してヘッドスライ
ド46を測定位置に前進移動させる(ステップ76)。
ここで、クランクシャフトWの種類が♯1のものである
ときは、ヘッドスライド46は、クランクピンCPの返
信量S1に応じた位置に接触子44,45を位置決めす
るように前進され、前記種類が♯3であれば、偏心量S
3に応じた位置に接触子44,45を位置決めするよう
に前進される。このため、加工されるクランクシャフト
Wの種類が頻繁に変わるような生産形態においても、測
定ヘッド41の前進位置は図6のデータテーブルに登録
されたその加工中のクランクシャフトWの返信量に対応
して自動設定され、これにより従来の測定装置を使用す
る場合に必要となる測定ヘッドの前進位置の手動調整が
不要となる。接触子44の接触パッド57及び可動接触
子45の接触パッド58が、ヘッドスライド46の前進
によってクランクピンCPに接触して、測定ヘッド41
がヒンジピン42により上下方向に回動して接触子44
と可動接触子44がクランクピンCPの表面をスライド
しながら移動する。ロータリーエンコーダ48の制御に
より、接触パッド57の中心がクランクピンCPの直径
を測定する上下部に接触する位置で測定ヘッド41は停
止する。このとき、下側の可動接触子45は十字バネ5
4を支点に外側に広がっており、差動トランス55のプ
ローブ56を差動トランス55の内側へ押し込んでいる
状態となる。このプローブ56の移動量が作動トランス
55により電気量に変換されクランクピンCPの直径が
電気信号として数値制御装置30に送出される。数値制
御装置30は、微研削における砥石台10の微研削送り
量を、測定されたクランクピンCPの直径に基づいて算
出する(ステップ77)。微研削送り量は、クランクピ
ンCPの直径の実測値と最終的に仕上る目標値との差の
1/2である。測定が終了すると、測定ヘッド41が測
定原位置に後退され(ステップ78)、クランクピンC
Pの直径測定及び微研削送り量算出プログラム71が終
了する。
【0039】引き続き研削加工動作プログラム31が続
行され、算出された微研削送り量だけ砥石台10が微研
削送りされてクランクピンCPが砥石車15により微研
削され、最終仕上位置に微少時間停止されてゼロ切込み
研削が行われる(ステップ66)。その後、砥石台10
が後退して、砥石車15が砥石原位置に復帰する(ステ
ップ67)。研削されたクランクピンCPか最終である
か否かがチェックされ(ステップ68)、最終でない場
合はステップ63に戻り、次に加工するクランクピンC
Pが砥石車15と対向する位置にテーブルが割出され、
以下前述と同様のステップが繰り返される。クランクピ
ンCPが研削された最終の場合には、テーブル2が原位
置に復帰され(ステップ69)、加工動作プログラム3
1が終了する。その後、オペレータがクランクシャフト
Wを主軸17のチャックより取り外し、次に加工するク
ランクシャフトWを取付ける。
【0040】なお、上記の実施形態では、加工中のクラ
ンクシャフトWの各クランクピンCPを図2に示すよう
に時計の9時位置へ定位置停止した状態で測定装置16
による測定を行うようにしているが、測定時にはクラン
クシャフトWを常に一定の角度位置に停止した状態で測
定を行ってもよい。つまり、例えば、典型的な直列4気
筒エンジン用のクランクシャフトの場合では、第1及び
第4クランクピンは時計の9時又は3時位置に位置決め
し、これらと位相が180度異なる第2及び第3クラン
クピンは時計の3時又は9時位置に位置決めし、第1及
び第4クランクピンと第2及び第3クランクピンとでは
測定ヘッド41の測定前進位置を変えるようにしてもよ
い。このように測定時にクランクシャフトWを常に一定
の角度位置に停止するようにすることにより、測定動作
に先立つクランクシャフトWの回転割り出し時間を短縮
でき、また割り出しエラーが生じる機会を減少して割り
出しエラーによる測定ヘッド41の破損が生じる機会を
減少できる。
【0041】また、上記の実施形態では、クランクピン
研削装置装置20の主軸17のチャックにオペレータが
手作業によりクランクシャフトWを取付けたが、ロボッ
トアーム等により自動で設置することもできる。
【0042】更に、上記の実施形態では、オペレータ
が、研削するクランクシャフトWの種類をキーボード等
の入出力装置36から入力したが、例えば、クランクシ
ャフトWの端面に種類が判別できる刻印を付して、搬入
する際にこの刻印を読むことのできる読み取り装置を設
け、この読み取り装置からの出力を数値制御装置30に
入力してクランクシャフトWの種類を判別するようにし
てもよい。
【0043】更に、上記の実施形態では、測定ヘッド4
1の前後方向の移動は、サーボモータ47によりボール
ネジ50を回転駆動させて行なったが、図8に示すよう
に、サーボモータを使用する替わりにシリンダ機構29
を使用してもよい。この場合、シリンダ機構29の停止
部材24がストップ部材25に当接することにより測定
ヘッド41の測定位置が位置決めされる。ストップ部材
25には停止部材24と対向する当接面が高低2段設け
られ、ストップ部材25をシリンダ28によりシフトし
て停止部材24と対向する当接面の高低を選択すること
によって、測定ヘッド41を前後の2通りの位置に位置
決めすることができる。シリンダは油圧式或いは空気式
のどちらでもよい。
【0044】更に、上記の実施形態では、測定ヘッド4
1は前後方向にのみ移動して、上下動ができる機構では
なかったが、図9に示すように、クランクピンCPが1
2時の位置に所定位置決めされた場合でも、測定ヘッド
41をサーボモータ26及び図略のボールネジの駆動に
より上下動させて、任意の高さに自動調整させることも
できる。この場合、測定ヘッド41の高さをサーボモー
タ26により位置決めした後、シリンダ機構27により
測定ヘッド41を前進させてクランクピンCPの径を測
定する。また、この測定ヘッド41を上下動させる機構
は、サーボモータ26を使用する替わりに、シリンダを
使用して測定ヘッド41を上下の2ヶ所に位置決めをす
るようにしてもよい。更に、この測定ヘッドを前後移動
させる機構は、シリンダ機構27の替わりにサーボモー
タを使用して、任意の位置に前後移動させることも可能
である。
【0045】更に、上記の実施形態では、クランクピン
CPが停止された9時の角度位置を所定角度位置とした
が、その他の角度位置、例えば10時の位置を所定角度
位置とすることもできる。この場合、クランクピンCP
の中心軸線と主軸軸線により形成される線分と平行な方
向に測定ヘッド41を進退移動させるようにする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るクランクシャフトのクランクピ
ンの加工方法を実現するための加工装置の概略平面図及
び制御系統図である。
【図2】 本発明に係る測定装置の側面図である。
【図3】 本発明に係る測定装置の内部を示す図であ
る。
【図4】 加工動作プログラムのフロー図である。
【図5】 クランクピン直径測定・微研削送り量算出プ
ログラムのフロー図である。
【図6】 クランクシャフトの加工データのデータテー
ブルである。
【図7】 砥石車による研削工程を示す概念図である。
【図8】 測定ヘッドをシリンダ駆動により前後方向の
2通りの位置に位置決めを可能にした測定装置の側面図
である。
【図9】 測定ヘッドをサーボモータによるボールネジ
駆動により上下方向の任意の位置に位置決めを可能にし
た測定装置の側面図である。
【符号の説明】
1・・・ベッド、2・・・テーブル、7・・・主軸台、
8・・・心押台、17・・・主軸、10・・・砥石台、
15・・・砥石車、16・・・測定装置、20・・・ク
ランクピン研削装置、21・・・テーブルサーボモータ
制御回路、22・・・主軸サーボモータ制御回路、23
・・・砥石台サーボモータ制御回路、30・・・数値制
御装置、31・・・加工動作プログラム、32・・・登
録手段、33・・・判別手段、34・・・検索手段、3
5・・・CPU、36・・・入出力装置、37・・・イ
ンターフェイス、41・・・測定ヘッド、42・・・ヒ
ンジピン、43・・・ヘッドサポート、44・・・接触
子、45・・・可動接触子、46・・・ヘッドスライ
ド、51・・・板バネ、53・・・ストップ部材、55
・・・差動トランス、56・・・プローブ、57,58
・・・接触パッド、71・・・クランクピン直径測定・
微研削送り量算出プログラム、CP・・・クランクピ
ン、W・・・クランクシャフト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3C034 AA01 BB91 CA02 CA12 CB01 DD01 3C043 AA02 AC25 CC03

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工装置の主軸により主軸軸線回りに回
    転される工作物の前記主軸軸線から偏心した偏心円筒部
    の遊星運動に同期して加工工具を前記主軸軸線に向かっ
    て進退運動させるとともに切込み送りして前記偏心円筒
    部を円筒状に加工する方法において、前記偏心円筒部を
    加工途中に所定角度位置に割出し停止し、測定装置を後
    退位置から前記所定角度位置に停止された偏心円筒部を
    測定する測定位置に移動させて前記偏心円筒部の直径を
    測定することを特徴とする測定装置を用いた工作物の偏
    心円筒部の加工方法。
  2. 【請求項2】 加工装置の主軸により主軸軸線回りに回
    転される工作物の前記主軸軸線から偏心した偏心円筒部
    の遊星運動に同期して加工工具を前記主軸軸線に向かっ
    て進退運動させるとともに切込み送りして前記偏心円筒
    部を円筒状に加工する方法において、前記偏心円筒部を
    加工途中に所定角度位置に停止し、測定装置を後退位置
    から前記所定角度位置に割出し停止された偏心円筒部を
    測定する測定位置に移動させて前記偏心円筒部の加工途
    中の直径を測定し、該測定された加工途中の直径と目標
    直径との径差に応じて仕上加工を行なうことを特徴とす
    る測定装置を用いた工作物の偏心円筒部の加工方法。
  3. 【請求項3】 加工装置の主軸により主軸軸線回りに回
    転される工作物の前記主軸軸線から偏心した偏心円筒部
    の遊星運動に同期して加工工具を前記主軸軸線に向かっ
    て進退運動させるとともに切込み送りして前記偏心円筒
    部を円筒状に加工する加工装置において、所定角度位置
    に停止された前記偏心円筒部を測定する測定位置と後退
    位置との間で位置決め移動可能な測定装置を備えたこと
    を特徴とする加工装置。
  4. 【請求項4】 加工装置の主軸により主軸軸線回りに回
    転される工作物の前記主軸軸線から偏心した偏心円筒部
    の遊星運動に同期して加工工具を前記主軸軸線に向かっ
    て進退運動させるとともに切込み送りして前記偏心円筒
    部を円筒状に加工する加工装置において、前記偏心円筒
    部を加工途中に所定角度位置に割出し停止させる手段
    と、後退位置から測定位置に位置決め移動されて所定角
    度位置に停止された加工途中の偏心円筒部を測定する測
    定装置と、該測定された加工途中の直径と目標直径との
    径差に応じて仕上加工を行なう手段とを備えたことを特
    徴とする加工装置。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4に記載の加工装置におい
    て、偏心円筒部の偏心量を工作物の種類別に登録する登
    録手段と、加工される工作物の種類を判別する判別手段
    と、前記判別手段により判別された工作物の種類に対応
    する前記偏心量を前記登録手段から検索する検索手段
    と、検索された偏心量に応じて前記測定装置を後退位置
    から測定位置に位置決め移動することを特徴とする加工
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項3又は4に記載の加工装置におい
    て、偏心円筒部の偏心量及び複数の偏心円筒部の工作物
    軸線に対する位相角度を工作物の種類別に登録する登録
    手段と、加工される工作物の種類を判別する判別手段
    と、前記判別手段により判別された工作物の種類に対応
    する前記偏心量及び複数の偏心円筒部の工作物軸線に対
    する位相角度を前記登録手段から検索する検索手段と、
    加工中の偏心円筒部を検索された位相角度に基づいて前
    記所定角度位置に割出し位置決めする手段と、検索され
    た偏心量に応じて前記測定装置を後退位置から測定位置
    に位置決め移動することを特徴とする加工装置。
  7. 【請求項7】 請求項3〜6のいずれかに記載の加工装
    置において、前記測定装置が、測定ヘッドを任意の測定
    位置に位置決め移動可能なサーボモータ駆動式の送り機
    構を備えたことを特徴とする加工装置。
  8. 【請求項8】 請求項3〜6のいずれかに記載の加工装
    置において、前記測定装置が、測定ヘッドを複数の測定
    位置に位置決め移動可能なシリンダ駆動式の送り機構を
    備えたことを特徴とする加工装置。
  9. 【請求項9】 請求項3〜8のいずれかに記載の加工装
    置において、前記所定角度位置が前記主軸軸線を含む水
    平面上で前記工具の反対側となる角度位置であることを
    特徴とする加工装置。
  10. 【請求項10】 請求項3〜9のいずれかに記載の加工
    装置において、前記工作物がクランクシャフトで、偏心
    円筒部であるクランクピンを加工工具としての回転砥石
    車により研削加工することを特徴とする加工装置。
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