JP2002303261A - 容量可変型斜板式圧縮機 - Google Patents
容量可変型斜板式圧縮機Info
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- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims abstract description 70
- 230000006835 compression Effects 0.000 claims abstract description 67
- 238000007906 compression Methods 0.000 claims abstract description 67
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 17
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 14
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 14
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 230000033001 locomotion Effects 0.000 description 2
- 239000003507 refrigerant Substances 0.000 description 2
- 238000005057 refrigeration Methods 0.000 description 2
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B27/00—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
- F04B27/08—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
- F04B27/10—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis having stationary cylinders
- F04B27/1036—Component parts, details, e.g. sealings, lubrication
- F04B27/1054—Actuating elements
- F04B27/1072—Pivot mechanisms
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】リンク機構の圧縮反力伝達部に過大な面圧が発
生せず且つリンク機構が従来に比べて簡素化され軽量化
された容量可変型斜板式圧縮機を提供する。 【解決手段】駆動軸１と、駆動軸に固定されたローター
と、駆動軸が挿通された斜板３と、斜板の駆動軸に対す
る傾角変動を許容しつつローターと斜板とを駆動軸回り
に相対回転不能に連結し且つ圧縮反力を斜板からロータ
ーへ伝達するリンク機構９と、シューを介して斜板に係
留された複数の片頭ピストンと、片頭ピストンが摺動可
能に挿入された複数のボアを有するシリンダブロックと
を備え、リンク機構は単一の圧縮反力伝達部を有し、高
吐出圧時に、リンク機構の圧縮反力伝達部に対する圧縮
反力合力の着力点が、圧縮反力伝達部の領域内に在る。
生せず且つリンク機構が従来に比べて簡素化され軽量化
された容量可変型斜板式圧縮機を提供する。 【解決手段】駆動軸１と、駆動軸に固定されたローター
と、駆動軸が挿通された斜板３と、斜板の駆動軸に対す
る傾角変動を許容しつつローターと斜板とを駆動軸回り
に相対回転不能に連結し且つ圧縮反力を斜板からロータ
ーへ伝達するリンク機構９と、シューを介して斜板に係
留された複数の片頭ピストンと、片頭ピストンが摺動可
能に挿入された複数のボアを有するシリンダブロックと
を備え、リンク機構は単一の圧縮反力伝達部を有し、高
吐出圧時に、リンク機構の圧縮反力伝達部に対する圧縮
反力合力の着力点が、圧縮反力伝達部の領域内に在る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は駆動軸と、駆動軸
と、駆動軸に固定されたローターと、駆動軸が挿通され
た斜板と、斜板の駆動軸に対する傾角変動を許容しつつ
ローターと斜板とを駆動軸回りに相対回転不能に連結し
且つ圧縮反力を斜板からローターへ伝達するリンク機構
と、シューを介して斜板に係留された複数の片頭ピスト
ンと、片頭ピストンが摺動可能に挿入された複数のボア
を有するシリンダブロックとを備える容量可変型斜板式
圧縮機に関するものである。
と、駆動軸に固定されたローターと、駆動軸が挿通され
た斜板と、斜板の駆動軸に対する傾角変動を許容しつつ
ローターと斜板とを駆動軸回りに相対回転不能に連結し
且つ圧縮反力を斜板からローターへ伝達するリンク機構
と、シューを介して斜板に係留された複数の片頭ピスト
ンと、片頭ピストンが摺動可能に挿入された複数のボア
を有するシリンダブロックとを備える容量可変型斜板式
圧縮機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】上記構成を有する容量可変型斜板式圧縮
機においては、リンク機構の圧縮反力伝達部において、
圧縮反力が斜板からローターへ伝達される。リンク機構
の圧縮反力伝達部に対する圧縮反力合力の着力点は、図
１に示すように、吐出圧の増加に伴って直線的に径方向
外方へ移動する。図１から分かるように、従来の容量可
変型斜板式圧縮機においては、リンク機構の圧縮反力伝
達部に対する圧縮反力合力の着力点は、圧縮反力伝達部
の領域から外れており、圧縮反力伝達部に過大な面圧が
発生するのを防止するために、前記着力点を挟んで一対
の圧縮反力伝達部を配設していた。
機においては、リンク機構の圧縮反力伝達部において、
圧縮反力が斜板からローターへ伝達される。リンク機構
の圧縮反力伝達部に対する圧縮反力合力の着力点は、図
１に示すように、吐出圧の増加に伴って直線的に径方向
外方へ移動する。図１から分かるように、従来の容量可
変型斜板式圧縮機においては、リンク機構の圧縮反力伝
達部に対する圧縮反力合力の着力点は、圧縮反力伝達部
の領域から外れており、圧縮反力伝達部に過大な面圧が
発生するのを防止するために、前記着力点を挟んで一対
の圧縮反力伝達部を配設していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】複数の圧縮反力伝達部
を配設することは、リンク機構の複雑化と重量化とを招
く。本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、駆
動軸と、駆動軸に固定されたローターと、駆動軸が挿通
された斜板と、斜板の駆動軸に対する傾角変動を許容し
つつローターと斜板とを駆動軸回りに相対回転不能に連
結し且つ圧縮反力を斜板からローターへ伝達するリンク
機構と、シューを介して斜板に係留された複数の片頭ピ
ストンと、片頭ピストンが摺動可能に挿入された複数の
ボアを有するシリンダブロックとを備える容量可変型斜
板式圧縮機であって、リンク機構の圧縮反力伝達部に過
大な面圧が発生せず且つリンク機構が従来に比べて簡素
化され軽量化された容量可変型斜板式圧縮機を提供する
ことを目的とする。
を配設することは、リンク機構の複雑化と重量化とを招
く。本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、駆
動軸と、駆動軸に固定されたローターと、駆動軸が挿通
された斜板と、斜板の駆動軸に対する傾角変動を許容し
つつローターと斜板とを駆動軸回りに相対回転不能に連
結し且つ圧縮反力を斜板からローターへ伝達するリンク
機構と、シューを介して斜板に係留された複数の片頭ピ
ストンと、片頭ピストンが摺動可能に挿入された複数の
ボアを有するシリンダブロックとを備える容量可変型斜
板式圧縮機であって、リンク機構の圧縮反力伝達部に過
大な面圧が発生せず且つリンク機構が従来に比べて簡素
化され軽量化された容量可変型斜板式圧縮機を提供する
ことを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、駆動軸と、駆動軸に固定された
ローターと、駆動軸が挿通された斜板と、斜板の駆動軸
に対する傾角変動を許容しつつローターと斜板とを駆動
軸回りに相対回転不能に連結し且つ圧縮反力を斜板から
ローターへ伝達するリンク機構と、シューを介して斜板
に係留された複数の片頭ピストンと、片頭ピストンが摺
動可能に挿入された複数のボアを有するシリンダブロッ
クとを備え、リンク機構は単一の圧縮反力伝達部を有
し、高吐出圧時に、リンク機構の圧縮反力伝達部に対す
る圧縮反力合力の着力点が、圧縮反力伝達部の領域内に
在ることを特徴とする容量可変型斜板式圧縮機を提供す
る。本発明に係る容量可変型斜板式圧縮機のリンク機構
は、単一の圧縮反力伝達部を有しており、一対の圧縮反
力伝達部を有する従来の容量可変型斜板式圧縮機のリン
ク機構に比べて簡素化され軽量化されている。高吐出圧
時に、リンク機構の圧縮反力伝達部に対する圧縮反力合
力の着力点が、圧縮反力伝達部の領域内に在るので、圧
縮反力伝達部には過大な面圧は発生しない。低吐出圧時
には、リンク機構の圧縮反力伝達部に対する圧縮反力合
力の着力点は、圧縮反力伝達部の領域外に在るが、低吐
出圧時には圧縮反力合力が小さいので、圧縮反力伝達部
には過大な面圧は発生しない。
に、本発明においては、駆動軸と、駆動軸に固定された
ローターと、駆動軸が挿通された斜板と、斜板の駆動軸
に対する傾角変動を許容しつつローターと斜板とを駆動
軸回りに相対回転不能に連結し且つ圧縮反力を斜板から
ローターへ伝達するリンク機構と、シューを介して斜板
に係留された複数の片頭ピストンと、片頭ピストンが摺
動可能に挿入された複数のボアを有するシリンダブロッ
クとを備え、リンク機構は単一の圧縮反力伝達部を有
し、高吐出圧時に、リンク機構の圧縮反力伝達部に対す
る圧縮反力合力の着力点が、圧縮反力伝達部の領域内に
在ることを特徴とする容量可変型斜板式圧縮機を提供す
る。本発明に係る容量可変型斜板式圧縮機のリンク機構
は、単一の圧縮反力伝達部を有しており、一対の圧縮反
力伝達部を有する従来の容量可変型斜板式圧縮機のリン
ク機構に比べて簡素化され軽量化されている。高吐出圧
時に、リンク機構の圧縮反力伝達部に対する圧縮反力合
力の着力点が、圧縮反力伝達部の領域内に在るので、圧
縮反力伝達部には過大な面圧は発生しない。低吐出圧時
には、リンク機構の圧縮反力伝達部に対する圧縮反力合
力の着力点は、圧縮反力伝達部の領域外に在るが、低吐
出圧時には圧縮反力合力が小さいので、圧縮反力伝達部
には過大な面圧は発生しない。
【０００５】
【発明の実施の形態】本発明の実施例に係る容量可変型
斜板式圧縮機を説明する。図２に示すように、容量可変
型斜板式圧縮機Ａは、駆動軸１と、駆動軸１に固定され
たローター２と、駆動軸１が挿通された斜板３とを備え
ている。シュー４を介して斜板３に係留された複数の片
頭ピストン５が、シリンダブロック６に形成された複数
のシリンダボア６ａに摺動可能に嵌合している。駆動軸
１、ローター２、斜板３を収容するフロントハウジング
７が配設されている。吸入室と吐出室とを形成するシリ
ンダヘッド８が配設されている。シリンダブロック６、
フロントハウジング７、シリンダヘッド８は一体に組み
付けられている。駆動軸１はフロントハウジング７とシ
リンダブロック６とにより回転可能に支持されている。
斜板式圧縮機を説明する。図２に示すように、容量可変
型斜板式圧縮機Ａは、駆動軸１と、駆動軸１に固定され
たローター２と、駆動軸１が挿通された斜板３とを備え
ている。シュー４を介して斜板３に係留された複数の片
頭ピストン５が、シリンダブロック６に形成された複数
のシリンダボア６ａに摺動可能に嵌合している。駆動軸
１、ローター２、斜板３を収容するフロントハウジング
７が配設されている。吸入室と吐出室とを形成するシリ
ンダヘッド８が配設されている。シリンダブロック６、
フロントハウジング７、シリンダヘッド８は一体に組み
付けられている。駆動軸１はフロントハウジング７とシ
リンダブロック６とにより回転可能に支持されている。
【０００６】図２、３に示すように、駆動軸１の一方の
側で且つ駆動軸１に平行に、ローター２から斜板３へ向
けてローターアーム２ａが延びている。ローターアーム
２ａに長円形のジャーナルピボットピン挿通孔２ｂが形
成されている。ジャーナピボットピン挿通孔２ｂは、駆
動軸１の中心軸線Ｘと斜板３の上死点Ｐとにより形成さ
れる平面に直交して延在している。駆動軸１の一方の側
で且つ駆動軸１に平行に、斜板３のボス部からローター
２へ向けてボスアーム３ａが延びている。ボスアーム３
ａにジャーナピボットピン３ｂが固定されている。ジャ
ーナピボットピン３ｂは、駆動軸１の中心軸線Ｘと斜板
３の上死点Ｐとにより形成される平面に直交して延在し
ている。ジャーナピボットピン３ｂはジャーナピボット
ピン挿通孔２ｂに挿通されている。ローターアーム２
ａ、ジャーナルピボットピン挿通孔２ｂ、ボスアーム３
ａ、ジャーナルピボットピン３ｂによりリンク機構９が
形成されている。リンク機構９は、駆動軸１に対する斜
板３の傾角変動を許容しつつ、ローター２と斜板３とを
駆動軸１回りに相対回転不能に連結し、且つ片頭ピスト
ン５から斜板３に伝達された圧縮反力を、斜板３からロ
ーター２へ伝達する。斜板３からローター２への圧縮反
力の伝達は、ジャーナルピボットピン３ｂとジャーナル
ピボットピン挿通孔２ｂ囲壁との当接部を介して行われ
る。従って、ジャーナルピボットピン挿通孔２ｂの囲壁
が、リンク機構９の圧縮反力伝達部を形成している。
側で且つ駆動軸１に平行に、ローター２から斜板３へ向
けてローターアーム２ａが延びている。ローターアーム
２ａに長円形のジャーナルピボットピン挿通孔２ｂが形
成されている。ジャーナピボットピン挿通孔２ｂは、駆
動軸１の中心軸線Ｘと斜板３の上死点Ｐとにより形成さ
れる平面に直交して延在している。駆動軸１の一方の側
で且つ駆動軸１に平行に、斜板３のボス部からローター
２へ向けてボスアーム３ａが延びている。ボスアーム３
ａにジャーナピボットピン３ｂが固定されている。ジャ
ーナピボットピン３ｂは、駆動軸１の中心軸線Ｘと斜板
３の上死点Ｐとにより形成される平面に直交して延在し
ている。ジャーナピボットピン３ｂはジャーナピボット
ピン挿通孔２ｂに挿通されている。ローターアーム２
ａ、ジャーナルピボットピン挿通孔２ｂ、ボスアーム３
ａ、ジャーナルピボットピン３ｂによりリンク機構９が
形成されている。リンク機構９は、駆動軸１に対する斜
板３の傾角変動を許容しつつ、ローター２と斜板３とを
駆動軸１回りに相対回転不能に連結し、且つ片頭ピスト
ン５から斜板３に伝達された圧縮反力を、斜板３からロ
ーター２へ伝達する。斜板３からローター２への圧縮反
力の伝達は、ジャーナルピボットピン３ｂとジャーナル
ピボットピン挿通孔２ｂ囲壁との当接部を介して行われ
る。従って、ジャーナルピボットピン挿通孔２ｂの囲壁
が、リンク機構９の圧縮反力伝達部を形成している。
【０００７】リンク機構９の圧縮反力伝達部に対する圧
縮反力合力の着力点は、図３に示すように、吐出圧の増
加に伴って直線的に径方向外方へ移動する。高吐出圧時
に、リンク機構９の圧縮反力伝達部に対する圧縮反力合
力の着力点が、圧縮反力伝達部の領域内に在るように、
より具体的には、ジャーナルピボットピン挿通孔２ｂ囲
壁の領域内に在るように、ジャーナルピボットピン挿通
孔２ｂが位置決めされている。
縮反力合力の着力点は、図３に示すように、吐出圧の増
加に伴って直線的に径方向外方へ移動する。高吐出圧時
に、リンク機構９の圧縮反力伝達部に対する圧縮反力合
力の着力点が、圧縮反力伝達部の領域内に在るように、
より具体的には、ジャーナルピボットピン挿通孔２ｂ囲
壁の領域内に在るように、ジャーナルピボットピン挿通
孔２ｂが位置決めされている。
【０００８】容量可変型斜板式圧縮機Ａにおいては、図
示しない外部駆動源により駆動軸１が回転駆動される。
駆動軸１の回転が、リンク機構９を介して斜板３に伝達
される。斜板３の回転が、シュー４により中心軸線Ｘ方
向の往復運動に変換されてピストン５に伝達され、ピス
トン５がシリンダボア６ａ内で往復移動する。ピストン
５の往復移動に伴い、外部冷凍回路から吸入室へ還流し
た冷媒が、シリンダボア６ａ内へ吸引されて圧縮され
る。圧縮された冷媒は吐出室へ吐出し、外部冷凍回路へ
還流する。ジャーナルピボットピン３ｂが長円形のジャ
ーナルピボットピン挿通孔２ｂ内で、長円の長軸方向に
移動することにより、駆動軸１に対する斜板３の傾角が
変動し、容量可変型斜板式圧縮機Ａの吐出容量が変動す
る。圧縮反力がピストン５から斜板３へ伝達され、ジャ
ーナルピボットピン３ｂとジャーナルピボットピン挿通
孔２ｂ囲壁との当接部を介して、斜板３からローター２
へ伝達され、更にローター２からヘからフロントハウジ
ング７へ伝達される。
示しない外部駆動源により駆動軸１が回転駆動される。
駆動軸１の回転が、リンク機構９を介して斜板３に伝達
される。斜板３の回転が、シュー４により中心軸線Ｘ方
向の往復運動に変換されてピストン５に伝達され、ピス
トン５がシリンダボア６ａ内で往復移動する。ピストン
５の往復移動に伴い、外部冷凍回路から吸入室へ還流し
た冷媒が、シリンダボア６ａ内へ吸引されて圧縮され
る。圧縮された冷媒は吐出室へ吐出し、外部冷凍回路へ
還流する。ジャーナルピボットピン３ｂが長円形のジャ
ーナルピボットピン挿通孔２ｂ内で、長円の長軸方向に
移動することにより、駆動軸１に対する斜板３の傾角が
変動し、容量可変型斜板式圧縮機Ａの吐出容量が変動す
る。圧縮反力がピストン５から斜板３へ伝達され、ジャ
ーナルピボットピン３ｂとジャーナルピボットピン挿通
孔２ｂ囲壁との当接部を介して、斜板３からローター２
へ伝達され、更にローター２からヘからフロントハウジ
ング７へ伝達される。
【０００９】容量可変型斜板式圧縮機Ａのリンク機構９
は、単一のジャーナルピボットピン挿通孔２ｂの囲壁に
より構成される単一の圧縮反力伝達部を有しており、一
対の圧縮反力伝達部を有する従来のリンク機構に比べて
簡素化され、軽量化されている。高吐出圧時には、リン
ク機構９の圧縮反力伝達部に対する圧縮反力合力の着力
点は、圧縮反力伝達部の領域内に在るので、圧縮反力伝
達部、より具体的には、ジャーナルピボットピン挿通孔
２ｂの囲壁には、過大な面圧は発生しない。低吐出圧時
には、リンク機構９の圧縮反力伝達部に対する圧縮反力
合力の着力点は、圧縮反力伝達部の領域外に在るが、低
吐出圧時には圧縮反力合力が小さいので、圧縮反力伝達
部、より具体的には、ジャーナルピボットピン挿通孔２
ｂ囲壁には、過大な面圧は発生しない。
は、単一のジャーナルピボットピン挿通孔２ｂの囲壁に
より構成される単一の圧縮反力伝達部を有しており、一
対の圧縮反力伝達部を有する従来のリンク機構に比べて
簡素化され、軽量化されている。高吐出圧時には、リン
ク機構９の圧縮反力伝達部に対する圧縮反力合力の着力
点は、圧縮反力伝達部の領域内に在るので、圧縮反力伝
達部、より具体的には、ジャーナルピボットピン挿通孔
２ｂの囲壁には、過大な面圧は発生しない。低吐出圧時
には、リンク機構９の圧縮反力伝達部に対する圧縮反力
合力の着力点は、圧縮反力伝達部の領域外に在るが、低
吐出圧時には圧縮反力合力が小さいので、圧縮反力伝達
部、より具体的には、ジャーナルピボットピン挿通孔２
ｂ囲壁には、過大な面圧は発生しない。
【００１０】
【発明の効果】以上説明したごとく、本発明に係る容量
可変型斜板式圧縮機のリンク機構は、単一の圧縮反力伝
達部を有しており、一対の圧縮反力伝達部を有する従来
の容量可変型斜板式圧縮機のリンク機構に比べて簡素化
され軽量化されている。高吐出圧時には、リンク機構の
圧縮反力伝達部に対する圧縮反力合力の着力点が、圧縮
反力伝達部の領域内に在るので、圧縮反力伝達部には過
大な面圧は発生しない。低吐出圧時には、リンク機構の
圧縮反力伝達部に対する圧縮反力合力の着力点は、圧縮
反力伝達部の領域外に在るが、低吐出圧時には圧縮反力
合力が小さいので、圧縮反力伝達部には過大な面圧は発
生しない。
可変型斜板式圧縮機のリンク機構は、単一の圧縮反力伝
達部を有しており、一対の圧縮反力伝達部を有する従来
の容量可変型斜板式圧縮機のリンク機構に比べて簡素化
され軽量化されている。高吐出圧時には、リンク機構の
圧縮反力伝達部に対する圧縮反力合力の着力点が、圧縮
反力伝達部の領域内に在るので、圧縮反力伝達部には過
大な面圧は発生しない。低吐出圧時には、リンク機構の
圧縮反力伝達部に対する圧縮反力合力の着力点は、圧縮
反力伝達部の領域外に在るが、低吐出圧時には圧縮反力
合力が小さいので、圧縮反力伝達部には過大な面圧は発
生しない。
【図１】従来構造の容量可変型斜板式圧縮機のリンク機
構の正面図である。
構の正面図である。
【図２】本発明の実施例に係る容量可変型斜板式圧縮機
の側断面図である。
の側断面図である。
【図３】本発明の実施例に係る容量可変型斜板式圧縮機
が備えるリンク機構の正面図であり、図２のＩＩＩ−Ｉ
ＩＩ矢視図である。
が備えるリンク機構の正面図であり、図２のＩＩＩ−Ｉ
ＩＩ矢視図である。
Ａ 容量可変型斜板式圧縮機 １ 駆動軸 ２ ローター ２ｂ ジャーナルピボットピン挿通孔 ３ 斜板 ３ｂ ジャーナルピボットピン ４ シュー ５ ピストン ６ シリンダブロック ９ リンク機構
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成１３年５月２２日（２００１．５．２
２）
２）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００１
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は駆動軸と、駆動軸に
固定されたローターと、駆動軸が挿通された斜板と、斜
板の駆動軸に対する傾角変動を許容しつつローターと斜
板とを駆動軸回りに相対回転不能に連結し且つ圧縮反力
を斜板からローターへ伝達するリンク機構と、シューを
介して斜板に係留された複数の片頭ピストンと、片頭ピ
ストンが摺動可能に挿入された複数のボアを有するシリ
ンダブロックとを備える容量可変型斜版式圧縮機に関す
るものである。
固定されたローターと、駆動軸が挿通された斜板と、斜
板の駆動軸に対する傾角変動を許容しつつローターと斜
板とを駆動軸回りに相対回転不能に連結し且つ圧縮反力
を斜板からローターへ伝達するリンク機構と、シューを
介して斜板に係留された複数の片頭ピストンと、片頭ピ
ストンが摺動可能に挿入された複数のボアを有するシリ
ンダブロックとを備える容量可変型斜版式圧縮機に関す
るものである。
Claims (1)
- 【請求項１】 駆動軸と、駆動軸に固定されたローター
と、駆動軸が挿通された斜板と、斜板の駆動軸に対する
傾角変動を許容しつつローターと斜板とを駆動軸回りに
相対回転不能に連結し且つ圧縮反力を斜板からローター
へ伝達するリンク機構と、シューを介して斜板に係留さ
れた複数の片頭ピストンと、片頭ピストンが摺動可能に
挿入された複数のボアを有するシリンダブロックとを備
え、リンク機構は単一の圧縮反力伝達部を有し、高吐出
圧時に、リンク機構の圧縮反力伝達部に対する圧縮反力
合力の着力点が、圧縮反力伝達部の領域内に在ることを
特徴とする容量可変型斜板式圧縮機。
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