JP2002277177A - ハウジングレス式オイルクーラ - Google Patents
ハウジングレス式オイルクーラInfo
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- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28D—HEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
- F28D9/00—Heat-exchange apparatus having stationary plate-like or laminated conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall
- F28D9/0012—Heat-exchange apparatus having stationary plate-like or laminated conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the apparatus having an annular form
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- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y10S165/916—Oil cooler
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、プレート部材を積層して形成され
るハウジングレス式オイルクーラに関し、コア部の奥ま
でパイプ部材を挿入することなくオイルを確実にターン
することを目的とする。 【解決手段】 コア部１１の一側に、オイル通路３９
ａ，３９ｂに連通するオイル流入部１９またはオイル流
出部４５を配置するとともに、コア部１１の中央に形成
される貫通部２３の一側および他側を一側蓋部材４３お
よび他側蓋部材２５により密閉し、コア部１１の他側の
オイル通路３９ａ，３９ｂをターン通路２５ａを介して
貫通部２３に連通し、コア部１１の一側蓋部材４３にオ
イル流出部４５またはオイル流入部１９を配置してなる
ことを特徴とする。
るハウジングレス式オイルクーラに関し、コア部の奥ま
でパイプ部材を挿入することなくオイルを確実にターン
することを目的とする。 【解決手段】 コア部１１の一側に、オイル通路３９
ａ，３９ｂに連通するオイル流入部１９またはオイル流
出部４５を配置するとともに、コア部１１の中央に形成
される貫通部２３の一側および他側を一側蓋部材４３お
よび他側蓋部材２５により密閉し、コア部１１の他側の
オイル通路３９ａ，３９ｂをターン通路２５ａを介して
貫通部２３に連通し、コア部１１の一側蓋部材４３にオ
イル流出部４５またはオイル流入部１９を配置してなる
ことを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、オイルクーラに係
わり、特に、プレート部材を積層して形成されるハウジ
ングレス式オイルクーラに関する。
わり、特に、プレート部材を積層して形成されるハウジ
ングレス式オイルクーラに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、プレート部材を積層して形成され
るハウジングレス式オイルクーラとして、例えば、特開
平７−２８６７８６号公報に開示されるものが知られて
いる。図６および図７は、この公報に開示されるハウジ
ングレス式オイルクーラを示すもので、図において符号
５１は、コア部を示している。
るハウジングレス式オイルクーラとして、例えば、特開
平７−２８６７８６号公報に開示されるものが知られて
いる。図６および図７は、この公報に開示されるハウジ
ングレス式オイルクーラを示すもので、図において符号
５１は、コア部を示している。
【０００３】このコア部５１の上下には、アルミニウム
からなる上下補強プレート５３，５５が配置されてい
る。上補強プレート５３は、カバー部材５７により覆わ
れており、上補強プレート５３とカバー部材５７との間
に空間部５９が形成されている。コア部５１の中央に
は、取付ボルト６１が挿通されるカラー部材６３が配置
されている。
からなる上下補強プレート５３，５５が配置されてい
る。上補強プレート５３は、カバー部材５７により覆わ
れており、上補強プレート５３とカバー部材５７との間
に空間部５９が形成されている。コア部５１の中央に
は、取付ボルト６１が挿通されるカラー部材６３が配置
されている。
【０００４】コア部５１の下補強プレート５５の下端に
は、オートトランスミッションケースへの取付部材６５
が配置されている。また、上補強プレート５３およびカ
バー部材５７には、図７に示すように、冷却水を流入す
る冷却水流入管６７、および、冷却水を流出する冷却水
流出管６９が開口されている。
は、オートトランスミッションケースへの取付部材６５
が配置されている。また、上補強プレート５３およびカ
バー部材５７には、図７に示すように、冷却水を流入す
る冷却水流入管６７、および、冷却水を流出する冷却水
流出管６９が開口されている。
【０００５】コア部５１は、ろう材をクラッドしたアル
ミニウムからなる第１プレート７１と第２プレート７３
とを交互に積層して構成されている。そして、これ等の
プレート７１，７３の間に冷却水室７５とオイル室７７
とが交互に形成されている。また、隣接するオイル室７
７が、図６に示したように、中央に配置されるカラー部
材６３を中心にして対称位置に形成される一対のオイル
通路７９ａ，７９ｂにより連通されている。
ミニウムからなる第１プレート７１と第２プレート７３
とを交互に積層して構成されている。そして、これ等の
プレート７１，７３の間に冷却水室７５とオイル室７７
とが交互に形成されている。また、隣接するオイル室７
７が、図６に示したように、中央に配置されるカラー部
材６３を中心にして対称位置に形成される一対のオイル
通路７９ａ，７９ｂにより連通されている。
【０００６】さらに、オイル室７７内には、インナーフ
ィン８１が収容されている。一方、隣接する冷却水室７
５が、図７に示したように、中央に配置されるカラー部
材６３を中心にして対称位置に形成される一対の冷却水
通路８３により連通されている。そして、オイル通路７
９ａ，７９ｂの一部が所定の閉塞プレート７１Ａ，７３
Ａにおいて閉塞されている。
ィン８１が収容されている。一方、隣接する冷却水室７
５が、図７に示したように、中央に配置されるカラー部
材６３を中心にして対称位置に形成される一対の冷却水
通路８３により連通されている。そして、オイル通路７
９ａ，７９ｂの一部が所定の閉塞プレート７１Ａ，７３
Ａにおいて閉塞されている。
【０００７】そして、図６に示したように、コア部５１
のカバー部材５７側から、カバー部材５７，上補強プレ
ート５３，オイル通路７９ａおよび閉塞プレート７１
Ａ，７３Ａを貫通して、オイル流入管８５が挿入されて
いる。オイル流入管８５には、突出部８５ａ，８５ｂが
形成され、上側の突出部８５ａがカバー部材５７の貫通
孔にろう付けされ、下側の突出部８５ｂが閉塞プレート
７１Ａにろう付けされている。
のカバー部材５７側から、カバー部材５７，上補強プレ
ート５３，オイル通路７９ａおよび閉塞プレート７１
Ａ，７３Ａを貫通して、オイル流入管８５が挿入されて
いる。オイル流入管８５には、突出部８５ａ，８５ｂが
形成され、上側の突出部８５ａがカバー部材５７の貫通
孔にろう付けされ、下側の突出部８５ｂが閉塞プレート
７１Ａにろう付けされている。
【０００８】そして、オイル流入管８５の管径が、オイ
ル通路７９ａの径より充分に小さくされオイル流入管８
５とオイル通路７９ａとの間に間隙が形成されている。
一方、コア部５１のカバー部材５７および上補強プレー
ト５３を貫通してオイル流出管８７が挿入されている。
オイル流出管８７には、突出部８７ａが形成され、この
突出部８７ａがカバー部材５７の貫通孔にろう付けさ
れ、先端が上補強プレート５３の貫通孔にろう付けされ
ている。
ル通路７９ａの径より充分に小さくされオイル流入管８
５とオイル通路７９ａとの間に間隙が形成されている。
一方、コア部５１のカバー部材５７および上補強プレー
ト５３を貫通してオイル流出管８７が挿入されている。
オイル流出管８７には、突出部８７ａが形成され、この
突出部８７ａがカバー部材５７の貫通孔にろう付けさ
れ、先端が上補強プレート５３の貫通孔にろう付けされ
ている。
【０００９】上述したハウジングレス式オイルクーラで
は、オイルは、図６に示すように、オイル流入管８５か
らコア部５１の下部に流入した後、オイル室７７をオイ
ル流入管８５と反対側に流れ、閉塞プレート７１Ａ，７
３Ａにより流れをターンされ、オイル室７７をオイル流
入管８５側に流れ、さらに、上補強プレート５３により
流れをターンされた後、オイル流入管８５と反対側に向
けて流れ、オイル流出管８７から流出される。
は、オイルは、図６に示すように、オイル流入管８５か
らコア部５１の下部に流入した後、オイル室７７をオイ
ル流入管８５と反対側に流れ、閉塞プレート７１Ａ，７
３Ａにより流れをターンされ、オイル室７７をオイル流
入管８５側に流れ、さらに、上補強プレート５３により
流れをターンされた後、オイル流入管８５と反対側に向
けて流れ、オイル流出管８７から流出される。
【００１０】一方、冷却水は、図７に示すように、コア
部５１の上部の冷却水流入管６７からコア部５１に流入
した後、第１プレート７１および第２プレート７３の冷
却水通路８３を通り、各冷却水室７５を充満した後、オ
イル室７７内のオイルと熱交換され、冷却水流出管６９
から流出する。図８は、上述したハウジングレス式オイ
ルクーラのオートトランスミッションへの取り付け構造
を示すもので、この取り付け構造では、オートトランス
ミッション９１に取付座９３が形成されている。
部５１の上部の冷却水流入管６７からコア部５１に流入
した後、第１プレート７１および第２プレート７３の冷
却水通路８３を通り、各冷却水室７５を充満した後、オ
イル室７７内のオイルと熱交換され、冷却水流出管６９
から流出する。図８は、上述したハウジングレス式オイ
ルクーラのオートトランスミッションへの取り付け構造
を示すもので、この取り付け構造では、オートトランス
ミッション９１に取付座９３が形成されている。
【００１１】そして、この取付座９３に、取付基台９５
がボルト９７により固定される。取付基台９５の中央に
は、螺子孔９５ａが形成されており、この螺子孔９５ａ
に、ハウジングレス式オイルクーラ９９のカラー部材６
３に挿通される取付ボルト６１の先端を螺合することに
より、ハウジングレス式オイルクーラ９９が取り付けら
れる。
がボルト９７により固定される。取付基台９５の中央に
は、螺子孔９５ａが形成されており、この螺子孔９５ａ
に、ハウジングレス式オイルクーラ９９のカラー部材６
３に挿通される取付ボルト６１の先端を螺合することに
より、ハウジングレス式オイルクーラ９９が取り付けら
れる。
【００１２】また、オートトランスミッション９１のオ
イル流入パイプ１０１がオイル流入管８５に接続されオ
イル流出パイプ１０３がオイル流出管８７に接続され
る。上述したハウジングレス式オイルクーラでは、オイ
ル流入管８５からのオイルが、コア部５１の取付部材６
５側に流入した後、閉塞プレート７１Ａ，７３Ａの部分
でターンしながらコア部５１のオイル室７７を通過し、
冷却水室７５内の冷却水と熱交換した後、コア部５１の
カバー部材５７側に接続されるオイル流出管８７から流
出されるため、コア部５１の取付部材６５と反対側にオ
イル流入管８５およびオイル流出管８７を配置した場合
にも閉塞プレート７１Ａ，７３Ａによりオイルを確実に
ターンさせることができる。
イル流入パイプ１０１がオイル流入管８５に接続されオ
イル流出パイプ１０３がオイル流出管８７に接続され
る。上述したハウジングレス式オイルクーラでは、オイ
ル流入管８５からのオイルが、コア部５１の取付部材６
５側に流入した後、閉塞プレート７１Ａ，７３Ａの部分
でターンしながらコア部５１のオイル室７７を通過し、
冷却水室７５内の冷却水と熱交換した後、コア部５１の
カバー部材５７側に接続されるオイル流出管８７から流
出されるため、コア部５１の取付部材６５と反対側にオ
イル流入管８５およびオイル流出管８７を配置した場合
にも閉塞プレート７１Ａ，７３Ａによりオイルを確実に
ターンさせることができる。
【００１３】従って、オイル供給路が直接形成されない
オートトランスミッションに取り付けた場合にも、閉塞
プレート７１Ａ，７３Ａによりオイルを確実にターンさ
せることができる。
オートトランスミッションに取り付けた場合にも、閉塞
プレート７１Ａ，７３Ａによりオイルを確実にターンさ
せることができる。
【００１４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のハウジングレス式オイルクーラでは、オイル
をターンするために、オイル流入管８５等のパイプ部材
をコア部５１の奥まで挿入する必要があり、パイプ部材
の取付構造が非常に複雑になるという問題があった。
うな従来のハウジングレス式オイルクーラでは、オイル
をターンするために、オイル流入管８５等のパイプ部材
をコア部５１の奥まで挿入する必要があり、パイプ部材
の取付構造が非常に複雑になるという問題があった。
【００１５】本発明は、上記のような問題を解決したも
ので、コア部の奥までパイプ部材を挿入することなくオ
イルを確実にターンすることができるハウジングレス式
オイルクーラを提供することを目的とする。
ので、コア部の奥までパイプ部材を挿入することなくオ
イルを確実にターンすることができるハウジングレス式
オイルクーラを提供することを目的とする。
【００１６】
【課題を解決するための手段】請求項１のハウジングレ
ス式オイルクーラは、コア部の中央に貫通部を形成する
とともに、前記コア部を、複数のプレートを交互に積層
し、これ等のプレートの間に冷却水室およびオイル室を
交互に形成し、さらに、隣接する前記冷却水室およびオ
イル室を複数の冷却水通路およびオイル通路により連通
し、前記オイル通路の一部を所定の閉塞プレートにおい
て閉塞して構成してなるハウジングレス式オイルクーラ
において、前記コア部の一側に、前記オイル通路に連通
するオイル流入部またはオイル流出部を配置するととも
に、前記コア部の中央に形成される貫通部の一側および
他側を一側蓋部材および他側蓋部材により密閉し、前記
コア部の他側のオイル通路をターン通路を介して前記貫
通部に連通し、前記コア部の前記一側蓋部材にオイル流
出部またはオイル流入部を配置してなることを特徴とす
る。
ス式オイルクーラは、コア部の中央に貫通部を形成する
とともに、前記コア部を、複数のプレートを交互に積層
し、これ等のプレートの間に冷却水室およびオイル室を
交互に形成し、さらに、隣接する前記冷却水室およびオ
イル室を複数の冷却水通路およびオイル通路により連通
し、前記オイル通路の一部を所定の閉塞プレートにおい
て閉塞して構成してなるハウジングレス式オイルクーラ
において、前記コア部の一側に、前記オイル通路に連通
するオイル流入部またはオイル流出部を配置するととも
に、前記コア部の中央に形成される貫通部の一側および
他側を一側蓋部材および他側蓋部材により密閉し、前記
コア部の他側のオイル通路をターン通路を介して前記貫
通部に連通し、前記コア部の前記一側蓋部材にオイル流
出部またはオイル流入部を配置してなることを特徴とす
る。
【００１７】請求項２のハウジングレス式オイルクーラ
は、請求項１記載のハウジングレス式オイルクーラにお
いて、前記他側蓋部材に、前記ターン通路が形成され、
この他側蓋部材に取付部が一体形成されていることを特
徴とする。請求項３のハウジングレス式オイルクーラ
は、請求項１または請求項２記載のハウジングレス式オ
イルクーラにおいて、前記コア部の他側に、冷却水流入
部または冷却水流出部が接続されていることを特徴とす
る。
は、請求項１記載のハウジングレス式オイルクーラにお
いて、前記他側蓋部材に、前記ターン通路が形成され、
この他側蓋部材に取付部が一体形成されていることを特
徴とする。請求項３のハウジングレス式オイルクーラ
は、請求項１または請求項２記載のハウジングレス式オ
イルクーラにおいて、前記コア部の他側に、冷却水流入
部または冷却水流出部が接続されていることを特徴とす
る。
【００１８】（作用）請求項１のハウジングレス式オイ
ルクーラでは、例えば、オイル流入部が、コア部の一側
から、オイル通路に連通して配置され、一方、オイル流
出部が、コア部の中央の一側蓋部材に接続される。そし
て、この場合には、オイル流入部からのオイルが、コア
部の一側に流入した後、閉塞プレートの部分でターンし
ながらコア部のオイル室を通過し、冷却水室内の冷却水
と熱交換した後、コア部の他側のターン通路から貫通部
を通り一側蓋部材に接続されるオイル流出部から流出さ
れる。
ルクーラでは、例えば、オイル流入部が、コア部の一側
から、オイル通路に連通して配置され、一方、オイル流
出部が、コア部の中央の一側蓋部材に接続される。そし
て、この場合には、オイル流入部からのオイルが、コア
部の一側に流入した後、閉塞プレートの部分でターンし
ながらコア部のオイル室を通過し、冷却水室内の冷却水
と熱交換した後、コア部の他側のターン通路から貫通部
を通り一側蓋部材に接続されるオイル流出部から流出さ
れる。
【００１９】請求項２のハウジングレス式オイルクーラ
では、他側蓋部材に、ターン通路が形成される。そし
て、この他側蓋部材に取付部が一体形成され、取付部を
介してハウジングレス式オイルクーラが他の部材に固定
される。請求項３のハウジングレス式オイルクーラで
は、コア部の他側に、冷却水流入部または冷却水流出部
が接続される。
では、他側蓋部材に、ターン通路が形成される。そし
て、この他側蓋部材に取付部が一体形成され、取付部を
介してハウジングレス式オイルクーラが他の部材に固定
される。請求項３のハウジングレス式オイルクーラで
は、コア部の他側に、冷却水流入部または冷却水流出部
が接続される。
【００２０】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を用いて詳細
に説明する。図１および図２は、本発明のハウジングレ
ス式オイルクーラの第１の実施形態を示すもので、図に
おいて符号１１は、コア部を示している。このコア部１
１の上下には、アルミニウムからなる上下補強プレート
１３，１５が配置されている。
に説明する。図１および図２は、本発明のハウジングレ
ス式オイルクーラの第１の実施形態を示すもので、図に
おいて符号１１は、コア部を示している。このコア部１
１の上下には、アルミニウムからなる上下補強プレート
１３，１５が配置されている。
【００２１】上補強プレート１３は、カバー部材１７に
より覆われており、上補強プレート１３とカバー部材１
７とは、相互にろう付けされている。カバー部材１７に
は、オイルを流入するオイル流入管１９が開口されてい
る。そして、上補強プレート１３には、オイル流入管１
９に対向する位置に貫通穴１３ａが形成されている。
より覆われており、上補強プレート１３とカバー部材１
７とは、相互にろう付けされている。カバー部材１７に
は、オイルを流入するオイル流入管１９が開口されてい
る。そして、上補強プレート１３には、オイル流入管１
９に対向する位置に貫通穴１３ａが形成されている。
【００２２】コア部１１の中央には、円筒状の補強部材
２１が配置され、貫通部２３が形成されている。コア部
１１の下補強プレート１５の下面には、他側蓋部材２５
がろう付けされている。また、カバー部材１７には、図
２に示すように、冷却水を流入する冷却水流入管２７、
および、冷却水を流出する冷却水流出管２９が開口され
ている。
２１が配置され、貫通部２３が形成されている。コア部
１１の下補強プレート１５の下面には、他側蓋部材２５
がろう付けされている。また、カバー部材１７には、図
２に示すように、冷却水を流入する冷却水流入管２７、
および、冷却水を流出する冷却水流出管２９が開口され
ている。
【００２３】そして、上補強プレート１３には、冷却水
流入管２７および冷却水流出管２９に対向する位置に貫
通穴１３ｂ，１３ｃが形成されている。この実施形態で
は、コア部１１は、ろう材をクラッドしたアルミニウム
からなる第１プレート３１と第２プレート３３とを交互
に積層して構成されている。そして、これ等のプレート
３１，３３の間に冷却水室３５とオイル室３７とが交互
に形成されている。
流入管２７および冷却水流出管２９に対向する位置に貫
通穴１３ｂ，１３ｃが形成されている。この実施形態で
は、コア部１１は、ろう材をクラッドしたアルミニウム
からなる第１プレート３１と第２プレート３３とを交互
に積層して構成されている。そして、これ等のプレート
３１，３３の間に冷却水室３５とオイル室３７とが交互
に形成されている。
【００２４】また、隣接するオイル室３７が、図１に示
したように、中央に配置される補強部材２１を中心にし
て対称位置に形成される一対のオイル通路３９ａ，３９
ｂにより連通されている。さらに、オイル室３７内に
は、インナーフィン４１が収容されている。一方、隣接
する冷却水室３５が、図２に示したように、中央に配置
される補強部材２１を中心にして対称位置に形成される
一対の冷却水通路４０ａ，４０ｂにより連通されてい
る。
したように、中央に配置される補強部材２１を中心にし
て対称位置に形成される一対のオイル通路３９ａ，３９
ｂにより連通されている。さらに、オイル室３７内に
は、インナーフィン４１が収容されている。一方、隣接
する冷却水室３５が、図２に示したように、中央に配置
される補強部材２１を中心にして対称位置に形成される
一対の冷却水通路４０ａ，４０ｂにより連通されてい
る。
【００２５】そして、このオイルクーラでは、オイル通
路３９ａ，３９ｂの一部が所定の閉塞プレート３１Ａ，
３１Ｂ，３３Ａ，３３Ｂにおいて閉塞されている。しか
して、この実施形態では、図１に示したように、コア部
１１の中央に形成される貫通部２３の一側および他側が
一側蓋部材４３および他側蓋部材２５により密閉されて
いる。
路３９ａ，３９ｂの一部が所定の閉塞プレート３１Ａ，
３１Ｂ，３３Ａ，３３Ｂにおいて閉塞されている。しか
して、この実施形態では、図１に示したように、コア部
１１の中央に形成される貫通部２３の一側および他側が
一側蓋部材４３および他側蓋部材２５により密閉されて
いる。
【００２６】一側蓋部材４３および他側蓋部材２５は、
アルミニウムからなり、カバー部材１７および下補強プ
レート１５にろう付けされている。一側蓋部材４３に
は、オイル流出管４５が接続される貫通穴４３ａが形成
されている。そして、他側蓋部材２５の内面には、コア
部１１の他側のオイル通路３９ｂを貫通部２３に連通す
るターン通路２５ａが形成されている。
アルミニウムからなり、カバー部材１７および下補強プ
レート１５にろう付けされている。一側蓋部材４３に
は、オイル流出管４５が接続される貫通穴４３ａが形成
されている。そして、他側蓋部材２５の内面には、コア
部１１の他側のオイル通路３９ｂを貫通部２３に連通す
るターン通路２５ａが形成されている。
【００２７】このターン通路２５ａは、他側蓋部材２５
の内面に凹部２５ｂを形成してなる。そして、他側蓋部
材２５には、図３および図４に示すように、取付部２５
ｃが一体形成されている。この取付部２５ｃは、１２０
度の角度で３箇所に形成され、各取付部２５ｃには、ボ
ルト穴２５ｄが形成されている。
の内面に凹部２５ｂを形成してなる。そして、他側蓋部
材２５には、図３および図４に示すように、取付部２５
ｃが一体形成されている。この取付部２５ｃは、１２０
度の角度で３箇所に形成され、各取付部２５ｃには、ボ
ルト穴２５ｄが形成されている。
【００２８】そして、例えば、図４に示すように、上下
方向に間隔を置いて配置されるエンジンルーム内の部材
４６，４７にボルト４９により固定される。上述したハ
ウジングレス式オイルクーラは、予め、各部品に非腐食
性フラックスを塗布し、これを乾燥させた後、組み付け
て、これ等を炉中にて加熱し各部品をろう付けすること
により製造される。
方向に間隔を置いて配置されるエンジンルーム内の部材
４６，４７にボルト４９により固定される。上述したハ
ウジングレス式オイルクーラは、予め、各部品に非腐食
性フラックスを塗布し、これを乾燥させた後、組み付け
て、これ等を炉中にて加熱し各部品をろう付けすること
により製造される。
【００２９】そして、上述したハウジングレス式オイル
クーラでは、オイルは、図１に矢符で示すように、オイ
ル流入管１９からコア部１１の一側に流入した後、オイ
ル室３７をオイル流入管１９と反対側に流れ、閉塞プレ
ート３１Ａ，３１Ｂ，３３Ａ，３３Ｂにより流れをター
ンされ、他側蓋部材２５側に流れ、さらに、ターン通路
２５ａを通り貫通部２３内に流入し、オイル流出管４５
から流出される。
クーラでは、オイルは、図１に矢符で示すように、オイ
ル流入管１９からコア部１１の一側に流入した後、オイ
ル室３７をオイル流入管１９と反対側に流れ、閉塞プレ
ート３１Ａ，３１Ｂ，３３Ａ，３３Ｂにより流れをター
ンされ、他側蓋部材２５側に流れ、さらに、ターン通路
２５ａを通り貫通部２３内に流入し、オイル流出管４５
から流出される。
【００３０】一方、冷却水は、図２に矢符で示すよう
に、コア部１１の一側の冷却水流入管２７からコア部１
１に流入した後、第１プレート３１および第２プレート
３３の冷却水通路４０ｂを通り、各冷却水室３５を充満
した後、オイル室３７内のオイルと熱交換され、冷却水
流出管２９から流出する。
に、コア部１１の一側の冷却水流入管２７からコア部１
１に流入した後、第１プレート３１および第２プレート
３３の冷却水通路４０ｂを通り、各冷却水室３５を充満
した後、オイル室３７内のオイルと熱交換され、冷却水
流出管２９から流出する。
【００３１】上述したハウジングレス式オイルクーラで
は、コア部１１の中央に形成される貫通部２３にオイル
流出管４５を接続したので、コア部１１の奥までパイプ
部材を挿入することなくオイルを確実にターンすること
ができる。従って、配管の取付構造が非常に簡易なもの
になる。そして、貫通部２３の有効利用を図ることがで
きる。
は、コア部１１の中央に形成される貫通部２３にオイル
流出管４５を接続したので、コア部１１の奥までパイプ
部材を挿入することなくオイルを確実にターンすること
ができる。従って、配管の取付構造が非常に簡易なもの
になる。そして、貫通部２３の有効利用を図ることがで
きる。
【００３２】また、上述したハウジングレス式オイルク
ーラでは、コア部１１の中央に形成される貫通部２３に
オイル流出管４５を接続したので、オイル流入管１９と
オイル流出管４５との間隔を従来より大幅に小さくする
ことができる。従って、オイル流入管１９とオイル流出
管４５に接続される配管の取り回しに、余分な長さの配
管が不要になる。
ーラでは、コア部１１の中央に形成される貫通部２３に
オイル流出管４５を接続したので、オイル流入管１９と
オイル流出管４５との間隔を従来より大幅に小さくする
ことができる。従って、オイル流入管１９とオイル流出
管４５に接続される配管の取り回しに、余分な長さの配
管が不要になる。
【００３３】また、上述したハウジングレス式オイルク
ーラでは、他側蓋部材２５に、ターン通路２５ａを形成
し、この他側蓋部材２５に取付部２５ｃを一体形成した
ので、部品点数の増大を抑制することができる。図５
は、本発明のハウジングレス式オイルクーラの第２の実
施形態を示すもので、この実施形態では、他側蓋部材２
５側に冷却水流入管２７および冷却水流出管２９が配置
されている。
ーラでは、他側蓋部材２５に、ターン通路２５ａを形成
し、この他側蓋部材２５に取付部２５ｃを一体形成した
ので、部品点数の増大を抑制することができる。図５
は、本発明のハウジングレス式オイルクーラの第２の実
施形態を示すもので、この実施形態では、他側蓋部材２
５側に冷却水流入管２７および冷却水流出管２９が配置
されている。
【００３４】すなわち、下補強プレート１５および他側
蓋部材２５には、冷却水流入管２７が嵌合する貫通穴１
５ｂ，２５ｅおよび冷却水流出管２９が嵌合される貫通
穴１５ｃ，２５ｆが形成されている。なお、この実施形
態において、他の部分は、第１の実施形態と同様に形成
されているため、同一部分には同一符号を付して詳細な
説明を省略する。
蓋部材２５には、冷却水流入管２７が嵌合する貫通穴１
５ｂ，２５ｅおよび冷却水流出管２９が嵌合される貫通
穴１５ｃ，２５ｆが形成されている。なお、この実施形
態において、他の部分は、第１の実施形態と同様に形成
されているため、同一部分には同一符号を付して詳細な
説明を省略する。
【００３５】この実施形態のハウジングレス式オイルク
ーラでは、コア部１１の他側に、冷却水流入管２７また
は冷却水流出管２９を接続したので、冷却水の配管のレ
イアウト性を向上することができる。
ーラでは、コア部１１の他側に、冷却水流入管２７また
は冷却水流出管２９を接続したので、冷却水の配管のレ
イアウト性を向上することができる。
【００３６】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れるものではなく、例えば、上述したオイル流入管１９
をオイル流出管４５として使用し、オイル流出管４５を
オイル流入管１９として使用することも可能であり、こ
の場合には、オイル流出管４５からのオイルが、コア部
１１の貫通部２３に流入した後、ターン通路２５ａから
オイル通路３９ｂに流入し、閉塞プレート３１Ａ，３１
Ｂ，３３Ａ，３３Ｂの部分でターンしながらコア部１１
のオイル室３７を通過し、冷却水室３５内の冷却水と熱
交換した後、オイル流入管１９から流出される。
れるものではなく、例えば、上述したオイル流入管１９
をオイル流出管４５として使用し、オイル流出管４５を
オイル流入管１９として使用することも可能であり、こ
の場合には、オイル流出管４５からのオイルが、コア部
１１の貫通部２３に流入した後、ターン通路２５ａから
オイル通路３９ｂに流入し、閉塞プレート３１Ａ，３１
Ｂ，３３Ａ，３３Ｂの部分でターンしながらコア部１１
のオイル室３７を通過し、冷却水室３５内の冷却水と熱
交換した後、オイル流入管１９から流出される。
【００３７】
【発明の効果】以上述べたように、請求項１のハウジン
グレス式オイルクーラでは、コア部の中央に形成される
貫通部にオイル流出部またはオイル流入部を接続したの
で、コア部の奥までパイプ部材を挿入することなくオイ
ルを確実にターンすることができる。
グレス式オイルクーラでは、コア部の中央に形成される
貫通部にオイル流出部またはオイル流入部を接続したの
で、コア部の奥までパイプ部材を挿入することなくオイ
ルを確実にターンすることができる。
【００３８】請求項２のハウジングレス式オイルクーラ
では、他側蓋部材に、ターン通路を形成し、この他側蓋
部材に取付部を一体形成したので、部品点数の増大を抑
制することができる。請求項３のハウジングレス式オイ
ルクーラでは、コア部の他側に、冷却水流入部または冷
却水流出部を接続したので、冷却水の配管のレイアウト
性を向上することができる。
では、他側蓋部材に、ターン通路を形成し、この他側蓋
部材に取付部を一体形成したので、部品点数の増大を抑
制することができる。請求項３のハウジングレス式オイ
ルクーラでは、コア部の他側に、冷却水流入部または冷
却水流出部を接続したので、冷却水の配管のレイアウト
性を向上することができる。
【図１】本発明のハウジングレス式オイルクーラの第１
の実施形態のオイル側を示す断面図である。
の実施形態のオイル側を示す断面図である。
【図２】本発明のハウジングレス式オイルクーラの第１
の実施形態の冷却水側を示す断面図である。
の実施形態の冷却水側を示す断面図である。
【図３】図１のハウジングレス式オイルクーラを示す正
面図である。
面図である。
【図４】図１のハウジングレス式オイルクーラの取り付
け構造を示す側面図である。
け構造を示す側面図である。
【図５】本発明のハウジングレス式オイルクーラの第２
の実施形態を示す断面図である。
の実施形態を示す断面図である。
【図６】従来のハウジングレス式オイルクーラを示す断
面図である。
面図である。
【図７】従来のハウジングレス式オイルクーラを示す断
面図である。
面図である。
【図８】図６のハウジングレス式オイルクーラのオート
トランスミッションへの取り付け構造を示す分解斜視図
である。
トランスミッションへの取り付け構造を示す分解斜視図
である。
１１ コア部 １９ オイル流入管（オイル流入部） ２３ 貫通部 ２５ 他側蓋部材 ２５ａ ターン通路 ２５ｃ 取付部 ２７ 冷却水流入管（冷却水流入部） ２９ 冷却水流出管（冷却水流出部） ３１Ａ，３１Ｂ，３３Ａ，３３Ｂ 閉塞プレート ３５ 冷却水室 ３７ オイル室 ３９ａ，３９ｂ オイル通路 ４３ 一側蓋部材 ４５ オイル流出管（オイル流出部）
Claims (3)
- 【請求項１】 コア部（１１）の中央に貫通部（２３）
を形成するとともに、前記コア部（１１）を、複数のプ
レート（３１，３３）を交互に積層し、これ等のプレー
ト（３１，３３）の間に冷却水室（３５）およびオイル
室（３７）を交互に形成し、さらに、隣接する前記冷却
水室（３５）およびオイル室（３７）を複数の冷却水通
路（４０ａ，４０ｂ）およびオイル通路（３９ａ，３９
ｂ）により連通し、前記オイル通路（３９ａ，３９ｂ）
の一部を所定の閉塞プレート（３１Ａ，３１Ｂ，３３
Ａ，３３Ｂ）において閉塞して構成してなるハウジング
レス式オイルクーラにおいて、 前記コア部（１１）の一側に、前記オイル通路（３９
ａ，３９ｂ）に連通するオイル流入部（１９）またはオ
イル流出部（４５）を配置するとともに、前記コア部
（１１）の中央に形成される貫通部（２３）の一側およ
び他側を一側蓋部材（４３）および他側蓋部材（２５）
により密閉し、前記コア部（１１）の他側のオイル通路
（３９ａ，３９ｂ）をターン通路（２５ａ）を介して前
記貫通部（２３）に連通し、前記コア部（１１）の前記
一側蓋部材（４３）にオイル流出部（４５）またはオイ
ル流入部（１９）を配置してなることを特徴とするハウ
ジングレス式オイルクーラ。 - 【請求項２】 請求項１記載のハウジングレス式オイル
クーラにおいて、 前記他側蓋部材（２５）に、前記ターン通路（２５ａ）
が形成され、この他側蓋部材（２５）に取付部（２５
ｃ）が一体形成されていることを特徴とするハウジング
レス式オイルクーラ。 - 【請求項３】 請求項１または請求項２記載のハウジン
グレス式オイルクーラにおいて、 前記コア部（１１）の他側に、冷却水流入部（２７）ま
たは冷却水流出部（２９）が接続されていることを特徴
とするハウジングレス式オイルクーラ。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001075468A JP4077610B2 (ja) | 2001-03-16 | 2001-03-16 | ハウジングレス式オイルクーラ |
| US10/097,103 US6814133B2 (en) | 2001-03-16 | 2002-03-14 | Heat exchanger for cooling oil with water |
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|---|---|---|---|
| JP2001075468A JP4077610B2 (ja) | 2001-03-16 | 2001-03-16 | ハウジングレス式オイルクーラ |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002277177A true JP2002277177A (ja) | 2002-09-25 |
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ID=18932543
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|---|---|---|---|
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|---|---|
| US (1) | US6814133B2 (ja) |
| EP (1) | EP1241428B1 (ja) |
| JP (1) | JP4077610B2 (ja) |
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