JP2002274829A - セメンタイトまたはセメンタイト系化合物とその製造方法 - Google Patents

セメンタイトまたはセメンタイト系化合物とその製造方法

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JP2002274829A
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Minoru Umemoto
実 梅本
Koichi Tsuchiya
浩一 土谷
Yasuhiko Iriyama
恭彦 入山
Akira Omatsuzawa
亮 大松澤
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Daido Steel Co Ltd
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Daido Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 純度が高いセメンタイトFeCを、十分な
実用性をもった低いコストで大量に製造する方法を提供
すること。さらに、(Fe1−xCの構造をも
つ新規なセメンタイト型化合物と、その製造方法を提供
すること。 【解決手段】 FeおよびCをFe:Cがほぼ75:2
5の原子比となるように配合し、メカニカルアロイイン
グ法により二成分を緊密に混合して合金の前駆体とし、
この合金前駆体の粉末を350〜500℃の温度で熱処
理することにより、セメンタイトFeCを製造する。
Feの一部を他の成分M、代表的には金属成分M’で置
き換えた、(Fe1−xM’Cのセメンタイト系
化合物を得ることもできる。(M’は、Na,K,C
a,Mg,Cr,Mn,Co,Mo,V,Ti,Ni,
AlおよびSiから選んだ1種または2種以上であり、
0<x<1)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セメンタイトFe
Cの新規な製造方法に関する。本発明はまた、Fe
CのFeの一部を他の成分Mで置き換えたセメンタイト
系化合物(Fe −xCに関し、その新規な製
造方法にも関する。
【0002】
【従来の技術】よく知られているように、炭素含有量の
高い鋼の中には、セメンタイトと呼ばれる鉄と炭素との
化合物FeCが生成している。この化合物は、高い硬
さや、磁性材料であることをはじめとする、その特性を
利用した種々の用途が考えられるが、製造方法はまだ確
立されていない。
【0003】既知のセメンタイト製造方法の第一は、鋳
鉄のように比較的多量のFeCを含有する材料を酸で
溶解するか、電解抽出を行なって、残ったFeC粉末
を磁界をかけて集めるというものである。当然に、労力
と時間、そして費用がかかる割に、少量のFeCしか
得られないから、実際的でない。得られるFeCはき
わめて微細な粉末(大きくても数μm、平均0.1μm
程度)である。
【0004】今ひとつの方法は、物理蒸着の技術でFe
とCとを蒸着させて膜状のFeCを得ることである。
これも、蒸着で生成する膜の厚さが高々3μmであるか
ら、量産には適しない。
【0005】FeCを量産できる方法としては、メタ
ンガスで鉄を炭化する技術がある。しかし、この方法
は、もともと鉄鉱石(酸化鉄)とメタンとを反応させて
炭化鉄(セメンタイトにほかならない)をつくり、これ
を燃料として鉄の溶解還元を行うために開発されたもの
であり、酸素を含んでいるなど、純度が低くて、通常は
使用に耐えない。
【0006】従来、セメンタイトとしては、もっぱらF
Cの構造のものだけしか知られていないが、Fe原
子は、それとあまり大きさがちがわない他の金属の原子
で、少なくとも一部は置き換えられるはずであるから、
(Fe1−xCのセメンタイト型構造をもった
化合物があり得るはずである。しかし、これまでにその
ような化合物の存在は報告されていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の基本的な課題
は、純度が高いセメンタイトFeCを、十分な実用性
をもった低いコストで大量に製造することができるよう
な製造方法を提供することにある。
【0008】本発明の進んだ目的は、(Fe
1−xCの構造をもつ新規なセメンタイト型化
合物と、その製造方法を提供し、より広い範囲でこの種
の化合物が利用できるようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の基本的な課題を解
決する本発明のセメンタイトFeCの製造方法は、F
eおよびCをFe:Cがほぼ75:25の原子比となる
ように配合し、メカニカルアロイイング法により二成分
を緊密に混合して合金の前駆体とし、この合金前駆体の
粉末を350〜500℃の温度で熱処理することからな
る。
【0010】進んだ目的を達成する本発明のセメンタイ
ト系化合物の製造方法のひとつの態様は、Fe、M’お
よびCを、(Fe+M’):Cがほぼ75:25の原子
比となるように配合し、メカニカルアロイイングにより
三成分を緊密に混合して合金の前駆体とし、この合金前
駆体の粉末を350〜500℃の温度で熱処理すること
により、下式のセメンタイト系化合物を製造する方法で
ある。 (Fe1−xM’C (M’は、Na,K,Ca,Mg,Cr,Mn,Co,
Mo,V,Ti,Ni,AlおよびSiからなるグルー
プから選んだ1種または2種以上であり、0<x<1)
【0011】進んだ目的を達成する本発明のセメンタイ
ト系化合物の製造方法のもうひとつの態様は、上記の製
造方法において、メカニカルアロイイング操作に当たっ
てその雰囲気をO,HまたはNガスの雰囲気とす
るか、もしくは合金前駆体の粉末の熱処理に当たってそ
の雰囲気をO,HまたはNガスの雰囲気とする
か、またはその両方を上記の諸工程に追加して実施する
ことからなる、下式のセメンタイト系化合物を製造する
方法である。 [Fe1−x(M’+M”)C (M’は、Na,K,Ca,Mg,Cr,Mn,Co,
Mo,V,Ti,Ni,AlおよびSiからなるグルー
プから選んだ1種または2種以上であり、M”はO,H
またはNからなるグループから選んだ1種または2種以
上であり、0<x<1)
【0012】
【発明の実施形態】メカニカルアロイイングの操作は、
セメンタイトの製造を行なう場合も、セメンタイト系化
合物の製造を行なう場合も、メカニカルアロイイングの
分野で知られている技術に従って実施すればよい。装置
としては、振動ミル、遊星ボールミル、水平ミルなど常
用のものが使用できる。投入するエネルギー量が小さい
ボールミルでも、長時間にわたり運転することで、所望
の合金前駆体を形成することができる。雰囲気は、合金
を形成する成分のいずれに対しても不活性であることが
望ましい場合は、Arガスなどを使用する。一方、O,
H,Nなど常態で気体の成分を添加しようとするとき
は、メカニカルアロイイングの雰囲気にこれらのガスを
使用すべきである。
【0013】使用する材料は、できるだけ高純度のもの
を選択する。Feは、電解鉄を粉砕したものが好適であ
り、Cは、高純度黒鉛を粉砕したものが有利に使用でき
る。セメンタイト系化合物を製造するため配合する第三
の成分も、それぞれの金属粉末について、高純度のもの
が市販されている。粒度は、原理的には小さい方がよい
が、メカニカルアロイイングを受けるうちに粉砕される
ので、ある程度の大きさがあってもかまわない。
【0014】原料の配合にあたっては、所望する当量関
係になるべく近くなるように、厳密な秤量をすることが
望ましい。配合割合が正確であれば、メカニカルアロイ
イングにつぐ熱処理で、セメンタイト生成反応がほぼ定
量的に進行し、高純度の目的物を得ることができる。所
望であれば、反応生成物をさらに酸洗するなどの精製処
理をすることができるが、実用上は必用がないであろ
う。
【0015】合金前駆体の粉末の熱処理は、メカニカル
アロイイング操作により行なわれた粉末の微細化、とく
に黒鉛のナノ粒子化によるエンタルピーの増大を駆動力
とする合金形成を促進し、完全に添加した製品を得るた
めのものであって、セメンタイトまたはセメンタイト系
化合物の生成を実用的な速度で実現するためには、35
0℃またはそれ以上の温度を与える必要がある。
【0016】一方、セメンタイト系化合物の製造を意図
して第三の成分を加えた場合、あまり高温になるとそれ
らの単独の炭化物が生成して、所望の化合物を得られな
くなるから、500℃を超える温度は好ましくない。一
般に、400〜450℃程度の加熱が有利である。第三
の成分として、O,HまたはNを添加する場合、この加
熱工程において、雰囲気ガスから吸収させることもでき
る。
【0017】セメンタイトFeCを製造する場合も、
セメンタイト系化合物(Fe1−xCを製造す
る場合も、合金前駆体の粉末を単に加熱したときに得ら
れるものは、それらの粉末である。そこで、熱処理に先
だって合金前駆体の粉末を加圧して圧粉成形体とし、そ
れを加熱して焼結させることにより、バルク体を得るこ
とができる。同様の製品は、合金前駆体の粉末をホット
プレス装置に入れ、熱処理とともに加圧成形することに
よっても得られる。
【0018】上記のようにして製造された下式のセメン
タイト系化合物は、文献未記載の新規な物質であって、
これも本発明の対象である。 (Fe1−xC (MはO,H,N,Na,K,Ca,Mg,Cr,M
n,Co,Mo,V,Ti,Ni,AlおよびSiから
選んだ1種または2種以上であり、0<x<1)
【0019】上式においてxの値がどこまで可能である
かは、当然にMがどのような成分であるかによって異な
る。一般に、Mが単独の炭化物を作りやすい金属では、
セメンタイト系化合物の生成に優先して炭化物ができて
しまい、xの上限が0.2〜0.3程度に低くなること
がある。MがM”すなわちO,HまたはNである場合に
は、xの上限がもっと低くなる。
【0020】本発明が実現した新規なセメンタイト系化
合物は、それぞれに新しい用途が開発されることが期待
される。たとえば、腫瘍や癌の温熱療法に使用する磁性
材料として有望である。
【0021】
【実施例】以下の実施例において使用した原料、メカニ
カルアロイイング装置および熱処理の条件は、下記のと
おりである。 [原料]いずれも純度99.9%以上、粒度は、Fe:150μm以下、 C:10μm以下、Cr:60μm以下、Mn:75μm以下 装入量:36g [装置]容器:内径128mm、容積1.7Lのボールミル ミリング媒体:径9.6mmの鋼製ボール3600g 回転速度:95rpm 運転時間:100時間 雰囲気:Arガス封入 [加熱条件]400℃、15分間、Arガス雰囲気下
【0022】[実施例1] セメンタイトFeCの製
造 上記のFe粉末およびC粉末を、それぞれ表1に示す重
量で配合し、ボールミルによるメカニカルアロイイング
を行なった。
【0023】
【0024】3種のメカニカルアロイイング粉末すなわ
ち合金前駆体、および加熱後の粉末についてX線回折分
析を行ない、図1および図2に示すチャートを得た。F
25の組成割合から出発した場合、加熱後の製
品がFeCであることは、図2から明瞭である。Fe
8020およびFe8515の組成を出発点とした
場合には、FeCに若干の(過剰であったFe量に対
応する)フェライトが加わったものが製品である。
【0025】[実施例2] セメンタイト系化合物(F
1−xCrCの製造 上記のFe粉末、Cr粉末およびC粉末を、それぞれ表
2に示す重量割合で配合し、ボールミルによるメカニカ
ルアロイイングを行なった。
【0026】表 2Fe粉末(g) Cr粉末(g) C粉末(g) 式のXの値 31.90 1.68 2.42 0.05 30.22 3.36 2.42 0.10 26.85 6.71 2.44 0.20 23.48 10.06 2.46 0.30
【0027】4種のメカニカルアロイイング粉末すなわ
ち合金前駆体、および加熱後の粉末についてX線回折分
析を行ない、図3および図4に示すチャートを得た。
(ただし、図3にはX=0.05の場合のチャートを示
してない。)これらのチャートには、比較のため、図1
および図2に示したX=0すなわちCrを添加しなかっ
た場合のチャートを、あわせて示した。加熱後、(Fe
1−xCrCが生成していることが、図4からわ
かる。
【0028】別に、上記と同様の方法で、Fe原子の
8.3%をCr原子で置き換えたセメンタイト系化合物
(Fe68.8Cr6.2Cを製造し、そのキュリ
ー点を測定したところ、70℃であった。このキュリー
点を示す磁性材料は、いわゆる温熱療法のインプラント
用材料として有用である。
【0029】[実施例3] セメンタイト系化合物(F
1−xMnCの製造 上記のFe粉末、Mn粉末およびC粉末を、それぞれ表
3に示す重量割合で配合し、ボールミルによるメカニカ
ルアロイイングを行なった。
【0030】表 3Fe粉末(g) Mn粉末(g) C粉末(g) 式のXの値 31.91 1.68 2.41 0.05 30.23 3.36 2.41 0.10 26.87 6.71 2.42 0.20 23.51 10.07 2.42 0.30
【0031】4種のメカニカルアロイイング粉末すなわ
ち合金前駆体、および加熱後の粉末についてX線回折分
析を行ない、図5および図6に示すチャートを得た。こ
れらのチャートには、比較のため、図1および図2に示
したX=0すなわちMnを添加しなかった場合のチャー
トを、あわせて示した。加熱後、(Fe1−xMn
Cが生成していることが、図6からわかる。
【0032】
【発明の効果】本発明のセメンタイトFeCの製造方
法は、従来技術では大量生産が不可能であったか、また
は純度の低いものしか製造できなかったという問題を解
決し、工業的な実施に十分耐える、高い生産性と低いコ
ストをもって、高純度のセメンタイトCを製造すること
を可能にした。これにより、セメンタイトの特性を生か
した用途が広がると期待される。
【0033】セメンタイトFeCのFeの一部を、他
の成分M(O,H,N,Na,K,Ca,Mg,Cr,
Mn,Co,Mo,V,Ti,Ni,AlおよびSiか
ら選んだ1種または2種以上)で置き換えた本発明のセ
メンタイト系化合物(Fe −xMnCは、新規
な物質であって、セメンタイトFeCと共通の、また
はそれぞれに固有の特性を利用した、新たな用途が開発
されるであろう。
【0034】このセメンタイト系化合物の製造法も、上
記のセメンタイトの製造方法と同様に、高い生産性と低
いコストをもって、高純度の製品を製造することを可能
にしたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1のデータであって、Fe粉
末およびC粉末をメカニカルアロイイングして得た合金
前駆体のX線回折チャート。
【図2】 本発明の実施例1のデータであって、図1に
示した合金前駆体を加熱処理して得たセメンタイトFe
CのX線回折チャート。
【図3】 本発明の実施例2のデータであって、Fe粉
末、Cr粉末およびC粉末をメカニカルアロイイングし
て得た合金前駆体のX線回折チャート。
【図4】 本発明の実施例2のデータであって、図3に
示した合金前駆体を加熱処理して得たセメンタイト系化
合物(Fe1−xCrCのX線回折チャート。
【図5】 本発明の実施例3のデータであって、Fe粉
末、Mn粉末およびC粉末をメカニカルアロイイングし
て得た合金前駆体のX線回折チャート。
【図6】 本発明の実施例3のデータであって、図5に
示した合金前駆体を加熱処理して得たセメンタイト系化
合物(Fe1−xMnCのX線回折チャート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 入山 恭彦 愛知県名古屋市南区大同町二丁目30番地 大同特殊鋼株式会社技術開発研究所内 (72)発明者 大松澤 亮 愛知県名古屋市南区大同町二丁目30番地 大同特殊鋼株式会社技術開発研究所内 Fターム(参考) 4G046 MA19 MB02 MC01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 FeおよびCをFe:Cがほぼ75:2
    5の原子比となるように配合し、メカニカルアロイイン
    グ法により二成分を緊密に混合して合金の前駆体とし、
    この合金前駆体の粉末を350〜500℃の温度で熱処
    理することからなるセメンタイトFeCの製造方法。
  2. 【請求項2】 Fe、M’およびCを、(Fe+M):
    Cがほぼ75:25の原子比となるように配合し、メカ
    ニカルアロイイングにより三成分を緊密に混合して合金
    の前駆体とし、この合金前駆体の粉末を350〜500
    ℃の温度で熱処理することからなる、下式のセメンタイ
    ト系化合物の製造方法。 (Fe1−xM’C (M’は、Na,K,Ca,Mg,Cr,Mn,Co,
    Mo,V,Ti,Ni,AlおよびSiからなるグルー
    プから選んだ1種または2種以上であり、0<x<1)
  3. 【請求項3】 請求項2の製造方法において、メカニカ
    ルアロイイング操作に当たってその雰囲気をO,H
    またはNガスの雰囲気とするか、もしくは合金前駆体
    の粉末の熱処理に当たってその雰囲気をO,Hまた
    はNガスの雰囲気とするか、またはその両方を請求項
    2に記載の諸工程に追加して実施することからなる、下
    式のセメンタイト系化合物の製造方法。 [Fe1−x(M’+M”)C (M’は、Na,K,Ca,Mg,Cr,Mn,Co,
    Mo,V,Ti,Ni,AlおよびSiからなるグルー
    プから選んだ1種または2種以上であり、M”はO,H
    またはNからなるグループから選んだ1種または2種以
    上であり、0<x<1)
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3の製造方法にお
    いて、合金前駆体の粉末の熱処理に先だって、または熱
    処理とともに、粉末を加圧して成形することにより焼結
    体を得ることからなる、セメンタイトFeCまたはセ
    メンタイト系化合物(Fe1−xCのバルク体
    の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項2または3に記載の方法により製
    造された、下式のセメンタイト系化合物。 (Fe1−xC (MはO,H,N,Na,K,Ca,Mg,Cr,M
    n,Co,Mo,V,Ti,Ni,AlおよびSiから
    なるグループから選んだ1種または2種以上であり、0
    <x<1)
  6. 【請求項6】 MがO,H,N,Na,K,Ca,M
    g,Cr,Mn,Mo,VおよびTiから選んだ1種ま
    たは2種以上であり、FeCのキュリー点よりも低い
    キュリー点を有する請求項4のセメンタイト系化合物。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100410170C (zh) * 2005-12-31 2008-08-13 武汉科技大学 一种用铁精矿粉制备碳化铁的方法
JP2015117391A (ja) * 2013-12-16 2015-06-25 株式会社豊田中央研究所 鉄基焼結合金とその製造方法および高炭素鉄系粉末

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