JP2002273858A - フォーム印刷・加工機の見当検出装置、印刷見当マーク、および印刷・加工物 - Google Patents

フォーム印刷・加工機の見当検出装置、印刷見当マーク、および印刷・加工物

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JP2002273858A
JP2002273858A JP2001077550A JP2001077550A JP2002273858A JP 2002273858 A JP2002273858 A JP 2002273858A JP 2001077550 A JP2001077550 A JP 2001077550A JP 2001077550 A JP2001077550 A JP 2001077550A JP 2002273858 A JP2002273858 A JP 2002273858A
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Takuya Kamasu
拓也 加増
Hideo Masubuchi
秀雄 増渕
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Abstract

(57)【要約】 【課題】フォーム印刷・加工機において印刷見当と加工
見当とを検出する見当検出装置を提供する。 【解決手段】最後部印刷ユニットの下流かつ最前部加工
ユニットの上流においてフォームの各色の印刷見当マー
クが含まれる領域を撮像する印刷見当用撮像手段と、最
後部加工ユニットの下流においてフォームの印刷見当マ
ークと加工形跡とが含まれる領域を撮像する加工見当用
撮像手段と、それらの撮像信号を入力し印刷見当画像デ
ータと加工見当画像データに変換し、さらにそれらの画
像データから印刷見当ずれ量と加工見当ずれ量を算出す
るデータ処理部と、それらの見当ずれ量を表示する表示
部とを有するようにした見当検出装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ出力
等で使用されるフォーム(用紙;ビジネスフォーム)を
印刷・加工する技術分野に属する。特に、フォーム印刷
・加工機において印刷見当と加工見当とを検出する見当
検出装置、それ用の印刷見当マーク、およびその装置に
よって製造された印刷・加工物に関する。
【0002】
【従来技術】従来は、フォームの印刷・加工機において
は、オペレータがストロボ発光照明を用いて移送される
フォームの絵柄を静止状態とし、印刷見当マーク、絵
柄、加工形跡、等を目視確認しながら印刷見当と加工見
当とを調整する作業が行なわれる。この作業はフォーム
における表面と裏面の両方に対して行なわれる。また、
オペレータは他の多くの作業をもこなす必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この作業はオペレータ
に依存している。オペレータすなわち人が行なう以上
は、その人の経験、技量、その日の体調、等によって、
作業内容の差異や過誤が生じるのは避けられない。その
ため、安定した見当精度を得ることができず、フォーム
製品の品質にバラツキが生じることとなる。
【0004】本発明はこのような課題を解決するために
なされたものであり、その目的は、フォーム印刷・加工
機において印刷見当と加工見当とを検出する見当検出装
置を提供することにある。この見当検出装置により、見
当ずれ量が数量的に示されるから、オペレータは適正に
対処することができる。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題は下記の本発明
によって解決される。すなわち、本発明の請求項1に係
る見当検出装置は、フォーム印刷・加工機において印刷
見当と加工見当とを検出する見当検出装置であって、印
刷見当用撮像手段と、加工見当用撮像手段と、データ処
理部と、表示部とを有し、前記印刷見当用撮像手段は、
最後部印刷ユニットの下流かつ最前部加工ユニットの上
流においてフォームの各色の印刷見当マークが含まれる
領域を撮像して印刷見当撮像信号を出力し、前記加工見
当用撮像手段は、最後部加工ユニットの下流においてフ
ォームの印刷見当マークと加工形跡とが含まれる領域を
撮像して加工見当撮像信号を出力し、前記データ処理部
は、前記印刷見当撮像信号を入力して印刷見当画像デー
タに、また前記加工見当撮像信号を入力して加工見当画
像データに変換し、さらに、前記印刷見当画像データか
ら印刷見当ずれ量を、また前記加工見当画像データから
加工見当ずれ量を算出し、前記表示部は、前記印刷見当
ずれ量と前記加工見当ずれ量とを表示するようにしたも
のである。
【0006】本発明によれば、印刷見当用撮像手段によ
り最後部印刷ユニットの下流かつ最前部加工ユニットの
上流においてフォームの各色の印刷見当マークが含まれ
る領域が撮像され印刷見当撮像信号が出力される。また
加工見当用撮像手段により最後部加工ユニットの下流に
おいてフォームの印刷見当マークと加工形跡とが含まれ
る領域が撮像され加工見当撮像信号が出力される。そし
てデータ処理部により印刷見当撮像信号が入力され印刷
見当画像データに、また加工見当撮像信号が入力され加
工見当画像データに変換される。さらにデータ処理部に
より印刷見当画像データから印刷見当ずれ量が、また加
工見当画像データから加工見当ずれ量が算出される。そ
して表示部により印刷見当ずれ量と加工見当ずれ量とが
表示される。したがって、フォーム印刷・加工機におい
て印刷見当と加工見当とを検出する見当検出装置が提供
される。
【0007】また本発明の請求項2に係る見当検出装置
は、請求項1に係る見当検出装置において、前記印刷見
当用撮像手段と前記加工見当用撮像手段の各々を、フォ
ームの表面を撮像する表面用と裏面を撮像する裏面用の
一対で構成するようにしたものである。本発明によれ
ば、フォームの表裏両面における印刷見当と加工見当と
が検出される。
【0008】また本発明の請求項3に係る見当検出装置
は、請求項1または2に係る見当検出装置において、前
記印刷見当マークは印刷色によって異なる形状を有する
印刷見当マークであって、前記データ処理部はパターン
マッチングにより各々の印刷色の印刷見当マークを抽出
し、それら抽出した印刷見当マークの重心から各々の印
刷色の印刷見当マークの位置を算出するようにしたもの
である。本発明によれば、印刷色によって異なる形状を
有する印刷見当マークから印刷見当と加工見当とが検出
される。
【0009】また本発明の請求項4に係る見当検出装置
は、請求項3に係る見当検出装置において、前記印刷見
当マークの内の1つは基準印刷見当マークとしてマージ
ナルパンチの加工形跡である孔の外側に配置した印刷見
当マークであり、残りは内側に配置した印刷見当マーク
であって、前記データ処理部は、パターンマッチングに
より前記加工形跡を抽出し、その抽出した加工形跡の重
心から加工形跡の位置を算出し、さらに前記基準印刷見
当マークの位置と前記加工形跡の位置とから加工見当ず
れ量を算出するようにしたものである。本発明によれ
ば、基準印刷見当マークとマージナルパンチの加工形跡
から加工見当ずれ量が算出される。マージナルパンチの
加工形跡は表裏共通の加工形跡であるから、表裏におけ
るすべての印刷見当、加工見当が数量的に関連付けて検
出される。
【0010】また本発明の請求項5に係る印刷見当マー
クは、印刷色によって異なる形状を有する印刷見当マー
クであって、それらの印刷見当マークの内のすくなくと
も1つは基準印刷見当マークとしてマージナルパンチの
加工形跡である孔の外側に配置されているようにしたも
のである。本発明によれば、フォーム印刷・加工機にお
いて印刷見当と加工見当とを検出するための印刷見当マ
ークが提供される。
【0011】また本発明の請求項6に係る印刷見当マー
クは、請求項5に係る印刷見当マークにおいて、前記基
準印刷見当マーク以外の印刷見当マークはマージナルパ
ンチの加工形跡である孔の内側に配置されているように
したものである。本発明によれば、マージナルパンチの
加工を行なった後に残るのは、加工見当用の基準印刷見
当マークだけであり、製品への影響が小さい。
【0012】また本発明の請求項7に係る印刷見当マー
クは、請求項5または6に係る印刷見当マークにおいて
表面用と裏面用の印刷見当マークの各々は近隣の2つの
前記加工形跡の各々に配置されているようにしたもので
ある。本発明によれば、撮像において、反対側面に印刷
された印刷見当マークの陰影による影響が排除される。
また、近隣に配置されているから、印刷・加工の工程や
その前工程での取扱い、管理が容易となる。
【0013】また本発明の請求項8に係る印刷・加工物
は、マージナルパンチの加工形跡である孔の外側に配置
した印刷見当マークを有するようにしたものである。本
発明によれば、印刷と加工のすべてにおいて見当合わせ
が行なわれた印刷・加工物が提供される。
【0014】また本発明の請求項9に係る印刷・加工物
は、請求項8に係る印刷・加工物において、表面用と裏
面用の印刷見当マークの各々が近隣の2つの加工形跡の
各々に配置されているようにしたものである。本発明に
よれば、適正な取扱い、管理により適正な印刷・加工物
が提供される。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明について実施の形態
を説明する。本発明の見当検出装置における構成の一例
を図1に示す。図1において、1a,1b,1c,1d
はエリアセンサカメラ、2a,2b,2c,2dは画像
解析ユニット、3はモニタ、4はパーソナルコンピュー
タ、5はディスプレイ、6はロータリーエンコーダ、7
は警告灯、8はシーケンサ、100はフォームである。
図1に示すフォーム100は加工途中のフォーム用紙
(ウェブ)であり、フォーム100の上流には印刷ユニ
ット(図示せず)が存在する。また、図1に示すフォー
ム100の中央部分には加工ユニット(図示せず)が存
在し、下流にはデリバリユニット(図示せず)が存在す
る。
【0016】エリアセンサカメラ1a,1b,1c,1
dは、CCD(charge coupled device)等のイメージ
センサ、駆動回路、結像光学系、等を有するカメラ(撮
像手段)である。見当検出のための撮像が行なわれてい
るときには、ウェブ100は連続的に移送されている。
したがって、エリアセンサカメラ1a,1b,1c,1
dは、ウェブ100の移送に同期した撮像動作を行な
う。そして、各々の検出対象が各々の検出領域に存在す
るときに撮像を行なう。
【0017】エリアセンサカメラ1aは、最後部印刷ユ
ニットの下流かつ最前部加工ユニットの上流において、
フォーム100の表面における各色の印刷見当マークが
含まれる領域を撮像して印刷見当撮像信号を出力する。
エリアセンサカメラ1bは、最後部印刷ユニットの下流
かつ最前部加工ユニットの上流においてフォーム100
の裏面における各色の印刷見当マークが含まれる領域を
撮像して印刷見当撮像信号を出力する。
【0018】エリアセンサカメラ1cは、最後部加工ユ
ニットの下流においてフォームの表面における印刷見当
マークと加工形跡とが含まれる領域を撮像して加工見当
撮像信号を出力する。エリアセンサカメラ1dは、最後
部加工ユニットの下流においてフォームの裏面における
印刷見当マークと加工形跡とが含まれる領域を撮像して
加工見当撮像信号を出力する。
【0019】画像解析ユニット2a,2b,2c,2d
は、エリアセンサカメラ1a,1b,1c,1dが出力
する撮像信号を入力してA/D(analog-to-digital)
変換し、画像データを得るとともに、その画像データに
ついてデータ処理を行う。たとえば、撮像画像に含まれ
ている複数の(各印刷色の)印刷見当マークについてパ
ターンマッチングを行なうことにより特定の印刷見当マ
ークを抽出する処理を行なう。さらに抽出した印刷見当
マークの重心座標を算出し、その重心座標をパーソナル
コンピュータ4に出力する。撮像画像に含まれている加
工形跡についても同様の処理を行なう。
【0020】画像解析ユニット2aは、エリアセンサカ
メラ1aが出力する印刷見当撮像信号を入力して印刷見
当画像データ変換し、その印刷見当画像データから印刷
見当マークの重心座標を算出する。画像解析ユニット2
bは、エリアセンサカメラ1bが出力する印刷見当撮像
信号を入力して印刷見当画像データ変換し、その印刷見
当画像データから印刷見当マークの重心座標を算出す
る。
【0021】画像解析ユニット2cは、エリアセンサカ
メラ1cが出力する加工見当撮像信号を入力して加工見
当画像データに変換し、その加工見当画像データから印
刷見当マーク(基準印刷見当マーク)の重心座標とマー
ジナルパンチの加工形跡の重心座標を算出する。画像解
析ユニット2dは、エリアセンサカメラ1dが出力する
加工見当撮像信号を入力して加工見当画像データに変換
し、その加工見当画像データから印刷見当マーク(基準
印刷見当マーク)の重心座標とマージナルパンチの加工
形跡の重心座標を算出する。
【0022】モニタ3は、画像解析ユニット2a,2
b,2c,2dが出力する画像を入力して表示する。画
像解析ユニット2a,2b,2c,2dが出力する画像
には、撮像信号をA/D変換して得た画像データだけで
なく、データ処理の過程で得られる画像データ、等が含
まれる。
【0023】パーソナルコンピュータ4は、画像解析ユ
ニット2a,2b,2c,2dにおける環境設定を行な
う。たとえば、エリアセンサカメラ1a,1b,1c,
1dによる撮像タイミングの設定、モニタ3に表示する
画像の設定、等を行なう。オペレータは、ディスプレイ
5をモニタしながらキーボード(図示せず)、マウス
(図示せず)、等を操作して指示入力することにより、
この環境設定を行なう。
【0024】また、パーソナルコンピュータ4は、画像
解析ユニット2a,2b,2c,2dにおける画像デー
タの処理結果、すなわち各色の印刷見当マークとマージ
ナルパンチの加工形跡の重心座標を入力する。基準印刷
見当マークの重心座標と、その他の重心座標とを比較す
ることにより、見当ずれ量を算出する。そして、見当ず
れ量を一覧表示する画面を生成してディスプレイ5に出
力する。ディスプレイ5はその画面を表示する。また、
見当ずれ量が所定の許容範囲内であるか否かを判定す
る。その判定結果により警告灯7の表示形態を決める出
力を行なう。警告灯7はその形態で表示を行なう。
【0025】なお、ここでは見当ずれ量の演算をパーソ
ナルコンピュータ4において行なう構成を説明したが、
画像解析ユニット2a,2b,2c,2dにおいて見当
ずれ量の演算までを行い、その見当ずれ量をパーソナル
コンピュータ4に出力する構成としてもよい。
【0026】ロータリーエンコーダ6は、フォーム10
0の移送を検出する移送検出手段である。ロータリーエ
ンコーダ6は、フォーム印刷・加工機において、版胴の
回転に同期する部位に設置される。たとえば、版胴軸、
原動軸(ラインシャフト)、インフィードローラの軸、
アウトフィードローラの軸、等に設置されその回転を検
出する。
【0027】シーケンサ8は、このロータリーエンコー
ダ6の出力信号を入力し、その出力信号に基づいてエリ
アセンサカメラ1a,1b,1c,1dにおける撮像タ
イミングを制御する。言い換えると、画像解析ユニット
2a,2b,2c,2dは、その出力信号に基づいて、
移送されるフォーム100における所定の撮像領域の撮
像データを入力して画像データに変換する処理、等を行
なう。所定の撮像領域とは、エリアセンサカメラ1a,
1b,1c,1dが撮像する、前述の領域のことであ
る。
【0028】フォーム100と版胴との間の滑り、フォ
ーム100の伸び、等によって、撮像領域が所定の撮像
領域からずれることがある。画像解析ユニット2a,2
b,2c,2dは、その撮像領域のずれを、画像データ
における印刷見当マークの座標に基づいて検出する。そ
して、撮像タイミングを制御することにより、その撮像
領域のずれを補正する処理を行なう。
【0029】次に、印刷見当マークについて説明する。
印刷見当マークと加工形跡の一例を図2(A)に示す。
図2(A)において、21は墨(black)版の印刷見当
マーク、22は藍(cyan)版の印刷見当マーク、23は
紅(magenta)版の印刷見当マーク、24は黄(yello
w)、25は特色版の印刷見当マーク、26はマージナ
ルパンチの加工形跡を示している。
【0030】また、印刷見当マークと加工形跡の別の一
例を図2(B)に示す。図2(B)において、21は墨
版の印刷見当マーク、22は藍版の印刷見当マーク、2
3は紅版の印刷見当マーク、24は黄版の印刷見当マー
ク、25aは特色1版の印刷見当マーク、25bは特色
2版の印刷見当マーク、25cは特色3版の印刷見当マ
ーク、25dは特色4版の印刷見当マーク、25eは特
色5版の印刷見当マーク、26はマージナルパンチの加
工形跡を示している。
【0031】印刷見当マークは、互いに異なった形状の
印刷見当マークの組み合わせでよく、図2(A)、図2
(B)に示す形状に限定されない。また、各印刷見当マ
ークがレイアウトされる位置や方向、それらの個数も、
図2(A)、図2(B)に示されるものに限定されな
い。さらに、そのような印刷見当マークにおける印刷色
の組み合わせにおいても限定されない。
【0032】また、フォーム100における印刷見当マ
ークと加工形跡の配置の一例を図3に示す。図3におい
て、右側の列はフォーム100における表面に印刷され
た印刷見当マークを示し、左側の列はフォーム100に
おける裏面に印刷された印刷見当マークを示す。120
と220は図2に示した印刷見当マークと同一のもので
ある。131a,131b,131d,131e,13
1g,131h,131i,231a,231b,23
1d,231e,231f,231h,231iはマー
ジナルパンチの加工形跡を示している。
【0033】140と240はマージナルパンチの加工
見当マークとマージナルパンチの加工形跡を示してい
る。マージナルパンチの加工見当マークは、正方形のサ
ブマークと縦横の線分から成るサブマークから構成され
ている。マージナルパンチの加工見当マークは、たとえ
ば、墨(black)版において印刷される。150と25
0はフォーム100を移送方向(長手方向)の所定の位
置で幅方向に切断するとき、または横ミシン加工を行な
うときに用いる加工見当マーク(断裁見当マーク、横ミ
シン見当マーク)である。
【0034】次に、図1に示す本発明の見当検出装置の
構成において、印刷見当マークが図2(A)、図3に一
例を示した上述の印刷見当マークであるとき、その動作
について説明する。まず、オペレータは墨(black)版
の印刷見当マーク21、藍(cyan)版の印刷見当マーク
22、紅(magenta)版の印刷見当マーク23、黄(yel
low)版の印刷見当マーク24、特色版の印刷見当マー
ク25、マージナルパンチの加工形跡26を、パターン
マッチング用のテンプレートとして登録する指示入力を
行なう。また、見当ずれ量の許容範囲の設定を行なう。
【0035】次に、フォーム印刷・加工機が運転を開始
すると、見当検出装置は版胴1回転ごとに撮像を行ない
得られた画像データをモニタ3に画像表示する。オペレ
ータはモニタ3の画像表示をモニタしながら、図2に示
す印刷見当マークが印刷された所定の領域を撮像するよ
うに、エリアセンサカメラ1a,1b,1c,1dの各
々についてタイミング調整を行なう。
【0036】このようにして環境設定が終了すると、見
当ずれ量を検出する処理に進む。本発明の見当検出装置
が見当ずれ量を検出するときのデータ処理の過程の一例
をフロー図として図4に示す。まず、図4のステップS
1において、ロータリーエンコーダ6の出力信号に基づ
いて、画像解析ユニット2a,2b,2c,2dの各々
は、エリアセンサカメラ1a,1b,1c,1dの各々
における撮像タイミングとなるまで待機する。
【0037】エリアセンサカメラ1a,1b,1c,1
dの各々において撮像タイミングとなると、ステップS
2において、エリアセンサカメラ1a,1b,1c,1
dの各々において撮像が行なわれ撮像信号が出力され
る。次に、ステップS3において、画像解析ユニット2
a,2b,2c,2dの各々は撮像信号を入力してA/
D変換を行ない画像データを生成する。
【0038】次に、ステップS4において、画像解析ユ
ニット2a,2b,2c,2dの各々は、前述のテンプ
レートを使用し、画像データにおいてパターンマッチン
グを行う。このパターンマッチングにより、エリアセン
サカメラ1a,1bの撮像画像からは、墨(black)版
の印刷見当マーク21、藍(cyan)版の印刷見当マーク
22、紅(magenta)版の印刷見当マーク23、黄(yel
low)版の印刷見当マーク24、特色版の印刷見当マー
ク25の5つが抽出される。また、エリアセンサカメラ
1c,1dの撮像画像からは、墨(black)版の印刷見
当マーク21とマージナルパンチの加工形跡26の2つ
が抽出される。
【0039】次に、ステップS5において、墨(blac
k)版の印刷見当マーク21、藍(cyan)版の印刷見当
マーク22、紅(magenta)版の印刷見当マーク23、
黄(yellow)版の印刷見当マーク24、特色版の印刷見
当マーク25、マージナルパンチの加工形跡26のすべ
てについて、重心座標を算出する。次に、ステップS6
において、この算出した重心座標と前述の基準座標(基
準となる重心座標)との差異から見当ずれ量を算出す
る。
【0040】次に、ステップS7において、この算出し
た見当ずれ量と前述の見当ずれ量の許容範囲とを比較す
る。そして、その許容範囲を外れるものが存在する場合
には、ステップS8において、見当ずれ量をディスプレ
イ5において表示するともに、許容範囲から外れている
ことを示す表示をディスプレイ5および警告灯7におい
て行なう。また、その許容範囲を外れるものが存在しな
い場合には、ステップS8において、見当ずれ量をディ
スプレイ5において表示するとともに、許容範囲から外
れていないことを示す表示をディスプレイ5および警告
灯7において行なう。
【0041】次に、ステップS9において、見当ずれ検
出の処理を終了するか否かの判定が行なわれる。オペレ
ータの指示入力、等により終了する状況であれば、終了
とする。見当ずれ検出の処理を継続する状況であれば、
ステップS1に戻って、上述した以降のステップを繰り
返す。
【0042】
【発明の効果】以上のとおりであるから、本発明の請求
項1に係る見当検出装置によれば、フォーム印刷・加工
機において印刷見当と加工見当とを検出する見当検出装
置が提供される。また本発明の請求項2に係る見当検出
装置によれば、フォームの表裏両面における印刷見当と
加工見当を検出することができる。また本発明の請求項
3に係る見当検出装置によれば、印刷色によって異なる
形状を有する印刷見当マークから印刷見当と加工見当を
検出することができる。また本発明の請求項4に係る見
当検出装置によれば、基準印刷見当マークとマージナル
パンチの加工形跡から加工見当ずれ量が算出される。マ
ージナルパンチの加工形跡は表裏共通の加工形跡である
から、表裏におけるすべての印刷見当、加工見当を数量
的に関連付けて検出することができる。また本発明の請
求項5に係る印刷見当マークによれば、フォーム印刷・
加工機において印刷見当と加工見当とを検出するための
印刷見当マークが提供される。また本発明の請求項6に
係る印刷見当マークによれば、マージナルパンチの加工
を行なった後に残るのは、加工見当用の基準印刷見当マ
ークだけであり、製品への影響を小さくすることができ
る。また本発明の請求項7に係る印刷見当マークによれ
ば、撮像において、反対側面に印刷された印刷見当マー
クの陰影による影響を排除することができる。また、近
隣に配置されているから、印刷・加工の工程やその前工
程での取扱い、管理を容易とすることができる。また本
発明の請求項8に係る印刷・加工物によれば、印刷と加
工のすべてにおいて見当合わせが行なわれた印刷・加工
物が提供される。また本発明の請求項9に係る印刷・加
工物によれば、適正な取扱い、管理によ適正な印刷・加
工物が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の見当検出装置における構成の一例を示
す図である。
【図2】印刷見当マークと加工形跡の一例を示す図であ
る。
【図3】印刷見当マークと加工形跡の配置の一例を示す
図である。
【図4】本発明の見当検出装置が見当ずれ量を検出する
ときのデータ処理の過程の一例を示すフロー図である。
【符号の説明】
1a,1b,1c,1d エリアセンサカメラ 2a,2b,2c,2d 画像解析ユニット 3 モニタ 4 パーソナルコンピュータ 5 ディスプレイ 6 ロータリーエンコーダ 7 警告灯 8 シーケンサ 21 墨(black)版の印刷見当マーク 22 藍(cyan)版の印刷見当マーク 23 紅(magenta)版の印刷見当マーク 24 黄(yellow)版の印刷見当マーク、 25,25a,25b,25c,25d,25e 特色
版の印刷見当マーク 26,131a,131b,131d,131e,13
1g,131h,131i,231a,231b,23
1d,231e,231f,231h,231i マー
ジナルパンチの加工形跡 100 フォーム 140,240 マージナルパンチの加工見当マークと
マージナルパンチの加工形跡 150,250 加工見当マーク(断裁見当マーク、横
ミシン見当マーク)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フォーム印刷・加工機において印刷見当と
    加工見当とを検出する見当検出装置であって、印刷見当
    用撮像手段と、加工見当用撮像手段と、データ処理部
    と、表示部とを有し、 前記印刷見当用撮像手段は、最後部印刷ユニットの下流
    かつ最前部加工ユニットの上流においてフォームの各色
    の印刷見当マークが含まれる領域を撮像して印刷見当撮
    像信号を出力し、 前記加工見当用撮像手段は、最後部加工ユニットの下流
    においてフォームの印刷見当マークと加工形跡とが含ま
    れる領域を撮像して加工見当撮像信号を出力し、 前記データ処理部は、前記印刷見当撮像信号を入力して
    印刷見当画像データに、また前記加工見当撮像信号を入
    力して加工見当画像データに変換し、さらに、前記印刷
    見当画像データから印刷見当ずれ量を、また前記加工見
    当画像データから加工見当ずれ量を算出し、 前記表示部は、前記印刷見当ずれ量と前記加工見当ずれ
    量とを表示する、 ことを特徴とする見当検出装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の見当検出装置において、前
    記印刷見当用撮像手段と前記加工見当用撮像手段の各々
    を、フォームの表面を撮像する表面用と裏面を撮像する
    裏面用の一対で構成することを特徴とする見当検出装
    置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の見当検出装置にお
    いて、前記印刷見当マークは印刷色によって異なる形状
    を有する印刷見当マークであって、前記データ処理部は
    パターンマッチングにより各々の印刷色の印刷見当マー
    クを抽出し、それら抽出した印刷見当マークの重心から
    各々の印刷色の印刷見当マークの位置を算出することを
    特徴とする見当検出装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の見当検出装置において、前
    記印刷見当マークの内の1つは基準印刷見当マークとし
    てマージナルパンチの加工形跡である孔の外側に配置し
    た印刷見当マークであり、残りは内側に配置した印刷見
    当マークであって、前記データ処理部は、パターンマッ
    チングにより前記加工形跡を抽出し、その抽出した加工
    形跡の重心から加工形跡の位置を算出し、さらに前記基
    準印刷見当マークの位置と前記加工形跡の位置とから加
    工見当ずれ量を算出することを特徴とする見当検出装
    置。
  5. 【請求項5】印刷色によって異なる形状を有する印刷見
    当マークであって、それらの印刷見当マークの内のすく
    なくとも1つは基準印刷見当マークとしてマージナルパ
    ンチの加工形跡である孔の外側に配置されていることを
    特徴とする印刷見当マーク。
  6. 【請求項6】請求項5記載の印刷見当マークにおいて、
    前記基準印刷見当マーク以外の印刷見当マークはマージ
    ナルパンチの加工形跡である孔の内側に配置されている
    ことを特徴とする印刷見当マーク。
  7. 【請求項7】請求項5または6記載の印刷見当マークに
    おいて、表面用と裏面用の印刷見当マークの各々は近隣
    の2つの前記加工形跡の各々に配置されていることを特
    徴とする印刷見当マーク。
  8. 【請求項8】マージナルパンチの加工形跡である孔の外
    側に配置した印刷見当マークを有することを特徴とする
    印刷・加工物。
  9. 【請求項9】請求項8記載の印刷・加工物において表面
    用と裏面用の印刷見当マークの各々が近隣の2つの前記
    加工形跡の各々に配置されていることを特徴とする印刷
    ・加工物。
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