JP2002272822A - 消耗品の管理システム及び洗滌装置 - Google Patents

消耗品の管理システム及び洗滌装置

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JP2002272822A
JP2002272822A JP2001072157A JP2001072157A JP2002272822A JP 2002272822 A JP2002272822 A JP 2002272822A JP 2001072157 A JP2001072157 A JP 2001072157A JP 2001072157 A JP2001072157 A JP 2001072157A JP 2002272822 A JP2002272822 A JP 2002272822A
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Japan
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unit
brush
reading
consumable
cleaning
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Application number
JP2001072157A
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English (en)
Inventor
Naoya Taya
直也 田谷
Hidemichi Suzuki
英理 鈴木
Toshiaki Noguchi
利昭 野口
Masanori Atomachi
昌紀 後町
Jun Hasegawa
準 長谷川
Katsuya Suzuki
克哉 鈴木
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】使用されている消耗品の有効期限を認識して警
告を発する等の適切な処置をとることができる消耗品の
管理システムを提供する。 【解決手段】消耗品の管理システムであって、所定の消
耗品を使用する機器と、消耗品に取り付けられ、この消
耗品の使用限界を表す読み込み可能な情報を保持するト
ランスポンダと、前記機器に取り付けられ、前記トラン
スポンダから前記情報を読み取り、読み取り結果に応じ
て前記消耗品の使用限界を判断し、判断結果により前記
機器を制御する制御部22とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は消耗品の管理システ
ム及び洗滌装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】消耗品は使用された回数もしくは日数に
よりその性能が劣化し、限度を超えると要求性能が発揮
されなくなる。そこで一般的に使用限度回数、もしくは
使用限度日数が設定されており、その範囲内で使用する
事が前提となる。
【0003】内視鏡洗滌消毒装置で使用される消耗品と
しては、供給される水の中から雑菌を含む不純物をろ過
する為の水フィルター、内視鏡管路内の残水を除去する
為の空気から、雑菌を含む不純物をろ過する為のエアフ
ィルター、消毒液のにおいを除去するガスフィルター、
洗滌消毒工程に使用する洗剤、消毒液、アルコール等が
ある。
【0004】また、従来内視鏡は、管路に付着した蛋白
質などの汚れを、先端にブラシの付いた長いワイヤーを
作業者が管路に挿入してブラッシングをして清掃してい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の内視鏡
洗滌消毒装置は、使用されている消耗品の有効期限を自
動的に検知する手段を持っておらず、交換作業はユーザ
ーに頼っていた為、有効期限を過ぎても使用されてしま
う可能性があった。その為、要求性能が発揮されない可
能性があった。
【0006】また、従来の作業者によるブラッシング
は、長いブラシワイヤーを汚れた内視鏡に通すという、
たいへん負荷の多い作業であった。従って安定した洗滌
結果を得るためには作業になれる必要があった。
【0007】本発明はこのような課題に着目してなされ
たものであり、その第1の目的とするところは、使用さ
れている消耗品の有効期限を認識して警告を発する等の
適切な処置をとることができる消耗品の管理システムを
提供することにある。
【0008】また、本発明の第2の目的は、ブラッシン
グを行う作業者の負担を低減し、かつ誰が作業をしても
安定した洗滌結果が得られる洗滌装置を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の第1の目的を達成
するために、第1の発明は、消耗品の管理システムであ
って、所定の消耗品を使用する機器と、前記消耗品に取
り付けられ、この消耗品の使用限界を表す読み込み可能
な情報を保持する識別手段と、前記機器に取り付けら
れ、前記識別手段から前記情報の読み取りが可能な読み
取り手段と、前記読み取り手段による読み取り結果に応
じて前記消耗品の使用限界を判断する判断手段と、前記
判断手段の判断結果により前記機器を制御する制御手段
とを備える。
【0010】また、第2の発明は、第1の発明に係る消
耗品の管理システムにおいて、前記使用限界を表す情報
は、その消耗品の、使用有効期限、有効使用回数、有効
使用時間、劣化状態、濃度、摩耗度、残量のうちの少な
くとも1つを含む。
【0011】また、第3の発明は、第1の発明に係る消
耗品の管理システムにおいて、前記識別手段は非接触通
信可能なRFIDタグであり、前記読み取り手段はRF
ID読み取り装置である。
【0012】また、上記の第2の目的を達成するため
に、第4の発明は、ブラシ部、識別部および通信部を有
するブラシチップと、前記ブラシチップを洗滌流体と共
に供給して循環させる供給循環手段と、前記ブラシチッ
プの識別部の情報を読み取る読み取り手段と、前記読み
取り手段の読み取り結果より前記ブラシチップの循環状
態を判断する判断手段と、前記判断手段の判断結果によ
り前記ブラシチップの循環を制御する制御手段とを有す
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。
【0014】(第1実施形態)第1実施形態では、使用
される消耗品にその有効期限データを持たせ、内視鏡洗
滌消毒装置に当該有効期限データを認識する手段と有効
期限を計算する手段を持たせることにより、内視鏡洗滌
消毒装置が消耗品の有効期限を認識できるようにしたも
のである。内視鏡洗滌消毒装置は使用されている消耗品
の有効期限を認識することができるため、有効期限が過
ぎた場合にユーザーに対して警告を行い、交換を促すこ
とができる。それにより、常に消耗品の性能を要求性能
に保つことができ、安定した内視鏡の洗滌消毒を行うこ
とができる。
【0015】図1は、本発明が適用される内視鏡洗滌消
毒装置の外観斜視図である。図2は、内視鏡洗滌消毒装
置前面の扉を開放したときの内部のようすを示す図であ
る。
【0016】内視鏡洗滌消毒装置1には、内視鏡を洗滌
消毒する為の洗滌槽2と、処理工程時の薬液等の飛散を
防止する為のトップカバー3と、処理工程のプログラム
等を設定する為のコントロールパネル4と、前面扉5が
設けられている。
【0017】前面扉5は工具不要で開閉することがで
き、その内部には消耗品として、供給される水の中から
雑菌を含む不純物をろ過する為の水フィルター6と、内
視鏡管路内の残水を除去する為の空気から、雑菌を含む
不純物をろ過するエアフィルター7と、消毒液のにおい
を除去するガスフィルター8のほかに、洗滌消毒工程に
使用する洗剤を収納している洗剤収納部9、消毒液を収
納している消毒液収納部10、アルコールを収納してい
るアルコール収納部11が設けられている。
【0018】図3(A)、(B)、(C)は、上記した
水フィルター6部分の拡大図である。水フィルター6は
フィルター本体6−2とそれを収納するためのフィルタ
ーケース6−1とからなる。フィルター本体6−2には
防水機能・耐薬機能を持った識別手段としてトランスポ
ンダ12(高周波自動認識システムRFID RadioFre
quency Identification)が取付けられており、その内
部にはシリアルナンバーと開封後の使用限度日数データ
が記録されている。トランスポンダ12は硬質ガラス器
12−2からなり、アンテナ12−1やICパッケージ
12−3が設けられている。
【0019】また、水フィルター6近傍にはトランスポ
ンダ12内のデータを読み出すためのアンテナ13が設
置され、送受信回路14を介して後述する制御部に接続
されている。
【0020】エアーフィルター7、ガスフィルター8、
消毒液収納部10についても同様の構成である。
【0021】図4は、洗剤収納部9の拡大図である。洗
剤パッケージ9−1には防水機能、耐薬機能を持ったト
ランスポンダ12が取付けられており、シリアルナンバ
ーと開封後の使用限度回数データ及び内容量データが記
録されている。同様に洗剤パッケージ9−1近傍にはア
ンテナ13が設置され、送受信回路14を介して制御部
に接続されている。
【0022】アルコール収納部11についても同様の構
成である。
【0023】図5は、上記した内視鏡洗滌消毒装置の内
部回路の概略構成を示すブロック図である。この内部回
路は、主に供給された電圧を回路レベルに安定化させる
為の電源安定部20と、供給された電源レベルを監視
し、リセット信号を制御する電源監視部21と、装置を
制御する為のプログラムや、工程来歴、異常来歴等の動
作データや消耗品のシリアルナンバー、交換日時、使用
限度日数等の消耗品データを記録する為のメモリ部23
と、コントロールパネル4の表示及びSW入力を制御す
る為のパネル制御部24と、ポンプ・電磁弁等の電気機
器を動作させ、洗滌消毒を行う駆動部25と、温度セン
サ、水位センサ、トップカバー位置センサ等のセンサ入
力値を監視するセンサ制御部26と、日付を管理するR
TC(RealTime Clock)27と、トランスポンダ12か
らの信号を受信するためのアンテナ29、31及び送受
信回路28、30と、上記した各部の制御を行う制御部
22とからなる。
【0024】制御部22は、トランスポンダ12から情
報を読み取る読み取り手段と、読み取り結果に応じて消
耗品の使用限界を判断する判断手段と、判断結果により
洗滌消毒装置を制御する制御手段としての機能を備えて
いる。
【0025】次に上記した構成の動作を説明する。
【0026】制御部22は一定周期ごとに水フィルター
6、エアーフィルター7、ガスフィルター8、消毒液収
納部10、洗剤収納部9、アルコール収納部11に設け
られたトランスポンダ12からシリアルナンバーを読み
出し、内部回路のメモリ部23に記録された消耗品シリ
アルナンバーと比較を行う。このときの比較結果が異な
る場合には消耗品が交換されたと認識し、メモリ部23
内の記録内容を更新する。また、両者が同じ場合には消
耗品は継続して使用されていると認識し、以下の手順で
寿命計算を行う。
【0027】図6は寿命計算の手順を説明するためのフ
ローチャートである。まず、制御部22はRTC27よ
り現在の年月日を取得する(ステップS1)。次にメモ
リ部23より消耗品の交換年月日を読み出し(ステップ
S2)、両者を比較して消耗品の使用日数を計算する
(ステップS3)。次にメモリ部23より消耗品の使用
限度日数を読み出し(ステップS4)、先に計算した使
用日数と比較し、使用限度内か否かを判断する(ステッ
プS5)。使用限度を超えていた場合、コントロールパ
ネル4への警告表示、ブザー等によりユーザーへ警告を
行い、交換を促す(ステップS6)。
【0028】図7は、この時のコントロールパネル4の
表示状態を示した図である。洗剤収納部9及びアルコー
ル収納部11については、上記使用限度日数に関するデ
ータに加えて、トランスポンダ12内に使用限度回数が
記録される。さらに、メモリ部23内には使用限度回数
と実際に使用した回数のデータが記録される。
【0029】洗滌消毒工程及び他の自動工程にて洗剤も
しくはアルコールが消費されると、メモリ部23内の使
用回数が更新される。
【0030】制御部22は日数同様、工程ごとに使用限
度回数と実際使用回数との比較を行い、実際使用回数が
使用限度回数を超えていた場合には消耗品がなくなった
と判断し、同様にコントロールパネル4への表示、ブザ
ー等によりユーザーへ警告を行い、交換を促す。
【0031】上記データのうち、使用限度日数及び使用
限度回数については、メモリ部23に記憶させず、寿命
計算毎に消耗品から読み出してもよい。
【0032】あるいは、制御部22は、消耗品交換時に
消耗品の交換年月日を計算し、その年月日を内視鏡洗滌
消毒装置1内のメモリ部23もしくは消耗品内のトラン
スポンダ12内に記憶させ、その値と現在の年月日を比
較する事により使用限度を認識してもよい。比較のタイ
ミングとしては、電源投入時、洗滌消毒工程開始時、洗
滌消毒工程終了時、一定時間毎等が挙げられる。
【0033】これらの警告は、使用限度の超過検出時以
外にも、該当する消耗品を使用する工程が選択された場
合にも行われる。また、洗剤が使用限度を超えた場合の
洗滌工程、アルコールが使用限度を超えた場合のアルコ
ールフラッシュ工程等、工程を正しく行うことができな
い場合には警告にとどまらず、工程を受けつけない。
【0034】また、警告は消耗品の使用限度を超えたと
きのみではなく、使用期限が近づいた場合に行ってもよ
い。あるいは、消耗品の使用日数・回数を表示してもよ
い。
【0035】図8は上記した第1実施形態の変形例を説
明するための図である。内視鏡洗滌消毒装置1には電気
信号用の接続手段40が設けられており、外部コンピュ
ータ41とのデータ通信を行うことができる。通信内容
としては、内視鏡の洗滌消毒を行った日付及び時間、洗
滌消毒工程、消毒液の交換など、行なった工程の種類、
洗滌時間、消毒時間、すすぎ回数といった工程の内容、
使用した消毒液の種類、温度といった消毒液の情報、そ
の他、消毒液、洗剤や各種フィルター等の消耗品に関す
る交換時期、使用回数、使用日数、有効期限、消耗品認
識情報など、洗滌機に保存されているデータ全てが挙げ
られる。
【0036】外部コンピュータ41側は、内視鏡洗滌消
毒装置1からの情報を元に、洗滌消毒システムの管理、
消耗品の有効性の確認や消耗品の在庫管理を行なうこと
ができる。
【0037】外部コンピュータ41を病院内のネットワ
ーク環境に接続することにより、消耗品や内視鏡洗滌消
毒装置1本体の一括管理や、消耗品の在庫が不足した場
合には、メーカーへの自動発注を行なうことができる。
【0038】上記した第1実施形態によれば、内視鏡洗
滌消毒装置は使用されている消耗品の有効期限を認識す
ることができるため、有効期限が過ぎた場合にユーザー
に対して警告を行い、交換を促すことができる。それに
より、常に消耗品の性能を要求性能に保つことができ、
安定した内視鏡の洗滌消毒を行うことができる。トラン
スポンダを使用している為、データの読み取りを自動的
に行う事ができる。
【0039】(付記) 1. 使用された回数もしくは日数により交換が行われ
る消耗品をもつ内視鏡洗滌消毒装置において、消耗品の
使用回数及び使用日数を検知する手段を持つ事を特徴と
した内視鏡洗滌消毒装置。
【0040】2. 1.に記載の内視鏡洗滌消毒装置で
あって、消耗品にその有効使用回数もしくは有効使用日
数を決定する為の情報を持たせた事を特徴とする内視鏡
洗滌消毒装置。
【0041】3. 1.または2.に記載の内視鏡洗滌
消毒装置であって、内視鏡洗滌消毒装置本体に消耗品の
持つ有効使用回数もしくは有効使用日数を決定する為の
情報を読み取る手段を持たせた事を特徴とする内視鏡洗
滌消毒装置。
【0042】4. 1.に記載の内視鏡洗滌消毒装置で
あって、内視鏡洗滌消毒装置本体に自動的に日付を管理
する手段を持ち、それにより消耗品の使用日数を管理す
る事を特徴とした内視鏡洗滌消毒装置。
【0043】(第2実施形態)第2実施形態では、通信
部を持つブラシチップをポンプで洗滌水とともに強制的
に内視鏡管路に循環させて自動的に管路内を清掃するこ
とを特徴とする。各管路にブラシが何回通過したかを通
信してカウントすることで、あらかじめ規定してある必
要通過回路を満足しているか否かを確認できるため、安
定した清掃結果が得られる。
【0044】図9は、ブラシチェッカー101と、洗滌
する対象としての内視鏡102とを接続した状態を示す
図である。ブラシチェッカー101は、内視鏡102の
各管路と接続チューブ103で接続されている。ブラシ
チェッカー101は、洗滌水の供給源としての水道10
5と給水ホース104で接続されており、また排水をす
るためのドレンホース106を有している。電源は電源
ケーブル109を介して供給される。ブラシチェッカー
101の前面には、洗滌状態などを表示する表示器10
7と警告音などを出すためのスピーカー108が配置さ
れている。118はスタートボタンである。
【0045】図10は、管路図を示し、ブラシチェッカ
ー101の内部には、洗滌水114やブラシチップ11
5を貯蔵するタンク113が設けられ、供給循環手段と
しての循環ポンプ110と接続されている。タンク11
3には、給水弁112を開放することで給水ホース10
4を介して水道105から洗滌水114が供給される。
【0046】このとき、図示していないが、タンク11
3に洗剤供給管路から洗剤が供給され、洗滌水114は
洗剤の希釈水となる。内視鏡102をセットしてスター
トボタン118を押すことで、まず、あらかじめタンク
113にセットされていたブラシチップ115のIDナ
ンバーと個数を通信アンテナ117cを介して読み取り
手段としての制御部111が読み取って記憶する。制御
部111は後述するように、読み取った結果からブラシ
チップ115の循環状態を判断する判断手段と、判断結
果よりブラシチップ115の循環を制御する制御手段と
しての機能を備えている。
【0047】次に循環ポンプ110が作動して、タンク
113内の洗滌水114をブラシチップ115を巻き込
みながら、内視鏡102の管路へ強制的に送り込む。洗
滌水114とブラシチップ115は、内視鏡102の管
路を通りながら、管路内壁に付着した蛋白質などの汚れ
をこすってきれいに清掃したあと、各回収管路119を
経由して、タンク113に戻ってくる。
【0048】各回収管路119には、通信用のアンテナ
117a,117bが設置してあり、どのブラシチップ
115が何回どの管路を通過したかを制御部111でカ
ウントして記憶する。あらかじめ設定されて制御部11
1に記憶されている、各管路が満足に清掃される最低の
ブラシチップ115の循環回数と、実際のブラシチップ
115の循環回数とを比較して、すべての管路におい
て、実際の循環回数が設定回数を超えた時点で、循環管
路121のタンク113側に付いている停止弁120を
閉じる。
【0049】停止弁120を閉じると、循環管路121
は洗滌水114は通過できるが、ブラシチップ115は
通過することができない口径に絞られる。よって、ブラ
シチップ115はタンク113に残留して、循環ポンプ
110を回し続けることで、ブラシチップ115をタン
ク113に回収することができる。
【0050】その間、アンテナ117cを介してタンク
113内のブラシチップ115をカウントし、記憶して
ある開始前のブラシチップ115の個数と同じになった
ら循環ポンプ110を停止する。設定されたある時間以
上たっても回収できない場合は、循環ポンプ110を止
めて表示器107に回収エラーを表示して、スピーカー
108で警告音を発して異常を知らせる。
【0051】ブラシチップ115をすべて回収したら、
ブラシチェッカー101側から各ブラシチップ115に
その循環回数を通信して記憶させる。この、各ブラシチ
ップ115が記憶している循環回数が規定回数を超える
と、ブラシの寿命として、表示器107に規定回数を超
えたブラシチップのIDナンバーを表示し、交換を促
す。最後に、ドレン弁116を開いてドレンホース10
6よりタンク内の洗滌水114を排出する。
【0052】図11は、ブラシチップ115の構成を示
す図である。ブラシ線124が外表面を覆っている硬質
ガラス管121の内部に、ICパッケージ122とアン
テナ123が内蔵されている。ICパッケージ122内
のメモリーにそのブラシチップのIDナンバー、使用限
界規定回数と使用累積回数などのデータが記憶されてい
る。アンテナ123を介して、ブラシチェッカー101
とデータの送受信が行われる。
【0053】なお、ブラシチップ115の形状は、管路
途中で詰まりにくいように円筒状または球状のものが望
ましい。また、植毛されるブラシ線124も適当な硬さ
のものが選択される。ブラシチップ115の大きさは、
洗滌する内視鏡管路の最少径以下に作られている。ただ
し、最少径に合わせると太い管路を洗滌する場合に効率
が悪いので、太さの異なる管路毎にブラシチェッカー1
01を取り付けることが望ましい。その場合は、各管路
に合わせて最適なブラシチップ115の大きさとする。
もちろん、循環ポンプの内部も、ブラシチップ115が
詰まることのないように十分な管路径が確保されてい
る。
【0054】たとえば、3mm径の鉗子管路に通すブラ
シチップ115は直径2mmの本体に1mm程度の長さ
のブラシ線124が植毛されており、ポンプが水を送り
出す勢いでブラシチップ115も管路内を圧送される。
そのさい、ブラシチップ115のブラシ線124は管路
内の汚物を剥ぎ取っていくのだが、管路内面を傷めない
ようにブラシ線124の材質は管路内面より柔らかい合
成樹脂で作られている。
【0055】また、図10のブラシチェッカー101の
循環管路121の途中に、図12に示すような、選別装
置125を配置することで、規定使用回数を越えたブラ
シチップ115をアンテナ126で検知し、管路切替え
弁127を瞬時に切替えて規定使用回数を越えたブラシ
チップ115を回収タンク128に自動回収することが
できる。
【0056】上記した第2実施形態によれば、面倒なブ
ラッシング作業を自動的に行うことができるので、作業
者の負荷を低減できるだけでなく、ブラシチップ115
の通過回数を管理することで、今まで作業者の違いによ
る洗滌度合いの差異がなくなるため、より安全に内視鏡
業務を行うことができるようになる。
【0057】(付記) 1.通信手段を内蔵したブラシチップを、内視鏡の管路
に洗滌水と共に循環ポンプで強制循環させ、各管路内の
汚れを自動的に除去する内視鏡管路洗滌機で各管路にブ
ラシチップが何回通過したかと、最終的にすべてのブラ
シチップが回収されたかをカウントするチェッカー機能
を持つ洗滌装置。
【0058】
【発明の効果】請求項1〜3に記載の発明によれば、使
用されている消耗品の有効期限を認識して警告を発する
等の適切な処置をとることができる消耗品の管理システ
ムを提供することができる。
【0059】また、請求項4に記載の発明によれば、ブ
ラッシングを行う作業者の負担を低減し、かつ誰が作業
をしても安定した洗滌結果が得られる洗滌装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態が適用される内視鏡洗滌
消毒装置の外観斜視図である。
【図2】内視鏡洗滌消毒装置前面の扉を開放したときの
内部のようすを示す図である。
【図3】水フィルター6部分の拡大図である。
【図4】洗剤9の収納部の拡大図である。
【図5】内視鏡洗滌消毒装置の内部回路の概略構成を示
すブロック図である。
【図6】寿命計算の手順を説明するためのフローチャー
トである。
【図7】コントロールパネルの表示の一例を示す図であ
る。
【図8】本発明の第1実施形態の変形例を説明するため
の図である。
【図9】本発明の第2実施形態において、ブラシチェッ
カー101と洗滌する対象の内視鏡102を接続した状
態を示す図である。
【図10】管路図を示す図である。
【図11】ブラシチップ115の構成を示す図である。
【図12】選別装置125の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 内視鏡洗滌消毒装置 2 洗滌槽 3 トップカバー 4 コントロールパネル 5 前面扉 6 水フィルター 6−1 フィルタケース 6−2 フィルタ本体 7 エアフィルター 8 ガスフィルター 9 洗剤 10 消毒液 11 アルコール 12 トランスポンダ 12−1 アンテナ12−1 12−2 硬質ガラス 12−3 ICパッケージ 13 アンテナ 14 送受信回路 20 電源安定部 21 電源監視部 22 制御部 23 メモリ部 24 パネル制御部 25 駆動部 26 センサ制御部 27 RTC 28 トランスポンダ送受信回路 29 アンテナ 30 トランスポンダ送受信回路 31 アンテナ 40 接続手段 41 外部コンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 126 B08B 9/04 Z (72)発明者 野口 利昭 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 後町 昌紀 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 長谷川 準 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 鈴木 克哉 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 3B116 AA12 AB01 BA02 BA24 BA36 BB62 CD42 CD43 4C058 AA12 BB07 DD13 JJ06 4C061 AA00 BB00 CC00 DD00 JJ17 JJ20

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の消耗品を使用する機器と、 前記消耗品に取り付けられ、この消耗品の使用限界を表
    す読み込み可能な情報を保持する識別手段と、 前記機器に取り付けられ、前記識別手段から前記情報の
    読み取りが可能な読み取り手段と、 前記読み取り手段による読み取り結果に応じて前記消耗
    品の使用限界を判断する判断手段と、 前記判断手段の判断結果により前記機器を制御する制御
    手段と、 を備えたことを特徴とする消耗品の管理システム。
  2. 【請求項2】 前記使用限界を表す情報は、その消耗品
    の、使用有効期限、有効使用回数、有効使用時間、劣化
    状態、濃度、摩耗度、残量のうちの少なくとも1つを含
    むことを特徴とする請求項1記載の消耗品の管理システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記識別手段は非接触通信可能なRFI
    Dタグであり、 前記読み取り手段はRFID読み取り装置であることを
    特徴とする請求項1記載の消耗品の管理システム。
  4. 【請求項4】 ブラシ部、識別部および通信部を有する
    ブラシチップと、 前記ブラシチップを洗滌流体と共に供給して循環させる
    供給循環手段と、 前記ブラシチップの識別部の情報を読み取る読み取り手
    段と、 前記読み取り手段の読み取り結果より前記ブラシチップ
    の循環状態を判断する判断手段と、 前記判断手段の判断結果により前記ブラシチップの循環
    を制御する制御手段と、 を有することを特徴とする洗滌装置。
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