JP2002269316A

JP2002269316A - 店舗情報サービスシステム

Info

Publication number: JP2002269316A
Application number: JP2001066155A
Authority: JP
Inventors: Toshihiro Kujirai; 俊宏鯨井; Makoto Shiotani; 真塩谷; Naoyuki Koga; 尚之古賀; Toshiro Shibata; 敏郎柴田
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 2001-03-09
Filing date: 2001-03-09
Publication date: 2002-09-20
Also published as: US20020133406A1; EP1239387A3; EP1239387A2

Abstract

(57)【要約】【課題】１つのサーバで複数店舗のアンケートを扱え、
アンケート協力者に各店舗に固有のサービスを還元でき
る店舗情報サービスシステムを提供する。【解決手段】携帯端末１０からアンケート登録された店
舗について店舗紹介情報を要求された時、サーバ３０か
らアンケート案内メッセージを含む店舗紹介画面を携帯
端末に送信し、携帯端末からアンケートの要求があった
時、予め用意されたアンケート情報を携帯端末に送信す
ることによって、携帯端末ユーザからのアンケートの回
答情報を収集し、クーポンを発行する店舗情報サービス
システム。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、店舗情報サービス
システムに関し、更に詳しくは、通信網も介して接続さ
れた携帯端末に対して、店舗情報サーバからアンケート
案内を含む店舗紹介情報をサービスする店舗情報サービ
スシステムに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】携帯端末を対象としたアンケートシステ
ムあるいは情報サービスシステムとして、従来、幾つか
の提案がなされている。例えば、特開平１１−１３２７
７４号公報（従来技術１）では、携帯型ナビゲーション
端末に、現在位置から推定されるユーザ利用施設に関す
るアンケート生成／処理機能を設けておき、端末画面に
表示された質問文に対するユーザからの回答結果をセン
ター側に送信し、センター側で各施設に対するアンケー
ト結果を集計しておき、端末ユーザが特定の施設に関し
てアンケートの集計結果を要求した時、センターから受
信された利用者評価を反映した施設情報が端末画面に表
示されるようにしたナビゲーションシステムが提案され
ている。

【０００３】また、特開２０００−１５１８５８号公報
（従来技術２）では、携帯電話のユーザが、通話料金無
料の電話回答収集システムの電話番号に発呼して、音声
応答に従ってアンケートに回答した場合、電話回答収集
システム側で発信者番号（携帯電話番号）毎に電話料金
割引ポイントを記録しておき、これを電話料金システム
に適時通知することによって、アンケート協力者の電話
料金を割り引くようにしている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】然るに、従来技術１
は、施設を実際に利用した人達による評価結果をナビゲ
ーション端末のユーザに示すことによって、ナビゲーシ
ョン端末ユーザの期待に反しない適切な施設を探せるよ
うにしたものであって、アンケートを実施するために
は、各端末に独特のアンケート生成／処理機能を備える
必要があった。また、上記従来技術１では、アンケート
の結果が同一施設をその後に利用する人達に活かされる
だけであり、アンケート協力者にとって直接的な利益が
少ないと言う問題がある。

【０００５】一方、従来技術２は、アンケート回答への
協力に対する報酬が電話料金の割引に限定されており、
アンケート依頼元に固有のサービスでもってアンケート
協力に応えることができない。また、上記従来技術２で
は、１つのアンケートに対して１つの電話番号を必要と
し、雑誌や新聞などのメディアを通じて、アンケートへ
の回答協力と受付番号となる電話回答収集システムの電
話番号を事前に報知しておく必要がある。

【０００６】本発明の目的は、企業（店舗）側と端末ユ
ーザの双方に有益となるアンケート機能を備えた店舗情
報サービスシステムを提供することにある。本発明の他
の目的は、１つのサーバで複数企業（店舗）のアンケー
トが可能となる店舗情報サービスシステムを提供するこ
とにある。本発明の更に他の目的は、アンケート協力者
に対してアンケート対象企業（店舗）に固有のサービス
を還元できる店舗情報サービスシステムを提供すること
にある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、通信網を介して接続された携帯端末から
の要求に応じて、サーバから上記携帯端末に店舗紹介情
報を提供する店舗情報サービスシステムにおいて、携帯
端末からアンケート対象となる特定の店舗について紹介
情報を要求された時、上記サーバが、アンケート案内メ
ッセージを含む店舗紹介画面を携帯端末に送信し、携帯
端末からアンケートの要求があった時、予め用意された
アンケート情報を携帯端末に送信することによって、携
帯端末ユーザからのアンケートの回答情報を収集するこ
とを特徴とする。

【０００８】更に詳述すると、本発明のサーバは、店舗
毎の紹介情報を記憶する店舗情報ファイルを有し、アン
ケートの対象となる特定の店舗については、上記店舗情
報ファイルに、アンケートに答えるとクーポンが貰える
旨のアンケート案内メッセージを含む店舗紹介情報と、
クーポン情報と、アンケート情報を記憶しており、携帯
端末から上記特定店舗の紹介情報を要求された時、上記
ファイルから読み出されたアンケート案内メッセージを
含む店舗紹介画面を携帯端末に送信する。尚、本明細書
では、ここで言うクーポンは、料金の割引以外に、例え
ば、無料サービス、景品の支給など、各店舗における各
種の優遇サービスを意味している。

【０００９】上記アンケート情報は、例えば、それぞれ
が質問項目と選択可能な複数の回答項目とからなる複数
のアンケート画面からなり、携帯端末からアンケートの
要求があった時、サーバは、上記アンケート画面のうち
の１つを携帯端末に送信し、携帯端末ユーザからの回答
に応答して次のアンケート画面を送信することによっ
て、各質問に対する回答を収集する。上記構成によれ
ば、店舗紹介情報として、任意の店舗に任意のアンケー
トを用意することができる。従って、１つの店舗紹介情
報に複数種類のアンケート情報を用意し、予め指定した
アンケート適用条件に従って、携帯端末に送信するアン
ケート内容を切替えることもできる。

【００１０】本発明の他の特徴は、サーバが、アンケー
トに回答した携帯端末ユーザに対して、予め定義された
クーポン情報に従って新たなクーポンを発行することに
ある。アンケート回答者へのクーポンの発行は、例え
ば、上記サーバに、携帯端末ユーザの識別子と対応し
て、取得クーポンと該クーポンの適用店舗との関係を記
憶するためのクーポン管理ファイルを設けておき、アン
ケートに回答した携帯端末ユーザの識別子と対応して、
上記クーポン管理ファイルに、アンケート対象店舗と前
記店舗情報ファイルで定義されたクーポン情報との関係
を示す取得クーポン情報レコードを追加する形式で行わ
れる。上記クーポン管理ファイルに、アンケート対象店
舗用の取得クーポン情報レコードの他に、アンケート対
象店舗とタイアップ関係にある他の店舗用の取得クーポ
ン情報レコードも追加するようにしてもよい。

【００１１】本発明の店舗情報サービスシステムにおい
て、サーバは、携帯端末からクーポンサービス要求があ
った時、上記クーポン管理ファイルに蓄積された上記携
帯端末のユーザ識別子と対応する取得クーポン情報に従
って、使用可能なクーポンの一覧リストを携帯端末に送
信し、形態端末ユーザが利用したクーポンと対応する取
得クーポン情報を使用済み状態に書き換える。携帯端末
ユーザは、クーポン発行元店舗において、クーポンサー
ビス要求を行い、携帯端末に表示されたクーポン情報を
店舗の係員に提示することによって、所得クーポンを利
用する。上記取得クーポン情報の使用済み状態への書き
換えは、例えば、ユーザが係員の前でクーポン利用の入
力操作を行ったことに応答して行われる。

【００１２】本発明の更に他の特徴は、上記サーバが、
アンケート結果集計ファイルを備え、前記携帯端末ユー
ザからのアンケート回答結果を上記アンケート結果集計
ファイルで集計しておき、アンケート対象店舗からの要
求に応じて、上記アンケート結果集計ファイルに蓄積さ
れた集計結果を出力することにある。

【００１３】本発明の店舗情報サービスシステムにおい
て、サーバは、携帯端末ユーザからの指定条件に合致し
た店舗を一覧リストとして携帯端末に送信するための手
段を有し、端末ユーザが上記一覧リスト中で特定した店
舗について、店舗紹介情報を送信する。本発明の好まし
い実施例では、上記サーバが、携帯端末の位置に応じて
限定された端末周辺の店舗群の中から、携帯端末ユーザ
からの指定条件に合致した店舗を選択し、店舗一覧リス
トとして携帯端末に送信する。本発明の１実施例では、
上記店舗一覧リストが、アンケートに答えるとクーポン
が貰える店舗を識別するための表示を含む。また、他の
実施例では、上記店舗一覧リストが、携帯端末ユーザが
クーポンを使用できる店舗を識別するための表示を含
む。

【００１４】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
面を参照して説明する。図１は、本発明による情報サー
ビスシステムの全体構成を示す。本発明の情報サービス
システムは、通信ネットワーク２１に接続された店舗情
報サーバ（プロバイダ）３０および複数の店舗クライア
ント端末８０−ｉ（ｉ＝１〜ｋ）と、複数の無線基地局
２０（２０Ａ、２０Ｂ、・・・）を有する移動体通信網２
２と、上記移動体通信網２２を介して店舗情報サーバ３
０をアクセスする携帯端末（移動端末）１０とからな
る。

【００１５】店舗情報サーバ３０は、例えば、図２に示
すように、プロセッサ３１と、後述する情報サービス用
のプログラムおよびデータ類を格納するためのメモリ３
２と、ネットワーク２１に接続するための通信インタフ
ェース３３と、表示装置３４と、キーボードやマウス等
の入力装置３５とからなり、情報サービスに必要なデー
タファイルとして、携帯端末１０に表示される各種の画
面情報を蓄積した画面情報ファイル３６と、ユーザ認証
情報ファイル３７と、地図／店舗リスト情報ファイル４
０と、個別店舗情報ファイル５０と、アンケートの集計
結果を蓄積するためのファイル６０と、ユーザ別のクー
ポン情報を記憶するクーポン管理ファイル７０を備え
る。

【００１６】図３は、携帯端末１０の構成を示す。携帯
端末１０は、無線基地局２０と通信するための無線通信
部１１と、例えば、ＧＰＳ等を利用して携帯端末の現在
位置を測定する位置測定部１２と、プロセッサ１３と、
メモリ１４と、音声出力装置１５と、音声入力装置１６
と、テンキー、ファンクションキーおよびスクロールキ
ー等からなるデータ入力装置１７と、テキストあるいは
画像を表示するための表示装置１８と、図面では省略さ
れた電源回路等とからなる。ここで、音声出力装置１５
と音声入力装置１６は、携帯電話におけるスピーカとマ
イクを構成している。ユーザは、データ入力装置１７に
含まれる各種のキーを操作することにより、通信ネット
ワーク２１に収容された各種のサーバに接続し、表示装
置１８に出力されたメニュー画面に従って必要なサービ
ス情報を入手する。

【００１７】図４は、本発明による店舗情報サービスを
利用するために携帯端末１０のメモリ１４に用意される
プログラム１００の基本的なフローチャートを示す。店
舗情報サービス用のプログラム１００では、先ず、店舗
情報サーバ３０への接続処理（ステップ１０１）を実行
し、店舗情報サーバ３０からの応答を待って、端末ＩＤ
と携帯端末の現在位置を示す位置情報を店舗情報サーバ
３０に送信する（１０２）。店舗情報サーバ３０への接
続は、例えば、WWW（World Wide Web）において標準的
プロトコルとなっているＨＴＴＰ（Hyper Text Transfe
r Protocol）で定義された目的リソース特定用のＵＲＬ
（Uniform Resource Locater）をキー入力することによ
って達成される。店舗情報サーバ３０のＵＲＬは、各種
の広告媒体やインターネットのＷｅｂページを介して紹
介される。ユーザは、キー入力した上記店舗情報サーバ
３０のＵＲＬを携帯端末に登録しておくことにより、次
回からは表示装置１８に表示されたメニュー画面を利用
して、店舗情報サーバ３０への接続を指定できる。ステ
ップ１０２で送信される端末ＩＤは、例えば、携帯端末
の電話番号であり、現在位置情報は、位置測定部１２か
ら得られる地図座標系における位置座標を示している。

【００１８】携帯端末１０は、サーバ３０からの表示情
報（画面情報）の受信を待ち（１０３）、サーバ３０か
ら表示情報を受信すると、これを表示装置１８の表示画
面に出力する（１０４）。表示画面を参照してユーザが
入力操作すると、入力データを一時的に蓄積し（１０
５）、ユーザ入力データを所定のメッセージ形式でサー
バ３０に送信（１０７）した後、ステップ１０３に戻
る。店舗情報サービスプログラムでは、ユーザがコネク
ションを切断する迄（１０６）、上記ステップ１０３〜
１０７を繰り返し、サーバ３０から受信したサービス情
報を次々と表示画面に出力する。

【００１９】後述するように、本発明では、サーバ３０
から携帯端末に提供される店舗情報サービスに付随し
て、クーポン付きのアンケート調査を実行できるように
してある。店舗情報紹介画面でユーザがアンケートへの
参加を意思表示（アンケート要求）すると、サーバ３０
から質問項目と回答項目を含むアンケート画面が送信さ
れ、上記店舗情報サービスプログラム１００によって端
末画面に表示された質問に対して、ユーザが次々と回答
することになる。アンケートへの回答が終了すると、ア
ンケート実施店舗が発行したクーポンがユーザに与えら
れる。

【００２０】ユーザに与えられたクーポンは、サーバ３
０が備えるクーポン管理ファイル７０に取得クーポン情
報として蓄積される。ユーザは、クーポン発行元の店舗
を訪れた時点でサーバ３０をアクセスし、上記クーポン
管理ファイル７０から取り出したクーポン情報を携帯端
末画面に呼び出す。クーポンは、上記携帯端末画面を店
舗従業員に見せることによって行使され、ユーザが端末
画面でクーポン行使の入力操作を行うと、クーポン管理
ファイル７０に蓄積されていた該当クーポン情報が使用
済みの状態に書き換えられる。

【００２１】次に、図５と図６を参照して、携帯端末１
０の現在位置と、サーバ３０が提供する店舗サービス情
報との関係について説明する。本発明では、携帯端末ユ
ーザに対して、現在位置に近い所定範囲内にある店舗を
紹介対象として情報サービスを行う。ユーザの現在位置
と紹介対象店舗とを対応付けるためにが、例えば、情報
サービス地域の地図を複数のサブ領域に分割し、各店舗
の情報レコードを店舗が位置する特定のサブ領域とリン
クさせる。

【００２２】端末ユーザの現在位置がサブ領域の周辺近
くにあった場合に紹介される店舗の範囲を適正化するた
めに、例えば、図５に示すように、地図領域を白丸で境
界を示す第１サブ領域群Ｓ１１、Ｓ１２、Ｓ１３、・・・
と、黒丸で境界を示す第２サブ領域群Ｅ１１、Ｅ１２、
Ｅ１３、・・・に分割し、例えば、小さい矩形領域Ｚ１内
に位置したユーザ（携帯端末）に対しては、矩形領域Ｚ
１を内包するサブ領域Ｓ１１とサブ領域Ｅ１１内の店舗
を紹介対象とすればよい、矩形領域Ｚ２内に位置したユ
ーザに対しては、矩形領域Ｚ２を内包するサブ領域Ｓ１
２とサブ領域Ｅ１１内の店舗が紹介対象となる。

【００２３】図５において、更に、白丸間の中点および
黒丸間の中点をそれぞれの境界とする第３、第４のサブ
領域群を設け、ユーザが位置する１つの矩形領域Ｚ１に
対して、これを内包する第１サブ領域〜第４サブ領域内
の店舗を紹介対象とすれば、ユーザの現在位置を中心と
して東西（経度）方向、南北（経度）方向に略等距離の
範囲内に位置する店舗群を紹介対象とすることができ
る。

【００２４】図６は、ファイル４０で店舗リストを構成
する情報レコードの１例を示す。店舗リストは、ユーザ
の現在位置に応じて紹介対象店舗を限定するために参照
される。店舗リストの各レコードは、店舗識別子（店舗
ＩＤ）４１と、上述した第１サブ領域群における店舗の
所属ブロックを示す識別子（以下、ブロック番号とい
う）４２と、第２サブ領域群における店舗の所属ブロッ
クを示すブロック番号４３とを有し、店舗の属性情報と
して、店舗の種別を示す分類コード４４と、店舗名４５
と、業種表示名４６と、その店舗を利用する場合の飲食
代、宿泊費、あるいは遊戯料金などのサービス料金の価
格帯４７と、店舗を特定するための検索キーワード群４
８を含む。ここでは、図５に合わせて、店舗の所属ブロ
ック番号を２つにしたが、所属ブロック番号は、サブ領
域の多重度に応じて更に増やすことができる。

【００２５】サーバ３０は、携帯端末の現在位置情報と
図５に示したブロック番号とを対応付けるための地図情
報と、上記店舗リストを図２に示した地図／店舗リスト
情報ファイル４０に記憶している。後述するように、サ
ーバ３０は、携帯端末から現在位置を受信すると、上記
ファイル４０にある地図情報を参照して、携帯端末が位
置する第１、第２サブ領域群のブロック番号を検索す
る。また、上記ファイル４０にある店舗リストの中か
ら、これらのブロック番号に一致した所属ブロック番号
４２、４３をもつ店舗情報レコードを検索し、ユーザへ
の紹介対象店舗とする。

【００２６】図７は、サーバ３０が備える個別店舗情報
ファイル５０とアンケート集計結果ファイル６０の内容
を示す。個別店舗情報ファイル５０は、店舗ＩＤ５１を
持つ複数の個別店舗情報レコードからなり、各レコード
は、紹介画面情報５２と、クーポン情報５３と、アンケ
ート番号５４と、アンケート内容５５と、アンケート適
用条件５６と、集計テーブルポインタ５７を含む。但
し、アンケートを必要としない店舗については、項目５
３〜５７は省略される。

【００２７】紹介画面情報５２は、ユーザがその店舗を
選択した時、携帯端末に出力される表示内容であり、例
えば、図８に示すように、店舗名５２１、紹介メッセー
ジ５２２、住所および電話番号５２３を含む。クーポン
発行元となるアンケート対象店舗の場合、上記紹介画面
情報５２として、アンケートへの回答を誘う案内メッセ
ージ５２４が含まれる。また、クーポン情報５３は、ク
ーポン番号とクーポンの内容を示す情報とからなる。

【００２８】上記各個別店舗情報レコードには、アンケ
ート番号５４で識別される複数種類のアンケート内容５
５を登録でき、アンケート適用条件５６に従って、例え
ば、時間帯や実施日（平日／週末／休日）によって、異
なった内容のアンケートを実施できるようになってい
る。アンケート内容５５は、タグ情報５５−０と、複数
のアンケート画面５５−ｉ（ｉ＝１〜ｎ）からなり、タ
グ情報５５−０は、例えば、アンケート画面（質問）の
数ｎや、このアンケートによってユーザに与えられるク
ーポンの種類を示す。各アンケート画面５５−ｉは、例
えば、図９に示すように、質問項目（質問文）５５１
と、回答項目５５２と、質問番号および選択可能な回答
番号を示す画面固有のタグ情報５５０とを含み、ユーザ
が１つのアンケート画面で質問に回答（回答番号を選
択）すると、次のアンケート画面に切り替わるようにな
っている。

【００２９】集計テーブルポインタ５７は、アンケート
番号５４と対応してアンケート集計結果ファイル６０に
用意してあるアンケート集計テーブルへのポインタアド
レスＰＴｊ（ｊ＝１、２、・・・）を示す。アンケート番
号ｊのアンケートが実施された場合、上記アンケート番
号ｊと対応するアンケート集計テーブルにユーザの回答
結果が集計される。各アンケート集計テーブルは、アン
ケート番号６１と、アンケートの登録日６２と、アンケ
ート回答者に与えられるクーポンの番号６３と、現在ま
での回答者数（累計値）６４と、回答結果の集計欄６５
とからなり、上記集計欄６５において、アンケート画面
（質問番号）毎に各回答番号の選択回数が累計される。

【００３０】図１０は、サーバ３０が備えるクーポン管
理ファイル７０の内容を示す。クーポン管理ファイル７
０は、ユーザ別の取得クーポン情報を記憶するためのも
のであり、携帯端末ＩＤ７１と対応して、例えば、クー
ポン発行元の店舗ＩＤ７２Ａと店舗名７２Ｂ、クーポン
番号７３Ａとクーポン名７３Ｂ、残りポイント７４、ク
ーポンの発効日（取得日）７５、クーポンの有効期限７
６、クーポンの最新の使用日７７を示す複数のエントリ
が登録されている。

【００３１】以下、図１１〜図２３を参照して、店舗情
報サーバ３０の動作について説明する。図１１は、サー
バ３０で実行される店舗情報サービスプログラム３００
の基本フローチャートを示す。店舗情報サービスプログ
ラム３００では、携帯端末側からの接続処理（１０１）
に応答して、端末接続処理（ステップ３０１）を実行し
た後、端末から端末ＩＤと位置情報が受信されるのを待
つ（３０２）。端末ＩＤと位置情報を受信すると、図１
２で後述する初期メニュー処理（３１０）を実行するこ
とによって、ユーザにサービス種類を選択させるための
メニュー画面を送信する。

【００３２】上記メニュー画面で、ユーザが「クーポン
の利用」を指定した場合は（３２１）、図１９で後述す
るクーポンサービス処理（３８０）を実行した後、初期
メニュー処理３１０に戻る。上記メニュー画面で、ユー
ザが「店舗の検索」を指定した場合は、図１４で後述す
る店舗検索処理（３３０）と店舗紹介処理（３４０）を
実行した後、ユーザからのアンケート希望の有無を判定
する（３５１）。ユーザがアンケートを希望していなけ
れば、店舗紹介処理３４０に戻り、アンケートを希望し
ていれば、図１７で後述するアンケート処理（３６０）
を実行する。アンケート処理が終わると、ユーザからの
「クーポンの利用」指定の有無を判定し（３７１）、
「クーポンの利用」が指定されていた場合は、クーポン
サービス処理（３８０）を実行し、そうでなければ、店
舗紹介処理３４０に戻る。

【００３３】図１２は、初期メニュー処理３１０の詳細
を示す。初期メニュー処理３１０では、携帯端末から受
信した端末ＩＤがクーポン管理ファイル７０に登録済み
か否かを判定する（３１１）。もし、登録済みであれ
ば、現在残っている有効クーポン数をチェックし（３１
２）、有効クーポンが残っていた場合は、初期メニュー
Ａを送信する（３１３）。有効クーポンが残っていなけ
れば、初期メニューＢを送信し（３１４）、ユーザから
の応答を待つ（３１５）。初期メニューＡは、例えば、
図１３の（Ａ）に示すように、「店舗の検索」方法とし
て、キーワード検索とメニュー検索の何れかを指定する
画面２０１となっている。一方、初期メニューＢは、例
えば、図１３の（Ｂ）に示すように、「店舗の検索」方
法の他に、「クーポンの利用」を指定できる画面２０２
となっている。上記初期メニューＡまたはＢに対するユ
ーザ応答を受信すると、このルーチンを終了し、図１１
のステップ３２１に進む。

【００３４】携帯端末から受信した端末ＩＤがクーポン
管理ファイル７０に未登録の場合、初期メニューＣを送
信（３１６）した後、ユーザからの応答を待つ（３１
７）。初期メニューＣは、例えば、図１３の（Ｃ）に示
すように、「店舗の検索」方法の他に、「ユーザ登録」
を指定できる画面２０３となっている。上記初期メニュ
ーＣに対するユーザ応答で「ユーザ登録」が指定されて
いなければ、このルーチンを終了し、図１１のステップ
３２１に進む。「ユーザ登録」が指定されていた場合は
（３１８）、クーポン管理ファイル７０に端末ＩＤを登
録（３１９）した後、初期メニューＤを送信し（３２
０）、ユーザからの応答を待つ（３１５）。上記初期メ
ニューＤは、例えば、図１３の（Ｄ）に示すように、ユ
ーザ登録が完了しことを伝える文言を含んだ「店舗の検
索」方法の指定画面２０４となっている。

【００３５】図１４は、店舗検索処理３３０の詳細を示
す。店舗検索処理３３０では、初期メニューでユーザが
指定した検索方法を判定し（３３１）、メニュー検索が
指定されていた場合は、店舗検索メニューを送信（３３
２）した後、ユーザからの応答を待つ。店舗検索メニュ
ーには、店舗検索範囲を限定するための選択肢として、
例えば、業種により区分された複数の分類名が表示され
る。これらの分類名は、予め定義された特定の分類コー
ドと対応している。

【００３６】ユーザが上記店舗検索メニューにおいて特
定の分類名を指定すると、指定分類名と対応した分類コ
ードと情報サービス開始時に通知されている携帯端末の
位置情報とに基づいて、地図／店舗リスト情報ファイル
４０を参照し、ユーザの現在位置の近傍にある店舗群の
中から上記指定分類に該当する店舗を検索する（３３
４）。

【００３７】検索方法（３３１）として、ユーザがキー
ワード検索を指定していた場合は、キーワード入力用の
画面を送信（３３５）した後、ユーザからの応答を待つ
（３３６）。ユーザがキーワードを入力すると、指定キ
ーワードと携帯端末の位置情報とに基づいて地図／店舗
リスト情報ファイル４０を参照し、ユーザの現在位置の
近傍にある店舗群の中から、検索キーワード４８として
上記指定キーワードをもつ店舗を検索する（３３７）。

【００３８】図１５は、店舗紹介処理３４０の詳細を示
す、店舗紹介処理３４０では、店舗検索処理３３０で検
索された複数の店舗を一覧できる店舗一覧メニューを携
帯端末に送信（３４１）し、ユーザからの応答を待つ。
上記店舗一覧メニューは、検索条件に該当した店舗の店
舗リスト情報に含まれる特定の項目を表示したものであ
り、これによって、携帯端末には、例えば、図１６の
（Ａ）に示すように、店舗名、種別、価格帯の一覧リス
トと、検索処理への戻りボタン（＃ボタン）とを示すメ
ニュー画面２１１が表示される。上記メニュー画面に対
する応答として、ユーザが戻りボタン＃を押した場合
は、店舗検索処理３３０に戻る。

【００３９】ユーザが上記一覧リスト中の特定の店舗を
指定した場合は、店舗ＩＤ４１に基づいてファイル５０
から上記指定店舗の個別店舗情報レコードを検索する
（３４４）。次に、上記個別店舗情報レコードの紹介画
面情報５２を読み出し、店舗紹介画面として携帯端末に
送信（３４５）した後、ユーザからの応答を待つ（３４
６）。上記店舗紹介画面には、例えば、図１６の（Ｂ）
に示す画面２１２のように、図８で説明した店舗名５２
１、紹介メッセージ５２２、住所および電話番号５２３
と、戻りボタン＃の表示５２５が含まれる。また、上記
紹介店舗がアンケートに対してクーポンを発行している
場合は、アンケートボタン＊とアンケートへの回答を誘
うメッセージ５２４が含まれる。上記店舗紹介画面２１
２において、ユーザが戻りボタン＃を押すと、ステップ
３４１に戻って、店舗一覧メニュー２１１が再度送信さ
れる。

【００４０】上記店舗紹介画面２１２において、ユーザ
がアンケートボタン＊を押すと、図１７に示すアンケー
ト処理３６０が実行される。アンケート処理３６０で
は、指定店舗の個別店舗情報レコードのアンケート内容
５５からアンケート適用条件５６に該当するアンケート
エントリを選択し、第１画面５５−１から順に読み出し
（３６１）、アンケート画面情報として携帯端末に送信
する（３６３）。これによって、携帯端末には、例え
ば、図１８の（Ａ）に示すように、質問６５１と、回答
６５２と、戻りボタン＃の表示とを含むアンケート画面
２２１が表示される。ユーザからの応答を待ち（３６
４）、ユーザが回答すると、上記アンケートエントリと
対応するアンケート集計テーブルに回答結果を反映させ
（３６５）、ステップ３６１に戻って次の画面を送信す
る。

【００４１】アンケートエントリに登録された全てのア
ンケート画面について、送信処理と回答処理が完了する
と（３６２）、クーポン管理ファイル７０において、ユ
ーザＩＤ７１と対応するクーポン情報を更新（３６６）
し、アンケート終了画面を携帯端末に送信（２５７）し
た後、ユーザからの応答を待つ（３６８）。アンケート
終了画面の送信によって、携帯端末には、例えば、図１
８の（Ｂ）に示すように、アンケート協力に対する謝辞
メッセージ６５５と、ユーザに与えられたクーポンの内
容とその使い方を示すメッセージ６５６と、その場でク
ーポンを使用する場合の指定ボタン＊と、メニュー画面
への戻りボタン＃とを含む画面２２２が表示される。上
記アンケート終了画面２２２に対するユーザ応答がある
と、アンケート処理３００を終了し、図１１のステップ
３７１を実行する。

【００４２】図１９は、クーポン発行元の店舗でユーザ
が「クーポンの利用」を指定した場合に実行されるクー
ポンサービル処理３８０の詳細を示す。クーポンサービ
ス処理３８０では、クーポン管理ファイル７０から端末
ＩＤと対応するクーポン情報レコードを検索し（３８
１）、クーポン選択メニュー画面を生成して携帯端末に
送信する（３８２）。これによって、携帯端末には、例
えば、図２０の（Ａ）に示すように、ユーザが所有する
クーポンの発行元店舗名７２１とクーポン名７３１との
一覧と、戻りボタン＃を含む画面２３１が表示される。

【００４３】上記クーポン選択メニュー画面２３１に対
するユーザ応答を待ち（３８３）、ユーザが戻りボタン
＃を押した場合は（３８４）、初期メニュー処理３１０
に戻る。ユーザが上記クーポン選択メニュー画面に表示
されたクーポンのうちの何れかを選択した場合、該当す
るクーポン情報レコードを参照し、例えば、図２０の
（Ｂ）に示すように、クーポンの詳細情報７３２と、ク
ーポン利用ボタン＊および戻りボタン＃の表示とを含む
クーポン詳細画面２３２を生成して、携帯端末に送信し
（３８５）、ユーザからの応答を待つ（３８６）。

【００４４】上記クーポン詳細画面２３２において、ユ
ーザが戻りボタン＃を押した場合は（３８７）、ステッ
プ３８２に戻ってクーポン選択メニュー２３１を再度送
信する。ユーザがクーポン利用ボタン＊を押した場合
は、クーポン管理ファイル７０の上記利用クーポンと対
応するレコードの最新使用日７７に現在日時を設定し、
ポイント７４を無効状態または利用ポイント数に応じて
減算する（３８８）。この後、クーポン利用通知画面を
送信し（３８９）、ユーザからの応答を待つ（３９
０）。これによって、携帯端末には、例えば、図２０の
（Ｃ）に示すように、クーポン名７３３と、クーポンを
利用したことを示すメッセージ７３４と、戻りボタン＃
の表示を含むクーポン利用通知画面２３３が表示され
る。上記クーポン利用通知画面２３３に対して、ユーザ
が戻りボタン＃を押した場合は、初期メニュー処理３１
０に戻る。ボタン＃以外の他の操作が行われた場合も、
初期メニュー処理３１０に戻って、その後のユーザ操作
に対処する。

【００４５】次に、図２１〜図２３を参照して、図１の
店舗情報サーバ３０が店舗クライアント端末８０−ｉ
（ｉ＝１〜ｋ）に対して行うアンケートサービスについ
て説明する。ここで、店舗クライアント端末８０−ｉ
は、上述したクーポンの発行元となる店舗に設置された
端末であり、各店舗の担当者は、自店舗に関するアンケ
ート集計結果を参照したい時、サーバ３０への接続処理
を行い、サーバ３０から送信されるメニュー画面に応じ
てデータ入力操作を行う。

【００４６】図２１は、店舗クライアント端末８０−ｉ
（ｉ＝１〜ｋ）からの要求に応じてサーバ３０側で実行
されるアンケートサービス・プログラム４００のフロー
チャートを示す。アンケートサービス・プログラム４０
０では、要求元のクライアント端末に対してオープニン
グメニュー画面を送信し（４０１）、ユーザからの応答
を待つ（４０２）。上記オープニングメニュー画面は、
要求元のクライアント端末８０−ｉのユーザが店舗情報
サービスシステムに会員登録されたものか否かを確認す
るためのものであり、例えば、店舗ＩＤとパスワードの
入力ボックスを含む。

【００４７】上記オープニングメニュー画面においてユ
ーザが店舗ＩＤとパスワードを入力すると、店舗ＩＤに
基づいてユーザ認証情報ファイル３７を参照し、入力さ
れたパスワードと予め登録されたパスワードとの一致を
確認するユーザ認証処理（４０３）を実行する。ユーザ
認証の結果（４０４）、パスワードの不一致が検出され
た場合、エラーメッセージを送信して（４０５）、アン
ケートサービス処理を終了する。但し、店舗ＩＤとパス
ワードを再入力するための画面を送信し、パスワードの
不一致が所定回数連続した場合に、不正なアクセスと判
断してアンケートサービス処理を終了するようにしても
よい。

【００４８】ユーザの正当性が確認された場合は、サー
ビス選択画面を送信し（４０６）、ユーザからの応答を
待つ（４０７）。上記サービス選択画面では、ユーザが
選択できるサービス種類として、例えば、アンケート集
計結果の表示と、アンケート内容の更新と、ダイレクト
メールサービスが用意してあり、ユーザからの指定（４
０８〜４１０）に従って、アンケート集計結果の出力処
理（４２０）、アンケート内容更新処理（４３０）、ダ
イレクトメール処理（４４０）の何れかが実行される。

【００４９】アンケート集計結果の出力処理（４２０）
では、ファイル６０から店舗ＩＤと対応するアンケート
集計テーブルを読み出し、登録されたアンケート番号毎
に、各質問に対する回答の集計結果６５を所定のフォー
マットにまとめて、要求元端末に送信する。

【００５０】アンケート内容更新処理４３０では、図２
２に示すように、新たなアンケート内容を作成するため
の画面を送信し（４３１）、ユーザからの応答を待ち
（４３２）、店舗ＩＤと対応して個別店舗情報ファイル
５０に追加された新たなアンケートエントリに、ユーザ
が作成したアンケート内容を登録する（４３３）。

【００５１】１つの質問画面についてアンケート内容の
登録が終わると、登録内容確認画面を端末に送信し（４
３４）、ユーザの応答を待つ（４３５）。上記登録内容
確認画面で後続質問画面の作成要否を問い合わせ、ユー
ザが後続画面の作成を指定した場合は、ステップ４３１
に戻る。ユーザが上記登録内容確認画面でアンケートの
作成終了を指示した場合は、後処理（４３７）を実行
し、ファイル６０に上記アンケートと対応する新たなア
ンケート集計テーブルを生成し、集計テーブルポインタ
５７を設定する。尚、新規アンケートエントリにおける
タグ情報５５−０とアンケート適用条件５６の入力用画
面は、上記後処理４３７において送信してもよいし、最
初のアンケート作成画面の送信（４３１）に先立って送
信してもよい。

【００５２】ダイレクトメール処理４４０では、図２３
に示すように、ダイレクトメール作成画面の要求元端末
に送信し（４４１）、ユーザからの応答を待つ（４４
２）。作成されたダイレクトメール内容を受信すると、
これをメモリ３２に登録しておき、要求元に登録内容確
認画面を送信して（４４４）、ユーザ応答を待つ（４４
５）。ユーザから内容の確認応答を受信すると、クライ
アント端末との間のコネクションを切断（４４６）した
後、クーポン管理ファイル７０から、上記ダイレクトメ
ール要求元の店舗ＩＤをもつクーポン情報レコードを検
索し、端末ＩＤをメール宛先ユーザとしてアドレステー
ブルに記憶する（４４７）。

【００５３】ユーザ別クーポン情報ファイル７０の検索
が終わると、アドレステーブルから順次に端末ＩＤを読
み出し、これを宛先として、メモリ３２に記憶してある
ダイレクトメールを自動的に送信する（４４８）。ま
た、顧客へのサービスとして、クーポン管理ファイル７
０に、上記端末ＩＤと対応してダイレクトメール要求元
の店舗ＩＤをもつ新たなクーポンレコードの追加、また
は既存レコードへのポイントの追加処理（４４９）を行
う。アドレステーブルに未処理の宛先ユーザがあれば
（４５０）、ステップ４４８に戻って同様の処理を繰り
返し、アドレステーブルに登録された全ての宛先にメー
ル送信が終了した時、このルーチンを終了する。

【００５４】図２４は、店舗紹介処理３３０によって携
帯端末に表示される店舗一覧リスト画面の他の実施例を
示す。ここに示した店舗一覧リスト２１１Ｂでは、店舗
情報に付随して、アンケートに答えるとクーポン（プレ
ゼント）が貰えることを示すマーク５３１が表示されて
いる。上記マーク５３１は、店舗紹介処理３３０におけ
る店舗検索ステップ３３４または３３７で検索された各
店舗リスト情報の店舗ＩＤに基づいて個別店舗情報ファ
イル５０を参照し、対応する個別店舗情報レコードにク
ーポン情報５３が登録されているか否かを判定すること
によって、表示の要否を判断できる。このように、店舗
一覧リスト上でクーポン発行の有無を表示しておくこと
によって、クーポンを貰える店舗の紹介情報アクセスを
増やすことができる。

【００５５】図２５は、店舗紹介処理３３０によって携
帯端末に表示される店舗一覧リスト画面の更に他の実施
例を示す。ここに示した店舗一覧リスト２１１Ｃでは、
店舗情報に付随して、アンケートに答えるとクーポンが
貰えることを示すマーク５３１と、ユーザが既にクーポ
ンを獲得していることを示すマーク５３２とが表示され
ている。マーク５３２は、店舗検索ステップ３３４また
は３３７で検索された各店舗リスト情報の店舗ＩＤに基
づいて、クーポン管理ファイル７０を参照することによ
って表示の要否を判断できる。

【００５６】以上の実施例では、店舗リスト情報（図
６）と個別店舗情報（図７）を別ファイルとしたが、こ
れらの情報は１つのファイルにまとめてもよい。また、
実施例では、電話機能を備える携帯端末（携帯電話）１
０を対象として、電話番号を端末ＩＤ(ユーザ識別子)と
してサーバ３０から店舗情報サービスを行ったが、端末
ＩＤとして電子メールアドレスを適用してもよい。携帯
端末１０は、携帯電話やＰＨＳ（Personal Handy-Phone
System）のように必ずしも電話機能を備える必要はな
く、例えば、ＰＤＡ（Personal Data Assistant）のよ
うに電子メールの送受信機能を備えた携帯型計算機であ
ってもよい。

【００５７】また、実施例では、アンケートに答えたユ
ーザに対して、アンケート対象店舗のクーポンを発行し
たが、ユーザに対して、アンケート対象店舗と提携（タ
イアップ）している予め登録された他の店舗のクーポン
も同時に与えるようにしてもよい。ここでのタイアップ
は、資本の繋がりとは無関係に、例えば、居酒屋とカラ
オケ店との提携、あるいは、婚約指輪を扱う宝石店と結
婚式場や結婚衣裳を扱うお店との提携のように、客の動
向に着目して店舗同士が結んだ任意の提携を意味してい
る。

【００５８】提携関係にある他の店舗のクーポンを発行
するためには、例えば、サーバ３０が備える個別店舗情
報ファイル５０の各店舗レコードで提携関係にある店舗
ＩＤを定義しておき、アンケート処理プログラム３６０
のクーポン更新処理（３６６）において、上記提携店舗
ＩＤをもつ個別店舗情報レコードがもつクーポンも同時
に発行し、アンケート終了画面２２２で、上記提携店舗
のクーポン内容も表示するようにすればよい。提携関係
にある店舗ＩＤの組み合わせは、例えば、タイアップ関
係テーブルまたはタイアップデータベースとして、上記
個別店舗情報ファイル５０とは別のファイルで定義して
もよい。

【００５９】

【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば、店舗情報サービスの利用者に対して、アン
ケートに回答すればクーポンサービスを受けられる店を
明示的に表示することによって、アンケートへの協力を
呼びかけている。本発明によれば、アンケート調査への
協力者を増やすことができ、アンケートの結果、ユーザ
ニーズを的確に把握し、店舗の経営に活かすことが可能
となる。また、クーポンサービスを通して顧客の来店率
を高め、タイアップ店と協力して商業地域の活性化に有
効となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による情報サービスシステムの船体構成
を示す図。

【図２】図１における店舗情報サーバ３０の１実施例を
示す構成図。

【図３】図１における携帯端末１０の１実施例を示す構
成図。

【図４】店舗情報サービスを利用するために携帯端末１
０で実行されるプログラムの基本的なフローチャート。

【図５】端末位置と提供される店舗サービス情報の範囲
との関係を説明するための図。

【図６】ファイル４０に蓄積される店舗リスト情報レコ
ードの構成の１例を示す図。

【図７】個別店舗情報ファイル５０とアンケート集計結
果ファイル６０の構成の１例を示す図。

【図８】個別店舗情報ファイル５０がもつ店舗紹介画面
情報の１例を示す図。

【図９】個別店舗情報ファイル５０がもつアンケート画
面情報の１例を示す図。

【図１０】クーポン管理ファイル７０の構成の１例を示
す図。

【図１１】サーバ３０で実行される店舗情報サービスプ
ログラムの基本フローチャート。

【図１２】店舗情報サービスプログラムにおける初期メ
ニュー処理３１０の詳細を示すフローチャート。

【図１３】初期メニュー処理３１０によって端末に表示
されるメニュー画面Ａ、Ｂ、Ｃ１、Ｃ２の１例を示す
図。

【図１４】店舗情報サービスプログラムにおける店舗検
索処理３３０の詳細を示すフローチャート。

【図１５】店舗情報サービスプログラムにおける店舗紹
介処理３４０の詳細を示すフローチャート。

【図１６】店舗紹介処理３４０によって端末に表示され
る店舗一覧メニュー画面２１１と店舗紹介画面２１２の
１例を示す図。

【図１７】店舗情報サービスプログラムにおけるアンケ
ート処理３６０の詳細を示すフローチャート。

【図１８】アンケート処理３６０によって端末に表示さ
れるアンケート画面２２１とアンケート終了画面２２２
の１例を示す図。

【図１９】店舗情報サービスプログラムにおけるクーポ
ンサービス処理３８０の詳細を示すフローチャート。

【図２０】クーポンサービス処理３８０によって端末に
表示されるクーポン選択画面２３１、クーポン詳細画面
２３２、クーポン利用通知画面２３３の１例を示す図。

【図２１】サーバ３０で実行されるアンケートサービス
・プログラムの基本フローチャート。

【図２２】アンケートサービス・プログラムにおけるア
ンケート内容更新処理４３０の詳細を示すフローチャー
ト

【図２３】アンケートサービス・プログラムにおけるダ
イレクトメール処理４４０の詳細を示すフローチャート

【図２４】店舗一覧メニュー画面の他の実施例を示す
図。

【図２５】店舗一覧メニュー画面の更に他の実施例を示
す図。

【符号の説明】

１０：携帯端末、１１：無線通信部、１２：位置測定
部、１３：プロセッサ、１４：メモリ、１５：音声出力
装置、１６：音声入力装置、１７：データ入力装置、１
８：表示装置、２０：無線基地局、３０：店舗情報サー
バ、３１：プロセッサ、３２：メモリ、３３：通信イン
タフェース、３４：表示装置、３５：入力装置、３６：
画面情報ファイル、３７：ユーザ認証情報ファイル、４
０：地図／店舗リスト情報ファイル、５０：個別店舗情
報ファイル、６０：アンケート集計結果ファイル、７
０：クーポン管理ファイル、８０：店舗クライアント端
末。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者古賀尚之神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地株式会社日立製作所サービス事業部内 (72)発明者柴田敏郎東京都千代田区神田駿河台四丁目６番地株式会社日立製作所システム事業部内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】通信網を介して接続された携帯端末からの
要求に応じて、サーバから上記携帯端末に店舗紹介情報
を提供する店舗情報サービスシステムにおいて、上記サーバが、店舗毎の紹介情報を記憶する店舗情報フ
ァイルを有し、特定の店舗については、上記店舗情報フ
ァイルに、アンケートに答えるとクーポンが貰える旨の
アンケート案内メッセージを含む店舗紹介情報と、クー
ポン情報と、アンケート情報を記憶しており、携帯端末から上記特定店舗の紹介情報を要求された時、
上記ファイルから読み出されたアンケート案内メッセー
ジを含む店舗紹介画面を携帯端末に送信し、携帯端末か
らアンケートの要求があった時、上記アンケート情報を
携帯端末に送信することによって、携帯端末ユーザから
のアンケートの回答情報を収集することを特徴とする店
舗情報サービスシステム。
【請求項２】前記アンケート情報が、それぞれ質問項目
と選択可能な複数の回答項目とからなる複数のアンケー
ト画面からなり、携帯端末からアンケートの要求があっ
た時、前記サーバが、上記アンケート画面のうちの１つ
を携帯端末に送信し、携帯端末ユーザからの回答に応答
して次のアンケート画面を送信することによって、各質
問に対する回答を収集することを特徴とする請求項１に
記載の店舗情報サービスシステム。
【請求項３】前記サーバが、前記アンケートに回答した
携帯端末ユーザに対して、前記店舗情報ファイルで定義
されたクーポン情報に従って新たなクーポンを発行する
ための手段を備えたことを特徴とする請求項１または請
求項２に記載の店舗情報サービスシステム。
【請求項４】前記サーバが、携帯端末ユーザの識別子と
対応して、取得クーポンと該クーポンの適用店舗との関
係を記憶するためのクーポン管理ファイルと、前記アン
ケートに回答した形態端末ユーザの識別子と対応して、
上記クーポン管理ファイルに、アンケート対象店舗と前
記店舗情報ファイルで定義されたクーポン情報との関係
を示す取得クーポン情報レコードを追加するクーポン発
行手段とを備えたことを特徴とする請求項１または請求
項２に記載の店舗情報サービスシステム。
【請求項５】前記クーポン発行手段が、前記クーポン管
理ファイルに、前記アンケート対象店舗用の取得クーポ
ン情報レコードの他に、上記アンケート対象店舗とタイ
アップ関係にある他の店舗用の取得クーポン情報レコー
ドも追加することを特徴とする請求項４に記載の店舗情
報サービスシステム。
【請求項６】通信網を介して接続された携帯端末からの
要求に応じて、サーバから上記携帯端末に店舗紹介情報
を提供する店舗情報サービスシステムにおいて、上記サーバが、店舗毎の紹介情報を記憶する店舗情報フ
ァイルと、携帯端末ユーザの識別子と対応して、取得ク
ーポンと該クーポンの適用店舗との関係を記憶するため
のクーポン管理ファイルとを備え、アンケート対象店舗
については、上記店舗情報ファイルに、アンケート案内
メッセージを含む店舗紹介情報と、クーポン情報と、ア
ンケート情報を記憶しており、携帯端末から上記アンケート対象店舗の紹介情報を要求
された時、上記アンケート案内メッセージを含む店舗紹
介画面を携帯端末に送信し、携帯端末からアンケートの要求があった時、上記アンケ
ート情報を携帯端末に送信することによって、携帯端末
ユーザからのアンケートの回答情報を収集し、上記クー
ポン管理ファイルに、上記携帯端末ユーザの識別子と対
応して取得クーポンと該クーポンの適用店舗との関係を
示す取得クーポン情報を記憶し、携帯端末からクーポンサービス要求があった時、上記ク
ーポン管理ファイルに蓄積された上記携帯端末のユーザ
識別子と対応する取得クーポン情報に従って、使用可能
なクーポンの一覧リストを携帯端末に送信し、形態端末
ユーザが利用したクーポンと対応する取得クーポン情報
を使用済み状態に書き換えることを特徴とする店舗情報
サービスシステム。
【請求項７】前記サーバが、アンケート結果集計ファイ
ルとを備え、前記携帯端末ユーザからのアンケート回答
結果を上記アンケート結果集計ファイルで集計してお
き、アンケート対象店舗からの要求に応じて、上記アンケー
ト結果集計ファイルに蓄積された集計結果を出力するこ
とを特徴とする請求項６に記載の店舗情報サービスシス
テム。
【請求項８】前記サーバが、携帯端末ユーザからの指定
条件に合致した店舗を一覧リストとして携帯端末に送信
するための手段を有し、端末ユーザが上記一覧リスト中
で特定した店舗について、前記店舗紹介情報を送信する
ことを特徴とする請求項１から請求項７の何れかに記載
の店舗情報サービスシステム。
【請求項９】前記サーバが、携帯端末の位置に応じて限
定された端末周辺の店舗群の中から、携帯端末ユーザか
らの指定条件に合致した店舗を選択し、店舗一覧リスト
として携帯端末に送信するための手段を有し、端末ユー
ザが上記一覧リスト中で特定した店舗について、前記店
舗紹介情報を送信することを特徴とする請求項１から請
求項７の何れかに記載の店舗情報サービスシステム。
【請求項１０】前記店舗一覧リストが、アンケートに答
えるとクーポンが貰える店舗を識別するための表示を含
むことを特徴とする請求項８または請求項９に記載の店
舗情報サービスシステム。
【請求項１１】前記店舗一覧リストが、携帯端末ユーザ
がクーポンを使用できる店舗を識別するための表示を含
むことを特徴とする請求項８〜請求項１０の何れかに記
載の店舗情報サービスシステム。