JP2002266902A - 逆入力防止クラッチ - Google Patents

逆入力防止クラッチ

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JP2002266902A
JP2002266902A JP2001065239A JP2001065239A JP2002266902A JP 2002266902 A JP2002266902 A JP 2002266902A JP 2001065239 A JP2001065239 A JP 2001065239A JP 2001065239 A JP2001065239 A JP 2001065239A JP 2002266902 A JP2002266902 A JP 2002266902A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力側からの入力トルクは出力側に伝達する
一方、出力側からの逆入力トルクはロックして入力側に
還流させない機能を有し、かつ、コンパクト、軽量、低
価格な逆入力防止クラッチを提供する。 【解決手段】 逆入力防止クラッチは、入力側部材1
と、出力側部材2と、回転が拘束される静止側部材3
と、ロック手段、ロック解除手段、及びトルク伝達手段
とを主要な要素として構成される。入力側部材1、出力
側部材2、静止側部材3、及び固定側板4は、金属板、
例えば鋼鈑のプレス加工品である。出力側部材2らの逆
入力トルクは、ロック手段としてのローラ6によって静
止側部材3に対して正逆両回転方向にロックされる。入
力側部材1からの正逆両回転方向の入力トルクは、トル
ク伝達手段としての穴1d及び突起部2dを介して出力
側部材2に伝達される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力側からの入力
トルクは出力側に伝達する一方、出力側からの逆入力ト
ルクはロックして入力側に還流させない機能を有する逆
入力防止クラッチに関する。
【0002】 〔発明の詳細な説明〕
【0003】
【従来技術】例えば、駆動源からの入力トルクを出力側
機構に伝達して所要の動作を行う装置では、駆動源の停
止時、出力側機構の位置が変動しないようこれを保持す
る機能が求められる場合がある。電動シャッターを例に
とると、該装置では、駆動モータからの正方向又は逆方
向の入力トルクを出力側の開閉機構に入力して、シャッ
ターの開閉動作を行なうが、開閉動作の途中で何らかの
事情(停電等)により駆動源が停止した場合、シャッタ
ーの自重下降による逆入力トルクが入力側に還流する
と、入力側機器に損傷が生じる可能性がある。そのた
め、シャッターの位置を保持し、シャッターからの逆入
力トルクを入力側に還流させない機能をもった機構が必
要になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上記
のような機能を有し、かつ、コンパクト、軽量、低価格
な逆入力防止クラッチを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、トルクが入力される入力側部材と、トル
クが出力される出力側部材と、回転が拘束される静止側
部材と、静止側部材と出力側部材との間に設けられ、出
力側部材からの逆入力トルクに対して出力側部材と静止
側部材とをロックするロック手段と、入力側部材に設け
られ、入力側部材からの入力トルクに対してロック手段
によるロック状態を解除するロック解除手段と、入力側
部材と出力側部材との間に設けられ、ロック手段による
ロック状態が解除された状態のときに、入力側部材から
の入力トルクを出力側部材に伝達するトルク伝達手段と
を備え、入力側部材、出力側部材、及び静止側部材をそ
れぞれ、金属板の塑性加工品とした構成を提供する。
【0006】ここでの「ロック手段」には、楔係合力、
凹凸係合力、摩擦力、磁気力、電磁力、流体圧力、流体
粘性抵抗力、微粒子媒体などによって回転拘束力を与え
るものが含まれるが、構造や制御機構の簡素化、動作の
円滑化、コストの面等から楔係合力によって回転拘束力
を与えるものが好ましい。具体的には、出力側部材と静
止側部材との間に楔隙間を形成し、この楔隙間に対して
係合子を楔係合・離脱させることによって、ロック・空
転を切換える構成とするのが良い。また、この構成に
は、楔隙間を形成するためのカム面を出力側部材又は静
止側部材に設けた構成(係合子としてローラ、ボール等
の円形断面のものを用いる。)、楔隙間を形成するため
のカム面を係合子に設けた構成(係合子としてスプラグ
等を用いる。)が含まれる。
【0007】また、「金属板」は、塑性加工によって所
要の寸法・形状に成形できるものであれば良く、その材
質は特に限定されないが、例えば鋼板を採用することが
できる。また、「塑性加工」としては、例えばプレス加
工を採用することができる。
【0008】上記構成において、入力側部材に入力トル
クが入力されると、先ず、ロック手段によるロック状態
がロック解除手段で解除され、その状態で、入力側部材
からの入力トルクがトルク伝達手段を介して出力側部材
に伝達される。一方、出力側部材からの逆入力トルク
は、ロック手段を介して、出力側部材と静止側部材との
間でロックされる。従って、入力側からの入力トルクは
出力側に伝達し、出力側からの逆入力トルクは入力側に
還流させない機能が得られる。また、入力側部材、出力
側部材、及び静止側部材をそれぞれ金属板の塑性加工品
とすることにより、鍛造品、鋳造品、削出し品とする場
合に比べて、コンパクト化、軽量化、低価格化を図るこ
とができる。
【0009】上記構成において、入力側部材に入力軸を
連結するための連結部を設け、かつ、該連結部をクラッ
チ内部に位置させることができる。これにより、クラッ
チ自身の軸方向寸法をコンパクトにすることができ、ま
た、駆動源とアッセンブリした時の全体の軸方向寸法を
コンパクトにすることができる。この連結部は、好まし
くは、入力側部材の内周側からクラッチ内部方向に連続
して延びた筒状部に設けられ、また、入力軸と平面嵌合
する少なくとも1つの平面部が設けられる。入力軸に設
けられた平面部と連結部の平面部とが平面嵌合すること
により、入力軸と入力側部材とが相対回転不能に連結さ
れる。
【0010】また、上記構成において、出力側部材に筒
状の出力軸部を一体に設けることができる。これによ
り、出力軸部の軽量化を図り、また部品点数を削減し
て、低価格化を図ることができる。この出力軸部は、好
ましくは、その一端が有底になった形態とされる。これ
により、出力軸部のラジアル荷重や捩りトルクに対する
強度を高め、変形を防止して、耐久性向上を図ることが
できる。また、好ましくは、出力軸部に他の回動部材
(出力側に接続される機構又は装置の回動部材)と平面
嵌合する少なくとも1つの平面部が設けられる。他の回
動部材に設けられた平面部と出力軸部の平面部とが平面
嵌合することにより、出力軸部と他の回動部材とが相対
回転不能に連結される。あるいは、出力軸部に他の回動
部材(出力側に接続される機構又は装置の回動部材)と
スプラインあるいはセレーション嵌合するスプライン部
あるいはセレーション部を設けても良い。
【0011】上記構成において、ロック手段は、静止側
部材に設けられた円周面と、出力側部材に設けられ、円
周面との間に正逆両回転方向に楔隙間を形成するカム面
と、カム面と円周面との間に介在する一対の係合子と、
一対の係合子をそれぞれ楔隙間の向きに押圧する弾性部
材とを備え、ロック解除手段は、一対の係合子のうち何
れか一方と択一的に係合して、これを楔隙間の向きと反
対方向に押圧する係合要素であり、トルク伝達手段は、
入力側部材および出力側部材に設けられた回転方向の係
合要素であり、かつ、ロック解除手段およびトルク伝達
手段の中立位置における、ロック解除手段の係合要素と
係合子との間の回転方向隙間δ1と、トルク伝達手段の
係合要素間の回転方向隙間δ2が、δ1<δ2の関係を
有する構成とすることができる。
【0012】上記構成において、出力側部材に一方向の
逆入力トルクが入力されると、一対の係合子のうち一方
がその方向の楔隙間と楔係合して、出力側部材を静止側
部材に対して一方向にロックし、出力側部材に他方向の
逆入力トルクが入力されると、一対の係合子のうち他方
がその方向の楔隙間と楔係合して、出力側部材を静止側
部材に対して他方向にロックする。従って、出力側部材
は一対の係合子を介して静止側部材に対して正逆両回転
方向にロックされる。一方、入力側部材に入力トルクが
入力されると、先ず、入力側部材に設けられたロック解
除手段としての係合要素が一対の係合子のうち、その入
力トルクの方向に楔隙間と楔係合する係合子を該楔隙間
の向きと反対方向に押圧して、該楔隙間から離脱させ
る。これにより、出力側部材のロック状態がその入力ト
ルクの方向に解除される。次に、出力側部材のロック状
態が解除された状態で、入力側部材および出力側部材に
設けられたトルク伝達手段としての回転方向の係合要素
が相互に係合する。これにより、入力側部材に入力され
た入力トルクが、入力側部材→トルク伝達手段(回転方
向の係合要素)→出力側部材という経路で伝達され、出
力側部材が回動する。
【0013】ロック解除手段およびトルク伝達手段の中
立位置における、ロック解除手段の係合要素と係合子と
の間の回転方向隙間δ1と、トルク伝達手段の係合要素
間の回転方向隙間δ2とを、δ1<δ2の関係に設定す
ることにより、上記のロック解除手段によるロック解除
と、トルク伝達手段によるトルク伝達とを逐次的かつ確
実に行わせることができる。
【0014】上記構成において、トルク伝達手段を、入
力側部材および出力側部材のうち一方に設けられた凸部
と、他方に設けられ、凸部と適合する凹部で構成するこ
とができる。具体的には、凸部としての突起部を出力側
部材に設け、凹部としての切欠き部又は穴部を入力側部
材に設けることができる。その場合、突起部を外径方向
に突出させ、あるいは、軸方向に突出させることができ
る。尚、カム面は出力側部材に直接形成しても良いし、
カム面を有する部材を出力側部材に装着しても良い。ま
た、係合子としては、ローラを用いるのが好ましい。
【0015】上記構成において、弾性部材は、基部と、
該基部から軸方向の一方に延びた舌片部とを備え、舌片
部は一対の係合子間に介在して、一対の係合子を互いに
離す方向に押圧する構成とすることができる。好ましく
は、弾性部材を一体リング、すなわち、基部がリング状
をなし、舌片が円周方向に複数配列された形態とするこ
とにより、部品点数を削減して、低価格化を図ることが
できる。
【0016】以上の構成において、静止側部材に固定側
板を固定し、該固定側板を金属板の塑性加工品とするこ
とができる。この場合、入力軸をラジアル方向に支持す
る軸受部を固定側板に一体に設けることができる。これ
により、入力軸および入力側部材の回動動作を円滑かつ
安定させ、ロック手段に偏荷重が加わるのを防止し又は
抑制して、安定したクラッチ動作を行なわせることがで
きる。なお、この軸受部は別体の転がり軸受や滑り軸受
を配置することによって構成することもできるが、上記
構成とすることにより、構造の簡素化と部品点数削減を
図ることができる。この軸受部は、好ましくは、固定側
板の内周側からクラッチ内部方向に連続して延びた筒状
部に設けられる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
従って説明する。
【0018】図1及び図2は、本発明の第1の実施形態
に係る逆入力防止クラッチの全体構成を示している。こ
の実施形態のクラッチは、トルクが入力される入力側部
材1と、トルクが出力される出力側部材2と、回転が拘
束される静止側部材3と、静止側部材3に固定された固
定側板4と、後述するロック手段、ロック解除手段、及
びトルク伝達手段とを主要な要素として構成される。入
力側部材1、出力側部材2、静止側部材3、及び固定側
板4は、金属板、例えば鋼鈑のプレス加工品(プレス加
工によって成形された部材)である。
【0019】図1及び図3に示すように、入力側部材1
は、半径方向に延びたフランジ部1aと、フランジ部1
aの内周から軸方向の一方(クラッチ内部方向)に連続
して延びた筒状部1bと、フランジ部1aの外周から軸
方向の一方に連続して延びた複数(例えば8つ)の柱部
1cと、フランジ部1aに貫通形成された複数(例えば
8つ)の穴部1dとを主体として構成される。
【0020】柱部1cと穴部1dは、それぞれ円周等間
隔に配列される。柱部1cの位置と穴部1dの位置とは
円周方向に相互ずれており、この例では円周方向に隣接
する柱部1c間の中間位置に穴部1dが位置している。
円周方向に隣接する柱部1c間の空間は、軸方向の一方
に向かって開口した形態のポケット1eを構成し、各ポ
ケット1eにそれぞれ後述する一対のローラ6が配され
る。
【0021】筒状部1bはクラッチ内部に位置し、その
先端部分はやや縮径して連結部1fを構成する。この実
施形態において、連結部1fの内周は多角形状、例えば
四角形状をなし{図1(b)}、四角形の各辺によって
4つの平面部1f1が形成される。連結部1fには、図
示されていない入力軸(モータ、減速機付きモータの出
力軸等)の連結部が連結される。入力軸の連結部の外周
は、連結部1fの内周に対応する多角形状、例えば四角
形状をなし、四角形の各辺によって4つの平面部が形成
される。そして、入力軸の連結部に形成された各平面部
と連結部1fの各平面部1f1とが平面嵌合することに
より、入力軸と入力側部材1とが相対回転不能に連結さ
れる。尚、連結部1fは、内周のみならず、その肉厚部
分を全体的に多角形状、例えば四角形状にしても良い。
また、入力軸の連結部と連結部1fとを、1つの平面部
同士、あるいは、180度対向位置に形成した2つの平
面部同士で平面嵌合させる構造としても良い。
【0022】出力側部材2は、半径方向に延びたフラン
ジ部2aと、フランジ部2aの内周から軸方向の一方に
連続して延びた筒状の出力軸部2bと、フランジ部2a
の外周から軸方向の他方に連続して延びた大径部2c
と、大径部2cの一端から軸方向に突出した複数(例え
ば8つ)の突起部2dとを主体として構成される。
【0023】出力軸部2bの軸端部分には例えば1つの
平面部2b1が設けられ、この軸端部分は図示されてい
ない出力側の機構又は装置の回動部材に連結される。そ
して、軸端部分の平面部2b1と上記回動部材に形成さ
れた平面部とが平面嵌合することにより、出力軸部2b
と上記回動部材とが相対回転不能に連結される。尚、2
つの平面部2b1を180度対向位置に形成し、あるい
は、軸端部分を多角形状にして、軸端部分と上記回動部
材とを複数の平面部同士で平面嵌合させる構造としても
良い。また、出力軸部2bの軸端は、底部2b2によっ
て有底となっている。
【0024】大径部2cは多角形状、例えば正8角形状
をなし、各辺の外周がそれぞれカム面2c1になってい
る。従って、大径部2cの外周には8つのカム面2c1
が円周等間隔に配列される。
【0025】図4に拡大して示すように、出力側部材2
の各突起部2dは、それぞれ、入力側部材1の各穴部1
dに回転方向隙間(図9に示す回転方向隙間δ2)をも
って挿入される。尚、図5に示すように、各穴部1dに
バーリング加工を施して、肉盛部1d1を形成しても良
い。これにより、突起部2dと穴部1dとを回転方向に
確実に係合させることができる。
【0026】静止側部材3は、半径方向に延びたフラン
ジ部3aと、フランジ部3aの内周から軸方向の一方に
連続して延びた筒状部3bと、フランジ部3aの外周か
ら軸方向の他方に延びた大径部3cと、大径部3cの一
端から外径方向に突出した鍔部3dとを主体として構成
される。
【0027】フランジ部3aは、出力側部材2のフラン
ジ部2aの外側面に装着され、筒状部3bは、出力側部
材2の出力軸部2bの外周をラジアル方向に回転自在に
支持する軸受部(滑り軸受)となる。
【0028】大径部3cの内周には、出力側部材2のカ
ム面2c1と半径方向に対向して正逆両回転方向に楔隙
間を形成する円周面3c1が設けられる。
【0029】鍔部3dには、複数(例えば4つ)の矩形
状の切欠き部3d1と、複数(例えば4つ)の円弧状の
切欠き部3d2とが円周等間隔に形成される。切欠き部
3d1は、後述する固定側板4の加締部4cと適合す
る。切欠き部3d2は、固定側板4のブラケット部4b
に装着される取付ボルトとの干渉を回避するために設け
られる。
【0030】図1及び図2に示すように、固定側板4
は、半径方向に延びたフランジ部4aと、フランジ部4
aの外周から外径方向に突出した複数(例えば4つ)の
ブラケット部4bと、フランジ部4aの外周から軸方向
の一方に突出した複数(例えば4つ)の加締部4cと、
フランジ部4aの内周から軸方向の一方(クラッチ内部
方向)に連続して延びた筒状部4dとを主体として構成
される。
【0031】フランジ部4aは、入力側部材1のフラン
ジ部1aの外側面に装着される。4つのブラケット部4
bは円周等間隔に形成され、それぞれに貫通孔4b1が
形成される。貫通孔4b1には図示されていない取付ボ
ルトが挿通さる。
【0032】4つの加締部4cは円周等間隔に形成さ
れ、それぞれ2股状に分かれた一対の爪4c1を備えて
いる(図2参照)。加締部4cを静止側部材3の切欠き
部3d1に嵌め、一対の爪4c1を円周方向の相反する
方向に折返して、静止側部材3の鍔部3dに加締る。こ
れにより、静止側部材3と固定側板4とが、軸方向及び
回転方向に相対移動不能に結合される。
【0033】筒状部4dは、入力側部材1の筒状部1b
の内周側に挿入され、図示されていない入力軸の外周を
ラジアル方向に回転自在に支持する軸受部(滑り軸受)
となる。
【0034】図2に示すように、出力側部材2の各カム
面2c1と静止側部材3の円周面3c1との間に、それ
ぞれ、係合子としての一対(例えば総数8対)のローラ
6が配され、入力側部材1の柱部1c間に形成されるポ
ケット1eに収容される。一対のローラ6間には後述す
る弾性部材7の舌片部7bが介在し、一対のローラ6を
互いに離れる方向に押圧する。カム面2c1、円周面3
c1、一対のローラ6、および弾性部材7の舌片部7b
によってロック手段が構成され、一対のローラ6の円周
方向両側に位置する入力側部材1の柱部1c(係合要
素)によってロック解除手段が構成され、入力側部材1
の穴部1dとこれに挿入された出力側部材2の突起部2
dによってトルク伝達手段が構成される。尚、出力側部
材2の外周と静止側部材3の内周との間の空間部、特に
カム面2c1と円周面3c1との間には例えばグリース
が封入される。
【0035】図6に示すように、弾性部材7は、基部7
aと、基部7aから軸方向の一方側に延びた舌片部7b
とを備えている。弾性部材7は一体リング状をなし、リ
ング状の基部7aに、一対の舌片部7bが円周等間隔に
複数対配列されている。弾性部材7は、金属板、例えば
バネ鋼鈑のプレス加工品である。
【0036】この実施形態において、基部7aの外周は
正8角形状をなし、基部7aの外周の各辺部にそれぞれ
一対の舌片部7bが設けられている。一対の舌片部7b
は、基部7aの外周の各辺部を切り起こして屈曲片状に
形成され、ぞれぞれ、起立部7cを介して基部7aに連
続する。図6(c)に示すように、一対の舌片部7bは
一対のローラ6間に介装され、一対のローラ6を互いに
離す方向に弾性的に押圧する。
【0037】図7に拡大して示すように、中立位置にお
いて、一対のローラ6は弾性部材7の舌片部7bによっ
て互いに離れる方向に押圧され、それぞれ、カム面2c
1と円周面3c1との間に形成される正逆両回転方向の
楔隙間と係合する。この時、入力側部材1の各柱部1c
と各ローラ6との間にはそれぞれ回転方向隙間δ1が存
在する。また、出力側部材2の突起部2dと入力側部材
1の穴部1dとの間には正逆両回転方向にそれぞれ回転
方向隙間δ2が存在する。回転方向隙間δ1と回転方向
隙間δ2とは、δ1<δ2の関係を有する。回転方向隙
間δ1の大きさは、例えば0〜0.4mm(クラッチの
軸心を中心として0〜1.5°)程度、回転方向隙間δ
2の大きさは、例えば0.4〜0.8mm(クラッチの
軸心を中心として1.8〜3.7°)程度である。
【0038】図7に示す状態で、例えば、出力側部材2
に時計方向の逆入力トルクが入力されると、反時計方向
(回転方向後方)のローラ6がその方向の楔隙間と楔係
合して、出力側部材2が静止側部材3に対して時計方向
にロックされる。出力側部材2に反時計方向の逆入力ト
ルクが入力されると、時計方向(回転方向後方)のロー
ラ6がその方向の楔隙間と楔係合して、出力側部材2が
静止側部材3に対して反時計方向にロックされる。従っ
て、出力側部材2からの逆入力トルクは、ローラ6によ
って正逆両回転方向にロックされる。
【0039】図8は、入力側部材1に入力トルク(同図
で時計方向)が入力され、入力側部材1が同図で時計方
向に回動を始めた初期状態を示している。回転方向隙間
がδ1<δ2に設定されているため、先ず、入力側部材
1の反時計方向(回転方向後方)の柱部1cがその方向
(回転方向後方)のローラ6と係合して、これを舌片部
7bの弾性力に抗して時計方向(回転方向前方)に押圧
する。これにより、反時計方向(回転方向後方)のロー
ラ6がその方向の楔隙間から離脱して、出力側部材2の
ロック状態が解除される{尚、時計方向(回転方向前
方)のローラ6は、その方向の楔隙間とは楔係合しな
い。}。従って、出力側部材2は時計方向に回動可能と
なる。
【0040】入力側部材1がさらに時計方向に回動する
と、図9に示すように、入力側部材1の穴部1dの壁面
が出力側部材2の突起部2dと時計方向に係合する。こ
れにより、入力側部材1からの時計方向の入力トルクが
穴部1dと突起部2dとの係合部分を介して出力側部材
2に伝達され、出力側部材2が時計方向に回動する。入
力側部材1に反時計方向の入力トルクが入力された場合
は、上記とは逆の動作で出力側部材2が反時計方向に回
動する。従って、入力側部材1からの正逆両回転方向の
入力トルクは、トルク伝達手段としての穴部1dおよび
突起部2dを介して出力側部材2に伝達され、出力側部
材2が正逆両回転方向に回動する。尚、入力側部材1か
らの入力トルクがなくなると、舌片部7bの弾性復元力
によって図7に示す中立位置に復帰する。
【0041】図10〜図12は、本発明の第2の実施形
態を示している。この第2の実施形態が、上述した第1
の実施形態と異なる点は、トルク伝達手段として、切欠
き部21dと外径方向の突起部22dとの係合構造を採
用している点にある。図12に示すように、切欠き部2
1dは、入力側部材1のフランジ部1aの外周側部分に
形成される。切欠き部21dは複数(例えば8つ)形成
され、円周等間隔に配列される。柱部1cの基端1c1
は円周方向にやや幅広になっており、円周方向に隣接す
る基端1c1間に切欠き部21dが位置している。外径
方向の突起部22dは、軸方向の基端22d1を介し
て、出力側部材2の大径部2cの一端に連続している。
突起部22dは複数(例えば8つ)形成され、円周等間
隔に配列される。出力側部材2の各突起部22dは、そ
れぞれ、回転方向隙間δ2(図7参照)をもって各切欠
き部21dに適合される。
【0042】尚、入力側部材1には、切欠き部21dに
代えて、図13に示す形態の切欠き部21d’を設けて
も良い。この例によれば、図12に示す形態に比べて、
入力側部材1のフランジ部1aを切欠き加工する必要が
ないので、製造工程が簡略化される。また、トルク伝達
手段として、入力側部材1に設けた切欠き部と出力側部
材2に設けた軸方向の突起部とを、回転方向隙間δ2
(図7参照)をもって適合させても良い。その他の事項
は第1の実施形態に準じるので、重複する説明を省略す
る。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、入力側からの入力トル
クは出力側に伝達する一方、出力側からの逆入力トルク
はロックして入力側に還流させない機能を有し、かつ、
コンパクト、軽量、低価格な逆入力防止クラッチを提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る逆入力防止クラッチの縦
断面図{図1(a):図2のB−B断面図}、連結部の
横断面図{図1(b)}、出力軸部のX方向矢視図{図
1(c)}である。
【図2】第1の実施形態に係る逆入力防止クラッチを示
す横断面図{図1(a)のA−A断面図}である。
【図3】入力側部材、出力側部材、静止側部材の斜視図
である。
【図4】トルク伝達手段(入力側部材の切欠き部と出力
側部材の突起部)の周辺部を示す拡大縦断面図である。
【図5】他の例に係るトルク伝達手段(入力側部材の切
欠き部と出力側部材の突起部)の周辺部を示す拡大縦断
面図である。
【図6】弾性部材を示す正面図{図6(a)}、外周側
から見た図{図6(b)}、舌片部を一対のローラ間に
介装した状態を示す拡大図{図6(c)}である。
【図7】第1の実施形態に係る逆入力防止クラッチの作
用を説明する部分拡大横断面図である(中立位置)。
【図8】第1の実施形態に係る逆入力防止クラッチの作
用を説明する部分拡大横断面図である(ロック解除
時)。
【図9】第1の実施形態に係る逆入力防止クラッチの作
用を説明する部分拡大横断面図である(トルク伝達
時)。
【図10】第2の実施形態に係る逆入力防止クラッチの
縦断面図{図10(a):図11のB−B断面図}、連
結部の横断面図{図10(b)}、出力軸部のX方向矢
視図{図10(c)}である。
【図11】第2の実施形態に係る逆入力防止クラッチを
示す横断面図{図10(a)のA−A断面図}である。
【図12】入力側部材、出力側部材、静止側部材の斜視
図である。
【図13】他の例に係る入力側部材、出力側部材、静止
側部材の斜視図である。
【符号の説明】
1 入力側部材 2 出力側部材 3 静止側部材 4 固定側板 6 ローラ 7 弾性部材

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トルクが入力される入力側部材と、トル
    クが出力される出力側部材と、回転が拘束される静止側
    部材と、前記静止側部材と前記出力側部材との間に設け
    られ、前記出力側部材からの逆入力トルクに対して前記
    出力側部材と前記静止側部材とをロックするロック手段
    と、前記入力側部材に設けられ、前記入力側部材からの
    入力トルクに対して前記ロック手段によるロック状態を
    解除するロック解除手段と、前記入力側部材と前記出力
    側部材との間に設けられ、前記ロック手段によるロック
    状態が解除された状態のときに、前記入力側部材からの
    入力トルクを前記出力側部材に伝達するトルク伝達手段
    とを備えた逆入力防止クラッチであって、 前記入力側部材、前記出力側部材、及び前記静止側部材
    をそれぞれ、金属板の塑性加工品としたことを特徴とす
    る逆入力防止クラッチ。
  2. 【請求項2】 前記入力側部材が入力軸を連結するため
    の連結部を有し、かつ、該連結部がクラッチ内部に位置
    することを特徴とする請求項1記載の逆入力防止クラッ
    チ。
  3. 【請求項3】 前記連結部が、前記入力側部材の内周側
    からクラッチ内部方向に連続して延びた筒状部に設けら
    れていることを特徴とする請求項2記載の逆入力防止ク
    ラッチ。
  4. 【請求項4】 前記連結部に、前記入力軸と平面嵌合す
    る少なくとも1つの平面部が設けられていることを特徴
    とする請求項2又は3記載の逆入力防止クラッチ。
  5. 【請求項5】 前記出力側部材が、筒状の出力軸部を一
    体に有することを特徴とする請求項1記載の逆入力防止
    クラッチ。
  6. 【請求項6】 前記出力軸部の一端が有底になっている
    ことを特徴とする請求項5記載の逆入力防止クラッチ。
  7. 【請求項7】 前記出力軸部に、他の回動部材と平面嵌
    合する少なくとも1つの平面部が設けられていることを
    特徴とする請求項5又は6記載の逆入力防止クラッチ。
  8. 【請求項8】 前記ロック手段は、前記静止側部材に設
    けられた円周面と、前記出力側部材に設けられ、前記円
    周面との間に正逆両回転方向に楔隙間を形成するカム面
    と、前記カム面と前記円周面との間に介在する一対の係
    合子と、前記一対の係合子をそれぞれ前記楔隙間の向き
    に押圧する弾性部材とを備え、前記ロック解除手段は、
    前記一対の係合子のうち何れか一方と択一的に係合し
    て、これを前記楔隙間の向きと反対方向に押圧する係合
    要素であり、前記トルク伝達手段は、前記入力側部材お
    よび前記出力側部材に設けられた回転方向の係合要素で
    あり、かつ、前記ロック解除手段および前記トルク伝達
    手段の中立位置における、前記ロック解除手段の係合要
    素と前記係合子との間の回転方向隙間δ1と、前記トル
    ク伝達手段の係合要素間の回転方向隙間δ2が、δ1<
    δ2の関係を有するることを特徴とする請求項1記載の
    逆入力防止クラッチ。
  9. 【請求項9】 前記トルク伝達手段が、前記入力側部材
    および前記出力側部材のうち一方に設けられた凸部と、
    他方に設けられ、前記凸部と適合する凹部であることを
    特徴とする請求項8記載の逆入力防止クラッチ。
  10. 【請求項10】 前記凸部が前記出力側部材に設けられ
    た突起部であり、前記凹部が前記入力側部材に設けられ
    た切欠き部であることを特徴とする請求項9記載の逆入
    力防止クラッチ。
  11. 【請求項11】 前記凸部が前記出力側部材に設けられ
    た突起部であり、前記凹部が前記入力側部材に設けられ
    た穴部であることを特徴とする請求項9記載の逆入力防
    止クラッチ。
  12. 【請求項12】 前記突起部が外径方向に突出している
    ことを特徴とする請求項10又は11記載の逆入力防止
    クラッチ。
  13. 【請求項13】 前記突起部が軸方向に突出しているこ
    とを特徴とする請求項10又は11記載の逆入力防止ク
    ラッチ。
  14. 【請求項14】 前記弾性部材は、基部と、該基部から
    軸方向の一方側に延びた舌片部とを備え、前記舌片部は
    前記一対の係合子間に介在して、前記一対の係合子を互
    いに離す方向に押圧することを特徴とする請求項8記載
    の逆入力防止クラッチ。
  15. 【請求項15】 前記基部がリング状をなし、前記舌片
    が円周方向に複数配列されていることを特徴とする請求
    項14記載の逆入力防止クラッチ。
  16. 【請求項16】 前記係合子がローラであることを特徴
    とする請求項8記載の逆入力防止クラッチ。
  17. 【請求項17】 前記静止側部材に固定された固定側板
    をさらに備え、該固定側板が金属板の塑性加工品である
    ことを特徴とする請求項1記載の逆入力防止クラッチ。
  18. 【請求項18】 前記固定側板が、入力軸をラジアル方
    向に支持する軸受部を有することを特徴とする請求項1
    7記載の逆入力防止クラッチ。
  19. 【請求項19】 前記軸受部が、前記固定側板の内周側
    からクラッチ内部方向に連続して延びた筒状部に設けら
    れていることを特徴とする請求項18記載の逆入力防止
    クラッチ。
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