JP2017215021A - 逆入力防止クラッチ - Google Patents

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正二 糸見
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Abstract

【課題】入力側から出力側への回転伝達時のロック係合子と固定部材との摺動による発熱が少なく、トルク容量も確保できるロック式の逆入力防止クラッチを提供する。
【解決手段】出力側部材4の一部である内輪3と固定部材12の一部である外輪5の間に配されるロック係合子として、外輪5に対する摺動抵抗が小さい玉9を用い、その玉9を軸方向に複数並ぶ状態で組み込むことにより、ロック状態における玉9と外輪5および内輪3との間に作用する接触荷重が分散され、各玉9の接触面圧が抑えられるようにして、ロック係合子としてころを用いた場合よりも入力側から出力側への回転伝達時の発熱が抑えられるとともに、ころを用いた場合に大きく劣らないトルク容量を確保できるようにしたのである。
【選択図】図1

Description

本発明は、入力トルクが加えられたときは入力側部材の回転を出力側部材に伝達し、逆入力トルクに対しては入力側部材が回転しないようにする逆入力防止クラッチに関する。
逆入力防止クラッチは、入力側部材に入力トルクが加えられたときは、その回転を出力側部材に伝達し、出力側部材に逆入力トルクが加えられたときは、入力側部材が回転しないようにするものである。この逆入力防止クラッチには、逆入力トルクに対して出力側部材をロックさせる方式(以下、この方式を「ロック式」と称する。)のものがある(例えば、特許文献1参照。)。
上記特許文献1に記載されたロック式の逆入力防止クラッチは、同一軸心のまわりに回転する入力側部材と出力側部材との間に、入力側部材の回転を僅かな角度遅れをもって出力側部材に伝達するトルク伝達手段を設け、出力側部材の径方向外側に固定部材を配し、出力側部材の外周面に複数のカム面を設けて、固定部材の内周円筒面と出力側部材の各カム面との間に周方向で次第に狭小となる楔形空間を形成し、これらの各楔形空間にロック係合子となる一対のころとそのころを楔形空間の狭小部へ押し込むばねを組み込むとともに、各楔形空間の周方向両側(ころを挟んでばねと周方向で対向する位置)に、入力側部材と一体回転する保持器の柱部を挿入したものである。
この逆入力防止クラッチでは、各ころがばねの弾力で楔形空間の狭小部に押し込まれているので、出力側部材に逆入力トルクが加えられても、回転方向後側のころが固定部材の内周円筒面および出力側部材のカム面に係合することにより出力側部材が固定部材とロックされ、入力側部材へ回転伝達しない。
一方、入力側部材に入力トルクが加えられたときは、入力側部材と一体回転する保持器の柱部が回転方向後側のころをばねの弾力に抗して楔形空間の広大部へ押し出すことにより、そのころと固定部材および出力側部材との係合が解除されて、出力側部材がロック状態から解放された後、トルク伝達手段によって入力側部材から出力側部材に回転が伝達されるようになる(このとき、回転方向前側のころは楔形空間の広大部に相対移動するので、固定部材および出力側部材と係合することはない)。
特許第4965871号公報
ところで、上記のようにロック係合子としてころを用いたロック式の逆入力防止クラッチでは、入力側部材から出力側部材に回転伝達する際にころが固定部材の内周円筒面と線接触状態で摺動するので、その摺動による発熱でクラッチ内部が高温になり、クラッチ内部に封入されている潤滑剤の早期劣化を生じるおそれがある。特に、入力側部材をモータに直結した状態で使用される用途では、減速機構を介さずにモータの回転が入力されるため、高速回転での運転により発熱量が大きくなって、潤滑剤の早期劣化が問題となりやすい。この問題への対策としては、ロック係合子をころから玉に代えて、ロック係合子の固定部材に対する摺動抵抗を小さくすることが有効と考えられる。
しかしながら、ロック係合子として玉を用いた場合は、玉が固定部材の内周円筒面および出力側部材のカム面と点接触するので、ころの場合に比べて、ロック状態の玉と固定部材および出力側部材との間に生じる接触面圧が大きくなり、それによってトルク容量が小さくなってしまう。
そこで、本発明は、入力側から出力側への回転伝達時のロック係合子と固定部材との摺動による発熱が少なく、トルク容量も確保できるロック式の逆入力防止クラッチを提供することを課題とする。
上記の課題を解決するため、本発明の逆入力防止クラッチは、同一軸心のまわりに回転する状態で配されている入力側部材および出力側部材と、前記出力側部材の径方向外側に配されている固定部材と、前記出力側部材に加えられる逆入力トルクに対して出力側部材と固定部材とをロックするロック手段と、前記入力側部材に加えられる入力トルクに対して前記ロック手段によるロック状態を解除するロック解除手段と、前記ロック状態が解除された状態のときに、前記入力側部材に加えられる入力トルクを前記出力側部材に伝達するトルク伝達手段とを備え、前記ロック手段は、前記固定部材の内周に曲面が設けられ、前記出力側部材の外周に複数のカム面が設けられて、前記固定部材の内周曲面と出力側部材の各カム面との間に周方向で次第に狭小となる楔形空間が形成されており、これらの各楔形空間にロック係合子としての玉が軸方向に複数並ぶ状態で組み込まれ、前記各玉がばねで楔形空間の狭小部へ押し込まれているものとした。
すなわち、ロック係合子として固定部材に対する摺動抵抗が小さい玉を用いることにより、ころを用いた場合よりも入力側から出力側への回転伝達時の発熱が抑えられるようにするとともに、その玉を軸方向に複数並ぶ状態で組み込むことにより、ロック状態における玉と固定部材および出力側部材との間に作用する接触荷重が分散されて、各玉の接触面圧が抑えられ、ころを用いた場合に大きく劣らないトルク容量が確保できるようにしたのである。
ここで、前記楔形空間は、狭小となる方向が同じものが周方向に複数連続して形成されており、前記玉は、前記各楔形空間に周方向で1つずつ配され、そのうち周方向に連続する楔形空間に配されている複数の玉が周方向で隣り合うものと互いに当接する状態で前記ばねに押されている構成を採用すれば、玉の総組込数を増やすことによりトルク容量をさらに大きくすることができる。
また、前記ばねが、その周方向両側に配されている前記玉を両端部で押圧するコイルばねである場合は、その両端部が前記玉の一部を覆うように形成されている構成として、入力側から出力側への回転伝達時にコイルばねが遠心力を受けても径方向外側へ移動しにくくすることが望ましい。このようにすれば、コイルばねの固定部材との接触・摺動による摩耗や折損等の不具合を防止できるとともに、コイルばねが玉を楔形空間の狭小部へ十分に押し込めない姿勢となることがなく、逆入力トルクに対するロック不良も防止できる。
さらに、上記の場合、前記コイルばねは、その伸縮方向の中央部の直径が両端部の直径よりも小さい鼓形状に形成されている構成とするとよい。このようにすれば、コイルばねの中央部と出力側部材の外周面との接触を回避できるので、ロック状態が解除されるときやロック解除状態からロック状態に戻るときのコイルばねの伸縮がスムーズに行われ、安定したクラッチ動作が得られる。
本発明の逆入力防止クラッチは、上述したように、ロック係合子として固定部材に対する摺動抵抗がころよりも小さい玉を用い、その玉を軸方向に複数並ぶ状態で組み込んで、トルク容量を確保しつつ、入力側から出力側への回転伝達時の発熱を抑えられるようにしたものであるから、高速回転で運転される用途でも、クラッチ内部に封入されている潤滑剤の早期劣化を防止でき、長期間安定して使用することができる。
第1実施形態の逆入力防止クラッチの縦断正面図 図1のII−II線に沿った断面図 図1のIII−III線に沿った断面図 図1のばねの側面図 a、bは、それぞれ図2に対応してクラッチ動作を説明する断面図 図1に対応してばねの変形例を示す要部の断面図 図6のVII−VII線に沿った断面図 第2実施形態の逆入力防止クラッチの要部の図2に対応する断面図 図8のIX−IX線に沿った断面図(外輪を除く)
以下、図面に基づき、本発明の実施形態を説明する。図1乃至図5は第1の実施形態を示す。この逆入力防止クラッチは、図1および図2に示すように、入力側部材としての入力軸1と、出力軸2と内輪3が一体形成された出力側部材4と、内輪3の径方向外側に配される外輪5が一体形成された二段円筒状のハウジング6と、ハウジング6の一端に取り付けられる押え蓋7と、内輪3と外輪5との間に挿入される複数の柱部8aを有する保持器8と、内輪3と外輪5との間に組み込まれる鋼製の玉(ロック係合子)9およびコイルばね10と、ハウジング6他端の小径部内周に嵌め込まれて出力軸2を回転自在に支持する焼結軸受11とで構成されている。
前記ハウジング6は、一端のフランジの外周縁に複数の切欠き6aが形成されており、これらの切欠き6aに押え蓋7の外周縁に形成された爪7aを嵌め込んで折り曲げることにより、押え蓋7と一体化されている。押え蓋7は、その外周から張り出す3つの舌状の張出部に取付孔7bが設けられている。そして、このハウジング6と押え蓋7が、押え蓋7の取付孔7bで図示省略した外部部材に一体に固定される固定部材12となっている。
前記入力軸1は、外周に二面幅(軸心と平行でかつ互いに平行な2つの係合面)が形成された係合部1aと、係合部1aの端面から突出する小径円筒部1bとを有し、その係合部1aの先端側部分が、前記内輪3の中央に設けられた係合穴3aに挿入され、小径円筒部1bが内輪3の係合穴3aの底から出力軸2の円形穴2aに嵌め込まれて、出力側部材4(出力軸2および内輪3)と同一軸心のまわりに回転するようになっている。ここで、内輪3の係合穴3aは、断面が入力軸1の係合部1aとほぼ同じ形状で、入力軸1の係合部1aを挿入したときに僅かな回転方向の隙間が生じるように形成されており、これにより、入力軸1に加えられる入力トルクを僅かな角度遅れをもって出力側部材4に伝達するトルク伝達手段が構成されている。
また、入力軸1の係合部1aの軸方向中央側部分には、保持器8の円筒部8bが隙間なく嵌め込まれて、入力軸1と保持器8が一体回転するようになっている。そして、入力軸1はモータ等の駆動源(図示省略)から入力トルクを加えられ、出力軸2は外周に二面幅が形成された係合部2bに取り付けられる出力歯車等の回転伝達部材(図示省略)にトルクを出力するようになっている。
前記外輪5の内周は円筒面となっており、内輪3の外周にはカム面3bが周方向に複数設けられ、外輪5の内周円筒面と内輪3の各カム面3bとの間に周方向両側で次第に狭小となる楔形空間13が形成されている。そして、図3にも示すように、これらの各楔形空間13には前記玉9が軸方向に3個並ぶ状態で周方向に一対ずつ組み込まれ、前記コイルばね10が各対の玉9に挟まれる位置にそれぞれ配されて各玉9を楔形空間13の狭小部へ押し込んでいる。これにより、出力側部材4に加えられる逆入力トルクに対して、出力側部材4の一部である内輪3と固定部材12の一部である外輪5とをロックするロック手段が構成されている。なお、外輪の内周は、この実施形態のような円筒面に限らず、内輪のカム面との間に楔形空間を形成する曲面が設けられていればよい。
ここで、前記コイルばね10は、図4に示すように、その伸縮方向の中央部の直径が、玉9を押圧する両端部の直径よりも小さい鼓形状に形成されている。そして、図2および図3に示すように、その両端部が周方向両側に配されている玉9の一部を覆い、中央部が内輪3のカム面3bと接触しない状態で組み込まれている。
また、図2に示すように、前記各楔形空間13の周方向両側(玉9を挟んでコイルばね10と周方向で対向する位置)には、前記保持器8の柱部8aが挿入されている。これにより、入力軸1に入力トルクが加えられたときに、保持器8が入力軸1と一体に回転して、保持器8の柱部8aがコイルばね10で反回転方向に押されている玉9を楔形空間13の広大部へ押し出して、前記ロック手段によるロック状態を解除するようになっている。すなわち、この保持器8が、入力軸1に加えられる入力トルクに対して前記ロック状態を解除するロック解除手段となっている。
この逆入力防止クラッチは、上記の構成であり、各玉9がコイルばね10の弾力で楔形空間13の狭小部に押し込まれているので、出力側部材4に逆入力トルクが加えられても、コイルばね10で反回転方向に押されている玉9が固定部材12の一部である外輪5および出力側部材4の一部である内輪3に係合することにより出力側部材4が固定部材12とロックされ、入力軸1へ回転伝達しない。
一方、入力軸1に入力トルクが加えられたときには、まず、図5(a)に示すように、入力軸1と一体に回転する保持器8の柱部8aがコイルばね10で反回転方向に押されている玉9をコイルばね10の弾力に抗して楔形空間13の広大部へ押し出すことにより、その玉9と外輪5および内輪3との係合が解除されて、出力側部材4がロック状態から解放される。そして、図5(b)に示すように、入力軸1がさらに回転して、その係合部1aと内輪3の係合穴3aとが係合すると、入力軸1の回転が内輪3を介して出力軸2に伝達されるようになる(このとき、コイルばね10で回転方向に押されている玉9は楔形空間13の広大部に相対移動するので、外輪5および内輪3と係合することはない)。
ここで、玉9は、上記のように入力軸1から出力側部材4へ回転が伝達されているときに転がりながら外輪5と摺動するが、従来ロック係合子として用いられるころに比べると外輪5に対する摺動抵抗は小さい。しかも、玉9が軸方向に複数並ぶ状態で組み込まれているので、ロック状態における玉9と外輪5および内輪3との間に作用する接触荷重が分散されて、各玉9の接触面圧が抑えられるようになっている。したがって、ロック係合子としてころを用いた場合よりも入力側から出力側への回転伝達時の発熱が抑えられるとともに、ころを用いた場合に大きく劣らないトルク容量を確保することができる。
また、コイルばね10は、その両端部が玉9の一部を覆うように形成され、入力側から出力側への回転伝達時に遠心力を受けても径方向外側へ移動しにくくなっている。このため、外輪5との接触・摺動による摩耗や折損等の不具合を生じるおそれがないし、玉9を楔形空間13の狭小部へ十分に押し込めない姿勢となることがなく、逆入力トルクに対するロック不良を生じさせるおそれもない。
さらに、コイルばね10は、鼓形状に形成されているので、中央部が内輪3のカム面3bに接触しない。これにより、ロック状態が解除されるときやロック解除状態からロック状態に戻るときに、コイルばね10がスムーズに伸縮し、安定したクラッチ動作が得られるようになっている。
図6および図7は、上述した鼓形状のコイルばね10に代えて、軸方向から見た外形が略長方形で、軸方向に並ぶ3個の玉9を単体で押圧できるコイルばね14を用いた例を示す。そして、図示は省略するが、このコイルばね14も、両端部がそれぞれ3個の玉9の一部を覆い、伸縮方向の中央部の短手方向寸法が両端部の短手方向寸法よりも小さく形成されて、中央部が内輪3のカム面3bと接触しないようになっている。
図8および図9は第2の実施形態を示す。この実施形態は、内輪3の外周に傾斜方向が同じカム面3bを周方向に連続して2つ設けることにより、外輪5と内輪3の間に狭小となる方向が同じ楔形空間15を周方向に連続して2つ形成し、各楔形空間15に3個の玉9を軸方向に並ぶ状態で配している。そして、楔形空間15の広大部どうしが向かい合う位置の空間に組み込まれた3つの鼓形状のコイルばね10が、それぞれの両端部で周方向に並ぶ玉9を2個ずつ互いに当接させて楔形空間15の狭小部に押し込んでいる。また、各楔形空間15の狭小部どうしが向かい合う位置、すなわち玉9を挟んでコイルばね10と周方向で対向する位置の空間に、ロック解除手段となる保持器8の柱部8aが挿入されている。その他の構成およびクラッチ動作(逆入力トルクに対する出力側部材のロックおよびそのロック状態の解除動作)は、第1実施形態と同じである。なお、この実施形態でも、軸方向に並ぶ3つの鼓形状のコイルばね10に代えて、図6および図7に示したコイルばね14を用いることができる。
この第2実施形態では、第1実施形態に比べて玉9の総組込数が多く、各玉9の接触面圧が低くなるので、トルク容量の増大を図ることができる。
1 入力軸(入力側部材)
1a 係合部
2 出力軸
3 内輪
3a 係合穴
3b カム面
4 出力側部材
5 外輪
6 ハウジング
7 押え蓋
8 保持器
8a 柱部
9 玉(ロック係合子)
10 コイルばね
11 焼結軸受
12 固定部材
13 楔形空間
14 コイルばね
15 楔形空間

Claims (4)

  1. 同一軸心のまわりに回転する状態で配されている入力側部材および出力側部材と、前記出力側部材の径方向外側に配されている固定部材と、前記出力側部材に加えられる逆入力トルクに対して出力側部材と固定部材とをロックするロック手段と、前記入力側部材に加えられる入力トルクに対して前記ロック手段によるロック状態を解除するロック解除手段と、前記ロック状態が解除された状態のときに、前記入力側部材に加えられる入力トルクを前記出力側部材に伝達するトルク伝達手段とを備え、
    前記ロック手段は、前記固定部材の内周に曲面が設けられ、前記出力側部材の外周に複数のカム面が設けられて、前記固定部材の内周曲面と出力側部材の各カム面との間に周方向で次第に狭小となる楔形空間が形成されており、これらの各楔形空間にロック係合子としての玉が軸方向に複数並ぶ状態で組み込まれ、前記各玉がばねで楔形空間の狭小部へ押し込まれているものである逆入力防止クラッチ。
  2. 前記楔形空間は、狭小となる方向が同じものが周方向に複数連続して形成されており、前記玉は、前記各楔形空間に周方向で1つずつ配され、そのうち周方向に連続する楔形空間に配されている複数の玉が周方向で隣り合うものと互いに当接する状態で前記ばねに押されていることを特徴とする請求項1に記載の逆入力防止クラッチ。
  3. 前記ばねは、その周方向両側に配されている前記玉を両端部で押圧するコイルばねであり、その両端部が前記玉の一部を覆うように形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の逆入力防止クラッチ。
  4. 前記コイルばねは、その伸縮方向の中央部の直径が両端部の直径よりも小さい鼓形状に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の逆入力防止クラッチ。
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