JP2002266671A - 土質改良機のエンジン回転速度制御装置 - Google Patents

土質改良機のエンジン回転速度制御装置

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JP2002266671A JP2001064658A JP2001064658A JP2002266671A JP 2002266671 A JP2002266671 A JP 2002266671A JP 2001064658 A JP2001064658 A JP 2001064658A JP 2001064658 A JP2001064658 A JP 2001064658A JP 2002266671 A JP2002266671 A JP 2002266671A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンの騒音・振動を小さくし、優れた燃
費を有する土質改良機のエンジン回転速度制御装置を提
供する。 【解決手段】 被改良土を混合する混合機と、この混合
のための混合機周辺の1台以上の作業機とを備えた土質
改良機のエンジン回転速度制御装置において、混合機及
びそれぞれの周辺作業機を起動・停止させる操作信号を
出力する操作手段と、混合機及び周辺作業機をそれぞれ
駆動する複数の油圧アクチュエータを複数のグループに
分け、複数のグループのそれぞれに圧油を供給する複数
の油圧ポンプを有し、エンジンにより駆動されるポンプ
と、入力される指令値に基づきエンジン回転速度を制御
するガバナ制御手段と、操作手段から出力される操作信
号に基づいて、この操作信号により作動する油圧アクチ
ュエータに必要な圧油流量を前記複数のグループ別に積
算し、この積算値の大きい方の必要流量に応じたエンジ
ン回転速度に対応する指令値を演算してガバナ制御手段
に出力するコントローラとを備えた構成としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、土質改良機のエン
ジン回転速度制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、建設発生土の再利用のために現場
で土質を改良する土質改良機が使用されることが多い。
図6に例として自走式の土質改良機1を示す。油圧ショ
ベル(図示せず)等の積込機で原料土ホッパ16に投入
された土は、供給ベルトコンベア30上で搬送されなが
ら掻き出しロータ49により所定の厚さにされて、固化
材ホッパ2の下方を通過する。供給ベルトコンベア30
上に土があるときには、固化材フィーダ48が開き固化
材ホッパ2から固化材が土に降り注ぐ。土及び固化材
は、供給ベルトコンベア30の搬送出口近傍に設けてあ
るソイルカッタ47で切削され混ぜ合わされながら排出
ベルトコンベア50上に落下する。落下するときにロー
タリーハンマ27,28,29の衝撃により固化材が被
覆された土の粒径はさらに細かくなる。そして、固化材
と混合された土は排出ベルトコンベア50で機体外に搬
送される。クレーン31は固化材の固化材ホッパ2への
補充時に使用される。また、土質改良機1は、走行装置
3により現場間を移動する。ソイルカッタ47、ロータ
リーハンマ27,28,29を併せて混合機と呼び、供
給ベルトコンベア30、クレーン31、固化材フィーダ
48、掻き出しロータ49、排出ベルトコンベア50を
併せて標準作業機と呼ぶ。オプション作業機として、清
掃時に使用するエアコンプレッサ53、混合された土を
土質改良機1から所定の距離の場所に搬送する2,3次
ベルトコンベア51,52、混合された土からさらに細
かい土を選択する振動篩32を備えている。混合機、標
準作業機、オプション作業機、走行装置3は全てエンジ
ン4により駆動される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような土質改良機1には下記のような問題がある。オペ
レータは、土質毎にまた作業内容毎に、混合機、標準作
業機、オプション作業機の内、使用する作業機を選択
し、また使用する作業機のアクチュエータの作動速度を
細かく操作する。このときオペレータは、エンジンスロ
ットルを作業させる作業機の種類、作動速度に応じて頻
繁に操作することは煩雑であるため、エンジン4を常に
フルスロットルに設定したままで作業する。しかし、作
動させる作業機数が少なくて、かつ作動速度が小さいと
きのように必要動力が小さい場合でもエンジン回転速度
が大きいので、騒音、振動が大きいという問題がある。
また、燃費も悪いという問題もある。
【0004】本発明は、上記従来技術の問題点に着目
し、エンジンの騒音・振動を小さくし、優れた燃費を有
する土質改良機のエンジン回転速度制御装置を提供する
ことを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記の目
的を達成するために、第1発明は、被改良土を混合する
混合機及び混合機以外の作業機を備えた土質改良機のエ
ンジン回転速度制御装置において、土質改良機の少なく
とも混合機を起動・停止させる操作信号を出力する操作
手段と、土質改良機の少なくとも混合機の運転動力を供
給するエンジンと、入力される指令値に基づきエンジン
回転速度を制御するガバナ制御手段と、前記操作手段か
ら出力される操作信号に基づきエンジン回転速度を制御
するガバナ制御手段に出力するコントローラとを備えた
構成としている。
【0006】第1発明によると、土質改良機の作業機を
起動・停止させる操作手段から出力される操作信号に基
づいてガバナ制御手段を制御する。これにより、例えば
土質改良機の混合機が停止中のときにはエンジン回転速
度を小さく設定するので、騒音、振動が低減し、かつ燃
費のよい土質改良機のエンジン回転速度制御装置が得ら
れる。
【0007】第2発明は、被改良土を混合する混合機
と、この混合のための混合機周辺の1台以上の作業機と
を備えた土質改良機のエンジン回転速度制御装置におい
て、混合機及びそれぞれの周辺作業機を起動・停止させ
る操作信号を出力する操作手段と、混合機及び周辺作業
機をそれぞれ駆動する複数の油圧アクチュエータを複数
のグループに分け、複数のグループのそれぞれに圧油を
供給する複数の油圧ポンプを有し、エンジンにより駆動
されるポンプと、入力される指令値に基づきエンジン回
転速度を制御するガバナ制御手段と、操作手段から出力
される操作信号に基づいて、この操作信号により作動す
る油圧アクチュエータに必要な圧油流量を前記複数のグ
ループ別に積算し、この積算値の大きい方の必要流量に
応じたエンジン回転速度に対応する指令値を演算してガ
バナ制御手段に出力するコントローラとを備えた構成と
している。
【0008】第2発明によると、操作手段から出力され
る操作信号に基づき、各グループの必要流量を積算し、
複数の積算値の最大値に応じて各グループを駆動する複
数の油圧ポンプを駆動するエンジンの回転速度を制御す
る。これにより、各油圧ポンプはそれぞれのグループで
必要とされる流量を確保できるので、作動させようとす
る混合機及び周辺作業機は確実に作動することができ
る。また、作動させる混合機及び作業機の種類に応じて
エンジン回転速度が制御されるので騒音、振動が低減
し、かつ燃費のよい土質改良機のエンジン回転速度制御
装置が得られる。
【0009】第3発明は、第1又は2発明に基づき、被
改良土の種類を設定する作業モード信号を出力する作業
モード設定手段を付設し、前記コントローラは、この作
業モード信号と前記操作手段の操作信号とに応じて前記
ガバナ制御手段への指令値を演算する構成としている。
【0010】第3発明によると、オペレータの設定した
作業モード信号及び操作信号により、混合機及び作業機
の作動速度が設定される。これにより、作動させる混合
機及び作業機の、被改良土の種類に応じた作動速度が得
られるので改良後の土は常に所定の一定の諸元が得られ
る。
【0011】第4発明は、第3発明に基づき、前記コン
トローラは、予め全油圧ポンプの吐出量とエンジン回転
速度との関係を表わすエンジン制御カーブを記憶し、前
記作業モード設定手段により設定した作業モードと前記
操作手段の操作信号とに応じて混合機及び前記周辺作業
機の油圧アクチュエータに必要な圧油流量を求め、この
求めた必要流量に基づき前記エンジン制御カーブにより
求めたエンジン回転速度に応じた指令値を前記ガバナ制
御手段に出力する構成としている。
【0012】第4発明によると、予め記憶したエンジン
制御カーブにより、作業モード信号と操作信号とに応じ
て求めた必要流量から設定すべきエンジン回転速度を求
める。エンジン制御カーブは、実車テストで性能が確認
されたカーブであるので、必要流量を確保するエンジン
回転速度が確実に得られる。
【0013】第5発明は、第3又は4発明に基づき、前
記作業モード設定手段は、被改良土の種類を設定する複
数の選択スイッチを有し、前記コントローラは、予め各
選択スイッチ毎に対応して混合機及び前記周辺作業機の
油圧アクチュエータ別にそれぞれ必要な圧油流量を記憶
し、設定された選択スイッチに応じて前記記憶している
それぞれの油圧アクチュエータ別の必要流量を積算して
全必要流量を求め、この求めた全必要流量に基づき前記
ガバナ制御手段への指令値を演算する構成としている。
【0014】第5発明によると、作業モード設定手段
は、複数の選択スイッチを有しているので、被改良土の
種類をきめ細かに設定できる。したがって必要流量もき
め細かに設定でき、エンジンは必要な回転速度だけを出
力するので騒音、振動が低減し、かつ燃費のよい土質改
良機のエンジン回転速度制御装置が得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係る実施形態を図
を参照して説明する。なお、図6で説明した要素と同一
の要素には同一番号を付して説明する。図1に本発明に
係るエンジン回転速度制御装置19の実施形態の構成図
を示す。エンジン回転速度制御装置19は、操作盤5及
びコントローラ6を有している。操作盤5には、混合機
釦7s、供給ベルトコンベア釦30s、掻き出しロータ
釦49s、排出ベルトコンベア釦50s、振動篩釦32
s、2次ベルトコンベア釦51s、3次ベルトコンベア
釦52s、エアコンプレッサ釦53sを有している。各
釦は、オン釦とオフ釦とを有していて対応する作業機の
起動・停止を指令する操作信号Sm,Sg,Sk,S
h,Sv,S2,S3,Saをコントローラ6に出力す
る。
【0016】また、操作盤5には、作業モード設定手段
8、燃料調整ダイヤル9、自動制御釦10が配列されて
いる。作業モード設定手段8は、改良土の所望の粒径に
対応して操作されるスイッチであり、所望の粒径が小さ
いときに選択されるハイモードH、所望の粒径が大きく
なるにしたがってミドルモードM、ローモードL、また
原料土が砂のように粘性の少ない土質のときに選択され
るサンドモードSのそれぞれの選択スイッチ8a,8
b,8c,8dを有している。各モードの順で作業モー
ド信号H,M,L,Sがコントローラ6に入力される。
燃料調整ダイヤル9は、ダイヤル位置に応じたスロット
ル指令値Thmを燃料量を調整するガバナ制御手段11
に出力する。自動制御釦10をオン操作すると作動する
作業機の種類及び作業モード信号H,M,L,Sに応じ
てエンジン回転速度は自動的に制御され、オフ操作する
とエンジン回転速度はスロットル指令値Thmに応じた
回転速度になる。
【0017】供給ベルトコンベア30が土を搬送してい
るか否かを検出する原料土有無スイッチ17は、掻き出
しロータ49の直後に取り付けてあり、土が所定の厚さ
以上有るときにオン、無いときにオフの有無信号Suを
コントローラ6に入力する。また、クレーン31の起動
・停止を指令するクレーン釦31から起動時にオン、停
止時にオフの操作信号Scがコントローラ6に入力され
ている。
【0018】混合機釦7s、供給ベルトコンベア釦30
s、掻き出しロータ釦49s、排出ベルトコンベア釦5
0s、振動篩釦32s、2次ベルトコンベア釦51s、
3次ベルトコンベア釦52s、エアコンプレッサ釦53
s、クレーン釦31を併せて操作手段18と呼ぶ。
【0019】混合機27,28,29,47及び全ての
作業機30,31,32,48,49,50,51,5
2,53はそれぞれの油圧アクチュエータにより駆動さ
れている。図2により、エンジン4で駆動され、油圧ア
クチュエータを制御する油圧回路の構成を説明する。エ
ンジン4の駆動するタンデムポンプ61は、油圧ポンプ
の第1ポンプ21及び第2ポンプ41を有している。第
1ポンプ21の圧油が流入する第1回路20は、第1,
2,3ロータリーハンマ弁27v,28v,29v、供
給コンベア弁30v、クレーン弁31v、振動篩弁32
vを主要素とする回路である。また、第2ポンプ41の
圧油が流入する第2回路40は、ソイルカッタ弁47
v、固化材フィーダ弁48v、掻き出しロータ弁49
v、排出ベルトコンベア弁50v、2次ベルトコンベア
弁51v、3次ベルトコンベア弁52v、エアコンプレ
ッサ弁53vを主要素とする回路である。なお、第1ポ
ンプ21、第2ポンプ41は、タンデムでなくエンジン
4により個別に駆動されてもよい。
【0020】第1ポンプ21及び第2ポンプ41は、斜
板の角度に応じて吐出流量が変化する可変容量型ポンプ
で、各斜板角は第1サーボ弁22及び第2サーボ弁42
によりそれぞれ制御される。また、第1サーボ弁22及
び第2サーボ弁42は、入力される電気信号に応じたパ
イロット油圧を発生する第1圧力弁23及び第2圧力弁
43からそれぞれ出力される第1パイロット油圧P1及
び第2パイロット油圧P2で制御される。
【0021】まず、第1回路20の構成を説明する。第
1,2,3ロータリーハンマ弁27v,28v,29
v、供給コンベア弁30v、クレーン弁31v、振動篩
弁32vは、説明を容易にするために各弁がそれぞれ弁
開度を有し、各弁27v,28v,29v,30v,3
1v,32vに対応するそれぞれのアクチュエータ27
b,28b,29b,30b,31b,32bがある方
向に動いているときの状態を示す。第1ロータリーハン
マ弁27vを例として説明すると、図示しない操作レバ
ー等から指令される第1ロータリーハンマ弁油圧信号C
27は第1ロータリーハンマ弁受圧部27pに入力さ
れ、第1ロータリーハンマ弁27vは第1ロータリーハ
ンマ弁油圧信号C27の大きさに応じた開度位置に移動
する。第1ポンプ21からの配管は、第1ロータリーハ
ンマ弁27vのポートA2に接続され、ポートA2は、
絞り27eを介してポートA5に連通している。絞り2
7eの面積は、第1ロータリーハンマ弁油圧信号C27
の大きさに応じて変化する。そして、第1ロータリーハ
ンマ弁油圧信号C27の大きさがゼロのときには絞り2
7eの面積もゼロになり、第1ポンプ21の吐出油は第
1ロータリーハンマ弁27vを通過できない。
【0022】次に、ポートA5は、入力される油圧に基
づいて絞りの大きさが変化する圧力補償弁27cを介し
て第1ロータリーハンマモータ27bの一方のポートに
連通している。第1ロータリーハンマモータ27bの負
荷圧P27は、第1ロータリーハンマ弁27vのポート
A4、A1を介して第1圧力選択弁26に入力されてい
る。第1圧力選択弁26には、他の第2,3ロータリー
ハンマ弁28v,29v、供給コンベア弁30v、クレ
ーン弁31v、振動篩弁32vの出力側の負荷圧P2
8、P29,P30,P31,P32もそれぞれ入力さ
れている。そして、第1圧力選択弁26は、入力される
複数の油圧の内、最も大きい油圧の第1負荷圧P20m
を選択し、選択した第1負荷圧P20mを圧力補償弁2
7c、28c、29c、30c、31c、32cに出力
する。第1ロータリーハンマモータ27bの他方のポー
トは、第1ロータリーハンマ弁27vのポートA6,A
3を介してタンク60に連通している。
【0023】次に、第2回路40の構成を説明する。第
2回路40のソイルカッタ弁47v、固化材フィーダ弁
48v、掻き出しロータ弁49v、排出ベルトコンベア
弁50v、2次ベルトコンベア弁51v、3次ベルトコ
ンベア弁52v、エアコンプレッサ弁53vの内部の回
路及び各アクチュエータ47b,48b,49b,50
b,51b,52b,53bとの接続回路は、第1ロー
タリーハンマ弁27vと同一であるので、ここでは説明
を省略する。各アクチュエータの負荷圧P47,P4
8,P49,P50,P51,P52,P53は、第2
圧力選択弁46に入力されている。第2圧力選択弁46
は、入力される複数の油圧の内、最も大きい油圧の第2
負荷圧P40mを選択し、選択した第2負荷圧P40m
を、各弁の各圧力補償弁(図示せず)に出力する。
【0024】次に、タンデムポンプ61の吐出流量を制
御するポンプコントローラ62の入出力信号を説明す
る。第1ポンプ21の吐出口に取着されている第1吐出
圧検出器24により検出された第1吐出圧P20p、及
び第1負荷圧検出器25で検出された第1負荷圧P20
mは、ポンプコントローラ62にそれぞれ入力されてい
る。また、第2ポンプ41の吐出口に取着されている第
2吐出圧検出器44により検出された第2吐出圧P40
p、及び第2負荷圧検出器45で検出された第2負荷圧
P40mも、ポンプコントローラ62にそれぞれ入力さ
れている。また、図示しない検出器で検出されたエンジ
ン回転速度Ne及びスロットル指令値Thが入力されて
いる。そして、ポンプコントローラ62から第1信号S
1及び第2信号S2が、第1圧力弁23及び第2圧力弁
43に出力されている。
【0025】ここで、ポンプコントローラ62の演算処
理内容を説明する。第1吐出圧P20p及び第1負荷圧
P20mからそれらの差圧を演算する。そして、演算し
た差圧が予め設定された所定の値になるような第1信号
S1が第1圧力弁23に出力される。これを、ポンプコ
ントローラ62内の差圧制御手段と呼ぶ。差圧制御手段
により、各アクチュエータの負荷圧P27,P28,P
29,P30,P31,P32の内の最大値と第1吐出
圧P20pとの差圧が所定値に略一定になるように第1
ポンプ21の斜板角度が制御される。また、第2吐出圧
P40p及び第2負荷圧P40mからそれらの差圧を演
算して、演算した差圧が略一定になるように第2信号S
2が第2圧力弁43に出力される。そして、第2ポンプ
41の斜板角度が、第1ポンプ21と同様に制御され
る。
【0026】なお、図3に示すように、縦軸に油圧ポン
プ吐出流量Qp、横軸に油圧ポンプへの負荷圧Ppをと
った場合に、負荷圧Ppが所定圧Pcより大きいときに
はポンプ出力馬力が一定となるようにポンプコントロー
ラ62により斜板角が制御される。また、負荷圧Ppが
所定圧Pc以下のときには油圧ポンプの斜板角の最大値
は一定値に規制されていて油圧ポンプ吐出流量Qpの最
大値はエンジン回転速度Neに応じた一定値となってい
る。第1回路20及び第2回路40の負荷圧は常に所定
圧Pc以下になるように各回路のリリーフ圧が設定して
あるので、第1,2ポンプ21,41のそれぞれの吐出
流量の最大値は、常にエンジン回転速度Neに応じた値
となっている。
【0027】ここで、第1回路20を代表させてその作
動を説明する。クレーン31及び振動篩32は作動停止
中で、第1,2,3ロータリーハンマ27,28,29
及び供給ベルトコンベア30を作動させる場合を説明す
る。なお、第1,2,3ロータリーハンマ27,28,
29には全て同一負荷がかかっているとし、第1ロータ
リーハンマ27を代表させて説明する。第1ポンプ21
の吐出油は、第1ロータリーハンマ弁27v及び供給ベ
ルトコンベア弁30vに流入し、第1ロータリーハンマ
モータ27bおよび供給ベルトコンベアモータ30bを
回転させる。絞り27e及び絞り30eの面積が同じ
で、第1ロータリーハンマ負荷圧P27と供給ベルトコ
ンベア負荷圧P30とが等しいときには、第1ロータリ
ーハンマ弁27v及び供給ベルトコンベア弁30vには
同量ずつの流量が流れている。このとき、第1負荷圧P
20mは第1ロータリーハンマ負荷圧P27又は供給ベ
ルトコンベア負荷圧P30であり、第1吐出圧P20p
は、第1負荷圧P20mよりも所定の値だけ大きい値に
なるように斜板角度が制御されている。
【0028】第1ロータリーハンマ27の負荷が大きく
なって第1ロータリーハンマ負荷圧P27が供給ベルト
コンベア負荷圧P30よりも大きくなると、第1吐出圧
P20pが大きくなって供給ベルトコンベア弁30の絞
り30eを通過する流量は増加しようとする。このと
き、第1圧力選択弁26は第1ロータリーハンマ負荷圧
P27を第1負荷圧P20mとして選択し、圧力補償弁
30cに供給する。すると、圧力補償弁30cの開口面
積は小さくなり絞られるので絞り30eを通過する流量
は増加せず、絞り27eを通過する流量と同じ流量を保
持する。また、第1負荷圧P20mが大きくなるため
に、第1吐出圧P20pと第1負荷圧P20mとの間で
保持していた所定の差圧が小さくなる。ポンプコントロ
ーラ62は、再度、所定の差圧になるような第1信号S
1を演算して第1圧力弁23に出力し第1サーボ弁22
を介して第1ポンプ21の吐出流量を増加させる。この
ように、1個の油圧ポンプが複数の弁を介して複数のア
クチュエータを駆動するときに、個々の油圧アクチュエ
ータの負荷が異なる場合でも、他の弁の操作に影響され
ず、常に個々の弁開度に応じた制御流量を確保する。
【0029】ここで、図1に示すエンジン回転速度制御
装置19の構成の説明に戻る。必要流量演算部12に
は、図4に示す必要流量演算テーブルが予め記憶されて
いる。図4(a)又は(b)は、第1回路20又は第2
回路40の各アクチュエータの必要流量を作業モード設
定手段8からの作業モード信号H,M,L,S別に示し
ている。また、各アクチュエータの釦31s,7s,3
0s,49s,50s,32s,51s,52s,53
sからの操作信号Sc,Sm,Sg,Sk,Sh,S
v,S2,S3,Saがオン信号のときの必要流量を示
している。また、第1,2,3ロータリーハンマ27,
28,29、ソイルカッタ47、固定材フィーダ48の
必要流量は、原料土有無スイッチ17からの有無信号S
uがオンのとき原料土有の欄の値を、オフのとき原料土
無の欄の値をそれぞれとる。第1,2,3ロータリハン
マ27,28,29及びソイルカッタ47の必要流量は
作業モード信号Hのときが最大値で、M,L,Sの順で
小さくなっている。なお、操作信号Sc,Sm,Sg,
Sk,Sh,Sv,S2,S3,Saがオフ信号のとき
には各アクチュエータの必要流量はゼロ値であるが、図
4には表示していない。
【0030】必要流量演算部12で図4のテーブルに基
づいて第1回路20及び第2回路40に必要な第1流量
Q1及び第2流量Q2を演算し、大流量演算部13で第
1,2流量Q1,Q2の大きい方を大流量Qとして選択
する。エンジン回転演算部14では、流量Qを十分吐出
できるエンジン回転速度Neを図5に示すエンジン制御
カーブCeに基づいて演算する。図5に示すように、エ
ンジン回転速度Neが所定の第1速度N1のとき油圧ポ
ンプ吐出流量Qpはゼロ値からQ1まで、エンジン回転
速度Neが所定の第2速度N2のとき油圧ポンプ吐出流
量QpはQ2からQ3までそれぞれ変化する。また、エ
ンジン回転速度Neが第1,2速度の間の回転速度のと
きには油圧ポンプ吐出流量QpはQ1とQ2との間の値
をとる。なお、第1速度N1及び第2速度として、例え
ば1400rpm及びハイアイドル回転速度とする。ス
ロットル指令値演算部15では、エンジン制御カーブC
eで求められたエンジン回転速度Neに応じたスロット
ル指令値Thpを演算し、演算したスロットル指令値T
hpは、ガバナ制御手段11に入力される。
【0031】以上の構成を備えたエンジン回転速度制御
装置19の作動及び効果を説明する。自動制御釦10が
オン操作され、クレーン31に取り付けてあるクレーン
釦31s、操作盤5上の振動篩釦32s、2,3次ベル
トコンベア釦51s,52s、エアコンプレッサ釦53
sがオフ操作されていて、かつ作業モード設定手段8で
作業モード信号Mが選択されているとする。また、供給
ベルトコンベア30上には土が流れていて、原料土有無
スイッチ17の有無信号Suはオン信号を出力している
とする。必要流量演算部12では、図4(a)に示す第
1回路20グループのMの欄の第1,2,3ロータリー
ハンマ27,28,29の原料土有のときの必要流量b
1、b3、b5と、供給ベルトコンベア30の必要流量
b7とを合わせて第1流量Q1は例えば150リットル
/分と積算される。また、図4(b)に示す第1回路4
0グループのMの欄のソイルカッタ47、固化材フィー
ダ48の原料土有のときの必要流量f1,f3と、掻き
出しロータ49の必要流量f5と、排出ベルトコンベア
50の必要流量f6とを合わせて第2流量Q2は例えば
91リットル/分と積算される。大流量選択部13で
は、第1,2流量Q1,Q2の大きい方の流量150リ
ットル/分を大流量Qとして選択する。次に、エンジン
回転速度演算部14では、図5に示すエンジン制御カー
ブCeにより、大流量Qの150リットル/分に対応す
るエンジン回転速度NeをXrpmと演算する。スロッ
トル指令値演算部15ではXrpmに応じたスロットル
指令値Thpを演算してガバナ制御手段11に出力して
エンジン回転速度NeをXrpmに保持し、第1,2ポ
ンプ21,41のそれぞれの吐出流量を150リットル
/分に保持する。
【0032】供給ベルトコンベア30上には土が流れて
いなくて、原料土有無スイッチ17の有無信号Suがオ
フのときには、必要流量演算部12では、図4(a)に
示す第1回路20グループのMの欄の第1,2,3ロー
タリーハンマ27,28,29の原料土無のときの必要
流量b2,b4,b6と、供給ベルトコンベア30の必
要流量b7とを合わせて第1流量Q1は例えば105リ
ットル/分と積算される。また、図4(b)に示す第1
回路40グループのMの欄のソイルカッタ47、固化材
フィーダ48の原料土無のときの必要流量f2,f4
と、掻き出しロータ49の必要流量f5と、排出ベルト
コンベア50の必要流量f6とを合わせて第2流量Q2
は例えば51リットル/分と積算される。大流量選択部
13では、第1,2流量Q1,Q2の大きい方の流量1
05リットル/分を大流量Qとして選択する。次に、エ
ンジン回転速度演算部14では、図5に示すエンジン制
御カーブCeにより、大流量Qの105リットル/分に
対応するエンジン回転速度をN1rpmと演算する。ス
ロットル指令値演算部15ではN1rpmに応じたスロ
ットル指令値Thpを演算してガバナ制御手段11に出
力してエンジン回転速度NeをN1rpmに保持し、第
1,2ポンプ21,41のそれぞれの吐出流量を105
リットル/分に保持する
【0033】自動制御釦10はオン操作され、操作盤5
上の振動篩釦32s、エアコンプレッサ釦53s、クレ
ーン釦31sがオフ操作されているが、2,3次ベルト
コンベア釦51s,52sはオン操作されていて、作業
モード設定手段8で作業モード信号Sが選択されている
とする。また、供給ベルトコンベア30上には土が流れ
ていて、原料土有無スイッチ17の有無信号Suはオン
信号を出力しているとする。必要流量演算部12では、
図4(a)より第1回路20グループの必要流量は例え
ば105.5リットル/分、図4(b)より第2回路4
0グループの必要流量は例えば120.5リットル/分
とそれぞれ積算される。大流量選択部13では、第1,
2流量Q1,Q2の大きい方の流量120.5リットル
/分を大流量Qとして選択し、図5に示すエンジン制御
カーブCeにより流量120.5リットル/分に対応す
るエンジン回転速度をYrpmと演算する。そして、ス
ロットル指令値演算部15は、Yrpmに応じたスロッ
トル指令値Thpを演算してガバナ制御手段11に出力
してエンジン回転速度NeをYrpmに保持し、第1,
2ポンプ21,41のそれぞれの吐出流量を120.5
リットル/分に保持する。
【0034】供給ベルトコンベア30上に土が流れてい
なくて、原料土有無スイッチ17の有無信号Suがオフ
信号のときには、必要流量演算部12では、図4(a)
より第1回路20グループの必要流量は例えば77リッ
トル/分、図4(b)より第2回路40グループの必要
流量は例えば95.5リットル/分とそれぞれ積算され
る。大流量選択部13では、第1,2流量Q1,Q2の
大きい方の流量95.5リットル/分を大流量Qとして
選択し、図5に示すエンジン制御カーブCeにより流量
95.5リットル/分に対応するエンジン回転速度Ne
をN1rpmと演算する。そして、スロットル指令値演
算部15は、N1rpmに応じたスロットル指令値Th
pを演算してガバナ制御手段11に出力してエンジン回
転速度NeをN1rpmに保持し、第1,2ポンプ2
1,41のそれぞれの吐出流量を95.5リットル/分
に保持する。
【0035】自動制御釦10がオン操作され、全ての作
業機の釦31s、7s、30s、49s、50s、32
s、51s、52s、53sがオフ操作されているとき
には、エンジン回転速度Neはデセル回転速度(例えば
600rpmのローアイドル回転速度)に制御される。
【0036】このように、各アクチュエータの起動・停
止を指令する各釦31s、7s、30s、49s、50
s、32s、51s、52,53sからの操作信号S
c,Sm,Sg,Sk,Sh,Sv,S2,S3,Sa
と、作業モード設定手段8からの作業モード信号H,
M,L,Sと、原料土有無スイッチ17からの有無信号
Suとに基づいて、ポンプ必要流量を演算する。そし
て、エンジン回転速度Neをポンプ必要流量に応じた回
転速度に制御する。これにより、ポンプ必要流量が小さ
いときにはエンジン回転速度Neを小さくなるように自
動的にきめ細かに制御するので、エンジンの騒音・振動
を小さくし、優れた燃費を有する土質改良機のエンジン
回転速度制御装置19が得られる。
【0037】なお、本実施形態においては、移動式の土
質改良機を例にして説明したが、移動式ではなく定置式
の土質改良機であっても同様の効果を発揮することは明
らかである。また、本実施形態においては、全ての作業
機の釦31s、7s、30s、49s、50s、32
s、51s、52s、53sがオフ操作されているとき
にエンジン回転速度Neはデセル回転速度に制御される
としているが、これに拘束されることなく、例えば混合
機釦7sだけがオフ操作されているときにエンジン回転
速度Neをデセル回転速度にするようにしてもよい。
【0038】以上、本発明によれば、混合機及びそれぞ
れの周辺作業機を起動・停止させる操作信号を出力する
操作手段と、混合機及び周辺作業機をそれぞれ駆動する
複数の油圧アクチュエータを複数のグループに分け、複
数のグループのそれぞれに圧油を供給する複数の油圧ポ
ンプを有し、エンジンにより駆動されるタンデムポンプ
と、入力される指令値に基づきエンジン回転速度を制御
するガバナ制御手段と、操作手段から出力される操作信
号に基づいて、この操作信号により作動する油圧アクチ
ュエータに必要な圧油流量を前記複数のグループ別に積
算し、この積算値の大きい方の必要流量に応じたエンジ
ン回転速度に対応する指令値を演算してガバナ制御手段
に出力するコントローラとを備えている。これにより、
各油圧ポンプはそれぞれのグループで必要とされる流量
を確保できるので、作動させようとする混合機及び周辺
作業機は確実に作動することができる。また、作動させ
る混合機及び作業機の種類に応じてエンジン回転速度が
制御されるので騒音、振動が低減し、かつ燃費のよい土
質改良機のエンジン回転速度制御装置が得られる。ま
た、作動中の作業機数の大小によりエンジン回転速度を
大きく又は小さく自動的に制御するので、オペレータの
操作が容易となり優れた運転感覚を有する土質改良機が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエンジン回転速度制御装置の構成
図である。
【図2】混合機及び作業機の油圧回路図である。
【図3】油圧ポンプ吐出流量と油圧ポンプ負荷圧との関
係の説明図である。
【図4】必要流量演算テーブルの説明図である。
【図5】エンジン制御カーブの説明図である。
【図6】土質改良機の説明図である。
【符号の説明】
1…土質改良機、2…固化材ホッパ、3…走行装置、4
…エンジン、5…操作盤、6…コントローラ、8…作業
モード設定手段、9…燃料調整ダイヤル、10…自動制
御釦、11…ガバナ制御手段、12…必要流量演算部、
13…大流量選択部、14…エンジン回転速度演算部、
15…スロットル指令値演算部、16…原料土ホッパ、
17…原料土有無スイッチ、18…操作手段、19…エ
ンジン回転速度制御装置、20…第1回路、21…第1
ポンプ、22…第1サーボ弁、23…第1圧力弁、24
…第1吐出圧検出器、25…第1負荷圧検出器、26…
第1圧力選択弁、27…第1ロータリーハンマ、28…
第2ロータリーハンマ、29…第3ロータリーハンマ、
30…供給ベルトコンベア、31…クレーン、32…振
動篩、40…第2回路、41…第2ポンプ、42…第2
サーボ弁、43…第2圧力弁、44…第2吐出圧検出
器、45…第2負荷圧検出器、46…第2圧力選択弁、
47…ソイルカッタ、48…固化材フィーダ、49…掻
き出しロータ、50…排出ベルトコンベア、51…2次
ベルトコンベア、52…3次ベルトコンベア、53…エ
アコンプレッサ、60…タンク、61…タンデムポン
プ、62…ポンプコントローラ、7s…混合機釦、30
s…供給コンベア釦、31s…クレーン釦、32s…振
動篩釦、49s…掻き出しロータ釦、50s…排出ベル
トコンベア釦、51s…2次ベルトコンベア釦、52s
…3次ベルトコンベア釦、53s…エアコンプレッサ
釦、C27…第1ロータリーハンマ弁油圧信号、27p
…第1ロータリーハンマ弁受圧部、P27…負荷圧、2
7e…絞り、27c…圧力補償弁、S1…第1信号、S
2…第2信号、P20m…第1負荷圧、P40m…第2
負荷圧、P20p…第1吐出圧、P40p…第2吐出
圧、P1…第1パイロット油圧、P2…第2パイロット
油圧、Ne…エンジン回転速度、Th,Thm,Thp
…スロットル指令値、Q1…第1流量、Q2…第2流
量、Q…大流量、Sc,Sm,Sg,Sk,Sh,S
v,S2,S3,Sa…操作信号、H,M,L,S…作
業モード信号、Su…有無信号、Ce…エンジン制御カ
ーブ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G093 AA10 BA19 BA32 CA05 DB22 DB24 EA03 FA03 4D067 DD04 GA03 GB03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被改良土を混合する混合機及び混合機以
    外の作業機を備えた土質改良機のエンジン回転速度制御
    装置において、 土質改良機の少なくとも混合機を起動・停止させる操作
    信号(Sc,Sm,Sg,Sk, Sh,Sv,S2,S3,Sa)を出力する操作手
    段(18)と、 土質改良機の少なくとも混合機の運転動力を供給するエ
    ンジン(4)と、 入力される指令値に基づきエンジン回転速度を制御する
    ガバナ制御手段(11)と、 前記操作手段(18)から出力される操作信号(Sc,Sm,Sg,S
    k,Sh,Sv,S2,S3,Sa)に基づきエンジン回転速度を制御す
    るガバナ制御手段(11)に出力するコントローラ(6)とを
    備えたことを特徴とする土質改良機のエンジン回転速度
    制御装置。
  2. 【請求項2】 被改良土を混合する混合機と、この混合
    のための混合機周辺の1台以上の作業機とを備えた土質
    改良機のエンジン回転速度制御装置において、 混合機及びそれぞれの周辺作業機を起動・停止させる操
    作信号(Sc,Sm,Sg,Sk,Sh,Sv,S2,S3,Sa)を出力する操作手
    段(18)と、 混合機及び周辺作業機をそれぞれ駆動する複数の油圧ア
    クチュエータ(27b,28b,29b,30b,31b,32b,47b,48b,49b,5
    0b,51b,52b,53b)を複数のグループに分け、複数のグル
    ープのそれぞれに圧油を供給する複数の油圧ポンプ(21,
    41)を有し、エンジン(4)により駆動されるポンプ(61)
    と、 入力される指令値に基づきエンジン回転速度を制御する
    ガバナ制御手段(11)と、 操作手段(18)から出力される操作信号(Sc,Sm,Sg,Sk,Sh,
    Sv,S2,S3,Sa)に基づいて、この操作信号(Sc,Sm,Sg,Sk,S
    h,Sv,S2,S3,Sa)により作動する油圧アクチュエータ(27
    b,28b,29b,30b,31b,32b,47b,48b,49b,50b,51b,52b,53b)
    に必要な圧油流量を前記複数のグループ別に積算し、こ
    の積算値の大きい方の必要流量に応じたエンジン回転速
    度に対応する指令値を演算してガバナ制御手段(11)に出
    力するコントローラ(6)とを備えたことを特徴とする土
    質改良機のエンジン回転速度制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の土質改良機のエン
    ジン回転速度制御装置において、 被改良土の種類を設定する作業モード信号(H,M,L,S)を
    出力する作業モード設定手段(8)を付設し、 前記コントローラ(6)は、この作業モード信号(H,M,L,S)
    と前記操作手段(18)の操作信号(Sc,Sm,Sg,Sk,Sh,Sv,S2,
    S3,Sa)とに応じて前記ガバナ制御手段(11)への指令値を
    演算することを特徴とする土質改良機のエンジン回転速
    度制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の土質改良機のエンジン回
    転速度制御装置において、 前記コントローラ(6)は、予め全油圧ポンプの吐出量と
    エンジン回転速度との関係を表わすエンジン制御カーブ
    (Ce)を記憶し、前記作業モード設定手段(8)により設定
    した作業モードと前記操作手段(18)の操作信号(Sc,Sm,S
    g,Sk,Sh,Sv, S2,S3,Sa)とに応じて混合機(27,28,29,47)
    及び前記周辺作業機(30,31,32, 48,49,50,51,52,53)の
    油圧アクチュエータ(27b,28b,29b,47b,30b,31b,32b,48
    b, 49b,50b,51b,52b,53b)に必要な圧油流量を求め、こ
    の求めた必要流量に基づき前記エンジン制御カーブ(Ce)
    により求めたエンジン回転速度に応じた指令値を前記ガ
    バナ制御手段(11)に出力することを特徴とする土質改良
    機のエンジン回転速度制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4記載の土質改良機のエン
    ジン回転速度制御装置において、 前記作業モード設定手段(8)は、被改良土の種類を設定
    する複数の選択スイッチ(8a,8b,8c,8d)を有し、 前記コントローラ(6)は、予め各選択スイッチ(8a,8b,8
    c,8d)毎に対応して混合機(27,28,29,47)及び前記周辺作
    業機(30,31,32,48,49,50,51,52,53)の油圧アクチュエー
    タ(27b,28b,29b,47b,30b,31b,32b,48b,49b,50b,51b,52
    b,53b)別にそれぞれ必要な圧油流量を記憶し、設定され
    た選択スイッチ(8a,8b,8c,8d)に応じて前記記憶してい
    るそれぞれの油圧アクチュエータ(27b,28b,29b,47b,30
    b,31b, 32b,48b,49b,50b,51b,52b,53b)別の必要流量を
    積算して全必要流量を求め、この求めた全必要流量に基
    づき前記ガバナ制御手段(11)への指令値を演算すること
    を特徴とする土質改良機のエンジン回転速度制御装置。
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