JP2002264781A - 車両後部窓ガラス用デフロスタ装置 - Google Patents

車両後部窓ガラス用デフロスタ装置

Info

Publication number
JP2002264781A
JP2002264781A JP2001061630A JP2001061630A JP2002264781A JP 2002264781 A JP2002264781 A JP 2002264781A JP 2001061630 A JP2001061630 A JP 2001061630A JP 2001061630 A JP2001061630 A JP 2001061630A JP 2002264781 A JP2002264781 A JP 2002264781A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
window glass
air pump
rear window
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001061630A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiro Bando
俊博 板東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
Priority to JP2001061630A priority Critical patent/JP2002264781A/ja
Publication of JP2002264781A publication Critical patent/JP2002264781A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】スペアタイヤの代替として車両に搭載される空
気ポンプのうち、電動式のものは、大きな空気圧と流量
を有しており、タイヤの空気入れとしてだけでなく、他
の機能としても活用されることが望まれている。 【解決手段】空気ポンプ1を利用して後部窓4のデフロ
スタ装置とする。空気供給経路であるホース2を継手ユ
ニット6を取り付けることにより脱着可能とし、後部窓
ガラス4の下方に設けた空気吹出ノズル3に連結してデ
フロスタ装置として作動させる。一方、タイヤ7に連結
させたときにはタイヤ7の空気入れとして作動させるよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、特に車両後部窓
ガラスのデフロスタ装置に関している。
【0002】
【従来の技術】自動車の窓ガラス用デフロスタ装置とし
て、吸い込んだ空気の温度・湿度をエアコンユニットを
活用して調整し、窓ガラス周囲に設けた空気吹出口から
窓ガラスに向けて吹き出させ、窓ガラスの曇りを取り除
くものが多く使われている。これらは、エアコンユニッ
トの配置の関係から車両前部窓ガラスに主に用いられて
いる。
【0003】一方、自動車の後部窓ガラスのデフロスタ
装置としては、窓ガラスに設置した電気ヒーター線が多
く採用されている。温風式の前部窓ガラス用デフロスタ
装置を後部窓ガラスに適用しようとすると、空気を後部
窓ガラスに吹き出させるためのホースを車両前部から後
部まで通す必要が生じ、設計上・コスト上の問題が生じ
る。そのような理由で、後部窓ガラス用デフロスタ装置
として、たとえば前述のような電気ヒーター線のタイプ
のものが、独立した状態で設けられている。
【0004】ところで、これまで積載が義務付けられて
きたスペアタイヤを廃止し、代わりにパンク修理剤と空
気ポンプを積載する案が検討されている。この案が採用
されると、従来スペアタイヤを積載してきた車両後部の
スペースに、空気ポンプが積載される。空気ポンプには
足踏式や電動式など空気圧や流量の異なる様々なタイプ
があるが、そのうち電動式空気ポンプはかなりの高い圧
力で、大きな流量を供給できる能力がある。
【発明が解決しようとする課題】
【0005】このようなポンプ能力があるにもかかわら
ず、その用途が単一であることは、機器類の有効活用の
面から改善が望まれる。そこで、その空気供給機能を、
タイヤの空気入れとしてのみではなく、他の機能として
活用することが本発明の課題である。
【課題を解決するための手段】
【0006】本発明は、車両後部に空気ポンプを設置
し、後部窓ガラスの下方に空気吹出ノズルを設け、空気
ポンプと空気吹出ノズルとを連結するホースを、空気ポ
ンプと空気吹出ノズルとの間で取外し可能とすることに
より、後部窓ガラスの曇り取りとタイヤの空気入れとを
兼用できるようにしたものである。
【作用】
【0007】本発明の第1の請求項によると、窓ガラス
の下方に空気吹出ノズルを設け、車両後部に設置した空
気ポンプからホースで繋ぐだけで、簡易に後部窓ガラス
のデフロスタ装置を得ることができる。また、ホースは
空気吹出ノズルと空気ポンプとの間で取り外し可能とさ
れているので、必要なときにはいつでも取り外して、タ
イヤにつなぎ、空気入れとして利用することができる。
したがって、大幅なコストアップや設計変更をすること
なく、後部窓ガラスの曇りを取り除くことができる。
【0008】本発明の第2の請求項によると、空気ポン
プはリヤシートの後方に配置されている。したがって、
後部窓ガラスまでの相対位置が小さいため、後部窓ガラ
ス用デフロスタ装置としての設計がしやすい。また、リ
ヤシートの後方はこれまでも荷物積載スペースとして利
用されてきた場所であり、乗員の乗降などに影響するこ
ともない。
【0009】本発明の第3の請求項によると、空気ポン
プはバックドアに内蔵されている。したがって、バック
ドアを開けても、空気ポンプが見えることがなく、見栄
えがよい。また、空気ポンプがない分、リヤシートの後
方を有効に活用できる。
【0010】本発明の第4の請求項によると、本デフロ
スタ装置には加熱装置が備えられている。したがって、
冬期の冷たい外気を吸い込んだ際にも、加熱することに
より、乗員に不快感を与えることなく、効率よく曇り取
りを行うことができる。
【発明の実施の形態】
【0011】以下、本発明を図1〜9の実施形態に基づ
いて説明する。図1に、本発明の概略構成図を示してい
る。空気ポンプ1は、ホース2によって空気吹出ノズル
3と連結されている。空気吹出ノズル3は後部窓ガラス
4の下方に備えられており、後部窓ガラス4に向かって
空気が吹き出されるように、空気吹出口5が上方に向か
って開口している。ホース2の先端には着脱式の継手ユ
ニット6が設けられているので、通常はデフロスタ装置
として空気吹出ノズル3に繋いで作動させる。一方、タ
イヤ7の空気入れとして使用したい場合には、継手ユニ
ット6の位置でホース2を外してタイヤ7に繋いで空気
充填を行う。ここで使用される継手ユニット6は、流体
ホースの接続や分離を簡単に行うことのできる、一般的
に使用されているものである。具体的には、雌雄の継手
管を合致させたり、分離したりする構造のものである。
【0012】本装置においては、空気吹出ノズル3と空
気ポンプ1との間に加熱装置8が設けられている。空気
ポンプ1から送り出された空気が加熱装置8によって暖
められ、空気吹出口5から後部窓ガラス4に向けて吹き
出されるため、曇り取り効果が高くなるうえ、冷気が車
室に充満して乗員に不快感を与えることもない。空気ポ
ンプ1はハーネス9でインパネ10に取り付けられたス
イッチ11と連結されており、乗員は着座したままでデ
フロスタ装置の操作が可能になされている。
【0013】空気吹出ノズル3は、図2や図4に示すよ
うに、細長い隙間のような開口部が空気吹出口5とさ
れ、図2(a)のような扇形となっている。空気ポンプ
1から送られた空気は、空気吹出ノズル3内に設けられ
たフィン12により分流され、後部窓ガラス4の幅方向
に均等に吹付けられるようになされている。ここでは、
空気吹出口5が単一の例を図示しているが、この他、空
気吹出口5を複数に分割したものでも良い。また、空気
吹出口5の大きさを調整することにより、適切な空気圧
に調整することができる。
【0014】図3に、本発明の第1実施例として、トラ
ンクルーム13を有するスリーボックスタイプ車に搭載
した状態を示している。なお、ここでは、車両後半部分
のみを図示している。トランクルーム13と車室14と
は、仕切板15によって仕切られている。仕切板15の
上面には開口部が設けられ、そこから空気吹出ノズル3
が後部窓ガラス4に向けて差し込まれ、トランクルーム
13内の奥の方に空気ポンプ1が設置されている。
【0015】第1実施例においては、トランクルーム1
3側から空気ポンプ1が見えないように、カバー体16
を設けている。カバー体16には、図4に示すような作
業扉17が設けられ、カバー体16を取り除かなくて
も、空気吹出ノズル3からホース2を外す作業ができる
ようになっている。ホース2は、フロントタイヤに繋ぐ
のに充分な長さが必要であるため、作業扉17にはホー
ス2をまとめて掛けて収納できるようなフック18が備
えられている。また、カバー体16があることで、トラ
ンクルーム13に収納した荷物が空気ポンプ1にぶつか
ったり、ホース2に荷物がからんだりする心配もなくな
る。
【0016】図5には、本発明の第2実施例として、ト
ランクルーム13のないワンボックスタイプやツーボッ
クス車に搭載した状態を示している。本実施例では、空
気吹出ノズル3と空気ポンプ1をバックドア19内に内
蔵している。したがって、バックドア19を開けたとき
の見栄えが良い。内蔵する位置については、図6に示す
ように、バックドアアウタ20とバックドアインナ21
の間に収納し、バックドアインナ21に開口部を設け
て、後部窓ガラス4に向かって空気吹出口5を設置して
も良い。あるいは、図7に示すように、バックドアトリ
ム22を膨らませた形状とし、バックドアインナ21と
バックドアトリム22の間に収納して、バックドアトリ
ム22に開口部を設けても良い。いずれの場合も、空気
吹出ノズル3からホース2を取り外すための作業扉17
を設ける必要があるが、図示したような上開きの作業扉
17に限らず、横開き・下開きでも構わない。また、第
1実施例と同様に、作業扉17にはホース2を掛けるた
めのフック18が備えられている。
【0017】空気ポンプ1とスイッチ11を連結するハ
ーネス9は、バックドア19の空間内からゴム製のパイ
プ形のグロメット23内を通されて車両側に配線され、
図9に示すように、車両床側を伝ってスィッチ11につ
ながれる。ただし、配線は、図示した方法には限定され
ない。
【0018】図8には、第3実施例として、第2実施例
の別の実施形態を示している。本実施例では、バックド
ア19内には空気吹出ノズル3のみを収納し、空気ポン
プ1はリヤシート24の後側に設置されている。ホース
2はバックドア19内からグロメット23を通って空気
ポンプ1に連結される。ホース2の取り外しは、第2実
施例と同じようにバックドア19側に作業扉17を設け
て行うようにしても良く、あるいは、空気ポンプ1側に
設けても良い。ホース2の余剰部分は、前者の場合には
バックドア19内に収納されるが、後者の場合には、空
気ポンプ1付近に収納されることになり、取り外し作業
も空気ポンプ1側で行われるので、バックドア19に作
業扉17を設ける必要はない。本実施例は、空気ポンプ
1が大型であったり、重量が大きくてバックドア19内
に内蔵するのが困難である場合に好適である。
【発明の効果】
【0019】以上述べたように、本発明はタイヤの空気
入れを利用して車両後部窓ガラスの曇り取りを行うもの
であり、脱着可能な継手ユニットにより容易にホースの
取り外しができるため、空気入れと曇り取りとの切替え
が非常にスムーズである。また、加熱装置を設けること
により、曇り取り効果を上げるだけでなく、冷気が車内
に入ることによる乗員の不快感を防ぐことができる。さ
らに、トランクルームの有無や、空気ポンプの大きさ等
にかかわらず、どのような車種にでも適用することが可
能である。
【0020】さらに、ホースから吹出される空気を使っ
て、洗車後に車体に付着した水滴を吹き飛ばすことも可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概略図である。
【図2】空気吹出ノズルを示すもので、(a)は縦断面
図、(b)は(a)の(b)−(b)断面図である。
【図3】本発明をスリーボックス車に採用したときの縦
断面図である。
【図4】図3における空気吹出ノズルとその周辺の関係
を示した斜視図である。
【図5】本発明をバックドアに採用したときの斜視図で
ある。
【図6】図5におけるバックドアの縦断面図である。
【図7】別の実施例を示す縦断面図で、図6と同要領で
図示してある。
【図8】本発明をバックドアに採用したときの別の実施
例を示す斜視図である。
【図9】本発明の結線を示す簡略図である。
【符号の説明】
1 空気ポンプ 2 ホース 3 空気吹出ノズル 4 後部窓ガラス 5 空気吹出口 17 作業扉

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両後部窓ガラスのデフロスタ装置であっ
    て、車両後部に空気ポンプを設置し、窓ガラスの下方に
    空気吹出ノズルを設け、空気ポンプと空気吹出ノズルと
    はホースで連結され、ホースは空気ポンプと空気吹出ノ
    ズルとの間で取り外し可能となされている車両後部窓ガ
    ラス用デフロスタ装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、空気ポンプはリヤシー
    トの後方に配置されていることを特徴とする車両後部窓
    ガラス用デフロスタ装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、空気ポンプはバックド
    ア内に配置されていることを特徴とする車両後部窓ガラ
    ス用デフロスタ装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれかにおいて、空気
    ポンプと空気吹出ノズルとの間に加熱装置が備えられて
    いることを特徴とする車両後部窓ガラス用デフロスタ装
    置。
JP2001061630A 2001-03-06 2001-03-06 車両後部窓ガラス用デフロスタ装置 Pending JP2002264781A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001061630A JP2002264781A (ja) 2001-03-06 2001-03-06 車両後部窓ガラス用デフロスタ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001061630A JP2002264781A (ja) 2001-03-06 2001-03-06 車両後部窓ガラス用デフロスタ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002264781A true JP2002264781A (ja) 2002-09-18

Family

ID=18920894

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001061630A Pending JP2002264781A (ja) 2001-03-06 2001-03-06 車両後部窓ガラス用デフロスタ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002264781A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009208344A (ja) * 2008-03-04 2009-09-17 Bridgestone Corp 固定冶具、及びこれを備えたシーリング・ポンプアップ装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009208344A (ja) * 2008-03-04 2009-09-17 Bridgestone Corp 固定冶具、及びこれを備えたシーリング・ポンプアップ装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4033176B2 (ja) ダスト低減装置
JPH11254948A (ja) 車両の空調装置
US20130257106A1 (en) Air Ducts Formed in Automotive Structural Members
CN104999996B (zh) 汽车车载空气动力源多功能装置
JP2015083397A (ja) 車両用空調装置
JP2002264781A (ja) 車両後部窓ガラス用デフロスタ装置
KR102428764B1 (ko) 차량용 공조장치
KR101616698B1 (ko) 차량용 냉/온풍 외부 공급 장치
JP4042011B2 (ja) インストルメントパネルの空気案内ダクト
JP2000335350A (ja) 自動車用サイドエアバッグ装置
JP2000062497A (ja) インストルメントパネル
JP4699033B2 (ja) 車両用マッサージシステム
JP6206704B2 (ja) 電気機器の取付構造
JP2008183999A (ja) 自動車のバックドア
JP4122896B2 (ja) 車両の前部車体構造
JP4130262B2 (ja) 車両におけるグローブボックスの配設構造
JPH11245650A (ja) 車両用内装部材
KR200306957Y1 (ko) 자동차 에어컨의 냉기를 이용한 자동차시트 냉기공급장치
CN218750206U (zh) 一种出风口结构和车辆
JP3651237B2 (ja) 車両の空調装置
KR20160044991A (ko) 자동차의 아웃사이드 미러 및 운전석(조수석) 윈도우의 빗물 제거장치
JP2001328421A (ja) 自動車用空調ユニットとステアリングメンバとの組付構造
JP3545422B2 (ja) 客室用、特に自動車の客室用の空気調整装置
JP3541815B2 (ja) 車両の暖房装置
JP3251891B2 (ja) 自動車用デフロスタダクト構造