JP4042011B2 - インストルメントパネルの空気案内ダクト - Google Patents

インストルメントパネルの空気案内ダクト Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、インストルメントパネルの空気案内ダクトに関し、更に詳細には、乗用車の内装部材であるインストルメントパネルの内部裏側やフロアコンソールおよび天井の内部等に設置され、前記パネルに開口する空気吹出部とエアコンユニットとを連結して、エアコンユニットからの調温空気を空気吹出部に案内する空気案内ダクトの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
乗用車における運転席および助手席の前方には、所要形状に成形されて車幅方向に延在し、各種車載機器,機材の設置用基体として機能するインストルメントパネルが設けられている。例えば一般的なインストルメントパネルでは、スピードメータやタコメータおよび各種表示灯等を備えた計器盤、各種の小間物や車検証等を収納するグローブボックス、乗員保護用のエアバッグ、オーディオおよび空調制御操作盤等の各種車載機器を多数設置している。前記空調制御操作盤によって運転制御される乗員室空調用のエアコンユニットは、前記インストルメントパネルに覆蓋された状態で乗員室前方に配設されており、このエアコンユニットで所定温度に調節された調温空気は、インストルメントパネルの乗員席側を指向した外表部の中央や左右両端近傍に設けた空気吹出部を介して乗員室内へ吹出すようになっている。すなわち前記インストルメントパネルの内部には、前記エアコンユニットと各空気吹出部とを連通接続する空気案内ダクトが設けられており、該エアコンユニットから送出された調温空気は、この空気案内ダクト内を流通して各空気吹出部へ案内されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで前記空気ダクト70は、例えば図に示すように、本体72が異形断面形状の中空体としてブロー成形により形成されるが、一般的にポリエチレン(PE)等の樹脂を素材としているため、該本体72内に画成された空気流通空間76と外部との温度差により撥水して結露し易い欠点を内在していた。従って、この結露が水滴となって車体やブラケット等の鋼材部品に落下すると錆発生の原因となると共に、インストルメントパネルの内部に配設したハーネスや電装部品に落下すると、ショートしたり車載機器の誤作動や故障等を招来する不都合がある。また、前記ハーネスや電装部品が空気案内ダクトと接触すると、不快な異音が発生する問題もある。このため、前記本体72の外表面にウレタンシート等を貼着することで結露防止および異音発生防止の対策を図っているが、ウレタンシートの材料費および貼着作業を要するため製造コストが嵩む欠点があった。一方、エアコンユニットの内部と、インストルメントパネルに設けた各空気吹出部とは、前記空気案内ダクト70を介して空間的に連通しているため、エアコンユニット内で駆動するブロアの運転騒音が、この空気案内ダクト70内を伝播して乗員室内へ漏れる問題も指摘されていた。更には、インストルメントパネルへの取付位置やブロー成形の制約のため、該パネルに取付固定するためのブラケット74を別部材として成形すると共に、このブラケット74を本体72の所定位置に取付なければならず、これにより更に製造コストの上昇を招いていた。
【0004】
【発明の目的】
この発明は、前述した課題を好適に解決するべく提案されたものであって、樹脂シート材から成形されて自体の形状保持に必要な剛性を有する第1基体と、断熱効果および防音効果に優れる発泡樹脂シート材から形成される第2基体とで構成することによって、結露の防止、他部材との接触による異音の発生防止、エアコンユニットの騒音吸収等を可能としたインストルメントパネルの空気案内ダクトを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を克服し、所期の目的を好適に達成するために、本発明に係るインストルメントパネルの空気案内ダクトは、
乗員室の前方に装着されるインストルメントパネルの内部に配設され、該インストルメントパネルに開口する空気吹出部とエアコンユニットとを連通的に接続して、該エアコンユニットからの調温空気を前記空気吹出部へ案内する空気案内ダクトにおいて、
この空気案内ダクトを長手方向に接合された第1基体および第2基体とで構成し、
前記第1基体は、所要の形状を保持するのに必要な剛性を有する樹脂シート材から成形され、前記エアコンユニットに整合する空気流入口および前記空気吹出部に整合する空気流出口を所定位置に備え、
前記第2基体は、発泡樹脂シート材から成形され、前記第1基体と長手方向に接合されて内部に空気流通空間を画成すると共に、該第2基体は、前記第1基体よりも外表面積を広く設定したことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係るインストルメントパネルの空気案内ダクトにつき、好適な実施例を挙げ、添付図面を参照しながら以下説明する。
【0007】
図1は、本発明の好適実施例に係るインストルメントパネルの空気案内ダクトを示す概略斜視図であり、また図2は、図1に示す空気案内ダクト10において、A−A線,B−B線,C−C線の各位置で破断した縦断面図である。この空気案内ダクト10は、所要厚の樹脂シート材から成形された第1基体12と、所要厚の発泡樹脂シート材から成形された第2基体14とから構成されて、これら第1基体12と第2基体14を長手方向に接合することで全体が細長の中空体に形成され、図3に示すように、インストルメントパネル42の内部裏側において、横方向へ延在した向きに配設される。
【0008】
(第1基体)
前記第1基体12は、例えばポリエチレンやポリプロピレン等を材質とする樹脂シート材(後述)から所要形状に一体成形され、自体の形状を保持するのに必要な剛性を有している。そして、長手方向の両端部位および中間部位には、所要間隔毎に合計4個の空気流出口16が開口され、また図1における左側から2番目の空気流出口16の下部には、垂直下方を指向する空気流入口18が開口している。また、中央部に位置する各空気流出口16,16の上部には、空気案内ダクト10の中央部位をインストルメントパネル42に取着固定するための第1ブラケット(取付具)20,20が一体成形されていると共に、左右両端部に位置する各空気流出口16,16の下縁部には、該ダクト10の両端部位を前記パネル42に取着固定する第2ブラケット(取付具)22,22が一体成形されている。
【0009】
(第2基体)
前記第2基体14は、例えば発泡ポリエチレンや発泡ポリプロピレン等を材質とする発泡樹脂シート材(後述)から所要形状に一体成形され、柔軟性に富んで単体では自体の形状保持に必要な剛性を有していない。そして第2基体14は、自体の全周端縁部26を前記第1基体12の全周端縁部24に密着的に当接させて長手方向に接合することにより、内部に空気流通空間28が画成された中空体状の空気案内ダクト10を形成するようになっている。また、第2基体14を形成する発泡樹脂シート材は、通常のブロー成形材と比較すると、熱伝導率が低いので優れた断熱効果を有し、併せて防音,吸音効果にも優れていると共に、同一厚さにおいては該ブロー成形材よりも軽量である。
【0010】
(第1基体および第2基体の成形について)
前述のような形状の第1基体12および第2基体14は、例えば公知の成形技術として既に実用化されている「圧空成形」または「真空成形」等により所定形状に成形される。このうち圧空成形法は、2枚の樹脂シート材を圧縮空気の圧力を利用して対応する夫々の金型に押し付けることにより、中空状の製品を成形する方法であり、図4および図5は、この圧空成形法を利用して本実施例の空気案内ダクト10を成形する工程を経時的に示す説明図である。すなわち、第1基体12を成形するための樹脂シート材30と、第2基体14を成形するための発泡樹脂シート材32とを、スペーサ34を挟んで所要間隔に配置すると共に、樹脂シート材30と発泡樹脂シート材32の周縁部をクランプ36,36でクランプする(図4(a))。そして、スペーサ34とクランプ36,36により所要間隔にセットした樹脂シート材30と発泡樹脂シート材32とをヒータ38で予備加熱して軟化させると共に、該樹脂シート材30および発泡樹脂シート材32間に画成される空間40内へ圧縮空気を送り込むことにより、両シート材30,32を互いに離間する外方へ適宜拡開させる(図4(b))。
【0011】
次いで、成形型50の上型52と下型54とを近接させて型閉めし(図5(a))、更に前記空間40に圧縮空気を送り込むことにより、樹脂シート材30が上型52の成形面52aに密着すると共に、発泡樹脂シート材32が下型54の成形面54aに密着するようになる(図5(b))。また、上型52の当接面52bと下型54の当接面54bにより、樹脂シート材30と発泡樹脂シート材32との外周縁近傍が挟圧され、両シート材30,32は自己融着して互いに接合されるに至る。そして、冷却固化して成形が完了した後に、接合された第1基体12と第2基体14を成形型50から脱型し、接合部分の所定位置で不要部分を切除することにより、図1に示す空気案内ダクト10が成形される。なお、前記成形型50における上型52および下型54には、図示しない空気吸引機に連結された空気吸引ノズル56,56が配設されており、各ノズル56から成形型50内の空気を吸引することにより、各成形面52a,54aに対するシート材30,32の密着性向上が図られる。
【0012】
このように圧空成形では、第1基体12と第2基体14の成形および接合が同時になし得るので、成形作業の合理化を図り得る。なお圧空成形においては、前記第1基体12と第2基体14との材質を同系統のものにすることが好ましく、例えば第1基体12をポリプロピレンとする場合には第2基体14を発泡ポリプロピレンとし、また第2基体14をポリエチレンとする場合には第2基体14を発泡ポリエチレンとする。
【0013】
一方、前記真空成形を利用して本実施例の空気案内ダクト10を成形する場合には、第1基体12用の真空成形型を利用して樹脂シート材30から第1基体12を成形すると共に、第2基体14用の真空成形型を利用して発泡樹脂シート材32から第2基体14を成形する。そして次工程において、第1基体12の外周端縁部24と第2基体14の外周端縁部26とを接着剤等で接着して、該第1基体12と第2基体14とを長手方向に接合することにより、空気案内ダクト10が形成される。
【0014】
このように形成された実施例の空気案内ダクト10は、図3に示すように、前記第1ブラケット20および第2ブラケット22を利用して、インストルメントパネル42の内部裏側に取付固定される。この際に、前記第1基体12に形成された各空気流出口16は、インストルメントパネル42の外表部に設けた各空気吹出部44の空気取入口46に整合するようになっており、前記空気流通空間28と空気吹出部44の内部空間48とが連通する。
【0015】
(インストルメントパネルについて)
前記インストルメントパネル42は、各種計器盤類を備えた計器盤やグローブボックス(共に図示せず)を所定位置に配置すると共に、図3に示すように、前記エアコンユニット62用の空調制御操作盤66やオーディオ68を左右中央に配設している。そして、本実施例の空気案内ダクト10を取付固定したインストルメントパネル42を乗員室60の前方に配設した状態においては、該乗員室60の前方に配設されたエアコンユニット62を覆蓋すると共に、該エアコンユニット62の空気吐出口64と空気案内ダクト10の空気流入口18とが整合し、エアコンユニット62からの調温空気が空気流通空間28内へ通出案内される。
【0016】
【実施例の作用】
次に、前述のように構成された本実施例のインストルメントパネルの空気案内ダクトの作用につき説明する。
【0017】
空気案内ダクト10における第1基体12は、適宜材質の樹脂シート材30から所要形状に一体成形され、また第2基体14は、適宜材質の発泡樹脂シート材32から所要形状に一体成形される。なお、圧空成形により成形する場合は、第1基体12と第2基体14の成形が同時になれると共に両体12,14の融着接合も同時になされる。また、真空成形により成形する場合は、第1基体12と第2基体14とを個別に成形し、成形された両体12,14を後工程で互いに接着する。
【0018】
前記第1基体12と第2基体14とを、互いの外周端縁部24,26で長手方向に接合して形成された実施例の空気案内ダクト10は、第1基体12に一体成形された第1ブラケット20および第2ブラケット22を、インストルメントパネル42の内部裏側の所定位置に整合させ、例えばビス等の固定部材を利用して該パネル42に取付固定される。これにより、第1基体12に形成した各空気流出口16が、インストルメントパネル42の外表面に設けた空気吹出部44の空気取入口46に整合連結する。また、実施例の空気案内ダクト10を取付固定したインストルメントパネル42を乗員室60の前方に固定セットすることにより、第1基体12に形成した空気流入口18が、該乗員室60の前方に配設したエアコンユニット62の空気吐出口64に整合連結する。
【0019】
そして、前記インストルメントパネル42に配設した空調制御操作盤66での所要操作により前記エアコンユニット62の運転を開始すると、該エアコンユニット62内で所定温度に調温された空気は、前記空気吐出口64から空気案内ダクト10の空気流通空間28内へ流出する。そして、空気流通空間28内を流動した調温空気は、各空気流出口16から対応の空気吹出部44の内部空間48内へ移動した後に、該空気吹出部44の吹出口から乗員室60へ吹出す。
【0020】
前述のように構成された実施例の空気案内ダクト10では、図1および図2に示すように、空気吹出部44側を指向する略一面の側面領域にのみ第1基体12が位置しており、残りの略三面に亘る側面領域に第2基体14が位置している。すなわち、空気案内ダクト10における外表面積の略4分の3を、断熱効果および吸音効果に優れる第2基体14が占めている。従って、空気流通空間28の内部と、インストルメントパネル42の内部裏側(空気案内ダクト10の外側)との温度差が大きくても、該空気案内ダクト10の外表面に結露が発生することがないと共に、この結露による水滴の発生および落下も好適に防止される。従って、インストルメントパネル42の内部に配設されたハーネスや車載機器に水滴が落下することがないので、ショートしたり車載機器の誤作動や故障等を招来することもない。また、水滴の落下による車体やブラケット等の鋼材部品の錆発生も好適に防止し得る。
【0021】
また、前記第2基体14は吸音効果に優れているので、例えば該第2基体14に他部材(ハーネス等)が接触していたとしても、異音の発生が好適に防止される。更には、エアコンユニット62内で駆動するブロアの運転騒音は、この第2基体14である程度吸収されてしまうので、該ブロアの運転騒音が各空気吹出部44を介して乗員室60へ漏れることも防止される。
【0022】
前記第1基体12に関しては、実施例に示した形状のものに限定されるものではなく、各空気流出口16と空気流入口18、第1ブラケット20および第2ブラケット22を一体的に形成しつつ、かつ自体の形状を保持するのに必要な剛性を確保できれば、更に外表面積を小さくした形状としてもよい。すなわち、第1基体12と第2基体14との外表面の面積比率を可能な限り大きくして、第2基体14の外表面積を広くなるように設定すれば、空気案内ダクト10の断熱効果および防音効果を更に向上させ得る。
【0023】
なお本実施例では、インストルメントパネル42の内部裏側に設置される空気案内ダクト10を例示したが、これに限定されるものではなく、例えばフロアコンソール内部や天井内部等に設置される空気案内ダクトにも好適に応用し得る。
【0024】
【発明の効果】
以上に説明した如く、本発明に係るインストルメントパネルの空気案内ダクトによれば、樹脂シート材から成形される第1基体と発泡樹脂シート材から成形されて該第1基体よりも外表面積を広く設定した第2基体とを長手方向に接合して構成した。すなわち、断熱効果に優れた第2基体を有しているので、空気流通空間(内部)とインストルメントパネルの内部裏側(外部)との温度差が大きくても、該第2基体の外表面における結露発生やこの結露による水滴の落下が好適に防止され、該パネル内部に配設したハーネスや車載機器の誤作動や故障が回避されると共に、車体の錆発生も好適に防止される利点がある。また第2基体は、柔軟性に富むと共に吸音効果に優れているので、該第2基体にハーネス等の他部材が接触していたとしても、これを起因とする異音の発生が好適に防止され、併せてエアコンユニット内で駆動するブロアの運転騒音を吸収して乗員室への騒音漏れを防止し得る利点もある。更には、第1基体と第2基体とにより構成されるので、空気案内ダクトをインストルメントパネルに取付固定するためのブラケットを該第1基体に一体成形することができ、成形作業の合理化および製造コスト低減を図り得る等の効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係るインストルメントパネルにおける空気案内ダクトの概略斜視図である。
【図2】図1に示す空気案内ダクトを、A−A線,B−B線,C−C線の各位置で破断した縦断面図である。
【図3】実施例の空気案内ダクトをインストルメントパネルに取付固定した状態で示す縦断側面図である。
【図4】空気案内ダクトを構成する第1基体および第2基体を、圧空成形により成形する工程の経時的な説明図である。
【図5】空気案内ダクトを構成する第1基体および第2基体を、圧空成形により成形する工程の経時的な説明図である。
【図6】従来技術に係る空気案内ダクトの概略斜視図である。
【符号の説明】
12 第1基体
14 第2基体
16 空気流出口
18 空気流入口
20 第1ブラケット(取付具)
22 第2ブラケット(取付具)
28 空気流通空間
30 樹脂シート材
32 発泡樹脂シート材
42 インストルメントパネル
44 空気吹出部
60 乗員室
62 エアコンユニット

Claims (6)

  1. 乗員室(60)の前方に装着されるインストルメントパネル(42)の内部に配設され、該インストルメントパネル(42)に開口する空気吹出部(44)とエアコンユニット(62)とを連通的に接続して、該エアコンユニット(62)からの調温空気を前記空気吹出部(44)へ案内する空気案内ダクトにおいて、
    この空気案内ダクトを長手方向に接合された第1基体(12)および第2基体(14)とで構成し、
    前記第1基体(12)は、所要の形状を保持するのに必要な剛性を有する樹脂シート材(30)から成形され、前記エアコンユニット(62)に整合する空気流入口(18)および前記空気吹出部(44)に整合する空気流出口(16)を所定位置に備え、
    前記第2基体(14)は、発泡樹脂シート材(32)から成形され、前記第1基体(12)と長手方向に接合されて内部に空気流通空間(28)を画成すると共に、該第2基体 (14) は、前記第1基体 (12) よりも外表面積を広く設定した
    ことを特徴とするインストルメントパネルの空気案内ダクト。
  2. 前記第1基体(12)の所要位置に取付具(20,22)が一体成形され、この取付具(20,22)を介してインストルメントパネル(42)に取付けるようになっている請求項1記載のインストルメントパネルの空気案内ダクト。
  3. 前記第1基体(12)および第2基体(14)は、圧空成形により成形および長手方向の接合が同時になされる請求項1または2記載のインストルメントパネルの空気案内ダクト。
  4. 前記第1基体(12)および第2基体(14)は、共に真空成形により個別に成形された後に、互いに長手方向に接合される請求項1または2記載のインストルメントパネルの空気案内ダクト。
  5. 前記第1基体(12)を構成する樹脂シート材(30)は、ポリエチレンまたはポリプロピレンを材質とする請求項1〜4の何れか一項に記載のインストルメントパネルの空気案内ダクト。
  6. 前記第2基体(14)を構成する発泡樹脂シート材(32)は、発泡ポリエチレンまたは発泡ポリプロピレンを材質とする請求項1〜4の何れか一項に記載のインストルメントパネルの空気案内ダクト
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