JP4033176B2 - ダスト低減装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば自動車等の車両の室内における花粉等のダスト類の量を低減するためのダスト低減装置に関する。
近年、患者が増加している花粉症の対策として、自動車の車室内への花粉侵入を防止するための車載空調装置が考えられている(例えば、特許文献1参照)。このような車載空調装置では、空調装置ダクトにおける外気導入口の下流を第1及び第2の吸気路に区分すると共に、第2の吸気路に花粉除去用フィルタを配置している。また、空調装置ダクト内には、外気導入口から吸入される外気を第1の吸気路または第2の吸気路に選択的に導くための外気切替ドアが設けられている。
そして、外気切替ドアは、雨滴検知センサ及び磁気検知センサからの各信号に基づいて、晴天または曇天であって花粉症の原因物質となる花粉が飛散する時期に、花粉除去用フィルタに外気を導入する位置に位置するように制御される。これにより、車載空調装置の外気導入口が花粉除去用フィルタを通過するので、この外気中の花粉が除去された清浄化エアが車室内に送り込まれ、車室内の花粉の量が低減される。
また、特許文献1には、上記構成に加え、空調装置ダクトにおける内気導入口の下流にも花粉除去用フィルタを配置した車載空調装置が記載されている。この構成では、外気に含まれる花粉の除去は勿論のこと、内気に含まれる花粉も有効に捕集(除去)ことができるとされている。
特開平8−310230号公報
しかしながら、上記の如き従来の車載空調装置が適用された自動車では、例えば人の乗降に伴うドア開口部の開放時に、このドア開口部から花粉が侵入することを防止することができなかった。
本発明は、上記事実を考慮して、花粉等のダスト類がドア開口部から車室内へ侵入することを抑制することができるダスト低減装置を得ることが目的である。
上記目的を達成するために請求項記載の発明に係るダスト低減装置は、ドアによって開閉される車体のドア開口部の縁部に沿って設けられ、空気を吹き出して車室の内外を仕切るエアカーテンを形成するためのエア吹出部と、前記エア吹出部に空気を供給するための空気供給装置と、車両に搭載され、車体外側に向けて空気を吹き出して乗車前の人の着衣に付着したダストを除去するためのエアノズルと、前記ドアによる前記ドア開口部の開閉状態に応じた信号を出力するドア開閉検出器から前記ドア開口部開放状態に対応する信号が入力された場合に、前記空気供給装置から前記エア吹出部へ気供を行なわせると共に前記エアノズルから車体外側へ向けて空気が吹き出されることを可能とし、前記ドア開閉検出器から前記ドアの閉塞状態に対応する信号が入力された場合に、前記空気供給装置から前記エア吹出部への空気供給を停止させると共に前記エアノズルから車体外側へ向けて空気が吹き出されることを禁止させる制御装置と、を備えている。
請求項記載のダスト低減装置では、例えば人の乗降に際してドアが車体のドア開口部を開放しているときに、制御装置が空気供給装置からエア吹出部への空気供給を行なわせる。すなわち、制御装置は、ドアの開閉状態に応じた信号を出力するドア開閉検出器から入力される信号がドア開口部の開放状態に対応する信号であるときに空気供給装置からエア吹出口への空気供給を行なわせる。すると、エア吹出部から吹き出される空気がエアカーテンを形成し、このエアカーテンによって車室の内外が仕切られる。これにより、車室外の空気中に含まれる花粉等のダスト類が、ドア開口部から車室内に侵入することが防止される。また、車両への乗車前の人がエアノズルから吹き出す(噴出する)空気を浴びて、着衣に付着したダスト類を除去する。そして、この人は、エアカーテンを通過して乗車する。これにより、車室外の空気中に含まれるダスト類のみならず、乗員の着衣に付着したダスト類が車室内に侵入することが防止され、車室内におけるダスト類の量が一層低減される。一方、制御装置は、ドア開閉検出器から入力される信号がドア開口部のドアによる閉止状態に対応する信号であるときには、空気供給装置からエア吹出口への空気供給を停止する。これにより、ドア開口部の開放時にのみ確実にエアカーテンが形成されて車室内へのダスト類の侵入が防止される。
このように、請求項記載のダスト低減装置では、花粉等のダスト類がドア開口部から車室内へ侵入することを抑制することができる。
請求項2記載の発明に係るダスト低減装置は、請求項1記載のダスト低減装置において、前記エアノズルを、車体におけるドア開口部を開閉するドアにおける上下方向に沿う縁部に設けた。
請求項2記載のダスト低減装置では、ドア開口部を開閉するドアの縁部にエアノズルを設けられており、ドア開口部の開放状態でドアに設けたエアノズルから空気が吹き出される。ここで、ドアの上下方向に沿う縁部にエアノズルを設けたため、換言すれば、人の長手方向に沿ってエアノズルを設けたため、乗車前の立位の人に対し広範囲に亘り空気を吹き付けて、人があまり動くことなく該人に付着したダスト類を効果的に除去することが可能となる。
請求項3記載の発明に係るダスト低減装置は、請求項1記載のダスト低減装置において、前記エアノズルを、車体に対し着脱可能とし、かつ車体から離脱した状態で空気を吹出可能とした。
請求項3記載のダスト低減装置では、エアノズルの先端が車体に対し着脱可能であるため、乗車前の人は、所望の姿勢や位置をとるエアノズルから空気を浴びることができ、着衣の各部に付着したダスト類を効果的に除去することができる。
請求項4記載の発明に係るダスト低減装置は、請求項1〜請求項3の何れか1項記載のダスト低減装置において、前記エアノズルは、前記空気供給装置から供給された空気を車体外側に吹き出すように構成されている。
エアカーテンを形成する空気とエアノズルから吹き出す空気とを共通の空気源(好ましくは、圧縮空気)から得るように構成すれば、部品点数の削減がされ好ましい。
請求項記載の発明に係るダスト低減装置は、請求項1〜請求項4の何れか1項記載のダスト低減装置において、前記空気供給装置は、車載空調装置の送風機である。
請求項記載のダスト低減装置では、車載空調装置の送風機が設けられた空調用ダクトとエアカーテンの吹出部とが開閉可能なエアダクトによって連通されている。そして、ドア開口部の開放時には、送風機の送風する空気通路が開放状態のエアダクト(を含む)側に切り替えられ、該エアダクトを介して送風機により送風される空気にてエアカーテンが形成される。これにより、本ダスト低減装置では、専用の送風機を備えることなく、花粉等のダスト類がドア開口部から車室内へ侵入することを抑制する機能が実現される。
請求項記載の発明に係るダスト低減装置は、請求項1〜請求項4の何れか1項記載のダスト低減装置において、前記空気供給装置は、車内に搭載した圧縮機を含んで構成される。
請求項記載のダスト低減装置では、車内に圧縮機が搭載されており、この圧縮機の吐出部とエアカーテンの吹出部とが連通している。そして、ドア開口部の開放時には、圧縮機が生成した圧縮空気が直接的または間接的にエアカーテンの吹出部に供給され、この圧縮空気にてエアカーテンが形成される。このように、本ダスト低減装置では、圧縮空気を生成する圧縮機を備えるため、強いエアカーテンで車室内へのダスト類の侵入を確実に防止することができる。また、エアカーテンの仕様(吹出圧、吹出速度、吹出量等)の設定が容易である。
請求項記載の発明に係るダスト低減装置は、請求項記載のダスト低減装置において、前記空気供給装置は、前記圧縮機の下流に設けられた空気タンクと、該空気タンクの下流に設けられた開閉弁とをさらに含み、前記制御装置によって前記開閉弁が制御される。
請求項記載のダスト低減装置では、圧縮機とエアカーテンの吹出部との間に空気タンク及び開閉弁がこの順で設けられている。そして、ドア開口部の閉止状態では、制御装置によって開閉弁(空気流路)が閉止されて空気タンクに圧縮空気が蓄えられ、ドア開口部の開放状態では制御装置によって開閉弁が開放されてエアカーテンが形成される。このため、圧縮空気の容量が確保され、所定時間に亘り十分な強さのエアカーテンを形成する(形成状態を維持する)ことができ、車室内へのダスト類の侵入を確実に防止することができる。また、ドア開口部の開放時に圧縮機を起動する必要がないので、速やかにエアカーテンが形成される。本構成のダスト低減装置は、特に、ドア開口部の開口面積が大きいミニバンやSUV等の車種に好適に適用される。
請求項記載の発明に係るダスト低減装置は、請求項1〜請求項の何れか1項記載のダスト低減装置において、前記エア吹出部は、車体におけるドア開口部の上縁を規定するピラー及びルーフサイド部にそれぞれ設けられ、下方に向けて空気を吹き出して前記エアカーテンを形成する。
請求項記載のダスト低減装置では、ドア開口部の上縁を規定するピラー((特に、フロントピラーまたはリヤピラー等の傾斜したピラー)とルーフサイド部とにそれぞれ設けられた吹出部から、主に下向きに空気を吹き出してエアカーテンを形成する。このため、エアカーテンの空気流が乗降する人の顔面を直撃することがない。
以上説明したように本発明に係るダスト低減装置は、花粉等のダスト類がドア開口部から車室内へ侵入することを抑制することができるという優れた効果を有する。
(第1の参考例
1の参考例に係るダスト低減装置としてのエアカーテン形成装置10が車両としての自動車に適用された例について、図1乃至図3に基づいて説明する。
図1には、エアカーテン形成装置10の作動状態が斜視図にて示されており、図2には、エアカーテン形成装置10の概略全体構成が模式図にて示されている。これらの図に示される如く、エアカーテン形成装置10は、自動車の車体Bにおける車室の内外を連通するドア開口部12の開口面に沿ってエアカーテンCを形成する装置であって、このエアカーテンCによってドア開口部12の開放時に車室の内外を仕切る(区切る)ようになっている。
図3にも示される如く、本第1の参考例では、自動車の車体Bのドア開口部12は、ドア14によって開閉されるようになっており、その上縁がAピラー16及びルーフサイドレール18によって規定されている。また、ドア開口部12の下縁は、ロッカ(サイドシル)20によって規定されている。
そして、エアカーテン形成装置10は、Aピラー16及びルーフサイドレール18に設けられたエア吹出部22を備えている。エア吹出部22は、それぞれ中空構造(図示省略)とされたAピラー16及びルーフサイドレール18の長手方向に沿って配置された多数の吹出孔22Aによって構成されている。本第1の参考例では、Aピラー16及びルーフサイドレール18の内部が互いに連通されている。このエア吹出部22は、多数の吹出孔22Aから同時にかつ連続的に、ロッカ20に向けて空気を吹き出すことで、車室の内外を仕切るエアカーテンCを形成する構成とされている。エア吹出部22は、例えばAピラー16及びルーフサイドレール18の長手方向に沿って設けられた単一または複数のスリットにて構成されても良い。
このエアカーテン形成装置10は、車載空調装置24からエア吹出部22に空気を供給させるようになっている。車載空調装置24は、内気または外気が導入される空調用ダクト26内に空調用送風機(ブロワ)28が配設されており、この空調用送風機28の作動によって、エバポレータやヒータコア等の室内熱交換器30を通じて空調された空気が車室内に送風されるようになっている。
エアカーテン形成装置10は、空調用ダクト26とエア吹出部22(Aピラー16、ルーフサイドレール18の各内部)とを連通するエア供給路32を備えている。エア供給路32は、例えば、一端部が空調用ダクト26に接続されると共に他端部がAピラー下部または上部に接続されたホースやチューブ等のフレキシブルな配管部材にて構成しても良く、その一部を車体Bの中空構造部分を利用して構成しても良い。
さらに、エアカーテン形成装置10は、空調用ダクト26とエア吹出部22との連通状態と連通遮断状態とを選択的に切り替える開閉装置34を備えている。すなわち、開閉装置34は、エア供給路32の端部または中間部に設けられ、該エア供給路32を開閉する開閉弁として機能するようになっている。これにより、エアカーテン形成装置10は、エアカーテンCを形成する必要のないときに、空調用送風機28によって送風される空気をエア吹出部22に供給することを防止することができる構成とされている。
以上説明したエアカーテン形成装置10は、自動車への乗降に伴ってドア開口部12が開放されたときにエアカーテンCを形成するように、本発明における制御装置としての機能を組み込んだ空調ECU36によって制御されるようになっている。空調ECU36は、空調用送風機28の駆動モータ28Aに電気的に接続されており、車載空調装置24の通常の制御を行なうようになっている。この制御については説明を省略する。
そして、本第1の参考例では、空調ECU36は、開閉装置34、及びカーテシスイッチ38とそれぞれ電気的に接続されている。カーテシスイッチ38は、ドア14の操作時に車内灯等を点灯するためにドア14によるドア開口部12の開閉に応じた信号(ON/OFF信号でも良い)を出力するスイッチであり、本発明におけるドア開閉検出器に相当する。
空調ECU36は、カーテシスイッチ38からドア開口部12が開放されていることに対応する信号(以下、開信号という)が入力されると、駆動モータ28Aを駆動すると共に、開閉装置34を作動してエア供給路32を開放するようになっている。これにより、車載空調装置24から空調用送風機28の送風する空気が連続的にエア吹出部22に供給され、エアカーテンCが形成される構成である。
一方、空調ECU36は、カーテシスイッチ38からドア開口部12が閉止されたことに対応する信号(以下、閉信号という)が入力されると、駆動モータ28Aを停止すると共に、開閉装置34を切り替えてエア供給路32を遮断(閉塞)するようになっている。なお、車載空調装置24の作動中にドア開口部12が開閉される場合は、駆動モータ28Aの駆動状態は維持されつつ送風の強さが制御される。ドア開口部12が開放されたときはエアカーテン用の風量分通常の風量よりも多くなるように制御される。
以上説明したエア吹出部22、エア供給路32、開閉装置34、カーテシスイッチ38は、それぞれ自動車の車体Bにおけるドア開口部12毎に(ドア開口部12の数だけ)設けられており、乗降に伴って開放された各ドア開口部12にそれぞれエアカーテンCを形成するようになっている。
次に、本第1の参考例の作用を説明する。
上記構成のエアカーテン形成装置10が適用された自動車では、乗車時にドア14を開位置に移動してドア開口部12を開放すると、カーテシスイッチ38から空調ECU36に開信号が入力される。すると、空調ECU36は、駆動モータ28Aを駆動して空調用送風機28を作動させると共に、開放されたドア開口部12に対応する開閉装置34を作動してエア供給路32を開放させる。これにより、空調用ダクト26からエア供給路32を経由してエア吹出部22に供給された空気が、図1に示される如く各吹出孔22Aから連続的に吹き出されて開放されたドア開口部12にエアカーテンCが形成される。
このエアカーテンCによって車室の内外が仕切られるので、車室外の空気、すなわち車室外の空気中に浮遊している花粉(ダスト類)が、開放されているドア開口部12を経由して車室内に侵入することが防止される。また、車室内外をエアカーテンCが仕切るため、乗車の動作が阻害されることもない。また、降車時にドア14を開位置に移動してドア開口部12を開放した場合には、上記乗車時の場合と同様にエアカーテンCが形成されて、車室外の空気中に浮遊している花粉(ダスト類)が、ドア開口部12を経由して車室内に侵入することが防止される。このエアカーテンCが降車の動作を阻害することもない。
ドア14を閉位置に移動してドア開口部12を閉止すると、カーテシスイッチ38から空調ECU36に閉信号が入力され、空調ECU36は、駆動モータ28Aを停止すると共に開閉装置34を作動してエア供給路32を遮断する。これにより、エアカーテンCが形成されなくなり、空調用送風機28を車載空調装置24のために(のみ)使用する状態に切り替わる。
このように、本第1の参考例に係るエアカーテン形成装置10では、花粉がドア開口部12から車室内へ侵入することを抑制することができ、該エアカーテン形成装置10が適用された自動車の車室内の花粉の量を低減することができる。
また、エアカーテン形成装置10では、車載空調装置24の空調用送風機28によって送風される空気を用いてエアカーテンCを形成するため、専用の送風機を備えることなく、花粉がドア開口部12から車室内へ侵入することを抑制する機能が実現されている。
さらに、エア吹出部22がドア開口部の上縁を構成するAピラー16、ルーフサイドレール18に沿って設けられ、主に下向きに空気を吹き出してエアカーテンCを形成するため、このエアカーテンCの空気流が乗降する人の顔面を直撃することがない。このため、乗降する人に違和感や拒否感を与えることが防止される。
さらにまた、エアカーテン形成装置10は、カーテシスイッチ38から入力する信号に基づき作動時期が制御されるため、車室内に花粉が侵入する恐れのあるドア開口部12の開放時にのみ作動してエアカーテンCを形成し、車室内への花粉の侵入を確実に防止することができる。
なお、上記第1の参考例では、エアカーテン形成装置10が空調ECU36にて制御される構成としたが、例えば、エアカーテン形成装置10が空調ECU36から一部または全部が独立した専用の制御装置によって制御されるようにしても良い。
(第2の参考例
2の参考例に係るダスト低減装置としてのエアカーテン形成装置50について、図4及び図5に基づいて説明する。なお、上記第1の参考例と基本的同一の部品・部分については、上記第1の参考例と同一の符号を付して説明を省略する。
図4には、エアカーテン形成装置50の概略全体構成がブロック図にて示されている。この図に示される如く、エアカーテン形成装置50は、ドア開口部12の上縁に沿って設けられたエア吹出部22から吹き出す空気によってエアカーテンCを形成する点でエアカーテン形成装置10と共通するが、圧縮空気を用いてエアカーテンCを形成する点でエアカーテン形成装置10とは異なる。以下、具体的に説明する。
エアカーテン形成装置50は、圧縮空気源である圧縮機としてのコンプレッサ52と、コンプレッサ52と連通され該コンプレッサ52から供給された圧縮空気を蓄える空気タンク54とを備えている。空気タンク54は、エアホース56を介してエア吹出部22(Aピラー16、ルーフサイドレール18の内部空間)と連通されている。このエアホース56には、電磁開閉弁58が設けられており、エアホース56を開閉することで、空気タンク54とエア吹出部22との連通状態と連通遮断状態とを選択的に切り替えるようになっている。
コンプレッサ52、空気タンク54は、図5に示される如く、自動車のインストルメントパネル60内部に配置されている。また、第1の参考例と同様に、エア吹出部22、エアホース56、電磁開閉弁58はそれぞれドアの数に対応して設けられている。電磁開閉弁58は、インストルメントパネル60の内部に配置されても良く、対応するドア開口部12の近傍に配置されても良い。
そして、エアカーテン形成装置50は、花粉低減ECU62を備えている。花粉低減ECU62は、コンプレッサ52、電磁開閉弁58、カーテシスイッチ38、及び圧力センサ64と電気的に接続されている。圧力センサ64は、空気タンク54自体またはエアホース56における空気タンク54と電磁開閉弁58との間に設けられ、空気タンク54の圧力に応じた信号を花粉低減ECU62に出力するようになっている。
このエアカーテン形成装置50は、圧力センサ64から入力する圧力信号が空気タンク54内の圧力が所定の圧力未満であることに対応する信号である場合には、コンプレッサ52を作動して空気タンク54内の空気圧力を所定の圧力以上の圧力に維持するようになっている。本第2の参考例では、コンプレッサ52は電動とされ、エンジンとは独立して駆動可能とされている。また、花粉低減ECU62は、カーテシスイッチ38から開信号が入力すると電磁開閉弁58を開状態に切り替え、カーテシスイッチ38から閉信号が入力すると電磁開閉弁58を閉状態に切り替えるようになっている。なお、電磁開閉弁58の開放中にもコンプレッサ52が作動する場合があることは言うまでもない。
次に、本第2の参考例の作用を説明する。
上記構成のエアカーテン形成装置50が適用された自動車では、空気タンク54内に所定の圧力以上とされた圧縮空気が蓄えられている。そして、乗車時にドア14を開位置に移動してドア開口部12を開放すると、カーテシスイッチ38から花粉低減ECU62に開信号が入力される。すると、花粉低減ECU62は、開放されたドア開口部12に対応する電磁開閉弁58すなわちエアホース56を開放状態に切り替える。これにより、空気タンク54からエアホース56を経由してエア吹出部22に供給された空気が、図1に示される如く各吹出孔22Aから連続的に吹き出され、開放されたドア開口部12にエアカーテンCが形成される。
このエアカーテンCによって車室の内外が仕切られるので、車室外の空気、すなわち車室外の空気中に浮遊している花粉(ダスト類)が、開放されているドア開口部12を経由して車室内に侵入することが防止される。また、車室内外をエアカーテンCが仕切るため、乗車の動作が阻害されることもない。また、降車時にドア14を開位置に移動してドア開口部12を開放した場合には、上記乗車時の場合と同様にエアカーテンCが形成されて、車室外の空気中に浮遊している花粉(ダスト類)が、ドア開口部12を経由して車室内に侵入することが防止される。このエアカーテンCが降車の動作を阻害することもない。
ドア14を閉位置に移動してドア開口部12を閉止すると、カーテシスイッチ38から空調ECU36に閉信号が入力され、花粉低減ECU62は、電磁開閉弁58を閉状態に切り替える。これにより、エアカーテンCが形成されなくなり、空気タンク54内の圧縮空気を保持する状態に切り替わる。
このように、本第2の参考例に係るエアカーテン形成装置50では、花粉がドア開口部12から車室内へ侵入することを抑制することができ、該エアカーテン形成装置50が適用された自動車の車室内の花粉の量を低減することができる。
また、エアカーテン形成装置50では、圧縮空気を用いてエアカーテンCを形成するため、送風機を空気源とする構成と比較して強いエアカーテンCを形成することができる。このため、強風環境下でドア開口部12を開放した場合にも、車室内への花粉の侵入を効果的に抑制することができる。また、空気源として専用のコンプレッサ52を備えるため、エアカーテンCの仕様(吹出圧、吹出速度、吹出量等)の設定が容易である。特に、エアカーテン形成装置50が空気タンク54を備えるため、圧縮空気の容量が確保され、所定時間に亘り十分な強さのエアカーテンを形成する(形成状態を維持する)ことができる。また、ドア開口部12の開放時にコンプレッサ52を起動する必要がないため、エアカーテンCがドア開口部12の開放とほぼ同時に速やかに形成される。さらに、複数のドア開口部12が同時に開放された場合でも、それぞれのドア開口部12に十分な強さを有するエアカーテンCを確実に形成することができる。これらにより、車室内への花粉の侵入を確実に防止することができる。
さらに、エア吹出部22がドア開口部の上縁を構成するAピラー16、ルーフサイドレール18に沿って設けられ、主に下向きに空気を吹き出してエアカーテンCを形成するため、このエアカーテンCの空気流が乗降する人の顔面を直撃することがない。このため、乗降する人に違和感や拒否感を与えることが防止される。さらにまた、エアカーテン形成装置10は、カーテシスイッチ38から入力する信号に基づき作動時期が制御されるため、車室内に花粉が侵入する恐れのあるドア開口部12の開放時にのみ作動してエアカーテンCを形成し、車室内への花粉の侵入を確実に防止することができる。
なお、上記第2の参考例では、エアカーテン形成装置50が空気タンク54を備える好ましい構成としたが、例えば、コンプレッサ52の圧縮空気を直接的にエア吹出部22に供給するようにしても良い。また、花粉低減ECU62は、専用の制御装置であることには限定されず、例えば、花粉除去機能を有する車載空調装置の制御回路に組み込まれてこれらと協調的に制御されるように構成されても良い。また、コンプレッサ52、空気タンク54の配置限定されることはない。
(第の実施形態)
参考例として上記したエアカーテン形成装置10またはエアカーテン形成装置50とで本発明の第の実施形態に係るダスト低減装置を構成するエアシャワー装置70について、図6に基づいて説明する。なお、上記第1または第2の参考例と基本的同一の部品・部分については、上記第1または第2の参考例と同一の符号を付して説明を省略する。
図6には、エアシャワー装置70の作動状態が斜視図にて示されている。この図に示される如く、エアシャワー装置70は、車室外に向けた空気流であるエアシャワーを乗車前の人に吹き付ける装置であって、該乗車前の人の着衣等に付着した花粉を吹き飛ばすようになっている。
このエアシャワー装置70は、ドア14の後端に開口するエアノズル72を備えており、このエアノズル72から吹き出す空気がエアシャワーSを形成する構成である。エアノズル72は、それぞれ中空構造(図示省略)のドア本体14Aの後端、ドアサッシ14Bの後端に、それぞれ上下方向に沿って複数設けられており、人の上部(頭部側)から下部(足側)にかけての広範囲に亘り、エアシャワーSを形成するようになっている。
本第の実施形態では、エアシャワー装置70がエアカーテン形成装置50と共に自動車に適用されており、各エアノズル72へは、空気タンク54から図示しないエア供給路を通じて圧縮空気が供給される構成とされている。このエア供給路は、電磁開閉弁58の下流でエアホース56から分岐している。これにより、ドア開口部12を開放する開位置に位置するドア14の各エアノズル72から自動的に圧縮空気が吹き出してエアシャワーSが形成されるようになっている。車体側に配置された空気タンク54とドア14のエアノズル72とを連通するエア供給路は、例えば、車体に設けた空調装置の空調エアをドア内部を通して車室側部に導く公知の構成と同様に構成することができる。
次に、本第の実施形態の作用を説明する。
上記構成のエアシャワー装置70がエアカーテン形成装置50と共に適用された自動車では、乗車時にドア14を開位置に移動してドア開口部12を開放すると、カーテシスイッチ38から花粉低減ECU62に開信号が入力される。すると、花粉低減ECU62は、開放されたドア開口部12に対応する電磁開閉弁58すなわちエアホース56を開放状態に切り替える。これにより、空気タンク54からエアホース56を経由してエア吹出部22に供給された空気が、各吹出孔22Aから連続的に吹き出され、開放されたドア開口部12にエアカーテンCが形成される。また、エアホース56から分岐したエア供給路を経由した空気は各エアノズル72から吹き出されてエアシャワーSを形成する。乗車前の人は、このエアシャワーSを浴びる位置に立ち、適宜姿勢を変えながらエアシャワーSによって着衣や体表に付着した花粉を吹き飛ばさせる。
その後、この人は、エアカーテンCが形成されているドア開口部12から車内に乗り込み、ドア14を閉位置に移動してドア開口部12を閉止する。すると、カーテシスイッチ38から空調ECU36に閉信号が入力され、花粉低減ECU62は、電磁開閉弁58を閉状態に切り替える。これにより、エアカーテンC、エアシャワーSが形成されなくなり、空気タンク54内の圧縮空気を保持する状態に切り替わる。
このように、本第3の実施形態に係るエアシャワー装置70では、人に付着した花粉がドア開口部12から車室内へ侵入すること(人が花粉を持ちこむこと)を抑制することができ、該エアシャワー装置70が適用された自動車の車室内の花粉の量を低減することができる。また、ドア14の後縁部に上下方向に沿って複数のエアノズル72を設けたため、人の顔に近い比較的高い部分から人の足に近い比較的低い部分にかけての上下方向各部に付着した花粉を、人があまり動くことなく効果的に除去することができる。
しかも、この自動車では、エアシャワー装置70と共にエアカーテン形成装置50が適用されているため、エアカーテンCによって、車室外の空気中を浮遊(飛散)している花粉が車室内に侵入することが確実に防止される。なお、エアカーテン形成装置50自体の効果は、上記第2の参考例と同様であるため説明を省略する。
なお、上記第の実施形態では、ドア14の後端の略全高に亘りエアノズル72が設けられた構成としたが、本発明はこれに限定されず、上下方向の一部にのみエアノズル72が設けられても良い。また、エアシャワーの吹き出し部位は、ドア14の後端に限定されることはなく、例えば、ドアトリムの上部から吹き出すように構成しても良い。さらに、エアシャワーに吹き出し方向を切り替えるルーバ等の風向切り替え手段を設けても良い。
(第の実施形態)
参考例として上記したエアカーテン形成装置10またはエアカーテン形成装置50とで本発明の第の実施形態に係るダスト低減装置を構成するエアシャワー装置80について、図7に基づいて説明する。なお、上記第1の実施形態、各参考例と基本的同一の部品・部分については、上記第1の実施形態、各参考例と同一の符号を付して説明を省略する。
図7には、エアシャワー装置80の使用状態が斜視図にて示されている。この図に示される如く、エアシャワー装置80は、車室外に向けた空気流であるエアシャワーSを乗車前の人に吹き付ける点でエアシャワー装置70と共通するが、着脱式のエアノズル82を備える点でエアシャワー装置70とは異なる。
エアノズル82は、フレキシブルなエアホース84の先端に固定されており、ドア14の内面に設けた保持部(図示省略)に着脱可能とされている。エアノズル82をドア14に保持させた状態では、エアホース84は、ドア本体14A内に収容可能であることが好ましい。このエアシャワー装置80では、乗車前の人がエアノズルを把持しながら、着衣や体表に付着した花粉をエアシャワーSによって吹き飛ばすようになっている。
このエアシャワー装置80は、エアカーテン形成装置50と共に自動車に適用されており、空気タンク54から供給される圧縮空気をエアノズル82から吹き出してエアシャワーSを形成するようになっている。すなわち、エアホース84(エアノズル82)は、上記第の実施形態に係るエアノズル72と同様のエア供給路によって、空気タンク54と接続されている。
また、本第の実施形態では、エア供給路には電磁開閉弁58とは別に電磁開閉弁が設けられており、この電磁開閉弁の開閉を切り替えるスイッチがエアノズル82における該エアノズル82を把持した人が操作しやすい位置に設けられている。この電磁開閉弁は、通常はエア供給路を閉塞し、上記スイッチが操作されるとエア供給路を開放するようになっている。これにより、ドア開口部12が開放されると電磁開閉弁58が開いてエアノズル82に圧縮空気の供給可能な状態となり、この後さらに上記スイッチを手動操作することで、エアノズル82からエアシャワーSが吹き出す構成とされている。
次に、本第の実施形態の作用を説明する。
上記構成のエアシャワー装置80がエアカーテン形成装置50と共に適用された自動車では、乗車時にドア14を開位置に移動してドア開口部12を開放すると、カーテシスイッチ38から花粉低減ECU62に開信号が入力される。すると、花粉低減ECU62は、開放されたドア開口部12に対応する電磁開閉弁58すなわちエアホース56を開放状態に切り替える。これにより、空気タンク54からエアホース56を経由してエア吹出部22に供給された空気が、各吹出孔22Aから連続的に吹出され、開放されたドア開口部12にエアカーテンCが形成される。
そして、乗車する前の人がエアホース84をドア本体14Aから引き出しつつエアノズル82をドア14の保持部から取り外し、このエアノズル82に設けたスイッチを操作すると、エアノズル82から圧縮空気が吹き出してエアシャワーSが形成される。乗車前の人は、その体に対するエアノズル82の位置や向きを適宜変更しつつエアシャワーSを浴び、このエアシャワーSによって着衣や体表に付着した花粉を吹き飛ばさせる。
その後、この人は、エアカーテンCが形成されているドア開口部12から車内に乗り込み、ドア14を閉位置に移動してドア開口部12を閉止する。すると、カーテシスイッチ38から空調ECU36に閉信号が入力され、花粉低減ECU62は、電磁開閉弁58を閉状態に切り替える。これにより、エアカーテンC、エアシャワーSが形成されなくなり、空気タンク54内の圧縮空気を保持する状態に切り替わる。
このように、本第の実施形態に係るエアシャワー装置80では、人に付着した花粉がドア開口部12から車室内へ侵入すること(人が花粉を持ちこむこと)を抑制することができ、該エアシャワー装置80が適用された自動車の車室内の花粉の量を低減することができる。また、エアノズル82がドア14に対し着脱可能とされ、かつドア14から離脱したエアノズル82からエアシャワーSを形成することができるため、乗車前の人は、所望の姿勢や位置をとるエアノズル82からエアシャワーSを浴びることができ、着衣や体表の各部に付着した花粉を効果的に除去することができる。
しかも、この自動車では、エアシャワー装置0と共にエアカーテン形成装置50が適用されているため、エアカーテンCによって、車室外の空気中を浮遊(飛散)している花粉が車室内に侵入することが確実に防止される。なお、エアカーテン形成装置50自体の効果は、上記第2の実施形態と同様であるため説明を省略する。
なお、上記第または第の実施形態では、エアシャワー装置70、80がエアカーテン形成装置50と空気源を共用する構成としたが、本発明はこれに限定されず、エアシャワー装置70、80は、例えば、独立の空気源を備えて構成されても良い。また、自動車は、エアシャワー装置70またはエアシャワー装置80とエアカーテン形成装置10とを共に適用して構成されても良い。また例えば、エアシャワー装置70に手動でエアシャワーSの吹き出しの有無を切り替えるスイッチを設けても良く、ドア開口部12の開放状態ではエアシャワー装置80のエアノズル82から常にエアシャワーSが吹き出す構成としても良い。
また、上記の各実施形態では、車体Bのドア開口部12を開閉するドア14がヒンジ式のドアである構成としたが、本発明はこれに限定されず、例えばドア開口部12がスライド式のドアによって開閉される構成であっても良い。また、ドア開口部12は乗降用のドア開口部であることに限定されることはなく、例えば、バックドアによって開閉されるバックドア開口部にエアカーテン形成装置10、50を適用しても良い。
さらに、上記の各実施の形態では、ダスト類としての花粉の車室内への侵入が抑制される例を示したが、上記各種装置によって、花粉の他に空気中に飛散し、または空気中を浮遊する各種ダスト類の車室内への侵入を抑制することができる。
本発明の第1の参考例に係るエアカーテン形成装置がエアカーテンを形成した状態を示す斜視図である。 本発明の第1の参考例に係るエアカーテン形成装置の概略全体構成を示す模式図である。 本発明の第1の参考例に係るエアカーテン形成装置を構成するエア吹出部を示す斜視図である。 本発明の第2の参考例に係るエアカーテン形成装置の概略全体構成を示すブロック図である。 本発明の第2の参考例に係るエアカーテン形成装置を構成するコンプレッサ及び空気タンクの概略配置を示す斜視図である。 本発明の第の実施形態に係るエアシャワー装置を示す斜視図である。 本発明の第の実施形態に係るエアシャワー装置を示す斜視図である。
符号の説明
10 エアカーテン形成装置(ダスト低減装置)
12 ドア開口部
14 ドア
16 Aピラー(ピラー)
18 ルーフサイドレール部(ルーフサイド部)
22 エア吹出部
24 車載空調装置
28 空調用送風機(送風機、空気供給装置)
36 空調ECU(制御装置)
38 カーテシスイッチ(ドア開閉検出器)
50 エアカーテン形成装置(ダスト低減装置)
52 コンプレッサ(圧縮機、空気供給装置)
54 空気タンク(空気供給装置)
58 電磁開閉弁(開閉弁、空気供給装置)
62 花粉低減ECU(制御装置)
70 エアシャワー装置(ダスト低減装置)
72 エアノズル
80 エアシャワー装置(ダスト低減装置)
82 エアノズル

Claims (8)

  1. ドアによって開閉される車体のドア開口部の縁部に沿って設けられ、空気を吹き出して車室の内外を仕切るエアカーテンを形成するためのエア吹出部と、
    前記エア吹出部に空気を供給するための空気供給装置と、
    車両に搭載され、車体外側に向けて空気を吹き出して乗車前の人の着衣に付着したダストを除去するためのエアノズルと、
    前記ドアによる前記ドア開口部の開閉状態に応じた信号を出力するドア開閉検出器から前記ドア開口部の開放状態に対応する信号が入力された場合に、前記空気供給装置から前記エア吹出部への空気供給を行なわせると共に前記エアノズルから車体外側へ向けて空気が吹き出されることを可能とし、前記ドア開閉検出器から前記ドアの閉塞状態に対応する信号が入力された場合に、前記空気供給装置から前記エア吹出部への空気供給を停止させると共に前記エアノズルから車体外側へ向けて空気が吹き出されることを禁止させる制御装置と、
    を備えたダスト低減装置。
  2. 前記エアノズルを、車体におけるドア開口部を開閉するドアにおける上下方向に沿う縁部に設けた、請求項1記載のダスト低減装置。
  3. 前記エアノズルを、車体に対し着脱可能とし、かつ車体から離脱した状態で空気を吹出可能とした、請求項1記載のダスト低減装置。
  4. 前記エアノズルは、前記空気供給装置から供給された空気を車体外側に吹き出すように構成されている、請求項1〜請求項の何れか1項記載のダスト低減装置。
  5. 前記空気供給装置は、車載空調装置の送風機である、請求項1請求項4の何れか1項記載のダスト低減装置。
  6. 前記空気供給装置は、車内に搭載した圧縮機を含んで構成される、請求項1請求項の何れか1項記載のダスト低減装置。
  7. 前記空気供給装置は、前記圧縮機の下流に設けられた空気タンクと、該空気タンクの下流に設けられた開閉弁とをさらに含み、前記制御装置によって前記開閉弁が制御される、請求項6記載のダスト低減装置。
  8. 前記エア吹出部は、車体におけるドア開口部の上縁を規定するピラー及びルーフサイド部にそれぞれ設けられ、下方に向けて空気を吹き出して前記エアカーテンを形成する、請求項1〜請求項7の何れか1項記載のダスト低減装置。
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