JP2002262396A - コンデンサマイクロホン - Google Patents

コンデンサマイクロホン

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JP2002262396A JP2001056609A JP2001056609A JP2002262396A JP 2002262396 A JP2002262396 A JP 2002262396A JP 2001056609 A JP2001056609 A JP 2001056609A JP 2001056609 A JP2001056609 A JP 2001056609A JP 2002262396 A JP2002262396 A JP 2002262396A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホルダにマイクロホンユニットを収納したコ
ンデンサマイクロホンを、フィルタの防塵、防滴、音響
性能を低下させること無く小型化する。 【解決手段】 ゴム製のホルダHの前端壁HAに開口1
を形成し、マイクロホンユニットUの金属製のケース1
0の前端壁に音孔11を形成し、ホルダHの開口HAに
嵌り込むサイズのフィルタFをケース10の前端壁の外
面に粘着剤を介して貼り付け固定し、ホルダHの前端壁
HAの内面にケース10の前端壁の外面を密接するよ
う、ホルダHの内部にマイクロホンユニットを収納し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、端壁に音響取込み
部が形成されたホルダの内部に対して、端壁に音孔が形
成されたマイクロホンユニットを収納し、この音孔を覆
う位置にフィルタを配置してあるコンデンサマイクロホ
ンに関する。
【0002】
【従来の技術】上記のように構成されたコンデンサマイ
クロホンとして特開平11‐55795号公報に示され
るものが存在し、このコンデンサマイクロホンは、端壁
に音孔が形成されたアルミニウム材製の筒状カプセルの
内部にエレクトレット振動膜、背極、絶縁基板、インピ
ーダンス変換素子等を収納してマイクロホンユニットを
構成し、この筒状カプセルの音孔を覆うよう筒状カプセ
ルの端壁の全面に防塵膜(フィルタ)を配置し、又、端
壁に開口が形成されたケース(ホルダ)を合成樹脂材に
よって構成し、このケースに筒状カプセルを内蔵して構
成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術として挙げ
たコンデンサマイクロホンは、防塵膜を筒状カプセルの
端壁の外面の全面を覆う位置に配置するので、筒状カプ
セルをケースに収納した状態では筒状カプセルの端壁の
外面と、ケースの端壁の内面とで防塵膜の外周部を挟込
む形態となり、筒状カプセルの端壁の前面がケース端壁
の内面から防塵膜の厚みだけ離間するものとなる。この
ような理由から、従来の技術ではケースの端壁の内面と
筒状カプセルの端壁の外面との間に防塵膜を配置するた
めのスペースを必要とし、夫々の端壁と直交する方向で
の寸法の拡大を招いてマイクロホンの小型化を阻害して
いた。
【0004】そこで、薄い防塵膜を用いてマイクロホン
の小型化を図ることも考えられるが、防塵膜は、不織布
のように空気の流通を許す空間を介して音の伝搬を可能
にしながら塵埃や水滴の侵入を阻止する目的で備えられ
るので、あまりに薄い素材を用いることは防塵、防滴、
あるいは、音響性能を低下させるものとなり好ましくな
かった。
【0005】本発明の目的は、ホルダにマイクロホンユ
ニットを収納した構造のコンデンサマイクロホンを、フ
ィルタの性能を低下させること無く小型化する点にあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
コンデンサマイクロホンの特徴、作用・効果は次の通り
である。 〔特徴〕端壁に音響取込み部が形成されたホルダの内部
に対して、端壁に音孔が形成されたマイクロホンユニッ
トを収納し、この音孔を覆う位置にフィルタを配置して
あるコンデンサマイクロホンにおいて、前記音響取込み
部が前記ホルダの端壁に形成した開口で構成され、前記
フィルタが、この開口に嵌り込むサイズに成形され、こ
のフィルタを前記マイクロホンユニットの音孔が形成さ
れた端壁の外面に保持してある点にある。
【0007】〔作用・効果〕上記特徴によると、ホルダ
の内部にマイクロホンユニットを収納した状態では、マ
イクロホンユニットの端壁に備えたフィルタがホルダの
開口に嵌り込むので、このホルダの端壁の厚みと略一致
する厚みのフィルタの使用も可能になり、しかも、従来
の技術のように、ホルダの端壁の内面とマイクロホンユ
ニットの端壁の外面とをフィルタの厚みだけ離間させる
必要がなく、ホルダの端壁の内面とマイクロホンユニッ
トの端壁の外面とを密接させることや近接させることが
可能となる。特に、このフィルタは防塵、防滴の機能ば
かりで無く、周波数特性の高域補正、あるいは、指向性
マイクロホンユニットの指向性調整として用いること
や、音響抵抗材として使用することも可能であり、上記
特徴から厚みを薄くしないで済むので、これら音響性能
を損なうこともない。その結果、フィルタの防塵、防滴
性能を低下させることが無く、又、必要に応じた音響性
能を現出しながらマイクロホンユニットの端壁の外面と
直交する方向で寸法の縮小を可能にして小型のコンデン
サマイクロホンが構成された。
【0008】本発明の請求項2に係るコンデンサマイク
ロホンの特徴、作用・効果は次の通りである。 〔特徴〕請求項1のコンデンサマイクロホンにおいて、
前記フィルタの厚みが、前記ホルダの端壁の厚みと略一
致する値、あるいは、これより小さい値に設定され、こ
のフィルタをマイクロホンユニットの端壁の外面に粘着
剤で固定してある点にある。
【0009】〔作用・効果〕上記特徴によると、ホルダ
の内部にマイクロホンユニットを収納した状態におい
て、フィルタの外面がホルダの端壁より外方に大きく突
出する不都合を回避できる。又、粘着材、すなわち、液
体より粘性が高く流動性が低い材料を用いてフィルタを
マイクロホンユニットに固定するので、フィルタが微細
な開口や繊維を有したものであっても内部に毛細管現象
で粘着剤を吸い込んで音を伝える空間を閉塞する不都合
もない。その結果、フィルタの音響性能を低下させるこ
と無くコンデンサマイクロホンを全体的に小型化できる
ものとなった。
【0010】本発明の請求項3に係るコンデンサマイク
ロホンの特徴、作用・効果は次の通りである。 〔特徴〕請求項1又は2のコンデンサマイクロホンにお
いて、前記フィルタが、繊維の間に空気の流通を許容す
る空間が形成された素材を用いて構成されている点にあ
る。
【0011】〔作用・効果〕上記特徴によると、布のよ
うに安価で入手容易な素材をフィルタとして用いること
が可能となる。その結果、コンデンサマイクロホンの低
廉化が可能となった。
【0012】本発明の請求項4に係るコンデンサマイク
ロホンの特徴、作用・効果は次の通りである。 〔特徴〕端壁に音響取込み部が形成されたホルダの内部
に対して、端壁に音孔が形成されたマイクロホンユニッ
トを収納し、この音孔を覆う位置にフィルタを配置して
あるコンデンサマイクロホンにおいて、前記音響取込み
部が、前記ホルダの端壁に対して前記フィルタを嵌め込
み固定して構成されている点にある。
【0013】〔作用・効果〕上記特徴によると、音響取
込み部が、ホルダの端壁にフィルタを嵌め込み固定して
構成されているので、ホルダの端壁の厚みと略一致する
厚みのフィルタの使用も可能となり、ホルダの端壁の内
面とマイクロホンユニットの端壁の外面とを密接させる
ことや近接させることが可能となる。しかも、このフィ
ルタをホルダに備えているので、ホルダの内部にマイク
ロホンユニットを収納する際にもフィルタを取り付ける
手間を必要としない。その結果、フィルタの性能を低下
させること無く、マイクロホンユニットの端壁の外面と
直交する方向で寸法の縮小を可能にして小型のコンデン
サマイクロホンが構成された。
【0014】本発明の請求項5に係るコンデンサマイク
ロホンの特徴、作用・効果は次の通りである。 〔特徴〕請求項4のコンデンサマイクロホンにおいて、
前記ホルダが樹脂の型成形によって製造され、前記フィ
ルタが、繊維の間に空気の流通を許容する空間が形成さ
れた素材を用いて前記ホルダの端壁の厚みと略一致する
値、あるいは、これより小さい値に形成されると共に、
このフィルタをホルダの成形時にインサートすることに
よってホルダと一体化してある点にある。
【0015】〔作用・効果〕上記特徴によると、フィル
タがホルダの端壁より外方に大きく突出する不都合を解
消できるばかりで無く、布のように安価で入手容易な素
材でフィルタとして用いることも可能となる。その結
果、コンデンサマイクロホンを全体的に小型化できると
同時に低廉化も可能となった。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を図面に基づいて説明する。 〔第1の実施の形態〕図1〜図6に示すように、樹脂製
のホルダHの内部に対して、金属製のケース10を有し
たマイクロホンユニットUを密嵌合状態で収納し、この
ケース10に形成された音孔11を覆う位置に防塵、防
滴の目的、及び、周波数特性の高域補正、指向性調整、
音響抵抗材として使用する目的でフィルタFを配置して
コンデンサマイクロホンが構成されている。このコンデ
ンサマイクロホンは携帯電話やテープレコーダのように
小型化を求められる機器に使用されるものである。
【0017】前記ホルダHは、前端壁HAに音響取込み
部としての開口1を形成すると共に、後端壁にセンター
端子2とサイド端子3とを取付けて構成されている。
又、このホルダHは絶縁性を有し、断面形状が円形のリ
ング状となるよう、スチレンブタジエンゴム(SBR)
やニトリルゴム(NBR)等の素材を型成形して成り、
外力が作用した際に弾性変形することによってマイクロ
ホンユニットUを良好に保護するものとなっている。前
記センター端子2、サイド端子3は夫々とも銅合金等の
良導体で成る筒状ケース2A、3Aに対してバネ2B、
3Bで突出付勢された良導体で成る導通片2C、3Cを
備えて構成されている。
【0018】前記マイクロホンユニットUは、アルミニ
ウム板をプレス加工することによって前端壁10Aを有
する筒状に成形された前記ケース10を備えると共に、
この前端壁10Aに音孔11を形成してある。そして、
このケース10の内部に電極リング12、エレクトレッ
ト振動板13、リング状のスペーサ14、銅や銅合金の
ように良導体で成る背極15、絶縁リング16、FET
を有したインピーダンス変換素子17、このインピーダ
ンス素子17を支持する絶縁基板18夫々を収納してあ
る。そして、ケース10の後端側を折り曲げることで絶
縁基板18を固定している。尚、このケース10は銅合
金や銀合金のように加工が容易な良導体を用いて構成す
ることも可能である。
【0019】このマイクロホンユニットUでは、電極リ
ング12を介した接触構造によってエレクトレット振動
板13とケース10とが電気的に導通し、背極15とイ
ンピーダンス変換素子17に突設した電極17Aとが接
触することによって、これらが電気的に導通するものと
なっており、インピーダンス変換素子17の端子(図示
せず)、及び、ケース10と導通する電極パターンが絶
縁基板18の後面に形成されている。又、この電極パタ
ーンは図6に示すように、絶縁基板18の中心位置のセ
ンターパターン19と、このセンターパターン19を中
心とするリングパターン20とで成り、センターパター
ン19に対して前記センター端子2の導通片2Cが接触
導通し、リングパターン20に対して前記サイド端子3
の導通片3Cが接触導通する。
【0020】前記フィルタFは、前記ホルダHの開口1
に嵌り込むサイズで、ホルダHの前端壁HAの厚みと略
一致する厚みに成型されると共に、粘着剤(図示せず)
でケース10の前端壁10Aに固定されている。つま
り、このフィルタFは繊維の間に空気の流通を許す空間
が形成された素材の代表的な素材として不織布や織物と
しての布を用いてあり、ケース10の前端壁10Aの外
面において図3に示す如く音孔11を除いた部位のリン
グ状の領域E(図3に破線で取り囲まれた領域)に粘着
剤を塗布し、この粘着材の粘着力によって貼り付け固定
してある。又、本第1の実施の形態では、フィルタFを
ホルダHの前端壁HAを略一致する厚みの素材を用いて
いるが、本発明は、コンデンサマイクロホンの小型化を
可能にするものであれば、このフィルタFの前面がホル
ダHの前端壁HAより少し突出する形態となる程度の厚
みの素材の使用を許容するものである。
【0021】この構成から、コンデンサマイクロホンを
製造する際には、前述のように、ケース10の内部にエ
レクトレット振動板13や背極15等をセットしてマイ
クロホンユニットUを組立てておき、このケース10の
前端壁10Aに粘着剤を塗布してフィルタFを貼り付け
て固定する。この後に、ホルダHの開口1を強制的に拡
大してマイクロホンユニットUをホルダ内に挿入するこ
とでコンデンサマイクロホンが完成する。そして、この
完成状態では、マイクロホンユニットUのケース10の
前端壁10Aの外面がホルダHの前端壁HAの内面に密
接し、ケース10の前端壁10Aの外面に備えたフィル
タFがホルダHの開口1に嵌り込み、このフィルタFの
前面の位置はホルダHの前端壁HAの表面の位置と略一
致する。又、このようにマイクロホンユニットUをホル
ダ内に挿入した状態では、センターパターン19に対し
て前記センター端子2の導通片2Cが接触導通し、リン
グパターン20に対して前記サイド端子3の導通片3C
が接触導通し、センター端子2とサイド端子3とを介し
て信号を取り出し得るものとなる。
【0022】このように構成したので、第1の実施の形
態のコンデンサマイクロホンでは、フィルタFがホルダ
Hの開口1に嵌り込むことにより、ホルダHの前端壁H
Aの厚みと略一致する厚みのフィルタFの使用を可能に
するばかりでなく、従来の技術と比較して、ホルダHの
前端壁HAの内面とマイクロホンユニットUのケース1
0の前端壁10Aの外面とを密接させて夫々の端壁H
A、10Aと直交する方向で寸法の短縮を可能にして該
コンデンサマイクロホンの小型化を可能にしている。し
かも、この第1の実施の形態ではフィルタFを粘着材を
用いてケース10に固定しているので、液状の接着材を
用いたもののように毛細管現象で接着剤がフィルタFの
内部に吸収される不都合を回避して、音響性能を低下さ
せることがなく、又、フィルタFとして安価な布を使用
することで低廉化を可能にしている。
【0023】以下、本発明の第2の実施の形態を図面に
基づいて説明する。 〔第2の実施の形態〕この第2の実施の形態で第1の実
施の形態と同じ機能を有するものには第1の実施の形態
と共通する番号、符号を付している。
【0024】この第2の実施の形態では、マイクロホン
ユニットUの構造は基本的に変わる点が無く、ホルダH
が連結、及び、分離自在な前ホルダ5と後ホルダ6とで
構成され、前ホルダ5の前端壁HAと一体的にフィルタ
Fを備えている点において第1の実施の形態と異なって
いる。つまり、前ホルダ5の後端と後ホルダ6の前端と
に、これらを連結する嵌合連結部を形成して、連結及び
分離自在に構成してあり、前記フィルタFは繊維の間に
空気の流通を許す空間が形成された素材の代表的な素材
として不織布や織物としての布を用いてあり、該ホルダ
Hの成型時に、このフィルタFを前ホルダ5の前端壁H
Aにインサートすることにより音響取込み部を構成して
いる。
【0025】そして、このフィルタFは前ホルダ5の前
端壁HAの厚みと略一致する厚みの素材を用いており、
このフィルタFの前面を前ホルダ5の前端壁HAの前面
に略一致させ、フィルタFの後面を前ホルダ5の前端壁
HAの後面と略一致させている。又、本発明は、コンデ
ンサマイクロホンの小型化を促すものであれば、このフ
ィルタFの前面がホルダHの前端壁HAより少し突出す
る形態となる程度の厚みの素材の使用を許容するもので
ある。
【0026】この構成から、コンデンサマイクロホンを
製造する際には、第1の実施の形態と同様にマイクロホ
ンユニットUを組立てておき、又、フィルタFがインサ
ートされた前ホルダ5と、センター端子2とサイド端子
3とを備えた後ホルダ6との間にマイクロホンユニット
Uを挟み込む形態で収納し、前ホルダ5と後ホルダ6と
が嵌合状態にすることでコンデンサマイクロホンが完成
する。そして、この完成状態では、マイクロホンユニッ
トUの前面が前ホルダ5の前端壁HAの内面に密接し、
マイクロホンユニットUの絶縁基板18のセンターパタ
ーン19、リングパターン20夫々に対して後ホルダ6
のセンター端子2、サイド端子3の導通片2C、3Cが
接触導通し、このセンター端子2、サイド端子3を介し
て信号を取出し得るものとなる。
【0027】このように構成したので、この第2の実施
の形態のコンデンサマイクロホンでは、フィルタFを取
り付ける手間を解消して組立てを容易にするばかりで無
く、ホルダHの前端壁HAの内面とマイクロホンユニッ
トUのケース10の前端壁10Aの外面とを密接させて
夫々の端壁HA、10Aと直交する方向で寸法の短縮を
可能にしてコンデンサマイクロホンの小型化を可能にす
る。しかも、フィルタFとして安価な布を使用すること
で低廉化を可能にしている。
【0028】特に、前記第1、第2の実施の形態では、
ではエレクトレット振動板を用いていたが、このエレク
トレット振動板を用いず、振動板と背極との間に直流バ
イアス電圧を印加する形式のコンデンサマイクロホンに
適用することも可能である。又、本発明は、第1の実施
の形態に対応してケース10の前端壁10Aに対してフ
ィルタFを固定するにあたり、小型のリベット類を用い
る等、連結用の部材の使用を妨げるもので無く、第2の
実施の形態に対応してフィルタFの外周に樹脂や金属の
リングを予めセットしておき、このリングと一体的に該
フィルタFをホルダHにインサートすることや、ホルダ
Hに形成された開口に対してフィルタFを嵌め込み固定
することや、このホルダHの開口に対してフィルタFを
粘着剤を用いて固定することにより該ホルダHとフィル
タFとを一体化する形態での実施を妨げるものでもな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態のコンデンサマイクロホンの
斜視図
【図2】第1の実施の形態のコンデンサマイクロホンの
断面図
【図3】第1の実施の形態のコンデンサマイクロホンの
分解斜視図
【図4】第1の実施の形態のコンデンサマイクロホンの
平面図
【図5】第1の実施の形態のコンデンサマイクロホンの
底面図
【図6】第1の実施の形態の電極パターンを示す図
【図7】第2の実施の形態のコンデンサマイクロホンの
断面図
【図8】第2の実施の形態のコンデンサマイクロホンの
分解斜視図
【符号の説明】
1 開口 11 音孔 F フィルタ H ホルダ HA 端壁 U マイクロホンユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太田 清之 福岡県鞍手郡鞍手町大字中山3024の38 ホ シデン九州株式会社内 (72)発明者 山内 一史 福岡県鞍手郡鞍手町大字中山3024の38 ホ シデン九州株式会社内 Fターム(参考) 5D021 CC17 CC19

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端壁に音響取込み部が形成されたホルダ
    の内部に対して、端壁に音孔が形成されたマイクロホン
    ユニットを収納し、この音孔を覆う位置にフィルタを配
    置してあるコンデンサマイクロホンであって、 前記音響取込み部が前記ホルダの端壁に形成した開口で
    構成され、前記フィルタが、この開口に嵌り込むサイズ
    に成形され、このフィルタを前記マイクロホンユニット
    の音孔が形成された端壁の外面に保持してあるコンデン
    サマイクロホン。
  2. 【請求項2】 前記フィルタの厚みが、前記ホルダの端
    壁の厚みと略一致する値、あるいは、これより小さい値
    に設定され、このフィルタをマイクロホンユニットの端
    壁の外面に粘着剤で固定してある請求項1記載のコンデ
    ンサマイクロホン。
  3. 【請求項3】 前記フィルタが、繊維の間に空気の流通
    を許容する空間が形成された素材を用いて構成されてい
    る請求項1又は2記載のコンデンサマイクロホン。
  4. 【請求項4】 端壁に音響取込み部が形成されたホルダ
    の内部に対して、端壁に音孔が形成されたマイクロホン
    ユニットを収納し、この音孔を覆う位置にフィルタを配
    置してあるコンデンサマイクロホンであって、 前記音響取込み部が、前記ホルダの端壁に対して前記フ
    ィルタを嵌め込み固定して構成されているコンデンサマ
    イクロホン。
  5. 【請求項5】 前記ホルダが樹脂の型成形によって製造
    され、前記フィルタが、繊維の間に空気の流通を許容す
    る空間が形成された素材を用いて前記ホルダの端壁の厚
    みと略一致する値、あるいは、これより小さい値に形成
    されると共に、このフィルタをホルダの成形時にインサ
    ートすることによってホルダと一体化してある請求項4
    記載のコンデンサマイクロホン。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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