JP2002258221A - 眼鏡フレームにおける装飾品の取付構造 - Google Patents

眼鏡フレームにおける装飾品の取付構造

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JP2002258221A
JP2002258221A JP2001060200A JP2001060200A JP2002258221A JP 2002258221 A JP2002258221 A JP 2002258221A JP 2001060200 A JP2001060200 A JP 2001060200A JP 2001060200 A JP2001060200 A JP 2001060200A JP 2002258221 A JP2002258221 A JP 2002258221A
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Tetsuhisa Onoda
哲久 小野田
Tetsuo Yoshioka
鐵夫 吉岡
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YOSHIOKA GANKYO KK
Hoya Corp
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YOSHIOKA GANKYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 眼鏡フレームに装飾品を比較的簡単な構造で
熟練を要さず、しかも確実に取付けることができるよう
にする。 【解決手段】 眼鏡フレームのヨロイの一部を構成する
ケース16に、表面側開口部が取付けるべき装飾品15
の外形状より小さい取付孔18aを設ける。装飾品15
と抜け止め部材21をケース16に挿入し、抜け止め部
材16を接着剤23で取付孔18内に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、眼鏡フレームにお
ける装飾品の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、眼鏡は単に視力矯正の機能のみな
らず、積極的に顔にかける装飾品としての機能が求めら
れている。このため、貴金属や宝石などの装飾品を取り
付けることにより装飾効果を高めた眼鏡フレームが従来
から種々提案されている。装飾品を眼鏡フレームに取付
ける取付構造としては、例えば、特開昭60−6831
8号公報、実開昭63−6419号公報、特開平1−1
07185号公報、実開平2−104319号公報、実
開平2−104320号公報、実公平2−6417号公
報等に記載された取付構造が知られている。
【0003】特開昭60−68318号公報に記載され
た眼鏡における宝石類の取着方法は、金属または合成樹
脂製のケース内に飾り用の宝石類をはめ込んで爪により
固定し、このケースを眼鏡枠またはつる(テンプル)の
任意の位置に設けた凹部に嵌合し、かつ接着剤等で固定
するようにしたものである。
【0004】実開昭63−6419号公報に記載された
宝石付眼鏡フレームは、眼鏡フレームに取付けられる宝
石台座を銀、パラジウム、銅の3元合金によって形成
し、この宝石台座に採光窓を設けるとともに固定用突起
を設け、採光窓の前端部に宝石を載せて前記固定用突起
により宝石の側面部を挟持し固定するようにしたもので
ある。
【0005】特開平1−107185号公報に記載され
た貴石・宝石の固定方法は、貴石・宝石固定部の一部に
弾性部材を介在させ、この弾性部材を介して貴石・宝石
を前記固定部に載置し、石留め用一体爪を貴石・宝石に
被せてその先端部を内側に折り曲げることにより貴石・
宝石を固定するようにしたものである。
【0006】実開平2−104319号公報に記載され
た装飾体の止着構造は、装飾体の裏面側に突設した脚杆
を眼鏡枠に形成した貫通孔に挿通してその突出端部をか
しめるかまたは突出端部にワッシャを取付けた後に突出
端部をかしめることにより、装飾体を眼鏡枠に止着する
ようにしたものである。
【0007】実開平2−104320号公報に記載され
た装飾体の裏面止着構造は、眼鏡枠の裏面側に金属ピン
を溶着し、先端部に透孔を有する支持片を装飾体の裏面
側に一体に延設し、この支持片の先端部に設けた透孔に
前記金属ピンを挿通して同ピンの先端部をかしめること
により、前記支持片を眼鏡枠の裏面側に固定するように
したものである。
【0008】実公平2−6417号公報に記載された眼
鏡枠は、ヨロイのリム側端部を二股形状に形成してリム
を支持するとともに、前記リム側の端部に装飾部品を装
着するための装着孔を形成し、この装着孔に挿通される
リベットなどの固定手段で装飾部品を固定するようにし
たものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た実開昭60−68318号公報に記載された眼鏡にお
ける宝石類の取着方法は、宝石類をケース内にはめ込ん
だ後、ケースの開口部に設けた爪を内側に折り曲げて宝
石を固定するものであるため、宝石を傷つけないように
注意深く爪を折り曲げなければならず熟練を要するとい
う問題があった。また、ケースに明かり取りの孔を設け
た方が宝石をより美しく輝かせることができることが知
られているが、ケースの凹部が有底の場合は必ずしも明
かり取りのための孔を設けることができない。さらに、
宝石類を収納したケースを眼鏡枠に設けた凹部に嵌合し
ているので、凹部が大きくなり眼鏡枠の強度を低下させ
る等の問題があった。
【0010】実開昭63−6419号公報に記載された
宝石付眼鏡フレームは、宝石台座に採光窓を設け、この
採光窓の前端部に彫り止め加工によって固定用突起を形
成し、この固定用突起で宝石を挟持固定するものである
ため、宝石を傷つけないように注意深く彫り止め加工を
行なわなければならず、熟練を要するという問題があっ
た。また、台座自体が腐食し難く、柔らかい金属である
ことが要求され、台座材料に制約を受けるという問題が
あった。
【0011】特開平1−107185号公報に記載され
た貴石・宝石の固定方法は、石留め用一体爪の先端部を
内側に折り曲げて貴石・宝石を挟持固定しなければなら
ないので、上記した実開昭60−68318号公報、実
開昭63−6419号公報に記載された宝石類の取付構
造と同様に、熟練を要するという問題があった。また、
弾性部材が貴石・宝石を通して見えると、貴石・宝石の
美観を損なうという問題もあった。
【0012】実開平2−104319号公報に記載され
た装飾体の止着構造は、装飾体の脚杆が眼鏡枠の裏面側
に突出しているため、眼鏡枠の高級感が損なわれるとい
う問題があった。また、脚杆を必要とするため貴石や宝
石には適用することができない。
【0013】実開平2−104320号公報に記載され
た装飾体の裏面止着構造は、上記した実開平2−104
319号公報に記載された装飾体の止着構造と同様に、
眼鏡枠の裏面側に金属ピンが突出して設けられているの
で、眼鏡枠の高級感が損なわれるという問題があった。
【0014】実公平2−6417号公報に記載された装
飾枠は、装飾部品に孔を形成し、リベット等の固定手段
で装飾部品をヨロイのリム側端部に固定しているので、
固定手段が視認され、上記した実開平2−104319
号公報、実開平2−104320号公報に記載された装
飾体の止着構造と同様に眼鏡枠の高級感が損なわれると
いう問題があった。また、装飾部品に孔を明ける必要が
あるため、貴石、宝石には適用できず、またリベット等
の固定手段で固定する際に、熟練を要するという問題も
あった。
【0015】また、その他の従来の宝石等の装飾品付眼
鏡フレームの製造に際しては、表面処理する前の眼鏡フ
レームに宝石や装飾品を予め取付け、この状態でバレル
研磨等の仕上げ加工を行ない、最終的に洗浄、表面処理
を行なう必要があるため、宝石と台座との細かいところ
まではバレル研磨を十分に行うことができず、表面処理
時に欠陥となったり、宝石の表面に細かい研磨傷がつい
たり、あるいは研磨中に宝石が脱落して紛失するなどの
問題があった。
【0016】さらに、従来の眼鏡フレームは工場出荷時
に宝石等が装着された完成品として出荷されるため、高
価な宝石が取付けられた眼鏡フレームを在庫として保管
しておくことは負担が大きいという問題があった。した
がって、宝石の取付構造としては、眼鏡フレームの製造
が完了した後、またはレンズを装着した後でも宝石の取
付けが行え、しかも熟練を要さずに簡単に取付けること
ができ、宝石が傷付いたり脱落したりするおそれがない
取付構造が要請されている。
【0017】本発明は上記した従来の問題を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、比較的
簡単な構造で熟練を要さず、眼鏡フレームの完成後から
レンズの装着における何時の時点でも装飾品の取付けが
確実に行えるようにした眼鏡フレームにおける装飾品の
取付構造を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に第1の発明は、眼鏡フレームの所定箇所に、表面側の
開口が取付ける装飾品の外形状より小さく、背面側の開
口が前記装飾品を挿入し得る大きさの取付孔を設け、こ
の取付孔の背面側開口部から前記装飾品と抜け止め部材
を組込み、この抜け止め部材を固定手段によって前記取
付孔内に固定したものである。第1の発明においては、
装飾品が取付孔の表面側開口部から脱落することがな
い。抜け止め部材は取付孔内に固定されているので、外
部から視認されない。眼鏡フレームの装飾品が取付けら
れる部分としては、眼鏡フレームの構成部品である眼鏡
枠、ヨロイ、テンプルさらにはブリッジのいずれであっ
てもよい。眼鏡フレームに取付けられる「装飾品」とし
ては、宝石、貴石、貴金属、七宝焼き等が考えられる。
つまり、この発明においては装飾を目的として取付けら
れるもの全てを総称して「装飾品」と呼ぶ。
【0019】第2の発明は、上記第1の発明において、
抜け止め部材が透光性を有する材料によって形成されて
いるものである。第2の発明においては、抜け止め部材
が明かり取りとして機能する。
【0020】第3の発明は、上記第1または第2の発明
において、抜け止め部材がリング状に形成されているも
のである。第3の発明においては、抜け止め部材の中心
孔が明かり取りとして機能する。また、取付孔の表面側
の開口部とともに装飾品を安定に支持する支持部として
も機能し、装飾品の高さ(厚さ)を低く設定できる。
【0021】第4の発明は、上記第1、第2または第3
の発明において、抜け止め部材を取付孔内に固定する手
段を、接着剤、螺合、凸部と凹部、圧入、止め輪等のう
ちのいずれか1つ、またはこれらのうちの任意の2つの
組み合わせで構成したものである。第3の発明において
は、抜け止め部材を確実に固定することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る眼
鏡フレームにおける装飾品の取付構造の第1の実施の形
態を示す同眼鏡フレームの全体斜視図、図2はヨロイの
平面図、図3は同ヨロイの側面図、図4は図2のIV−
IV線断面図、図5はケースの背面図、図6(a)、
(b)は抜け止め部材の正面図および側面図である。
【0023】図1において、符号1で示すものはレンズ
2をそれぞれ保持する左右一対の眼鏡枠、3は左右一対
の眼鏡枠1を連結するブリッジ、4は左右一対のテンプ
ル、5は各眼鏡枠1とテンプル4を連結するヨロイ、6
は鼻当てで、これらによって眼鏡フレーム10を構成し
ている。
【0024】図2および図3において、前記ヨロイ5
は、一端が前記眼鏡枠1の側面にロー付けによって固定
されており、他端側に前記テンプル4が折畳み自在に連
結されている。このため、ヨロイ5の他端側の裏面には
ヒンジ部11がロー付け等によって一体的に設けられて
おり、このヒンジ部11とテンプル4の前端部裏面に設
けたヒンジ部12とを重ね合わせてビス13で回動自在
に連結することにより、テンプル4がヨロイ5に対して
折り畳み自在に取付けられている。
【0025】また、前記ヨロイ5は、装飾品15を取付
けるための装飾体または装飾台座を構成するもので、同
一形状からなりロー付け等によって対角線方向に連結さ
れた2つのケース16と、これらのケース16の両側に
それぞれ設けられた二股状に分岐した2つの装飾脚17
(17A,17B)とで構成されている。内側の装飾脚
17Aは、前記眼鏡枠1の側面にロー付けによって接合
され、外側の装飾脚17Bは、ヒンジ11を一体的に有
し、前記テンプル4が折畳み自在に連結されている。
【0026】図3〜図5において、前記ケース16は、
金、銀等の貴金属によって前後に開放する角筒形に形成
され、内部が前記装飾品15の取付孔18を形成してい
る。取付孔18は、前方側の角孔(四角孔)18Aと、
後方側の丸孔18Bとで構成されている。また、角孔1
8Aは、前方側の小角孔部18aと、後方側の大角孔部
18bとからなり、小角孔部18aが前記装飾品15の
外形状より小さい角孔に形成されて取付孔18の前面側
開口部を形成している。また、この小角孔部18aは、
前記丸孔18Bに略内接する大きさを有している。大角
孔部18bは、前記装飾品15の最大外形部より若干大
きい角孔に形成されている。
【0027】前記丸孔18Bは、直径が前記大角孔部1
8bの対角線の長さより小さい丸孔からなり、内周面に
は大角孔部18bの形成によって4つのV字状溝20が
形成されている。
【0028】前記装飾品15は、外形状が前記小角孔部
18aより若干大きい四角形で、後端部が円錐形(また
は角錐形)の宝石からなり、前記ケース16の取付孔1
8にその背面側開口部から挿入され、図6に示す抜け止
め部材21によって固定される。
【0029】前記抜け止め部材21は、無色透明または
有色透明な合成樹脂によって前記丸孔18Bより若干大
きい外径と中心孔22を有するリング状に形成され、前
記丸孔18内に圧入され接着剤23によって固定される
ことにより、装飾品15のケース背面側への抜けを防止
する。装飾品15の取付けに際しては、装飾品15と抜
け止め部材21を取付孔18に挿入して抜け止め部材2
1の中心孔22により装飾品15を押圧し、小角孔部1
8aと大角孔部18bとの間の段差面24に装飾品15
の外周部を押し付ける。そして、この状態で抜け止め部
材21を接着剤23によって丸孔18B内に固定する。
【0030】図7は本発明の第2の実施の形態を示す取
付構造の断面図である。この実施の形態は、ケース16
の丸孔18Bの内周面に凸部30を設け、抜け止め部材
21の外周に凹部31を形成し、凸部30と凹部31の
係合によって抜け止め部材21を丸孔18B内に固定す
るように構成したものである。つまり、抜け止め部材2
1の固定手段として凸部30と凹部31を用いたもので
ある。なお、その他の構造は上記した第1の実施の形態
と全く同一であるため、同一構成部材については同一符
号をもって示し、その説明を省略する。
【0031】図8は本発明の第3の実施の形態を示す取
付構造の断面図である。この実施の形態は、抜け止め部
材21の固定手段を、ケース16の丸孔18Bの内周面
に形成した雌ねじ34と、抜け止め部材21の外周に形
成した雄ねじ35とで構成したものである。抜け止め部
材21には、取付用の孔36が形成されている。この孔
36は、抜け止め部材21を回転させるときに用いられ
るもので、適宜な工具が差し込まれる。なお、その他の
構造は上記した第1、第2の実施の形態と全く同一であ
る。
【0032】図9は本発明の第4の実施の形態を示す取
付構造の断面図である。この実施の形態は、抜け止め部
材21の固定手段としてC字状の止め輪40を用い、こ
の止め輪40をケース16の丸孔18Bの内周面に形成
した環状溝41で係止するように構成したものである。
なお、その他の構造は上記した第1、第2、第3の実施
の形態と全く同一である。
【0033】図10〜図12は本発明の第5の実施の形
態を示すもので、図10は取付構造の断面図、図11は
ケースの背面図、図12は抜け止め部材の正面図であ
る。この実施の形態は、ケース16の丸孔18Bの内周
面に2つの凸部42を互いに対向するように周方向に1
80°ずらして突設し、抜け止め部材21の外周面に2
つの凹部43を同じく180°離間させて形成し、これ
らの凸部42と凹部43の係合によって抜け止め部材2
1の着脱を可能にし、非係合状態において抜けを防止す
るように構成したものである。
【0034】前記凸部42は、ケース16の軸線方向に
長い突状体からなり、ケース16の背面から大角孔部1
8b付近にまで形成されている。抜け止め部材21の内
周面には、回転操作部を構成する2つの凹部44が周方
向に180°離間して形成されている。抜け止め部材2
1をケース16内に固定するには、凸部42と凹部43
を一致させて抜け止め部材21を丸孔18Bの内奥まで
挿入する。抜け止め部材21を丸孔18Bの内奥まで挿
入すると、凹部43が凸部42より前方に位置してこれ
らの係合状態が解除されるため、抜け止め部材21はケ
ース16に対して回転自在となる。そこで、適宜な工具
を丸孔18Bに差し込んで凹部44に係合させ、抜け止
め部材21を適宜角度回転させて凸部42と凹部43を
ずらす。これによって、凸部42が抜け止め部材21の
ケース16からの抜けを防止する。
【0035】図13〜図15は本発明の第6の実施の形
態を示すもので、図13は取付構造の断面図、図14は
ケースの正面図、図15は同ケースの背面図である。こ
の実施の形態は、ケース16の取付孔18をケース16
の前方に開放し装飾品15の外形状と略等しい大きさの
角孔18Aと、この角孔18Aに連通しケース16の後
方に開放する丸孔18Bとで構成し、角孔18Aの開口
縁の各辺の中央に突起50をケース16の中心に向かっ
てそれぞれ一体に突設することにより取付孔18の表面
側の開口を装飾品15の外形状より実質的に小さくして
いる。なお、抜け止め部材21の固定手段は、上記した
第5の実施の形態と同一である。
【0036】このように、本発明においては、ケース1
6の表面側開口部を装飾品15の外形状より小さくし、
ケース16内に組み込まれる抜け止め部材21によって
装飾品15をケース16内に固定するように構成したの
で、爪を折り曲げたりする作業を行なう必要がなく、し
たがって特別な熟練を要さず何人でも装飾品15をケー
ス16内に簡単かつ容易に取付けることができる。ま
た、装飾品15を取付けた後に眼鏡フレーム10を表面
処理したりバレル研磨したりする必要がないので、装飾
品15を傷つけたりするおそれがないばかりか、工場出
荷時に装飾品15を取付ける必要がないので(取付けの
ための特殊な技術や後処理を必要しないため)、装飾品
15を取付けた眼鏡フレーム10を在庫として保管して
おく必要もない。
【0037】また、抜け止め部材21は、透光性を有す
る材料によって形成されているので、明かり取りとして
機能し、装飾品15を美しく輝かせることができる。さ
らに、リング状に形成されているので、中心孔22が明
かり取りとしての機能に加えて、装飾品15を支持する
支持部として機能し、装飾品15の高さを低くすること
ができる。
【0038】なお、上記した実施の形態においては、外
形状が四角形の装飾品15に適用した例を示したが、本
発明はこれに何ら限定されるものではなく、四角形以外
の形状のものであってもよい。また、抜け止め部材21
の固定手段としては、上記した圧入、接着剤、螺合、凸
部と凹部、止め輪に限らず、これらのうちの任意の2つ
の組み合わせ、例えば接着剤と螺合との組合わせであっ
てもよい。
【0039】また、上記した実施の形態においては、ヨ
ロイ5の一部をケース16で構成し、このケース16内
に装飾品15を取付けた例を示したが、ケース16のな
いヨロイの場合はヨロイ5自体に装飾品15を組み込む
ための取付孔18を形成すればよい。さらに、装飾品1
5の取付箇所としては、ヨロイ5以外の眼鏡フレーム用
構成部品、例えば眼鏡鏡枠1やテンプル4であってもよ
い。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る眼鏡フ
レームにおける装飾品の取付構造は、構造が簡単で熟練
を要さず、容易にかつ確実に取付けることができ、また
装飾品を取付けた後に眼鏡フレームを表面処理したりバ
レル研磨したりする必要がないので、装飾品を傷つけた
りするおそれがないばかりか、高価な装飾品を取付けた
眼鏡フレームを在庫として保管しておく必要もなく、資
金、保管管理のリスクを軽減することができる。
【0041】また、透光性を有する材料からなる抜け止
め部材は、明かり取りとして機能するため、装飾品を美
しく輝かせ一層眼鏡フレームの商品価値を高めることが
できる。さらに、リング状に形成すると、中心孔によっ
て装飾品の中間部を支持することができ、装飾品の高さ
寸法を小さく設定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る眼鏡フレームにおける装飾品の
取付構造の第1の実施の形態を示す同眼鏡フレームの全
体斜視図である。
【図2】 ヨロイの平面図である。
【図3】 同ヨロイの側面図である。
【図4】 図2のIV−IV線断面図である。
【図5】 ケースの背面図である。
【図6】 (a)、(b)は抜け止め部材の正面図およ
び側面図である。
【図7】 本発明の第2の実施の形態を示す取付構造の
断面図である。
【図8】 本発明の第3の実施の形態を示す取付構造の
断面図である。
【図9】 本発明の第4の実施の形態を示す取付構造の
断面図である。
【図10】 本発明の第5の実施の形態を示す取付構造
の断面図である。
【図11】 取付構造の背面図である。
【図12】 抜け止め部材の正面図である。
【図13】 本発明の第6の実施の形態を示す取付構造
の断面図である。
【図14】 ケースの正面図である。
【図15】 同ケースの背面図である。
【符号の説明】
1…眼鏡枠、2…レンズ、3…ブリッジ、4…テンプ
ル、5…ヨロイ、10…眼鏡フレーム、15…装飾品、
16…ケース、18…取付孔、18A…角孔、18B…
丸孔、21…抜け止め部材、23…接着剤、30…凸
部、31…凹部、34…雌ねじ、35…雄ねじ、40…
止め輪、42…凸部、43…凹部、50…突起。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 眼鏡フレームの所定箇所に、表面側の開
    口が取付ける装飾品の外形状より小さく、背面側の開口
    が前記装飾品を挿入し得る大きさの取付孔を設け、この
    取付孔の背面側開口部から前記装飾品と、この装飾品の
    抜けを防止する抜け止め部材を組込み、この抜け止め部
    材を固定手段によって前記取付孔内に固定したことを特
    徴とする眼鏡フレームにおける装飾品の取付構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の眼鏡フレームにおける装
    飾品の取付構造において、 抜け止め部材が透光性を有する材料によって形成されて
    いることを特徴とする眼鏡フレームにおける装飾品の取
    付構造。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の眼鏡フレームに
    おける装飾品の取付構造において、 抜け止め部材がリング状に形成されていることを特徴と
    する眼鏡フレームにおける装飾品の取付構造。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3記載の眼鏡フレー
    ムにおける装飾品の取付構造において、 抜け止め部材を取付孔内に固定する手段が、接着剤、螺
    合、凸部と凹部、圧入、止め輪等のうちのいずれか1つ
    またはこれらのうちの任意の2つの組み合わせであるこ
    とを特徴とする眼鏡フレームにおける装飾品の取付構
    造。
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