JPH0943552A - 眼鏡のテンプルに対する装飾部材の取付方法及びその取付構造 - Google Patents
眼鏡のテンプルに対する装飾部材の取付方法及びその取付構造Info
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- JPH0943552A JPH0943552A JP21399395A JP21399395A JPH0943552A JP H0943552 A JPH0943552 A JP H0943552A JP 21399395 A JP21399395 A JP 21399395A JP 21399395 A JP21399395 A JP 21399395A JP H0943552 A JPH0943552 A JP H0943552A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 眼鏡において、テンプルに装飾部を簡単にし
かも確実に取り付けることができる取付け方法を提供す
ること。 【構成】 テンプル１を二股部１Ａ，１Ｂに分岐させ、
該２股部１Ａ，１Ｂを装飾部材の周囲溝２１に嵌め込ん
だ後、その２股部１Ａ，１Ｂの端部をレンズのブラケッ
トＴにネジ止めすることにより装飾部材２を周囲から締
め付けて固定することを特徴とする眼鏡のテンプルに対
する装飾部材の取付け方法。 【効果】 テンプルに装飾部材を締め付けて固定するこ
とにより、簡単にしかも確実に取り付けられ、テンプル
と装飾部材との間に剥離現象は生じない。また、テンプ
ルの両側を一挙に装飾できる。
かも確実に取り付けることができる取付け方法を提供す
ること。 【構成】 テンプル１を二股部１Ａ，１Ｂに分岐させ、
該２股部１Ａ，１Ｂを装飾部材の周囲溝２１に嵌め込ん
だ後、その２股部１Ａ，１Ｂの端部をレンズのブラケッ
トＴにネジ止めすることにより装飾部材２を周囲から締
め付けて固定することを特徴とする眼鏡のテンプルに対
する装飾部材の取付け方法。 【効果】 テンプルに装飾部材を締め付けて固定するこ
とにより、簡単にしかも確実に取り付けられ、テンプル
と装飾部材との間に剥離現象は生じない。また、テンプ
ルの両側を一挙に装飾できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は眼鏡に関し、更に詳し
くは、眼鏡のテンプルに対する装飾部材の取付け方法及
びその構造に関する。
くは、眼鏡のテンプルに対する装飾部材の取付け方法及
びその構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】今日、眼鏡は、美的感覚の優れたものが
求められてきており、特に、フアッション性のあるもの
に人気がある。そのため、フレーム、テンプル、ブリッ
ジ等に趣向を凝らした装飾性のあるものが求められてい
る。装飾性を付与するためには、装飾を付与するための
部材（装飾部材）を、直接、フレーム、テンプル、ブリ
ッジ等に取り付けることが効果的である。
求められてきており、特に、フアッション性のあるもの
に人気がある。そのため、フレーム、テンプル、ブリッ
ジ等に趣向を凝らした装飾性のあるものが求められてい
る。装飾性を付与するためには、装飾を付与するための
部材（装飾部材）を、直接、フレーム、テンプル、ブリ
ッジ等に取り付けることが効果的である。
【０００３】特にテンプルに装飾部材を取付けたもの
は、正面のフレームに取り付けたものと異なって、厭味
のない且つさり気ない装飾性を与えることから、好まれ
て使用されている。現在、このテンプルに対する装飾部
材のいろいろな取付け方法が開発されている。例えば、
登録実用新案公報第３００１７１５号で提供されている
取付け方法（構造）がそれである。
は、正面のフレームに取り付けたものと異なって、厭味
のない且つさり気ない装飾性を与えることから、好まれ
て使用されている。現在、このテンプルに対する装飾部
材のいろいろな取付け方法が開発されている。例えば、
登録実用新案公報第３００１７１５号で提供されている
取付け方法（構造）がそれである。
【０００４】これは、眼鏡のテンプルに装飾部材を取り
付けるに際し、前もって先ず装飾部材とテンプルにネジ
穴を開け、このネジ穴にネジを螺入することによってテ
ンプルの側面に沿って取り付けるものである。しかし、
テンプルに応力が加わったりすると、テンプルが撓んで
湾曲し、装飾部材がテンプル表面より剥離してしまう等
の弊害があった。つまり、図４でいうと、テンプル１が
上側に曲がると、装飾部材２の真ん中部分がテンプル１
に対して浮き上がり〔（ａ）参照〕、一方、テンプル１
が下側に曲がると、今度は、装飾部材２の両端部が浮き
上がるような作用が生じる〔（ｂ参照）。
付けるに際し、前もって先ず装飾部材とテンプルにネジ
穴を開け、このネジ穴にネジを螺入することによってテ
ンプルの側面に沿って取り付けるものである。しかし、
テンプルに応力が加わったりすると、テンプルが撓んで
湾曲し、装飾部材がテンプル表面より剥離してしまう等
の弊害があった。つまり、図４でいうと、テンプル１が
上側に曲がると、装飾部材２の真ん中部分がテンプル１
に対して浮き上がり〔（ａ）参照〕、一方、テンプル１
が下側に曲がると、今度は、装飾部材２の両端部が浮き
上がるような作用が生じる〔（ｂ参照）。
【０００５】眼鏡を使っているうちに、このような動き
の繰り返しにより、遂には、ネジが甘くなってテンプル
と装飾部材とが剥離してしまう。このようなことから、
耐久性の面では必ずしも十分満足のいくものでは無かっ
た。一方、軽量の装飾部材は、中空材を使っているの
で、ネジ止めでは、力が集中して変形してしまうことが
多い。また、装飾部材にネジ穴を刻もうとすると中空材
で肉厚が薄いことからタップがたちにくい。
の繰り返しにより、遂には、ネジが甘くなってテンプル
と装飾部材とが剥離してしまう。このようなことから、
耐久性の面では必ずしも十分満足のいくものでは無かっ
た。一方、軽量の装飾部材は、中空材を使っているの
で、ネジ止めでは、力が集中して変形してしまうことが
多い。また、装飾部材にネジ穴を刻もうとすると中空材
で肉厚が薄いことからタップがたちにくい。
【０００６】また、ネジではなくてリベットを用いた取
付け方法もあるが、ネジと同じような欠点があり適当で
はない。更に、従来の方法は、テンプルの片側のみを装
飾するものであり、両側に同等の装飾性を与えようとす
ると、必ず両側に各装飾部材を取り付けなければならな
い。そして、両側に取り付けるには、取付け構造が複雑
になり、また使用するネジも多くなり面倒である。この
ようなことから、一挙にテンプル部材の両面を装飾で
き、且つ取付けが簡単で確実な取付け方法が要望されて
いた。
付け方法もあるが、ネジと同じような欠点があり適当で
はない。更に、従来の方法は、テンプルの片側のみを装
飾するものであり、両側に同等の装飾性を与えようとす
ると、必ず両側に各装飾部材を取り付けなければならな
い。そして、両側に取り付けるには、取付け構造が複雑
になり、また使用するネジも多くなり面倒である。この
ようなことから、一挙にテンプル部材の両面を装飾で
き、且つ取付けが簡単で確実な取付け方法が要望されて
いた。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、従来の問
題点の解決を意図し、上記の要望に答えたものである。
即ち、この発明の目的は、眼鏡において、テンプルに装
飾部を簡単にしかも確実に取り付けることができる取付
け方法及びその構造を提供することである。
題点の解決を意図し、上記の要望に答えたものである。
即ち、この発明の目的は、眼鏡において、テンプルに装
飾部を簡単にしかも確実に取り付けることができる取付
け方法及びその構造を提供することである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】しかして、この発明者等
は、このような課題に対して、鋭意研究を重ねた結果、
装飾部材の周囲をテンプルに締め付けることで固定すれ
ば、簡単に取り付けられ、且つテンプルの両側にも一挙
に装飾性を付与できることがわかり、この知見により、
本発明を完成させるに至ったのである。
は、このような課題に対して、鋭意研究を重ねた結果、
装飾部材の周囲をテンプルに締め付けることで固定すれ
ば、簡単に取り付けられ、且つテンプルの両側にも一挙
に装飾性を付与できることがわかり、この知見により、
本発明を完成させるに至ったのである。
【０００９】即ち、本発明は、装飾部材の周囲溝にテン
プルを嵌合させて締め付け固定する眼鏡のテンプルに対
する装飾部材の取付け方法に存する。
プルを嵌合させて締め付け固定する眼鏡のテンプルに対
する装飾部材の取付け方法に存する。
【００１０】そして、テンプルを二股部に分岐させ、２
股部を装飾部材の周囲溝に嵌め込んだ後、その２股部の
端部をレンズのテンプルブラケットにネジ止めすること
により装飾部材を周囲から締め付けて固定する眼鏡のテ
ンプルに対する装飾部材の取付け方法に存する。そして
また、テンプルを基部より屈曲させて曲げ戻し部とし、
この基部と曲げ戻し部とを装飾部材の周囲溝に嵌め込ん
だ後、その曲げ戻し部の先端と基部とを止め具を介して
固定することにより装飾部材を周囲から締め付けて固定
する眼鏡のテンプルに対する装飾部材の取付け方法に存
する。
股部を装飾部材の周囲溝に嵌め込んだ後、その２股部の
端部をレンズのテンプルブラケットにネジ止めすること
により装飾部材を周囲から締め付けて固定する眼鏡のテ
ンプルに対する装飾部材の取付け方法に存する。そして
また、テンプルを基部より屈曲させて曲げ戻し部とし、
この基部と曲げ戻し部とを装飾部材の周囲溝に嵌め込ん
だ後、その曲げ戻し部の先端と基部とを止め具を介して
固定することにより装飾部材を周囲から締め付けて固定
する眼鏡のテンプルに対する装飾部材の取付け方法に存
する。
【００１１】そしてまた、周囲溝を設けた装飾部材と、
二股部に分岐させたテンプルと、該テンプルの２股部を
周囲溝に嵌合させてレンズのテンプルブラケットに締め
付け固定するためのネジよりなる眼鏡のテンプルに対す
る装飾部材の取付け構造に存する。そしてまた、周囲溝
を設けた装飾部材と、基部より屈曲させて曲げ戻し部と
したテンプルと、該基部と曲げ戻し部とを周囲溝に嵌合
させて締め付け固定するための止め具とよりなる眼鏡の
テンプルに対する装飾部材の取付け構造に存する。
二股部に分岐させたテンプルと、該テンプルの２股部を
周囲溝に嵌合させてレンズのテンプルブラケットに締め
付け固定するためのネジよりなる眼鏡のテンプルに対す
る装飾部材の取付け構造に存する。そしてまた、周囲溝
を設けた装飾部材と、基部より屈曲させて曲げ戻し部と
したテンプルと、該基部と曲げ戻し部とを周囲溝に嵌合
させて締め付け固定するための止め具とよりなる眼鏡の
テンプルに対する装飾部材の取付け構造に存する。
【００１２】
【作用】装飾部材の周囲がテンプルに嵌め込まれ、その
テンプルによって締め付けられて固定される。装飾部材
の取付けが簡単でしかも両側からの装飾性の付与ができ
る。
テンプルによって締め付けられて固定される。装飾部材
の取付けが簡単でしかも両側からの装飾性の付与ができ
る。
【００１３】
【発明の実施の形態】この発明の発明の実施の形態を図
面を参照しながら以下、説明する。第１の発明の実施の形態 図１は、この発明の第１の実施の形態の取り付け構造を
示すものであり、（ａ）は取付け前の状態を示し、
（ｂ）は取付け後の状態を示し、（ｂ）は、そのＡーＡ
部断面を示す。
面を参照しながら以下、説明する。第１の発明の実施の形態 図１は、この発明の第１の実施の形態の取り付け構造を
示すものであり、（ａ）は取付け前の状態を示し、
（ｂ）は取付け後の状態を示し、（ｂ）は、そのＡーＡ
部断面を示す。
【００１４】テンプル１は、基体の先端が二股になって
おり、この２股部の先端にはネジ穴が設けられる。テン
プル１の材質としては、主として、通常使用されている
ような、金属材が用いられるが、装飾部材２を締め付け
固定するに十分な強度を持つものでなければならない。
装飾部材２は、眼鏡を装飾するためのもので、中空材や
無垢材のものが使用される。
おり、この２股部の先端にはネジ穴が設けられる。テン
プル１の材質としては、主として、通常使用されている
ような、金属材が用いられるが、装飾部材２を締め付け
固定するに十分な強度を持つものでなければならない。
装飾部材２は、眼鏡を装飾するためのもので、中空材や
無垢材のものが使用される。
【００１５】その材質としては、主にプラスチック、エ
ラストマー等軟質材、硝子体、金属類、例えば、金、
銀、プラチナ、アルミ等が用いられる。この装飾部材２
の周囲には周囲溝２１が設けられており、二股部１Ａ，
１Ｂにちょうど嵌まり込む形状となっている。装飾部材
２の表裏両側に装飾が付与されることより、テンプル１
に取り付けた場合、その両面が装飾されるが、特に透明
材を使用することにより、いわゆるステンド効果が付与
できる。
ラストマー等軟質材、硝子体、金属類、例えば、金、
銀、プラチナ、アルミ等が用いられる。この装飾部材２
の周囲には周囲溝２１が設けられており、二股部１Ａ，
１Ｂにちょうど嵌まり込む形状となっている。装飾部材
２の表裏両側に装飾が付与されることより、テンプル１
に取り付けた場合、その両面が装飾されるが、特に透明
材を使用することにより、いわゆるステンド効果が付与
できる。
【００１６】いま、テンプル１に装飾部材２を取り付け
るには、先ず、二股部１Ａ，１Ｂを開き装飾部材２が十
分入る大きさに保持する。そして、その状態で開いたそ
の空間Ｓに装飾部材２をはさみ込む。この時、二股部１
Ａは装飾部材２の周囲溝２１に確りと嵌め込まれるよう
にする。次ぎに、テンプル１を取り付けるべきテンプル
ブラケット（通常「智」という）Ｔを、二股部１Ａ，１
Ｂではさみ込むようにし、テンプルの穴Ｈ１とそのテン
プルブラケットＴの穴Ｈ２とを相互に合わせる。
るには、先ず、二股部１Ａ，１Ｂを開き装飾部材２が十
分入る大きさに保持する。そして、その状態で開いたそ
の空間Ｓに装飾部材２をはさみ込む。この時、二股部１
Ａは装飾部材２の周囲溝２１に確りと嵌め込まれるよう
にする。次ぎに、テンプル１を取り付けるべきテンプル
ブラケット（通常「智」という）Ｔを、二股部１Ａ，１
Ｂではさみ込むようにし、テンプルの穴Ｈ１とそのテン
プルブラケットＴの穴Ｈ２とを相互に合わせる。
【００１７】そしてテンプルブラケットＴと二股部１
Ａ，１ＢとをネジＮで締め付ける。この時、装飾部材２
は、ネジ締めと共に二股部１Ａ，１Ｂで徐々に締め付け
られ、ネジＮを締め切った時に、均等に強固に固定され
た状態となる。この時の締め付けの度合いは、二股部１
Ａ，１Ｂと装飾部材２との寸法の取り方次第でどのよう
にも設定できる。装飾部材２の周囲をテンプル１が外側
から均等に締め付けており、且つ両者は嵌合されている
ので、テンプル１の繰り返しの変形によって、従来のよ
うに装飾部材２とテンプル１との間で剥離が生ずるよう
なことはない。
Ａ，１ＢとをネジＮで締め付ける。この時、装飾部材２
は、ネジ締めと共に二股部１Ａ，１Ｂで徐々に締め付け
られ、ネジＮを締め切った時に、均等に強固に固定され
た状態となる。この時の締め付けの度合いは、二股部１
Ａ，１Ｂと装飾部材２との寸法の取り方次第でどのよう
にも設定できる。装飾部材２の周囲をテンプル１が外側
から均等に締め付けており、且つ両者は嵌合されている
ので、テンプル１の繰り返しの変形によって、従来のよ
うに装飾部材２とテンプル１との間で剥離が生ずるよう
なことはない。
【００１８】この場合、装飾部材２は、一本のネジ締め
により、その周囲全体が確実に締め付けられ固定され
る。またテンプル１とテンプルブラケットＴと取付ける
ことで、同時に装飾部材２の取付けも行え極めて効率的
である。また、ネジＮやリベットを使った時のように締
め付け力が一か所に集中せず、均等に働くため、装飾部
材２が中空材のものでも確実に取付けが可能である。
により、その周囲全体が確実に締め付けられ固定され
る。またテンプル１とテンプルブラケットＴと取付ける
ことで、同時に装飾部材２の取付けも行え極めて効率的
である。また、ネジＮやリベットを使った時のように締
め付け力が一か所に集中せず、均等に働くため、装飾部
材２が中空材のものでも確実に取付けが可能である。
【００１９】第２の発明の実施の形態 図２は、この発明の第２の実施の形態の取り付け構造を
示すものであり、（ａ）は取付け前の状態を示し、
（ｂ）は取付け後の状態を示し、（ｂ）は、そのＡーＡ
部断面を示す。テンプル１は、二股の線材でできてお
り、二股部１Ａ，１Ｂの先端には、丁番１２が溶接され
ている。
示すものであり、（ａ）は取付け前の状態を示し、
（ｂ）は取付け後の状態を示し、（ｂ）は、そのＡーＡ
部断面を示す。テンプル１は、二股の線材でできてお
り、二股部１Ａ，１Ｂの先端には、丁番１２が溶接され
ている。
【００２０】装飾部材２の周囲に周囲溝２１が設けられ
ているが、その一部に溝の形成されていない無溝の部分
２２がある。いま、テンプル１に装飾部材２を取り付け
るには、先ず、二股部１Ａ，１Ｂを開いた状態にする。
そして、その間の空間Ｓに装飾部材２を差し込んで嵌め
る。この時、二股部１Ａ，１Ｂは装飾部材２の周囲溝２
１に嵌め込まれる。
ているが、その一部に溝の形成されていない無溝の部分
２２がある。いま、テンプル１に装飾部材２を取り付け
るには、先ず、二股部１Ａ，１Ｂを開いた状態にする。
そして、その間の空間Ｓに装飾部材２を差し込んで嵌め
る。この時、二股部１Ａ，１Ｂは装飾部材２の周囲溝２
１に嵌め込まれる。
【００２１】次ぎに、テンプルブラケットＴの穴Ｈ２に
二股部１Ａ，１Ｂの穴Ｈ１を合わせて位置決めする。そ
してテンプルブラケットＴと二股部１Ａ，１Ｂとをネジ
Ｎで締め付ける。装飾部材２は、ネジ締めと共に二股部
１Ａ，１Ｂで均等に締め付けられ確実に固定される。こ
の時、無溝の部分２２に丁番１２が嵌まり込み、装飾部
材２の横ズレを防止する。
二股部１Ａ，１Ｂの穴Ｈ１を合わせて位置決めする。そ
してテンプルブラケットＴと二股部１Ａ，１Ｂとをネジ
Ｎで締め付ける。装飾部材２は、ネジ締めと共に二股部
１Ａ，１Ｂで均等に締め付けられ確実に固定される。こ
の時、無溝の部分２２に丁番１２が嵌まり込み、装飾部
材２の横ズレを防止する。
【００２２】第３の発明の実施の形態 図３は、この発明の第３の実施の形態の取り付け構造を
示すものであり、（ａ）は取付け前の状態を示し、
（ｂ）は取付け後の状態を示し、（ｂ）は、そのＡーＡ
部断面を示す。ここでのテンプル１は、主に線材が使用
され、この線材を基幹部より１８０度程度屈曲させて、
曲げ戻し部１Ａ１とし、この曲げ戻し部１Ａ１と基幹部
１Ｂ１とである間隔の空間Ｓを形成する。
示すものであり、（ａ）は取付け前の状態を示し、
（ｂ）は取付け後の状態を示し、（ｂ）は、そのＡーＡ
部断面を示す。ここでのテンプル１は、主に線材が使用
され、この線材を基幹部より１８０度程度屈曲させて、
曲げ戻し部１Ａ１とし、この曲げ戻し部１Ａ１と基幹部
１Ｂ１とである間隔の空間Ｓを形成する。
【００２３】この空間Ｓは、ネジＮを挿入するためのネ
ジ穴Ｈ１と装飾部材２を嵌め込むための取付け空間Ｓと
を兼ねるものである。装飾部材２は、基幹部１Ｂ１と曲
げ戻し部１Ａ１との間の空間Ｓに、ちょうど嵌まり込む
ことができる形状となっており、その全周囲には周囲溝
２１が設けられている。
ジ穴Ｈ１と装飾部材２を嵌め込むための取付け空間Ｓと
を兼ねるものである。装飾部材２は、基幹部１Ｂ１と曲
げ戻し部１Ａ１との間の空間Ｓに、ちょうど嵌まり込む
ことができる形状となっており、その全周囲には周囲溝
２１が設けられている。
【００２４】一方、テンプル１の基幹部１Ｂ１には、止
め具３が移動自在に取り付けられている。この止め具３
は、管体が２つ接合したような形状のもので、その穴に
はテンプル１の曲げ戻し部１Ａ１の自由端も挿通でき
る。いま、テンプル１に装飾部材２を取り付けるには、
先ず、曲げ戻し部１Ａ１を開いて、基幹部１Ｂ１との間
の空間Ｓを装飾部材２が十分入る大きさとする。
め具３が移動自在に取り付けられている。この止め具３
は、管体が２つ接合したような形状のもので、その穴に
はテンプル１の曲げ戻し部１Ａ１の自由端も挿通でき
る。いま、テンプル１に装飾部材２を取り付けるには、
先ず、曲げ戻し部１Ａ１を開いて、基幹部１Ｂ１との間
の空間Ｓを装飾部材２が十分入る大きさとする。
【００２５】そして、その開き気味にした空間Ｓに装飾
部材２を入れて、装飾部材２の周囲溝２１にテンプル１
の基幹部１Ｂ１及び曲げ戻し部１Ａ１を嵌め込む。次ぎ
に、曲げ戻し部１Ａ１の自由端を止め具３の穴Ｈ１に挿
入するのである。その後、止め具３を装飾部材２の方へ
基幹部１Ｂ１に沿って移動させながら、更に強く挿入す
ることで、装飾部材２は確実に締め付けられて固定され
る。この状態が装飾部材２が取り付けられてテンプル１
となった状態である。
部材２を入れて、装飾部材２の周囲溝２１にテンプル１
の基幹部１Ｂ１及び曲げ戻し部１Ａ１を嵌め込む。次ぎ
に、曲げ戻し部１Ａ１の自由端を止め具３の穴Ｈ１に挿
入するのである。その後、止め具３を装飾部材２の方へ
基幹部１Ｂ１に沿って移動させながら、更に強く挿入す
ることで、装飾部材２は確実に締め付けられて固定され
る。この状態が装飾部材２が取り付けられてテンプル１
となった状態である。
【００２６】眼鏡に取付ける場合は、この後、屈曲部の
ネジ穴はＨ１にネジＮを入れてテンプルブラケットＴ
（通常「智」と呼ばれる）に取り付けるだけでよい。こ
のようにして取り付けた装飾部材２は、装飾部材２の両
側に装飾が付与されることより、テンプル１の両面が装
飾されることになる。この実施の形態は第１及び第２の
実施の形態の場合と異なって、装飾部材２が、上下方向
に取り付けられる。
ネジ穴はＨ１にネジＮを入れてテンプルブラケットＴ
（通常「智」と呼ばれる）に取り付けるだけでよい。こ
のようにして取り付けた装飾部材２は、装飾部材２の両
側に装飾が付与されることより、テンプル１の両面が装
飾されることになる。この実施の形態は第１及び第２の
実施の形態の場合と異なって、装飾部材２が、上下方向
に取り付けられる。
【００２７】以上、本発明を説明してきたが、この発明
は実施例にのみ限定されるものではなく、その本質から
逸脱しない範囲で、種々の変形例が可能なことはいうま
でもない。装飾部材の形状は、自由であり、テンプルの
二股部の間の空間、テンプルの基幹部と曲げ戻し部の間
の空間は、それに応じた大きさにすればよい。
は実施例にのみ限定されるものではなく、その本質から
逸脱しない範囲で、種々の変形例が可能なことはいうま
でもない。装飾部材の形状は、自由であり、テンプルの
二股部の間の空間、テンプルの基幹部と曲げ戻し部の間
の空間は、それに応じた大きさにすればよい。
【００２８】
【発明の効果】テンプルに装飾部材を締め付けて固定す
ることにより、簡単にしかも確実に取り付けられ、テン
プルと装飾部材との間に剥離現象は生じない。また、テ
ンプルの両側を一挙に装飾できる。
ることにより、簡単にしかも確実に取り付けられ、テン
プルと装飾部材との間に剥離現象は生じない。また、テ
ンプルの両側を一挙に装飾できる。
【図１】図１は、この発明の第１の実施の形態を説明す
る図であり、（ａ）は取付け前の状態の斜視図で、
（ｂ）は、取付け後の状態の斜視図で、また（ｂ）は、
そのＡーＡ断面を示す。
る図であり、（ａ）は取付け前の状態の斜視図で、
（ｂ）は、取付け後の状態の斜視図で、また（ｂ）は、
そのＡーＡ断面を示す。
【図２】図２は、この発明の第２の実施の形態を説明す
る図であり、（ａ）は取付け前の状態の斜視図で、
（ｂ）は、取付け後の状態の斜視図で、また（ｂ）は、
そのＡーＡ断面を示す。
る図であり、（ａ）は取付け前の状態の斜視図で、
（ｂ）は、取付け後の状態の斜視図で、また（ｂ）は、
そのＡーＡ断面を示す。
【図３】図３は、この発明の第３の実施の形態を説明す
る図であり、（ａ）は取付け前の状態の斜視図で、
（ｂ）は、取付け後の状態の斜視図で、また（ｂ）は、
そのＡーＡ断面を示す。
る図であり、（ａ）は取付け前の状態の斜視図で、
（ｂ）は、取付け後の状態の斜視図で、また（ｂ）は、
そのＡーＡ断面を示す。
【図４】図４は、従来の取付け構造における変形作用を
模式的に示す図であり、（ａ）は、テンプルが上に湾曲
した状態を、また（ｂ）は、テンプルが下に湾曲した状
態を示す。
模式的に示す図であり、（ａ）は、テンプルが上に湾曲
した状態を、また（ｂ）は、テンプルが下に湾曲した状
態を示す。
１…テンプル １Ａ…二股部 １Ｂ…二股部 １１…穴 １２…丁番 ２…装飾部材 ２１…周囲溝 ２２…無溝の部分 Ｈ１，Ｈ２…穴 Ｎ…ネジ Ｓ…空間 Ｔ…テンプルブラケット ３…止め具
Claims (5)
- 【請求項１】 装飾部材の周囲溝にテンプルを嵌合させ
て締め付け固定することを特徴とする眼鏡のテンプルに
対する装飾部材の取付け方法。 - 【請求項２】 テンプルを二股部に分岐させ、２股部を
装飾部材の周囲溝に嵌め込んだ後、その２股部の端部を
レンズのテンプルブラケットにネジ止めすることにより
装飾部材を周囲から締め付けて固定することを特徴とす
る眼鏡のテンプルに対する装飾部材の取付け方法。 - 【請求項３】 テンプルを基部より屈曲させて曲げ戻し
部とし、この基部と曲げ戻し部とを装飾部材の周囲溝に
嵌め込んだ後、その曲げ戻し部の先端と基部とを止め具
を介して固定することにより装飾部材を周囲から締め付
けて固定することを特徴とする眼鏡のテンプルに対する
装飾部材の取付け方法。 - 【請求項４】 周囲溝を設けた装飾部材と、二股部に分
岐させたテンプルと、該テンプルの２股部を周囲溝に嵌
合させてレンズのテンプルブラケットに締め付け固定す
るためのネジよりなることを特徴とする眼鏡のテンプル
に対する装飾部材の取付け構造。 - 【請求項５】 周囲溝を設けた装飾部材と、基部より屈
曲させて曲げ戻し部としたテンプルと、該基部と曲げ戻
し部とを周囲溝に嵌合させて締め付け固定するための止
め具とよりなることを特徴とする眼鏡のテンプルに対す
る装飾部材の取付け構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21399395A JP3171309B2 (ja) | 1995-08-01 | 1995-08-01 | 眼鏡のテンプルに対する装飾部材の取付方法及びその取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21399395A JP3171309B2 (ja) | 1995-08-01 | 1995-08-01 | 眼鏡のテンプルに対する装飾部材の取付方法及びその取付構造 |
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| JP3171309B2 JP3171309B2 (ja) | 2001-05-28 |
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ID=16648489
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21399395A Expired - Fee Related JP3171309B2 (ja) | 1995-08-01 | 1995-08-01 | 眼鏡のテンプルに対する装飾部材の取付方法及びその取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3171309B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100940886B1 (ko) * | 2008-01-15 | 2010-02-09 | 이상탁 | 안경 |
| JP2016114705A (ja) * | 2014-12-12 | 2016-06-23 | 山本光学株式会社 | 眼鏡装着品及びこの眼鏡装着品を備えた眼鏡 |
| KR101636375B1 (ko) * | 2015-06-26 | 2016-07-05 | (주)월드트렌드 | 큐빅 또는 보석이 장식된 안경 |
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1995
- 1995-08-01 JP JP21399395A patent/JP3171309B2/ja not_active Expired - Fee Related
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