JP3694785B2 - メガネ部品の切抜きシート板 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はフロントフレームやツル等のメガネを構成する部品を切抜き加工したシート板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5は一般的なメガネフレームを示しているが、メガネフレームはフロントフレーム(イ)の両側にツル(ロ)、(ロ)を折畳み出来るように取付けられ、又フロントフレーム(イ)は両リム(ハ)、(ハ)を連結部材(ニ)にて連結し、そしてリム(ハ)、(ハ)の外側にはヨロイ(ホ)、(ホ)がロウ付けされている。ツル(ロ)はこのヨロイ(ホ)に蝶番(ヘ)を介して連結し、またリム(ハ)、(ハ)の内側には鼻当てパット(ト)、(ト)を有している。
【0003】
同図に示しているメガネフレームはあくまでも基本的な形態であり、実際には二次加工による装飾が施され、ファッション性の高い物に成っている。ところで、上記メガネフレームのリム(ハ)を製作するには、細い線材に溝線を加工すると共に所定の形状に曲げ成形し、そしてリム(ハ)、(ハ)は正しく位置決めされた状態で所定形状に成形した連結部材とロウ付けされる。又ヨロイ(ホ)も曲げ成形されてリムの外側の正しい位置にロウ付けされる。
【0004】
そしてリム(ハ)にレンズを着脱する為に外側にはブローチを設け、その為にリム外側にロウ付けされると共に、レンズを嵌めて締付けした際に切口が合うようにVカットされている。さらに鼻当てパット(ト)、(ト)を取着する為の脚を設けなくてはならず、又ツル(ロ)が折畳まれるように蝶番(ヘ)を必要とする。このように、従来のメガネフレームを製作するには、個々の各部品を所定形状に加工しなくてはならず、その後、各部品をロウ付けにて組立てなくてはならない。従って、メガネフレームを製作するに当っては非常に多くの工数を要し、コスト的には高いメガネフレームと成ってしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来のメガネフレームにはその製作において上記のごとき問題がある。本発明が解決しようとする課題はこの問題点であり、極めて簡単にしかも低コストで製作することを可能としたメガネ部品切抜きシート板を提供する。
【0006】
【課題を解決する為の手段】
メガネを構成する部品は従来のように個々の線材を成形することなく、1枚の平板シートを打抜き等の加工を経て製作する。しかも所定大きさのシート板内にメガネ部品を収容したものとする。シート板を打ち抜き加工すると共に、一部をシート板本体との間に繋ぎを設け、打抜かれた部品がシート板から離脱しないようにしている。そして必要に応じてシート板の繋ぎを切断して部品を取り出すことが出来、取り出した部品は所定のメガネフレームに組立て出来る。
【0007】
ところで、シート板に収容される部品の種類は限定しないが、例えばフロント部、及び2本のツルを打ち抜き加工する。鼻当てパット及びフロント部にツルを折畳み可能に取付ける継手は別に製作した部品を用いることもある。シート板が薄くて一定厚さである場合には、3次元形状を要求される部品は別に製作したものを使用する方が適している。しかし、シート板を射出成形するならば、厚さを部分的に大きくして部品を成形出来る。ここで、メガネ部品はプレスによる打抜き可能に限らず、射出成形したり又は切削することも可能である。以下、本発明に係る実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0008】
【実施例】
図1は本発明に係るメガネ部品切抜きシートを示している実施例である。同図に示すシート板にはフロント部1と2本のツル2,2が切抜かれて形成されている。フロント部1はレンズが嵌るリム3,3と両リム3,3を繋ぐ連結部4を有し、そしてリム3の外側にはブローチ5を設けてリム3の切口が開口可能と成っている。
【0009】
又リム3の内側には鼻当てパットを取付ける為の脚6が延びていて、先端にはC型をした止着部7を有している。一方のツル2は先端側を細くしてストレートに延び、基部には2本の細くて短い脚8a,8bが平行を成して設けられている。
【0010】
ところで、フロント部1及び2本のツル2,2が1枚のシート板に切抜かれているが、フロント部1は片側のブローチ5がシート板本体9と連結する為の繋ぎ10a,10bを有している。同じくツル2は先端からより細い繋ぎ11を介してシート板本体9と連結している。
【0011】
そこで、繋ぎ10a,10bを切断することでフロント部1がシート板本体9から分離し、又繋ぎ11を切断することでツル2がシート板本体9から分離することが出来る。この繋ぎ10a,10b、及び繋ぎ11の切断は適当な工具を用いて行うことが出来、切断面は角張らないように後で磨かれる。
【0012】
図2は上記シート板からフロント部1とツル2,2を切り取って組立てたメガネフレームを示している。このメガネフレームを組立てるに際して、鼻当てパット12は別に製作したものが脚先端の止着部7に取付けられ、同じくヨロイ13、モダン14も別途製作されて組み付けられる。
【0013】
鼻当てパット12はその裏側に止着片を突出し、これをC型止着部7に嵌めることで取付けることができ、モダン14はその中心軸に形成した挿通穴にツル先端部が挿入されて取付けられ、取付けした後でツル先端部を概略L型に湾曲する。又ヨロイ13はブロック型を成していて、フロント部1のブローチ5を構成する2本のブローチ片15a,15bに取付けられる。
【0014】
リム3の外側は開口し、その為にリム線先端には上記ブローチ片15a,15bが外方向へ延びて形成されている。そして、リム3にレンズを嵌めると共にヨロイ13をブローチ片15a,15bに取付ける。図3はブローチ5、ヨロイ13、及びツル2が組立てられる前の状態を示し、ヨロイ13の内側に設けた穴21,21(図4参照)にはブローチ片15a,15bが嵌ってヨロイ13が取付けられる。該穴21,21に嵌るだけでブローチ片15a,15bが抜けないように厳しい公差をなっており、必要に応じて接着剤を使用することも出来る。
【0015】
ブローチ5に取付けられたヨロイ13にはツルが取着され、ツル2は折畳み出来るように成っている。ヨロイ上面にはL型をした段差が設けられ、外側面16とほぼ平行を成したストッパー17が形成されている。そして、図4にヨロイ上面を示しているように、下段面18のコーナには軸穴19が、又軸穴19を中心とした所定の半径上には円弧溝20が設けられている。
【0016】
そこで、ツル2に設けた脚8aは軸穴19に嵌合し、一方の脚8bは円弧溝20に嵌っている。そこで、円弧溝20に嵌った脚8bは該円弧溝20に沿って移動することが出来、その為にツル2は軸穴19に嵌合した脚8aを中心として旋回して折畳まれる。そしてツル2を開いた際にはツル2がストッパー17に当ってその開き度は規制される。
【0017】
ここで、前記図1に示したシート板の材質は限定せず、一般には樹脂製のシート板としたり、又は金属板とすることも出来る。金属板とした場合には、フロント部1及びツル2,2を切抜くにはプレス打抜き加工する。そして打抜き面のバリやカエリを除去する為にバレル研磨が施される。一方、樹脂板とする場合には、射出成形にてフロント部1及びツル2,2を切抜き状態で成形することが出来る。又射出成形するならばシート板は一定厚さでなく、厚みの大きなヨロイ13や、湾曲した鼻当てパット12を同時に成形することも可能である。
【0018】
ところで、前記実施例ではフロント部1を一体化しているが、両リム3,3と連結部4を夫々別の部品としてシート板に切抜く事も出来る。又ヨロイ13を取付けると共にリムに嵌めたレンズが外れないようにするブローチ5の形態は限定しない。そしてヨロイに取付けるツルの折畳み構造も実施例の場合に限らない。
【0019】
以上述べたように、本発明に係るメガネ部品切抜きシートは平板にメガネの部品を切取り自在に設けているものであり、次のような効果を得ることが出来る。
【0020】
【発明の効果】
本発明のメガネ部品切抜きシートにはメガネの部品が備わっていて、シート板本体とは細い繋ぎを介して連結している。従って該繋ぎを切断することで部品を取り出すことが出来、そしてこれら各部品を組立てしてメガネを製作することが出来る。個々のメガネ部品の連結部を共通化するならば、組立て部品が自由に選択可能と成って色々なメガネが出来上がる。
【0021】
従来では、製造メーカーにてメガネを完成し、レンズは小売店で嵌めるようにしているが、このメガネ部品切抜きシートを使用することで、メーカーは該シートを製造するだけで良く、小売店にて該シート板から部品を切取って組立てることになる。そしてシート板の製作は従来のメガネフレームを製作する場合に比較して極めて簡単隣、非常に低コストでメガネを提供することが出来、一方では顧客の好みで部品を組み合わせることが可能と成る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のメガネ部品切抜きシートを示す実施例。
【図2】シート板から切取った部品を組立てたメガネフレーム。
【図3】リムとヨロイ及びツルが組立て前の分離している状態。
【図4】ヨロイの平面図。
【図5】従来のメガネフレーム。
【符号の説明】
1 フロント部
2 ツル
3 リム
4 連結部
5 ブローチ
6 脚
7 止着部
8 脚
9 シート板本体
10 繋ぎ
11 繋ぎ
12 鼻当てパット
13 ヨロイ
14 モダン
15 ブローチ片
16 外側面
17 ストッパー
18 下段面
19 軸穴
20 円弧溝
21 穴

Claims (1)

  1. 一定厚さのシート板にはフロント部と2本のツルを形成し、フロント部は両リムを連結部にて連結すると共に、リム外側にはヨロイの2個の穴に嵌合するブローチ片をリム片の先端に外方向へ延ばして形成し、又リム内側には鼻当てパットを取付ける脚を設け、上記ブローチ片の先を延ばした繋ぎを介して該フロント部はシート板本体に連結し、又ツルの基部にはヨロイの軸穴と円弧溝に嵌る2本の脚を設け、ツル先端を延ばした繋ぎを介してシート板本体にツルを連結し、上記繋ぎは容易に切断されてフロント部及びツルを切取り可能としたことを特徴とするメガネ部品の切抜きシート板。
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