JP2002249735A - 粘着フィルム - Google Patents
粘着フィルムInfo
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- JP2002249735A JP2002249735A JP2001051530A JP2001051530A JP2002249735A JP 2002249735 A JP2002249735 A JP 2002249735A JP 2001051530 A JP2001051530 A JP 2001051530A JP 2001051530 A JP2001051530 A JP 2001051530A JP 2002249735 A JP2002249735 A JP 2002249735A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】無機フィラーを含有するプラスチックフィルム
を基材フィルムとした粘着フィルムであって、コロナ処
理の様な煩雑な表面処理を行うことなく、基材フィルム
と粘着層との接着性が良好で、被着体から粘着フィルム
を剥がす際に糊残りのしない粘着フィルムを提供する。 【解決手段】無機フィラーを含んだプラスチックフィル
ムの少なくとも片面に粘着層を設けた粘着フィルムであ
って、前記粘着層は少なくとも粘着性成分とシランカッ
プリング剤から形成される。
を基材フィルムとした粘着フィルムであって、コロナ処
理の様な煩雑な表面処理を行うことなく、基材フィルム
と粘着層との接着性が良好で、被着体から粘着フィルム
を剥がす際に糊残りのしない粘着フィルムを提供する。 【解決手段】無機フィラーを含んだプラスチックフィル
ムの少なくとも片面に粘着層を設けた粘着フィルムであ
って、前記粘着層は少なくとも粘着性成分とシランカッ
プリング剤から形成される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、発泡ポリプロピレ
ンなどのように無機フィラーを含有するプラスチックフ
ィルムを基材フィルムとする粘着フィルムに関する。
ンなどのように無機フィラーを含有するプラスチックフ
ィルムを基材フィルムとする粘着フィルムに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、電飾看板などのディスプレイに使
われる印刷フィルムは、ディスプレイ時に電極管が透け
てしまわないように隠蔽性を持たせるため、無機フィラ
ーを含有させたプラスチックフィルムが基材フィルムと
して使用されている。このような基材フィルムの片面に
粘着層を設け、この粘着層を設けた面とは反対面にシル
ク印刷機などで画像を印刷、またはインクジェットや静
電記録などの方式により画像を印刷し、これをディスプ
レイする看板に貼り付けて用いられている。しかし、こ
のような粘着フィルムは、粘着層と基材フィルムとの界
面の接着が十分ではなく、看板から剥がす際に粘着層が
看板に転写してしまい、看板の方に糊残りが生じるとい
う問題があった。
われる印刷フィルムは、ディスプレイ時に電極管が透け
てしまわないように隠蔽性を持たせるため、無機フィラ
ーを含有させたプラスチックフィルムが基材フィルムと
して使用されている。このような基材フィルムの片面に
粘着層を設け、この粘着層を設けた面とは反対面にシル
ク印刷機などで画像を印刷、またはインクジェットや静
電記録などの方式により画像を印刷し、これをディスプ
レイする看板に貼り付けて用いられている。しかし、こ
のような粘着フィルムは、粘着層と基材フィルムとの界
面の接着が十分ではなく、看板から剥がす際に粘着層が
看板に転写してしまい、看板の方に糊残りが生じるとい
う問題があった。
【０００３】このような問題を解決するため、基材フィ
ルムの片面にコロナ処理やプラズマ処理等の表面処理を
施し、その上に粘着層を設けることにより、粘着層と基
材フィルムとの界面の接着を向上させることが一般的で
ある。これは、例えば大気中でコロナ放電処理を行うこ
とで、基材フィルムの表面に、水酸基、カルボキシル
基、カルボニル基等の極性基が形成され、粘着層との接
着性を向上させるものである。
ルムの片面にコロナ処理やプラズマ処理等の表面処理を
施し、その上に粘着層を設けることにより、粘着層と基
材フィルムとの界面の接着を向上させることが一般的で
ある。これは、例えば大気中でコロナ放電処理を行うこ
とで、基材フィルムの表面に、水酸基、カルボキシル
基、カルボニル基等の極性基が形成され、粘着層との接
着性を向上させるものである。
【０００４】しかしながら、これらの前処理に関して
は、例えばコロナ処理の処理強度が弱い場合、基材フィ
ルムと粘着層との接着力が十分に得られず、被着体から
の剥離時に糊残りが生じてしまう。また、処理強度が強
すぎた場合、処理が基材フィルムの所望する表面だけで
なく反対側の面でも起こってしまい（いわゆる処理の裏
抜け）、基材フィルムの背面との接着力も向上し、ロー
ル状に加工した際粘着フィルムの巻き戻しが困難となっ
たり、基材フィルムの平面性や強度などの物性に変化を
もたらしてしまう場合がある。したがって、このような
問題を生じさせないようにする為、処理強度を調整しな
ければならないが、基材フィルムの種類や厚みによっ
て、その度に処理強度を調整しなければならず、このよ
うな作業は非常に難しく煩雑であった。
は、例えばコロナ処理の処理強度が弱い場合、基材フィ
ルムと粘着層との接着力が十分に得られず、被着体から
の剥離時に糊残りが生じてしまう。また、処理強度が強
すぎた場合、処理が基材フィルムの所望する表面だけで
なく反対側の面でも起こってしまい（いわゆる処理の裏
抜け）、基材フィルムの背面との接着力も向上し、ロー
ル状に加工した際粘着フィルムの巻き戻しが困難となっ
たり、基材フィルムの平面性や強度などの物性に変化を
もたらしてしまう場合がある。したがって、このような
問題を生じさせないようにする為、処理強度を調整しな
ければならないが、基材フィルムの種類や厚みによっ
て、その度に処理強度を調整しなければならず、このよ
うな作業は非常に難しく煩雑であった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、発泡
ポリプロピレンなどのように無機フィラーを含有するプ
ラスチックフィルムを基材フィルムとした粘着フィルム
であって、コロナ処理の様な煩雑な表面処理を行うこと
なく、基材フィルムと粘着層との接着性が良好で、被着
体から粘着フィルムを剥がす際に糊残りのしない粘着フ
ィルムを提供することを目的とする。
ポリプロピレンなどのように無機フィラーを含有するプ
ラスチックフィルムを基材フィルムとした粘着フィルム
であって、コロナ処理の様な煩雑な表面処理を行うこと
なく、基材フィルムと粘着層との接着性が良好で、被着
体から粘着フィルムを剥がす際に糊残りのしない粘着フ
ィルムを提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決する本発
明の粘着フィルムは、無機フィラーを含んだプラスチッ
クフィルムの少なくとも片面に粘着層を設けた粘着フィ
ルムであって、前記粘着層は少なくとも粘着性成分とシ
ランカップリング剤から形成されてなることを特徴とす
るものである。
明の粘着フィルムは、無機フィラーを含んだプラスチッ
クフィルムの少なくとも片面に粘着層を設けた粘着フィ
ルムであって、前記粘着層は少なくとも粘着性成分とシ
ランカップリング剤から形成されてなることを特徴とす
るものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、本発明の粘着フィルムの実
施の形態について詳述する。
施の形態について詳述する。
【０００８】本発明の粘着フィルムで用いられる基材フ
ィルムは、プラスチックに無機フィラーを含有させてフ
ィルム成形されたものであり、用途に応じて隠蔽性、導
電性、および表面形状の凹凸性などの機能が付与された
ものである。
ィルムは、プラスチックに無機フィラーを含有させてフ
ィルム成形されたものであり、用途に応じて隠蔽性、導
電性、および表面形状の凹凸性などの機能が付与された
ものである。
【０００９】このような基材フィルムに使用されるプラ
スチックとしては、例えばポリプロピレン、ポリエチレ
ン、ポリエステル、ポリカーボネート、トリアセチルセ
ルロース、ポリ塩化ビニル、アクリル、ポリスチレン、
ポリアミド、ポリイミド、塩化ビニリデン−塩化ビニル
共重合体等があげられる。一方、これらのプラスチック
に含有される無機フィラーとしては、例えば炭酸カルシ
ウム、炭酸マグネシウム、水酸化アルミニウム、水酸化
マグネシウム、酸化チタン、シリカ、カオリン、パーラ
イト、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、焼成アルミナ、
ケイ酸カルシウム、タルク、マイカ、アルミニウム、亜
鉛、酸化亜鉛、酸化錫、カーボンなどがあげられ、これ
らを単独または２種以上組み合わせたものを使用しても
よい。
スチックとしては、例えばポリプロピレン、ポリエチレ
ン、ポリエステル、ポリカーボネート、トリアセチルセ
ルロース、ポリ塩化ビニル、アクリル、ポリスチレン、
ポリアミド、ポリイミド、塩化ビニリデン−塩化ビニル
共重合体等があげられる。一方、これらのプラスチック
に含有される無機フィラーとしては、例えば炭酸カルシ
ウム、炭酸マグネシウム、水酸化アルミニウム、水酸化
マグネシウム、酸化チタン、シリカ、カオリン、パーラ
イト、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、焼成アルミナ、
ケイ酸カルシウム、タルク、マイカ、アルミニウム、亜
鉛、酸化亜鉛、酸化錫、カーボンなどがあげられ、これ
らを単独または２種以上組み合わせたものを使用しても
よい。
【００１０】本発明に用いられる基材フィルムにおいて
は、さらに目的に応じて、通常用いられる各種紫外線吸
収剤、帯電防止剤、酸化防止剤、老化防止剤、スリップ
剤等を本発明の目的を阻害しない範囲で使用してもよ
い。
は、さらに目的に応じて、通常用いられる各種紫外線吸
収剤、帯電防止剤、酸化防止剤、老化防止剤、スリップ
剤等を本発明の目的を阻害しない範囲で使用してもよ
い。
【００１１】基材フィルムの厚みは使用する用途によっ
て異なるので一概にいえないが、例えば電飾看板などの
ディスプレイに使用する場合、画像を印刷するための印
刷機への供給、搬送等を考慮し、１０μｍ〜２５０μｍ
のものが使用される。また、粘着フィルムの貼り易さや
剥がし易さを考慮すると、３０μｍ〜１２５μｍ程度が
好適である。
て異なるので一概にいえないが、例えば電飾看板などの
ディスプレイに使用する場合、画像を印刷するための印
刷機への供給、搬送等を考慮し、１０μｍ〜２５０μｍ
のものが使用される。また、粘着フィルムの貼り易さや
剥がし易さを考慮すると、３０μｍ〜１２５μｍ程度が
好適である。
【００１２】次に粘着層は、少なくとも粘着性成分、シ
ランカップリング剤から形成される。粘着性成分として
は、天然樹脂系粘着剤、合成樹脂系粘着剤等が使用さ
れ、アクリル系粘着剤、シリコーン系粘着剤、ウレタン
系粘着剤等の合成樹脂系粘着剤が好ましく使用される。
なかでも、アクリル系粘着剤のような架橋系粘着剤は特
に好ましく用いられる。
ランカップリング剤から形成される。粘着性成分として
は、天然樹脂系粘着剤、合成樹脂系粘着剤等が使用さ
れ、アクリル系粘着剤、シリコーン系粘着剤、ウレタン
系粘着剤等の合成樹脂系粘着剤が好ましく使用される。
なかでも、アクリル系粘着剤のような架橋系粘着剤は特
に好ましく用いられる。
【００１３】シランカップリング剤としては、エポキシ
系、ビニル系、アミノ系のものがあげられ、特にエポキ
シ系のものが好ましい。シランカップリング剤を粘着層
に含有させることにより、通常接着性の低い基材フィル
ム表面にある無機フィラーと粘着性成分が、強固に結合
し強い接着性を示す。これにより被着体から粘着フィル
ムを剥がす場合にも糊残りしない。
系、ビニル系、アミノ系のものがあげられ、特にエポキ
シ系のものが好ましい。シランカップリング剤を粘着層
に含有させることにより、通常接着性の低い基材フィル
ム表面にある無機フィラーと粘着性成分が、強固に結合
し強い接着性を示す。これにより被着体から粘着フィル
ムを剥がす場合にも糊残りしない。
【００１４】粘着層には、シランカップリング剤の他、
金属粉、無機顔料、有機顔料、カーボンブラック、導電
剤、架橋剤、帯電防止剤、消泡剤、レベリング剤、光安
定剤等の添加剤を添加してもよい。ただし、これら添加
剤の添加量は粘着層の効果を阻害しない範囲であること
が望ましい。
金属粉、無機顔料、有機顔料、カーボンブラック、導電
剤、架橋剤、帯電防止剤、消泡剤、レベリング剤、光安
定剤等の添加剤を添加してもよい。ただし、これら添加
剤の添加量は粘着層の効果を阻害しない範囲であること
が望ましい。
【００１５】本発明の粘着フィルムは、上述した粘着層
を構成する粘着性成分、シランカップリング剤、および
必要に応じて添加される添加剤を、溶剤に溶解または分
散した塗布液をバーコーティング法、スプレーコーティ
ング法、ロールコーティング法等の塗布方法により基材
フィルムの少なくとも片面に塗布、乾燥することにより
形成することができる。粘着層の厚みは、用途により異
なるので特に限定されないが、通常０．１μｍ〜１００
μｍ程度が好ましく、さらに好ましくは１μｍ〜５０μ
ｍ程度である。
を構成する粘着性成分、シランカップリング剤、および
必要に応じて添加される添加剤を、溶剤に溶解または分
散した塗布液をバーコーティング法、スプレーコーティ
ング法、ロールコーティング法等の塗布方法により基材
フィルムの少なくとも片面に塗布、乾燥することにより
形成することができる。粘着層の厚みは、用途により異
なるので特に限定されないが、通常０．１μｍ〜１００
μｍ程度が好ましく、さらに好ましくは１μｍ〜５０μ
ｍ程度である。
【００１６】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいてさらに詳細
に説明する。なお、本実施例において「部」、「％」
は、特に示さない限り重量基準である。
に説明する。なお、本実施例において「部」、「％」
は、特に示さない限り重量基準である。
【００１７】［実施例１］下記処方の粘着層塗布液を離
型フィルム（ダイヤホイルMRF、２５μｍ：三菱化学ポ
リエステルフィルム社）の処理面に塗布、乾燥し、厚み
約２５μｍの粘着層を形成し、これを炭酸カルシウム含
有ポリプロピレンフィルム（ユポFPG-80、８０μｍ：王
子油化合成紙社）の片面にラミネートした。このフィル
ムを室温（約２５℃）の環境で７日間放置した後、離型
フィルムを剥離除去して本発明の粘着フィルムを作製し
た。
型フィルム（ダイヤホイルMRF、２５μｍ：三菱化学ポ
リエステルフィルム社）の処理面に塗布、乾燥し、厚み
約２５μｍの粘着層を形成し、これを炭酸カルシウム含
有ポリプロピレンフィルム（ユポFPG-80、８０μｍ：王
子油化合成紙社）の片面にラミネートした。このフィル
ムを室温（約２５℃）の環境で７日間放置した後、離型
フィルムを剥離除去して本発明の粘着フィルムを作製し
た。
【００１８】＜粘着層塗布液の処方＞ アクリル系粘着剤（固形分４２％） １００．０部 （オリバインBPS-4905：東洋インキ製造社） シランカップリング剤（固形分１００％） ０．１部 （ＫＢＭ−４０３：信越化学工業社） 架橋剤（固形分３７．５％） ３．０部 （オリバインBPS-8515：東洋インキ製造社） 酢酸エチル ２５．０部 トルエン ２５．０部
【００１９】［実施例２］実施例１の粘着層塗布液を、
シリカ含有ポリエステルフィルム（Ｅ２０、１００μ
ｍ：東レ社）の片面に塗布、乾燥し、厚み約２５μｍの
粘着層を形成し実施例１の離型フィルムをラミネートし
た。次に、このフィルムを室温（約２５℃）の環境で７
日間放置した後、離型フィルムを剥離除去して本発明の
粘着フィルムを作製した。
シリカ含有ポリエステルフィルム（Ｅ２０、１００μ
ｍ：東レ社）の片面に塗布、乾燥し、厚み約２５μｍの
粘着層を形成し実施例１の離型フィルムをラミネートし
た。次に、このフィルムを室温（約２５℃）の環境で７
日間放置した後、離型フィルムを剥離除去して本発明の
粘着フィルムを作製した。
【００２０】［比較例１］実施例１の粘着層塗布液で、
シランカップリング剤を添加しない以外は実施例１と同
様にして、比較例１の粘着フィルムを作製した。
シランカップリング剤を添加しない以外は実施例１と同
様にして、比較例１の粘着フィルムを作製した。
【００２１】［比較例２］実施例２の粘着層塗布液で、
シランカップリング剤を添加しない以外は実施例２と同
様にして、比較例２の粘着フィルムを作製した。
シランカップリング剤を添加しない以外は実施例２と同
様にして、比較例２の粘着フィルムを作製した。
【００２２】これらの粘着フィルムを幅×長さ＝２５ｍ
ｍ×１００ｍｍの大きさに切り、被着体としてメラミン
塗装鋼板に貼り付け、２０℃、６５％Ｒ.Ｈ.の環境に３
０日間放置した後、剥離速度３００ｍｍ／分、角度１８
０°で剥離した際の粘着層のメラミン塗装鋼板に対する
糊残りについて評価した。評価は、粘着層がメラミン塗
装鋼板に少しでも糊残りしたものを「×」、まったく糊
残りしなかったものを「○」とした。評価結果を表１に
示す。
ｍ×１００ｍｍの大きさに切り、被着体としてメラミン
塗装鋼板に貼り付け、２０℃、６５％Ｒ.Ｈ.の環境に３
０日間放置した後、剥離速度３００ｍｍ／分、角度１８
０°で剥離した際の粘着層のメラミン塗装鋼板に対する
糊残りについて評価した。評価は、粘着層がメラミン塗
装鋼板に少しでも糊残りしたものを「×」、まったく糊
残りしなかったものを「○」とした。評価結果を表１に
示す。
【００２３】
【表１】
【００２４】表１の結果からも明らかなように、実施例
１、実施例２の粘着フィルムは、シランカップリング剤
を含んでいたため粘着層と基材フィルムとの接着性が向
上し、メラミン塗装鋼板に対し糊残りはまったく見られ
なかった。一方、比較例１、比較例２の粘着フィルム
は、シランカップリング剤を含んでいないため粘着層と
基材フィルムとの接着性は向上せず、粘着層はメラミン
塗装鋼板に転写し糊残りしてしまった。
１、実施例２の粘着フィルムは、シランカップリング剤
を含んでいたため粘着層と基材フィルムとの接着性が向
上し、メラミン塗装鋼板に対し糊残りはまったく見られ
なかった。一方、比較例１、比較例２の粘着フィルム
は、シランカップリング剤を含んでいないため粘着層と
基材フィルムとの接着性は向上せず、粘着層はメラミン
塗装鋼板に転写し糊残りしてしまった。
【００２５】
【発明の効果】本発明によれば、コロナ処理のような煩
雑な表面処理をしなくとも、無機フィラーを含有するプ
ラスチックフィルムと粘着層との接着性が良好で、被着
体から粘着フィルムを剥がす際に糊残りの問題が無い粘
着フィルムが得られる。
雑な表面処理をしなくとも、無機フィラーを含有するプ
ラスチックフィルムと粘着層との接着性が良好で、被着
体から粘着フィルムを剥がす際に糊残りの問題が無い粘
着フィルムが得られる。
Claims (1)
- 【請求項１】無機フィラーを含んだプラスチックフィル
ムの少なくとも片面に粘着層を設けた粘着フィルムであ
って、前記粘着層は少なくとも粘着性成分とシランカッ
プリング剤から形成されてなることを特徴とする粘着フ
ィルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001051530A JP2002249735A (ja) | 2001-02-27 | 2001-02-27 | 粘着フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001051530A JP2002249735A (ja) | 2001-02-27 | 2001-02-27 | 粘着フィルム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002249735A true JP2002249735A (ja) | 2002-09-06 |
Family
ID=18912300
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001051530A Pending JP2002249735A (ja) | 2001-02-27 | 2001-02-27 | 粘着フィルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002249735A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005206689A (ja) * | 2004-01-22 | 2005-08-04 | Nitto Denko Corp | 光学部材用粘着組成物、光学部材用粘着層、光学部材用粘着シートおよび光学部材 |
| JP2006036810A (ja) * | 2004-07-22 | 2006-02-09 | Nitto Denko Corp | 光学部材用粘着剤組成物、光学部材用粘着剤層、光学部材用粘着シート類、粘着型光学部材、及び画像表示装置 |
-
2001
- 2001-02-27 JP JP2001051530A patent/JP2002249735A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005206689A (ja) * | 2004-01-22 | 2005-08-04 | Nitto Denko Corp | 光学部材用粘着組成物、光学部材用粘着層、光学部材用粘着シートおよび光学部材 |
| JP4481020B2 (ja) * | 2004-01-22 | 2010-06-16 | 日東電工株式会社 | 光学部材用粘着組成物、光学部材用粘着層、光学部材用粘着シートおよび光学部材 |
| JP2006036810A (ja) * | 2004-07-22 | 2006-02-09 | Nitto Denko Corp | 光学部材用粘着剤組成物、光学部材用粘着剤層、光学部材用粘着シート類、粘着型光学部材、及び画像表示装置 |
| JP4535798B2 (ja) * | 2004-07-22 | 2010-09-01 | 日東電工株式会社 | 光学部材用粘着剤組成物、光学部材用粘着剤層、光学部材用粘着シート類、粘着型光学部材、及び画像表示装置 |
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