JP5019489B2 - 光学用保護テープ、光学用保護テープ処理層形成剤、光学用保護テープ付き光学フィルム、光学用保護テープ付き画像表示装置 - Google Patents

光学用保護テープ、光学用保護テープ処理層形成剤、光学用保護テープ付き光学フィルム、光学用保護テープ付き画像表示装置 Download PDF

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本発明は、光学用保護テープに関する。さらには光学用保護テープの処理層形成剤に関する。本発明の光学用保護テープは、偏光板、位相差板等の各種光学フィルム表面の保護に用いられる。また、液晶表示パネルの表面に貼着することによって液晶表示装置等、その他に有機EL表示装置、PDP等の各種の画像表示装置の保護に用いられる。
(従来の技術)
光学用保護テープは、ポリエチレンテレフタレートやポリエチレンなどのプラスチックフィルム基材およびその基材に塗布された粘着剤層を有する。当該光学用保護テープは、粘着剤層を介して被保護体に貼り合わせられ、被保護体に対して傷、汚染などを防止する。例えば、光学用被保護体としては、偏光板や位相差板などの光学フィルムがあげられる(特許文献1参照。)。
これら光学フィルムの片面は、各種製造工程において、前記保護テープにより保護される。一方、その反対面にはアクリル系粘着剤等の粘着剤層が設けられる。さらにその粘着剤層には剥離ライナが被覆される。次いで、保護テープ付き光学フィルムは、液晶セルのサイズに合わせて切断加工される。また、各種用途に応じて判別ができるように、前記保護テープの基材背面(保護テープの粘着剤層の反対面)にはインクが印字される。そして、かかる保護テープ付き光学フィルムは、重ね合わせて保管される。
その後、種々の工程や検査を経て、保護テープ付き光学フィルムは、剥離ライナを剥離後に液晶セルに貼り合わされる。その後、光学フィルムの表面保護が不要となった段階、例えばパソコンに液晶パネルを組込む直前で前記保護テープは剥離して除去される。
保護テープを剥離する方法としては、保護テープのコーナーに市販のセロハン粘着テープを貼り、そのテープを垂直方向に引っ張ることにより、テープと一緒に表面保護テープを剥離することが多い(特許文献2参照。)。これは、直接、手により保護テープを剥がす方法に比べて、光学フィルムのコーナーへの損傷や剥がれを防止する効果が大きいためである。
上記保護テープ付き光学フィルムは、切断加工後に積み重ねられた場合に、切断面からはみ出した粘着剤が保護テープに付着するおそれがある。そのため、保護テープ付き光学フィルムのブロッキングが起きないように、保護テープの基材背面には剥離剤等を含有する処理層(防汚層)が設けられている。処理剤としては、長いアルキル側鎖を持つポリマー、シリコーン系またはフッ素系剥離剤が提案されている(たとえば、特許文献3、特許文献4等参照。)。
しかし、前記特許文献に記載の処理剤により、基材背面に処理層を設けると、処理層上への、用途判別のためのインクの直接印字が困難になる。そのため、従来は、処理層中の印字部分を、一旦トルエンなどの溶剤で拭き取り除去し、その後に、露出したプラスチック表面に印字していた。一方、処理層に直接印字できるように処理層を設計すると、当該処理層は必然的に、切断面からはみ出す粘着剤との接着性が良くなる結果、ブロッキングが生じやすくなる。
特開平4−30120号公報 特開平9−113726号公報 特開平11−256115号公報 特開平11−256116号公報
本発明は、プラスチックフィルム基材の片面に粘着剤層、その反対面に処理層が設けられている光学用保護テープであって、処理層上に、直接、インクで印字が可能であり、かつ光学フィルムに適用される粘着剤との接着性が低い、光学用保護テープを提供することを目的とする。
また前記光学用保護テープの処理層の形成剤を提供することを目的とする。
さらには本発明は、前記光学用保護テープが貼付されている、光学用保護テープ付き光学フィルムを提供すること、光学用保護テープ付き画像表示装置を提供することを目的とする。
本発明者らは前記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、以下に示す光学用保護テープ等により、前記目的を達成できることを見出し本発明を解決するに至った。すなわち本発明は、以下の通りである。
1.プラスチックフィルム基材の片面に粘着剤層、その反対面に処理層が設けられている光学用保護テープであって、
処理層が、長鎖アルキル系剥離剤およびセルロース系ポリマーを含有してなる処理剤により形成されていることを特徴とする光学用保護テープ。
2.前記プラスチックフィルムがポリエステルフィルムであることを特徴とする上記1記載の光学用保護テープ。
3.長鎖アルキル系剥離剤が、炭素数8以上のアルキル基を有するアクリル系ポリマーであり、かつ共重合成分としてアクリロニトリルを含むことを特徴とする上記1または2記載の光学用保護テープ。
4.長鎖アルキル系剥離剤およびセルロース系ポリマーを含有してなる光学用保護テープ処理層形成剤。
5.プラスチックフィルム基材の片面に粘着剤層、その反対面に処理層が設けられている光学用保護テープであって、
処理層が、シリコーンレジンおよびセルロース系ポリマーを含有してなる処理剤により形成されていることを特徴とする光学用保護テープ。
6.前記プラスチックフィルムがポリエステルフィルムであることを特徴とする上記5記載の光学用保護テープ。
7.シリコーンレジンおよびセルロース系ポリマーを含有してなる光学用保護テープ処理層形成剤。
8.プラスチックフィルム基材の片面に粘着剤層、その反対面に処理層が設けられている光学用保護テープであって、
処理層が、長鎖アルキル系剥離剤およびシリコーンレジン、ならびにセルロース系ポリマーを含有してなる処理剤により形成されていることを特徴とする光学用保護テープ。
9.前記プラスチックフィルムがポリエステルフィルムであることを特徴とする上記8記載の光学用保護テープ。
10.長鎖アルキル系剥離剤が、炭素数8以上のアルキル基を有するアクリル系ポリマーであり、かつ共重合成分としてアクリロニトリルを含むことを特徴とする上記8または9記載の光学用保護テープ。
11.長鎖アルキル系剥離剤およびシリコーンレジン、ならびにセルロース系ポリマーを含有してなる光学用保護テープ処理層形成剤。
12.光学フィルムに、上記1〜3、5、6、8〜10のいずれかに記載の光学用保護テープが貼付されている、光学用保護テープ付き光学フィルム。
13.画像表示装置に、上記1〜3、5、6、8〜10のいずれかに記載の光学用保護テープが貼付されている、光学用保護テープ付き画像表示装置。
上記光学用保護テープは、処理層中に、長鎖アルキル系剥離剤とともにセルロース系ポリマーを含有させている。また上記光学用保護テープは、処理層中に、シリコーンレジンとともにセルロース系ポリマーを含有させている。さらには上記光学用保護テープは、処理層中に、長鎖アルキル系剥離剤およびシリコーンレジンとともに、セルロース系ポリマーを含有させている。セルロース系ポリマーにより、処理層のインク定着性を向上させることができ、処理層へのスタンプインクやインクジェットによる印字過程において、インクをはじくこと無く印字が可能になる。そのため、基材背面の処理層は、溶剤で拭き取り除去しなくても、処理層表面に直接インクで印字可能である。したがって、偏光板、位相差板等の光学フィルム、液晶表示パネル等の各種光学用途に応じて、識別方法として肉眼による判別が容易な有色のインクを、スタンプやインクジェットにより、処理層に容易に印字できる。また前記処理層は、剥離性を維持しており、光学フィルムに適用されるアクリル系粘着剤等との接着性が低く、保護テープ付き光学フィルムとして重ねた場合にもブロッキングの問題が生じにくい。
さらには、前記処理層は、セロハン粘着テープとの接着性をある程度有する。そのため、本発明の光学用保護テープは、後工程において、被保護体からセロハン粘着テープを容易に剥離することができ、セロハン粘着テープによるピックアップ性も良好である。
以下、本発明の光学用保護テープについて図面を参照しながら説明する。図1に示す通り、本発明の光学用保護テープは、プラスチックフィルム基材2の片面に、粘着剤層3を有し、その反対面には処理層1を有する。なお、本発明の光学用保護テープはシート状物として使用することができる。
プラスチックフィルム基材2としては、従来より光学用保護テープに使用されているものを特に制限なく使用することができる。一般的には、透視による光学フィルムの検査性や管理性などの観点から、フィルム材料としては、例えば、ポリエステル系樹脂、セルロース系樹脂、アセテート系樹脂、ポリエーテルサルホン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、アクリル系樹脂のような透明なポリマーがあげられる。これらのなかでもポリエステル系樹脂が好ましい。フィルム基材は、1種または2種以上のフィルム材料のラミネート体として用いることもでき、また前記フィルムの延伸物を用いることもできる。プラスチックフィルム基材2の厚さは、一般的には、500μm以下、好ましくは10〜200μmである。
粘着剤層3を形成する粘着剤としては、アクリル系、合成ゴム系、ゴム系、シリコーン系等のいずれの粘着剤を使用することもできるが、透視性、耐候性、耐熱性などの観点から、アクリル系ポリマーをベースポリマーとするアクリル系粘着剤が好ましい。アクリル系ポリマーの重量平均分子量は、30万〜250万程度であるのが好ましい。
アクリル系ポリマーに使用されるモノマーとしては、各種(メタ)アクリル酸アルキルを使用できる。たとえば、(メタ)アクリル酸アルキルエステル(例えば、メチルエステル、エチルエステル、プロピルエステル、ブチルエステル、2−エチルヘキシルエステル、イソオクチルエステル、イソノニルエステル、イソデシルエステル、ドデシルエステル、ラウリルエステル、トリデシルエステル、ペンタデシルエステル、ヘキサデシルエステル、ヘプタデシルエステル、オクタデシルエステル、ノナデシルエステル、エイコシルエステル等の炭素数1〜20アルキルエステル)を例示でき、これらを単独もしくは組合せて使用できる。
また、得られるアクリル系ポリマーに極性を付与するために前記(メタ)アクリル酸アルキルエステルとともに、(メタ)アクリル酸、イタコン酸等のカルボキシル基含有単量体;(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシプロピル等のヒドロキシル基含有単量体;N−メチロールアクリルアミド等のアミド基含有単量体;(メタ)アクリロニトリル等のシアノ基含有単量体;(メタ)アクリル酸グリシジル等のエポキシ基含有単量体;酢酸ビニル等のビニルエステル類;スチレン、α−メチルスチレン等のスチレン系単量体などを共重合モノマーとして用いることができる。
なお、アクリル系ポリマーの重合法は特に制限されず、溶液重合、乳化重合、懸濁重合、UV重合などの公知の重合法を採用できる。
また前記粘着剤には、架橋剤を含有することができる。架橋剤としては、ポリイソシアネート化合物、ポリアミン化合物、メラミン樹脂、尿素樹脂、エポキシ樹脂等があげられる。さらに前記粘着剤には、必要に応じて、粘着付与剤、可塑剤、充填剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、シランカップリング剤を等を適宜に使用することもできる。
粘着剤層3の形成方法は、特に制限されず、剥離ライナに粘着剤を塗布し、乾燥後、フィルム基材2に転写する方法(転写法)、フィルム基材2に、直接、粘着剤を塗布、乾燥する方法(直写法)等があげられる。粘着剤層3の厚さ(乾燥膜厚)は、必要とされる粘着力に応じて決定される。通常1〜100μm程度、好ましくは5〜50μmである。
処理層1は、長鎖アルキル系剥離剤およびセルロース系ポリマーを含有する処理剤により形成される。長鎖アルキル系剥離剤は、炭素数が8以上の長鎖アルキル基を有する剥離性ポリマーが好適に用いられる。炭素数が7以下では剥離性の点で不都合がある。炭素数が8以上の長鎖アルキル基としては、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、ヘキサデシル基、オクタデシル基、エイコシル基等があげられ、通常、長鎖アルキル基の炭素数は8〜50程度である。当該炭素数は12〜40であるのが、ポリマーの剥離性の点からより好ましい。
剥離性ポリマーとしては、たとえば、前記長鎖アルキル基を有するアクリル酸アルキルエステルおよび/またはメタクリル酸アルキルエステルと、アクリル酸、メタクリル酸、アクロニトリル等の極性基モノマーとの共重合体(アクリル系ポリマー)があげられる。前記極性基モノマーの割合は、共重合体(アクリル系ポリマー)中、90モル%以下であるのが好ましい。特に50〜80モル%であるのが好ましい。前記極性基モノマーとしては、アクリロニトリルが、印字性の点から好ましい。またこれら共重合体には、ポリマーの剥離性を損なわない範囲で他のモノマーをさらに共重合させることもできる。
また、前記以外の剥離性ポリマーとしては、活性水素基を有するポリマーと、イソシアナート基、カルボン酸基、酸ハライド、ケテン基、アルデヒド基、エポキシ基等の活性水素と反応しうる官能基を少なくとも1つ以上有し、かつ炭素数8以上のアルキル基を有する長鎖アルキル化合物で変性した変性ポリマーを用いることができる。前記活性水素を有するポリマーとしては、部分ケン化ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、エチレン−ビニルアルコール、ブチラ−ル樹脂、ポリエチレンイミン、セルロース樹脂、メタクリル酸メチルエステル−アクリル酸共重合体等があげられ、官能基を有する長鎖アルキル化合物としてはオクタデシルイソシアナート、ドコサニルイソシアナート、オクタデカン酸、ドコサン酸、オクタデカノイルフロライド、ドコサノイルクロライド等があげられる。
なお、剥離性ポリマー中の前記長鎖アルキル基の割合は、ポリマーが剥離性を有するものであれば特に制限されないが、長鎖アルキル基の割合が50〜90重量%程度のものが好適である。
前記剥離性ポリマーの重量平均分子量は、1万〜40万程度のものが好ましい。特に3万〜20万のものが好適である。1万以下では剥離性皮膜としての形成能に劣る傾向があり、40万を超えるとポリマーの溶解性が悪くなり作業性に問題が生じるおそれがある。
また処理層1は、シリコーンレジンおよびセルロース系ポリマーを含有する処理剤により形成される。シリコーンレジンは、シリコーン系粘着剤のタッキファイアーなどとして公知のものを特に制限なく使用できる。シリコーンレジンは、一般式:R SiO−にて表される一官能性のM単位と、一般式:RSi(O−) にて表される三官能性のT単位、一般式:R Si(O−) にて表される二官能性のD単位、一般式:Si(O−) にて表される四官能性のQ単位から選ばれるいずれか少なくとも1種の単位(前記単位中、Rは一価炭化水素基、アルケニル基または水酸基を示す)を有する、3次元化された共重合体からなるオルガノポリシロキサンを好ましく使用できる。前記一般式における、Rは例えば、メチル基、エチル基、プロピル基等の脂肪族炭化水素基、フェニル基等の芳香族炭化水素基等の一価炭化水素基があげられる。またRの一部は、ビニル基、へキセニル基等のアルケニル基等の有機基、ヒドロキシル基などの適宜な構造単位を有するものであってもよい。前記共重合体としては、M単位とQ単位を有するMQレジンが好ましい。これらシリコーンレジンは1種または2種以上を適宜に組み合わせて使用することができるが、シリコーンレジンとしてはMQレジンのみを使用するのが最も好ましい。
また、シリコーンレジンには、印字性に影響を及ぼさない範囲で、剥離調整剤としてジメチルシロキサン等のシリコーンガムを適宜に含ませることもできる。シリコーンガムを添加する場合には、その使用量は、具体的には、シリコーンレジンとシリコーンガムの合計重量の20重量%以下、好ましくは15重量%以下である。なお、シリコーンガムを添加する場合には、1重量%程度以上であるのが好ましい。
また処理層1は、前記長鎖アルキル系剥離剤およびシリコーンレジン、ならびにセルロース系ポリマーを含有する処理剤により形成される。
セルロース系ポリマーは、前記の通り、インク定着性の向上を目的に使用される。セルロース系ポリマーとしては、たとえば、メチルセルロース、エチルセルロース、アセチルセルロースなどのセルロース誘導体があげられる。
上記セルロース系ポリマーの使用量は特に制限されないが、上記セルロース系ポリマーの使用量が少なくなると、処理層表面への印字性が低下する傾向がある。またセルロース系ポリマーの使用量が多くなると、処理層の皮膜強度が弱くなるとともに、基材との密着性が悪くなり、摩擦等によって処理層が基材から剥ぎ取られ、脱落し易くなる。また、長鎖アルキル系剥離剤にセルロース系ポリマーを配合する場合において、セルロース系ポリマーの使用量が多くなると、光学フィルムに設けたアクリル系粘着剤等に対する粘着力が高くなり、光学フィルムの切断加工後に、積み重ねた場合にその切断面から生じる粘着剤によりブロッキングを起こしやすくなる。これら印字性、ブロッキング性、脱落性等の観点から、セルロース系ポリマーの使用量は、長鎖アルキル系剥離剤またはシリコーンレジン100重量部に対して2〜400重量部程度であるのが好ましい。さらには5〜200重量部であるのが好ましい。長鎖アルキル系剥離剤とシリコーンレジンを併用する場合には、セルロース系ポリマーの使用量は、長鎖アルキル系剥離剤とシリコーンレジンの合計100重量部に対して2〜400重量部程度であるのが好ましい。
さらには5〜200重量部であるのが好ましい。
上記処理剤は、トルエン、酢酸エチル、メチルエチルケトンなどの溶剤で希釈された後、スムージングバー、グラビアコーター、オフセットコーター等により、プラスチックフィルム基材2に塗布される。プラスチックフィルム基材に形成される処理層1の乾燥後の塗布量は、通常、0.003〜2g/m 程度、好ましくは、0.005〜1g/mである。
本発明の光学用保護テープの製造方法は、特に制限されず、公知手段を適宜に採用することができる。例えばプラスチックフィルム基材2の一方の面に、処理剤を塗布後、熱オーブン中で乾燥して処理層1を形成した後、プラスチックフィルム基材2の反対面に、前記手段により粘着剤層3を形成した後、巻き芯に巻き取って作成する方法等が例示される。
以下に本発明の光学用保護テープを実施例に基づき更に詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例1
(処理剤の調製)
長鎖アルキル系剥離剤として、オクタデシルメタクリレートとアクリロニトリルとの共重合体(モル比:オクタデシルメタクリレート/アクリロニトリル=30/70,重量平均分子量7万)のトルエン溶液を用いた。当該長鎖アルキル系剥離剤とエチルセルロース(ハーキュリース社製,水酸基のエトキシル化率48. 0〜49.5%)のトルエン溶液を混合し、0.5重量%の処理剤(トルエン溶液)を調製した。処理剤中、固形分換算で、長鎖アルキル系剥離剤100重量部に対してエチルセルロース10重量部となるようにした。
(光学用保護テープに使用する粘着剤の調製)
2−エチルヘキシルアクリレート、メチルメタクリレートおよび2−ヒドロキシエチルアクリレートのアクリル系ポリマー(重量比:68/29/3,重量平均分子量40万)の25%酢酸エチル溶液に、固形分換算で、前記アクリル系ポリマー100重量部に対してトリメチロールプロパントリレンジイソシアネート3重量部を添加、混合し、アクリル系粘着剤組成物を調製した。
(光学用保護テープの作成)
厚さ38μmのポリエチレンテレフタレートフィルムの片面に、上記処理剤を乾燥後の塗布量が0.04g/m になるようにマイヤーバーで塗布し、120℃で1分間乾燥して処理層を形成した。次いで、前記ポリエチレンテレフタレートフィルムの処理層の反対面に、上記アクリル系粘着剤組成物を乾燥後の厚さが15μmになるようにアプリケータで塗布し、120℃で2分間乾燥して粘着剤層を形成し、光学用保護テープを得た。
比較例1
実施例1(光学用保護テープの作成)において、処理剤として、実施例1に記載の長鎖アルキル系剥離剤のみを用いたこと以外は実施例1と同様にして光学用保護テープを得た。
比較例2
実施例1(光学用保護テープの作成)において、処理剤として、シリコーンレジン(MQレジン)として、商品名:X−40−2134(信越化学工業社製)のトルエン溶液を用いた。当該シリコーンレジンとエチルセルロース(ハーキュリース社製,水酸基のエトキシル化率48. 0〜49.5%)のトルエン溶液を混合し、0.5重量%の処理剤(トルエン溶液)を調製した。処理剤中、固形分換算で、シリコーンレジン100重量部に対してエチルセルロース10重量部となるようにしたものに対して、シリコーンレジンのみを用いたこと以外は実施例1と同様にして光学用保護テープを得た。
比較例3
実施例1(光学用保護テープの作成)において、処理層の形成を行わなかったこと以外は実施例1と同様にして光学用保護テープを得た。
実施例および比較例で得られた光学用保護テープについて下記の特性を調べた。いずれの測定も、23℃、65%RHの雰囲気下で実施した。結果を表1に示す。
(評価項目および評価方法)
(1)処理層の印字性光学用保護テープの処理層に、市販の油性インクスタンプ[シャチハタ(株)製,速乾性Xスタンパー:赤、青]及びインクジェット[株式会社ビデオジェット・テクノロジーズ・ジャパン製,EXCELシリーズ170i、インク:赤(16−8460)、青(16−7900)]により印字を行ない、下記の1点から5点を基準として、5点法で評価を行なった。
5点−−−インクのハジキが全く無く良好。
1点−−−インクのハジキが著しい。
(2)処理層のアクリル系粘着剤に対する粘着力
1)ブチルアクリレート/アクリル酸のアクリル系ポリマー(重量比:100/3,重量平均分子量30万)の30%酢酸エチル溶液に、固形分換算で、前記アクリル系ポリマー100重量部に対してトリメチロールプロパントリレンジイソシアネート1.5重量部を添加、混合し、アクリル系粘着剤組成物を調製した。
2)厚さ75μmのポリエチレンテレフタレートフィルムに上記アクリル系粘着剤組成物を乾燥後の塗布厚が40μmになるようにアプリケータで塗布し、130℃で3分間乾燥して粘着剤層を形成した後、剥離ライナーを貼り合わせて、処理層の粘着力測定用のサンプル(粘着シート)を作成した。
3)上記のサンプルのアクリル粘着剤面と反対面(ポリエチレンテレフタレートフィルム面)を、日東電工社製の両面テープNo500で、SUS板上に貼り付けた。
4)光学用保護テープ(50mm幅)の粘着剤層に、厚さ25μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを貼り合わせ(処理層のアクリル系粘着剤に対する粘着力測定に支障の無いようにし)、光学用保護テープの処理層を3)で作成したサンプルのアクリル粘着剤面に貼り合わせた。
5)貼り合わせて30分間放置後、0.3m/分の速度で、光学用保護テープを180°剥離して、処理層の粘着力を測定した。
(3)光学用保護テープのセロハン粘着テープによるピックアップ性
偏光板に光学用保護テープを貼り合わせて24時間放置後、日東電工社製セロハン粘着テープNo29を、偏光板のコーナー上の光学用保護テープの処理層に貼り合わせ、直ちにセロハン粘着テープを垂直に引っ張り上げて光学用保護テープが偏光板から剥れるかどうかを以下の基準で評価した。
○−−−光学用保護テープが剥れる。
×−−−光学用保護テープが剥れない。
(4)処理層の脱落性
ガラス板上に、粘着剤層を下にして光学用保護テープを固定した後、処理層を人差し指で5往復擦ったときの処理層の脱落性を以下の基準で評価した。
○−−−処理層の脱落がほとんどない。
△−−−処理層の脱落が少しある。
×−−−処理層の脱落が著しい。
Figure 0005019489
本発明の光学用保護テープの断面図である。
1 処理層
2 フィルム基材
3 粘着剤層

Claims (7)

  1. プラスチックフィルム基材の片面に粘着剤層、その反対面に処理層が設けられている光学用保護テープであって、
    処理層が、炭素数が8〜50の長鎖アルキル基を有するアクリル酸アルキルエステルおよび/またはメタクリル酸アルキルエステルと、アクリル酸、メタクリル酸およびアクリロニトリルから選ばれる極性基モノマーとのアクリル系ポリマーであって、当該極性基モノマーの割合が共重合体中、50〜90モル%であるアクリル系ポリマーの長鎖アルキル系剥離剤およびセルロース系ポリマーを含有してなる処理剤により形成されており、
    前記セルロース系ポリマーの使用量が、前記長鎖アルキル系剥離剤100重量部に対して2〜10重量部であることを特徴とする光学用保護テープ。
  2. 前記プラスチックフィルムがポリエステルフィルムであることを特徴とする請求項1記載の光学用保護テープ。
  3. 前記セルロース系ポリマーがメチルセルロースまたはエチルセルロースであることを特徴とする請求項1または2記載の光学用保護テープ。
  4. 炭素数が8〜50の長鎖アルキル基を有するアクリル酸アルキルエステルおよび/またはメタクリル酸アルキルエステルと、アクリル酸、メタクリル酸およびアクリロニトリルから選ばれる極性基モノマーとのアクリル系ポリマーであって、当該極性基モノマーの割合が共重合体中、50〜90モル%であるアクリル系ポリマーの長鎖アルキル系剥離剤およびセルロース系ポリマーを含有してなり、
    前記セルロース系ポリマーの使用量が、前記長鎖アルキル系剥離剤100重量部に対して2〜10重量部である光学用保護テープ処理層形成剤。
  5. 前記セルロース系ポリマーがメチルセルロースまたはエチルセルロースであることを特徴とする請求項4記載の光学用保護テープ処理層形成剤。
  6. 光学フィルムに、請求項1〜3のいずれかに記載の光学用保護テープが貼付されている、光学用保護テープ付き光学フィルム。
  7. 画像表示装置に、請求項1〜3のいずれかに記載の光学用保護テープが貼付されている、光学用保護テープ付き画像表示装置。
JP2010158216A 2002-04-25 2010-07-12 光学用保護テープ、光学用保護テープ処理層形成剤、光学用保護テープ付き光学フィルム、光学用保護テープ付き画像表示装置 Expired - Fee Related JP5019489B2 (ja)

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