JP2002246195A - 放電灯点灯回路 - Google Patents

放電灯点灯回路

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放電灯点灯回路において、電力損失及び発熱
による素子故障の可能性を低減するとともに、安定した
電力制御を行う。 【解決手段】 一の放電灯に対して直流−直流変換回路
3の出力電圧を交番投入するに際し、放電灯の点灯中に
は、正極性及び負極性の各出力のうち当該放電灯に投入
されていない無負荷側の出力電圧が、放電灯に投入され
ている側の出力電圧と同じ大きさになるように制限す
る。また、2つの各放電灯に対して直流−直流変換回路
3による出力電圧の極性を交互に切り替えながら供給電
力を投入する際に、一方の放電灯の点灯中若しくは点灯
指示中であって、かつ他方の放電灯が消灯中若しくは消
灯指示中のときには、正極性及び負極性の出力のうち放
電灯に投入されていない無負荷側の出力電圧が、放電灯
に投入されている側の出力電圧と同じ大きさになるよう
に制限する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放電灯点灯回路に
おける電力損失や発熱を低減するとともに、安定した点
灯制御を保証するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】放電灯(メタルハライドランプ等)の点
灯回路については、直流-直流変換回路、直流−交流変
換回路、起動回路(所謂スタータ回路)を備えた構成が
知られている。例えば、放電灯の数が1つの場合を想定
すると、DC−DCコンバータ及びハーフブリッジ型回
路(2つの半導体スイッチング素子を組にして交互にオ
ン/オフ制御を行うように構成された回路)と、それら
の制御回路を備えた構成が挙げられ、DC−DCコンバ
ータ内のスイッチング素子の制御によって当該コンバー
タの出力が制御されるとともに、ハーフブリッジ型回路
を構成するスイッチング素子の交番動作によって生成さ
れる交流出力が放電灯に供給される。尚、DC−DCコ
ンバータについては、正極性及び負極性の出力電圧を得
るために、各極性に対応した回路部分を有する形態(極
性に対応した電圧変換回路を完全に分離したもの)と、
回路部を分離せずに1つの構成で両極性出力が得られる
ようにした形態が挙げられる。
【0003】また、放電灯の数が2つになった場合に、
各放電灯に対応するそれぞれの点灯回路を設けて放電灯
を点灯させるのでは、部品点数やコスト面で不利益があ
るので、2つの放電灯についての点灯回路を共通化する
ことが好ましく、例えば、DC−DCコンバータ及びフ
ルブリッジ型回路(4つの半導体スイッチング素子をそ
れぞれ対にし、2組の素子対にしてオン/オフ制御を交
互に行うように構成された回路)と、それらの制御回路
を備えた構成が挙げられる。つまり、DC−DCコンバ
ータ内のスイッチング素子の制御によって当該コンバー
タの出力が制御されるとともに、フルブリッジ型回路を
構成するスイッチング素子の交番動作によって生成され
る矩形波状出力を放電灯に供給する際には、各放電灯に
対して正極性出力と負極性出力とが交互に供給される
(つまり、片方の放電灯について正極性出力を投入して
いるときには、他方の放電灯には負極性出力が投入され
る。)。尚、正極性及び負極性の出力電圧を得るための
DC−DCコンバータについては、上記したように2形
態の回路構成が挙げられる。
【0004】ところで、放電灯の確実な点灯には、DC
−DCコンバータの後段にコンデンサを含む電流補助回
路(例えば、特開平9−223591号公報等。)を設
けることが好ましく、放電灯がブレークダウンした場合
に、当該コンデンサの蓄積エネルギーを放電灯の供給す
ることによりアーク放電への移行を円滑に行うことがで
きる。
【0005】図12は1つの放電灯に対する点灯回路を
想定した場合に、当該放電灯が点灯しているときの供給
電圧(DC−DCコンバータの出力であり、上方のもの
が正極電圧、下方のものが負極電圧である。中段に示す
電流「IL」は放電灯の電流を示す。)を概略的に示し
たものである。尚、DC−DCコンバータの正極性出力
に対して上記電流補助回路が設けられており、当該コン
バータの出力する電圧(所謂オープン・サーキット電圧
「O.C.V」)を350V(ボルト)とし、DC−DC
コンバータの負極性出力に対する制限を150Vとして
おり、放電灯の定格電圧を85Vとする。
【0006】放電灯に対してあるタイミングで正極性出
力が投入されているとすると、負極性出力について電流
の流れる経路がなく無負荷状態である。従って、この時
のDC−DCコンバータによる負極出力電圧(の大き
さ)は150Vに制限される。
【0007】次のタイミングで極性が反転して、放電灯
に負極性出力が投入されると、この時の正極性出力につ
いて電流の流れる経路がなく無負荷状態である。従っ
て、この時のDC−DCコンバータによる正極出力電圧
(の大きさ)は350Vになる。
【0008】以上の動作がブリッジ回路の動作周波数
(スイッチング素子の切替が交番されるときの周波数)
に従って繰り返されて、各極性の出力が放電灯に供給さ
れる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た構成では、例えば、下記に示すような不都合が生じ得
る。
【0010】(1)点灯周波数が低い場合における交流
成分(脈流によるもの)の影響が、定電力制御を阻害す
ること (2)無効な電力成分の増加 (3)電流補助回路等における損失の増加。
【0011】図12に示すように、放電灯に流れる電流
「IL」は、脈流をもった波形になる。
【0012】その理由は、DC−DCコンバータの出力
段に設けられる平滑回路の存在であり、主に、無負荷時
に平滑コンデンサにたまった電荷の吐き出しによる。つ
まり、350V又は−150V相当まで蓄えられた平滑
コンデンサのエネルギーが、ブリッジ型回路の極性反転
時に85V又は−85Vになるまで放電灯に放出される
ため、極性反転直後の電流が大きくなってしまうからで
あり、この脈流が原因となって出力電圧が大きく変動
し、(1)乃至(3)の弊害が惹き起こされる。
【0013】先ず、(1)については、放電灯の極性が
切り替わった瞬間において、何らの制御指示もなしに放
電灯に流れる電流が一時的に増加することになるので、
制御回路はそれを検出して放電灯に流れる電流を少なく
しようとする。しかし、平滑コンデンサの容量が大きく
て極性切替時の電流が多いと、結果的には必要な制御電
力よりも大きな電力投入がなされてしまう。尚、これを
回避するには、例えば、放電灯に流れる電流値を検出す
る回路あるいは定電力制御のための回路に対してディレ
イ(遅延回路等)を設けて応答を鈍化させるといった方
法が考えられるが、コスト上昇を招く原因となったり、
また、応答の鈍化は、電源入力(電圧)の急変や放電灯
の状態変化等に対する追従性の悪化をもたらす虞があ
り、放電灯の立ち消えの可能性を高める原因となるので
好ましくない。
【0014】また、(2)について具体的な数値を挙げ
て説明すると、例えば、定格電力35W、平滑コンデン
サの静電容量を0.47μF、ブリッジ型回路の点灯周
波数を1kHzとしたとき、正極出力用DC−DCコン
バータは、1mS(ミリ秒)おきに平滑コンデンサに8
5V(定格電圧)から350V(上記O.C.V)までの
電荷を蓄積する。このエネルギーは、「0.47×10
^(−6)×(350^2−85^2)=0.054J」
(「^」は累乗を意味する。)」であり、1秒間当たり
の電力に直すと、0.054J×1000(回)=54
Wになる。従って、これが放電灯の定常電力以下に収ま
るようにするには、平滑コンデンサの容量又は点灯周波
数を調整すれば良いことになるが、上記したように歪ん
だ交流成分によって無効な電力成分をもつことになって
損失が生じ、放熱設計上の負担の原因となる。
【0015】(3)については、DC−DCコンバータ
の出力電圧がブリッジ型回路の点灯周波数で上下してい
るので、例えば、上記電流補助回路内のコンデンサに対
して抵抗素子を接続している場合に、当該抵抗素子に流
れる電流によりジュール熱損失が生じる。
【0016】以上は放電灯の数を1つにした場合である
が、放電灯の数が2つになった場合でも同様の弊害が発
生する。
【0017】即ち、片方の放電灯が点灯していて、他方
の放電灯が点灯していない場合に、正極及び負極性出力
のDC−DCコンバータの出力電圧が、上記した1つの
放電灯の場合と同様の振る舞いをし、点灯している方の
放電灯に対して正極性(又は負極性)出力を投入してい
るときに負極側(又は正極側)が無負荷となる。従っ
て、放電灯の数が2つになっても、片方の放電灯して点
灯していない場合には、上記と同様の問題が起き得る。
【0018】そこで、本発明は、放電灯点灯回路におい
て、電力損失及び発熱による素子故障の可能性を低減す
るとともに、安定した電力制御の実現を課題とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した課題を
解決するために、一の放電灯に対して直流−直流変換回
路の出力電圧を交番投入する際には、放電灯の点灯中に
正極性及び負極性の出力のうち当該放電灯に投入されて
いない無負荷側の出力電圧が、放電灯に投入されている
側の出力電圧と同じ大きさになるように制限するもので
あり、また、2つの各放電灯に対して直流−直流変換回
路による出力電圧の極性を交互に切り替えながら供給電
力を投入する際に、一方の放電灯の点灯中若しくは当該
放電灯への点灯指示が出されているときであって、かつ
他方の放電灯が点灯していないとき若しくは当該放電灯
への点灯指示が出されていないときには、正極性及び負
極性の出力のうち放電灯に投入されていない無負荷側の
出力電圧が、放電灯に投入されている側の出力電圧と同
じ大きさになるように制限するものである。
【0020】従って、本発明によれば、無負荷側の出力
電圧がこれとは逆極性の出力電圧に制限されるので、放
電灯に流れる電流に係る脈流による交流成分を抑制する
ことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明に係る点灯回路の構成につ
いて、先ずは放電灯の数が1つの場合について図1を用
いて説明する。
【0022】放電灯点灯回路1は、直流電源2、直流−
直流変換回路3、直流−交流変換回路4、起動回路5を
備えている。
【0023】直流−直流変換回路3は、電源2からの直
流入力電圧(これを「Vin」と記す。)を受けて正極性
及び負極性の出力を得るためのものであり、回路内部に
トランス及びスイッチング素子を有するとともに、制御
回路7からの信号に応じてスイッチング素子の制御が行
われてその出力電圧が制御される。直流−直流変換回路
3としては、スイッチングレギュレータの構成を有する
DC−DCコンバータ(フライバック式等。)が用いら
れるが、前記したように、正極及び負極性の両出力を得
るための回路を分離することなく構成した非分離型の形
態と、各極性の出力電圧を各別の回路に分離して出力す
るように構成した分離型の形態が挙げられる。
【0024】図2及び図3は直流−直流変換回路の構成
例を示したものである。尚、図2では二次側に2つの回
路3A、3Bを有し、また、図3では、一次及び二次と
もに別の回路3′A、3′Bを有している。
【0025】図2は非分離型の構成例3Nを示してお
り、トランスTの一次巻線Tpの一端が直流入力端子
「ta」に接続されることで電圧Vinが入力されるよう
になっており、一次巻線Tpの他端は半導体スイッチン
グ素子SW(図には単にスイッチの記号で示すが、FE
T(電界効果トランジスタ)等が用いられる。)及び電
流検出用抵抗Rsを介して接地されている(この抵抗R
sについては任意であり、特に設けなくても良い)。
尚、半導体スイッチング素子SWの制御端子(FETの
場合にはゲート)には制御回路7からの信号「Sc」が
供給されてそのスイッチング制御が行われる。
【0026】トランスTの二次巻線Tsについては、そ
の一端がダイオードD1のアノードに接続され、該ダイ
オードD1のカソードがコンデンサC1の一端に接続さ
れるとともに端子「to1」に接続され、当該端子から
出力電圧(これを「Vdcp」と記す。)が得られる。そ
して、コンデンサC1の他端は二次巻線Tsの中間タッ
プに接続されるとともに、抵抗Riを介して接地されて
いる。
【0027】二次巻線Tsの他端はダイオードD2のカ
ソードに接続されており、該ダイオードD2のアノード
がコンデンサC2と端子「to2」に接続され、当該端
子を介して出力電圧(これを「Vdcn」と記す。)が得
られる。
【0028】抵抗Riは、放電灯6に流れる電流に関す
る検出信号(相当信号)を得るための電流検出用素子で
あり、当該抵抗に流れる電流を電圧変換することで電流
検出を行うものである。尚、抵抗Riと、コンデンサC
1やC2との接続点には検出端子「toi」が接続され
ており、ここから検出信号「Vi」が得られる。
【0029】以上のように直流−直流変換回路3Nは、
正極性及び負極性の電圧Vdcp、Vdcnを2つの出力端子
「to1」、「to2」から各別に出力する構成となっ
ている。
【0030】尚、トランスTの巻線に付した「・」印は
巻き始めを示しており、例えば、二次巻線Tsについて
はダイオードD2との接続端及び中間タップにおける巻
き始端にそれぞれ「・」印が付されている。また、コン
デンサC1、C2は平滑回路を構成しており、図12に
ついて説明したコンデンサに相当する。
【0031】図3は上記した分離型の形態について一例
を示したものであり、この直流−直流変換回路3Mで
は、2つのトランスT1(一次巻線T1p、二次巻線T
1s)、T2(一次巻線T2p、二次巻線T2s)を有
する構成とされる。
【0032】各トランスの一次巻線T1p、T2pの一
方の端子が直流入力端子taに接続され、他方の端子が
スイッチング素子SW1、SW2(これらには半導体ス
イッチング素子が用いられるが、図には単にスイッチの
記号で示す。)をそれぞれ介して接地されており、これ
らのスイッチング素子SW1、SW2を、制御回路7か
らの制御信号Sc1、Sc2によって各別にオン/オフ
制御することで、各二次出力を独立に可変制御すること
ができる。
【0033】尚、一次巻線T1p、T2pに対して並列
に設けられたコンデンサC0は、その一端が直流入力端
子taに接続されるとともに他端が接地されている。
【0034】回路3′Aは、トランスT1及びスイッチ
ング素子SW1、そして二次巻線T1sに接続された整
流用ダイオードD1や平滑用コンデンサC1、電流検出
用抵抗Ri1を含む構成とされる。つまり、二次巻線T
1sの一端がダイオードD1のアノードに接続され、該
ダイオードのカソードが出力端子to1に接続されると
ともにコンデンサC1の一端に接続されている。そし
て、該コンデンサC1の他端が二次巻線T1sの巻き始
端側端子に接続されるとともに、電流検出用抵抗Ri1
を介して接地されている。
【0035】よって、この回路では、制御信号Sc1に
基づくスイッチング素子SW1のオン/オフ制御によっ
てトランスT1の一次巻線T1pに流れる電流が制御さ
れ、二次巻線T1sからダイオードD1、コンデンサC
1を経て出力端子to1に正極性電圧Vdcpが得られ
る。尚、端子「toi1」は、コンデンサC1と電流検
出用抵抗Ri1との接続点に接続された電流検出端子で
あり、当該端子から検出信号「Vi1」が得られる。
【0036】他方、回路3′Bは、トランスT2及びス
イッチング素子SW2、そして二次巻線T2sに接続さ
れた整流用ダイオードD2や平滑用コンデンサC2、電
流検出用抵抗Ri2を含む構成とされる。つまり、二次
巻線T2sの一端(巻き始端側の端子)がダイオードD
2のカソードに接続され、該ダイオードのアノードが出
力端子to2に接続されるとともにコンデンサC2の一
端に接続されている。そして、該コンデンサC2の他端
が二次巻線T2sの終端側端子に接続されるとともに、
電流検出用抵抗Ri2を介して接地されている。
【0037】よって、この回路では、制御信号Sc2に
基づくスイッチング素子SW2のオン/オフ制御によっ
てトランスT2の一次巻線T2pに流れる電流が制御さ
れ、二次巻線T2sからダイオードD2、コンデンサC
2を経て出力端子to2に電圧Vdcnが得られる。尚、
端子「toi2」は、コンデンサC2と電流検出用抵抗
Ri2との接続点に接続された電流検出端子であり、当
該端子から検出信号「Vi2」が得られる。
【0038】直流−直流変換回路3の出力段に設けられ
た電流補助回路8(図1参照)は、当該回路内に設けら
れた容量性素子(コンデンサ)に蓄積されたエネルギー
を放電灯6の起動時に当該放電灯に供給することによっ
てグロー放電からアーク放電への移行が確実に行われる
ように補助するための回路である。尚、図1では電流補
助回路が正極出力側に設けられているが、これは放電灯
6の起動前に当該放電灯に供給される電圧の極性が正極
に規定されるためである(つまり、供給電圧の極性が負
極に規定される場合には、負極側に電流補助回路を付設
すれば良い。)。
【0039】図4は電流補助回路8の構成例を幾つか示
したものである。
【0040】図の(a)に示す構成では抵抗Raとコン
デンサCaとの直列回路とされ、抵抗Raの一端が上記
の出力端子to1に接続されるとともに、当該抵抗の他
端がコンデンサCaを介して接地されている。
【0041】また、(b)に示す構成ではコンデンサC
bとツェナーダイオードZDとの直列回路とされ、コン
デンサCbの一端が出力端子to1に接続されるととも
に、その他端がツェナーダイオードZDのカソードに接
続されており、該ツェナーダイオードZDのアノードが
接地されている。
【0042】(c)に示す構成では、抵抗Rcの一端が
出力端子to1に接続されるとともに、その他端がコン
デンサCcと抵抗Rdとの直列回路を介して接地されて
おり、該抵抗Rdに対してダイオードDが並列に接続さ
れている(ダイオードDのカソードがコンデンサCcと
抵抗Rdとの間に接続され、そのアノードが接地されて
いる。)。
【0043】直流−直流変換回路3の後段に配置された
直流−交流変換回路4(図1参照。)は、該直流−直流
変換回路3の出力電圧を交流電圧に変換した後でこれを
放電灯6に供給するために設けられており、直流−直流
変換回路3の2つの出力端子からそれぞれ各別に出力さ
れる正極性及び負極性の電圧が送出されてくる。そし
て、回路部(コンバータ)3A又は3′Aの出力電圧V
dcpと、回路部(コンバータ)3B又は3′Bの出力電
圧Vdcnとを切り換えるために、直流−交流変換回路4
内に設けられた1対の半導体スイッチング素子sw1、
sw2(これらの素子には電界効果トランジスタ等が用
いられるが、図には単にスイッチの記号で示す。)がそ
れらの駆動回路DRVによって交番動作され、これによ
って生成される交流電圧が放電灯6に供給される。
【0044】つまり、直流−直流変換回路3の出力段に
おいて直列に接続された2つのスイッチング素子sw
1、sw2について、図示の例では、その一方の素子s
w1が回路3Aの出力端子に接続されるとともに、素子
sw2を介して回路3Bの出力端子に接続されている。
そして、これらのスイッチング素子をそれぞれ相反的に
スイッチング制御する駆動回路DRVについては、例え
ば、ハーフブリッジドライバとして既知のIC(集積回
路)が使用される。つまり、駆動回路DRVからの各ス
イッチング素子の制御端子にそれぞれ供給される信号に
より、素子sw1がオン状態のとき、素子sw2がオフ
状態となり、逆に素子sw1がオフ状態のとき、素子s
w2がオン状態となるようにハーフブリッジの交番動作
が行われて直流電圧が交流電圧に変換される。
【0045】尚、素子sw1、sw2として電界効果ト
ランジスタを使用した場合における駆動回路としてブー
トストラップ式の構成例を図5に示す(図中の直流電源
回路は直流電源2及び直流−直流変換回路3を含
む。)。
【0046】本図においてドライブ用IC内部のスイッ
チング素子を等価的にスイッチの記号で示すように、2
つの素子Q1、Q2による直列回路及び2つの素子Q
3、Q4による直列回路を備えている。
【0047】これらの素子Q1乃至Q4への電源につい
ては、電源端子Vcから供給されるようになっており、
素子Q1及びQ2には当該電源端子Vcからダイオード
D3を介して電源供給が行われ、また、素子Q3及びQ
4には電源端子Vcからそのまま電源供給が行われる。
つまり、ダイオードD3のカソードがコンデンサC3を
介してNチャンネルFETsw1とsw2との接続点に
接続されるとともに、当該カソードが素子Q1に接続さ
れている。そして、素子Q1とQ2との接続点がFET
sw1のゲートに接続され、素子Q2のうち素子Q1と
の接続点とは反対側の端子がFETsw1とsw2との
接続点に接続されている。
【0048】他方、素子Q3及びQ4については、素子
Q3の一端が電源端子Vcに接続され、両素子の接続点
がFETsw2のゲートに接続されており、素子Q4の
うち素子Q3との接続点とは反対側の端子がFETsw
2(のソース)に接続されている。
【0049】尚、これらの素子Q1乃至Q4に関して、
制御回路7から駆動用ICに供給される制御信号によっ
て各素子がそれぞれ制御されることは勿論である。
【0050】本回路において、例えば、2つのFETの
うち図の上方に位置したFETsw1をオン状態にする
にあたっては、一旦、電源端子VcからダイオードD3
を介してコンデンサC3を充電して電荷を蓄えておき、
その電荷を用いて当該FETをオンさせる必要がある
(素子Q1をオン状態にし、素子Q2をオフ状態にす
る。尚、このとき下方のFETをオフ状態とするために
は、素子Q3をオフ状態にし、素子Q4をオン状態にす
れば良い。)。
【0051】起動回路5(図1参照。)は、放電灯6に
起動用の高電圧信号(起動パルス)を発生させて放電灯
6に起動をかけるために設けられており、当該起動用信
号は直流−交流変換回路4の出力する交流電圧「Vou
t」に重畳されて放電灯6に印加される。つまり、起動
回路5内には誘導性成分(トリガートランスの二次巻線
等のインダクタンス成分)が含まれており、放電灯6の
一方の電極端子が誘導性成分を介して2つのスイッチン
グ素子sw1、sw2同士の接続点Aに接続され、他方
の電極端子がグランド(GND)に接地されるか又は電
流検出用抵抗「ri」(図2や図3に示した電流検出用
抵抗を設けない場合)を介して接地される(図1の「V
s」は電流検出信号を示す。)。
【0052】尚、放電灯6に流れる電流を検出するため
の検出回路としては、例えば、上記した電流検出用抵抗
「Ri」又は「ri」を用いて放電灯に流れる電流値を
検出する電流検出回路が設けられている。また、放電灯
にかかる電圧を検出する電圧検出回路については、例え
ば、既知のように分圧抵抗等を使って出力電圧を検出す
る回路)を設けて出力電圧(Vdcp、Vdcn)の検出信号
を得ることができる。
【0053】制御回路7(図1参照。)は、放電灯にか
かる電圧や当該放電灯に流れる電流の検出信号を受けて
放電灯に投入する電力を制御するとともに直流−直流変
換回路3の出力を制御する。つまり、放電灯6の状態に
応じた供給電力を制御するために設けられており、直流
−直流変換回路3に対して制御信号(Sc)を送出する
ことでこれらの出力電圧を制御する。また、上記駆動回
路DRVに制御信号(SD)を送出してブリッジの極性
切換についての制御を行う。尚、放電灯6の点灯前には
当該放電灯への供給電圧をあるレベルまで高めておくこ
とで、放電灯6の点灯を確実にするための出力制御を行
うことも制御回路7の役目である。
【0054】ところで、放電灯6に対して直流−直流変
換回路3の出力電圧を交番投入する際には、図12で説
明したように無負荷側の電圧(350V、−150V)
及び平滑用コンデンサ若しくは電流補助回路のコンデン
サのために脈流が発生するが、これに起因する弊害を防
止するためには、放電灯の点灯中において、正極性及び
負極性の出力のうち当該放電灯に投入されていない無負
荷側の出力電圧を、放電灯に投入されている側の出力電
圧と同じ大きさになるように制限することが有効であ
る。
【0055】図6はその様子を概略的に示したものであ
り、図12に対応したものである。
【0056】つまり、直流−直流変換回路3の出力電圧
について、上方のものが正極電圧、下方のものが負極電
圧を示しており、本例ではいずれについても無負荷状態
では、その大きさ(絶対値)が85V(投入電圧)に制
限される。例えば、放電灯に正極性電圧「85V」が投
入されているときには負極側では「−85V」に電圧制
限がなされ、また、放電灯に負極性電圧「−85V」が
投入されているときには正極側では「85V」に電圧制
限がなされる。その結果、放電灯6に流れる電流ILは
交流成分のない綺麗な矩形波状になるので、前記(1)
乃至(3)の弊害を回避することができる(尚、このこ
とは後述する2つの放電灯の制御でも同様である。)。
【0057】図7は制御回路7について要部の構成例1
0を示したものである。尚、直流−直流変換回路として
図3の構成例3Mを用いるものとする。
【0058】図中に示す各記号の意味は以下に示す通り
である。
【0059】・「SVp」=直流−直流変換回路の正極
性出力電圧に関する検出信号(検出電圧) ・「SVn」=直流−直流変換回路の負極性出力電圧に
関する検出信号(検出電圧) ・「CK」 =放電灯に投入すべき電圧極性を示す信号
(Hレベルのとき正極性、Lレベルのとき負極性を示
す。) ・「Sb1」=放電灯の電力制御のための回路(図示せ
ず。)により、上記回路3′Aのスイッチング素子SW
1の駆動回路22pに送られる制御用信号(Sc1の基
となる信号であり、正極駆動用信号) ・「Sb2」=放電灯の電力制御のための回路(図示せ
ず。)により、上記回路3′Bのスイッチング素子SW
1の駆動回路22nに送られる制御用信号(Sc2の基
となる信号であり、負極駆動用信号)。
【0060】尚、SVpやSVnにかかる電圧検出につ
いては、上記Vdcp、Vdcnに対して抵抗分圧等による既
知の検出方法を用いれば済むので回路構成の説明は省略
する。また、電力制御のための回路については、制御方
式(PWM:パルス幅変調、PFM:パルス周波数変調
等)に依存し、例えば、放電灯の電圧検出信号や電流検
出信号に基く演算信号を鋸歯状波とレベル比較すること
でデューティーサイクルが規定される信号を生成してス
イッチング素子のオン/オフ状態を制御する回路形態等
が良く知られていること、及び本発明に関する限り電力
制御方法の如何を問わないことからSb1、Sb2の生
成回路についての説明を省略する(例えば、特開平4−
12495号公報や特開2001−6891号公報等を
参照)。
【0061】信号CKとSb1、Sb2との関係につい
ては、図8に示す通りである。
【0062】正極電圧検出信号SVpはコンパレータ1
1の正入力端子に供給されるとともに、コンパレータ1
2の負入力端子に供給される。
【0063】コンパレータ11の出力信号は、2つに分
岐してその一方が、NOT(論理否定)ゲート13を介
して2入力OR(論理和)ゲート14の一方の入力端子
に供給される。尚、ORゲート14の他方の入力端子に
は信号CKが供給される。
【0064】また、コンパレータ11の出力信号のうち
分岐した他方のものは、そのまま2入力ORゲート15
の一方の入力端子に供給される。尚、当該ORゲート1
5の他方の入力端子には信号CKがNOTゲート16を
介して供給される。
【0065】ORゲート14の出力信号及び信号Sb1
は2入力AND(論理積)ゲート17に供給され、当該
ゲートの出力信号は2入力ANDゲート18の一方の入
力端子に供給される。
【0066】ANDゲート18の他方の入力端子には、
コンパレータ12の出力信号が供給される。このコンパ
レータ12は正極性の電圧出力に対する最大値(あるい
は上限値)を規定するために設けられたもので、負入力
として供給されるSVpと、正入力として供給される基
準電圧(図には定電圧源の記号で示し、「Erefp」と記
す。前記の「350V」に相当するもの。)とを比較し
て、SVpがErefpを超えたときにLレベル信号を出力
する。
【0067】ORゲート15の出力信号及び信号Sb2
は2入力AND(論理積)ゲート19に供給され、当該
ゲートの出力信号は2入力ANDゲート20の一方の入
力端子に供給される。
【0068】ANDゲート20の他方の入力端子には、
コンパレータ21の出力信号が供給される。このコンパ
レータ21は負極性の電圧出力(の大きさ)に対する最
大値(あるいは電圧の向きを考慮した符号付き電圧値の
場合における、その下限値)を規定するために設けられ
たもので、負入力として供給されるSVnと、正入力と
して供給される基準電圧(図には定電圧源の記号で示
し、「Erefn」と記す。前記の「−150V」に相当す
るもの。)とを比較して、SVnがErefnを超えたとき
にLレベル信号を出力する。
【0069】ANDゲート18の出力信号が正極駆動用
の駆動回路22pを経て上記制御信号Sc1として正極
性出力用回路(コンバータ)3′Aのスイッチング素子
SW1に送出される。また、ANDゲート20の出力信
号が負極駆動用の駆動回路22nを経て上記制御信号S
c2として負極性出力用回路(コンバータ)3′Bのス
イッチング素子SW2に送出される。尚、これらの駆動
回路にはスイッチング素子の駆動に必要な電圧レベル変
換用の回路等が含まれる。
【0070】本回路において、正極駆動用信号Sb1に
関して、信号CKがHレベルのときには、ORゲート1
4の出力信号がHレベルになるので、信号Sb1がAN
Dゲート17を素通りしてANDゲート18に供給され
る。このときにコンパレータ12の出力信号がHレベル
である場合にはANDゲート18の出力信号(ANDゲ
ート17の出力信号に同じ。)が駆動回路22pを介し
てSc1となる。つまり、信号Sb1によってスイッチ
ング素子SW1のオン/オフ制御のデューティーサイク
ルが規定される。また、信号CKがLレベルのときに
は、無負荷状態となり負荷電流が流れないので信号Sb
1は、そのデューティーサイクルが最大の信号となる
(電流をもっと流そうとする制御による。)。
【0071】他方、負極駆動用信号Sb2に関しては、
信号CKがLレベルのときに当該信号がNOTゲート1
6で論理反転されてORゲート15の出力信号がHレベ
ルになるので、信号Sb2がANDゲート19を素通り
してANDゲート20に供給される。このときにコンパ
レータ21の出力信号がHレベルである場合にはAND
ゲート20の出力信号(ANDゲート19の出力信号に
同じ。)が駆動回路22nを介してSc2となる。つま
り、信号Sb2によってスイッチング素子SW1のオン
/オフ制御のデューティーサイクルが規定される。そし
て、信号CKがHレベルのときには、無負荷状態となり
負荷電流が流れないので信号Sb2は、そのデューティ
ーサイクルが最大の信号となる。
【0072】このようにSb1、Sb2について無負荷
状態ではともにデューティーサイクルが最大になるが、
コンパレータ12、21によって最大電圧のリミッタが
かかる。例えば、SVpのレベルが大きくてErefpを超
えるとコンパレータ12がLレベル信号をANDゲート
18に送るので(ANDゲート17の出力信号は無視さ
れる。)、Sb1を受け付けなくなり、当該ゲート18
の出力信号を強制的にLレベルにしてしまう。同様に、
SVnの大きさ(電圧の方向は考えない)がErefnを超
えるとコンパレータ21がLレベル信号をANDゲート
20に送るので(ANDゲート19の出力信号は無視さ
れる。)、Sb2を受け付けなくなり、当該ゲート20
の出力信号を強制的にLレベルにしてしまう。このよう
にコンパレータ12、21は各駆動信号を阻止する役割
を有しており、従って、無負荷時の動作において、最大
デューティーサイクルでの駆動信号によってコンバータ
(3′A、3′B)の出力電圧が上昇してその制限電圧
に達すると当該コンバータの動作が停止し、これにより
当該出力電圧が低下してくると再び昇圧動作を開始する
といった具合の間欠動作が繰り返されることになる。
【0073】ここまで説明した制御が、図12で説明し
た内容に相当する。
【0074】以下、本発明の要点に入る。
【0075】コンパレータ11は、正極電圧の大きさと
負極電圧の大きさを比べる比較手段を構成するものであ
り、SVpとSVnとを比較して、「SVp>SVn」
のときのHレベル信号を出力し、そうでないとき(「S
Vp<SVn」)にLレベル信号を出力する。
【0076】信号CKがLレベル、つまり、正極側が無
負荷のときに、コンパレータ11の出力信号がLレベル
の場合には、ORゲート14の出力信号がH信号とな
り、Sb1としてデューティーサイクルが最大の駆動信
号が得られ、これに基づく信号Sc1がスイッチング素
子SW1に送られる。また、(正極側の)無負荷時にコ
ンパレータ11の出力信号がHレベルの場合には、OR
ゲート14の出力信号がLレベルとなり、ANDゲート
17の出力信号がLレベルとなるので、駆動信号Sb1
に基く制御信号がスイッチング素子SW1に送られな
い。即ち、(正極側が)無負荷のタイミングでは、負極
性の電圧(負極電圧)を超えないように正極性の電圧出
力が制限されることになる。
【0077】このことは、負極側が無負荷(信号CKが
Hレベル)のときも同様であり、コンパレータ11の出
力信号がLレベルの場合には、ORゲート15の出力信
号がLレベルとなり、ANDゲート19の出力信号がL
レベルとなるので、駆動信号Sb2に基く制御信号がス
イッチング素子SW2に送られない。即ち、(負極側
が)無負荷のタイミングでは、正極性の電圧(正極電
圧)を超えないように負極性の電圧出力が制限されるこ
とになる。
【0078】尚、図6には無負荷時の電圧出力状態をジ
グザグ線で示している。
【0079】このように、一方の極性の無負荷状態では
他方の極性の電圧によって電圧制限がかけられるので、
上記した電力損失による無駄を低減でき、また、電力制
御についてディレイ等の付加回路を必要としないので、
制御応答の悪化に起因する弊害を伴うことがない。
【0080】図1の回路を、2つの放電灯に係る点灯制
御用の回路に拡張するためには、例えば、正極性及び負
極性の直流出力を得るための直流−直流変換回路として
図3に示した構成を用いるとともに、図9に示す点灯回
路1Aのように、4つの半導体スイッチング素子を使用
したフルブリッジ型(あるいはHブリッジ型)回路構成
の直流−交流変換回路4Aを採用する。
【0081】図において、4つのスイッチング素子のう
ち、互いに直列接続とされることにより第1の組をなす
スイッチング素子sw1、sw2については、その一方
sw1の一端が上記回路3′Aの出力端子に接続され、
当該スイッチング素子sw1の他端がスイッチング素子
sw2を介して上記回路3′Bの出力端子に接続されて
いる。そして両スイッチング素子同士の接続点αに対し
て第1の放電灯6_1が起動回路5_1(内の誘導性負
荷成分)を介して接続されている。
【0082】また、互いに直列接続されることで第2の
組をなすスイッチング素子sw3、sw4については、
その一方sw3の一端が回路3′Aの出力端子に接続さ
れ、当該スイッチング素子sw3の他端がスイッチング
素子sw4を介して回路3′Bの出力端子に接続されて
いる。そして、両スイッチング素子同士の接続点βに対
して第2の放電灯6_2が起動回路5_2(内の誘導性
負荷成分)を介して接続されている。
【0083】各放電灯6_1、6_2におけるそれぞれ
の電極端子のうち、上記接続点αやβに接続されない方
の端子についてはいずれも接地されている。尚、上記し
た電流検出用抵抗Ri1、Ri2を用いない場合には、
これに代わる検出用抵抗(図1の「ri」に相当するも
の。)をそれぞれ介して各放電灯の一端を接地した構成
を採り、各抵抗による検出信号を制御回路7Aに送れば
良い。
【0084】駆動回路DRV1、DRV2についてはと
もにハーフブリッジドライバ用ICが使用され、制御回
路7Aからの信号をそれぞれ受けてブリッジの極性を規
定する。
【0085】複数のスイッチング素子sw1乃至sw4
を有する直流−交流変換回路4Aにおいて、一方の駆動
回路DRV1がスイッチング素子sw1、sw2のオン
/オフ制御を担当し、他方の駆動回路DRV2がスイッ
チング素子sw3、sw4のオン/オフ制御を担当して
いる。ある時刻において、駆動回路DRV1によりスイ
ッチング素子sw1がオン状態(又はオフ状態)、スイ
ッチング素子sw2がオフ状態(又はオン状態)となる
ように各素子の状態が規定されたとすると、このとき、
駆動回路DRV2によりスイッチング素子sw3がオフ
状態(又はオン状態)、スイッチング素子sw4がオン
状態(又はオフ状態)となるように各素子の状態が規定
される。つまり、スイッチング素子sw1とsw4とが
同じ状態、スイッチング素子sw2とsw3とが同じ状
態となって、これらが相反的に交番動作する。
【0086】従って、2組のスイッチング素子のオン/
オフ動作によって、例えば、第1の放電灯6_1に正極
性の電圧出力が投入される間、第2の放電灯6_2には
負極性の電圧出力が投入される(逆に、第1の放電灯6
_1に負極性出力が投入される間、第2の放電灯6_2
には正極性出力が投入される。)。
【0087】尚、制御回路7Aからの制御信号(これら
を「SD1」、「SD2」と記す。)は、アイソレータ
9_1、9_2をそれぞれ経た上で各駆動回路DRV
1、DRV2に送られる。つまり、図9に示す例では、
各駆動回路における低電位側電圧が負極性出力用回路
3′Bからの出力電圧とされているので、この電圧に対
してH(ハイ)レベルやL(ロー)レベルを規定すると
ともに、上記制御信号(2値状態信号)を受けて各スイ
ッチング素子sw1乃至sw4のオン/オフ制御を行う
のにアイソレーションが必要となる。勿論、アイソレー
ト機能を具備したブリッジドライバ用ICを各駆動回路
に使用するのであれば、上記制御信号をそれぞれの駆動
回路に直接的に入力してやれば良い。
【0088】放電灯の数が2つになっても、一方の放電
灯が点灯している状態(あるいは点灯指示が出されてい
る状態)であって、かつ他方の放電灯が点灯していない
状態(あるいは消灯指示が出されている状態)では、上
記した1つの放電灯の場合と何ら変わりないことは明ら
かである(∵電力投入がされていない極性出力について
は無負荷状態となるから)。従って、正極性及び負極性
の出力のうち放電灯に投入されていない無負荷側の出力
電圧が、放電灯に投入されている側の出力電圧と同じ大
きさになるように電圧制限を課せば良い。
【0089】図10及び図11は制御回路7Aの要部に
ついての構成例を示すものであり、図中に示す記号の意
味は下記の通りである。
【0090】・「SJ1」=第1の放電灯6_1が点灯
したか否かを示す状態判定信号(点灯している時にHレ
ベル、点灯していない時にLレベルを示す。) ・「SJ2」=第2の放電灯6_2が点灯したか否かを
示す状態判定信号(点灯している時にHレベル、点灯し
ていない時にLレベルを示す。) ・「SL1」=第1の放電灯6_1に対する点灯指示信
号(点灯の指示時にHレベル、消灯の指示時にLレベル
を示す。) ・「SL2」=第2の放電灯6_2に対する点灯指示信
号(点灯の指示時にHレベル、消灯の指示時にLレベル
を示す。) ・「CK」 =第1の放電灯6_1に正極性出力を投入
しているとき又は第2の放電灯6_2に負極性出力を投
入しているときにHレベルを示し、その逆の場合、即
ち、第1の放電灯6_1に負極性出力を投入していると
き又は第2の放電灯6_2に正極性出力を投入している
ときにLレベルを示す信号(尚、放電灯の数を1つに減
らせば、上記信号「CK」と同じになる。)。
【0091】尚、放電灯の状態判定回路としては、放電
灯に流れる電流を検出して閾値と比較する回路や、光セ
ンサー等を使って放電灯の光量を検出することで点消灯
を判定する回路等、各種の形態が挙げられる。また、点
灯指示信号については各放電灯に対する点灯スイッチや
当該スイッチに基く点灯切替回路等から容易に得られ
る。
【0092】本構成例には、一部を除いて図7の構成と
同様の回路を用いているので、両者の相違点だけを下記
に示す。尚、以下の説明では、上記信号SJ1、SJ2
と、CKとを用いるものとする。また、入出力信号関係
の相違については、既に使用した符号の後に記号「M」
を付すことで明示した。
【0093】・信号SJ1、SJ2、CKに対して4個
の2入力ANDゲート、2個の2入力ORゲート、1個
のNOTゲートからなる論理回路部23が設けられてい
ること。即ち、信号SJ1と信号CKとがANDゲート
24に入力され、信号SJ2と、NOTゲート25によ
るCKの反転信号とがANDゲート26に入力され、こ
れらのANDゲート24、26の出力信号がORゲート
27に供給される。そして、ORゲート27の出力信号
(これを「S27」と記す。)が図11のORゲート1
4Mの一方の入力端子に供給される。また、信号SJ2
と信号CKとがANDゲート28に入力され、信号SJ
1と、NOTゲート25によるCKの反転信号とがAN
Dゲート29に入力され、これらのANDゲート28、
29の出力信号がORゲート30に供給される。そし
て、ORゲート30の出力信号(これを「S30」と記
す。)が図11のORゲート15Mの一方の入力端子に
供給される。
【0094】・ORゲート14Mには、上記ORゲート
27の出力信号S27と、コンパレータ11からNOT
ゲート13を介した信号が供給され、当該ORゲート1
4Mの出力信号がANDゲート17Mの一方の入力端子
に供給されること。そして、ANDゲート17Mの他方
の入力端子にはコンパレータ12の出力信号が供給され
当該ANDゲート17Mの出力信号がANDゲート18
Mの一方の入力端子に供給され、ANDゲート18M
は、ANDゲート17Mの出力信号と信号Sb1との論
理積信号を求めてこれを駆動回路22pに送出するこ
と。
【0095】・ORゲート15Mには、上記ORゲート
30の出力信号S30と、コンパレータ11の出力信号
が供給され、当該ORゲート15Mの出力信号がAND
ゲート19Mの一方の入力端子に供給されること。そし
て、ANDゲート19Mの他方の入力端子にはコンパレ
ータ21の出力信号が供給され当該ANDゲート19M
の出力信号がANDゲート20Mの一方の入力端子に供
給され、ANDゲート20Mは、ANDゲート19Mの
出力信号と信号Sb2との論理積信号を求めてこれを駆
動回路22nに送出すること。
【0096】尚、本回路において、SVpやSVnがそ
れらについて規定された基準電圧Erefp、Erefnに達す
るとコンパレータ12、21の出力がLレベルとなるの
で、ANDゲート17M、19Mの出力信号がLレベル
となり、スイッチング素子(SW1、SW2)に対する
駆動が止まることが分かる。
【0097】回路部23は点灯している放電灯を駆動す
る極性のタイミングでHレベルを出力するものであり、
例えば、第1の放電灯6_1が点灯しており、第2の放
電灯6_2が消灯している状況を想定すると、SJ1が
Hレベルであるので、CKがHレベルのときにANDゲ
ート24の出力信号がHレベルとなってORゲート27
を介して出力される(つまり、この場合、ORゲート2
7には信号CKが出る。)。このとき、ANDゲート2
8の出力信号はLレベル、ANDゲート29の出力信号
がLレベルとなるので、ORゲート30の出力信号はL
レベルになる。つまり、CKがHレベルの場合には、正
極駆動側のORゲート14MにHレベル信号が供給さ
れ、負極駆動側のORゲート15MにはLレベル信号が
供給される。
【0098】他方、CKがLレベルのときには、AND
ゲート24、26の各出力信号がLレベルとなるので、
ORゲート27の出力信号はLレベルである。また、A
NDゲート29の出力信号がHレベルであり、これによ
りORゲー30の出力信号がHレベルになる。つまり、
CKがLレベルの場合には、正極駆動側のORゲート1
4MにLレベル信号が供給され、負極駆動側のORゲー
ト15MにHレベル信号が供給される。
【0099】従って、ORゲート14MにHレベル信号
が入力されると(CKがHレベルの場合)、当該ゲート
の出力信号がHレベルとなるので、コンパレータ12の
出力信号がHレベルの場合(つまり、電圧Erefpによる
正極電圧制限がかからない場合)に、ANDゲート17
Mの出力するHレベル信号がANDゲート18Mに供給
されることになるので信号Sb1がそのまま駆動回路2
2pに供給されることになる(当該信号のデューティー
サイクルに従ってスイッチング素子SW1の駆動制御が
なされる。)。また、ORゲート14MにLレベル信号
が入力されると(CKがLレベルの場合)、当該ゲート
の出力はコンパレータ11の出力信号の論理否定信号に
より決まる。つまり、コンパレータ11の出力信号がH
レベル(又はLレベル)の場合にはORゲート14Mの
出力信号がLレベル(又はHレベル)となる。例えば、
SVp>SVnの場合にはコンパレータ11の出力信号
がHレベルであるので、その論理否定信号によりORゲ
ート14Mの出力信号がLレベルとなる結果、ANDゲ
ート18MがSb1を通さなくなる(ANDゲート17
の出力するLレベル信号により駆動停止の状態とな
る。)。また、SVp<SVnの場合にはコンパレータ
11の出力信号がLレベルであり、その論理否定信号に
よりORゲート14Mの出力信号がHレベルとなる結
果、コンパレータ12の出力信号がLレベルでない限り
ANDゲート17Mの出力信号がHレベルとなってSb
1がANDゲート18Mをそのまま通って駆動回路22
pに送られるので、制限を受けない。
【0100】このように、放電灯6_1が点灯し、放電
灯6_2が消灯している場合に、放電灯6_1に正極性
出力を投入する極性(CKがHレベル)では駆動信号S
b1がそのまま駆動回路22pを介して直流−直流変換
回路のスイッチング素子に送出されて当該回路の動作制
御が行われるが、これとは逆極性の場合、即ち、放電灯
6_1に負極性出力を投入する極性(CKがLレベル)
では、SVpがSVnを超えないように電圧制限がかか
る(逆極性である負極電圧により制限される。)。
【0101】尚、SJ1がHレベル、SJ2がLレベル
の場合にORゲート30にはCKの論理否定信号が出力
されるので、ORゲート30の出力信号がHレベルのと
きにコンパレータ21の出力信号がHレベルである限り
信号Sb2がANDゲート20Mを介して駆動回路22
nに送られるが、ORゲート30の出力信号がLレベル
であって、コンパレータ11の出力がLレベルのとき
(SVp<SVn)にANDゲート19M、20Mの出
力信号がLレベルとなり、スイッチング素子の駆動停止
により上記と同様に電圧制限がかかる。
【0102】以上の内容については、両放電灯の立場を
逆転させた場合、つまり、放電灯6_2が点灯し、放電
灯6_1が消灯している場合においても同様であること
は、回路構成が対称性からも明らかである(SJ1をL
レベル、SJ2をHレベルとして、上記と同様に信号の
流れを追っていくことで確認できることは勿論であり、
回路部23のORゲート30に信号CKが出て、ORゲ
ート27に信号CKの論理否定信号が出る。)。
【0103】また、2つの放電灯がともに点灯している
場合には、直流−直流変換回路(3′)を構成する各極
性毎の回路部(コンバータ)をそれぞれ構成するスイッ
チング素子(図3のSW1、SW2)に上記信号Sb
1、Sb2に基くSc1、Sc2が送られて駆動制御が
行われる。つまり、SJ1、SJ2ともにHレベルであ
るため、ORゲート27、30の出力信号がともにHレ
ベルとなるからである。
【0104】尚、両方の放電灯がともに点灯していない
場合には、ORゲート27、30の出力信号がともにL
レベルであるので、各極性の駆動信号Sb1、Sb2に
ついて互いに反対極性の電圧に制限される。つまり、上
記した2つの基準電圧Erefp、Erefnのうち低い方の電
圧に両極性の電圧が制限されてしまうので、例えば、上
記したような電流補助回路8が用いる場合において当該
回路が付設されている方の極性と、当該極性とは逆の極
性に対してそれぞれに異なる電圧値を設定して制限をか
けることができず、また、例えば、放電灯6_1が点灯
しており、放電灯2が消灯している状態から後者の放電
灯6_2を点灯させようとしたときに、放電灯6_2へ
の供給電圧が放電灯6_1への供給電圧によって制限さ
れてしまう等の不都合が起きる。
【0105】そこで、そのような不都合を回避するため
には、図10においてSJ1の代わりにSL1を用い、
SJ2の代わりにSL2を用いる。つまり、各放電灯が
点灯しているか否かではなく、各放電灯に対して点灯指
示が出されているか否かに応じて回路部23の出力信号
を決めれば良い。SL1、SL2がとともにLレベルの
場合には両放電灯を点灯させないことを意味するので、
この場合に点灯回路を動作させる必要がなく排除できる
からである(SL1又はSL2の一方がHレベルである
か、両者がHレベルの場合だけを考慮すれば良い。従っ
て、回路動作については上記の説明に信号SJ1、SJ
2をSL1、SL2のそれぞれに置き換えるだけで済
む。)。
【0106】このような信号の置き換えは、「放電灯が
点灯していない期間」とう概念の中に、放電灯の点灯前
の動作状態を含ませないこと、即ち、放電灯を点灯させ
たいという指示信号が発せられてから放電灯が実際に点
灯するまでの期間については当該期間を「放電灯が点灯
していない期間」とはみなさないという意味をもつ。放
電灯の点灯指示信号SL1、SL2は放電灯の点灯中は
固より、放電灯の点灯前の動作中においても一定の状態
値を示す信号であり(本例では点灯させたい指令が出さ
れている限り、Hレベルである。)、よって、放電灯が
実際に点灯していなくても点灯指示がある限り信号SL
1、SL2はHレベルを示すので、両信号のうち少なく
とも一方はHレベルとなる。例えば、放電灯6_1が点
灯しており(SL1がHレベル)、放電灯6_2が消灯
している場合(SL2がLレベル)に、放電灯6_2を
点灯させる場合には、点灯信号SL2がHレベルとな
り、駆動用信号Sb1、Sb2に基く各スイッチング素
子の制御が行われるが、その際に各駆動信号に作用する
のはそれぞれコンパレータ12、21のLレベル信号に
基く電圧制限であり、当該制限の範囲内では最大デュー
ティーサイクルの駆動信号によって点灯前に必要な電圧
(O.C.V)まで昇圧させた電圧を放電灯6_2に対し
て供給することができる。
【0107】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、請求項1や請求項2に係る発明によれば、無負荷側
の出力電圧を逆極性の出力電圧によって制限すること
で、放電灯に流れる電流に係る脈流を抑制することがで
きるので、脈流に起因する交流成分の影響による定電力
制御の阻害を防ぎ、電力損失の増加や発熱等の無駄を低
減させて安定した電力制御を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る放電灯点灯回路の基本構成を示す
回路ブロック図である。
【図2】直流−直流変換回路について非分離型の回路構
成例を示す回路図である。
【図3】直流−直流変換回路について分離型の回路構成
例を示す回路図である。
【図4】電流補助回路の構成例を示す図である。
【図5】ブートストラップ式駆動回路の構成について説
明するための図である。
【図6】本発明に係る無負荷状態での電圧制限について
説明するための図である。
【図7】制御回路の要部について構成例を示す回路図で
ある。
【図8】各信号の位相関係を示すタイミングチャート図
である。
【図9】2つの放電灯を点灯させる場合の回路構成例を
示す図である。
【図10】図11とともに制御回路の要部についての構
成例を示すものであり、本図は放電灯の点灯信号又は点
灯指示信号と極性切替用信号を受ける論理回路部を示
す。
【図11】スイッチング素子の駆動制御に係る回路の要
部を示す回路図である。
【図12】従来の問題点について説明するための図であ
る。
【符号の説明】
1、1A…放電灯点灯回路、3、3′…直流−直流変換
回路、4、4A…直流−交流変換回路、6、6_1、6
_2…放電灯、7、7A…制御回路、8…電流補助回
路、T、T1、T2…トランス、SW1、SW2…スイ
ッチング素子、C1、C2…コンデンサ、Ca、Cb、
Cc…コンデンサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流入力電圧を受けて正極性及び負極性
    の出力を得るためにトランス及びスイッチング素子を有
    するとともに、出力段にコンデンサを含む平滑回路又は
    放電灯の点灯を補助するためにコンデンサを含む電流補
    助回路が設けられた直流−直流変換回路と、その出力電
    圧を複数のスイッチング素子の交番動作によって交流電
    圧に変換した後で放電灯に供給するための直流−交流変
    換回路と、放電灯にかかる電圧や当該放電灯に流れる電
    流についての検出信号を受けて放電灯に投入する電力を
    制御するとともに上記直流−直流変換回路の出力を制御
    するための制御回路とを備えた放電灯点灯回路におい
    て、 放電灯に対して上記直流−直流変換回路の出力電圧を交
    番投入する際には、放電灯の点灯中に上記正極性及び負
    極性の出力のうち当該放電灯に投入されていない無負荷
    側の出力電圧が、放電灯に投入されている側の出力電圧
    と同じ大きさになるように制限されることを特徴とする
    放電灯点灯回路。
  2. 【請求項2】 直流入力電圧を受けて正極性及び負極性
    の出力を得るためにトランス及びスイッチング素子を有
    するとともに、出力段にコンデンサを含む平滑回路又は
    放電灯の点灯を補助するためにコンデンサを含む電流補
    助回路が設けられた直流−直流変換回路と、その出力電
    圧を複数のスイッチング素子の交番動作によって交流電
    圧に変換した後で2つの放電灯にそれぞれ供給するため
    の直流−交流変換回路と、各放電灯にかかる電圧や各放
    電灯に流れる電流についての検出信号を受けて放電灯に
    投入する電力を制御するとともに上記直流−直流変換回
    路の出力を制御するための制御回路とを備えた放電灯点
    灯回路において、 各放電灯に対して上記直流−直流変換回路による出力電
    圧の極性を交互に切り替えながら供給電力を投入する際
    に、一方の放電灯の点灯中若しくは当該放電灯への点灯
    指示が出されているときであって、かつ他方の放電灯が
    点灯していないとき若しくは当該放電灯への点灯指示が
    出されていないときには、上記正極性及び負極性の出力
    のうち放電灯に投入されていない無負荷側の出力電圧
    が、放電灯に投入されている側の出力電圧と同じ大きさ
    になるように制限されることを特徴とする放電灯点灯回
    路。
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